JP6521923B2 - 作業支援装置及び作業支援方法 - Google Patents

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Description

本発明は、作業支援装置及び作業支援方法に関する。
作業員が機器の保守、点検等を行う際、通常、作業手順書を参照する。作業手順書には、多くの図及び写真が作業の進捗段階ごとに記載されている。作業員はそれらを見た上で、実際の機器に対して、点検、分解、清掃、部品交換等の作業を行う。このような作業は、単純なように思われがちであるが、実際は熟練を要する。目の前の機器に対してどの進捗段階においてどの図又は写真を参照すればよいかを判断したうえで、正確な作業を行うのは容易ではない。さらに、作業員は、複数の作業場所を巡回し複数の機器に対して作業を行う場合もある。このような場合、作業員に対する負担は特に大きくなる。
近時、このような作業員を支援するための様々な装置が普及している。特許文献1の作業支援システムは、作業内容のサンプルとして“作業画像”を予め記憶しておく。当該作業支援システムは、作業員が注視している対象物の画像を“注視画像”として撮像し、注視画像を作業画像と比較する。さらに、当該作業支援システムは、比較の結果、注視画像が作業画像に類似していない場合が所定の回数以上繰り返されると、当該作業支援システムは、作業員に対して注意を喚起する。
非特許文献1は、“AR(Augmented Reality:拡張現実)マーカ”を開示している。ここでは、“ARマーカを印刷するなどして現実世界に設置すると、ARシステムがその画像の写った部分に重ねて指定された情報を表示する”旨が記載されている。
非特許文献2は、AR画像を表示する位置を認識する方法として、“マーカ型の画像認識AR”及び“マーカレス型の画像認識AR”を開示している。前者は、マーカとして市松模様の図形を現実世界の対象物に張り付けておく方法である。後者は、特別なマーカを使用することなく、対象物そのものの2次元形状又は3次元形状をマーカとしてそのまま利用する方法である。
特開2013−97466号公報
"ARマーカー"、[online]、平成28年8月9日、IT用語辞典、[平成28年8月9日検索]、インターネット<URL:1474414365427_0.html> "ARの認識方法と種類"、[online]、平成28年8月9日、ARナビキャラ、[平成28年8月9日検索]、インターネット<URL:1474414365427_1.html>
いま、特許文献1の作業支援システム、非特許文献1の技術、及び、非特許文献2の技術を組合せ、作業員が装着しているカメラ(例えば、ヘッドマウンティング型)が、ARマーカ、又は、ARマーカの役割を果たす対象物自身を注視画像として撮像する。このとき、理想的な撮像条件が満たされていれば問題はない。しかしながら、例えば、夜間又は降雨等の悪条件下では、カメラが撮像する注視画像は、サンプルとしての作業画像と比較可能である程度に鮮明にはならない。すると、当該作業支援システムは、予め記憶されている作業画像の候補のうちから、注視画像に類似するものを取得できなくなる。すると、当該作業支援システムを使用する作業は、中止を余儀なくされる。
作業員は、他の緊急要件が発生した場合、他の作業場所に移動する場合、作業が長時間続いた場合等には、作業を一時的に中断する必要がある。しかしながら、特許文献1の作業支援システムは、作業の一時的な中断については記載されていない。
そこで、本発明は、作業を容易に続行でき、任意の時点で作業を中断できる作業支援装置を提供することを目的とする。
本発明の作業支援装置は、作業の対象とするべき対象物を予め撮像した見本画像と、作業の内容を拡張現実の手法で示す拡張現実画像と、が作業の進捗段階に対応付けて格納される記憶部と、作業員が注視している対象物をカメラが撮像した注視画像を取得する画像入力処理部と、注視画像と、見本画像に対応する拡張現実画像とを重ねて表示する画像出力処理部と、ある進捗段階において、カメラが使用されない場合、又は、注視画像が見本画像に類似しない場合、当該進捗段階の見本画像自身を、見本画像と重ねて表示されるべき注視画像と看做す注視画像代替部と、を備えることを特徴とする。
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
本発明によれば、作業を容易に続行でき、任意の時点で作業を中断できる作業支援装置を提供することができる。
作業支援装置の構成及び環境を説明する図である。 作業支援装置が既存技術のみを実施する場合を説明する図である。 作業支援装置が既存技術のみを実施する場合を説明する図である。 作業支援装置が、本実施形態を実施する場合を説明する図である。 作業支援装置が、本実施形態を実施する場合を説明する図である。 作業手順書の一例を示す図である。 更新後の作業手順書の一例を示す図である。 (a)及び(b)は、撮像された画像が注視画像であるか否かを判断する方法を説明する図である。 処理手順のフローチャートである。 ステップS223の詳細フローチャートである。
以降、本発明を実施するための形態(“本実施形態”という)を、図等を参照しながら詳細に説明する。
(作業支援装置の構成及び環境)
図1に沿って、作業支援装置1の構成及び環境を説明する。作業員3は、作業支援装置1を携帯して設備2を点検している。本実施形態の設備2は、空調システムの屋外機である。作業支援装置1は、一般的な携帯型の端末装置(いわゆるタブレット)である。作業員3は、作業支援装置1のカメラ17を設備2に向けて、設備2の画像を撮像する。作業支援装置1の出力装置13は、カメラ17が撮像した注視画像及び予め記憶されている拡張現実画像(詳細後記)を重ねて表示する。
作業員3は、表示された画像を見ることによって具体的な作業の内容を理解することができる。作業支援装置1は、ヘッドマウンティング型であってもよい。ヘッドマウンティング型の作業支援装置1bは、眼鏡の形状を有しており、カメラ17を備えている。作業員3が設備2に向き合うと、作業支援装置1bのカメラ17は、設備2の画像を撮像する。携帯端末装置1bの出力装置13は、カメラ17が撮像した注視画像及び予め記憶されている拡張現実画像を重ねて表示する。携帯端末装置1bの出力装置13は、眼鏡のレンズと一体化されており、作業員3は、レンズを通して注視画像及び拡張現実画像を虚像として視認する。
以降では、作業支援装置1がタブレット型である例を説明する。なお、タブレット型の作業支援装置1のカメラ17もまた、一種の入力装置であると言える。しかしながら、ここでの入力装置12は、タッチパネルを想定しており、画像を撮像するカメラ17とは区別される。
作業支援装置1は、一般的な携帯型のコンピュータである。作業支援装置1は、中央制御装置11、入力装置12、出力装置13、主記憶装置14、補助記憶装置15、通信装置16及びカメラ17を有する。これらはバスで接続されている。補助記憶装置15は、作業手順書31、見本画像32、拡張現実画像33及び注視画像34(詳細後記)を格納している。主記憶装置14における、画像入力処理部21、画像出力処理部22、及び、注視画像代替部23は、プログラムである。以降の説明において、“○○部は”と動作主体を記した場合、それは、中央制御装置11が補助記憶装置15から○○部を読み出し、主記憶装置14にロードしたうえで○○部の機能(詳細後記)を実現することを意味する。
作業支援装置1の補助記憶装置15が、作業支援装置1とは別の構成であるサーバ4(外部記憶装置)として分割されていてもよい。この場合、作業支援装置1の通信装置16は、有線又は無線のネットワーク5を介してサーバ4と接続され得る。なお、作業支援装置1は、複数のGPS(Global Positioning System)衛星からの電波を受信し、受信した電波を演算することによって、自身の位置情報(緯度及び経度)を取得することができる。
(用語等)
作業は、ある作業場所において作業員3が行う業務である。本実施形態では、作業員3が行う1つの作業が、1つの作業場所に対応している。個々の作業は、時系列の複数の進捗段階を有する。例えば、“屋外機を点検する”という作業の最初の進捗段階は、“屋外機のカバーの四隅にあるネジをネジまわしで回転し、その後カバーを手前に取り外すこと”である。次の進捗段階は、“露出したファンの固定部材をスパナで取り外すこと”である(以下省略)。
注視画像は、カメラ17が時系列で連続的に撮像した画像のうち、作業員3がその対象物に向かって所定の基準を満たす程度に視線を維持し続けていた(注視していた)と評価される画像である。例えば、作業員3が設備2(屋外機)の前に立ち、ある時間の長さだけ、作業支援装置1の背面に取り付けられているカメラ17を設備2に向けると、屋外機を含む画像が注視画像として撮像される。作業の前後で偶然カメラ17に撮像される通路等の画像は、通常、注視画像とはならない。なお、作業員3がヘッドマウンティング型の作業支援装置1bを使用する場合は、作業員3がある時間の長さだけよそ見せずに屋外機を注視すると、屋外機を含む画像が注視画像として撮像されることになる。
拡張現実画像は、作業の内容を説明するコンピュータグラッフィック画像(人工画像)である。拡張現実画像は、例えば、作業員3が使用するべき工具の画像、設備2の部品の画像、工具及び部品の操作方法を示す矢印等の図形の画像、その他説明用の文字の画像等であり得る。なお、拡張現実(AR:Augmented Reality)は、現実の空間には存在しない物を、あたかも存在するかのように表現する技術である。
見本画像は、作業員3が作業の対象とするべき対象物(設備2)の画像である。作業場所(現場)で撮像される注視画像とは異なり、見本画像は、作業場所の設備2と同型式の見本をメーカの工場等で予め撮像しておいた画像である。
見本画像と拡張現実画像は、進捗段階ごとに予め関連付けて記憶されている。より具体的には、補助記憶装置15に格納される作業手順書(詳細後記)において、見本画像の識別子と拡張現実画像の識別子とが、進捗段階ごとに相互に関連付けて記憶されている。つまり、多くの見本画像のうちから1つの見本画像が特定されると、拡張現実画像もまた特定される。要するに、見本画像は、拡張現実画像を特定するためのインデックスとしての機能を果たす。
詳細は後記するが、いま、ある注視画像が撮像され、その注視画像に類似する見本画像が特定されたとする。すると、その見本画像に関連付けられている拡張現実画像もまた特定される。このとき、注視画像と拡張現実画像とは、重ねて表示され得る。
このように、撮像された注視画像は見本画像と比較される。そこで、この比較をより容易にするために、設備2に対してARマーカ6が張り付けられてもよい。ARマーカ6は、例えば市松模様の2次元バーコードである。見本画像にもまた、このARマーカに埋め込まれた情報を埋め込んでおく。すると、注視画像は、見本画像とより高い精度で比較され得る。なお、以降では、ARマーカを使用しない例を説明する。
作業手順書は、相互に関連付けられた見本画像及び拡張現実画像の組合せを、作業の進捗段階ごとに記憶したデータである(詳細後記)。
(基本的な考え方)
図2〜図5に沿って、本実施形態の基本的な考え方を説明する。これらの図のうち、図2及び図3は、作業支援装置1が既存技術のみを実施する場合を説明する図である。図4及び図5は、作業支援装置1が、既存技術とは異なる本実施形態を実施する場合を説明する図である。
まず、図2に注目する。作業の進捗段階T01startにおいて作業員3が作業の対象とするべき屋外機の画像が、見本画像51として補助記憶装置15に記憶されている。同じ進捗段階T01startにおいて行われるべき作業の内容が拡張現実画像52として、見本画像51に関連付けて補助記憶装置15に記憶されている。拡張現実画像52は、屋外機のカバーの四隅にあるネジをネジまわしで回転し、その後カバーを手前に取り外すことを図示している。
進捗段階T01startにおいて、カメラ17が注視画像54を撮像する。日当たり等の撮像条件が良好である場合、鮮明な注視画像54が撮像される。注視画像54は、屋外機に付着した汚れ等も忠実に表現している。作業支援装置1は、注視画像54を見本画像51と比較する。両者は全く同じ画像ではなく、少なくとも汚れの分だけ差分は生じる。作業支援装置1は、汚れの差分を考慮してもなお、注視画像54が見本画像51に類似していると判断する(R≒P)。
その後、作業支援装置1は、見本画像51に関連付けられている拡張現実画像52を取得し、取得した拡張現実画像52と注視画像54を出力装置13に重ねて表示する。このとき表示される画像が、表示画像53である。表示画像53を見た作業員3は、自身が行うべき作業の内容は、“屋外機のカバーの四隅にあるネジをネジまわしで回転し、その後カバーを手前に取り外す”ことであると理解する。
後続する進捗段階においても考え方は全く同じである。但し、進捗段階T02においては、カバーが取り外されファンが露出している屋外機の注視画像56が撮像されるはずである。そのことを前提として、補助記憶装置15には、カバーが取り外されファンが露出している屋外機の見本画像55が記憶されている。進捗段階T03においては、ファンの固定部材が取り外された屋外機の注視画像58が撮像されるはずである。そのことを前提として、補助記憶装置15には、ファンの固定部材が取り外された屋外機の見本画像57が記憶されている。
図3に注目する。作業の進捗段階T01startの説明は、図2と同様である。進捗段階T02において、例えば雨が降り始め、又は、日が沈み、撮像条件が不良になっている。注視画像62は、人間の目で見れば、屋外機を夜間等に撮像したものであると辛うじて判断され得るものである。しかしながら、作業支援装置1が、注視画像62を、見本画像59と比較したとしても、両者が類似するものであるとは判断できない(R≠P)。すると、作業支援装置1は、拡張現実画像60を特定することができず、結果的に、注視画像62と拡張現実画像60とを重ねて表示することができない。つまり、作業員3は、表示画像61を実際には見ることができないまま、作業が中断する。したがって、図3の進捗段階T03にまで作業が進むことはあり得ない。
図4に注目する。作業の進捗段階T01startの説明は、図2と同様である。進捗段階T02においては、実際の作業場所の撮像条件は不良になっている。仮にカメラ17が注視画像を撮像したとしても、その注視画像が見本画像63に類似しないことは明らかである。そこで、作業支援装置1は、予め記憶していた見本画像63をコピーし、コピーした見本画像を、カメラ17が仮に撮像したとすれば撮像されたであろう注視画像と看做す。つまり、作業支援装置1は、見本画像自身を、見本画像と重ねて表示されるべき注視画像と看做す。そのうえで、作業支援装置1は、当該看做された注視画像66を見本画像63と比較する。当然のことながら、両者は完全に一致する(R=P)。その結果、作業支援装置1は、拡張現実画像64を特定し、看做された注視画像66と拡張現実画像64とを重ねて、表示画像65として表示することができる。
ここで、作業員3を管理すべき管理者の立場からは、作業員3が本当に設備2の作業場所において作業を行っていたのか否かを確認することが必要となる。その確認のために、作業支援装置1は、エビデンス(証拠)66bを取得し、進捗段階T02に関連付けて記憶する。エビデンス66bは、時刻情報、位置情報、不良な撮像条件で撮像された注視画像等である。
図5に注目する。図5においては、作業員3が一連の進捗段階T01start〜T08endを終了した後、次の作業場所に移動し、次の一連の進捗段階T11start〜を開始するまでの期間が想定されている。まず、進捗段階T08endにおいて、拡張現実画像67は、“ここでの作業は終了です”という文字列の画像である。したがって、作業員3は、当該文字列を表示画像68として見ることができる。
いま、ある作業場所から次の作業場所まで移動する動作を広義の作業と解釈し、例えば進捗段階“T08:T11”と表現する。補助記憶装置15には、進捗段階T08:T11についての見本画像に代わって、位置情報69が記憶されている。この位置情報69は、一連の進捗段階T01start〜T08endの作業が行われた位置(緯度及び経度)を示している。さらに、補助記憶装置15は、当該位置情報69に関連付けて、案内情報を拡張現実画像70として記憶しておく。案内情報は、ある作業場所から次の作業場所への道順を示した地図(ビルの同一フロア内の平面図を含む)、次の作業場所で使用する工具の名称等を含んでいる。
作業支援装置1は、自身の現在の位置情報72を取得することができる。作業支援装置1は、作業員3が入力装置12を介して“案内情報要求ボタン”を押下するのを受け付けたことを契機として、自身の現在の位置情報72を、記憶されている位置情報69と比較する。両者が所定の基準を満たす程度に類似している場合、作業支援装置1は、拡張現実画面70を特定し、特定した拡張現実画像70をそのまま(他の画像と重ねることなく)表示画像71として表示することができる。
進捗段階T11start以降は、図2の進捗段階T01start以降と同様であるので詳しい説明を省略する。作業員3は、次の作業場所における作業の内容として、別の屋外機(縦型形状)を点検することになる。
(作業手順書)
図6に沿って、作業手順書31を説明する。作業手順書31においては、作業場所ID欄101に記憶された作業場所IDに関連付けて、進捗段階ID欄102には進捗段階IDが、見本画像ID欄103には見本画像IDが、拡張現実画像ID欄104には拡張現実画像IDが、表示画像欄105には表示画像が、注視画像撮像要否欄106には注視画像撮像要否が、注視画像ID欄107には注視画像IDが記憶されている。
作業場所ID欄101の作業場所IDは、作業員3が作業を行う作業場所を一意に特定する識別子である。作業員3がある作業場所から次の作業場所に移動するまでの作業場所IDは、“SS01:SS02”のように、前後の作業場所IDの組合せになっている。
進捗段階ID欄102の進捗段階IDは、前記した作業段階を一意に特定する識別子である。ある作業場所における最初の進捗段階の進捗段階IDには“start”が付され、最後の進捗段階の進捗段階IDには“end”が付される。移動中の進捗段階の進捗段階IDは、“T08:T11” のように、前後の進捗段階IDの組合せになっている。
見本画像ID欄103の見本画像IDは、見本画像を一意に特定する識別子である。
拡張現実画像ID欄104の拡張現実画像IDは、拡張現実画像を一意に特定する識別子である。但し、例外的に、作業員3が移動中の進捗段階“T08:T11”等には、位置情報が記憶されている。
表示画像欄105の表示画像は、出力装置13に表示されるべき画像である。例えば1行目の“AR01+注視画像”は、進捗段階T01startにおいて、拡張現実画像“AR01”と作業場所にて撮像されることになる注視画像とが重ねて表示されることを示している。さらに、9行目の“AR99”は、進捗段階T08:T11において、拡張現実画像“AR91”が他の画像と重ねられることなく単独で表示されることを示している。なお、“AR91”は、案内情報である。
注視画像撮像要否欄106の注視画像撮像要否は、“要”又は“否”のいずれかである。“要”は、当該進捗段階において、注視画像が撮像されることが前提になっていることを示す。“否”は、当該進捗段階において、注視画像が撮像されることが前提になっていないこと、又は、良好な撮像条件での撮像に失敗したことを示す。当然のことながら、移動中を除く各進捗段階における注視画像撮像要否は、原則“要”である。
注視画像ID欄107の注視画像IDは、注視画像を一意に特定する識別子である。但し、図6の作業手順書31は、作業員3が作業場所に出かける前の時点のものであり、その時点では、注視画像は未だ撮像されていない。そこで、各レコードの注視画像ID欄107には、注視画像は未だ撮像されていないことを示す“P?”が記憶される。但し、注視画像撮像要否が“否”であるレコードの注視画像ID欄107には、“−”が記憶されている。“−”は、そもそも注視画像が撮像される予定ではないことを示している。
図7に沿って、作業手順書31を説明する。図6の作業手順書31が、作業員3が作業場所において作業を行う前の時点でのものであるのに対し、図7の作業手順書31は、作業員3が実際に作業場所において作業を進めた結果データが更新された後の時点のものである。図7の作業手順書31の構成は、エビデンス欄108が追加されていることを除き、図6と同じである。エビデンス欄108のエビデンス“##”は、作業員3がその作業場所で確かに作業を行っていたことを示す任意のデータを省略的に示している。前記したように、エビデンスは、時刻情報、位置情報、不良な撮像条件で撮像された注視画像等である。
次に、図6及び図7を、そのデータの内容の相違点に注目して比較する。
(相違点1)
前記の図6の1行目のレコードでは、注視画像IDは“P?”である。それに対して、図7の1行目のレコードでは、注視画像IDは“P01”である。このことは、以下のことを示している。
・進捗段階T01startにおいて、作業場所では予定通り注視画像が撮像されたこと。
・その注視画像を特定する注視画像IDが“P01”であること。
なお、図6及び図7の3〜8及び15行目のレコードについても同様である。
(相違点2)
前記の図6の2行目のレコードでは、注視画像撮像要否は“要”であり、注視画像IDは“P?”である。それに対して、図7の2行目のレコードでは、注視画像撮像要否は“否”であり、注視画像IDは“R02”であり、さらにエビデンス“##”が追加されている。このことは、以下のことを示している。
・進捗段階T02において、作業場所では、撮像条件が不良であることに起因してカメラ17は、見本画像に類似する注視画像を撮像することができなかったこと。
・そのため、見本画像“R02”が、本来撮像されるべき注視画像と看做されたこと。
・作業員が作業場所“SS01”において確かに作業を行っていたことを示すエビデンスが取得されたこと。
(相違点3)
前記の図6の10〜13行目のレコードでは、注視画像撮像要否は“要”であり、注視画像IDは“P?”である。それに対して、図7の10〜13行目のレコードでは、注視画像撮像要否は“否”であり、注視画像IDは“R11”、“R12”、“R13”及び“R14”であり、さらにエビデンス“##”が追加されている。このことは、以下のことを示している。
・作業員3は、作業場所“SS02”においては、屋外機が殆ど照明のない場所に配置されている、不良な撮像条件がしばらく続きそうである等の事情により、注視画像が撮像されることを前提にしないことを決定したこと。
・そのため、見本画像“R11”、“R12”、“R13”及び“R14”が、本来撮像されるべき注視画像と看做されたこと。
・作業員が作業場所“SS02”において確かに作業を行っていたことを示すエビデンスが取得されたこと。
(画像間の類似度)
2つの画像間の類似度を比較する技術が一般に普及している。本実施形態において、作業支援装置1は、任意の既存技術を使用して2つの画像間の類似度を算出する。ここでの既存技術とは、例えば、エッジ(輪郭)検出、エッジの方向検出、形状検出、画素値検出、色彩検出、見本画像をテンプレートとしたテンプレートマッチング、検出結果の数値化等の技術を含む。作業支援装置1は、このような既存技術を使用し、2つの画像間の差異を数値化し、その差異が小さいほど大きな類似度を出力するものとする。作業支援装置1がこのように2つの画像間の類似度を算出する場合は2種類存在する。その1つは、撮像された画像が注視画像であるか否かを判断する場合であり、他の1つは、注視画像を見本画像と比較する場合である。
(撮像された画像が注視画像であるか否かの判断)
図8に沿って、撮像された画像が注視画像であるか否かを判断する方法を説明する。まず、図8(a)に注目する。いま、カメラ17は、11個の連続画像A、B、・・・、Kを所定の時間周期(例えば1秒)で撮像したとする。作業支援装置1は、時間的に隣接する2個の画像について、“画像間の類似度”で前記した既存の方法で類似度を算出する。すると、画像Aと画像Bとの類似度、画像Bと画像Cとの類似度、・・・、画像Jと画像Kとの類似度のように、合計10個の類似度が算出されることになる。
作業支援装置1は、横軸が時間であり縦軸が類似度である座標平面に、このように算出した10個の類似度をプロットする(図8(a)の“●”)。作業員3が、例えば5秒間ある設備2を注視している場合、カメラ17は、その5秒間において、殆ど同じ画像を例えば5個撮像することになる。この5個の画像について、4個の類似度が算出されることになる。これらの類似度は、充分大きい。すると、これらの類似度を示す“●”は、座標平面の上の方に集まる。
一方、作業員3が、例えば5秒間特定の対象物を注視することなく、何か考えごとをしている場合、カメラ17は、その5秒間において、充分異なる画像を例えば5個撮像することになる。図8(a)からは離れるが、この5個の画像についても4個の類似度が算出されることになる。これらの類似度は、充分小さい。すると、これらの類似度を示す“●”は、座標平面の下の方に集まる。
図8(a)において、類似度に対する閾値がTHである場合、作業支援装置1は、画像Dと画像E、画像Eと画像F、画像Fと画像G、及び、画像Gと画像Hは類似していると判断する。そして、5つの画像D〜Hのうち、例えば中央の画像Fを注視画像とする。仮に、閾値がTHである場合、類似度に関するハードルが高いので、作業支援装置1は、注視画像を検出しない。
類似度に対する閾値が必要以上に厳しい(より大きな類似度を要求する)と、作業支援装置1は、撮像された画像のうちから、見本画像と比較するべき注視画像を取得することができなくなる。図8(b)において、閾値がTHを起点として、TH、THの順に小さくなると、注目画像がより高い確率で取得され得ることになる。
(注視画像と見本画像との間の類似度)
作業支援装置1は、“画像間の類似度”で前記した既存の方法で、注視画像と見本画像との間の類似度を算出する。その際に類似度に対して適用される閾値は、図8の閾値とは、同じものであってもよいし、別のものであってもよい。以降では、注視画像と見本画像との間の類似度を算出するための閾値(“マッチング閾値”と呼ぶ)が、撮像された画像が注視画像であるか否かを判断するための閾値(図8)とは別のものであることを前提として説明を続ける。マッチング閾値が必要以上に厳しいと、注視画像が取得されても、作業支援装置1は、注視画像は見本画像に類似していないと判断し続けることになる。したがって、後記するフローチャートにおいて、作業支援装置1は、マッチング閾値を変更する。
(処理手順)
図9に沿って、処理手順を説明する。処理手順を開始する前提として、ユーザ(作業員3又はその管理者)は、作業手順書31、見本画像32及び拡張現実画像33を既に作成し終えているものとする。さらに、説明の単純化のため、作成済の作業手順書31は、図6の1行目〜8行目のレコードのみを有しているものとする。他のレコードについては、別途説明する。
ステップS201において、作業支援装置1の画像入力処理部21は、作業手順書31を受け付ける。具体的には、第1に、画像入力処理部21は、ユーザが入力装置12を介して作業手順書31(図6)を入力するのを受け付ける。
第2に、画像入力処理部21は、受け付けた作業手順書31にそのIDが記憶されているすべての見本画像32及びすべての拡張現実画像33をユーザが入力装置12を介して入力するのを受け付ける。
第3に、画像入力処理部21は、ステップS201の“第1”及び“第2”において受け付けた情報を補助記憶装置15に記憶する。
ステップS202において、画像入力処理部21は、見本画像を取得する。具体的には、画像入力処理部21は、作業手順書31の未処理のレコードのうち先頭のレコードを取得する。以降、ここで取得されたレコードを“対象レコード”と呼ぶ。画像入力処理部21は、対象レコードの見本画像IDが特定する見本画像を補助記憶装置15から取得し、主記憶装置14に一時的に記憶する。以降、ここで取得された見本画像を“対象見本画像”と呼ぶことがある。なお、繰り返し処理における最初の対象レコードは、進捗段階が“start”を含むレコードである。
ステップS203において、画像入力処理部21は、タイマ及びカウンタを初期化する。具体的には、画像入力処理部21は、タイマ値を“0”に設定し、カウンタ値を“0”に設置する。その後、タイマは、時間の経過に応じて、タイマ値を増加させていく。
ステップS204において、画像入力処理部21は、カメラ17を使用するか否かを判断する。具体的には、画像入力処理部21は、ユーザが入力装置12を介してカメラ17を使用する旨の指示を入力するのを受け付けた場合(ステップS204“Yes”)、カメラ17を運転状態にしたうえで、ステップS205に進む。画像入力処理部21は、カメラ17を使用しない旨の指示を受け付けた場合(ステップS204“No”)、カメラ17を停止状態にしたうえで、ステップS207に進む。
ステップS205において、画像入力処理部21は、対象物を注視しているか否かを判断する。具体的には、画像入力処理部21は、カメラ17が所定の時間的周期で撮像した画像から、図8で前記した方法によって注目画像を取得できるか否かを判断する。画像入力処理部21は、注目画像が取得できる場合(ステップS205“Yes”)、ステップS206に進み、注目画像が取得できない場合(ステップS205“No”)、ステップS216に進む。
ステップS206において、画像入力処理部21は、注視画像を取得する。具体的には、図8(a)で前記したように、撮像された画像のうち類似している一連の画像の中央の画像を注視画像として取得し、補助記憶装置15に記憶する。
ステップS207において、作業支援装置1の注視画像代替部23は、見本画像を注視画像と看做す。具体的には、注視画像代替部23は、対象見本画像を注視画像と看做し、注視画像34として補助記憶装置15に記憶する。
つまり、注視画像代替部23は、対象見本画像のコピーを作成し、作成したコピーを注視画像34として補助記憶装置15に記憶する。そして、ここで看做された注視画像(対象見本画像のコピーである注視画像)を、以降“看做し注視画像”と呼ぶことがある。なお、これらのことは、後記するステップS232及びS237においても同様である。
ステップS208において、注視画像代替部23は、エビデンスを受け付ける。具体的には、注視画像代替部23は、現在の位置情報又は時刻情報をエビデンス(証拠)として取得する。
ステップS209において、作業支援装置1の画像出力処理部22は、注視画像と見本画像との類似度を算出する。具体的には、画像出力処理部22は、前記した既存技術を使用して、ステップS206において取得された注視画像又は看做し注視画像を、対象見本画像と比較し、両者間の類似度を算出する。なお、ステップS207を経由した場合、当然のことながら、注視画像は、対象見本画像に完全に一致する。
ステップS210において、画像出力処理部22は、類似度が閾値以上であるか否かを判断する。具体的には、画像出力処理部22は、ステップS209において算出された類似度が所定の閾値(マッチング閾値)以上である場合(ステップS210“Yes”)、ステップS211に進み、それ以外の場合(ステップS210“No”)、ステップS217に進む。
ステップS211において、画像出力処理部22は、拡張現実画像33を取得する。具体的には、第1に、画像出力処理部22は、作業手順書31(図6)を参照し、対象レコードの拡張現実画像IDを取得する。
第2に、画像出力処理部22は、ステップS211の“第1”において取得した拡張現実画像IDが特定する拡張現実画像33を補助記憶装置15から取得する。
ステップS212において、画像出力処理部22は、拡張現実画像33及び注視画像34を重ねて表示する。具体的には、ステップS211の“第2”において取得された拡張現実画像33と、ステップS206で取得された注視画像又は看做し注視画像とを出力装置13に重ねて表示する。
ステップS213において、画像出力処理部22は、すべての進捗段階が終了したか否かを判断する。具体的には、画像出力処理部22は、対象レコードの進捗段階が“end”を含む場合(ステップS213“Yes”)、ステップS215に進む。画像出力処理部22は、それ以外の場合(ステップS213“No”)、ステップS214に進む。
ステップS214において、画像出力処理部22は、一時中断するか否かを判断する。具体的には、画像出力処理部22は、ユーザが入力装置12を介して作業を一時中断する旨の指示、又は、作業を続行する旨の指示を入力するのを受け付ける。そして、画像出力処理部22は、一時中断する旨の指示を受け付けた場合(ステップS214“Yes”)、ステップS215に進み、続行する旨の指示を受け付けた場合(ステップS214“No”)、ステップS202に戻る。ステップS202に戻った後、作業手順書31の未処理の次のレコードが対象レコードとして取得され、その対象レコードの見本画像IDが特定する見本画像が対象見本画像とされたうえで、同様の処理が繰り返されることになる。
ステップS215において、画像出力処理部22は、作業手順書31を保存する。ステップS206を経由した場合と、ステップS207を経由した場合とで当該ステップの処理の内容は異なる。具体的には、ステップS206を経由した場合には、画像出力処理部22は、対象レコードの注視画像IDを、“P?”から、実際に撮像された注視画像を特定する注視画像ID(“P01”等)に変更したうえで、作業手順書31を更新する。
ステップS207を経由した場合には、画像出力処理部22は、対象レコードの注視画像撮像要否を、“要”から“否”に変更する。つぎに、画像出力処理部22は、対象レコードの注視画像IDを、“P?”から、看做し注視画像の見本画像ID(“R02”等)に変更する。さらに、画像出力処理部22は、対象レコードのエビデンス欄108を設け、当該欄にステップS208において取得されたエビデンスを記憶する。結局、画像出力処理部22は、撮像された注視画面又は看做し注視画面を時系列で記憶することになる。
ステップS216において、作業支援装置1の画像入力処理部21は、タイマ値が閾値以上であるか否かを判断する。具体的には、画像入力処理部21は、現時点のタイマ値が所定の閾値以上である場合(ステップS216“Yes”)、ステップS219に進み、それ以外の場合(ステップS216“No”)、ステップS205に戻る。
ステップS210“No”に続くステップS217において、画像入力処理部21は、カウンタ値に“1”を加算する。因みに、このカウンタ値は、例えば対象見本画像にはない対象物を注視していた(よそ見していた)回数である。
ステップS218において、画像入力処理部21は、カウンタ値が閾値以上であるか否かを判断する。具体的には、画像入力処理部21は、現時点のカウンタ値が所定の閾値以上である場合(ステップS218“Yes”)、ステップS219に進み、それ以外の場合(ステップS218“No”)、ステップS205に戻る。
ステップS219において、作業支援装置1の画像出力処理部22は、注意メッセージを表示する。具体的には、画像出力処理部22は、“よそ見を控えて下さい”、“作業に集中して下さい”等の注意メッセージを出力装置13に表示する。
ステップS220において、作業支援装置1の画像入力処理部21は、応答を受け付ける。具体的には、画像入力処理部21は、入力装置12に“中止”、“やり直し”及び“続行”の3つのボタンを表示し、ユーザがそれらのうちのいずれかを押下するのを受け付ける。“やり直し”は、作業員3が直近の過去の進捗段階を繰り返したい場合等に押下される。“中止”と“一時中断”とは区別される。“一時中断”は、作業員3が未だ行っていない進捗段階をいずれは再開することを意味している。一方、“中止”は、作業員3が未だ行っていない進捗段階を放棄してしまうことを意味する。
“続行”は、作業員3が単にそのまま作業を続けるのではなく、作業の一時中断、マッチング閾値の変更、カメラ17の使用の取りやめ等の措置を講じることによって、作業が終了しない悪循環から積極的に脱出しようとしていることを意味する。
ステップS221において、画像入力処理部21は、応答は何であったかを判断する。具体的には、画像入力処理部21は、“中止”が押下された場合(ステップS221“中止”)、ステップS215に進む。画像入力処理部21は、“やり直し”が押下された場合(ステップS221“やり直し”)、ステップS222に進み、“続行”が押下された場合(ステップS221“続行”)、ステップS223に進む。
ステップS222において、画像入力処理部21は、やり直しの起点を決定する。具体的には、第1に、画像入力処理部21は、過去及び現在の進捗段階の見本画像を時系列で出力装置13に表示する。
第2に、画像入力処理部21は、ユーザが表示されている見本画像のうち任意のものを選択するのを受け付ける。ここで選択された見本画像を“やり直し起点見本画像”とも呼ぶ。
ステップS222の次に戻るステップS202においては、やり直し起点見本画像が、対象見本画像となり、やり直し起点見本画像の見本画像IDを有する作業手順書31のレコードが、対象レコードとなる。
ステップS223は、作業改善処理である。ステップS223の詳細は、別途後記する。ステップS223の後、処理は、ステップS204に戻る。
(ステップS223の詳細:作業改善処理)
図10に沿って、ステップS223の詳細を説明する。
ステップS231において、作業支援装置1の画像出力処理部22は、一時中断するか否かを判断する。具体的には、画像出力処理部22は、ユーザが入力装置12を介して作業を一時中断する旨の指示、又は、作業を続行する旨の指示を入力するのを受け付ける。そして、画像出力処理部22は、一時中断する旨の指示を受け付けた場合(ステップS231“Yes”)、ステップS232に進み、続行する旨の指示を受け付けた場合(ステップS231“No”)、ステップS234に進む。
ステップS232において、作業支援装置1の注視画像代替部23は、見本画像を注視画像と看做す。具体的には、注視画像代替部23は、対象見本画像を注視画像と看做し、注視画像34として補助記憶装置15に記憶する。
ステップS233において、注視画像代替部23は、エビデンスを受け付ける。具体的には、注視画像代替部23は、現在の位置情報、時刻情報、又は、ステップS206において取得された(見本画像との類似度が小さい)注視画像をエビデンス(証拠)として取得する。
ステップS234において、作業支援装置1の画像出力処理部22は、類似度に対する閾値を更新する。具体的には、画像出力処理部22は、マッチング閾値を、所定の刻み幅だけ小さくする。その値が小さくなった分だけ、注視画像と見本画像との間の類似度を算出するための基準は、緩くなる。
ステップS235において、画像出力処理部22は、類似度に対する閾値が下限に達しているか否かを判断する。マッチング閾値を所定の刻み幅だけ小さくすることを繰り返した結果、マッチング閾値が極端に小さくなったとする。すると、注目画像が見本画像と多少異なっていても、殆どすべての場合が、ステップS210の“Yes”を経由することになる。このような場合、注目画像に対して、本来対応するべき正しい拡大現実画像が重ねて表示されなくなる。したがって、作業支援装置1は、類似度に対する閾値の下限を予めユーザから受け付けておく。
具体的には、画像出力処理部22は、マッチング閾値が下限に達している場合(ステップS235“Yes”)、ステップS236に進み、それ以外の場合(ステップS235“No”)、ステップS223の処理を終了し、ステップS204に戻る。
ステップS236において、作業支援装置1の画像入力処理部21は、カメラ17の使用を停止するか否かを判断する。具体的には、画像入力処理部21は、ユーザが入力装置12を介してカメラ17の使用を停止する旨の指示を入力するのを受け付けた場合(ステップS236“Yes”)、ステップS237に進む。このとき、画像入力処理部21は、カメラ17が運転状態になっている場合はカメラ17を停止状態にする。画像入力処理部21は、カメラ17の使用を停止しない旨の指示を受け付けた場合(ステップS236“No”)、ステップS239に進む。このとき、画像入力処理部21は、カメラ17が停止状態になっている場合はカメラ17を運転状態にする。
ステップS237において、作業支援装置1の注視画像代替部23は、見本画像を注視画像と看做す。具体的には、注視画像代替部23は、対象見本画像を注視画像と看做し、注視画像34として補助記憶装置15に記憶する。
ステップS238において、注視画像代替部23は、エビデンスを受け付ける。具体的には、注視画像代替部23は、現在の位置情報、時刻情報、又は、ステップS206において取得された注視画像をエビデンス(証拠)として取得する。
ステップS239において、作業支援装置1の画像出力処理部22は、作業手順書31を保存する。ステップS239の処理は、ステップS215の処理と同じである。
(移動中の処理手順)
前記では、作成済の作業手順書31は、図6の1行目〜8行目のレコードのみを有しているものとした。次に、作業手順書31が図6の9行目のレコード(以降、“移動案内レコード”と呼ぶこともある。)を有している場合の処理の流れを説明する。
移動中の処理手順は、処理がステップS213“Yes”の後もステップS214を経由し(この点は、図9とは異なる)、さらにステップS214“No”を経由し、ステップS202に戻ることを契機に開始される。すると、ステップS202において、移動案内レコードが対象レコードとなる。その後、処理は、ステップS202→S206→S210→S211→S212→S213を経由する。以下にそれらのステップの処理の内容を記載する。
ステップS202において、画像入力処理部21は、対象レコードの位置情報を取得する。以降、ここで取得された位置情報を“対象位置情報”と呼ぶことがある。
ステップS206において、画像入力処理部21は、現在の位置情報を取得し、ユーザが入力装置12を介して案内情報要求ボタンを押下するのを受け付ける。
ステップS210において、第1に、画像出力処理部22は、現在の位置情報と対象位置情報との間の距離を算出する。
第2に、画像出力処理部22は、算出した距離が所定の閾値以下である場合、ステップS211に進み、それ以外の場合、メッセージ“正しい作業場所に戻ってください”を出力装置13に表示した後、処理を終了する。
ステップS211において、画像出力処理部22は、拡張現実画像33を取得する。ここでの拡張現実画像33は、作業員3が他の作業場所(次の現場)に移動するための案内情報(地図等)である。
ステップS212において、画像出力処理部22は、拡張現実画像33(案内情報)を出力装置13に表示する。
ステップS213において、画像出力処理部22は、すべての進捗段階が終了したか否かを判断する。具体的には、画像出力処理部22は、対象レコードの次のレコードがない場合、処理手順を終了し、それ以外の場合、ステップS202に戻る。
(カメラの使用の連続的停止)
ある作業場所において撮影条件が不良であり、当該作業場所における一連の進捗段階を完了するまでに撮像条件が回復する見込みがない場合もある。この場合、ステップS204において、画像入力処理部21は、カメラ17を使用しない旨の指示とともに、カメラの使用を連続的に停止する旨の指示を受け付ける。すると、画像入力処理部21は、以降の繰り返し処理において、必ずステップS204“No”を経由する。その結果として、更新後の作業手順書31は、図7の10行目〜13行目のようなレコードを有することになる。
これとは逆に、画像入力処理部21は、原則、自動的にステップS204“Yes”を経由することとし、例外的にユーザの指示を受けた場合に限り、ステップS204の判断を実行してもよい。さらに、撮像条件が所定の基準を満たす程度に良好でない場合(例えば、作業場所の照度が閾値以下である場合)、画像入力処理部21は、自動的にステップS204“No”を経由することとしてもよい。
(本実施形態の効果)
本実施形態の作業支援装置の効果は以下の通りである。
(1)作業支援装置は、注視画像を見本画像と比較することによって拡大現実画像を特定する。そして、カメラ不使用時、又は、撮像条件不良時には、見本画像を注視画像と看做す。したがってユーザは、カメラ不使用時、又は、撮像条件不良時であっても、確実に拡大現実画像を見ることができる。そして、ユーザは、そのためにわざわざ既存のアルゴリズムを大きく変更する必要がない。
(2)ユーザは、任意の進捗段階で作業を一時中断することができる。このとき、過去の注視画像が保存される。したがって、ユーザは、次の進捗段階から作業を再開することができる。
(3)ユーザは、注視画像を見本画像と比較する際の類似度の閾値を緩くすることができる。したがって、撮像条件が完全に良好でなくても作業を続行できる。
(4)ユーザは、作業の途中で撮像条件が不良となった場合でも、カメラを使用せずに作業を続行できる。
(5)ユーザは、撮像条件が不良となった場合でも、切りのよい進捗段階まで作業を行ったうえで、作業を一時中断することができる。
(6)ユーザは、所定の作業場所で作業を行っていた証拠を残すことができる。
(7)ユーザは、取得しやすい情報(位置情報、時刻情報又は写りの悪い注視画像)を証拠とすることができる。
(8)ユーザは、作業場所を移動する際、案内情報を見ることができる。
(9)ユーザは、撮像条件に応じて、カメラを使用するか否かを自由に選択できる。
なお、本発明は前記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施例は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、前記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウエアで実現してもよい。また、前記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウエアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆どすべての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1、1b 作業支援装置
2 設備
3 作業員
4 サーバ(外部記憶装置)
5 ネットワーク
6 ARマーカ
11 中央制御装置
12 入力装置
13 出力装置
14 主記憶装置(記憶部)
15 補助記憶装置(記憶部)
16 通信装置
17 カメラ
21 画像入力処理部
22 画像出力処理部
23 注視画像代替部
31 作業手順書
32 見本画像
33 拡張現実画像
34 注視画像

Claims (11)

  1. 作業の対象とするべき対象物を予め撮像した見本画像と、前記作業の内容を拡張現実の手法で示す拡張現実画像と、が前記作業の進捗段階に対応付けて格納される記憶部と、
    作業員が注視している対象物をカメラが撮像した注視画像を取得する画像入力処理部と、
    前記注視画像と、前記見本画像に対応する前記拡張現実画像とを重ねて表示する画像出力処理部と、
    ある進捗段階において、前記カメラが使用されない場合、又は、前記注視画像が前記見本画像に類似しない場合、当該進捗段階の前記見本画像自身を、前記見本画像と重ねて表示されるべき前記注視画像と看做す注視画像代替部と、
    を備えることを特徴とする作業支援装置。
  2. 前記画像出力処理部は、
    前記作業員が前記作業を一時中断する場合、前記撮像された注視画像又は前記看做された注視画像を時系列で記憶すること、
    を特徴とする請求項1に記載の作業支援装置。
  3. 前記注視画像を前記見本画像と比較し、所定の基準を満たす程度に両者が類似していれば前記注視画像と前記拡張現実画像とを重ねて表示する場合において、
    前記画像出力処理部は、
    前記注視画像が前記見本画像に類似していない場合が所定の回数以上繰り返され、かつ、前記作業員が前記作業を続行する場合、前記所定の基準をより緩いものに更新すること、
    を特徴とする請求項2に記載の作業支援装置。
  4. 前記注視画像代替部は、
    ある進捗段階において前記所定の基準が下限に達し、かつ、前記カメラの使用が停止される場合、当該進捗段階の前記見本画像自身を、前記見本画像と比較されるべき前記注視画像と看做すこと、
    を特徴とする請求項3に記載の作業支援装置。
  5. 前記注視画像代替部は、
    前記注視画像が前記見本画像に類似していない場合が所定の回数以上繰り返され、かつ、ある進捗段階において前記作業員が前記作業を一時中断する場合、当該進捗段階の前記見本画像自身を、前記見本画像と比較されるべき前記注視画像と看做すこと、
    を特徴とする請求項4に記載の作業支援装置。
  6. 前記注視画像代替部は、
    前記見本画像自身を、前記見本画像と比較されるべき前記注視画像と看做す場合、前記作業員が所定の作業場所で作業を行っていたことを示す証拠を取得すること、
    を特徴とする請求項5に記載の作業支援装置。
  7. 前記証拠は、
    前記作業が行われた作業場所の位置情報、作業が行われた時点の時刻情報、及び、前記注視画像のうちの少なくともいずれか1つを含むこと、
    を特徴とする請求項6に記載の作業支援装置。
  8. 前記画像出力処理部は、
    前記作業員がある作業場所から他の作業場所に移動して作業を行う場合、前記ある作業場所から前記他の作業場所への案内情報を表示すること、
    を特徴とする請求項7に記載の作業支援装置。
  9. 前記画像入力処理部は、
    前記作業員が、前記カメラを使用するか否かを入力するのを受け付けること、
    を特徴とする請求項8に記載の作業支援装置。
  10. 作業の対象とするべき対象物を予め撮像した見本画像と、前記作業の内容を拡張現実の手法で示す拡張現実画像と、が作業の進捗段階に対応付けて格納される外部記憶装置と通信可能な作業支援装置であって、
    作業員が注視している対象物をカメラが撮像した注視画像を取得する画像入力処理部と、
    前記注視画像と、前記見本画像に対応する前記拡張現実画像とを重ねて表示する画像出力処理部と、
    ある進捗段階において、前記カメラが使用されない場合、又は、前記注視画像が前記見本画像に類似しない場合、当該進捗段階の前記見本画像自身を、前記見本画像と重ねて表示されるべき前記注視画像と看做す注視画像代替部と、
    を備えることを特徴とする作業支援装置。
  11. 作業支援装置の記憶部は、
    作業の対象とするべき対象物を予め撮像した見本画像と、前記作業の内容を拡張現実の手法で示す拡張現実画像と、を作業の進捗段階に対応付けて格納しており、
    前記作業支援装置の画像入力処理部は、
    作業員が注視している対象物をカメラが撮像した注視画像を取得し、
    前記作業支援装置の画像出力処理部は、
    前記注視画像と、前記見本画像に対応する前記拡張現実画像とを重ねて表示し、
    前記作業支援装置の注視画像代替部は、
    ある進捗段階において、前記カメラが使用されない場合、又は、前記注視画像が前記見本画像に類似しない場合、当該進捗段階の前記見本画像自身を、前記見本画像と重ねて表示されるべき前記注視画像と看做すこと、
    を特徴とする作業支援装置の作業支援方法。
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