JP5513860B2 - 文書装飾支援システムおよび文書装飾支援方法 - Google Patents
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Description
まず、本発明の実施形態に係る文書装飾支援システム1の全体構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、文書装飾支援システム1の構成概要図である。図1に示すように、文書装飾支援システム1は、ユーザが文書を作成する時に用いるクライアント端末10(特許請求の範囲の「端末」に相当)、およびユーザが作成した文書への装飾を支援する文書装飾支援装置20から構成され、クライアント端末10と文書装飾支援装置20とは通信ネットワーク30により互いに通信可能に接続されている。
クライアント端末10は、例えば携帯電話機、PDA、PCなどの端末であって、機能的には、図1に示すように、入力部110、通信部120(特許請求の範囲の「送信手段」および「受信手段」に相当)、および表示部130(特許請求の範囲の「表示手段」に相当)を備えて構成される。本実施形態ではクライアント端末10として携帯電話機をその一例とする。
続いて、文書装飾支援装置20について説明する。図3は文書装飾支援装置20のハードウェア構成図である。図3に示すように、文書装飾支援装置20は、物理的には、物理的には、CPU21、ROM22及びRAM23等の主記憶装置、キーボード及びマウス等の入力デバイス24、ディスプレイ等の出力デバイス25、クライアント端末10との間でデータの送受信を行うためのネットワークカード等の通信モジュール26、ハードディスク等の補助記憶装置27などを含む通常のコンピュータシステムとして構成される。後述する文書装飾支援装置20の各機能は、CPU21、ROM22、RAM23等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU21の制御の元で入力デバイス24、出力デバイス25、通信モジュール26を動作させると共に、主記憶装置22,23や補助記憶装置27におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。
<参考文献1>
ベクトル空間モデル:G. Salton, A. Wong, and C.S. Yang, “A vector space model for automatic indexing,” Comm. of the AMC, Vol.18, No. 11, pp. 613-620 (1975).
<参考文献2>
概念ベース法:M. W. Berry, S.T. Dumais, and G.W.O’ Brien, “Using linear algebra for intelligent information retrieval,” SLAM Review, vol. 37, No.4, pp. 573-595 (1995).
式(1)において、qlは文書のベクトルと特徴語lのベクトルとの間の類似度に応じて計算された特徴語lの重みである。rlは特徴語lが文書のタイトルに位置している場合の加重値である。slは特徴語lが文書の本文の始めの部分または終わりの部分に位置している場合の加重値である。tlは重み計算対象語lの種類に対する加重値である。つまり、tlは重み計算対象語lがイベント語か特徴語か感情語かによって異なる加重値であり、更に感情語の場合には「とても」などの強調語が関連語として存在する場合にはより大きい値の加重値となる。なお、加重値tlの大きさは、イベント語、特徴語、感情語の順とする。重み計算部251は、以上のように計算した重みαを評価値算出部252に出力する。
式(2)において、fkはテンプレート画像kの評価値である。αlはユーザ作成の日記から抽出した重み計算対象語l(例えば特徴語l)の重みである。Lは重み計算対象語lの総数である。βk,mはテンプレート画像kのキーワードmの重みである。γk,l,mは特徴語lとテンプレート画像kのキーワードmが一致した場合には1となり、一致しなければ0となる変数である。Mkはテンプレート画像kにおけるキーワードの総数である。
式(3)において、gkはテンプレート画像kの評価値である。Bkは、ユーザのプロファイルにおけるテイストとターゲットユーザ情報におけるテイストが一致した場合には1となり、一致しなければ0となる変数である。Ckは、ユーザのプロファイルにおける趣味・嗜好とターゲットユーザ情報における趣味・嗜好が一致した場合には1となり、一致しなければ0となる変数である。Dkは、ユーザのプロファイルにおける属性(ユーザの性別や年齢)とターゲットユーザ情報における属性が一致した場合には1となり、一致しなければ0となる変数である。Ekは、一定期間内にユーザがテンプレート画像kをダウンロードした回数が多ければ多いほど高い値を有する変数である。
続いて、文書装飾支援システム1により行われる動作(特許請求の範囲の「文書装飾支援方法」に相当)について、図6を参照しながら説明する。図6は、文書装飾支援システム1の動作を示すフローチャートである。
続いて、本実施形態にかかる文書装飾支援システム1の作用及び効果について説明する。以上で説明した本実施形態の文書装飾支援システム1によれば、重み計算対象語(特徴語、イベント語、感情語)の重みは文書の全体内容に対して計算され、当該重み計算対象語の重みに基づきテンプレート画像の評価値が算出される。したがって、テンプレート画像の評価値は文書の全体内容を反映するものとして算出されることとなる。また、評価値の算出は、重み計算対象語の重みに加え、テンプレート画像の当該重み計算対象語に対する属性情報に基づいて行われるため、算出された評価値は、テンプレート画像がユーザ作成の文書の意図する内容をその全体的な内容としてどれほど的確に表すかを示す尺度となる。更に、このように算出した評価値の高い順でテンプレート画像をユーザに表示することにより、ユーザの意図を最も的確に反映したテンプレート画像から順番に提示することが可能となる。
Claims (10)
- ユーザが作成した文書への装飾を支援する文書装飾支援システムであって、
前記文書を解析し、特徴語を抽出する文書解析手段と、
前記文書の全体内容に対する前記特徴語の重みを計算する重み計算手段と、
前記装飾を行うためのテンプレート画像を格納する画像格納手段と、
前記テンプレート画像の属性情報を格納する画像属性格納手段と、
前記特徴語の重みと、前記テンプレート画像の前記特徴語に対する前記属性情報とに基づき、前記テンプレート画像に対する評価値を算出する評価値算出手段と、
前記評価値の高い順で前記テンプレート画像を前記ユーザに表示する表示手段と、
を備え、
前記重み計算手段は、前記文書と前記特徴語との間の類似度に応じて、前記特徴語の重みを計算する文書装飾支援システム。 - 前記テンプレート画像の前記属性情報には、前記テンプレート画像ごとのキーワードが含まれ、且つ前記キーワードごとの重みが含まれており、
前記評価値算出手段は、前記特徴語および前記キーワードの対応関係を判断した上で、前記特徴語の重みおよび前記キーワードの重みに基づき、前記評価値を算出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の文書装飾支援システム。 - 前記テンプレート画像の前記属性情報には、前記キーワードが複数含まれ、且つ当該複数の前記キーワードごとの重みがそれぞれ含まれており、
前記評価値算出手段は、前記特徴語と前記キーワードが一致する場合に、前記特徴語の重みと前記キーワードの重みとの積算を行い、全ての前記キーワードに対する当該積算の結果を合算することにより、前記評価値を算出する、
ことを特徴とする請求項2に記載の文書装飾支援システム。 - 複数の前記特徴語に対するイベント語を表す情報を格納するイベント語格納手段を更に備え、
前記文書解析手段は、抽出した前記特徴語を前記イベント語に変換し、
前記重み計算手段は、前記文書と前記イベント語との間の類似度に応じて、前記イベント語の重みを計算し、
前記評価値算出手段は、前記イベント語および前記キーワードの対応関係を判断した上で、前記イベント語の重みおよび前記キーワードの重みに基づき、前記評価値を算出する、
ことを特徴とする請求項2に記載の文書装飾支援システム。 - 前記重み計算手段は、前記特徴語の前記文書中の出現位置に応じて、前記特徴語の重みを変更する、
ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の文書装飾支援システム。 - 前記重み計算手段は、前記特徴語が前記文書のタイトルに位置している場合の重みを、前記特徴語が前記文書の本文に位置している場合の重みに比べて、大きい値にする、
ことを特徴とする請求項5に記載の文書装飾支援システム。 - 前記重み計算手段は、前記特徴語の重みより前記イベント語の重みを大きい値にする、
ことを特徴とする請求項4に記載の文書装飾支援システム。 - 前記ユーザのプロファイルを示す情報を格納するユーザプロファイル格納手段を更に備え、
前記テンプレート画像の前記属性情報には、前記テンプレート画像ごとのターゲットユーザ情報が含まれており、
前記評価値算出手段は、前記プロファイルと前記ターゲットユーザ情報が一致する場合に、前記プロファイルおよび前記ターゲットユーザ情報ごとに予め設定された重みに基づき、前記評価値を算出する、
ことを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の文書装飾支援システム。 - ユーザが文書を作成する時に用いる端末、および前記文書への装飾を支援する文書装飾支援装置を備えた文書装飾支援システムであって、
前記文書装飾支援装置は、
前記文書を解析し、特徴語を抽出する文書解析手段と、
前記文書の全体内容に対する前記特徴語の重みを計算する重み計算手段と、
前記装飾を行うためのテンプレート画像を格納する画像格納手段と、
前記テンプレート画像の属性情報を格納する画像属性格納手段と、
前記特徴語の重みと、前記テンプレート画像の前記特徴語に対する前記属性情報とに基づき、前記テンプレート画像に対する評価値を算出する評価値算出手段と、
を備え、
前記端末は、
前記文書を表すデータを前記文書装飾支援装置に送信する送信手段と、
前記テンプレート画像および当該テンプレート画像に対する前記評価値を前記文書装飾支援装置より受信する受信手段と、
前記評価値の高い順で前記テンプレート画像を前記ユーザに表示する表示手段と、
を備え、
前記重み計算手段は、前記文書と前記特徴語との間の類似度に応じて、前記特徴語の重みを計算することを特徴とする文書装飾支援システム。 - ユーザが作成した文書への装飾を支援する文書装飾支援方法であって、
画像格納手段に、前記装飾を行うためのテンプレート画像が格納されており、
画像属性格納手段に、前記テンプレート画像の属性情報が格納されており、
文書解析手段が、前記文書を解析し、特徴語を抽出する文書解析ステップと、
重み計算手段が、前記文書の全体内容に対する前記特徴語の重みを計算する重み計算ステップと、
評価値算出手段が、前記特徴語の重みと、前記テンプレート画像の前記特徴語に対する前記属性情報とに基づき、前記テンプレート画像に対する評価値を算出する評価値算出ステップと、
表示手段が、前記評価値の高い順で前記テンプレート画像を前記ユーザに表示する表示ステップと、
を備え、
前記重み計算手段は、前記文書と前記特徴語との間の類似度に応じて、前記特徴語の重みを計算することを特徴とする文書装飾支援方法。
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