JP6532658B2 - 室内機ユニット及び空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、室内機ユニット及び空気調和機に係り、特に、室内機ユニットにおけるクロスフローファンの軸部遮風構造に関する。
空気調和機は、室内空間等の空調(冷房、暖房及び除湿)を行う装置であり、一般的には主な構成要素として室外機ユニット及び室内機ユニットを備えている。
室内機ユニットは、室内から導入した空気(フレッシュエア)を熱交換器に通して空調した空調空気を送出するため、筐体内にモータで駆動されるクロスフローファンを備えている。このクロスフローファンは、室内機ユニットの筐体に設けられたベース本体に回転自在に支持されている。そして、ベース本体の一側部にはモータブラケットを介してモータが取り付けられ、このモータの出力軸がベース本体の側壁を貫通してクロスフローファンに連結されている。
このような空気調和機の室内機ユニットでは、クロスフローファンの軸部において、冷房運転時に筐体のベースとモータブラケットとの隙間から除湿されていないフレッシュエアが誘引(バイパス)されると、このフレッシュエアがベース本体内部で冷やされてクロスフローファンに結露する。
従来の室内機ユニットにおいては、上述したフレッシュエアの誘引を防止するため、ベースとモータブラケットとの間に遮風部品を貼り付けて隙間を塞ぐクロスフローファンの軸部遮風構造が採用されている。なお、従来の遮風部品としては、例えば発泡ポリスチレンのように、弾力性のある素材が使用されている。
また、下記の特許文献1では、モータ4を収納するケーシング5及びモータカバー6と、仕切り板7との間を、カバー部品11などに貼り付けられたインスレーション12、13によって密着させ、遮蔽することが記載されている。
特開2002−48355号公報(段落[0011]など)
上述したように、空気調和機の室内機ユニットにおいては、冷房運転時にクロスフローファンの軸部からフレッシュエアが誘引されることに起因する結露を防止するため、ベースとモータブラケットの隙間に遮風部品を張り付ける軸部遮風構造を採用している。
しかし、従来の軸部遮風構造や特許文献1で開示された技術は、ベースとモータブラケットとの間に別体の遮風部品を貼り付けるものであるから、軸部遮風構造を改良して部品点数及び組立作業工数の低減を実現することが望まれる。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、部品点数及び組立作業工数を低減できるクロスフローファンの軸部遮風構造を有する室内機ユニット及びこの室内機ユニットを備えた空気調和機を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するため、下記の手段を採用した。
本発明に係る室内機ユニットは、筐体と、前記筐体に設けられたベース本体と、前記ベース本体に設置された熱交換器と、前記ベース本体に回転自在に支持され、室内の空気を導入して前記熱交換器を通過させた空調空気を前記室内に送出するモータ駆動のクロスフローファンと、モータブラケットを介して前記ベース本体の側壁の外側に取り付けられ、前記側壁に設けた軸穴を通る出力軸が前記クロスフローファンと連結されるモータと、前記モータブラケットに一体的に設けられ、前記モータの所定の取付位置で前記軸穴の周囲を取り囲むように前記モータ側となる前記側壁の面に対して直接全周にわたって接する当接部と、を備えていることを特徴とするものである。
このような本発明によれば、モータブラケットに一体的に設けられ、モータの所定の取付位置で軸穴の周囲を取り囲むようにモータ側となる側壁の面に対して直接全周にわたって接する当接部を備えているので、モータブラケットと一体の当接部が軸穴の周囲に接して、側壁に対しクロスフローファン側と、側壁に対しモータ側とを分離するシール部を形成する。この結果、クロスフローファンとモータとの連結部においては、熱交換器を通過しない空気(フレッシュエア)が軸穴を通ってクロスフローファンに誘引されることを防止できる。そして、このようなクロスフローファンの軸部遮風構造は、当接部がモータブラケットと一体化されているので、部品点数や組立時の作業工数を低減できる。
なお、上述したモータブラケットは、例えばポリプロピレン等のように弾性を有する樹脂成形部品とし、当接部をベース本体の側壁の面に押し付けてシール部を形成することとしてもよい。
上記の発明において、前記当接部は、前記側壁の面に面接触する板状部材であってもよい。
これにより、板状部材の当接部が軸穴の周囲全周に面接触して、側壁に対しクロスフローファン側と、側壁に対しモータ側とを分離するシール部を形成する。
この場合、前記板状部材は、自由端とした先端部側を前記クロスフローファンに近づく方向へ傾斜させて成形されていてもよい。
これにより、板状部材を弾性変形させて面接触させることにより、ベース本体の側壁の面に対する密着性(シール性)をより一層向上させることができる。
上記の発明において、前記当接部は、前記側壁の面に接する1または複数のリング状凸部を備えていてもよい。
これにより、当接部のリング状凸部が軸穴の周囲全周に線接触して、側壁に対しクロスフローファン側と、側壁に対しモータ側とを分離するシール部を形成する。この場合、リング状凸部を複数設けておけば、すなわち径の異なるリング状凸部を設けておけば、複数段階のシール部を形成することができ、遮風性能を向上させることができる。
上記の発明において、前記当接部は、前記側壁の面に接する複数のリング状凸部を備え、前記リング状凸部の突出高さを自由端とした先端部側から基部側へ段階的に増大させてもよい。
これにより、少なくとも一つのリング状凸部がベース本体の側壁の面に線接触して密着するので、当接部を傾斜させなくても良好な密着性(シール性)を得ることができる。
上記の発明において、前記当接部の基部と連結されて前記モータ側へ延在するブラケット側円筒部を備えてもよい。
これにより、当接部とブラケット側円筒部は、折曲された形状となるため、当接部が側壁の面に接触したとき、当接部の基部を基点にして当接部がモータブラケット側へ傾いて、当接部と側壁の面を弾性的に接触させることができる。
上記の発明において、前記当接部と前記ブラケット側円筒部との連結部に全周にわたって凹部を設けるとともに、前記凹部に遮風部材を設置してもよい。
これにより、凹部に配置した遮風部材によるシールもなされるので、フレッシュエアの流通をより確実にシールすることが可能となる。
また、本発明に係る空気調和機は、上述した本発明の室内機ユニットと、冷媒を圧縮するための圧縮機、及び冷媒と室外の空気との熱交換を行わせるための室外熱交換器を有する室外機ユニットと、前記室内機ユニットおよび前記室外機ユニットを連結するとともに、前記室内機ユニット及び前記室外機ユニットの間で冷媒を循環させるための冷媒配管と、を備えていることを特徴とするものである。
このような本発明によれば、室内機ユニットが上述したクロスフローファンの軸部遮風構造を有することによって、モータブラケットと一体化された当接部により部品点数や組立時の作業工数を低減してフレッシュエアの誘引を防止できる。
上述した本発明の室内機ユニットによれば、クロスフローファンの軸部遮風構造にモータブラケットと一体化された当接部を用いているので、部品点数及び組立作業工数を低減してフレッシュエアの誘引を確実に防止することができる。この結果、クロスフローファンにおいては、誘引したフレッシュエアに起因する結露を確実に防止できるため、室内機ユニット及びこの室内機ユニットを備えた空気調和機の商品性向上に顕著な効果が得られる。
本発明に係る室内機ユニット及び空気調和機の一実施形態を示す図であり、(a)はクロスフローファンの軸部遮風構造を示す要部拡大断面図、(b)は当接部に設ける傾斜を示す図である。 図1に示したクロスフローファンの軸部遮風構造に係る第1変形例を示す要部拡大断面図である。 図1に示したクロスフローファンの軸部遮風構造に係る変形例を示す図であり、(a)は第2変形例を示す要部拡大断面図、(b)は当接部の構造が第2変形例と異なる第3変形例を示す図である。 空気調和機の構成例を示す斜視図である。 室内機ユニットのベース本体にモータを取り付けた状態を示す図である。 図5のベース本体側から見た分解斜視図である。 図5のモータ側から見た分解斜視図である。 図1(a)の当接部を備えたモータブラケットの構成例を示す断面図である。 図3(a)の当接部を備えたモータブラケットの構成例を示す断面図である。
以下、本発明に係る室内機ユニット及び空気調和機の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図4に示すように、室内空間等の空調(冷房、暖房及び除湿)を行う空気調和機1は、室外機ユニット10及び室内機ユニット20を主な構成要素とする装置である。室外機ユニット10及び室内機ユニット20の間は、冷媒配管50により接続されて閉回路の冷媒流路が形成されている。また、室外機ユニット10及び室内機ユニット20の間は、電源及び制御用の電線(不図示)によっても接続されている。
なお、図中の符号60は、運転操作用のリモートコントローラであり、これにより空気調和機1の各種運転状態が設定されるようになっている。
室外機ユニット10は、略直方体形状とした筐体11の内部に、冷媒を圧縮するための圧縮機12、冷媒と室外の空気との間で熱交換を行わせるための室外熱交換器13、及び室外熱交換器13における冷媒と室外の空気との熱交換を促進させる室外ファン14を備えている。また、筐体11の内部には、図示しない四方弁、電子膨張弁及び制御部等も配設されている。
室外熱交換器13は、四方弁を操作して冷媒の循環方向を切り替えることにより、冷房運転時は凝縮器として、また、暖房運転時は蒸発器として機能する熱交換器である。
室内機ユニット20は、横長の略直方体形状とした筐体21を備えている。この筐体21は、ベース本体22、壁に設置された状態においてベース本体22にその前方部位を上下、左右、及び前面から被うように取り付けられたフロントカバー23、及びフロントカバー23の前面に取り付けられたフロントパネル24によって概略構成されている。
室内機ユニット20は、室内から空調前の空気(以下、「フレッシュエア」と呼ぶ)を取り入れるためにフロントカバー23に設けられた吸込グリル(吸込口)25、吸込グリル25から取り入れられたフレッシュエアを冷却または加熱するために設けられた室内熱交換器26、室内熱交換器26で熱交換された空気(以下、「空調空気」と呼ぶ)を室内へ戻すためにフロントパネル24に設けられた吹出口27、吸込グリル25からフレッシュエアを取り入れるとともに、吹出口27から室内に空調空気を吹き出させるために設けられたクロスフローファン28を主な構成要素として備えている。
室内熱交換器26及びクロスフローファン28は、筐体21の内部においてベース本体22に支持されている。
また、図中の符号29はフィルターであり、吸込グリル25を通過して室内熱交換器26に導かれるフレッシュエア中に含まれる塵・ゴミ等の不純物を取り除くために設けられている。なお、吹出口27には、空調空気の吹出方向を調整するため、図示しないルーバー及びフラップが設けられている。
室内熱交換器26は、冷媒の循環方向に応じて、冷房運転時は蒸発器として、また、暖房運転時は凝縮器として機能する熱交換器である。
さて、上述した構成の室内機ユニット20においては、モータ30を駆動源とするクロスフローファン28が、室内機ユニット20の筐体21を構成するベース本体22に回転自在に支持されている。このクロスフローファン28は、吸込グリル25と吹出口27との間を連結するようにしてベース本体22に形成された空気流路内に配置されている。そして、クロスフローファン28とモータ30との連結部は、以下に説明するように構成された遮風構造となっている。
以下では、図1及び図5〜8に基づいて、クロスフローファン28とモータ30とが連結される軸部遮風構造を詳細に説明する。なお、クロスフローファン28は、ベース本体22の一側部(図示の例では正面から見て右側)でモータ30と連結されるが、図5〜7においては、ベース本体22内に設置されるクロスフローファン28の図示が省略されている。
クロスフローファン28は、ベース本体22の側壁22aに設けた軸穴22bを貫通するモータ30の出力軸31と連結される。
モータ30は、側壁22aの外壁側にモータブラケット40を介して取り付けられる。このモータブラケット40は、例えばポリプロピレンのような弾性を有する樹脂成形部品である。このモータブラケット40は、モータ30の周囲を覆う壁面に適宜開口部を設けた略円筒形状とされ、例えばモータ30の出力軸31の軸方向に対し左半分側と右半分側に分割可能な構造となっている。
一方、ベース本体22の側壁22aには、モータブラケット40の内部に収納されたモータ30を挿入して所定位置に固定設置するため、略円筒形状としたモータ収納部22cが突設されている。このモータ収納部22cは、モータ30の軸方向両端に設けられた軸受部の一方に対応している側壁22a側の小径部と、モータ30の本体部分に対応して拡径させた大径部とを備えている。なお、モータブラケット40とベース本体22との間は、図示しないボルトを用いて固定される。
また、モータブラケット40のクロスフローファン28側となる一側壁面には、出力軸31を貫通させるための開口部41が設けられている。この開口部41には、外周側端部に沿って出力軸31の軸方向外向き(側壁22aの方向)に突出する第1円筒部42が設けられている。
さらに、第1円筒部42の先端部には、出力軸31の軸中心方向へ折曲された略リング状平板の第1鍔部43と、この第1鍔部43から出力軸31の軸方向外向きに突出させた第2円筒部44と、出力軸31の軸中心方向とは逆向き(外向き)に折曲された略リング状平板の第2鍔部45とが設けられている。
第2円筒部44は、第1鍔部43の内周側端部に沿って、側壁22aに向けて出力軸31の軸方向へ突出する部分であり、少なくともモータ30の出力軸31を通す内径寸法を有している。
第2鍔部45は、第2円筒部44の先端部から外向きに形成された略板状部分であり、モータ30を所定位置に固定した状態において、上述したベース本体22のモータ30側となる側壁22aの面に対して軸穴22bを取り囲むように直接全周にわたって接することにより、軸穴22bの周囲を塞ぐ当接部の機能を有している。
すなわち、この第2鍔部45は、クロスフローファン28と、モータブラケット40を介してベース本体22の側壁22aの外側に取り付けられるモータ30とが、側壁22aの軸穴22bを通るモータ30の出力軸31によって連結されるクロスフローファン28の軸部遮風構造において、所定の取付位置で軸穴22bの周囲を取り囲むように側壁22aに外側(モータ30側)から接することで、側壁22aに対しクロスフローファン28側とモータ30側とを分離するシール部を形成する部分であり、モータブラケット40と一体に設けられた部材である。換言すれば、第2鍔部45は、側壁22aの軸穴22bを介して、側壁22aに対しクロスフローファン28側とその外側とが連通することを防止する部材である。
図1(a)は、上述したクロスフローファン28の軸部遮風構造について、モータ30を所定位置に取り付けてシール部を形成した状態を示す要部拡大断面図である。
図示の状態では、板状部材の第2鍔部45が、ベース本体22のモータ30側となる側壁22aの面に対して、軸穴22bを取り囲むようにして全周にわたって面接触するシール部となっている。このため、モータブラケット40の外側を通って軸穴22bに連通するフレッシュエアの流路については、側壁22aに対する第2鍔部45の面接触により遮断された(塞がれた)状態となる。なお、第2鍔部45は、モータブラケット40と一体に弾性を有する樹脂で成形された板状部材であるから、ベース本体22の側壁22aの面に押し付けられる位置にモータ30を固定設置すれば、弾性により良好な密着性(シール性)を得ることができる。
また、モータ30は、図5に示すように、第1円筒部42の内周面に対しモータ30の軸方向端部の外周面が密着してシール部を形成し、このシール部においてもフレッシュエアの流通が遮断されている。
このように、クロスフローファン28を設置したベース本体22の側壁22aに対しクロスフローファン28側と、側壁22aに対しモータ30側とは、2箇所のシール部により分離されてフレッシュエアの流通が遮断されている。この結果、クロスフローファン28とモータ30との連結部においては、フレッシュエアが軸穴22bを通ってクロスフローファン28に誘引されることを防止でき、従って、フレッシュエアがクロスフローファン28に誘引されて結露することも防止できる。また、上述した当接部の第2鍔部45は、モータブラケット40と一体化されているので、別体の従来構造と比較して部品点数が低減されるだけでなく、遮風部品の張付作業が不要となるため組立時の作業工数を低減できるという利点もある。
さらに、上述した第2鍔部45は、例えば図1(b)に示すように、自由端とした先端部側(外周側端部)を側壁22a側へ寸法S(1mm程度)だけ傾斜させて成形されることが望ましい。この寸法Sは、モータ30をベース本体22の所定位置に取り付けて固定した状態において、弾性を有する樹脂製の第2鍔部45が軸方向の遊び(ずれ)を吸収するために有効である。すなわち、寸法Sだけ傾斜させた第2鍔部45は、図中に想像線で示す傾斜状態から、実線で示す第2鍔部45’のように弾性変形するので、側壁22aに対する密着をより確実にすることができる。第2鍔部45と第2円筒部44は、折曲された形状となるため、第2鍔部45が側壁22aの面に接触したとき、第2鍔部45の基部を基点にして第2鍔部45がモータブラケット40側へ傾いて、第2鍔部45と側壁22aの面を弾性的に接触させることができる。
また、図2に示す第1変形例のように、当接部となる第2鍔部45と第2円筒部44との連結部に全周にわたる凹部46を設け、この凹部46の空間を埋めるようにして遮風部材51を設置してもよい。ここで使用する遮風部材51としては、例えば発泡ポリスチレンのように、弾力性のある素材が望ましい。なお、自由端となる第2鍔部45の先端部側については、図1(b)に示したように、寸法Sの傾斜を設けた形状としてもよい。
このような構造とすれば、上述した第2鍔部45による面接触のシール構造に加えて、凹部46に配置した遮風部材51によるシールもなされるので、2段階のシール構造によりフレッシュエアの流通をより確実にシールすることが可能となる。
また、図3(a)及び図9に示す第2変形例の当接部は、上述した第2鍔部45の面接触と異なり、側壁22aにリング状凸部47の先端部を線接触させてシールする構造となっている。すなわち、第2変形例の第2鍔部45Aは、側壁22aと対向する面に、側壁22aの面に接する1または複数のリング状凸部47を備えている。このリング状凸部47は、第2円筒部44の外周側全周に設けられた円形の突出部であり、複数設ける場合は同心円を描くように配置される。
なお、第2変形例の第2鍔部45Aは、リング状凸部47を備えていること以外、上述した第2鍔部45と実質的に同じ構造となる。
このようなリング状凸部47を備えた第2鍔部45Aは、リング状凸部47の先端部付近が軸穴22bの外周側において、全周にわたって側壁22aに線接触してベース本体22の側壁22aに対しクロスフローファン28側と、側壁22aに対しモータ30側とを分離するシール部を形成するので、面接触の第2鍔部45と同様のシール機能を有する当接部となる。
そして、突出高さが等しく径の異なる複数のリング状凸部47を設けておけば、複数段階のシール部を形成することができるので、シール機能の確実性を増すことができる。
また、図3(b)に示す第3変形例の第2鍔部45Bは、リング状凸部47の突出高さを自由端とした先端部側から基部側へ段階的に増大させている。図示の構成例では3本のリング状凸部47が同心円状に設けられ、先端部側のリング状凸部47aから基部側のリング状凸部47cまで、段階的に突出高さが高くなっている。
このため、複数のリング状凸部47は、少なくとも一つのリング状凸部47が側壁22aの面に密着して良好なシール性を得ることができる。
このように、上述した本実施形態及びその変形例によれば、室内機ユニット20のクロスフローファン28の軸部遮風構造は、クロスフローファン28と、モータブラケット40を介してベース本体22の側壁22aの外側に取り付けられるモータ30とが、側壁22aに設けた軸穴22bを通るモータ30の出力軸31によって連結されており、ここで使用するモータブラケット40は、モータ30の所定の取付位置で側壁22aのモータ30側の面に対して、軸穴22bを取り囲むように直接全周にわたって接する当接部として、モータブラケット40と一体の第2鍔部45,45A,45Bを備えているので、部品点数及び組立作業工数を低減して軸穴22bからのフレッシュエア誘引を確実に防止することができる。
この結果、クロスフローファン28においては、冷房運転時に誘引したフレッシュエアが冷やされて結露することを確実に防止できるため、結露した水滴が空調空気とともに室内に飛散するようなことはない。従って、上述した室機ユニット10及びこの室内機ユニット20を備えた空気調和機1は、部品点数や組立作業工数の低減とともに、信頼性や商品性を向上させることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、その要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
1 空気調和機
10 室外機ユニット
11,21 筐体
12 圧縮機
13 室外熱交換器
14 室外ファン
20 室内機ユニット
22 ベース本体
22a 側壁
22b 軸穴
22c モータ収納部
23 フロントカバー
24 フロントパネル
25 吸込みグリル(吸込口)
26 室内熱交換器
27 吹出口
28 クロスフローファン
30 モータ
31 出力軸
40 モータブラケット
41 開口部
42 第1円筒部
43 第1鍔部
44 第2円筒部
45,45A,45B 第2鍔部
46 凹部
47 リング状凸部
51 遮風部材

Claims (7)

  1. 筐体と、
    前記筐体に設けられたベース本体と、
    前記ベース本体に設置された熱交換器と、
    前記ベース本体に回転自在に支持され、室内の空気を導入して前記熱交換器を通過させた空調空気を前記室内に送出するモータ駆動のクロスフローファンと、
    モータブラケットを介して前記ベース本体の側壁の外側に取り付けられ、前記側壁に設けた軸穴を通る出力軸が前記クロスフローファンと連結されるモータと、
    前記モータブラケットに一体的に設けられ、前記モータの所定の取付位置で前記軸穴の周囲を取り囲むように前記モータ側となる前記ベース本体の前記側壁の面に対して直接全周にわたって接する当接部と、を備え、
    前記当接部は、前記側壁の面に接する複数のリング状凸部を備え、
    前記リング状凸部の突出高さを自由端とした先端部側から基部側へ段階的に増大させることを特徴とする室内機ユニット。
  2. 前記当接部の基部と連結されて前記モータ側へ延在するブラケット側円筒部を備えることを特徴とする請求項1に記載の室内機ユニット。
  3. 前記当接部と前記ブラケット側円筒部との連結部に全周にわたって凹部を設けるとともに、前記凹部に遮風部材を設置したことを特徴とする請求項に記載の室内機ユニット。
  4. 筐体と、
    前記筐体に設けられたベース本体と、
    前記ベース本体に設置された熱交換器と、
    前記ベース本体に回転自在に支持され、室内の空気を導入して前記熱交換器を通過させた空調空気を前記室内に送出するモータ駆動のクロスフローファンと、
    モータブラケットを介して前記ベース本体の側壁の外側に取り付けられ、前記側壁に設けた軸穴を通る出力軸が前記クロスフローファンと連結されるモータと、
    前記モータブラケットに一体的に設けられ、前記モータの所定の取付位置で前記軸穴を取り囲むように前記モータ側となる前記ベース本体の前記側壁の面に対して直接全周にわたって接する当接部と、を備え、
    前記当接部は、前記側壁の面に接する複数のリング状凸部を備え、
    前記リング状凸部の突出高さを自由端とした先端部側から基部側へ段階的に増大させることを特徴とする室内機ユニット。
  5. 筐体と、
    前記筐体に設けられたベース本体と、
    前記ベース本体に設置された熱交換器と、
    前記ベース本体に回転自在に支持され、室内の空気を導入して前記熱交換器を通過させた空調空気を前記室内に送出するモータ駆動のクロスフローファンと、
    モータブラケットを介して前記ベース本体の側壁の外側に取り付けられ、前記側壁に設けた軸穴を通る出力軸が前記クロスフローファンと連結されるモータと、
    前記モータブラケットに一体的に設けられ、前記モータの所定の取付位置で前記軸穴を取り囲むように前記モータ側となる前記ベース本体の前記側壁の面に対して直接全周にわたって接する当接部と、
    前記当接部の基部と連結されて前記モータ側へ延在するブラケット側円筒部と、
    を備え、
    前記当接部と前記ブラケット側円筒部との連結部に全周にわたって凹部を設けるとともに、前記凹部に遮風部材を設置したことを特徴とする室内機ユニット。
  6. 筐体と、
    前記筐体に設けられたベース本体と、
    前記ベース本体に設置された熱交換器と、
    前記ベース本体に回転自在に支持され、室内の空気を導入して前記熱交換器を通過させた空調空気を前記室内に送出するモータ駆動のクロスフローファンと、
    モータブラケットを介して前記ベース本体の側壁の外側に取り付けられ、前記側壁に設けた軸穴を通る出力軸が前記クロスフローファンと連結されるモータと、
    前記モータブラケットに一体的に設けられ、前記モータの所定の取付位置で前記軸穴の周囲を取り囲むように前記モータ側となる前記ベース本体の前記側壁の面に対して直接全周にわたって接する当接部と、
    前記当接部の基部と連結されて前記モータ側へ延在するブラケット側円筒部と、
    を備え、
    前記当接部と前記ブラケット側円筒部との連結部に全周にわたって凹部を設けるとともに、前記凹部に遮風部材を設置したことを特徴とする室内機ユニット。
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載の室内機ユニットと、
    冷媒を圧縮するための圧縮機、及び冷媒と室外の空気との熱交換を行わせるための室外熱交換器を有する室外機ユニットと、
    前記室内機ユニットおよび前記室外機ユニットを連結するとともに、前記室内機ユニット及び前記室外機ユニットの間で冷媒を循環させるための冷媒配管と、を備えていることを特徴とする空気調和機。
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