JP6529309B2 - キャスク用バスケットの支持固定装置 - Google Patents

キャスク用バスケットの支持固定装置 Download PDF

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Description

本発明は、使用済み核燃料集合体を輸送や貯蔵するためのキャスクにおいて、この使用済み核燃料集合体を収容する角パイプを支持固定するためのバスケットの支持固定装置に関するものである。
原子炉から取り出された使用済み核燃料集合体(以下、燃料集合体という)は、放射線を出し続けるとともに、燃料集合体の崩壊熱を発するため、たとえば原子炉建屋内の貯蔵プールなどに保管される。燃料集合体の輸送や貯蔵の際には、放射線漏れや崩壊熱による過大な温度上昇を防止するためキャスクが用いられる。このキャスクには、放射線を遮蔽する機能や崩壊熱を放熱して温度上昇を抑制する除熱機能が不可欠であるとともに、破損がないよう強い強度が求められる。
従来のキャスクはこれらの機能を担保するため、図5に示すように、使用済み核燃料棒を収容する角パイプ100と、角パイプ100の束からなる束体101と、この束体101を防護する胴体102と、この胴体102を覆うとともに中性子の放射を遮蔽する中性子遮蔽体103と、最も外周で熱放出を行う除熱フィン104付の外殻ケーシング106と、両端部には万一の落下に備えて落下の衝撃を吸収する緩衝体105と、を有する構造となっている。
たとえば特許文献1では、角パイプが嵌合される複数の穴が上下左右に形成された円盤を一定間隔ごとに配置するとともに、4本の締付けロッドで連結し、締付けロッドに外嵌されたスペーサにより円盤の間隔を保持している。この構造により、使用済み核燃料による崩壊熱の十分な放熱と、落下などの衝撃に耐える強度を確保している。
特許第4406990号公報
しかしながら、上記キャスクで崩壊熱により発生する熱応力を緩和する必要があった。
本発明は、使用済み核燃料による崩壊熱により発生する熱応力を吸収できるバスケットの支持固定装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、請求項1に係る発明は、
使用済み核燃料集合体を輸送または貯蔵するキャスク用バスケットの支持固定装置であって、
複数本の角パイプが側面を互いに対面させて配列される束体と、
上記束体の外周部に全周囲にわたって外嵌されるとともに、束体軸方向に所定間隔をあけて配置される複数の拘束プレートと、
上記複数の拘束プレートの外周に束体軸方向に沿って配置される複数本の連結レールと、
各拘束プレートと各連結レールとを互いに連結させる複数の連結機構と、を具備し、
各連結機構は、
拘束プレートにそれぞれ形成された嵌合部と、
連結レールに形成され角パイプの熱膨張長さの範囲で束体軸心方向のスライドを許容するように上記嵌合部と嵌合される嵌入部と、
上記嵌合部と嵌入部とを、全部の連結機構、または1枚の拘束プレートを除く残部の拘束プレートに対応した連結機構において上記熱膨張長さの範囲でスライド可能に連結する締結具と、を有することを特徴としている。
請求項2に係る発明は、
使用済み核燃料集合体を輸送または貯蔵するキャスク用バスケットの支持固定装置であって、
複数本の角パイプが側面を互いに対面させて配列される束体と、
上記束体の外周部に全周囲にわたって外嵌されるとともに、束体軸方向に所定間隔をあけて配置される複数の拘束プレートと、
上記複数の拘束プレートの外周に束体軸方向に沿って配置される複数本の連結レールと、
各拘束プレートと各連結レールとを連結させる連結機構と、
隣接する連結レールの間に配置される除熱ブロックと、を具備し、
前記連結機構は、上記拘束プレートと連結レールとを、全部の前記連結機構、または1枚の拘束プレートを除く残部の拘束プレートに対応した前記連結機構において、上記角パイプの熱膨張長さの範囲でスライド可能に連結するものであり、
上記角パイプと除熱ブロックとがアルミニウム合金製であるとともに、上記拘束プレートと連結レールとが鋼製であることを特徴としている。
請求項3に係る発明は、
使用済み核燃料集合体を輸送または貯蔵するキャスク用バスケットの支持固定装置であって、
複数本の角パイプが側面を互いに対面させて配列される束体と、
上記束体の外周部に全周囲にわたって外嵌されるとともに、束体軸方向に所定間隔をあけて配置される複数の拘束プレートと、
上記複数の拘束プレートの外周に束体軸方向に沿って配置される複数本の連結レールと、
各拘束プレートと各連結レールとを互いに連結させる複数の連結機構と、を具備し、
上記拘束プレートは、束体の上端に配置されるトッププレートと、束体の下端に配置されるボトムプレートと、これらトッププレートとボトムプレートとの間に配置される中間プレートとを有し、
上記ボトムプレートと連結レールとが、上記連結機構によって密に結合されるとともに、上記中間プレートと連結レールとが、上記連結機構によって、ボトムフレームから当該中間プレートまでの角パイプの熱膨張長さの範囲で束体軸心方向にスライド可能に結合されていることを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、束体を保持する拘束プレートを、連結機構を介して、束体の熱膨張長さの範囲で束体軸方向にスライド自在に連結レールに連結したので、角パイプの熱膨張に起因して束体が軸方向に伸びる応力を吸収することができ、使用済み核燃料により発生する角パイプに生じる束体軸方向の熱応力を効果的に吸収することができるとともに、連結機構において、嵌合部と嵌入部で荷重を支持することができる構造としたので、締結具にせん断応力が生じることがない
請求項2に係る発明によれば、熱膨張率の高い角パイプであっても、拘束プレートを、連結機構を介して熱膨張長さの範囲でスライド可能としたので、束体軸方向の熱応力を吸収することができる。また強度の高い鋼製の拘束プレートと連結レールにより、十分に強度を保証することができる。さらに熱膨張率の高い角パイプと除熱ブロックにより、崩壊熱を効果的に放散できて除熱性能を向上することができる。
請求項3に係る発明によれば、キャスク吊り下げ時の荷重を、連結レールを介して直接ボトムプレートで支持することができ、安定して持ち運ぶことができる。
本発明の実施の形態に係るキャスク用バスケットの支持固定装置の実施例を示す一部切り欠き斜視図である。 (a)〜(f)は外周拘束部材を示し、(a)はトッププレートの平面図、(b)は中間プレートの平面図、(c)はボトムプレートの平面図、(d)は(a)に示すA−A断面図、(e)は中間プレートの側面図、(f)は(c)に示すB−B断面図である。 (a)および(b)は連結レールを示し、(a)は正面図、(b)は縦断面図である。 (a)および(b)は支持固定装置の組立て手順を示す横断面図で、(a)は組立前、(b)は組立後を示す。 従来のキャスクの構造を示す一部断面斜視図である。
本発明の実施形態に係るキャスク用バスケットの支持固定装置(以下、支持固定装置という)を図1〜図4を参照して説明する。
図1に示すように、キャスクには、使用済み核燃料集合体(以下、燃料集合体という)を収容する複数の角パイプ41が、側面を互いに対面させて配列された束体40が設けられている。そして、束体40の外周部に全周囲にわたって外嵌される複数枚の外周拘束部材50(図では、51、52、52,53の4枚)が、束体軸方向Oに所定間隔をあけて配置されている。これら外周拘束部材50の外周部には、外周拘束部材50を互いに連結する連結レール60が、外周拘束部材50の外周部に周方向に略一定間隔をあけて複数本、図では4本が束体軸方向Oに沿って配置されている。そして、これら連結レール60と外周拘束部材50とが、熱膨張による応力を吸収可能な連結機構80を介して連結されている。また束体40の外周部で、かつ隣接する連結レール60間および隣接する外周拘束部材50間に、束体40の外周部を拘束する除熱ブロック70が複数配置されている。
なお、角パイプ41は矩形(正方形)断面に形成され、その材質として、中性子吸収材であるサマリウム(Sn)を添加したボロンや、ボロン化合物を含有したアルミニウム合金が使用される。外周拘束部材50は、たとえば炭素鋼またはステンレス鋼など強度部材として用いられる。なお、負荷が小さい後述のトッププレート51はアルミニウム合金製であってもよい。除熱ブロック70は、熱伝動率が大きく除熱性能が高いアルミニウム合金製またはアルミニウム合金板の積層体製である。
[外周拘束部材]
外周拘束部材50は、キャクスを立設した時に上端となるトッププレート51と、下端となるボトムプレート53と、トッププレート51とボトムプレート53との間に配置される中間プレート52とを具備しており、中間プレート52は所定間隔をあけて上下に配置される上部中間プレート21および下部中間プレート22からなる。そして、束体40の下端部がボトムプレート53により下方から支持され、束体40の上端部がトッププレート51により上方から押さえられ、束体40の中間部が中間プレート52で外周部を拘束されている。
図2(a)(d)に示すように、トッププレート51は環状円盤形に形成されて、束体40の上端部に対応して開口部11が形成されている。これら開口部11内に角パイプ41の上端部を抑える格子状の押さえ枠12が設けられている。また、トッププレート51の外周部に、連結レール60を嵌合する第一の嵌合部13が90°間隔をあけて4つ形成されている。各第一の嵌合部13の正面にねじ穴13aが半径方向に形成されている。
図2(b)(e)に示すように、中間プレート52は束体40を囲む環状円盤形に形成され、上部中間プレート21と下部中間プレート22とは同一形状であるため、上部中間プレート21のみを説明し、下部中間プレート22の説明は省略する。なお、()内は下部中間プレート22の名称である。
上部中間プレート21は、束体40の外周部が嵌合される開口部23が形成されている。また、上部中間プレート21の外周部に、連結レール60を嵌合する第二の嵌合部24(第三の嵌合部25)が90°間隔をあけて4つ形成されている。第二の嵌合部24(第三の嵌合部25)の正面にねじ穴24a(25a)が半径方向に形成されている。
図2(c)(f)に示すように、ボトムプレート53は環状円盤形に形成され、束体40の下端部に対応して開口部31が形成され、これら開口部31内で角パイプ41の下端部を下方から支持する格子状の支持枠32が設けられている。また、ボトムプレート53は、連結レール60を嵌合する第四の嵌合部33が外周部に90°の間隔をあけて4つ形成されている。これら第四の嵌合部33の正面に、ねじ穴33aが半径方向に形成されている。
[連結レール]
図3に示すように、連結レール60は、ステンレス鋼や炭素鋼からなる強度部材で、矩形断面に形成される。またステンレス鋼にボロンやボロン化合物を添加した合金鋼や、ガドリニウム(Gd)を添加した合金鋼により、連結レール60を形成してもよい。
連結レール60の内面には、第一の嵌合部13が嵌合される第一の嵌入部61と、第二の嵌合部24が嵌合される第二の嵌入部62と、第三の嵌合部25が嵌合される第三の嵌入部63と、第四の嵌合部33が嵌合される第四の嵌入部64がそれぞれ形成されている。
第一の嵌入部61は、上端が開放された側面視L字形に切り欠かれている。第二の嵌入部62、第三の嵌入部63および第四の嵌入部64は、それぞれ側面視が角溝形に切り欠かれている。また第四の嵌入部64には、正面から切り欠き底面にわたって、締結具である締結ボルト64bを嵌合する座ぐり付の穴64aが穿設されている。また第一〜第三の嵌入部61〜63には、正面から切り欠き底面にわたって、締結具である締結ボルト61b〜63bを嵌合する座ぐり付の長穴61a〜63aが長さ方向にそれぞれ穿設されている。
[連結機構]
図3および図4を参照して連結機構80を説明する。
この実施例では、連結レール60の第四の嵌入部64がボトムプレート53の第四の嵌合部33と密に嵌合して、第四の嵌入部64におけるスライド幅δ4が0に設定されている。
また第三の嵌入部63における第三の嵌合部25のスライドを許容するスライド幅:δ3が長さ方向に設けられている。さらに第二の嵌入部62における第二の嵌合部24のスライドを許容するスライド幅:δ2が長さ方向に設けられている。ここで、これらスライド幅は、δ4(=0)<δ3<δ2<δ1(=∞)に設定される。第一の嵌入部61は上端が開放されているためスライド幅は∞としている。
そして、連結機構80において、連結レール60の第一〜第四の嵌入部61〜64に外周拘束部材50の第一〜第四の嵌合部13,24,25,33がそれぞれ嵌め込まれ、締結ボルト61b〜64bを長穴61a〜64a、穴64aを介してねじ穴13a,24a,25a,33aにそれぞれ嵌合し締め付けることにより、束体40に外嵌された4枚の外周拘束部材50と4本の締結ロッド60を組み立てる。
詳細に説明すると、第一の嵌入部61では、第四の嵌入部64から第一の嵌入部61までの距離L1における角パイプ41の熱膨張長さから、距離L1における連結レール60の熱膨張長さを減算してスライド幅δ1が求められる。また第二の嵌入部62では、第四の嵌入部64から第二の嵌入部62までの距離L2における角パイプ41の熱膨張長さから、距離L2における連結レール60の熱膨張長さを減算してスライド幅δ2が求められる。さらに第三の嵌入部63では、連結レール60の第四の嵌入部64から第三の嵌入部63までの距離L3における角パイプ41の熱膨張長さから、距離L3における連結レール60の熱膨張長さを減算してスライド幅δ3が求められる。さらに、これらスライド幅δ1〜δ3に対応して、第一〜第三嵌入部61〜63における長穴62a〜63aの長さが設定されている。ここで、燃料集合体の崩壊熱による加熱温度は、たとえば300〜400℃である。
燃料集合体を収容しない時、連結レール60とボトムプレート53が連結固定され、すなわち崩壊熱により加熱されない時に、キャスクを吊下げ時に加わる負荷は、連結レール60から第四の嵌入部64および第四の嵌合部33を介してボトムプレート53に伝達され、キャスクを安定して支持することができる。
角パイプ41内に収容された燃料集合体の崩壊熱により加熱されている場合、角パイプ41と連結レール60の熱膨張長さの差により、第二、第三嵌入部62,63では、第二、第三嵌合部24,25が上方にスライドされて第二、第三嵌入部62,63の上面壁に当接されていることにより、燃料集合体の崩壊熱により発生する熱応力を吸収することができる。また加熱されている場合、キャスクの吊下げ時に加わる負荷は、連結レール60から第二〜第四の嵌入部62〜64、第二〜四の嵌合部24,25,33を介して上部中間プレート21、下部中間プレート22およびボトムプレート53に伝達されるが、第二〜第四嵌合部24〜33の上側面が第二〜第四嵌入部62〜64の上面壁に当接されて、締結ボルト62b〜64bにせん断力がかかることがなく、キャスクを安定して支持することができる。もちろん、この時第一嵌入部61の締結ボルト61bにせん断力がかかるが、このせん断力はトッププレート51の重量を支持するだけでよく、小さいので締結ボルト61bで十分支持することができる。
[実施の形態の効果]
上記実施の形態によれば、束体40を保持する外周拘束部材50を、束体40の熱膨張長さの範囲で束体軸方向Oにスライド自在な連結機構80を介して連結レール60に連結したので、角パイプ41の熱膨張に起因して束体軸方向Oに伸びる応力を吸収することができ、使用済み核燃料集合体により発生する角パイプ41に生じる束体軸方向Oの熱応力を効果的に吸収することができる。
また連結機構80において、第二〜第四の嵌入部62〜64と第二〜第四の嵌合部24,25,33で荷重を支持する構造としたので、締結ボルト62b〜64b具にせん断負荷が生じることがない。
さらに熱膨張率の高いアルミニウム合金製の角パイプ41であっても、外周拘束部材50を、連結機構80を介して熱膨張長さの範囲でスライド可能としたので、崩壊熱の熱膨張により生じる束体軸方向Oの熱応力を吸収することができる。また強度の高い鋼製の外周拘束部材50と連結レール60により、十分に強度を保証することができる。さらに熱膨張率の高いアルミニウム合金製の角パイプ41と除熱ブロック70により、崩壊熱を効果的に放散できて除熱性能を向上することができる。
さらにまた燃料集合体の未収納時にキャスクを吊り下げ場合、キャスクの荷重を、連結レール60を介して直接ボトムプレート53で支持することができ、安定して持ち運ぶことができる。
なお、この実施の形態では、燃料集合体の崩壊熱により発生する熱応力を吸収するために、この連結機構80では、固定部分とスライド部分を設けてスライド幅をδ4(=0)<δ3<δ2<δ1(=∞)としたが、燃料集合体の収納時にキャスクを吊り下げる場合、連結機構80に大きな負荷がかかるため、第一〜第四の嵌入部61〜64で熱膨張によりスライドした後に、第二〜第四の嵌入部62〜64の上側面に第二〜第四の嵌合部24,25,33が接して支持されて負荷が締結ボルトにかからなければよく、連結機構のスライド幅を第一〜第四の嵌入部61〜64において、たとえばδ4=δ3=δ2=δ1としてスライド可能に構成しても差し支えない。
13 第一の嵌合部
21 上部中間プレート
22 下部中間プレート
24 第二の嵌合部
24a ねじ穴
25 第三の嵌合部
25a ねじ穴
33 第四の嵌合部
33a ねじ穴
40 束体
41 角パイプ
50 外周拘束部材
51 トッププレート
52 中間プレート
53 ボトムプレート
60 連結レール
61 第一の嵌入部
61a 長穴
61b 締結ボルト(締結具)
62 第二の嵌入部
62a 長穴
62b 締結ボルト(締結具)
63 第三の嵌入部
63a 長穴
63b 締結ボルト(締結具)
64 第四の嵌入部
64a 穴
65b 締結ボルト(締結具)
70 除熱ブロック
80 連結機構
O 束体軸方向

Claims (3)

  1. 使用済み核燃料集合体を輸送または貯蔵するキャスク用バスケットの支持固定装置であって、
    複数本の角パイプが側面を互いに対面させて配列される束体と、
    上記束体の外周部に全周囲にわたって外嵌されるとともに、束体軸方向に所定間隔をあけて配置される複数の拘束プレートと、
    上記複数の拘束プレートの外周に束体軸方向に沿って配置される複数本の連結レールと、
    各拘束プレートと各連結レールとを互いに連結させる複数の連結機構と、を具備し、
    各連結機構は、
    拘束プレートにそれぞれ形成された嵌合部と、
    連結レールに形成され角パイプの熱膨張長さの範囲で束体軸心方向のスライドを許容するように上記嵌合部と嵌合される嵌入部と、
    上記嵌合部と嵌入部とを、全部の連結機構、または1枚の拘束プレートを除く残部の拘束プレートに対応した連結機構において上記熱膨張長さの範囲でスライド可能に連結する締結具と、を有することを特徴とするキャスク用バスケットの支持固定装置。
  2. 使用済み核燃料集合体を輸送または貯蔵するキャスク用バスケットの支持固定装置であって、
    複数本の角パイプが側面を互いに対面させて配列される束体と、
    上記束体の外周部に全周囲にわたって外嵌されるとともに、束体軸方向に所定間隔をあけて配置される複数の拘束プレートと、
    上記複数の拘束プレートの外周に束体軸方向に沿って配置される複数本の連結レールと、
    各拘束プレートと各連結レールとを連結させる連結機構と、
    隣接する連結レールの間に配置される除熱ブロックと、を具備し、
    前記連結機構は、上記拘束プレートと連結レールとを、全部の前記連結機構、または1枚の拘束プレートを除く残部の拘束プレートに対応した前記連結機構において、上記角パイプの熱膨張長さの範囲でスライド可能に連結するものであり、
    上記角パイプと除熱ブロックとがアルミニウム合金製であるとともに、上記拘束プレートと連結レールとが鋼製であることを特徴とするキャスク用バスケットの支持固定装置。
  3. 使用済み核燃料集合体を輸送または貯蔵するキャスク用バスケットの支持固定装置であって、
    複数本の角パイプが側面を互いに対面させて配列される束体と、
    上記束体の外周部に全周囲にわたって外嵌されるとともに、束体軸方向に所定間隔をあけて配置される複数の拘束プレートと、
    上記複数の拘束プレートの外周に束体軸方向に沿って配置される複数本の連結レールと、
    各拘束プレートと各連結レールとを互いに連結させる複数の連結機構と、を具備し、
    上記拘束プレートは、束体の上端に配置されるトッププレートと、束体の下端に配置されるボトムプレートと、これらトッププレートとボトムプレートとの間に配置される中間プレートとを有し、
    上記ボトムプレートと連結レールとが、上記連結機構によって密に結合されるとともに、上記中間プレートと連結レールとが、上記連結機構によって、ボトムフレームから当該中間プレートまでの角パイプの熱膨張長さの範囲で束体軸心方向にスライド可能に結合されていることを特徴とするキャスク用バスケットの支持固定装置。
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