JP6529605B2 - 所定量の液状の物質を保存するためのストロー - Google Patents

所定量の液状の物質を保存するためのストロー Download PDF

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Description

本発明は、広義には、所定量の液状の物質、特に動物の純粋な精液または希釈精液の保存に関し、具体的には、このような保存をするためのストローに関する。
このようなストローは、管と、この管の中に配置されるストッパーとを含むことが知られている。このストッパーは通常、英国特許第669,265号に対応するフランス特許第995,878号に初めて記載された三部材型すなわち、液体に接触するとストッパーが液密になるように管壁に密着する不透水性のペーストまたはゲルに変化する粉末を封入する、繊維質の物質からなる2つの栓で形成されている。
これと類似のものであるが改良されたストッパーが、フランス特許出願第2 824 255号および同第2 824 256号に記載されている。
また、別のタイプのストッパーも知られており、例えば、欧州特許出願第0 873 726号に記載された疎水性微孔質材料のモノブロック円柱からなるストッパーあるいは、PCT出願第WO2010/070533号に記載された、焼結された自己密閉型微孔質材料のモノブロック円柱からなるストッパーなどがある。
初期状態では、ストッパーは管の一端の近くにあり、充填状態では、ストローで保存すべき一定量の液体物質が、ストッパーと管の他端(ストッパーから遠い側の端)との間にくることが想定されている。
ストローに物質を充填するには、管の両端のうち、ストッパーに近い方を真空源と連通させるとともに、遠い方をストローに送り込まれる物質が入った容器と連通させる。
最初の時点でストッパーとストッパーから遠い側の管の端との間にある空気は、ストッパーを通過して吸引され、これに伴って物質が管の中でストッパーに到達するまで同じ方向に移動する。
必要に応じて、充填後、ストローをその一端または両端付近で封止し、冷所にて保管する。
ストローを空にするには、必要に応じて、封止してあった端の部分を切って解凍後、ストッパーに近い側の端から、管の中にストッパーに接する棒を通す。この棒で、ストッパーから遠い側の端に向かってストッパーをピストンのように摺動させることで、ストローの中にあった一定量の物質が排出される。
希釈した動物の精液、特にウシの精液を保存するのにストローを使用するとき、ストローを空にするのは、人工授精を行うためである。。
本発明は、簡単かつ便利で経済的に製造および使用できる状態を保ったまま、作業員に新たな可能性を与えるようなストローを提供することを目的とする。
この目的で、本発明は、第1の端と第2の端とを有する管と、気体透過性かつ液密性であるストッパーと、を備える、所定量の液状の物質を保存するためのストローであって、ストッパーは、第1の端の近くで管の中に配置されるとともに、管の第1の端に対向する第1の端と管の第2の端に対向する第2の端とを有し、前記ストッパーおよび前記管は、ストッパーがその第2の端で液状の物質と接すると、ストッパーが当該液状の物質の通過を遮断し、ストッパーが第1の端で押されると、管の中を管の第2の端に向かって摺動可能であるように構成されたストローにおいて、前記管が、所定の閾値温度で色調が可逆的に変化するサーモクロミック材料で製造されることによって、管はその温度が前記所定の閾値よりも低いときに第1の見た目を呈し、その温度が前記所定の閾値より高いときに第1の見た目とは異なる第2の見た目を呈することを特徴とする、ストローを提供する。
このように、ストローの管の材料は、示温コンポーネントの役割を果たす。
作業者は、人工授精を行うにあたって、ストローに物質が充填されているとき、ストロー内の一定量の物質が例えば35℃より高い温度または37℃より高い温度などの目標温度にあるか否かを上記のコンポーネントによって目視確認することができる。
本発明は、ストローの管の壁が薄いため、物質がある部分の管の温度と物質自体の温度が原理的に同じになり、物質の温度が所定の閾値より低ければ、その部分が第1の見た目になり、物質の温度が所定の閾値より高ければ、その部分が第2の見た目になるという観察結果に立脚したものである。
管が示温コンポーネントとなることから、管の長さ全体にわたって温度を確認することができる。特に、管の長さを基準にしてその一部に入っている一定量の物質の一部が所定の閾値未満であり、管の長さを基準にして別の部分に入っている一定量の物質の別の一部がこの閾値を上回っている場合、該当する2箇所における管の外観の違いから、作業者は、この差があることを把握できることになる。
管を形成するサーモクロミック材料の色調変化が可逆的な特徴を持つため、ストローに入った物質の温度をモニターすることができる。例えば、加温作業と作業者が人工授精の準備をする時間との間に、所定の閾値未満まで物質が冷えてしまう時間があった場合、作業者は、物質が冷えてきていることをストローの管の外観から把握できることになる。
コーティングやラベルなど管の材料に取り付けられるコンポーネントではなく、管の材料が示温コンポーネントの役割を果たす点が好都合であることに、注意されたい。
このようにすることでサーモクロミック材料と物質とを直接接触させて物質の温度を正確に反映させることができると同時に、製造(管へのストッパーの挿入)時または一定量の物質を押し出す(管の長さの大半をストッパーが摺動する)際に生じるストッパーと管との間の摩擦がゆえ、当該直接接触が引き起こし得るリスクを回避することができる。
また、管の長さ全体に沿って内面に示温コンポーネントを別途追加しなければならなかった場合よりも簡単かつ経済的に、ストローを製造できるようになる。
上述した色調変化のあるサーモクロミックにするために添加物を加えること以外、ストローの管は、例えば従来のプラスチック材料を押し出すことによって、従来の方法で製造することができる。
好都合な特徴によれば、前記管は、第1の外観および第2の外観を呈するときに透明または半透明であり、管の中にあるストッパーが見える状態である。
所定の閾値より高いか低いかを問わず、ストローの管の中にあるストッパーが見えるという特徴があるため、特に、製造時(ストッパーが管に正しく挿入されていることを確認することができる)、充填時(一定量の物質がストッパーに達したことを確認することができる)、人工授精後(ストッパーが管の第2の端に達して物質が正しく押し出されたことを確認することができる)に、ストローが完全な状態であることを確認することができる。
別の好都合な特徴によれば、管は、滑らかな表面状態の内面を有する。
ストローの管の内側が滑らかな表面状態にある(すなわち、ザラザラしていない)と、液状の物質が良好に保存され、特に、物質が希釈した動物の精液である場合に精子の生存能力に優れ、一定量の物質を押し出すための摺動時における管とストッパーとの間の密着性も高い。
好都合な他の特徴によれば、以下のいずれか、または複数が成り立つ。
−前記所定の閾値が、温度上昇方向で35℃〜37℃である、
−前記所定の閾値が、温度低下方向で32℃〜34℃である、
−管は、色調が第1の外観のときに青色であり、第2の外観のときに無色である、
−管の材料は、サーモクロミック溶液を含有するシェルを有するマイクロカプセルを含む、
−マイクロカプセルの前記シェルは、ポリ尿素またはポリウレタンからなる、
−マイクロカプセルの前記シェルは、芳香族ポリイソシアネートの反応の結果である、
−前記サーモクロミック溶液は、溶媒としてステアリン酸メチルを含む、
−前記マイクロカプセルにおける、シェルの割合は20重量%〜40重量%であり、好ましくは25重量%である、
−管の材料における、マイクロカプセルの割合は1.5重量%〜10重量%であり、好ましくは2.5重量%である、
−管の材料は、ベースとしてPVCを含む、
−前記ストッパーは、前記物質との接触時に、ストッパーが液密になるように管の壁に密着する不透水性のペーストまたはゲルに変化する粉末からなるシーリング剤を封入する繊維質の物質からなる2つの栓で形成され、前記粉末は、乾燥状態でフルオロフォアではなく水に溶解するとフルオロフォアになる塩の粉末を含む。
以下、添付の図面を参照した非限定的な例による以下に示す実施形態の説明をもって、本発明の開示を継続する。
図1は、温度33℃で空の状態での本発明によるストローの概略図である。 図2は、図1と同様の図であるが、充填された状態でのストローを示す図である。 温度が38℃であること以外は図2と同様の図である。 温度が38℃であること以外は図1と同様の図である。 ストローの管を形成するサーモクロミック材料の色調の変化を示すグラフである。 ストローの管のサーモクロミック材料の一部を示す概略図である。 ストッパーが、液状の物質と接触する前は第1の所定の色であり、この物質と接触したときに第1の色とは色調の異なる第2の所定の色になる指標コンポーネントを含む、ストローの変形例を示す図2と同様の図である。 ストッパーが、液状の物質と接触する前は第1の所定の色であり、この物質と接触したときに第1の色とは色調の異なる第2の所定の色になる指標コンポーネントを含む、ストローの変形例を示す図3と同様の図である。
図1に示すストロー10は、管11と、ストッパー12と、を備える。
管11は、押出成形されたサーモクロミックプラスチック材料であり、内径が例えば約1.6mmまたは2.5mm、長さがおよそ133mmである。
ストッパー12は三部材型すなわち、粉末15(図1)からなるシーリング剤20を封入する、繊維質の物質からなる2つの栓13および14で形成され、この粉末は、液体に接触するとストッパー12が液密になるように管11の壁に密着する不透水性のペーストまたはゲル15’(図2)に変化することができる。
図1に示す初期状態では、ストッパー12は管11の端16の近くにあり、充填状態では、ストロー10で保存すべき一定量の液状の物質が、ストッパー12とストッパー12から遠い側の管11の端17との間にくることが想定されている。
ストロー10に物質を充填するには、端16を真空源と連通させるとともに、端17をストローに送り込まれる物質が入った容器と連通させる。
最初の時点でストッパー12と端17との間にある空気は、ストッパー12を通過して吸引され、これに伴って管11の端17のほうを向いているストッパー12の端18すなわち、図1および図2の右側に示すストッパー12の端を介して、物質21(図2)が管11の中でストッパー12に到達するまで同じ方向に移動する。
こうしてストロー10は、図2に示す充填された状態になる。
必要に応じて、充填後、ストローをその両端16および17の一方または両方付近で封止し、冷所にて保管する。
ストロー10を空にするには、必要に応じて、封止してあった端の部分を切って解凍後、管11の中に棒を通す。この棒が、ストッパー12の端19(端18とは反対側にある端)に接する。
この棒で、端17すなわち封止部分を切った後の端に向かってストッパー12をピストンのように摺動させることで、ストローの中にあった一定量の物質21が排出される。
図2と図3(または図1と図4)を比較すると、温度33℃(図1および図2)と温度38℃(図3および図4)でストロー10の管11の見た目が異なることがわかるであろう。
図1および図2に示す第1の見た目と、第1の見た目とは異なる図3および図4に示す第2の見た目との間でこうした変化が生じるのは、管11が、所定の閾値温度で色調が変わるサーモクロミック材料からなるためである。
本明細書において、管11のサーモクロミック材料は、その温度が色調の変わる閾値より低いときに青い色調であり、その温度が色調の変わる閾値より高いときに無色もしくはほぼ無色の色調である。
横軸に温度、縦軸に色調をプロットした図4において、曲線25は、管11を形成するサーモクロミック材料の色調の変化を示す。
曲線25の点27より左に見える部分26からわかるように、温度が34℃未満であるかぎり、管11は同じ色調(第1の見た目)すなわち、青色の色調を保っている。
曲線25の点29より右に見える部分28からわかるように、温度が37℃を超えているかぎり、管11は同じ色調(第2の見た目)すなわち、無色もしくはほぼ無色の色調を保っている。
曲線25の点27と点29との間に位置する部分30は、管の温度が34℃(点27)から37℃(点29)までの間で上昇するときの管11の色調を示す。このような温度上昇方向を、30の部分に矢印記号で示す。36℃までは、管11は青色の色調(第1の見た目)を保ち、36℃と37℃の間で管11の色調が青色(第1の見た目)から無色もしくはほぼ無色(第2の見た目)に徐々に変化することがわかる。
曲線25の点29と点27との間に位置する部分31は、管の温度が37℃(点29)から34℃(点27)までの間で低下するときの管11の色調を示す。このような温度低下方向を、31の部分に矢印記号で示す。34.2℃までは、管11は無色もしくはほぼ無色の色調(第2の見た目)を保ち、34.2℃と34℃の間で管11の色調が無色もしくはほぼ無色(第2の見た目)から青色(第1の見た目)に徐々に変化することがわかる。
管11の色調の変化は可逆的であり、(点27と29との間の)ヒステリシスは3℃である。
色調変化の所定の閾値温度は、温度上昇方向で37℃、温度低下方向で34℃である。
このような色調変化のおかげで、ストロー10の管11の材料は、示温コンポーネントの役割を果たす。
作業者は、ストロー10に物質が充填されているとき、ストロー10内の一定量の物質21が温度上昇方向で37℃を超えたか否か、温度低下方向で34℃未満になったか否かを、管11で目視確認することができる。
例えば、物質21が約37℃で動物に注入されることになる人工授精用の精液である場合、作業者は、管11によって、この管が透明もしくはほぼ透明であるかぎり、物質21の温度が適切であると把握できることになる。
ストロー10の管11の壁が薄い(本明細書では、約170μm)ため、物質21がある部分の管11の温度は、物質の温度と同じになる。
実際に行う時は、物質21は、ストロー10を湯煎にかけることで加温される。
管11全体がサーモクロミック材料で作られていることから、管11の長さ全体で温度を確認することができる。
例えば、管11の一部分だけが湯煎にかけられている場合など、管11の長さ方向の一部に入っている一定量の物質21の一部が34℃未満であり、管21の長さ方向の別の一部に入っている一定量の物質21の別の一部が37℃を超えている場合、該当する2箇所における管11の外観の違いから、作業者は、この差があることを把握できることになる。
管11を形成するサーモクロミック材料の色調変化が可逆的な特徴を持つため、ストローに入った物質21の温度をモニターすることができる。例えば、湯煎での加温作業と作業者が人工授精の準備をする時間との間に、34℃未満まで物質が冷えてしまう時間があった場合、作業者は、物質21が冷えてきていることをストローの管11の外観から把握できることになる。
ストロー10において、コーティングやラベルなど管11の材料に取り付けられるコンポーネントではなく、管11の材料が示温コンポーネントの役割を果たす点が好都合であることに、注意されたい。
このようにすることで管11の材料と物質21とを直接接触させて物質の温度を正確に反映させることができると同時に、製造(管11へのストッパー12の挿入)時または一定量の物質21を押し出す(管11の長さの大半をストッパー12が摺動する)際に生じるストッパー12と管11との間の摩擦がゆえ、当該直接接触が引き起こし得るリスクを回避することができる。
また、管11の長さ全体に沿って内面に示温コンポーネントを別途追加しなければならなかった場合よりも簡単かつ経済的に、ストロー10を製造できるようになる。
本明細書では、ストロー10の管11は、従来のプラスチック材料(本明細書ではPVC)が上述した色調変化のあるサーモクロミックにするための添加物を含むこと以外、このプラスチック材料を押し出すことによって従来の方法で製造することができる。
図6は、ストローの管のサーモクロミック材料の一部を示す。この材料は、ベース35として無色もしくはほぼ無色のPVCを含み、これに材料をサーモクロミックにするために添加剤が添加されている。
この添加物は、全体的に球状のマイクロカプセル36で形成されている。各々のマイクロカプセル36は、サーモクロミック溶液を含有するシェルを有する。
本明細書において、マイクロカプセル36は、平均粒径が約5〜10マイクロメートルである。マイクロカプセルの製造方法(界面重縮合)に付随する直径のばらつきが原因で、マイクロカプセルによっては、直径が最大20マイクロメートルになることもある。
そのような大きさにすることで、マイクロカプセル36は、圧力と温度に対して良好な耐性を持ち、管11の製造で用いられる高温の押出作業に適したものになる。
なお、管11の壁厚は約170マイクロメートルである。
マイクロカプセル36のシェルは、ポリ尿素からなる。
本出願人が行った研究から、この材料が、ベース35であるPVCとの適合性が高く、無色透明であるという利点を提供することが明らかになった。これによって、各々のマイクロカプセル36の中に存在するサーモクロミック溶液を見ることができる。
透明性に対する最適な結果は、芳香族ポリイソシアネートの反応の結果であるポリ尿素で得られた(脂肪族ポリイソシアネートでの結果よりも良い)。
また、本出願人が行った研究から、この材料には、シェルが材料中にあるマイクロカプセルを管に含むストローで保存される希釈精液に存在する精子の生存能力に影響しないという利点があることもわかっている。
本明細書におけるマイクロカプセル36は、界面重縮合の公知の方法によって製造される。
本明細書において、マイクロカプセル36のポリ尿素シェルが得られる化合物は、以下のとおりである。
−経験式C1930で表され、CAS番号53317−61−6で特定される、TDI(トルエンジイソシアネート)を基礎とする芳香族ポリイソシアネート(割合86.5重量%)
−経験式Cで表され、CAS番号593−85−1で特定される炭酸グアニジン(割合8.6重量%)
−経験式HN−NH−HOで表され、CAS番号10217−52−4で特定されるヒドラジン水和物(割合4.9重量%)。
本明細書において、各々のマイクロカプセル36に含有されるサーモクロミック溶液は、
−経験式C1938で表され、CAS番号112−61−8で特定される溶媒、本明細書ではステアリン酸メチル(割合92.8重量%)、
−経験式C1516で表され、CAS番号80−05−7で特定されるプロトンドナー(展色剤または活性剤とも呼ばれる)、本明細書ではビスフェノールA(割合4.8重量%)
−経験式C2629で表され、CAS番号1552−42−7で特定されるロイコ色素、本明細書ではCVL(クリスタルバイオレットラクトン)(割合2.4重量%)
で構成される。
以上の重量で配合されるこれらの3種類の化合物のおかげで、サーモクロミック溶液は、上述した閾値温度で、青色から無色もしくはほぼ無色に色調が変化する。
本出願人による研究によって、これらの化合物には、この溶液を含有するマイクロカプセルを管に含むストローで保存されている希釈精液に存在する精子の生存能力に影響しないという利点があることが明らかになっている。
溶媒にステアリン酸メチルを用いることで、色調変化がある程度の精度になり、ヒステリシスが比較的低いという利点が生じる。
管11の製造時、高温での押出によって、もともと材料に含まれていたマイクロカプセルのうち、シェルが破損するものがあることに注意されたい。結果として、マイクロカプセル36の外にシェルの成分とサーモクロミック溶液が見出される。
(添加剤のマイクロカプセルの少なくとも大半が、圧力500バール、温度180℃で1〜2分間という管11の製造時における押出操作後も残るようにするために)圧力と熱に対するマイクロカプセルの耐性を良好にするために、上述したマイクロカプセルの大きさに加えて、本出願人が行った研究によって、マイクロカプセルに25重量%の割合でシェルを用いることで、マイクロカプセルのシェルが持つ無色もしくはほぼ無色であるという特徴を維持したまま、機械強度と耐熱性の点で良好な結果が得られることが明らかになっている。
本出願人が行った研究から、20%〜30%あるいは40%の割合でさえ、良好な結果が得られることが明らかになっている。
管11のベース35となる材料のPVCを、例えばTHFに事前に溶解することによって、マイクロカプセル36の組成を分析できることに、注意されたい。この分析は、例えば、気化後のガスクロマトグラフィーによって行われる。
本明細書において、マイクロカプセル36によって形成される添加剤は、管11の材料に2.5重量%の割合で含まれる。
本出願人が実施した研究から、1.5%〜3.5%あるいは、10%の割合でさえ、良好な結果が得られることが明らかになっている。
ストロー10の管11の少なくとも内側で滑らかな表面状態を得るために、管11の高温押出による初期材料は、溶融タイプの潤滑剤を、例えば1.5重量%など一定の割合で含有する。この潤滑剤は熱によって溶融して表面に至り、よって、押出対象となる材料と押出金型との間に至る。
管11の内側が滑らかな表面状態にあることで、物質21の良好な保存、特に物質が希釈した動物の精液である場合に優れた生存能力の保持が可能になるだけでなく、一定量の物質21を押し出すために管11をストッパー12に対して摺動させる際に、管11とストッパー12との間の液密性が達成される。
以下、図7および図8を参照して、図1から図4に示すストローの変形例を説明する。
このストロー10の変形例では、シーリング剤20が別のシーリング剤に代えられている。残りについては、図7および図8に示すストロー10は、図1から図4に示すストロー10と同じである。
(物質21がなく)空のとき、図7および図8に示すストロー10は、図1から図4に示すストロー10と似たような外観である。
図1および図4と図7および図8とを比較すると、ストッパー12は、ストロー10が空の状態(図1および図4)と充填された状態(図7および図8)で外観が異なることがわかる。
ストロー10が空の状態のとき、ストッパー12のシーリング剤20(粉末15)は第1の色であり、ストロー10に物質が充填された状態のとき、シーリング剤20(ゲル15’)は第2の色である。
ここでは、第1の色の色調(空の状態)は茶色っぽい白であるのに対し、第2の色の色調(充填状態)は緑がかった黄色である。
例えば、無色もしくはほぼ無色の管11を通して見える粉末15(図4)は、Pantone(登録商標) 155Uの色であり、無色もしくはほぼ無色の管11を通して見えるゲル15’(図8)は、Pantone(登録商標) 395Cの色である。
ここで、色の色調は、その色の物体から放出される光の波長(または虹のなかの色の場合は単一の波長)と対応することが想起される。色調は、色の成分のうちの1つにすぎず、光度および彩度など他のパラメーターに依存する。
粉末15とゲル15’との間の色調の変化は、シーリング剤20に、乾燥状態と水に溶解した状態で色が変化する生成物が含まれていることによるものである。
ここでは、色が変化する生成物は、フルオレセインナトリウム塩である。
フルオレセインナトリウム塩は殺精子作用を持たないため、動物の精液と接するのに適していることに、注意されたい。
フルオレセインは以下の式
Figure 0006529605
で表され、CAS番号518−47−8で特定されることが知られている。
また、フルオレセインナトリウム塩は、水に溶解するとフルオロフォア塩であって蛍光を放出できるが、乾燥状態では非フルオロフォア塩であることも知られている。
ストッパー12のシーリング剤20が乾燥状態(粉末15)のとき、フルオレセインナトリウム塩は、乾燥状態であるがゆえに蛍光を放出しない。ストッパー12のシーリング剤20が湿った状態(ゲル15’)になると、フルオレセインナトリウム塩は、ゲル15’に含まれる水に溶解し、蛍光を放出する。
シーリング剤20の色調が変化するのは、蛍光が加わるからである。
フルオレセインナトリウム塩が存在するおかげで、シーリング剤20は、ストッパー12と物質21との接触を示す指標コンポーネントとなる。シーリング剤20は、物質21と接触する前の状態のときに第1の所定の色であり、シーリング剤20が物質21と接触しているときには、第1の色とは色調の異なる第2の所定の色である。
図7および図8に示すように、ストッパー12が湿った状態のときに、栓13の一部がゲル15’と同じ色調になっていることが観察される。
実際、ストローに物質を充填する際、物質21が粉末15に達する瞬間と粉末15が液密のゲル15’に変化する瞬間との間に、物質21に溶解したがゲル化にまでは至っていない少量の粉末15が、栓13に吸収されている。
シーリング剤20によって形成されている、物質21との接触を示す指標コンポーネントは、ストロー10の適切な充填を制御するのに有用であり、特にストッパー12が物質21によって適切に湿ったことを確認するのに有用である。
ストロー10に入った一定量の物質21を良好に保存するには、ストッパー12が適切に湿っていることが非常に重要であることが知られている。実際、ストロー10の両端が封止されていない場合や、ストッパー12から遠い側の端17だけが封止されている場合、ストロー10の密封状態がストッパー12によって完全に保証されるわけではない。
ストロー10を空にするにあたって、充填時にストッパー12が適切に湿っていれば、管11とストッパー12との間で物質が漏れることなくストッパー12がピストンの役割を果たすことができる。
管11が透明または半透明であるという特徴のおかげで、作業者は、ストッパー12のシーリング剤20が第2の所定の色の色調すなわち本実施形態では緑がかった黄色の色調を帯びていることを確認するだけで、ストローの良好な充填を目視で制御することができる。
ストロー10の良好な充填については、自動的に制御することも可能である。
実際に行う時は、充填は34℃未満の室温で行われ、管11の青色の色調(第1の外観)が正しい充填の制御のために考慮される。
ストッパー12の図示の例では、粉末15は、重量で1/1000の乾燥状態のフルオレセインナトリウム塩粉末を含む。
本発明を実施するのに適した範囲は、重量で1/100から1/100000の乾燥状態のフルオレセインナトリウム塩粉末である。
この範囲は1/500から1/50000であるほうが有利であり、1/1000から1/25000であるほうがさらに有利である。
良好な均一性を得るために、粉末15は、連続混合によって調製される。
図示したストッパー12の例では、粉末15は、乾燥状態のフルオレセインナトリウム塩粉末と、水との接触時に重合する粉末材料だけで構成される。
ここで、水との接触時に重合する粉末材料は、アルジネートである。
シーリング剤20の変形例では、乾燥状態のフルオレセインのナトリウム塩粉末の代わりに、乾燥状態ではフルオロフォアではないが、水に溶解するとフルオロフォアになる別の生成物を使用し、この生成物は、乾燥状態で塩の形状である。
これは、例えば、別のフルオレセイン塩であるローダミンBの塩、ローダミン6Gの塩および/またはエリオクロム(登録商標)シアニンRの塩である。
ローダミンBは、以下の式
Figure 0006529605
で表され、CAS番号81−88−9で特定されることが知られている。
ローダミン6Gは、以下の式
Figure 0006529605
で表され、CAS番号989−38−8で特定されることが知られている。
エリオクロム(登録商標)シアニンRは、以下の式
Figure 0006529605
で表され、CAS番号64−18−9で識別されることが知られている。
湿ったシーリング剤20(ゲル15’)を含むフルオロフォア剤は、フルオロセイン、ローダミン6G、ローダミンBの混合物によって形成されてもよいし、これらの生成物単独または2種類で形成されてもよい。
これらの生成物を1つ以上選択することで、湿った状態でのシーリング剤20(ゲル15’)の色調を調節可能である。シーリング剤20が物質と接触しているときの色調の選択肢に応じて、ストロー10を目視または放出される光の波長域の分析によって認識することができる。
図示しない変形例では、シーリング剤20は、1種類以上のフルオロフォア剤に加えて、着色剤も含む。
フルオロフォア剤とは異なり、着色剤は、所定の波長にピークを有する山型の波長ではなく、同じ強度を有する比較的広い波長範囲を有する光を放出することが、知られている。
フルオロフォア剤の波長域と着色剤の波長域との組み合わせは、ストローの出所を見分ける品質のために有用な場合がある。
フルオロフォアではない着色剤は、例えば、メチレンブルーまたはアズリンブルー(bleu de l’α−zurine)である。
このような着色用生成物は、乾燥状態のとき、例えば割合が少ない乾燥状態のシーリング剤20(粉末15)の形では、シーリング剤を形成している他の生成物、例えばアルジネート粉末の色に影響しないか、影響するとしてもわずかである。一方、シーリング剤が湿ると、着色用生成物は、その色をシーリング剤の残りの部分、例えばゲル15’に伝える。
あるいは、シーリング剤20の色の変化は、例えば希釈剤に含まれる生成物や動物の精液用の精液保存剤など、水以外の液体との接触時に起こる。
図7および図8に示すストロー10の変形例のシーリング剤20をさらに詳細に説明するには、フランス特許出願第3011731号および同第3011732号を参照することができる。
図示しない変形例では、管11のベース35となる材料は無色透明ではなく有色透明であり、例えばピンク色(第1の外観が紫色の色調で第2の外観がピンク色の色調である)または黄色(第1の外観が緑の色調で第2の外観が黄色の色調)である。
別の図示しない変形例では、色調変化の閾値は、37℃以外の値、例えば充填後かつ液体窒素中での冷凍前のストローの平衡化段階で推奨される温度に相当する4℃あるいは、有効な冷凍を保証する最大温度である−120℃に設定されるおよび/またはサーモクロミック材料が、例えば−120℃、4℃、37℃に設定されるなど何通りかの色調変化をするように設計される。
あるいは、標的値37℃に代えて標的値を35℃とする。その場合、見た目が変化する閾値は、温度上昇方向で35℃、温度低下方向で32℃である。
図示しない変形例では、11などの管のベースとなる材料はPVC以外のもの、例えばSurlyn(登録商標)であり、マイクロカプセルのシェルの組成物も異なり、例えば他の成分の反応の結果であるポリ尿素あるいは、芳香族ポリイソシアネートの反応などの結果であるポリウレタンであるおよび/またはサーモクロミック溶液の組成が異なり、例えば、無色もしくはほぼ無色のとき以外の状態で青色以外の色調になるCVL以外のロイコ色素を用いる。
状況次第で他の多くの変形例が可能であり、この点で、本発明は、図示し説明した実施形態に限定されるわけではないことに、注意されたい。

Claims (16)

  1. 第1の端(16)と第2の端(17)とを有する管(11)と、気体透過性かつ液密性であるストッパー(12)と、を備える所定量の液状の物質を保存するためのストローであって、
    前記ストッパー(12)は、前記第1の端(16)の近くで前記管(11)の中に配置されるとともに、前記管(11)の前記第1の端(16)に対向する第1の端(19)と前記管(11)の前記第2の端(17)に対向する第2の端(18)とを有し、
    前記ストッパー(12)および前記管(11)は、前記ストッパー(12)がその第2の端(18)で液状の物質(21)と接すると、前記ストッパー(12)が前記液状の物質(21)の通過を遮断し、前記ストッパー(12)が前記第1の端(19)で押されると、前記管(11)の中を前記管(11)の第2の端(17)に向かって摺動可能であるように構成されたストローにおいて、
    前記管(11)が、所定の閾値温度で色調が可逆的に変化するサーモクロミック材料で製造されることによって、前記管(11)はその温度が前記所定の閾値よりも低いときに第1の見た目を呈し、その温度が前記所定の閾値より高いときに第1の見た目とは異なる第2の見た目を呈することを特徴とする、ストロー。
  2. 前記管(11)は、前記第1の外観および前記第2の外観を呈するときに透明または半透明であり、前記管の中にある前記ストッパーが見える状態であることを特徴とする、請求項1に記載のストロー。
  3. 前記管は、滑らかな表面状態の内面を有することを特徴とする、請求項1または2に記載のストロー。
  4. 前記所定の閾値は、温度上昇方向で35℃〜37℃であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載のストロー。
  5. 前記所定の閾値は、温度低下方向で32℃〜34℃であることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載のストロー。
  6. 前記管(11)は、色調が前記第1の外観のときに青色であり、前記第2の外観のときに無色であることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載のストロー。
  7. 前記管(11)の材料は、サーモクロミック溶液を含有するシェルを有するマイクロカプセル(36)を含むことを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項に記載のストロー。
  8. 前記マイクロカプセル(36)の前記シェルは、ポリ尿素またはポリウレタンからなることを特徴とする、請求項7に記載のストロー。
  9. 前記マイクロカプセル(36)の前記シェルは、芳香族ポリイソシアネートの反応の結果であることを特徴とする、請求項8に記載のストロー。
  10. 前記サーモクロミック溶液は、溶媒としてステアリン酸メチルを含むことを特徴とする、請求項7から9のいずれか1項に記載のストロー。
  11. 前記マイクロカプセル(36)において、シェルの割合は20重量%〜40重量%であることを特徴とする、請求項7から10のいずれか1項に記載のストロー。
  12. 前記マイクロカプセル(36)において、シェルの割合は25重量%であることを特徴とする、請求項7から10のいずれか1項に記載のストロー。
  13. 前記管(11)の前記材料中における前記マイクロカプセル(36)の割合は1.5重量%〜10重量%であることを特徴とする、請求項7から12のいずれか1項に記載のストロー。
  14. 前記管(11)の前記材料中における前記マイクロカプセル(36)の割合は2.5重量%であることを特徴とする、請求項7から12のいずれか1項に記載のストロー。
  15. 前記管(11)の前記材料は、ベース(35)としてPVCを含むことを特徴とする、請求項7から14のいずれか1項に記載のストロー。
  16. 前記ストッパー(12)は、前記物質(21)との接触時に、前記ストッパー(12)が液密になるように管(11)の壁に密着する不透水性のペーストまたはゲル(15’)に変化する粉末(15)からなるシーリング剤(20)を封入する繊維質の物質から作製される2つの栓(13、14)で形成され、前記粉末(15)は、乾燥状態でフルオロフォアではなく水に溶解するとフルオロフォアになる塩の粉末を含むことを特徴とする、請求項1から15のいずれか1項に記載のストロー。
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