JP6530373B2 - 眼の組織構造及び病理を判定するための装置を作動する方法及びシステム - Google Patents

眼の組織構造及び病理を判定するための装置を作動する方法及びシステム Download PDF

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Description

発明の分野
本明細書で説明される眼の組織の構造及び病理を判定するための装置は、眼科学のための画像化及び画像処理システムに関する。より具体的には、本明細書で開示される実施形態は、網膜上膜、黄斑孔、及び黄斑ひだなどの網膜病理を治療するための外科的手技の分野に関する。
関連技術の記載
網膜上膜(ERM)は、組織層が網膜の内部表面上に成長する疾患である。この病理について多数の原因が存在し得るが、それは通常、自然な加齢変性である。図1で示されるように、網膜110は、3つの主要な組織層、すなわち、硝子体腔140内の硝子体ゲル145と接触する内境界膜(ILM)111、神経線維層(NFL)112、及び光感受性神経層からなる。網膜色素上皮細胞(RPE)は、網膜113の下に位置する。RPE層の下に、RPE細胞に酸素及び代謝サポートを提供するための血管を含有する組織である脈絡膜115がある。RPE層113及び脈絡膜115を分離するのは、ブルッフ膜であり、これは脈絡膜115から代謝活性RPE細胞への栄養素、及び後者から前者への廃棄物の交換を可能にする。
網膜上膜の成長の結果として、網膜は黄斑領域で収縮するか、または皺になる場合がある。網膜は、RPEから剥離して挙上し、網膜機能の損傷を引き起こし得る。これらの変形は、黄斑での画像形成の欠陥をもたらし、硝子体切除術外科手技を用いて除去する必要がある。
硝子体黄斑牽引は、網膜の別の病理状態である。硝子体とILMとの間の過剰な癒着は、網膜がRPEと分離して挙上することをもたらし得る。硝子体ゲル145が前側に動くか、または収縮するにつれて、硝子体ゲルは網膜の内側表面の部分を、硝子体眼房の方へ断裂させる場合がある。
上記及び他の網膜病理を治療するための外科手技中、外科医は、網膜の健康な部分と罹患した部分とを区別する必要がある。外科医が介入を進めながら、判定は実時間でなされる必要がある。さらに、判定は、外科医の関与をほとんど必要としないものであるべきである。外科医の注意は、補助的な情報の分析よりむしろ物理的手技に集中されるべきである。
様々な組織の種類を区別するための最新鋭の方法は、識別されたマーカーでの蛍光技術の使用を含む。蛍光マーカーアプローチでは、色の異なる光を放射する蛍光体を、特定の組織に付着する好適な担体と組み合わせる。レーザーまたは他の励起光が、ある特定の領域を走査するとき、照明スポットは異なる色に変わり、照射されている組織の種類を示す。
あいにく、蛍光アプローチは、上記に説明される網膜病理の治療のために使用することができない。インドシアニン・グリーン(ICG)、トリパンブルー、及び他の染色剤などの典型的な蛍光マーカーは、ILMを染色するために使用されてきたが、好ましくない結果を有する。ICGは毒性であり、低用量で投与される必要があり、トリパンブルーは見ることが困難である弱い染色を生成する。さらに、ERMに特異的な染色剤はなく、硝子体液、ERM、及びILMの微粒子マーキング(例えばトリアムシノロンを用いる)は非特異的である。
他の通常使用される技術は、組織選択的染色及び白色光での観察を含み得る。ICG、トリパンブルー、及びメンブレンブルーは、使用され得る染色剤のうちのいくつかの例である。組織染色の不利益は、上記に挙げられる蛍光技術の不利益と同様である。すなわち、組織への(特に脈絡膜115などの網膜下組織への)毒性及び手技後に染料を除去する必要性がある。それゆえ、ある領域に外科的手技を行うべきかどうかを査定するために、その領域の組織構造を検出及び判定するための方法及び装置について要求が存在する。また、判定を行う前にデータを分析するために、外科医の介入なしで、実時間で組織構造を検出するための方法が必要とされる。
概要
本明細書で開示される実施形態に従って、眼の組織構造を決定するための方法は、プローブを伴う軸走査器で眼の標的点に対応するある範囲の深さについての画像データを測定することと、画像データから画像化プロセッサにより画像情報を判定することと、画像情報から画像化プロセッサにより標的点に対応する組織病理を特定することと、特定した組織病理に基づいて使用者の表示器により使用者に信号を送ることとを含む。
本明細書で開示される実施形態に従って、眼の組織病理を決定するための装置は、眼内の標的点に対応するある範囲の深さについての画像データを測定するように構成された、プローブを伴う軸走査器と、画像データから画像情報を判定するように、かつ画像情報から標的点に対応する組織病理を特定するように構成された、画像化プロセッサと、特定した組織病理に基づいて使用者に信号を送るように構成された、使用者の表示器とを含む。
本発明のこれら及び他の実施形態は、以下の図面を参照して以下にさらに詳細に説明される。
図では、同じ参照番号を有する要素は、同じまたは同様の機能を有する。
網膜、視神経、及び硝子体ゲルを含むヒトの眼の概略図を示す。 いくつかの実施形態に従う方法を用いて治療されるべき、病理及び対応する網膜構造の概略図を示す。 いくつかの実施形態に従う、プローブを伴う軸走査器を用いて組織構造を検出するための方法のフローチャートを示す。 いくつかの実施形態に従う、網膜のOCT B走査の部分図を示す。 いくつかの実施形態に従う、健康な網膜の一軸OCT A走査の部分図を示す。 いくつかの実施形態に従う、眼科手術で組織構造を検出するためのシステムを示す。
図1は、網膜110、視神経150、及び硝子体ゲル145を含むヒトの眼100の概略図を示し、それらは本明細書で開示される実施形態に関連する。また、前方に位置する眼100の部分、例えば虹彩、角膜、強膜、瞳孔、及びレンズが、完璧を期するために図1で示される。硝子体ゲル145は硝子体腔140を充填する物質であり、これは網膜110により後方部分に限定される。黄斑120は、中心視覚が収集される中心窩130に中心を有する、網膜110の一部である。水晶体は、黄斑120を中心にする画像を生成する。また、網膜組織層、例えばILM111、NFL112、及びRPE113は図1で例示され、上記で説明される。
水晶体は、黄斑120及び網膜110の他の部分を含む、中心窩130を中心にする画像を生成する。可視光線はNFL112を横断し、RPE113に達し、そこでそれらは刺激パルスを発生する感光性細胞を励起する。RPE113からの刺激パルスは、NFL112により視神経150へ伝達され、視神経が今度は信号を脳へ伝達し、そこで画像が生成される。
図2は、いくつかの実施形態に従う方法を用いて治療されるべき病理201〜205とそれに伴う網膜構造211〜215の概略図を示す。各組織構造201〜205の詳述は以下のとおりである。
裂孔原性網膜剥離201は、ERMの通常の形態であり、網膜110の全厚さ部分211が剥離し、硝子体眼房140へぶら下がる。硝子体ゲル221の一部は剥離した網膜部分211の下に移動する。
硝子体牽引202は、背景の節で説明されている。牽引事象202では、網膜110の一部が硝子体ゲル145によりその底部から引かれ、尖点様構造212を生成する。剥離部分212の下に、硝子体ゲル、出血による血液、及び炎症性細胞を含む物質222が進入する。
網膜剥離203は出血または滲出事象により引き起こされる場合があり、血液または液状物223が網膜110下で蓄積し、こぶ様構造213を生成する。黄斑ひだ形成204は、網膜110の細胞が、例えば免疫系応答のためにストレスを与えられた場合に起こる。免疫細胞の組織への収束のために発生する緊張は、網膜110がひだを形成し、皺のよった部分214を形成することを引き起こし得る。網膜のひだは、黄斑120を含む網膜のどこでも起こり得る。黄斑のひだは、至適に、黄斑上膜と呼ばれる。
後部硝子体剥離(硝子体皮質としても知られる)205は、硝子体ゲル145の液化の結果である。このプロセスは典型的に、加齢の結果である。硝子体ゲル145は収縮して、皮質215を形成し、液状部分216を残し、これは除去される必要があり得る。硝子体収縮及び液状物216は、網膜組織で小さな裂け目を誘発し、黄斑孔(以下を参照のこと)を引き起こし得る。
他の網膜病理は、一般的に図2で示される5つの構造211〜215と一致させることができる。他の病理は眼科手術分野の当業者に周知であり得るので、本明細書で開示される方法、手技、及び装置の実施形態は、図2で示される病理に限定されない。
本明細書で開示される方法、手技、及び装置のいくつかの実施形態は、外科的職務、例えば網膜破裂点及び他の破壊を見つけることで、または例えば摘出手技後に網膜に残り得る網膜結合硝子体ゲルの位置を特定するための一般的な外科用手段として使用することができる。
本明細書で開示される方法、手技、及び装置のいくつかの実施形態は、網膜下病理、例えば脈絡膜115及び強膜を侵す病理の治療で使用することができる。この開示と一致する方法、手技、及び装置を用いて治療され得る別の網膜病理は、黄斑孔であり得る。黄斑孔は、黄斑120での硝子体牽引の結果である。
外科医が図2で示される病理のうちのいずれかについて患者に介入する場合、介入点での構造の性質の正確な知識が望ましい。介入が進行するにつれ、下にある構造についての情報が、手技の進行を妨げることなく、更新される必要がある。
図3は、眼の組織構造を判定するための方法300のフローチャートを示し、この方法は以下のステップを含む。ステップ310は、プローブを伴う軸走査器で眼内の標的点に対応するある範囲の深さについての画像データを測定することを含むことができる。ステップ320は、画像データから画像化プロセッサにより画像情報を判定することを含むことができる。ステップ330では、画像情報から画像化プロセッサにより標的点に対応する組織病理、構造、または異常を特定することを行うことができる。最後に、ステップ340は、特定した組織病理に基づいて使用者の表示器により使用者に信号を送ることを含むことができる。次に、これらのステップを詳細に説明する。
ステップ310では、画像データは光干渉断層撮影(OCT)画像化システムにより、または軸走査器の任意の他の種類により測定することができる。OCT画像化システム及び軸走査器は、ある範囲の深さについての標的点に対応する画像化データを集めるように構成される。対応して、OCTまたは軸走査器画像化システムは、この範囲の深さにわたり標的組織を画像化することができる。
OCT画像化システムは、画像化光線を発生するためのレーザー源、及び画像化光線を画像化プローブへ送達するための光ケーブルを含むことができる。画像化プローブは、標的点の、例えば網膜の点の近くに位置するように眼に挿入することができる。いくつかの実施形態では、画像化プローブは、さらに網膜と接触するようにされるか、または少なくとも網膜に極めて近接して位置し得る。標的点は、外科医が眼科手術手技を行うことを計画する網膜上の点であり得る。画像化プローブは、標的点上に画像化光線を投影するか、またはその焦点を合わせ、次いで標的点に対応するある範囲の深さから反射された反射光線の返還を受容することができる。
返還された画像化光線は、OCT画像化システムの検出器に返送することができ、そこでそれは光線スプリッタにより参照光線で干渉され、干渉光線を発生することができる。検出器により干渉光線を処理することは、標的点に対応するこの範囲の深さに関連する画像データを復号し、その全ては、返還された画像化光線の位相でコード化される。この処理は、軸走査器の走査プロセッサ、例えばOCT画像化システムの走査プロセッサにより行うことができる。
いくつかの実施形態では、画像データは、標的組織のこの範囲の深さに対応する、反射強度のみでなく、散乱振幅、吸収率、ノイズ、揺らぎ、及び光学データであり得る。図5は、画像化データの例を示し、この実施形態では、画像化データは、約1.6mmの範囲の深さで測定した相対反射強度である。OCT画像化システムのこの実施形態は、高い解像度を有し、したがって、この深さ範囲内の非常に多数の深さで相対反射強度を測定する。OCT画像化システムは、数ミクロンの解像度を有することができ、したがって、1ミリメートルの深さ範囲で、それらは数百またはさらに千の深さまたは深さ点で反射強度を判定することができる。このような深さ走査、または軸走査は、多くの場合、A走査と呼ばれる。実施形態では、画像データの測定は、蛍光マーカーを用いることなく行うことができる。
ステップ320は、軸走査器から画像データを画像化プロセッサに転送することを含むことができる。いくつかの実施形態では、これは、図5の画像データなどの、網膜上の標的点に対応する多数の深さでの反射率の数値の組を転送することを含むことができる。いくつかの実施形態では、この画像化プロセッサは、以下の図6に関連して説明されるように、軸走査器の走査プロセッサとは異なってよい。他の設計では、走査プロセッサ及び画像化プロセッサの機能は、1つのコンピュータの同じプロセッサにより行うことができる。かかる設計では、ステップ320は、転送操作を含む必要はない。
ステップ320は、画像データから画像化プロセッサにより画像情報を判定することを含むことができる。画像情報の判定は、2つ以上の画像特徴を特定することを含むことができ、ここで、画像特徴は、深さの関数としての画像データのピーク、谷、最大、最小、中間点、遷移点、及び平坦域のうちの1つであり得る。
図5の例では、画像化プロセッサは、相対反射強度の極大値を判定するために検索アルゴリズムを使用することができる。図1に関連して詳述される、いくつかの網膜層について、それらの接合面及び境界はそれらの内部部分より強く光を散乱及び反射し、これらの層の境界の深さまたは位置は反射率の極大値を特定することにより特定することができる。いくつかの網膜層の場合、層全体はその隣接した層より強く画像化光を散乱または反射することができる。これらの層は、画像データ、例えば反射率の極大値のみでなく、平坦域または維持される上昇した領域を生じ得る。
図5は、約0.6mm(600ミクロン)の深さに、及び約0.85mm(850ミクロン)に位置する、網膜110の境界を相対反射強度の極大値として特定することができることを示す。網膜110の近位領域では、NFL112が上昇した反射率から特定することができ、網膜110の遠位領域では、RPE113が反射率の上昇したレベルから特定することができる。
画像データのノイズの多い性質のために、最大、最小、または平坦域などの画像特徴を特定することは、数学技術、例えば平均化、平滑化、線形回帰技術、スペクトル分解技術、低域フィルタ、フィッティング手順、または同等物の使用を含んでよい。
ステップ320は、画像特徴の存在を判定することのみでなく、それらの深さを記録することも含むことができる。これに、特定した画像特徴のうちの2つの間の深さの差を測定または判定することが続いてよい。この深さの差は、画像情報の部分であってよい。網膜110の2つの外側表面の間の深さの差は、網膜110の厚さの測定である。図5の例では、この深さの差dは、より詳細に以下に説明されるように、およそd=0.85mm−0.6mm=0.25mm(250ミクロン)であると測定することができる。
このプロセスは、様々な画像特徴の深さを比較することを含むので、画像化プロセッサは、画像化メモリ回路と協同してステップ320を行うことができ、画像データ及び対応する深さのうちのいくつかは画像化メモリ回路に記憶される。
ステップ330は、画像情報に基づいて組織病理の存在を判定すること、もしくは組織病理の厚さを判定すること、またはこれらの両方を含み得る、組織病理または異常を特定することを含むことができる。組織病理または異常は、画像特徴の深さの差、及びしたがって標的層、例えば網膜層または網膜全体の厚さについての情報を含む画像情報から判定することができる。他の実施形態では、組織病理または異常は、眼の層の異常な深さから決定することができる。
図1に関連して説明されるように、いくつかの網膜疾患に、異常に増大した網膜の厚さが付随する。かかる網膜病理を認識するために、画像化プロセッサは、判定した網膜の厚さを使用し、他の関連する厚さとの比較を行うことができる。例えば、軸走査器の操作は、走査線に沿って走査プローブを移動させることと、この線に沿った網膜の厚さをメモリ回路に記録することと、画像化プロセッサによりこの線に沿った厚さを比較することと、この線の特定の位置または特定の区画の厚さが他より厚いまたは薄い場合、信号を送ることとを含むことができる。このような厚さの異常は、網膜疾患を示し得る。
他の網膜疾患または病理は、下にある支持層脈絡膜115の近位表面の深さと異なる深さを示す網膜の遠位境界表面から認識することができ、これは網膜剥離について信号を送る。また他の網膜疾患では、平均的な網膜の厚さは典型的な値と異なるものではない場合もあるが、厚さは通常の空間的変動より大きい値を示す場合があり、これは網膜の異常な凹凸を示す。これらは、画像情報が層の厚さのみ以外であり得る例である。
図5は、より詳細にステップ310、320、及び330を例示する。図5は、方法300のいくつかの実施形態に従う、網膜110からのA走査500の部分図を示す。走査500は、約0.6mm外側に位置する、図4のAA’と標識された区画に対応する。走査500は、ステップ310の結果、画像データの測定、この場合、軸またはZ方向に沿った眼の深さ区画0〜1.6mm内の多数の深さでの相対反射強度の測定を示す。硝子体腔140及び脈絡膜115は、限定された程度までしか反射せず、それゆえ走査500で減少した反射率を有する領域として現れる。NFL112及びRPE113に対応する、2つのピークが画像データに現れている。NFL112の近位表面とRPE113の遠位表面との間の空間は、厚さ510を有する網膜110である。
ステップ320では、画像特徴は、画像データの極大値または他の画像特徴を検索するアルゴリズムを行うことにより画像化プロセッサにより位置を特定することができる。アルゴリズムの例は、平均化、平滑化、線形回帰技術、スペクトル分解技術、低域フィルタ、フィッティング手順、または同等物を含むことができる。
図5では、画像特徴は、2つピーク及び対応する深さを含む。したがって、画像化プロセッサは、網膜110の近位及び遠位境界表面の位置を判定することができる。またステップ320内で、いくつかの実施形態では、画像化プロセッサは、2つの画像特徴の深さの差、例えば2つの境界表面の深さの差を判定することができる。この差は、網膜110の厚さ510の信頼できる測定である。
網膜境界の位置及び網膜の厚さの知識から、ステップ330で、画像化プロセッサは、点Aでの網膜組織110の状態を判定し、網膜組織が病理または異常を示すかどうかを特定することができる。いくつかの組織病理及びステップ330の対応する実施形態を、次に説明する。
例えば、図2の黄斑ひだ形成204におけるような、ある特定の状態では、厚さ510は、ある特定の標準または閾値より大きい場合がある。したがって、ステップ330では、網膜の厚さが正常値を超えるか、または正常範囲外であるという画像情報の判定は、黄斑ひだ形成のエビデンスとして解釈することができる。他の状況では、厚さ510の上昇は点Aでの網膜110の炎症を示し得る。
図2の201〜203などの網膜剥離の場合、A走査500から収集した画像情報は、剥離した網膜211〜213の下に存在する過剰の物質221〜223を示し得る。過剰の物質221〜223中の血液及び液状物は脈絡膜115とは異なる反射率を有し得るので、過剰の物質221〜223は硝子体ゲル145及び脈絡膜115の谷とは異なるA走査500の反射率レベルを有し得る。
図2の黄斑ひだ形成204では、互いに比較的近い、目的の点で取られたA走査の収集は、様々な点の間で激しく変化する網膜110の厚さ510を示すことができ、これは組織病理の別の種類の表示である。
組織病理のまた別の種類は、図2の後部硝子体剥離205に関連する。A走査500は、ILM111、網膜上膜214、及び剥離した硝子体皮質215の存在の表示を提供することができる。加えて、また、網膜の完全に剥離した部分、またはいくつかの場合硝子体ゲル145のいずれかであり得る異常な組織216が存在し得る。
全てのこれらの実施形態では、A走査500の画像データは、画像特徴、例えば極大値、平坦域の上昇、鋭い最小、または谷を示すことができる。画像化プロセッサは、これらの画像特徴のうちあらゆるもの、並びに対応する深さの値を特定するように構成することができる。最後に、画像化プロセッサは、追加の特質、例えば組織の厚さまたは組織剥離の表示であり得る画像特徴の深さの差または距離を抽出することができる。画像特徴、それらの深さ、及び深さの差の特定は共に、ステップ320で画像化プロセッサにより判定される、画像情報の部分であってよい。これらの画像情報に基づいて、ステップ330では、組織病理は画像化プロセッサにより判定することができる。画像化プロセッサは、画像情報と様々な網膜病理との間の相関を記憶する参照表との通信に基づいて、組織病理を評価することができる。
上記に考察される実施形態のうち、多くは単一のA走査を測定及び分析することを含んだ。しかしながら、組織病理を認識するための方法330の効率は、特定の表面点での標的組織の深さを、標的組織の他の表面点での深さと比較することにより向上させることができる。このような多数の画像化手順により効率を改善するために、方法300は、標的領域にわたり走査線に沿ってプローブを走査すること、及び走査線に沿った一組の点でA走査を行うことを含むことができる。この一連の標的点に対応する一組の画像データは、走査プロセッサにより組み立てることができる。
図4は、かかるA走査の組み立てを示し、これは典型的にB走査と呼ばれる。示されるB走査では、反射率はグレースケールにより示される。例えば、B走査内のグレースケールの鋭い変化は組織境界を示すことができる。用語「A走査」及び「深さ区画の走査」は、組織表面上の固定された標的点で画像化システムのZ軸に沿って画像データを集めることを指すことに留意されたい。一方で、B走査の文脈における走査は、この文脈が明らかにするように、組織表面に沿って標的点自体を走査する、プローブ及び画像化光線の左右走査を指す。
一旦、画像化システムがB走査を生成したら、画像化プロセッサは、画像情報を、及びそれに基づいてこの一連の標的点に沿った画像情報を比較することにより組織病理を特定することができる。A走査と同様に、画像化プロセッサはこの分析のために様々な数学技術を使用することができ、これは、この一連の標的点に沿った画像情報を平均化すること、カルマンフィルタでこの一連の標的点に沿った画像情報をフィルタリングすること、線形回帰技術を用いること、主成分分析技術を用いること、及び少なくとも1つの画像情報を少なくとも1つの組織病理または組織構造と相関させる参照表を用いることを含む。画像化プロセッサは、連続して取られたA走査からの画像データ及び画像情報を比較するので、画像化プロセッサまたは画像化システムは、A走査の画像データ及び画像情報を記憶し得るメモリ回路を含むことができる。
図4は、いくつかの実施形態に従って、健康な網膜110についてOCT技術により取られた、多数のA走査を組み立てることにより生成した、B走査400の部分図を示す。図4は、網膜組織の矢状図に対応する。B走査400は、網膜110、硝子体腔140、及び脈絡膜115を示す。網膜110の多層構造はB走査400で明らかである。上部または近位層はNFL112を含み、低部または遠位層はRPE113を含む。他の構造はB走査400で明らかであり得るが、NFL112及びRPE113は網膜110で最も高い反射率を提供するので、それらは容易に区別することができる。実際、NFL112及びRPE113は、B走査400で示される全範囲で最も高い反射率を提供する。また、この高い反射率は、図5の反射率の上昇した値に示された。
方法300の実施形態では、OCT画像化走査器などの軸走査器のプローブは、画像データを測定する前に眼に挿入することができる。挿入可能なプローブという、この特徴は、外部でのみ使用される眼の画像化システムの要求よりかなり厳格な画像化システムに要求を強いる場合がある。プローブは外科的環境でのみ挿入することができるが、一方、外部プローブは外来診察室で、例えば診断環境で操作することができる。
ステップ340で信号を送ることは、システムの使用者、例えば外科医に視覚信号または非視覚信号を提供することを含むことができる。使用者の表示器は、組織病理または構造について信号を送るために、網膜上の標的点に向けた光線の点滅を提供してよい。したがって、ステップ340では、使用者の表示器は、網膜自体に視覚信号を投影することによりステップ330で判定した組織病理を示し得る。例えば、1回の点滅は、ILM111のみの存在(健康な網膜)を示し得る。2回の点滅は、網膜上膜またはひだ形成214の存在を示してよく、3回の点滅は、剥離した硝子体皮質215の存在を示してよい。外科医に外科用顕微鏡から視線をそらさせることなく、これらの信号を提供することは、外科医の仕事をかなりより容易にする。外科医は、プローブで標的組織の画像化の走査を行うことに集中することができ、外科用顕微鏡から繰り返し顔をそむけ、病理についての複雑な画像を分析させられることはない。
他の実施形態では、画像化システムは、外科用顕微鏡で警告信号を表示することができる。また他の実施形態では、目標光線または感知光線の点滅は、可聴発信音により置き換えられ、または補完され得る。1回の発信音はILM111のみを示してよく、2回の発信音は膜214を示してよく、3回の発信音は剥離した皮質215を示してよい。図3〜5と一致する他の実施形態は、組織構造または病理のための他の非画像化または非光学表示器の使用を含んでよい。これらの実施形態では、外科医は、複雑な画像を解釈する必要なく、ILM111、網膜上膜214、または剥離した硝子体皮質215が存在するかどうかに気付く。
本明細書で開示される方法、手技、及び装置のいくつかの実施形態は、RPE113などの網膜層からの老廃物の除去を含んでよい。リポフスチンなどの老廃物は、高毒性及び感光性である傾向がある。したがって、図3〜5と一致する方法に従って、上記に説明される光凝固技術が、かかる物質を除去するために使用され得る。例えば、OCT A走査500は、標的点でのリポフスチン物質の存在を決定するために使用され得る。ステップ340では、使用者の表示器からの信号は、外科医または自動機構のいずれかに、標的点に、ある特定の線量の光を提供するなどの、操作上の決定を行うことを促すことができる。
この例では、リポフスチンが存在しないか、またはある特定の閾値未満のレベルで存在する場合、新しい目的点が選択され得る。同様に、ほとんどの実施形態では、組織病理がステップ310〜330で検出されなかった場合、使用者の表示器は、外科医にまたは自動化制御装置に、走査プローブを新しい点に移動させる信号を提供することができる。
図6は、いくつかの実施形態に従う、眼科手術において組織病理または異常を検出するための画像化システム600の実施形態を示す。図6に従って、画像化システム600は、眼の組織病理または異常を判定するように構成されてよく、眼の標的点P 601に対応する、ある範囲の深さについての画像データを測定するためのプローブ611を伴う軸走査器610を含んでよい。画像化システム600はさらに、画像データから画像情報を判定するための、及び画像情報から標的点P 601に対応する組織病理を特定するための画像化プロセッサ622を伴う画像化コンピュータ620;並びに特定した組織病理に基づいて使用者に信号を送るための使用者の表示器630を含んでよい。また、いくつかの実施形態は、外科用制御卓640を含むこともできる。
走査器610は、画像化プローブ611、走査プロセッサ612、及びメモリ回路613を含むことができる。システム600のいくつかの実施形態では、プローブ611は、視線(LOS)を通してP 601に方向付けられる光線を提供する光プローブである。LOSは、プローブ611の遠位部分611pから標的点P 601への破線として示される。光ケーブル及びプローブ611の遠位部分611pは、走査器610から標的点P 601へ画像化光を導くことができる。また、遠位部分611pは、標的点P 601で組織により反射された、返送された画像化光を受容する。プローブ611は、返送された画像化光をP 601からの画像データを提供する信号に戻す。いくつかの実施形態では、部分611pは、眼100の内側に挿入され得る。他の実施形態では、プローブ611は、眼に挿入されることなく、角膜を通して照明光を提供し得る。
プローブ611からの返還された画像化光線は、走査プロセッサ612により分析し、メモリ回路613内に記憶することができる。また、メモリ回路613は、プローブ部分611pがP 601に方向付けられる前に方向付けられた標的点に対応する画像データを記憶し得る。前のとおりに、画像データは、ある範囲の深さでの標的組織の反射率及び対応する深さの値を含むことができる。また、画像データは、図4で示されたように、画像化プローブの遠位部分611pの外側位置を含むことができる。走査プロセッサ612は、返送された画像化光線から抽出した画像データについて操作、例えばノイズフィルタリング、平均化、及び参照値での較正を行ってよい。
部分611pの長さは、3〜4インチ(約7.5cm〜10cm)以上であってよい。部分611pは、外科医により取り扱われる、より幅広の部分またはハンドピース、及びその遠位部分に先端または狭い末端を有してよい。部分611pの幅広部分またはハンドピースは、直径約8mm〜約18mm、及び長さ45mm〜90mmであってよい。いくつかの実施形態では、先端は、長さ約25〜35mmであり、20ゲージ〜25ゲージまたは約1mm〜約0.5mm未満の直径を有してよい。プローブ611のいくつかの実施形態は、25ゲージより小さい、例えば27ゲージまたはさらにより小さい、部分611pを含んでよい。いくつかの実施形態では、部分611pの直径は、50ゲージと小さくてもよい。プローブ611pは、いくつかの実施形態に従って、遠位末端が眼100に挿入されるエンドプローブであってよい。他の実施形態では、プローブ611pは、眼100の外側に存在し、角膜を通して点P 601を照らしてよい。
走査器610は、画像化コンピュータ620に連結され、さらに画像化コンピュータ620に走査プロセッサ612が生成する画像データを提供することができる。画像化コンピュータ620は、画像化プロセッサ622及びメモリ回路623を含むことができる。システム600のいくつかの実施形態に従って、画像化コンピュータ620及び走査器610は、単一の単位に統合され得る。このような場合、走査プロセッサ612及び画像化プロセッサ622は、同じプロセッサ回路、または同じプロセッサ回路の異なる部分であってよい。また、メモリ回路613及び623は、同じ回路、または同じメモリ回路の異なる部分であってよい。メモリ回路623は一組の点P 601についての情報を記憶してよく、画像化プロセッサ622はこの情報を用いて計算を行ってよい。
システム600のいくつかの実施形態では、画像化プロセッサ622は、2つ以上の画像特徴であって、画像特徴が、深さの関数としての画像データのピーク、谷、最大、最小、中間点、遷移点、及び平坦域のうちの1つである、2つ以上の画像特徴を特定し、かつ特定した画像特徴のうちの2つの間の深さの差を測定することができ、深さの差は画像情報の部分である。
画像化プロセッサ622は、この一連の標的点に沿った画像情報を平均化すること、カルマンフィルタでこの一連の標的点に沿った画像情報をフィルタリングすること、線形回帰技術を用いること、主成分分析技術を用いること、または少なくとも1つの画像情報を少なくとも1つの組織構造に相関させる参照表を用いることにより、組織病理を特定することが可能であり得る。
例えば、画像化プロセッサ622は、信号の一時的なゆらぎを除去するためにデータ平滑化操作を行ってよい。いくつかの実施形態では、かかる平滑化操作は、この一組の点P 601により生成された信号を平均化することを含んでよい。他の実施形態は、画像化プロセッサ622でデータ処理のための頻度フィルタ及びウィンドウの使用を含んでよい。さらなる実施形態は、予測値及び予測値からの標準偏差を有するカルマンフィルタの使用を含んでよい。
ステップ330のP 601での組織病理または構造の判定に基づいて、画像化コンピュータ620は、使用者の表示器630に信号を提供することができる。使用者の表示器630は、組織病理情報を、外科的介入を行う外科医または技術者に通信することができる。使用者の表示器630は、ある特定の色を有する光で標的点を照らすために、プローブ611の光路を通して可視光を提供するレーザー源または光源であってよい。上記に挙げられるように、表示器630の可視光は、可視色、例えば赤色、緑色、または青色を有する光線を含んでよい。したがって、一旦、画像情報が組織病理を判定するために画像化プロセッサ622により使用されたら、画像化コンピュータ620は、事前に選択された色を有する光源を使用するように使用者の表示器630に信号を送り、さらにプローブ611の光路を通して表示光線を提供して、画像化システム600の使用者に判定した組織病理または異常を示すことができる。上記に説明されるように、表示は、視覚信号または非視覚信号であってよく、表示が外科医に外科用顕微鏡から視線をそらさせないようなものであり得る。
システム600のいくつかの実施形態はさらに、介入中に標的点P 601の視野を提供する外科用顕微鏡を含んでよい。これらの実施形態では、使用者の表示器630は、プローブ611pの遠位末端に連結された、上記に説明される視覚表示器であってよい。このような実施形態では、使用者の表示器630により提供される信号は、標的組織上に、及び外科用顕微鏡の視野に投影されてよい。
システム600の実施形態に従って、画像化コンピュータ620は、外科用制御卓640に連結されてよく、また外科用制御卓640に組織病理判定を提供することができる。外科用制御卓640は、眼100に対して眼科手術介入を行うための機械的機器及びシステムを含むことができる。いくつかの実施形態は、介入を行うための、遠位末端に先端を有する外科用アクチュエータ641を含んでよい。例えば、アクチュエータ641は、遠位末端にハサミ1本を含んでよい。眼科手術を行うための外科用制御卓640の他の使用、手技、及び構成要素は当業者に明らかであり得る。対応する眼科手術構成要素は、図6に示される概念と一致するシステム600の実施形態で、本明細書に含むことができる。
図6に示されるシステム600のいくつかの実施形態では、画像化コンピュータ620により提供される組織構造または病理の判定は、外科用制御卓640により使用されてよい。外科用制御卓640は、P 601での組織異常判定に基づいてその構成状態を更新してよい。例えば、P 601での構造が図2の病理201〜205のうちの1つに対応すると判定された場合、制御卓640は外科用アクチュエータ641を作動させ、介入のための先端を準備してよい。これは、ハサミ1本、例えば空気圧式ハサミシステムの給送機構を起動させることを含んでよい。したがって、最終的な命令がまだ外科医により提供され得る一方で、システム600は、制御卓640に、介入を行う準備をさせ得る。このアプローチを用いるシステム600の実施形態は、眼科手術の円滑、かつ迅速なペースを提供し、外科医が介入自体に集中することを可能にすることができる。また、システム600の実施形態は、外科医に、各点P 601での介入を行う前に余分の時間を提供し、手技を再検討し、次の手術ステップの前に考えることができる。
図3〜6と一致するいくつかの実施形態では、複数のA走査からB走査を収集することは、様々な目的点601に沿って、プローブ610を伴う軸走査器(例えばOCT走査器)の軌道を追跡するための、回転儀及び加速度計の使用を含んでよい。プローブ611を伴う軸走査器610を追跡するための他の手段は、プローブ部分611pの動きを追跡するための磁気センサの使用を含んでよい。いくつかの実施形態では、回転儀、加速度計、及び磁気センサは、プローブ610を伴う軸走査器に含まれてよく、センサは部分611pに連結される。いくつかの実施形態では、回転儀、加速度計、及び磁気センサは、外科用制御卓640から自動的に制御されてよい。いくつかの実施形態は、1つの点601から次の点へのプローブ部分611pの動きを追跡するために、上記に説明される外科用顕微鏡を使用してよい。外科用顕微鏡は、612または622などのプロセッサに、または制御卓640に含まれる制御装置にデジタル画像を提供してよい。デジタル画像は、眼100内の標的点P 601の位置を正確に判定するために処理され得る。したがって、B走査は、正確に追跡されたA走査の収集から形成され得る。
より一般的には、上記に説明される追跡方法及び機器(例えば、回転儀、加速度計、及び磁気センサ)は、軸走査に実質的に垂直の平面の軌道に沿ったプローブ部分611pの運動を追跡するために使用してよい。いくつかの実施形態では、かかる軌道に沿ったプローブ部分611pの動きは、プローブ部分611pから出る光学光線の動きで補足してよい。例えば、いくつかの実施形態に従って、図6で破線により示されるLOSを形成する光学光線は、軸走査に、または部分611pの軸に実質的に垂直の平面の点601についての軌道を説明し得る。
上記に説明される本発明の実施形態は、単に例である。当業者は、具体的に開示された実施形態から様々な代替の実施形態を認識し得る。また、それらの代替の実施形態は、本開示の範囲内であると意図される。したがって、本発明は、以下の特許請求の範囲によってのみ限定される。

Claims (21)

  1. 軸走査器、画像化プローブ、画像化プロセッサ、及び使用者の表示器を含む、眼の組織構造を判定するための装置の作動方法であって、
    前記軸走査器が走査線に沿って前記プローブを動かし、同時に眼内の標的点に対応するある範囲の深さについての画像データを測定し;
    前記画像化プロセッサが前記画像データから画像情報を判定し、走査線に沿って、眼の組織層の境界を示す画像データの2以上の画像特徴を特定し;
    前記画像化プロセッサが、走査線の第1の部分での組織層の境界を示す2以上の画像特徴を、走査線の異なった第2の部分での組織層の境界を示す2以上の画像特徴と比較することによって、前記標的点に対応する眼の組織病理を特定し;及び
    前記の使用者の表示器が、前記特定した眼の組織病理に基づいて使用者に信号を送って、眼の組織病理の特定の部位を示すこと、ここで、前記信号は外科用顕微鏡から視線をそらさせることなく使用者に知覚される、
    を含む、方法。
  2. 前記画像データが反射強度、散乱振幅、吸収率、ノイズ、揺らぎ、及び光学データのうちの1つである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記画像化プロセッサが、
    2つ以上の画像特徴を特定すること、ここで、画像特徴が、深さの関数としての前記画像データのピーク、谷、最大、最小、中間点、遷移点、及び平坦域のうちの1つである;及び
    前記特定した画像特徴のうちの2つの間の深さの差を測定すること、ここで、前記深さの差が、前記画像情報の部分である、
    によって画像情報を判定する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記画像化プロセッサが、
    前記画像情報に基づいて前記の眼の組織病理の存在及び前記の眼の組織病理の厚さのうちの少なくとも1つを決定することによって、前記の眼の組織病理を特定する、請求項1に記載の方法。
  5. 前記画像化プロセッサが、
    前記プロセッサにより一連の標的点に対応する一組の画像情報を組み立てること、及び
    前記一連の標的点に沿った前記画像情報を比較することにより前記の眼の組織病理を特定すること
    によって、前記の眼の組織病理を特定する、請求項1に記載の方法。
  6. 前記画像化プロセッサが、
    前記一連の標的点に沿った画像情報を平均化すること、
    カルマンフィルタで前記一連の標的点に沿った画像情報をフィルタリングすること、
    線形回帰技術を用いること、
    主成分分析技術を用いること、及び
    少なくとも1つの画像情報を少なくとも1つの組織構造に相関させる参照表を用いること、
    によって、前記の眼の病理組織を特定する、請求項5に記載の方法。
  7. 前記装置が、メモリ回路を含む更なる装置を含み、前記メモリ回路が、前記軸走査器からの前記画像データ及び少なくとも1つの構成パラメータを記憶する、請求項1に記載の方法。
  8. 前記軸走査器の前記プローブが画像データを測定する前に前記眼に挿入可能なプローブである、請求項1に記載の方法。
  9. 前記信号が、前記使用者に視覚信号及び非視覚信号のうちの1つを含む、請求項1に記載の方法。
  10. 前記信号が、前記プローブを新しい点に移動させる表示器を含む、請求項1に記載の方法。
  11. 画像データを前記測定することが、
    光干渉断層撮影画像化システムで、ある範囲の深さについての画像データを測定することを含む、請求項1に記載の方法。
  12. 眼の組織病理を判定する装置であって、
    眼内の標的点に対応するある範囲の深さについての眼の画像データを測定するために、眼に挿入され、かつ走査線に沿って動くように構成された、プローブを伴う軸走査器;
    前記走査線に沿って組織層の境界を示す前記画像データから眼の画像情報を判定し、かつ、走査線の第1の部分での組織層の境界を示す2以上の画像特徴を、異なった、走査線の第2の部分での組織層の境界を示す2以上の画像特徴と比較することによって、前記画像情報から前記標的点に対応する眼の組織病理を特定するように構成された、画像化プロセッサ;及び
    画像化プロセッサによって特定された眼の組織病理に基づいて、眼の組織病理の特定の種類を示すように、使用者に信号を送るように構成された、使用者の表示器、ここで、前記信号は外科用顕微鏡から視線をそらさせることなく使用者に感知される、
    を備える装置。
  13. 前記画像データが反射強度、散乱振幅、吸収率、ノイズ、揺らぎ、及び光学データのうちの1つである、請求項12に記載の装置。
  14. 前記軸走査器が:
    光干渉断層撮影画像化システムを含む、請求項12に記載の装置。
  15. 前記画像化プロセッサが2つ以上の画像特徴であって、画像特徴が、深さの関数としての前記画像データのピーク、谷、最大、最小、中間点、遷移点、及び平坦域のうちの1つである、2つ以上の画像特徴を特定するように;かつ
    前記特定した画像特徴のうちの2つの間の深さの差を測定するように構成され、前記深さの差が、前記画像情報の部分である、請求項12に記載の装置。
  16. 前記画像化プロセッサが前記画像情報に基づいて前記組織病理の存在及び前記組織病理の厚さのうちの少なくとも1つを判定するように構成される、請求項12に記載の装置。
  17. 前記装置が画像化プロセッサに連結したメモリを含み;かつ
    前記画像化プロセッサが、前記メモリの助けで一連の標的点に対応する一組の画像情報を組み立てるように、かつ
    前記一連の標的点に沿った前記画像情報を比較することにより前記組織病理を特定するように構成される、請求項12に記載の装置。
  18. 前記画像化プロセッサが前記一連の標的点に沿った画像情報を平均化すること、
    カルマンフィルタで前記一連の標的点に沿った画像情報をフィルタリングすること、
    線形回帰技術を用いること、
    主成分分析技術を用いること及び
    少なくとも1つの画像情報を少なくとも1つの組織構造に相関させる参照表を用いること、
    のうちの少なくとも1つにより前記組織病理を特定するように構成される、請求項17に記載の装置。
  19. 前記使用者の表示器が前記使用者に非視覚信号を提供するように構成される、請求項12に記載の装置。
  20. 前記使用者の表示器が前記プローブを新しい点に移動させる信号を提供するように構成される、請求項12に記載の装置。
  21. 前記使用者の表示器が表示器信号を外科用顕微鏡の視野に投影するように構成された、前記プローブの遠位末端に連結された視覚表示器である、請求項12に記載の装置。
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