JP6524645B2 - センターサーバとそれを用いた機器のインターフェイス共通化システムならびにその方法 - Google Patents

センターサーバとそれを用いた機器のインターフェイス共通化システムならびにその方法 Download PDF

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本発明は、ネットワーク機器やスマート機器と呼ばれる通信ネットワークに接続され外部から操作制御できるとともに自ら保持する情報を発信する機器のインターフェイスを共通化するセンターサーバとそれを用いた機器のインターフェイス共通化システムならびにその方法に関するものである。
近年、家庭のエネルギー使用の最適化とユーザーの生活の質(Quality of Life)の向上を図る目的で、スマートハウスやスマート機器、外部からのコンピュータ制御が可能な家庭電化製品や、太陽光発電装置、家庭用蓄電池、電気自動車などを情報ネットワークで接続し、様々な目的のHEMS(Home Energy Management System)で総合的に制御するシステムが提案されてきている。
例えば、従来、スマートハウス等の通信ネットワーク環境下にあるスマート機器、例えば、エアコンや照明を外部から操作するには、リモートコントロールサーバごとにクライアント端末の要求に応じてスマート機器に対応する仮想機器を生成し、クライアント端末より当該仮想機器に対し機器特定情報と制御指令情報を入力すると、予めリモートコントロールサーバに記憶されている通信モジュールにより対象のスマート機器に制御指令情報を送信することで操作可能にすることが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
今後のスマートハウス及びHEMSの市場を考えると、使用者に家庭電化製品と連動して、快適な生活を実現するアプリケーション(ソフトウェア)を開発して提供する主体は、スマートフォンのアプリケーションを開発する開発主体と同じアプリケーションベンダー(ソフトウェアの開発者)と考えられる。このようなアプリケーションベンダーにより使用者が使いやすく使い勝手のよいアプリケーション(ソフトウェア)の開発が進められている。
特許第4263387号公報
しかしながら、これらリモートコントロールサーバとスマート機器との間で信号や情報を送受信する通信規格、例えば、インターネット、無線LAN、赤外線通信方式やECHONET Lite(登録商標)などは千差万別で、コントローラや機器のメーカーがそれぞれ独自に決定している。このため、アプリケーションベンダーは、スマート機器と連動するアプリケーションを開発する場合、従来からスマートフォンのアプリケーションを開発する過程で扱っているアプリケーションプログラムのレイヤだけでなく、ミドルウェアや通信ドライバ・ライブラリのレイヤを意識して、アプリケーションプログラムを設計・開発しなければならない。つまり、ソフトウェア専門のアプリケーションベンダーであっても、メーカーから提供されるスマート機器の通信規格とそのプログラムを理解しなければ、スマート機器を動作させるアプリケーションを開発することができない。このため、例え、あるスマート機器の通信規格とそのプログラムを理解してアプリケーションを開発したとしても、機器メーカーや機種が異なるスマート機器については必ずしも動作させることができるわけではないという問題がある。アプリケーションベンダーがすべてのメーカーのすべての機種について、通信規格とそのプログラムを理解して、アプリケーションプログラムを設計・開発するのは、現実的ではない。特許文献1に記載の従来のシステムでは、仮想機器を通じて機器の操作を行うようになっているものの、機器毎に異なる通信モジュールについては、アプリケーションベンダー側が理解してアプリケーションを開発しなければならないという問題がある。
一方、機器メーカー側では、万一、特定の通信規格に統一されると、従来の機器が使用できなくなったり、機器の設計の自由度が失われたり、コストアップにつながるという問題がある。さらに、使用者側では、クライアント端末を通じてダウンロードしたアプリケーションプログラムにより機器を操作しようとしても、機器メーカーや機種が異なれば使用できないケースがあると、アプリケーション選択の幅が限られ、特定機器メーカー毎のアプリを多数使い分けなければならないという煩雑さがある。このため、スマート機器やスマートハウス、HEMSを普及させる妨げになっている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、外部からその機器に関する情報が提供されてさえいれば、どのメーカーのどの機器であっても、さらに、これからどのような機器が製造されても、制限なく操作したり制御したりすることができるセンターサーバとそれを用いた機器のインターフェイス共通化システムならびにその方法を提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1に係るセンターサーバは、予め決められた所定の通信規格による制御指令情報に基づいて外部から遠隔制御され管理される電気的動作を行う機器と通信ネットワークを介して接続されるセンターサーバであって、機器について機器特定情報を受け取ると、外部の機器メーカー側から提供された機器に関する通信モジュールへの接続情報を収集し、この通信モジュールへの接続情報を外部に引き渡す機器情報収集手段と、外部からある機器について機器特定情報と制御指令情報とを受け取ると、機器特定情報を機器情報収集手段に引き渡し、機器情報収集手段から受け取った当該機器に関する通信モジュールへの接続情報と外部から受け取った機器特定情報とを関連付けし、当該機器に対応する通信モジュールを割り出す機器インターフェイス手段とを備え、センターサーバは、割り出された通信モジュールに基づいて、当該機器に対応する通信規格に基づく制御指令情報を当該機器に送信することを特徴としている。
本発明の請求項1に係るセンターサーバでは、機器に関する通信モジュールへの接続情報を提供する機器メーカー側は、機器に関する通信モジュールへの接続情報を提供しさえすれば、どのような通信規格の機器であっても対応することができるので、設計の自由度が向上する。機器を特定する情報さえ提供されれば、機器に対応する通信モジュールが自動的に割り出されて機器に対して制御指令情報が送信されるので、機器メーカー側は、第三者に機器の通信規格情報や通信モジュールなどを提供したり説明をする必要がなくなり、作業が省力化される。このため、機器メーカー側は、スマート機器の制御に関する多様なアプリケーションプログラムの開発に協力しやすくなる。
本発明の請求項2に係るセンターサーバは、通信モジュールが外部の機器メーカー側から提供された通信変換プログラムであって、通信モジュールは通信規格の識別情報を含むとともに通信規格情報を埋め込んで構成され、通信モジュールへの接続情報はどの通信モジュールと通信するか特定する情報を含み、センターサーバの機器情報収集手段を、機器インターフェイス手段から機器について機器特定情報を受け取ると、収集した機器に関する通信規格識別情報と通信モジュールへの接続情報とを機器インターフェイス手段に引き渡すよう構成するとともに、センターサーバの機器インターフェイス手段を、機器情報収集手段から受け取った当該機器に関する通信規格識別情報と通信モジュールへの接続情報と機器特定情報とを関連付けし、当該機器に対応する通信モジュールを割り出し、割り出された通信モジュールに対して機器特定情報と通信規格識別情報と制御指令情報とを引き渡すよう構成し、センターサーバには、機器インターフェイス手段から機器特定情報と通信規格識別情報と制御指令情報とを受け取ると、機器インターフェイス手段により割り出され、外部の機器メーカー側から提供された通信モジュールにより当該機器に対応する通信規格に変換し、当該機器に対応する通信規格に基づく制御指令情報を当該機器に送信する通信変換手段を備えたことを特徴としている。
本発明の請求項2に係るセンターサーバでは、機器情報収集手段は、機器メーカー側から提供された通信規格識別情報と通信モジュールへの接続情報とを収集し、機器インターフェイス手段は通信規格識別情報と通信モジュールへの接続情報と機器特定情報とを関連付けし、当該機器に対応する通信モジュールを割り出すだけでよいので、作業が効率化される。通信モジュールは複数の通信規格情報を持てるので、より設計の自由度が向上する。
本発明の請求項3に係るセンターサーバは、機器情報収集手段は、機器メーカー側から提供され、センターサーバの記憶手段または通信ネットワークを介して接続された他のサーバの記憶手段に記録され登録された機器に関する通信モジュールへの接続情報と通信モジュールとに基づいて収集することを特徴としている。
本発明の請求項4に係るセンターサーバは、外部の機器メーカー側から提供される情報のうち、通信モジュールのみ、または、通信モジュールと通信規格情報とは内容が隠蔽されて提供されることを特徴としている。
本発明の請求項4に係るセンターサーバでは、機器に関する通信規格情報と通信モジュールとを提供する機器メーカー側は、秘匿した状態で提供することができ、他人に秘密情報が含まれる通信モジュールを知られることがないので、安心して情報を提供することができる。
本発明の請求項5に係るセンターサーバは、センターサーバには、外部のアプリケーションベンダーから提供された機器と連動するアプリケーションプログラムに基づいて、外部から使用者の使用環境下の機器についての機器特定情報と制御指令情報とを受け取ると、これら機器特定情報と制御指令情報とを機器インターフェイス手段に引き渡すアプリケーション・プログラミング・インターフェイス手段を備えて構成されることを特徴としている。
本発明の請求項5に係るセンターサーバでは、アプリケーションプログラムの提供側は、機器を特定する情報さえ提供すれば、機器に対応する通信モジュールが自動的に割り出されて機器に対して制御指令情報が送信されるので、通信規格を意識せず、アプリケーションの開発だけに人的資源を集中させて、多様なアプリケーションを開発することができ、アプリケーションの使用者側からみると、アプリケーションの選択の幅が広がる。すなわち、アプリケーションの提供側では、アプリケーション・プログラミング・インターフェイス手段さえ理解していれば、アプリケーションを開発することができ、HEMSアプリケーションの開発に参加しやすくなる。
本発明の請求項6に係るセンターサーバは、アプリケーション・プログラミング・インターフェイス手段は、外部のアプリケーションベンダーから提供され、プログラム間の通信を可能にするアプリケーションプログラムに基づいて、使用者の使用環境下にある機器に対応し、センターサーバ上に生成される仮想の機器オブジェクトに対して、機器の制御指令情報を入力可能に構成したことを特徴としている。
本発明の請求項7に係るセンターサーバは、機器インターフェイス手段は、使用者の使用環境下にある機器が計測または感知する情報または機器が保持する情報のうち少なくともいずれか1を受け取ると、当該情報に対応する機器オブジェクトを割り出すかまたは生成し、当該機器オブジェクトに関する情報としてアプリケーション・プログラミング・インターフェイス手段に引き渡すことを特徴としている。
本発明の請求項8に係るセンターサーバは、アプリケーション・プログラミング・インターフェイス手段は、機器インターフェイス手段により割り出されるか生成された機器オブジェクトを、機器オブジェクトに関する情報として受け取ると、これら情報をアプリケーションプログラムに反映させることを特徴としている。
本発明の請求項9に係るセンターサーバは、使用者の使用環境下にある機器と通信ネットワークを介して情報を遣り取り可能に接続され、機器は、予め設定された条件で自動的に機器を制御するアプリケーションプログラムに基づいて遠隔操作され管理されるか、および/または、機器が保持する情報を外部に発信することを特徴としている。
本発明の請求項9に係るセンターサーバでは、使用者は、使用者の使用環境下にある機器が計測または感知する情報または機器が保持する情報のうち少なくともいずれか1をネットワークに接続された端末で容易に知ることができる。また、機器の使用者は、機器を操作したり制御しなくとも、予めアプリケーションプログラムに設定した条件で機器を操作させたり制御させたりすることができる。
本発明の請求項10に係るセンターサーバは、センターサーバが、アプリケーションプログラムが格納されたアプリケーションサーバと通信ネットワークを介して情報を遣り取り可能に接続され、アプリケーションプログラムは、予め設定された条件に基づいて、センターサーバ上に生成された仮想の機器オブジェクトに対して機器の制御指令情報を入力することを特徴としている。
本発明の請求項11に係るセンターサーバは、センターサーバが、特定の使用者により使用されるクライアント端末と通信ネットワークを介して情報を遣り取り可能に接続され、クライアント端末は、予めインストールされたアプリケーションプログラムに基づいて、センターサーバ上に生成された仮想の機器オブジェクトに対して機器の制御指令情報を入力可能に構成されることを特徴としている。
本発明の請求項12に係るセンターサーバは、センターサーバが、機器特定情報により特定された機器に対応する通信規格に基づく制御指令情報を当該機器に送信する送受信手段を備え、送受信手段は、他のサーバを介して当該機器にこの機器に対応する通信規格に基づいて送信するか、または、他のサーバを介して当該機器の遠隔操作制御装置に制御指令情報を送信し遠隔制御装置が機器に対応する通信規格に基づいて機器に制御指令情報を送信するよう構成したことを特徴としている。
本発明の請求項13に係る機器のインターフェイス共通化システムは、通信ネットワークに接続されるセンターサーバと、センターサーバと通信ネットワークを介して情報を遣り取り可能に接続され、予め決められた所定の通信規格による制御指令情報に基づいて外部から遠隔制御され管理される電気的動作を行う機器とを備え、センターサーバには、機器について機器特定情報を受け取ると、外部の機器メーカー側から提供された機器に関する通信モジュールへの接続情報を収集し、この通信モジュールへの接続情報を外部に引き渡す機器情報収集手段と、外部からある機器について機器特定情報と制御指令情報とを受け取ると、機器特定情報を機器情報収集手段に引き渡し、機器情報収集手段から受け取った当該機器に関する通信モジュールへの接続情報と外部から受け取った機器特定情報とを関連付けし、当該機器に対応する通信モジュールを割り出す機器インターフェイス手段とを備えて構成し、センターサーバは、割り出された通信モジュールに基づいて、当該機器に対応する通信規格に基づく制御指令情報を当該機器に送信することを特徴としている。
本発明の請求項13に係る機器のインターフェイス共通化システムでは、機器メーカー側は、機器に関する通信モジュールへの接続情報を提供しさえすれば、どのような通信規格の機器であっても対応することができるので、設計の自由度が向上する。機器を特定する情報さえ提供されれば、機器に対応する通信モジュールが自動的に割り出されて機器に対して制御指令情報が送信されるので、機器メーカー側は、第三者に機器の通信規格情報や通信モジュールなどを提供したり説明をする必要がなくなり、作業が省力化される。このため、機器メーカー側は、スマート機器の制御に関する多様なアプリケーションプログラムの開発に協力しやすくなる。
本発明の請求項14に係る機器のインターフェイス共通化システムは、通信モジュールが外部の機器メーカー側から提供された通信変換プログラムであって、通信モジュールは通信規格の識別情報を含むとともに通信規格情報を埋め込んで構成され、通信モジュールへの接続情報はどの通信モジュールと通信するか特定する情報を含み、センターサーバの機器情報収集手段を、機器インターフェイス手段から機器について機器特定情報を受け取ると、収集した機器に関する通信規格識別情報と通信モジュールへの接続情報とを機器インターフェイス手段に引き渡すよう構成するとともに、センターサーバの機器インターフェイス手段を、機器情報収集手段から受け取った当該機器に関する通信規格識別情報と通信モジュールへの接続情報と機器特定情報とを関連付けし、当該機器に対応する通信モジュールを割り出し、割り出された通信モジュールに対して機器特定情報と通信規格識別情報と制御指令情報とを引き渡すよう構成し、センターサーバには、機器インターフェイス手段から機器特定情報と通信規格識別情報と制御指令情報とを受け取ると、機器インターフェイス手段により割り出され、外部の機器メーカー側から提供された通信モジュールにより当該機器に対応する通信規格に変換し、当該機器に対応する通信規格に基づく制御指令情報を当該機器に送信する通信変換手段を備えたことを特徴としている。
本発明の請求項14に係る機器のインターフェイス共通化システムでは、機器情報収集手段は、機器メーカー側から提供された通信規格識別情報と通信モジュールへの接続情報とを収集し、機器インターフェイス手段は通信規格識別情報と通信モジュールへの接続情報と機器特定情報とを関連付けし、当該機器に対応する通信モジュールを割り出すだけでよいので、作業が効率化される。通信モジュールは複数の通信規格情報を持てるので、より設計の自由度が向上する。
本発明の請求項15に係る機器のインターフェイス共通化システムは、機器情報収集手段は、機器メーカー側から提供され、センターサーバの記憶手段または通信ネットワークを介して接続された他のサーバの記憶手段に記録され登録された機器に関する通信モジュールへの接続情報と通信モジュールとに基づいて収集することを特徴としている。
本発明の請求項16に係る機器のインターフェイス共通化システムでは、外部の機器メーカー側から提供される情報のうち、通信モジュールのみ、または、通信モジュールと通信規格情報とは内容が隠蔽されて提供されることを特徴としている。
本発明の請求項16に係る機器のインターフェイス共通化システムでは、機器に関する通信規格情報と通信モジュールとを提供する機器メーカー側は、秘匿した状態で提供することができ、他人に秘密情報が含まれる通信モジュールを知られることがないので、安心して情報を提供することができる。
本発明の請求項17に係る機器のインターフェイス共通化システムは、センターサーバには、外部のアプリケーションベンダーから提供された機器と連動するアプリケーションプログラムに基づいて、外部から使用者の使用環境下の機器についての機器特定情報と制御指令情報とを受け取ると、これら機器特定情報と制御指令情報とを機器インターフェイス手段に引き渡すアプリケーション・プログラミング・インターフェイス手段を備えて構成されることを特徴としている。
本発明の請求項17に係る機器のインターフェイス共通化システムでは、アプリケーションプログラムの提供側は、機器を特定する情報さえ提供すれば、機器に対応する通信モジュールが自動的に割り出されて機器に対して制御指令情報が送信されるので、通信規格を意識せず、アプリケーションの開発だけに人的資源を集中させて、多様なアプリケーションを開発することができ、アプリケーションの使用者側からみると、アプリケーションの選択の幅が広がる。すなわち、アプリケーションの提供側では、アプリケーション・プログラミング・インターフェイス手段さえ理解していれば、アプリケーションを開発することができ、HEMSアプリケーションの開発に参加しやすくなる。
本発明の請求項18に係る機器のインターフェイス共通化システムは、アプリケーション・プログラミング・インターフェイス手段は、外部のアプリケーションベンダーから提供され、プログラム間の通信を可能にするアプリケーションプログラムに基づいて、使用者の使用環境下にある機器に対応し、センターサーバ上に生成される仮想の機器オブジェクトに対して、機器の制御指令情報を入力可能に構成したことを特徴としている。
本発明の請求項19に係る機器のインターフェイス共通化システムは、機器インターフェイス手段は、使用者の使用環境下にある機器が計測または感知する情報または機器が保持する情報のうち少なくともいずれか1を受け取ると、当該情報に対応する機器オブジェクトを割り出すかまたは生成し、当該機器オブジェクトに関する情報としてアプリケーション・プログラミング・インターフェイス手段に引き渡すことを特徴としている。
本発明の請求項20に係る機器のインターフェイス共通化システムは、アプリケーション・プログラミング・インターフェイス手段は、機器インターフェイス手段により割り出されるか生成された機器オブジェクトを、機器オブジェクトに関する情報として受け取ると、これら情報をアプリケーションプログラムに反映させることを特徴としている。
本発明の請求項21に係る機器のインターフェイス共通化システムは、センターサーバが、使用者の使用環境下にある機器と通信ネットワークを介して情報を遣り取り可能に接続され、機器は、予め設定された条件で自動的に機器を制御するアプリケーションプログラムに基づいて遠隔操作され管理されるか、および/または、機器が保持する情報を外部に発信することを特徴としている。
本発明の請求項21に係る機器のインターフェイス共通化システムでは、機器の使用者は、使用環境下にある機器が計測または感知する情報または機器が保持する情報のうち少なくともいずれか1をネットワークに接続された端末で容易に知ることができる。また、機器の使用者は、機器を操作したり制御しなくとも、予めアプリケーションプログラムに設定した条件で機器を操作させたり制御させたりすることができる。
本発明の請求項22に係る機器のインターフェイス共通化システムは、センターサーバが、アプリケーションプログラムが格納されたアプリケーションサーバと通信ネットワークを介して情報を遣り取り可能に接続され、アプリケーションプログラムは、予め設定された条件に基づいて、センターサーバ上に生成された仮想の機器オブジェクトに対して機器の制御指令情報を入力することを特徴としている。
本発明の請求項23に係る機器のインターフェイス共通化システムは、センターサーバが、特定の使用者により使用されるクライアント端末と通信ネットワークを介して情報を遣り取り可能に接続され、クライアント端末は、予めインストールされたアプリケーションプログラムに基づいて、センターサーバ上に生成された仮想の機器オブジェクトに対して機器の制御指令情報を入力可能に構成されることを特徴としている。
本発明の請求項24に係る機器のインターフェイス共通化システムは、センターサーバが、機器特定情報により特定された機器に対応する通信規格に基づく制御指令情報を当該機器に送信する送受信手段を備え、送受信手段は、他のサーバを介して当該機器にこの機器に対応する通信規格に基づいて送信するか、または、他のサーバを介して当該機器の遠隔操作制御装置に制御指令情報を送信し遠隔制御装置が機器に対応する通信規格に基づいて機器に制御指令情報を送信するよう構成したことを特徴としている。
本発明の請求項25に係る機器のインターフェイス共通化方法は、通信ネットワークに接続されるセンターサーバと、センターサーバと通信ネットワークを介して情報を遣り取り可能に接続され、予め決められた所定の通信規格による制御指令情報に基づいて外部から遠隔制御され管理される電気的動作を行う機器とを備え、センターサーバには、機器について機器特定情報を受け取ると、外部の機器メーカー側から提供された機器に関する通信モジュールへの接続情報を収集し、この通信モジュールへの接続情報を外部に引き渡す機器情報収集手段と、外部からある機器について機器特定情報と制御指令情報とを受け取ると、機器特定情報を機器情報収集手段に引き渡し、機器情報収集手段から受け取った当該機器に関する通信モジュールへの接続情報と外部から受け取った機器特定情報とを関連付けし、当該機器に対応する通信モジュールを割り出す機器インターフェイス手段とを備えて構成するとともに、センターサーバは、割り出された通信モジュールに基づいて、当該機器に対応する通信規格に基づく制御指令情報を当該機器に送信するよう構成し、外部からある機器について機器特定情報と制御指令情報とを受け取ると、機器インターフェイス手段が機器特定情報を機器情報収集手段に引き渡す第1のステップと、機器情報収集手段が、機器特定情報を受け取ると、外部の機器メーカー側から提供された機器に関する通信モジュールへの接続情報を収集し、当該機器についての通信モジュールへの接続情報を機器インターフェイス手段に引き渡す第2のステップと、機器インターフェイス手段が、機器情報収集手段から収集された当該機器についての通信モジュールへの接続情報を受け取ると、機器インターフェイス手段により当該機器に関する通信モジュールへの接続情報と機器特定情報とを関連付けし、当該機器に対応する通信モジュールを割り出す第3のステップと、割り出された通信モジュールに基づいて、当該機器に対応する通信規格に基づく制御指令情報を当該機器に送信する第4のステップとを有することを特徴としている。
本発明の請求項25に係る機器のインターフェイス共通化方法では、機器メーカー側は、機器に関する通信モジュールへの接続情報を提供しさえすれば、どのような通信規格の機器であっても対応することができるので、設計の自由度が向上する。機器を特定する情報さえ提供されれば、機器に対応する通信モジュールが自動的に割り出されて機器に対して制御指令情報が送信されるので、機器メーカー側は、第三者に機器の通信規格情報や通信モジュールなどを提供したり説明をする必要がなくなり、作業が省力化される。このため、機器メーカー側は、スマート機器の制御に関する多様なアプリケーションプログラムの開発に協力しやすくなる。
本発明の請求項26に係る機器のインターフェイス共通化方法は、通信モジュールが外部の機器メーカー側から提供された通信変換プログラムであって、通信モジュールは通信規格の識別情報を含むとともに通信規格情報を埋め込んで構成され、通信モジュールへの接続情報はどの通信モジュールと通信するか特定する情報を含み、センターサーバの機器情報収集手段を、機器インターフェイス手段から機器について機器特定情報を受け取ると、収集した機器に関する通信規格識別情報と通信モジュールへの接続情報とを機器インターフェイス手段に引き渡すよう構成するとともに、センターサーバの機器インターフェイス手段を、機器情報収集手段から受け取った当該機器に関する通信規格識別情報と通信モジュールへの接続情報と機器特定情報とを関連付けし、当該機器に対応する通信モジュールを割り出し、割り出された通信モジュールに対して機器特定情報と通信規格識別情報と制御指令情報とを外部に引き渡すよう構成し、センターサーバには、機器インターフェイス手段から機器特定情報と通信規格識別情報と制御指令情報とを受け取ると、機器インターフェイス手段により割り出され、外部の機器メーカー側から提供された通信モジュールにより当該機器に対応する通信規格に変換し、当該機器に対応する通信規格に基づく制御指令情報を当該機器に送信する通信変換手段を備えて構成し、第4のステップで、通信変換手段が機器インターフェイス手段から機器特定情報と通信規格識別情報と制御指令情報とを受け取ると、機器インターフェイス手段により割り出され、外部の機器メーカー側から提供された通信モジュールの通信規格に基づいて、当該機器に対応する通信規格に変換し、当該機器に対応する通信規格に基づく制御指令情報を当該機器に送信することを特徴としている。
本発明の請求項26に係る機器のインターフェイス共通化方法では、機器情報収集手段は、機器メーカー側から提供された通信規格識別情報と通信モジュールへの接続情報とを収集し、機器インターフェイス手段は通信規格識別情報と通信モジュールへの接続情報と機器特定情報とを関連付けし、当該機器に対応する通信モジュールを割り出すだけでよいので、作業が効率化される。通信モジュールは複数の通信規格情報を持てるので、より設計の自由度が向上する。
本発明の請求項27に係る機器のインターフェイス共通化方法は、機器情報収集手段を、機器メーカー側から提供され、センターサーバの記憶手段または通信ネットワークを介して接続された他のサーバの記憶手段に記録され登録された機器に関する通信モジュールへの接続情報と通信モジュールとに基づいて収集するよう構成し、第2のステップで、機器情報収集手段はセンターサーバの記憶手段または他のサーバの記憶手段から記録され登録された機器に関する通信モジュールへの接続情報と通信モジュールとを収集することを特徴としている。
本発明の請求項28に係る機器のインターフェイス共通化方法は、センターサーバには、外部のアプリケーションベンダーから提供された機器と連動するアプリケーションプログラムに基づいて、外部から使用者の使用環境下の機器についての機器特定情報と制御指令情報とを受け取ると、これら機器特定情報と制御指令情報とを機器インターフェイス手段に引き渡すアプリケーション・プログラミング・インターフェイス手段を備えて構成し、第4のステップで、上記アプリケーションプログラムにより使用者の使用環境下の機器について当該機器に対応する通信規格に基づく制御指令情報を当該機器に送信することを特徴としている。
本発明の請求項28に係る機器のインターフェイス共通化方法では、アプリケーションプログラムの提供側は、機器を特定する情報さえ提供すれば、機器に対応する通信モジュールが自動的に割り出されて機器に対して制御指令情報が送信されるので、通信規格を意識せず、アプリケーションの開発だけに人的資源を集中させて、多様なアプリケーションを開発することができ、アプリケーションの使用者側からみると、アプリケーションの選択の幅が広がる。すなわち、アプリケーションの提供側では、アプリケーション・プログラミング・インターフェイス手段さえ理解していれば、アプリケーションを開発することができ、HEMSアプリケーションの開発に参加しやすくなる。
本発明の請求項29に係る機器のインターフェイス共通化方法は、センターサーバは、アプリケーションプログラムが格納されたアプリケーションサーバと通信ネットワークを介して情報を遣り取り可能に接続され、アプリケーションプログラムは、予め設定された条件に基づいて、センターサーバ上に生成された仮想の機器オブジェクトに対して機器の制御指令情報を入力するよう構成され、第1のステップで、機器インターフェイス手段がアプリケーションプログラムからある機器について機器特定情報と制御指令情報とを受け取ると、機器インターフェイス手段が機器特定情報を機器情報収集手段に引き渡すことを特徴としている。
本発明に係るセンターサーバとそれを用いた機器のインターフェイス共通化システムならびにその方法では、アプリケーションプログラムの提供側は、アプリケーションプログラムに係る機器を特定する情報を提供しさえすれば、通信規格を考慮することなく、アプリケーションプログラムを開発することができるので、これまでスマートフォンのアプリケーション開発で得ている知見を活かして、スマート機器と連動するHEMSアプリケーションの開発に参加できる。機器メーカー側は、機器に関する通信モジュールへの接続情報さえ提供すれば、機器の通信規格や通信モジュールを自在に決定することができ、設計の自由度が向上する。また、機器に関する情報をセンターサーバにアップロードするだけで、アプリケーションプログラムの提供者側に機器毎の情報を提供する必要がなく、作業が省力化され、HEMSアプリケーションの開発に協力しやすくなる。スマート機器と連動するHEMSアプリケーション使用者側は、機器メーカーや機種にとらわれず、アプリケーションを利用して、便利で快適な暮らしをすることができる。このようにして、HEMSアプリケーションの開発が促進されれば、スマート機器、HEMS、スマートハウスの市場が拡大することとなる。なお、本発明の効果については、本発明の請求項1に係るセンターサーバ、本発明の請求項1に係るセンターサーバを備えて構成される本発明の請求項13に係る機器のインターフェイス共通化システム、および請求項1に係るセンターサーバを含む本発明の請求項25に係る機器のインターフェイス共通化方法においても同様である。
本発明の第1実施形態に係る機器のインターフェイス共通化システムを示すシステムの概念図である。 図1の機器のインターフェイス共通化システムを示すシステム構成図である。 図1の機器のインターフェイス共通化システムにおいて外部から機器特定情報と制御指令情報とを受け取ってから、該当する機器にその機器に対応する通信規格に基づく制御指令情報を送信するまでの過程を示す説明図である。 図1の機器のインターフェイス共通化システムのアプリケーション・プログラミング・インターフェス部と機器インターフェイス部とを視覚的に示す説明図である。 図1の機器のインターフェイス共通化システムの使用者の使用環境の一例を示す説明図である。 (A)、(B)はそれぞれ、図1の機器のインターフェイス共通化システムの使用者の使用環境の他の例を示す説明図である。 アプリケーションベンダーが得意とする分野(従来からスマートフォンのアプリケーションを開発する過程で扱っている領域)を示す説明図である。 クライアント端末からの入力に依存せず、センサからの信号に基づいて機器を操作させる例を示す説明図である。 図1の機器のインターフェイス共通化システムにおいて他の分野への拡張の例を示す説明である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態である機器のインターフェイス共通化システムを示す概念図である。本発明の第1実施形態に係る機器のインターフェイス共通化システム2は、インターネットなどの通信ネットワークに接続されるセンターサーバ3と、センターサーバ3と通信ネットワークを介して情報を遣り取り可能に接続され特定の使用者U(U1、U2・・・Un)により使用されるクライアント端末4と、この使用者U1の自宅などの使用環境H(H1、H2・・・Hn)下に設置され予め決められた所定の通信規格(通信規格:T−α、T−β・・・T−ω)による制御指令情報を受け取り電気的動作を行うスマート機器(機器)5(5A、5B・・・5N)とを備えて構成される。また、機器のインターフェイス共通化システム2は、通信ネットワークと接続されるとともにこの使用者U1の使用環境H1下に設置されたスマート機器5A、5B・・・5Nについての制御指令情報を受け取ると、そのスマート機器5A、5B・・・5Nに通信モジュール(通信変換プログラム)を通じて当該所定の通信規格(通信規格:T−α、T−β・・・T−ω)により制御指令情報を送信するコントローラ(遠隔操作制御装置)6(6A、6B・・・6N)を備えて構成される。
センターサーバ3は、図2に示すように、CPU3−1とメモリ部(記憶手段、データベース)3−2と送受信部(送受信手段)3−3とを備えている。クライアント端末4は、CPU4−1とメモリ部(記憶手段)4−2と通信部4−3と入出力部4−4とアプリケーション・プログラミング・インターフェイス部(アプリケーション・プログラミング・インターフェイス手段、以下、API部という)10への要求やAPI部10と情報の遣り取りを行うAPI部への要求・遣り取り部4−5と使用者Uの自宅など使用環境H下に設置された機器が計測または感知する情報または機器が保持する情報を表示する表示部(図示せず)とを備えている。API部への要求・遣り取り部4−5は、入出力部4−4から入力された情報に基づき、アプリケーションプログラムに従って、スマート機器5への制御指令情報をAPI部10に送信するようになっている。スマート機器5は、機器自体が、あるいは、機器を操作制御するコントローラ6がインターネット等の通信ネットワークと接続可能な環境下にあり、外部からの操作により電気的動作を行う機器をいう。また、スマート機器5は計測したり感知したりした情報や自らが保持する情報を外部に送信可能になっている。
センターサーバ3は、特定の機関または施設に設置したコンピュータであってもよいしクラウドサーバであってもよい。クライアント端末4は、図示しない表示部の画面を通じて使用者Uの使用環境H下に設置された機器等の情報を表示し、入出力部により入出力可能であれば、スマートフォンやラップトップ型のパソコンであってもよいし、デスクトップ型パソコンであってもよい。使用者Uの使用環境Hは、使用者Uの自宅であってもよいし、仕事場や施設であってもよい。使用者Uの使用環境Hには、使用者Uが操作可能な、あるいは、操作の権限が与えられているスマート機器5が設置されている。
スマート機器5は、図5に示すように、例えば、家庭内であれば、メーカーA社のエアコン5A、メーカーB社の照明器具5B、メーカーC社の冷蔵庫5C、メーカーC社の洗濯機5Dというように、受け取った制御指令情報に基づいて動作する電気的機器であればよい。また、スマート機器5は、家庭電化製品に限らず、計測装置(例えば、温度計測装置、湿度計測装置、電力量計、水道メーター、ガスメーターなど)やセンサ(人の動きを感知する加速度センサ、人の存在を感知する赤外線センサなど)であってもよい。さらに、スマート機器5には、スマートメーター5Sも含まれる。これらスマート機器5は、使用環境Hに設置されたコントローラ6(6A、6B・・・6N)から所定の通信規格(通信規格:T−α、T−β・・・T−ω)を通じて動作されるものであってもよいし、センターサーバ3から直接、またはセンターサーバ3から他のサーバ3Aを通じてスマート機器5に対応した通信規格に基づいて制御指令情報を受け取るようにしてもよい。また、スマートメーター5S自体が、センターサーバ3と接続されるようにしてもよい。スマートメーター5Sは、電力やガス、あるいは水道の使用量をデジタルで計測し、メーター内に通信機能を持たせて計量データを外部に送信する通信機能付き計量器をいう。スマートメーター5Sには、地震時や外部からの制御指令情報に基づいて、電気やガスなど使用中の消費資源を停止可能とするものも含まれる。スマート機器5にはそれぞれ、使用者Uの使用環境Hで用いられるスマート機器5毎に機器特定情報D(D1〜Dn)と機種情報とが付与されている。使用環境Hにおけるスマート機器5の機器特定情報Dは、スマート機器5に添付された機器特定情報Dの識別コード(図示せず)をクライアント端末4Aから読みとると、センターサーバ3に送信するようになっている。識別コードがない場合、使用者U1がクライアント端末4Aを通じてダウンロードしたアプリケーションプログラムに基づいて、使用環境H下のスマート機器5Aを指定し機器特定情報D1の送信要求を、センターサーバを通じて送信すると、スマート機器5A側から自らの機器特定情報D1をセンターサーバ3に送信するようになっている。
コントローラ6は、図2に示すように送受信部(通信部)6−1と図示しない制御部と所定の通信モジュールが格納されたメモリ6−2とを備え、この予め定められた通信モジュールを通じてこのコントローラ6とスマート機器5との間で予め設定された通信規格(通信規格:T−α、T−β・・・T−ω)、例えば、屋内無線LAN(通信規格:T−α)、赤外線通信方式(通信規格:T−β)、ECHONET Lite(登録商標)(通信規格:T−γ)等の通信規格に基づいて情報の送受信が行われるようになっている。すなわち、コントローラ6は、外部から制御指令情報を受け取ると、コントローラ6側からスマート機器5側へ制御指令情報を送信したり、スマート機器5側から、例えば、スマート機器5がエアコンの場合、設定温度情報、動作開始情報、室内温度情報、動作オフ情報、エラー情報等がコントローラ6側に送信されるようになっている。スマート機器5側がセンサの場合、室内の温度情報や、人の覚醒状態または睡眠状態を感知して生活状態の情報をコントローラ6側に送信するようになっている。コントローラ6は、スマート機器5と一体に設けてもよい。スマート機器5から外部に引き渡す機器側情報(設定温度情報、動作開始情報、室内温度情報、動作オフ情報、エラー情報等)はコントローラ6を介してまたはスマート機器5から直接センターサーバ3に送信されるようになっている。
通信モジュールA〜Zは外部の機器メーカー側から提供された通信変換プログラムであって、通信モジュールA〜Zは通信規格の識別情報(通信規格識別情報)C1を含むとともに通信規格情報を埋め込んで構成される。また、外部の機器メーカー側から提供される通信モジュールへの接続情報M1はどの通信モジュールA〜Zと通信するか特定する情報を含むようになっている。つまり、外部の機器メーカー側から提供される情報には、ある機器について、機種情報と通信規格識別情報C(C1〜Cn)と通信モジュールへの接続情報M(M1〜Mn)と通信モジュール(通信変換プログラム)A〜Zとが含まれる。
図6の(A)、(B)はそれぞれ、コントローラ6とスマート機器5との間の通信を示すもので、図6の(A)は、特定の機器メーカーのコントローラ6Aを設置し、当該メーカーの製品であるスマート機器5に特定の機器メーカーの独自の通信規格(通信規格:T−α)でスマート機器5を動作させる状態を示す説明図で、この特定の機器メーカーのコントローラ6Aは特定の機器メーカーのサーバ3Aとも通信ネットワークを通じて接続可能になっている。図6の(B)は、コントローラ6Bが、ECHONET Lite(登録商標)等の共通の通信規格に基づくマルチタイプである。コントローラ6Bはこの共通の通信規格に基づいた異なる機器メーカーのスマート機器5に対応するようになっているものの、機器インターフェイスの差異に対応しきれず、実際には動作が不確実になることもある。このため、スマート機器5は、各スマート機器5A、5K、5J毎に対応した機器メーカー側で設定した通信規格をそのまま使用できれば、確実に動作させることができる。
ところで、本実施形態に係る機器のインターフェイス共通化システム2では、センターサーバ3は、図2に示すように、API部10と、機器インターフェイス部(機器インターフェイス手段)11と、機器情報収集部(機器情報収集手段)12と、通信変換部(通信変換手段)13とを備えて構成される。センターサーバ3のメモリ部3−2には、外部の機器メーカー側から、各スマート機器5について機種情報と通信規格識別情報C(C1〜Cn)と通信モジュールへの接続情報M(M1〜Mn)と通信モジュール(通信変換プログラム)A〜Zとが提供されると、異なるセクションに記録され登録されるようになっている。
API部10は、外部のアプリケーションベンダーから提供され、プログラム間の通信を可能にするアプリケーションプログラムX1に基づいて、使用者U1の使用環境H下にあるスマート機器5A〜5Dに対応し、センターサーバ3上に生成される仮想の機器オブジェクトα、β、γに対して、使用者U1の入力操作に関係なく、スマート機器5A〜5Dの制御指令情報を入力可能に構成される。すなわち、API部10は、使用者U1がアプリケーションプログラムX1をクライアント端末4Aにインストールすると、センターサーバ3上に生成された仮想の機器オブジェクトα、β、γに対し、使用者U1には関係なく、アプリケーションプログラムX1によって使用者U1が予め設定した条件に基づいて、機器インターフェイス部11に当該スマート機器5Aの機器特定情報D1と制御指令情報とを引き渡すよう構成される。また、API部10は、後述する機器インターフェイス部11が、使用者Uの使用環境H下にあるスマート機器5が計測または感知する情報やスマート機器5が保持する情報を受け取り、これら情報に対応する機器オブジェクトα、β、γを割り出すかまたは生成すると、機器インターフェイス部11から当該機器オブジェクトα、β、γに関する情報として受け取るようになっている。
さらに、API部10は、後述する機器インターフェイス部11が、使用者Uの使用環境H下にあるスマート機器5が計測または感知する情報やスマート機器5が保持する情報を受け取り、これら情報に対応する機器オブジェクトα、β、γを割り出すかまたは生成すると、機器インターフェイス部11から当該機器オブジェクトα、β、γに関する情報として受け取り、これら情報をアプリケーションプログラムに反映させるようになっている。すなわち、スマート機器5側から計測した情報や保持する情報がセンターサーバ3に送られてくると、API部10はこれら情報をアプリケーションプログラムに反映させ、これら情報が反映された制御指令情報を機器インターフェイス部に引き渡すようになっている。また、使用者UはアプリケーションプログラムX1を通じてクライアント端末4で当該機器の状態を確認することもできる。例えば、使用者Uの周囲に、使用者Uの環境Hの温度を感知して、温度情報を感知信号として外部に発信する温度センサ8(8−A)を設け、この温度センサ8−Aの感知信号に基づいて、使用者Uがクライアント端末4で操作することなしに、アプリケーションXが、予め設定された条件に基づき、感知信号応答部9において感知信号を判断し、感知信号に応じたスマート機器5(例えば、エアコン5A)に対する制御指令情報を発信するようにしている。このような温度センサ8−Aは、コントローラ6に設けるようにしてもよい。また、図8に示すように、使用者Uの寝室の枕元に加速度センサ8(8−B)を設置し、使用者Uが眠ったかどうかを検出し、使用者Uが眠ったことを感知すると、この加速度センサ8−Bの感知信号に基づいて、使用者Uがクライアント端末4を一切操作することなしに、予めアプリケーションXに組み込まれた感知信号応答部9の判断に基づいて、感知信号に対応したスマート機器5(例えば、エアコン5A)の制御指令情報を出力するよう構成し、例えば、眠り感知後、エアコン5Aをオフにするように設定してもよい。また、API部10は、生成された仮想の機器オブジェクトα〜δを、機器の機種毎に表示するようになっている。
機器インターフェイス部11は、図3に示すように、前記アプリケーションX1に基づいて、API部10から当該スマート機器5Aの機器特定情報D1と制御指令情報とを受け取ると、機器特定情報D1を機器情報収集部12に引き渡すようになっている。また、機器インターフェイス部11は、機器情報収集部12から当該機器5Aに関する通信規格識別情報C1と通信モジュールへの接続情報M1とを受け取ると、受け取った通信規格識別情報C1と通信モジュールへの接続情報M1とAPI部10から受け取った機器特定情報D1とを関連付けし、当該機器5Aに対応する通信モジュールAを割り出すようになっている。さらに、機器インターフェイス部11は、割り出した通信モジュールAに対して機器特定情報D1と通信規格識別情報C1と制御指令情報とを通信変換部13に引き渡すようになっている。また、機器インターフェイス部11は、外部から使用者の使用環境H情報(例えば、自宅の温度情報や湿度情報、電気や水の使用量)や機器の動作状況に関する情報(例えば、スマート機器5Aがエアコンの場合、運転停止情報やスタンバイ情報等、使用者U1の使用環境H1下にある機器5が計測または感知する情報または機器5が保持する情報)を送受信部3−3を介して受け取ると、当該情報に対応する機器オブジェクトを割り出すかまたは生成し、当該機器オブジェクトに関する情報としてAPI部10に引き渡すようになっている。さらに、機器インターフェイス部11は、外部から提供された機器に関する機種情報を含む通信規格識別情報C、通信モジュールへの接続情報Mを機器特定情報Dと関連付けしてメモリ部3−2に記録して登録する機器情報登録部11Aと、スマート機器5側からの情報を機器特定情報Dと関連付けしてメモリ部3−2に記録して登録する使用機器側情報登録部11Bとを備えている。なお、機器インターフェイス部11は、機器情報収集部12から受け取った通信規格識別情報C1と通信モジュールへの接続情報M1とを機器特定情報D1とを関連付けし、当該機器5Aに対応する通信モジュールAを割り出すようにしているが、これに限られるものではなく、通信モジュールA〜Zを、通信規格の識別情報Cを含むとともに通信規格情報T−α〜T−ωを埋め込んで構成し、少なくとも通信モジュールへの接続情報M1を受け取りさえすれば、機器特定情報D1と関連付けして、当該機器5Aに対応する通信モジュールAを割り出すようにしてもよい。
API部10では、上述の如く、使用者U1の使用環境H1下にあるスマート機器5が計測または感知した情報またはスマート機器5が保持する情報を送受信部3−3を介して受け取ると、これら情報を収集しアプリケーションプログラムに反映させるようになっている。また、API部10は、このようなスマート機器5が計測または感知した情報または保持する情報を受け取ると、上述のように、組込まれたアプリケーションプログラムが予め使用者Uによって設定された条件に基づいて、API部10が受け取った情報を判断し、当該スマート機器5Aに対する制御指令情報を機器インターフェイス部11に引き渡すようになっている。さらに、API部10は、予め組込まれたアプリケーションプログラムに基づいて、使用者U1の使用環境H下にある機器5A〜5Nについて、機器5A〜5Nを予め設定された条件で自動的に制御し、管理するようにしてもよい。例えば、スマート機器5Aがエアコンの場合、自宅の室温がある時間帯について設定値から上がると、自動的に動作させるようにしてもよい。このように、予め設定された条件で自動的に機器を制御し、遠隔操作したり管理したりするようになっている。また、API部10は、スマート機器5が保持する情報を送受信部3−3を介して外部に発信するようにしてもよい。
機器情報収集部12は、機器インターフェイス部11からスマート機器5Aについて機器特定情報D1を受け取ると、メモリ部3−2に記録されて登録され、外部の機器メーカー側から提供された通信規格識別情報C(C1〜Cn)と通信モジュールへの接続情報M(M1〜Mn)とから、当該スマート機器5Aに関する通信規格識別情報C1と通信モジュールへの接続情報M1とを収集し、機器インターフェイス部11にこれら収集された通信規格識別情報C1と通信モジュールへの接続情報M1とを引き渡すようになっている。また、機器情報収集部12は、上述のように、機器インターフェイス部11からスマート機器5Aについて機器特定情報D1を受け取ると、通信モジュールへの接続情報M(M1〜Mn)のみを機器インターフェイス部11に引き渡すようにしてもよい。さらに、機器情報収集部12は、センターサーバ3のメモリ部3−2に登録された外部の機器メーカー側から提供された通信規格識別情報C(C1〜Cn)と通信モジュールへの接続情報M(M1〜Mn)に基づいて収集するよう構成されているがこれに限られるものではなく、センターサーバ3と通信ネットワークを介して情報を遣り取り可能に接続された機器メーカー側のサーバ3A〜3Nから情報を収集するようにしてもよい。
通信変換部13は、機器インターフェイス部11から機器特定情報D1と通信規格識別情報C1と制御指令情報とを受け取ると、機器インターフェイス11により割り出され、外部の機器メーカー側から提供された通信モジュールにより、当該スマート機器5Aに対応する通信規格T−αに変換し、当該スマート機器5Aに対応する通信規格T−αに基づく制御指令情報を当該スマート機器5Aに送受信部3−3を通じて送信するようになっている。通信モジュールA〜Zは機器メーカー側から予め提供された通信変換プログラムであり、通信変換部13では、機器インターフェイス部11から少なくとも機器特定情報D(D1〜Dn)と制御指令情報さえ受け取れば、当該スマート機器5Aに対応する通信規格T−αに基づく制御指令情報に変換することができるようになっている。
なお、機器メーカー側から提供される情報のうち、機器についての通信モジュールA〜Zのみを、または、通信モジュールA〜Zと通信規格情報T−α〜T−ωとをそれらの内容を隠蔽して提供するようにしている。このように秘匿した状態で提供することができることにより、情報を提供する機器メーカー側では、他人に秘密情報が含まれる通信モジュールを知られることがないので、安心して情報を提供することができる。ところで、機器メーカー側が通信モジュールA〜Zの内容や通信規格T−α〜T−ωの内容を秘密にする必要がなければ、隠蔽処理を行わずに提供してもよいことはいうまでもない。
センターサーバ3は、機器メーカー側から提供される機器の機種情報、通信規格識別情報C(C1〜Cn)、通信モジュールへの接続情報M(M1〜Mn)および通信モジュールA〜Zが格納された機器メーカー側サーバ3A〜3Nに通信ネットワークを介して接続されるだけでなく、アプリケーションプログラムを提供する多数のアプリサーバ7A〜7Nとも接続可能になっている。各アプリサーバ7A〜7Nには、スマート機器5と連動して、機器の遠隔操作や制御を行う特定のアプリケーションプログラム(ソフトウェア)が格納され、使用者Uの選択により自在にダウンロードして利用することができるようになっている。
外部のアプリケーションベンダーは、スマート機器5の制御に関するソフトウェア(アプリ)を開発する開発者であって、使用者Uに魅力あるスマート機器の使い方や利用の仕方を提案するものである。アプリケーションベンダー側は、それぞれのアプリサーバ7(7A、7B・・・7N)を通じて、使用者Uにアプリを提案している。機器メーカー自らアプリケーションベンダーとなることもある。使用者U側は、センターサーバ3を通じて、多数のアプリX1〜XNから選択して利用するようになっている。センターサーバ3とクライアント端末4とはそれぞれ、アプリケーションベンダー側サーバ7と通信ネットワークを通じて情報を遣り取り可能に接続されるようになっている。
アプリケーションベンダーは、図7に示すように、ミドルウェアや通信ドライバ・ライブラリのレイヤについて理解し、アプリケーションプログラムを開発する必要がなく、これまでスマートフォンのアプリケーションを開発してきた知見を活かしてスマート機器5の制御を行うアプリケーションプログラムを開発することが可能になる。このため、ソフトウェア開発だけに人的資源を集中させて、多様なアプリケーションプログラムを開発することができる
図9は、上記実施形態に係る機器のインターフェイス共通化システム2をスマートハウスやHEMSの分野だけでなく、スマートモビリティやヘルスケアなど他の分野や他の領域に拡張することができる例を示す説明図である。
次に、本発明の機器のインターフェイス共通化方法について、上記第1実施形態に係る機器のインターフェイス共通化システム2の作用に基づいて説明する。上記第1実施形態に係る機器のインターフェイス共通化システム2は、通信ネットワークに接続されるセンターサーバ3と、センターサーバ3と通信ネットワークを介して情報を遣り取り可能に接続され特定の使用者Uにより使用されるクライアント端末4と、使用者Uの使用環境H下に設置され予め決められた所定の通信規格(通信規格:T−α〜T−ω)による制御指令情報をコントローラ6を通じて受信して電気的動作を行うスマート機器5とを備えて構成されている。
まず、使用者U1が外部のアプリサーバ7A〜7Zから提供されるアプリケーションX1をクライアント端末4にインストールする。スマート機器5の操作や制御は、ダウンロードされたアプリケーションプログラムX1に基づいて行われる。使用者U1は、クライアント端末4Aによりアプリケーションプログラムに基づいて、使用環境H下のスマート機器5Aを指定し機器特定情報D1の送信要求を、センターサーバ3を通じて送信すると、スマート機器5A側から自らの機器特定情報D1をセンターサーバ3に送信するようになっている。センターサーバ3では、使用機器側情報登録部11Bにより機器特定情報D1をメモリ部3−2に記録して登録する。
次に、センターサーバ3は、スマート機器5から計測または感知した情報または保持する情報を受け取ると、組み込まれたアプリケーションプログラムX1により、予め使用者U1により設定された条件に基づいて、受け取った情報を判断し、機器特定情報D1と当該スマート機器5Aに対する制御指令情報をAPI部10から機器インターフェイス部11に引き渡し、機器インターフェイス部11は、API部10から受け取った機器特定情報D1と制御指令情報とのうち、機器特定情報D1を機器情報収集部12に引き渡す(第1のステップS1)。
そして、機器情報収集部12が、機器インターフェイス部11から機器特定情報D1を受け取ると、機器情報収集部12は、この機器特定情報D1に基づいて、外部の機器メーカー側から提供された機器の機種情報、機器に関する通信規格識別情報C(C1〜Cn)ならびに通信モジュールへの接続情報M(M1〜Mn)をメモリ部3−2または外部のサーバ3A〜3Nから収集し、収集した通信規格識別情報C1と通信モジュールへの接続情報M1とを機器インターフェイス部11に引き渡す(第2のステップS2)。
次に、機器インターフェイス部11は、機器情報収集部12から収集された通信規格識別情報C1と通信モジュールへの接続情報M1とを受け取ると、これら通信規格識別情報C1と通信モジュールへの接続情報M1とを、機器特定情報D1と関連付けし、当該スマート機器5Aに対応する通信モジュールがどの通信モジュールかを割り出し、割り出された通信モジュールAに対する機器特定情報D1と通信規格識別情報C1と制御指令情報とを通信変換部13に引き渡す(第3のステップS3)。
そして、通信変換部13が、機器インターフェイス部11から機器特定情報D1と通信規格識別情報C1と制御指令情報とを受け取ると、機器インターフェイス部11により割り出され、外部の機器メーカー側から提供された通信モジュールにより当該スマート機器5Aに対応する通信規格T−αに変換し、当該スマート機器5Aに対応する通信規格T−αに基づく制御指令情報を当該スマート機器5Aに送受信部3−3を通じて送信する(第4のステップS4)。
当該スマート機器5Aがコントローラ6A、6Bを通じて動作される場合、コントローラ6A、6Bが、センターサーバ3から当該スマート機器5Aに対応する通信規格T−αに基づく制御指令情報を受け取ると、当該スマート機器5Aに送信する。スマート機器5Aは制御指令情報に基づいて、電気的動作を行う。通信規格T−αはスマート機器5Aに対応させてメーカー側が設計したものなので、確実に制御指令情報をスマート機器5側に受け渡すことができ、動作することができる。
このように、本実施形態に係る機器のインターフェイス共通化システム2ならびに機器のインターフェイス共通化方法では、上述の如く構成されているので、機器メーカー側は、スマート機器5に関する通信モジュールへの接続情報Mを提供する情報を提供しさえすれば、どのような通信規格のスマート機器5であっても対応することができ、設計の自由度が向上する。機器メーカー側は、アプリケーションの提供側に機器の通信モジュールや通信規格情報を提供したり、説明をしたりする必要がなくなり、アプリケーションプログラムの開発に協力しやすくなる。アプリケーションプログラムを提供する側は、機器を特定しさえすれば、スマート機器に対応する通信モジュールが自動的に割り出されて機器に対して制御指令情報が送信されるので、スマート機器の通信規格を意識せずアプリケーションプログラムを開発することができる。すなわち、アプリケーションプログラムの提供側では、アプリケーション・プログラミング・インターフェイス手段さえ理解していれば、アプリケーションを開発することができ、HEMSアプリケーションの開発に参加しやすくなる。このため、スマート機器の制御に関する多様なアプリケーションプログラムの開発が促進される。
また、本実施形態に係る機器のインターフェイス共通化システム2ならびに機器のインターフェイス共通化方法では、機器情報収集部12は、機器メーカー側から提供された通信規格識別情報Cと通信モジュールへの接続情報Mとを収集し、機器インターフェイス部11は、通信規格識別情報Cと通信モジュールへの接続情報Mと機器特定情報Dとを関連付けし、当該するスマート機器5に対応する通信モジュールA〜Zを割り出すだけでよいので、作業が効率化される。また、通信モジュールに複数の通信規格情報を持たせることができるので、より設計の自由度が向上する。
さらに、本実施形態に係る機器のインターフェイス共通化システム2ならびに機器のインターフェイス共通化方法では、機器情報収集部12は、この機器特定情報D1に基づいて、外部の機器メーカー側から提供された機器の機種情報、機器に関する通信規格識別情報C(C1〜Cn)ならびに通信モジュールへの接続情報M(M1〜Mn)をセンターサーバ3のメモリ部3−2に限らず、外部のサーバ3A〜3Nからも収集するようにしているので、システム構成の自由度が向上する。
また、本実施形態に係る機器のインターフェイス共通化システム2ならびに機器のインターフェイス共通化方法では、API部10は、外部のアプリケーションベンダーから提供され、プログラム間の通信を可能にするアプリケーションプログラムX1に基づいて、使用者Uの入力操作に関係なく、機器5A〜5Dの制御指令情報を入力可能に構成している。つまり、アプリケーションプログラムによって予め使用者Uが設定した条件に基づいて、スマート機器5を操作制御することができるようになっているので、使用者Uは、スマート機器5の操作を意識しなくとも、アプリケーションプログラムX1によりスマート機器5の操作や制御を自動化することができるようになっている。さらに、API部10は、スマート機器5側からの情報をアプリケーションプログラムに反映させるようになっている。すなわち、API部10は、機器インターフェイス部11を介して、使用者Uの使用環境H下にあるスマート機器5が計測または感知した情報やスマート機器5が保持する情報を受け取ると、機器オブジェクトα、β、γに関する情報として受け取り、これら情報をアプリケーションプログラムに反映させるようになっているので、使用者Uにとってより快適な使用環境Hを実現できる。また、機器メーカー側およびアプリケーションプログラムの提供者側は、使用者Uに関する属性情報とスマート機器5の動作条件、制御指令情報、使用環境H下にある機器が計測または感知する情報、または使用環境H下にある機器が保持する情報を、時間データと紐づけて記録し、分析することにより、アプリケーション(ソフトウェア)の改良や新たなスマート機器の開発にも役立てられる。
なお、上記実施形態では、アプリケーションプログラムにより使用者Uを介在させることなくスマート機器5を操作制御するようにしているが、これに限られるものではなく、使用者Uがクライアント端末4Aを通じて、使用環境H下のスマート機器5Aの機器オブジェクトαに対し、制御指令情報を入力すると、当該スマート機器5Aを特定し当該機器5Aに対する制御指令情報として機器インターフェイス部11に引き渡すようにしてもよい。また、上記実施形態では、通信変換部(通信変換手段)13を、機器インターフェイス手段から機器特定情報と通信規格識別情報と制御指令情報とを受け取ると、機器インターフェイス手段により割り出され、外部の機器メーカー側から提供された通信モジュールにより当該機器に対応する通信規格に変換し、当該機器に対応する通信規格に基づく制御指令情報を当該機器に送信するよう構成しているが、機器メーカー側から提供される通信モジュールに複数の通信規格が含まれる場合、機器インターフェイス部11により割り出された通信モジュールに対する機器特定情報Dと通信規格識別情報Cと制御指令情報とを受け取ると、通信規格識別情報Cに基づいて、割り出された通信モジュールの複数の通信規格のうち当該機器に対する通信規格T−αを決定し、決定された通信規格T−αに基づいて制御指令情報を変換し、変換された制御指令情報を送受信部3−3を介して当該機器に送信することもできる。
2 機器のインターフェイス共通化システム
3 センターサーバ
5 スマート機器(機器)
11 機器インターフェイス部(機器インターフェイス手段)
12 機器情報収集部(機器情報収集手段)
A〜Z 通信モジュール
D(D1〜Dn) 機器特定情報
M(M1〜Mn) 通信モジュールへの接続情報
T−α〜T−ω 通信規格

Claims (18)

  1. 複数の外部の機器メーカーからそれぞれ提供される複数の機器であって、それぞれ予め決められた所定の通信規格による制御指令情報に基づいて遠隔制御され管理される電気的動作を行う複数の機器と、インターネットを介して接続されるセンターサーバであって、
    各機器メーカー側から提供される、機器の機種情報と、当該機器に応じた通信変換プログラムと、当該機器に応じた通信変換プログラムを特定する情報を含む通信変換プログラム接続情報とを、記憶する記憶手段と、
    特定機器について機器特定情報を受け取ると、当該特定機器に応じた通信変換プログラム接続情報を、記憶手段から読み出す機器情報収集手段と、
    外部から特定機器について機器特定情報と制御指令情報とを受け取ると、受け取った機器特定情報を機器情報収集手段に送り、機器情報収集手段から送られる当該特定機器に応じた通信変換プログラム接続情報に基づいて、当該特定機器に対し定められた通信規格に対応する通信変換プログラムを割り出す機器インターフェイス手段と、
    割り出された通信変換プログラムによって、制御指令情報を、当該特定機器に対応する通信規格に基づく制御指令情報に変換する通信変換手段と、
    変換された制御指令情報を、インターネットを介して当該特定機器に送信する送信手段とを
    備えたことを特徴とするセンターサーバ。
  2. 記憶手段が、各機器メーカー側から提供される機器の通信規格識別情報を記憶し、
    機器情報収集手段が、当該特定機器に応じた通信変換プログラム接続情報および通信規格識別情報を記憶手段から読み出し
    機器インターフェイス手段が、機器情報収集手段から送られる当該特定機器に応じた通信変換プログラム接続情報および通信規格識別情報に基づいて、当該特定機器に対して定められた通信規格に対応する通信変換プログラムを割り出すことを特徴とする請求項1に記載のセンターサーバ。
  3. 通信変換プログラムは、通信規格識別情報を含み、
    機器インターフェイス手段が、機器情報収集手段から送られる当該特定機器に応じた通信変換プログラム接続情報および通信規格識別情報を、制御指令情報ととともに通信変換手段へ送ることを特徴とする請求項に記載のセンターサーバ。
  4. 外部の機器メーカー側から提供される情報のうち、通信変換プログラムのみ、または、通信変換プログラムと通信規格識別情報とは内容が隠蔽されて提供されることを特徴とする請求項2または3に記載のセンターサーバ。
  5. センターサーバには、外部のアプリケーションベンダーから提供された機器と連動するアプリケーションプログラムに基づいて、外部から使用者の使用環境下の機器についての機器特定情報と制御指令情報とを受け取ると、これら機器特定情報と制御指令情報とを機器インターフェイス手段に引き渡すアプリケーション・プログラミング・インターフェイス手段を備えて構成されることを特徴とする請求項1ないし4のうちいずれか1に記載のセンターサーバ。
  6. アプリケーション・プログラミング・インターフェイス手段は、外部のアプリケーションベンダーから提供されるアプリケーションプログラムであってプログラム間の通信を可能にするアプリケーションプログラムに基づいて、使用者の使用環境下にある機器に対応した仮想の機器オブジェクトであって、センターサーバ上に生成される仮想の機器オブジェクトに対して、機器の制御指令情報を入力可能に構成したことを特徴とする請求項5に記載のセンターサーバ。
  7. 機器インターフェイス手段は、使用者の使用環境下にある機器が計測または感知する情報または機器が保持する情報のうち少なくともいずれか1を受け取ると、当該情報に対応する機器オブジェクトを割り出すかまたは生成し、当該機器オブジェクトに関する情報としてアプリケーション・プログラミング・インターフェイス手段に引き渡すことを特徴とする請求項5または6に記載のセンターサーバ。
  8. アプリケーション・プログラミング・インターフェイス手段は、機器インターフェイス手段から、使用者の使用環境下にある機器が計測または感知する情報または機器が保持する情報のうち少なくともいずれか1を受け取るとクライアント端末にインストールされたアプリケーションプログラムにより、クライアント端末の使用者により設定された条件に基づいて、受け取った情報を判断し、使用者の使用環境下にある機器に対する制御指令情報を機器インターフェイス手段に送ることを特徴とする請求項7に記載のセンターサーバ。
  9. センターサーバは、使用者の使用環境下にある機器とインターネットを介して情報を遣り取り可能に接続され、
    機器は、予め設定された条件で自動的に機器を制御するアプリケーションプログラムに基づいて遠隔操作され管理されるか、および/または、機器が保持する情報を外部に発信することを特徴とする請求項1ないし8のうちいずれか1に記載のセンターサーバ。
  10. センターサーバは、アプリケーションプログラムが格納されたアプリケーションサーバとインターネットを介して情報を遣り取り可能に接続され、
    アプリケーションプログラムは、予め設定された条件に基づいて、センターサーバ上に生成された仮想の機器オブジェクトに対して機器の制御指令情報を入力することを特徴とする請求項1ないし9のうちいずれか1に記載のセンターサーバ。
  11. センターサーバは、特定の使用者により使用されるクライアント端末とインターネットを介して情報を遣り取り可能に接続され、
    クライアント端末は、予めインストールされたアプリケーションプログラムに基づいて、センターサーバ上に生成された仮想の機器オブジェクトに対して機器の制御指令情報を入力可能に構成されることを特徴とする請求項1ないし10のうちいずれか1に記載のセンターサーバ。
  12. 送受信手段は、インターネットを介して当該特定機器または当該特定機器の遠隔操作制御装置に制御指令情報を送信することを特徴とする請求項1ないし11のうちいずれか1に記載のセンターサーバ。
  13. インターネットに接続されるセンターサーバと、
    センターサーバとインターネットを介して情報を遣り取り可能にそれぞれ接続され、複数の外部の機器メーカーからそれぞれ提供される複数の機器であって、それぞれ予め決められた所定の通信規格による制御指令情報に基づいて遠隔制御され管理される電気的動作を行う複数の機器とを備えたシステムにおいて、
    各機器メーカー側から提供される、機器の機種情報と、当該機器に応じた通信変換プログラムと、当該機器に応じた通信変換プログラムを特定する情報を含む通信変換プログラム接続情報とが、記憶手段に記憶されていて、
    機器情報収集手段が、特定機器について機器特定情報を受け取ると、当該特定機器に応じた通信変換プログラム接続情報を、記憶手段もしくは複数の外部の機器メーカーのサーバから読み出し、
    機器インターフェイス手段が、特定機器について機器特定情報と制御指令情報とを受け取ると、受け取った機器特定情報を機器情報収集手段に送り、機器情報収集手段から送られる当該特定機器に応じた通信変換プログラム接続情報に基づいて、当該特定機器に対し定められた通信規格に対応する通信変換プログラムを割り出し、
    通信変換手段が、割り出された通信変換プログラムによって、制御指令情報を、当該特定機器に対応する通信規格に基づく制御指令情報に変換し、
    送信手段が、変換された制御指令情報を、インターネットを介して当該特定機器に送信する
    ことを特徴とする方法。
  14. 機器情報収集手段が、当該特定機器に応じた通信変換プログラム接続情報および各機器メーカー側から提供される機器の通信規格識別情報を、記憶手段もしくは複数の外部の機器メーカーのサーバから読み出し、
    機器インターフェイス手段が、機器情報収集手段から送られる当該特定機器に応じた通信変換プログラム接続情報および通信規格識別情報に基づいて、当該特定機器に対して定められた通信規格に対応する通信変換プログラムを割り出すことを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 通信変換プログラムは、通信規格識別情報を含み、
    機器インターフェイス手段が、機器情報収集手段から送られる当該特定機器に応じた通信変換プログラム接続情報および通信規格識別情報を、制御指令情報ととともに通信変換手段へ送ることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 外部の機器メーカー側から提供される情報のうち、通信変換プログラムのみ、または、通信変換プログラムと通信規格識別情報とは内容が隠蔽されて提供されることを特徴とする請求項14または15に記載の方法。
  17. 送受信手段は、インターネットを介して当該特定機器または当該特定機器の遠隔操作制御装置に制御指令情報を送信することを特徴とする請求項13乃至16のいずれかに記載の方法。
  18. センターサーバと複数の機器とを備えたシステムが、HEMS(Home Energy Management System)として構成されることを特徴とする請求項13乃至17のいずれかに記載の方法。
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