[0005]添付された請求項の範囲内のシステム、方法、およびデバイスの様々なインプリメンテーションは、いくつかの態様をそれぞれ有し、これらのうちのどれ1つとして、単独でここに説明される望ましい属性(attributes)を担うものではない。添付の特許請求の範囲を限定することなく、いくつかの顕著な特徴がここに説明される。
[0006]本明細書で説明される主題の1つまたは複数のインプリメンテーションの詳細は、添付図面および以下の説明で記述される。他の特徴、様態、および利点は、説明、図面、および請求項から明らかになるだろう。以下の図面の相対的な寸法は原寸通りに描かれていないことに留意されたい。
[0007]本開示のある態様は、無線通信に関する装置を提供する。装置は、複数のデバイスの各々が他の複数のデバイスの各送信と少なくとも一部同時にパケットを送信するように指示するメッセージを受信するように構成される処理システムを含む。処理システムはさらにパケットを生成するように構成される。パケットはパケットの送信に関連する時間よりも大きな値を有するインジケータを含む。インタフェースは、送信用パケットを提供するように構成される。
[0008]種々の態様において、処理システムは、インジケータ内に示される時間期間にパケットの受信に関するアクレノレジメントを受信するように構成されることができる。インジケータは、少なくともアクノレジメントの送信時間だけパケットの送信に関連する時間より大きな値を有する。種々の態様において、パケットの送信に関連する時間はパケットの時間期間であり得る。
[0009]種々の態様において、複数のデバイスの各々にパケットを送信することを指示するメッセージは、装置の識別子を含むclear-to-sendフレームを含むことができる。種々の態様において、複数のデバイスの各々にパケットを送信することを指示するメッセージは、時間期間の表示を含むことができる。インジケータの値は、時間期間の表示に基づくことができる。種々の態様において、時間期間はアクノレジメントの送信に関連する時間を示すことができる。
[0010]種々の態様において、複数のデバイスの各々にパケットを送信することを指示するメッセージは、パケット送信時間命令を含むことができる。処理システムは、パケット送信時間命令により示される時間期間にパケットを生成するように構成されることができる。
[0011]種々の態様において、パケットは、マルチ入力マルチ出力フレームまたは直交周波数分割多元接続フレームを含むことができる。種々の態様において、パケットは、インジケータを含むシングルユーザ部を含むことができる。シングルユーザ部は802.11aまたは802.11bプリアンブルフォーマットと互換性があり得る。種々の態様において、パケットは、パケット送信時間の表示を伴わないマルチユーザ部を含むことができる。
[0012]種々の態様において、パケットは、複数のデバイスの1つにより送信されるパケットと同一の部分を含むことができる。該部分はインジケータを含むことができる。
[0013]別の態様は、無線通信の方法を提供する。方法は、他の複数のデバイスの各送信に少なくとも部分的に同時にパケットを送信することを複数のデバイスの各々に指示するメッセージをワイヤレスデバイスにおいて受信することを含む。方法はさらに、パケットを生成することを含む。パケットはインジケータを含む。インジケータはパケットの送信に関連する時間より大きな値を有する。方法は、さらに送信用パケットを提供することを含む。
[0014]種々の態様において、方法は、インジケータにおいて示される時間期間にパケットの受信に関するアクノレジメントを受信することをさらに含むことができる。インジケータは、少なくともアクノレジメントの送信時間だけパケットの送信に関連する時間よりも大きな値を有することができる。種々の態様において、パケットの送信に関連する時間は、パケットの時間期間であり得る。
[0015]種々の態様において、複数のデバイスの各々にパケットを送信することを指示するメッセージは、ワイヤレスデバイスの識別子を含むclear-to-sendフレームを含むことができる。種々の態様において、複数のデバイスの各々にパケットを送信することを指示するメッセージは、時間期間の表示を含むことができる。インジケータの値は、時間期間の表示に基づくことができる。種々の態様において、時間期間はアクノレジメントの送信に関連する時間を示すことができる。
[0016]種々の態様に置いて、複数のデバイスの各々にパケットを送信することを指示するメッセージは、パケット送信時間命令を含むことができる。方法はさらにパケット送信時間により示される時間期間に送信用パケットを提供することができる。
[0017]種々の態様において、パケットはマルチ入力マルチ出力フレームまたは直交周波数分割多元接続フレームを含むことができる。種々の態様において、パケットはインジケータを含むシングルユーザ部を含むことができる。シングルユーザ部は802.11aまたは802.11bと互換性があり得る。種々の態様において、パケットは、パケット送信時間の表示を伴わないマルチユーザ部を含むことができる。
[0018]種々の態様において、パケットは、複数のデバイスの1つにより送信されるパケットと同一の部分を含むことができる。この部分は、インジケータを含むことができる。
[0019]他の態様は、無線通信に関する装置を提供する。装置は、複数のデバイスの各々に他の複数のデバイスの各送信と少なくとも部分的に同時に送信することを指示するメッセージを受信する手段を含む。装置はさらにパケットを生成する手段を含む。パケットはインジケータを含む。インジケータは、パケットの送信に関連する時間より大きな値を有する。装置はさらに送信用パケットを提供する手段を含む。
[0020]種々の態様において、装置は、インジケータにおいて示される時間期間にパケットの受信に関するアクノレジメントを受信する手段をさらに含む。インジケータは、少なくともアクノレジメントの送信時間だけパケットの送信に関連する時間よりも大きな値を有することができる。種々の態様において、パケットの送信に関連する時間はパケットの時間期間であり得る。
[0021]種々の態様において、複数のデバイスの各々にパケットを送信することを指示(instruct)するメッセージは、装置の識別子を含むclear-to-sendフレームを含むことができる。種々の態様において、複数のデバイスの各々にパケットを送信することを指示するメッセージは、時間期間の表示を含むことができる。インジケータの値は時間期間の表示に基づくことができる。種々の態様において、時間期間はアクノレジメントの送信に関連する時間を示すことができる。
[0022]種々の態様において、複数のデバイスの各々を指示するメッセージは、パケット送信時間命令を含むことができる。装置は、さらにパケット送信時間命令により示される時間期間に送信用パケットを提供する手段を含むことができる。
[0023]種々の態様において、パケットは、マルチ入力マルチ出力フレームまたは直交周波数分割多元接続フレームを含むことができる。種々の態様において、パケットは、インジケータを含むシングルユーザ部を含むことができる。シングルユーザ部は802.11aまたは802.11bプリアンブルフォーマットと互換性があり得る。種々の態様において、パケットは、パケット送信時間の表示を伴わないマルチユーザ部を含むことができる。
[0024]種々の態様において、パケットは、複数のデバイスの1つにより送信されるパケットと同一の部分を含むことができる。該部分は、インジケータを含むことができる。
[0025]他の態様は、実行されると装置に無線通信の方法を実行させる命令で符号化されたコンピュータ読み取り可能媒体を含むコンピュータプログラムプロダクトを提供する。方法は、複数のデバイスの各々に他の複数のデバイスの各送信に少なくとも部分的に同時にパケットを送信することを指示するメッセージを受信することを含む。方法はさらに、パケットを生成することを含む。パケットはインジケータを含む。インジケータは、パケットの送信に関連する時間より大きな値を有する。方法はさらに送信用パケットを提供する。
[0026]種々の態様において、方法はさらに、インジケータにおいて示される時間期間にパケットの受信に関するアクノレジメントを受信することを含む、値は少なくともアクノレジメントの送信時間だけパケットの送信に関連する時間よりも大きい。種々の態様において、パケットの送信に関連する時間はパケットの時間期間であり得る。
[0027]種々の態様において、パケットを送信することを複数のデバイスの各々に指示するメッセージは、装置の識別子を含むclear-to-sendフレームを含むことができる。種々の態様において、パケットを送信することを複数のデバイスの各々に指示するメッセージは時間期間の表示を含むことができる。インジケータの値は時間期間の表示に基づくことができる。種々の態様において、時間期間はアクノレジメントの送信に関連した時間を示すことができる。
[0028]種々の態様において、パケットを送信することを複数のデバイスの各々に指示するメッセージはパケット送信時間命令を含むことができる。方法はさらにパケット送信時間命令により示される時間期間の間に送信用パケットを提供することを含むことができる。
[0029]種々の態様においてパケットは、マルチ入力マルチ出力フレームまたは直交周波数分割多元接続フレームを含むことができる。種々の態様において、パケットはインジケータを含むシングルユーザ部を含むことができる。シングルユーザ部は、802.11aまたは802.11bプリアンブルフォーマットと互換性があり得る。種々の態様において、パケットはパケット送信時間の表示を伴わないマルチユーザ部を含むことができる。
[0030]種々の態様において、パケットは複数のデバイスの1つにより送信されたパケットに同一の部分を含むことができる。該部分はインジケータを含むことができる。
[0031]他の態様は無線通信の無線ノードを提供する。無線ノードはアンテナを含む。無線ノードはさらに他の複数のデバイスの各送信と少なくとも一部同時にパケットを送信することを複数のデバイスの各々に指示するメッセージを受信するように構成される処理システムを含む。処理システムはさらにパケットを生成するように構成される。パケットはインジケータを含む。インジケータはパケットの送信に関連する時間よりも大きな値を有する。インタフェースはさらにアンテナを介して送信用パケットを提供するように構成される。
[0042]新規なシステム、装置、および方法の様々な態様が、添付の図面を参照して以下により十分に説明される。しかしながら、本開示の教示は、多くの異なる形態で具現化されることができ、この開示の全体にわたって提示されるいずれかの特定の構造または機能に限定されると解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示を徹底的かつ完全なものとし、本開示の範囲を当業者に十分に伝達するように提供される。ここでの教示に基づき、当業者は、本開示の範囲が、本発明のその他いずれかの態様と組み合わされてインプリメントされようと、あるいは独立してインプリメントされようと、ここに開示される新規なシステム、装置、および方法のいずれかの態様をカバーするように意図されていることを理解すべきである。例えば、本明細書に説明されるいずれかの数の態様を使用して、装置がインプリメントされることができ、または方法が実施されることができる。加えて、本明細書で説明した発明の多様な態様に加えた、または、本明細書で説明した発明の多様な態様以外の、他の構成、機能性、または、構造および機能性を使用して実施されるそのような装置または方法をカバーすることを発明の範囲は意図されている。本明細書で開示される開示のいずれかの態様は、特許請求の範囲の1つ以上の要素によって具現化されることができることは理解されるべきである。
[0043]特定の態様が本明細書で説明されるが、これらの態様の多くの変形および置換が、本開示の範囲内に含まれる。好ましい態様のいくつかの恩恵および利点が説明されるが、本開示の範囲は、特定の恩恵、使用、または目的に限定されることを意図しない。そうではなく、本開示の態様は、異なる無線技術、システム構成、ネットワーク、および伝送プロトコルに広く適用可能であることが意図され、そのうちのいくつかは、図面および好ましい態様の下記の説明において、例として示される。詳細な説明および図面は単に、限定というよりはむしろ本開示の例示であり、本開示の範囲は、添付された特許請求の範囲およびそれらの同等物によって定義されている。
[0044]ワイヤレスネットワーク技術は、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLANs)の様々なタイプを含むことができる。広く使用されるネットワーキングプロトコルを採用するWLANは、隣接するデバイスを共に相互接続するために使用されることができる。ここで説明される様々な態様は、Wi−Fi、またはより一般的には、ワイヤレスプロトコルのIEEE 802.11ファミリのいずれかのメンバのような、いずれかの通信標準に適用されうる。
[0045]いくつかの態様において、無線信号は、直交周波数分割多重(OFDM)、直接拡散方式(DSSS)通信、OFDMおよびDSSS通信の組み合わせ、または他のスキームを使用して、高効率802.11プロトコルにしたがって送信されることができる。高効率802.11プロトコルのインプリメンテーションは、インターネットアクセス、センサ、メータリング、スマートグリッドネットワーク、または他の無線アプリケーションに対して使用されうる。便宜的には、この特定のワイヤレスプロトコルをインプリメントするあるデバイスの態様は、他のワイヤレスプロトコルをインプリメントするデバイスよりも少ない電力を消費することができ、短距離にわたって無線信号を送信するのに用いられることができ、および/または人間のような物体により阻止される可能性が少ない信号を送信することができる。
[0046]いくつかのインプリメンテーションにおいて、WLANは、ワイヤレスネットワークにアクセスするコンポーネントである様々なデバイスを含む。例えば、アクセスポイント(「APs」)と(局、または「STAs」とも呼ばれる)クライアントとの2つのタイプのデバイスが存在されることができる。一般に、APは、ハブとしての役割をし、または、WLANおよびSTAに関する基地局はWLANのユーザとしての役割をする。例えば、STAは、ラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、モバイル電話機、等であることができる。例では、STAは、インターネットにまたは他のワイドエリアネットワークに一般的な接続性を取得するためにワイヤレスリンクに準拠したWI-FI(例えば、802.11ahのようなIEEE 802.11プロトコル)を介してAPに接続する。いくつかのインプリメンテーションではSTAはまた、APとして使用されることができる。
[0047]ここに記載された技術は、直交多重スキームに基づく通信システムを含む様々なブロードバンドワイヤレス通信システムに用いられ得る。このような通信システムの例は、空間分割多元接続(SDMA)、時分割多元接続(TDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、単一キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム、マルチ入力マルチ出力(MIMO)システム等を含む。SDMAシステムは、異なる方向を効率よく利用して、複数のユーザ端末に属するデータを同時に送信されることができる。TDMAシステムは、送信信号を異なるタイムスロットに分割することにより同じ周波数チャネルを複数のユーザ端末が共有することを可能にすることができる。各タイムスロットは、異なるユーザ端末に割り当てられる。TDMAシステムは、GMSまたは当技術分野において知られている何らかの他の標準をインプリメントすることができる。OFDMAシステムは、直交周波数分割多重(OFDM)を利用する、それは、システム帯域幅全体を複数の直交サブキャリアに分割する変調技法である。これらサブキャリアは、トーン、ビン、等とも呼ばれ得る。OFDMでは、各サブキャリアはデータと共に独立して変調され得る。OFDMシステムは、IEEE802.11または当技術分野において知られている何らかの他の標準をインプリメントすることができる。SC−FDMAシステムは、隣接サブキャリアの複数のブロック上で送信するためにエンハンスドFDMA(EFDMA)を、または隣接サブキャリアの1つのブロック上で送信するためにローカライズされたFDMA(LFDMA)を、またはシステム帯域幅にわたり分配された複数のサブキャリア上で送信するためにインターリーブされたFDMA(IFDMA)を利用することができる。一般に、変調シンボルは、OFDMでは周波数領域で、SC−FDMAでは時間領域で、送られる。SC−FDMAシステムは、3GPP(登録商標)−LTE(登録商標)(第3世代パートナーシッププロジェクトのロングタームエボリューション)または他の標準をインプリメントされることができる。
[0048]ここでの教示は、様々なワイヤードまたはワイヤレス装置(例えば、ノード)に組み込まれ得る(例えば、その中にインプリメントされるか、またはそれによって実行される)。いくつかの態様では、本明細書における教示に従ってインプリメントされたワイヤレスノードは、アクセスポイントまたはアクセス端末を備え得る。
[0049]アクセスポイント(「AP」)は、ノードB、ワイヤレスネットワークコントローラ(「RNC」)、eNodeB、基地局コントローラ(「BSC」)、ベーストランシーバステーション(「BTS」)、基地局(「BS」)、トランシーバ機能(「TF」)、無線ルータ、無線トランシーバ、ベーシックサービスセット(「BSS」)、拡張サービスセット(「ESS」)、無線基地局(「RBS」)、または何らかの他の用語を含めることができ、またはそれらとしてインプリメントされることができ、または、それらとして知られ得る。
[0050]局「STA」はまた、ユーザ端末、アクセス端末(「AT」)、加入者局、加入者ユニット、モバイル局、遠隔局、遠隔端末、ユーザエージェント、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器、または何らかの他の用語を含めることができ、それらとしてインプリメントされることができ、またはそれらとして知られうる。いくつかのインプリメンテーションにおいて、アクセス端末は、セルラ電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(「SIP」)電話、無線ローカルループ(「WLL」)局、携帯情報端末(「PDA」)、無線接続能力を有するハンドヘルドデバイス、または無線モデムに接続された何らかの他の適した処理デバイスを備えうる。それ故に、本明細書において教示される1つまたは複数の態様は、電話(例えば、セルラ電話またはスマートフォン)、コンピュータ(例えば、ラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ヘッドセット、ポータブル計算デバイス(例えば、携帯情報端末)、エンターテインメントデバイス(例えば、音楽または映像デバイス、または衛星ラジオ)、ゲーミングデバイスまたはシステム、全地球測位システムデバイス、または無線媒体を介して通信するように構成されたいずれかの他の適したデバイス内に組み込まれ得る。
[0051]上述されたように、ここで説明されるデバイスのうちのある特定のものは、例えば、802.11ah標準をインプリメントされることができる。そのようなデバイスは、STAまたはAPまたは他のデバイスとして使用されようとなかろうと、スマートメータリングに、またはスマートグリッドネットワークで使用されることができる。そのようなデバイスは、センサアプリケーションを提供する、またはホームオートメーションで使用されることができる。デバイスは代替としてまたは加えて、例えば、パーソナルヘルスケアのために、ヘルスケアコンテキストにおいて使用されうる。それらはまた、マシンツーマシン通信をインプリメントするための、または拡張された-レンジのインターネットの接続性(例えば、ホットスポットとともに使用するために)を可能にするための、調査に使用されることができる。
[0052]図1は、本開示の態様が採用されることができるワイヤレス通信システム100の一例を例示する。ワイヤレス通信システム100は無線標準、例えば、802.11ah, 802.11ac, 802.11n, 802.11g および802.11b標準の少なくとも1つに従って動作することができる。ワイヤレス通信システム100は、AP104を含むことができ、それは、STAs106と通信する。
[0053]多様な処理および方法は、AP104と複数のSTAs106との間のワイヤレス通信システム100における送信のために使用されることができる。例えば、信号は、OFDM/OFDMA技法にしたがって、AP104と複数のSTAs106との間で送受信されることができる。この場合には、ワイヤレス通信システム100は、OFDM/OFDMAシステムと呼ばれることができる。代替として、あるいは追加的に、信号は、CDMA技法に従って、AP104と複数のSTAs106の間で送受信されることができる。この場合には、ワイヤレス通信システム100は、CDMAシステムと呼ばれることができる。代替としてあるいは追加的に、信号は、MIMO技法に従って、AP104と複数のSTAs106との間で送受信されることができる。この場合には、ワイヤレス通信システム100は、MIMOシステムと呼ばれることができる。種々の態様において、ワイヤレス通信システム100は、例えば、OFDMAおよびMIMOのような技術の組み合わせを同時に採用することができる。
[0054]AP104から1つ以上のSTAs106ヘの送信を促進する通信リンクは、ダウンリンク(DL)108と称されることができ、1つ以上のSTAs106からAP104への送信を促進する通信リンクは、アップリンク(UL)110と称されることができる。代替的に、ダウンリンク108はフォワードリンクまたはフォワードチャネルと称され、アップリンク110はリバースリンクまたはリバースチャネルと称されることができる。
[0055]AP104は、基本サービスエリア(BSA)102において無線通信カバレッジを提供することができる。AP104は、AP104と関連する、および通信にAP104を使用するSTAs106とともに、基本サービスセット(BSS)と称されることができる。ワイヤレス通信システム100は、中央AP104を有さない可能性があるが、むしろSTA106間でのピアツーピアネットワークとして機能されることができることに留意されたい。それゆえに、本明細書で説明されたAP104の機能は、1つ以上のSTAs106によって代替的に実施されることができる。
[0056]図2は、図1のワイヤレス通信システム100内で採用されることができるワイヤレスデバイス202において利用されうる様々なコンポーネントを例示する。ワイヤレスデバイス202は、本明細書で説明される多様な方法をインプリメントするように構成されることができるデバイスの例である。例えば、ワイヤレスデバイス202は、AP104、または複数のSTAs106のうちの1つを備えることができる。
[0057]ワイヤレスデバイス202は、ワイヤレスデバイス202の動作を制御するプロセッサ204を含みうる。プロセッサ204は、中央処理ユニット(CPU)とも称されることができる。読取専用メモリ(ROM)とランダムアクセスメモリ(RAM)との両方を含み得るメモリ206は、命令およびデータをプロセッサ204に提供する。メモリ206の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)も含むことができる。プロセッサ204は典型的に、メモリ206内に記憶されたプログラム命令に基づいて論理および算術演算を遂行する。メモリ206内の命令群は、本明細書に説明された方法をインプリメントするために実行可能であることができる。
[0058]プロセッサ204は、1つまたは複数のプロセッサでインプリメントされた処理システムのコンポーネントであり得る、またはそれを備え得る。1つまたは複数のプロセッサは、汎用マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタルシグナルプロセッサ(DSPs)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGAs)、プログラマブル論理デバイス(PLDs)、コントローラ、ステートマシン、ゲート論理、離散ハードウェアコンポーネント、専用ハードウェア有限ステートマシン、または計算あるいは情報の他の操作を遂行することができるいずれかの他の適したエンティティのいずれかの組み合わせでインプリメントされることができる。
[0059]処理システムは、ソフトウェアを記憶するための機械可読媒体も含むことができる。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、または、その他のものと称されるか否かにかかわらず、ソフトウェアは、命令のいずれかのタイプを意味するように広く解釈されるべきである。命令は、コード(例えば、ソースコードフォーマット、バイナリコードフォーマット、実行可能コードフォーマット、コードのいずれかの他の適切なフォーマット)を含むことができる。命令は、1つ以上のプロセッサによって実行される場合、本明細書で説明された多様な機能を実施することを処理システムにさせる。
[0060]ワイヤレスデバイス202は、また、ワイヤレスデバイス202とリモートロケーション間のデータの送受信を可能にするための送信機210および受信機212を含むことができるハウジング208も含むことができる。送信機210および受信機212は、トランシーバ214に結合されることができる。アンテナ216は、ハウジング208に取り付けられ、トランシーバ214に電気的に結合されることができる。ワイヤレスデバイス202は、また、例えばMIMO通信の間に利用され得る複数の送信機、複数のトランシーバおよび/または複数のアンテナを含むことができる。
[0061]種々の実施形態において、通信インタフェース(または「インタフェース」)は送信機210、受信機212およびトランシーバ214のいずれかを含むことができる。ここで使用されるように、用語インタフェースは、2つ以上のデバイスを一緒に接続するように構成されるハードウェアまたはソフトウェアに言及することができる。たとえば、インタフェースはプロセッサまたはバスの一部であり得、デバイス間で情報またはデータの通信を可能にするように構成されることができる。インタフェースは、チップまたは他のデバイスに集積されることができる。例えば、いくつかの実施形態において、インタフェースは、別の装置におけるデバイスからの情報または通信を受信するように構成される受信機を備えることができる。インタフェース(例えば、プロセッサまたはバスの)はフロントエンドまたは他のデバイスにより処理される情報またはデータを受信できるかまたは受信された情報を処理することができる。いくつかの実施形態において、インタフェースは、情報またはデータを他のデバイスに送信または通信するように構成された送信機を備えることができる。従って、インタフェースは、(たとえば、バスを介して)情報またはデータを送信できるかあるいは送信のために出力するために情報またはデータを作成する。
[0062]ワイヤレスデバイス202はまた、トランシーバ214によって受信された信号のレベルを検出および定量化する試みにおいて使用されうる信号検出器218を含みうる。信号検出器218は、総エネルギー、シンボルあたりのサブキャリアごとのエネルギー、電力スペクトル密度、および他の信号のような信号を検出することができる。ワイヤレスデバイス202はまた、信号を処理する際の使用のために、デジタル信号プロセッサ(DSP)を含むことができる。DSP220は、送信用のデータユニットを生成するように構成されることができる。いくつかの態様では、データユニットは、物理レイヤデータユニット(PPDU)を備えることができる。いくつかの態様では、PPDUは、パケットと称される。
[0063]ワイヤレスデバイス202は、いくつかの態様においてユーザインターフェース222をさらに備えることができる。ユーザインターフェース222は、キーパッド、マイクロフォン、スピーカ、および/またはディスプレイを備えることができる。ユーザインターフェース222は、ワイヤレスデバイス202のユーザに情報を伝えるおよび/またはユーザからインプットを受信するいずれかのエレメントまたはコンポーネントを含むことができる。
[0064]ワイヤレスデバイス202の多様なコンポーネントは、バスシステム226によって結合されることができる。バスシステム226は、例えば、データバス、ならびに、データバスに加えて、電力バス、制御信号バス、およびステータス信号バスを含むことができる。当業者は、ワイヤレスデバイス202のコンポーネントが、いくつかの他のメカニズムを使用して互いに結合される、受け取る、インプットを提供することができることを理解するであろう。
[0065]たくさんの別々のコンポーネントが図2に図示されるが、当業者は、1つ以上のコンポーネントは、結合される、または共通にインプリメントされることができるということを認識するであろう。例えば、プロセッサ204は、プロセッサ204に関して上述された機能性をインプリメントするだけでなく、信号検出器218および/またはDSP220に関して上述された機能性をインプリメントするためにも使用されることができる。さらに、図2に図示されたコンポーネントの各々は、複数の別個のエレメントを使用してインプリメントされることができる。
[0066]上記に説明されたように、ワイヤレスデバイス202は、AP104またはSTA106を備えることができ、また、通信を送信および/または受信するために使用されることができる。ワイヤレスネットワーク内のデバイス間で交換される通信はパケットまたはフレームを備えることができるデータユニットを含むことができる。いくつかの態様において、データユニットは、データフレーム、制御フレーム、および/または管理フレームを含むことができる。データフレームは、APおよび/またはSTAからのデータを他のAPsおよび/またはSTAsに送信するために使用されることができる。制御フレームは、種々の動作を行うための、およびデータ(例えば、データの受信をアクノレジする、APsのポーリング、エリアクリアリング(area-clearing)動作、チャネル獲得、キャリアセンシングメインテナンス機能、等)を確実に配信するためのデータフレームと一緒に使用されることができる。管理フレームは、種々のスーパーバイザー機能(例えば、ワイヤレスネットワークへ加入するため、および離脱するため、等)のために使用されることができる。
[0067]この開示のある態様は、APs104が、効率を改善するために最適化された方法でSTAs106送信をスケジュール可能にすることを支援する。高効率ワイヤレス(HEW)ステーション、802.11高効率プロトコルを利用するステーション、およびより古いまたはレガシー802.11プロトコルを利用するステーションの両方とも、無線媒体へのアクセスのために競合することができる。ここに記載される高効率802.11プロトコルは、同時に通信することができるデバイスと同時に通信することができないデバイスとを区別する修正されたメカニズム下においてデバイスが動作することを可能にすることができる。したがって、アパートメントビルディングまたは人が密集した公共スペースのケースにおいて、高効率802.11プロトコルを使用するAPsおよび/またはSTAsは、アクティブなワイヤレスデバイスの数が増加しても低減されたレイテンシおよび増加したネットワークスループットを経験することができ、それによって、ユーザエクスペリエンスを改善されることができる。
[0068]この開示のある態様は、効率を改善するために最適化された方法でRTS(代替的にRTXと呼ばれる)および/またはCTS(代替的にCTXと呼ばれる)を用いたノードのあるサブセットの延期をAPsとSTAsが要求可能にすることを支援する。一般に、通常の802.11プロトコル(例えば、802.11a、802.11b、802.11ac、802.11g、802.11n、等)を使用するワイヤレスネットワークは、媒体アクセスに関するキャリア検知多重アクセス(CSMA)メカニズム下において動作する。CSMAによると、デバイスは、媒体を検知し、媒体がアイドルであると検知される場合にのみ送信する。基地局サービスエリア(BSA)の内または外に配置されたいくつかのAPsまたはSTAsはBSA内の1つのAPまたはSTAにより行われた送信と干渉することなしにデータを送信することができるので、CSMAメカニズムの使用は非効率性をもたらす可能性がある。アクティブなワイヤレスデバイスの数が増大し続けるにつれて、非効率性は、ネットワークレイテンシおよびスループットに著しく影響し始めうる。ここに記載されるRTS/CTS交換プロトコルはデバイスが、RTSフレームとCTSフレームを交換するデバイスと同時に通信することができるデバイスと、同時に通信することができないデバイスとを区別する修正されたメカニズム下で動作することを可能にすることができる。従って、アパートメントビルディングまたは人が密集した公共スペースの場合において、ここで述べた修正されたRTS/CTSプロトコルを使用するAPsおよび/またはSTAsはアクティブなワイヤレスデバイスが増加したとしても低減されたレイテンシおよび増大したネットワークスループットを経験することができ、それによりユーザイクスペリエンス(user experience)を改善することができる。
[0069]図3は、チャネルXに関する例示ワイヤレス通信システム300の図である。図示された態様において、ワイヤレス通信システム300は複数のAPs(例えば、AP1x、AP2x、AP3x、およびAP4)を含み、各々はBSA301−304およびSTAs(例えば、STA1x、STA2xおよびSTA4)を含む。いくつかの態様において、ここに記載されるAPsおよびSTAsの種々の動作は、交換可能である。チャネルX上で作動している各AP−STAリンク(例えば、参照リンク315)に関して、成功裏に受信されたバイトの数は以下の方法であらわされることができる。
RTS/CTS交換は、CSMAレンジ外のチャネルx上のデータ送信(TX)およびチャネルx上のアクノレジメント(ACK)送信をゼロに効果的に低減することにより受信されるバイトの合計数を変更することができる。CSMAレンジ外のチャネルx上にデータ送信(TX)を送信するノードおよびチャネルx上にアクノレジメント(ACK)送信を送信するノードは、チャネルx上の所定の参照リンク315と干渉を生じることができる「ジャマー(jammers)」と考えられることができる。RTS/CTSメッセージがメッセージを受信するノードを沈黙っさせる(silence)ならば、RTS/CTSの使用は、システムスループットを減少させる可能性がある。しかしながら、干渉を生じることができる多くのデバイスがあるとき、RTS/CTS交換は所定のSTAに関して干渉を低減し受信を改善することができる。
[0070]図4は、1つの態様に従う、例示ワイヤレスフレーム交換400の図である。図1とともに、いくつかの態様において、AP104はRTSフレームをSTA106に送信することができ、STA106はCTSフレームをAP104に送信することによりRTSフレームに応答することができる。RTS/CTS交換は、データ送信がSTAs106に関して成功しないとき、隠れノードの緩和あるいは媒体をクリアすることに関して望ましい可能性がある。図4に示すように、AP1は、RTS405が保留レンジ内のすべてのSTAsとAPsを保留にした状態でRTS405あるいは他のメッセージをSTA1に送信することができる。AP2は保留(defer)レンジ401の外にあり、AP1に対して隠れノードであると考えられる。図4に示すように、AP2は、RTS405のSTA1の受信あるいは応答CTSフレームの送信と干渉することができる固有の保留レンジ402内のSTA2にメッセージ410を送信することができる。
[0071]図4はダウンリンク(DL)構成を示すけれども、アップリンク(UL)構成は逆になり得る。例えば、STA1はUL PPDUを開始するために、RTXをAP1に任意に送信することができる。AP1は、1つまたは複数の他のマルチユーザ(MU)STAsと潜在的に同時にSTA1からUL送信を開始するためにCTXを送信することができる。UL送信の後、AP1はアクノレジメント(ACK)、あるいはブロックACK(BA)を送信することができる。したがって、隠れノードAP2はSTA1においてACKの受信と干渉することができる。
[0072]図5および6はRTX/CTXシステムの効果を図示する。図5は、他の態様による例示ワイヤレスフレーム交換の図500である。図6は、図5のワイヤレスフレーム交換のタイムシーケンス図600である。図5および6において、1つまたは複数のMU STAs STA1−NはAP1に、保留レンジ501を有したRTXフレーム601を送信する。種々の態様において、RTXフレーム601はオプションである。次にAP1は保留レンジ502を有したCTXフレーム602に応答する。STAs STA1−NはUL MU PPDUs604をAP1に送信する。AP2(隠れノード)はUL MU PPDUs604のレガシーPHYヘッダ内の期間を復号することができる。期間は、UL MU PPDUs604のペイロードが終了する時刻を示すことができる。AP2は、その期間610に対して延期するおよび/またはアイドル状態のままでいることができる。それは、示された期間プラス拡張されたインターフレームスペース(EIFS)持続することができる。種々のシングルユーザ態様において期間610はAP1がACKを送信するのに十分であり得る。他方、図示されたマルチユーザ態様において、期間610はAP1がBA606を送信するのに十分でない。したがって、AP2はSTAs STA1−NがBA606を受信している間、干渉を生じることができる。
[0073]種々の態様において、図6を参照して上で述べた潜在的干渉はペイロードの実際の期間より長いUL MU PPDU604のPHYヘッダに期間表示を設定することにより回避されることができる。この開示は一般には、「複数期間」に言及するが、フレーズは、さらに、長さ、サイズ、開始および終了時刻(明示的あるいは間接的)、および送信時間、あるいはペイロード、パケットおよび/またはパケットの一部をさらに含むように熟考される。同様に、この開示は一般には、実際の「期間」等に言及するけれども、このフレーズは、予想期間(expected duration)、指示された期間、予測期間(anticipated duration)、将来の期間をさらに含むように考慮(contemplated)され、より一般的には、送信に関連する時間として参照されることができる。
[0074]種々の態様において、期間表示は、パケット送信時間インジケータと呼ばれることができる。期間表示がPPDUの長さあるいは終わりを正確に示していないとき、スプーフィングされた期間(spoofed duration)、スプーフィングされたパケット送信時間インジケータ、調整された期間、調整されたパケット送信時間インジケータ、修正された期間、修正されたパケット送信時間インジケータ、伸張された期間(lengthened duration)、伸張されたパケット送信時間インジケータ、不正確な期間、不正確なパケット送信時間インジケータ、伸張されたパケット送信時間インジケータ、(例えば、レガシー基準に対して)非コンプライアンス期間(non-compliant duration)、非コンプライアンスパケット送信時間インジケータ等と様々に呼ばれることができる。いくつかの態様において、期間表示は、レガシープリアンブル規格に対してのみ非コンプライアンスであり得る。PPDU604は、1つまたは複数の代替期間表示(例えば、HEプリアンブルにおいて)を含むことができ、それは、PPDU604の期間を正確に示すことができる。いくつかの態様において、HEプリアンブルはPPDU604の期間の正確な表示を含めることができない。
[0075]図7は他の態様に従う図6のワイヤレスフレーム交換のタイムシーケンス図700である。図7において、1つまたは複数のMU STAsSTA1−NはAP1に、保留レンジ501を有するRTXフレーム701を送信する。種々の態様において、RTXフレーム701は任意である。次に、AP1は、保留レンジ502を有するCTX702に応答する。種々の態様において、CTX702フレームはUL MU PPDUs704がどのくらいの長さであるべきかの表示を含むことができる。たとえば、CTX702フレームは、UL MU PPDUs704の予想期間を指示する命令を含むことができる。種々の態様において、期間命令は、期間表示、パケット送信時間命令、パケット送信時間インジケータ、最大パケット送信時間命令、最大パケット送信時間インジケータ等と呼ばれることができる。種々の態様において、期間命令はPPDU704の実際のまたは予想される送信時間を超えるさらなる時間量を示すことができる、それは、STAs STA1−Nがそのスプーフィングされた期間表示において示さなければならない。
[0076]種々の態様において、さらなる時間量は、たとえば、EIFSの2倍のように、EIFSの倍数に基づいて示されることができる。種々の態様において、期間命令は、シンボル数とシンボルレートの組み合わせを用いてUL MU PPDUs 704の期間および/または長さを指定することができる。他の態様において、期間命令は、秒数または分数秒またはタイムユニット(TUs)を用いてUL MU PPDU704の期間および/または長さを指定することができる。
[0077]CTX702フレームに応答して、STAs STA1−NはUL MU PPDUs 704をAP1に送信する。STAs STA1−Nは、PPDUs704の長さをCTX702フレーム内の期間命令と等しいかまたは以下に設定することができる。図6に関して上で述べた態様とは異なり、PPDU 704のレガシーPHYヘッダは、不正確な期間表示を含むことができる。それは、PPDU704が実際に終了する(あるいは終了が予期される)よりも遅く終了することを示す。たとえば、期間表示はUL MU PPDU 704のペイロードが、BA706が受信される後までAP2を保留させるのに十分な時間で終了することを示すことができる。AP2(隠れノード)はUL MU PPDUs 704のレガシーPHYヘッダ内の期間を復号することができる。従って、AP2は期間710に関して保留および/またはアイドル状態を維持することができ、それは表示された期間プラス拡張されたフレーム間スペース(EIFS)の間持続することができる。従って、AP2は、STAs STA1−NがBA706を受信している間干渉を引き起こさない。
[0078]図8は、OFDMA部またはMU-MIMO部を含む物理レイヤデータユニット(PPDU)800パケットフォーマットの1つの態様の図である。PPDU800は、図1−7を参照して上で述べたSTA1のような、ワイヤレスデバイスによって送信されることができる。1態様において、PPDU800は図7を参照して上で述べたUL MU PPDU704を含むことができる。PPDU800は、レガシー部(例えば、PHYヘッダー801)を備えることができる。それは、レガシーフィールド、すなわち、レガシーショートトレイニングフィールド(L−STF)802、レガシーロングトレイニングフィールド(L−LTF)804、およびレガシー信号フィールド(L−SIG)806を含む。複数の特徴がIEEE802.11に付加されたので、複数のデータパケット内の複数のSIGフィールドのフォーマットに対する変更はさらなる情報をSTAsに提供するように発展された。図8は、例示IEEE802.11axパケットに関するパケット構造を示す。IEEE802.11a/b/g(等)デバイスとIEEE802.11axデバイスの両方を含むシステムに関する後方互換性を提供するために、IEEE802.11axシステムに関するデータパケットはまた、それらが「レガシー」フィールドであることを示すために、プリフィックスLを有するL−STF802、L−LTF804、およびL−SIG806として知られる、これらの初期システムのSTF、LTFおよびSIGフィールド806を含む。IEEE802.11a/b/gで動作するように構成されたレガシーデバイスがそのようなパケットを受信すると、それはL−SIGフィールド806をノーマル11/b/gパケットとして受信し復号することができる。しかしながら、デバイスがさらなるビットを復号し続けると、L−SIGフィールド806以降のデータパケットのフォーマットは、11/b/gパケットのフォーマットと異なるので、それらは成功裏に復号されず、そして、この処理期間にデバイスにより行われるCRCチェックは失敗する可能性がある。これは、これらのレガシーデバイスがパケットを処理することを停止させるが、初期に復号されたL−SIG内のレングスフィールドにより定義される時間期間が経過するまでいずれかのさらなる動作を依然として保留
する。それに反して、IEEE802.11nと互換性のある新しいデバイスは、後続の高効率信号フィールド(HE−SIG)808内の変調を検出することができ、それは、PPDU800に関するあるシグナリング情報を含み、そして802.11axパケットとしてそのパケットを処理することができる。PPDU800はまた、1つまたは複数のショートトレイニングフィールド(STFs)およびロングトレーニングフィールド(LTFs)、および1つのMU−MIMOまたはOFDMAデータペイロード814を含む。
[0079]PHYヘッダ801は図7に関して上で述べたスプーフィングされた期間表示を含むことができる。スプーフィングされた期間表示は、L−SIGフィールド806に含まれることができる。いくつかの態様において、HE−SIGフィールド808は、1つの正確な期間表示を含むことができ、それは、いくつかの態様において、非レガシーデバイスによってのみ復号可能である。いくつかの態様において、HE−SIGフィールド808は期間表示を含むことができず、そしてリッスンデバイスは、たとえばCTX702(図7)内の期間表示に基づいて、PPDU800の長さを暗黙的に決定することができる。
[0080]図9は図1のワイヤレス通信システム100内で採用されることができる無線通信の例示方法に関するフローチャート900を示す。方法は、図2に示されるワイヤレスデバイス202のような、ここで記載されるデバイスにより全体または部分がインプリメントされることができる。図示された方法は、ここでは、図1に関して上述されたワイヤレス通信システム100、図2に関して上述されたワイヤレスデバイス202、図3に関して上述されたワイヤレス通信システム300、図4に関して上述されたワイヤレスフレーム交換400、図5に関して上述されたタイミング図500を参照して記載されるけれども、当業者は、図示された方法は、ここに記載される他のデバイスまたはいずれかの他の適切なデバイスによりインプリメント可能であることを理解するであろう。図示された方法は、多様な実施形態で、特定の順序に関して本明細書で説明されるが、種々の態様において、本明細書のブロックは、異なる順序で実行されることができ、または省略されることができ、およびさらなるブロックが追加されることができる。
[0081]ブロック910において、ワイヤレスデバイスは複数のデバイスの各々が他の複数のデバイスの各送信に少なくとも部分的に同時にパケットを送信することを指示するメッセージを受信する。例えば、図7に戻ると、STA1はAP1からCTX702を受信することができ、これは、複数のSTAs STA1−STANがUL MU PPDU704をAP1に同時に送信することを指示することができる。
[0082]種々の態様において、複数のデバイスの各々がパケットを送信することを指示するメッセージはワイヤレスデバイスの識別子を備えるclear-to-sendフレームを含む。たとえば、複数のデバイスの各々がパケットを送信することを指示するメッセージはCTX702を含むことができ、それはSTA1の(AIDまたは部分AIDのような)識別子を含むことができる。
[0083]次に、ブロック920において、ワイヤレスデバイスはパケットを生成する。パケットは、パケットの送信に関連する時間よりも大きな値を有するインジケータを含む。種々の態様において、パケットの送信に関連する時間はパケットの時間期間であり得る。例えば、パケットの送信に関連する時間は、PPDU704の正確な時間期間であり得る。
[0084]次に、ブロック930において、ワイヤレスデバイスは送信用パケットを提供する。例えば、STA1は、例えば、送信機210(図2)により、送信用のUL MUPPDU704AP1へ提供することができる。UL MU PPDU 704は、たとえば、PHYヘッダ801のL−SIGフィールド806内に、図7−8に関して上述したスプーフィングされた期間表示を含めることができる。図7に示されるように、スプーフィングされた期間表示は、(例えば、図6に比べて)PPDU704の送信に関連する時間よりも大きなPPDU704のパケット送信時間を示すことができる。
[0085]さまざまな態様において、ワイヤレスデバイスは、インジケータで示される時間の期間にパケットの受信に関するアクノレジメントを受信する。インジケータは少なくともアクノレジメントの送信時間によりパケットの送信に関連する時間より大きな値を有する。たとえば、STA1は、図7に示される期間の間にAP1からBA706を受信することができる。期間は、少なくともBA706の送信時間だけ、PPDU704の実際の送信時間より長くなり得る。さまざまな態様において、期間は少なくともBA706プラスSIFS、マイナスEIFSだけPPDU704の実際の送信時間より長くなり得る。言い換えれば、期間は、少なくともSTA1が干渉を受けずにBA706を受信するのに十分な長さでAP2を保留またはアイドルさせるのに十分なPPDU704の実際の送信時間より長くなり得る。さまざまな態様において、期間は、少なくともBAプラスEIFSだけPPDU704の実際の送信時間より長くなり得る。
[0086]種々の態様において、複数のデバイスの各々がパケットを送信することを指示するメッセージは時間期間の表示を含む。インジケータの値は、時間期間の表示に基づくことができる。例えば、CTX702はPPDU704の送信時間、STA1がAP2に示す保留またはアイドル時間、またはこの2つの間の差、の1つまたは複数の表示を含むことができる。種々の態様において、AP1はSTAs STA1−Nの各々に異なる時間期間を示すことができる。種々の態様に置いて、時間期間はACK(それはSTAs STA1−Nの各々に関して異なり得る)に関する時間期間であり得る。
[0087]種々の態様において、STA1は、時間期間を、例えばメモリから検索された所定値または静的値、またはハードコード化(hard-coded)であるように決定することができる。種々の態様において、STA1は、AP1およびCTX702とは独立に時間期間を決定することができる。種々の態様において、AP1はネットワークアロケーションベクトル(NAV)を介して時間期間を示すことができる。種々の態様において、AP1は別個の専用通信において時間期間を示すことができる。
[0088]種々の態様において、複数のデバイスの各々がパケットを送信することを指示するメッセージはパケット送信時間命令を含み、ワイヤレスデバイスはパケットの実際の送信時間をパケット送信時間命令と等しくなるように設定する。例えば、CTX702はUL MU PPDU 704が特定の長さであるSTA1への命令を含むことができる。命令は、例えば、送信時間、またはシンボル数とシンボルレートの組み合わせを含むことができる。STA1は、送信時間が、パケット送信時間命令と等しいかまたは実質的に等しいようにUL MU PPDU 04を送信することができる。たとえば、実質的に等しい送信時間は、送信機または受信機のタイミング許容値内の送信時間を含むことができる。
[0089]種々の態様において、パケットは、マルチ入力マルチ出力フレームまたは直交周波数分割多元接続フレームを含むことができる。たとえば、UL MU PPDU 704はMIMOフレームを含むことができる。UL MU PPDU704はOFDMAフレームを含むことができる。種々の態様において、UL MU PPDU704はいずれかのマルチユーザ技術を含むことができる。
[0090]種々の態様において、パケットはインジケータを備えるシングルユーザ部を含む。例えば、UL MU PPDU704は図8に関して上述したレガシーフィールド802、804、および806を含むことができる。種々の態様において、シングルユーザ部は802.11aまたは802.11bプリアンブルフォーマットと互換性がある。
[0091]種々の態様において、パケットはパケット送信時間の表示を有さないマルチユーザ部を含む。例えば、UL MU PPDU 704は図8に関して上述したHEフィールド808および810を含むことができる。いくつかの態様において、HEフィールド808および810が別個の期間表示を含むかもしれない場合、少なくとも1つの態様において、それらはパケット期間の表示を含まない。種々の態様において、AP1は、例えば、CTX702で提供される期間命令に基づいて、暗黙的にPPDU 704の期間を決定することができる。
[0092]種々の態様において、パケットは、複数のデバイスの1つにより送信されたパケットに同一の部分を含むことができる。該部分は、インジケータを含むことができる。例えば、UL MU PPDU704は図8を参照して上述したレガシーフィールド802、804、および806を含むことができる。種々の態様において、STAs STA1−Nの各々は異なるPPDU704を送信することができ、各PPDU704は例えば、L−SIG806において、共通の持続期間フィールドを有する。
[0093]図10は、無線通信に関する装置1000の機能ブロック図である。当業者は、無線通信を検出するための装置は、図10に示される簡単化された装置1000よりも多くのコンポーネントを有することができることを理解するであろう。示された無線通信に関する装置1000は、特許請求の範囲内のインプリメンテーションのいくつかの卓越した特徴を説明するために役立つこれらのコンポーネントのみを含む。無線通信に関する装置1000は、他の複数のデバイスの各送信に少なくとも部分的に同時にパケットを送信するように複数のデバイスの各々を指示するメッセージを受信するための手段1002と、パケットを生成するための手段1004と、および送信用パケットを提供する手段1006を含む。種々の態様において、装置1000はさらにここに記載されるいずれかの他のブロックまたは機能を実行するための手段を含むことができる。
[0094]1つの態様において、他の複数のデバイスの各送信と少なくとも部分的に同時にパケットを送信するように複数のデバイスの各々を指示するメッセージを受信するための手段1002は、ブロック910(図9)に関して上述した機能の1つまたは複数を実行するように構成されることができる。種々の態様において、手段1002は、プロセッサ204(図2)、メモリ206(図2)、信号検出器218(図2)、DSP220(図2)、受信機212(図2)、トランシーバ214(図2)、および/またはアンテナ216(図2)の1つまたは複数によりインプリメントされることができる。
[0095]ある実施形態では、パケットを生成するための手段1004は、ブロック920(図9)に関して上述した機能の1つまたは複数を実行するように構成されることができる。種々の態様において、手段1004は、プロセッサ204(図2)、メモリ206(図2)、およびDSP220(図2)の1つまたは複数によりインプリメントされることができる。
[0096]1つの態様において、送信用パケットを提供する手段1006は、ブロック930(図9)に関して上述した機能の1つまたは複数を実行するように構成され得る。種々の態様において、手段1006は、プロセッサ204(図2)、メモリ206(図2)、DSP220(図2)、送信機210(図2)、トランシーバ214(図2)および/またはアンテナ216(図2)の1つまたは複数によりインプリメントされることができる。
[0097]1つの態様において、装置はさらに、インジケータで示される時間の期間にパケットの受信に関するアクノレジメントを受信する手段を含むことができ、値は、少なくともアクノレジメントの送信時間だけパケットの送信に関連する時間よりも大きい。種々の態様において、アクノレジメントを受信する手段は、プロセッサ204(図2)、メモリ206(図2)、信号検出器218(図2)、DSP220(図2)、受信機212(図2)、トランシーバ214(図2)および/またはアンテナ216(図2)の1つまたは複数によりインプリメントされることができる。
[0098]1つの態様において、装置は、パケット送信時間命令により示される時間期間の間に送信用パケットを提供する手段をさらに含むことができる。種々の態様において、パケットを提供する手段は、プロセッサ204(図2)、メモリ206(図2)、DSP220(図2)、送信機210(図2)トランシーバ214(図2)および/またはアンテナ216(図2)の1つまたは複数によりインプリメントされることができる。
[0099]当業者であれば、情報および信号が、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表されうることを理解するであろう。例えば、上記の説明の全体にわたって参照され得る、データ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場あるいは磁粒子、光場あるいは光学粒子、あるいはそれらのいずれかの組み合わせによって表わされ得る。
[00100]本開示で説明されるインプリメンテーションへの様々な変更は、当業者にとって容易に明らかであり、および、ここで定義される一般的な原理は、本開示の精神または範囲から逸脱することなく他のインプリメンテーションに適用されうる。したがって、本開示は、本明細書に示されるインプリメンテーションに限定されるように意図されず、ここに開示される特許請求の範囲、原理および新規な特徴と一致する最も広い範囲を与えられることとなる。「例示的」という用語は、本明細書では、「例、事例、または実例としての役割を果たす」という排他的な意味で使用される。「例証的(exemplary)」として本明細書に説明されるいずれかのインプリメンテーションは、他のインプリメンテーションよりも好ましいまたは有利であるとして必ずしも解釈されるべきではない。
[00101]別個のインプリメンテーションに照らして本明細書で説明される、ある特徴もまた、単一のインプリメンテーションで組み合わせてインプリメントされることができる。反対に、単一のインプリメンテーションのコンテキストにおいて説明された様々な特徴は、また、複数のインプリメンテーションで別個に、またはいずれかの適したサブコンビネーションでインプリメントされることができる。さらに、特徴は、ある組み合わせで作用するように上述され、ならびにそのように最初に特許請求さえもされうるが、特許請求される組み合わせからの1つまたは複数の特徴は、いくつかの場合では、その組み合わせから削除されることができ、特許請求される組み合わせは、サブコンビネーション、またはサブコンビネーションの変形物に向けられうる。
[00102]ここにおいて使用される場合、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」というフレーズは、単一の要素を含む、それらの項目のいずれかの組み合わせを指す。例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a−a、b−b、c−c、a−b、a−c、b−c、およびa−b−cをカバーするように意図される。
[00103]上述された方法の様々な動作は、様々なハードウェアおよび/またはソフトウェアコンポーネント、回路、および/またはモジュールのような、動作を遂行することが可能であるいずれかの適した手段によって遂行されることができる。一般的に、図に図示されたいずれかのオペレーションは、オペレーションを実施する能力がある対応する機能的手段によって実施されることができる。
[00104]本開示に関連して説明された、多様な実例となる論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ信号(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、または、本明細書で説明された機能を実施するために設計された、それらのいずれかの組み合わせを用いてインプリメントまたは実施されうる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであることができるが、代わりに、プロセッサは、いずれかの市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであることができる。プロセッサはまた、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと併せた1つまたは複数のマイクロプロセッサ、またはいずれかの他のそのような構成である、コンピューティングデバイスの組み合わせとしてインプリメントされることができる。
[00105]1つまたは複数の例証的な態様において、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらのいずれかの組み合わせ内においてインプリメントされうる。ソフトウェアでインプリメントされる場合、機能は、コンピュータ可読媒体における1つ以上の命令またはコードとして、記憶または送信されることができる。コンピュータ可読媒体は、1つの場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にするいずれかの媒体を含む通信媒体とコンピュータ記憶媒体との両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされることができるいずれかの利用可能な媒体であることができる。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、あるいは命令もしくはデータ構造の形で所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用されることができ、コンピュータによってアクセスされることができるいずれかの他の媒体を備えることができる。また、いずれかの接続は、厳密にはコンピュータ可読媒体と称される。例えば、ソフトウェアがウェブサイト、サーバ、または他の遠隔ソースから、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、あるいは赤外線、無線、およびマイクロ波のような無線技法を使用して送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、あるいは赤外線、無線、およびマイクロ波のような無線技法は送信媒体の定義に含まれている。本明細書で使用される場合、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびブルーレイディスクを含み、ここでディスク(disk)は通常、磁気的にデータを再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いて光学的にデータを再生する。したがって、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は、非一時的なコンピュータ可読媒体(例えば、有形媒体)を備えうる。加えて、いくつかの態様において、コンピュータ可読媒体は、一時的コンピュータ可読媒体(例えば、信号)を備えうる。
上記の組み合わせはまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。本明細書で開示される方法は、説明された方法を達成するための1つ以上のステップまたは動作を備える。方法のステップ及び/又は動作は、特許請求の範囲から逸脱することなく、互いにやりとりされることができる。言い換えれば、ステップまたは動作の特定の順序が特定されていない限り、特定のステップおよび/または動作の順序および/または使用は、特許請求の範囲から逸脱することなく修正されることができる。
[00106]さらに、ここに説明された方法および技法を実行するためのモジュールおよび/または他の適切な手段が、ダウンロードされることができること、および/または、そうでなければ、ユーザ端末および/または基地局によって、適用可能に得られることが理解されるべきである。例えば、そのようなデバイスは、本明細書で説明された方法を遂行するための手段の転送を容易にするためにサーバに結合されることができる。代替として、本明細書で説明された様々な方法は、デバイスに記憶手段を結合または提供する際にユーザ端末および/または基地局が様々な方法を取得することができるように、記憶手段(例えば、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)またはフロッピーディスクのような物理記憶媒体、等)を介して提供されることができる。さらに、本明細書で説明された方法および技法をデバイスに提供するためのいずれかの他の適切な技法が、利用され得る。
[00107]前述の内容が本開示の態様に向けられる一方、本開示の他のおよびさらなる態様は、その基本的な範囲から逸脱することなく考案されることがあり得、その範囲は、次の特許請求の範囲によって決定される。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
無線通信に関する装置であって、
複数のデバイスの各々が、他の複数のデバイスの各送信と少なくとも部分的に同時にパケットを送信することを指示するメッセージを受信し、前記パケットの送信に関連する時間より大きな値を有するインジケータを備えたパケットを生成する、ように構成された処理システムと、および
送信に関するパケットを提供するように構成されたインタフェースと、を備えた、装置。
[C2] 前記パケットの前記送信に関連する前記時間は、前記パケットの時間期間を備える、C1の装置。
[C3] 前記処理システムは、前記インジケータの値によって示された時間期間の間に前記パケットの受信に関するアクノレジメントを受信するように構成される、C1の装置。
[C4] 前記パケットを送信するように前記複数のデバイスの各々を指示する前記メッセージは、前記装置の識別子を備えるclear-to-sendフレームを備える、C1の装置。
[C5] 前記パケットを送信するように前記複数のデバイスの各々を指示する前記メッセージは、時間期間の表示を備え、前記インジケータの値は、前記時間期間の表示に基づく、C1の装置。
[C6] 前記パケットを送信するように前記複数のデバイスの各々を指示する前記メッセージは、アクノレジメントの送信に関連する時間を示す時間期間の表示を備え、前記インジケータの値は、前記時間期間の表示に基づく、C1の装置。
[C7] 前記パケットを送信するように前記複数のデバイスの各々を指示するメッセージは、パケット送信時間時間命令を備え、前記インタフェースースは、前記パケット送信時間命令により示された時間期間に前記送信に関するパケットを提供するように構成される、C1の装置。
[C8] 前記パケットは、マルチ入力マルチ出力フレームまたは直交周波数分割多元接続フレームを備える、C1の装置。
[C9] 前記パケットは、前記インジケータを備えるシングルユーザ部を備え、前記シングルユーザ部は、802.11aまたは802.11bプリアンブルフォーマットと互換性がある、C1の装置。
[C10] 前記パケットは、パケット送信時間の表示を有さないマルチユーザ部を備える、C1の装置。
[C11] 前記パケットは、前記複数のデバイスの1つにより送信されたパケットに同一の部分を備え、前記部分は前記インジケータを備える、C1の装置。
[C12] 無線通信の方法において、
複数のデバイスの各々が、前記他の複数のデバイスの各々と少なくとも部分的に同時に送信するように指示するメッセージをワイヤレスデバイスにおいて受信することと、
前記パケットの送信に関連する時間よりも大きな値を有するインジケータを備えるパケットを生成することと、
前記送信に関するパケットを提供することと、を備える、方法。
[C13] 前記パケットの前記送信に関連する前記時間は、前記パケットの時間期間を備える、C12の方法。
[C14] 前記インジケータ内に示される時間の期間に前記パケットの受信に関するアクノレメントを受信することをさらに備え、前記値は、前記少なくとも前記アクノレジメントの送信時間だけ前記パケットの送信に関連する時間より大きな値である、C12の方法。
[C15] 前記パケットを送信するように前記複数のデバイスの各々を指示する前記メッセージは前記ワイヤレスデバイスの識別子を備えるclear-to-sendフレームを備える、C12の方法。
[C16] 前記パケットを送信するように前記複数のデバイスの各々に指示する前記メッセージは、時間期間の表示を備え、前記方法はさらに、前記時間期間の表示にもとづいた前記値を有する前記インジケータを提供することをさらに備える、C12の方法。
[C17] 前記パケットを送信するように前記複数のデバイスの各々を指示する前記メッセージは、アクノレジメントの送信に関連する時間を示す時間期間の表示を備え、前記方法はさらに前記時間期間の表示に基づいた前記値を有するインジケータを提供することをさらに備える、C12の方法。
[C18] 前記パケットを送信するように前記複数のデバイスの各々を指示する前記メッセージは、パケット送信時間命令を備え、前記方法は、前記パケット送信時間命令により示される時間期間の間に前記送信に関するパケットを提供することをさらに備える、C12の方法。
[C19] 前記パケットは、マルチ入力マルチ出力フレームまたは、直交周波数分割多元接続フレームを備える、C12の方法。
[C20] 前記パケットは、前記インジケータを備えるシングルユーザ部を備え、前記シングルユーザ部は802.11aまたは802.11bプリアンブルフォーマットと互換性がある、C12の方法。
[C21] 前記パケットはパケット送信時間の表示を有さないマルチユーザ部を備える、C12の方法。
[C22] 前記パケットは、前記複数のデバイスの1つにより送信されたパケットと同一の部分を備え、前記部分は前記インジケータを備える、C12の方法。
[C23] 無線通信のために構成された装置において、
アンテナと、
複数のデバイスの各々が前記他の複数のデバイスの各送信と少なくとも部分的に同時に送信するように指示するメッセージを受信し、
前記パケットの送信に関連する時間より大きな値を有するインジケータを備える前記パケットを生成する、ように構成された処理システムと、および
前記アンテナを介して前記送信に関するパケットを提供するように構成されるインタフェースと、を備える無線通信に関する無線ノード。
[C24] 無線通信に関する装置において、
複数のデバイスの各々が、前記他の複数のデバイスの各送信と少なくとも部分的に同時にパケットを送信するように指示するメッセージをワイヤレスデバイスにおいて受信する手段と、
前記パケットの送信に関連する時間よりも大きな値を有するインジケータを備える前記パケットを生成する手段と、および
前記送信に関するパケットを提供する手段と、を備える装置。
[C25] 前記パケットの前記送信に関する前記時間は、前記パケットの時間期間を備える、C24の装置。
[C26] 前記インジケータ内に示される時間の期間に前記パケットの受信に関するアクノレメントを受信する手段をさらに備え、前記値は、少なくとも前記アクノレジメントの送信時間だけ前記パケットの前記送信に関連する時間より大きな値である、C24の装置。
[C27] 前記パケットを送信するように前記複数のデバイスの各々に指示する前記メッセージは前記ワイヤレスデバイスの識別子を備えるclear-to-sendフレームを備える、C24の装置。
[C28] 前記パケットを送信するように前記複数のデバイスの各々に指示する前記メッセージは、時間期間の表示を備え、前記装置はさらに、前記時間期間の前記表示にもとづいた前記値を有する前記インジケータを提供する手段をさらに備える、C24の装置。
[C29] 前記パケットを送信するように前記複数のデバイスの各々に指示する前記メッセージは、アクノレジメントの送信に関連する時間を示す時間期間の表示を備え、前記インジケータの値は前記時間期間の表示に基づく、C24の装置。
[C30] 前記パケットを送信するように前記複数のデバイスの各々に指示する前記メッセージは、パケット送信時間命令を備え、前記装置は、前記パケット送信時間命令により示される時間期間の間前記送信に関するパケットを提供する手段をさらに備える、C24の装置。
[C31] 前記パケットは、マルチ入力マルチ出力フレームまたは、直交周波数分割多元接続フレームを備える、C24の装置。
[C32] 前記パケットは、前記インジケータを備えるシングルユーザ部を備え、前記シングルユーザ部は802.11aまたは802.11bプリアンブルフォーマットと互換性がある、C24の装置。
[C33] 前記パケットは、パケット送信時間の表示を有さないマルチユーザ部を備える、C24の装置。
[C34] 前記パケットは、前記複数のデバイスの1つにより送信されたパケットに同一の部分を備え、前記部分は前記インジケータを備える、C24の装置。
[C35] 実行されると、装置に無線通信の方法を実行させる命令を用いて符号化されたコンピュータ読取可能媒体において、前記方法は、
複数のデバイスの各々が前記他の複数のデバイスの各送信に少なくとも部分的に同時にパケットを送信するように指示するメッセージを受信することと、
前記パケットの送信に関連する時間より大きな値を有するインジケータを備える前記パケットを生成することと、および
送信用パケットを提供することと、を備える、コンピュータ読取可能媒体。