JP6533496B2 - 説明表現出力装置、説明表現出力方法、及びプログラム - Google Patents

説明表現出力装置、説明表現出力方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、説明表現出力装置、説明表現出力方法、及びプログラムに関する。
近年、街中におけるデジタルサイネージの増加や個人端末の所有率の拡大に伴い、日常生活においてどこにいても膨大な情報を目にする機会が増えている。一方で、旅行先など慣れない土地で見かけた未知の事物、駅や電車等に掲示されたポスター等の瞬時に内容を把握したい媒体、情報量が多すぎて一度に把握しきれない広告やWebページなど、対象事物(以下、「対象物」という。)が何かを端的に教えてほしい場合がある。特に、じっくり検索する時間が無い時や、詳細は後で良いのでまずは概略を知りたい時など、隣にいる詳しい人に尋ねて一言で教えてほしいような場面においては、対象物の端的な説明が自動生成されると便利である。
従来、対象物の説明を自動生成する方法として、複数文章の要約手法が提案されてきた。非特許文献1は、ある対象物に関する複数の説明文を「定義」や「目的」といった説明の観点に基づいて解析し、観点ごとに代表的な説明文を選択し統合することで要約文を構築する方式が記載されている。
藤井敦, 渡邉まり子, 石川徹也, "複数Webページの要約による用語説明の自動生成", 情報処理学会研究報告, NL,自然言語処理研究会報告, No.159, pp.31-38, 2004.
対象物の説明においては、利用者の属性やTPO(旅行中など)によって、適切な表現が異なるものと考えられる。例えば、旅行中ではその土地の名物かどうかを知りたいことが多く、高齢者では食べ物を選ぶ時は柔らかさを気にする場合が多い。そのため、利用者が対象物について説明を求めた時の利用者の属性やTPOに合わせた表現で、対象物を説明する必要がある。
しかしながら、非特許文献1の方式では、代表的な特徴語は抽出できるが、用語を説明する時の利用者の属性及びTPOに合わせた特徴語を選出することはできない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、事物の説明を求める者の属性及びTPOに応じた内容で該事物の説明表現を提示可能とすることを目的とする。
そこで上記課題を解決するため、説明表現出力装置は、事物の名称、利用者属性、利用者TPOごとに、当該事物に関する説明表現が記憶されている記憶部と、事物の名称、利用者属性、及び利用者TPOの入力を受け付ける入力部と、前記入力部が受け付けた名称、利用者属性、及び利用者TPOに対応する説明表現を前記記憶部から抽出する第1の抽出部と、抽出された説明表現を出力する出力部と、を有する。
事物の説明を求める者の属性及びTPOに応じた内容で該事物の説明表現を提示可能とすることができる。
本発明の実施の形態におけるシステム構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における説明表現出力装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における説明表現出力装置の機能構成例を示す図である。 表現定義DBの生成処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 説明情報の一例を説明するための図である。 説明情報の分類例を示す図である。 回答文からの説明表現の抽出例を説明するための図である。 優先度の具体的な算出例を示す図である。 表現定義DBの構成例を示す図である。 説明表現の出力処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 説明表現の出力処理を説明するための図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。本実施の形態では、利用者が指定した任意の事物及びコンテンツ(以下、「対象物」という。)が要するに何かを、利用者の属性と利用者のTPO(Time(時間)、Place(場所)、Occasion又はOpportunity(場合))に応じた表現で説明することを目的とし、対象物に関する表現の優先度を、利用者の属性及びTPOごとに定義しておくことによって、対象物が何であるかを利用者の属性及びTPOに応じた端的な表現で提示する例を説明する。
ここで、「属性」とは、利用者ごとに異なる年齢や居住地、性別、使用言語等の不変の情報をいい、少なくともそのうち一つ以上の情報を含むものとする。「TPO」とは、利用者の置かれた状況を示す情報をいう。例えば、「TPO」は、利用者の行動目的(出張、旅行、同窓会など)、駅や店内等の利用者の居場所(駅、店内など)、同行者(家族、友人など)といったその時々で異なる情報であり、そのうち少なくとも一つ以上の情報を含むものとする。その他、その場所への訪問回数等のライフログや同行者等の情報が属性に含まれてもよい。
図1は、本発明の実施の形態におけるシステムの構成例を示す図である。図1において、説明表現出力装置10は、1以上の利用者端末20とインターネット等のネットワークN1を介して接続される。利用者端末20は、無線回線等を経由して、ネットワークN1に接続されてもよい。
説明表現出力装置10は、利用者端末20の利用者によって指定された対象物を表現する情報(以下、「説明表現」という。)を出力するコンピュータである。
利用者端末20は、利用者が対象物の名称、属性、及びTPOの入力に利用する端末である。また、利用者端末20は、説明表現出力装置10によって生成される、対象物の説明表現を出力する。例えば、スマートフォン、フィーチャーフォン、タブレット型端末、PC(Personal Computer)等が、利用者端末20として利用されてもよい。
図2は、本発明の実施の形態における説明表現出力装置のハードウェア構成例を示す図である。図2の説明表現出力装置10は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置100、補助記憶装置102、メモリ装置103、CPU104、及びインタフェース装置105等を有する。
説明表現出力装置10での処理を実現するプログラムは、CD−ROM等の記録媒体101によって提供される。プログラムを記憶した記録媒体101がドライブ装置100にセットされると、プログラムが記録媒体101からドライブ装置100を介して補助記憶装置102にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体101より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置102は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置103は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置102からプログラムを読み出して格納する。CPU104は、メモリ装置103に格納されたプログラムに従って説明表現出力装置10に係る機能を実行する。インタフェース装置105は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。
図3は、本発明の実施の形態における説明表現出力装置の機能構成例を示す図である。本実施の形態において、説明表現出力装置10は、以下の流れで処理を実行する。
(1)対象物に関する説明表現を収集し、質問者の属性及びTPO毎に回答者の説明表現を分類する。
(2)質問に対する回答順序に基づいて説明表現の優先度を算出する。同一利用者が発した複数の質問の中で、前の質問に対する回答に含まれている説明表現ほど優先度の値が高くなるように優先度付けを行う。以上の処理結果を表現定義DB15に格納する。
(3)表現定義DB15を参照し、入力された利用者の属性及びTPOに対応する高い属性及びTPOにおける説明表現を出力する。
以上の処理を実行するために、説明表現出力装置10は、表現定義生成部11、入力部12、説明表現抽出部13、及び出力部14等を有する。これら各部は、説明表現出力装置10にインストールされた1以上のプログラムが、CPU104に実行させる処理により実現される。説明表現出力装置10は、また、表現定義DB15を利用する。表現定義DB15は、例えば、補助記憶装置102、又は説明表現出力装置10にネットワークを介して接続可能な記憶装置等を用いて実現可能である。
表現定義DB15には、各対象物について、属性及びTPOごとに、優先度の付与された説明表現が記憶されている。
表現定義生成部11は、表現定義DB15に記憶される情報(対象物ごとの説明表現)を生成する。説明表現は、例えば、システム制作者によって手入力されてもよいし、対話記録を収集して当該対話記録に基づいて生成されてもよいし、特定のQ&AサイトのQ&Aから抽出されてもよい。
入力部12は、対象物の名称と利用者の属性(以下、「利用者属性」という。)及び利用者のTPO(以下、「利用者TPO」という。)を入力(利用者端末20から受信)する。利用者端末20における、対象物の名称と利用者属性及び利用者TPOとの入力方法は任意であり、全て利用者がキーボードや音声入力等を用いて手動で対象物や自身の名前やID等が入力されてもよい。又は、利用者端末20のカメラ等で対象物を撮像することで得られる画像データに基づいて、対象物の名称が特定されてもよい。例えば、当該画像データと類似画像が検索され、当該類似画像に関連付けられている文字列が、名称とされてもよい。又は、対象物のポスター等が撮像された画像に対して文字認識が適用されることで、名称が得られてもよい。又は、対象物にQRコード(登録商標)等が付されていれば、当該QRコード(登録商標)から読み取ったURL(Uniform Resource Locator)のWebサイトのタイトルや、当該WebサイトのWebページ(HTML(HyperText Markup Language)データ)のヘッダ等から名称が取得されてもよい。これらの処理は、利用者が、「何これ?」と発話した時に実行されてもよい。
利用者属性は、利用者の利用者端末20等から取得することもできる。利用者TPOは、例えば、利用者が所有しているセンサや利用者端末20から日時、位置情報、同行者、スケジュール等を取得して特定することもできる。対象物について入力される名称は一つだが、利用者属性及び利用者TPOについては複数の情報が入力されてもよい。利用者TPOを自動で推定する場合、利用者TPOが変化したことを判定し、入力される利用者TPOは更新される。例えば、位置情報が変化したときに更新、同伴者が変わったときに更新、目的が変わったときに利用者TPOを更新する等の処理が考えられる。
説明表現抽出部13は、入力部12が受信した名称に係る対象物について、入力部12が受信した利用者属性及び利用者TPOに対して適切な説明表現を表現定義DB15から抽出する。
出力部14は、説明表現抽出部13によって抽出された説明表現を出力(利用者端末20に送信)する。
以下、説明表現出力装置10が実行する処理手順について説明する。図4は、表現定義DBの生成処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
ステップS101において、表現定義生成部11は、対象物の名称、対象物の説明情報、並びに対象物の説明を求める質問者の属性及びTPOの入力を受け付ける。ここでは、対象物の名称として、「かるかん」が入力された例について説明する。但し、対象物は食べ物のような事物でもイベントのような出来事でも何でもよい。
説明情報は、対象物についてそれが何かを説明していればそのデータ形式は任意である。例えば質問者が質問し、回答者が説明する場面の対話記録が録音されたデータがテキストデータに変換されたものが説明情報であってもよい。又は、QAサイト(例えば、教えて!goo「http://oshiete.goo.ne.jp/」など)のようなテキスト化された対話情報が説明情報であってもよい。
図5は、説明情報の一例を説明するための図である。図5では、対象物「かるかん」についての対話記録が説明情報の一例として示されている。図5において、(1)は、外国人観光客と、かるかんを販売している店舗の店員との対話記録を示し、(2)は、高齢者と、かるかんを販売している店舗の店員との対話記録を示す。
質問者の属性及びTPOは、例えば、店舗での店員と客との対話記録が説明情報であれば、ポイントカード等の顧客データから店舗端末によって取得されてもよいし、店員によって店舗端末に入力されてもよい。この場合、店舗端末から、対象物の名称(「かるかん」)と共に、対話記録、属性、及びTPO情報が説明表現出力装置10に送信されてもよい。QAサイトにおける対話情報が説明情報であれば、質問者が公開している範囲の年代などの属性が取得されてもよい。回答者の属性は、入力されてもよいし、入力されなくてもよい。回答者の属性が入力された場合、当該属性が説明情報の分類に利用されてもよい。
対象物ごとに十分な量の説明情報が入力されると、ステップS102以降が実行される。なお、以下では一つの対象物(「かるかん」)について説明する。複数の対象物に関する説明情報等が収集されている場合、対象物ごとに以降の処理手順が実行されればよい。
ステップS102において、表現定義生成部11は、収集された説明情報を、質問者の属性及びTPO別に分類する(S102)。この際、表現定義生成部11は、各質問に対する回答を1セットとし、一つ目の回答文、二つ目の回答文、・・・、N個目の回答文というように当該説明情報を分類(分割)する。
図6は、説明情報の分類例を示す図である。図6において、(1)は、質問者の属性が「外国人」であり質問者のTPOが「観光」である分類に対する説明情報の分類結果を示す。(2)は、質問者の属性が「高齢者」であり質問者のTPOが「旅行」である分類に対する説明情報の分類結果を示す。
続いて、表現定義生成部11は、属性及びTPOの分類ごとに、当該分類に属する回答文から、対象物の説明表現を抽出する(S103)。例えば、対象物の特徴に関する単語(以下、単に「特徴語」という。)が、対象物の説明表現として抽出されてもよい。特徴語は、例えば、回答文に含まれている特徴的な(例えば、出現頻度が一定以上である)形容詞又は名詞である。特徴語の抽出には、例えば、構文解析ツール「"Text Mining Studio", NTTデータ, http://www.msi.co.jp/tmstdio/index.html」が利用されてもよい。
また、対象物の呼び名に関する単語(以下、単に「呼び名」という。)が、対象物の説明表現として抽出されてもよい。呼び名の抽出は、例えば、「泉朋子,柴田知秀,浅野久子,松尾義博,黒橋禎夫, "述部意味関係コーパスの構築", 言語処理学会第20回年次大会, 2014.3.」に記載された方法によって、説明文の中の述部に含まれる単語(名詞)を抽出することで実現されてもよい。当該述部は、名詞句の述部(名詞句である述部)に限定されてもよい。
更に、呼び名について、「良く使われる名詞でありながら、対象を具体的に説明している名詞」を選択することで、対象物を的確に表現する名詞(呼び名)が抽出されてもよい。
「良く使われる名詞であるか」については、例えば、回答文の中での出現頻度が高いほど一般的であると評価されてもよい。
「対象を具体的に説明しているか」については、(1)特徴語と呼び名とが一般的な文(回答文に限られない)の中で共起する頻度と、(2)特徴語の分類(例えば、地名、素材、評価)と同じ分類に属する単語全てと呼び名とが共起する頻度とを、特徴語と呼び名との組み合わせごとに求める。そして、(1)が(2)に比べて小さな値であるほど、特徴語と呼び名の組み合わせは珍しいために対象物を具体的に表現している(つまり、呼び名は適切である)と判断する。
「良く使われる名詞であるか」の評価結果と、「対象を具体的に説明しているか」の評価結果とに基づき、良く使われ、かつ、対象を具体的に説明している呼び名ほど、対象物を的確に表現する度合いが高いと判断する。
図7は、回答文からの説明表現の抽出例を説明するための図である。図7では、属性が「外国人」でありTPOが「観光」である分類の一つ目の回答文から、「鹿児島」、「九州」、「人気」等が特徴語として抽出され、「銘菓」、「菓子」、「饅頭」等が呼び名として抽出された例が示されている。
なお、二つ目以降の回答文からも説明表現は抽出される。
続いて、表現定義生成部11は、属性及びTPOの分類ごとに、抽出された各説明表現の優先度を算出する(S104)。例えば、順番(一つ目、二つ目、・・・)が前である回答文に含まれる説明表現ほど優先度が高くされてもよい。最初に質問された内容ほど、対象の属性及びTPOに該当する利用者にとって興味関心が高い内容であると考えられるためである。また、回答文における出現数が相対的に多い説明表現ほど優先度が高くされてもよい。
例えば、以下の式に基づいて説明表現pの優先度が算出されてもよい。
Figure 0006533496
n:一度の対話における回答文の最大数
i:回答文の順番
ω:i番目の回答文の重み
:i番目の回答文における説明表現pの出現数
図8は、優先度の具体的な算出例を示す図である。図8では、一つ目の回答文、二つ目の回答文、三つ目の回答文のそれぞれの重みが、1,0.7,0.4とされている。
例えば、「有名」は、二つ目の回答文に2回出現しているため、0.7+0.7=1.4という値が優先度として算出される。
なお、「北島理沙,小林一郎,"トピックを考慮したグラフによる複数文書要約への一考察",言語処理学会第19回年次大会発表論文集,pp.504−507,2013.」のように複数テキスト要約手法が用いられてもよい。その場合、属性及びTPOの分類に関して収集された回答文について、各回答文の出現頻度を回答の順番が前であるほど高くなるようにパラメータを設定する。例えば、「鹿児島の銘菓です」であれば、出現数1×重み1、「有名です」であれば、出現数2×重み0.8のように設定する。
続いて、表現定義生成部11は、対象物の名称、属性、TPO、各説明表現、及び各説明表現の優先度を関連付けて、表現定義DB15に保存する(S105)。
図9は、表現定義DBの構成例を示す図である。図9に示されるように、表現定義DB15には、対象物(事物)の名称に関連付けられて、利用者属性及び利用者TPOの分類ごとに、各説明表現の優先度が記憶される。なお、図9では、特徴語及び呼び名が説明表現である例が示されている。
続いて、利用者端末20から、「かるかん」の説明が要求された場合に説明表現出力装置10が実行する処理について説明する。図10は、説明表現の出力処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
ステップS201において、入力部12は、対象物の名称、利用者属性、利用者の現在のTPO(利用者TPO)を利用者端末20から受信する(S201)。例えば、図11に示されるように、「対象物:かるかん」、「利用者属性:外国人」、「利用者TPO:海外旅行」が利用者端末20に入力され、これらの情報が利用者端末20から受信される。
続いて、説明表現抽出部13は、表現定義DB15において名称「かるかん」に関するレコードの中で、受信された利用者属性及び利用者TPOに対応するレコードを検索する(S202)。
受信された利用者属性及び利用者TPOに対応するレコードとは、例えば、利用者属性及び利用者TPOの双方が、受信された受信された利用者属性及び利用者TPOと一致するレコードである。該当するレコードが無い場合、受信された利用者属性及び利用者TPOのいずれか一方に一致する利用者属性又は利用者TPOを含むレコードが、受信された利用者属性及び利用者TPOに対応するレコードに該当する。それでも該当するレコードが無い場合、以降の処理は実行されずに、適切な説明表現が無い旨の応答が利用者端末20に返信されてもよい。
続いて、説明表現抽出部13は、検索されたレコードから、優先度が相対的に高い説明表現を抽出する(S203)。図11では、「有名」及び「銘菓」が抽出された例が示されている。例えば、優先度が最も高い説明表現が抽出されてもよい。又は、優先度が閾値α以上の全ての説明表現が抽出されてもよい。又は、優先度が上位からβ個の説明表現が抽出されてもよい。この際、βの値は、利用者によって入力され、利用者端末20から受信されてもよいし、説明表現出力装置10に対して予め設定されていてもよい。
なお、受信された利用者属性及び利用者TPOに一致するレコードが無い場合、又は利用者属性及び利用者TPOが受信されなかった場合には、例えば、受信された名称に関して優先度が最大の特徴語及び呼び名の組み合わせが抽出されてもよい。又は、デフォルトの利用者属性及び利用者TPOが予め設定されており、当該利用者属性及び利用者TPOに係るレコードから、説明表現が抽出されてもよい。
続いて、出力部14は、抽出された説明表現を利用者端末20に送信する(S204)。説明表現の出力形式は、抽出された説明表現が含まれる方法であれば所定の方法に限定されない。例えば、図11に示される「有名な銘菓」のように、「○○(対象物の特徴語)+接続詞(使用は必須ではない)+△△(対象物の呼び名)」の形式で説明表現が出力されてもよい。
説明表現出力装置10から説明表現を受信した利用者端末20は、説明表現を利用者に提示する。提示方法としては、ディスプレイに表示、音声で読み上げ等の方法が考えられる。利用者の属性で使用言語が分かっている場合は、例えばその使用言語に翻訳されて提示されてもよい。
上述したように、本実施の形態によれば、利用者属性及び利用者TPOごとに、対象物(事物)を端的に説明する説明表現が表現定義DB15に記憶される。対象物の説明を求める利用者によって対象物の名称、利用者属性、及び利用者TPOが入力されると、当該名称に関する説明表現のうち、当該利用者属性及び利用者TPOに関連付けられて記憶されている説明表現が抽出されて利用者に提示される。したがって、事物の説明を求める者の属性及びTPOに応じた内容で当該事物の説明表現を提示可能とすることができる。その結果、誰にでもどんな時でも、同一の説明ではなく、利用者の属性及びTPOに応じた端的な説明を提示することができる。
なお、本実施の形態において、表現定義DB15は、記憶部の一例である。説明表現抽出部13は、第1の抽出部の一例である。表現定義生成部11は、第2の抽出部の一例である。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 説明表現出力装置
11 表現定義生成部
12 入力部
13 説明表現抽出部
14 出力部
15 表現定義DB
20 利用者端末
100 ドライブ装置
101 記録媒体
102 補助記憶装置
103 メモリ装置
104 CPU
105 インタフェース装置
B バス

Claims (7)

  1. 事物の名称、利用者属性、利用者TPOごとに、当該事物に関する説明表現が記憶されている記憶部と、
    利用者が説明を求める事物の名称、利用者属性、及び利用者TPOの入力を受け付ける入力部と、
    前記入力部が受け付けた名称、利用者属性、及び利用者TPOに対応する説明表現を前記記憶部から抽出する第1の抽出部と、
    抽出された説明表現を出力する出力部と、
    を有することを特徴とする説明表現出力装置。
  2. 前記記憶部には、事物の名称、利用者属性、利用者TPOごと、当該事物に関する複数の説明表現と、各説明表現の優先度とが記憶されており、
    前記第1の抽出部は、前記入力部が受け付けた名称、利用者属性、及び利用者TPOに対応する説明表現の中から、前記優先度が相対的に高い一部の説明表現を抽出する、
    ことを特徴とする請求項1記載の説明表現出力装置。
  3. 事物の名称、当該事物に関して質問を行った質問者の属性及びTPO、並びに前記質問に対する回答が入力されると、当該回答から前記事物の説明表現を抽出し、抽出された説明表現を、当該名称、当該属性、及び当該TPOに関連付けて前記記憶部に記憶する第2の抽出部を有する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の説明表現出力装置。
  4. 前記第2の抽出部は、順番を有する複数の質問に対する複数の回答から前記事物の説明表現を抽出し、順番が前である回答から抽出された説明表現の方が優先度が高くなるように、抽出された説明表現ごとに前記優先度を算出する、
    ことを特徴とする請求項3記載の説明表現出力装置。
  5. 前記第2の抽出部は、前記複数の回答における出現数が多い説明表現の方が優先度が高くなるように前記優先度を算出する、
    ことを特徴とする請求項4記載の説明表現出力装置。
  6. 利用者が説明を求める事物の名称、利用者属性、及び利用者TPOの入力を受け付ける入力手順と、
    前記入力手順において受け付けた名称、利用者属性、及び利用者TPOに対応する説明表現を、事物の名称、利用者属性、利用者TPOごとに、当該事物に関する説明表現が記憶されている記憶部から抽出する抽出手順と、
    抽出された説明表現を出力する出力手順と、
    をコンピュータが実行することを特徴とする説明表現出力方法。
  7. 利用者が説明を求める事物の名称、利用者属性、及び利用者TPOの入力を受け付ける入力手順と、
    前記入力手順において受け付けた名称、利用者属性、及び利用者TPOに対応する説明表現を、事物の名称、利用者属性、利用者TPOごとに、当該事物に関する説明表現が記憶されている記憶部から抽出する抽出手順と、
    抽出された説明表現を出力する出力手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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