JPH10276351A - スポーツ競技表示装置 - Google Patents
スポーツ競技表示装置Info
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- JPH10276351A JPH10276351A JP9079274A JP7927497A JPH10276351A JP H10276351 A JPH10276351 A JP H10276351A JP 9079274 A JP9079274 A JP 9079274A JP 7927497 A JP7927497 A JP 7927497A JP H10276351 A JPH10276351 A JP H10276351A
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- imaging
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 目標を個別選択して表示するなど多様なスポ
ーツ競技表示を可能とする改良されたスポーツ競技表示
装置を提供する。 【解決手段】 撮像カメラ15等からの出力画像信号を
画像処理することにより目標のみを抽出する目標抽出部
16と、抽出した目標の中から設定入力処理部17が設
定した追尾目標の目標特徴情報を生成する目標識別情報
生成部18と、目標特徴情報に基づき画像上において追
尾目標のみの画像追尾処理を行う追尾処理部19と、画
像上における追尾目標の位置を実際のグラウンドにおけ
る位置に変換して追尾目標位置情報を生成する位置評定
部20と、追尾目標位置情報を模式的に示したグラウン
ド画像上に重畳させるなどして放送用の表示画像を生成
し出力する表示処理部22とを有し、指定した選手、ボ
ール等のみの動き又は動きの軌跡を表示する。
ーツ競技表示を可能とする改良されたスポーツ競技表示
装置を提供する。 【解決手段】 撮像カメラ15等からの出力画像信号を
画像処理することにより目標のみを抽出する目標抽出部
16と、抽出した目標の中から設定入力処理部17が設
定した追尾目標の目標特徴情報を生成する目標識別情報
生成部18と、目標特徴情報に基づき画像上において追
尾目標のみの画像追尾処理を行う追尾処理部19と、画
像上における追尾目標の位置を実際のグラウンドにおけ
る位置に変換して追尾目標位置情報を生成する位置評定
部20と、追尾目標位置情報を模式的に示したグラウン
ド画像上に重畳させるなどして放送用の表示画像を生成
し出力する表示処理部22とを有し、指定した選手、ボ
ール等のみの動き又は動きの軌跡を表示する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スポーツ競技にお
いて競技者の動きを表示するスポーツ競技表示装置、特
に団体スポーツ競技中における特定した一競技者を追尾
するなどの特殊な表示技術に関する。
いて競技者の動きを表示するスポーツ競技表示装置、特
に団体スポーツ競技中における特定した一競技者を追尾
するなどの特殊な表示技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からスポーツ競技のテレビジョン
(TV)中継では、試合を単に放映するだけでなく、ス
ローモーションで再生したり、ストロボアクションなど
の技術が導入され、様々な趣向を凝らして放映してい
る。特に、球技などでは、複数台のカメラを設置して、
ボールを常に捉えられるようにしたり、また、一方向か
らだけでなく様々なアングルから試合をTV観戦できる
ようにしたりするなどしている。
(TV)中継では、試合を単に放映するだけでなく、ス
ローモーションで再生したり、ストロボアクションなど
の技術が導入され、様々な趣向を凝らして放映してい
る。特に、球技などでは、複数台のカメラを設置して、
ボールを常に捉えられるようにしたり、また、一方向か
らだけでなく様々なアングルから試合をTV観戦できる
ようにしたりするなどしている。
【0003】ところで、ゲームの面白味は、ボールを中
心としたプレーばかりでなく有名選手の動きであった
り、チームプレイのフォーメーション(連携プレー)で
あったり、ボールを扱っていない競技者(選手)のポジ
ション取りであったりもする。
心としたプレーばかりでなく有名選手の動きであった
り、チームプレイのフォーメーション(連携プレー)で
あったり、ボールを扱っていない競技者(選手)のポジ
ション取りであったりもする。
【0004】図11は、特開昭61−196680号公
報に開示された従来の装置のブロック構成図である。こ
の従来の装置は、競技サークル全体を全体を見渡せる位
置に取り付けられた撮像カメラ1と、撮像カメラ1から
の出力画像信号を画像処理することにより選手やボール
(以下、総称して「目標」という)の動きから軌跡を作
成する動き検知回路2と、その軌跡を記憶する軌跡記憶
回路3と、静止画像信号における競技サークルと正式競
技サークルとの相違に基づく画像位置変換式を求める画
像位置変換式学習回路4と、その画像位置変換式に基づ
いて抽出した目標の動きの軌跡を正規化する軌跡修正回
路5と、正式競技サークルプロット出力映像信号を作成
するマイクロコンピュータ回路6と、軌跡修正回路5の
出力と正式競技サークルプロット出力映像信号とをミッ
クスして出力映像信号を得る加算器11と、入力された
出力映像信号を切替可能にTV画面に表示するスイッチ
ャー装置8とを有している。更に、ライトペン装置1
4、軌跡修正回路5の出力を記憶する記憶回路10及び
表示する目標に色付けする色付加回路9を有している。
報に開示された従来の装置のブロック構成図である。こ
の従来の装置は、競技サークル全体を全体を見渡せる位
置に取り付けられた撮像カメラ1と、撮像カメラ1から
の出力画像信号を画像処理することにより選手やボール
(以下、総称して「目標」という)の動きから軌跡を作
成する動き検知回路2と、その軌跡を記憶する軌跡記憶
回路3と、静止画像信号における競技サークルと正式競
技サークルとの相違に基づく画像位置変換式を求める画
像位置変換式学習回路4と、その画像位置変換式に基づ
いて抽出した目標の動きの軌跡を正規化する軌跡修正回
路5と、正式競技サークルプロット出力映像信号を作成
するマイクロコンピュータ回路6と、軌跡修正回路5の
出力と正式競技サークルプロット出力映像信号とをミッ
クスして出力映像信号を得る加算器11と、入力された
出力映像信号を切替可能にTV画面に表示するスイッチ
ャー装置8とを有している。更に、ライトペン装置1
4、軌跡修正回路5の出力を記憶する記憶回路10及び
表示する目標に色付けする色付加回路9を有している。
【0005】次に、従来における動作について説明す
る。
る。
【0006】動き検知回路2は、撮像カメラ1からの出
力画像信号を画像処理することにより静止画部分(第1
画像信号)と動画部分(第2画像信号)に分離して動画
中の目標を抽出して、その抽出した目標の動きから軌跡
を作成し軌跡記憶回路3に記憶する。軌跡修正回路5
は、画像位置変換式学習回路4が求めた画像位置変換式
に基づいて抽出した目標の動きの軌跡を正式競技サーク
ル上にのるように正規化する。そして、軌跡修正回路5
の出力とマイクロコンピュータ回路6によって作成され
た正式競技サークルプロット出力映像信号とを加算器1
1によってミックスして得た出力映像信号をスイッチャ
ー装置8に送出する。スイッチャー装置8は、その出力
映像信号と別の撮像カメラ12によって撮像された映像
とをTV画面13にそれぞれ表示する。このとき、各選
手やボールに色付けして表示することができる。
力画像信号を画像処理することにより静止画部分(第1
画像信号)と動画部分(第2画像信号)に分離して動画
中の目標を抽出して、その抽出した目標の動きから軌跡
を作成し軌跡記憶回路3に記憶する。軌跡修正回路5
は、画像位置変換式学習回路4が求めた画像位置変換式
に基づいて抽出した目標の動きの軌跡を正式競技サーク
ル上にのるように正規化する。そして、軌跡修正回路5
の出力とマイクロコンピュータ回路6によって作成され
た正式競技サークルプロット出力映像信号とを加算器1
1によってミックスして得た出力映像信号をスイッチャ
ー装置8に送出する。スイッチャー装置8は、その出力
映像信号と別の撮像カメラ12によって撮像された映像
とをTV画面13にそれぞれ表示する。このとき、各選
手やボールに色付けして表示することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置においては、目標全体の動きを漠然と抽出している
ので、注目したい選手のみの動きを表示し、かつ不要な
選手の表示を省略するということはできない。
装置においては、目標全体の動きを漠然と抽出している
ので、注目したい選手のみの動きを表示し、かつ不要な
選手の表示を省略するということはできない。
【0008】また、従来の装置においても目標全体の動
きを撮像画像の中から抽出することはできるので、その
中から一の目標の動きの軌跡のみを抽出すれば一選手の
動きを追尾することは可能である。しかし、抽出した一
の目標を識別するための情報を有していないため、例え
ばサッカーのゴール前のセットプレー、ラグビーのモー
ル時等選手同士が交錯することによって画像上複数の目
標が重畳するような場合は、交錯後の注目していた当該
一の目標の追尾は、きわめて困難である。
きを撮像画像の中から抽出することはできるので、その
中から一の目標の動きの軌跡のみを抽出すれば一選手の
動きを追尾することは可能である。しかし、抽出した一
の目標を識別するための情報を有していないため、例え
ばサッカーのゴール前のセットプレー、ラグビーのモー
ル時等選手同士が交錯することによって画像上複数の目
標が重畳するような場合は、交錯後の注目していた当該
一の目標の追尾は、きわめて困難である。
【0009】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、目標を個別選択し
て表示するなど多様なスポーツ競技表示を可能とする改
良されたスポーツ競技表示装置を提供することにある。
になされたものであり、その目的は、目標を個別選択し
て表示するなど多様なスポーツ競技表示を可能とする改
良されたスポーツ競技表示装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、第1の発明に係るスポーツ競技表示装置
は、競技エリア全体を見渡せる位置に取り付けられた撮
像手段と、出力画像信号を画像処理することにより目標
のみを抽出する目標抽出手段と、前記目標抽出手段が抽
出した目標毎に識別情報を付与するとともに画像上にお
ける追尾に必要な各目標の目標特徴情報を生成する目標
識別情報生成手段と、抽出した目標の中から追尾目標を
設定する設定入力処理手段と、前記目標特徴情報に基づ
き画像上において前記設定入力処理手段により設定され
た追尾目標のみの画像追尾処理を行う追尾処理手段と、
画像上における追尾目標の位置を実際の競技エリアにお
ける位置に変換して追尾目標位置情報を生成する位置評
定手段と、前記位置評定手段からの追尾目標位置情報を
模式的に示した競技エリア画像上に重畳させて表示画像
を生成する表示処理手段とを有するものである。
するために、第1の発明に係るスポーツ競技表示装置
は、競技エリア全体を見渡せる位置に取り付けられた撮
像手段と、出力画像信号を画像処理することにより目標
のみを抽出する目標抽出手段と、前記目標抽出手段が抽
出した目標毎に識別情報を付与するとともに画像上にお
ける追尾に必要な各目標の目標特徴情報を生成する目標
識別情報生成手段と、抽出した目標の中から追尾目標を
設定する設定入力処理手段と、前記目標特徴情報に基づ
き画像上において前記設定入力処理手段により設定され
た追尾目標のみの画像追尾処理を行う追尾処理手段と、
画像上における追尾目標の位置を実際の競技エリアにお
ける位置に変換して追尾目標位置情報を生成する位置評
定手段と、前記位置評定手段からの追尾目標位置情報を
模式的に示した競技エリア画像上に重畳させて表示画像
を生成する表示処理手段とを有するものである。
【0011】第2の発明に係るスポーツ競技表示装置
は、第1の発明において、前記撮像手段からの出力画像
信号を録画する画像記録手段と、前記撮像手段若しくは
前記画像記録手段からの出力画像信号を切り替え前記目
標抽出手段に送出する画像切替手段とを有するものであ
る。
は、第1の発明において、前記撮像手段からの出力画像
信号を録画する画像記録手段と、前記撮像手段若しくは
前記画像記録手段からの出力画像信号を切り替え前記目
標抽出手段に送出する画像切替手段とを有するものであ
る。
【0012】第3の発明に係るスポーツ競技表示装置
は、第1の発明において、前記撮像手段は、複数台の撮
像カメラによって競技エリア全体を分割して撮像し、前
記目標抽出手段は、複数の前記撮像カメラからの出力画
像信号に基づき目標を抽出するものである。
は、第1の発明において、前記撮像手段は、複数台の撮
像カメラによって競技エリア全体を分割して撮像し、前
記目標抽出手段は、複数の前記撮像カメラからの出力画
像信号に基づき目標を抽出するものである。
【0013】第4の発明に係るスポーツ競技表示装置
は、第1の発明において、前記撮像手段は、赤外線カメ
ラであり、前記目標抽出手段は、競技エリアとの温度差
により目標を抽出するものである。
は、第1の発明において、前記撮像手段は、赤外線カメ
ラであり、前記目標抽出手段は、競技エリアとの温度差
により目標を抽出するものである。
【0014】第5の発明に係るスポーツ競技表示装置
は、第1の発明において、前記撮像手段は、カラーカメ
ラであり、前記目標識別情報生成手段は、目標の色分布
を解析することにより目標識別情報として色情報を扱う
ものである。
は、第1の発明において、前記撮像手段は、カラーカメ
ラであり、前記目標識別情報生成手段は、目標の色分布
を解析することにより目標識別情報として色情報を扱う
ものである。
【0015】第6の発明に係るスポーツ競技表示装置
は、第5の発明において、目標が競技者である場合、前
記設定入力処理手段は全競技者を目標として設定し、前
記目標識別情報生成手段は、目標の色情報を目標特徴情
報に含み、前記表示処理手段は、チーム別を模式的に示
した表示画像を生成するものである。
は、第5の発明において、目標が競技者である場合、前
記設定入力処理手段は全競技者を目標として設定し、前
記目標識別情報生成手段は、目標の色情報を目標特徴情
報に含み、前記表示処理手段は、チーム別を模式的に示
した表示画像を生成するものである。
【0016】第7の発明に係るスポーツ競技表示装置
は、第4の発明において、前記撮像手段は、更にカラー
カメラを有し、前記目標識別情報生成手段は、前記目標
抽出手段が抽出した目標に対し、前記カラーカメラから
の出力画像信号に含まれる色情報を加味して目標特徴情
報を生成するものである。
は、第4の発明において、前記撮像手段は、更にカラー
カメラを有し、前記目標識別情報生成手段は、前記目標
抽出手段が抽出した目標に対し、前記カラーカメラから
の出力画像信号に含まれる色情報を加味して目標特徴情
報を生成するものである。
【0017】第8の発明に係るスポーツ競技表示装置
は、第1の発明において、前記撮像手段は、目標に付け
られた特定波長放射部材から放射される特定波長帯を撮
像するカメラである。
は、第1の発明において、前記撮像手段は、目標に付け
られた特定波長放射部材から放射される特定波長帯を撮
像するカメラである。
【0018】第9の発明に係るスポーツ競技表示装置
は、第8の発明において、目標を照射することによって
前記特定波長放射部材から放射される特定波長帯の放射
を助長する特殊光照射手段を有するものである。
は、第8の発明において、目標を照射することによって
前記特定波長放射部材から放射される特定波長帯の放射
を助長する特殊光照射手段を有するものである。
【0019】第10の発明に係るスポーツ競技表示装置
は、第8又は9いずれかの発明において、目標の種別に
よって異なる波長帯を放射する特定波長放射部材を付け
るものである。
は、第8又は9いずれかの発明において、目標の種別に
よって異なる波長帯を放射する特定波長放射部材を付け
るものである。
【0020】第11の発明に係るスポーツ競技表示装置
は、第1の発明において、前記撮像手段と異なる角度か
ら競技エリアを撮像する補助撮像手段と、前記補助撮像
手段からの出力画像信号を画像処理することにより目標
のみを抽出し、その抽出した目標によって前記目標抽出
手段が抽出した目標の照合を行う目標照合手段とを有
し、前記追尾処理手段による画像追尾処理の支援をする
ものである。
は、第1の発明において、前記撮像手段と異なる角度か
ら競技エリアを撮像する補助撮像手段と、前記補助撮像
手段からの出力画像信号を画像処理することにより目標
のみを抽出し、その抽出した目標によって前記目標抽出
手段が抽出した目標の照合を行う目標照合手段とを有
し、前記追尾処理手段による画像追尾処理の支援をする
ものである。
【0021】第12の発明に係るスポーツ競技表示装置
は、第1又は11いずれかの発明において、追尾目標が
競技者である場合、出力画像信号から競技者のユニフォ
ームに付された番号を抽出する番号抽出手段を有するも
のである。
は、第1又は11いずれかの発明において、追尾目標が
競技者である場合、出力画像信号から競技者のユニフォ
ームに付された番号を抽出する番号抽出手段を有するも
のである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。
好適な実施の形態について説明する。
【0023】実施の形態1.図1は、本発明に係るスポ
ーツ競技表示装置の実施の形態1を示したブロック構成
図である。本実施の形態における装置は、撮像カメラ1
5、目標抽出部16、設定入力処理部17、目標識別情
報生成部18、追尾処理部19、位置評定部20、デー
タ記録部21及び表示処理部22を有している。本実施
の形態では、サッカーのTV中継のための映像を作成し
出力する装置を例にして説明することにする。
ーツ競技表示装置の実施の形態1を示したブロック構成
図である。本実施の形態における装置は、撮像カメラ1
5、目標抽出部16、設定入力処理部17、目標識別情
報生成部18、追尾処理部19、位置評定部20、デー
タ記録部21及び表示処理部22を有している。本実施
の形態では、サッカーのTV中継のための映像を作成し
出力する装置を例にして説明することにする。
【0024】撮像カメラ15は、撮像手段として設けら
れ、競技エリア全体すなわちグラウンドを見渡せる位置
に取り付けられている。本実施の形態では、撮像カメラ
15をドーム型の競技場の天井に取り付け、グラウンド
全体を真上から撮像することにする。目標抽出部16
は、目標抽出手段として設けられ、撮像カメラ15等か
らの出力画像信号を画像処理することにより目標のみを
抽出する。設定入力処理部17は、設定入力処理手段と
して設けられ、抽出した目標の中から追尾目標を設定す
る。目標識別情報生成部18は、目標識別情報生成手段
として設けられ、目標抽出部16が抽出した目標毎に識
別情報を付与するとともに画像上における追尾に必要な
各目標の目標特徴情報を生成する。追尾処理部19は、
追尾処理手段として設けられ、目標特徴情報に基づき画
像上において設定入力処理部17により設定された追尾
目標のみの画像追尾処理を行う。位置評定部20は、位
置評定手段として設けられ、画像上における追尾目標の
位置を実際のグラウンドにおける位置に変換して追尾目
標位置情報を生成する。データ記録部21は、データ記
録手段として設けられ、位置評定部20が生成した一連
の追尾目標位置情報を移動情報として記憶する。表示処
理部22は、表示処理手段として設けられ、位置評定部
20からの追尾目標位置情報を模式的に示したグラウン
ド画像上に重畳させるなどして放送用の表示画像を生成
し出力する。
れ、競技エリア全体すなわちグラウンドを見渡せる位置
に取り付けられている。本実施の形態では、撮像カメラ
15をドーム型の競技場の天井に取り付け、グラウンド
全体を真上から撮像することにする。目標抽出部16
は、目標抽出手段として設けられ、撮像カメラ15等か
らの出力画像信号を画像処理することにより目標のみを
抽出する。設定入力処理部17は、設定入力処理手段と
して設けられ、抽出した目標の中から追尾目標を設定す
る。目標識別情報生成部18は、目標識別情報生成手段
として設けられ、目標抽出部16が抽出した目標毎に識
別情報を付与するとともに画像上における追尾に必要な
各目標の目標特徴情報を生成する。追尾処理部19は、
追尾処理手段として設けられ、目標特徴情報に基づき画
像上において設定入力処理部17により設定された追尾
目標のみの画像追尾処理を行う。位置評定部20は、位
置評定手段として設けられ、画像上における追尾目標の
位置を実際のグラウンドにおける位置に変換して追尾目
標位置情報を生成する。データ記録部21は、データ記
録手段として設けられ、位置評定部20が生成した一連
の追尾目標位置情報を移動情報として記憶する。表示処
理部22は、表示処理手段として設けられ、位置評定部
20からの追尾目標位置情報を模式的に示したグラウン
ド画像上に重畳させるなどして放送用の表示画像を生成
し出力する。
【0025】本実施の形態において特徴的なことは、追
尾の対象とする目標(選手、ボール、審判等)を特定す
ることができることである。これにより、指定した目標
のみの動きの軌跡を表示することができるとともに指定
していない目標の表示を省略するができる。
尾の対象とする目標(選手、ボール、審判等)を特定す
ることができることである。これにより、指定した目標
のみの動きの軌跡を表示することができるとともに指定
していない目標の表示を省略するができる。
【0026】次に、本実施の形態における動作について
説明する。
説明する。
【0027】目標抽出部16は、撮像カメラ15が出力
する画像信号を受け取ると画像処理により目標のみを抽
出する。この処理について図2に示した例を用いて説明
すると、目標抽出部16は、撮像カメラ15が撮像した
グラウンド内にまだ目標が存在しない状態の画像を予め
保持しておき、それを比較用画像23とする。そして、
目標が存在するときに受信した入力画像24から比較用
画像23を減算する。これにより、目標のみの抽出をす
ることができる。
する画像信号を受け取ると画像処理により目標のみを抽
出する。この処理について図2に示した例を用いて説明
すると、目標抽出部16は、撮像カメラ15が撮像した
グラウンド内にまだ目標が存在しない状態の画像を予め
保持しておき、それを比較用画像23とする。そして、
目標が存在するときに受信した入力画像24から比較用
画像23を減算する。これにより、目標のみの抽出をす
ることができる。
【0028】抽出された目標は、目標識別情報生成部1
8によって通し番号等の識別情報を付けられる。更に、
目標識別情報生成部18は、各目標の画像上における追
尾を可能とするために必要な目標特徴情報を生成する。
目標特徴情報には、各目標の画像上における位置、大き
さ、輝度等が含まれ、目標識別情報生成部18は、画像
信号に基づき算出、計測を行うことで目標特徴情報を生
成することになる。また、この際、目標識別情報生成部
18は、目標抽出部16が抽出した目標の中から追尾対
象となり得ない目標、すなわち画像ノイズ等により発生
した選手等以外の目標を取り除く。設定入力処理部17
は、オペレータからの指示を受け付け、目標識別情報生
成部18が抽出した目標の中から追尾の対象とする目標
を設定する。これにより、目標識別情報生成部18は、
今後追尾対象となった目標に関する目標特徴情報のみを
追尾処理部19に送出することになる。
8によって通し番号等の識別情報を付けられる。更に、
目標識別情報生成部18は、各目標の画像上における追
尾を可能とするために必要な目標特徴情報を生成する。
目標特徴情報には、各目標の画像上における位置、大き
さ、輝度等が含まれ、目標識別情報生成部18は、画像
信号に基づき算出、計測を行うことで目標特徴情報を生
成することになる。また、この際、目標識別情報生成部
18は、目標抽出部16が抽出した目標の中から追尾対
象となり得ない目標、すなわち画像ノイズ等により発生
した選手等以外の目標を取り除く。設定入力処理部17
は、オペレータからの指示を受け付け、目標識別情報生
成部18が抽出した目標の中から追尾の対象とする目標
を設定する。これにより、目標識別情報生成部18は、
今後追尾対象となった目標に関する目標特徴情報のみを
追尾処理部19に送出することになる。
【0029】追尾処理部19は、目標識別情報生成部1
8による目標識別処理により得られた追尾目標の目標特
徴情報を受け取ると、一般的な画像追尾処理を行う。す
なわち、目標毎に各目標の予測位置を推定し、目標の予
想位置に最も近く、かつ最も類似した目標特徴情報の値
(特徴量)を持つ目標を追尾する。なお、追尾処理部1
9が作成した追尾情報は、目標識別情報生成部18によ
る目標識別処理にも反映され、目標識別の支援データと
される。例えば、目標の撮像カメラ15からの距離が遠
くなればその分目標の大きさは画像上小さくなるためそ
れを考慮させるためである。
8による目標識別処理により得られた追尾目標の目標特
徴情報を受け取ると、一般的な画像追尾処理を行う。す
なわち、目標毎に各目標の予測位置を推定し、目標の予
想位置に最も近く、かつ最も類似した目標特徴情報の値
(特徴量)を持つ目標を追尾する。なお、追尾処理部1
9が作成した追尾情報は、目標識別情報生成部18によ
る目標識別処理にも反映され、目標識別の支援データと
される。例えば、目標の撮像カメラ15からの距離が遠
くなればその分目標の大きさは画像上小さくなるためそ
れを考慮させるためである。
【0030】位置評定部20は、撮像カメラ15により
撮像されたグラウンドと使用される実際のグラウンドと
の相違に基づく画像位置変換式を予め記憶しており、追
尾処理部19からの追尾情報に含まれる追尾目標の画像
上における位置を実際のグラウンドにおける位置に変換
して追尾目標位置情報を生成する。位置評定部20は、
生成した追尾目標位置情報をデータ記録部21に保存す
るとともに表示処理部22に送出する。
撮像されたグラウンドと使用される実際のグラウンドと
の相違に基づく画像位置変換式を予め記憶しており、追
尾処理部19からの追尾情報に含まれる追尾目標の画像
上における位置を実際のグラウンドにおける位置に変換
して追尾目標位置情報を生成する。位置評定部20は、
生成した追尾目標位置情報をデータ記録部21に保存す
るとともに表示処理部22に送出する。
【0031】表示処理部22は、位置評定部20からの
追尾目標位置情報を、予め保持する模式的に示したグラ
ウンド画像上に重畳させて表示画像を生成する。更に、
表示処理部22は、他の撮像カメラ等からの出力画像信
号と上記生成した表示画像とを合成するなどして一般の
放送表示技術により表示効果を高めて放送用の映像を生
成し出力する。
追尾目標位置情報を、予め保持する模式的に示したグラ
ウンド画像上に重畳させて表示画像を生成する。更に、
表示処理部22は、他の撮像カメラ等からの出力画像信
号と上記生成した表示画像とを合成するなどして一般の
放送表示技術により表示効果を高めて放送用の映像を生
成し出力する。
【0032】図3は、本実施の形態において作成した表
示画像の一例を示した図である。図3には、撮像カメラ
15からの画像信号に基づき一選手(目標)の動きのみ
を追尾して得た軌跡25を表示したグラウンド全体の画
像26と他の撮像カメラにより撮像された当該一選手の
画像27とが合成されて作成されている。このように、
本実施の形態によれば、指定した選手のみの動きの軌跡
を表示することができるとともに指定していない選手の
表示を省略するができるため、スポーツ競技をよりおも
しろく放映することができる。
示画像の一例を示した図である。図3には、撮像カメラ
15からの画像信号に基づき一選手(目標)の動きのみ
を追尾して得た軌跡25を表示したグラウンド全体の画
像26と他の撮像カメラにより撮像された当該一選手の
画像27とが合成されて作成されている。このように、
本実施の形態によれば、指定した選手のみの動きの軌跡
を表示することができるとともに指定していない選手の
表示を省略するができるため、スポーツ競技をよりおも
しろく放映することができる。
【0033】なお、本実施の形態では、全目標のうち設
定入力処理部17からの入力設定により追尾すべき目標
を絞り込み、その追尾目標のみを目標識別情報生成部1
8による目標識別処理の対象としたので、処理データ量
の削減による処理の高速化を図ることができるが、追尾
目標は常に全目標とし、全目標の追尾目標位置情報をデ
ータ記録部21に記録するようにし、その後の表示処理
部22において表示画像を作成する際に、全目標の追尾
目標位置情報のうち設定入力処理部17で入力設定され
た目標のみに関する追尾目標位置情報に基づき表示画像
を生成するようにしてもよい。
定入力処理部17からの入力設定により追尾すべき目標
を絞り込み、その追尾目標のみを目標識別情報生成部1
8による目標識別処理の対象としたので、処理データ量
の削減による処理の高速化を図ることができるが、追尾
目標は常に全目標とし、全目標の追尾目標位置情報をデ
ータ記録部21に記録するようにし、その後の表示処理
部22において表示画像を作成する際に、全目標の追尾
目標位置情報のうち設定入力処理部17で入力設定され
た目標のみに関する追尾目標位置情報に基づき表示画像
を生成するようにしてもよい。
【0034】また、上記説明では、追尾目標として一選
手を設定した例であったが、ボールを追尾目標とするこ
ともできる。また、一選手とボールを追尾目標として設
定すれば、選手とボールとの絡みが非常によくわかるの
で、スポーツ競技をよりおもしろく放映することができ
る。
手を設定した例であったが、ボールを追尾目標とするこ
ともできる。また、一選手とボールを追尾目標として設
定すれば、選手とボールとの絡みが非常によくわかるの
で、スポーツ競技をよりおもしろく放映することができ
る。
【0035】実施の形態2.図4は、本発明に係るスポ
ーツ競技表示装置の実施の形態2を示したブロック構成
図である。本実施の形態における装置は、撮像カメラ1
5からの出力画像信号を録画する画像記録手段としての
画像記録部(VTR)28と、撮像カメラ15若しくは
VTR28からの出力画像信号を切り替え目標抽出部1
6に送出する画像切替手段としての画像切替部29と、
VTR28が記録している画像若しくは再生している画
像を表示するテレビモニタ30とを実施の形態1の装置
に更に加えた構成を有している。
ーツ競技表示装置の実施の形態2を示したブロック構成
図である。本実施の形態における装置は、撮像カメラ1
5からの出力画像信号を録画する画像記録手段としての
画像記録部(VTR)28と、撮像カメラ15若しくは
VTR28からの出力画像信号を切り替え目標抽出部1
6に送出する画像切替手段としての画像切替部29と、
VTR28が記録している画像若しくは再生している画
像を表示するテレビモニタ30とを実施の形態1の装置
に更に加えた構成を有している。
【0036】上記実施の形態1では、撮像カメラ15が
撮像した生画像のみを表示の対象としたが、本実施の形
態では、撮像カメラ15が撮像した画像をいったん記録
する手段を設けたので、再生したい画像に再度表示処理
を施すことができる。生画像と録画画像との切替えは、
図示しない操作指示部から画像切替部29に指示を出す
ことによって行われる。また、再生したい画像は、テレ
ビモニタ30で確認すしながら頭出しをすることができ
る。
撮像した生画像のみを表示の対象としたが、本実施の形
態では、撮像カメラ15が撮像した画像をいったん記録
する手段を設けたので、再生したい画像に再度表示処理
を施すことができる。生画像と録画画像との切替えは、
図示しない操作指示部から画像切替部29に指示を出す
ことによって行われる。また、再生したい画像は、テレ
ビモニタ30で確認すしながら頭出しをすることができ
る。
【0037】なお、本実施の形態では、画像記録手段と
してVTR28を用いたが、これに限られたものではな
く、DVD、ディスク装置等でもよい。
してVTR28を用いたが、これに限られたものではな
く、DVD、ディスク装置等でもよい。
【0038】実施の形態3.図5は、本発明に係るスポ
ーツ競技表示装置の実施の形態3を示したブロック構成
図である。本実施の形態における装置は、撮像手段とし
てグラウンドを分割したときの各領域をそれぞれ撮像す
る複数台の撮像カメラ15を設けたことと、複数の撮像
カメラ15からの出力画像信号に基づき目標を抽出する
ために、実施の形態1と同様の目標抽出部16と目標抽
出部16からの出力を合成する画像合成部31とを目標
抽出手段として設けたことを特徴としている。その他の
構成は、実施の形態1と同じである。
ーツ競技表示装置の実施の形態3を示したブロック構成
図である。本実施の形態における装置は、撮像手段とし
てグラウンドを分割したときの各領域をそれぞれ撮像す
る複数台の撮像カメラ15を設けたことと、複数の撮像
カメラ15からの出力画像信号に基づき目標を抽出する
ために、実施の形態1と同様の目標抽出部16と目標抽
出部16からの出力を合成する画像合成部31とを目標
抽出手段として設けたことを特徴としている。その他の
構成は、実施の形態1と同じである。
【0039】本実施の形態においては、撮像カメラ15
を図6に示したように隣接する撮像カメラ15同士の覆
域の一部を重ね、複数台全部の撮像カメラ15によって
グラウンド全体を撮像するように設置する。覆域の一部
を重ねることによって目標を確実に捉え追尾を確実にで
きるようにする。なお、図6では、4台の撮像カメラ1
5を用いた例を示したが、この台数に限られないことは
いうまでもない。
を図6に示したように隣接する撮像カメラ15同士の覆
域の一部を重ね、複数台全部の撮像カメラ15によって
グラウンド全体を撮像するように設置する。覆域の一部
を重ねることによって目標を確実に捉え追尾を確実にで
きるようにする。なお、図6では、4台の撮像カメラ1
5を用いた例を示したが、この台数に限られないことは
いうまでもない。
【0040】次に、本実施の形態における動作について
説明する。
説明する。
【0041】各目標抽出部16は、接続した各撮像カメ
ラ15が撮像する出力画像信号を受け取ると画像処理に
より目標のみを抽出する。この抽出処理は、実施の形態
1と同じでよい。画像合成部31は、各目標抽出部16
の出力を合成してグラウンド全体における目標として抽
出する。ちょうど重ねた部分に目標32が存在するとき
には、優先順位の高い撮像カメラ15の画像信号のみを
使用したり、一方のみの画像信号では目標が確実に抽出
できないときには必要に応じて他方を補助的に使用した
りする。また、複数の領域にまたがって目標33が存在
するときには双方の撮像カメラ15からの出力画像信号
を合成して目標を抽出する。複数の撮像カメラ15から
の画像信号をどのように使用するかは設計事項の範囲内
である。この合成処理等を行って抽出した目標は、目標
識別情報生成部18に送られるが、その後の処理は、実
施の形態1と同じなので説明を省略する。
ラ15が撮像する出力画像信号を受け取ると画像処理に
より目標のみを抽出する。この抽出処理は、実施の形態
1と同じでよい。画像合成部31は、各目標抽出部16
の出力を合成してグラウンド全体における目標として抽
出する。ちょうど重ねた部分に目標32が存在するとき
には、優先順位の高い撮像カメラ15の画像信号のみを
使用したり、一方のみの画像信号では目標が確実に抽出
できないときには必要に応じて他方を補助的に使用した
りする。また、複数の領域にまたがって目標33が存在
するときには双方の撮像カメラ15からの出力画像信号
を合成して目標を抽出する。複数の撮像カメラ15から
の画像信号をどのように使用するかは設計事項の範囲内
である。この合成処理等を行って抽出した目標は、目標
識別情報生成部18に送られるが、その後の処理は、実
施の形態1と同じなので説明を省略する。
【0042】本実施の形態によれば、実施の形態1と同
程度の性能の撮像カメラ15を複数台設置し、グラウン
ド全体を分割してそれぞれの領域を撮像するようにした
ので、目標の分解能を向上させることができる。なお、
本実施の形態における目標抽出手段は、目標抽出部16
からの出力を合成するようにしたが、撮像カメラ15か
らの画像信号を先に合成してから目標を抽出するように
してもよい。
程度の性能の撮像カメラ15を複数台設置し、グラウン
ド全体を分割してそれぞれの領域を撮像するようにした
ので、目標の分解能を向上させることができる。なお、
本実施の形態における目標抽出手段は、目標抽出部16
からの出力を合成するようにしたが、撮像カメラ15か
らの画像信号を先に合成してから目標を抽出するように
してもよい。
【0043】実施の形態4.上記各実施の形態では、撮
像カメラ15として一般的な可視光のカメラを想定した
が、本実施の形態では、撮像手段として赤外線カメラを
使用することを特徴としている。赤外線カメラを用いる
ことにより、目標抽出部16は、グラウンドとの温度差
により目標を抽出することになる。すなわち、目標が選
手である場合、特に冬場のグラウンドの温度と目標であ
る競技中の選手の温度(体温)との温度差は、大きいた
め温度の高い画像上における位置を目標と認識すること
になる。これにより、目標の抽出の誤認識が少なくな
り、画像上における選手の抽出が確実にできるようにな
る。なお、目標識別情報生成部18が生成した目標特徴
情報に基づき行われる追尾処理、表示処理等は、実施の
形態1と同じなので説明を省略する。
像カメラ15として一般的な可視光のカメラを想定した
が、本実施の形態では、撮像手段として赤外線カメラを
使用することを特徴としている。赤外線カメラを用いる
ことにより、目標抽出部16は、グラウンドとの温度差
により目標を抽出することになる。すなわち、目標が選
手である場合、特に冬場のグラウンドの温度と目標であ
る競技中の選手の温度(体温)との温度差は、大きいた
め温度の高い画像上における位置を目標と認識すること
になる。これにより、目標の抽出の誤認識が少なくな
り、画像上における選手の抽出が確実にできるようにな
る。なお、目標識別情報生成部18が生成した目標特徴
情報に基づき行われる追尾処理、表示処理等は、実施の
形態1と同じなので説明を省略する。
【0044】実施の形態5.上記実施の形態1〜3で
は、撮像カメラ15として一般的な可視光のカメラを想
定したが、本実施の形態では、撮像手段としてカラーカ
メラを使用することを特徴としている。カラーカメラを
用いることにより、目標識別情報生成部18は、目標の
色分布を解析することにより目標識別情報として色情報
を扱うことができるようになる。
は、撮像カメラ15として一般的な可視光のカメラを想
定したが、本実施の形態では、撮像手段としてカラーカ
メラを使用することを特徴としている。カラーカメラを
用いることにより、目標識別情報生成部18は、目標の
色分布を解析することにより目標識別情報として色情報
を扱うことができるようになる。
【0045】実施の形態1における撮像カメラ15で
は、白黒用カメラでもカラーカメラでも目標識別情報生
成部18における処理内容は同じであるが、本実施の形
態においては、目標の色分布の解析処理を更に付加的に
行うようにしたので目標である選手のチーム別をもユニ
フォームの色の相違を持って判定することができる。目
標の色分布の解析処理は、図7に示したように、得られ
たカラー画像をR(赤)、G(緑)、B(青)に分解し
て、目標付近のある領域内でRGBの各ヒストグラム
(輝度−画素数の分布)を算出する。例えば、白色のユ
ニフォームのチームの選手(目標1)と緑色のユニフォ
ームのチームの選手(目標2)とが対戦しているとする
と、目標1の分布は、RGBが全て輝度レベルの高いと
ころに多く分布する。一方、目標2の分布は、Bだけが
輝度レベルの高いところに多く分布し、R及びBは、輝
度レベルの低いところに多く分布することになる。対戦
型のスポーツの場合は、ユニフォームの色を異なるよう
にすることが通常なので、たとえチームマーク、背番
号、スポンサーマーク等の他の色が多少混在したとして
もチーム別に2値化することは困難なことではない。な
お、目標識別情報生成部18が生成した目標特徴情報に
基づき行われる追尾処理、表示処理等は、実施の形態1
と同じなので説明を省略する。
は、白黒用カメラでもカラーカメラでも目標識別情報生
成部18における処理内容は同じであるが、本実施の形
態においては、目標の色分布の解析処理を更に付加的に
行うようにしたので目標である選手のチーム別をもユニ
フォームの色の相違を持って判定することができる。目
標の色分布の解析処理は、図7に示したように、得られ
たカラー画像をR(赤)、G(緑)、B(青)に分解し
て、目標付近のある領域内でRGBの各ヒストグラム
(輝度−画素数の分布)を算出する。例えば、白色のユ
ニフォームのチームの選手(目標1)と緑色のユニフォ
ームのチームの選手(目標2)とが対戦しているとする
と、目標1の分布は、RGBが全て輝度レベルの高いと
ころに多く分布する。一方、目標2の分布は、Bだけが
輝度レベルの高いところに多く分布し、R及びBは、輝
度レベルの低いところに多く分布することになる。対戦
型のスポーツの場合は、ユニフォームの色を異なるよう
にすることが通常なので、たとえチームマーク、背番
号、スポンサーマーク等の他の色が多少混在したとして
もチーム別に2値化することは困難なことではない。な
お、目標識別情報生成部18が生成した目標特徴情報に
基づき行われる追尾処理、表示処理等は、実施の形態1
と同じなので説明を省略する。
【0046】このように、本実施の形態によれば、カラ
ーカメラを使用し、色情報を扱うことができるようにし
たので個々の選手のチーム別の判定を容易に行うことが
できる。従って、予め目標(選手)のチームの別を予め
設定しておかなくても自動的に選手の属するチームを自
動判別できる。また、表示画像の生成の際にチーム別を
表現できるようになる。
ーカメラを使用し、色情報を扱うことができるようにし
たので個々の選手のチーム別の判定を容易に行うことが
できる。従って、予め目標(選手)のチームの別を予め
設定しておかなくても自動的に選手の属するチームを自
動判別できる。また、表示画像の生成の際にチーム別を
表現できるようになる。
【0047】また、このように目標が選手である場合、
設定入力処理部17により全選手を追尾目標として設定
すると、表示処理部22は、チーム別を模式的に示した
表示画像を生成することができる。すなわち、グラウン
ド内における選手全員の動きを表示できるようになる。
この全選手の動きを表したグラウンド全体の画像と他の
画像と合成した場合の表示例を図8に示す。もちろん、
一方のチームの選手全員やフォワードのみを追尾目標と
して設定したりすることもできるので、スポーツ競技を
よりおもしろく放映することができる。
設定入力処理部17により全選手を追尾目標として設定
すると、表示処理部22は、チーム別を模式的に示した
表示画像を生成することができる。すなわち、グラウン
ド内における選手全員の動きを表示できるようになる。
この全選手の動きを表したグラウンド全体の画像と他の
画像と合成した場合の表示例を図8に示す。もちろん、
一方のチームの選手全員やフォワードのみを追尾目標と
して設定したりすることもできるので、スポーツ競技を
よりおもしろく放映することができる。
【0048】実施の形態6.図9は、本発明に係るスポ
ーツ競技表示装置の実施の形態6を示したブロック構成
図である。本実施の形態では、実施の形態4において説
明したように撮像手段として赤外線カメラ34を用い、
更にカラーカメラ35を目標識別情報生成部18の入力
とした構成としたことを特徴としている。従って、目標
識別情報生成部18は、赤外線カメラ34からの画像信
号に基づき抽出した目標に対し、カラーカメラ35から
の出力画像信号に含まれる色情報を加味して目標特徴情
報を生成するようにした。これにより、次のような効果
が得られる。例えば、サッカーではボールを奪うために
接触プレーが頻繁に起きるが、このとき、画像上におけ
る選手同士は、重畳してしまう場合がある。このよう
に、接触プレーにより選手同士が交錯した後に異なる方
向に動いたとき、どちらの選手に対して追尾を継続する
べきかの判断が困難となってしまう。そこで、本実施の
形態のように目標特徴情報に色情報を付加することによ
って交錯後の追尾対象をより正確に判定することができ
るようになる。
ーツ競技表示装置の実施の形態6を示したブロック構成
図である。本実施の形態では、実施の形態4において説
明したように撮像手段として赤外線カメラ34を用い、
更にカラーカメラ35を目標識別情報生成部18の入力
とした構成としたことを特徴としている。従って、目標
識別情報生成部18は、赤外線カメラ34からの画像信
号に基づき抽出した目標に対し、カラーカメラ35から
の出力画像信号に含まれる色情報を加味して目標特徴情
報を生成するようにした。これにより、次のような効果
が得られる。例えば、サッカーではボールを奪うために
接触プレーが頻繁に起きるが、このとき、画像上におけ
る選手同士は、重畳してしまう場合がある。このよう
に、接触プレーにより選手同士が交錯した後に異なる方
向に動いたとき、どちらの選手に対して追尾を継続する
べきかの判断が困難となってしまう。そこで、本実施の
形態のように目標特徴情報に色情報を付加することによ
って交錯後の追尾対象をより正確に判定することができ
るようになる。
【0049】本実施の形態によれば、このように色情報
を加味して目標特徴情報を生成するようにしたので、目
標特徴情報を用いて行われる画像追尾処理による追尾精
度及び識別精度を向上させることができる。なお、目標
識別情報生成部18が生成した目標特徴情報に基づき行
われる追尾処理、表示処理等は、実施の形態1と同じな
ので説明を省略する。
を加味して目標特徴情報を生成するようにしたので、目
標特徴情報を用いて行われる画像追尾処理による追尾精
度及び識別精度を向上させることができる。なお、目標
識別情報生成部18が生成した目標特徴情報に基づき行
われる追尾処理、表示処理等は、実施の形態1と同じな
ので説明を省略する。
【0050】実施の形態7.上記実施の形態1〜3で
は、撮像カメラ15として一般的な可視光のカメラを想
定したが、本実施の形態では、撮像手段として目標に付
けられた特定波長放射部材から放射される特定波長帯を
撮像するカメラを使用することを特徴としている。本実
施の形態では、選手のユニフォームやボールに特定波長
放射部材として特定の波長のみを強く反射する特殊な塗
料を塗布する。その特殊な塗料は、グラウンドを照射す
る照明塔からの光を受けると反射し、その光を上記カメ
ラが撮像することになる。これにより、画像上における
目標の検出率の向上を図ることができる。
は、撮像カメラ15として一般的な可視光のカメラを想
定したが、本実施の形態では、撮像手段として目標に付
けられた特定波長放射部材から放射される特定波長帯を
撮像するカメラを使用することを特徴としている。本実
施の形態では、選手のユニフォームやボールに特定波長
放射部材として特定の波長のみを強く反射する特殊な塗
料を塗布する。その特殊な塗料は、グラウンドを照射す
る照明塔からの光を受けると反射し、その光を上記カメ
ラが撮像することになる。これにより、画像上における
目標の検出率の向上を図ることができる。
【0051】なお、本実施の形態では、プレーの安全性
を考慮して、また、ボールにも取付可能とするために特
定波長放射部材として塗料を塗布するようにしたが、塗
料でなくてもユニフォーム、シューズあるいは選手自身
に取り付ける物でもよい。また、ここでいう放射には、
反射のみならず自ら発光するという意味も含まれてお
り、特定波長放射部材として特定波長を自ら発光するよ
うな手段を用いるようにしてもよい。
を考慮して、また、ボールにも取付可能とするために特
定波長放射部材として塗料を塗布するようにしたが、塗
料でなくてもユニフォーム、シューズあるいは選手自身
に取り付ける物でもよい。また、ここでいう放射には、
反射のみならず自ら発光するという意味も含まれてお
り、特定波長放射部材として特定波長を自ら発光するよ
うな手段を用いるようにしてもよい。
【0052】実施の形態8.本実施の形態では、特定波
長放射部材が付けられた目標を照射することによって特
定波長放射部材から放射される特定波長帯の放射を助長
する特殊光照射手段として特殊光照明を設置したことを
特徴としている。すなわち、特殊塗料の反射の強い波長
帯の光を発生する特殊光照明をグラウンド内にいる選手
等目標を常時照射できる位置から照射することで、競技
場内の照明だけでは反射光が微弱である場合での画像上
における目標の存在を浮かび上がらせることができる。
これにより、画像上における目標検出率の向上という実
施の形態7と同様の効果を更に向上させることができ
る。
長放射部材が付けられた目標を照射することによって特
定波長放射部材から放射される特定波長帯の放射を助長
する特殊光照射手段として特殊光照明を設置したことを
特徴としている。すなわち、特殊塗料の反射の強い波長
帯の光を発生する特殊光照明をグラウンド内にいる選手
等目標を常時照射できる位置から照射することで、競技
場内の照明だけでは反射光が微弱である場合での画像上
における目標の存在を浮かび上がらせることができる。
これにより、画像上における目標検出率の向上という実
施の形態7と同様の効果を更に向上させることができ
る。
【0053】実施の形態9.上記実施の形態7及び実施
の形態8においては、目標に特殊塗料などの特定波長放
射部材を付けることについて説明したが、本実施の形態
においては、ボール、チーム別あるいは選手毎など目標
の種別によって異なる波長帯を放射する特定波長放射部
材を付けることを特徴としている。これにより、目標識
別情報生成部18は、目標特徴情報として波長帯情報を
付加することがなるが、追尾処理部19は、画像追尾処
理においてその波長帯情報を参照することによって個々
の目標の追尾をより確実にすることができるようにな
る。
の形態8においては、目標に特殊塗料などの特定波長放
射部材を付けることについて説明したが、本実施の形態
においては、ボール、チーム別あるいは選手毎など目標
の種別によって異なる波長帯を放射する特定波長放射部
材を付けることを特徴としている。これにより、目標識
別情報生成部18は、目標特徴情報として波長帯情報を
付加することがなるが、追尾処理部19は、画像追尾処
理においてその波長帯情報を参照することによって個々
の目標の追尾をより確実にすることができるようにな
る。
【0054】実施の形態10.図10は、本発明に係る
スポーツ競技表示装置の実施の形態10を示したブロッ
ク構成図である。本実施の形態における装置は、補助用
の撮像カメラ36と補助用の目標抽出部37と目標照合
部38とを実施の形態1の装置に更に加えた構成を有し
ている。撮像カメラ36は、撮像手段として設けられた
撮像カメラ15と異なる角度からグラウンドを撮像する
補助撮像手段として設けられている。本実施の形態の場
合、撮像カメラ15は、ドーム型の競技場の天井に取り
付けているので、補助用の撮像カメラ36は、異なる角
度となる横方向からグラウンドを撮像する位置に設置す
る。補助用の目標抽出部37と目標照合部38とは、目
標照合手段として設けられている。補助用の目標抽出部
37は、目標抽出部16と同一の機能処理を行い、撮像
カメラ36からの出力画像信号を画像処理することによ
り目標のみを抽出する。目標照合部38は、その抽出し
た目標によって目標抽出部16が抽出した目標の照合を
行う。なお、図10には、複数台の撮像カメラ36を設
けたように図示したが、少なくとも1台あればよい。
スポーツ競技表示装置の実施の形態10を示したブロッ
ク構成図である。本実施の形態における装置は、補助用
の撮像カメラ36と補助用の目標抽出部37と目標照合
部38とを実施の形態1の装置に更に加えた構成を有し
ている。撮像カメラ36は、撮像手段として設けられた
撮像カメラ15と異なる角度からグラウンドを撮像する
補助撮像手段として設けられている。本実施の形態の場
合、撮像カメラ15は、ドーム型の競技場の天井に取り
付けているので、補助用の撮像カメラ36は、異なる角
度となる横方向からグラウンドを撮像する位置に設置す
る。補助用の目標抽出部37と目標照合部38とは、目
標照合手段として設けられている。補助用の目標抽出部
37は、目標抽出部16と同一の機能処理を行い、撮像
カメラ36からの出力画像信号を画像処理することによ
り目標のみを抽出する。目標照合部38は、その抽出し
た目標によって目標抽出部16が抽出した目標の照合を
行う。なお、図10には、複数台の撮像カメラ36を設
けたように図示したが、少なくとも1台あればよい。
【0055】上記実施の形態1では、1台の撮像カメラ
15のみを用いているので設置位置によっては選手同士
が重なってしまい、その後の追尾に支障を来すおそれが
ある。本実施の形態では、このような場合に異なる角度
に設置した撮像カメラ36からの映像信号を補助的に用
いることによって追尾処理部19の画像追尾処理におい
て目標の追尾を確実にできるよう支援することを特徴と
している。
15のみを用いているので設置位置によっては選手同士
が重なってしまい、その後の追尾に支障を来すおそれが
ある。本実施の形態では、このような場合に異なる角度
に設置した撮像カメラ36からの映像信号を補助的に用
いることによって追尾処理部19の画像追尾処理におい
て目標の追尾を確実にできるよう支援することを特徴と
している。
【0056】次に、本実施の形態における動作について
説明する。
説明する。
【0057】目標抽出部16は、撮像カメラ15が出力
する画像信号を受け取ると画像処理により目標のみを抽
出する。目標識別情報生成部18は、抽出された各目標
に対して目標特徴情報を生成するが、目標が画像上重な
った等の理由で追尾している目標の識別が困難となった
場合、その位置情報とその旨を目標照合部38に通知す
る。
する画像信号を受け取ると画像処理により目標のみを抽
出する。目標識別情報生成部18は、抽出された各目標
に対して目標特徴情報を生成するが、目標が画像上重な
った等の理由で追尾している目標の識別が困難となった
場合、その位置情報とその旨を目標照合部38に通知す
る。
【0058】目標照合部38は、このとき、撮像カメラ
36からの映像信号に基づき各目標抽出部37が抽出し
た目標を受け取り、目標識別情報生成部18からの位置
情報に基づき識別困難とした目標付近において目標の照
合を行い、その目標に関する目標特徴情報の生成に必要
な情報を目標識別情報生成部18に渡す。
36からの映像信号に基づき各目標抽出部37が抽出し
た目標を受け取り、目標識別情報生成部18からの位置
情報に基づき識別困難とした目標付近において目標の照
合を行い、その目標に関する目標特徴情報の生成に必要
な情報を目標識別情報生成部18に渡す。
【0059】このようにして、目標識別情報生成部18
は、通常通りに目標特徴情報を生成すると、追尾処理部
19は、画像追尾処理を行い、表示処理部22は、表示
画像を作成し出力する。
は、通常通りに目標特徴情報を生成すると、追尾処理部
19は、画像追尾処理を行い、表示処理部22は、表示
画像を作成し出力する。
【0060】以上のように、本実施の形態によれば、1
台の撮像カメラ15だけでは目標の識別が困難となった
場合でもその目標識別を支援する手段を設けたので、画
像上における追尾目標を確実に捉えることができる。そ
の結果、画像追尾処理による追尾精度及び識別精度を向
上させることができる。
台の撮像カメラ15だけでは目標の識別が困難となった
場合でもその目標識別を支援する手段を設けたので、画
像上における追尾目標を確実に捉えることができる。そ
の結果、画像追尾処理による追尾精度及び識別精度を向
上させることができる。
【0061】実施の形態11.団体スポーツ競技の場
合、選手が着るユニフォームには異なる数字の背番号が
通常付されている。本実施の形態における目標識別情報
生成部18は、更に出力画像信号から選手のユニフォー
ムに付された番号を抽出する番号抽出手段としての機能
を有していることを特徴としている。従って、目標特徴
情報としてユニフォームの背番号が付加されることにな
る。背番号という個々の選手独自の情報を扱うことがで
きるため、個々の目標の認識を容易かつ正確にすること
ができ、この結果、追尾処理部19の画像追尾処理の追
尾精度及び識別精度を向上させることができる。
合、選手が着るユニフォームには異なる数字の背番号が
通常付されている。本実施の形態における目標識別情報
生成部18は、更に出力画像信号から選手のユニフォー
ムに付された番号を抽出する番号抽出手段としての機能
を有していることを特徴としている。従って、目標特徴
情報としてユニフォームの背番号が付加されることにな
る。背番号という個々の選手独自の情報を扱うことがで
きるため、個々の目標の認識を容易かつ正確にすること
ができ、この結果、追尾処理部19の画像追尾処理の追
尾精度及び識別精度を向上させることができる。
【0062】但し、実施の形態1のように、撮像カメラ
15をドーム型の競技場の天井に取り付けてると、背番
号の確認はしにくいので、撮像カメラ15を背番号の見
えやすい位置に設置する。あるいは、実施の形態10の
ように補助用の撮像カメラ36を設置することによって
確認しやすくする。実施の形態10では、目標照合部3
8にも番号抽出手段としての機能を持たせるようにして
もよい。なお、本実施の形態における動作は、実施の形
態1又は実施の形態10と同じなので説明を省略する。
15をドーム型の競技場の天井に取り付けてると、背番
号の確認はしにくいので、撮像カメラ15を背番号の見
えやすい位置に設置する。あるいは、実施の形態10の
ように補助用の撮像カメラ36を設置することによって
確認しやすくする。実施の形態10では、目標照合部3
8にも番号抽出手段としての機能を持たせるようにして
もよい。なお、本実施の形態における動作は、実施の形
態1又は実施の形態10と同じなので説明を省略する。
【0063】以上のように、各実施の形態においては、
指定した選手等のみを追尾対象と設定することができる
ようにしたので、一つの試合から様々な映像を作成する
ことができ、スポーツ競技をよりおもしろくすることが
できる。特に、各実施の形態では、単なる選手の動きを
表示するというのではなく、注目したい選手を選択して
表示できるようにしたことを特徴としている。そして、
追尾対象の選手が他の選手と交錯した場合であってもよ
り正確に追尾ができるようにした。従って、上記各実施
の形態における装置は、サッカーやラグビーなどグラウ
ンド内に両チームが入り乱れるような競技にも好適に使
用することができる。もちろん、バレーボール、テニス
など各チームの選手が交錯しない競技でも有効である。
なお、競技エリアというのは、サッカー、野球の場合は
グラウンドであり、テニスの場合はコートであるが、ボ
ールが行き交うエリアも含むと考えるべきである。
指定した選手等のみを追尾対象と設定することができる
ようにしたので、一つの試合から様々な映像を作成する
ことができ、スポーツ競技をよりおもしろくすることが
できる。特に、各実施の形態では、単なる選手の動きを
表示するというのではなく、注目したい選手を選択して
表示できるようにしたことを特徴としている。そして、
追尾対象の選手が他の選手と交錯した場合であってもよ
り正確に追尾ができるようにした。従って、上記各実施
の形態における装置は、サッカーやラグビーなどグラウ
ンド内に両チームが入り乱れるような競技にも好適に使
用することができる。もちろん、バレーボール、テニス
など各チームの選手が交錯しない競技でも有効である。
なお、競技エリアというのは、サッカー、野球の場合は
グラウンドであり、テニスの場合はコートであるが、ボ
ールが行き交うエリアも含むと考えるべきである。
【0064】また、上記各実施の形態における装置は、
スポーツ競技に関するものであるが、一定領域内で移動
する目標物の表示に関する物にも応用することは可能で
ある。
スポーツ競技に関するものであるが、一定領域内で移動
する目標物の表示に関する物にも応用することは可能で
ある。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、指定した目標のみの動
きの軌跡を表示することができるとともに指定していな
い目標の表示を省略するができる。このように、本発明
は、多様なスポーツ競技表示を可能とするためスポーツ
競技をよりおもしろくする映像を提供することができ
る。
きの軌跡を表示することができるとともに指定していな
い目標の表示を省略するができる。このように、本発明
は、多様なスポーツ競技表示を可能とするためスポーツ
競技をよりおもしろくする映像を提供することができ
る。
【0066】また、撮像手段が撮像した画像を録画でき
るようにしたので、再生したい画像に再度表示処理を施
すことができる。
るようにしたので、再生したい画像に再度表示処理を施
すことができる。
【0067】また、競技エリア全体を分割してそれぞれ
の領域を各撮像カメラによって撮像するようにしたの
で、目標の分解能を向上させることができる。
の領域を各撮像カメラによって撮像するようにしたの
で、目標の分解能を向上させることができる。
【0068】また、撮像手段として赤外線カメラを用い
ることにより目標が選手の場合は特に競技エリアの表面
温度と選手の体温との温度差が大きくなるため、目標の
抽出の誤認識が少なくなり画像上における目標の抽出が
確実にできる。
ることにより目標が選手の場合は特に競技エリアの表面
温度と選手の体温との温度差が大きくなるため、目標の
抽出の誤認識が少なくなり画像上における目標の抽出が
確実にできる。
【0069】また、撮像手段としてカラーカメラを使用
し、色情報を扱うことができるようにしたのでチーム別
の判定を容易に行うことができる。従って、目標が選手
の場合、各選手のチームの別を予め設定しておかなくて
も自動的に選手の属するチームを自動判別できる。ま
た、表示画像の生成の際にチーム別を表現できるように
なる。
し、色情報を扱うことができるようにしたのでチーム別
の判定を容易に行うことができる。従って、目標が選手
の場合、各選手のチームの別を予め設定しておかなくて
も自動的に選手の属するチームを自動判別できる。ま
た、表示画像の生成の際にチーム別を表現できるように
なる。
【0070】また、色情報を加味して目標特徴情報を生
成するようにしたので、目標特徴情報を用いて行われる
画像追尾処理による追尾精度及び識別精度を向上させる
ことができる。これにより、目標が選手である場合、異
なるチームの選手同士が交錯した後に異なる方向に動い
たとき、どちらの選手に対して追尾を継続するべきかの
判定をより正確に行うことができる。
成するようにしたので、目標特徴情報を用いて行われる
画像追尾処理による追尾精度及び識別精度を向上させる
ことができる。これにより、目標が選手である場合、異
なるチームの選手同士が交錯した後に異なる方向に動い
たとき、どちらの選手に対して追尾を継続するべきかの
判定をより正確に行うことができる。
【0071】また、目標に付けられた特定波長放射部材
から放射される特定波長帯を撮像するカメラを使用する
ことで、画像上における目標の検出率を向上させること
ができる。
から放射される特定波長帯を撮像するカメラを使用する
ことで、画像上における目標の検出率を向上させること
ができる。
【0072】また、特定波長放射部材から放射される特
定波長帯の放射を助長する特殊光照射手段を設けること
によって画像上における目標の検出率を更に向上させる
ことができる。
定波長帯の放射を助長する特殊光照射手段を設けること
によって画像上における目標の検出率を更に向上させる
ことができる。
【0073】また、目標の種別によって異なる波長帯を
放射する特定波長放射部材を付けることによって個々の
目標の追尾をより確実にすることができる。
放射する特定波長放射部材を付けることによって個々の
目標の追尾をより確実にすることができる。
【0074】また、1台の撮像手段だけでは目標の識別
が困難となった場合でもその目標識別を補助する手段を
設けたので、画像上における追尾目標を確実に捉えるこ
とができる。その結果、画像追尾処理による追尾精度及
び識別精度を向上させることができる。
が困難となった場合でもその目標識別を補助する手段を
設けたので、画像上における追尾目標を確実に捉えるこ
とができる。その結果、画像追尾処理による追尾精度及
び識別精度を向上させることができる。
【0075】また、出力画像信号から競技者のユニフォ
ームに付された番号を抽出する番号抽出手段を設けたの
で、個々の目標の認識を容易かつ正確にすることができ
るようになり、その結果、追尾処理手段の画像追尾処理
の追尾精度及び識別精度を向上させることができる。
ームに付された番号を抽出する番号抽出手段を設けたの
で、個々の目標の認識を容易かつ正確にすることができ
るようになり、その結果、追尾処理手段の画像追尾処理
の追尾精度及び識別精度を向上させることができる。
【図1】 本発明に係るスポーツ競技表示装置の実施の
形態1を示したブロック構成図である。
形態1を示したブロック構成図である。
【図2】 実施の形態1における目標抽出部の動作の説
明するために用いる画像例を示した図である。
明するために用いる画像例を示した図である。
【図3】 実施の形態1において作成した表示画像の一
例を示した図である。
例を示した図である。
【図4】 本発明に係るスポーツ競技表示装置の実施の
形態2を示したブロック構成図である。
形態2を示したブロック構成図である。
【図5】 本発明に係るスポーツ競技表示装置の実施の
形態3を示したブロック構成図である。
形態3を示したブロック構成図である。
【図6】 実施の形態3における各撮像カメラの撮像領
域の関係を示した図である。
域の関係を示した図である。
【図7】 実施の形態4において行う色分布の解析処理
を説明するために用いる図である。
を説明するために用いる図である。
【図8】 実施の形態5において作成した表示画像の一
例を示した図である。
例を示した図である。
【図9】 本発明に係るスポーツ競技表示装置の実施の
形態6を示したブロック構成図である。
形態6を示したブロック構成図である。
【図10】 本発明に係るスポーツ競技表示装置の実施
の形態10を示したブロック構成図である。
の形態10を示したブロック構成図である。
【図11】 従来の装置のブロック構成図である。
15 撮像カメラ、16 目標抽出部、17 設定入力
処理部、18 目標識別情報生成部、19 追尾処理
部、20 位置評定部、21 データ記録部、22 表
示処理部、23 比較用画像、24 入力画像、25
軌跡、26,27画像、28 画像記録部(VTR)、
29 画像切替部、30 テレビモニタ、31 画像合
成部、32,33 目標、34 赤外線カメラ、35
カラーカメラ、36 撮像カメラ(補助用)、37 目
標抽出部(補助用)、38 目標照合部。
処理部、18 目標識別情報生成部、19 追尾処理
部、20 位置評定部、21 データ記録部、22 表
示処理部、23 比較用画像、24 入力画像、25
軌跡、26,27画像、28 画像記録部(VTR)、
29 画像切替部、30 テレビモニタ、31 画像合
成部、32,33 目標、34 赤外線カメラ、35
カラーカメラ、36 撮像カメラ(補助用)、37 目
標抽出部(補助用)、38 目標照合部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野々山 徹 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内
Claims (12)
- 【請求項1】 競技エリア全体を見渡せる位置に取り付
けられた撮像手段と、 出力画像信号を画像処理することにより目標のみを抽出
する目標抽出手段と、 前記目標抽出手段が抽出した目標毎に識別情報を付与す
るとともに画像上における追尾に必要な各目標の目標特
徴情報を生成する目標識別情報生成手段と、 抽出した目標の中から追尾目標を設定する設定入力処理
手段と、 前記目標特徴情報に基づき画像上において前記設定入力
処理手段により設定された追尾目標のみの画像追尾処理
を行う追尾処理手段と、 画像上における追尾目標の位置を実際の競技エリアにお
ける位置に変換して追尾目標位置情報を生成する位置評
定手段と、 前記位置評定手段からの追尾目標位置情報を模式的に示
した競技エリア画像上に重畳させて表示画像を生成する
表示処理手段と、 を有することを特徴とするスポーツ競技表示装置。 - 【請求項2】 前記撮像手段からの出力画像信号を録画
する画像記録手段と、 前記撮像手段若しくは前記画像記録手段からの出力画像
信号を切り替え前記目標抽出手段に送出する画像切替手
段と、 を有することを特徴とする請求項1記載のスポーツ競技
表示装置。 - 【請求項3】 前記撮像手段は、複数台の撮像カメラに
よって競技エリア全体を分割して撮像し、 前記目標抽出手段は、複数の前記撮像カメラからの出力
画像信号に基づき目標を抽出することを特徴とする請求
項1記載のスポーツ競技表示装置。 - 【請求項4】 前記撮像手段は、赤外線カメラであり、 前記目標抽出手段は、競技エリアとの温度差により目標
を抽出することを特徴とする請求項1記載のスポーツ競
技表示装置。 - 【請求項5】 前記撮像手段は、カラーカメラであり、 前記目標識別情報生成手段は、目標の色分布を解析する
ことにより目標識別情報として色情報を扱うことを特徴
とする請求項1記載のスポーツ競技表示装置。 - 【請求項6】 目標が競技者である場合、前記設定入力
処理手段は全競技者を目標として設定し、前記目標識別
情報生成手段は、目標の色情報を目標特徴情報に含み、
前記表示処理手段は、チーム別を模式的に示した表示画
像を生成することを特徴とする請求項5記載のスポーツ
競技表示装置。 - 【請求項7】 前記撮像手段は、更にカラーカメラを有
し、 前記目標識別情報生成手段は、前記目標抽出手段が抽出
した目標に対し、前記カラーカメラからの出力画像信号
に含まれる色情報を加味して目標特徴情報を生成するこ
とを特徴とする請求項4記載のスポーツ競技表示装置。 - 【請求項8】 前記撮像手段は、目標に付けられた特定
波長放射部材から放射される特定波長帯を撮像するカメ
ラであることを特徴とする請求項1記載のスポーツ競技
表示装置。 - 【請求項9】 目標を照射することによって前記特定波
長放射部材から放射される特定波長帯の放射を助長する
特殊光照射手段を有することを特徴とする請求項8記載
のスポーツ競技表示装置。 - 【請求項10】 目標の種別によって異なる波長帯を放
射する特定波長放射部材を付けることを特徴とする請求
項8又は9いずれかに記載のスポーツ競技表示装置。 - 【請求項11】 前記撮像手段と異なる角度から競技エ
リアを撮像する補助撮像手段と、 前記補助撮像手段からの出力画像信号を画像処理するこ
とにより目標のみを抽出し、その抽出した目標によって
前記目標抽出手段が抽出した目標の照合を行う目標照合
手段と、 を有し、前記追尾処理手段による画像追尾処理の支援を
することを特徴とする請求項1記載のスポーツ競技表示
装置。 - 【請求項12】 追尾目標が競技者である場合、出力画
像信号から競技者のユニフォームに付された番号を抽出
する番号抽出手段を有することを特徴とする請求項1又
は11いずれかに記載のスポーツ競技表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9079274A JPH10276351A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | スポーツ競技表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9079274A JPH10276351A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | スポーツ競技表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10276351A true JPH10276351A (ja) | 1998-10-13 |
Family
ID=13685297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9079274A Pending JPH10276351A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | スポーツ競技表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10276351A (ja) |
Cited By (15)
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---|---|---|---|---|
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-
1997
- 1997-03-31 JP JP9079274A patent/JPH10276351A/ja active Pending
Cited By (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114302234B (zh) * | 2021-12-29 | 2023-11-07 | 杭州当虹科技股份有限公司 | 一种空中技巧快速包装方法 |
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