JP6524565B2 - 斜めにされた駆動表面を有するコンベヤベルトモジュール - Google Patents

斜めにされた駆動表面を有するコンベヤベルトモジュール Download PDF

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Description

本出願は、2014年8月28日に出願された「Conveyor Belt Module with Skewed Drive Surfaces」という名称の米国仮特許出願第62/042,935号明細書に対する優先権を主張し、この仮特許出願の内容は参照により本明細書に援用される。
本発明は、概して、動力駆動式コンベヤに関し、詳細には、転回部を通過させるために使用されるくさび形モジュール式プラスチックコンベヤベルトに関する。
モジュール式プラスチックコンベヤベルトは、製品を搬送するために様々な産業界で広く使用されている。モジュール式プラスチックコンベヤベルトは、横並びになったベルトモジュールの一連の列から構成される。各列の両端部に沿ったヒンジアイ(hinge eye)が、連続する列のヒンジアイと交互に配置される。交互に配置されたヒンジアイに挿入されるヒンジロッドが、ヒンジジョイントにおいて各列を相互に接続し、エンドレスコンベヤベルトループを形成する。
くさび形モジュールから形成されたコンベヤベルトは、転回部を通過させる一方で、床面積を低減するために使用可能である。従来技術のくさび形モジュールは、拡幅するモジュールに対処するためにシャフトに沿って漸進的に大きくなる駆動スプロケットを有する駆動シャフトを必要とする。搬送表面が製品の流れに対して水平および平行を保つために、駆動シャフトを下方へ斜めにする必要があり、これによりモジュールを相互にヒンジ式に接続するヒンジロッドは駆動シャフトと非平行にされる。結果として、くさび形モジュールを駆動するために使用される駆動スプロケットの歯は、角度を付けられかつ成形される必要があり、これは複雑さおよび製造コストを増大する。
コンベヤベルトモジュールは、搬送表面と、搬送表面に対して斜めにされた駆動縁部とを含む。駆動縁部は、対応するスプロケットアセンブリの駆動シャフトと平行であり、この対応するスプロケットアセンブリの駆動シャフトは、斜めにされた駆動縁部を有する複数のモジュールに形成されたコンベヤベルトの半径方向外側縁部に向かって増大するスプロケットの寸法に対応するために下方へ角度を付けられる。
本発明の第1の態様によれば、コンベヤベルトモジュールは、くさび形甲板と、第1および第2のヒンジ要素の組と、駆動要素と、駆動スプロケットとを含む。甲板は、第1長手方向縁部から第2長手方向縁部までベルト移動方向において長手方向に、第1側端部から第2側端部まで横方向に、および上部搬送表面から反対側の底表面までの厚さにおいて延在する。第2長手方向縁部は、第1長手方向縁部から逸れていく。第1のヒンジ要素の組は、第1長手方向縁部に沿って第1の間隙で離間され、第2のヒンジ要素の組は、第2長手方向縁部に沿って第2の間隙で離間される。駆動要素は、第1のヒンジ要素の組のうちの2つのヒンジ要素の間に形成され、第1のヒンジ要素の組のヒンジ開口と整列された開口を含む。スプロケットポケットは、第2のヒンジ要素の組のうちの2つのヒンジ要素の間で甲板の下に形成される。スプロケットポケットは、上部搬送表面に対して角度を付けられた第1の斜めにされた縁部を有する内側駆動表面を含む。
本発明の別の態様によれば、コンベヤベルトモジュールは、くさび形甲板と、第1および第2のヒンジ要素の組と、駆動要素と、駆動スプロケットとを含む。甲板は、第1長手方向縁部から第2長手方向縁部までベルト移動方向において長手方向に、第1側端部から第2側端部まで横方向に、および上部搬送表面から反対側の底表面までの厚さにおいて延在する。第2長手方向縁部は、第1長手方向縁部から逸れていく。第1のヒンジ要素の組は、第1長手方向縁部に沿って第1の間隙で離間され、第2のヒンジ要素の組は、第2長手方向縁部に沿って第2の間隙で離間される。駆動要素は、第1のヒンジ要素の組のうちの2つのヒンジ要素の間に形成され、第1のヒンジ要素の組のヒンジ開口と整列された開口を含む。スプロケットポケットは、第2のヒンジ要素の組のうちの2つのヒンジ要素の間で甲板の下に形成される。駆動要素は、上部搬送表面に対して角度を付けられた第1の斜めにされた縁部を有する外側駆動表面を含む。
別の態様によれば、コンベヤアセンブリは、スプロケットアセンブリとコンベヤベルトとを含む。スプロケットアセンブリは、水平方向から下方へ角度を付けられた駆動シャフトと、駆動シャフトに取り付けられた複数のスプロケットとを含み、各スプロケットは、シャフトに対して垂直な駆動歯を有し、および駆動シャフトと平行な外側面を有する。コンベヤベルトは、上部搬送表面と、駆動歯と接触するための少なくとも1つの駆動表面とを有する。駆動表面は、駆動シャフトと平行な駆動縁部を含む。
本発明のこれらの特徴および態様、ならびにその利点は、以下の記載、付随する請求項および添付の図面を参照することによってよりよく理解される。
図1は、本発明の実施形態による角度を付けられたスプロケットアセンブリに周囲に巻かれたくさび形モジュールを含むラジアスコンベヤベルトアセンブリの概略正面図である。 図2は、転回部を通過させる図1のラジアスコンベヤベルトの概略上面図である。 図3は、図1のラジアスコンベヤベルトアセンブリに関連する対称および直角の歯を有する角度を付けられたスプロケットアセンブリの概略断面図である。 図4Aは、ヒンジ式に相互に接続された2つのくさび形モジュールを示すラジアスコンベヤベルトの一部の底面図である。 図4Bは、図4Aの一部の別の図である。 図5は、本発明の実施形態のくさび形コンベヤベルトモジュールの上面図である。 図6は、図5のコンベヤベルトモジュールの底面図である。 図7は、図5のコンベヤベルトモジュールの等角底面図である。 図8は、図5のコンベヤベルトモジュールのスプロケットポケットの等角底面図である。 図9は、図8のスプロケットポケットの正面図である。 図10は、図5の線O−Oを通る、スプロケットポケットおよび駆動要素の断面図である。 図11は、図5の線I−Iを通る、スプロケットポケットおよび駆動要素の断面図である。 図12は、図5の線C−Cを通る、スプロケットポケットおよび駆動要素の断面図である。 図13は、図5のコンベヤベルトモジュールの一部の等角図であり、駆動要素の外側駆動表面を示している。 図14は、図13の外側駆動表面の正面図である。 図15は、図5のコンベヤベルトモジュールの駆動要素およびスプロケットポケットの底面図である。 図16は、一実施形態によるスプロケットの中心面を通る、モジュールを含むコンベヤベルトと係合するスプロケットの断面図である。 図17は、スプロケットポケットの幅広側における図16のスプロケットおよびベルトの断面図である。 図18は、スプロケットポケットの横方向中心における図16のスプロケットおよびベルトの断面図である。 図19は、スプロケットポケットの狭い側におけるスプロケットおよびベルトの断面図である。
コンベヤベルトモジュールは、搬送表面に対して斜めにされた駆動表面を使用する。以下、本発明を特定の説明に役立つ実施形態に関して記載するが、当業者であれば、本発明は記載される実施形態に限定されないことを認識するであろう。
図1および2は、転回部分を通過させるために使用されるラジアスコンベヤベルト100の例を示す。コンベヤベルトの上側範囲、すなわち運搬経路は、約90°の転回にわたり弧を描くが、本発明はそれに限定されない。ベルトは運搬経路の各端部に取り付けられたスプロケットの周囲に巻き付けられ、運搬経路の下の戻り経路に沿って戻る。ベルト100は、以下に示されるような複数のヒンジ式に接続されたくさび型コンベヤベルトモジュールを含み、これによりベルトの半径方向内側縁部120がベルトの半径方向外側縁部130よりも小さくなることが許容される。この説明に役立つベルトは、1列あたりいくつかのモジュール10を含み、それらは横並びに相互に結合されるが、本発明は列を形成する単一モジュールを含んでもよい。内側フレーム102はベルトの内側湾曲を支持する一方、外側フレーム104は外側湾曲の近くでベルトを支持する。摩耗ストリップ106が上側範囲において運搬経路を形成し、ローラ107として示される戻りフレームワークが戻り経路においてベルトを支持する。コンベヤベルト100は、第1端部106および第2端部108でスプロケットアセンブリ200の周囲に巻き付けられる。端部106または108の何れかが入力端部であり得、外側端部が出力端部であり、ベルトの作動方向は反転可能であり得る。各スプロケットアセンブリは、駆動シャフト210に取り付けられた一連の漸進的に大きくなるスプロケット212a〜fを含む。最も大きいスプロケット212fは、ベルトの半径方向外側縁部130に最も近く、半径方向外側縁部130においてモジュールのより大きい幅に対処し、このとき、最小スプロケット212aは半径方向内側縁部120に最も近く、そこはモジュールがより狭い。図3に示されるように、駆動シャフト210は水平方向からコンベヤの半径方向外側縁部に向かって下方へ角度を付けられ、その結果、スプロケットの最も上の地点は、ベルトの搬送表面33と平行な線230−230に沿って整列し、これにより、駆動シャフト軸210と平行であり得る歯の外側表面214は下方へ角度を付けられ、歯の駆動面は下方へ角度を付けられる。以下で記載されるように、コンベヤベルトの駆動表面は、スプロケット212a〜fの角度を付けられた非水平表面に対処するように構成される。
この説明に役立つ駆動シャフトは水平方向Hから下方へ約2.5°の角度を付けられるが、本発明はそれに限定されない。例えば、駆動シャフト210は、水平方向から下方へ約1°〜約10°の何れかの角度で角度を付けられ得る。その結果として、戻り経路のベルトは同じく、駆動シャフト210の角度の約2倍の角度で下方へ角度を付けられ、それは図1に示される実施形態では5°である。
モジュール10の駆動表面は、以下に記載されるように、スプロケット駆動歯を成形することも斜めにすることも必要なく、スプロケット212の形状に対処するように構成される。駆動表面とは、スプロケットまたは他の駆動要素の歯と接触または相互作用するように構成されたモジュールの表面を指す。駆動歯がテーパ状でありかつ駆動シャフトに対して斜めにされる縁部を有する、従来技術のラジアスベルト用駆動スプロケットと異なり、この説明に役立つ実施形態のモジュールは、斜めにされていない縁部および表面を有するスプロケット歯と係合する。むしろ、モジュールの駆動表面が、スプロケットアセンブリ200の角度を許容するように斜めにされた縁部を含む。
例示的実施形態において、駆動スプロケット歯は、スプロケットボアおよびシャフト210と平行に作製され、スプロケット212a〜fは対称であり得、従来の方法による複数の材料からの容易な作製と容易な取付けとを可能にする。コンベヤベルトの被駆動面は、駆動シャフト210の角度に対処するようにロッド開口に対して角度を付けられる。
図4Aおよび4Bは、コンベヤベルト100を形成するために使用され得る2つのコンベヤベルトモジュール10aおよび10bの底面図である。モジュール10aおよび10bは、それらがコンベヤベルト100を形成するように相互に接続される。コンベヤベルトの底は、駆動歯と係合するための駆動ポケット80を含む。第1モードにおいて、モジュールの駆動表面は、ポケット80の内壁90に形成される。第2の反転モードにおいて、モジュールの駆動表面は、駆動歯として示される駆動要素60に形成される外側表面68に形成される。2つのモジュールが結合されるとき、一方のモジュール10bの外側表面68が、隣接モジュール10bの内壁90の反対側のポケット80の壁を形成する。駆動表面の壁90および68は、モジュールの搬送表面と非平行である斜めにされた縁部を含み、駆動シャフト上の駆動スプロケットの角度を許容する。
これら説明に役立つモジュールの底表面は成形されているが、本発明はそのように限定されない。
図5〜7を参照すると、ラジアスコンベヤベルトの説明に役立つコンベヤベルトモジュール10は、中心背骨部分20と、上側に搬送表面33を形成する上部甲板30とを有するモジュール本体を含む。モジュール本体は何れかの適切な寸法、形状および構成を有し得、示される背骨部分および甲板に限定されない。甲板30は半径方向内側縁部26から半径方向外側縁部28まで延在し、第1長手方向縁部31と、第1長手方向縁部31の反対側の第2長手方向縁部32と、上側搬送表面33と、ポケット80の天井を形成する反対表面83とによって画定される。説明に役立つ甲板30はくさび形であり、半径方向内側縁部26に向かってテーパしている。従って、長手方向縁部31、32は半径方向内側縁部26から外側縁部28まで互いに広がる。
整列された開口42を有するアイ40として示されるヒンジ構造が、中央背骨部分20および甲板30の両側から長手方向外側へ延在する。背骨部分の一方の端部のヒンジアイは、他方の端部のヒンジアイから横方向にオフセットされる。横方向に連続的なヒンジアイの間の間隙46は、コンベヤベルトの隣接モジュール列の同様のモジュールのヒンジアイを受け入れるように寸法決めされる。駆動要素80、60は、背骨部分20の長さに沿った選択された位置で2つのヒンジアイの間に形成される。駆動要素60は縁部32から延在し、隣接ヒンジ開口42と整列する開口62を有する細長いヒンジアイを含む。この説明に役立つ駆動要素60はヒンジアイ40の少なくとも2倍の長さであるが、本発明はそのように限定されない。ポケット80は駆動要素60の反対側で甲板30の下に、および縁部31から延在するヒンジ要素40の間に形成される。
モジュールは好ましくは、ポリプロピレン、ポリエチレン、アセタル、または複合ポリマーなどの熱可塑性ポリマーから射出成形プロセスで作製される。このように作製されたプラスチックコンベヤベルトモジュールは、Intralox,L.L.C.(Harahan,La.,USA)から商業的に入手可能である。別の実施形態では、モジュールはステンレス鋼または別の適切な材料から形成される。
複数のモジュール10がコンベヤベルトを形成するために使用される。ベルトは縁部同士が接合されたベルトモジュールの一連の列を含み得る。列はヒンジロッドによって相互に接続され、ヒンジロッドは隣接列間の交互配置されたヒンジアイの整列された開口によって形成された通過経路42、62を通って横方向に延在する。ベルトはモジュールの搬送表面33の上の物品をコンベヤの上側運搬経路に沿って搬送する。
図8および9を参照すると、スプロケットポケット80は、天井83によって画定され、それは甲板30の底である。ポケット80は側部85、86によっても画定され、それらは隣接ヒンジ要素40の側壁を形成する。図10、11、および12は図5の線O−O、I−I、およびC−Cの断面図である。ポケット80の内側駆動面90は、駆動ヒンジ60の内側表面を形成する。駆動面90は天井83と交差する上部面91を有する。説明に役立つ上部面91は平坦であるが、代替的には、上部面は成形または形状を付けられてもよい。例えば、上部面は、駆動歯との接触面積を増大するため、低減された摩耗によって駆動表面を維持するようにわずかに凸状であってもよい。上部面91は搬送表面33に対して実質的に垂直に延在する。下部平坦面91の下側縁部92は、天井83および搬送表面33と非平行である。好ましくは、上側縁部92は、対応するスプロケットアセンブリの駆動シャフト210の角度と適合するために搬送表面33に対して約2.5°の角度で斜めになる。下側縁部はまた、垂直方向に加えて横方向または長手方向に斜めになってもよい。
内側駆動面90は下側駆動面95を含む。下側駆動面95は斜めにされた縁部92および平行な下側縁部96によって画定される。下側駆動面95は上側駆動面91に対して角度を付けられ、その結果、下側縁部96によって画定された下側駆動面95の底が駆動要素60および長手方向縁部32の方に延在する。下側駆動面95は平坦または成形されてもよい。
成形された三角形またはくさび形の接続表面98が、下側駆動面95と駆動要素60の底表面53との間に延在する。三角形の接続表面は、モジュールの半径方向内側縁部から半径方向外側縁部までテーパし、および駆動要素底表面53の方へ角度を付けられ、スプロケット歯用の隙間空間を形成する。底表面53は隆起部縁部55まで延在する。
斜めにされた縁部92は、スプロケット歯が搬送表面33から角度を付けて離されるときでさえ、対応するスプロケット歯がモジュール内のスプロケットポケットと正面から接触することを可能にする。
図10は図5の線O−Oを通るスプロケットポケット80および駆動要素60の断面図であり、これはスプロケットポケットの外側縁部の方にある。図11は図5の線I−Iを通るスプロケットポケット80および駆動要素60の断面図であり、これはスプロケットポケットの半径方向内側縁部の方にある。図12は図5の線C−Cを通るスプロケットポケット80および駆動要素60の断面図であり、これはスプロケットポケットの中心にある。示されるように、縁部92は内側縁部に近い方の天井83および搬送表面に接近し、モジュールの外側縁部に近い方の天井83および搬送表面33から角度を付けて離れる。移行表面98は図10に示されるポケットの半径方向外側部分からテーパし、図12に示されるポケットの半径方向内側部分に存在しない。
図13、14および15を参照すると、駆動要素60は、角度の付いたスプロケットアセンブリに対処するように同じく成形された外側駆動面68を含む。駆動要素60の上面34は上部搬送表面33およびヒンジアイ40の上面と整列されている。外側駆動表面68は上面34から下方へ湾曲している。成形分割線63の下で、外側駆動表面は斜めにされた縁部65を形成する。縁部65は、縁部がモジュールの半径方向外側縁部の方へ移動するにつれて水平上部搬送表面33から離れて移動する。好ましくは、縁部65は、駆動スプロケットが下方へ角度を付けられるのと同じ角度で、すなわちこの説明に役立つ実施形態において約2.5°で下方へ斜めにされる。表面66が斜めにされた縁部65と別の斜めにされた縁部67との間に形成される。表面66は斜めにされた縁部65、67が広がった状態でわずかにくさび形であってもよく、または斜めにされた縁部65、67は平行であってもよい。表面66は平坦であってもまたは形状を付けられてもよい。斜めにされた縁部67はこの説明に役立つ実施形態においてモジュール用の駆動縁部を形成するが、本発明はそのように限定されない。表面66は省略されてもよく、この場合、斜めにされた縁部65、67は単一の縁部に収束される。
斜めにされた縁部67の下に、駆動要素60の外側面が、くさび形である平坦な表面64を形成する。平坦な表面64はモジュールの半径方向外側縁部に向かって狭くなる。斜めにされた縁部56が平坦な表面64の反対側部を形成する。平坦な表面64はヒンジ要素40の対応する表面からわずかにオフセットされる。平坦または形状を付けられてもよい別のくさび形表面54が、斜めにされた縁部56と、長手方向縁部32と平行な内側縁部55との間で駆動要素60の底表面に形成される。
平坦または形状を付けられてもよい底表面53は、縁部55とポケット壁90との間に延在する。
モジュールの駆動表面を斜めにすることは、従来式に方向付けられた歯を有する対称なスプロケットが、追加の製造コストなしに、低減されたコンベヤ複雑性およびスプロケットポケットの向きの継続されたメンテナンスでモジュールを駆動することを可能にする。
図16〜19は、本発明の実施形態による斜めにされた駆動表面を含むモジュール10を有するコンベヤベルト100を駆動する駆動シャフトに対して垂直な歯の外側面214を有する従来型スプロケット212の断面図である。モジュールの上部搬送表面33がスプロケットに対して(非垂直に)斜めにされているとしても、スプロケットポケット80および駆動要素60の被駆動面は、歯216の駆動面217または218と整列されている。
図16は、スプロケット212の中心面を通る、モジュール10を含むコンベヤベルト100と係合するスプロケット212の断面図である。図17は、(半径方向外側縁部に向かう)ポケットの広い側のスプロケット212およびベルト100の断面図である。図18はポケットの横方向中心におけるスプロケット212およびベルト100の断面図である。図19は(半径方向内側縁部に向かう)ポケットの狭い側のスプロケット212およびベルトの断面図である。示されるように、スプロケット歯216は、駆動面217においてスプロケットポケット80と正面から接触する。(上に記載したような)斜めにされた縁部によって形成されるスプロケットポケット80の駆動面95は、歯の駆動面217と平行であり、駆動面217の反対側の歯の駆動面218は、斜めにされた縁部によって形成された平坦な表面64と平行である。
歯の面217および218の角度は、ポケット駆動面95および駆動要素面64の角度と好ましくは一致する。
斜めにされた縁部を有するモジュールの駆動表面の構成は、角度の付いたスプロケットアセンブリを収容するためにスプロケット歯に角度を付ける従来の取組みを上回る製造上および取付け上の利点を提供する。例えば、スプロケットの機械加工は促進され、スプロケットは、それらが対称であるため、シャフト上でより簡単に方向付けられ、およびより簡単に点検可能である。
本発明をいくつかの例示的な形態を参照して詳細に記載してきたが、他の形態が可能である。請求項の範囲は、詳細に記載されたそれらの形態に限定されるように意図されていない。

Claims (20)

  1. コンベヤベルトモジュールにおいて、
    くさび形甲板であって、第1長手方向縁部から第2長手方向縁部までベルト移動方向において長手方向に、第1側端部から第2側端部まで横方向に、および上部搬送表面から反対側の底表面までの厚さにおいて延在し、前記第1長手方向縁部および前記第2長手方向縁部が、前記第1側端部から前記第2側端部に向けて互いに離れていく、くさび形甲板と、
    前記第1長手方向縁部に沿って第1の間隙で離間された第1のヒンジ要素の組と、
    前記第2長手方向縁部に沿って第2の間隙で離間された第2のヒンジ要素の組と、
    前記第1のヒンジ要素の組のうちの2つのヒンジ要素の間に形成された駆動要素であって、前記第1のヒンジ要素の組のヒンジ開口と整列された開口を有する駆動要素と、
    前記第2のヒンジ要素の組のうちの2つのヒンジ要素の間で前記くさび形甲板の下に形成されたスプロケットポケットと
    を含み、前記スプロケットポケットが、前記上部搬送表面に対して角度を付けられた第1の斜めにされた縁部を有する内側駆動表面を含むことを特徴とするコンベヤベルトモジュール。
  2. 請求項1に記載のコンベヤベルトモジュールにおいて、前記第1の斜めにされた縁部が、前記上部搬送表面に対して約1°〜約10°の角度を付けられることを特徴とするコンベヤベルトモジュール。
  3. 請求項2に記載のコンベヤベルトモジュールにおいて、前記第1の斜めにされた縁部が、前記上部搬送表面に対して約2.5°の角度を付けられることを特徴とするコンベヤベルトモジュール。
  4. 請求項1に記載のコンベヤベルトモジュールにおいて、前記第1の斜めにされた縁部が、前記スプロケットポケットの半径方向外側部分よりも前記スプロケットポケットの半径方向内側部分において前記上部搬送表面に近いことを特徴とするコンベヤベルトモジュール。
  5. 請求項1に記載のコンベヤベルトモジュールにおいて、前記駆動要素が、前記上部搬送表面に対して角度を付けられた斜めにされた縁部を有する外側駆動表面を含むことを特徴とするコンベヤベルトモジュール。
  6. 請求項1に記載のコンベヤベルトモジュールにおいて、前記内側駆動表面が第2の斜めにされた縁部をさらに含むことを特徴とするコンベヤベルトモジュール。
  7. 請求項6に記載のコンベヤベルトモジュールにおいて、前記第1および第2の斜めにされた縁部が平行であることを特徴とするコンベヤベルトモジュール。
  8. 請求項1に記載のコンベヤベルトモジュールにおいて、前記スプロケットポケットが前記駆動要素の反対側に形成されることを特徴とするコンベヤベルトモジュール。
  9. コンベヤベルトモジュールにおいて、
    くさび形甲板であって、第1長手方向縁部から第2長手方向縁部までベルト移動方向において長手方向に、第1側端部から第2側端部まで横方向に、および上部搬送表面から反対側の底表面までの厚さにおいて延在し、前記第1長手方向縁部および前記第2長手方向縁部が、前記第1側端部から前記第2側端部に向けて互いに離れていく、くさび形甲板と、
    前記第1長手方向縁部に沿って第1の間隙で離間された第1のヒンジ要素の組と、
    前記第2長手方向縁部に沿って第2の間隙で離間された第2のヒンジ要素の組と、
    前記第1のヒンジ要素の組のうちの2つのヒンジ要素の間に形成された駆動要素であって、前記第1のヒンジ要素の組のヒンジ開口と整列された開口を有する駆動要素と、
    前記第2のヒンジ要素の組のうちの2つのヒンジ要素の間で前記くさび形甲板の下に形成されたスプロケットポケットと
    を含み、前記駆動要素が、前記上部搬送表面に対して角度を付けられた第1の斜めにされた縁部を有する外側駆動表面を含むことを特徴とするコンベヤベルトモジュール。
  10. 請求項9に記載のコンベヤベルトモジュールにおいて、前記スプロケットポケットが前記駆動要素の反対側に形成されることを特徴とするコンベヤベルトモジュール。
  11. 請求項9に記載のコンベヤベルトモジュールにおいて、前記第1の斜めにされた縁部が、前記上部搬送表面に対して約1°〜約10°の角度を付けられることを特徴とするコンベヤベルトモジュール。
  12. 請求項11に記載のコンベヤベルトモジュールにおいて、前記第1の斜めにされた縁部が、前記上部搬送表面に対して約2.5°の角度を付けられることを特徴とするコンベヤベルトモジュール。
  13. 請求項9に記載のコンベヤベルトモジュールにおいて、前記第1の斜めにされた縁部が、前記駆動要素の半径方向外側部分よりも前記駆動要素の半径方向内側部分において前記上部搬送表面に近いことを特徴とするコンベヤベルトモジュール。
  14. 請求項9に記載のコンベヤベルトモジュールにおいて、前記外側駆動表面の一部がくさび形であることを特徴とするコンベヤベルトモジュール。
  15. 請求項9に記載のコンベヤベルトモジュールにおいて、前記外側駆動表面が複数のくさび形平坦表面を含むことを特徴とするコンベヤベルトモジュール。
  16. コンベヤアセンブリにおいて、
    水平方向から下方へ角度を付けられた駆動シャフトと、前記駆動シャフトに取り付けられた複数のスプロケットとを含み、各スプロケットが、前記駆動シャフトに対して垂直な駆動歯と、前記駆動シャフトと平行な外側面とを有する、スプロケットアセンブリと、
    上部搬送表面と、前記駆動歯と接触するための少なくとも1つの駆動表面とを有し、前記駆動表面が、前記駆動シャフトと平行な駆動縁部を含む、コンベヤベルトと
    を含むことを特徴とするコンベヤアセンブリ。
  17. 請求項16に記載のコンベヤアセンブリにおいて、前記駆動表面がくさび形であることを特徴とするコンベヤアセンブリ。
  18. 請求項16に記載のコンベヤアセンブリにおいて、前記駆動表面が駆動要素の外側部分に形成されることを特徴とするコンベヤアセンブリ。
  19. 請求項16に記載のコンベヤアセンブリにおいて、前記駆動表面がスプロケットポケットの内側表面に形成されることを特徴とするコンベヤアセンブリ。
  20. 請求項16に記載のコンベヤアセンブリにおいて、前記駆動シャフトおよび駆動縁部が水平方向に対して約1°〜約10°で下方に角度を付けられることを特徴とするコンベヤアセンブリ。
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