JP6533010B2 - プッシュロック電気コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、全般的には迅速接続/迅速切断のマルチピン電気コネクタに関し、特に金属ねじ山、高強度の安定した封止部、及び防振機能を組み込んでいるプッシュロック電気コネクタを対象とする。
インライン電気コネクタは、2つの基本型、すなわち、ねじ型コネクタ又は差し込み型コネクタである傾向がある。ねじ型コネクタは、コネクタのプラグ部分及びソケット部分上に嵌合ねじ山を組み込んでおり、電気ケーブルの組を封止された態様で一体に接続するために一方又は他方の回転を必要とする。接続及び接続解除は労働集約的であり、環境上の封止を実現するために所定の締め付けトルクの適用を必要とし、又はコネクタ部材の対を切断する際にこのトルクに打ち勝つことを必要とする。締め付けトルクは、コネクタが振動力を受けると意図しない緩みが生じる可能性があり、その結果、コネクタ封止の損失、及びピンとソケットの接続の分断がもたらされる。2つのねじ式コネクタ部材の接続及び接続解除はまた、比較的にゆっくりかつ時間のかかるものである。一方、差し込み型接続は、容易かつ迅速に形成又は接続解除される。しかしながら、差し込み接続における連結された部材は、ねじ式コネクタにおけるものよりも容易に分離され、接続が解除される。加えて、差し込み接続は、高強度の緊密な封止部の形成にねじ式接続ほどには適合しない。最後に、ねじ式及び差し込み式のアプローチは、一方が他方に接続されることはできないので、相互に排他的であり、このことは、時として、非効率的かつ浪費的である。
この領域における最近の努力により、2つの接続部材のそれぞれの上で区分化されたねじ山配列を使用する方法が生み出されてきており、それらの接続部材は、一方の接続部材を他方の上に軸方向に押し込み、続いて、接続部材の一方又は両方が回転して対応のねじ山配列が相互に係合した状態になることによって結合されることができる。したがって、このアプローチは、差し込み式アプローチと同様に2つのコネクタ部材を共に押し込むことを含んでおり、続いて、2つのコネクタ部材が相対的に回転することによってねじ式係合が提供される。この組み合わされたアプローチは、両アプローチが個々に行われたときの利点を全てもたらすわけではない。例えば、接続には接続部材の一方又は両方の回転が必要となるが、接続の一体性及び強度は、両方の接続部材の上になければならない部分的なねじ山配列によって制限される。加えて、コネクタの封止部は、環境上の封止を実現するためのハンドトルクの必要条件により制限される。この領域における1つのアプローチは、コネクタ部材の対の連結及び連結解除を数回行った後の使用に耐える、又は、プラスチックの弾性限界に達しているために「スプリングバック」する能力を失っている、プラスチック製の区分化されたねじ山を利用する。本発明は、標準的なねじ山を使用する2つの接続部材の間に完全なねじ山係合をもたらすプッシュ型接続を提供することにより、これらの制限に対処し、これらの制限を克服する。
したがって、本発明の目的は、2つのコネクタ部材を連結しているねじ式接続を有するプッシュ型電気コネクタを提供することである。
本発明の別の目的は、インライン電気コネクタ内の複数の導電性要素のために緊密に封止され、閉じられている区画を提供することである。
本発明の更に別の目的は、プッシュ型電気コネクタの雄型接続部材と雌型接続部材との間に耐振動接続を提供することである。
更なる目的は、ねじ型接続配列を用いて一体に連結されている2つの接続部材を確実に維持しながら、インラインマルチピン電気コネクタの雄型接続部材と雌型接続部材との間に迅速かつ容易なプッシュ型係合を提供することである。
本発明のまた更なる目的は、コネクタ部材を嵌合するために使用されるトルクに関係なく封止部の強度が容易に達成され得る、電気コネクタの接触要素のための封止された区画を提供することである。
本発明は、2つの接続部材の間にねじ式の封止された接続を確立する際に、単に雄型及び雌型の接続部材を共に押し込むだけにより、迅速なロックされた接続に適合される、インライン電気コネクタを対象とする。プッシュロック電気コネクタは、雄型接続部材と雌型接続部材との間の相対回転運動を防止して電気的導通が維持されることを確実にする防振の特徴を更に含んでいる。プッシュロック電気コネクタはまた、信頼性を高め、かつ、コネクタ動作寿命を延ばすために、プラスチックねじ山ではなくて金属ねじ山を組み込んでいる。プッシュロックコネクタは、M12ねじ型などの従来のねじ式電気コネクタと完全に両立する。
本発明の追加の関連する実施形態は、嵌合する雄型及び雌型の接続部材を有する電気コネクタを企図しており、いずれの接続部材も、その接続部材が、安全な、電気的に絶縁されかつ電磁気的に遮蔽された態様で、他方の接続部材を受け止めること及び他方の接続部材に確実に連結することができる弾性部材を含んでいる。一実施形態では、雄型コネクタ部材は、開放円筒形空間を形成している外周側壁部を有する円筒形雄型絶縁体インサートを含んでおり、開放円筒形空間の内部には、複数の細長い離間配置された導電ピンが存在する。嵌合雌型接続部材は複数の離間配置されたソケットを含んでおり、それらのソケットのそれぞれは、2つのコネクタ部材の間に電気的接触を確立する際に雌型接続部材が雄型部材の開放円筒形空間内に挿入されるときに、対応のコネクタピンを受容するように適合されている。雌型コネクタ部材を締まり嵌合の態様で受容するように適合されている開放円筒形空間を形成している雄型部材の側壁部は、雄型部材の外端から内方へ長手方向に延在する少なくとも1つのスロットをその中に含んでいる。外側側方への雄型部材の側壁部の拡大を可能にする、シリコーンからなるものなど、弾性絶縁材料の薄い層が、雄型部材の側壁部の内側表面上に配設され、かつ、その中の少なくとも1つのスロットを埋めており、その結果、雄型部材が、ある範囲の直径を有する嵌合雌型部材を受容し、締まり嵌合の態様で係合することが可能になっている。伸縮性材料はまた、導電ピンを担持する雄型コネクタ部材が雌型部材のソケット担持端部分にわたって挿入されるときに、径方向内方への圧縮が弾力的に生じることによって、嵌合雄型部材におけるある範囲の直径寸法及び公差に適応することができるように、雌型接続部材に組み込まれ得る。後者の実施形態では、弾性層は雌型コネクタ部材の周りに配設されてよく、又は雌型コネクタ部材は弾性電気的絶縁材料から実質的になっていてもよい。一実施形態では、弾性絶縁層を導電性にすることにより、この層は、電気コネクタ内で電磁干渉(EMI)シールドとして機能することもできる。
添付の請求項は、本発明を特徴付けるそれらの新規な特徴を説明する。しかしながら、本発明自体、並びに更なる目的及びその利点は、以下の好ましい実施形態の詳細な説明を、様々な図の全体にわたって同様の参照文字は同様の要素を示している、添付の図面と関連付けて参照することにより、最もよく理解されるであろう。
従来のM12ねじ型電気コネクタと嵌合、即ち係合されている、本発明のプッシュロック電気コネクタの長手方向断面図である。 図1の位置線B−Bに沿って切り取られたプッシュロック電気コネクタの断面図である。 図1の位置線A−Aに沿って切り取られたプッシュロック電気コネクタの断面図である。 プッシュロック電気コネクタの雄型接続部材の側面図である。 プッシュロック電気コネクタの雄型接続部材の端部部分の斜視図である。 プッシュロック電気コネクタの雄型接続部材の端部部分の斜視図である。 本発明のプッシュロック電気コネクタに組み込まれている、弾力的なタブを有する金属円筒部の正面図である。 本発明のプッシュロック電気コネクタに組み込まれている、弾力的なタブを有する金属円筒部の側面図である。 本発明のプッシュロック電気コネクタに組み込まれている、円筒形状に形成される前の、弾力的なタブを有する金属円筒部の平面図である。 本発明のプッシュロック電気コネクタに組み込まれている、雄型絶縁体の斜視図である。 本発明のプッシュロック電気コネクタに組み込まれている、雄型絶縁体の横断面図であり、断面図は、図10の位置線C−Cに沿って切り取られている。 本発明のプッシュロック電気コネクタに組み込まれている防振の弾力的なタブを有する金属円筒部の斜視図である。 図12の位置線D−Dに沿って切り取られた弾力的なタブを有する外側の金属円筒部と図10の位置線C−Cに沿って切り取られた内側の雄型絶縁体との組み合わせの横断面図であり、この組み合わせは、本発明のプッシュロック電気コネクタにおいて防振保護を提供する。 従来のM12ねじ型電気コネクタに嵌合されている、本発明のプッシュロック電気コネクタの第2の実施形態の長手方向断面図である。 図14に示されている雄型のプッシュ型電気コネクタの一部分の横平面図である。 図14に示されているプッシュロック電気コネクタの雄型コネクタ部分の斜視図である。 図14に示されている本発明の実施形態で使用されている金属円筒部の斜視図である。 図17に示されている金属円筒部の横平面図である。 図17に示されている金属円筒部の正面図である。 図14の雄型電気コネクタで使用されている金属円筒部の別の斜視図である。 図17〜図20に示されている金属円筒部と共に使用される雄型の外側連結スリーブの斜視図である。 図14の雄型電気コネクタに組み込まれている金属円筒部と雄型の外側連結スリーブとの組み合わせの長手方向断面図である。 図14の電気コネクタで使用されているテーパ付きリングの長手方向断面図である。 図14の電気コネクタで使用されているテーパ付きリングの正面図である。 図14の電気コネクタで使用されている雄型絶縁体インサートの別の実施形態の長手方向断面図であり、雄型絶縁体インサートは、その内側表面上に成形された封止部を備えている。 本発明の他の実施形態による、嵌合された雄型接続部材と雌型接続部材との間に組み込まれている弾性材料の薄い層の形態で絶縁体インサートを組み込んでいるプッシュロック電気コネクタの側面図である。 図26に示されているプッシュロック電気コネクタの長手方向断面図である。 側壁部に配設されている離間配置されたスロットの対を組み込んでいる、本発明の雄型絶縁体インサートの斜視図である。 図28に示されている雄型絶縁体インサートの側面図である。 本発明のこの実施形態による、弾性絶縁材料の薄い層が一部分の上に配設されている、図28に示されている雄型絶縁体インサートの長手方向断面の斜視図である。 中に端部スロットの対を示している、本発明の雄型絶縁体インサートの正面図である。 本発明のこの実施形態による、面上に配設されている電気的絶縁材料の層を示している、図31の位置線A−Aに沿って切り取られた雄型絶縁体インサートの長手方向断面図である。 本発明の一実施形態による、雄型絶縁体インサートの開放端部部分に塗布されている弾性電気的絶縁層の様々な斜視図を示している。 本発明の一実施形態による、雄型絶縁体インサートの開放端部部分に塗布されている弾性電気的絶縁層の様々な斜視図を示している。 ある範囲の直径を有する雄型絶縁体インサートを締まり嵌合の態様で受容するように雌型絶縁体インサートが適合されている、本発明の別の実施形態の長手方向断面図である。 図35に示されている雌型絶縁体インサートで使用する弾性電気的絶縁層、即ちリング、の横断面図である。 図35に示されている本発明の実施形態で使用される、本発明の雌型絶縁体インサートの長手方向断面図である。 図37の雌型絶縁体インサートと共に使用するように適合されている、図36に示されている弾性電気的絶縁インサートの様々な斜視図である。 図37の雌型絶縁体インサートと共に使用するように適合されている、図36に示されている弾性電気的絶縁インサートの様々な斜視図である。
上述の図を参照すると、本発明のプッシュロック電気コネクタ10は、ここで詳細に説明されるであろう。プッシュロック電気コネクタ10は、雄型接続部材12及び雌型接続部材14を含んでおり、雄型接続部材は複数の離間配置された雄型ピン24a〜24dを含み、雌型接続部材14は、それぞれが図1に示されているように対応の雄型ピンを締まり嵌合の態様で受容するように適合されている、複数の離間配置されたソケット26a〜26dを含んでいる。雄型接続部材12は、その端部上で雄型絶縁体インサート21と連結されている雄型オーバーモールド16を更に含んでいる。複数の導電体、即ちワイヤ、(簡略化のために図示せず)が第1の雄型オーバーモールド16内に配設されており、ワイヤのそれぞれが雄型ピン24a〜24dのうちの対応のものに接続されている。雄型ピン24a〜24dのそれぞれは、雄型絶縁体21内の対応のスロットを通して挿入され、雄型絶縁体の外端内の開放凹部内へと延びている。金属円筒部28が、外側の雄型連結スリーブ20の隣接部分及び内側の雄型絶縁体インサート21と同軸状に整列され、それらの間に配設されている。
雌型接続部材14は、その端部部分上で雌型絶縁体インサート23に取り付けられている雌型オーバーモールド18を含んでいる。内側表面にねじ山32が配置されている雌型の外側連結スリーブ22が、雌型絶縁体インサート23の外側表面の周りに配設され、それを係合している。複数の離間配置された雌型ソケット26a〜26dが、雌型オーバーモールド18の端部に取り付けられ、雌型絶縁体インサート23内の対応のスロット内に配設され、かつ、そのスロット内を通って延びている。簡略化のために図示していない、電気的リード線、即ちワイヤ、は、それぞれが雌型ソケット26a〜26dのうちの対応のものに接続されている。雌型ソケット26a〜26dのそれぞれは、雄型ピン24a〜24dのうちの対応のものを締まり嵌合係合で受容して雄型接続部材12内の複数のリード線と雌型接続部材14内の複数のリード線との間に電気的導通を確立するように適合されている。雄型ピン及び雌型ソケットに封止された環境を確立するために、Oリング34が、雌型絶縁体23と雄型絶縁体21の端部部分との間に配設され、かつ、それらと接触している。雄型及び雌型絶縁体インサート21及び22は、好ましくはプラスチック、又は高い誘電特性を有する別の材料からなる。
例示の一実施形態では、金属円筒部28が、その外周に離間配置された態様で配設されている4つの弾力的なタブ30a〜30dを有するものとして示されているが、本発明は、金属円筒部上にある弾力的なタブのこの数に制限されるものではない。4つの弾力的なタブ30a〜30dのそれぞれは、金属円筒部28の側壁部をスタンピングする又は別の方法で変形させることによって形成されており、弾力的なタブのそれぞれは、雄型接続部材12の開放端部部分から離れる方向に外方へ延びている。4つのタブ30a〜30dのそれぞれの向き及び弾力は、雄型接続部材12が雌型接続部材14内に挿入される、即ち「押し込まれる」ことを可能にし、押し込まれるとすぐに、4つの弾力的なタブ30a〜30dのそれぞれの遠位端は、図1に示されているように雌型の外側連結スリーブ22の内側ねじ山32を係合する。4つの弾力的なタブ30a〜30dのそれぞれの遠位端が雌型の外側連結スリーブ22の内側ねじ山32の一部分を係合していると、雄型及び雌型接続部材12、14はしっかりと共に連結される。タブ30a〜30dの弾力は、対応の遠位端が、ねじ山の頂上部分に接したときに径方向内方へ変位することを可能にし、その後、タブの弾力は、雌型接続部材14内への雄型接続部材12の挿入中に、直接隣接したねじ山部分を係合するようにタブのそれぞれの遠位端を径方向外方へ付勢する。雄型ピン24a〜24d及び雌型ソケット26a〜26dが配設されている空間を封止するために、雄型絶縁体21の遠位端部分がOリング34を係合して2つの接続部材の間に上述の封止部を形成すると、雄型接続部材12は雌型接続部材14内に完全に挿入されている。雌型接続部材14内に挿入されてねじ山32と係合した状態になった後、タブの遠位端がねじ山の内側部分を係合し、かつ、ねじ山の外側縁部を係合していないことを確実にして弾力的なタブとねじ山との間に安定した係合を確保するために、弾力的なタブ30a〜30dを含んでいる雄型接続部材12を時計回り又は反時計回りのいずれかに一回転の一部だけ回転させることが必要となる場合がある。
図1、図5、及び図6に示されているように、前述の第1及び第2の封止部36a及び36bは、雄型絶縁体21の内側表面上に配設されている。封止部36a及び36bはまた、接続された雄型ピン24a〜24d及び雌型ソケット26a〜26dが中に位置しているプッシュロック電気コネクタ10内の空間に対する封止も提供する。要するに、第1及び第2の封止部36a、36bは、接続された雄型ピン24a〜24d及び雌型ソケット26a〜26dに対して封止された環境を提供する際にOリング34を不要にする。前述の封止部は、雄型絶縁体21の内側表面上に配設されている第1及び第2の封止部36a、36bによって形成されるものとして説明されているが、前述の封止部はまた、封止部を形成する際に雄型絶縁体21の内側表面を係合するように、雌型絶縁体23の外側表面上に位置付けられることもできる。同様に、2つの封止部36a、36bが開示されているが、本発明は2つの封止部に限定されるものではない。例えば、封止部の強度を高めるために、更に多くの封止部が雄型絶縁体21と雌型絶縁体23との間に提供され得る。反対に、用途に縮小された強度の封止部を要する場合、単一の封止部が使用され得る。
例示及び記載した本発明の実施形態は、雌型の外側連結スリーブ22内のねじ山32を係合するために雄型接続部材12内に配設されている弾力的なタブ30a〜30dを有する金属円筒部28を含んでいるが、金属円筒部は、雄型絶縁体21上に設けられている内側ねじ山を係合するために雌型接続部材14内に代替的に位置付けられ得る。本発明はまた、それぞれが弾力的なタブの対応の組を有する金属円筒部の対の使用も企図しており、一方の金属円筒部は雄型接続部材12内に配設され、他方の金属円筒部は雌型接続部材14内に配設されている。雄型接続部材12内に配設されている金属円筒部が雌型接続部材14の内側部分をしっかりと係合すると同時に、雌型接続部材内の金属円筒部が雄型接続部材の内側部分をしっかりと係合するであろう。2つの金属円筒部上では、雄型接続部材12と雌型接続部材14との間に安定した、封止された連結部を提供するように相互に係合した状態で配設され得る。この後者の実施形態では、雄型接続部材12及び雌型接続部材14のいずれも、必ずしも内側ねじ山を含む必要はないであろう。
図9を参照すると、当初の製造において金属円筒部の形態である、平らな構成での金属円筒部28の平面図が示されている。金属円筒部28は、次にロール成形プロセスに供されて円筒形状となる。前述の4つの弾力的なタブ30a〜30dは、金属円筒部28の内部に形成される。弾力的なタブ30a〜30dはそれぞれ、ねじ山の一部分を形成し、所与のピッチ、即ち勾配、で特徴付けられるねじ切り表面を係合するように適合されているため、4つの弾力的なタブの配列のピッチは、比A/Bによって与えられる。同様に、個々の弾力的なタブのそれぞれのピッチは、図9の丸で囲まれた部分に示されているように、比a/bによって与えられる。本事例においては、4つの弾力的なタブの配列のピッチと個々の弾力的なタブのピッチは等しい。即ち、A/B=a/bである。
図10を参照すると、雄型絶縁体インサート21の斜視図が示されている。図11は、図10の位置線C−Cに沿って切り取られた雄型絶縁体インサート21の断面図を示している。位置線C−Cに沿って、雄型絶縁体インサート21は、一連の交互の隆起部分、即ち頂部、42a及び陥没部分、即ち谷部、42bを有する波状の外側表面42を有する。
図12は、金属円筒部の外周に離間配置された態様で配設されている弾力的なタブ30a及び30cの対を示している金属円筒部28の斜視図である。第1及び第2の内方へ延びているアーム45a及び45bもまた、金属円筒部28の側表面に形成されている。アーム45a及び45bは、弾力的なタブ30a〜30dが金属円筒部の側壁部に形成される際の方法に類似したスタンピングなどの通常の手段によって金属円筒部28に形成され得る。内方へ延びている弾力的なアーム45a及び45bの遠位端は、図13に示されているように、雄型絶縁体21の外側表面42内の隣接する隆起部分42aの両側に配設されている対応の陥没部分42bを係合するように適合されている。このように、第1及び第2の内方へ延びているアーム45a及び45bは、振動によって起きる外側の金属円筒部28と内側の雄型絶縁体21との間の相対回転を防止し、ひいては、嵌合されたコネクタ構成要素に生じた環境上の振動又は物理的な衝撃によって起きるこれら2つのコネクタ構成要素の相対位置の変化を防止する際に回転防止機能を提供する。
図2、図3、及び図10に示されているように、雄型絶縁体21は、その内周上にあり、雌型絶縁体23内の概ねU字形の凹部23a内への挿入に適合されている、内方へ延びているリブ40を含んでいる。内側リブ40が雌型絶縁体23の凹部23a内に配設されると、4つの雄型ピン24a〜24dは、コネクタの組み立て時に4つの雌型ソケット26a〜26dとそれぞれに整列されて、嵌合された雄型及び雌型接続部材12、14内に適当な電気的接続を確保する。
図14を参照すると、本発明の原理による、プッシュロック電気コネクタ50の別の実施形態の長手方向断面図が示されている。図1に示されている本発明の第1の実施形態及び図14に示されている第2の実施形態に共通しているコネクタ要素には、同じ要素識別番号が提供されている。図1に示されているプッシュロック電気コネクタ10において対応する構成要素とは異なっている図14に示されているプッシュロック電気コネクタ50の構成要素には、異なる要素識別番号が提供されている。例えば、図14に示されている実施形態におけるプッシュロック電気コネクタ50内の金属円筒部52は、図1に示されている実施形態において対応する金属円筒部28とは異なっている。図14に示されているプッシュロック電気コネクタ50の実施形態内の雄型絶縁体インサート64もまた、以下の段落で説明されるように、図1に示されている実施形態内の雄型絶縁体インサート21とは異なっている。
図15〜図19を参照すると、本発明による、金属円筒部52の第2の実施形態が示されている。金属円筒部52は、その側面の円筒表面の周りに離間配置された態様で配設されている4つの概ね線状のスロット54a〜54dを含んでいる。離接するスロットの各対の間の空間は、金属円筒部52の対応の弾力的なアームを画定する。したがって、隣接するスロット54a及び54bが第1の弾力的なアーム56aを画定する一方、隣接するスロット54b及び54cは第2の弾力的なアーム56bを画定する。同様に、隣接するスロット54c及び54dが第3の弾力的なアーム56cを画定する一方、隣接するスロット54d及び54aは第4の弾力的なアーム56dを画定する。4つの弾力的なアーム56a〜56dのそれぞれの対応の遠位端には、その外側表面上に対応の線状突起部が隣接して配設されている。したがって、第1の線状突起部58aが第4の弾力的なアーム56dの外側表面上にかつその遠位端に隣接して配設されている一方、第2の線状突起部58bは第1の弾力的なアーム56aの外側表面上にその遠位端に隣接して配設されている。同様に、第3の線状突起部58cが第2の弾力的なアーム56bの外側表面上にかつその遠位端に隣接して配設されている一方、第4の線状突起部58dは第3の弾力的なアーム56cの外側表面上にその遠位端に隣接して配設されている。4つの線状突起部58a〜58dはそれぞれ、図18に示されているように、第1〜第4の弾力的なアーム56a〜56dの対応の外側表面上に、長手方向軸線X−X’に直交する平面に対して所定の傾斜角で配設されている。傾斜角αは、雌型の外側連結スリーブ22の内側表面上に配設されているねじ山32の傾斜角に等しい。4つの線状突起部58a〜58dは、金属円筒部52の外周に共通の一列に並んでおり、前述の傾斜角αで配設されている。2つの向かい合う線状突起部58a及び58cと、雌型の外側連結スリーブ22の内側ねじ山32との係合が、図14の断面図に示されている。雄型絶縁体インサート64の図16の斜視図は、前述の実施形態と同様に雌型絶縁体インサート23の外側同心表面を係合するように雄型絶縁体スリーブの内側表面上に配設されている第1及び第2の成形された封止部36a及び36bを示している。
図17、図18、図20、及び図22に示されているように、金属円筒部52は、端部タブ60a及び60bの対を含んでおり、これらの端部タブは、金属円筒部の対応の向かい合う端部部分上に配設され、円筒の長さに沿って外方へ延びている。図14に示されているプッシュロック電気コネクタ50の第2の実施形態に組み込まれている雄型の外側連結スリーブ62の斜視図もまた、図21に示されている。雄型の外側連結スリーブ62は、その中を通って延在している円筒形開口部、即ちスロット、66を含んでいる。第1及び第2の向かい合うスロット68a及び68bが、円筒形開口部66の向かい合う端部部分上に配設されている。金属円筒部52が雄型の外側連結スリーブ62の円筒形開口部66内に挿入されると、雄型の外側連結スリーブ内の向かい合うスロット68a、68bのそれぞれは、金属円筒部の端部上の向かい合う端部タブ60a、60bのうちの対応するものを受容するように適合されている。端部タブ60a、60bのそれぞれは、これら2つの構成要素をしっかりと共に接続するために、向かい合うスロット68a及び68bのうちの対応するものの内部に位置付けられ、それを係合するように外方への変位に適合されている。場合によっては、これら2つの構成要素をしっかりと接続するために、溶接などの通常の手段もまた使用され得る。したがって、雄型の外側連結スリーブの手動による係合及び回転又は線状の変位が、それに取り付けられている内側金属円筒部の対応する回転又は線状の変位をもたらすように、金属円筒部52及び雄型の外側連結スリーブ62がしっかりと共に連結されている。
再び図14を参照すると、雄型絶縁体インサート64の外側表面の周りに雄型絶縁体インサートの一端に隣接して配設され、それにしっかりと取り付けられている、テーパ付きリング72が示されている。雄型絶縁体インサート64のその端部は、雄型絶縁体インサートの端部にある円筒形開口部の周りに配設されている拡径円形フランジ64aを含んでいる。テーパ付きリング72の長手方向断面図が図23に示されている一方、テーパ付きリングの軸方向図、即ち正面図、が図24に示されている。テーパ付きリング72は、リングの中を通って延在している円形開口部72a及び外側のテーパ付き表面72bを含んでおり、溶接などの通常の手段によって雄型絶縁体インサート64の外側表面に取り付けられている。同様に、テーパ付きリング72は別個の部品である必要はないが、モールディング又はダイキャスティングのような通常の製造方法によって雄型絶縁体インサート64に組み込まれ得ることは理解される。
図14に示されているように、金属円筒部52は、雄型絶縁体インサート64の外側表面と雄型の外側連結スリーブ20及び雌型の外側スリーブ連結部22の対応の内側表面との間に形成されている円筒形空間内に配設されている。上述したように、金属円筒部52は、雄型の外側連結スリーブ20の内側円筒表面に固定的に取り付けられている。プッシュロック電気コネクタ50を組み立てる際には、金属円筒部52は、上述したように雄型絶縁体インサート64の周りに配設されている円筒形空間内に挿入される。雄型接続部材12が雌型接続部材14内へ完全に挿入され、かつ、雄型の外側連結スリーブ20が図14に示されている矢印80の方向において左方へ変位すると、金属円筒部52の遠位端、即ち先端、が、円形リング72のテーパ付き表面72bを係合し、雌型の外側連結スリーブ22の内側表面上に配設されているねじ山32に向かって径方向外方へ付勢される。前述の線状突起部58a〜58dは、金属円筒部52の外側表面にその遠位端に隣接して配設されており、図14の断面図には、これらのうちの2つの突起部58a及び58cのみが示されている。金属円筒部52の遠位端がテーパ付きリング72によって径方向外方へ湾曲させられると、金属円筒部の外側突起部58a〜58dは、図14中の線状突起部58a及び58cの事例に示されているように、径方向外方へ変位し、雌型の外側連結スリーブ22の内側ねじ山32と係合する。このように、金属円筒部52の外側側表面上に配設されている線状突起部58a〜58dの全てが、雌型の外側連結スリーブ22の内側ねじ山32内へ挿入される。短いコイルばね82が、雄型絶縁体インサート64の周りに配設され、かつ、雄型オーバーモールド16及び雄型の外側連結スリーブ20と端部を突き当てて接触しており、このコイルばねは、金属円筒部52の遠位端をテーパ付きリング72との接触状態に維持するように、雄型の外側連結スリーブを矢印80の方向において左方へ付勢し、その結果、金属円筒部の線状突起部58a〜58dを雌型の外側連結スリーブ22の内側ねじ山52との安定した係合状態に維持するように、金属円筒部の遠位端が外方へ付勢された状態に留まる。金属円筒部の線状突起部58a〜58dが雌型の外側連結スリーブの内側ねじ山32を係合すると、雄型連結スリーブ20と金属円筒部52の組み合わせは、所望されるように、電気コネクタ上でねじ止めにより締められて、Oリング(0-ring)封止部34を圧縮し得る。コイルばね82は、金属円筒部の複数の外側突起部58a〜58dが雌型の外側連結スリーブの内側ねじ山と係合するのを促進するが、本発明のプッシュロック電気コネクタ10の適当な動作に関して本質的なものではない。
図25を参照すると、雄型絶縁体インサート76の別の実施形態の長手方向断面図が示されており、雄型絶縁体インサートの開放された円筒形端部は、雄型絶縁体インサートと一体に形成されている、拡径端部フランジ76a及びテーパ付き部分76bを備えている。したがって、図25に示されている雄型絶縁体インサート76のテーパ付き部分76bは、図14、図23、及び図24に示されている上述のテーパ付きリング72を置き換えるものである。成形された可撓性封止部78が、雄型絶縁体インサート76の開放端部部分の内側表面上に配設されており、この可撓性封止部は、雄型絶縁体インサートの内側表面に固着し、かつ、雄型絶縁体インサート76と図14に要素23として示されている雌型絶縁体インサートとの間に封止部を形成する離間配置されたリング状隆起部分78a及び78bを含んでいる。成形された可撓性封止部78は、雄型絶縁体インサート76の開放端部部分の内側表面の上に設置され、それに固着し、その輪郭と一致している。
このように本発明のいくつかの実施形態を詳細に開示してきたが、当業者ならば、本発明の原理を引き続き実践しながら、示されている構造のうちのいくらかを修正すること、及び開示されている要素に対して等価な要素を代用することができるであろう。例えば、本発明の上述の実施形態は、それぞれが対応の外向きねじ山係合部材を有する4つの弾力的なアームを有するものとして説明されているが、本発明は、この特定の構成に制限されるものではなく、これらの構成要素の適用及び構成が決定し得る際により多くの又はより少ないこれらの構造部材を有してもよい。加えて、円筒形部材が他方のコネクタ部材のねじ山内に径方向に配設されるものとして説明されているが、円筒形の弾力的な部材はまた、他方のコネクタ部材の径方向外側に配設され、かつ、径方向内方へ付勢されて、他方のコネクタ部材のねじ山を係合してもよい。したがって、全てのそのような修正及び代用は、請求項に記載されているとおりに本発明の趣旨及び範囲に包含されるものとして扱われることが意図されている。
図26及び図27を参照すると、本発明のこの実施形態による、弾性電気的絶縁層126を有する改良された雄型絶縁体インサート100を組み込んでいるプッシュロック電気コネクタ90の側面図及び長手方向断面図がそれぞれ示されている。図28及び図29はそれぞれ、本発明の雄型絶縁体インサート100の斜視図及び側面図である。図30は、弾性絶縁層を内部に組み込んでいる本発明の雄型絶縁体インサートの斜視断面図である。図31及び図32はそれぞれ、本発明のこの実施形態による、本発明の雄型絶縁体インサート100の正面図及び長手方向断面図である。図33及び34は、本発明によるプッシュロック電気コネクタで使用する雄型絶縁体インサートへの組み込み用の本発明の弾性絶縁層の様々な斜視図である。
本発明のプッシュロック電気コネクタ90は、雄型接続部材92及び雌型接続部材94を含んでいる。雄型接続部材92が外側の雄型連結スリーブ93を含んでいる一方、雌型接続部材94は外側の雌型連結スリーブ95を含んでいる。外側の雄型連結スリーブ93の内部には、本発明による雄型絶縁体インサート100が配設されている。外側の雌型連結スリーブ95の内部には、別の実施形態でも本発明に従って構成され得る雌型絶縁体インサート102が配設されている。弾性電気的絶縁材料の使用は、雄型絶縁体インサート100又は雌型絶縁体インサート102のいずれかに組み込まれ得るが、両方に同時に組み込まれることはない。雄型絶縁体インサート100内に配設されている弾性電気的絶縁層は、図27に要素126として示されており、以下の段落で詳細に説明する。雄型絶縁体インサート100は、雄型絶縁体インサートの外側端部部分上に配設されている第1及び第2の凹部101a及び101bを用いて雄型オーバーモールド98にしっかりと取り付けられている。同様に、雌型絶縁体インサート102は、第3及び第4の凹部102a及び102bを用いて雌型オーバーモールド98にしっかりと取り付けられている。前述の実施形態と同様に、雄型絶縁体インサート100は、概ね円筒形であり、かつ、複数の収容部、即ちスロット、を備えており、複数の収容部のうちの3つが、要素118a、118b、及び118cとして示され、第1、第2、及び第3の導電ピン106a、106b、及び106cをそれぞれに受容及び保持するように適合されている。
様々な図に示されているように、雄型絶縁体インサート100は、第1の外端に前述の離間配置された凹部101a、101bを有する概ね円筒形の本体103と、円筒形本体の内側端部上に拡径端部フランジ107と、を備えている。雄型絶縁体インサート100の内部には、内部に5つの離間配置された開口部を有する概ね円形の基部113が配設されており、これらの開口部のうちの3つが図28中に要素115a〜115cとして示されている。5つの開口部のそれぞれは、図27の断面図に3つの雄型ピン106a〜106cに対して示されているように、対応の導電ピンを受容及び支持するように適合されている。例示した雄型絶縁体インサート100では、軸方向に位置付けられた中央開口部115b及び4つのうちの3つの外側開口部115a、115c、115dが示されており、第5の外側開口部は、簡略化のためにいずれの例示の図にも示されていない。
金属円筒部110が、図27に示されているように、雄型絶縁体インサートの円筒形本体103の外側側壁部の周りに配設され、かつ、これに取り付けられている。外側の雌型連結スリーブ95の内側表面上にある内側ねじ山をしっかりと係合するように適合されている外側ねじ山が、金属円筒部110の外側表面の一部分上に配設されており、相互に係合しているねじ山が、図27に要素122として示されている。このように、雄型接続部材92は雌型接続部材94にしっかりと取り付けられている。
雌型絶縁体インサート102は、外側の雌型連結スリーブ95内の円形開口部を通して締まり嵌合の安定した態様で挿入されており、これにより、雌型絶縁体インサート102の外側表面の周りを外側の雌型連結スリーブが自由に回転することができる。図27に示されているように雌型絶縁体インサート102が雄型絶縁体インサート100の開放端部部分内へ挿入されると、金属円筒部110周りでの外側の雌型連結スリーブ95の回転は、それらの相互に係合している連動ねじ山122と共に、雄型接続部材92と雌型接続部材94との間の安定した連結を可能にする。雌型絶縁体インサート102の外側側部分は、雌型絶縁体インサートの外側壁部から径方向外方へ延びているフランジ102aを備えている。フランジ102aは、図27に示されているように、このフランジと、雄型絶縁体インサート100の内側縁部部分上に配設されている前述の端部フランジ107との間に配設されている概ね円形のOリング封止部130を係合及び圧縮するように適合されている。雄型絶縁体インサート100に対する外側の雌型連結スリーブ95の更なる回転は、雄型接続部材92と雌型接続部材94との間により緊密な封止部を形成する際にOリング封止部130を更に圧縮する。
図27にも示されているが、上述したように、雌型絶縁体インサート102の内側端部部分は、雄型絶縁体インサート100の開放端部部分の内側表面との締まり嵌合係合に適合されている。雌型絶縁体インサート102は複数の離間配置された雌型ソケットを備えており、これらのソケットのうちの3つが図27に要素124a、124b、及び124cとして示されている。したがって、ソケット124aは導電ピン106aを締まり嵌合の態様で受容するように適合されており、また雌型ソケット124b及び124cは導電ピン106b及び106cを受容するようにそれぞれ適合されている。このように、雄型及び雌型接続部材92、94は、電気的に相互に接続されている。
雄型絶縁体インサート100の円筒形本体部分103は、本発明により、少なくとも1つの細長い線状スロットを備えている。図28及び図29に示されている実施形態では、第1及び第2の細長い線状スロット105a及び105bが、雄型絶縁体インサートの円筒形本体の向かい合う部分上に配設されて示されている。第1及び第2の細長いスロット105a、105bのそれぞれは、端部フランジ107から円筒形本体103の反対端に向かって内方へ、円筒形本体の内側表面に取り付けられている基部部材113まで少し過ぎて延びている。不連続な、概ね円形の封止フランジ120もまた、円筒形本体103の内側表面上に配設され、かつ、円筒形本体の向かい合う端部に対して概ね平行に整列されている。封止フランジ120は、円筒形本体103内の第1及び第2のスロット105a、105bと交差しているため、不連続である。図に示されている実施形態では、封止フランジ120は、円筒形本体103内でそれぞれが概ね半円を形成している2つの離間配置されたセクションからなり、これら2つの半円部の隣接する端部は、第1のスロット105a又は第2のスロット105bのいずれかによって分離されている。端部フランジ107の事例と同様に、封止フランジ120は、好ましくは、モールディングプロセスなどで円筒形本体103と一体に形成されている。封止フランジ120は、雄型絶縁体インサート100の開放端部部分内に配設されている雌型絶縁体インサート102の外側表面と共に円周封止部を形成する。
本発明のこの実施形態によると、絶縁体インサートの円筒形本体103の端部内にある第1及び第2のスロット105a、105bにより、この2つのスロットによって形成されている円筒形本体の2つの半円筒形部分は、雄型絶縁体インサート100の開放端部部分内への雌型絶縁体インサート102の挿入が容易になるように外方へ湾曲することが可能になる。この湾曲により、雄型絶縁体100は、幅広い半径を有する雌型絶縁体インサートを受容することができるようになる。プッシュロックコネクタの嵌合部材の製造における仕様の公差は、雄型及び雌型絶縁体インサートなど、様々なコネクタ構成要素に対してある範囲の値をもたらす。受け入れ可能な、仕様の範囲にわたるこれらの寸法の変動は、個々の生産ラン内でさえも存在し、製造プロセスに内在する精度限界により発生する。様々なコネクタ部品及び構成要素に対する寸法の公差範囲を組み入れると、コネクタの製造及び組み立てが容易になり、製造及び組み立てのコストが実質的に低下する。雄型絶縁体インサート100の円筒形本体103は、第1及び第2の離間配置されたスロット105a、105bを有するものとして記載及び例示されているが、本発明は一対のスロットのみに限定されるものではなく、本発明は、コネクタを構成する材料の種類並びに雄型及び雌型絶縁体インサート100に所望される可撓性の程度に応じて、円筒形本体の追加の可撓性周縁セクションを形成するための追加の細長い線状スロットを有することができる。上述したように、雄型絶縁体インサート100はまた、単一の細長い線状スロットを備えることもできる。
雌型絶縁体インサート102の内部で雄型絶縁体インサート100内の導電ピン並びに導電ピン受容スロット118a、118b、及び118cに高度の電気絶縁を提供し続けながら、雄型絶縁体インサートの円筒形本体103内に第1及び第2のスロット105a、105bを設けるために、弾性電気的絶縁層126が、本発明のこの実施形態による雄型絶縁体インサートの円筒形本体の開放端部の内側表面に塗布されている。弾性絶縁層126は、図27、図30、図31、及び図32に示されているように、端部フランジ107で終端している雄型絶縁体インサート100の開放端部部分の内側表面上に堆積させられている。弾性絶縁層106は、吹付け、浸せき、又は他の通常の手段など、通常の手段によって堆積させられている。本発明は、第1のモールドが雄型絶縁インサート100を形成するために使用される、2つのモールドプロセスによって形成されており、第2のモールドプロセスは、第2のモールドの外側表面と雄型絶縁体インサートの内側表面との間の空間内に絶縁材料を位置付けることを伴う。弾性絶縁層126は、絶縁体インサートの端部フランジ107の内側部分を密に係合し、かつ、これにしっかりと取り付けられるように適合されている外側の角度付き拡径部分126aを含んでいる。弾性絶縁層126は、雄型絶縁体インサート100の内側表面上に配設されている封止フランジ120をしっかりと係合し、かつ、これに取り付けられるように径方向内方へ延びている拡径中間円形部分126cを更に含んでいる。したがって、弾性絶縁層126の内側円形部分126cは、プッシュロックコネクタ90の導電性部材を電気的に絶縁する役目を果たすだけでなく、雄型絶縁体インサート100と雌型絶縁体インサート102との間の封止部としても機能する。弾性絶縁層126は、雄型絶縁体インサートの円筒形本体103の内側部分内の環状スロット内に位置付けて、雄型絶縁体インサート100と雄型絶縁体インサートの開放端部内に配設されている雌型絶縁体インサート102との間に内側封止部を形成するように適合されている内側フランジ126dを更に含んでいる。好ましい実施形態では、雄型及び雌型絶縁体インサート100、102がポリカーボネートプラスチックなどの半剛性の熱可塑性材料からなる一方、弾性電気的絶縁層126は、好ましくは熱可塑性の、即ち熱硬化性の、エラストマーからなっている。
第1及び第2の細長い線状フランジ126e及び126fは、図33及び図34の斜視図に示されているように、弾性絶縁層126の外側部分上に配設され、かつ、雄型絶縁体インサート100の第1及び第2のスロット105a及び105bの内部に位置付けられている。第1及び第2のスロット全域フランジ126e及び126fは、雄型絶縁体インサートの円筒形本体103内に第1及び第2のスロット105a及び105bを形成している雄型絶縁体インサート100の隣接する部分の間を埋めている絶縁層を提供する。雄型絶縁体インサートの内径よりも外径が大きい雌型絶縁インサート102が雄型絶縁体インサートの開放端部部分内へ挿入されるとスロットの幅が拡大するが、絶縁層126の弾性により、この絶縁層は、第1及び第2のスロット105a及び105bを埋め続けることができる。したがって、雌型絶縁体インサート102を係合し、かつ、囲んでいる雄型絶縁体インサート100の開放端部部分の全周縁の周囲に電気絶縁が維持される。過大な雌型絶縁体インサート102を雄型絶縁体インサート100の開放端部部分から取り外すと、円筒形本体103の向かい合う側部分がそれらの元の相対位置をとるので、雄型絶縁体インサートの開放端部部分の直径は、その元の縮小した直径となる。上述したように、弾性電気的絶縁層126は、好ましくはシリコーンからなるが、実質的には、ポリウレタン又は低デュロメータエポキシなど、任意の電気的絶縁可塑性エラストマー組成物からなっていてもよい。弾性絶縁層の第1及び第2のスロット全域フランジ126e、126fのそれぞれの厚さは、好ましくは雄型絶縁体インサート100の厚さ程度であり、この厚さは、典型的には0.18〜0.20ミリメートルの範囲である。弾性絶縁層126は、主に電気絶縁体であることに関して説明されてきたが、電磁干渉(EMI)保護を提供することができる材料からなっていてもよい。EMIシールド機能を提供するために、弾性電気的絶縁層126の導電性が、弾性絶縁層内に炭素粉末などからなる導電性粒子を導入することによって提供され得る。電気的絶縁及び/又はEMIシールド保護を提供するためのこのアプローチはまた、同軸状コネクタ内の雄型接続部材と雌型接続部材との間でも使用することができるであろう。
当業者ならば、本発明の最新の実施形態に例示及び開示されている構造及び材料のうちのいくらかを修正して、本発明の原理を引き続き実践しながら、開示されているものに対して等価な要素及び材料を代用することができるであろう。例えば、雄型絶縁体インサートの円筒形本体内に2つの離間配置されたスロットのみが開示されているが、単一のスロット又は3つ以上のスロットが提供されてもよく、また単一のスロット又は追加のスロットに電気的絶縁材料又は電磁シールド材料を充填するために、上で開示されているのと同じプロセスが使用されてもよい。
図35を参照すると、本発明による、プッシュロックコネクタ138の別の実施形態の長手方向断面図が示されている。図35において、図26〜図34に示されているプッシュロックコネクタ90内の対応する構成要素と同じものであり、かつ、それと同じ機能を果たす、プッシュロックコネクタ38の構成要素には、同じ識別番号が提供されている。図26〜図34に示されている発明の実施形態とここで説明される実施形態との間の差異は、雄型及び雌型絶縁体インサートにおいて、及び絶縁体インサートに取り付けられている弾性電気的絶縁層において存在する。図35〜図39に示されている実施形態では、雌型絶縁体インサート102は、弾性電気的絶縁層、即ちリング、140を備え、かつ、これに取り付けられている。前述の実施形態と同様に、図35〜図39に示されていて、以下の段落で説明されるプッシュロックコネクタ138の実施形態もまた、雄型及び雌型接続部材92、94、外側の雄型及び雌型連結スリーブ93及び95、並びに雄型及び雌型オーバーモールド96及び98を備えている。
図35に示されている実施形態では、弾性電気的絶縁層140は、図36、図38、及び図39に示されているように、内側開口部140bを有する円筒形リングの形態になっている。弾性電気的リング140は、図37に示されているように、雌型絶縁体インサート102の外側表面上にある環状スロット、即ち凹部、142の内部に締まり嵌合で位置付けるように適合されている。弾性電気的絶縁リング140の外側表面の内側部分は、図35に示されているように、雄型絶縁体インサート132の内側表面との締まり嵌合係合に適合されている、径方向外方に延びている部分140aを備えている。電気的絶縁リング140の圧縮性かつ弾性の組成物は、ある範囲の内径を有する雄型絶縁体インサート132の使用を可能にしており、この範囲はプッシュロックコネクタ138の様々な構成要素を製造する際の製造公差から生じる。前述の実施形態の事例と同様に、リング140の弾性電気的絶縁材料は、好ましくは、シリコーン、ポリウレタン、若しくは低デュロメータエポキシなどの材料、又は内向きの径方向力が加わると圧縮することができる任意の電気的絶縁材料からなり、また径方向圧縮力が除去されると元の形状及び寸法になるように外方に拡大することもできる。弾性電気的絶縁リング140の厚さもまた、雄型絶縁体インサートに取り付けられている前述の弾性電気的絶縁層と同様である、即ち、0.18〜0.20ミリメートル程度(on the order or )である。弾性電気的絶縁リング140はまた、図38及び図39に示されているように曲線凹部140cも備えており、この曲線凹部は、雌型絶縁体インサート134の内側表面上に配設されている、内方へ延びている位置合わせリブとの締まり嵌合係合に適合されている。雌型絶縁体インサートの位置合わせリブは、雄型及び雌型接続部材の接続が容易になるように、図28及び図31に示されている、前述の雄型絶縁体インサート100の内方へ延びている位置合わせリブ109と直線状に整列されている。
本発明の特定の実施形態が示され記載されてきたが、本発明からその幅広い態様において逸脱することなく変更及び修正を行えることが当業者には明白であろう。したがって、添付の特許請求の範囲における目的は、本発明の真の趣旨及び範囲に含まれるそのような全ての変更及び修正を扱うことである。前述の説明及び添付の図面に記載の事項は、例示としてのみ提供され、制限として提供されるものではない。本発明の実際の範囲は、従来技術に基づいて正しい視野で見たときに、以下の特許請求の範囲に定義されることが意図される。

Claims (16)

  1. 電気的接続を形成する際に相互に係合するように適合されている対応の複数の導電ピン及び導電ソケットを有する概ね円筒形の雄型コネクタ部材及び雌型コネクタ部材と、前記導電ピンをコネクタ内の固定位置に維持するために前記導電ピンに取り付けられている前記雄型コネクタ部材内の絶縁体インサートと、を含んでいる、プッシュロック電気コネクタで使用するために、
    前記導電ピンに取り付けられている基部部分と、該基部部分から延びており、かつ、前記導電ピンの周りに配設されている、周縁の弾力的な円筒形の側壁部と、を有しており、かつ、雌型コネクタ部材を締まり嵌合の態様で受容するように適合されている開口部を画定している、概ね円筒形のハウジングであって、外向きの力を前記側壁部に加えたときに前記側壁部が弾力的な態様で外方へ移動することができる少なくとも1つの細長いスロットを前記側壁部がその中に含む、概ね円筒形のハウジングと、
    前記側壁部が径方向外方に拡大して、ある範囲の外径を有する雌型接続部材を締まり嵌合の態様で受容し、相互に係合された前記導電ピン及び導電ソケットの周りに絶縁体の連続層を提供することができるように、前記円筒形のハウジングの前記側壁部の内側表面上に配設され、かつ、その中の前記少なくとも1つの細長いスロットを埋めている、弾性電気的絶縁の材料の薄い層と、を備える、絶縁体インサート。
  2. 前記円筒形のハウジングが、プラスチック、又は高い誘電特性を有する他の材料からなる、請求項1に記載の絶縁体インサート。
  3. 前記弾性電気的絶縁材料がシリコーンである、請求項1に記載の絶縁体インサート。
  4. 前記側壁部の向かい合う部分内に配設されて、前記側壁部の前記向かい合う部分の外方への湾曲を容易にしている、第1及び第2の細長いスロットを、前記側壁部が含んでおり、前記弾性電気的絶縁材料の層が、前記第1及び第2の細長いスロットを埋めている、請求項1に記載の絶縁体インサート。
  5. 前記側壁部が、該側壁部の周囲に均等に離間配置されている第1〜第4の細長いスロットを含んでいる、請求項1に記載の絶縁体インサート。
  6. 前記雄型コネクタ部材及び雌型コネクタ部材が接続時に共に押し込まれる際に前記雄型コネクタ部材を前記雌型コネクタ部材と位置合わせすることが容易になるように、前記側壁部が、その内側表面上に配設されている内向きリブを含んでいる、請求項1に記載の絶縁体インサート。
  7. 前記内向きリブが、前記円筒形のハウジングと一体に形成され、かつ、線状の構成である、請求項6に記載の絶縁体インサート。
  8. 前記雌型コネクタ部材の外側表面を係合し、かつ、そこへの安定した、封止された接続を提供するように、前記側壁部が、その内側表面上に配設されている少なくとも1つの保持部材を含んでいる、請求項1に記載の絶縁体インサート。
  9. 前記少なくとも1つの保持部材が、前記側壁部の前記内側表面全体の周りに延在し、かつ、それと一体に形成されている、概ね円形のリングの形態である、請求項8に記載の絶縁体インサート。
  10. 前記ハウジングの側壁部の隣接する端部部分と前記雌型コネクタ部材との間に配設され、かつ、それらと接している封止部を封止された態様で係合するように適合されているフランジを、前記側壁部の遠位端が含んでいる、請求項1に記載の絶縁体インサート。
  11. 前記封止部が圧縮性円形Oリングの形態である、請求項10に記載の絶縁体インサート。
  12. 前記弾性電気的絶縁の材料の層が、前記概ね円筒形のハウジングの厚さ程度の厚さを有する、請求項1に記載の絶縁体インサート。
  13. 弾性電気的絶縁の材料の前記層の厚さが、0.18〜0.20ミリメートル程度である、請求項12に記載の絶縁体インサート。
  14. 弾性絶縁体材料が可塑性エラストマーからなる、請求項1に記載の絶縁体インサート。
  15. EMIシールドを提供するために、前記弾性電気的絶縁材料の層内に配設されている導電性粒子を更に備える、請求項1に記載の絶縁体インサート。
  16. 前記概ね円筒形のハウジングが、ポリウレタン又は低デュロメータエポキシなどの可塑性材料からなる、請求項1に記載の絶縁体インサート。
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