JP6532683B2 - 多関節構造の鉗子 - Google Patents

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Description

この発明は,例えば,医療用ロボット,医療用機器,マニピュレータ等の各種機器に使用される多関節構造の鉗子に関する。
従来,連結部に回転を入力して連結部を屈曲又は湾曲させることができる駆動機構が知られている。該駆動機構において,鉗子は,被連結部材同士を連結する屈曲リンク及び把持リンクを備え,把持リンクは,被連結部材に対して軸方向に移動不可能に連結され,屈曲リンクの第1軸には,被連結部材の第2プレートに螺合する第2雄ねじが設けられ,屈曲リンクの第2軸には,被連結部材の第1プレートに螺合する第1雄ねじが設けられ,第1雄ねじ及び第2雄ねじは,屈曲リンクを一方向へ回転させたときに被連結部材同士を近接させ,他方向へ回転させたときに被連結部材同士を離間させるように互いに逆方向に形成されるとともに,互いに同一ピッチに形成されている(例えば,特許文献1参照)。
また,耐久性及び制御精度に優れ,滅菌手段,洗浄手段や駆動手段への着脱が容易な多自由度マニピュレータが知られている。該多自由度マニピュレータは,一対の把持片の相対的開閉,第1軸回りの両把持片の回転,及び第1軸にほぼ直交する仮想平面上に存在する第2軸回りの両把持片の回転の少なくとも3自由度を有している。多自由度マニピュレータは,アクチュエータからの動力が,第1〜第3リンク機構によって,把持片の開閉,第1軸回りの回転,及び第2軸回りの回転の各運動に変換されるものである(例えば,特許文献2参照)。
また,医療用鉗子では,先端部分に設けた開閉片の動作には,動力伝達がワイヤによって行っていた。例えば,医療用開閉式鉗子として,開閉片を操作するためのワイヤを開閉片側に向って押すことなく開閉片を開閉操作可能なものが知られている。該医療用開閉式鉗子は,一対の開閉片と,第1牽引ワイヤと第2牽引ワイヤの一方を基端側に牽引すると同時に他方が先端側に引かれるのを許容する操作手段と,それらの動力伝達機構とを備えており,上記動力伝達機構は,第1牽引ワイヤと第2牽引ワイヤの先端部と一対の開閉片を接続する,第1牽引ワイヤが基端側に牽引されたときに,第2牽引ワイヤを先端側に牽引すると共に両開閉片を閉方向に移動させ,且つ第2牽引ワイヤを基端側に牽引されたときに,第1牽引ワイヤを先端側に牽引すると共に両開閉片を開方向に移動させるものである(例えば,特許文献3参照)
また,単純な構造を有して温度非依存性で先端部を湾曲させ得る医療用処置部材が知られている。該医療用処置部材は,先端側に配置される湾曲可能な第1チューブ部材と,第1チューブ部材の先端部に固定される一端と,第1チューブ部材の基端部に回転自在に配置される他端とを有する第1ワイヤ部材と,第1ワイヤ部材の他端を回転させるための駆動機構とを有し,第1ワイヤ部材は,他端の回転による捻じれによって,一端と他端との間に収縮する方向への応力を生じ,第1チューブ部材を湾曲させるものである(例えば,特許文献4参照)。
特開2007−292276号公報 特開2005−169011号公報 特開2011−83476号公報 特開2013−252338号公報
上記のワイヤ式鉗子については,医療用鉗子の先端部の作動は,ワイヤによる動力伝達が主であり,ワイヤの伸縮の張力変化の遅れが発生し,追従性即ちレスポンスが悪く,細かな動きができないという問題があった。また,ワイヤ式鉗子では,ワイヤの切断,伸び等の故障が発生し正確な動作や確実な動力伝達ができなくなるという問題があった。また,上記駆動機構については,鉗子の動作を連結部の回転を入力して,連結部を屈曲又は湾曲させることができるが,規制用ユニバーサルジョイントと駆動用ユニバーサルジョイントを組み合わせて駆動部全体を屈曲させるように駆動されるものであるので,関節ごとに独立して屈曲させることができず,微細な動作が困難なものであった。更に,上記の多自由度マニピュレータは,アクチュエータから伝達される前後方向の動作によりリンク部を駆動させ,関節が上下と左右との両方向の2軸動作するように構成されているが,やはり関節ごとに細かな動作をさせるのには不向きな構造であり,リンク部が細く長いので,剛性も低い構造であった。
この発明の目的は,上記の課題を解決することであり,複数の外筒を長手方向に直列に配設し,先端に位置する外筒に他の物体を把持する把持部材を取り付け,対向する各外筒を関節部材で連結し,外筒ごとに動力伝達軸をそれぞれ連結し,各外筒を動力伝達軸によって各外筒を関節部材を介して独立してそれぞれ折曲させることができ,しかも外筒を金属製で作製して十分な剛性を確保し,動力伝達軸の伸縮による張力変化を無くし,動力伝達軸の作動による関節部材毎の折曲のレスポンス即ち追従性を良好にして,先端の外筒に取り付けた把持部材を所定の姿勢に高精度に微細な作動を可能にし,特に,医療用の機器として使用して好ましい多関節構造の鉗子を提供することである。
この発明は,長手方向に配設された複数の中空状外筒,前記複数の中空状外筒における各外筒の両端部に固着された連結部,対向する前記連結部を互いに回転自在に連結する関節部材,先端に位置する前記外筒に回転自在に連結された物体を把持する把持部材,及び前記把持部材と前記外筒とをそれぞれ独立して折曲可能に作動するため前記外筒と前記関節部材とにそれぞれ嵌挿し且つ伸縮可能で折曲可能に作動する複数の動力伝達軸を備えており,
前記動力伝達軸は,伸縮可能で回転力を伝達できる複数の伝達軸部,及び隣接する前記伝達軸部を互いに連結し且つ前記関節部材の前記連結部に対応する位置に配設されて折曲可能で回転力を伝達できる複数のユニバーサルジョイントを有し,前記動力伝達軸の先端部には,前記外筒内のボス部にそれぞれ設けられた第1ねじ部に螺入する第2ねじ部が形成されていることから成る多関節構造の鉗子に関する。
また,前記外筒は,先端に位置する第1外筒,前記第1外筒に隣接する第2外筒,前記第2外筒に隣接する第3外筒,及び前記第3外筒に隣接する第4外筒から構成されている。更に,前記外筒の前記両端部に固着された前記連結部は,前記外筒に固着された円筒部と前記円筒部の周方向の対向位置から一体構造に突出した一対の突出部,又はコ字状の突出部とから構成されている。
また,この多関節構造の鉗子は,前記外筒の一方の前記端部に固着された前記連結部には,外側に突出するストッパピンが設けられ,前記外筒の他方の前記端部に固着された前記連結部には,円弧状のスリットが形成されており,前記連結部に設けられた前記ストッパピンは隣接する連結部に形成された前記スリットに係合して隣接する前記連結部同士の折曲範囲が規制されるものである。
また,この多関節構造の鉗子において,前記外筒の前記ボス部に設けた前記第1ねじ部はナットであり,前記動力伝達軸の前記伝達軸部に設けた前記第2ねじ部は前記ナットに螺入する雄ねじである。
また,前記関節部材は,前記把持部材を前記第1外筒に対して上下方向に可動な第1関節部材,前記第1外筒を前記第2外筒に対して前記上下方向に直交する左右方向に可動に連結する第2関節部材,前記第2外筒を前記第3外筒に対して前記左右方向に直交する上方向に可動な第3関節部材,及び前記第3外筒を前記第4外筒に対して下方向に可動な第4関節部材から構成されているものである。
また,前記動力伝達軸は,前記把持部材を前記第1外筒に対して上下方向に作動する一対の第1動力伝達軸,前記第1外筒を前記第2外筒に対して前記上下方向に直交する左右方向に作動する一対の第2動力伝達軸,前記第2外筒を前記第3外筒に対して上方向に作動する1本の第3動力伝達軸,及び第3外筒を前記第4外筒に対して下方向に作動する1本の第4動力伝達軸から構成されているものである。
また,前記動力伝達軸における前記伝達軸部は,基端に位置して第1軸部を備えた作動軸,前記第1軸部が摺動自在に嵌挿し且つ前記ユニバーサルジョイントに固着された第1フォルダ,前記第1フォルダに摺動自在に嵌挿する第2軸部を備えた第2フォルダ,前記第2フォルダに摺動自在に嵌挿する第3軸部を備えた前記ユニバーサルジョイント,先端の前記ユニバーサルジョイントに固着された前記第1フォルダに摺動自在に嵌挿する第4軸部を備え且つ前記第2ねじ部が形成された駆動軸,並びに前記作動軸と前記第1フォルダとの間,前記第1フォルダと前記第2フォルダとの間.前記第2フォルダと前記ユニバーサルジョイントとの間,及び前記第1フォルダと前記駆動軸との間に配設されたスプリングから構成されており,前記第1,第2,第3及び第4軸部の直径方向に固着され且つ前記第1フォルダと前記第2フォルダとにそれぞれ形成されたスリットに嵌入して非回転状態に長手方向にガイドするピンを備えているものである。
又は,前記動力伝達軸における前記伝達軸部は,基端に位置して第1軸部を備えた作動軸,前記第1軸部が摺動自在に嵌挿し且つ前記ユニバーサルジョイントに固着された第1フォルダ,先端の前記ユニバーサルジョイントに固着された前記第1フォルダに摺動自在に嵌挿する第5軸部を備え且つ前記第2ねじ部が形成された駆動軸,並びに前記作動軸と前記第1フォルダとの間,及び前記第1フォルダと前記駆動軸との間に配設されたスプリングから構成されており,前記第1軸部と第5軸部の直径方向に固着され且つ前記第1フォルダに形成されたスリットに嵌入して非回転状態に長手方向にガイドするピンを備えているものである。
また,前記動力伝達軸における前記ユニバーサルジョイントは,長手方向両端に位置する一対の端ヨーク,及び前記端ヨーク間で前記端ヨークに両端が十字形のクロススパイダを用いた関節ピンで連結された中央ヨークから構成されている。
また,前記外筒内に固定された薄板は,前記動力伝達軸の前記伝達軸部に係止して前記伝達軸部の伸縮範囲をそれぞれ規制するものである。
また,前記把持部材は,前記第1外筒の前記端部に固定された前記連結部にピンによって揺動自在に支持され且つ前記物体を把持するために2本の前記第1動力伝達軸によってそれぞれ互いに揺動して開閉する一対の把持片から構成されている。
また,この多関節構造の鉗子において,前記外筒,前記関節部材,及び前記動力伝達軸の前記伝達軸部を金属材料で作製して剛性が確保されている。
この発明による多関節構造の鉗子は,上記のように,複数の外筒,その先端に連結した把持部材,これらを回転伝達可能に揺動自在に連結する関節部材,及び前記外筒を折曲自在に作動し且つ前記把持部材の把持片を開閉自在の作動する複数の動力伝達軸を備えており,前記動力伝達軸を折曲可能で回転力を伝達できる複数のユニバーサルジョイントと伸縮可能で回転力を伝達可能な伝達軸部とから構成したので,動力伝達軸の張力による伸縮現象は発生せず,外筒毎に動力伝達軸を設けて外筒毎に独立して微細な動きを実現させることができ,動力伝達軸の回転作動によって前記外筒及び前記把持部材を,独立して迅速に,追従性に富んで折曲作動して所定の位置に移動させ,所定の姿勢に整えることができる。即ち,前記動力伝達軸の先端部に設けた雄ねじを,前記外筒のボス部に設けたナットに螺入させているので,所定の外筒に連結した所定の動力伝達軸を回転させると,該動力伝達軸を押し引きさせて所定の外筒を直ちに折曲させ,しかも,操作に対して信頼性に富み,追従性が良好であって把持部材を高精度に所定の折曲位置へ移動させることができ,特に,医療用の鉗子として好ましい動きを実現することができる。
この発明による多関節構造の鉗子の一実施例を示す斜視図である。 図1の多関節構造の鉗子を折曲させた状態を示す斜視図である。 図1の鉗子を縮小して示しており,(A)は平面図,及び(B)端面図である。 この多関節構造の鉗子に組み込まれた先端に位置する外筒に連結した把持部材を作動するための最も長い動力伝達軸を拡大して示す平面図である。 図4の動力伝達軸の折曲状態を縮小して示す平面図である。 この多関節構造の鉗子に組み込まれた先端に位置する外筒を作動するための動力伝達軸を示す平面図である。 この多関節構造の鉗子に組み込まれた基端側に位置する外筒を作動するための動力伝達軸を示す平面図である。 この多関節構造の鉗子に組み込まれる動力伝達軸の作動時の伝達軸部に係合して動力伝達軸の伸縮状態を規制をするための薄板を外筒に取り付けた状態を示す斜視図である。 この多関節構造の鉗子において,動力伝達軸が外筒を屈曲させるための作動構造を示す説明図である。 図9に示す多関節構造の鉗子において,動力伝達軸が外筒を屈曲させた状態を示す説明図である。 この多関節構造の鉗子において,動力伝達軸に連結した把持部材を示す平面図である。 この多関節構造の鉗子において,動力伝達軸に連結した把持部材を折曲させた状態を示す平面図である。
以下,図面を参照して,この発明による多関節構造の鉗子の実施例を説明する。図1〜図3に示すように,この発明による多関節構造の鉗子は,主として,長手方向に伸びて直列に配設された金属製の複数の中空状外筒1,複数の中空状外筒1における各外筒1の両端部にそれぞれ固着された金属製の連結部2,対向する外筒1の連結部2を互いにピン24で揺動自在に連結して隣接する外筒1をそれぞれ連結する関節部材3,先端に位置する外筒1に枢着された他の部材や他の物体を把持する把持部材4,及び把持部材4と外筒1とをそれぞれ独立して折曲可能に作動するため外筒1と関節部材3とにそれぞれ嵌挿し且つ伸縮可能で折曲可能に作動する複数の動力伝達軸5を備えている。動力伝達軸5は,連結部2に対応する位置に配設されて折曲可能で回転力を伝達できる複数のユニバーサルジョイント6,及びユニバーサルジョイント6に連結された伸縮可能で回転力を伝達できる金属製の伝達軸部7から構成されている。各外筒1には,その内周面から突出するように固定ねじ9Bで固定されたボス部9をそれぞれ備えており,ボス部9にはナット10(第1ねじ部)がそれぞれ固着されている。動力伝達軸5の伝達軸部8のうち先端に位置する先端部8には,ナット10に螺入する雄ねじ11(第2ねじ部)が形成されている。この多関節構造の鉗子において,関節部材3は,外筒1の両端部にそれぞれ固定された連結部2をピン24で揺動自在に連結することによって構成されている。外筒1のボス部9に形成された溝19(図9)には,動力伝達軸5の動きを規制するための薄板17が嵌め込まれて,薄板17が外筒1に固着されている。
この多関節構造の鉗子において,外筒1は,先端に位置する第1外筒1A,第1外筒1Aに隣接する第2外筒1B,第2外筒1Bに隣接する第3外筒1C,及び第3外筒1Cに隣接する第4外筒1Dから構成されている。更に,外筒1の両端部に固着された連結部2は,外筒1に固着された円筒部12と円筒部12の周方向の対向位置から一体構造に突出した一対の突出部13,又はコ字状の突出部13とから構成されている。具体的には,第1外筒1Aと第2外筒1Bには,一対の突出部13が形成され,また,第3外筒1Cと第4外筒1Dには,一個のコ字状の突出部13が形成されている。この多関節構造の鉗子では,外筒1における対向連結する連結部2は,互いに嵌合し合っており,即ち,連結部2の突出部13にはピン孔が形成されており,対向する連結部2は,一方の連結部2と嵌合した他方の連結部2とのピン孔が重なって嵌合し,該ピン孔にはピン24が嵌合して連結部2同士が互いに回転自在な状態になっており,隣接する外筒1が互いに相対的に折曲できるように構成されている。更に,この多関節構造の鉗子は,外筒1の一方の端部に固着された連結部2には,外側に突出するストッパピン14が設けられ,外筒1の他方の端部に固着された連結部2には,円弧状のスリット15が形成されており,連結部2に設けられたストッパピン14は,隣接する連結部2に形成されたスリット15に係合することによって,ストッパピン14がスリット15にガイドされて隣接する連結部2に固着された外筒1同士の折曲範囲が円弧状のスリット15のサイズによって規制されている。
更に,外筒1のボス部9には,ナット10が設けられ,動力伝達軸5の先端における伝達軸部7に設けた雄ねじ11がナット10に螺入し,動力伝達軸5を回転させることによって,動力伝達軸5はナット10に沿って押し引きされることになり,所定の外筒1は,所定の動力伝達軸5の回転動作によって折曲動作を行うことになる。また,外筒1が動力伝達軸5の作動によって折曲するには,ストッパピン14は,連結部2同士を揺動自在に連結しているピン24よりも先端側に形成されることによって,動力伝達軸5を押し引きすることによって連結部2がピン24を中心軸にして揺動できるようになる。即ち,ナット10は,動力伝達軸5の回転で雄ねじ11が回転し,雄ねじ11の回転はナット10の直線方向に雄ねじ11上を移動させるように変換し,ナット10に枢着したリンク29が押し引き動作し,リンク29の押し引き動作は,リンク29に設けたストッパピン14を押し引き動作する。また,ストッパピン14は,対向する回転自在な外筒1の連結部2のスリット15に係合しているので,スリット15にガイドされて連結部2を押し引き動作し,それによって連結部2はピン24を中心に回転して外筒1を折曲することになる。外筒1A〜1Dは,動力伝達軸5A〜5Dにそれぞれナット10と雄ねじ11で連結しているので,動力伝達軸5A〜5Dが回転動作することによって,外筒1A〜1Dが互いに独立して折曲することになる。
この多関節構造の鉗子では,関節部材3は,把持部材4を第1外筒1Aに対して上下方向に可動な第1関節部材3A,第1外筒1Aを第2外筒1Bに対して上下方向に直交する左右方向に可動に連結する第2関節部材3B,第2外筒1Bを第3外筒1Cに対して左右方向に直交する上方向に可動な第3関節部材3C,及び第3外筒1Cを第4外筒1Dに対して下方向に可動な第4関節部材3Dから構成されている。
この多関節構造の鉗子において,動力伝達軸5における伝達軸部7については,第1動力伝達軸5A及び第2動力伝達軸5Bは,長手方向に長くなって伝達軸部7に第2フォルダ20を備えているが,第3動力伝達軸5C及び第4動力伝達軸5Dは,長手方向に短く伝達軸部7に第2フォルダを備えていない。まず,伝達軸部7に第2フォルダ20を備えている動力伝達軸5について説明する。この種の伝達軸部7は,基端に位置して第1軸部31を備えた作動軸16,第1軸部31が摺動自在に嵌挿し且つユニバーサルジョイント6に固着された第1フォルダ18,第1フォルダ18に摺動自在に嵌挿する第2軸部32を備えた第2フォルダ20,第2フォルダ20に摺動自在に嵌挿する第3軸部33を備えたユニバーサルジョイント6,先端のユニバーサルジョイント6に固着された第1フォルダ18に摺動自在に嵌挿する第4軸部34を備え且つ雄ねじ11が形成された駆動軸21,並びに作動軸16と第1フォルダ18との間,第1フォルダ18と第2フォルダ20との間.第2フォルダ20とユニバーサルジョイント6との間,及び第1フォルダ18と駆動軸21との間に配設されたスプリング22から構成されている(図4〜図6参照)。更に,第1軸部31,第2軸部32,第3軸部33及び第4軸部34には,直径方向に固着されたピン30が設けられている。また,第1フォルダ18と第2フォルダ20には,長手方向に延びるスリット23が形成されている。ピン30は,スリット23に嵌入してガイドされ,第1軸部31,第2軸部32,第3軸部33及び第4軸部34は,第1フォルダ18と第2フォルダ20に非回転状態に長手方向に互いにガイドするように構成されている。
次に,第2フォルダ20を備えていない動力伝達軸5について説明する(図7参照)。この種の伝達軸部7は,基端に位置して第1軸部31を備えた作動軸16,第1軸部31が摺動自在に嵌挿し且つユニバーサルジョイント6に固着された第1フォルダ18,先端のユニバーサルジョイント6に固着された第1フォルダ18に摺動自在に嵌挿する第5軸部35を備え且つ雄ねじ11が形成された駆動軸21,並びに作動軸16と第1フォルダ18との間,及び第1フォルダ18と駆動軸21との間に配設されたスプリング22から構成されている。第1軸部31と第5軸部35には,直径方向にピン30が固着され,第1フォルダ18にはスリット23が形成され,上記と同様に,ピン30は,スリット23に嵌入してガイドされ,第1軸部31及び第4軸部34は,第1フォルダ18に非回転状態に長手方向に互いにガイドするように構成されている。
この多関節構造の鉗子において,動力伝達軸5は,把持部材4を第1外筒1Aに対して上下方向に作動する一対の第1動力伝達軸5A,第1外筒1Aを第2外筒1Bに対して上下方向に直交する左右方向に作動する一対の第2動力伝達軸5B,第2外筒1を第3外筒1に対して上方向に作動する1本の第3動力伝達軸5C,及び第3外筒1Cを第4外筒1Dに対して下方向に作動する1本の第4動力伝達軸5Dから構成されているものである。従って,動力伝達軸5は,2本の第1動力伝達軸5A,2本の第2動力伝達軸5B,1本の第3動力伝達軸5C,及び1本の第4動力伝達軸5Dから構成され,合計で6本から構成されている。動力伝達軸5については,外筒1及び連結部2内に嵌挿されている。即ち,外筒1Aには,2本の動力伝達軸5Aが嵌挿している。外筒1Bには,2本の動力伝達軸5Aと2本の動力伝達軸5Bが嵌挿している。外筒1Cには,2本の動力伝達軸5A,2本の動力伝達軸5B,及び1本の動力伝達軸5Cが嵌挿している。外筒1Dには,2本の動力伝達軸5A,2本の動力伝達軸5B,1本の動力伝達軸5C,及び1本の動力伝達軸5Dが嵌挿している。
また,動力伝達軸を構成するユニバーサルジョイント6は,自在軸継手であって,長手方向両端に位置する一対の端ヨーク25,及び端ヨーク25間で端ヨーク25に両端が関節ピン27でそれぞれ連結された中央ヨーク26から構成されており,ユニバーサルジョイント6は,この実施例では端ヨーク25と中央ヨーク26とを十字形のクロススパイダを用いた自在継手で連結された構造を有し,十字形関節ピン27によって全体として旋回自在に動力を伝達することができるように構成されている。また,外筒1内には,ボス部の内側に設けたスリットに固定された薄板17は,動力伝達軸5の伝達軸部7に係止して伝達軸部7の伸縮範囲を外筒1内においてそれぞれ規制するものである。また,把持部材4は,第1外筒1Aの端部に固定された連結部2にピン24によって旋回自在に支持されている。把持部材4は,図1及び図2に示すように,一対の爪でなる把持片4Aから構成されており,把持片4Aは,ピン28によって互いに揺動するように枢着され,他部品や他の物体を把持するために2本の第1動力伝達軸5Aによってそれぞれ互いに上下方向に揺動して開閉するように構成されている。把持片4Aは,例えば,両方で120°の開閉が可能に形成されている。
次に,図11及び図12を参照して,把持部材4の作動を説明する。図11では,把持部材4の把持片4Aは,動力伝達軸1における第1動力伝達軸1Aの駆動軸21を作動しておらず,互いに真直状態に伸びている。図12では,把持部材4の把持片4Aは,上下の駆動軸21を作動して両者共に一方向に傾斜即ち折曲させた状態が示されている。上側の把持片4Aをそのままにして,下側の把持片4Aを反対方向に折曲させれば,両者の把持片4Aは,開放した状態になる。従って,この多関節構造の鉗子は,物体を把持片4Aで挟んだ状態で把持部材4の姿勢も変更することが可能であり,種々の折曲移動に対応することができる。
この多関節構造の鉗子は,上記のように構成されているので,次のように作動することができる。この多関節構造の鉗子は,図2に示すように,外筒1Aを外筒1Bに対して左右方向に折曲させる場合には,2本の動力伝達軸5Bを回転作動し,雄ねじ11を回転させてナット10を押し引きしてリンク29を押し引きし,外筒1Aを外筒1Bに対して左右に折曲させる。同様に,外筒1Bを外筒1Cに対して上方向に折曲させる場合には,1本の動力伝達軸5Cを回転作動し,雄ねじ11を回転させてナット10を押し引きしてリンク29を押し引きし,外筒1Bを外筒1Cに対して上方向に折曲させる。また,外筒1Cを外筒1Dに対して下方向に折曲させる場合には,1本の動力伝達軸5Dを回転作動し,雄ねじ11を回転させてナット10を押し引きしてリンク29を押し引きし,外筒1Cを外筒1Dに対して下方向に折曲させる。更に,把持部材4における把持片4Aを開閉させるには,2本の動力伝達軸5Aを回転作動し,雄ねじ11を回転させてナット10を押し引きしてリンク29を押し引きし,把持部材4における一対の把持片4Aを開閉させる。図2では,一方の把持片4Aを下方向に折曲させた状態が示されている。
この多関節構造の鉗子について,一対の動力伝達軸5を作動して関節部材3を屈曲させて外筒1を折曲させる動作手順を,図9及び図10を参照して説明する。
図9では,一対の第1動力伝達軸5Aによって最先端に位置する外筒1Aを関節部材3Bで屈折させる場合であって,関節部材3Bが直線状態に伸びているので,最先端の外筒1Aと二番目の外筒1Bとは直線状態に伸びている。外筒1Aと外筒1Bとを関節部材3Bの連結部2で図9の上側に屈折させる場合には,動力伝達軸5の上側の第2動力伝達軸5Bの先端部8の雄ねじ11を回転させて外筒1Bに設けたボス部9のナット10を引き寄せると共に,下側の第2動力伝達軸5Bの先端部8の雄ねじ11を回転させて外筒1に設けたボス部9のナット10を押し込む。一方,ナット10には,リンク29の一端は枢着され,リンク29の他端には外筒1Bの連結部2の円弧状のスリット15にガイドされるストッパピン14に枢着されている。ストッパピン14は,対向した外筒1Bの連結部2に設けられているので,上側の第2動力伝達軸5Bを引き,下側の第2動力伝達軸5Bを押し込めば,ストッパピン14は,スリット15にガイドされて外筒1Aを外筒1Bに対してピン24を中心軸即ち枢軸として上側に傾斜させる(図10)。この動作は,リンク29が中心軸OL即ちピン24の回転中心O上に至るまで即ち変曲点に至るまで行って,次いで,下側の第2動力伝達軸5Bを押し込んでいた状態を逆転させて引き寄せる方に変換する(図示せず)。従って,外筒1Aを外筒1B側に引き寄せるように第2動力伝達軸5Bを作動して,外筒1Aを最大限即ちストッパピン14がスリット15の上側端面に達すると,外筒1Aに対して外筒1Bを最大限に上側に傾斜させることになる。次いで,外筒1Aと外筒1Bとを元の直線状態に戻すには,上記の作動の逆に上下の動力伝達軸5を作動すればよいことになる。
次に,外筒1Aに対して外筒1Bを下側に傾斜させるには,上下の第2動力伝達軸5Bを逆方向に作動すればよいことになるので, 上側の第2動力伝達軸5Bを押し込み,下側の第2動力伝達軸5Bを引き込み,ストッパピン14をスリット15に沿って下方へ移動させる。リンク29に設けたストッパピン14がピン24の回転中心上に到達して変曲点に達すると,ここで,下側の第2動力伝達軸5Bを引き込み続けるが,上側の第2動力伝達軸5Bを逆転させて引き込むように作動する。それによって,外筒1Aを外筒1B側に引き寄せるように第2動力伝達軸5Bを作動して,外筒1Aを最大限即ちストッパピン14がスリット15の下側端面に達すると,外筒1Aに対して外筒1Bを最大限に下側に傾斜させることになる。次いで,外筒1Aと外筒1Bとを元の直線状態に戻すには,上記の作動の逆に上下の動力伝達軸5を作動すればよいことになる。
この発明による多関節構造の鉗子は,例えば,医療用ロボット,医療用機器等の各種機器に使用される鉗子として使用して好ましいものである。
1 外筒
1A 第1外筒
1B 第2外筒
1C 第3外筒
1D 第4外筒
2 連結部
3 関節部材
3A 第1関節部材
3B 第2関節部材
3C 第3関節部材
3D 第4関節部材
4 把持部材
4A 把持片
5 動力伝達軸
5A 第1動力伝達軸
5B 第2動力伝達軸
5C 第3動力伝達軸
5D 第4動力伝達軸
6 ユニバーサルジョイント
7 伝達軸部
8 先端部
9 ボス部
10 ナット(第1ねじ部)
11 雄ねじ(第2ねじ部)
12 円筒部
13 突出部
14 ストッパピン
15,23 スリット
16 作動軸
17 薄板
18 第1フォルダ
20 第2フォルダ
21 駆動軸
22 スプリング
24,28,30 ピン
25 端ヨーク
26 中央ヨーク
27 関節ピン
29 リンク
31 第1軸部
32 第2軸部
33 第3軸部
34 第4軸部
35 第5軸部

Claims (13)

  1. 長手方向に配設された複数の中空状外筒,前記複数の中空状外筒における各外筒の両端部に固着された連結部,対向する前記連結部を互いに回転自在に連結する関節部材,先端に位置する前記外筒に回転自在に連結された物体を把持する把持部材,及び前記把持部材と前記外筒とをそれぞれ独立して折曲可能に作動するため前記外筒と前記関節部材とにそれぞれ嵌挿し且つ伸縮可能で折曲可能に作動する複数の動力伝達軸を備えており,
    前記動力伝達軸は,伸縮可能で回転力を伝達できる複数の伝達軸部,及び隣接する前記伝達軸部を互いに連結し且つ前記関節部材の前記連結部に対応する位置に配設されて折曲可能で回転力を伝達できる複数のユニバーサルジョイントを有し,前記動力伝達軸の先端部には,前記外筒内のボス部にそれぞれ設けられた第1ねじ部に螺入する第2ねじ部が形成されていることから成る多関節構造の鉗子。
  2. 前記外筒は,先端に位置する第1外筒,前記第1外筒に隣接する第2外筒,前記第2外筒に隣接する第3外筒,及び前記第3外筒に隣接する第4外筒から構成されていることから成る請求項1に記載の多関節構造の鉗子。
  3. 前記外筒の前記両端部に固着された前記連結部は,前記外筒に固着された円筒部と前記円筒部の周方向の対向位置から一体構造に突出した一対の突出部,又はコ字状の突出部とから構成されていることから成る請求項1又は2に記載の多関節構造の鉗子。
  4. 前記外筒の一方の前記端部に固着された前記連結部には,外側に突出するストッパピンが設けられ,前記外筒の他方の前記端部に固着された前記連結部には,円弧状のスリットが形成されており,前記連結部に設けられた前記ストッパピンは隣接する連結部に形成された前記スリットに係合して隣接する前記連結部同士の折曲範囲が規制されることから成る請求項1〜3のいずれか1項に記載の多関節構造の鉗子。
  5. 前記外筒の前記ボス部に設けた前記第1ねじ部はナットであり,前記動力伝達軸の前記伝達軸部に設けた前記第2ねじ部は前記ナットに螺入する雄ねじであることから成る請求項1〜4のいずれか1項に記載の多関節構造の鉗子。
  6. 前記関節部材は,前記把持部材を前記第1外筒に対して上下方向に可動な第1関節部材,前記第1外筒を前記第2外筒に対して前記上下方向に直交する左右方向に可動に連結する第2関節部材,前記第2外筒を前記第3外筒に対して前記左右方向に直交する上方向に可動な第3関節部材,及び前記第3外筒を前記第4外筒に対して下方向に可動な第4関節部材から構成されていることから成る請求項2に記載の多関節構造の鉗子。
  7. 前記動力伝達軸は,前記把持部材を前記第1外筒に対して上下方向に作動する一対の第1動力伝達軸,前記第1外筒を前記第2外筒に対して前記上下方向に直交する左右方向に作動する一対の第2動力伝達軸,前記第2外筒を前記第3外筒に対して上方向に作動する1本の第3動力伝達軸,及び第3外筒を前記第4外筒に対して下方向に作動する1本の第4動力伝達軸から構成されていることから成る請求項2に記載の多関節構造の鉗子。
  8. 前記動力伝達軸における前記伝達軸部は,基端に位置して第1軸部を備えた作動軸,前記第1軸部が摺動自在に嵌挿し且つ前記ユニバーサルジョイントに固着された第1フォルダ,前記第1フォルダに摺動自在に嵌挿する第2軸部を備えた第2フォルダ,前記第2フォルダに摺動自在に嵌挿する第3軸部を備えた前記ユニバーサルジョイント,先端の前記ユニバーサルジョイントに固着された前記第1フォルダに摺動自在に嵌挿する第4軸部を備え且つ前記第2ねじ部が形成された駆動軸,並びに前記作動軸と前記第1フォルダとの間,前記第1フォルダと前記第2フォルダとの間.前記第2フォルダと前記ユニバーサルジョイントとの間,及び前記第1フォルダと前記駆動軸との間に配設されたスプリングから構成されており,前記第1,第2,第3及び第4軸部の直径方向に固着され且つ前記第1フォルダと前記第2フォルダとにそれぞれ形成されたスリットに嵌入して非回転状態に長手方向にガイドするピンを備えていることから成る請求項7に記載の多関節構造の鉗子。
  9. 前記動力伝達軸における前記伝達軸部は,基端に位置して第1軸部を備えた作動軸,前記第1軸部が摺動自在に嵌挿し且つ前記ユニバーサルジョイントに固着された第1フォルダ,先端の前記ユニバーサルジョイントに固着された前記第1フォルダに摺動自在に嵌挿する第5軸部を備え且つ前記第2ねじ部が形成された駆動軸,並びに前記作動軸と前記第1フォルダとの間,及び前記第1フォルダと前記駆動軸との間に配設されたスプリングから構成されており,前記第1軸部と第5軸部の直径方向に固着され且つ前記第1フォルダに形成されたスリットに嵌入して非回転状態に長手方向にガイドするピンを備えていることから成る請求項7に記載の多関節構造の鉗子。
  10. 前記動力伝達軸における前記ユニバーサルジョイントは,長手方向両端に位置する一対の端ヨーク,及び前記端ヨーク間で前記端ヨークに両端が十字形のクロススパイダを用いた関節ピンで連結された中央ヨークから構成されていることから成る請求項1〜9のいずれか1項に記載の多関節構造の鉗子。
  11. 前記外筒内に固定された薄板は,前記動力伝達軸の前記伝達軸部に係止して前記伝達軸部の伸縮範囲をそれぞれ規制することから成る請求項1〜10のいずれか1項に記載の多関節構造の鉗子。
  12. 前記把持部材は,前記第1外筒の前記端部に固定された前記連結部にピンによって揺動自在に支持され且つ前記物体を把持するために2本の前記第1動力伝達軸によってそれぞれ互いに揺動して開閉する一対の把持片から構成されていることから成る請求項に記載の多関節構造の鉗子。
  13. 前記外筒,前記関節部材,及び前記動力伝達軸の前記伝達軸部を金属材料で作製して剛性が確保されていることから成る請求項1〜12のいずれか1項に記載の多関節構造の鉗子。
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