JP6535562B2 - ヒートポンプ装置及びヒートポンプシステム - Google Patents
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Description
各冷凍サイクルの冷媒及び水が流れる流路は、金属板の厚さ方向(第一の方向)に交互に配置されている。この種の熱交換器では、冷凍サイクルで加熱又は冷却された冷媒の熱を外部に漏らさないように、厚さ方向の両端には、水が流れる流路が配置される。
熱交換器における厚さ方向の端に配置された流路であって、冷却された冷媒が流れる流路のみに隣り合う流路の水は、冷媒により冷却される。冷却された水が凍結して氷になると、流路が押し広げられて熱交換器が損傷する恐れがある。
図1に示すように、本実施形態のヒートポンプ装置1は、水熱交換器10と、第一冷凍サイクル20Aと、第二冷凍サイクル20Bと、ポンプ(水供給部)35と、制御部45と、を備える。
図1及び図2に示すように、水熱交換器10は公知のプレート式の熱交換器である。水熱交換器10は、例えば波形に加工した複数の金属板11を、金属板11の厚さ方向である第一の方向Xに沿って配置したものである。第一の方向Xに隣り合う金属板11は、ロウ付けすることで形成されたロウ付け部12により互いに固定されている。
第一の方向Xに隣り合う金属板11により、水熱交換器10には、例えば2本の第一分岐流路13、2本の第二分岐流路14、及び、3本の水分岐流路15が第一の方向Xに並べて形成されている。
なお、図1及び図3においては、後述する第一冷媒R1が充填された第一分岐流路13及び第一主配管27Aを実線で示している。同様に、第二冷媒R2が充填された第二分岐流路14及び第二主配管27Bを点線で示し、水R3が充填された水分岐流路15、入口水配管36、及び出口水配管39を一点鎖線で示している。
図1及び図2に示すように、2本の第一分岐流路13、2本の第二分岐流路14、及び、3本の水分岐流路15のそれぞれは、第一の方向Xに交差する第一分岐流路13の長手方向Yに延びる。
2本の第一分岐流路13及び2本の第二分岐流路14は、第一の方向Xに交互に配置されている。2本の第一分岐流路13及び2本の第二分岐流路14のうち第一の方向Xに隣り合うものの間には、水分岐流路15がそれぞれ配置されている。言い換えれば、各水分岐流路15は第一分岐流路13及び第二分岐流路14に第一の方向Xに挟まれている。
なお、水熱交換器10が有する第一分岐流路13、第二分岐流路14、及び水分岐流路15の数は特に限定されず、1本でもよいし複数本でもよい。
なお、第一冷凍サイクル20Aの内部には、第一冷媒R1が充填されている。第一冷媒R1としては、R134aやR410A等を用いることができる。
第一圧縮機21Aは、公知のインバータ制御により、運転周波数を変更することができる。第一四方弁22Aを切替えることで、第一主配管27Aを流れる第一冷媒R1の向きを切替えることができる。
第一圧縮機21A、第一四方弁22A、第一膨張部24A、及び、送風機29Aは制御部45に接続され、制御部45に制御される。
第一吸込み圧力センサ30A及び第一吐出圧力センサ31Aは制御部45に接続され、制御部45に検出結果を送信する。
一方で、制御部45が第一圧縮機21Aを駆動させるとともに第一四方弁22Aを切替えて、第一圧縮機21A、第一分岐流路13、受液器25A、第一膨張部24A、第一空気熱交換器23A、及び、気液分離器26Aの順で第一冷媒R1を流す。これにより、2本の第一分岐流路13で第一冷媒R1を凝縮させ、第一空気熱交換器23Aで第一冷媒R1を蒸発させ、第一冷凍サイクル20Aを加熱運転にする。なお、第一冷凍サイクル20Aを加熱運転させたときには送風機29Aを運転させる。
なお、第二冷凍サイクル20Bの内部には、第二冷媒R2が充填されている。第二冷媒R2としては、R134aやR410A等を用いることができる。
第二圧縮機21Bは、公知のインバータ制御により、運転周波数を変更することができる。第二空気熱交換器23Bに対向するように、送風機29Bが配置されている。
第二圧縮機21B、第二四方弁22B、第二膨張部24B、及び、送風機29Bは制御部45に接続され、制御部45に制御される。
第二吸込み圧力センサ30B及び第二吐出圧力センサ31Bは制御部45に接続され、制御部45に検出結果を送信する。
一方で、制御部45が第二圧縮機21Bを駆動させるとともに第二四方弁22Bを切替えて、2本の第二分岐流路14で第二冷媒R2を凝縮させ、第一空気熱交換器23Aで第二冷媒R2を蒸発させることで、第一冷凍サイクル20Aを加熱運転にする。
3本の水分岐流路15の下流側には、各複数の水分岐管15から水R3を流出させるための出口水配管(水排出管)39が接続されている。3本の水分岐流路15は、出口水配管39に並列に接続されている。出口水配管39には、逆止弁40が設けられている。逆止弁40は、出口水配管39において下流側に向かって水R3が流れるのを許容し、上流側に向かって水R3が流れるのを規制する。出口水配管39における逆止弁40よりも上流側には、出口水温センサ41が取付けられている。
入口水温センサ37及び出口水温センサ41は制御部45に接続され、制御部45に検出結果を送信する。
制御部45の演算素子は、制御プログラム、及び圧力センサ30A、31A、30B、31B等の少なくとも一つの検出結果に基づいて、圧縮機21A、21B、第一四方弁22A、22B等を制御する。
メモリには、ヒートポンプ装置1に供給される水を加熱した後の目標温度である例えば45℃という値が記憶されている。
ヒートポンプ装置1を起動すると、制御部45の演算素子は、メモリに記憶されている目標温度の45℃を読み込む。2つの冷凍サイクル20A、20Bを加熱運転させ、ポンプ35を供給状態にすることで、ヒートポンプ装置1を加熱運転させる。ポンプ35により、例えば水分岐流路15に40℃の水R3が供給される。
このとき、分岐流路13、14で冷媒R1、R2が凝縮することで、分岐流路13、14に挟まれた水分岐流路15の水R3が加熱される。加熱された水R3は、例えば5℃昇温して45℃に加熱されて出口水配管39から外部に供給される。
なお、出口水温センサ41が水R3の温度を検出した検出結果が45℃未満の場合には、制御部45は、圧縮機21A、21Bの運転周波数を増やして(増加させて)、出口水温センサ41で検出される水R3の温度が45℃になるように制御してもよい。この場合、ヒートポンプ装置1は出口水温制御している。
空気熱交換器23A、23Bで冷媒R1、R2が蒸発することで、空気熱交換器23A、23Bの温度が0℃以下の場合には、空気熱交換器23A、23Bに霜が付着する(霜に代えて氷が付着する場合がある)。
この場合、制御部45は、第一冷凍サイクル20Aを加熱運転させたままで、第二冷凍サイクル20Bを除霜運転させ、ポンプ35を停止状態にする。これにより、ヒートポンプ装置1に、第二空気熱交換器23Bを除霜する除霜運転をさせる。このとき、第一分岐流路13で第一冷媒R1が凝縮し、第二分岐流路14で第二冷媒R2が蒸発する。
また、以下に説明する手順を採用してもよい。第一冷凍サイクル20Aを加熱運転させたままで、第二圧縮機21Bを停止させること等により第二冷凍サイクル20Bの加熱運転を停止させる。第二冷凍サイクル20Bの停止に併せて、ポンプ35における水R3の流量を減少させる。第二冷凍サイクル20Bを除霜運転させるために第二圧縮機21Bを駆動させるのに併せて、ポンプ35における水R3の流量をさらに減少させ、最終的にポンプ35を停止状態にする。
一方で、第一空気熱交換器23Aで第一冷媒R1が蒸発し、第二空気熱交換器23Bで第二冷媒R2が凝縮する。第二冷媒R2が凝縮する熱が第二空気熱交換器23Bを加熱することで、第二空気熱交換器23Bに付着した霜が融ける。
このように、第二空気熱交換器23Bの除霜に必要な熱量は、水分岐流路15の水R3、及び水熱交換器10のロウ付け部12を介して第一冷凍サイクル20Aから第二冷凍サイクル20Bに供給し続けられる。
また、以下に説明する手順を採用してもよい。第二冷凍サイクル20Bの除霜運転を停止させる間際(第二圧縮機21Bを停止させる間際)に、ポンプ35を停止状態から供給状態にするとともにポンプ35における水R3の流量を徐々に増加させる。第二冷凍サイクル20Bが除霜運転を停止しても、第一冷凍サイクル20Aを加熱運転させ続ける。その後で、第二冷凍サイクル20Bが加熱運転する際に、ポンプ35における水R3の流量をさらに増加させる。
なお、ヒートポンプ装置1が停止しているとは、ヒートポンプ装置1の圧縮機21A、21Bが停止し、ポンプ35が停止状態にあることを意味する。
ヒートポンプ装置1では、受液器25A、気液分離器26A、送風機29A、受液器25B、気液分離器26B、送風機29Bは必須の構成ではない。
圧縮機21A、21Bは、運転周波数を変更できないものであってもよい。
次に、第2実施形態について図4を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
ヒートポンプ装置1では、各水分岐流路15を水R3が流れない状態で除霜運転を行うため、各水分岐流路15の水R3が凍結するのを抑制することが重要である。
また、除霜運転の開始時には、冷凍サイクルは水熱交換器を介して大量の熱量を必要とするが、除霜運転の終了間際にはそれほど多くの熱量を必要としなくなる。よって、除霜運転中の冷凍サイクルと加熱運転中の冷凍サイクルの圧縮機の運転周波数は、これらを適切に判断しながら調節しないと、水熱交換器の水分岐流路の水の凍結により水熱交換器がパンクする等して損傷したり、加熱運転中の冷凍サイクルの高圧カットや低圧の異常低下を招いたりすることとなる。ここで言う低圧の異常低下とは、加熱運転中の冷凍サイクルの空気熱交換器に霜が付着している場合でも、この冷凍サイクルで加熱運転を続けることで冷凍サイクルの低圧の圧力が低下することを意味する。
除霜に要する熱量の供給を行っている加熱運転中の冷凍サイクルである第一冷凍サイクル20Aの第一圧縮機21Aの運転周波数の調節は、第一冷凍サイクル20Aの第一吸込み圧力センサ30Aの検出結果、及び第一吐出圧力センサ31Aの検出結果に基づいて行う。より具体的には、圧力センサ30A、31Aの検出結果を飽和温度に換算したSST及びSDTに基づいて行う。
圧縮機21A、21Bの運転周波数を調節することで、ヒートポンプ装置1の水熱交換器10が損傷する等の問題が生じるのを抑制することができる。
次に、第3実施形態について図4を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態では、図4に示す除霜運転の期間の前半における、除霜運転中と加熱運転中の各冷凍サイクルの圧縮機の運転周波数の調節方法をより具体的に示した。
除霜運転中は、除霜に要する熱量の供給を行っている加熱運転中の冷凍サイクルである第一冷凍サイクル20Aの吐出圧力(高圧側の圧力)、言い換えるとSDTに対して、目標値である第一目標吐出圧力を予め定める。第一冷凍サイクル20Aの吐出圧力は、第一吐出圧力センサ31Aの検出結果として得られる。この第一目標吐出圧力が高いほど加熱能力、つまりは除霜に必要な供給能力が大きくなるメリットを得られる。
このため、対応する余裕度を考慮して、第一目標吐出圧力を設計圧力よりも1MPa程度は低く設定するのが理想である。そして、除霜に要する熱量の減少にともない、第一冷凍サイクル20Aの吐出圧力は、この第一目標吐出圧力を超えることになる。したがって、制御部45は、除霜運転を行うときには、第一冷凍サイクル20Aの吐出圧力が第一目標吐出圧力を超えるたびごとに、第一圧縮機21Aの運転周波数を減らし(減段し、調節し)て、第一吐出圧力センサ31Aの検出結果が第一目標吐出圧力とほぼ等しく(等しくも含む)なるように制御する。
これは、圧縮機の運転周波数の増段(運転周波数を増やすこと)による、吸入圧力、言い換えるとSSTの異常低下を防止するためである。
SSTが異常低下すると、低圧カットや吐出温度の過上昇、あるいは、空気熱交換器での着霜の進行助長を招くリスクが高まる。このため、第一吸込み圧力センサ30Aの検出結果が第一目標吸込み圧力以上となるように第一圧縮機21Aの運転周波数を早めに減らす。
また、除霜の供給を行っている加熱運転中の冷凍サイクルである第一冷凍サイクル20Aは、高圧カットと空気熱交換器の蒸発温度の異常低下を回避しつつ、できるだけ第一圧縮機21Aの運転周波数を増やすように制御できるため、除霜時間の短縮化を図れる。
次に、第4実施形態について図4を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態では、図4に示す除霜運転の期間の後半における、除霜運転中と加熱運転中の各冷凍サイクルの圧縮機の運転周波数の調節方法をより具体的に示した。
除霜運転の期間の後半は、図4に示すように、除霜運転中の冷凍サイクルである第二冷凍サイクル20Bの吐出圧力(線L3参照)、言い換えるとSDTが、時刻t1以降に急激に上昇していく。これは、第二空気熱交換器23Bに付着した霜が融けきった以降には、第二空気熱交換器23Bで必要とされる熱量が急速に低下するためである。
そこで、本実施形態では、除霜運転中の冷凍サイクルである第二冷凍サイクル20Bの第二吐出圧力センサ31Bの検出結果を指標に追加する。すなわち、制御部45は、除霜運転を行うときには、第一吐出圧力センサ31Aの検出結果が第一目標吐出圧力とほぼ等しくなるように第一圧縮機21Aの運転周波数を減らすとともに、第二吐出圧力センサ31Bの検出結果が予め定められた第二目標吐出圧力になったときに、第一圧縮機21Aの運転周波数を減らす。
具体的には図4のように、除霜運転中の冷凍サイクルのSDT(線L3参照)は、霜が融けきった時刻t1以降に急上昇し始める。この上昇傾向の変化を検出して、予め、加熱運転中の第一冷凍サイクル20Aの第一圧縮機21Aの運転周波数を減らすように制御を行うことにより、加熱運転中の第一冷凍サイクル20Aの高圧カットを回避させる。
次に、第5実施形態について図5を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図5に示すように、本実施形態のヒートポンプシステム3は、5台のヒートポンプ装置1A、1B、1C、1D、1E(以下、ヒートポンプ装置1A〜1Eと略記する)と、ヒートポンプ装置1A〜1Eに接続された集合配管50と、ヒートポンプ装置1A〜1Eの制御部45に接続されたグループコントローラ(主制御部)51と、を有している。
ヒートポンプ装置1A〜1Eのそれぞれは、ヒートポンプ装置1と同一の構成である。
環水集合配管50aには、環水ヘッダ54が取付けられている。往水集合配管50bには、往水ヘッダ55が取付けられている。環水ヘッダ54と往水ヘッダ55とは、フリーバイパス管56で接続されている。
環水集合配管50aにおける環水ヘッダ54よりも上流側の部分と、往水集合配管50bにおける往水ヘッダ55よりも下流側の部分との間には、3本の接続管59が並列に接続されている。各接続管59には、空気調和機であるエアハンドリングユニット60及び流量調節弁61が取付けられている。往水集合配管50bにおける往水ヘッダ55と3本の接続管59に接続された部分との間には、設備側のポンプ62が設けられている。
また、圧縮機21A、21Bの運転周波数を増やすのではなく、停止しているヒートポンプ装置1Eに加熱運転をさせることを選択した場合では、冷凍サイクルの特性上、冷凍サイクルが所定の能力を確保できるまでにある程度の時間を必要とする。
このため、ヒートポンプシステム3の全体からの出口水温、つまり、ヒートポンプ装置1A〜1Eから供給されてから往水集合配管50bまでの水温は、水R3の目標温度より一時的には低下を余儀なくされ、水温安定性に欠くこととなってしまう。
例えば、ヒートポンプ装置1A、1B、1C、1Dの4台が加熱運転を行っていて、グループコントローラ51がヒートポンプ装置1Dを加熱運転から除霜運転に切替えるときに、停止しているヒートポンプ装置1Eがある場合には、ヒートポンプ装置1Dを除霜運転に切替える前に、予めヒートポンプ装置1Eを起動しておく(ヒートポンプ装置1Eの制御部45に加熱運転をさせておく)。
停止しているヒートポンプ装置がない場合には、ヒートポンプ装置1A、1B、1Cにおいて、制御部45により、第一圧縮機21Aの運転周波数及び第二圧縮機21Bの運転周波数の少なくとも一方を増やす。
停止しているヒートポンプ装置1Eを加熱運転に切替えるタイミングとしては、ヒートポンプ装置1Dが除霜運転を開始したタイミングでもよい。往水集合配管50bでの水R3の温度の安定性を優先するのであれば、ヒートポンプ装置1Dが除霜運転を開始する少し前のほうがよい。一例としては、少し前とは、30秒から150秒程度前にしておくとよい。
ただし、この時で指定する運転周波数の増加分は、あくまでも往水集合配管50bでの水R3の温度の安定性の確保が目的である。したがって、必要な熱量に対してある程度不足する程度に圧縮機21A、21Bの運転周波数を増やしておき、その後は、環水集合配管50aの温度変化に追従する形で、加熱運転中の各ヒートポンプ装置の出口水温制御に任せることも可能である。
Claims (3)
- 1又は複数の第一分岐流路、1又は複数の第二分岐流路、及び、1又は複数の水分岐流路が、前記第一分岐流路の長手方向に延びるとともに前記長手方向に交差する第一の方向に並べて配置された水熱交換器と、
第一圧縮機と、第一四方弁と、第一熱源熱交換器と、第一膨張部と、前記第一圧縮機、前記第一四方弁、前記第一熱源熱交換器、前記第一膨張部、及び並列に配置された1又は複数の前記第一分岐流路を順次接続する第一主配管と、を有し、内部に第一冷媒が充填された第一冷凍サイクルと、
第二圧縮機と、第二四方弁と、第二熱源熱交換器と、第二膨張部と、前記第二圧縮機、前記第二四方弁、前記第二熱源熱交換器、前記第二膨張部、及び並列に配置された1又は複数の前記第二分岐流路を順次接続する第二主配管と、を有し、内部に第二冷媒が充填された第二冷凍サイクルと、
1又は複数の前記水分岐流路に水が流入する供給状態と、この流入を停止した停止状態とに切替え可能な水供給部と、
前記第一圧縮機、前記第一四方弁、前記第二圧縮機、前記第二四方弁、及び前記水供給部を制御する制御部と、
を備え、
1又は複数の前記第一分岐流路、1又は複数の前記第二分岐流路、及び、1又は複数の前記水分岐流路のうち、前記第一の方向の両端には、前記第一分岐流路及び前記第二分岐流路のいずれかがそれぞれ配置され、
1又は複数の前記第一分岐流路及び1又は複数の前記第二分岐流路は、前記第一の方向に交互に配置され、
1又は複数の前記第一分岐流路及び1又は複数の前記第二分岐流路のうち、前記第一の方向に隣り合うものの間には、前記水分岐流路がそれぞれ配置され、
前記制御部は、前記第一圧縮機を駆動させるとともに前記第一四方弁を切替えて1又は複数の前記第一分岐流路で前記第一冷媒を凝縮させ、前記第二圧縮機を駆動させるとともに前記第二四方弁を切替えて1又は複数の前記第二分岐流路で前記第二冷媒を蒸発させ、前記水供給部を停止状態にすることで除霜運転を行い、
前記第一圧縮機及び前記第二圧縮機は、運転周波数を変更可能であり、
前記第一冷凍サイクルは、
前記第一圧縮機に吸込まれる前記第一冷媒の圧力を検出する第一吸込み圧力センサと、
前記第一圧縮機から吐出される前記第一冷媒の圧力を検出する第一吐出圧力センサと、
を備え、
前記第二冷凍サイクルは、
前記第二圧縮機に吸込まれる前記第二冷媒の圧力を検出する第二吸込み圧力センサと、
前記第二圧縮機から吐出される前記第二冷媒の圧力を検出する第二吐出圧力センサと、
を備え、
前記制御部は、前記除霜運転を行うときには、前記第一吸込み圧力センサ、前記第一吐出圧力センサ、前記第二吸込み圧力センサ、及び前記第二吐出圧力センサの少なくとも一つの検出結果に基づいて、前記第一圧縮機の前記運転周波数及び前記第二圧縮機の前記運転周波数を調節し、
前記制御部は、前記除霜運転を行うときには、
前記第一吐出圧力センサの検出結果が、予め定められた第一目標吐出圧力となるとともに、前記第一吸込み圧力センサの検出結果が、予め定められた第一目標吸込み圧力以上となるように前記第一圧縮機の前記運転周波数を調節し、
前記第二吸込み圧力センサの検出結果が、予め定められた第二目標吸込み圧力以上となるように前記第二圧縮機の前記運転周波数を調節するヒートポンプ装置。 - 1又は複数の第一分岐流路、1又は複数の第二分岐流路、及び、1又は複数の水分岐流路が、前記第一分岐流路の長手方向に延びるとともに前記長手方向に交差する第一の方向に並べて配置された水熱交換器と、
第一圧縮機と、第一四方弁と、第一熱源熱交換器と、第一膨張部と、前記第一圧縮機、前記第一四方弁、前記第一熱源熱交換器、前記第一膨張部、及び並列に配置された1又は複数の前記第一分岐流路を順次接続する第一主配管と、を有し、内部に第一冷媒が充填された第一冷凍サイクルと、
第二圧縮機と、第二四方弁と、第二熱源熱交換器と、第二膨張部と、前記第二圧縮機、前記第二四方弁、前記第二熱源熱交換器、前記第二膨張部、及び並列に配置された1又は複数の前記第二分岐流路を順次接続する第二主配管と、を有し、内部に第二冷媒が充填された第二冷凍サイクルと、
1又は複数の前記水分岐流路に水が流入する供給状態と、この流入を停止した停止状態とに切替え可能な水供給部と、
前記第一圧縮機、前記第一四方弁、前記第二圧縮機、前記第二四方弁、及び前記水供給部を制御する制御部と、
を備え、
1又は複数の前記第一分岐流路、1又は複数の前記第二分岐流路、及び、1又は複数の前記水分岐流路のうち、前記第一の方向の両端には、前記第一分岐流路及び前記第二分岐流路のいずれかがそれぞれ配置され、
1又は複数の前記第一分岐流路及び1又は複数の前記第二分岐流路は、前記第一の方向に交互に配置され、
1又は複数の前記第一分岐流路及び1又は複数の前記第二分岐流路のうち、前記第一の方向に隣り合うものの間には、前記水分岐流路がそれぞれ配置され、
前記制御部は、前記第一圧縮機を駆動させるとともに前記第一四方弁を切替えて1又は複数の前記第一分岐流路で前記第一冷媒を凝縮させ、前記第二圧縮機を駆動させるとともに前記第二四方弁を切替えて1又は複数の前記第二分岐流路で前記第二冷媒を蒸発させ、前記水供給部を停止状態にすることで除霜運転を行い、
前記第一圧縮機及び前記第二圧縮機は、運転周波数を変更可能であり、
前記第一冷凍サイクルは、
前記第一圧縮機に吸込まれる前記第一冷媒の圧力を検出する第一吸込み圧力センサと、
前記第一圧縮機から吐出される前記第一冷媒の圧力を検出する第一吐出圧力センサと、
を備え、
前記第二冷凍サイクルは、
前記第二圧縮機に吸込まれる前記第二冷媒の圧力を検出する第二吸込み圧力センサと、
前記第二圧縮機から吐出される前記第二冷媒の圧力を検出する第二吐出圧力センサと、
を備え、
前記制御部は、前記除霜運転を行うときには、前記第一吸込み圧力センサ、前記第一吐出圧力センサ、前記第二吸込み圧力センサ、及び前記第二吐出圧力センサの少なくとも一つの検出結果に基づいて、前記第一圧縮機の前記運転周波数及び前記第二圧縮機の前記運転周波数を調節し、
前記制御部は、前記除霜運転を行うときには、
前記第二吐出圧力センサの検出結果が、予め定められた第二目標吐出圧力になったときに、前記第一圧縮機の前記運転周波数を減らすヒートポンプ装置。 - ヒートポンプ装置複数と、
複数の前記ヒートポンプ装置に接続された集合配管と、
複数の前記ヒートポンプ装置の制御部に接続された主制御部と、
を有し、
前記ヒートポンプ装置は、
1又は複数の第一分岐流路、1又は複数の第二分岐流路、及び、1又は複数の水分岐流路が、前記第一分岐流路の長手方向に延びるとともに前記長手方向に交差する第一の方向に並べて配置された水熱交換器と、
第一圧縮機と、第一四方弁と、第一熱源熱交換器と、第一膨張部と、前記第一圧縮機、前記第一四方弁、前記第一熱源熱交換器、前記第一膨張部、及び並列に配置された1又は複数の前記第一分岐流路を順次接続する第一主配管と、を有し、内部に第一冷媒が充填された第一冷凍サイクルと、
第二圧縮機と、第二四方弁と、第二熱源熱交換器と、第二膨張部と、前記第二圧縮機、前記第二四方弁、前記第二熱源熱交換器、前記第二膨張部、及び並列に配置された1又は複数の前記第二分岐流路を順次接続する第二主配管と、を有し、内部に第二冷媒が充填された第二冷凍サイクルと、
1又は複数の前記水分岐流路に水が流入する供給状態と、この流入を停止した停止状態とに切替え可能な水供給部と、
前記第一圧縮機、前記第一四方弁、前記第二圧縮機、前記第二四方弁、及び前記水供給部を制御する前記制御部と、
を備え、
1又は複数の前記第一分岐流路、1又は複数の前記第二分岐流路、及び、1又は複数の前記水分岐流路のうち、前記第一の方向の両端には、前記第一分岐流路及び前記第二分岐流路のいずれかがそれぞれ配置され、
1又は複数の前記第一分岐流路及び1又は複数の前記第二分岐流路は、前記第一の方向に交互に配置され、
1又は複数の前記第一分岐流路及び1又は複数の前記第二分岐流路のうち、前記第一の方向に隣り合うものの間には、前記水分岐流路がそれぞれ配置され、
前記制御部は、前記第一圧縮機を駆動させるとともに前記第一四方弁を切替えて1又は複数の前記第一分岐流路で前記第一冷媒を凝縮させ、前記第二圧縮機を駆動させるとともに前記第二四方弁を切替えて1又は複数の前記第二分岐流路で前記第二冷媒を蒸発させ、前記水供給部を停止状態にすることで除霜運転を行い、
それぞれの前記ヒートポンプ装置は、
1又は複数の前記水分岐流路に水を流入させるための水供給管と、
1又は複数の前記水分岐流路から前記水を流出させるための水排出管と、
を備え、
前記第一圧縮機及び前記第二圧縮機は、運転周波数を変更可能であり、
複数の前記ヒートポンプ装置の前記水供給管は、前記集合配管の環水集合配管に並列に接続され、
複数の前記ヒートポンプ装置の前記水排出管は、前記集合配管の往水集合配管に並列に接続され、
前記主制御部は、
複数の前記ヒートポンプ装置が、前記第一圧縮機を駆動させるとともに前記第一四方弁を切替えて1又は複数の前記第一分岐流路で前記第一冷媒を凝縮させ、前記第二圧縮機を駆動させるとともに前記第二四方弁を切替えて1又は複数の前記第二分岐流路で前記第二冷媒を凝縮させ、前記水供給部を供給状態にすることで加熱運転を行っていて、複数の前記ヒートポンプ装置のうちの一を前記加熱運転から前記除霜運転に切替えるときに、
前記第一圧縮機及び前記第二圧縮機が停止している他の一の前記ヒートポンプ装置がある場合には、このヒートポンプ装置の前記制御部に前記加熱運転をさせ、
前記第一圧縮機及び前記第二圧縮機が停止している他の一の前記ヒートポンプ装置がない場合には、他の前記ヒートポンプ装置において、前記制御部により、前記第一圧縮機の前記運転周波数及び前記第二圧縮機の前記運転周波数の少なくとも一方を増やすヒートポンプシステム。
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