JP6531475B2 - 測定補助治具 - Google Patents

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本発明は、自熔炉の反応塔の測定孔から反応塔内に測定ユニットを挿入して、反応塔内の燃焼状態を確認する際に、測定ユニットの挿入及び抜去を補助する測定補助治具に関する。
例えば、自熔炉を使用して操業される銅製錬では、図6に示すように、自熔炉100の反応塔101に、原料として銅精鉱や熔材を装入し、同時に反応用ガスとしての酸素富化空気を吹き込むことにより、また、必要に応じて補助の燃料を吹き込むことにより、原料が反応塔を落下する間に酸化燃焼反応し、自熔炉100のセトラー部には、銅品位58〜65重量%のカワと、鉄とケイ酸を主成分とするスラグとが貯留される。
乾式製錬においては、測定ユニット110の測定端子111の参照電極と測定対象物の温度と酸素ポテンシャルの違いにより発生する起電力に基づき、熔体温度と熔体の酸素ポテンシャルとを測定する方法が確立されている。なお、この際使用される測定ユニット110は、例えば、図6に示すように、先端に配設され、熔体温度と熔体の酸素ポテンシャルとが測定可能な測定端子111と、この測定端子111と電気的に接続され、測定端子111によって測定された測定結果を記録する測定装置(測定レコーダ)112とで構成されている。
従来の具体的な作業手順としては、図6に示すように、自熔炉100の反応塔101の測定孔102に、先端の測定端子111を挿入端として測定ユニット110を挿入する。次いで、起電力(酸素ポテンシャル)を測定装置(測定レコーダ)112にて測定すると共に、測定端子111に熔体サンプルを接触させた後に、測定ユニット110を自熔炉100内から直ちに抜き出す。次いで、熔体サンプルが付着した測定ユニット110を作業者が耐熱・耐火手袋を装着して支持しながら、水等を用いて熔体サンプルを急冷する。
得られた熔体温度及び熔体の酸素ポテンシャルは、反応塔101内の反応性を評価するデータとして、各種操業パラメーターを決定する際の一つの指針となっている。
また、測定ユニット110の先端のプローブ(測定端子111)は1度しか使用できないが、測定ユニット110に付着した熔体の外観も反応性を評価する一つのデータとなるため、炉内に廃棄せず、積極的に炉外に回収している。
従来の上記作業手順に準拠して測定作業を行った場合には、測定ユニット110の長さが6m程度に及ぶために、測定ユニット110が縦ぶれ及び/又は横ぶれし、測定ユニット110の挿入方向が定めにくく、軌道修正しながらの作業となり、作業性が悪いという問題があった。更に、所定の炉内位置に測定端子111を挿入し、起電力を測定した後に直ちに抜去し、さらに水冷するという一連の作業に従事する作業者には、高度な熟練度が求められる。
また、特に抜去時には、測定ユニット110に付着した熔体サンプルに作業者が接近又は接触する形となり、上記のように耐熱・耐火手袋を装着して火傷発生を防止しているものの、作業の安全性にリスクが残存する状態だった。
例えば、特許文献1には、装置を用いて、測定ユニットを、自熔炉の反応塔の測定孔から反応塔内に機械的且つ自動的に挿入及び抜去する自熔炉の操業方法について記載されている。しかしながら、このような装置を用いて測定ユニットを機械的に挿入及び抜去する場合には、上述したように測定ユニットの長さが6m程度に及ぶために、それ以上の大型の装置が必要となり、更に、測定孔の周辺に、そのような大型な装置を配置するための作業座(床面)を設けなくてはならないので、自熔炉自体も大型化させる必要がある。
特開2000−328150号公報
本発明は、このような状況を解決するためになされたものであり、自熔炉の反応塔の測定孔から反応塔内に測定ユニットを挿入して反応塔内の燃焼状態を確認する際に、測定ユニット挿入時の測定孔に対しての測定ユニットのずれを抑制することが可能で、作業性を向上させることが可能な測定補助治具を提供することを目的とする。
更に、本発明は、熔体が付着した測定ユニットに接近又は接触することによる危険性を軽減することが可能な測定補助治具を提供することを目的とする。
本発明に係る測定補助治具は、自熔炉の反応塔の測定孔から反応塔内に測定ユニットを挿入して、反応塔内の燃焼状態を確認する際に、測定ユニットの挿入及び抜去を補助する測定補助治具であって、自熔炉の反応塔の測定孔の外側に、測定孔と同じ高さとなるように配置されると共に、回転可能に設けられ、測定ユニットを支持する回転ローラと、回転ローラを下方から回転可能に支持して作業座(床面)に配置させる架台とを備え、回転ローラの外周面には、一対の横ずれ防止ガイドが形成され、回転ローラには回転軸が挿通され、回転軸は架台に設けられた軸支部材によって軸支され、架台は一対の棒状部材で構成されるとともに、一対の棒状部材間に軸支部材を介して回転ローラを回転可能に支持していることを特徴とする。
更に、架台の下端面には、測定補助治具を作業座(床面)に対して移動可能なものとすると共に、測定ユニットの挿入及び抜去する場合には測定補助治具を作業座(床面)に固定するストッパー付きキャスタが取り付けられているようにしてもよい。
本発明の測定補助治具によれば、測定ユニット挿入時の測定孔に対しての測定ユニットのずれを抑制することが可能であるので、自熔炉の反応塔の測定孔から反応塔内に測定ユニットを挿入して反応塔内の燃焼状態を確認する作業の作業性を向上させることができ、極めて大きな工業的価値を有する。更に、本発明の測定補助治具によれば、熔体が付着した測定ユニットに接近又は接触することによる危険性を軽減することが可能であるので、作業上の安全性を向上させることができる。
測定作業の様子を示した概略図である。 測定補助治具を示した正面図である。 測定補助治具を示した斜視図である。 ストッパー付きキャスタを有する測定補助治具を示した側面図である。 傾斜面を有する測定補助治具を示した正面図である。 従来の測定作業の様子を示した概略図である。
以下、本発明に係る測定補助治具について図面を参照して説明する。なお、本発明は以下の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更可能である。
<1.測定補助治具の構成の説明>
本発明に係る測定補助治具1は、図1に示すように、銅精錬等に用いられる自熔炉100において、反応塔101の側面に形成された測定孔102から反応塔101内に、先端の測定端子111を挿入端として測定ユニット110を挿入して、反応塔101内の燃焼状態を確認する際に、測定ユニット110を支持すると共に、測定ユニット110の挿入及び抜去を補助するガイドローラである。
なお、自熔炉100は、反応塔101の側面に測定孔102が形成されている従来の自熔炉100と同様の構成を有するものであるので、ここでは、同じ符号を付して説明を省略する。更に、測定ユニット110も、先端に、熔体温度と熔体の酸素ポテンシャルとが測定可能な測定端子111を有すると共に、測定結果を記録する測定装置(測定レコーダ)112に電気的に接続されている従来の測定ユニット110と同様の構成を有するものであるので、ここでは、同じ符号を付して説明を省略する。
測定補助治具1は、図2及び図3に示すように、回転ローラ2と、回転ローラ2を回転可能に支持する架台3とを備えている。
回転ローラ2は、図1に示すように、自熔炉100の反応塔101の測定孔102から反応塔101内に測定ユニット110を挿入して、反応塔101内の燃焼状態を確認する際に、反応塔101の測定孔102の外側の作業座(床面)103に、測定孔102と同じ高さとなるように配置され、測定ユニット110を支持し、測定ユニット110の挿入及び抜去を補助するものである。
具体的に、回転ローラ2は、図2及び図3に示すように、例えば、丸棒状の支持部材4で構成されている。この支持部材4は、測定ユニット110の挿入及び抜去の際に、外周面上に測定ユニット110が配設されて測定ユニット110を支持し、測定ユニット110の縦ずれを抑制する。
また、回転ローラ2の支持部材4の外周面には、一対の横ずれ防止ガイド5,5が形成されている。これらの横ずれ防止ガイド5は、例えば、支持部材4よりも大きな直径を有する円板状(フランジ状)に形成されている。更に、横ずれ防止ガイド5は、一対の横ずれ防止ガイド5,5間に測定ユニット110が配置可能な程度、支持部材4の軸方向に離間して形成されている。より好ましくは、横ずれをより確実に抑制するために、横ずれ防止ガイド5は、測定ユニット110の直径と同じ程度、支持部材4の軸方向に離間して形成されている。
また、回転ローラ2には、支持部材4の軸方向に沿って、回転軸6が挿通されている。この回転軸6は、支持部材4よりも細くて長い丸棒部材で構成され、回転軸6の軸方向の両端部がそれぞれ支持部材4の端面から突出するように設けられている。更に、回転軸6は、架台3の軸受等の軸支部材7によって軸支され、回転ローラ2を架台3に水平に配置させると共に回転可能に支持させる。
架台3は、図2及び図3に示すように、一対の棒状部材3a,3aで構成されている。これらの一対の棒状部材3a,3aは、離間して平行に立設されている。更に、一対の棒状部材3a,3a間には、水平に配置された回転ローラ2が設けられ、一対の棒状部材3a,3aと回転ローラ2とでコの字状を成すように形成されている。更に、架台3は、測定補助治具1を作業座(床面)103に配置させた際に回転ローラ2が測定孔102と同じ高さとなるような、軸方向の長さを有している。
また、架台3の上端部には、回転ローラ2の回転軸6を軸支する軸受等の軸支部材7が取り付けられている。これにより、架台3は、一対の棒状部材3a,3a間に軸支部材7を介して回転ローラ2を回転可能に支持している。
そして、架台3は、回転ローラ2を下方から回転可能に支持して、測定補助治具1を反応塔101の測定孔102の外側の作業座(床面)103に配置させる。この際、架台3は、図1に示すように、作業座(床面)103に、溶接したり、ボルト締めしたり、作業座(床面)103に形成された取付凹部に下端部を嵌合させたり等して、一体的又は着脱可能に取り付けられる。なお、架台3の下端面にフランジ部等の取付部(不図示)を設けて、作業座(床面)103に取り付けるようにしてもよい。或いは、図4に示すように、架台3の下端面又は取付部に少なくとも1つストッパー付きキャスタ8を設けて、測定補助治具1を作業座(床面)103に対して移動可能なものとすると共に、測定ユニット110の挿入及び抜去する場合には測定補助治具1を作業座(床面)103に固定するようにしてもよい。
<2.測定方法の説明>
次に、以上のような構成を有する測定補助治具1を使用して、測定ユニット110によって、熔体温度と熔体の酸素ポテンシャルと熔体サンプルとを測定する測定方法について説明する。
先ず、図1に示すように、測定補助治具1を自熔炉100の反応塔101の側面等に形成された測定孔102の外側に設置する。具体的に、架台3の下端面又は取付部にストッパー付きキャスタ8が設けられている場合には、測定補助治具1を保管場所から測定孔102の前まで移動させて、車輪をロックして、測定補助治具1を作業座(床面)103に固定する。更に、測定補助治具1が着脱式の場合には、測定補助治具1を保管場所から作業座(床面)103の設置位置まで搬送して、例えば、その設置位置にボルト締めしたり嵌合させたりして、測定補助治具1を作業座(床面)103に固定する。なお、測定補助治具1が予め作業座(床面)103に固定されている場合には、この工程を省略することができる。
次いで、測定ユニット110を測定孔102から反応塔101内に挿入する。具体的には、先ず、測定ユニット110の先端を測定補助治具1の回転ローラ2に預ける。この際、測定ユニット110の先端は、一対の横ずれ防止ガイド5,5間に挟まれた状態で、支持部材4の外周面上に配設される。更に、測定ユニット110は、測定補助治具1によって測定孔102と同じ高さとなるように配置される。そして、測定ユニット110の先端を回転ローラ2に預けた状態で回転ローラ2の回転を利用して、測定ユニット110を、測定端子111を挿入端として測定孔102から反応塔101内に挿入する。この際、支持部材4は、測定ユニット110の縦ずれを抑制し、一対の横ずれ防止ガイド5,5は、測定ユニット110の横ずれを抑制する。
次いで、測定ユニット110による測定を行う。具体的には、測定ユニット110を反応塔101内の所定の深さ(位置)まで挿入して、測定端子111及び測定装置(測定レコーダ)112で構成される測定ユニット110によって熔体温度及び熔体の酸素ポテンシャルを測定すると共に、測定端子111に熔体サンプルを接触させる。
次いで、測定ユニット110を反応塔101内から抜き出す。この際、挿入の際と同様に、測定ユニット110を回転ローラ2の回転を利用して測定補助治具1に預けながら反応塔101内から抜き出す。
次いで、測定ユニット110に付着した熔体サンプルを冷却する。具体的には、測定ユニット110を反応塔101内から抜き出しが完了した後に、測定ユニット110の中途部等を測定補助治具1に預けた状態のままで、測定ユニット110に付着した熔体サンプルを水冷する。
以上のようにして、測定補助治具1を使用して、測定ユニット110によって、熔体温度と熔体の酸素ポテンシャルと熔体サンプルとを測定する。
<3.測定補助治具の作用効果の説明>
以上のように、測定補助治具1は、自熔炉100の反応塔101の測定孔102の外側に、測定孔102と同じ高さとなるように配置されると共に、回転可能に設けられ、測定ユニット110を支持する回転ローラ2を備え、更に、回転ローラ2の外周面には、一対の横ずれ防止ガイド5,5が形成されている。したがって、測定補助治具1によれば、測定孔102から反応塔101内に測定ユニット110を挿入して、熔体温度と熔体の酸素ポテンシャルと熔体サンプルとを測定する際に、測定ユニット110を支持して測定ユニット110の挿入及び抜去を補助することができる。更に、測定補助治具1によれば、測定ユニット110を測定孔102から反応塔101内に挿入する際に、測定ユニット110の先端が一対の横ずれ防止ガイド5,5間に挟まれた状態で支持部材4の外周面上に配設されるので、測定ユニット110の縦ずれ及び横ずれを抑制することができる。よって、測定補助治具1によれば、作業者等による手動であっても、測定ユニット110の動きは安定し、予期せぬ動きが非常に少なくなり、反応塔101内に測定ユニット110を挿入する際に測定ユニット110の軌道修正作業(ずれ修正作業)を省略することができ、その結果、作業性を向上させることができる。
また、測定補助治具1によれば、回転ローラ2が回転可能に設けられているので、測定ユニット110を挿入及び抜去する際に、回転ローラ2の回転を利用することができて、作業者等による手動であっても、測定ユニット110の挿入及び抜去を円滑に行うことができる。よって、測定補助治具1によれば、作業性を向上させることができる。
また、測定補助治具1によれば、測定ユニット110を反応塔101内から抜き出した後も支持することができるので、測定ユニット110を測定補助治具1に預けた状態のままで、測定ユニット110に付着した熔体サンプルを水冷することができる。したがって、測定補助治具1によれば、測定ユニット110の高温の熔体サンプルや先端の高温部分に作業者が接触することなく水冷することができ、熔体サンプルが付着した測定ユニット110を作業者が耐熱・耐火手袋を装着して支持するといった作業を不要とすることができ、作業の安全性を向上させることができる。
また、測定補助治具1は、架台3の下端面にストッパー付きキャスタ8が取り付けられているので、測定補助治具1を作業座(床面)103に対して移動可能なものとすると共に、測定ユニット110の挿入及び抜去する場合には測定補助治具1を作業座(床面)103に固定することができる。したがって、測定補助治具1は、未使用時には作業座(床面)103とは別の場所に移動させて保管することができる。更に、測定補助治具1は、移動可能であるので、複数の自熔炉100で兼用して使用することができる。
<4.測定補助治具の変形例の説明>
なお、測定補助治具1は、図2に示すように、横ずれ防止ガイド5の測定ユニット110と接する内側面5aが支持部材4の軸方向と垂直な垂直面であることに限定されるものではなく、図5に示すように、対向する横ずれ防止ガイド5に近接するに応じて縮径となるような傾斜面であってもよい。これにより、様々な大きさ(直径)の測定ユニット110であっても、横ずれ防止ガイド5の内側面5aと接触させて位置決めすることができ、測定ユニット110の縦ずれ及び横ずれを抑制することができる。
また、測定ユニット110は、熔体温度と熔体の酸素ポテンシャルと熔体サンプルとを測定するものであることが好ましいが、これらの何れかだけを測定するものであってもよく、反応塔101内の燃焼状態を確認するものであれば、これら以外の如何なるデータを測定するものであってもよい。
また、測定補助治具1は、架台3の各棒状部材3a,3aに高さ調整機構を設けて、回転ローラ2の高さ位置が変更可能なようにしてもよい。これにより、測定補助治具1は、作業座(床面)103から測定孔102までの高さが異なる複数の自熔炉100で兼用して使用することができる。
次に、本発明を適用した実施例を説明するが、本発明は下記の実施例に何ら限定されるものではない。
下記の実施例1の方法及び比較例1の方法で、それぞれ、測定ユニットによって熔体温度と熔体の酸素ポテンシャルとを測定すると共に、測定ユニットに付着した熔体サンプルを測定し、その際の作業時間を測定した。
(実施例1)
実施例1では、測定孔の前に設置された測定補助治具を使用して、測定ユニットによって熔体温度と熔体の酸素ポテンシャルとを測定すると共に、測定ユニットに付着した熔体サンプルを測定した。この際、作業員が作業を完了するのに7分かかった。
具体的に、実施例1では、先ず、測定ユニットの先端を、測定孔の前に設置された測定補助治具の回転ローラに預ける。次いで、測定ユニットの先端を回転ローラに預けた状態で回転ローラの回転を利用して、測定補助治具によって補助されながら、測定ユニットを測定孔から反応塔内に手動で挿入する。次いで、従来の方法と同様にして、熔体温度及び熔体の酸素ポテンシャルを測定した後に、反応塔内から測定ユニットを抜き出す。次いで、測定ユニットを測定補助治具に預けた状態のままで、水等を用いて測定ユニットに付着した熔体サンプルを水冷する。
(比較例1)
比較例1では、測定補助治具を使用せずに、測定ユニットによって熔体温度と熔体の酸素ポテンシャルとを測定すると共に、測定ユニットに付着した熔体サンプルを測定した。この際、作業員が作業を完了するのに10分かかった。
具体的に、比較例1では、先ず、測定ユニットを測定孔から反応塔内に手動で挿入する。次いで、先端の測定端子を反応塔内の所定の位置に配置するように、測定ユニットを挿入して、従来の方法と同様にして、熔体温度及び熔体の酸素ポテンシャルを測定した後に、反応塔内から測定ユニットを抜き出す。次いで、熔体サンプルが付着した測定ユニットを作業者が耐熱・耐火手袋を装着して支持しながら、水等を用いて測定ユニットに付着した熔体サンプルを急冷する。
以上のことから、実施例1によれば、測定ユニットを測定補助治具に預けた状態で測定孔から反応塔内に挿入することで、測定補助治具によって、縦ずれ及び横ずれが抑制されて、測定ユニットの動きが安定するので、作業性を向上させることが分かった。更に、実施例1によれば、測定ユニットを反応塔内から抜き出した後も支持することができるので、測定ユニットの動きが安定し、熔体サンプルが付着した測定ユニットに作業者が接触することなく、測定ユニットに付着した熔体サンプルを水冷することができるので、作業の安全性を向上させると共に、作業性を向上させることが分かった。これにより、実施例1によれば、従来(比較例1)よりも、作業時間を短くすることができることが分かった。
1 測定補助治具、2 回転ローラ、3 架台、3a 棒状部材、4 支持部材、5 横ずれ防止ガイド、5a 内側面、6 回転軸、7 軸支部材、8 ストッパー付きキャスタ、100 自熔炉、101 反応塔、102 測定孔、110 測定ユニット、111 測定端子、112 測定装置(測定レコーダ)

Claims (2)

  1. 自熔炉の反応塔の測定孔から該反応塔内に測定ユニットを挿入して、該反応塔内の燃焼
    状態を確認する際に、該測定ユニットの挿入及び抜去を補助する測定補助治具であって、
    前記自熔炉の反応塔の測定孔の外側に、該測定孔と同じ高さとなるように配置されると
    共に、回転可能に設けられ、前記測定ユニットを支持する回転ローラと、
    前記回転ローラを下方から回転可能に支持して作業座(床面)に配置させる架台とを備え、
    前記回転ローラの外周面には、一対の横ずれ防止ガイドが形成され、前記回転ローラには回転軸が挿通され、該回転軸は前記架台に設けられた軸支部材によって軸支され、
    前記架台は一対の棒状部材で構成されるとともに、該一対の棒状部材間に前記軸支部材を介して前記回転ローラを回転可能に支持していることを特徴とする測定補助治具。
  2. 前記架台の下端面には、当該測定補助治具を前記作業座(床面)に対して移動可能なも
    のとすると共に、前記測定ユニットの挿入及び抜去する場合には当該測定補助治具を前記
    作業座(床面)に固定するストッパー付きキャスタが取り付けられていることを特徴とす
    る請求項に記載の測定補助治具。
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