JP6535478B2 - レーザ光によるワークの前処理方法及びレーザ加工機 - Google Patents

レーザ光によるワークの前処理方法及びレーザ加工機 Download PDF

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Description

本発明は、レーザ光によるワークの前処理方法及びレーザ加工機に係り、特に、曲げ加工又は溶接の前にワークに対して行う酸化被膜層やメッキ層などの表面付着層の除去処理を、短時間に実行できるレーザ光によるワークの前処理方法及びレーザ加工機に関する。
母材の表面にめっき層や酸化被膜層などの表面付着層が形成されたワークに対して加工を施す際には、一般的に、少なくとも加工部位を含む範囲の表面付着層を予め除去する前処理が行われる。
例えば、熱間圧延鋼板などのワークを曲げ加工する場合、表面の酸化被膜層が剥離して金型に付着する場合がある。酸化被膜層が金型に付着すると、以降の曲げ加工における鋼板の滑りが悪くなって製品に傷がつく、金型の寿命が短くなる、などの不具合が生じ得る。
また、熱間圧延鋼板に通電を利用するスポット溶接やスタッド溶接をする場合、表面の酸化被膜層が絶縁材として作用するため、酸化被膜層は除去されていることが望まれる。
そのため、前処理として、曲げ加工に際しては、山側となる面の曲げ部位近傍の酸化被膜層を、またスポット溶接やスタッド溶接に際しては、溶接部位近傍の酸化被膜層を、手作業によりサンダーやワイヤブラシなどで予め除去しておくことが行われている。
一方で、レーザ加工機が導入されている加工現場も多く、特許文献1には、亜鉛メッキ鋼板を溶接する際の前処理として、溶接部位の亜鉛メッキ層を、焦点位置をずらしたレーザ光の照射によって除去する技術が開示されている。
特開昭63−112088号公報
前処理としての表面付着層の除去を、サンダーやワイヤブラシを用いた手作業で行う方法は、粉塵が多量に出ること、作業者の負担が大きいという点で改善が望まれる。
また、前処理としての表面付着層の除去を、手作業ではなく特許文献1のようにレーザ光で行うと、作業者の負担はほとんど生じないものの、除去範囲が広い場合には、加工ヘッドを多数回往復移動させるなどで移動時間が長くなり、効率の点で改善が望まれる。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、表面付着層を短時間で除去できるレーザ光によるワーク前処理方法及びレーザ加工機を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は次の手順、構成を有する。
1) ワークの表面付着層をレーザ光の照射によって除去する、レーザ光によるワークの前処理方法において、
前記レーザ光を、パルス幅が100ピコ秒以下であって焦点位置での光束が長さDcの線分状となるパルスレーザ光とし、
前記パルスレーザ光を前記表面付着層に合焦させるステップと、
前記表面付着層に合焦させ長さDcの線分状の前記光束として照射している前記パルスレーザ光を回て、前記表面付着層を長さDcと等しい直径の円形に除去する除去ステップと、を含むことを特徴とするレーザ光によるワークの前処理方法である。
2) ワークの表面付着層の所定範囲をレーザ光を照射しながら移動させることによって除去する、レーザ光によるワークの前処理方法において、
前記レーザ光を、パルス幅が100ピコ秒以下であって焦点位置での光束が長さDcの線分状となるパルスレーザ光とし、
前記パルスレーザ光を前記表面付着層に合焦させるステップと、
前記パルスレーザ光の移動方向をY方向としたときに、前記所定範囲の第1の方向の幅Dbが前記長さDcと等しい場合に前記第1の方向を前記Y方向と直交するX方向に設定し、前記幅Dbが前記長さDcよりも小さい場合に前記光束を回動して前記光束の前記X方向の長さを前記長さDcと等しく設定する照射幅調整ステップと、
前記照射幅調整ステップの後に、前記パルスレーザ光を前記Y方向に移動して前記表面付着層の前記所定範囲を除去する除去ステップと、
を含むことを特徴とするレーザ光によるワークの前処理方法である。
3) ワークの表面付着層を除去するレーザ光を出射する除去用加工ヘッドと、
後工程で前記ワークに曲げ加工が施される場合に、前記曲げ加工における曲げ半径及びダイ金型の幅寸法を含む加工情報に基づいて前記ワークの表面付着層の除去範囲を求めると共に、前記除去用加工ヘッドから前記ワークに向け出射するレーザ光の光束形状と照射経路とを前記除去範囲に応じて設定する制御部と、
を備えたレーザ加工機である。
4) 前記ワークが載置されるワークテーブルと、
前記ワークテーブルに載置された前記ワークを切断するレーザ光を出射する切断用加工ヘッドと、
前記除去用加工ヘッドを、前記レーザ光を前記ワークに合焦させた状態で前記ワークに沿って移動させる駆動部と、
を備え、
前記除去用加工ヘッドは、
前記レーザ光を、パルス幅が100ピコ秒以下であって焦点位置での光束形状が線分状となるパルスレーザ光として出射すると共に、出射した前記パルスレーザ光を前記ワークテーブルに載置された前記ワークの表面に合焦可能であることを特徴とする3)に記載のレーザ加工機である。
5) 前記除去用加工ヘッドは、シリンドリカルレンズを有し、前記パルスレーザ光は、前記シリンドリカルレンズを通して焦点位置での光束形状が線分状になることを特徴とする4)に記載のレーザ加工機である。
6) 前記シリンドリカルレンズを、前記シリンドリカルレンズの中心軸線まわりに回動させる回動部を備えていることを特徴とする5)に記載のレーザ加工機である。
7) 前記除去用加工ヘッドと前記切断用加工ヘッドとは、前記駆動部により一体的に移動することを特徴とする4)〜6)のいずれか一つに記載のレーザ加工機である。
本発明によれば、表面付着層を短時間で除去できる、という効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態に係るレーザ加工機の実施例であるレーザ加工機1の全体構成を説明するための斜視図である。 図2は、レーザ加工機1の構成を説明するためのブロック図である。 図3は、レーザ加工機1に備えられた前処理ヘッド3eの構成を説明するための模式的斜視図である。 図4は、曲げ加工の前処理を説明するための側方視の断面図であり、(a)は、切断加工品Waをダイ金型KDに載置した状態を示し、(b)は、切断加工品Waに対しダイ金型KDとパンチ金型KPにより曲げ加工が施されている途中の状態を示した図である。 図5は、前処理ヘッド3eによる切断加工品2aの前処理途中の状態を説明するための模式的斜視図である。 図6は、集光部LBe2の照射幅調整を説明するための図である。 図7は、レーザ加工機1によって得られた前処理品Wbを説明するための斜視図である。 図8は、スタッド溶接の前処理を説明するための斜視図であり、(a)は、切断加工品WaにナットNをスタッド溶接した後の状態を示し、(b)は、被膜除去部Wa3の形成途中の状態を示し、(c)は、被膜除去部Wa3を形成した後の状態を示した図である。 図9は、被膜除去部Wa3を矩形に形成する方法を説明するための斜視図であり、(a)は、矩形の被膜除去部Wa3の形成途中の状態を示し、(b)は、矩形の被膜除去部Wa3を形成した後の状態を示した図である。 図10は、被膜除去部Wa3を平行四辺形に形成する方法を説明するための平面図であり、(a)は、平行四辺形の被膜除去部Wa3の形成途中の状態を示し、(b)は、平行四辺形の被膜除去部Wa3を形成した後の状態を示した図である。 図11は、すみ肉溶接による重ね継手を形成する場合の前処理について説明する断面図である。 図12は、曲げ加工の前処理の変形例を説明するための側方視の断面図であり、(a)は、切断加工品Waをダイ金型KDに載置した状態を示し、(b)は、切断加工品Waに対しダイ金型KDとパンチ金型KPにより曲げ加工が施されている途中の状態を示した図である。 図13は、曲げ加工の前処理の変形例で得られた前処理品Wb1を説明するための斜視図である。
本発明の実施の形態に係るレーザ加工機の実施例として、レーザ加工機1を図1及び図2を参照して説明する。
レーザ加工機1は、ファイバレーザ加工機である。
レーザ加工機1は、レーザ光源であるファイバレーザ発振器2と、ファイバレーザ発振器2から出力されたレーザ光をワークWに照射してワークWに切断加工や前処理(詳細は後述)などを施す本体部3と、レーザ加工機1の全体の動作を制御する制御部4a及び記憶部4bを有する制御装置4と、を含んで構成されている。
制御装置4には、外部のデータサーバ等から加工プログラムを含む加工情報が供給される。加工情報には、加工プログラムの他に、加工するワークWの材質,加工寸法,或いは前処理情報などのレーザ加工機1で施す加工に必要な情報と、レーザ加工機1での加工後に行う二次加工に関する二次加工情報と、が含まれる。
二次加工は、例えば曲げ加工や溶接加工である。
供給された加工情報は記憶部4bに記憶され、制御部4aにより参照される。
ファイバレーザ発振器2は、切断用発振器2aと前処理用発振器2bとを有する。
切断用発振器2aは、レーザ光を、例えば0.2〜50msのパルス幅のパルスレーザとして出力可能である。
前処理用発振器2bは、レーザ光を、例えば100ピコ秒以下のパルス幅のパルスレーザとして出力可能である。この範囲のパルス幅を有するパルスレーザ光は、いわゆる短パルスレーザ光、超短パルスレーザ光などと称される。
ファイバレーザ発振器2の動作は、制御部4aにより制御される。
本体部3は、ワークWが載置される矩形領域の載置部3a1を有するワークテーブル3aと、ワークテーブル3aに設けられ、載置部3a1を短手方向(Y方向)で跨ぎ、上方に凸となるアーチ状のX軸キャリッジ3bと、を有している。
X軸キャリッジ3bは、X駆動部5a(図2参照)によりX方向に移動可能とされている。
X軸キャリッジ3bには、Y軸キャリッジ3cがY方向に移動可能に取り付けられている。Y軸キャリッジ3cは、Y駆動部5b(図2参照)によりY方向に移動する。
Y軸キャリッジ3cには、切断ヘッド3d及び切断ヘッド3dに一体並設された前処理ヘッド3eが、Z駆動部5c(図2参照)によりZ方向(X方向及びY方向に直交する方向)に移動可能に取り付けられている。
すなわち、切断ヘッド3dと前処理ヘッド3eとは、X駆動部5a及びY駆動部5bの動作によって一体的に移動する。
X駆動部5a,Y駆動部5b,及びZ駆動部5cの動作は、制御部4aにより制御される。その際、各駆動部5a〜5cの動作情報は、各駆動部5a〜5cに備えられたエンコーダ等により制御部4aにフィードバックされる。
切断ヘッド3dは、ワークW切断するための切断加工用ヘッドである。
前処理ヘッド3eは、前処理として後述するワークの表面付着層除去をするための除去用加工ヘッドである。
切断用発振器2aと切断ヘッド3dとの間は、プロセスファイバ6aで接続されている。切断ヘッド3dには、プロセスファイバ6aを通して切断用発振器2aから出力されたレーザ光が供給される
前処理用発振器2bと前処理ヘッド3eとの間は、プロセスファイバ6bで接続されている。前処理ヘッド3eには、プロセスファイバ6bを通して前処理用発振器2bから出力された短パルス或いは超短パルスのレーザ光が供給される。
切断ヘッド3dは、切断用発振器2aから供給されたレーザ光に対し所定の光学的処理を施して、ノズル3d1から下方の載置部3a1に向けレーザ光LBdを照射する。レーザ光LBdのビーム横断面形状は、円形となるように光学処理されている。
前処理ヘッド3eは、前処理用発振器2bから供給されたパルスレーザ光に対し所定の光学的処理を施して、ノズル3e1から下方の載置部3a1に向けパルスレーザ光LBeを照射する。パルスレーザ光LBeのビームの横断面形状は、略細長矩形となるように光学処理されている。以下、パルスレーザ光LBeを、単にレーザ光LBeとも称する。
次に、前処理ヘッド3eの構成例を、模式的斜視図である図3を主に参照して説明する。
前処理ヘッド3eは、シリンドリカルレンズ7と、シリンドリカルレンズ7を保持し周面にギヤ8aが形成されたレンズホルダ8と、レンズホルダ8のギヤ8aに歯合するピニオン9aが出力軸9bに取り付けられたモータ9と、を有している。モータ9の動作は制御部4aにより制御される。
シリンドリカルレンズ7は、円筒面なる凸面7aと平面7bとが対向して横断面形状が一定となる柱状を呈する。
シリンドリカルレンズ7は、レンズホルダ8によって、平面7bが下方側で水平となるように保持されている。
シリンドリカルレンズ7の光軸(平面)に含まれる中心軸線CL1はノズル3e1の中心軸線と一致し、中心軸線CL1上の上方には、プロセスファイバ6bの端部を含む前群光学系3e2が配置されている。中心軸線CL1は、シリンドリカルレンズ7の光軸(平面状)の中央位置において平面7bに直交する仮想線である。
この構成において、前処理用発振器2bからプロセスファイバ6bを介して供給されたレーザ光は、シリンドリカルレンズ7に対し前群光学系3e2から中心軸線CL1に沿ってレーザ光LBe1として入光し、シリンドリカルレンズ7における屈折で、楔状の光束を呈するレーザ光LBeとして下方に出射するようになっている。
レーザ光LBeは、シリンドリカルレンズ7の主点位置Pから下方に距離fだけ隔てた焦点位置Fにおいて、光束形状が線分状となるように集光する。この線分状に集光した部分を集光部LBe2とする。
前群光学系3e2は、例えばビームエキスパンダを有して焦点調節機能を備え、焦点位置Fを上下に移動できるようになっている。この焦点調節は制御部4aによって制御される。
シリンドリカルレンズ7は、モータ9の回転によりレンズホルダ8と共に中心軸線CL1まわりに回動する(矢印DRa参照)。この回動方向は、モータ9の回転方向に応じて決まる。
シリンドリカルレンズ7は横断面形状が一定となる柱状であるから、主点は線分となる。レンズホルダ8を回動させてこの線分の延在方向をX方向にした状態(図3に示される状態)を、以下、基準状態と称する。
レンズホルダ8とピニオン9aを備えたモータ9とを含んで、シリンドリカルレンズ7を回動させる回動部KKが構成される。
以上の構成を有するレーザ加工機1によってワークWを切断する場合は、レーザ光LBdの合焦のため、Z駆動部5cを動作させて切断ヘッド3dを上下させる、或いは切断ヘッド3dの光学系(図示せず)による焦点調節を行い、切断ヘッド3dからレーザ光LBdをワークWに合焦するように照射する。
このレーザ光LBdの照射と共に、図1に示されるX軸キャリッジ3b及びY軸キャリッジ3cを、それぞれX方向及びY方向に任意に移動させることで、所望の経路で切断が行われる。
レーザ加工機1によって切断加工した切断加工品Waに、さらに曲げ加工或いは溶接を行う場合、このレーザ加工機1を用い、前処理として必要な範囲の表面付着層を除去する。この前処理は、切断加工の前後いずれに行ってもよい。
表面付着層は、例えば、母材の表面に形成されためっき層或いは酸化被膜層である。
次に、この前処理について説明する。ここでは、切断加工して得たワークWa(以下、切断加工品Waとも称する)に対し前処理を行うこととし、曲げ加工の前処理の場合、溶接の例としてスタッド溶接の前処理の場合、の順に説明する。
(曲げ加工の前処理の場合)
例えば、レーザ加工機1で切断加工した切断加工品Waを、曲げ加工機によってV曲げする場合について、図4(a),(b)を参照して説明する。
図4(a)は、曲げ加工のために、切断加工品Waを曲げ加工機のダイ金型KDに載置した状態を示し、図4(b)は、切断加工品Waに対し、ダイ金型KDとパンチ金型KPとの協働によって曲げ加工が施されている途中の状態が示されている。
切断加工品Waは、母材Waaの両面に表面付着層として酸化被膜層Wa2が形成されている。酸化被膜層Wa2の厚さは、理解容易のため厚く誇張して記載されている。
図4(a)に示される、切断加工品Waがダイ金型KDに載置された状態では、切断加工品Waのダイ金型KD側の面Wa1における、ダイ金型KDと接触する二ヶ所の金型接触範囲ARaが、擦れなどによって酸化被膜層Wa2の剥離が生じ得る。
また、図4(b)に示される曲げ加工状態では、面Wa1は曲げの外側となり、面Wa1の曲げによって曲げ半径に対応した凸曲面となる範囲ARbが、酸化被膜層Wa2の剥離が生じ得る。
ここで範囲ARbは、二ヶ所の金型接触範囲ARaの間に位置する。
そこで、二ヶ所ある金型接触範囲ARaの両外側間の距離Daに対し、片側αを余裕分として両側の2αを加えた距離Db(Db=Da+2α)の幅で、切断加工品Waの面Wa1の酸化被膜層Wa2を除去する前処理を行う。距離Daは、ダイ金型KDの厚さに相当する。
図5は、前処理途中の状態を模式的に示す斜視図である。
前処理では、まず、ワークテーブル3aの載置部3a1に、切断加工品Waを、面Wa1を上向きとし曲げ加工における曲げ線LNmがY方向となるように載置する。曲げ線LNmは仮想線である。
次に、前処理ヘッド3eを、中心軸線CL1が曲げ線LNmと交わる位置に移動し、ノズル3e1からレーザ光LBeを切断加工品Waの面Wa1に照射しながら、曲げ線LNmに沿う経路でY方向に移動させる。
図6に示されるように、基準状態において、レーザ光LBeの集光部LBe2の長さDc(図3も参照)が、酸化被膜層Wa2を除去しようとする範囲の幅である距離Dbよりも大きい場合、制御部4aは、モータ9を駆動してレンズホルダ8を回動させ(矢印DRb)、集光部LBe2のX方向の距離を距離Dbにする。
この集光部LBe2のX方向の距離と除去範囲幅の距離Dbとを一致させる調整を、以下、照射幅調整と称する。
長さDcが距離Dbと等しい場合、照射幅調整は不要であり、基準状態でY方向に移動する。
長さDcが距離Dbよりも短い場合は、照射経路としての複数回のY方向の移動を、それぞれの照射位置をX方向にずらして行う。これにより。所望の除去範囲幅で酸化被膜層Wa2を除去することができる。
すなわち、いずれの場合も、線分状の集光部LBe2を、その線分の延びる方向と交わる方向に移動させる。
これにより、スポット状のレーザ光を移動させる場合と比べて短時間に広範囲の酸化被膜を除去できる。
レーザ光LBeは、パルス幅が例えば100ピコ秒以下の短パルスレーザ或いは超短パルスレーザである。これにより、前処理用発振器2bの発振出力を調整し、レーザ光LBeを、例えば、除去すべき酸化被膜層Wa2に合焦して照射することで、いわゆるレーザピーニングの作用と同様に超高圧のプラズマを発生させ、その発生に伴う衝撃波と急速加熱による膨張とによって表面の酸化被膜層Wa2を、剥離させることができる。
すなわち、集光部LBe2が通過した範囲の酸化被膜層Wa2が剥離して母材Waaが露出した被膜除去部Wa3が得られる。
レーザ加工機1を用い、前処理ヘッド3eによるレーザ光LBeの照射を、切断加工品Waの曲げ線LNmに沿って対向縁間に亘り行うことで、図7に示されるような帯状の被膜除去部Wa3が形成された前処理品Wbが得られる。
この前処理品Wbを曲げ線LNmに沿って曲げ加工しても、剥離する虞のある範囲の酸化被膜層Wa2が予め除去されているので、製品に傷がつく、金型の寿命が短くなる、などの不具合が生じることはない。
また、線分状の集光部LBe2の照射範囲が除去範囲となるので、広い範囲の除去が、前処理ヘッド3eの1回の直動又は少ない回数の直動で可能となる。従って、高効率で表面付着層である酸化被膜層Wa2を除去できる。
二次加工である曲げ加工に対応して前処理を行う切断加工品Waの形状,物性などの加工情報と、曲げ位置,曲げ長さ,曲げ半径,ダイ金型及びパンチ金型の寸法等の二次加工情報とは、前処理に必要な情報(前処理情報)として予め記憶部4bに記憶されている。
制御部4aは、記憶部4bに記憶された前処理情報を参照して前処理用発振器2b,X〜Z駆動部5a〜5c,及びモータ9の動作を制御する。
(スタッド溶接の前処理の場合)
次に、レーザ加工機1で切断加工した切断加工品Waに対して、スタッドやナットなどの部材をスタッド溶接する場合の前処理について、図8(a)〜(c)を参照して説明する。
図8(a)は、切断加工品Waに、ナットNをスタッド溶接した後の状態を示している。具体的には、ナットNの中心軸線CL2を中心とする直径Ddの範囲について、酸化被膜層Wa2を除去した被膜除去部Wa3が形成されている。
この被膜除去部Wa3は、例えば次のように形成することができる。
図8(b)に示されるように、制御部4aは、ノズル3e1の中心軸線CL1が、ナットNの溶接位置の中心軸線CL2と合致するように、前処理ヘッド3eを移動する。併せてレンズホルダ8を基準状態とする。
そして、制御部4aは、レーザ光LBeを、酸化被膜層Wa2に合焦させるように照射する。
次いで、制御部4aは、モータ9を駆動してレンズホルダ8を回動させる(矢印DRc)。これにより、酸化被膜層Wa2に照射された集光部LB2eは、回動と共に扇状に照射済み範囲を拡張していく。すなわち、レーザ光LBeの照射経路は弧状となる。
図8(b)は、この回動途中の角度θaだけ回動した状態が斜視図として示されている。
図8(b)に示されるように、集光部LB2eが回動照射された範囲は、曲げ加工の前処理の場合と同様に、衝撃波と急速加熱による膨張とによって酸化被膜層Wa2が剥離し、母材Waaが露出した被膜除去部Wa3となっている。
レンズホルダ8を360°回動させると、集光部LBe2の照射範囲が円形となる。すなわち、直径Ddの値が集光部LB2eの長さDcの値と等しい円形の被膜除去部Wa3が得られる〔図8(c)参照〕。
スタッド溶接に際して前処理を行う切断加工品Waの形状,物性,溶接位置,溶接する部材等の前処理に必要な前処理情報は、予め記憶部4bに記憶されている。制御部4aは、前処理情報を参照して前処理用発振器2b,X〜Z駆動部5a〜5c,及びモータ9の動作を制御する。
被膜除去部Wa3は、円形に限らず、他の種々の形状に形成することができる。
例えば、被膜除去部Wa3を矩形に形成する例が、模式的斜視図である図9に示される。
図9(a)に示されるように、集光部LBe2がX方向を向くようにレンズホルダ8を基準状態とし、レーザ光LBeを酸化被膜層Wa2に合焦させて回動させず維持したままY方向に移動させる。
これにより、図9(b)に示される、母材Waaが露出した平面視で矩形の被膜除去部Wa3を有する前処理品Wbが得られる。
また、被膜除去部Wa3を平行四辺形で形成する例が、模式的平面図である図10に示される。
図10(a)に示されるように、集光部LBe2がX方向に対し所望の角度θbで傾くように、レンズホルダ8を基準状態から所望の角度θbだけ回動した状態とし、レーザ光LBeを酸化被膜層Wa2に合焦させてその状態を維持したままY方向に移動させる。
これにより、図10(b)に示される、母材Waaが露出した平面視で平行四辺形の被膜除去部Wa3を有する前処理品Wbが得られる。
上述のように、レーザ加工機1を用い、前処理ヘッド3eによるレーザ光LBeの照射を切断加工品Waの溶接位置に応じた所定範囲に行いつつ、レンズホルダ8の回動と前処理ヘッド3eのY方向の移動とのいずれかの動作、又は組み合わせ動作を行うことで、所望形状の被膜除去部Wa3が形成された前処理品Wbが得られる。
この被膜除去部Wa3は、線分状の集光部LBe2の照射範囲として形成されるので、従来の円形スポット状の集光部を用いた場合と比べて、広い範囲の除去が短時間に行える。従って、高効率で表面付着層である酸化被膜層Wa2を除去できる。
得られた前処理品Wbは、溶接位置を含むその近傍範囲が、母材Waaの露出した被膜除去部Wa3とされているので、スポット溶接或いはスタッド溶接等の通電を利用した溶接を良好に行うことができる。
また、通電を利用した溶接以外の、いわゆる突き当て溶接、すみ肉溶接を行う場合にも、予め必要な範囲の表面付着層を除去した被膜除去部を形成しておくことで、溶接を良好に行うことができる。
これについて、図11に示されるように、すみ肉溶接による重ね継手を形成する場合を例にして説明する。
この例は、レーザ加工機1を用いて二枚の切断加工品Wd1,Wd2を切断形成し、それぞれの端部同士を重ねあわせて重ね継手を形成するものである。
重ね合わせる範囲を、それぞれの端部から距離Dfの範囲とすると、切断加工品Wd1,Wd2それぞれの重ね合わせられる面において、端部から、距離Dfに溶接のビードBDの脚長Dgを加えた値に余裕分を加えた距離De1,De2の範囲について、前処理として表面付着層We1,We2を除去し、被膜除去部Wf1,Wf2を形成しておく。
これにより、切断加工品Wd1,Wd2の重ね合わせ範囲と、ビードBDの形成される範囲と、が、母材の露出した範囲となる。そのため、重ね合わせの精度が高く、溶接が良好に行える。
この被膜除去部Wf1,Wf2は比較的広い面積を必要とするが、その形成も、線分状の集光部LBe2の照射範囲として形成でき、集光部LBe2の光束形状が円形スポットの場合と比べて短時間で行える。従って、高効率で表面付着層を除去できる。
曲げ加工の前処理と溶接の前処理とのいずれにおいても、制御部4aは、前処理ヘッド3eを移動中、前処理ヘッド3eから出射したレーザ光LBeの切断加工品Waの表面付着層Wa2への合焦を維持するようにZ駆動部5c或いは前群光学系3e2を制御する。
上述のように、レーザ加工機1は、レーザ加工機1での加工後にワークに施される二次加工(曲げ加工、溶接加工など)の加工内容に基づいて、必要な範囲の表面付着層Wa2を除去する。
表面付着層Wa2の除去範囲の取得や除去に関する可変条件の最適化設定は、例えば、外部の自動プログラミング装置(図示せず)又はレーザ加工機1の制御部4aで行う。
前者の場合、自動プログラミング装置において、予め二次加工の加工内容、例えば、曲げ加工について曲げ半径及びダイ金型KDの幅寸法、溶接加工については被溶接物の外形形状、に基づいて、表面付着層の除去範囲を算出する。また、可変条件として、除去のために照射するレーザ光LBeの光束形状及び照射経路を最適化し設定する。
そして、算出した除去範囲、並びに、設定した光束形状及び照射経路を含む表面付着層除去加工プログラムを作成し、通常のワーク切断加工プログラムと共に、制御装置4に読み込ませて適宜実行させる。
後者の場合、制御部4aは、自動プログラミング装置から送出された通常のワーク切断加工プログラムを含む加工情報と、二次加工情報と、を読み込み、これらの情報に基づいて、表面付着層の除去範囲を算出する。また、可変条件として、除去のために照射するレーザ光の光束形状及び照射経路を最適化して設定する。
そして、算出した除去範囲、並びに、設定した光束形状及び照射経路を含む表面付着層除去加工プログラムを作成し適宜実行する。
本発明の実施例は、上述した手順、構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形例としてもよい。
切断ヘッド3dと前処理ヘッド3eとは、一体的に移動するものに限定されない。それぞれ独立してX方向及びY方向に移動可能に構成してもよい。
回動部KKにおけるシリンドリカルレンズ7を回動させる構造は、ギヤ及びモータを用いるものに限らない。他の回動手段で構成してもよい。
表面付着層の例として、めっき層或いは酸化被膜層を説明したが、母材,めっき層,酸化被膜層の表面に貼付した保護フィルムも、同様に除去できるので、表面付着層として扱ってよい。
表面付着層の除去範囲の設定において、実施例では、ダイ金型KDの幅に対応する距離Daに余裕分2αを加えた、(Da+2α)の幅すべてを除去する例を説明した。
これに限らず、図12に示されるように、ワークWがダイ金型KDと接触する一対の金型接触範囲ARaの内側にそれぞれ余裕分β1を設定すると共に、曲げの範囲ARbの外側にもそれぞれ余裕分β2を設定してもよい
例えば、ダイ金型KDの幅が比較的広い場合、或いは、ダイ金型の幅に対して曲げ半径が比較的小さい場合は、一対の余裕分β1の内側間距離である距離Dh1が、曲げの範囲ARbの幅方向の延面距離ARb1(図4参照)に一対の余裕分β2×2を加えた延面距離Dh2よりも大きくなる。
この場合、図13に示されるように、金型接触範囲ARaに余裕分(α+β1)を含めて対応する被膜除去部Wa3aの一対と、曲げの範囲ARbに余裕分(β2×2)を含めた延面距離Dh2に対応する被膜除去部Wa3bと、の三か所に独立した除去範囲を設ける。すなわち、帯状の被膜除去部Wa3aの一対と被膜除去部Wa3bとが形成された前処理品Wb1が得られる。
これにより、表面付着層の除去が実質的に必要な範囲のみを除去するので、前処理効率が向上する。
1 レーザ加工機
2 ファイバレーザ発振器
2a 切断用発振器、 2b 前処理用発振器
3 本体部
3a ワークテーブル、 3a1 載置部、 3b X軸キャリッジ
3c Y軸キャリッジ、 3d 切断ヘッド、 3d1 ノズル
3e 前処理ヘッド、 3e1 ノズル、 3e2 前群光学系
4 制御装置、 4a 制御部、 4b 記憶部
5a X駆動部、 5b Y駆動部、 5c Z駆動部
6a,6b プロセスファイバ
7 シリンドリカルレンズ、 7a 凸面、 7b 平面
8 レンズホルダ、 8a ギヤ
9 モータ、 9a ピニオン、 9b 出力軸
ARa 金型接触範囲、 ARb 範囲
BD ビード
CL1,CL2 中心軸線
Da,Db,Df,De1,De2,f 距離、 Dc 長さ
Dd 直径、 Dg 脚長
F 焦点位置
KK 回動部
KD ダイ金型、 KP パンチ金型
LBd,LBe,LBe1 レーザ光、 LBe2 集光部
LNm 曲げ線
N ナット
P 主点位置
W ワーク
Wa,Wd1,Wd2 切断加工品、 Waa 母材、 Wa1 面
Wa2 酸化被膜層(表面付着層)、 Wa3 被膜除去部
Wb,Wb1 前処理品、 We1,We2 表面付着層
Wf1,Wf2 被膜除去部
θa,θb 角度

Claims (7)

  1. ワークの表面付着層をレーザ光の照射によって除去する、レーザ光によるワークの前処理方法において、
    前記レーザ光を、パルス幅が100ピコ秒以下であって焦点位置での光束が長さDcの線分状となるパルスレーザ光とし、
    前記パルスレーザ光を前記表面付着層に合焦させるステップと、
    前記表面付着層に合焦させ長さDcの線分状の前記光束として照射している前記パルスレーザ光を回て、前記表面付着層を長さDcと等しい直径の円形に除去する除去ステップと、を含むことを特徴とするレーザ光によるワークの前処理方法。
  2. ワークの表面付着層の所定範囲をレーザ光を照射しながら移動させることによって除去する、レーザ光によるワークの前処理方法において、
    前記レーザ光を、パルス幅が100ピコ秒以下であって焦点位置での光束が長さDcの線分状となるパルスレーザ光とし、
    前記パルスレーザ光を前記表面付着層に合焦させるステップと、
    前記パルスレーザ光の移動方向をY方向としたときに、前記所定範囲の第1の方向の幅Dbが前記長さDcと等しい場合に前記第1の方向を前記Y方向と直交するX方向に設定し、前記幅Dbが前記長さDcよりも小さい場合に前記光束を回動して前記光束の前記X方向の長さを前記長さDcと等しく設定する照射幅調整ステップと、
    前記照射幅調整ステップの後に、前記パルスレーザ光を前記Y方向に移動して前記表面付着層の前記所定範囲を除去する除去ステップと、
    を含むことを特徴とするレーザ光によるワークの前処理方法。
  3. ワークの表面付着層を除去するレーザ光を出射する除去用加工ヘッドと、
    後工程で前記ワークに曲げ加工が施される場合に、前記曲げ加工における曲げ半径及びダイ金型の幅寸法を含む加工情報に基づいて前記ワークの表面付着層の除去範囲を求めると共に、前記除去用加工ヘッドから前記ワークに向け出射するレーザ光の光束形状と照射経路とを前記除去範囲に応じて設定する制御部と、
    を備えたレーザ加工機。
  4. 前記ワークが載置されるワークテーブルと、
    前記ワークテーブルに載置された前記ワークを切断するレーザ光を出射する切断用加工ヘッドと、
    前記除去用加工ヘッドを、前記レーザ光を前記ワークに合焦させた状態で前記ワークに沿って移動させる駆動部と、
    を備え、
    前記除去用加工ヘッドは、
    前記レーザ光を、パルス幅が100ピコ秒以下であって焦点位置での光束形状が線分状となるパルスレーザ光として出射すると共に、出射した前記パルスレーザ光を前記ワークテーブルに載置された前記ワークの表面に合焦可能であることを特徴とする請求項3記載のレーザ加工機。
  5. 前記除去用加工ヘッドは、シリンドリカルレンズを有し、前記パルスレーザ光は、前記シリンドリカルレンズを通して焦点位置での光束形状が線分状になることを特徴とする請求項4記載のレーザ加工機。
  6. 前記シリンドリカルレンズを、前記シリンドリカルレンズの中心軸線まわりに回動させる回動部を備えていることを特徴とする請求項5記載のレーザ加工機。
  7. 前記除去用加工ヘッドと前記切断用加工ヘッドとは、前記駆動部により一体的に移動することを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載のレーザ加工機。
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