JP6524456B2 - 映像伝送システム、無線送信装置、および無線送受信装置 - Google Patents

映像伝送システム、無線送信装置、および無線送受信装置 Download PDF

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本発明は、映像伝送システム、無線送信装置、および無線送受信装置に関し、特に、光ファイバを介して入力された映像データを無線にて伝送する映像伝送システム、無線送信装置、および無線送受信装置に関する。
高解像度の大型テレビの開発に伴い、大容量の映像データの伝送技術が必要となっている。光ファイバは大容量のデータを高速に伝送できることから、光ファイバを利用したテレビ映像の配信技術が普及している。この場合、ケーブルテレビ会社などの電気通信事業者を介して、各家庭に映像が配信される。
FTTH(Fiber To The Home)方式の光ファイバは、屋外から宅内に引き込まれた後、光回線終端装置すなわちONU(Optical Network Unit)に入力され、光信号が電気信号に変換される。ONUは、通信用ONUと映像用ONUとの2種類存在し、映像信号は、映像用ONUにおいて光/電気変換される。
映像用ONUは、多重化された映像信号を電気信号に変換し、変換後の映像信号を宅内の一台のテレビに映像を提供できるレベルの信号強度に増幅する。この映像信号は複数チャネルの映像信号が多重化された信号であるため、テレビやセットトップボックスに内蔵されたチューナーを介してユーザの選択チャネルの映像信号が切出される。
映像用ONUにおいて電気信号に変換された映像データは、同軸ケーブルなどを介してテレビまたはセットトップボックスに入力される。このように、現状の映像伝送システムでは、映像用ONUと映像受信装置とが有線接続されており、映像用ONUから無線で映像データを送信できる技術は存在していない。
高画質の映像配信技術という観点においては、特開2012−170089号公報(特許文献1)では、光ファイバとIP網と組み合わせた映像伝送システムが提案されている。このシステムでは、中央制御システムのハイディフィニションコンバータにおいて、映像の光信号を電気信号に変換した後で、その電気信号をエンコードしてIP網に送出し、拠点駅制御システムのメディアコンバータにおいて、IP網を介して送出された映像の電気信号を光信号に変換することが開示されている。
特開2012−170089号公報(特許第5337265号)
図28に示されるように、現状の映像伝送システム100では、電気通信事業者81から光ファイバ191を介して伝送された映像データは光終端装置(V−ONU)110において電気信号に変換され、同軸ケーブル192を介して分配器120に送出される。テレビ82などの映像表示装置への映像の供給も、同軸ケーブル192を介して分配器120から行われる。
このように、現状の映像伝送システムでは、同軸ケーブル192が用いられるため、映像表示装置の設置位置に制約があった。また、テレビ82がチューナ機能を有さない場合には、テレビ82ごとにセットトップボックス121が必要となる。このような実情に鑑み、光終端装置から映像データを無線で送信する技術、あるいは、無線送信された映像データを再び光信号に変換し、光ファイバを介して映像データを転送する技術が求められている。
特許文献1の映像伝送システムは、駅に設置された大型ディスプレイに特定のテレビ映像やコマーシャル映像を表示することを想定していることから、単純にエンコードした電気信号をIP網に送出することしか開示されていない。したがって、特許文献1のような技術を、テレビ映像のような大容量の映像データの無線送信に適用した場合、遅延やデータ欠損が生じる可能性がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、大容量の映像データを適切に無線伝送することのできる映像伝送システム、無線送信装置、および無線送受信装置を提供することである。
この発明のある局面に従う映像伝送システムは、映像データを無線送信する無線送信装置と、無線送信装置から送信された映像データを無線受信する無線受信装置とを備えた映像伝送システムである。無線送信装置は、光ファイバを介して伝送された映像データを入力する入力手段と、入力手段に入力された映像データの信号形式を、光信号から電気信号に変換する電気信号変換手段と、通信環境を解析し、その解析結果に応じて無線受信装置との通信条件を判定する判定手段と、直交周波数分割多重方式(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplex)によって、電気信号変換手段による変換後の映像データを、判定手段により判定された通信条件で無線受信装置に無線送信する送信手段とを含む。
好ましくは、無線送信装置および無線受信装置は、各々、複数の通信アンテナを含み、送信手段は、MIMO方式で映像データを送信する。この場合、判定手段は、通信条件の一つとして、複数の通信アンテナのうち無線通信に使用するアンテナ数を判定することが望ましい。
たとえば、判定手段は、無線受信装置との間の電波強度に基づいて、複数の通信アンテナのうち使用するアンテナ数を決定してもよい。
通信条件には、無線通信に使用する帯域幅が含まれることが望ましい。この場合、判定手段は、他の無線通信の混雑状況に応じて、帯域幅を判定してもよい。
また、通信条件には、無線通信に使用する搬送波の変調方式の種類および符号化率が含まれることが望ましい。この場合、判定手段は、無線通信環境下で生じるノイズレベルを解析し、その解析結果に基づいて、変調方式の種類および符号化率を判定してもよい。
好ましくは、無線送信装置は、入力手段に入力された映像データを解析する映像解析手段と、判定手段により判定された通信条件で通信する場合の伝送容量と、映像解析手段による解析結果に基づき算出される必要な伝送速度との比較結果に応じて、送信手段から送信する映像データを可逆圧縮とするか非可逆圧縮とするかについて判定する圧縮方式判定手段と、圧縮方式判定手段により判定された圧縮方式に応じて、電気信号変換手段による変換後の映像データを圧縮する圧縮手段とをさらに含む。
また、無線送信装置は、判定手段により判定された通信条件で通信する場合の伝送容量が、映像解析手段による解析結果に基づき算出される必要な伝送速度を上回っている場合には、判定手段により判定された通信条件を再判定する再判定手段をさらに含んでもよい。
無線送信装置は、判定手段により判定された通信条件を無線受信装置に通知する通知手段をさらに含む。無線受信装置は、通知手段により通知された通信条件に基づいて、無線送信装置から送信された映像データを受信する受信手段と、受信手段により受信された映像データを、映像表示装置に出力する出力手段とを含むことが望ましい。
あるいは、無線受信装置は、通知手段により通知された通信条件に基づいて、無線送信装置から送信された映像データを受信する受信手段と、受信手段により受信された映像データの信号形式を、電気信号から光信号に変換する光信号変換手段と、光信号変換手段による変換後の映像データを、光ファイバを介して他装置に送出する送出手段とを含んでもよい。
この発明の他の局面に従う無線送信装置は、映像データを無線送信する装置であって、有線にて伝送された映像データを入力する入力手段と、通信環境を解析し、その解析結果に応じて他の無線通信装置との通信条件を判定する判定手段と、直交周波数分割多重方式(OFDM)によって、入力手段に入力された映像データを、判定手段により判定された通信条件で無線送信する送信手段とを備える。
この発明のさらに他の局面に従う無線送受信装置は、上記無線送信装置から無線送信される映像データを受信し、かつ、受信した映像データを無線受信装置に転送する装置である。この無線送受信装置は、無線送信装置から通知された通信条件に基づいて、送信手段から送信された映像データを受信する受信手段と、通信環境を解析し、その解析結果に応じて無線受信装置との通信条件を判定する条件判定手段と、受信手段で受信した映像データを、条件判定手段により判定された通信条件で無線送信する転送手段とを備える。
本発明によれば、大容量の映像データを適切に無線伝送することができる。
本発明の実施の形態に係る映像伝送システムの構成を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態における無線送信装置(アダプタ)の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における無線送信装置の通信制御部の機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態における無線受信装置(アダプタ)の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における映像伝送システムにおいて実行される映像通信処理の概要を示すフローチャートである。 通信条件判定処理を示すフローチャートである。 図6の通信条件判定処理に含まれる混雑状況解析処理を示すフローチャートである。 図7の通信状況解析処理に含まれる、各帯域の使用状況検出処理を示すフローチャートである。 図6の通信条件判定処理に含まれる帯域幅判定処理を示すフローチャートである。 混雑レベルと使用する帯域幅とを対応付けたデータテーブルの構造例を示す図である。 図6の通信条件判定処理に含まれる通信距離解析処理を示すフローチャートである。 図11の通信距離解析処理に含まれる電波強度検出処理を示すフローチャートである。 図6の通信条件判定処理に含まれるアンテナ数判定処理を示すフローチャートである。 距離レベルと使用するアンテナ数とを対応付けたデータテーブルの構造例を示す図である。 図6の通信条件判定処理に含まれるノイズレベル解析処理を示すフローチャートである。 図15のノイズレベル解析処理に含まれる信号歪み検出処理を示すフローチャートである。 図6の通信条件判定処理に含まれる変調方式判定処理を示すフローチャートである。 ノイズレベルと使用する変調方式の種類および符号化率とを対応付けたデータテーブルの構造例を示す図である。 図5の圧縮方式判定処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の変形例1において、光ファイバを介して伝送される映像信号のデータ構造例を示す図である。 本発明の実施の形態の変形例2における無線受信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態の変形例3における映像伝送システムの構成を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態の変形例3における映像伝送システムに含まれる無線送受信装置(アダプタ)の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態の変形例3において、親機と複数の子機とが同一データのみ扱うケースの概念図である。 本発明の実施の形態の変形例3において、子機ごとに異なる一データを扱うケースの概念図である。 使用可能な帯域群それぞれに、分割した映像データを振り分けて伝送する形態を概念的に示す図である。 使用可能な帯域群それぞれに複数の映像データを振り分けて伝送する形態を概念的に示す図である。 一般的な映像伝送システムの構成を模式的に示す図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
本発明の実施の形態に係る映像伝送システムについて説明する。
<構成について>
図1は、本実施の形態に係る映像伝送システム1の概略構成を示す図である。図1を参照して、映像伝送システム1は、たとえばケーブルテレビ会社などの電気通信事業者81から光ファイバ91を介して受信した映像データを伝送するシステムであり、映像データを無線送信する無線送信アダプタ10と、無線送信アダプタ10から送信された映像データを無線受信する無線受信アダプタ20とを備えている。なお、電気通信事業者81は、典型的には、放送事業者からテレビ映像を取得する。
無線送信アダプタ10は、光ファイバ91を介して電気通信事業者81の映像配信装置と接続された無線送信装置である。無線受信アダプタ20は、たとえばHDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)ケーブル92を介してテレビ(映像表示装置)82と有線接続された無線受信装置である。
本実施の形態では、たとえば無線送信アダプタ10にチューナ(図示せず)が搭載されている。この場合、無線送信アダプタ10は、電気通信事業者81から受信した多チャンネルの映像データのうち、無線受信アダプタ20に対し、要求のあったチャンネルの映像データのみを切り出して送信する。無線受信アダプタ20においては、テレビ82のリモコン(図示せず)等によってユーザ所望のチャンネルが選択されると、選択されたチャンネルの映像配信要求を無線送信アダプタ10に送信する。このように無線送信アダプタ10から送信される映像データを一部のチャンネルの映像データのみとすることで、高画質の映像データを原画像のまま(間引くことなく)無線送信することができる。
無線送信アダプタ10および無線受信アダプタ20それぞれの構成例について、以下に説明する。
(無線送信アダプタの構成)
図2は、無線送信アダプタ10の構成を示すブロック図である。無線送信アダプタ10は、入力部11と、光/電気変換部12と、無線送信部13とを含む。なお、図2では、映像信号の流れが実線矢印で示され、映像以外の情報または制御信号の流れが破線矢印で示されている。
入力部11は、光ファイバ91を介して伝送された映像データを入力する。光/電気変換部12は、入力部11に入力された映像データの信号形式を、光信号から電気信号に変換する。無線送信部13は、光/電気変換部12による変換後の映像データを、無線受信アダプタ20に無線送信する。
無線送信部13は、圧縮部14と、MIMO(Multiple-Input and Multiple-Output)無線部15と、通信制御部17と、記憶部18とを含む。
圧縮部14は、映像データを圧縮し、MIMO無線部15に出力する。圧縮部14は、可逆圧縮(ロスレス)と非可逆圧縮(ロッシー)との双方を行う機能を有している。圧縮部14は、これらのうちいずれか一方の圧縮方式で、映像データを圧縮する。
MIMO無線部15には、たとえば8本の通信アンテナ16a,16b,・・・,16hが設けられている。MIMO無線部15は、直交周波数分割多重方式(OFDM)を採用している。搬送波の変調方式としては、直角位相振幅変調方式が採用され、たとえば256QAM、64QAM、16QAM、QPSKの4種類から選択可能である。QPSK、16QAM、64QAM、256QAMの順に、同時送信できるデータ量が多くなる分、伝送エラーが生じる可能性が高くなる。なお、変調方式の種類は、これらに限定されない。
通信制御部17は、無線受信アダプタ20との通信のために、圧縮部14およびMIMO無線部15の制御を行う。記憶部18は、各種プログラムおよびデータを記憶する。通信制御部17は、たとえばマイコンなどのコンピュータにより実現され、記憶部18に記憶されたプログラムに基づいて、各種情報処理を行う。通信制御部17の機能構成が、図3に示される。
図3を参照して、通信制御部17は、その機能構成として、環境解析部31と、通信条件判定部32と、映像解析部33と、圧縮方式判定部34と、通知処理部35とを含む。
環境解析部31は、少なくとも映像伝送の開始時に、通信環境を解析する。具体的には、他の無線通信の混雑状況と、通信距離と、ノイズレベルとを解析する。他の無線通信の混雑状況は、映像データの通信に用いられる各帯域(たとえば全8帯域)に対し、他の無線通信で使用されているか否かを検出することによって解析される。通信相手である無線受信アダプタ20との通信距離は、無線受信アダプタ20との通信時の電波強度を検出することによって解析される。無線通信環境下で生じるノイズレベルは、無線受信アダプタ20との通信時の信号の歪み具合を検出することによって解析する。
なお、通信環境の測定には、上記通信アンテナ16a,16b,…,16hが用いられてもよいし、通信環境測定用に、測定用アンテナ16m(図2)が別途設けられてもよい。
通信条件判定部32は、環境解析部31の解析結果に基づいて、無線受信アダプタ20との通信条件、すなわち無線受信アダプタ20に映像データを伝送する際に確保すべき条件を判定する。具体的には、他の無線通信の混雑状況に基づいて、無線通信に使用する帯域幅が判定される。また、通信距離、すなわち無線受信アダプタ20との間の電波強度に基づいて、通信アンテナ16a〜16hのうち無線通信に使用するアンテナ数が判定される。さらに、無線通信環境下で生じるノイズレベルに基づいて、無線通信に使用する搬送波の変調方式の種類および符号化率が判定される。なお、本明細書においては、変調方式の種類と符号化率との組を、単に「変調方式」という場合がある。
映像解析部33は、光/電気変換部12から送出される映像データを入力し、送信対象の映像を解析する。具体的には、映像の解像度、色情報、およびフレームレートを解析する。これらの解析は、公知の手法により実現できる。
圧縮方式判定部34は、映像解析部33の解析結果と、通信条件判定部32による判定結果とに基づいて、圧縮部14での映像の圧縮方式(ロスレスまたはロッシー)を判定する。具体的には、映像の解析結果から必要な伝送速度を算出し、算出した伝送速度と、通信条件判定部32にて判定された通信条件から得られる伝送容量とを比較することによって圧縮方式を判定する。
なお、通信条件判定部32における通信条件の判定にも、映像解析部33の解析結果が用いられてもよい(図3の想像線)。
通知処理部35は、通信条件判定部32の判定結果、および、圧縮方式判定部34の判定結果を、無線受信アダプタ20に通知する処理を行う。
なお、本実施の形態では、図3に示した環境解析部31、通信条件判定部32、映像解析部33、圧縮方式判定部34、および通知処理部35の機能は、通信制御部17としてのコンピュータが、たとえば記憶部18に格納されたソフトウェアを実行することで実現されるものとするが、これらのうちの少なくとも1つの機能部は、ハードウェアにより実現されてもよい。
(無線受信アダプタの構成)
図4は、無線受信アダプタ20の構成を示すブロック図である。無線受信アダプタ20は、無線受信部21と、出力部22とを含む。なお、図4においても、映像信号の流れが実線矢印で示され、映像以外の情報または制御信号の流れが破線矢印で示されている。
無線受信部21は、MIMO無線部23と、伸長部25と、通信制御部26と、記憶部27とを含む。
MIMO無線部23は、無線送信アダプタ10のMIMO無線部15と同様の機能を有しており、たとえば8本の通信アンテナ24a,24b,・・・,24hが設けられている。つまり、無線送信アダプタ10の通信アンテナ数と無線受信アダプタ20の通信アンテナ数とは同じである。なお、MIMO無線部23にも、通信環境の測定用に、測定用アンテナ24mが別途設けられてもよい。
伸長部25は、無線受信部21で受信した映像の電気信号を伸長し、出力部22に出力する。伸長部25は、可逆圧縮方式で圧縮された映像データ、および、非可逆圧縮方式で圧縮された映像データの双方を伸長する機能を有している。
通信制御部26は、無線送信アダプタ10との通信のために、MIMO無線部23および伸長部25の制御を行う。記憶部27は、各種プログラムおよびデータを記憶する。通信制御部26は、記憶部27に記憶されたプログラムに基づいて、各種情報処理を行う。通信制御部26は、無線送信アダプタ10から通知された通信条件に応じてMIMO無線部23を動作させる。また、無線送信アダプタ10から通知された圧縮方式に応じて伸長部25を動作させる。
(動作について)
図5は、本実施の形態に係る映像伝送システム1において実行される映像伝送処理の概要を示すフローチャートである。なお、この処理は、たとえば、無線受信アダプタ20から選択チャンネルの情報とともに映像配信要求があった場合に開始される。
図5を参照して、映像伝送開始時に、無線送信アダプタ10では、通信条件判定処理(ステップS(以下「S」と略す)11)と、圧縮方式判定処理(S12)とが行われる。これらの判定処理については、後にサブルーチンを挙げて説明する。
通信条件および圧縮方式の判定が終了すると、通知処理部35により、その判定結果が無線受信アダプタ20に通知される(S13)。また、通信制御部17は、圧縮部14に対し、圧縮方式を指示する指令信号を送出し、MIMO無線部15に対し、通信方式を指示する指令信号を送出する。
通信方式および圧縮方式が決定すると、無線送信アダプタ10は映像伝送モードとなる。映像伝送モードとなると、圧縮部14が、S12で判定された圧縮方式によって映像データを圧縮し(S14)、MIMO無線部15が、S11で判定された通信条件に応じて、圧縮後の映像データを無線送信する(S15)。
無線受信アダプタ20では、MIMO無線部23が、S13において無線送信アダプタ10から通知された通信条件および圧縮方式の通知を受信する(S21)。通信制御部26は、伸長部25に対し、圧縮方式に対応する伸長方式を指示し、MIMO無線部23に対し、通信方式を指示する。
無線受信アダプタ20において通信方式および伸長方式が定まると、映像受信モードとなる。映像受信モードとなると、MIMO無線部23は、S21で通知された通信条件に応じて、無線送信アダプタ10のMIMO無線部15から送信された映像データを無線受信する(S22)。また、受信した映像データを、S21で通知された圧縮方式に対応する伸長方式で伸長する(S23)。伸長された映像データは、出力部22からテレビ82に出力される(S24)。これにより、ユーザ所望の映像がテレビ82に表示される。
(通信条件判定処理)
図6は、通信条件判定処理の概要を示すフローチャートである。
通信条件判定処理では、環境解析部31は、混雑状況解析処理(S101)、通信距離解析処理(S103)、およびノイズレベル解析処理(S105)を行う。これらは並行して行われることが望ましい。通信条件判定部32は、混雑状況解析処理に基づいて帯域幅判定処理(S102)を実行し、通信距離解析処理に基づいてアンテナ数判定処理(S104)を実行し、ノイズレベル解析処理に基づいて変調方式判定処理(S106)を実行する。
図7は、混雑状況解析処理を示すフローチャートである。環境解析部31は、各帯域の使用状況検出処理を実行することで(S111)、混雑レベルを判定する(S112)。S111の検出処理は、図8に示される。
図8を参照して、まず、MIMO無線部15を受信モードとし(S121)、帯域ごとに信号の使用状況を検出する。つまり、特定帯域の受信モードとし(S122)、その帯域の信号の有無、すなわち衝突の有無を確認する(S123)。環境解析部31は、信号があれば、その帯域は使用されていると判断し、信号がなければ未使用と判断する(S124)。このような処理を対象帯域分繰り返し行い、対象帯域全ての混雑状況を解析する。なお、判定された各帯域の使用状況は、無線受信アダプタ20側に通知しておくことが望ましい。
混雑レベルは、他の無線通信の多さに応じて、たとえば8段階で判断される。たとえば、8帯域中7帯域で衝突があり、1帯域しか未使用でなければ混雑レベル8とし、全帯域において信号がなく、8帯域全てが未使用であれば混雑レベル1とする。このようなレベル判定は、たとえば、予め定めたデータテーブル(図示せず)を用いることで実現可能である。なお、ここでは、理解の容易のために、未使用の帯域が連続して存在する個数に応じて、混雑レベルが判定されるものとする。具体的には、チャネル1、チャネル3,4、およびチャネル6〜8が未使用である場合、チャネル6〜8が最も個数が多い。この場合、連続する3帯域が未使用であるとし、混雑レベル6であると判定する。
混雑状況解析処理が終わると、帯域幅判定処理(S102)が行われる。
図9は、帯域幅判定処理を示すフローチャートである。通信条件判定部32は、まず、記憶部18に予め記憶されたテーブル情報を読み出す(S131)。テーブル情報の一例が図10に示される。図10は、混雑レベルと使用する帯域幅とを対応付けたデータテーブルの構造例を示す図である。図10においては、参考のため、帯域幅に応じたチャネル数も記載されている。なお、本実施の形態では、1チャネルの帯域幅が20MHzである例を示すが、限定的ではない。つまり、1チャネルの帯域幅がたとえば40MHz、または80MHzであるような規格にも、帯域幅判定処理を適用可能である。
テーブル情報に基づいて、通信条件判定部32は、使用する帯域幅を決定する(S132)。たとえば、混雑レベル1であって8帯域全てが使用可能である場合、使用する帯域幅は最大値(たとえば160MHz)として決定する。また、混雑レベル6であって連続する3帯域が未使用である場合、使用する帯域幅を60MHzとして決定する。
なお、混雑レベル1であって8帯域全てが使用可能である場合以外は、他の無線通信との混信が低減できるチャネルを選択することが望ましい。
帯域幅が決定され、使用するチャネルが決定すると、通信条件判定部32は、決定したチャネル(帯域)および帯域幅が妥当かどうかの確認を行うことが望ましい。具体的には、無線受信アダプタ20に決定したチャネルおよび帯域幅を通知した後、決定したチャネルを使用して無線受信アダプタ20にパイロットデータを送信する(S133)。このとき、決定した帯域幅に応じた量のパイロットデータを送信する。パイロットデータは既知のデータである。無線受信アダプタ20は、受信したパイロットデータのBER(Bit Error Rate:符号誤り率)を計算し、無線送信アダプタ10に返す。
通信条件判定部32は、受信したBERと予め定められた基準値とを比較することによって、通信状況を判定する(S134)。これにより、決定したチャネルおよび帯域幅の妥当性が判断される。なお、妥当性の判断時におけるパイロットデータの送受信には、環境測定用のアンテナなど1本のアンテナが用いられてもよい。また、パイロットデータの変調方式は固定であってもよい。この場合、パイロットデータの送信時の変調方式としては、ノイズ耐性が最も高い、QPSKと符号化率1/2との組み合わせが採用され得る。
仮に、BERが基準値を上回っていたりした場合には(S134にて「NG」)、S132に戻り、使用する帯域幅または使用するチャネルを変更することが望ましい。なお、通信開始後に、使用中の帯域に他の無線通信との衝突が生じた場合にも、使用する帯域幅またはチャネルを変更することが望ましい。
具体的には、他にも使用可能な帯域群が存在していれば、帯域幅が同じか否かに関わらず別の帯域群に変更してもよい。たとえば、チャネル1,5,8が他の無線通信で使用されている場合、通常はチャネル2〜4の3帯域を使用するが、チャネル3においても衝突が生じた場合は、使用する帯域をチャネル6〜7に変更する。
あるいは、使用中のチャネルの隣のチャネルを使用しないように帯域幅を狭めてもよい。たとえば、チャネル1,6が他の無線通信で使用されている場合、通常はチャネル2〜5の4帯域を使用するが、より他の無線通信との干渉を低減させる場合は、帯域幅を狭め、チャネル3〜4の2帯域に変更してもよい。
図11は、通信距離解析処理を示すフローチャートである。環境解析部31は、電波強度の検出処理を実行することで(S141)、無線受信アダプタ20までの距離レベルを判定する(S142)。S141の検出処理は、図12に示される。
図12を参照して、まず、環境解析部31は、無線受信アダプタ20に対してパイロットデータの送信を要求する(S151)。無線受信アダプタ20が要求に応じてパイロットデータを送信すると、MIMO無線部15は、パイロットデータを受信する(S152)。環境解析部31は、そのときの電波強度を電圧レベルとして測定する(S153)。なお、環境解析の際においてパイロットデータの送受信に用いられるアンテナ数(1本)、変調方式(QPSK)、および帯域幅(1ch)は、いずれも固定である。なお、このときに使用する帯域は、図8のS124で使用可能と判断された帯域から選択される。
無線受信アダプタ20までの距離レベルは、電波強度の大きさに応じて、たとえば4段階で判断される。ここでのレベル判定も、たとえば、予め定めたデータテーブル(図示せず)を用いることで実現可能である。
通信距離解析処理が終わると、アンテナ数判定処理(S104)が行われる。
図13は、アンテナ数判定処理を示すフローチャートである。通信条件判定部32は、まず、記憶部18に予め記憶されたテーブル情報を読み出す(S161)。テーブル情報の一例が図14に示される。図14は、距離レベルと使用するアンテナ数とを対応付けたデータテーブルの構造例を示す図である。
テーブル情報に基づいて、通信条件判定部32は、使用するアンテナ数を決定する(S162)。たとえば、電波強度が比較的高く、距離レベル1(近い)であれば、使用するアンテナ数を8本(全て)とし、電波強度が比較的低く、距離レベル4(遠い)であれば、使用するアンテナ数を1本とする。このように、通信距離が長い程、使用アンテナ数を少なくする理由は、使用するアンテナ数が増える程、アンテナ1本当たりの出力が低減するためである。つまり、本実施の形態では、電波強度に応じて使用するアンテナ数を判定することで、出力を確保し、確実に映像データを伝送できるようにしている。
アンテナ数が決定されると、ここでも、通信条件判定部32は、決定したアンテナ数が妥当かどうかの確認を行うことが望ましい。具体的には、無線受信アダプタ20に決定したアンテナ数を通知した後、決定した本数に応じたアンテナ出力で、無線受信アダプタ20にパイロットデータを送信する(S163)。無線受信アダプタ20は、受信したパイロットデータのBERを計算し、無線送信アダプタ10に返す。
アンテナ数の妥当性の確認の際においても、パイロットデータの送受信には、環境測定用のアンテナなど1本のアンテナが用いられ、疑似的に、アンテナの出力電力を、決定したアンテナ数に相当する電力レベルに設定することが望ましい。パイロットデータの送受信に使用する変調方式および帯域幅は、固定である。帯域幅はたとえば1ch分の20MHzであってよい。
通信条件判定部32は、無線受信アダプタ20から受信したBERと予め定められた基準値とを比較することによって、通信状況を判定する(S164)。これにより、決定したアンテナ数の妥当性が判断される。仮に、無線受信アダプタ20から受信したBERが基準値を上回っていた場合には(S164にて「NG」)、S162に戻り、使用するアンテナ数を変更することが望ましい。
図15は、ノイズレベル解析処理を示すフローチャートである。環境解析部31は、信号歪みの検出処理を実行することで(S171)、ノイズレベルを判定する(S172)。S171の検出処理は、図16に示される。
図16を参照して、まず、環境解析部31は、無線受信アダプタ20に対してパイロットデータの送信を要求する(S181)。無線受信アダプタ20が要求に応じてパイロットデータを送信すると、MIMO無線部15は、パイロットデータを受信する(S182)。環境解析部31は、公知の手法によりパイロットデータの歪みを測定する(S183)。
ノイズレベルは、歪みの多さに応じて、たとえば8段階で判断される。ここでのレベル判定も、たとえば、予め定めたデータテーブル(図示せず)を用いることで実現可能である。
ノイズレベル解析処理が終わると、変調方式判定処理(S106)が行われる。
図17は、変調方式判定処理を示すフローチャートである。通信条件判定部32は、まず、記憶部18に予め記憶されたテーブル情報を読み出す(S191)。テーブル情報の一例が図18に示される。図18は、ノイズレベルと、変調方式の種類および符号化率とを対応付けたデータテーブルの構造例を示す図である。
テーブル情報に基づいて、通信条件判定部32は、使用する変調方式の種類および符号化率を決定する(S192)。たとえば、信号歪みが少なく、ノイズレベル2であれば、変調方式を256QAMとし、符号化率を2/3とする。信号歪みが大きく、ノイズレベル8であれば、変調方式をQPSKとし、符号化率を1/2とする。
変調方式の種類および符号化率が決定されると、ここでも、通信条件判定部32は、決定した変調方式が妥当かどうかの確認を行うことが望ましい。具体的には、無線受信アダプタ20に決定した変調方式を通知した後、無線受信アダプタ20に対し、決定した変調方式によって変調したパイロットデータを送信する(S193)。無線受信アダプタ20は、受信したパイロットデータのBERを計算し、無線送信アダプタ10に返す。このときも、パイロットデータの送受信に使用するアンテナは、環境測定用のアンテナなど1本のアンテナであり、パイロットデータの送受信に使用する帯域幅は固定である。
通信条件判定部32は、無線受信アダプタ20から受信したBERと予め定められた基準値とを比較することによって、通信状況を判定する(S194)。これにより、決定した変調方式の種類および符号化率の妥当性が判断される。仮に、無線受信アダプタ20から受信したBERが基準値を上回っていた場合には(S194にて「NG」)、S192に戻り、使用する変調方式の種類および符号化率を変更することが望ましい。
なお、上記説明では、各条件の妥当性を検出する際に、条件ごとにパイロットデータの送受信が行われることとしたが、一度のパイロットデータの送受信によって複数条件の妥当性が検出されてもよい。
また、通信環境の解析の際にも、一度のパイロットデータの送受信によって、電波強度の測定(図12)およびノイズレベルの測定(図16)が実現されてもよい。
また、図6に示したように、複数条件の判定処理が並列的に行われることとしたが、これらは直列的に行われてもよい。この場合、帯域幅の決定を優先的に行うことが望ましい。
(圧縮条件判定処理)
図19は、圧縮方式判定処理を示すフローチャートである。
圧縮方式判定処理では、まず、映像解析部33が、入力映像を解析する(S201)。その解析結果に基づいて、圧縮方式判定部34が、必要な伝送速度を算出する(S202)。具体的には、必要な伝送速度は、“横の解像度×縦の解像度×色情報×フレームレート”として算出される。
次に、圧縮方式判定部34は、伝送容量を算出する(S203)。具体的には、伝送容量は、“アンテナ数×チャネル数×1キャリア当たりのビット数×1シンボル当たりのビット数×符号化率÷シンボル長”として算出される。
その後、圧縮方式判定部34は、S203で算出された伝送容量が、S202で算出された伝送速度以上か否かを判断する(S204)。伝送容量が伝送速度以上であれば(S204にてYES)、圧縮方式を「ロスレス」と判定する(S205)。一方、伝送容量が伝送速度未満であれば(S204にてNO)、圧縮方式を「ロッシー」と判定する(S206)。
以上説明したように、本実施の形態の映像伝送システム1によれば、通信環境に応じて通信条件が判定されるため、大容量の映像データでも安定的に無線伝送することが可能となる。
なお、複数の通信アンテナを用いて映像データを送信する場合、たとえば、映像データをライン単位(0.5ライン、1ライン、など)で複数のアンテナに振り分けてもよい。
上述のように、本実施の形態では、伝送容量が、必要な伝送速度以上である場合には、データが劣化しない可逆圧縮方式とすることとしたが、伝送容量に余裕がある場合には、図5のS11で判定された通信条件のうちの少なくも1種類(アンテナ数、帯域幅、変調方式)を変更してもよい。具体的には、伝送容量と伝送速度との差が所定値以上である場合に、使用するアンテナ数または変調方式(符号化率を含む)を安全側に変更し、伝送容量を狭めてもよい。これにより、電波強度またはノイズ耐性を向上させることができる。
この場合、通信条件判定部32で判定される各条件は仮条件となるため、通信制御部17は、通信条件を本決定(再判定)する機能をさらに有するものとする。具体的には、通信制御部17は、伝送容量と伝送速度との比較結果に応じて、通信条件を再判定する再判定部(図示せず)をさらに有する。
再判定部は、たとえば、通信条件判定部32で仮判定されたアンテナ数および変調方式を採用した場合のそれぞれの通信状況に応じて、変更する条件の優先順位を定めてもよい。たとえば、アンテナ数判定処理(図13)において計算されたBER(図13のS164)の方が、変調方式判定処理(図17)において計算されたBER(図17のS194)よりも高い場合、1段階少なくした本数を実際に使用するアンテナ数として決定する。
このように使用するアンテナ数を減らす場合、無線送信アダプタ10と無線受信アダプタ20との通信距離を延ばすことができる。たとえば、無線受信アダプタ20が、後述するように携帯可能な端末によって実現されるような場合には、無線受信アダプタ20の移動によってアダプタ10,20間の通信距離が多少長くなったとしても、無線受信アダプタ20における映像データの復元率の低下を防止することができる。
なお、本実施の形態では、映像伝送開始時に、通信条件が判定されることとしたが、通信途中においても、所定タイミングで通信環境(混雑状況、通信距離、ノイズレベル)をモニタリングし、通信条件(帯域幅、アンテナ本数、変調方式の種類および符号化率)を適宜再設定することが望ましい。
また、本実施の形態では、帯域幅判定処理において、連続して使用可能な帯域群の最大帯域幅を判定することとしたが、連続か不連続かに関わらず使用可能な帯域全ての帯域幅の合計値を判定してもよい。具体的には、たとえば図26に示すように、チャネル4とチャネル7が他の無線通信にて使用されているケースにおいては、6チャネル分の120MHzが使用可能な帯域幅と判定することができる。
この場合、使用可能な帯域数に応じて映像データを分割し、6チャネル全てを用いて映像データを伝送してもよい。すなわち、図26のケースにおいては、チャネル1〜3を用いて3/6の映像データを伝送し、チャネル5,6を用いて2/6の映像データを伝送し、チャネル8を用いて1/6の映像データを伝送する。このようにすることで、使用可能な帯域を有効活用することができる。なお、データの分割は、たとえばラインごとに行ってもよい。
(変形例1)
本実施の形態では、通信条件を自動的に判定することとしたが、放送事業者などの配信元において、予め通信条件を定めて、映像信号に埋め込んでおいてもよい。この場合の映像信号のデータ構造の一例を図20に示す。
図20を参照して、映像信号には、送信データ42以外に、通信条件データ41が含まれる。通信条件データ41は、帯域幅(および/または使用する帯域)、アンテナ数、および変調方式(符号化率も含む)のうちの少なくとも1つを含む。
この場合、無線送信アダプタ10の通信制御部17は、映像信号に通信条件データ41が含まれているか否かを判断し、含まれていれば通信条件データ41にて定められた通信条件で映像データを送信する。一方、映像信号に通信条件データ41が含まれていなければ、上記方法に従い、通信環境に応じて通信条件を判定する。
(変形例2)
本実施の形態では、無線受信アダプタ20がテレビ82と有線接続していることとしたが、無線受信アダプタは光ファイバ91と接続されていてもよい。
図21は、本発明の実施の形態の変形例2における無線受信アダプタ20Aの構成を示すブロック図である。図21に示すように、無線受信アダプタ20Aは、上記した無線受信部21と、電気信号を光信号に変換する電気/光変換部28とを含む。また、無線受信アダプタ20Aは、図4に示した出力部22に代えて、変換後の映像データを光ファイバ91に送出する送出部29を含む。
映像伝送システムに、光信号を電気信号に変換して無線送信する無線送信アダプタ10と、無線送信アダプタ10から送信された電気信号を受信し、受信した電気信号を光信号に変換して有線送信する無線受信アダプタ20Aとを採用することで、光ファイバ91と無線だけで、映像データの配信元から遠くの映像表示用の端末(たとえばテレビ82)まで、大容量の映像データを伝送することができる。
(変形例3)
本実施の形態では、無線送信アダプタ10と無線受信アダプタ20とが個別に設けられていたが、1つの無線通信装置に、両アダプタの機能が組み込まれていてもよい。このような無線通信装置を、本変形例では無線送受信アダプタという。
図22には、無線送受信アダプタ40を含む映像伝送システム1Aが概念的に示されている。無線送受信アダプタ40は、無線送信アダプタ10から無線受信した映像データを、受信アダプタ20に送信する。すなわち、図23に示すように、無線送受信アダプタ40は、無線受信アダプタ20に含まれた無線受信部21と、無線送信アダプタ10に含まれた無線送信部13との双方を搭載している。
図22には、一例として、住宅Hに、無線送受信アダプタ40と、複数の無線受信アダプタ20が設けられた例が示されている。この場合、無線送受信アダプタ40が親機として動作し、無線受信アダプタ20が子機として動作する。
このように、親機から複数の子機A,Bに映像データを転送する場合、無線送信部13の通信制御部17(図2)は、子機ごとに通信条件を判定することが望ましい。すなわち、無線送受信アダプタ40においては、図3に示した通信条件判定部32に対応する条件判定部(図示せず)は、環境解析部31の解析結果に応じて無線受信アダプタ20ごとに通信条件を判定することが望ましい。また、図2のMIMO無線部15は、判定された通信条件で、無線送信アダプタ10から受信した映像データを子機A,Bに送信(転送)する。
なお、帯域幅は受信側(子機)に依存しないため、送信側と受信側とが1対1の場合と同じ判定方法であってもよいが、決定した帯域幅をどのように使用するかは、子機A,Bに送信する映像データが同じか否かによって異なる。たとえば、子機A,子機Bに同じ映像データを送信する場合には、使用可能な帯域幅の全てを使用する。一方、子機A,子機Bに異なる映像データを送信する場合には、使用可能な帯域幅を子機Aと子機Bとに振り分ける。これらの例については後述する。
複数の子機A,Bに映像データを送信する場合、子機ごとに判定する必要のある通信条件は、アンテナ数および変調方式である。アンテナ数および変調方式の具体的な判定方法も、子機A,Bに送信する映像データが同じか否かで異なる。
図24は、親機(無線送受信アダプタ40)と2つの子機A,B(無線受信アダプタ20)とが同一データのみ扱うケースの概念図であり、図25は、子機ごとに異なるデータを扱うケースの概念図である。
図24に示すように、映像データA,Bの双方を子機A,Bに伝送する場合、親機は、たとえば、4つの通信用アンテナ16a〜16dで映像データAを送信し、残りの4つの通信用アンテナ16e〜16hで映像データBを送信する。子機A,Bは、いずれも、4つの通信用アンテナ24a〜24dで映像データAを受信し、残りの4つの通信用アンテナ24e〜24hで映像データBを受信する。この場合、各子機A,Bは、映像データA,Bの双方を受信した後、必要なデータを選択する。
図24に示すようなケースの場合、使用する帯域は、上述のように子機A,Bに共通である。帯域幅判定処理において、たとえば全チャネル使用可能と判定された場合、データA,Bの伝送に、全てのチャネル1〜8を使用すればよい。
図24では、子機A,Bともに全てのアンテナ(8本)が使用される例が示されているが、子機Aと子機Bとで距離レベルすなわち電波強度が異なる場合、距離レベルが遠い方に合わせて使用可能なアンテナ数を判定する。たとえば、子機Aに対して決定されたアンテナ数が8本、子機Bに対して決定されたアンテナ数が4本の場合、子機A,Bとの通信に使用可能なアンテナ数は最大4本と判定する。
同様に、子機Aと子機Bとでノイズレベルが異なる場合、ノイズレベルが高い方に合わせて使用する変調方式の種類および符号化率を判定する。たとえば、子機Aに対して決定された変調方式の種類および符号化率がそれぞれ256QAM、3/4であり、子機Bに対して決定された変調方式の種類および符号化率がそれぞれ64QAM、2/3である場合、子機A,Bとの通信に使用する変調方式の種類および符号化率は64QAM、2/3と判定する。
なお、使用する帯域が同じであれば、無線通信環境下で生じるノイズレベルは子機A,Bともに大よそ同じであると考えられる。したがって、複数の子機A,Bに同じ映像データを送信する場合には、親機は、子機A,Bのうちのいずれか一方との間でパイロットデータを用いた変調方式の判定を行うだけであってもよい。
一方、図25に示すように、映像データAのみを子機Aに、映像データBのみを子機Bに伝送する場合、親機は、たとえば全ての通信用アンテナ16a〜16hで映像データA,Bの双方を送信する。各子機A,Bは、全通信用アンテナ24a〜24hで自身の必要なデータのみを受信する。帯域幅判定処理において、たとえば全帯域使用可能と判定された場合、たとえば、子機Aとの通信に使用する帯域をチャネル1〜4とし、子機Bとの通信に使用する帯域をチャネル5〜8とすることができる。これにより、帯域を有効活用することができる。なお、このケースにおいては、子機Aと子機Bとではノイズレベルが異なることが想定されるため、変調方式は、子機ごとに判定し、子機ごとに異なる変調方式を用いてもよい。
なお、図25のケースでは、単純に8帯域を子機の数に応じて分けることとしたが、送信する映像データのデータ量に応じて使用可能な帯域幅を振り分けてもよい。具体的には、図27を参照して、チャネル4とチャネル7が他の無線通信にて使用されているケースにおいて、送信する映像データA,B,Cのデータ量が、データA>データB>データCであると仮定する。この場合、使用可能な3つのチャネル群のうち、帯域幅の最も大きいチャネル群(チャネル1〜3)を映像データAの送信に使用し、2番目の帯域幅が大きいチャネル群(チャネル5,6)を映像データBの送信に使用し、帯域幅の最も小さいチャネル群(チャネル8のみ)を映像データCの送信に使用する。
このようなデータ伝送を行う場合、帯域をさらに有効活用することができる。なお、このように映像データごとに帯域を判定する方法は、送信側と受信側とが1対1の場合にも適用可能である。
本変形例では、送信側である親機が無線送受信アダプタ40であり、受信側である子機が無線受信アダプタ20であることとしたが、送信側は無線送信アダプタ10であってもよいし、受信側は無線送受信アダプタ40であってもよい。
上記実施の形態および各変形例に示したように、映像の配信に、無線送信アダプタ10、無線受信アダプタ20(20A)、あるいは、無線送受信アダプタ40を採用することにより、高解像度の映像データであっても適切に無線通信を行うことができる。その結果、ユーザは、テレビ82において高解像度の映像を視聴することができる。
なお、本実施の形態では、無線受信アダプタ20がテレビ82に有線接続された例を示したが、無線受信アダプタ20の機能を搭載した無線通信装置に、受信した映像を表示するための表示装置が設けられていてもよい。つまり、無線受信(通信)装置は、映像表示装置を有する据置型または携帯型の端末であってもよい。
また、本実施の形態では、伝送容量と伝送速度との比較結果に応じて映像データの圧縮方式を変更可能としたが、圧縮方式は可逆圧縮および非可逆圧縮のうちのいずれか一方に予め定められていてもよい。つまり、通信制御部17は圧縮方式判定部34を含まなくてもよい。
また、本実施の形態では、通信条件判定部32において判定される通信条件に、無線通信に使用するアンテナ数、帯域幅、搬送波の変調方式の種類および符号化率が含まれることとしたが、これらのうちの少なくとも1つが含まれていればよい。この場合、通信条件判定部32において判定される通信条件には、少なくとも使用する帯域幅が含まれることが望ましい。
また、本実施の形態では、送信側および受信側が有する通信アンテナの本数は、それぞれ8本である例を示したが、限定的ではなく、たとえば16本、または32本などであってもよい。
また、本実施の形態では、光ファイバと無線との組み合わせによって、映像データの遠距離通信を可能とする例を示したが、有線での通信には光ファイバ以外の通信媒体(たとえばHDMI)を用いてもよい。つまり、無線送信アダプタ10は、光/電気変換部12を含まなくてもよい。この場合、ブルーレイなどの再生機器から無線送信アダプタに入力された映像データを、テレビ82に接続された無線受信アダプタ20に無線通信することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1A,100 映像伝送システム、10 無線送信アダプタ、11 入力部、12 光/電気変換部、13 無線送信部、14 圧縮部、15,23 MIMO無線部、16a〜16h,24a〜24h 通信アンテナ、16m,24m 測定用アンテナ、17,26 通信制御部、18,27 記憶部、20,20A 無線受信アダプタ、21 無線受信部、22 出力部、25 伸長部、28 電気/光変換部、29 送出部、31 環境解析部、32 通信条件判定部、33 映像解析部、34 圧縮方式判定部、35 通知処理部、40 無線送受信アダプタ、81 電気通信事業者、82 テレビ、91,191 光ファイバ、92 ケーブル、120 分配器、192 同軸ケーブル、H 住宅。

Claims (10)

  1. 映像データを無線送信する無線送信装置と、前記無線送信装置から送信された映像データを無線受信する無線受信装置とを備えた映像伝送システムであって、
    前記無線送信装置は、
    光ファイバを介して伝送された映像データを入力する入力手段と、
    前記入力手段に入力された映像データの信号形式を、光信号から電気信号に変換する電気信号変換手段と、
    通信環境を解析し、その解析結果に応じて前記無線受信装置との通信条件を判定する判定手段と、
    直交周波数分割多重方式によって、前記電気信号変換手段による変換後の映像データを、前記判定手段により判定された通信条件で前記無線受信装置に無線送信する送信手段と
    前記入力手段に入力された映像データを解析する映像解析手段と、
    前記判定手段により判定された通信条件で通信する場合の伝送容量と、前記映像解析手段による解析結果に基づき算出される必要な伝送速度との比較結果に応じて、前記送信手段から送信する映像データを可逆圧縮とするか非可逆圧縮とするかについて判定する圧縮方式判定手段と、
    前記圧縮方式判定手段により判定された圧縮方式に応じて、前記電気信号変換手段による変換後の映像データを圧縮する圧縮手段とを含む、映像伝送システム。
  2. 前記無線送信装置および前記無線受信装置は、各々、複数の通信アンテナを含み、
    前記送信手段は、MIMO方式で映像データを送信し、
    前記判定手段は、前記通信条件の一つとして、前記複数の通信アンテナのうち無線通信に使用するアンテナ数を判定する、請求項1に記載の映像伝送システム。
  3. 前記判定手段は、前記無線受信装置との間の電波強度に基づいて、前記複数の通信アンテナのうち使用するアンテナ数を決定する、請求項2に記載の映像伝送システム。
  4. 前記通信条件には、無線通信に使用する帯域幅が含まれ、
    前記判定手段は、他の無線通信の混雑状況に応じて、前記帯域幅を判定する、請求項1〜3のいずれかに記載の映像伝送システム。
  5. 前記通信条件には、無線通信に使用する搬送波の変調方式の種類および符号化率が含まれ、
    前記判定手段は、無線通信環境下で生じるノイズレベルを解析し、その解析結果に基づいて、前記変調方式の種類および符号化率を判定する、請求項1〜4のいずれかに記載の映像伝送システム。
  6. 前記無線送信装置は、前記判定手段により判定された通信条件で通信する場合の伝送容量が、前記映像解析手段による解析結果に基づき算出される必要な伝送速度を上回っている場合には、前記判定手段により判定された通信条件を再判定する再判定手段をさらに含む、請求項1〜5のいずれかに記載の映像伝送システム。
  7. 前記無線送信装置は、前記判定手段により判定された通信条件を前記無線受信装置に通知する通知手段をさらに含み、
    前記無線受信装置は、
    前記通知手段により通知された通信条件に基づいて、前記無線送信装置から送信された映像データを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された映像データを、映像表示装置に出力する出力手段とを含む、請求項1〜のいずれかに記載の映像伝送システム。
  8. 前記無線送信装置は、前記判定手段により判定された通信条件を前記無線受信装置に通知する通知手段をさらに含み、
    前記無線受信装置は、
    前記通知手段により通知された通信条件に基づいて、前記無線送信装置から送信された映像データを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された映像データの信号形式を、電気信号から光信号に変換する光信号変換手段と、
    前記光信号変換手段による変換後の映像データを、前記光ファイバを介して他装置に送出する送出手段とを含む、請求項1〜のいずれかに記載の映像伝送システム。
  9. 映像データを無線送信する装置であって、
    有線にて伝送された映像データを入力する入力手段と、
    通信環境を解析し、その解析結果に応じて他の無線通信装置との通信条件を判定する判定手段と、
    直交周波数分割多重方式によって、前記入力手段に入力された映像データを、前記判定手段により判定された通信条件で無線送信する送信手段と
    前記入力手段に入力された映像データを解析する映像解析手段と、
    前記判定手段により判定された通信条件で通信する場合の伝送容量と、前記映像解析手段による解析結果に基づき算出される必要な伝送速度との比較結果に応じて、前記送信手段から送信する映像データを可逆圧縮とするか非可逆圧縮とするかについて判定する圧縮方式判定手段と、
    前記圧縮方式判定手段により判定された圧縮方式に応じて映像データを圧縮する圧縮手段とを備える、無線送信装置。
  10. 請求項に記載の無線送信装置から無線送信される映像データを受信し、かつ、受信した映像データを他の無線通信装置に転送する無線送受信装置であって、
    前記無線送信装置から通知された通信条件に基づいて、前記送信手段から送信された映像データを受信する受信手段と、
    通信環境を解析し、その解析結果に応じて無線受信装置との通信条件を判定する条件判定手段と、
    前記受信手段で受信した映像データを、前記条件判定手段により判定された通信条件で無線送信する転送手段とを備える、無線送受信装置。
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