JP6531377B2 - 人体局部洗浄装置の熱交換器 - Google Patents

人体局部洗浄装置の熱交換器 Download PDF

Info

Publication number
JP6531377B2
JP6531377B2 JP2014248015A JP2014248015A JP6531377B2 JP 6531377 B2 JP6531377 B2 JP 6531377B2 JP 2014248015 A JP2014248015 A JP 2014248015A JP 2014248015 A JP2014248015 A JP 2014248015A JP 6531377 B2 JP6531377 B2 JP 6531377B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
heater
heat exchanger
flow path
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014248015A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016108844A (ja
Inventor
信一郎 村上
信一郎 村上
賢一 薬袋
賢一 薬袋
透 片山
透 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Aisin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Aisin Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2014248015A priority Critical patent/JP6531377B2/ja
Publication of JP2016108844A publication Critical patent/JP2016108844A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6531377B2 publication Critical patent/JP6531377B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)
  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)

Description

本発明は、人体局部洗浄装置の熱交換器に関する。
人体局部洗浄装置の熱交換器の一形式として、特許文献1に示されているものが知られている。特許文献1の図1に示されているように、人体局部洗浄装置の熱交換器は、水を加熱するシーズヒータ7、シーズヒータ7を囲む円筒状のケース8、シーズヒータ7の外周に形成された流路9、流路9に水を取り込む流入口10および流路9の湯を取り出す流出口12を備えている。流入口10および流出口12は、ケース8に例えばロウ付けによって接合されている。また、ケース8の一端13は、シーズヒータ7の外表面に密着するように形成されている。ケース8の一端13とシーズヒータ7の外表面とは、例えばロウ付けによって液密に接合されている。ケース8の他端14には、シーズヒータ7の外表面との間隙にスペーサ15が挿入されている。スペーサ15は、ケース8およびシーズヒータ7に例えばロウ付けによって液密に接合されている。このように、特許文献1の熱交換器は、耐熱性の低いパッキン等の部材を無くした一体構成に形成されることによって、耐熱性および液密性を確保している。
特開2008−57855号公報
しかしながら、特許文献1に示されている人体局部洗浄装置の熱交換器においては、ケース8の一端13と他端14とで接合部の形状が異なっているため、組み立て時における作業内容が異なる。また、流入口10および流出口12とケース8とが別体に形成されているため、一体に形成されている場合に比べて接合箇所が多くなる。一方で、熱交換器ひいては人体局部洗浄装置の低コスト化の要請がある。
そこで、本発明は、上述した問題を解消するためになされたもので、人体局部洗浄装置の熱交換器において、熱交換器ひいては装置全体の低コスト化を図ることを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る人体局部洗浄装置の熱交換器は、人体の局部を洗浄する洗浄水を加熱する人体局部洗浄装置の熱交換器であって、軸線方向に沿って延びる棒状に形成され、前記洗浄水を加熱するヒータと、両端にそれぞれ開口部を有し、かつ、内径を前記ヒータの外径より大きくなるように設定された筒状に形成され、内部に前記ヒータを収容するとともに、前記洗浄水が流通する流路が設けられたケースと、両前記開口部をそれぞれ液密的に塞ぐ第一キャップおよび第二キャップと、前記第一キャップおよび前記第二キャップのいずれか一方に一体に形成され、前記流路に前記洗浄水を導入する導入管と、前記第一キャップおよび前記第二キャップのいずれか一方に一体に形成され、前記流路から前記洗浄水を導出する導出管と、を備え、前記流路は、前記ケースの前記内部で前記ヒータの外周の空間が前記ヒータの周方向に互いに仕切られて前記洗浄水を前記軸線方向に流通する複数の直線部と、前記直線部による前記洗浄水の流通方向を反対方向に折返す折返し部とを有し、前記直線部と前記折返し部とが交互に接続されることにより、前記ヒータの両端部間を前記ヒータの前記周方向に亘って蛇行状に形成されている
これによれば、導入管および導出管は、キャップに一体に形成されているため、各管がキャップに別体に形成されている場合に比べて、接合箇所が少ない。また、各キャップとケースとの接合部の形状を、例えば同じ形状にすることにより、接合部の形状が異なる場合に比べて、各キャップとケースとの接合を簡便に行うことができる。よって、熱交換器ひいては装置全体の低コスト化を図ることができる。
本発明の第一実施形態に係る人体局部洗浄装置の全体構成を示す概要図である。 図1に示す熱交換器の斜視図である。 図1に示す熱交換器の縦断面図である。 図3に示す熱交換器のIV-IV線に沿った断面図である。 図3に示す熱交換器のV-V線に沿った断面図である。 図3に示す熱交換器のVI-VI線に沿った断面図である。 本発明の第二実施形態に係る熱交換器の斜視図である。 本発明の各実施形態の変形例に係る熱交換器の縦断面図である。 図8に示す熱交換器のIX−IX線に沿った断面図である。 図8に示す熱交換器のX−X線に沿った断面図である。 図8に示す熱交換器のXI−XI線に沿った断面図である。
本発明に係る人体局部洗浄装置1の熱交換器における第一実施形態について、図面を参照しながら説明する。人体局部洗浄装置1は、洗浄水を噴出することにより、人体の局部を洗浄するものである。人体局部洗浄装置1は、図1に示すように、操作部10、温水機能部20、温水機能部20に回動可能に支持される便座および便蓋(いずれも図示なし)を備えている。操作部10は、人体局部洗浄装置1を遠隔操作するものである。操作部10は、人体局部洗浄装置1を操作するための複数のスイッチ(図示なし)を備えている。操作部10は、使用者によってスイッチを操作されることにより、温水機能部20に所定の制御信号を無線送信する。
温水機能部20は、分岐水栓20a、ストレーナ20b、逆止弁20c、定流量弁20d、止水電磁弁20e、リリーフバルブ20f、流量センサ20g、第一温度センサ20h、第二温度センサ20i、熱交換器20j(30)、ポンプ20k、流路切替弁20m、ノズル部20nおよび制御部20pを備えている。また、ノズル部20nは、おしり洗浄を行うための洗浄水を噴出するおしりノズル20n1、および、ビデ洗浄を行うための洗浄水を噴出するビデノズル20n2を備えている。
また、温水機能部20は、洗浄水が流通する第一流路L1、第二流路L2、第三流路L3および第四流路L4をさらに備えている。第一流路L1は、分岐水栓20aと熱交換器20jとを接続する流路である。第一流路L1には、分岐水栓20aから順に、ストレーナ20b、逆止弁20c、定流量弁20d、止水電磁弁20e、リリーフバルブ20f、流量センサ20gおよび第一温度センサ20hが配設されている。第二流路L2は、熱交換器20jと流路切替弁20mとを接続する流路である。第二流路L2には、熱交換器20jから順に、第二温度センサ20iおよびポンプ20kが配設されている。また、第三流路L3は、流路切替弁20mとおしりノズル20n1とを接続する流路である。第四流路L4は、流路切替弁20mとビデノズル20n2とを接続する流路である。
制御部20pは、止水電磁弁20e、流量センサ20g、温度センサ20h,20i、熱交換器20j、ポンプ20kおよび流路切替弁20mと、電気的に接続されている。制御部20pは、操作部10から無線送信される制御信号に基づいて、流量センサ20gおよび温度センサ20h,20iの検出信号から、止水電磁弁20e、熱交換器20j、ポンプ20kおよび流路切替弁20mに所定の制御信号を送信して温水機能部20を制御するものである。
分岐水栓20aは、水道配管2に取り付けられ、水道配管2に流れる上水を洗浄水として第一流路L1に導入するものである。ストレーナ20bは、上水に含まれるゴミ等を除去するものである。逆止弁20cは、分岐水栓20aから熱交換器20jへの洗浄水の流れを許容するが、逆方向の流れを規制するものである。定流量弁20dは、第一流路L1に流れる洗浄水の流量を一定に維持するものである。止水電磁弁20eは、制御部20pからの制御信号により、第一流路L1を開状態または閉状態にするものである。本実施形態においては、止水電磁弁20eは、通常時(非制御時)に第一流路L1を閉状態にする。リリーフバルブ20fは、定流量弁20dによって流量が調整された洗浄水のうちポンプ20kで吸引されない洗浄水を温水機能部20から外部へ放出するものである。
流量センサ20gは、第一流路L1に流れる洗浄水の流量(特に流量センサ20gの設置場所の流量(単位時間あたりの流量))を検出するものである。流量センサ20gによって検出された洗浄水の流量は、検出信号として、制御部20pに送信される。また、第一温度センサ20hは、第一流路L1に流れる洗浄水の温度(特に第一温度センサ20hの設置場所の温度)を検出するものである。そして、第二温度センサ20iは、第二流路L2に流れる洗浄水の温度(特に第二温度センサ20iの設置場所の温度)を検出するものである。温度センサ20h,20iによって検出された洗浄水の温度は、検出信号として、制御部20pに送信される。
熱交換器20j(30)は、人体の局部を洗浄する洗浄水を加熱するものである。熱交換器20jは、制御部20pからの制御信号に基づいて、第一流路L1から導入される洗浄水の温度を所定温度に加熱する。所定温度は、例えば39℃である。ポンプ20kは、熱交換器20jによって加熱された洗浄水を導入し、第二流路L2を介して流路切替弁20mに導出するものである。本実施形態において、ポンプ20kは、プランジャポンプであり、モータおよびモータの回転駆動により往復運動するプランジャ(いずれも図示なし)を含んで構成されている。また、ポンプ20kは、制御部20pからの制御信号に基づいて、流路切替弁20mに導出する洗浄水の流量を調整する。具体的には、ポンプ20kのモータの回転数が制御部20pによって調整されることにより、洗浄水の流量が調整される。
流路切替弁20mは、ポンプ20kからの洗浄水を、第三流路L3および第四流路L4の一方へ選択的に切り替えて導出するものである。流路切替弁20mは、例えば三方弁である。第三流路L3に導出された洗浄水は、おしりノズル20n1から噴出する。また、第四流路L4に導出された洗浄水は、ビデノズル20n2から噴出する。
次に、熱交換器30の構成について、詳細に説明する。熱交換器30は、図2および図3に示すように、ヒータ31、ケース32、第一キャップ33、第二キャップ34、導入管35および導出管36を備えている。
ヒータ31は、ヒータ31の軸線31a方向に延びる棒状に形成され、洗浄水を加熱するものである。ヒータ31は、シーズヒータである。ヒータ31は、銅管のシース31b、シース31bの内部に設けられた発熱部31c、発熱部31cの周囲に充填された絶縁体31d、発熱部31cと電気的に接続された端子31eを備えている。発熱部31cは、例えばニッケルクロムにより形成されたヒータ線である。絶縁体31dは、例えば、酸化マグネシウム粉末である。発熱部31cが通電されることにより発生した熱が、絶縁体31dを介してシース31bの表面に伝達する。
ケース32は、例えばアルミニウム等の金属によって形成され、内筒32a、外筒32b、および側壁32cを備えている。
内筒32aは、両端にそれぞれ開口部32a1,32a2を有する筒状に形成されている。内筒32aは、軸線31a方向に沿って延びるように形成されている。内筒32aは、内径をヒータ31の外径より大きくなるように設定されている。内筒32aは、内部にヒータ31を収容している。内筒32aの内周面に、ヒータ31の外周面の少なくとも一部が接触するように固定されている。具体的には、内筒32aの内周面へのヒータ31の圧入や、内筒32aを径方向に圧縮して、内筒32aの内周面とヒータ31の外周面とが接触することにより、内筒32aとヒータ31とが固定される。これにより、ヒータ31の熱が、内筒32aを介してケース32全体に伝達する。
外筒32bは、両端にそれぞれ開口部32b1,32b2を有する筒状に形成されている。外筒32bは、軸線31a方向に沿って延びるように形成されている。外筒32bは、は、内径をヒータ31の外径より大きくなるように設定されている。具体的には、外筒32bは、内筒32aを囲むように、かつ、外筒32bの内側面と内筒32aの外側面とが空間をおいて対向するように配設されている。この外筒32bの内側面と内筒32aの外側面との間の空間が、洗浄水を流通する第五流路L5(後述する)の一部を構成する。このように、ケース32は、両端にそれぞれ開口部32a1,32a2,32b1,32b2を有し、かつ、内径(内筒32aの内径および外筒32bの内径)をヒータ31の外径より大きくなるように設定された筒状に形成され、内部にヒータ31を収容するとともに、洗浄水を流通する第五流路L5が設けられている。
側壁32cは、内筒32aの外側面と外筒32bの内側面と間の空間(第五流路L5)を周方向に均等に4つに仕切る4つの側壁32c1〜32c4を備えている(図4参照)。側壁32c1〜32c4は、外筒32bの左端面と右端面との間を、軸線31aに沿って延びるように形成されている。
第一キャップ33は、例えばアルミニウム等の金属によって形成され、外筒32bの図3の左側の開口部32b1を液密に塞ぐものである。具体的には、第一キャップ33は、外筒32bと同径の図3の右側を開口する円筒状に形成され、第一キャップ33の右端面と外筒32bの左端面とが、溶接されることにより液密に接合されている。また、第一キャップ33の左側壁には、内筒32aが貫通する貫通穴33aが形成され、貫通穴33aの内周面と内筒32aの外周面とが溶接されることにより液密に接合されている。また、第一キャップ33の内部の空間は、後述する第五流路L5の一部を構成する。
また、第一キャップ33には、図5に示すように、側壁33bがさらに設けられている。側壁33bは、3つの側壁33b1〜33b3を有している。3つの側壁33b1〜33b3は、第一キャップ33の右端面と左側壁内面との間を軸線31a方向に沿って延びるように形成されている。また、3つの側壁33b1〜33b3は、第一キャップ33の内周面から径方向内側に向かって延びるとともに、径方向内側の端面が内筒32aの外周面に液密に接触するようにそれぞれ形成されている。また、第一側壁33b1の右端面がケース32の第一側壁32c1の左端面に、第二側壁33b2の右端面が第三側壁32c3の左端面に、第三側壁33b3の右端面が第四側壁32c4の左端面に、液密に接触するようにそれぞれ形成されている。このように、第一キャップ33は、ケース32の第二側壁32c2の左端面に接触する側壁が形成されていない。
第二キャップ34は、例えばアルミニウム等の金属によって形成され、外筒32bの図3の右側の開口部32b2を液密に塞ぐものである。具体的には、第二キャップ34は、第一キャップ33と同様の円筒状に形成され、図3の左側を開口している。そして、第二キャップ34の左端面と外筒32bの右端面とが、例えば溶接されることにより液密に接合されている。また、第二キャップ34の右側壁には、第一キャップ33と同様に貫通穴34aが形成され、貫通穴34aの内周面と内筒32aの外周面とが例えば溶接されることにより液密に接合されている。また、第二キャップ34の内部の空間は、後述する第五流路L5の一部を構成する。
また、第二キャップ34には、図6に示すように、側壁34bがさらに設けられている。側壁34bは、2つの側壁34b1,34b2を有している。2つの側壁34b1,34b2は、第二キャップ34の左端面と右側壁内面との間を軸線31a方向に沿って延びるように形成されている。また、2つの側壁34b1,34b2は、第二キャップ34の内周面から径方向内側に向かって延びるとともに、径方向内側の端面が内筒32aの外周面に液密に接触するようにそれぞれ形成されている。また、第一側壁34b1の左端面がケース32の第二側壁32c2の右端面に、第二側壁34b2の左端面が第四側壁32c4の右端面に、液密に接触するようにそれぞれ形成されている。このように、第二キャップ34は、ケース32の側壁32c1,32c3の左端面に接触する側壁が形成されていない。
第五流路L5(本発明の流路に相当)は、ケース32の外筒32bの内周面、第一キャップ33および第二キャップ34の内側面およびケース32の内筒32aの外周面の間に設けられた空間に形成されている。
第五流路L5は、図4乃至図6に示すように、側壁32c、33b、34bによって仕切られるように形成され、軸線31a方向に延びる4つの直線部SL1〜SL4を有している。さらに、第五流路L5は、第一直線部SL1と第二直線部SL2とを接続する第一接続部C1、および、第二直線部SL2と第三直線部SL3とを接続する第二接続部C2、第三直線部SL3と第四直線部SL4と接続する第三接続部C3を有している。第一接続部C1は、図6に示すように、第二キャップ34の内部における側壁34bおよび内筒32aによって仕切られた左上側の空間である。第二接続部C2は、図5に示すように、第一キャップ33の内部における第一側壁33b1、内筒32a、第二側壁33b2によって仕切られた左下側の空間である。第三接続部C3は、図6に示すように、第二キャップ34の内部における側壁34bおよび内筒32aによって仕切られた右下側の空間である。なお、接続部C1〜C3は、本発明の折返し部に相当する。
導入管35は、図3に示すように、第一キャップ33に一体に形成され、第五流路L5に洗浄水を導入するものである。導入管35は、第一キャップ33の左側壁に、軸線31a方向に沿って形成されている。導入管35の一端は、第一流路L1に接続されている。導入管35の他端は、第五流路L5の第一直線部SL1に接続されている。
導出管36は、第一キャップ33に一体に形成され、第五流路L5から洗浄水を導出するものである。導出管36は、第一キャップ33の左側壁に、軸線31a方向に沿って形成されている。導出管36の一端は、第五流路L5の第四直線部SL4に接続されている。導出管36の他端は、第二流路L2に接続されている。
次に、上述した第一実施形態における熱交換器30内における洗浄水の流れについて説明する。人体局部洗浄装置1の使用者が、例えばおしり洗浄を行う場合、操作部10を操作することにより、止水電磁弁20eが第一流路L1を開状態にすることで、水道配管2からの洗浄水が、第一流路L1を介して熱交換器30内に導入される。
第一流路L1からの洗浄水は、導入管35を介して第五流路L5の第一直線部SL1に導入される。洗浄水は、第一直線部SL1を軸線31a方向に図3における左側から右側へ第一接続部C1に向かって流通し、第一接続部C1を介して第二直線部SL2に流入する。このとき、洗浄水の流通方向が折返され、洗浄水が第二直線部SL2を図3の右側から左側へ第二接続部C2に向かって流通する。また、洗浄水は、第二接続部C2にて流通方向が折返されて第三直線部SL3に流入する。さらに、洗浄水は、第三直線部SL3を第三接続部C3に向かって流通し、第三接続部C3にて流通方向が折り返されて第四直線部SL4に流入する。そして、洗浄水は、第四直線部SL4から導出管36を介して、第二流路L2に導出される。このように、第五流路L5は、洗浄水を軸線31a方向に流通する直線部SL1〜SL4と、洗浄水の流通方向を折返す接続部C1〜C3とが交互に接続されることにより蛇行状に形成されている。
なお、ヒータ31からの熱がケース32全体に伝達しているため、洗浄水は、第五流路L5を流通するときに加熱される。
本第一実施形態によれば、人体局部洗浄装置1の熱交換器30は、人体の局部を洗浄する洗浄水を加熱する人体局部洗浄装置1の熱交換器30であって、軸線31a方向に沿って延びる棒状に形成され、洗浄水を加熱するヒータ31と、両端にそれぞれ開口部32b1,32b2を有し、かつ、内径をヒータ31の外径より大きくなるように設定された筒状に形成され、内部にヒータ31を収容するとともに、洗浄水を流通する第五流路L5が設けられたケース32と、両開口部32b1,32b2をそれぞれ液密的に塞ぐ第一キャップ33および第二キャップ34と、第一キャップ33に一体に形成され、第五流路L5に洗浄水を導入する導入管35と、第一キャップ33に一体に形成され、第五流路L5から洗浄水を導出する導出管36と、を備えている。
これによれば、導入管35および導出管36は、第一キャップ33に一体に形成されているため、各管35,36が各キャップ33,34に対して別体に形成されている場合に比べて、接合箇所が少ない。また、各キャップ33,34のケース32との接合部の形状を、例えば同じ形状にすることにより、接合部の形状が異なる場合に比べて、各キャップ33,34とケース32との接合を簡便に行うことができる。よって、熱交換器30ひいては装置全体の低コスト化を図ることができる。
また、導入管35および導出管36は、軸線31a方向に沿って形成されている。
導入管35(導出管36)が軸線31a方向に沿って形成されている場合、導入管35(導出管36)が軸線31aに向かう方向に沿って形成されているときに比べて、流路が屈曲していないため、流路の圧力損失が小さくなる。この場合、流路長さまたは流路断面積を小さくするように第五流路L5を形成することができるため、熱交換器30の小型化を図ることができる。また、本実施形態のようにポンプ20kによって、洗浄水を圧送している場合には、ポンプ20kの動力を小さくすることができる。これらによって、熱交換器30ひいては装置全体の低コスト化を図ることができる。
また、第五流路L5は、洗浄水を軸線31a方向に流通する直線部SL1〜SL4と、洗浄水の流通方向を反対方向に折返す接続部C1〜C3とを交互に有する蛇行状に形成されている。
これによれば、従来技術の熱交換器30のように、洗浄水が、ヒータ31の一端から他端部へ軸線31a方向に沿って一方向のみに流通する場合、洗浄水がヒータ31の他端部に向かうにつれて、洗浄水の温度が上昇するため、ヒータ31の他端部において熱伝達率が比較的低くなる。これにより、ヒータ31の他端部の外表面の温度が比較的高くなることで、ヒータ31の耐久性が低下する場合がある。これに対して、本実施形態においては、洗浄水がヒータ31両端部の間を蛇行するように流通するため、ヒータ31端部における熱伝達率の低下が抑制される。よって、ヒータ31の外表面の温度上昇を抑制することができるため、ヒータ31の耐久性の低下を抑制することができる。
次に、本発明による熱交換器30の第二実施形態について、主に第一実施形態と異なる部分について、図7を用いて説明する。上述した第一実施形態においては、導入管35および導出管36は、軸線31a方向に沿って形成されているが、本第二実施形態においては、軸線31aに向かう方向に沿って形成されている。具体的には、導入管35および導出管36は、軸線31aに対して垂直方向に沿って形成されている。また、導入管35および導出管36は、第一キャップ33の周側壁に、第一キャップ33と一体に形成されている。なお、導入管35は、上述した第一実施形態と同様に、第一流路L1と第五流路L5の第一直線部SL1と接続し、導出管36は、第五流路L5の第四直線部SL4と第二流路L2とを接続している。
本第二実施形態によれば、導入管35および導出管36は、軸線31aに向かう方向に沿って形成されている。
導入管35(導出管36)が軸線31a方向に向かって形成されている場合、導入管35(導出管36)が軸線31a方向に沿って形成されているときに比べて、流路が屈曲しているため、洗浄水の流れが乱れている。これにより、洗浄水が攪拌されるため、ヒータ31から洗浄水への熱伝達率が向上する。よって、第五流路L5の長さを短くすることができるため、熱交換器30の小型化を図ることができる。したがって、熱交換器30ひいては装置全体の低コスト化を図ることができる。
次に、上述した各実施形態の変形例について、主として各実施形態と異なる部分について、図8乃至図11を用いて説明する。上述した各実施形態においては、ケース32の内部の空間が周方向に均等に4つに仕切られているが、これに代えて、本変形例においては、ケース32の内部の空間が周方向に均等に3つに仕切られている。具体的には、ケース32の側壁132cは、図9に示すように、内筒32aの外側面と外筒32bの内側面と間の空間(第五流路L5)を周方向に均等に3つに仕切る3つの側壁132c1〜132c3を備えている。側壁132c1〜132c3は、外筒32bの左端面と右端面との間を、軸線31aに沿って延びるように形成されている。
また、第一キャップ33には、図10に示すように、2つの側壁133b1,133b2が形成されている。ケース32および第一キャップ33において、第一側壁132c1の左端面が第一側壁133b1の右端面に、第三側壁132c3の左端面が第二側壁133b2の右端面に、液密に接触するようにそれぞれ形成されている。第一キャップ33には、第二側壁132c2に接触する側壁が形成されていない。また、第二キャップ34には、図11に示すように、2つの側壁134b1,134b2が形成されている。ケース32および第二キャップ34において、第二側壁132c2の右端面が第一側壁134b1の左端面に、第三側壁132c3の右端面が第二側壁134b2の左端面に、液密に接触するようにそれぞれ形成されている。第二キャップ34には、第一側壁132c1に接触する側壁が形成されていない。このように、各側壁を形成することにより、図9乃至図11に示すように、第五流路L5には、軸線31a方向に延びる3つの直線部SL11〜SL13、第二キャップ34の内部に第一直線部SL11と第二直線部SL12とを接続する第一接続部C11(図11参照)、および、第一キャップ33の内部に第二直線部SL12と第三直線部SL13とを接続する第二接続部C12(図10参照)が形成される。
そして、導入管135は、第一キャップ33に一体に形成され、第一流路L1と第一直線部SL11と接続している。導出管136は、第二キャップ34に一体に形成され、第三直線部SL13と第二流路L2とを接続している。このように、第五流路L5は、洗浄水を軸線31a方向に流通する直線部SL11〜SL13と、洗浄水の流通方向を折返す接続部C11,C12とが交互に接続されることにより蛇行状に形成されている。なお、図8において、導入管135および導出管136は、軸線31a方向に沿って形成されているが、導入管135および導出管136を軸線31aに向かう方向に沿って形成するようにしても良い。
本変形例によれば、第五流路L5の直線部が奇数個形成されている場合、導入管135と導出管136とがそれぞれ異なるキャップに形成されるため、両キャップ33,34の形状を同じにすることができる。この場合、両キャップ33,34の形状が異なる場合に比べて、各キャップ33,34のコストを低減することができる。よって、熱交換器30ひいては装置全体の低コスト化を図ることができる。
また、第五流路L5の直線部が偶数個形成されている場合、導入管35および導出管36が第一キャップ33および第二キャップ34の一方(上述した各実施形態においては第一キャップ33)に形成される。このように、第五流路L5の直線部の個数を変更することにより、導入管35および導出管36が形成される位置を変更することができるため、装置内における熱交換器30を配置する位置の自由度を向上させることができる。このように、導入管35は、第一キャップ33および第二キャップ34の一方に一体に形成される。また、導出管36は、第一キャップ33および第二キャップ34の一方に一体に形成される。
なお、上述した実施形態において、人体局部洗浄装置の熱交換器の一例を示したが、本発明はこれに限定されず、他の構成を採用することもできる。例えば、導入管35および導出管36は、共に軸線31a方向に沿って形成されているが、これに代えて、導入管35および導出管36の一方を軸線31aに向かう方向に沿って形成されているようにしても良い。すなわち、導入管35および導出管36の少なくとも一方は、軸線31a方向に沿って形成されているようにしても良い。また、上述した第二実施形態において、導入管35および導出管36は、共に軸線31aに向かう方向に沿って形成されているが、これに代えて、導入管35および導出管36の一方を軸線31a方向に沿って形成されているようにしても良い。すなわち、導入管35および導出管36の少なくとも一方は、軸線31aに向かう方向に沿って形成されているようにしても良い。
これによれば、従来技術のように、導入管35および導出管36がケース32またはキャップ33,34と別体に形成されている場合、導入管35および導出管36の位置または方向を変更するためには、接合部の形状を変更する必要がある。これに対して、本発明の人体局部洗浄装置1の熱交換器30においては、導入管35および導出管36の位置または方向が異なるキャップを設けることにより、キャップを変更するだけで導入管35および導出管36の位置または方向を簡便に変更することができる。よって、装置内における熱交換器30を配置する位置の自由度を簡便に向上させることができる。
また、上述した実施形態において、ヒータ31は、シーズヒータであるが、これに代えて、ヒータ31をセラミックヒータにて構成するようにしても良い。
また、上述した実施形態において、ケース32は、円筒状に形成されているが、これに代えて、ケース32を角筒に形成するようにしても良い。
また、上述した実施形態において、ケース32、各キャップ33,34には、側壁が形成されているが、これに代えて、ケース32、各キャップ33,34に側壁を形成しないようにしても良い。この場合、第五流路L5は、蛇行状に形成されない。
また、上述した実施形態において、ケース32は、内筒32aを有しているが、これに代えて、ケース32が内筒32aを有さないようにしても良い。この場合、第五流路L5は、外筒32bの内側面および各キャップ33,34の内側面と、ヒータ31の外周面との間の空間にて形成される。
また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、第五流路L5を構成する直線部の個数、側壁の個数および位置、および、導入管35および導出管36を配設する位置等を変更しても良い。
1…人体局部洗浄装置、10…操作部、20…温水機能部、20j(30)…熱交換器、31…ヒータ、31a…軸線、32…ケース、32a…内筒、32a1,32a2,32b1,32b2…開口部、32b…外筒、32c…側壁、33…第一キャップ、33b…側壁、34…第二キャップ、34b…側壁、35…導入管、36…導出管、C1…第一接続部(折返し部)、C2…第二接続部(折り返し部)、C3…第三接続部(折返し部)、L5…第五流路(流路)、SL1…第一直線部、SL2…第二直線部、SL3…第三直線部、SL4…第四直線部。

Claims (6)

  1. 人体の局部を洗浄する洗浄水を加熱する人体局部洗浄装置の熱交換器であって、
    軸線方向に沿って延びる棒状に形成され、前記洗浄水を加熱するヒータと、
    両端にそれぞれ開口部を有し、かつ、内径を前記ヒータの外径より大きくなるように設定された筒状に形成され、内部に前記ヒータを収容するとともに、前記洗浄水が流通する流路が設けられたケースと、
    両前記開口部をそれぞれ液密的に塞ぐ第一キャップおよび第二キャップと、
    前記第一キャップおよび前記第二キャップのいずれか一方に一体に形成され、前記流路に前記洗浄水を導入する導入管と、
    前記第一キャップおよび前記第二キャップのいずれか一方に一体に形成され、前記流路から前記洗浄水を導出する導出管と、を備え、
    前記流路は、前記ケースの前記内部で前記ヒータの外周の空間が前記ヒータの周方向に互いに仕切られて前記洗浄水を前記軸線方向に流通する複数の直線部と、前記直線部による前記洗浄水の流通方向を反対方向に折返す折返し部とを有し、前記直線部と前記折返し部とが交互に接続されることにより、前記ヒータの両端部間を前記ヒータの前記周方向に亘って蛇行状に形成されている人体局部洗浄装置の熱交換器。
  2. 前記ケースには、前記ヒータの径方向に延びて前記直線部を前記周方向に仕切る側壁が設けられている請求項1記載の人体局部洗浄装置の熱交換器。
  3. 前記直線部は偶数個形成され、前記導入管及び前記導出管が前記第一キャップ及び前記第二キャップの一方に形成された請求項1又は請求項2記載の人体局部洗浄装置の熱交換器。
  4. 前記直線部は奇数個形成され、前記導入管と前記導出管とが前記第一キャップ及び前記第二キャップのそれぞれ異なるキャップに形成された請求項1又は請求項2記載の人体局部洗浄装置の熱交換器。
  5. 前記導入管および前記導出管の少なくとも一方は、前記軸線方向に沿って形成されている請求項1乃至請求項4の何れか一項記載の人体局部洗浄装置の熱交換器。
  6. 前記導入管および前記導出管の少なくとも一方は、前記ヒータの軸線に向かう方向に沿って形成されている請求項1乃至請求項4の何れか一項記載の人体局部洗浄装置の熱交換器。
JP2014248015A 2014-12-08 2014-12-08 人体局部洗浄装置の熱交換器 Active JP6531377B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014248015A JP6531377B2 (ja) 2014-12-08 2014-12-08 人体局部洗浄装置の熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014248015A JP6531377B2 (ja) 2014-12-08 2014-12-08 人体局部洗浄装置の熱交換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016108844A JP2016108844A (ja) 2016-06-20
JP6531377B2 true JP6531377B2 (ja) 2019-06-19

Family

ID=56123605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014248015A Active JP6531377B2 (ja) 2014-12-08 2014-12-08 人体局部洗浄装置の熱交換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6531377B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2526736C3 (de) * 1975-06-14 1978-12-14 Gaggenau-Werke Haus- Und Lufttechnik Gmbh, 7560 Gaggenau Klosettsitz mit ventilgesteuerter Unterdusche
JP2007192486A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 流体加熱装置およびそれを用いた給湯装置
JP5415797B2 (ja) * 2009-03-24 2014-02-12 株式会社Kelk 流体加熱装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016108844A (ja) 2016-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3258186B1 (en) Instantaneous heating apparatus
US10465942B2 (en) Integrated water heater
JP6531377B2 (ja) 人体局部洗浄装置の熱交換器
RU2015108342A (ru) Накопительный котел
JP6299082B2 (ja) 人体局部洗浄装置
ES2897679T3 (es) Aparato dispensador de vapor para la preparación de bebidas calientes
KR101372479B1 (ko) 온수 세정기의 온수 공급 장치
CN104930707A (zh) 热水器水箱、热水器及其清洗控制方法
US10731894B2 (en) Heating block half-shell, and heating block with guide elements for a heating coil
US6354813B1 (en) Hydraulically activated three-way-valve
GB1596615A (en) Heat exchanger for a gas- or oil-fired continuous flow water heater
CN204410572U (zh) 用于使用蒸汽来加热容器中的一定量的液体的装置
AU2007245757A1 (en) Flat casing water-heater
US20230112867A1 (en) An electric boiler
CN105380497A (zh) 过热蒸汽产生装置及煮饭器
JP3878142B2 (ja) 流体加熱装置
JP2008032292A (ja) 加熱装置
US1098573A (en) Heater.
CN108702813B (zh) 用于液体泵的加热模块,用于热液体的供给组件和用于产生热饮料的机器
EP1602315B1 (en) Distributor/heater device for washing machines, particularly dishwashers
JP2016108845A (ja) 人体局部洗浄装置
WO2016026097A9 (en) Continuous-flow water heating assembly and production method
BG106470A (bg) Водонагревателен котел за промишлена вода
JPH07198103A (ja) 蒸気発生装置
CN210716088U (zh) 一种结构紧凑的龙头结构

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181002

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190423

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190506

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6531377

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151