JP6528423B2 - 経皮投与デバイス、および、経皮投与デバイス収容体 - Google Patents

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Description

本発明は、薬剤などを皮膚に投与するときに用いられる経皮投与デバイス、および、経皮投与デバイスを備える経皮投与デバイス収容体に関する。
薬剤の投与対象に対して薬剤を投与する方法の1つとして、対象の皮内に薬剤を投与する方法が提案されている。この投与方法では、例えば、複数の突起部を有した投与部を備える経皮投与デバイスを用いて皮膚に孔や切れ目が形成され、その後、皮膚に形成された孔や切れ目から、薬剤が皮内に投与される。
経皮投与デバイスの備える微細な突起部は、数百μmから数mm程度の長さしか有しないことから、経皮投与デバイスは、突起部を保護するためのケースを備えた状態で流通する。ケースは、例えば、上蓋と下蓋とから構成され、突起部の延びる方向において、穿孔部が、下蓋と上蓋との間に挟まれている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−28108号公報
ところで、経皮投与デバイスが用いられるとき、ケースから上蓋が外され、投与部がケース内から取り出される。このとき、経皮投与デバイスの使用者は、上蓋と下蓋とのうちのどちらに投与部を支持させるかを判断する必要がある分だけ、投与部の取り出しにかかる時間が長くなったり、投与部の取り出しに際して考慮しなければならない事項が増えたりする。そこで、経皮投与デバイスには、経皮投与デバイスを用いるときの取り扱いがより簡単であることが求められている。
本発明は、使用時の取り扱いを簡単にすることのできる経皮投与デバイス、および、経皮投与デバイス収容体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための経皮投与デバイスの一態様は、投与物質が投与される通路を皮膚に形成するための突起部と、前記突起部を支持する支持面と前記支持面とは反対側の面である被支持面とを有した基体とを備える投与部と、シート形状を有し、第1粘着部と前記第1粘着部を囲む第2粘着部とを有した粘着面を備える粘着体であって、前記第1粘着部には前記被支持面が接着された前記粘着体と、前記投与部を覆い、かつ、前記第2粘着部に接着された蓋部とを備える。
上記経皮投与デバイスの一態様によれば、経皮投与デバイスの外観が蓋部と粘着体とから構成されるため、経皮投与デバイスの使用者は、経皮投与デバイスを用いるときに、必然的に蓋部を粘着体から剥がす。そして、使用者が手にする粘着体の粘着面には投与部が接着されているため、粘着体から蓋部が剥がされた状態であっても、投与部が粘着体から転がり落ちることはない。そのため、経皮投与デバイスが、上蓋と下蓋とを有する構成と比べて、使用者が経皮投与デバイスの取り扱い方を決める上で、使用者が考え得る取り扱い方の可能性を少なくすることができる。結果として、経皮投与デバイスの使用時の取り扱いを簡単にすることができる。
上記経皮投与デバイスの他の態様において、前記蓋部は、前記蓋部の内側と前記蓋部の外側とを連通可能な状態で前記第2粘着部に接着されていることが好ましい。
上記経皮投与デバイスの他の態様によれば、蓋部の内側と蓋部の外側とが連通可能にされているため、蓋部と粘着体とによって囲まれる空間、すなわち、投与部の位置する空間に水分が溜まりにくい。
上記経皮投与デバイスの他の態様において、前記蓋部は、前記第2粘着部に接着された部分として接着部を備え、前記接着部は、前記投与部の周囲の一部を空けて前記蓋部の外側と前記蓋部の内側とを連通可能にしていてもよい。
上記経皮投与デバイスの他の態様によれば、蓋部の内側と蓋部の外側とを連通可能にする構成が、蓋部の備える接着部の形状によって実現される。
上記経皮投与デバイスの他の態様において、前記蓋部は、前記第2粘着部に接着された部分として接着部を備え、前記接着部は、前記投与部の周囲の全体に位置してもよい。
上記経皮投与デバイスの他の態様によれば、投与部の周囲の全体が蓋部によって囲まれるため、突起部が、外力によって変形したり、壊れたりすることがより抑えられる。
上記課題を解決するための経皮投与デバイス収容体の一態様は、少なくとも1つの経皮投与デバイスと、前記経皮投与デバイスを包むガスバリアフィルムと、を備える。前記経皮投与デバイスは、上記経皮投与デバイスである。
上記経皮投与デバイス収容体の一態様によれば、経皮投与デバイスと外気との接触が抑えられるため、外気との接触による経皮投与デバイスの劣化が抑えられる。
上記課題を解決するための経皮投与デバイス収容体の一態様は、少なくとも1つの経皮投与デバイスと、1つの面である保持面を有する板形状を有し、前記保持面に窪みが形成されたトレーであって、前記経皮投与デバイスを前記窪みに収容した状態で、前記経皮投与デバイスを保持するトレーとを備える。前記経皮投与デバイスは、上記経皮投与デバイスである。
上記経皮投与デバイス収容体の一態様によれば、経皮投与デバイスがトレーの窪みに保持されるため、経皮投与デバイスが外力によって変形したり、壊れたりすることが抑えられる。
上記経皮投与デバイス収容体の他の態様において、前記トレーの前記保持面には、複数の前記窪みが形成され、各窪みには、少なくとも1つの前記経皮投与デバイスが収容されてもよい。前記トレーは、前記トレーを前記窪みごとに分けることが可能な分離部であって、前記分離部は、前記トレーにおける他の部分よりも外力によって裂けやすい部分である前記分離部を備えてもよい。
上記経皮投与デバイス収容体の他の態様によれば、複数の経皮投与デバイスの一部のみが使用されたとき、トレーのうちで、使用された経皮投与デバイスを保持していた窪みを含む部分を他の部分から分離させることができる。つまり、トレーのうち、経皮投与デバイスを保持する機能を果たしていない部分を他の部分から取り除くことができるため、経皮投与デバイスの使用状態にあわせて、経皮投与デバイスから不要な部分を取り除くことができる。
上記経皮投与デバイス収容体の他の態様において、前記トレーの前記保持面を覆うガスバリアフィルムをさらに備えてもよい。
上記経皮投与デバイス収容体の他の態様において、前記トレーを包むガスバリアフィルムをさらに備えてもよい。
上記経皮投与デバイス収容体の他の態様によれば、経皮投与デバイスと外気との接触が抑えられるため、外気との接触による劣化が経皮投与デバイスに対して抑えられる。
本発明によれば、経皮投与デバイス、および、経皮投与デバイス収容体において、使用時の取り扱いを簡単にすることができる。
経皮投与デバイスをマイクロニードルユニットとして具体化した第1実施形態におけるマイクロニードルユニットの斜視構造を分解して示す分解斜視図である。 マイクロニードルユニットの備える粘着シートの平面構造を示す平面図である。 マイクロニードルユニットの断面構造を示す断面図である。 マイクロニードルユニット収容体の断面構造を示す断面図である。 マイクロニードルユニットの作用を説明するための作用図である。 マイクロニードルユニットの作用を説明するための作用図である。 第1実施形態の変形例におけるマイクロニードルユニットの断面構造を示す断面図である。 経皮投与デバイス収容体をマイクロニードルユニット収容体として具体化した第2実施形態におけるマイクロニードルユニット収容体の断面構造を示す断面図である。 マイクロニードルユニット収容体の作用を説明するための作用図である。 第2実施形態の変形例におけるマイクロニードルユニット収容体の断面構造を示す断面図である。
[第1実施形態]
図1から図6を参照して、経皮投与デバイス、および、経皮投与デバイス収容体の第1実施形態として、経皮投与デバイスをマイクロニードルユニットに具体化した実施形態、および、経皮投与デバイス収容体をマイクロニードルユニット収容体に具体化した実施形態を説明する。以下では、マイクロニードルユニットの構成、マイクロニードルユニット収容体の構成、および、マイクロニードルユニットの作用を順番に説明する。
[マイクロニードルユニットの構成]
図1から図3を参照してマイクロニードルユニットの構成を説明する。
図1が示すように、マイクロニードルユニット10は、投与部の一例であるマイクロニードル20と、粘着体の一例である粘着シート30と、蓋部40とを備えている。マイクロニードル20は、投与対象の皮膚に投与物質が投与される通路を形成するための突起部21と、突起部21を支持する基体22とを備え、基体22は、突起部21を支持する支持面22aと、支持面22aとは反対側の面である被支持面22bとを有している。
粘着シート30は、基体22の被支持面22bが接着される粘着面30aを備えている。蓋部40は、マイクロニードル20を覆い、かつ、粘着シート30の粘着面30aに接着している。
マイクロニードル20は、複数の突起部21を備え、複数の突起部21は、基体22の支持面22aにおいて規則的に並んでいる。なお、複数の突起部21は、支持面22aにおいて所定の規則を有しない状態で並んでいてもよいし、マイクロニードル20は、少なくとも1つの突起部21を備えていればよい。基体22は、円板形状を有しているが、矩形板形状などの多角形板形状を有していてもよい。
マイクロニードル20の形成材料は、生体適合性を有する材料であることが好ましく、生体適合性を有する樹脂、シリコン、金属、および、セラミックなどである。このうち、生体適合性を有する樹脂は、例えば、医療用シリコーン、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリカーボネート、および、PEEK材などであり、生体適合性を有する金属は、ステンレス鋼、チタン、および、マンガンなどである。また、生体適合性を有するセラミックは、アルミナ、ジルコニア、炭化ケイ素、および、窒化ケイ素などである。なお、突起部21が薬剤を含み、かつ、外部からマイクロニードル20に与えられた溶液によって溶解する構成であれば、マイクロニードル20の形成材料は水溶性高分子であればよい。
粘着シート30は、円板形状を有しているが、矩形板形状などの多角形板形状を有していてもよい。粘着シート30は、粘着層31と、粘着層31に接着された基材32とから構成される多層構造を有している。粘着シート30において、粘着層31における基材32とは反対側の面が粘着面30aである。粘着シート30は、粘着層31のみから構成される単層構造を有していてもよいし、粘着層31と基材32との間、および、基材32における粘着層31とは反対側の面との少なくとも一方に、粘着層31および基材32とは異なる層を1層以上備える多層構造を有していてもよい。
粘着層31の形成材料は、マイクロニードル20の基体22に対して接着することが可能な材料であればよく、例えば、ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤、アクリル系粘着剤、および、ウレタン系粘着剤などであればよい。基材32の形成材料は、粘着層31を支持することが可能な材料であればよく、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエステル、ポリプロピレン、および、ポリカーボネートなどであればよい。
蓋部40は、正方形板形状を有する被覆部41と、被覆部41における粘着シート30と対向する面から、粘着シート30に向けて突き出た部分であって、粘着面30aに接着された部分である接着部42とを備えている。接着部42は、マイクロニードル20の周囲の一部を空けて蓋部40の外側と蓋部40の内側とを連通可能にしている。
接着部42は、2つの接着片42aから構成され、各接着片42aは、被覆部41において1つの方向に沿って延び、かつ、2つの接着片42aは、被覆部41において所定の間隔を空けて平行に並んでいる。接着片42aは、1つの方向に沿って延びる四角柱形状を有している。
蓋部40の形成材料は、各種の樹脂であればよく、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエステル、ポリプロピレン、および、ポリカーボネートなどであればよい。
図2は、粘着シート30を粘着面30aと対向する方向から見た平面構造を示す平面図であり、図2では、説明の便宜上から、接着部42のうち、粘着面30aに接する部分、および、被覆部41が、二点鎖線で示されている。
図2が示すように、粘着シート30の備える粘着面30aは、第1粘着部30a1と、第1粘着部30a1を囲む第2粘着部30a2とを備えている。第1粘着部30a1には、マイクロニードル20における基体22の被支持面22bが接着され、第2粘着部30a2には、蓋部40のうち、接着部42を構成する接着片42aの各々において、被覆部41から離れた面である突出面42bが接着される。
第1粘着部30a1は、粘着面30aのうち、粘着面30aの中心を含む中心部分であって、かつ、円形状を有し、第2粘着部30a2は、粘着面30aの周方向において、第1粘着部30a1の全体を囲む円環形状を有している。
そして、各突出面42bは、第2粘着部30a2のうち、粘着面30aの周方向における一部に接着する大きさを有し、2つの突出面42bは、粘着面30aの径方向において、第1粘着部30a1、すなわち、マイクロニードル20を挟んでいる。
このように、マイクロニードルユニット10では、蓋部40の内側と蓋部40の外側とを連通可能にする構成が、蓋部40の備える接着部42の形状によって実現されている。また、蓋部40の内側と蓋部40の外側とが連通可能にされているため、蓋部40と粘着シート30とによって囲まれる空間、すなわち、マイクロニードル20の位置する空間に水分が溜まりにくい。
なお、マイクロニードル20の形成材料が水溶性高分子であるとき、蓋部40の内側と蓋部40の外側とを連通可能にする構成は特に好ましい。これにより、マイクロニードル20が水分によって溶けること、あるいは、変性することが抑えられる。
被覆部41の大きさは、被覆部41と対向する方向から見て、粘着シート30の全体が被覆部41によって覆われる大きさであって、被覆部41の面積は、粘着シート30の面積よりも大きい。被覆部41の面積が粘着シート30の面積よりも大きい構成では、被覆部41と対向する方向から見て、被覆部41が、粘着シート30の外縁よりも外側にはみ出ている。そのため、被覆部41の面積が粘着シート30の面積以下である構成と比べて、被覆部41が粘着シート30の外縁よりも外側にはみ出ている分だけ、被覆部41は、マイクロニードルユニット10の使用者によって摘まれやすい。
なお、被覆部41の面積は、粘着シート30の面積と等しくてもよいし、粘着シート30の面積よりも小さくてもよい。被覆部41の面積が、粘着シート30の面積よりも小さいときには、被覆部41は、被覆部41と対向する方向から見て、マイクロニードル20のうち、突起部21の全てを覆うことができる大きさであることが好ましく、基体22の全体を覆うことができる大きさであることがより好ましい。
図3が示すように、突起部21は、投与対象の皮膚に投与物質、例えば薬剤を投与するための通路として孔を形成するための針形状であって、十分な細さと先端角とを有した形状を有していることが好ましい。すなわち、突起部21の形状は、突起部21の先端に向けて横断面積が小さくなる形状であることが好ましい。突起部21は、例えば、円錐形状や角錐形状に形成されることが好ましく、突起部21は、例えば、突起部21の延びる方向において、円柱に円錐が積層された形状のように、2つ以上の立体構造が結合した形状であってもよい。なお、突起部21の外側の面は、括れを有した面であってもよいし、段差面であってもよい。
突起部21の長さL1は、基体22の支持面22aから突起部21の先端までの長さであり、皮膚の最外層である角質層を貫通し、かつ、神経層へ達しない長さであることが好ましい。突起部21の長さL1は、具体的には、数百μmから数mm程度であることが好ましい。また、支持面22aに沿った方向における突起部21の幅Dは、数十μmから数百μm程度であることが好ましい。
接着部42における接着片42aの長さL2は、被覆部41における粘着シート30と対向する面から突出面42bまでの長さであり、突起部21の長さL1よりも大きい。これにより、被覆部41における粘着シート30と対向する面と、粘着シート30の粘着面30aとの間の距離が、蓋部40の全体において、突起部21の長さL1よりも大きくなる。
なお、被覆部41における粘着シート30と対向する面と、粘着シート30の粘着面30aとの間の距離は、蓋部40のうち、少なくとも接着片42aの延びる方向において突起部21と重なる部分にて、突起部21の長さL1よりも大きければよい。
[マイクロニードルユニット収容体の構成]
図4を参照して、上述したマイクロニードルユニット10を備えるマイクロニードルユニット収容体の構成を説明する。
図4が示すように、マイクロニードルユニット収容体50は、マイクロニードルユニット10と、マイクロニードルユニット10を包むガスバリアフィルム51とを備えている。ガスバリアフィルム51は、袋形状を有し、ガスバリアフィルム51の内部に1つのマイクロニードルユニット10を収容することの可能な大きさの空間を形成する。
ガスバリアフィルム51は、マイクロニードルユニット10を収容した状態で密封されていることが好ましく、また、ガスバリアフィルム51を開封して、マイクロニードルユニット10をガスバリアフィルム51の内部から取り出すことを可能にする開封部を備えていることが好ましい。
ガスバリアフィルム51は、酸素の透過率、および、水蒸気の透過率が所定の割合以下であるフィルムであって、ガスバリアフィルム51の区画する空間内に、外気、例えば、酸素および水蒸気が透過することを抑える。ガスバリアフィルム51は、例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム、および、ポリプロピレンなどの樹脂フィルムと、酸化シリコン、酸化アルミニウム、および、アルミニウムなどから形成された膜とを備えていることが好ましい。
マイクロニードルユニット収容体50によれば、マイクロニードルユニット10と外気との接触が抑えられるため、外気との接触によるマイクロニードルユニット10の劣化が抑えられる。
ガスバリアフィルム51は、樹脂フィルムとアルミニウム膜とを備えていることが好ましく、こうした構成であれば、ガスバリアフィルム51が遮光性を有するため、マイクロニードルユニット10に光が当たることによって、マイクロニードルユニット10が劣化することが抑えられる。
ガスバリアフィルム51の内側面には、乾燥剤52が位置している。乾燥剤52の形成材料は、例えば、二酸化ケイ素、および、酸化カルシウムなどである。乾燥剤52は割愛されてもよいが、蓋部40の内側と蓋部40の外側とが連通可能であり、かつ、マイクロニードル20の形成材料が、水溶性高分子であるときには、マイクロニードル20の位置する空間が含む水分を少なくする上で、マイクロニードルユニット収容体50が乾燥剤52を備えることが好ましい。
[マイクロニードルユニットの作用]
図5および図6を参照して、マイクロニードル20が使用されるときのマイクロニードルユニット10の作用を説明する。
図5が示すように、マイクロニードルユニット10が使用されるとき、使用者は、まず、ガスバリアフィルム51を開封して、ガスバリアフィルム51の内部から、マイクロニードルユニット10を取り出す。
このとき、マイクロニードルユニット10の外観は、蓋部40と、粘着シート30とから構成されている。そのため、マイクロニードルユニット10の使用者は、マイクロニードル20を使用するためには、マイクロニードルユニット10の粘着シート30に接着している蓋部40を剥がせばよいことを簡単に判断することができる。
そして、図6が示すように、使用者は、一方の手の指で、粘着シート30の位置を固定した状態で、他方の手の指で、蓋部40の被覆部41を摘む。次いで、使用者は、粘着シート30から離れる方向に被覆部41を捲り上げることで、粘着シート30から蓋部40を剥がす。
このように、マイクロニードルユニット10の外観が蓋部40と粘着シート30とから構成されるため、使用者は、マイクロニードルユニット10を用いるときに、必然的に蓋部40を粘着シート30から剥がす。また、使用者が手にする粘着シート30の粘着面30aには、マイクロニードル20が接着されているため、粘着シート30から蓋部40が剥がされた状態であっても、マイクロニードル20が粘着シート30から転がり落ちることはない。
そのため、マイクロニードルユニット10が、上蓋と下蓋とを備える構成と比べて、使用者がマイクロニードルユニット10の取り扱い方を決める上で、使用者が考え得る取り扱い方の可能性を少なくすることができる。結果として、マイクロニードルユニット10の使用時の取り扱いを簡単にすることができる。
以上説明したように、経皮投与デバイス、および、経皮投与デバイス収容体の第1実施形態によれば、以下に列挙する効果を得ることができる。
(1)マイクロニードルユニット10の外観が蓋部40と粘着シート30とから構成されるため、マイクロニードルユニット10の使用者は、マイクロニードルユニット10を用いるときに、必然的に蓋部40を粘着シート30から剥がす。そして、使用者が手にする粘着シート30の粘着面30aにはマイクロニードル20が接着されているため、粘着シート30から蓋部40が剥がされた状態であっても、マイクロニードル20が粘着シート30から転がり落ちることはない。そのため、使用者がマイクロニードルユニット10の取り扱い方を決める上で、使用者が考え得る取り扱い方の可能性を少なくすることができ、結果として、マイクロニードルユニット10の使用時の取り扱いを簡単にすることができる。
(2)蓋部40の内側と蓋部40の外側とが連通可能にされているため、蓋部40と粘着シート30とによって囲まれる空間、すなわち、マイクロニードル20の位置する空間に水分が溜まりにくい。
(3)マイクロニードルユニット10と外気との接触がガスバリアフィルム51によって抑えられるため、外気との接触によるマイクロニードルユニット10の劣化が抑えられる。
なお、上述した第1実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・マイクロニードルユニット収容体50は、2つ以上のマイクロニードルユニット10をガスバリアフィルム51の内部に収容していてもよい。
・蓋部40の備える接着部42は、マイクロニードル20の周囲の全体に位置していてもよく、こうした構成では、接着部42は、環形状を有する1つの接着片によって構成される。また、こうした構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(4)マイクロニードル20の周囲の全体が蓋部40によって囲まれるため、突起部21が、外力によって変形したり、壊れたりすることがより抑えられる。
・接着部42は、3つ以上の接着片42aから構成されて、かつ、マイクロニードル20の周囲の一部を空けて蓋部40の外側と蓋部40の内側とを連通可能にする構成であってもよい。また、接着部42は、1つの接着片42aを備え、接着片42aが、開環形状を有する構成であってもよい。
・マイクロニードルユニット10において、蓋部40の内側と蓋部40の外側とは、蓋部40における被覆部41あるいは接着部42に形成された孔によって連通可能な状態とされてもよいし、粘着シート30に形成された孔によって連通可能な状態とされてもよい。また、蓋部40における接着部42の一部が、粘着シート30からはみ出すことによって、蓋部40の内側と蓋部40の外側とが連通可能な状態とされてもよい。
なお、蓋部40の被覆部41あるいは接着部42に孔が形成された構成、および、粘着シート30に孔が形成された構成は、接着部42がマイクロニードル20の周囲の一部に位置する構成と、接着部42がマイクロニードル20の周囲の全体を囲む構成との両方と組み合わせて実施することができる。また、接着部42の一部が粘着シート30からはみ出す構成も、接着部42がマイクロニードル20の周囲の一部に位置する構成と、接着部42がマイクロニードル20の周囲の全体を囲む構成との両方と組み合わせて実施することができる。
・蓋部40の内側と蓋部40の外側とを連通可能とするための構成は割愛されてもよい。
・接着片42aは、1つの方向に沿って延びる三角柱形状などの他の多角柱形状を有していてもよい。また、接着片42aは、被覆部41から粘着シート30に向けて突出する曲面を備えていてもよく、こうした構成には、半円柱形状や半楕円柱形状を有する接着片42aが含まれる。接着片42aが被覆部41から粘着シート30に向けて突出する曲面を備える構成では、蓋部40の備える被覆部41と接着部42とが、射出成形や熱成形を用いて一体に成形されるとき、成形後の蓋部40が、型から取り出されやすい。
・図7が示すように、粘着シート30の第2粘着部30a2のうち、接着部42に接着する部分よりも外側の部分が、被覆部41における接着部42の位置する部分よりも外側の部分に接着していてもよい。なお、第2粘着部30a2のうち、被覆部41に接着している部分は、接着部42の周囲のうちの一部であってもよいし、接着部42の周囲のうちの全体であってもよい。
・蓋部40が有する被覆部41の有する形状は、平板形状に限らず、例えば、被覆部41においてマイクロニードル20と対向する部位において、粘着面30aに対してマイクロニードル20側に突き出た凸曲面形状であってもよい。こうした形状を有する被覆部41であれば、被覆部41から粘着面30aに向けて突き出る接着部42が割愛され、被覆部41における外周部を上述した接着部42として機能させることができる。
・第1粘着部30a1は、粘着面30aのうち、粘着面30aの中心を含む部分でなくてもよいし、また、マイクロニードル20の基体22を接着することが可能な形状を有していればよい。そして、第2粘着部30a2は、第1粘着部30a1の周囲のうち、一部を囲む形状を有していてもよい。
・マイクロニードルユニット10は、粘着シート30の粘着面30aにおけるマイクロニードル20によって覆われた部分以外の部分を覆う剥離シートを備えていてもよい。剥離シートは、マイクロニードルユニット10の使用時に、マイクロニードルユニット10の使用者によって粘着シート30から剥がされる。こうした構成によれば、マイクロニードルユニット10が使用されるとき、蓋部40が粘着シート30から剥がされた状態で、マイクロニードルユニット10がガスバリアフィルム51の外部におかれても、粘着シート30に塵や埃などが付着することが抑えられる。
・投与部が有する突起部の形状は、上述した針形状、すなわち、基体22の支持面22aと直交する方向に沿って延びる形状に限らない。突起部の形状は、ブレード状、すなわち、突起部が基体22の支持面22aに沿う方向である1つの延在方向に沿って延び、かつ、突起部の先端が、基体22の支持面22aと直交する方向とは異なる方向、例えば延在方向に沿う方向に延びる線状に形成された形状であってもよい。突起部は、例えば、延在方向に沿って延びる三角柱形状であって、三角柱が有する3つの矩形の側面のうち、1つが基体22に接し、かつ、基体22に接する側面以外の2つの側面を区画する辺が、突起部の先端として機能する形状を有していてもよい。こうした構成では、突起部の先端が、投与物質が投与される通路を皮膚に形成する。
・第1実施形態における構成、および、第1実施形態の変形例における構成の各々は、適宜組み合わせて実施してもよい。
[第2実施形態]
図8および図9を参照して、経皮投与デバイス収容体をマイクロニードルユニット収容体として具体化した第2実施形態を説明する。なお、経皮投与デバイス収容体の第2実施形態は、経皮投与デバイス収容体の第1実施形態と比べて、経皮投与デバイス収容体がトレーを備える点で異なっている。そのため、以下では、こうした相違点を詳しく説明する一方で、経皮投与デバイス収容体の第2実施形態において、上述した第1実施形態と共通する構成には、第1実施形態と同じ符号を付すことによって、第1実施形態と共通する構成の説明を省略する。
[マイクロニードルユニット収容体の構成]
図8が示すように、マイクロニードルユニット収容体60は、複数のマイクロニードルユニット10と、トレー61とを備えている。トレー61は、1つの面である保持面61aを有する板形状を有し、保持面61aには、マイクロニードルユニット10と同数の窪み61bが形成されている。トレー61は、1つの窪み61bに1つのマイクロニードルユニット10を収容した状態で、複数のマイクロニードルユニット10を保持している。
トレー61のうち、2つの窪み61bによって挟まれる部分には、薄肉部61cが形成され、薄肉部61cでは、トレー61における他の部分よりも保持面61aの法線方向における厚さが小さい。
薄肉部61cには、ミシン目61dが形成されている。ミシン目61dは、間欠的に形成された複数の貫通孔から形成され、各貫通孔は、保持面61aの法線方向に沿って薄肉部61cを貫通している。なお、ミシン目61dは、保持面61aに対して間欠的に形成された複数の凹部から形成されていてもよいし、薄肉部61cにおける保持面61aとは反対側の面に対して間欠的に形成された複数の凹部から形成されていてもよい。
薄肉部61cとミシン目61dとが、トレー61を窪み61bごとに分けることが可能な分離部であって、トレー61における他の部分よりも外力によって裂けやすい部分である分離部を構成している。
トレー61は、各種の樹脂から形成されていればよく、トレー61の形成材料は、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエステル、ポリプロピレン、および、ポリカーボネートなどであればよい。
マイクロニードルユニット収容体60によれば、マイクロニードルユニット10がトレー61の窪み61bに保持されるため、マイクロニードルユニット10が外力によって変形したり、壊れたりすることが抑えられる。
マイクロニードルユニット収容体60は、トレー61の保持面61aを覆うガスバリアフィルム62を備えている。ガスバリアフィルム62の形成材料は、上述した第1実施形態におけるガスバリアフィルム51と同等の形成材料であることが好ましい。
ガスバリアフィルム62には、保持面61aの法線方向において、トレー61のミシン目61dと重なる位置にミシン目62aが形成されている。ミシン目62aは、保持面61aの法線方向に沿ってガスバリアフィルム62を貫通している。なお、ミシン目62aは、ガスバリアフィルム62におけるトレー61とは反対側の面に対して間欠的に形成された複数の凹部から形成されていてもよい。
ガスバリアフィルム62のうち、保持面61aの法線方向において、トレー61における窪み61bを囲む部分であって、薄肉部61cを含む部分と重なる部分の全体が、トレー61からの剥離が可能な状態でトレー61に接着されていることが好ましい。なお、ミシン目61dによってトレー61の一部が他の部分から分離されても、ガスバリアフィルム62がトレー61から剥がされない以上は、ガスバリアフィルム62とトレー61との接着が維持されることが好ましい。
保持面61aを覆うガスバリアフィルム62によってマイクロニードルユニット10と外気との接触が抑えられるため、外気との接触による劣化がマイクロニードルユニット10に対して抑えられる。
各マイクロニードルユニット10は、粘着シート30がガスバリアフィルム62と対向する状態で、トレー61に形成された1つの窪み61bに収容されている。なお、各マイクロニードルユニット10は、蓋部40がガスバリアフィルム62と対向する状態で窪み61bに収容されていてもよい。また、複数のマイクロニードルユニット10には、粘着シート30がガスバリアフィルム62と対向する状態で窪み61bに収容されたマイクロニードルユニット10と、蓋部40がガスバリアフィルム62と対向する状態で窪み61bに収容されたマイクロニードルユニット10とが含まれていてもよい。
[マイクロニードルユニット収容体の作用]
図9が示すように、マイクロニードルユニット収容体60の使用者は、マイクロニードルユニット収容体60に収容された1つのマイクロニードルユニット10の使用前あるいは使用後に、トレー61のうち、使用するマイクロニードルユニット10を収容する窪み61bを含む部分を他の部分から分離する。
このように、複数のマイクロニードルユニット10の一部のみが使用されたとき、トレー61のうちで、使用されたマイクロニードルユニット10を保持していた窪み61bを含む部分を他の部分から分離させることができる。つまり、トレー61のうち、マイクロニードルユニット10を保持する機能を果たしていない部分を他の部分から取り除くことができるため、マイクロニードルユニット収容体60の使用状態にあわせて、マイクロニードルユニット収容体60から不要な部分を取り除くことができる。
以上説明したように、経皮投与デバイス収容体の第2実施形態によれば、以下に列挙する効果を得ることができる。
(5)マイクロニードルユニット10がトレー61の窪み61bに保持されるため、マイクロニードルユニット10が外力によって変形したり、壊れたりすることが抑えられる。
(6)複数のマイクロニードルユニット10の一部のみが使用されたとき、トレー61のうちで、使用されたマイクロニードルユニット10を保持していた窪み61bを含む部分を他の部分から分離させることができる。つまり、トレー61のうち、マイクロニードルユニット10を保持する機能を果たしていない部分を他の部分から取り除くことができるため、マイクロニードルユニット収容体60の使用状態にあわせて、マイクロニードルユニット収容体60から不要な部分を取り除くことができる。
(7)保持面61aを覆うガスバリアフィルム62によってマイクロニードルユニット10と外気との接触が抑えられるため、外気との接触による劣化がマイクロニードルユニット10に対して抑えられる。
なお、上述した第2実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・図10が示すように、マイクロニードルユニット収容体70は、トレー61を包むガスバリアフィルム71であって、袋形状を有するガスバリアフィルム71を備えていてもよい。こうした構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(8)ガスバリアフィルム71によって、マイクロニードルユニット10と外気との接触が抑えられるため、外気との接触による劣化がマイクロニードルユニット10に対して抑えられる。
また、ガスバリアフィルム71を備えるマイクロニードルユニット収容体70は、ガスバリアフィルム71の内側面に位置する乾燥剤72を備えていてもよい。なお、ガスバリアフィルム71の形成材料は、上述した第1実施形態のガスバリアフィルム51と同等の形成材料であることが好ましく、乾燥剤72の形成材料は、上述した第1実施形態の乾燥剤52と同等の形成材料であることが好ましい。
・マイクロニードルユニット収容体60において、保持面61aを覆うガスバリアフィルム62が割愛されてもよい。こうした構成であっても、マイクロニードルユニット10が、トレー61に保持されている以上は、上述した(5)に準じた効果を得ることができる。
なお、図10を参照して説明されたマイクロニードルユニット収容体70において、保持面61aを覆うガスバリアフィルム62が割愛されてもよい。こうした構成では、トレー61がガスバリアフィルム71によって包まれている分、マイクロニードルユニット10と外気との接触は抑えられる。
・分離部は、トレー61における他の部分よりも外力によって裂けやすい部分であれば、ミシン目のみによって構成されてもよいし、薄肉部のみから構成されてもよい。あるいは、分離部は、トレー61における他の部分の形成材料とは異なる材料であって、他の部分よりも機械的強度の低い低強度材料で形成されてもよい。また、分離部は、低強度材料に対して、ミシン目および薄肉部の少なくとも一方が組み合わされた構成であってもよい。
・トレー61に形成された分離部が割愛されてもよい。
・トレー61には、1つの窪み61bが形成され、かつ、窪み61bには1つのマイクロニードルユニット10が収容されていてもよい。あるいは、トレー61には、1つの窪み61bが形成され、かつ、窪み61bには複数のマイクロニードルユニット10が収容されていてもよい。
なお、トレー61に複数の窪み61bが形成された構成でも、各窪み61bに複数のマイクロニードルユニット10が収容されていてもよい。
・保持面61aを覆うガスバリアフィルム62のうち、トレー61の窪み61bと対向する部分には、乾燥剤が位置していてもよい。こうした構成によれば、トレー61とガスバリアフィルム62とによって区画される空間に含まれる水分が、乾燥剤によって吸着される。
・第2実施形態における構成、および、第2実施形態の変形例における構成の各々は、適宜組み合わせて実施してもよい。また、第2実施形態における構成、および、第2実施形態の変形例における構成の各々は、第1実施形態の変形例における構成の各々と適宜組み合わせて実施してもよい。
10…マイクロニードルユニット、20…マイクロニードル、21…突起部、22…基体、22a…支持面、22b…被支持面、30…粘着シート、30a…粘着面、30a1…第1粘着部、30a2…第2粘着部、31…粘着層、32…基材、40…蓋部、41…被覆部、42…接着部、42a…接着片、42b…突出面、50,60,70…マイクロニードルユニット収容体、51,62,71…ガスバリアフィルム、52,72…乾燥剤、61…トレー、61a…保持面、61b…窪み、61c…薄肉部、61d,62a…ミシン目。

Claims (9)

  1. 投与物質が投与される通路を皮膚に形成するための突起部と、前記突起部を支持する支持面と前記支持面とは反対側の面である被支持面とを有した基体とを備える投与部と、
    シート形状を有し、第1粘着部と前記第1粘着部を囲む第2粘着部とを有した粘着面を備える粘着体であって、前記第1粘着部には前記被支持面が接着された前記粘着体と、
    前記投与部を覆い、かつ、前記第2粘着部に接着された蓋部と
    を備え
    前記蓋部、および、前記粘着体の少なくとも一方が、前記蓋部の内側と前記蓋部の外側とを連通可能な孔を有する
    経皮投与デバイス。
  2. 前記蓋部は、前記孔を有する
    請求項1に記載の経皮投与デバイス。
  3. 前記蓋部は、
    前記第2粘着部に接着された部分として接着部を備え、
    前記接着部は、
    前記投与部の周囲の一部を空けて前記蓋部の外側と前記蓋部の内側とを連通可能にしている
    請求項1または2に記載の経皮投与デバイス。
  4. 前記蓋部は、
    前記第2粘着部に接着された部分として接着部を備え、
    前記接着部は、
    前記投与部の周囲の全体に位置し、
    前記孔は、前記蓋部における前記接着部以外の部分に位置する
    請求項1または2に記載の経皮投与デバイス。
  5. 少なくとも1つの経皮投与デバイスと、
    前記経皮投与デバイスを包むガスバリアフィルムと、を備え、
    前記経皮投与デバイスは、請求項1から4のいずれか一項に記載の経皮投与デバイスである
    経皮投与デバイス収容体。
  6. 少なくとも1つの経皮投与デバイスと、
    1つの面である保持面を有する板形状を有し、前記保持面に窪みが形成されたトレーであって、前記経皮投与デバイスを前記窪みに収容した状態で、前記経皮投与デバイスを保持するトレーとを備え、
    前記経皮投与デバイスは、請求項1から4のいずれか一項に記載の経皮投与デバイスである
    経皮投与デバイス収容体。
  7. 前記トレーの前記保持面には、複数の前記窪みが形成され、
    各窪みには、少なくとも1つの前記経皮投与デバイスが収容され、
    前記トレーは、前記トレーを前記窪みごとに分けることが可能な分離部であって、前記分離部は、前記トレーにおける他の部分よりも外力によって裂けやすい部分である前記分離部を備える
    請求項6に記載の経皮投与デバイス収容体。
  8. 前記トレーの前記保持面を覆うガスバリアフィルムをさらに備える
    請求項6または7に記載の経皮投与デバイス収容体。
  9. 前記トレーを包むガスバリアフィルムをさらに備える
    請求項6から8のいずれか一項に記載の経皮投与デバイス収容体。
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