JP6528778B2 - ガラス板、積層板、ガラス板の製造方法、および積層板の製造方法 - Google Patents

ガラス板、積層板、ガラス板の製造方法、および積層板の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ガラス板、積層板、ガラス板の製造方法、および積層板の製造方法に関する。
少なくとも一方の主面にスクライブ線を有するガラス板が知られている。スクライブ線付きのガラス板に対し応力を加えることにより、スクライブ線に沿ってガラス板を割断することができる。
スクライブ線は、ガラス板の主面に対しホイールカッターを押し付けながら転動させることにより形成される(例えば特許文献1参照)。ホイールカッターの刃先がガラス板の主面に食い込むため、スクライブ線を構成する複数のガラス面はホイールカッターによって分け隔てられる。
日本国特許第4342039号公報
ガラス板を割断することで切断が行われる。切断面は、通常、ガラス板の主面に対し垂直であった。そのため、切断面と主面との境界部を面取加工する必要があり、切断と面取とが別々に行われており、生産性が低かった。
一方、特許文献1によれば、断面視においてガラス板の主面に対し斜めに交わるスクライブ線が形成される。しかしながら、スクライブ線に沿ってガラス板が割断される破断応力が経時的に上昇することがあり、割断条件の安定性が低かった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、生産性を向上でき、且つ、割断条件の安定性を向上できる、ガラス板、積層板、ガラス板の製造方法、および積層板の製造方法の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一の態様によれば、
少なくとも一方の主面に形成されるスクライブ線、および該スクライブ線を構成する複数のガラス面を有し、
前記スクライブ線の少なくとも一部において、前記複数のガラス面は、それぞれ断面視において前記主面に斜めに交わり、且つ、互いに前記スクライブ線の深さ方向全体に亘って密着し、
前記スクライブ線が、前記ガラス板の両方の主面にそれぞれ形成され、前記主面に対して垂直な方向から見たときに重なる、ガラス板が提供される。



本発明の一態様によれば、生産性を向上でき、且つ、割断条件の安定性を向上できる、ガラス板、積層板、ガラス板の製造方法、および積層板の製造方法が提供される。
本発明の一実施形態によるガラス板の断面図である。 図1の第1スクライブ線および第2スクライブ線に沿ってガラス板を割断することで得られる2枚のガラス板の断面図である。 図2の2枚のガラス板のうちの一方の平面図である。 実施例1によるスクライブ線の形成方法を示す側面図である。 実施例1によるスクライブ線の形成位置と試験片の切り出し位置との関係を示す平面図である。 実施例1による4点曲げ試験を示す側面図である。 比較例1によるスクライブ線の形成方法を示す側面図である。 比較例1によるスクライブ線の形成位置と試験片の切り出し位置との関係を示す平面図である。 比較例1による4点曲げ試験を示す側面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。各図面において、同一の又は対応する構成には、同一の又は対応する符号を付して説明を省略する。以下の説明において、数値範囲を表す「〜」はその前後の数値を含む範囲を意味する。
図1は、本発明の一実施形態によるガラス板の断面図である。図2は、図1の第1スクライブ線および第2スクライブ線に沿ってガラス板を割断することで得られる2枚のガラス板の断面図である。図3は、図2の2枚のガラス板のうちの一方の平面図である。
ガラス板10は、第1スクライブ線12および第2スクライブ線16に沿って割断された後、例えば自動車用窓ガラス、建築用窓ガラス、ディスプレイ用基板、ディスプレイ用カバーガラスとして用いられる。ガラス板10は、例えばソーダライムガラス、無アルカリガラス、化学強化用ガラスなどで形成されてよい。化学強化用ガラスは、化学強化処理された後、例えばカバーガラスとして用いられる。
ガラス板10は、図1では平板であるが、湾曲板でもよい。ガラス板10の形状は、特に限定されないが、例えば矩形状、台形状、円形状、楕円形状などであってよい。ガラス板10の厚さは、ガラス板10の用途に応じて適宜設定され、例えば0.01cm〜2.5cmである。
ガラス板10は、第1主面11、第1主面11に形成される第1スクライブ線12、および第1スクライブ線12を構成する複数のガラス面13、14を有する。第1スクライブ線12の少なくとも一部において、一方のガラス面13は第1主面11に鈍角に交わり、他方のガラス面14は第1主面11に鋭角に交わり、これらのガラス面13、14が第1スクライブ線12の深さ方向全体に亘って密着する。これにより、下記(1)、(2)の効果が得られる。
(1)第1スクライブ線12への大気中の水分の侵入が抑制できる。水分の侵入は第1スクライブ線12のクラック先端(深さ方向先端部)の形状変化につながる。本実施形態によれば、水分の侵入が抑制できるため、第1スクライブ線12に沿ってガラス板10が割断される破断応力の変化が抑制でき、割断条件の安定性が向上する。
(2)第1スクライブ線12によるガラス板の光の透過率の低下が抑制できる。第1スクライブ線12の形成部分と、該形成部分から外れた部分とで、光の透過率の差が小さい。そのため、光を用いてガラス板10の欠陥検査を行う場合に、検査精度が向上する。
ガラス板10は、第1主面11とは反対側の第2主面15、第2主面15に形成される第2スクライブ線16、および第2スクライブ線16を構成する複数のガラス面17、18を有する。第2スクライブ線16の少なくとも一部において、一方のガラス面17は第2主面15に鈍角に交わり、他方のガラス面18は第2主面15に鋭角に交わり、これらのガラス面17、18が第2スクライブ線16の深さ方向全体に亘って密着する。これにより、下記(3)、(4)の効果が得られる。
(3)第2スクライブ線16への大気中の水分の侵入が抑制できる。水分の侵入は第2スクライブ線16のクラック先端の形状変化つながる。本実施形態によれば、水分の侵入が抑制できるため、第2スクライブ線16に沿ってガラス板10が割断される破断応力の変化が抑制でき、割断条件の安定性が向上する。
(4)第2スクライブ線16によるガラス板の光の透過率の低下が抑制できる。第2スクライブ線16の形成部分と、該形成部分から外れた部分とで、光の透過率の差が小さい。そのため、光を用いてガラス板10の欠陥検査を行う場合に、検査精度が向上する。
第1スクライブ線12および第2スクライブ線16は、断面視において、それぞれ略直線状に形成され、ハの字状に形成される。尚、第1スクライブ線12の深さ方向先端部および第2スクライブ線16の深さ方向先端部は、直線状ではなく曲線状に形成されてもよい。
第1スクライブ線12および第2スクライブ線16は、第1主面11および第2主面15に対して垂直な方向から見たときに重なる。第1主面11および第2主面15の両方にスクライブ線が形成されるため、割断の精度が良い。
第1スクライブ線12および第2スクライブ線16は、ガラス板10の端面と交差する。ガラス板10の端面を起点として割断することができるので、割断が容易である。
第1スクライブ線12および第2スクライブ線16に沿ってガラス板10が割断される破断応力は、ガラス板10を5分間水中に浸漬した後で測定する場合、浸漬する前に測定する場合の90%〜100%である。ガラス板10を水中に浸漬することで破断応力がほとんど低下しないため、水中よりも水分濃度の低い大気中でガラス板10を保管すると、破断応力がほぼ低下しない。そのため、ガラス板10の保管条件(例えば保管時間)に関係なく、同じ条件でガラス板10が割断できる。同じ条件でガラス板10を割断するためには、破断応力が経時的に上昇しないことが重要である。本実施形態によれば、破断応力は経時的に上昇せず、経時的に変化しないか、経時的に僅かに低下する。そのため、保管条件に関係なく、同じ条件でガラス板10が割断できる。
ガラス板10を板厚方向に透過する光の透過率は、第1スクライブ線12および第2スクライブ線16の形成部分において測定する場合に、上記形成部分から外れた部分において測定する場合の94%〜100%である。透過率の測定用の光の波長は700nm〜1000nmの任意の波長である。
第1スクライブ線12および第2スクライブ線16は、ガラス板10に熱応力を加えることにより形成される。この場合、ガラス面13、14、17、18は、光沢を呈し、意匠性に優れる。
例えば、第1スクライブ線12および第2スクライブ線16は、レーザ光をガラス板10に対し照射すると共にその照射位置(以下、レーザ照射位置ともいう)を移動させることにより形成される。
また、第1スクライブ線12および第2スクライブ線16は、レーザ光をガラス板10に対し照射すると共にその照射位置を移動させ、且つ、ガラス板10に対し冷媒を吹付けると共にその吹付け位置をレーザ照射位置に同期して移動させることにより形成されてもよい。
第1スクライブ線12および第2スクライブ線16に沿ってガラス板10を割断すると、図2に示すように2枚のガラス板10−1、10−2が得られる。これらのガラス板10−1、10−2の製造方法は、ガラス板10を第1スクライブ線12および第2スクライブ線16に沿って割断する工程を有する。
2枚のガラス板10−1、10−2のうちの一方(ガラス板10−1)は、第1主面11に鈍角に交わるガラス面13と、第2主面15に鈍角に交わるガラス面17と、第1主面11および第2主面15に対して垂直な垂直面とを有する。複数のガラス面13、17およびこれらのガラス面13、17を接続する垂直面で切断面が構成される。
また、2枚のガラス板10−1、10−2のうちの他方(ガラス板10−2)は、第1主面11に鋭角に交わるガラス面14と、第2主面15に鋭角に交わるガラス面18と、第1主面11および第2主面15に対して垂直な垂直面とを有する。複数のガラス面14、18およびこれらのガラス面14、18を接続する垂直面で切断面が構成される。
2枚のガラス板10−1、10−2のうちの一方(ガラス板10−1)は、面取が不要である。そのため、加工時間や加工コストが削減でき、生産性が向上できる。尚、2枚のガラス板10−1、10−2の他方(ガラス板10−2)は、製品とはならなくてよい。
ガラス面13は、第1主面11とのなす角が135°超となるように形成されてよい。この角度で形成されることにより、ガラス面13と第1主面11との境界が目立ちにくく、意匠性が良好である。また、上記境界の手触りが滑らかになる。ガラス面13と第1主面11とのなす角は好ましくは150°以上である。同様に、ガラス面17は、第2主面15とのなす角が135°超となるように形成されてよい。
ガラス面13の表面粗さRa(日本工業規格のJISB0601に記載の算術平均粗さRa)は、例えば100nm以下である。表面粗さRaが100nm以下であれば、光沢度が十分得られ、意匠性が良好である。表面粗さRaは、好ましくは50nm以下、より好ましくは30nm以下である。同様に、ガラス面17の表面粗さRaは例えば100nm以下である。尚、製品とはならないガラス板10−2のガラス面14、18の表面粗さは、特に限定されないが、100nm以下であってよい。
ガラス面13は、ウォルナー線(Wallner lines)またはアレスト線(Arrest lines)の少なくとも一方を含む回折格子を形成する。「ウォルナー線」とは、クラックの伸展方向を示す縞模様の線である。「アレスト線」は、クラックの伸展の一時停止を示す縞模様の線である。以下、ウォルナー線およびアレスト線をまとめてクラックの伸展状況を表す線と呼ぶ。
ガラス面13が回折格子を形成するため、ガラス面13に太陽光などの可視光を当てると、光の回折と干渉によって構造色が見える。見る角度に応じて、様々な色彩が見られる。よって、ガラス板10−1の外縁の視認性が高い。同様に、ガラス面17は、ウォルナー線またはアレスト線の少なくとも一方を含む回折格子を形成する。尚、製品とはならないガラス板10−2のガラス面14、18は、ウォルナー線またはアレスト線の少なくとも一方を含む回折格子を形成してもよいし、形成しなくてもよい。
クラックの伸展状況を表す線19は、図3に示すように第1主面11や第2主面15に対して垂直な方向から見たときに、ガラス板10−1の外縁(第1スクライブ線12や第2スクライブ線16)に沿って間隔をおいて複数形成される。線19がガラス板10−1の外縁に対して垂直な方向に間隔をおいて複数形成される場合に比べて、線19の数が多く、構造色が見える角度が広い。
線19のピッチPは、例えば0.1μm〜1000μmである。線19のピッチPが上記範囲内であると、可視光の回折と干渉によって構造色が現れやすい。線19のピッチPは、好ましくは0.2μm〜500μm、より好ましくは0.5μm〜300μmである。
線19のピッチPは、例えば顕微鏡写真上でガラス板10−1の外縁に沿って1000μmの長さの範囲にある線19の数を計測することにより測定される。尚、線19は、ガラス板10の割断後に計測される。割断前は、第1スクライブ線12を構成するガラス面13、14同士が密着しており、また、第2スクライブ線16を構成するガラス面17、18同士が密着しているので、線19の観測は困難である。
線19は、第1主面11および第2主面15に対して垂直な方向から見たときに曲線状に形成されてよい。曲線は互いに垂直な2つの成分に分解できる。そのため、線19が直線状に形成される場合よりも、構造色が見える角度が広い。
[実施例1]
図4は、実施例1によるスクライブ線の形成方法を示す側面図である。図5は、実施例1によるスクライブ線の形成位置と破断強度試験の試験片の切り出し位置との関係を示す平面図である。図5において試験片の切り出し位置を破線で示す。図6は、実施例1による4点曲げ試験を示す側面図である。
実施例1では、ガラス板10Aに対しレーザ光20Aを照射すると共にその照射位置を移動させ、且つ、ガラス板10Aに対し冷媒を吹付けると共にその吹付け位置をレーザ照射位置と同期して移動させることで、スクライブ線12A、16Aを形成した。スクライブ線12A、16Aは、レーザ照射位置の移動軌跡に沿って形成された。
ガラス板10Aは、板厚2.8mmのもの(旭硝子社製ソーダライムガラス)を用いた。
レーザ光20Aは、光源がYbファイバーレーザ(波長1070nm)、光源の出力が440W、ガラス板の吸収係数αが0.57cm−1、パワー密度分布がガウス分布であった。レーザ光20Aは、ガラス板10Aの主面11Aに対し垂直に入射させ、ガラス板10Aの反対側の主面15Aから出射させた。ガラス板10Aの光源側の主面11Aにおいて、レーザ光20Aは、直径0.4mmの円形に形成し、70mm/secの速度で移動させた。レーザ照射位置の移動開始点SPはガラス板10Aの端面に設定し、移動開始点SPにおける端面の法線方向とレーザ照射位置の移動方向とのなす角(進入角)θは21.8°に設定した。光源とガラス板10Aとの間には集光レンズ25Aを配設した。集光レンズ25Aの焦点は光源側の主面11Aから光源側に15.3mm離れた位置とし、集光角は1.5°とした。
冷却ノズル30Aは、ガラス板10Aの両側にそれぞれ配設し、ガラス板10Aの両方の主面11A、15Aに冷媒を吹き付けた。各冷却ノズル30Aの中心線は、レーザ光20Aの中心線と一致させた。各冷却ノズル30Aは、直径1mmの円形の噴出口を有し、ガラス板10Aとの間に18mmのギャップを形成し、30L/minの流量の冷媒を噴出した。冷媒としては、圧縮空気を用いた。
レーザ光20Aの光源および冷却ノズル30Aと、ガラス板10Aとを相対的に移動させることによりガラス板10Aに熱応力場を形成し、その熱応力場によりスクライブ線12A、16Aを形成した。断面視において、スクライブ線12A、16Aはハの字状に形成され、一方のスクライブ線12Aは光源側の主面11Aに斜めに交わり、他方のスクライブ線16Aは反対側の主面15Aに斜めに交わっていた。
スクライブ線12A、16A付きのガラス板10Aの破断応力は、4点曲げ試験により測定した。試験片40Aの寸法は、50mm×40mm×2.8mmとした。一部の試験片40Aは水中に5分間浸漬した後で破断応力を測定し、残りの試験片40Aは水中に浸漬せずに破断応力を測定した。
スクライブ線12A、16A付きのガラス板10Aの光の透過率は、試験片40Aの切り出し前に、分光器(オーシャンオプティクス社製Maya2000-Pro)を用いて測定した。測定場所は、スクライブ線12A、16Aの形成部分と、スクライブ線12A、16Aの形成部分から外れた部分の両方とした。透過率を測定する光の波長は700nm、850nm、1000nmとした。測定は、基準光源から出た光をインライン・メカニカル・アッティネータ(オーシャンオプティクス社製FAV−UV)とコリメートレンズ(レンズ径5mmオーシャンオプティクス社製74−UV)を経てガラスを透過させて分光器によって測定した、このとき積分時間55ms、平均回数5回、スムージング回数5回とした。
[比較例1]
図7は、比較例1によるスクライブ線の形成方法を示す側面図である。図8は、比較例1によるスクライブ線の形成位置と破断強度試験の試験片の切り出し位置との関係を示す平面図である。図8において試験片の切り出し位置を破線で示す。図9は、比較例1による4点曲げ試験を示す側面図である。
実施例1では、ガラス板110の一方の主面111に対し、ホイールカッター150を押し付けながら転動させることにより、スクライブ線112を形成した。
ガラス板110は、板厚2.8mmのもの(旭硝子社製ソーダライムガラス)を用いた。
ホイールカッター150は、MDI社製のPenettを用いた。ホイールカッター150の押し付け荷重は8N、ホイールカッター150の移動速度は40mm/secとした。
ホイールカッター150の刃先には、ガラス板との摩擦を低減する潤滑剤として灯油を供給した。
スクライブ線112付きのガラス板110の破断応力および光の透過率は、実施例1と同様の方法で測定した。
[評価結果]
破断応力の評価結果を表1に示す。表1において、Sは水浸漬前の破断応力、Sは水浸漬後の破断応力である。
Figure 0006528778
表1に示すように、実施例1では、Sを基準とするSの割合が91%であった。一方、比較例1では、Sを基準とするSの割合が129%であった。ホイールカッター150を用いた場合、試験片140を水中に浸漬することで破断応力が上昇した。これは、スクライブ線112に浸透した灯油が水中にしみ出し、スクライブ線112を構成するガラス面同士が再結合するためと推定される。
透過率の評価結果を表2に示す。表2において、Tはスクライブ線の形成部分から外れた部分における透過率、Tはスクライブ線の形成部分における透過率である。
Figure 0006528778
表2に示すように、実施例1では、Tを基準とするTの割合が94%以上と高かった。一方、比較例1では、Tを基準とするTの割合が93%以下であった。以上のようにホイールカッター150を用いた場合、スクライブ線の形成部分における光の透過率Tが低くなった。
以上、ガラス板の実施形態等を説明したが、本発明は上記実施形態等に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で、種々の変形及び改良が可能である。
例えば、ガラス板10は、両方の主面にスクライブ線を有するが、少なくとも一方の主面にスクライブ線を有していればよい。
スクライブ線を構成する複数のガラス面は、スクライブ線の少なくとも一部において主面に斜めに交わればよく、スクライブ線の全体において主面に斜めに交わらなくてもよい。例えば、スクライブ線を構成する複数のガラス面は、スクライブ線のうち製品に対応する部分において主面に斜めに交わればよい。
スクライブ線の形成方法は、図4〜図5に示す方法に限定されない。例えば、図4〜図5では、レーザ照射位置の移動開始点SPはガラス板10Aの端面に設定するが、端面に設定しなくてもよい。また、図4〜図5では、移動開始点SPにおける端面の法線方向とレーザ照射位置の移動方向とが傾斜しているが、平行でもよい。断面視においてガラス板の主面に斜めに交わるスクライブ線を形成するため、断面形状または断面の強度分布が左右非対称なレーザ光をガラス板10Aに対し照射する方法もある。
ガラス板の割断方法は一般的なものであってよく、割断のための応力は機械的な応力、熱的な応力のいずれでもよい。
ガラス板の割断工程では、主面に対して垂直な垂直面を形成するため、スクライブ線の深さ方向先端の位置を基準に応力を加えてよい。スクライブ線の深さ方向先端の位置はレーザ光の中心の位置と略一致するため、レーザ光の中心の移動軌跡を基準に応力が加えられる。
ガラス板の割断工程では、例えば、ガラス板10を弾性体に載せ、ガラス板10を上方から押すことで、ガラス板10を割断する。得られる2つの割断片の剛性が異なる場合、ガラス板10を押す位置はレーザ光の中心の移動軌跡を基準にして剛性の低い方とされる。これにより、主面に対して垂直な垂直面が形成できる。
また、ガラス板の成形方法は、例えばフロート法、ダウンドロー法など公知の方法であってよい。また、フロート法で成形されたガラス板を用いる場合、ガラス板の主面のフロート成形時の上下位置を管理することが好ましい。フロート成形時の上下の位置、すなわち溶融スズと接触していた面である下面(ボトム面)と、溶融スズと接触しない面(トップ面)の表面性状等に合わせて割断条件を調整可能となるためである。
また、本発明の一態様においてガラス板は単板で用いられるが、ガラス板は膜と組み合わせて用いられてもよい。ガラス板と、ガラス板に形成される膜とで積層板が構成される。スクライブ線がガラス板の片面にのみ形成される場合、膜はスクライブ線と同じ面に形成されてもよいし、反対側の面に形成されてもよい。膜は、例えば導電膜やブラックマトリックス膜、低反射膜などである。
積層板の製造方法は、ガラス板に膜を形成する工程を有する。膜は、主にガラス板の主面に形成されるが、ガラス板の主面からはみ出すことが多く、ガラス板の端面にも形成されることが多い。膜が形成されたガラス板をスクライブ線に沿って割断することで、ガラス板の主面のみに膜が形成された積層板を容易に得ることが出来る。積層板の製造方法は、膜の成形後に、ガラス板と膜とを同時にスクライブ線に沿って割断する工程を有する。
膜の形成とスクライブ線の形成とはどちらが先でもよいが、スクライブ線の形成の後に膜の形成が行われることが好ましい。本発明のガラス板は、スクライブ線の形成の後においても経時的な割断の安定性が高いため、スクライブ線の形成と割断との間に他の工程を挟むことが容易であり、割断品質の低下を防止できるとともに工程の自由度が高まる。
ガラス板は、少なくとも一部に曲面形状および/または貫通穴を有してもよい。曲面形状および/または貫通穴は、ガラス板の主面に形成されてよい。曲面形状および/または貫通穴を有するガラス板をスクライブ線に沿って割断することで、加工精度の高いガラス板を容易に得ることが出来る。
ガラス板の製造方法は、ガラス板に対し曲げ成形加工および/または貫通穴の形成を行う工程を有する。曲げ成形加工や貫通穴の形成とスクライブ線の形成とはどちらが先でもよいが、スクライブ線の形成の後に曲げ成形加工や貫通穴の形成が行われることが好ましい。スクライブ線の形成の後に他の工程を行うことが容易であり前述と同様の効果を奏する。なお、曲げ成形加工は公知の方法を用いることができ、貫通穴の形成は公知の切削加工や穿孔方法を用いることができる。尚、ガラス板に膜が形成される場合、膜の形成前に曲げ成形加工や貫通穴の形成が行われてもよい。
ガラス板は、少なくとも一部に表面改質層を有してもよい。スクライブ線がガラス板の片面にのみ形成される場合、表面改質層はスクライブ線と同じ面に形成されてもよいし、反対側の面に形成されてもよい。表面改質層は、例えば表面近傍のガラス組成、残留応力、表面粗さ、結晶化度、屈折率、および透過率などのうちの少なくとも1つを変更した層であってよい。表面改質層は、耐傷性、抗菌性、耐候性、はっ水性、親水性、耐薬品性、耐油性、防指紋性、防眩性、および意匠性などうちの少なくとも1つの機能を備えてよい。
ガラス板の製造方法は、ガラス板に表面改質層を形成する工程を有する。表面改質層は、主にガラス板の主面に形成されるが、ガラス板の主面からはみ出すことが多く、ガラス板の端面にも形成されることが多い。表面改質層を有するガラス板をスクライブ線に沿って割断することで、主面のみに表面改質層を有するガラス板を容易に得ることが出来る。
表面改質層の形成とスクライブ線の形成とはどちらが先でもよいが、スクライブ線の形成の後に表面改質層の形成が行われることが好ましい。スクライブ線の形成の後に他の工程を行うことが容易であり前述と同様の効果を奏する。尚、ガラス板に膜が形成される場合、膜の形成前に表面改質の形成が行われてもよい。
表面改質の方法は、公知の方法であってよく、表面改質用液体の塗布、プラズマ処理やイオンビーム照射、エッチング処理、化学強化処理、物理強化処理、研削加工やプレス加工などが挙げられる。
本出願は、2014年9月24日に日本国特許庁に出願された特願2014−194056号に基づく優先権を主張するものであり、特願2014−194056号の全内容を本出願に援用する。
10 ガラス板
11 第1主面
12 第1スクライブ線
13 ガラス面
14 ガラス面
15 第2主面
16 第2スクライブ線
17 ガラス面
18 ガラス面
19 クラックの伸展状況を表す線

Claims (18)

  1. 少なくとも一方の主面に形成されるスクライブ線、および該スクライブ線を構成する複数のガラス面を有し、
    前記スクライブ線の少なくとも一部において、前記複数のガラス面は、それぞれ断面視において前記主面に斜めに交わり、且つ、互いに前記スクライブ線の深さ方向全体に亘って密着し、
    前記スクライブ線が、ガラス板の両方の前記主面にそれぞれ形成され、前記主面に対して垂直な方向から見たときに重なる、ガラス板。
  2. 前記スクライブ線に沿って前記ガラス板が割断される破断応力は、前記ガラス板を5分間水中に浸漬した後で測定する場合、浸漬する前に測定する場合の90%〜100%である、請求項1に記載のガラス板。
  3. 前記ガラス板を板厚方向に透過する光の透過率は、前記スクライブ線の形成部分において測定する場合、前記形成部分から外れた部分において測定する場合の94%〜100%であり、
    前記光の波長は700〜1000nmである、請求項1または2に記載のガラス板。
  4. 少なくとも1つの前記ガラス面は、ウォルナー線またはアレスト線の少なくとも一方を含む回折格子を形成する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のガラス板。
  5. 前記ウォルナー線または前記アレスト線の少なくとも一方が、前記主面に対して垂直な方向から見たときに前記スクライブ線に沿って間隔をおいて複数形成される、請求項4に記載のガラス板。
  6. 前記ウォルナー線または前記アレスト線の少なくとも一方が、前記主面に対して垂直な方向から見たときに曲線状に形成される、請求項4または5に記載のガラス板。
  7. 前記スクライブ線が、前記ガラス板の端面と交差する、請求項1〜のいずれか1項に記載のガラス板。
  8. 少なくとも一部に曲面形状及び/又は貫通穴を有する、請求項1〜のいずれか1項に記載のガラス板。
  9. 少なくとも一部に表面改質層を有する、請求項1〜のいずれか1項に記載のガラス板。
  10. 請求項1〜のいずれか1項に記載のガラス板と、
    該ガラス板に形成される膜とを有する、積層板。
  11. 請求項1〜のいずれか1項に記載のガラス板を前記スクライブ線に沿って割断する、ガラス板の製造方法。
  12. 前記スクライブ線は、レーザ光を前記ガラス板に照射し、その位置を移動させて、熱応力によって形成する、請求項11に記載のガラス板の製造方法。
  13. 前記レーザ光は、光源をYbファイバーレーザでパワー密度分布をガウス分布とする、請求項12に記載のガラス板の製造方法。
  14. 前記スクライブ線の形成の後、前記ガラス板の割断の前に、前記ガラス板に対し曲げ成形加工および/または貫通穴の形成を行う、請求項11〜13のいずれか1項に記載のガラス板の製造方法。
  15. 前記スクライブ線の形成の後、前記ガラス板の割断の前に、前記ガラス板に表面改質層を形成する、請求項11〜14のいずれか1項に記載のガラス板の製造方法。
  16. 請求項1〜のいずれか1項に記載のガラス板に膜を形成し、その後、前記ガラス板と前記膜とを同時に前記スクライブ線に沿って割断する、積層板の製造方法。
  17. 前記スクライブ線の形成の後、前記膜の形成前に、前記ガラス板に対し曲げ成形加工および/または貫通穴の形成を行う、請求項16に記載の積層板の製造方法。
  18. 前記スクライブ線の形成の後、前記膜の形成前に、前記ガラス板に表面改質層を形成する、請求項16または17に記載の積層板の製造方法。
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