JP6530149B1 - 均質化したたばこ材料のキャストシートを調製する方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、均質化したたばこ材料のキャストシートを調製する方法に関し、前記方法は、・水(6)を用いてセルロース繊維(5)をパルプ化すること(108)と、・一つ以上のたばこタイプのたばこのブレンドを粉砕して(102,106)たばこ粒子(10)にすることと、・パルプ化されたセルロース繊維をたばこ粒子および結合剤(8)と組み合わせて(107)スラリーを形成することと、・スラリーを均質化することと、・スラリーをキャスティングして(110)、スラリーから均質化したたばこ材料のキャストシートを形成することと、・キャストシートの所望でない部分を廃棄すること(112)と、・キャストシートの廃棄された所望でない部分(9)をスラリーの中へと導入すること(113)と、を含む。【選択図】図5

Description

本発明は、均質化したたばこ材料のキャストシートを調製する方法に関する。
今日では、たばこ製品の製造において、たばこ葉の他に均質化したたばこ材料も使用される。この均質化したたばこ材料は一般的に、カットフィラーの製造にあまり適していないたばこ植物の部分(例えば、たばこ茎またはたばこダスト)から製造される。一般に、たばこダストは製造中にたばこ葉の取り扱いの間に副産物として作り出される。
均質化したたばこ材料の最も一般的に使用される形態は、再構成たばこシートおよびキャストリーフである。均質化したたばこ材料シートを形成するプロセスは一般的に、粉砕されたたばこと結合剤を混合してスラリーを形成する工程を含む。次にスラリーは、例えば、いわゆるキャストリーフを製造するために粘性のあるスラリーを、移動する金属ベルト上にキャスティングすることによって、たばこウェブを作り出すために使用される。別の方法として、製紙と似たプロセスで再構成たばこを作り出すために、粘性が低くかつ含水量が高いスラリーを使用することができる。調製されると、紙巻たばこおよび他の喫煙物品のために適切なたばこカットフィラーを製造するための葉たばこと類似した様式で、均質化したたばこウェブまたはシートを切断してもよい。
しかし、均質化したたばこシートまたはキャストリーフを作り出すためのこうしたやり方は、比較的大量の廃材を発生させる場合がある。
この廃材の一部は、キャスティングプロセス中または乾燥プロセス中に、キャストリーフ内での欠陥の形成に起因して作り出される場合があり、これによって欠陥のあるキャストリーフの部分を除外する。
製造開始時に、エアロゾル発生物品に適している所定のキャストリーフの坪量に達するようにキャストリーフの坪量が調節される時に、その他の廃材が発生する場合がある。一般的に、キャスティングプロセスの開始時でのキャストリーフの最初の部分は所望の坪量ではなく、従ってこれは廃棄される。
キャストリーフが巻かれるボビンを準備する時にも、その他の廃材が発生する場合がある。一般的にキャストリーフの幅は厳密にボビンの幅の倍数ではなく、従ってたばこのキャストリーフにはいくらか余分な幅がある場合があり、これは、例えばマスターボビンの横方向の側面上でボビンの幅に適合するようにトリミングされる必要がある。
上述のたばこキャストリーフの廃材は場合によって、製造されたキャストリーフの全体の約3パーセントから最高約20パーセントに相当しうる。キャストリーフはたばこの含有量が高いことが好ましく、この廃材に含まれる比較的「高価な」構成要素の割合は高いため、発生したこの廃材は、大量の未使用材料に起因する製造ロスだけでなく、無視できない費用の無駄をも意味する。
さらに、エアロゾル発生物品内で、均質化したたばこ材料中に存在するたばこは一般に、たばこのみであるか、またはエアロゾル発生物品中に存在するたばこの大部分を含む。これは、こうしたエアロゾル発生物品によって発生されるエアロゾル組成が、均質化したたばこ材料のみに実質的に基づくことを意味する。それ故に、例えばエアロゾルの味わいの制御のためには、均質化したたばこ材料の組成にわたる良好な制御を有することが重要である。
従って、廃棄物の量が最小化され、かつ同時にキャストシート製造の良好な制御が維持される、エアロゾル発生物品で使用する均質化したたばこ材料のキャストシートを調製するための新しい方法に対するニーズがある。
一態様によると、本発明は均質化したたばこ材料のキャストシートを調製する方法に関し、前記方法は、水を用いてセルロース繊維をパルプ化することと、一つ以上のたばこタイプのたばこのブレンドを粉砕してたばこ粒子にすることと、パルプ化されたセルロース繊維をたばこ粒子および結合剤と組み合わせてスラリーを形成することと、スラリーを均質化することと、スラリーをキャスティングして均質化したたばこ材料のキャストシートをスラリーから形成することと、キャストシートの所望でない部分を廃棄することと、キャストシートの廃棄された所望でない部分をスラリーの中へと導入することと、を含む。
本発明によると、先行技術において廃材と見なされ、廃棄されるキャストシート部分は、今では新しいスラリーの形成で再使用される。それ故にスラリーの調製は、廃棄されたキャストシートがスラリーの中へと再導入され、その他の成分が添加される工程を含み、そのため新しいキャストシートの一部となるように残りのスラリー成分で均質化することができる。廃棄されたキャストシートが欠陥(最適でない坪量など)を呈する場合があるという事実によって、その再使用が避けられることはなく、その理由は、廃棄されたキャストシートの所望でない部分が均質化中に再びスラリーとなり、従ってこの欠陥がなくなるからであり、またはどのような場合でも、欠陥が新しいキャストシートの形成を妨げないからである。
「均質化したたばこ材料」という用語は本明細書を通して、たばこ材料の粒子の凝集によって形成される任意のたばこ材料を含むように使用される。本発明では、均質化したたばこのシートまたはウェブは、例えば、たばこ葉ラミナ、たばこ葉茎またはそれらのブレンドを粉砕することによって、またはその他の方法で粉末化することによって得られた粒子状たばこを凝集することによって形成される。
さらに、均質化したたばこ材料は、たばこの処理、取り扱い、および発送の間に形成された少量のたばこダスト、たばこ微粉、およびその他の粒子状たばこ副産物のうちの一つ以上を含んでもよい。
このスラリーは、多くの異なる構成要素または成分を含んでもよい。これらの構成要素は均質化したたばこ材料の特性に影響を与える。第一の成分はたばこ粉末ブレンドであり、これはスラリー中に存在するたばこの大部分を含有することが好ましい。たばこ粉末ブレンドは均質化したたばこ材料中のたばこの大部分の供給源であり、それ故に、例えば均質化したたばこ材料を加熱することによって生成されるエアロゾルなどの最終生成物に風味を与えるものである。本発明において、スラリーの中に導入されるたばこ粉末は、適切にブレンドされた異なるたばこタイプのたばこラミナおよびたばこ茎によって形成されることが好ましい。ここでは、「たばこタイプ」という用語は、ブライトたばこ、ダークたばこ、およびアロマティックたばこの三つの主要なグループの中の、たばこの異なる品種のうちの一つを指す。
たばこ材料ウェブの引張強さを増加するために、強化剤として作用する、セルロース繊維を含有するセルロースパルプがスラリーに添加されることが好ましい。均質化したシートの引張特性を強化するために、およびエアロゾルの形成を促進するために、結合剤およびエアロゾル形成体が添加されることも好ましい。さらに、均質化したたばこ材料のウェブをキャスティングするために最適なある一定の粘性および水分に達するために、水がスラリーに添加されてもよい。スラリーは、可能な限り均質にするために混合される。
異なるたばこタイプをブレンドすることが、粉砕の後で実施されることが好ましい。本発明によると、所望のブレンドを得るために、異なるたばこタイプが選択される。たばこタイプの粉砕は、二つの工程で実施されることが好ましく、第一の粗い粉砕工程の後に細かい粉砕工程が続く。有利なことに、ブレンドする工程は粗く粉砕する工程の後に続く。この段階では、粗く粉砕されたたばこ材料の取り扱いは依然として簡単である。同時に、これによって単一の製造施設においてインラインでブレンドできるようになる。さらに、ブレンドしたたばこ葉または細片の中間的な箱詰めプロセスおよび保存プロセスが必要とされない。有利なことに、たばこ粉末用に選択されたたばこを、たばこ葉用の標準的な発送用クレートに入れて、粗く粉砕されたたばこ粒子の製造施設に届けることができる。粗く粉砕されたたばこ粒子が製造される施設の出口では、粗く粉砕されたたばこ粒子を微粉砕・キャスティング機械にインラインで移送することができる。粗く粉砕されたたばこ粒子を梱包し、微粉砕・キャスティング機械を有する施設に発送してもよい。細かく粉砕した後のたばこ粉末の物理的特性のため(例えば、内因性結合剤の放出につながるたばこの保護的な細胞構造の破壊のため)、微粉砕・キャスティング機械は同一の場所にあることが好ましい。
セルロースパルプと、ブレンドを形成するたばこ粒子と、結合剤とが一緒に添加され、こうして、例えば混合することによって、均質なスラリーが製造されるように均質化される。
次にスラリーは、均質化したたばこ材料のキャストシート(または、キャストリーフとも呼ばれる)を形成するためにキャストされる。次に、例えばエアロゾルを生成するために加熱されるエアロゾル発生物品の構成要素とするために、キャストシートをさらに処理または加工することが好ましい。例えば、これらのさらなる加工工程または処理工程は、乾燥工程、巻き取り工程、切断工程、捲縮工程、またはその他の工程のうちのいずれかを含んでもよい。
均質化したたばこキャストシートを実現する工程のうちのいずれかにおいて、シート自体の部分が無視されるために選択されてもよい。これらの無視されることが好ましい部分は、例えば欠陥のある部分、すなわち一つ以上の欠陥を含む部分、または所望の仕様外の部分(例えば、スラリー凝集、ドラッガを含むシートの部分、もしくは所望の厚さまたは均一性を有しないシートの一部など)であってもよい。さらに、無視されるこれらのキャストシート部分は、所望の仕様を満たす場合があるが、過剰である(例えば、キャストシートが巻かれるボビンのサイズを超えている)ため、トリミングされる必要がある。製造プロセス中または製造プロセス後に、欠陥がある、もしくは過剰である、またはいずれにせよ何らかの理由でキャストシートから取り除かれた、廃棄されるすべてのキャストシート部分は以下、キャストシートの「所望でない部分」と呼ばれる。
これらの部分は廃棄されるために、キャストシートの残りの部分から取り除かれる。先行技術において、これらの部分は、キャストシートの製造のプロセス中に発生する廃材の一部を占める。
本発明によると、これらの部分はスラリーの中に再導入される。例えば、スラリーがタンクの内部で調製される場合、所望でない部分は、新しいキャストシートへとキャストされるために、再びスラリーの一部となるようにタンクの内部に導入される。所望でない部分は残りのスラリーの中で溶解され、所望でない部分を含むスラリーは均質であることが好ましい。このようにして、キャストシートの所望でない部分を形成する材料は廃棄されず、さらなるキャストシートの形成において再使用される。
さらなる態様によると、本発明は、均質化したたばこ材料のキャストシートを調製する方法に関し、前記方法は、スラリーの第一のバッチを形成することを含み、前記形成は、水を用いてセルロース繊維をパルプ化することと、一つ以上のたばこタイプのたばこのブレンドを粉砕してたばこ粒子にすることと、パルプ化されたセルロース繊維をたばこ粒子および結合剤と組み合わせてスラリーを形成することと、スラリーを均質化することと、を含む。さらに、方法はまた、スラリーをキャスティングしてスラリーから均質化したたばこ材料のキャストシートを形成することと、キャストシートの所望でない部分を廃棄することと、スラリーの第二のバッチを形成することとを含む。第二の形成は、水を用いてセルロース繊維をパルプ化することと、一つ以上のたばこタイプのたばこのブレンドを粉砕してたばこ粒子にすることと、パルプ化されたセルロース繊維をたばこ粒子および結合剤と組み合わせてスラリーを形成することと、スラリーを均質化することと、キャストシートの廃棄された所望でない部分をスラリーの中へと導入することとを含む。
前の態様においてのように、幾つかの成分の組み合わせによってスラリーが形成され、これは均質化され、その後キャストされる。キャストシートの所望でない部分は、こうして取り除かれる。これらの部分は、スラリーのバッチのさらなる後続の製造で再使用される。このようにして、スラリーの各々の後続の製造において、スラリーの以前のバッチのうちの一つ以上を使用して製造されたキャストシートの一部の所望でない部分は、新しいキャストシートを形成するために導入される。スラリーは、その形成を適切に制御できるようにバッチで製造されることが好ましい。
キャストシートの廃棄された所望でない部分をスラリーの中へと導入する工程は、パルプ化されたセルロース繊維をたばこ粒子と組み合わせる前に行われることが好ましい。スラリーの中にたばこ粒子が導入される前に、キャストシートの廃棄された所望でない部分をスラリーの中へと、または次のスラリーバッチの一つの中へと戻すことは有利であり、その理由は、たばこ導入前のスラリーがより流動的であり、従ってスラリー内でのキャストシートの所望でない部分の溶解が比較的速くかつ効率的であるからである。キャストシートの所望でない部分がたばこ粒子の後でスラリーの中へと添加される場合、スラリーの均質化のプロセスは満足のいくように実施されることができるが、スラリーの粘性がより高いため恐らくより長くなり、かつ準最適になり、すなわち廃棄された部分の一部が均質化されない可能性がある。
方法は、たばこ粒子をパルプ化されたセルロース繊維と組み合わせる工程の前に、キャストシートの廃棄された所望でない部分をパルプ化されたセルロース繊維と混合することを含むことがより好ましい。このようにして、たばこ粒子の添加の前に、キャストシートの所望でない部分はスラリーの中で実質的に溶解され、またたばこ粒子の添加は、スラリーが均質な時に行われる。たばこ粒子の添加に起因する粘性の増加は従って、スラリー自体の質を妨げない。混合は、たばこ粒子をスラリーの中へと導入する少なくとも約5分〜約10分前までに終了することが好ましい。
有利なことに、キャストシートの所望でないたばこ部分の大半、すなわち単一のスラリーバッチ内に添加される所望でないたばこ部分の総量の少なくとも約70パーセントは、たばこ粒子ブレンドの量がやや少ない、すなわち好ましくは約10パーセントを下回る時にスラリーに添加される。
方法は、乾燥重量でスラリーの中に存在するたばこの総量を選択する工程と、スラリーの中に導入されるキャストシートの廃棄された所望でない部分の中に存在するたばこの量を乾燥重量で判定する工程と、スラリーの中に既に導入されたキャストシートの廃棄された所望でない部分の中に存在するたばこの量と合計した時に、スラリー内のたばこの前記選択された総量に達するために、ある量のたばこ粒子をスラリーに添加する工程とを含むことが好ましい。スラリーは、所望のキャストシートの特性に応じて、または例えばエアロゾル発生物品内の均質化したたばこシートを加熱して生成されることができるエアロゾルの所望の感覚刺激特性に応じて、所定の量の各々の成分を含むことが好ましい。従って、スラリーバッチ内に導入される乾燥重量でのたばこ粒子の量は、所望のキャストシートに応じて所定の範囲内になるように制御される。廃棄された所望でないキャストシート部分を添加しないバッチの製造における量と同一の量のたばこ粒子がスラリーに添加される場合、特定の範囲外のたばこ量が得られるであろう。従って、たばこの総量がスラリーの中へと存在するように、キャストシートの所望でない部分の導入に起因してスラリーの中に既に存在するたばこの量を計算し、次にこれをスラリーに添加されるたばこ粒子の総量から引くことが好ましい。
一つ以上のたばこタイプのたばこのブレンドを得るために、方法は、ブライトたばこ、ダークたばこ、アロマティックたばこ、フィラーたばこのうちの一つ以上のたばこタイプをブレンドする工程を含むことが好ましい。「たばこタイプ」という用語は、たばこの異なる品種のうちの一つを意味する。本発明に関しては、これらの異なるたばこタイプは、ブライトたばこ、ダークたばこおよびアロマティックたばこの三つの主な群に区別される。これらの三つの群間の区別は、たばこがたばこ製品において、さらに加工される前に受ける乾燥処理に基づく。
ブライトたばこは、一般的に大きく、明るい色の葉を有するたばこである。本明細書を通して、「ブライトたばこ」という用語は熱風送管乾燥処理されたたばこに対して使用される。ブライトたばこの例としては、中国産の熱風送管乾燥処理されたたばこ、ブラジル産の熱風送管乾燥処理されたたばこ、米国産の熱風送管乾燥処理されたたばこ(バージニアたばこなど)、インド産の熱風送管乾燥処理されたたばこ、タンザニア産の熱風送管乾燥処理されたたばこ、または他のアフリカ産の熱風送管乾燥処理されたたばこが挙げられる。ブライトたばこは、糖対窒素の比が高いことによって特徴付けられる。感覚的な見方からは、ブライトたばこは乾燥処理後に、スパイスが効いていて活気のある感覚を伴うたばこタイプである。本発明によると、ブライトたばこは、還元糖の含有量が葉の乾燥重量基準で約2.5パーセント〜約20パーセントであり、かつ総アンモニア含有量が葉の乾燥重量基準で約0.12パーセント未満であるたばこであってもよい。還元糖には、例えばグルコースまたはフルクトースが含まれる。総アンモニアには、例えばアンモニアおよびアンモニア塩が含まれる。
ダークたばこは、一般的に大きく暗い色の葉を有するたばこである。本明細書を通して、「ダークたばこ」という用語は空気乾燥処理したたばこに対して使用される。さらに、ダークたばこは発酵していてもよい。主として噛みタバコ、嗅ぎたばこ、葉巻たばこ、およびパイプブレンド用に使用されるたばこもこの範疇に含まれる。感覚的な見方からは、ダークたばこは、乾燥処理後、スモーキーでダークシガータイプの感覚を伴うたばこタイプである。ダークたばこは糖対窒素の比が低いことによって特徴付けられる。ダークたばこに対する例は、バーレーマラウイまたは他のアフリカンバーレー、乾燥処理したダークブラジルガルパオ、日光乾燥処理または空気乾燥処理したインドネシアカストリ(Kasturi)である。本発明によると、ダークたばこは、還元糖の含有量が葉の乾燥重量基準で約5パーセント未満であり、かつ総アンモニア含有量が葉の乾燥重量基準で最高約0.5パーセントであるたばこである。
アロマティックたばこは、しばしば小さい明るい色の葉を有するたばこである。本明細書を通して、「アロマティックたばこ」という用語は、芳香成分含有量、例えば精油の含有量が高い他のたばこに対して使用される。感覚的な見方からは、アロマティックたばこは、乾燥処理後、スパイスが効いていて芳しい感覚を伴うたばこタイプである。アロマティックたばこの例には、グリークオリエント、オリエントターキー、セミオリエントたばこであるが火力乾燥処理されたたばこ、ペリクなどのUSバーレー、ルスティカ、USバーレーまたはメリーランドがある。
さらに、ブレンドは、いわゆるフィラーたばこも含んでもよい。フィラーたばこは具体的なたばこタイプではないが、ブレンドで使用され、かつ最終生成物に特定の特徴的な芳香の方向性をもたらさないその他のたばこタイプを補完するために主に使用されるたばこタイプを含む。フィラーたばこの例は、他のたばこタイプの茎、中央脈、または葉柄である。具体的な例は、ブラジル産の熱風送管乾燥された葉柄下部の熱風送管乾燥処理された茎でありうる。
たばこ葉は、それぞれのたばこタイプ内でさらに等級分けされ、例えば原産地、タバコ植物での葉の位置、色、表面性状、サイズ、形状に関して等級分けされる。たばこ葉のこれらの特徴および他の特徴は、たばこブレンドを形成するために使用される。たばこのブレンドは、同一のタイプまたは異なるタイプに属するたばこの混合物であり、その結果、たばこブレンドは凝集した特定の特徴を有する。この特徴は例えば、加熱または燃焼された時の独特の味わいまたは特定のエアロゾルの組成とすることができる。ブレンドは、一方の他方に対する所与の比率の特定のたばこタイプおよび等級を含む。
本発明によると、同一のたばこタイプ内での異なる等級は、各ブレンド構成要素のばらつきを低減するためにクロスブレンドされてもよい。
本発明の方法は、結合剤をエアロゾル形成体と組み合わせる工程と、この組み合わせをスラリーに添加する工程とを含むことが好ましい。残りのスラリーを混合する前に結合剤とエアロゾル形成体を予混合することに利点があり、そうしない場合、結合剤は水と接触した時にゲル化する場合がある。ゲル化は、均質化したたばこ材料の製造に使用されるスラリーの意図しない不均一な混合につながる場合がある。このゲル化を可能な限り回避または遅延させるために、結合剤とエアロゾル形成体とが懸濁液を形成することができるように、任意の他の化合物をスラリーの中に導入する前に結合剤とエアロゾル形成体を混練することが好ましい。
方法は、水を用いてセルロース繊維をパルプ化し、かつパルプ化した繊維をタンクに添加する工程と、結合剤をタンクに添加する工程と、たばこ粒子をタンクに添加する工程と、たばこ粒子を添加する前にキャストシートの廃棄された所望でない部分をタンクの中へと添加する工程とを含むことが好ましい。スラリー調製はタンクの内部で、例えばミキサーのタンク内で行われることが好ましい。タンクは、バッチのために一般的に形成された量のスラリーを収容するための寸法にされる。
キャストシートの廃棄された所望でない部分をスラリーの中へと導入する工程は、キャストシートの前記廃棄された所望でない部分の中に存在するたばこのブレンドが、前記たばこ粒子内のたばこのブレンドと同一である場合にのみ行われることが好ましい。均質化したたばこシートは、例えば紙巻たばこ内の伝統的な喫煙物品のように、たばこの特定のブレンド、すなわち異なるタイプのたばこのブレンドを特定の割合で含むことが好ましい。たばこタイプのブレンドは、最終生成物の数多くの特徴を感覚的な観点から決定する場合がある。従って、スラリーの中に存在する異なるたばこタイプの比率を変化させないために、すなわちスラリーバッチの所望のブレンドを変化させないために、所与のブレンドを用いて形成されたスラリーを使用して製造されたキャストシートの廃棄された所望でない部分のみが、同一の所与のブレンドを用いて形成されたスラリーに添加され、そのため異なるたばこタイプの比または比率は同じままである。
方法は、スラリーの乾燥重量基準で約50パーセント〜約93パーセントの総量のたばこを得るように、たばこ粒子およびキャストシートの廃棄された所望でない部分をスラリーの中へと添加する工程を含むことが好ましい。均質化したたばこ材料中に存在するたばこは、たばこの大部分、または実質的に、エアロゾル発生物品中に存在するたばこの総量さえも構成してもよい。エアロゾルの特性(例えば、その風味)への影響は、主に均質化したたばこ材料に由来する場合がある。
方法は、スラリーの乾燥重量基準で約1パーセント〜約25パーセントの量のキャストシートの所望でない部分をスラリーの中に添加する工程を含むことが好ましい。スラリーの中に導入されるキャストシートの所望でない部分の組成およびスラリーの組成は、スラリーの組成と同一であることが好ましいため、スラリーの中に導入されるキャストシートの所望でない部分の量を比較的多くすることができ、それ故に廃棄された部分の添加は新しいキャストたばこシートの所望の特性を変化させない。
この方法は均質化したたばこ材料のキャストシートを乾燥する工程を含むことが好ましい。均質化したたばこ材料のウェブは、上述のように調製されたスラリーを支持表面上でキャスティングすることを一般的に含む種類のキャスティングプロセスによって形成されることが好ましい。次に、均質化したたばこ材料のウェブを形成するためにキャストウェブを乾燥し、その後、支持表面から取り外すことが好ましい。
キャスティングでの前記均質化したたばこ材料ウェブの水分は、キャスティングでの均質化したたばこ材料ウェブの総重量の約60重量パーセント〜約80重量パーセントであることが好ましい。均質化したたばこ材料を製造する方法は、前記均質化したたばこ材料を乾燥し、前記均質化したたばこ材料を巻き取る工程を含むことが好ましい。巻き取り後の均質化したたばこ材料ウェブの水分は、均質化したたばこ材料ウェブの乾燥重量の約7パーセント〜約15パーセントであることが好ましい。巻き取りでの前記均質化したたばこ材料ウェブの水分は、均質化したたばこ材料ウェブの乾燥重量の約8パーセント〜約12パーセントであることが好ましい。
方法は、前記スラリーの乾燥重量基準で約1パーセント〜約5パーセントの量の結合剤をスラリーに添加することを含むことが好ましい。本発明の方法は、均質化したたばこ材料の乾燥重量基準で約1パーセント〜約5パーセントの異なるたばこタイプのブレンドに結合剤を添加する工程を含むことが好ましい。本発明のプロセスで使用されるたばこ粉末のサイズを制御することに加えて、たばこ粉末が均質化したたばこウェブを通して実質的に分散したままになることを確実にするために、本明細書に記載されているガムまたはペクチンのいずれかなどの結合剤を添加することも有利である。ガムの記述的な検討のためには、Gums And Stabilizers For The Food Industry,IRL Press(G.O.Phillip et al.eds.1988)、Whistler, Industrial Gums:Polysaccharides And Their Derivatives,Academic Press(2d ed.1973)、およびLawrence,Natural Gums For Edible Purposes,Noyes Data Corp.(1976)を参照されたい。
任意の結合剤を採用してもよいが、好ましい結合剤は、天然ペクチン(果実ペクチン、柑橘類ペクチン、またはたばこペクチンなど)、グアーガム(ヒドロキシエチルグアーおよびヒドロキシプロピルグアーなど)、ローカストビーンガム(ヒドロキシエチルおよびヒドロキシプロピルローカストビーンガムなど)、アルギネート、デンプン(変性デンプンまたは誘導体化デンプンなど)、セルロース(メチルセルロース、エチルセルロース、エチルヒドロキシメチルセルロース、およびカルボキシメチルセルロースなど)、タマリンドガム、デキストラン、プラロン、コンニャク粉、キサンタンガム、およびこれに類するものである。本発明で使用するために特に好ましい結合剤はグアーである。
方法は、前記均質化したたばこ材料の乾燥重量基準で約5パーセント〜約30パーセントの量のエアロゾル形成体をスラリーに添加することを含むことが好ましい。均質化したたばこ材料のウェブのためのスラリーに含むための適切なエアロゾル形成体は当業界で周知であり、一価アルコール(メントールのような)、多価アルコール(トリエチレングリコール、1,3−ブタンジオールおよびグリセリンなど)、多価アルコールのエステル(グリセロールモノアセテート、ジアセテートまたはトリアセテートなど)、およびモノカルボン酸、ジカルボン酸またはポリカルボン酸の脂肪族エステル(ドデカン二酸ジメチルおよびテトラデカン二酸ジメチルなど)が挙げられるが、これに限定されない。
例えば、本明細書による均質化したたばこ材料が加熱式エアロゾル発生物品のエアロゾル形成基体として使用されるように意図されている場合、均質化されたたばこ材料のウェブは、乾燥重量基準で約5重量パーセント〜約30重量パーセントのエアロゾル形成体または保湿剤含有量を有してもよく、約15パーセント〜約20パーセントであることが好ましい。発熱体を有する電気的に作動するエアロゾル発生システムでの使用が意図されている均質化したたばこ材料は、約5パーセント〜約30パーセントを超えるエアロゾル形成体を含むことが好ましい場合がある。発熱体を有する電気的に作動するエアロゾル発生システムでの使用が意図されている均質化したたばこ材料では、エアロゾル形成体はグリセロールであることが好ましい場合がある。
本発明による方法は、前記スラリーの乾燥重量基準で約1パーセント〜約3パーセントの量のセルロース繊維をスラリーに添加する工程を含むことが好ましい。
セルロースパルプは、水およびセルロース繊維を含む。均質化したたばこ材料のためのスラリーの中に含むためのセルロース繊維は当業界において周知であり、これには例えば、柔らかい木材繊維、堅い木材繊維、ジュート繊維、亜麻繊維、たばこ繊維、およびこれらの組み合わせが含まれるが、これらに限定されない。セルロース繊維は、パルプ化に加えて、精製、機械的パルプ化、化学的パルプ化、漂白、硫酸塩パルプ化、およびこれらの組み合わせなどの適切な処理を受けてもよい。
繊維粒子は、たばこ茎材料、葉柄、または他のたばこ植物材料を含んでもよい。木材繊維などのセルロースベースの繊維はリグニン含有量が低いことが好ましい。繊維粒子は、キャストリーフのために十分な引張強さを生成するという所望に基づいて選択されてもよい。別の方法として、植物繊維などの繊維を上記の繊維とともに、またはその代替として使用してもよく、これには大麻および竹が含まれる。
切断されてエアロゾル発生装置内に導入されるために、スラリーから最終的な均質化したたばこ材料への処理中に、均質化したたばこシートは多くの場合で、湿潤、移動、乾燥、および切断に耐える必要がある。均質化したたばこウェブが破壊および欠陥形成を最小限に抑えつつ処理の厳しさに耐える能力は、たばこ材料の損失を減少させるため、非常に望ましい特性である。スラリー内へのセルロース繊維の導入は、強化剤として作用して、材料ウェブの牽引に対する引張強さを増加する。従ってセルロース繊維の添加は均質化したたばこ材料ウェブの弾力を増加し、それ故にエアロゾル発生装置および他の喫煙物品の製造コストを低減する場合がある。
特に均質化したたばこウェブを形成するためにスラリーをキャスティングする工程の前のスラリーの密度は、ウェブ自体の最終品質を決定する上で重要である。適切なスラリー密度および均質性は、欠陥の数を最小化し、またウェブの引張強さを最大化する。
本発明を、添付図面を参照しながら、例証としてのみであるがさらに説明する。
図1は、本発明による均質化したたばこ材料のためのスラリーを製造する方法の流れ図を示す。 図2は、図1の方法のブロック図の異形を示す。 図3は、本発明による均質化したたばこ材料の製造方法のブロック図を示す。 図4は、図1、図2、または図3の方法の工程のうちの一つの拡大図を示す。 図5は、図1、図2、または図3の方法の工程のうちの一つの拡大図を示す。 図6は、図1および図2の方法を実施するための装置の概略図を示す。 図7は、図3の方法を実施するため装置の概略図を示す。
最初に図1を参照すると、本発明によるスラリーの製造方法が示されている。本発明の方法の第一の工程は、均質化したたばこ材料を製造するためのたばこブレンドに使用されるたばこタイプおよびたばこ等級の選択100である。本方法で使用されるたばこタイプおよびたばこ等級は、例えばブライトたばこ、ダークたばこ、アロマティックたばこ、およびフィラーたばこである。
均質化したたばこ材料のために使用される製造が意図されている選択されたたばこタイプおよびたばこ等級のみが、本発明の方法の以下の工程による処理を受ける。
方法は、選択したたばこを設置するさらなる工程101を含む。この工程は、例えば製品追跡およびトレーサビリティのためにバーコードリーダーによって検証することができる等級および量などのたばこの完全性を点検する工程を含んでもよい。たばこの葉は、収穫および乾燥処理の後、例えば葉柄位置、品質、および色を記述する等級が与えられる。
さらに、均質化したたばこ材料の製造のためにたばこを製造施設に発送する場合には、設置する工程101は、たばこ箱を再度箱詰めする工程またはたばこ箱のケースを開ける工程も含んでもよい。次に、再度箱詰めされたたばこは、たばこを計量するために計量ステーションに供給されることが好ましい。
さらに、たばこを設置する工程101は、たばこ葉が通常、発送のために発送箱内でベール梱包へと圧縮されているので、必要に応じてベール梱包を開く工程を含んでもよい。
以下に詳細に述べるように、各たばこタイプに対して以下の工程が実施される。その後これらの工程は等級毎に実施されてもよく、その結果一つの生産ラインのみを必要とする。別の方法として、異なるたばこタイプは分離したラインで処理されてもよい。一部のたばこタイプに対する処理工程が異なる場合、これは有利である場合がある。例えば、従来の主なたばこプロセスでは、ダークたばこはさらなるケーシングを受けることが多く、ブライトたばことダークたばこは少なくとも部分的に、別個のプロセスで処理される。ところが、本発明によると、均質化したたばこウェブの形成の前にブレンドされたたばこ粉末にケーシングを添加しないことが好ましい。
さらに、本発明の方法はたばこ葉を粗く粉砕する工程102を含む。
本発明の方法の異形によると、図2に図示するように、たばこを設置する工程101の後で、かつたばこを粗く粉砕する工程102の前に、さらに細断する工程103が実施される。細断する工程103では、たばこは、好ましくは平均サイズが約2ミリメートル〜約100ミリメートルである細片へと細断される。
細断する工程103の後、細片から非たばこ材料を取り除く工程を実施することが好ましい(図1および図2に図示せず)。
その後、細断されたたばこは、粗く粉砕する工程102に向かって輸送される。たばこ葉の細片を粗く粉砕するためのミルへのたばこの流量を制御および測定することが好ましい。
粗く粉砕する工程102では、たばこ細片は約0.25ミリメートル〜約2ミリメートルの平均粒子サイズまで減少することが好ましい。この段階では、たばこ粒子はその細胞がまだ実質的に損傷されておらず、また結果として得られる粒子はこれに関連する輸送問題をもたらさない。
本発明の方法は、粗く粉砕されたたばこを包装および発送する工程を含む随意の工程104(図2に図示)を含んでもよい。本発明の方法の粗く粉砕する工程102およびその後の工程が異なる製造施設で実施される場合には、この工程104が実施される。
粗く粉砕する工程102の後、たばこ粒子は、ブレンドする工程105に(例えば、空気式移動によって)輸送されることが好ましい。別の方法として、粗く粉砕する工程102の前にブレンドする工程105を実施することが可能であり、または存在する場合には、細断する工程103の前にブレンドする工程105を実施することが可能であり、別の方法として、細断する工程103と粗く粉砕する工程102の間にブレンドする工程105を実施することが可能である。
ブレンドする工程105において、たばこブレンドのために選択された異なるたばこタイプのすべての粗く粉砕されたたばこ粒子はブレンドされる。従って、ブレンドする工程105は、すべての選択されたたばこタイプに対して単一の工程である。これは、ブレンドする工程の後は、すべての異なるたばこタイプに対して単一のプロセスラインのみが必要であることを意味する。
ブレンドする工程105において、粒子状の様々なたばこタイプの混合を実施することが好ましい。たばこブレンドの特性のうちの一つ以上を測定および制御する工程を実施することが好ましい。本発明によると、望ましいブレンドが得られるようにたばこの流れを制御してもよい。図4では、ブレンドする工程105の間の様々なたばこタイプの導入を示す。
当然のことながら、各たばこタイプはそれ自体が下位ブレンドである可能性があり、言い換えれば、「ブライトたばこタイプ」は、例えば異なる等級のバージニアたばことブラジル熱風送管乾燥処理たばこのブレンドである可能性がある。
ブレンドする工程105の後、好ましくは約0.03ミリメートル〜約0.12ミリメートルのたばこ粉末平均サイズまで細かく粉砕する工程106が実施される。この細かく粉砕する工程106は、たばこのサイズをスラリーの調製のために適切な粉末サイズまで小さくする。この細かく粉砕する工程106の後、たばこの細胞は少なくとも部分的に砕かれており、たばこ粉末は粘着性になる場合がある。
このようにして得られたたばこ粉末は、たばこスラリーを形成するためにすぐ使用することができる。別の方法として、例えば適切な容器内でのたばこ粉末の保存のさらなる工程を挿入してもよい(図示せず)。
図3を参照すると、均質化したたばこウェブの製造のための本発明の方法が示される。工程100、101、102、および105のみが図示されているが、図3の方法は工程103および104も含んでもよい。細かく粉砕する工程106から、たばこ粉末がその後のスラリー調製工程107で使用される。スラリー調製工程107の前またはスラリー調製工程107の間に、本発明の方法は、二つのさらなる工程を含む。すなわち、繊維を水中に均一に分散して精製するためにセルロース繊維5と水6をパルプ化するパルプ調製工程108と、エアロゾル形成体7と結合剤8を予混合する懸濁液調製工程109である。エアロゾル形成体7はグリセロールを含み、結合剤8はグアーを含むことが好ましい。有利なことに、懸濁液調製工程109は、水を導入することなくグアーとグリセロールとを予混合する工程を含む。
スラリー調製工程107は、エアロゾル形成体と結合剤の予混合溶液をスラリー混合タンクに移動する工程と、パルプをスラリー混合タンクに移動する工程とを含むことが好ましい。さらに、スラリー調製工程は、パルプが入ったスラリー混合タンクへとたばこ粉末ブレンドを投与し、グアーとグリセロールの懸濁液を投与する工程を含む。この工程は、スラリーの均一性および均質性を確保するために高剪断ミキサーを用いてスラリーを処理する工程も含むことがより好ましい。
スラリー調製工程107はまた、水を添加する工程を含むことが好ましく、望ましい粘性および水分を得るためにスラリーに水が添加される。
均質化したたばこウェブを形成するために、工程107によって形成されたスラリーはキャスティング工程110でキャストされることが好ましい。このキャスティング工程110は、キャスティングステーションにスラリーを輸送する工程と、支持体上で均質でフィルム厚さが均一なウェブへとスラリーをキャスティングする工程とを含むことが好ましい。キャスティング工程中、キャストウェブの厚さ、水分、および密度がキャスティングの直後に制御されることが好ましく、またプロセス全体にわたりスラリー測定装置を使用して連続的にモニターしてフィードバック制御することもより好ましい。
キャスティング工程中、廃棄する工程112が行われてもよく、この工程では、欠陥を含む場合があるキャストウェブの部分が残りのキャストウェブから取り除かれる。取り除かれる部分は仕様外である場合がある。別の方法として、キャストシートの取り除かれる部分は所望でない場合がある。
次に、均質化したキャストウェブは、例えば無限ステンレス鋼製ベルトドライヤーでキャストウェブを均一かつ穏やかに乾燥することを含む、乾燥工程111で乾燥される。無限ステンレス鋼製ベルトドライヤーは、個別の制御可能ゾーンを備えてもよい。乾燥工程は、各乾燥ゾーンで穏やかな乾燥プロファイルを確保するために各乾燥ゾーンにおけるキャストリーフ温度をモニターする工程と、均質化したキャストウェブが形成される支持体を加熱する工程とを含むことが好ましい。乾燥プロファイルは、いわゆるTLC乾燥プロファイルであることが好ましい。
廃棄する工程112は、例えばキャストシートの部分が欠陥を生じる場合、または仕様外になる場合、乾燥工程後もしくは乾燥工程中に行われてもよい。
ウェブ乾燥工程111の最後に、乾燥したウェブ中の含水量および存在する欠陥の数を測定するために、モニターする工程(図示せず)が実行される。
目標の含水量まで乾燥した均質化したたばこウェブは次に、例えば単一のマスターボビンを形成するために、巻き取り工程(図示せず)で巻き取られることが好ましい。その後、切り込みを入れて小さいボビンを形成するプロセスによって、より小さいボビンの製造を実施するために、このマスターボビンを使用してもよい。その後、エアロゾル発生物品(図示せず)の製造のために、より小さいボビンを使用してもよい。
巻き取り工程において、例えばキャストウェブの一部の部分がボビンの幅に適合しない場合があるため、さらなる廃棄工程112が行われる場合がある。
図3では、廃棄する工程112は、乾燥する工程の後にのみ図示されるが、述べたように、これをキャスティング工程中、乾燥工程中、および巻き取り工程中に行うことができる。
廃棄されたウェブの部分をさらなるスラリー製造に導入することができる。図4に図示されるように、スラリーを形成する工程107は、廃棄された部分を添加する工程113も含み、廃棄された部分9は、スラリー製造のさらなるバッチの中へと導入される。すなわち、スラリーの新しいバッチの製造において図1〜図3を参照して記述したものと同一の工程100〜106が繰り返されるが、廃棄された部分を添加する工程113が添加され、この工程中に、一つ以上の以前のキャストシート製造のうちの廃棄する工程112中に廃棄されたキャストシートの部分9の少なくとも一部が新しいスラリーのバッチの中へと添加される。工程107〜109の後、次にキャスティング工程110および乾燥工程111、ならびに新しい廃棄工程112が、好ましくは同様に繰り返される。従って、各々のキャストシート製造の終了時に、廃棄されたキャストシートの部分9が存在する場合がある。廃棄された部分は、工程100〜109および113による次のスラリー製造プロセス、または次のスラリー製造プロセスのうちの一つで、再導入されることが好ましい。
スラリー107の製造において、キャストシートの廃棄された部分9を添加すること113が、たばこ粉末をスラリーの中へと添加する前に行われることが好ましい。すなわち、スラリー形成は以下の時系列を有することが好ましく、先ず(工程A)パルプ化されて繊維を水中に均一に分散および精製するセルロース繊維5と水6が添加される工程108でパルプが形成され、次にエアロゾル形成体7と結合剤8とが予混合される工程109で調製された懸濁液が添加され(工程B)、次にキャストシートの廃棄された部分9が添加され(工程C)、および最後の要素(工程D)として、工程105のブレンドおよび工程106の粉砕で調製されたたばこ粉末10も添加される。この手順は、図5に図示される。
工程D(工程113)でたばこ粉末10を添加する工程の前に、パルプの混合、懸濁液の混合、およびキャストシート9の廃棄された部分の混合が、例えば約4分間実施されることが好ましい。
導入される廃棄された部分9が取られるキャストシートを製造するために使用されたたばこのブレンドが、キャストたばこシートの廃棄された部分9が添加されるスラリーの新しいバッチの製造のために工程105で形成されるたばこ粒子10のブレンドと同一である場合のみ、廃棄された部分を添加する工程113が行われることが好ましい。
さらに、スラリーの中へと導入されるキャストシートの廃棄される部分9の量は、好ましくは望ましい間隔の中に保たれるようにモニターされる。
さらに、スラリーの中に存在するたばこの総量、すなわちたばこ粉末10を含む総量が望ましい仕様内に収まるように、添加された廃棄された部分9の内部に存在するたばこの量が計算されることが好ましい。
図1または図2による均質化したたばこ材料のためのスラリーの製造の方法が、図6に概略的に図示したスラリー製造のための装置200を使用して実施される。装置200は、異なるたばこタイプの積み重ね、積み替え、計量、および検査が行われるたばこ受容ステーション201を含む。随意に、たばこがカートンの中に入れられて発送されている場合には、たばこを収容するカートンの取り出しが受容ステーション201で実施される。随意に、たばこ受容ステーション201は、たばこベール梱包分割ユニットも備える。
図6では、一つの種類のたばこのための生産ラインのみを示すが、ブレンドする工程が実施される時期によっては、本発明による均質化したたばこ材料ウェブで使用される各たばこタイプのために同一の設備が存在してもよい。さらにたばこは、細断する工程103のためにシュレッダー202内に導入される。シュレッダー202は、例えばピンシュレッダーとすることができる。シュレッダー202は、たばこ細片を解いて細片をより小さい葉片へと細断するように、すべてのサイズのベール梱包を取り扱うように適合されることが好ましい。各生産ライン内の細断されたたばこは、例えば空気式輸送203によって、粗く粉砕する工程102のためにミル204に輸送される。細断されたたばこの中の異物が取り除かれるように、輸送中に制御がなされることが好ましい。例えば、細断されたたばこの空気式輸送に沿って、ストリング除去コンベアシステム、重粒子分離装置、および金属検出器が存在してもよく、添付図ではこれらすべてが205で示されている。
ミル204は、たばこ細片を約0.25ミリメートル〜約2ミリメートルのサイズにまで粗く粉砕するように適合されている。ミルのローターの速さは制御することができ、またたばこ細断片の流量に基づいて変化させることができる。
均一なマスフロー制御のためのバッファサイロ206を粗い粉砕機ミル204の後に位置させることが好ましい。さらに、ミル204は安全上の理由から、スパーク検出器および安全停止システム207を装備していることが好ましい。
たばこ粒子が、例えば空気式輸送208によって、ミル204からブレンダー210に輸送される。ブレンダー210は、その中に適切な弁制御システムが存在するサイロを含むことが好ましい。所定のブレンドのために選択されたたばこのすべての異なる種類のすべてのたばこ粒子がブレンダー内に導入される。ブレンダー210内でたばこ粒子は均一なブレンドに混合される。たばこ粒子のブレンドは、ブレンダー210から微粉砕ステーション211に輸送される。
微粉砕ステーション211は例えば、正しい仕様通りの細かいたばこ粉末、すなわち約0.03ミリメートル〜約0.12ミリメートルのたばこ粉末を生成するために適切に設計された補助設備を有する衝撃分類ミルである。スラリー調製プロセスが行われる下流のスラリーバッチ混合タンクに連続供給するためのバッファ粉末サイロ213に細かいたばこ粉末を輸送するために、微粉砕ステーション211の後に、空気式移動ライン212が適合されている。スラリーバッチ混合タンク内にはまた、キャストシートの廃棄された部分9が導入される。
本発明の方法の工程106、107、および108で上述された、たばこ粉末を使用して調製されたスラリーはまた、図7に示すようにキャスティングステーション300でキャストされることが好ましい。
バッファタンクからのスラリー(図示せず)は、精密流量制御測定付きの適切なポンプによってキャスティングステーション300に移動される。キャスティングステーション300は、以下のセクションを備えることが好ましい。適切なウェブ形成のために必要とされる均一性および厚さを有するステンレス鋼製ベルトなどの支持体303上にスラリーがキャストされる精密スラリーキャスティングボックスおよびブレードアセンブリ301は、ポンプからスラリーを受ける。キャストたばこウェブを乾燥するために、乾燥ゾーンまたは乾燥セクションを有する主ドライヤー302が提供されている。個別の乾燥ゾーンは、支持体上方の加熱空気および調節可能な排気制御とともに、支持体の下側に蒸気加熱を有することが好ましい。主ドライヤー302の中で、均質化したたばこウェブは支持体303上で望ましい最終的な水分まで乾燥される。
キャスティングステーション300では、キャストシートの所望でない部分を取り除くための廃棄手段304が存在する。それ故に、所望でない部分9は、例えば図4および図5に図示されている通り、スラリーを製造するためのプロセスで廃棄され、再使用される。

Claims (15)

  1. 均質化したたばこ材料のキャストシートを調製する方法であって、前記方法は、
    水を用いてセルロース繊維をパルプ化することと、
    一つ以上のたばこタイプのたばこのブレンドを粉砕してたばこ粒子にすることと、
    前記パルプ化されたセルロース繊維を前記たばこ粒子および結合剤と組み合わせてスラリーを形成することと、
    前記スラリーを均質化することと、
    前記スラリーをキャスティングして、前記スラリーから均質化したたばこ材料のキャストシートを形成することと、
    キャストシートの所望でない部分を廃棄することと、
    キャストシートの廃棄された所望でない部分をスラリーの中へと導入することと、を含む。
  2. 均質化したたばこ材料のキャストシートを調製する方法であって、前記方法は、
    スラリーの第一のバッチを形成することであって、前記第一の形成が、
    水を用いてセルロース繊維をパルプ化することと、
    一つ以上のたばこタイプのたばこのブレンドを粉砕してたばこ粒子にすることと、
    前記パルプ化されたセルロース繊維を前記たばこ粒子および結合剤と組み合わせてスラリーを形成することと、
    前記スラリーを均質化することと、を含む、スラリーの第一のバッチを形成することと、
    前記スラリーをキャスティングして、前記スラリーから均質化したたばこ材料のキャストシートを形成することと、
    キャストシートの所望でない部分を廃棄することと、
    スラリーの第二のバッチを形成することであって、前記第二の形成が、
    水を用いてセルロース繊維をパルプ化することと、
    一つ以上のたばこタイプのたばこのブレンドを粉砕してたばこ粒子にすることと、
    前記パルプ化されたセルロース繊維を前記たばこ粒子および結合剤と組み合わせてスラリーを形成することと、
    スラリーを均質化することと、
    キャストシートの廃棄された所望でない部分をスラリーの中へと導入することと、を含む、スラリーの第二のバッチを形成することと、を含む。
  3. 前記キャストシートの前記廃棄された所望でない部分を前記スラリーの中へと導入する前記工程が、前記パルプ化されたセルロース繊維を前記たばこ粒子と組み合わせる前に行われる、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記たばこ粒子を前記パルプ化されたセルロース繊維と組み合わせる前記工程の前に、キャストシートの前記廃棄された所望でない部分を前記パルプ化されたセルロース繊維と混合することを含む、請求項3に記載の方法。
  5. 乾燥重量で前記スラリーの中に存在するべきたばこの総量を選択する工程と、
    前記スラリーの中に導入された前記キャストシートの前記廃棄された所望でない部分の中に存在するたばこの量を乾燥重量で決定する工程と、
    前記スラリーの中に既に導入された前記キャストシートの前記廃棄された所望でない部分の中に存在するたばこの前記量と合計された時に、前記スラリー内の前記選択されたたばこの総量に達するように、ある量のたばこ粒子を前記スラリーに添加する工程と、を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 一つ以上の以下のたばこタイプ、すなわち
    ブライトたばこ、
    ダークたばこ、
    アロマティックたばこ、
    フィラーたばこ、をブレンドして、
    一つ以上のたばこタイプのたばこの前記ブレンドを得る工程を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記結合剤をエアロゾル形成体と組み合わせる工程と、
    前記組み合わせを前記スラリーに添加する工程と、を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 水を用いてセルロース繊維をパルプ化し、かつ前記パルプ化された繊維をタンクに添加する工程と、
    前記結合剤を前記タンクに添加する工程と、
    前記たばこ粒子を前記タンクに添加する工程と、
    前記たばこ粒子を添加する前に、前記キャストシートの前記廃棄された所望でない部分を前記タンクの中へと添加する工程と、を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記キャストシートの前記廃棄された所望でない部分を前記スラリーの中へと導入する前記工程が、前記キャストシートの前記廃棄された所望でない部分の中に存在するたばこの前記ブレンドが、前記たばこ粒子内のたばこの前記ブレンドと同一である場合にのみ行われる、請求項5に従属した場合の、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. スラリーの乾燥重量基準で50パーセント〜93パーセントの総量のたばこを得るように、前記たばこ粒子および前記キャストシートの前記廃棄された所望でない部分を前記スラリーの中へと添加する工程を含む、請求項1〜9の一項以上に記載の方法。
  11. 前記スラリーの乾燥重量基準で1パーセント〜25パーセントの量のキャストシートの所望でない部分を前記スラリーの中に添加する工程を含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 均質化したたばこ材料の前記キャストシートを乾燥する工程を含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記スラリーの乾燥重量基準で1パーセント〜5パーセントの量の前記結合剤を前記スラリーに添加する工程を含む、請求項1〜12の一項以上に記載の方法。
  14. 前記均質化したたばこ材料の乾燥重量基準で5パーセント〜30パーセントの量のエアロゾル形成体を前記スラリーに添加する工程を含む、請求項1〜13の一項以上に記載の方法。
  15. 前記スラリーの乾燥重量基準で1パーセント〜3パーセントの量の前記セルロース繊維を前記スラリーに添加する工程を含む、請求項1〜14の一項以上に記載の方法。
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