JP6534050B1 - ルーフバーを用いたキャリア支持装置 - Google Patents

Abstract

【課題】自動車のルーフに設けられたルーフバーを用いてキャリアを支持する装置を提供する。【解決手段】ルーフバー１０に設けられ、糸巻き形状で、ガイド溝２２を有する一つ以上のガイド２０、自動車のトランク蓋に設けられたキャリア５０において荷物を受ける役割をし、トランク蓋の開閉動作と共に回転する一つ以上のキャリアサポート６０の棒６２に移動可能に設けられ、トランク蓋を閉じた状態で前記ルーフバーのガイド２０に噛み合う溝３２が形成され、トランク蓋を開ければ、前記溝３２がガイド２０から分離されるリング３０、及び前記リング３０にネジ結合して貫通するボルト４０を含み、ルーフバー１０までの距離に合わせてリング３０を動かした後、ボルト４０を締めてリング３０を動かないように固定し、トランク蓋を閉じるとリング３０がガイド２０に結合して噛み合い、トランク蓋を開けると棒６２がガイド２０のガイド溝２２に乗って動く。【選択図】図１

Description

本発明は、自動車のルーフに設けられたルーフバーを用いたキャリア支持装置に関する。

最近、自転車、スキー、スノーボード、その他の貨物を載せて運ぶためのキャリアを自動車に設置するケースが次第に増加している。このように自動車に設けられたキャリアは、自動車の運行中に生じる振動やその他の衝撃で揺れることなく自動車に強固に固定されなければならない。

特に、自動車のトランク蓋に設けられるキャリアの場合、自動車ルーフに設けられたルーフバーに支持されるが、この場合、ルーフバーにキャリアを強固に固定しなければ、自動車の運行中に生じる振動や衝撃によってキャリアが揺れたり本来の位置から脱したりして事故が発生しうる。

また、車種に応じてトランク蓋の端からルーフバーまでの距離が異なるため、このような距離差に合わせてキャリアを固定する手段がないという問題がある。

本発明は、従来のこのような問題点を考慮して導き出されたものであり、キャリアを自動車のルーフバーにしっかり固定することができ、車種に関係なくルーフバーまでの距離に合わせてキャリアを固定できるキャリア支持装置を提供することを目的とする。

本発明は、このような目的を達成するために、自動車のルーフに設けられたルーフバー１０を用いてキャリアを支持する装置であって、ルーフバー１０に設けられ、糸巻き形状を有し、ガイド溝２２を有する一つ以上のガイド２０、自動車のトランク蓋に設けられたキャリア５０において荷物を受ける役割をし、トランク蓋の開閉動作と共に回転する一つ以上のキャリアサポート６０の棒６２に移動可能に設けられ、前記トランク蓋を閉じた状態で前記ルーフバーのガイド２０に噛み合う溝３２が形成され、トランク蓋を開けると、前記溝３２がガイド２０から分離される複数のリング３０、及び、前記リング３０にネジ結合して前記リング３０を貫通するボルト４０を含み、ルーフバー１０までの距離に合わせて前記リング３０を動かした後、前記ボルト４０を締め付けてリング３０を動かないように固定し、トランク蓋を閉じると、前記リング３０がガイド２０に結合してガイドに噛み合い、トランク蓋を開けると、キャリアサポート６０の棒６２がガイド２０のガイド溝２２に乗って動くことを特徴とするルーフバーを用いたキャリア支持装置を提供する。

一方、ガイド２０はルーフバー１０に回転可能に設けられてもよい。また、必要であれば、リング３０の下端に回転輪３６が設けられ、トランク蓋を開く時に回転輪３６が自動車ルーフに乗って転がり移動するようにしてよい。

このように構成された本発明によれば、自動車の運行中に生じる振動や外部の衝撃からキャリアをさらに堅固で安全に固定することができ、キャリアの動きも安定化させることができる。

本発明の第１実施形態の斜視図である。 図１のルーフバーの斜視図である。 トランク蓋が開かれる状態を示す側面図である。 本発明の第２実施形態の側面図である。 本発明の第２実施形態の斜視図である。

図１は本発明の第１実施形態の斜視図と部分拡大図であり、図１Ａはルーフバーの斜視図である。図示されたように、本発明のルーフバーを用いたキャリア支持装置は図１〜１Ａのルーフバー１０を利用する。このようなルーフバー１０は自動車ルーフ、特にルーフ後方部に横方向に設置されるのが普通である。前記ルーフバー１０には複数の糸巻き型、または、溝が形成されたプーリー型のガイド２０が設けられ、前記ガイド２０はガイド溝２２を有する。ガイド２０の個数は一つ以上であれば良く、後述するキャリアサポート６０の棒６２の数と同じであることが好ましい。このようなガイド２０はルーフバー１０に強固に固定されてもよいが、必要であれば、回転可能に設けられててもよい。

図１に示すように、本発明で用いられるキャリア５０は、自転車、スキー、スノーボードは勿論、一般貨物も支持することができるものであり、自動車のトランク蓋に設けられる。このようなキャリア５０において荷物を受ける役割をするキャリアサポート６０はトランク蓋の開閉動作と共に回転する（図２参照）。キャリア５０のキャリアサポート６０の個数は１〜２個が一般的であるが、必要であればそれ以上であってもよい。

キャリアサポート６０の端部の付近に複数のリング３０が設けられるが、このようなリング３０には後方に開放された溝３２が形成されており、トランク蓋を閉じた状態でルーフバーのガイド２０にこの溝３２が嵌合する。勿論、トランク蓋を開ければ、溝３２がガイド２０から分離される。また、自動車がＳＵＶ、乗用車、中型車、小型車であるかに応じて、トランク蓋の端部からルーフバーまでの距離が各々異なる。このような距離差を合わせるために、リング３０はキャリアサポート６０の棒６２に移動可能に設けられ、車種に合わせて位置を調整した後にはリング３０が動かないようにしなければならない。このために、リング３０の上部にボルト４０が設けられ、このボルト４０はリング３０にネジ結合してリング３０を貫通する。ボルト４０をさらに締め付ければ、ボルトの端部は、キャリアサポート６０の棒６２に噛み合うようになって、リングがキャリアサポートにしっかり固定される。

図１はトランク蓋を閉じてルーフバーにキャリアサポート６０が結合した状態であるが、図２はトランク蓋が開かれた状態を示す側面図である。リング３０を固定した状態で、図２に示すように、トランク蓋を矢印（Ａ）方向に開けて、蓋を開けると、キャリアサポート６０の棒６２がルーフバー１０に乗り、具体的にはルーフバーに設けられたガイド２０のガイド溝２２に乗って矢印（Ｂ）方向に動く。このようにガイド２０に沿ってキャリアサポートが動くため、キャリアの動作がさらに安定する。

図３〜４は本発明の第２実施形態を示す。この実施形態は、ルーフバー１０と自動車ルーフの間隔が狭い場合の一例である。図３に示すように、この場合、トランク蓋を開けると、キャリアサポートの棒６２の端部が自動車ルーフに接した状態で動き、この場合に自動車ルーフを破損させるようになる。それを防止するために、リング３０の下端に回転輪３６を設けると、トランク蓋を開く時、回転輪３６が自動車ルーフに乗って転がって移動して自動車ルーフの破損を防止することができる。図４にこのような構成がさらに詳しく図示されている。

Claims (3)

1. 自動車のルーフに設けられたルーフバーを用いてキャリアを支持する装置であって、
   ルーフバーに設けられ、糸巻き形状を有し、ガイド溝を有する一つ以上のガイド、
   自動車のトランク蓋に設けられたキャリアにおいて荷物を受ける役割をし、前記トランク蓋の開閉動作と共に回転する一つ以上のキャリアサポートの棒に移動可能に設けられ、前記トランク蓋を閉じた状態で前記ルーフバーのガイドに噛み合う溝が形成され、前記トランク蓋を開ければ、前記溝がガイドから分離される複数のリング、及び、
   前記リングにネジ結合し、前記リングを貫通するボルトを含み、
   前記ルーフバーまでの距離に合わせて前記リングを動かした後、ボルトを締め付けて前記リングを動かないように固定し、
   前記トランク蓋を閉じると、前記リングが前記ガイドに結合して噛み合い、
   前記トランク蓋を開けると、前記キャリアサポートの棒が前記ガイドのガイド溝に乗って動くことを特徴とするルーフバーを用いたキャリア支持装置。
2. 前記ガイドが前記ルーフバーに回転可能に設けられることを特徴とする、請求項１に記載のルーフバーを用いたキャリア支持装置。
3. 前記リングの下端に回転輪が設けられ、前記トランク蓋を開けると、前記キャリアサポートの棒が前記ガイドのガイド溝に乗って動いた後、前記回転輪が前記自動車のルーフに乗って転がり、前記棒が前記ガイドから分離されて移動することを特徴とする、請求項１または２に記載のルーフバーを用いたキャリア支持装置。