JP6525775B2 - 送電装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線電力伝送技術に関する。
従来、無線で電力を送信する送電装置と、送電装置から供給された電力を受電する受電装置とを含む無線電力伝送システムが知られている。無線電力伝送方式においては送電装置の電源から供給される電源電圧と、受電装置が接続される負荷で必要とされる電源電圧に応じてDC/DC変換器等の低損失の電圧変換器が用いられる。
特許文献1には、受電装置において整流された電圧から負荷に必要な電圧に変更するためにDC/DC変換器が配置された構成が開示されている。また、送電装置においてはAC電源から整流された直流電圧をスイッチング電源に供給している。この場合、スイッチング電源の電圧源として必要な直流電圧がAC電源から整流された電圧と異なる場合、スイッチング電源内にDC/DC変換器に代表される電圧変換器が必要である。
ここで、受電装置に接続された負荷が消費する電力が変化すると、受電側のDC/DC変換器の入力インピーダンスが変化する。これにより、受電装置の整流器の入力インピーダンスも変化する。無線電力伝送方式が磁界や電界の共鳴方式である場合、高い伝送効率を維持するためには受電側の入力インピーダンスが変化した場合、送電側の出力インピーダンスも変更しなければならない。送電装置の出力インピーダンスを変更するためには簡易的には入力側のスイッチング電源に供給される直流電圧を変更すればよく、例えば出力電圧可変のDC/DC変換器を用いて変更すればよい。
特開2009−228396号公報
従来、出力電圧可変のDC/DC変換器を用いた送電装置において、例えば受電装置の負荷が変化した場合に、DC/DC変換器の変換効率が低下し、システム全体としての効率が低下する、という問題がある。
そこで、本発明は、例えば、受電装置の負荷が変化する場合における、無線電力伝送の効率低下を低減することを目的とする。
本発明の一側面によれば、直流電圧を別の直流電圧に変換する換器と、前記変換器から出力される出力電圧に基づいて、受電装置に無線で電力を伝送する送電アンテナと、前記受電装置の消費電力の情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記受電装置の消費電力の情報に基づき、前記変換器を制御する制御手段と、有し、前記変換器は、前記変換器に入力される入力電圧と前記出力電圧の差が所定の値以内である場合の変換効率が、前記入力電圧と前記出力電圧の差が前記所定の値より大きい場合の変換効率よりも小さくなる変換器であり前記制御手段は前記取得手段により取得された前記受電装置の消費電力の情報と、前記入力電圧と等しい電圧を含む所定範囲の情報とに基づいて、前記出力電圧が前記所定範囲に含まれない電圧となるように、前記変換器を制御することを特徴とする送電装置が提供される。
本発明によれば、例えば、受電装置の負荷が変化する場合における、無線電力伝送の効率低下を低減できる。
実施形態における無線電力伝送システムの構成図。 実施形態における送電装置の制御処理を説明するフローチャート。 実施形態における送電装置の制御処理を説明するフローチャート。 電圧Vaに対する最高効率の例を示すグラフ。 図4の無線電力伝送部のみの効率と図8のDC/DC変換器113の効率を合成した図。 図4の無線電力伝送部のみの効率と図7の受電側DC/DC変換器123の効率を合成した図。 昇降圧DC/DC変換器の固定された出力電圧に対する入力電圧と変換効率を示す図。 昇降圧DC/DC変換器の固定された入力電圧に対する出力電圧と変換効率を示す図。 送電装置と受電装置とで損失増大範囲が重複しない場合の実施形態を説明する図。 第3実施形態における送電装置の制御処理を説明するフローチャート。 第3実施形態における送電装置の制御処理を説明するフローチャート。 第3実施形態における送電装置の制御処理を説明するフローチャート。 送電装置と受電装置とで損失増大範囲が一部重複する場合の実施形態を説明する図。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の実施に有利な具体例を示すにすぎない。また、以下の実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の課題解決のために必須のものであるとは限らない。
(第1実施形態)
本実施形態に係る無線電力伝送を行う無線電力伝送システムを図1に示す。なお、本実施形態に係る無線電力伝送システムは、磁界共鳴方式を用いて無線電力伝送を行うものとする。磁界共鳴方式は送電装置の共振器(共鳴素子)と、受電装置の共振器(共鳴素子)との間の磁場の共鳴(共振)による結合によって電力を無線伝送する方式である。なお、本実施形態において、磁界共鳴方式を用いた無線電力伝送システムを例にして説明するが、無線電力伝送方式(非接触電力伝送方法)はこれに限るものではなく、電磁誘導、電界共鳴を利用した電力伝送方式を用いてもよい。
図1において、電源100は、送電装置110に対して、交流又は直流の電力を供給する。送電装置110は、出力電圧可変のDC/DC変換器113を含む。DC/DC変換器113はその出力電圧をスイッチング回路114に供給する。通信部115は、受電装置120から、受電装置120に接続された負荷130の消費電力の情報を受信する。制御部であるCPU112は、受信した消費電力の情報に基づき、DC/DC変換器113の目標出力電圧を決定し、決定した目標出力電圧の値を、DC/DC変換器113に指示する。記憶部であるメモリ116は、例えば、負荷130の消費電力と目標出力電圧との対応関係を記憶する。CPU112は、その対応関係を参照して目標出力電圧を決定することができる。なお、電源100から供給される電力が交流である場合には、直流を得るために整流器が必要になるが、ここでは図示を省略している。
受電装置120に対して無線電力伝送を行うための送電アンテナ111は、駆動部であるスイッチング回路114によって駆動される。スイッチング回路114で交流変換された電力は、送電アンテナ111から受電アンテナ121に無線伝送される。送電アンテナ111、受電アンテナ121においては、共振コンデンサや整合回路、フィルタ回路等が必要な場合があるが、ここでは図示を省略している。
受電装置120において、整流器122は、受電アンテナ121で受電された交流電力(受電電力)を整流し、直流に変換する。整流器122から出力された電力の直流電圧は、受電側DC/DC変換器123により負荷130に必要な電圧に変換される。受電側DC/DC変換器123の出力には電流検出器124が接続されている。電流検出器124は、負荷130に流入する電流量を検出する。CPU126は、検出した電流量に基づき、負荷130で消費される電力を算出する。CPU126は、算出された負荷130の消費電力の情報を通信フォーマットに変換し、通信部125を介して送電装置110へフィードバックする。
通信部115と通信部125の通信方式に特に限定はない。無線電波による方法や、光通信、誘導電磁波による方法等を用いることができる。また、送電アンテナ111、受電アンテナ121を介して行う通信でもよい。さらに、送電装置110が負荷130で消費される電力を別の信号等から検出してもよい。例えば、負荷130がモータ等のアクチュエータであり、その制御信号から負荷130で消費される電力を予測してもよい。
受電装置の負荷130の消費電力が変化した場合、高い伝送効率を維持するためには、その消費電力の変化に応じて送電装置110のスイッチング回路114に供給される直流電圧(即ち、DC/DC変換器113の出力電圧Va)を変更する必要がある。これにより、送電装置110の出力インピーダンス(以下「出力Z」という。)が変更され、送受電アンテナのインピーダンスZAT、ZARの影響を受け、受電装置の入力インピーダンス(以下「入力Z」という。)が変化し、受電装置120の整流電圧(即ち、受電側DC/DC変換器123の入力電圧Vb)が変化する。このように、送電装置110のスイッチング回路114の直流電圧を変更することで送電装置の出力Zと受電装置の入力Zを調整する。これにより、アンテナのインピーダンスとの整合条件を合わせることが可能となり、無線電力伝送の伝送効率を維持することができる。
送電装置110においては、出力Zを調整するため、DC/DC変換器113の出力電圧Vaを変更する。DC/DC変換器113には、昇降圧DC/DC変換器が使用されうる。昇降圧DC/DC変換器は、目標出力電圧が入力電圧より高い場合は昇圧変換を、目標出力電圧が入力電圧以下の場合は降圧変換を行うように構成される。同じく、受電装置においても、整流器によって整流された直流電圧が負荷に必要な電圧より大きい時と小さい時がある場合、昇降圧DC/DC変換器が使用される。
図7に、一般的な昇降圧DC/DC変換器の固定された出力電圧に対する入力電圧と変換効率を示す。また、図8に、昇降圧DC/DC変換器の固定された入力電圧に対する出力電圧と変換効率を示す。図7,図8に示されるように、昇降圧DC/DC変換器においては、入力電圧と出力電圧とが近い場合に変換効率が低下する。これは、昇降圧DC/DC変換器内において入力が出力より小さい場合に動作する昇圧変換部と、入力が出力より大きい場合に動作する降圧変換部の両方が動作し、両方の変換損失が加算されるためである。以後、この変換損失が大きい電圧範囲を「損失増大範囲」という。無線電力伝送システムの伝送効率をなるべく高くしようとする場合、送電装置や受電装置に含まれるDC/DC変換器の効率も重要になる。
共鳴方式の無線電力伝送システムにおいて、高い伝送効率を維持するためには、送電装置の出力Zと受電装置の入力Zが密接に関連し、受電装置に接続される負荷に応じて、送電装置のDC/DC変換器等の直流電源による電圧調整が必要となる。受電装置においては送電装置の送電電圧や負荷電力によって決定される整流電圧を負荷に必要な電圧に変更するためのDC/DC変換器が必要となる。送電装置又は受電装置の少なくとも一方のDC/DC変換器が昇降圧DC/DC変換器であり、送電装置のDC/DC変換器で出力電圧を調整した場合を考える。この場合、送電装置の出力電圧又は受電装置の入力電圧、またはその両方が損失増大範囲に入ってしまう場合がある。このような場合、送受電装置のアンテナ間の伝送効率を維持するため、アンテナの整合条件に合わせるように、送電装置もしくは受電装置、又はその両方のDC/DC変換器の変換効率が低下し、システム全体としての効率が低下する。本実施形態では、このようなシステム全体としての効率の低下を防止する構成を提示する。
電源100の出力が24Vの直流であり、スイッチング回路114の電源可変範囲が5〜50Vであり、CPU112が可変DC/DC変換器113を制御する場合、図8に示されるように、出力電圧が24V付近(図では21〜26V)で効率が低下する。一方、図4は、送電装置110と受電装置120との間の無線電力伝送部のみの電圧Vaに対する最高効率の例を示すグラフである。ここでの効率は送電装置110のスイッチング回路114、送電アンテナ111と受電アンテナ121との間の伝送効率、受電装置120の整流器122の効率を含み、その他の制御のための電力による損失も含むものとする。無線電力伝送部のみの最高効率となる場合のインピーダンスは送受電のDC/DC変換器の効率が安定した範囲であればほぼ一定になる。また、最高効率になるインピーダンス付近ではインピーダンスのずれによる効率の変化は小さい。CPU112はメモリ116内にDC/DC変換器113の損失増大範囲を記憶している。負荷130の消費電力に基づいた電圧vaの設定値(目標出力電圧)が損失増大範囲になると予測される場合、目標出力電圧を21V未満又は26Vより大きい値に設定する。例えば電圧Vaの設定値が22Vになると予測される場合、20.9Vに設定する。ここで最高効率になるインピーダンスが40Ωとすると、22Vに設定すべき電圧を20.9Vに設定することで40×(22/20.9)=44.3Ωになる。このときの無線電力伝送部のみの効率低下がDC/DC変換器113の損失増大範囲の効率低下より小さければ、20.9Vに設定する。さらに電圧Vaの設定値が23Vになると予測される場合に20.9Vに設定するとインピーダンスは40×(23/20.9)=48.4Ωになり、インピーダンスのずれが大きくなる分、無線電力伝送部の効率は低下する。この場合でも無線電力伝送部のみの効率低下がDC/DC変換器113の損失増大範囲の効率低下より小さければ、20.9Vに設定する。電圧Vaの設定値が24Vになると予測される場合には、20.9VではなくDC/DC変換器113の損失増大範囲を超えた26.1Vに設定する。これにより、インピーダンスは40×(24/26.1)=36.7Ωになり、インピーダンスのずれを小さくすることが可能となる。
ここで、出力電圧を20.9Vか26.1Vに設定するかを決定する情報は予めメモリ116に記憶させておいてもよい。また、出力電圧を20.9Vに設定した場合の送電電力と26.1Vに設定した場合の送電電力を比較し、小さい方、すなわち伝送効率が高い方に設定してもよい。
図5は、図4の無線電力伝送部のみの効率と図8のDC/DC変換器113の効率を合成した図であり、点線は従来例の最高効率、実線は本発明の最高効率を示している。図示のように、DC/DC変換器113の損失増大範囲において効率が改善される。
図2に本実施形態における送電装置の制御処理のフローチャートを示す。このフローチャートに対応するプログラムは例えばメモリ116に格納され、CPU112によって実行される。本実施形態においては無線電力伝送の送電の前に予め負荷130の消費電力と最高効率になる時の電圧Va、すなわちDC/DC変換器113の出力電圧の関係を測定し、メモリ116に記憶しておく必要がある(S201)。さらに送電装置110のDC/DC変換器113の損失増大範囲もメモリ116に記憶しておく(S202)。送電開始後(S203)、負荷130の消費電力の情報を取得する(S204)。具体的には、例えば、受電装置120の電流検出器124が負荷130の消費電力を検出し、CPU126が、検出された負荷130の消費電力の情報を、通信部125を介して送信する。送電装置110は通信部115を介してこの情報を受信する。こうしてCPU112は負荷の消費電力の情報を取得することができる。負荷130の消費電力が0でなければ(S209でNo)、DC/DC変換器113の目標出力電圧が決定される(S205)。
決定された目標出力電圧がDC/DC変換器113の入力電圧と等しい電圧を含む所定範囲外(即ち損失増大範囲内)にある場合(S206でYes)、そのままその電圧を出力する(S208)。決定された目標出力電圧がDC/DC変換器113の所定範囲内(即ち損失増大範囲外)の場合(S206でNo)、目標出力電圧を、DC/DC変換器113における電圧の変換効率を向上させるような上記所定範囲外の値に補正する(S207)。具体的には、例えば、目標出力電圧を損失増大範囲外で最高効率になる電圧(20.9Vまたは26.1V)に補正する。その後、目標出力電圧を出力する(S208)。以上の消費電力の検出(S204)から目標出力電圧の出力(S208)までを繰り返し行い、消費電力が0になったら(S209でYes)、処理を終了する。
本実施形態では、説明のため電源100の出力を24V、スイッチング回路114の電源可変範囲を5〜50Vと設定したが、本発明はDC/DC変換器113の特定の入出力電圧に限定されるものではない。また、入力電力を直流に限定するものでもない。また、図8は一般的な昇降圧DC/DC変換器の変換効率を模式的に示したものである。このため、図8に示した変換効率や損失増大範囲はDC/DC変換器の例示的な値にすぎず、その値に本発明が限定されるものではない。また、上述の例では、入力電圧を24V、損失増大範囲外で最高効率になる電圧を20.9V又は26.1Vであるとしたが、これらの値も例示的な値にすぎず、これらの具体的な値に本発明が限定されるものではない。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る無線電力伝送システムの構成は第1実施形態と同様であり、図1を援用する。一般的に、電圧Vaと電圧Vbは、スイッチング方式や送電アンテナ111,受電アンテナ121の巻数や伝送損失、整流回路の損失、負荷の消費電力等の影響があり、必ずしも等しくならない。ここで、送電アンテナと受電アンテナとの間が固定されている条件下で受電装置120の受電側DC/DC変換器123の入力電圧である電圧Vbが変化するのは、負荷の消費電力の変化と送電装置110の電圧Vaの変更のみである。
ここで、回路構成によるが、送電装置110の電圧VaのインピーダンスをZ、受電装置120の電圧VbのインピーダンスをZとし、これらが比例関係にある場合、以下の式(1)が成り立つ。
=αZ (αは定数) (1)
ここで、ある消費電力における最高伝送効率が電圧Vaによって変化しないとすれば、
Vb/Z=βVa/Z (βは定数) (2)
である。(2)式に(1)式を代入し、整理すると、次式が得られる。
Vb=αβVa (3)
Vb,Vaとも正であるため、Vbは次式で表される。
Vb=√(αβ)Va (4)
受電装置120の受電側DC/DC変換器123の入力電圧Vbは送電装置110のスイッチング回路114の入力電圧Vaと比例関係になる。実際にはα,βは無線電力伝送の効率が影響し、Va,Vbの値の関数となるが、影響が小さいものとして、ここでは無視している。
受電側DC/DC変換器123が昇降圧DC/DC変換器であり、負荷130の消費電力の情報から電圧Vaの設定を行う場合、受電側DC/DC変換器123が損失増大範囲になってしまう場合の設定条件は、(4)式によって予め特定可能である。この場合においては、図7のような昇降圧DC/DC変換器の出力電圧における入力電圧の損失増大範囲が電圧Vaの設定によって起こる範囲を送電装置110のメモリ116に記憶する。CPU112は、受電装置の電圧Vbが損失増大範囲に入らないように設定する。例えば、受電側DC/DC変換器123の出力電圧が24Vであり、所定の割合√(αβ)=0.8の場合を考える。この場合、電圧Vbにおける損失増大範囲が21〜26Vであれば、移動した損失増大範囲(第2所定範囲)は、21÷0.8=26.25V〜26÷0.8=32.5Vとなる。そこで、電圧Vaを21÷0.8=26.25V未満に設定するか、26÷0.8=32.5Vより大きい電圧に設定する。ここで出力電圧を26.25V未満(ここでは26.2V)か32.5Vより大きい値(ここでは32.6V)に設定するかは予めメモリ116に記憶させておいてもよい。あるいは、出力電圧を26.2Vに設定した場合の送電電力と32.6Vに設定した場合の送電電力を比較し、小さい方、すなわち効率が高い方に設定してもよい。
図6は、図4の無線電力伝送部のみの効率と図7の受電側DC/DC変換器123の効率を合成した図であり、点線は従来例の最高効率、実線は本発明の最高効率を示している。同図において、横軸は送電装置110の電圧Vaであるため、受電側DC/DC変換器123の損失増大範囲は26.25〜32.5Vになっている。図示のとおり、受電側DC/DC変換器123の損失増大範囲において本発明によって効率が改善される。
図3に本実施形態における送電装置の制御処理のフローチャートを示す。このフローチャートに対応するプログラムは例えばメモリ116に格納され、CPU112によって実行される。本実施形態においては無線電力伝送の送電の前に予め負荷130の消費電力と無線電力伝送部が最高効率になる時の電圧Va、電圧Vbの関係を記憶しておく必要がある(S301)。さらに電圧Vbが受電側DC/DC変換器123の損失増大範囲になる時の送電装置110のDC/DC変換器113の出力電圧(電圧Va)もメモリ116に記憶しておく(S302)。送電開始後(S303)、負荷130の消費電力の情報を取得する(S304)。具体的には、例えば、受電装置120の電流検出器124が負荷130の消費電力を検出し、CPU126が、検出された負荷139の消費電力の情報を、通信部125を介して送信する。送電装置110は通信部115を介してこの情報を受信する。こうしてCPU112は負荷の消費電力の情報を取得することができる。負荷130の消費電力が0でなければ(309でNo)、C/DC変換器113の目標出力電圧が決定される(S305)。上記のように電圧Vaによって決定される電圧Vbが受電側DC/DC変換器123の損失増大範囲内になるときの電圧Vaの範囲が、S302でメモリ116に記憶されている。目標出力電圧がこの記憶された損失増大範囲外であれば(S306でYes)、そのままその電圧を出力する(S308)。目標出力電圧が当該損失増大範囲外であれば(S306でNo)、目標出力電圧を、電圧Vbが損失増大範囲外で最高効率になる電圧(例えば26.2V又は32.6V)に補正し(S307)、補正後の目標出力電圧を出力する(S308)。
以上の消費電力の検出(S304)から目標出力電圧の出力(S308)までを繰り返し行い、消費電力が0になったら(S309でYes)、処理を終了する。
本実施形態では、説明のため負荷の電源電圧を24Vとしたが、本発明は受電側DC/DC変換器123の特定の出力電圧に限定されるものではない。また、図7は一般的な昇降圧DC/DC変換器の変換効率を模式的に示したものである。このため、図7に示した変換効率や損失増大範囲はDC/DC変換器の例示的な値であり、その値に本発明が限定されるものではない。また、上述の例では、出力電圧を24V、損失増大範囲外で最高効率になる電圧を26.2V又は32.6Vとしたが、これらの値も例示的な値にすぎず、これらの具体的な値に本発明が限定されるものではない。
(第3実施形態)
第3実施形態に係る無線電力伝送システムの構成も、第1実施形態と同様であり、図1を援用する。本実施形態においては、送電装置110と受電装置120の両方に昇降圧DC/DC変換器が用いられる。まず最初に、送電装置110のDC/DC変換器113の損失増大範囲と受電装置120の受電側DC/DC変換器123の損失増大範囲が重複しない例を示す。
図9に送電装置110のDC/DC変換器113と受電装置120のDC/DC変換器123の効率と無線電力伝送部を含む全体の効率を示す。細実線は送電装置110のDC/DC変換器113の効率、細点線は受電装置120の受電側DC/DC変換器123の効率を示す。太点線は従来例の全体効率を示し、太実線は本発明を用いた場合の全体効率を示している。本実施形態で送電装置110のDC/DC変換器113と受電装置120の受電側DC/DC変換器123の損失増大範囲が電圧Vaに換算した電圧の範囲が重ならない場合においては、実施形態1と実施形態2を組み合わせる。これによってDC/DC変換器の損失増大範囲における効率低下を低減できる。
図10〜12は、本実施形態における送電装置の制御処理を説明するフローチャートである。本実施形態においては、無線電力伝送の送電の前に予め負荷130の消費電力と無線電力伝送部が最高効率になる時の電圧Va、電圧Vbの関係を記憶しておく必要がある(S1001)。また、送電装置110のDC/DC変換器113の損失増大範囲R1と、受電装置120の受電側DC/DC変換器123の電圧Vbが損失増大範囲内になるときの電圧Vaの範囲もメモリ116に記憶しておく(S1003)。ここで送電装置110のDC/DC変換器113と受電装置120と受電側DC/DC変換器123の損失増大範囲が分離しているかを判断し(S1004)、その後、送電を開始する(S1005)。
図11において、S1005〜S1008の処理内容は実施形態1,2と同様であるので省略する(例えば、図2のS204,S209,S205)。DC/DC変換器113と受電側DC/DC変換器123の損失増大範囲が分離可能か判断する(S1009)。分離可能な場合、実施形態1又は2と同等の判断で、各DC/DC変換器の損失増大範囲を避けて電圧Vaを設定し、各DC/DC変換器での損失を低減する。
図13に、DC/DC変換器113の損失増大範囲と、受電側DC/DC変換器123の損失増大範囲が一部重複する場合の、各DC/DC変換器の効率と無線電力伝送部を含む全体の効率を示す。細実線は送電装置110のDC/DC変換器113の効率、細点線は受電装置120の受電側DC/DC変換器123の効率を示す。太点線は従来例の全体効率を示し、太実線は本発明を用いた場合の全体効率を示している。本実施形態においては目標出力電圧がDC/DC変換器113又は受電側DC/DC変換器123の損失増大範囲内になったとき、少なくともいずれか一方の損失増大範囲外で最高効率となるように目標出力電圧を設定する。
図13においては、21〜26VがDC/DC変換器113の損失増大範囲であり、24.95〜32.6Vが受電側DC/DC変換器123の損失増大範囲である。具体的には目標出力電圧を20.9Vに設定した場合の伝送効率が、DC/DC変換器113の損失増大範囲に電圧を設定した場合の伝送効率より大きい範囲、図では21.0〜24.0Vでは、20.9Vに設定をする。24.0〜24.95VではDC/DC変換器113の損失増大範囲ではあるが、目標出力電圧をそのまま設定する。24.95〜26.1Vでは、DC/DC変換器113,受電側DC/DC変換器123の両方の損失増大範囲が重なって全体としての効率が著しく低下する。目標出力電圧がこの範囲の前半24.95〜25.5Vの場合には目標出力電圧24.95Vを24.95Vに設定する。後半25.5〜26.1Vにおいては、目標出力電圧24.95Vを26.1Vに設定(補正)する。この間においては、目標出力電圧が実際に設定される電圧に近いため、インピーダンスのずれが小さく、無線電力伝送のインピーダンスのずれによる効率低下が小さい。26.1〜28.9Vにおいては、受電側DC/DC変換器123の損失増大範囲ではあるが、目標出力電圧をそのまま設定する。28.9〜32.6Vにおいては、目標出力電圧を32.6Vに設定した場合の伝送効率が、受電側DC/DC変換器123の損失増大範囲に電圧を設定した場合の伝送効率より大きい範囲であり、目標出力電圧を32.6Vに補正する。
図12において、目標出力電圧が、DC/DC変換器113の損失増大範囲R1と、受電側DC/DC変換器123の損失増大範囲を電圧Vaに換算した範囲R2のどちらか一方の範囲内の場合(S1017でNo)、次のように選択する。
図13で説明したように、24.0〜24.95Vにおいては、DC/DC変換器113の損失増大範囲ではあるが、目標出力電圧をそのまま設定する。同様に、26.1〜28.9Vにおいては、受電側DC/DC変換器123の損失増大範囲ではあるが、目標出力電圧をそのまま設定する。この範囲においては、どちらか一方の損失増大範囲外であり、どちらか一方の損失増大範囲外で最大効率になる電圧を選択した結果、目標出力電圧をそのまま設定している。また、24.95〜26.1Vにおいても、目標出力電圧24.95Vも26.1Vも、各DC/DC変換器のどちらか一方の損失増大範囲外で選択された最大効率になる電圧である。さらに、20.9〜24.0Vで目標出力電圧に設定される20.9Vや、28.9〜32.6Vにおいて目標出力電圧に設定される32.6Vは、ともにR1,R2の範囲外である。よって、目標出力電圧を少なくともどちらか一方の損失増大範囲外で選択された最大効率になる電圧に設定していることになる(S1018)。以上のように設定された電圧を目標出力電圧として出力し(S1019)、再び負荷の消費電力を測定する(S1006)。
以上、本発明の実施形態を説明した。上述の実施形態では、送電装置110のスイッチング回路の直流電圧をDC/DC変換器で調整する例を示したが、かわりに、定電圧回路の切り換えや可変トランスを用いてもよい。この場合においても、受電側DC/DC変換器123の損失増大範囲を避けて入力電圧を設定することは可能である。さらに、インピーダンス変換回路等の設定を変更し、受電側DC/DC変換器123の入力電圧が変化する場合も同様に、損失増大範囲を避けて入力電圧を設定することも可能である。
(他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100:電源、110:送電装置、111:送電アンテナ、112:CPU、113:DC/DC変換器、114:スイッチング回路、115:通信部、116:メモリ、120:受電装置、121:受電アンテナ、122:整流器、123:DC/DC変換器、124:電流検出器、125:通信部、126:CPU、130:負荷

Claims (18)

  1. 直流電圧を別の直流電圧に変換する換器と、
    前記変換器から出力される出力電圧に基づいて、受電装置に無線で電力を伝送する送電アンテナと、
    前記受電装置の消費電力の情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記受電装置の消費電力の情報に基づき、前記変換器を制御する制御手段と、有し、
    前記変換器は、前記変換器に入力される入力電圧と前記出力電圧の差が所定の値以内である場合の変換効率が、前記入力電圧と前記出力電圧の差が前記所定の値より大きい場合の変換効率よりも小さくなる変換器であり
    前記制御手段は前記取得手段により取得された前記受電装置の消費電力の情報と、前記入力電圧と等しい電圧を含む所定範囲の情報とに基づいて、前記出力電圧が前記所定範囲に含まれない電圧となるように、前記変換器を制御することを特徴とする送電装置。
  2. 記制御手段は、前記取得手段により取得された前記受電装置の消費電力の情報に基づいて、前記換器の目標出力電圧を決定し、決定した目標出力電圧が前記所定範囲に含まれる電圧である場合、決定した目標出力電圧を前記所定範囲に含まれない電圧に補正し、補正した目標出力電圧で出力するように前記変換器を制御することを特徴とする請求項1に記載の送電装置。
  3. 前記換器は、前記制御手段が補正した前記目標出力電圧が前記入力電圧より高い場合は昇圧変換を行う昇圧変換手段と、前記制御手段が補正した前記目標出力電圧が前記入力電圧以下の場合は降圧変換を行う降圧変換手段とを有することを特徴とする請求項に記載の送電装置。
  4. 前記受電装置の消費電力と標出力電圧との対応関係を記憶する記憶手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された対応関係に基づいて、標出力電圧を決定するとを特徴とする請求項2又は3に記載の送電装置。
  5. 前記所定範囲に含まれる入力電圧における前記変換器の変換効率は、前記所定範囲に含まれない入力電圧における前記変換器の変換効率よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の送電装置。
  6. 直流電圧を別の直流電圧に変換する第1変換器と、
    した電力に基づく直流電圧を別の直流電圧に変換する第2変換器を有する受電装置に対して、前記第1変換器から出力される出力電圧に基づいて無線電力を送電する送電アンテナ
    前記受電装置の消費電力の情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記受電装置の消費電力の情報に基づき、前第1変換器を制御する制御手段と、を有し、
    前記第2変換器は、前記第2変換器に入力される入力電圧と前記第2変換器から出力される出力電圧の差が所定の値以内である場合の変換効率が、前記第2変換器に入力される入力電圧と前記第2変換器から出力される出力電圧の差が所定の値より大きい場合の変換効率よりも小さくなる変換器であり
    前記制御手段は、前記取得手段により取得した前記受電装置の消費電力の情報と、前第2変換器から出力される出力電圧と等しい電を含む第1所定範囲から所定の割合で変換した第2所定範囲の情報とに基づいて、前記第1変換器から出力される出力電圧が前記第2所定範囲に含まれない電圧となるように、前記第1変換器を制御することを特徴とする送電装置。
  7. 前記制御手段は、前記取得手段により取得した前記受電装置の消費電力の情報に基づいて、前記第1変換器の目標出力電圧を決定し、決定した目標出力電圧が前記第2所定範囲に含まれる電圧である場合、決定した目標出力電圧を前記第2所定範囲に含まれない電圧に補正し、補正した目標出力電圧で出力するように前記第1変換器を制御することを特徴とする請求項6に記載の送電装置。
  8. 前記受電装置の消費電力と目標出力電圧と前記第2変換器の前記入力電圧との対応関係を記憶する記憶手段をさらに有することを特徴とする請求項7に記載の送電装置。
  9. 前記第1所定範囲に含まれる出力電圧における前記第2変換器の変換効率は、前記第1所定範囲に含まれない出力電圧における前記第2変換器の変換効率よりも小さいことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の送電装置。
  10. 前記第1変換器は、前記第1変換器に入力される入力電圧と前記第1変換器から出力される出力電圧の差が所定の値以内である場合の変換効率が、前記第1変換器に入力される入力電圧と前記第1変換器から出力される出力電圧の差が所定の値より大きい場合の変換効率よりも小さくなる変換器であり、
    前記制御手段は、前記取得手段により取得した前記受電装置の消費電力の情報と、前記第2変換器から出力される出力電圧と等しい電圧を含む第1所定範囲から所定の割合で変換した第2所定範囲の情報と、前記第1変換器に入力される入力電圧と等しい電圧を含む第3所定範囲の情報に基づいて、前記第1変換器から出力される出力電圧が前記第2所定範囲及び前記第3所定範囲に含まれない電圧となるように、前記第1変換器を制御することを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の送電装置。
  11. 記制御手段、前記取得手段により取得した前記受電装置の消費電力の情報に基づいて、前記第1変換器の目標出力電圧を決定し、決定した目標出力電圧が前記第2所定範囲内に含まれる電圧である場合、又は前記第3所定範囲内に含まれる電圧である場合、決定した目標出力電圧を前記第1所定範囲及び前記第3所定範囲に含まれない電圧に補正し、補正した目標出力電圧で出力するように前記第1変換器を制御することを特徴とする請求項10に記載の送電装置。
  12. 直流電圧を別の直流電圧を変換する換器と、前記変換器から出力される出力電圧に基づいて、受電装置に無線で電力を伝送する送電アンテナとを有する送電装置が行う制御方法であって、
    前記受電装置の消費電力の情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程において前記取得され前記受電装置の消費電力の情報に基づき前記換器を制御する制御工程と、
    を有し、
    前記変換器は、前記変換器に入力される入力電圧と前記出力電圧の差が所定の値以内である場合の変換効率が、前記入力電圧と前記出力電圧の差が所定の値より大きい場合の変換効率よりも小さくなる変換器であり、
    前記制御工程において、前記取得工程において取得された前記受電装置の消費電力の情報と、前記入力電圧と等しい電圧を含む所定範囲の情報とに基づいて前記出力電圧が前記所定範囲に含まれない電圧となるように、前記変換器が制御されることを特徴とする御方法。
  13. 前記制御工程において、前記取得工程において取得された前記受電装置の消費電力の情報に基づいて、前記変換器の目標出力電圧が決定され、決定された目標出力電圧が前記所定範囲に含まれる電圧である場合、決定された目標出力電圧が前記所定範囲に含まれない電圧に補正され、補正された目標出力電圧で出力されるように前記変換器が制御されることを特徴とする請求項12に記載の制御方法。
  14. 前記制御工程において、前記受電装置の消費電力と目標出力電圧との対応関係に基づいて、目標出力電圧が決定されることを特徴とする請求項13に記載の制御方法。
  15. 直流電圧を別の直流電圧に変換する第1変換器と、受電した電力に基づく直流電圧を別の直流電圧に変換する第2変換器を有する受電装置に対して、前記第1変換器から出力される出力電圧に基づいて無線で電力を送電する送電アンテナと、を有する送電装置が行う制御方法であって、
    前記受電装置の消費電力の情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得された前記受電装置の消費電力の情報に基づき、前記第1変換器を制御する制御工程と、を有し、
    前記第2変換器は、前記第2変換器に入力される入力電圧と前記第2変換器から出力される出力電圧の差が所定の値以内である場合の変換効率が、前記第2変換器に入力される入力電圧と前記第2変換器から出力される出力電圧の差が所定の値より大きい場合の変換効率よりも小さくなる変換器であり、
    前記制御工程において、前記取得工程において取得された前記受電装置の消費電力の情報と、前記第2変換器から出力される出力電圧と等しい電圧を含む第1所定範囲から所定の割合で変換した第2所定範囲の情報とに基づいて、前記第1変換器から出力される出力電圧が前記第2所定範囲に含まれない電圧となるように、前記第1変換器が制御されることを特徴とする制御方法。
  16. 前記制御工程において、前記取得工程において取得された前記受電装置の消費電力の情報に基づいて、前記第1変換器の目標出力電圧が決定され、決定された目標出力電圧が前記第2所定範囲に含まれる電圧である場合、決定された目標出力電圧が前記第2所定範囲に含まれない電圧に補正され、補正された目標出力電圧が出力されるように前記第1変換器が制御されることを特徴とする請求項15に記載の制御方法。
  17. 前記第1変換器は、前記第1変換器に入力される入力電圧と前記第1変換器から出力される出力電圧の差が所定の値以内である場合の変換効率が、前記第1変換器に入力される入力電圧と前記第1変換器から出力される出力電圧の差が所定の値より大きい場合の変換効率よりも小さくなる変換器であり、
    前記制御工程において、前記取得工程において取得された前記受電装置の消費電力の情報と、前記第2変換器から出力される出力電圧と等しい電圧を含む第1所定範囲から所定の割合で変換した第2所定範囲の情報と、前記第1変換器に入力される入力電圧と等しい電圧を含む第3所定範囲の情報に基づいて、前記第1変換器から出力される出力電圧が前記第2所定範囲及び前記第3所定範囲に含まれない電圧となるように、前記第1変換器が制御されることを特徴とする請求項15又は16に記載の制御方法。
  18. コンピュータに、請求項12乃至17のいずれか1項に記載の制御方法の各工程を実行させるためのプログラム。
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