JP6533073B2 - ボール個別位置判別装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ビリヤード台上の球の位置を検出するボール個別位置判別装置に関する。
特許文献1には、盤面の球をポケットに落下させる電子ビリヤード台が開示されている。図12は、特許文献1に開示された電子ビリヤード台の一部を示す縦断面図である。また、図13は、特許文献1に開示された電子ビリヤード台の平面図(上面図)である。図12に示すように、この電子ビリヤード台1には、盤面2よりも下側に、盤面2上の球(ボール)Bに内蔵されたRFIDタグTを検出するアンテナ部15が配置されている。アンテナ部15の平面形状は矩形である。図13に示すように、アンテナ部15は、クッションレール4上のポイント16を縦横に結ぶ線により32分割された領域毎に、それぞれ、設置されている。RFIDタグTを内蔵する盤面2上の球Bをどのアンテナ部15が検出するかによって、当該球Bの盤面2上での動きや位置が検出される。
特許文献2には、エアホッケー、ピンボール、パチンコやビリヤード等のように、プレイヤーが移動体を遊戯盤上で運動させてプレイする遊戯盤装置が開示されている。この遊戯盤装置には、遊戯盤上のプレイフィールドを取り囲み、対向する壁面には、複数の赤外線ビームの軌跡がプレイフィールド上で格子状に交わるよう、複数対の赤外線ビームの発光部と受光部が等間隔で配置される。この発光部と受光部は、プレイフィールド上の移動体の位置を検出するためのセンサーである。なお、赤外線の発光部と受光部を用いた方式以外にも、感圧式や磁気、電波、超音波を利用したセンサーを用いる方式、又は、各球に異なった信号を発信する発信機を埋め込んで、各球の位置を検出する方式等が考えられる。
特開2008−079657号公報(段落[0032]、図2、図3) 特開2001−321554号公報(段落[0009]、[0014]、[0015])
上記説明した特許文献1の電子ビリヤード台にしろ、特許文献2の遊戯盤装置にしろ、球又は移動体の位置を検出するためには、電磁波による信号等を検知するセンサーを電子ビリヤード台又は遊戯盤装置に設置する必要がある。しかし、当該センサーの設置はコストも手間もかかり、球又は移動体の位置の検出精度は、センサーの設置間隔等によって異なる。また、球又は移動体を個別に検出するためには、RFIDタグ等の発信機が埋め込まれた専用の球又は移動体が用いられる必要がある。
本発明の目的は、センサーや専用の球、移動体等を用いることなく、ビリヤード台上の各ボールの位置と種別を個別に高い精度で識別可能なボール個別位置判別装置を提供することである。
本発明のボール個別位置判別装置は、ビリヤード台を上から撮影する撮影装置から得られた映像に写る、前記ビリヤード台上のボールの位置を検出する位置検出部と、前記位置検出部が検出した各ボールを個別に識別する個別識別部と、を備え、前記位置検出部は、前記映像を構成する一フレームの画像に含まれる円について、前記撮影装置が検出した色情報および深度情報に基づき、前記画像に写るボールに対応した前記画像中の円形領域を特定し、前記個別識別部は、各円形領域に位置するボールが、ビリヤードで用いられるどのボールに対応するかを個別に識別する。
本発明の一態様として例えば、前記位置検出部は、前記画像においてボールとは関係のない要素を不要情報と判断し、当該不要情報をマスキングするマスキング処理部を有する。
本発明の一態様として例えば、前記深度情報に基づき算出される、前記画像中の前記要素の前記ビリヤード台からの高さ位置が、ボールのサイズより大きい場合、前記マスキング処理部は、当該要素が前記不要情報であると判断してマスキングするボール個別位置判別装置。
本発明の一態様として例えば、前記位置検出部は、前記マスキング処理部が前記不要情報をマスキングした前記画像から円の検出を行う円形検出部を有するボール個別位置判別装置。
本発明の一態様として例えば、前記円形検出部は、円の中心点についての前記深度情報を、円検出の補助情報として利用するボール個別位置判別装置。
本発明の一態様として例えば、前記位置検出部は、撮影時間が異なる複数の前記画像間において、前記円形検出部が検出した円の中心点のずれを考慮して円の抽出を行い、前記円形領域を特定する円形領域特定部を有するボール個別位置判別装置。
本発明の一態様として例えば、前記円形領域特定部は、円の中心点についての前記深度情報を、前記円形領域を特定する補助情報として利用するボール個別位置判別装置。
本発明の一態様として例えば、前記個別識別部は、前記円形領域内の白色領域のデータを除去する白色領域除去部と、一つの円の円形領域毎に、前記円形領域内の前記白色領域のデータが除去された部分が何色かを識別する円形内色識別部と、前記円形内色識別部によって識別された色に基づいて、各円形領域に位置するボールが、ビリヤードで用いられるどのボールに対応するかを個別に判別するボール個別判別部と、を有する。
本発明の一態様として例えば、前記円形領域毎に前記個別識別部が識別した過去の結果に基づいて、前記個別識別部による直近の識別結果を補正する結果補正部を備える。
本発明に係るボール個別位置判別装置によれば、センサーや専用の球、移動体等を用いることなく、ビリヤード台上の各ボールの位置と種別を個別に高い精度で識別できる。
第1の実施形態のボール個別位置判別装置及びビリヤード台を含む全体構成を示す概念図 第1の実施形態のボール個別位置判別装置100の内部構成を示すブロック図 マスキング処理部が行う平面内マスキング処理の概要図 マスキング処理部が行う高さ方向マスキング処理の概要図 (A)はポケット・ビリヤードで用いられる1番のボールを示す図であり、(B)は9番のボールを示す図 第2の実施形態のボール個別位置判別装置200の内部構成を示すブロック図 (A)〜(C)はポケット・ビリヤードで用いられる9番のボールの向きが異なる図 第2の実施形態のボール個別位置判別装置200が行うボール個別位置判別方法の各ステップを示すフローチャート図 モニター14に表示される画面の一例を示す図 モニター14に表示される、サポート情報を含む画面の一例を示す図 ファールと判定されたときのモニター14に表示される画面の一例を示す図 特許文献1に開示された電子ビリヤード台の一部を示す縦断面図 特許文献1に開示された電子ビリヤード台の平面図(上面図)
本発明に係るボール個別位置判別装置は、ビリヤード台を上面から撮影した画像を処理して、ビリヤード台上の各ボールの位置を個別に検出する。以下、本発明に係るボール個別位置判別装置の実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態のボール個別位置判別装置及びビリヤード台を含む全体構成を示す概念図である。図1に示すように、ビリヤード台10の上部には、ビリヤード台10を真上から撮影する撮影装置12が設置されている。撮影装置12によって撮影された映像のデータは、有線又は無線でボール個別位置判別装置100に送られる。さらに、ボール個別位置判別装置100は、当該映像に対して所定の処理を行うことで得られたボール個別判別結果に係る情報をモニター14に表示する。
本実施形態では、撮影装置12は、光学カメラ12aおよび深度センサー12bを含み、映像内の各画素について、光学カメラ12aがビリヤード台10の平面内の位置(xy座標に相当)および当該位置での色情報を検出し、深度センサー12bが深度情報(z座標に相当)を検出することができる。
すなわち、実施形態の撮影装置12は光学カメラと深度センサー(例えば赤外線照射器と赤外線センサーを含む)が一体化された一台の撮影装置である。ただし、光学カメラ12aおよび深度センサー12bは個別に別体の装置として、分けて配置することもできる。また、複数台の撮影装置12を使用してもよく、撮影装置12、ひいては光学カメラ12aおよび深度センサー12bの台数は特に限定はされない。また、ビリヤード台10が撮影できるなら、これらの装置の配置位置も特に限定はされない。
光学カメラ12aが検出する色情報は、RGB、HSV、Lab(Lを含む)等、各種の表示系(色空間)における色成分データによって与えられるが、データの形式は特に限定されない。色情報は物体、特に円形の物体を画像から検出してその位置を特定する際に有用なデータであればよい。例えば色情報は基本的に明るさ情報しか表現しないグレースケールデータのようなものも含む(ただし円検出における概念)。このグレースケールデータは光学カメラ12aが直接検出してもよいし、光学カメラ12aが検出したRGB色空間のデータ等を変換する(後述する円形検出部113等が行う)ことにより生成してもよい。
深度センサー12bが検出する深度情報とは、撮影装置12から見た奥行き方向の位置(z座標)に関する情報である。深度情報から、後述するようにビリヤード台10の盤面25(図3参照)からの高さ位置を算出することができる。実際の深度センサー12bから得られる情報はノイズ及び誤差を含むため、後の処理にあたっては、H±δ(δは所定のマージン)の深度情報を考慮して処理する。
図2は、第1の実施形態のボール個別位置判別装置100の内部構成を示すブロック図である。図2に示すように、第1の実施形態のボール個別位置判別装置100は、映像合成部101と、位置検出部103と、個別識別部105と、色域データベース(色域DB)107とを備える。
映像合成部101は、撮影処理後に撮影装置12から送られた画素ごとの色情報及び深度情報を合成(合成処理)して、1つの画像を生成する。映像合成部101は、光学カメラ12aおよび深度センサー12bの数に拘わらず、得られた色情報及び深度情報から1つの画像を生成することができる。また、映像合成部101は、光学カメラ12aの画素数および深度センサー12bの画素数の違いを考慮に入れながら、画像を生成することもできる。なお、生成された画像がいわゆる一つのフレームに該当し、映像は複数のフレーム(画像)から構成される。映像合成部101が生成した画像のデータは、位置検出部103及び個別識別部105に入力される。
位置検出部103は、映像合成部101から入力された映像を構成する一フレームの画像(以下「原画像」という)に写るボールの位置、特にボールに対応する円の中心点(中心位置)を検出する。図2に示すように、位置検出部103は、マスキング処理部111と、円形検出部113と、円形領域特定部115とを有する。
マスキング処理部111は、撮影装置12が捉えた原画像のうち、ボールとは関係のない各種の不要要素(物体や影などを含む)の情報を不要情報として判断し、原画像から当該不要情報をマスキング処理する(削除する)。撮影装置12は、キュー、ビリヤード台のポケット、人体の一部(衣服を含む)、その他の種々の物体や人の影など、ビリヤード台10上のボール以外の種々の要素も撮影するため、マスキング処理部111はこれら不要要素の情報を取り除く。
マスキング処理部111が行う処理には、1)平面内マスキング処理(第1のマスキング処理)と、2)高さ方向マスキング処理(第2のマスキング処理)が含まれる。図3は、マスキング処理部111が行う平面内マスキング処理の概要図である。図3に示すように、ビリヤード台10は、盤面25、盤面25の外周縁を構成するクッション26、クッション26の外側のレール27、ボールが落ちるポケット28を含む(図1では省略)。いずれのビリヤード台もクッション26、レール27を有し、これらの位置、サイズ等は基本的に共通規格の下で設定される固定された情報であるため、マスキング処理部111は、斜線で示すように、平面内のクッション26およびレール27(およびその外側領域)を不要情報として判断し、マスキング処理する。
図4は、マスキング処理部111が行う高さ方向マスキング処理の概要図である。図4に示すように、ビリヤード台10の上の所定高さには、キュー、人体の一部(衣服を含む)等の要素Xが存在する場合があり、撮影装置12はこれらの物体も撮影する。
撮影装置12の深度センサー12bは深度情報を検出することができ、特定の深度情報を持つ画素が表す要素の撮影装置12からの距離、言い換えるとビリヤード台10からの高さ位置を判断することができる。そして、図4に示したボール(球)Bのサイズ(頂点部分の高さ)Hは既知の情報であり、これより上にボールは存在し得ないと推定することができる。そこで、マスキング処理部111は、深度情報に基づき算出される、要素Xのビリヤード台10(の盤面25)からの高さ位置が、ボールのサイズより大きい場合、要素Xは不要情報として判断し、原画像のデータからマスキングする。尚、ビリヤード台10(の盤面25)と撮影装置12の距離がD(既知の値)、要素Xのビリヤード台10(の盤面25)からの距離がD(撮影装置12により検出)である場合、要素Xの高さ位置Hは、H=D−Dの式より算出される。実際の深度センサー12bから得られる情報はノイズ及び誤差を含むため、マスキング処理部111はH±δ(δは所定のマージン)の深度情報を考慮して処理する。
また、マスキング処理部111は、ポケット28の内部の空間も原画像のデータからマスキングする。ポケット28についても位置、サイズ等は基本的に共通規格の下で設定され、その内部空間は盤面25より低い高さ位置にあることから、マスキング処理部111は内部空間を不要情報として判断することができる。
マスキング処理部111が行う平面内マスキング処理および高さ方向マスキング処理により、装置全体としての処理速度が向上する。もちろんマスキング処理部111は他の情報を用いたマスキング処理を行ってもよい。
円形検出部113は、画像毎に、色情報に基づくハフ変換(Hough変換)を用いた円(の外形を持つ要素)の検出である円検出処理を行う。ハフ変換は色情報から導かれる、画像中の特徴点の集合である物体等の輪郭を検出するデジタル画像処理の変換方法の一つであり、円検出にも適した方法であるが、円の検出が可能ならば、円形検出部113が行う具体的な検出方法はハフ変換である必要はない。例えば、円形検出部113は、基本的に明るさ情報しか表現しないグレースケールデータからも円検出処理を行うことができる。
本装置の目的はボールを検出することであり、ボールの円を検出することが必要となる。しかしながら、ビリヤード台10の盤面25には、ボール以外にもマーキング29(図3参照)のように、外径が円に近似した要素が存在する。また、マスキング処理部111によりマスキング処理されなかった障害物(例えば人や人の衣服など)の光学的模様が円として多数検出されることもある。さらにハフ変換の特性により、ボール、クッション26の影が円として検出されることがある。
また、一つのボールが複数の円の集合体として検出されることがある。一方で、ボールがクッション26の近傍に存在する場合は、ボールの検出精度が低下する。特に青、紫、緑、黒といった色のボールについては影とボールの色が混ざり、円形形状の検出が困難となりやすい。
そこで本実施形態では、円形検出部113による円検出は、マスキング処理部111がマスキング処理した画像から、円と推定される要素(候補要素)をできるだけ多く検出することを基本方針としている。当然ながら、検出される要素にはノイズも多く、検出結果も安定しないが、円形検出部113は、多数検出される円の候補要素を、さらに種々のフィルタリング情報を用いてふるいにかけ、ボールとして判定し得る円を検出する。
円形検出部113は、基本的な円検出処理であるハフ変換処理のみならず、上述のフィルタリング情報を用いたフィルタリング処理を行う。このフィルタリング処理には、1)サイズによるフィルタリング処理、2)複数円の集合体の統合処理、3)中心点距離によるフィルタリング処理などが含まれる。
サイズによるフィルタリング処理に用いられる情報には、ボールのサイズ(直径や半径など)がある。この場合、円形検出部113は、既知のボールのサイズに等しいまたは略等しいサイズ持つ円を候補要素と判断し、検出すればよい。また、所定の最大値および最小値を設定し、これらの値の間の直径を持つ円を候補要素と判断し、検出してもよい。
また、深度情報が得られている円については、深度情報を補助情報として利用することができる。円形検出部113は、当該円の深度情報の頂点部分の高さがボールのサイズに等しいまたは略等しいと判断されれば、当該円はボールに相当するとより確実に判断することができ、検出の精度を高めることができる。尚、円形検出部が検出した円の中心点の画素の深度情報が得られていれば、当該深度情報はボールのサイズを示していると推定できるため、補助情報として利用することができる。なお、中心点の画素の深度情報は厳密に得られるとは限らないので、実際は、中心点付近の画素の深度情報から中心点の深度情報を算出することが多い。以下、中心点の画素の深度情報はすべてこのような方法で算出される。
複数円の集合体の統合処理に用いられる情報には、複数円の重なりの度合いの情報がある。複数の近接し広い領域で重なっている状態の円が検出された場合、円形検出部113は、当該複数円は、一つの要素から派生したものであるとして判断する。そして、円形検出部113は、複数の円を一つの集合体に統合し、集合体の中心点を一つの要素の中心点とみなす。また、深度情報が得られている円については、深度情報を補助情報として利用することができる。円形検出部113は、中心点の高さがボールのサイズに等しいまたは略等しいと判断されれば、当該円はボールに相当するとより確実に判断することができ、検出の精度を高めることができる。
中心点距離によるフィルタリング処理には、隣接する円の中心点間の距離がある。実際の中心間の距離は、ボールの直径より大きいはずであるが、誤差を考慮して、ボールの直径より若干小さい所定の値より、大きな中心点の距離を持つ二つの円をボールの候補要素として検出する。また、深度情報が得られている円については、深度情報を補助情報として利用することができる。円形検出部113は、二つの円の中心点の高さがボールのサイズに等しいまたは略等しいと判断されれば、当該円はボールに相当するとより確実に判断することができ、検出の精度を高めることができる。
円形検出部113は、上述した各種のフィルタリング情報の少なくともいずれかを採用することができる。また、円形検出部113が上述したすべてのフィルタリング情報を採用しない場合、深度情報のみを用いて、候補要素を検出することができる。また、円形検出部113は、上記以外の他のフィルタリング情報を用いることもできる。上述した各種のフィルタリング情報を構成する値(パラメータ)は可変であり、ユーザーが条件に応じて柔軟に変更して設定し得るし、ボール個別位置判別装置100が条件に応じて自動的に設定することも可能である。
円形検出部113が行った画像に対する円検出の結果は、円形領域特定部115に入力される。円形領域特定部115は、画像に対する円検出の結果であるリストをマージして、原画像に写るボールに対応した原画像中の円形領域を特定する。
なお、円検出の結果であるリストとは、円形検出部113が検出した各円の中心点の平面内位置情報であるxy座標(画素の位置に対応)と、深度情報であるz座標と、半径の値rから構成される。すなわち、(x1,y1,z1,r1)、(x2,y2,z2,r2)、…(xn,yn,zn,rn)と表された各円の位置及び大きさを示す情報が配列された情報が上記リストである。
尚、画像ごとに円の中心点を取る場合、ハフ変換等の円形検出処理の特性上、円形検出部113が検出した円について、その位置(特に中心点)が撮影時間の違いに応じてずれる(ゆれる)場合があり、正確に円を抽出することが難しくなる場合がある。そこで、本実施形態では、このような円の位置のずれをも考慮して、円形領域特定部115が上記リストを作成するにあたって、時間軸をも考慮した円の抽出を行うフレーム間処理も行っている。
撮影装置12は、例えば30フレーム=1秒の速度(フレームレート)で画像の撮影を行い、映像を生成する。フレームレートは撮影装置12や装置全体の処理を司る演算装置の処理能力に依存するが特に限定はされない。このように、時系列上、順次撮影された画像について、映像合成部101、マスキング処理部111、円形検出部113は上述した処理を、画像について順次行う。この結果、円形領域特定部115には、時系列上、順次処理済みの画像が送られてくる。
ここで円形領域特定部115は、現在対象としている特定の画像のnフレ−ム(例えばn=10)だけ前まで遡り、各画像(フレーム)を比較し、円形検出部113が検出した画像中の円の中心点(中心位置)を比較する。ハフ変換の特性上、特定の円についてもその中心点がnフレ−ムに渡ってずれていても、そのずれが所定の範囲内であると判断できれば、円形領域特定部115は当該円がボールであると判断して抽出し(フレーム間処理)、上述したリストに加えることにより、円形領域を特定する。
また、円形領域特定部115は上記のフレーム間処理において、各種のノイズの除去処理をも行う。例えば、上述したnフレーム内において、円が検出されない画像や、極端に円の位置がずれている画像等は除去の対象となる。さらに円形領域特定部115は、深度情報が得られている円については、深度情報を補助情報として利用することができる。円形領域特定部115は、二つの円の中心点の高さがボールのサイズに等しいまたは略等しいと判断されれば、当該円はボールに相当するとより確実に判断することができ、抽出の精度を高めることができる。
また、円形領域特定部115は上記のフレーム間処理において、動き検出処理をも行う。すなわち、円形領域特定部115は、nフレームのうち、最新の画像(現在対象としている特定の画像)とnフレームのうち最も古い画像を比較し、総移動距離を算出する。さらに円形領域特定部115は、nフレームのフレームごとの円の移動距離を積算して積算移動距離を算出する。総移動距離と積算移動距離が一致する場合、円形領域特定部115は当該円に該当するボールはショットなどにより移動していると判断し、最新のフレームのみに基づき、当該円を上述したリストに加える。このとき、深度情報があれば補助情報として利用することができる。
個別識別部105は、原画像中の各円形領域に位置するボールが、ビリヤードで用いられるどのボールに対応するかを個別に識別する。図2に示すように、個別識別部105は、白色領域除去部121と、円形内色識別部123と、ボール個別判別部125とを有する。白色領域除去部121は、原画像上の各円形領域内の白色領域のデータを除去する。白色領域除去部121は、円形領域から除去した白色領域の面積を示す情報(以下「白色領域除去情報」という)を、円形領域毎にボール個別判別部125に送る。円形内色識別部123は、一つの円の円形領域毎に、円形領域内の白色領域のデータが除去された部分(以下「色識別領域」という)が何色かを識別する。なお、円形内色識別部123は、色識別領域の色空間をHSV色空間に変換して、H成分(色相)のヒストグラムを用いて色を識別する。もちろん円形内色識別部123は、色識別領域の色空間をHSV色空間以外の他の色空間へ変換してもよい。円形内色識別部123は、色識別領域中の所定割合(例えば70%)を占める色が何色かを識別することによって、色識別領域の色を識別する。また、色識別領域の色は、16進数で表される色コード上の色系統(茶系、赤/ピンク系、オレンジ系、黄色系、緑系、水色系、青系、紫系、灰色系)によって識別される。円形内色識別部123は、識別した色を示す情報(色情報)を、円形領域毎にボール個別判別部125に送る。
尚、個別識別部105で利用される色情報は、いわゆる「色味」を必要とする。一方、位置検出部103で利用する色情報はグレースケールデータの様に明るさだけでも足りる。よって、位置検出部103における「色情報」と、個別識別部105における「色情報」は、意味合いが若干異なる。
ボール個別判別部125は、円形内色識別部123から得られた色情報を色域DB107に格納されている情報と比較して、各円形領域に位置するボールが、ビリヤードで用いられるどのボールに対応し得るかを個別に判別する。例えば、エイトボールやナインボール等のポケット・ビリヤードでは、以下に示す1〜15番のボール及び手球が用いられ得る。1〜8番のソリッドボールと呼ばれるボールには、番号毎に異なる色が割り当てられている。また、9〜15番のストライプボールと呼ばれるボールは、白地に帯が色付けされたデザインであって、各ボールには番号毎に異なる色が割り当てられている。図5(A)に1番のボールを示し、図5(B)に9番のボールを示す。
手球:白
1番:黄色
2番:青
3番:赤
4番:紫
5番:オレンジ
6番:緑
7番:茶色
8番:黒
9番:黄と白
10番:青と白
11番:赤と白
12番:紫と白
13番:オレンジと白
14番:緑と白
15番:茶色と白
1〜8番のボールに用いられる色と、9〜15番のボールの帯の部分に用いられる色はそれぞれ重複する。例えば、1番のボールの色も、9番のボールの帯の部分の色も、どちらも同じ黄色である。したがって、円形内色識別部123から得られた円形領域の色情報が黄色を示す場合、ボール個別判別部125が判別するボールは1番と9番の2つである。このように2つのボールを判別した場合、ボール個別判別部125は、白色領域除去部121から得られた同じ円形領域の白色領域除去情報を参照する。白色領域除去情報が、円形領域の面積に対して所定割合未満の白色領域のデータを除去したことを示す場合、ボール個別判別部125は、当該円形領域に位置するボールは1番のボールであると判別する。逆に、白色領域除去情報が、円形領域の面積に対して所定割合以上の白色領域のデータを除去したことを示す場合、ボール個別判別部125は、当該円形領域に位置するボールは9番のボールであると判別する。図2に示すように、ボール個別判別部125によって判別された各ボールの種別及び位置を含む情報が、ボール個別判別結果として出力される。
色域DB107は、ビリヤードの各ボールで用いられる色が何色かを示す情報を記憶する。なお、9〜15番のストライプボールで用いられる色とは、色付けされた帯の部分の色である。なお、色域DB107に各ボールの色情報を登録するとき、撮影装置12が撮影した映像が暗すぎる又は明るすぎる等といった適切でない状況では色のヒストグラムが取れないため、撮影装置12からの入力を最適化するための自動キャリブレーションを行う。この場合、色域DB107への情報の登録時だけでなく、この時以降の撮影装置12からの入力の全てに自動キャリブレーションの結果を用いて、撮影装置12からの入力を最適化する。
尚、個別識別部105において扱われる「円形領域」およびその「面積」は、実際はボールの表面の領域または面積に相当し、平面のみならず深度情報を考慮する必要がある。よって、厳密には3次元の球体に投影された面積の情報として捉える必要がある。ただし、ボールの個別判別が可能であるならば、面積を把握する方法は、特に限定されない。
以上説明したように、本実施形態によれば、撮影装置12が撮影した映像をボール個別位置判別装置100が、色情報と深度情報を用いて画像処理することによって、ビリヤード台上の各ボールの位置と種別を個別に識別できる。このためには、ビリヤード台の真上に撮影装置12を設置し、かつ、ボール個別位置判別装置100を設置する必要はあるが、センサー等の付属装置をビリヤード台に設ける必要がないため、既存のビリヤード台をそのまま利用することができる。また、ボール個別位置判別装置100による画像処理では、各ボールに対応する円形領域から白色領域を除去した画像の色に基づいて候補を絞った上で、円形領域に占める白色領域の割合に応じて、当該候補の中から一つのボールを特定する。したがって、ビリヤード台上の各ボールの種別を高い精度で判別できる。
特に本実施形態では、位置検出部103が障害物の除去や円検出に深度情報を有効活用しているため、ボールの抽出精度を向上することができ、ひいては各ボールの位置と種別を個別に高い精度で識別できる。
(第2の実施形態)
図6は、第2の実施形態のボール個別位置判別装置200の内部構成を示すブロック図である。第2の実施形態のボール個別位置判別装置200は、図2に示した第1の実施形態のボール個別位置判別装置100が備える構成要素に加え、判別結果履歴記憶部201及び結果補正部203をさらに備える。この点以外は第1の実施形態と同様であり、図6において、図2と共通する構成要素には同じ参照符号が付されている。以下、第1実施形態のボール個別位置判別装置100が備える構成要素と同一又は同等部分の説明は簡略化又は省略する。
本実施形態のボール個別位置判別装置200は、ビリヤード台上のボールは、大きなショットが行われた時以外、短時間では大きく位置が変わらないとの仮定の上、構成されている。この仮定に基づけば、ビリヤード台の映像の過去のフレームの画像に基づく高い確度のボール個別判別結果が得られている場合は、その直後にも、同じボールが同様の位置又は付近にあると考えられる。したがって、本実施形態では、当該高い確度のボール個別判別結果が示すボールの位置に近い円形領域に位置するボールは、前記高い確度のボール個別判別結果が示す同位置のボールの種別に等しいと判断する。また、本実施形態では、前記高い確度のボール個別判別結果には含まれているボールの位置に、実際にはボールがあるにもかかわらず、円形領域が特定されない場合、原画像のノイズ等が起因して位置検出部103の円形検出部113による円検出が失敗したとみなす。この場合、高い確度のボール個別判別結果に含まれるボールの種別及び位置が参考に用いられる。
以下、本実施形態のボール個別位置判別装置200が備える判別結果履歴記憶部201及び結果補正部203について説明する。
判別結果履歴記憶部201には、位置検出部103が検出した円形領域毎に個別識別部105のボール個別判別部125が判別した結果(ボール個別判別結果)が格納される。また、判別結果履歴記憶部201には、位置検出部103が処理を行うフレーム毎のボール個別判別結果が時系列に格納される。ビリヤードでは、ショットの度にボールの位置が変わる。また、ショットの直後は、ビリヤード台上をボールが転がる。このため、判別結果履歴記憶部201に格納された時系列のボール個別判別結果からは、ビリヤード台上の各ボールの軌跡に関する情報が得られる。
結果補正部203は、ボール個別判別部125による直近のボール個別判別結果が、判別結果履歴記憶部201が記憶する確度の高いボール個別判別結果と異なる場合、当該確度の高いボール個別判別結果に基づいて、ボール個別判別部125による直近のボール個別判別結果を補正する。当該補正の内容は、上記説明した仮定の上で行われる処理である。結果補正部203は、補正したボール個別判別結果を、直近のボール個別判別最終結果として出力する。
以上説明したように、本実施形態によれば、個別識別部105によるボールの識別に誤りが生じたり、原画像のノイズ等によってボールの位置が検出されない場合であっても、過去のフレームの画像に基づくボール個別判別結果の確度が高ければ、直近のボール個別判別結果が補正される。例えば、図7(A)〜(C)に示すように、9番のボールがビリヤード台上にあるとき、色付けされた帯の部分の見え方はボールの向きによって異なる。図7(A)の状態では、色付けされた帯の部分の面積が円形領域の約半分を占めるため、個別識別部105によるボールの識別に誤りが生じる可能性は低い。一方、図7(C)の状態では、色付けされた帯の部分の面積が小さいため、個別識別部105によるボールの識別に誤りが生じる可能性が高い。しかし、図7(A)の状態で識別された9番のボールの位置を含むボール個別判別結果を判別結果履歴記憶部201が記憶していれば、ボール個別判別部125によるボール個別判別結果に誤りが生じても、結果補正部203が当該ボール個別判別結果を補正する。
図8は、本実施形態のボール個別位置判別装置200が行うボール個別位置判別方法の各ステップを示すフローチャート図である。まず、撮影装置12が撮影処理を行い(ステップS1)、映像合成部101が、撮影装置12が検出した色情報および深度情報を合成して画像を生成ずる合成処理を行う(ステップS2)。
次に、マスキング処理部111が、映像合成部101が生成した画像についてマスキング処理を行う(ステップS3)。マスキング処理には、平面内マスキング処理と高さ方向マスキング処理が含まれる。続いて、円形検出部113がマスキング処理部111によるマスキング処理済みの画像について、ハフ変換による円検出処理を行う(ステップS4)。さらに円形領域特定部115が、円検出がされた所定数の画像についてフレーム間処理を行い、ボールに相当する最終的な円のリストを作成する(ステップS5)。ステップS3〜S5は、位置検出部103での処理である。
さらに、個別識別部105がボールの個別識別処理を行い(ステップS6)、結果補正部203が結果補正処理を行う(ステップS7)。この後、結果補正部203は、生成したボール個別判別最終結果をモニター14に送り、モニター14が表示処理を行う。尚、第1実施形態のボール個別位置判別装置100も、ステップS1〜S6と同じ処理を行い、ボール個別位置判別方法を実施する。
上記説明した第1の実施形態及び第2の実施形態では、撮影装置12が撮影した映像をボール個別位置判別装置100,200が画像処理することによって、ビリヤード台上の各ボールの位置と種別が個別に識別される。モニター14には、当該識別された情報が表示される。図9は、モニター14に表示される画面の一例を示す図である。図9に示すように、モニター14には、真上から見たビリヤード台上の各ボールの位置がボールの種別と共に表示される。したがって、プレーヤーは、モニター14を見れば、各ボールの位置を正確に把握できる。
なお、ボール個別位置判別装置がネットワークに接続された通信手段を備える場合、モニター14に表示される画面のデータが当該ネットワークを介して他の装置に伝送され、図9と同様の画面がモニターに表示されても良い。この場合、プロのプレーヤー等のプレイを会場以外の場所でも閲覧できる。なお、モニター14に表示される画面のデータをボール個別位置判別装置又は外部のサーバ等が蓄積しておけば、当該データをライブ映像以外のサービスに活用することができる。ライブ映像以外のサービスは、スーパープレイの共有又は各プレイのランキング等である。
また、ボール個別位置判別装置は、各ボールの位置と種別を個別に識別した結果に基づくゲーム進行に関するサポート情報をモニター14に表示しても良い。図10は、モニター14に表示される、サポート情報を含む画面の一例を示す図である。なお、図10に示すように、次のショットで手球を所定の球に当てる候補が複数ある場合、各候補が異なる種類の線で表わされても良い。このように、ゲームの進行に応じたナビゲーションをプレーヤーに提供することができる。
また、ボール個別位置判別装置は、各ボールの位置と種別を個別に識別した結果の経時変化に基づいて、ファール等の判定を行っても良い。例えば、ナインボールでは、プレーヤーはショットの度、ビリヤード台上の最も若い番号のボールに手球を最初に当てなければならないが、最も若い番号以外のボールに手球を当てたプレイはファールである。上記説明した実施形態のボール個別位置判別装置は、ファールと判定したときはその旨をモニター14に表示しても良い。図11は、ファールと判定されたときのモニター14に表示される画面の一例を示す図である。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
10 ビリヤード台
12 撮影装置
14 モニター
100,200 ボール個別位置判別装置
101 映像合成部
103 位置検出部
105 個別識別部
107 色域データベース(色域DB)
111 マスキング処理部
113 円形検出部
115 円形領域特定部
121 白色領域除去部
123 円形内色識別部
125 ボール個別判別部
201 判別結果履歴記憶部
203 結果補正部

Claims (7)

  1. ビリヤード台を上から撮影する撮影装置から得られた映像に写る、前記ビリヤード台上のボールの位置を検出する位置検出部と、
    前記位置検出部が検出した各ボールを個別に識別する個別識別部と、を備え、
    前記位置検出部は、前記映像を構成する一フレームの画像に含まれる円について、前記撮影装置が検出した色情報および深度情報に基づき、前記画像に写るボールに対応した前記画像中の円形領域を特定し、
    前記個別識別部は、各円形領域に位置するボールが、ビリヤードで用いられるどのボールに対応するかを個別に識別し、
    前記位置検出部は、前記画像においてボールとは関係のない要素を不要情報と判断し、当該不要情報をマスキングするマスキング処理部を有し、
    前記マスキング処理部は、前記深度情報に基づき算出される、前記画像中の前記要素の前記ビリヤード台からの高さ位置が、ボールのサイズより大きい場合、当該要素が前記不要情報であると判断してマスキングするボール個別位置判別装置。
  2. 請求項に記載のボール個別位置判別装置であって、
    前記位置検出部は、前記マスキング処理部が前記不要情報をマスキングした前記画像から円の検出を行う円形検出部を有するボール個別位置判別装置。
  3. 請求項に記載のボール個別位置判別装置であって、
    前記円形検出部は、円の中心点についての前記深度情報を、円検出の補助情報として利用するボール個別位置判別装置。
  4. 請求項に記載のボール個別位置判別装置であって、
    前記位置検出部は、撮影時間が異なる複数の前記画像間において、前記円形検出部が検出した円の中心点のずれを考慮して円の抽出を行い、前記円形領域を特定する円形領域特定部を有するボール個別位置判別装置。
  5. 請求項に記載のボール個別位置判別装置であって、
    前記円形領域特定部は、円の中心点についての前記深度情報を、前記円形領域を特定する補助情報として利用するボール個別位置判別装置。
  6. 請求項1に記載のボール個別位置判別装置であって、
    前記個別識別部は、
    前記円形領域内の白色領域のデータを除去する白色領域除去部と、
    一つの円の円形領域毎に、前記円形領域内の前記白色領域のデータが除去された部分が何色かを識別する円形内色識別部と、
    前記円形内色識別部によって識別された色に基づいて、各円形領域に位置するボールが、ビリヤードで用いられるどのボールに対応するかを個別に判別するボール個別判別部と、
    を有するボール個別位置判別装置。
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載のボール個別位置判別装置であって、
    前記円形領域毎に前記個別識別部が識別した過去の結果に基づいて、前記個別識別部による直近の識別結果を補正する結果補正部を備えたボール個別位置判別装置。
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