JP6521631B2 - 抗菌性ホモピペリジニル置換3,4−ジヒドロ−1h−[1,8]−ナフチリジノン類 - Google Patents
抗菌性ホモピペリジニル置換3,4−ジヒドロ−1h−[1,8]−ナフチリジノン類 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6521631B2 JP6521631B2 JP2014524408A JP2014524408A JP6521631B2 JP 6521631 B2 JP6521631 B2 JP 6521631B2 JP 2014524408 A JP2014524408 A JP 2014524408A JP 2014524408 A JP2014524408 A JP 2014524408A JP 6521631 B2 JP6521631 B2 JP 6521631B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pharmaceutically acceptable
- formula
- acid addition
- compound
- acceptable acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- DUDQIESCPVFVIN-UHFFFAOYSA-N CC(C)(C)OC(N(CCC1)CCC1(c1ncc[s]1)O)=O Chemical compound CC(C)(C)OC(N(CCC1)CCC1(c1ncc[s]1)O)=O DUDQIESCPVFVIN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D471/00—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
- C07D471/02—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
- C07D471/04—Ortho-condensed systems
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
- A61P31/04—Antibacterial agents
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
- A61P31/04—Antibacterial agents
- A61P31/06—Antibacterial agents for tuberculosis
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P43/00—Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
Description
{式中、
は、2つの
結合の一方だけが単結合または二重結合のいずれかを表し、他方の
結合が単結合を表す基を表し;
Xは炭素または窒素を表し、Xが窒素を表す場合、
結合は両方とも単結合を表し;
Z1はCHまたはNを表し;
R1は水素、C1〜4アルキルまたはハロであり;
R2は水素、C1〜4アルキルまたはハロであり;
R3は水素、C1〜6アルキル、ヒドロキシまたはハロであり;
R4は水素、C1〜6アルキル、ハロ、アリール、ヘテロアリール、アリールで置換されたC1〜6アルキル、またはヘテロアリールで置換されたC1〜6アルキルであり;
置換基R3とR4が隣接する位置にある場合、前記R3とR4は一緒に式=CH−CH=CH−CH=の基を形成してもよいが、但し、Xは炭素を表し、2つの
結合は単結合を表すものとし;
アリールは、フェニル;ハロ、ヒドロキシ、C1〜4アルキル、ポリハロC1〜4アルキル、C1〜4アルキルオキシ、ポリハロC1〜4アルキルオキシ、シアノ、ニトロ、およびアミノからそれぞれ個々に選択される1個、2個または3個の置換基で置換されたフェニルであり;
ヘテロアリールは、フラニル、チオフェニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、オキサジアゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ベンゾ[1,3]ジオキソリル、ベンゾフラニル、ベンゾチアゾリル、インドリル、2,3−ジヒドロ−1H−インドリル、テトラヒドロチオフェニル、またはキノリニルであり;
各ヘテロアリールは、ハロ、シアノ、C1〜4アルキル、C1〜4アルキルオキシ、C1〜4アルキルカルボニル、またはフェニルからそれぞれ独立して選択される1個または2個の置換基で置換されていてもよい}
の化合物、またはその薬学的に許容される酸付加塩に関する。
−ハロはフルオロ、クロロ、ブロモ、およびヨードの総称であり;
−C1〜4アルキルは、炭素数1〜4の直鎖および分岐鎖飽和炭化水素基、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、1−メチルエチル、および2−メチルプロピル等を定義し;
−C1〜6アルキルは、C1〜4アルキルおよび炭素数5または6のその高級同族体、例えば、2−メチルブチル、ペンチル、およびヘキシル等を含むものとし;
−ポリハロC1〜4アルキルは、2個〜6個のハロゲン原子で置換されたポリハロ置換C1〜4アルキル(上記定義の通り)、例えば、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、およびトリフルオロエチル等と定義される。
(i)Z1がCHを表し、従って式Iの化合物が次のものを表し:
式中、
(ii)R1またはR2がハロを表す場合、それらは好ましくはFまたはClであり;
(iii)R1は水素またはC1〜4アルキルを表し;および/または
(iv)R2は水素またはC1〜4アルキルを表す;
ものが含まれる。
a)R1およびR2が水素を表す;または
b)R3が水素を表す;または
c)R3がC1〜4アルキルもしくはハロを表す;または
d)R4がハロ、アリール、ヘテロアリールもしくはアリールで置換されたC1〜4アルキルを表す;または
e)R3とR4が隣接する位置にあり、一緒に式=CH−CH=CH−CH=の基を形成するが、但し、Xは炭素を表し、2つの
結合は単結合を表すものとする;および
f)ヘテロアリールがチオフェニル、ピロリル、チアゾリル、またはトリアゾリルである;
の1つ以上が適用される式(I)の化合物がある。
{式中、
は、2つの
結合の一方だけが単結合または二重結合のいずれかを表し、他方の
結合が単結合を表す基を表し;
Xは炭素または窒素を表し、Xが窒素を表す場合、
結合は両方とも単結合を表し;
R1は水素であり;
R2は水素であり;
R3は水素、C1〜6アルキル、またはハロであり;
R4はハロ、アリール、ヘテロアリール、またはアリールで置換されたC1〜6アルキルであり;
置換基R3とR4が隣接する位置にある場合、前記R3とR4は一緒に式=CH−CH=CH−CH=の基を形成してもよいが、但し、Xは炭素を表し、2つの
結合は単結合を表すものとし;
アリールは、フェニル;ハロ、C1〜4アルキル、ポリハロC1〜4アルキル、C1〜4アルキルオキシ、およびポリハロC1〜4アルキルオキシからそれぞれ個々に選択される1個または2個の置換基で置換されたフェニルであり;
ヘテロアリールは、チオフェニル、ピロリル、チアゾリル、またはトリアゾリルである}
の化合物、またはその薬学的に許容される酸付加塩である。
結合が単結合を表し、R3とR4が存在し、隣接する位置にあり、一緒に式=CH−CH=CH−CH=の基を形成するものが含まれる。しかし、特に好ましい式(I)の化合物としては:
XがCを表し、2つの
結合の一方が二重結合を表す(且つ、他方は単結合を表す);または
XがNを表す(この場合、
結合は両方とも単結合を表す)
ものが挙げられ、従って、次のX含有環が特に好ましい。
(i)水素を表さないR3置換基またはR4置換基が少なくとも1個存在する;
(ii)R3とR4の一方(例えば、R3)が、水素、ハロ、C1〜3アルキルまたはヒドロキシを表し、R3とR4のもう一方(例えば、R4)が水素以外の置換基を表す;
(iii)R3が水素、C1〜4アルキル(例えば、メチル)またはハロ(例えば、フルオロ)を表し、最も好ましくは水素を表す(即ち、R3が本質的に存在しない);
(iv)R4が水素以外の置換基を表す(即ち、R4置換基が存在するが、水素を表さない);
(v)R4が、Xに結合している、水素以外の置換基を表す;
ことが好ましく、上記のいずれかを合わせるまたは組み合わせることもできる。例えば、(iii)、(iv)および/または(v)を組み合わせて、下記の特に好ましい式(I)の化合物を提供することができる:
(式中、R4は水素以外の置換基を表す)。式(I)の化合物中の最も好ましいX含有環は:
(式中、R4は水素以外の置換基を表す)である。R4が(ここでおよび他の箇所で)表し得る特に好ましい置換基としては:
(i)任意選択により置換されたアリール;
(ii)任意選択により置換されたヘテロアリール;
(iii)アリールまたはヘテロアリールで置換されたC1〜6アルキル(後者の2個のアリール基およびヘテロアリール基はそれ自体、任意選択により本明細書で定義するように置換されている);
が挙げられる。
、特にR4が上記定義の通りであるものが特に好ましいことを前述している。二重結合に隣接するN(R4)部分またはC(R4)部分のいずれかを含有するこのような化合物が有益となり得る。この理由は、窒素原子の形状(例えば、二重結合に隣接していないCR4部分と比較して、本質的により平面状である)またはX含有環中の二重結合の存在は、化合物が全体として(例えば、R4置換基の配向に鑑みて)FabI
細菌酵素に対してより優れた/改善された結合性を示すように、R4基(存在する場合)を配向させることを助け得るからである。従って、本発明のこれらの化合物は、二重結合の存在がFabI酵素への結合/FabI酵素の阻害の改善に繋がり得るという意味で有利になり得る。その結果、本発明の化合物は、結果として効力、有効性等の向上に繋がり得るこれらの特性のため、有利な化合物(例えば、既知の化合物と比較して)となり得る。
{式中、Xa1は、好適なハロ基(例えば、クロロ、ヨード、および、とりわけブロモ)などの好適な脱離基を表し、他の整数は前記定義の通りである}と、反応に好適な反応条件下で、例えば、金属触媒カップリング反応条件(例えば、貴金属カップリング反応条件、ここで、貴金属は、例えば、パラジウム系である)下で、特に、好ましくは酢酸パラジウム、テトラキス(トリフェニルホスフィオン)パラジウム(0)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロライド、または[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロライド等のパラジウム系触媒(好ましくは、触媒は酢酸パラジウムである)を使用するHeck反応条件下で、例えば、任意選択により好適な溶媒(例えば、アセトニトリル等)、塩基(例えば、N,N−ジイスプロピルアミン等のアミン塩基)、および配位子(例えば、トリフェニルホスフィン、またはトリ−O−トルイルホスフィン等)の存在下で反応させることにより製造することもできる。反応は、封管内および/またはマイクロ波加熱炉内で行うことができる。
条件:
a)NBS、ACN、還流、3時間、70%;b)LiAlH4 1M THF溶液、THF、5℃〜室温、o.n.、20%;c)PBr3、DCM、室温、o.n.、90%;f)マロン酸ジメチル、NaOMe MeOH溶液、MeOH、室温、o.n.、25%;g)NaOH、MeOH、還流、4時間、HCl、還流、o.n.;h)DIEA、Pd(OAc)2、トリ−O−トルイルホスフィン、ACN、DMF、μw、180℃、25分。
「DMF」は、N,N−ジメチルホルムアミドと定義され、「DCM」または「CH2Cl2」はジクロロメタンと定義され、「MeOH」はメタノールと定義され、「EtOH」はエタノールと定義され、「MgSO4」は硫酸マグネシウムと定義され、「THF」はテトラヒドロフランと定義され;HATUは1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキシドヘキサフルオロホスフェートであり;AcOEtまたはEtOAcは酢酸エチルであり;DIPEAはジイソプロピルエチルアミンであり;EDCIはN’−(エチルカルボンイミドイル)−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン一塩酸塩と定義され;HOBTは1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾールを意味し;K2CO3は炭酸カリウムを意味し;NH4OHは水酸化アンモニウムと定義され;NH4Clは塩化アンモニウムと定義され;N2は窒素ガスであり;TFAはトリフルオロ酢酸を意味する。
実施例A.1
a)
中間体(1)の製造
6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−1H−[1,8]ナフチリジン−2−オン(1.0g、4.4mmol)、アクリル酸tert−ブチル(2.56ml、17.62mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.46ml、8.81mmol)をアセトニトリル(20ml)およびDMF(7ml)に溶解した溶液を撹拌し、窒素ガスで10分間脱気した。トリ−o−トルイルホスフィン(0.27g、0.88mmol)および酢酸パラジウム(II)(Pd47%)(0.099g,0.44mol)を添加し、得られた混合物をマイクロ波加熱した(1600W、180℃、35分)。反応混合物を蒸発乾固し、DCM/メタノール(8/2)の混合物(50ml)に溶解し、短いセライトパッドで濾過し、DCMで洗浄した。有機層を水で洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過し、蒸発乾固した。残留物を冷エタノール(10ml)に溶解し、5℃で5分間撹拌し、沈殿を濾別し、冷エタノール(3ml)で洗浄し、減圧乾燥して、中間体(1)950mgを得た。
中間体(2)の製造
トリフルオロ酢酸(23.2ml)をDCM(41ml)に混合した混合物に、中間体(1)(4.1g、14.95mmol)を溶解した。反応を室温で30分間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮した。得られた固体をジエチルエーテルでトリチュレートし、濾別し、減圧乾燥して、中間体(2)3.97gを得た。
中間体(3)の製造
HClをジオキサンに混合した混合物(4M、48ml)中で中間体(2)を終夜トリチュレートし、固体を濾別し、ジエチルエーテルで洗浄し、減圧乾燥して、中間体(3)3.7gを得た。
a)
中間体(4)の製造
N−ベンジルヘキサヒドロアゼピン−4−オン塩酸塩(25.0g、104.3mmol)、二炭酸ジ−tert−ブチル(25.0g、114.7mmol)およびパールマン触媒(4.46g、31.3mmol)をEtOAc(550ml)およびトリエチルアミン(17.4ml、125.13mmol)に混合した混合物をParr振盪機内で、室温で終夜、水素化した。反応混合物を短いセライト(登録商標)パッドで濾過し、ケーキをEtOAcで洗浄し、濾液を水、次いで飽和食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発乾固して、中間体(4)23.4gを得た。
中間体(5)の製造
N2下での反応。フェニルマグネシウムクロライド(93.8ml、169mmol)を中間体(4)(30g、141mmol)のTHF(300ml)溶液に0℃で滴下した後、混合物を5℃で3時間撹拌した。NH4Clの10%水溶液およびEtOAcを添加し、有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発乾固して、中間体(5)39.2gを得た。
中間体(6)および
中間体(7)の製造
中間体(5)(38.85g、133.3mmol)をHCl(35%水溶液、200ml)に溶解した溶液を室温で1時間撹拌した。反応混合物を砕氷に注ぎ入れ、K2CO3固体を少量ずつ添加した(pH=9〜10になるまで)後、それをDCMで2回抽出した。有機層を集め、水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発乾固した。残留物を(シリカゲル20〜45μm、1000g、移動相(NH4OH1%、DCM93%、MeOH7%))での分取液体クロマトグラフィーにより精製した。純粋な画分を回収し、溶媒を蒸発させて、中間体(6)および中間体(7)を得た。
a)
中間体(8)の製造
N2下での反応。n−ブチルリチウムの1.6Mヘキサン溶液(6.35ml、9.31mmol)を−20℃でジイソプロピルアミン(1.43ml、10.2mmol)のTHF(15ml)溶液に滴下した後、混合物を−20℃で20分間撹拌した。次いで、中間体(4)(1.9g、8.46mmol)のTHF(20ml)溶液を−78℃で添加し、得られた混合物を−78℃で30分間撹拌した。2−[N,N−ビス(トリフルオロメチルスルホニル)−アミノ]−5−クロロピリジン(3.8g、9.31mmol)のTHF(10ml)溶液を−78℃で添加した後、混合物を室温に到達させ、終夜撹拌し、濃縮した。残留物を順相カラムクロマトグラフィー(シリカゲル20〜45μm、450g、移動相(ヘプタン80%、酢酸エチル20%))により精製した。純粋な画分を回収し、溶媒を蒸発させ、中間体(8)1.34gを得た。
中間体(9)の製造
N2下での反応。中間体(8)(0.24g、0.695mmol)のTHF(2ml)溶液およびベンジル亜鉛ブロマイドのTHF溶液(0.5M、3.34ml、1.67mmol)を10分間窒素通気して脱気した後、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロ−パラジウム(II)(0.102g、0.139mmol)を添加した。混合物を20分間マイクロ波加熱し、室温に冷却し、水および酢酸エチルを添加し、混合物を短いセライトパッドで濾過し、有機層を分離し、水、次いで飽和食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発乾固した。短いシリカゲルカートリッジでヘプタンの混合物からヘプタン/EtOAc 90/10を用いたフラッシュクロマトグラフィーにより残留物を精製した)。純粋な画分を回収し、蒸発乾固して、中間体(9)0.11を得た。
中間体(10)の製造
中間体(9)(0.11g、0.383mmol)およびTFA(0.3ml)をDCM(2ml)に混合した混合物を室温で30分間撹拌した後、反応混合物をK2CO3(10%水溶液)に注ぎ入れ、DCMで抽出した。有機層を分離し、水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発乾固して、中間体(10)0.058gを得た。
a)
中間体(11)の製造
N2下での反応。3−クロロフェニルマグネシウムブロマイド(100ml、50.0mmol)を、中間体(4)(8.9g、41.7mmol)のTHF(90ml)溶液に0℃で滴下した後、混合物を5℃で3時間撹拌した。NH4Cl(10%水溶液)およびEtOAcを添加し、有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発乾固した。残留物はシリカゲルカートリッジ[15〜40μm、ヘプタン/EtOAc 80/20〜ヘプタン/EtOAc 60/40)]でのフラッシュクロマトグラフィーにより行った。純粋な画分を回収し、蒸発乾固して、中間体(11)4.4gを得た。
中間体(12)および
中間体(13)の製造
中間体(11)(4.4g、13.5mmol)をHCl水溶液(35%、22ml)に溶解した溶液を室温で1時間撹拌した。反応混合物を砕氷に注ぎ入れ、K2CO3固体を少量ずつ添加した(pH=9〜10になるまで)後、それをDCMで2回抽出した。有機層を集め、水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発乾固した。水層を蒸発させ、DCMに溶解し、濾過した。それを最初の抽出で集め、蒸発乾固した。残留物をシリカゲル(15〜40μm、90g、DCM〜DCM/MeOH/NH4OH:90/10/0.5)でのフラッシュクロマトグラフィーにより行った。純粋な画分を回収し、蒸発乾固した。残留物を[シリカゲル15〜40μm、300g、移動相(NH4OH0.5%、DCM90%、MeOH10%)]での分取液体クロマトグラフィーにより精製した。純粋な画分を回収し、溶媒を蒸発させ、中間体(12)1gおよび中間体(13)0.4gを得た。
a)
中間体(14)の製造
N2下での反応。n−ブチルリチウムのヘキサン溶液(1.6M、3.52ml、5.63mmol)を−78℃でチアゾール(0.366ml、5.16mmol)のジエチルエーテル(5ml)溶液に滴下し、混合物を30分間撹拌した。中間体(4)(1.0g、4.69mmol)のジエチルエーテル(5ml)溶液を添加した後、混合物を撹拌し、2時間、室温に到達させた。水およびEtOAcを添加し、有機層を分離し、水、次いで飽和食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発乾固した。残留物を分取液体クロマトグラフィー(シリカゲル15〜40μm、25g、移動相(ヘプタン70%、EtOAc30%))により精製し、中間体(14)1.05gを得た。
中間体(15)および
中間体(16)の製造
中間体(14)(710mg、2.38mmol)および濃HCl(2mL)をアセトニトリル(6mL)中で2日間還流撹拌した。溶媒を蒸発させた。水およびDCMを添加した。K2CO3粉末を添加して、水層を塩基性化し、有機層を除去した。水層をK2CO3で飽和させた後、水層を再度DCMで抽出した。合わせた有機層を濃縮し、残留物をシリカゲル(15〜40μm、25g)でのカラムクロマトグラフィーにより精製、分離して、中間体(15)137mgおよび中間体(16)65mgを得た。
a)
中間体(17)の製造
N2下での反応。3−(トリフルオロメチル)フェニルマグネシウムブロマイド(1.4g、5.6mmol、ジエチルエーテル10mlに添加)を中間体(4)(1g、4.69mmol)のTHF(15ml)溶液に0℃で滴下した後、混合物を5℃で3時間撹拌した。NH4Cl(10%水溶液)およびEtOAcを添加し、有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発乾固した。精製はシリカゲル(40g、ヘプタン/EtOAc 85/15〜)でのフラッシュクロマトグラフィーにより行った。純粋な画分を回収し、濃縮し、中間体(17)520mgを得た。
中間体(18)および
中間体(19)の製造
中間体(17)(400mg、1.13mmol)をHCl(37%水溶液、15ml)に溶解した溶液を30分間還流撹拌した後、室温に冷却した。反応混合物を砕氷に注ぎ入れ、K2CO3固体を少量ずつ添加した(pH=9〜10になるまで)後、それをDCMで2回抽出した。有機層を集め、水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発乾固した。残留物を、(シリカゲル5μm、150×30.0mm、移動相(NH4OH0.2%、DCM98%、MeOH2%からNH4OH1.2%、DCM88%、MeOH12%への勾配))での分取液体クロマトグラフィーにより精製した。純粋な画分を回収し、溶媒を蒸発させ、中間体(18)140mgおよび中間体(19)42mgを得た。
a)
中間体(20)の製造
N2下での反応。3−クロロ−5−フルオロフェニルマグネシウムブロマイド(5M THF溶液)(14.1mL、7mmol)を中間体(4)(1g、4.7mmol)のTHF(20ml)溶液に0℃で滴下した後、混合物を5℃で3時間撹拌した。NH4Cl(10%水溶液)およびEtOAcを添加し、有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発乾固した。精製はシリカゲル(40g、ヘプタン/EtOAc 85/15〜)でのフラッシュクロマトグラフィーにより行った。純粋な画分を回収し、濃縮し、中間体(20)900mgを得た。
中間体(21)および
中間体(22)の製造
中間体(20)(900mg、2.5mmol)をHCl(37%水溶液、30ml)に溶解した溶液を30分間還流撹拌した後、室温に冷却した。反応混合物を砕氷に注ぎ入れ、K2CO3固体を少量ずつ添加した(pH=9〜10になるまで)後、それをDCMで2回抽出した。有機層を集め、水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発乾固した。残留物を(シリカゲル5μm、150×30.0mm)、移動相(NH4OH0.2%、DCM98%、MeOH2%からNH4OH1%、DCM90%、MeOH10%への勾配)での分取液体クロマトグラフィーにより精製した。2つの画分を回収し、溶媒を蒸発させ、中間体(21)290mgおよび中間体(22)80mgを得た。
a)
中間体(23)の製造
N2下での反応。3−クロロ−5フルオロフェニルマグネシウムブロマイド(0.5M THF溶液、18.7mL、9.37mmol)を、中間体(4)(1g、4.7mmol)のTHF(20ml)溶液に0℃で滴下した後、混合物を5℃で3時間撹拌した。NH4Cl(10%水溶液)およびEtOAcを添加した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発乾固した。精製はシリカゲル(40g、ヘプタン/EtOAc 85/15〜)でのフラッシュクロマトグラフィーにより行った。純粋な画分を回収し、溶媒を蒸発させ、中間体(23)650mgを得た。
中間体(24)および
中間体(25)の製造
中間体(23)(800mg、2.33mmol)をHCl(37%水溶液、25ml)に溶解した溶液を30分間還流撹拌した後、室温に冷却した。反応混合物を砕氷に注ぎ入れ、K2CO3固体を少量ずつ添加した(pH=9〜10になるまで)後、それをDCMで2回抽出した。有機層を集め、水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発乾固した。粗生成物を(シリカゲル5μm、150×30.0mm、移動相(NH4OH0.2%、DCM98%、MeOH2%からNH4OH1%、DCM90%、MeOH10%への勾配))での分取液体クロマトグラフィーにより精製した。2つの画分を回収し、溶媒を蒸発させ、中間体(24)325mgおよび中間体(25)90mgを得た。
a)
中間体(26)の製造
N2下での反応。n−ブチルリチウム(1.6Mヘキサン溶液、10.55ml、16.88mmol)を−78℃で2−ブロモチオフェン(1.5ml、15.47mmol)のジエチルエーテル(7.5ml)溶液に滴下した後、混合物を30分間撹拌した。中間体(4)(3g、14.07mmol)のジエチルエーテル(7.5ml)溶液を添加した。混合物を撹拌し、2時間室温に到達させた。水およびEtOAcを添加し、有機層を分離し、水、次いで飽和食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発乾固した。残留物を(シリカゲル15〜40μm、90g、移動相(ヘプタン80%、EtOAc20%))での分取液体クロマトグラフィーにより精製した。純粋な画分を回収し、溶媒を蒸発させ、中間体(26)2.65gを得た。
中間体(27)の製造
中間体(26)(6.3g,21.18mmol)および濃HCl(15mL)を酢酸(45mL)中で45分間還流撹拌した。溶媒を蒸発させた。水およびDCMを添加した。K2CO3粉末を添加して塩基性化し、有機層を除去した。水層をK2CO3粉末で飽和させ、DCMとメタノールとの溶媒混合物(95/5)で抽出した。両方の有機相を合わせ、蒸発乾固し、シリカゲル(15〜40μm、100g)でDCM/メタノール/NH4OH(92/7/1)の溶媒混合物を用いたカラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、中間体(27)を得た。
a)
中間体(29)の製造
N2下での反応。ブロモ(2,3−ジクロロフェニル)マグネシウム(3.75g、15mmol、ジエチルエーテル20mlに添加)を、中間体(4)(2.1g、10mmol)のTHF(20ml)溶液に0℃で滴下した後、混合物を5℃で3時間撹拌した。NH4Cl(10%水溶液)およびEtOAcを添加し、有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発乾固した。粗生成物をヘプタン/EtOAc 80/20から結晶化し、風乾し、中間体(29)700mgを得た。
中間体(30)および
中間体(31)の製造
中間体(29)(700mg、1.694mmol)をHCl(37%水溶液、20ml)に溶解した溶液を30分間還流撹拌した後、室温に冷却した。反応混合物を砕氷に注ぎ入れ、K2CO3固体を少量ずつ添加した(pH=9〜10になるまで)後、それをDCMで2回抽出した。有機層を集め、水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発乾固した。粗生成物を(シリカゲル5μm、150×30.0mm、移動相(NH4OH0.2%、DCM98%、MeOH2%からNH4OH1.1%、DCM89%、MeOH11%への勾配))での分取液体クロマトグラフィーにより精製した。純粋な画分を回収し、溶媒を蒸発させ、中間体(30)および第2の画分を得た。第2の画分を(シリカゲル5μm、150×30.0mm、移動相(NH4OH0.2%、DCM98%、MeOH2%からNH4OH1.1%、DCM89%、MeOH11%への勾配))での分取液体クロマトグラフィーにより精製した。純粋な画分を回収し、溶媒を蒸発させて、中間体(31)を得た。
a)
中間体(32)の製造
N2下での反応。ブロモ[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]マグネシウム(1.1g、4.15mmol、ジエチルエーテル10mlに添加)を、中間体(4)(0.6g、2.77mmol)のTHF(10ml)溶液に0℃で滴下した後、混合物を5℃で3時間撹拌した。NH4Cl(10%水溶液)およびEtOAcを添加し、有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発乾固した。精製はシリカゲル(40g、ヘプタン/EtOAc 80/20〜)でのフラッシュクロマトグラフィーにより行った。純粋な画分を回収し、濃縮して、中間体(32)250mgを得た。
中間体(33)および
中間体(34)の製造
中間体(32)(240mg、0.639mmol)をHCl(37%水溶液、10ml)に溶解した溶液を30分間還流撹拌した後、室温に冷却した。反応混合物を砕氷に注ぎ入れ、K2CO3固体を少量ずつ添加した(pH=9〜10になるまで)後、それをDCMで2回抽出した。有機層を集め、水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発乾固した。残留物(136mg)を、シリカゲル(15〜40μm、25g)でDCM/メタノール/アセトニトリル(92/7/1)の溶媒混合物を用いたカラムクロマトグラフィーにより精製し、中間体(33)86mgおよび中間体(34)33mgを得た。
a)
中間体(35)の製造
N2下での反応。ブロモ[2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]マグネシウム(3.63g、13.7mmol、ジエチルエーテル15mlに添加)を、中間体(4)(1.95g、9.1mmol)のTHF(20ml)溶液に0℃で滴下した後、混合物を5℃で3時間撹拌した。NH4Cl(10%水溶液)およびEtOAcを添加し、有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発乾固した。精製は、シリカゲル(40g、ヘプタン/EtOAc 80/20〜)でのフラッシュクロマトグラフィーにより行った。純粋な画分を回収し、濃縮し、中間体(35)550mgを得た。
中間体(36)および
中間体(37)の製造
中間体(35)(450mg、1.2mmo)および濃HCl(1.5mL)を酢酸(4.5mL)中で終夜、還流撹拌した。溶媒を蒸発させた。水およびDCMを添加した。K2CO3粉末を添加して塩基性化した。有機層を除去し、蒸発させ、粗生成物(350mg)を(シリカゲル5μm、150×30.0mm、移動相(NH4OH0.2%、DCM98%、MeOH2%からNH4OH1.2%、DCM88%、MeOH12%への勾配))での分取液体クロマトグラフィーにより精製した。2つの画分を回収し、溶媒を蒸発させ、中間体(36)140mgおよび中間体(37)63mgを得た。
中間体(38)の製造
ヘキサヒドロ−1−(フェニルメチル)−4H−アゼピン−4−オン、塩酸塩(56g、233mmol)をNa2CO3(飽和水溶液、1000mL)およびEtOAc(1000mL)に添加した。混合物を30分間撹拌した。有機層を分離し、水層をEtOAc(1000mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、濾液の溶媒を蒸発させた。残留物および二炭酸tert−ブチル(66g、300mmol)をEtOAc(800mL)中で、室温(0.4MPa)でPd(OH)2(15g)を触媒として用いて水素化した。水素(1当量)の消費後、触媒を濾別し、濾液を蒸発させた。残留物をシリカゲル(溶離液:石油エーテル/EtOAc 3/1)でのカラムクロマトグラフィーにより精製した。生成物画分を回収し、溶媒を蒸発させ、中間体(38)49gを得た。
a)
中間体(39)の製造
Mg(0.34g、14mmol)、1−ブロモ−3−メトキシベンゼン(1.1ml、9.28mmol)のTHF(5mL)溶液、数滴、およびヨウ素(0.01g)のTHF(30mL)溶液を、窒素供給、漏斗、および還流冷却器を備えた無水三口フラスコに導入した。反応が開始するまで混合物を穏やかに加熱した後、残りの1−ブロモ−3−メトキシベンゼン溶液を、還流が維持される速度で滴下した。ヨウ素が完全に消失するまで(約1時間)撹拌し続けた。次いで、混合物を0℃に冷却した。中間体(38)(2.0g、9.38mmol)のTHF(10ml)溶液を混合物に添加した。反応混合物を氷浴で撹拌した後、室温に加温した。反応混合物を飽和NH4Cl(20mL)で反応停止し、室温で終夜撹拌した。有機層を分離し、水層をEtOAcで抽出した(3×50mL)。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、濾液の溶媒を蒸発させた。残留物をシリカゲル(溶離液:石油エーテル/EtOAc 10/1)でのカラムクロマトグラフィーにより精製した。生成物画分を回収し、溶媒を蒸発させ、中間体(39)2.3gを得た。
中間体(40)の製造
中間体(39)(2.0g、6.5mmol)のDCM(30mL)溶液に、TFA(20mL)を0℃で滴下した。添加後、混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮した(<35℃)。混合物を飽和食塩水(20mL)、Na2CO3(5g)およびEtOAc(20mL)で分配し、水層をEtOAcで抽出した(3×20mL)。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、溶媒を蒸発させた。残留物をシリカゲル(溶離液:DCM/MeOH 30/1)でのカラムクロマトグラフィーにより精製した。純粋な画分を回収し、溶媒を蒸発させ、中間体(40)0.2gを得た。
a)
中間体(53)の製造
1−ブロモ−2−フルオロベンゼン(1.48g、8.5mmol)の無水THF(50mL)溶液を窒素下、−78℃で30分間撹拌した後、n−ブチルリチウム(2.5Mヘキサン溶液、3.5mL、10.1mmol)を−78℃で5〜10分間にわたり滴下し、形成した混合物を30分間撹拌した。次いで、中間体(38)(1.5g、101mmol)のTHF(10mL)溶液をシリンジで添加した。添加後、冷却浴を取り除いた。反応混合物を1時間撹拌した後、1N HCl(200ml)で反応停止した。混合物をDCM(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層を分離し、無水Na2SO4で乾燥した後、濾過し、減圧濃縮した。残留物をシリカゲル(溶離液:石油エーテル/EtOAc 10/1)でのカラムクロマトグラフにより精製した。純粋な画分を回収し、溶媒を蒸発させ、中間体(53)1.54gを得た。
中間体(54)の製造
中間体(53)(1g、3.2mmol)のDCM(20mL)溶液に、TFA(15mL)を0℃で滴下した。添加後、混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮した(<35℃)。混合物を飽和食塩水(5mL)、Na2CO3(5g)およびEtOAc(50mL)で分配し、水層をEtOAcで抽出した(3×50mL)。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、溶媒を蒸発させた。残留物をシリカゲル(溶離液:DCM/MeOH 30/1)でのカラムクロマトグラフィーにより精製した。純粋な画分を回収し、溶媒を蒸発させ、中間体(54)0.6gを得た。
a)
中間体(57)の製造
中間体(38)(5g、23mmol)のTHF(100ml)溶液に、N−(1−メチルエチル)−2−プロパンアミンリチウム塩(23ml、46mmol)を−78℃で添加した。混合物を−50℃で0.5時間撹拌した。ヨードメタン(6.5g、46mmol)を混合物に添加し、周囲温度で終夜撹拌した。反応混合物を飽和食塩水100mlで反応停止した。有機層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。有機層を合わせて、濃縮した。粗生成物をシリカゲル(溶離液:石油エーテル/EtOAc 9/1)でのカラムクロマトグラフィーにより精製した。生成物画分を回収し、溶媒を蒸発させ、中間体(57)3gを得た。
中間体(58)の製造
中間体(57)(1.7g、7.5mmol)のTHF(50ml)溶液に、ブロモフェニルマグネシウム(3.7ml、11.2mmol)を0℃で添加した。混合物を周囲温度で終夜撹拌した。反応混合物を飽和食塩水50mlで反応停止した。有機層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。有機層を合わせて、濃縮した。粗生成物をシリカゲル(溶離液:石油エーテル/EtOAc 1/1)でのカラムクロマトグラフィーにより精製した。生成物画分を回収し、溶媒を蒸発させ、中間体(58)0.5gを得た。
中間体(59)の製造
中間体(58)(0.5g、1.64mmol)をHCl(10ml、6mol/L水溶液)に混合した混合物を終夜還流した。溶媒を減圧留去した。残留物を水20mlで溶解した。形成した溶液をK2CO3でpH10に塩基性化した。得られた溶液をEtOAc(4×50ml)で抽出した。有機層を合わせて、濃縮し、中間体(59)0.3gを得た。
中間体(60)の製造
中間体(45)(4mmol)をMeOH(40mL)中で、40℃(0.1MPa)でPtO2(0.5g)を触媒として用いて水素化した。水素(1当量)の消費後、触媒を濾別し、濾液を蒸発させた。残留物をシリカゲル(溶離液:DCM/MeOH 40/1)でのカラムクロマトグラフィーにより精製した。生成物画分を回収し、溶媒を蒸発させ、中間体(60)1gを得た。
a)
中間体(61)の製造
水素化ホウ素ナトリウム(0.35g、9.38mmol)を、中間体(38)(2g、9.38mmol)のMeOH(20mL)溶液に窒素流通下、0℃でゆっくり添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。混合物を水に注ぎ入れた。有機層をEtOAcで抽出し、飽和食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾別し、濃縮し、中間体(61)1.62gを得た。
中間体(62)の製造
メタンスルホニルクロライド(0.88mL、11.35mmol)のDCM(10mL)溶液を、中間体(61)(1.88g、8.73mmol)およびトリエチルアミン(3.64mL、26.2mmol)のDCM(10mL)溶液に滴下した。溶液を室温で2時間撹拌した。水およびDCMを添加し、有機層を分離し、MgSO4で乾燥し、濾別し、濃縮し、中間体(62)2.53gを得た。生成物をさらに精製することなく使用した。
中間体(62a)の製造
N2下での反応。水素化ナトリウム(60%鉱油分散体、0.082g、2.05mmol)を5℃でピラゾール(0.14g、2.05mmol)のDMF(10mL)溶液に少量ずつ添加し、混合物を30分間撹拌した。中間体(62)(0.506g、1.71mmol)のDMF(5mL)溶液を滴下し、反応混合物を室温に到達させ、終夜撹拌した。水およびEtOAcを添加した。有機層を分離し、水、次いで飽和食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発乾固し、中間体(62a)446mgを得た。残留物をそのまま次の工程に使用した。
中間体(63)の製造
TFA(1.23mL、15.97mmol)を中間体(62a)(0.446g、1.6mmol)のDCM(4mL)溶液に添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌し、水およびDCMを添加し、K2CO310%を添加して塩基性化し、有機層を分離し、水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発乾固し、中間体(63)78mgを得た。
a)
中間体(66)の製造
中間体(38)(3g、14.1mmol)のTHF(30mL)溶液に、ブロモメチルマグネシウム(5.64mL、16.92mmol)を0℃で添加した。飽和NH4Cl水溶液(10mL)を添加した。形成した混合物をDCM(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSO4で乾燥し、濾過し、溶媒を蒸発させた。残留物は、シリカゲル(溶離液:DCM/MeOH 100/1)でのカラムクロマトグラフィーによる精製であった。所望の画分を回収し、溶媒を蒸発させ、中間体(66)1.74gを得た。
中間体(67)の製造
中間体(66)(1.5g、6.55mmol)のベンゼン(50mL)溶液に、三塩化アルミニウム(4.37g、32.75mmol)を添加した。形成した混合物を終夜還流した。反応混合物を氷に注ぎ入れた。形成した溶液をpH8に塩基性化し、DCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSO4で乾燥し、濾過し、溶媒を蒸発させた。残留物は、シリカゲル(溶離液:DCM/MeOH 10/1)でのカラムクロマトグラフィーによる精製であった。所望の画分を回収し、溶媒を蒸発させ、中間体(67)520mgを得た。
実施例B.1
化合物(1)の製造
中間体(2)(0.192g、0.577mmol)、中間体(7)(0.15g、0.866mmol)、EDCI(0.133g、0.693mmol)、HOBT(0.0936g、0.693mmol)およびトリエチルアミン(0.193ml、1.39mmol)をDCM(4ml)およびTHF(4ml)に混合した混合物を室温で終夜撹拌した。水およびDCMを添加し、有機層を分離し、水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発乾固した。残留物をエタノールに溶解し、濾別し、乾燥し(減圧)、化合物(1)を得た。
化合物(6)の製造
中間体(40)(0.98mmol)、中間体(2)(1mmol)、トリエチルアミン(0.5g)およびHATU(0.4g)をDMF(10ml)に混合した混合物を周囲温度で一晩撹拌した。溶媒を蒸発させた。残留物をDCM(20ml)に添加し、水(20ml×2)で洗浄した。分離した有機層を乾燥し(Na2SO4)、濾過し、溶媒を蒸発させた。残留物をシリカゲル(溶離液:DCM/MeOH 5/1)でのカラムクロマトグラフィーにより精製した。生成物画分を回収し、溶媒を蒸発させ、化合物(6)0.07gを得た。
化合物(10)の製造
中間体(45)(2.03g、10mmol)、中間体(2)(3.3g、10mmol)およびHATU(3.80g、10mmol)をDCM(100mL)に混合した混合物に、DIPEA(8ml、846mmol)を窒素下、0℃で滴下した。添加が終了した後、得られた混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を水(300mL)およびEtOAc(300mL)で分配し、水層をEtOAc(4×200mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、濾液の溶媒を蒸発させた。残留物をシリカゲル(溶離液:EtOAc)でのカラムクロマトグラフィーにより精製した。生成物画分を回収し、溶媒を蒸発させた。残留物をEtOAcから結晶化し、化合物(10)1.5gを得た。
化合物(11)の製造
ヘキサヒドロ−1−フェニル−1H−1,4−ジアゼピン(0.085g、0.48mmol)、中間体(2)(0.16g、0.48mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBT)(0.078g、0.58mmol)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(EDCI)(0.11g、0.58mmol)およびトリエチルアミン(0.23ml、1.69mmol)をDCM(4ml)およびTHF(4ml)に溶解した溶液を室温で終夜撹拌した。混合物を水に注ぎ入れた。有機層をDCMで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥し;濾過し、濃縮した。残留物をアセトニトリルから結晶化し、濾別し、60℃で減圧乾燥した。残留物を70℃で減圧乾燥し、化合物(11)(mp=156℃)0.079gを得た。
化合物(27)の製造
中間体(42)(1.5g、6.8mmol)、中間体(2)(2.7g、8.14mmol)、トリエチルアミン(2.2g、17mmol)およびEDCI(1.55g、8.14mmol)をDCM(100ml)に混合した混合物を周囲温度で一晩撹拌した。溶媒を蒸発させた。残留物をDCM(100ml)で処理し、得られた混合物を水(2×50ml)で洗浄した。分離した有機層を乾燥し(Na2SO4)、濾過し、溶媒を蒸発させた。残留物をシリカゲル(溶離液:DCM/MeOH 20/1)でのカラムクロマトグラフィーにより精製した。生成物画分を回収し、溶媒を蒸発させ、化合物(27)1gを得た。
化合物(28)の製造
中間体(67)(0.13g、0.688mmol)、中間体(2)(0.251g、0.757mmol)、EDCI(0.145g、0.757mmol)、HOBT(0.102g、0.757mmol)およびDIPEA(0.445g、3.44mmol)をDCM(50ml)に混合した混合物を室温で終夜撹拌した。飽和NH4Cl水溶液(50mL)を添加した。形成した混合物をDCM(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCO3水溶液(30mL)および飽和食塩水(30mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過し、濾液の溶媒を蒸発させた。残留物は、シリカゲル(溶離液:DCM/MeOH 20/1)でのカラムクロマトグラフィーおよび分取HPLCによる精製であった。所望の画分を回収し、溶媒を蒸発させ、化合物(28)55mgを得た。
C1.LCMS
本発明の化合物のLCMS−キャラクタリゼーションに、次の方法を使用した。
LC測定は、脱気装置を有するバイナリポンプ、オートサンプラー、ダイオードアレイ検出器(DAD)および下記の各方法で明記するカラムを備え、カラムを40℃の温度に保持するUPLC(超高速液体クロマトグラフィー)Acquity(Waters)システムを使用して行った。カラムからの流れをMS検出器に導いた。MS検出器は、エレクトロスプレーイオン源と共に構成された。キャピラリーニードル電圧は3kVであり、イオン源温度は、Quattro(トリプル四重極型質量分析装置、Waters製)で130℃に維持した。窒素をネブライザーガスとして使用した。データ取得は、Waters−Micromass MassLynx−Openlynxデータシステムで行った。
一般的手順Aに加えて:逆相UPLCを、Waters Acquity BEH(架橋エチルシロキサン/シリカハイブリッド)C18カラム(1.7μm、2.1×100mm)で、流速0.35ml/分で行った。2種類の移動相(移動相A:7mM酢酸アンモニウム95%/アセトニトリル5%;移動相B:アセトニトリル100%)を使用して、A90%およびB10%(0.5分間保持)から、3.5分でA8%およびB92%に変化させ、2分間保持し、0.5分で初期条件に戻し、1.5分間保持する勾配条件を実施した。注入量2μlを使用した。コーン電圧は、正イオン化モードと負イオン化モードで20Vであった。質量スペクトルは、0.1秒の走査間遅延(interscan delay)を使用して、0.2秒で100〜1000の走査を行うことにより取得した。
一般的手順Aに加えて:逆相UPLCを、Waters Acquity BEH(架橋エチルシロキサン/シリカハイブリッド)C18カラム(1.7μm、2.1×100mm)で、流速0.343ml/分で行った。2種類の移動相(移動相A:7mM酢酸アンモニウム95%/アセトニトリル5%;移動相B:アセトニトリル100%)を使用して、A84.2%およびB15.8%(0.49分間保持)から、2.18分でA10.5%およびB89.5%に変化させ、1.94分間保持し、0.73分で初期条件に戻し、0.73分間保持する勾配条件を実施した。注入量2μlを使用した。コーン電圧は、正イオン化モードと負イオン化モードで20Vであった。質量スペクトルは、0.1秒の走査間遅延を使用して、0.2秒で100〜1000の走査を行うことにより取得した。
一般的手順Aに加えて:逆相UPLCを、Halo C18カラム(2.7μm、4.6×50mm)で、流速1.8ml/分で行った。2種類の移動相(移動相A:H2O(0.05%FA);移動相B:アセトニトリル(0.05%FA)を使用して、時間0から1分までA95%およびB5%からA5%およびB95%に変化させた後、1分間保持し、その後、1分でA95%に戻し、0.5分間保持する勾配条件を実施した。注入量2μlを使用した。コーン電圧は、正イオン化モードと負イオン化モードで20Vであった。質量スペクトルは、0.1秒の走査間遅延を使用して、0.2秒で100〜1000の走査を行うことにより取得した。
直線温度勾配を有する熱板、スライドポインタおよび摂氏度で示す温度目盛からなるコフラー(Kofler)ホットベンチを用いて、多くの化合物の融点を得た。
D.1 FabI酵素阻害:黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)FabI酵素阻害アッセイ。
半分の面積の384ウェルのマイクロタイタープレートで、FabI酵素阻害アッセイを行った。100mM NaADA、pH6.5(ADA=N−[2−アセトアミド]−2イミノ二酢酸)、250μMクロトニル−CoA、625μM NADHおよび50μg/ml黄色ブドウ球菌(S.aureus)ATCC 29213 FabIを含有するアッセイ混合物40μl中で化合物を評価した。阻害剤は、通常、50〜0.39μMの範囲であった。反応混合物を室温で30分間インキュベートし、200mM Tris緩衝液(pH9.0)を添加してpHをシフトさせることにより反応を停止させた。340での吸光度の変化を測定することにより、NADHの消費を監視した。サンプルの読みを陰性対照(化合物非含有)および陽性(酵素非含有)対照の読みと比較することにより、化合物の酵素活性阻害率を求めた。最良適合曲線を最小二乗法により適合させる。これから、酵素活性の50%阻害が生じるIC50値(μg/mlで示す)を得た。
感受性試験用細菌懸濁液の調製
次の細菌を使用した:黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)ATCC 29213、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)(MRSA)ATCC 700788、および大腸菌(Escherichia coli)ATCC 35218。この試験に使用した細菌は、滅菌脱イオン水で調製したミュラー・ヒントンブロス(Difcoカタログ番号0757−17)100mlを含有するフラスコ内で、37℃で振盪しながら終夜増殖させた。保存菌株は使用するまで−70℃で貯蔵した。
細菌を5%ヒツジ血液(Becton Dickinsonカタログ番号254053)を含有するトリプティックソイ寒天プレートで、35℃、好気条件で18〜24時間インキュベートした(第1継代)。第2継代では、新鮮ミュラー・ヒントンブロスに5〜10コロニーを接種し、好気条件での濁度(対数期に達する)に達するまで、35℃で終夜増殖させる。次いで、細菌懸濁液をマクファーランド0.5の濃度に調節し、ミュラー・ヒントン液体培地で1:100にさらに希釈する。これを接種菌液として使用する。
微量液体希釈法により、化合物の2倍希釈系列を含有し、5×105CFU/mlの細菌(CLSIガイドラインに準拠した標準的接種菌量)を接種した最終容量0.1mlのミュラー・ヒントンブロスを有する96ウェルフォーマット(平底マイクロタイタープレート)でMICアッセイを行った。阻害剤は、通常、63〜0.49μMの範囲である。アッセイ中の最終DMSO濃度は、1.25%(最大許容DMSO濃度=6%)であった。黄色ブドウ球菌(S.aureus)に対する化合物の活性に対するヒト血清の効果を試験するアッセイでは、最終濃度10%となるようにヒト血清を添加した。プレートを35℃で16〜20時間インキュベートした。インキュベート終了時に、細菌の増殖を蛍光定量的に定量した。このために、全ウェルにレサズリンを添加して、プレートを再インキュベートした。インキュベート時間は、細菌の種類に依存する。青色から桃色への変色は、細菌の増殖を示した。コンピュータ制御蛍光光度計(Fluoroskan Ascent FL,Labsystems)で励起波長540nmおよび発光波長590nmにて蛍光を読み取った。化合物により達成された増殖阻害%は、標準的な方法により算出した。IC90(μg/mlで示す)は、細菌増殖の90%阻害濃度と定義された。QC認可のため、標準化合物のパネルも同時に試験した。
MTTアッセイを使用して、化合物の細胞毒性を評価した。96ウェルプレート中で増殖したヒトHelaM細胞を、被験化合物の希釈系列(最終量0.2ml)に暴露し、37℃および5%CO2で72時間インキュベートした。阻害剤は、通常、25〜0.8μMの範囲である。アッセイ中の最終DMSO濃度は0.5%である。MTT(3−(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)−2,5−ジフェニルテトラゾリウムブロマイド、テトラゾール)が添加され、生細胞中でのみ紫色のホルマザンに還元された。2−プロパノール100μlを添加することによりホルマザン結晶の可溶化を達成した。紫色を呈する還元されたホルマザンの吸光度を540nmおよび690nmで測定することにより、細胞生存度を求めた。690nmで測定した吸光度を540nmでの吸光度から自動的に引き、非特異的吸収の影響を排除した。化合物によって達成される細胞毒性率を標準的方法により算出した。細胞毒性は、CC50、即ち、細胞生存度の50%低下を引き起こす濃度として報告する。
E.1 熱力学的溶解度/水溶液に対する溶解度
pH溶解性試験を周囲温度で4日間行った。特定の緩衝液に対する最大溶解度を測定するために、飽和溶解度試験を行った。飽和点に達するまで、化合物を各緩衝液に添加した。この後、周囲温度で4日間フラスコを振盪した。4日後、溶液を濾過して、UPLCに注入し、一般的なHPLC法を使用して濃度を測定した。
好気性細菌に対する臨床検査標準委員会(Clinical and Laboratory Standards Institute)(CLSI)方法(CLSI M07−A8)(Clinical and Laboratory Standards Institute.2009.Methods for dilution antimicrobial susceptibility tests for bacteria that grow aerobically.CLSI document M07−A8,Vol.29,No.2参照)に準拠し、ヘモフィリス(Haemophilis)試験培地(HTM)ブロスを使用したインフルエンザ菌(Haemophilus influenza)以外の大部分の生物に関しては、カチオン調節されたミュラー・ヒントンブロス(CA−MHB)培地を用いて微量液体希釈法により、最小発育阻止濃度(MIC)を求めた。個々の生物についての説明は、表に記載している。可能な場合、ATCC標準株を試験した。
実施例の化合物のin vivo薬物動態学および経口バイオアベイラビリティは、単回静脈内(i.v.)ボーラス投与および経口(p.o.)投与後、雄性Swissマウス(摂餌)で調べた/調べる。i.v.およびp.o.溶液製剤用に、化合物を20%HP−β−CD溶液に溶解した/溶解する。製剤のpHは、pH約4であった/である。全i.v.製剤は等張であった。
腹腔内感染したマウスを処置することにより抗菌性化合物のin vivo効果を試験するという概念は、肺炎球菌(pneumococci)に対するオプトヒンに関して1911年に導入された(Morgenroth and Levy,1911)。このモデルは、その使用が容易で、実験期間が短く、感染の再現性があり、エンドポイントが単純であるため広く用いられている。
メチシリン感受性黄色ブドウ球菌(S.aureus)株ATCC 29213を使用して、雌性Swissアルビノマウスを感染させる。ブレインハートインフュージョン(Brain Heart Infusion)(BHI)ブロス細菌培養を感染前日に接種し、37℃で終夜インキュベートし、新鮮BHIブロスで所望の濃度に希釈する。約5×109コロニー形成単位(CFU)の腹膜内(i.p.)注射を、腹部の外側下腹部のいずれかに行う。接種後、マウスをケージ内で飼育し、感染症の徴候の発現または死亡を毎日観察する。マウスの処置には、p.o.経路とi.v.経路の両方を使用することができ、各マウスは個々に強制経口投与でまたは注射で処置する。このモデルでは、溶液剤と懸濁剤の両方を試験する。感染過程および治療効果の監視に使用したパラメータは、感染後3日間にわたる動物の死亡または生存である。死亡は毒性副作用によって起こる可能性もあるため、最大用量の被験化合物で処置したマウス3匹からなる非感染対照群も含まれる。
本発明/実施例の化合物は、優れたin vivo有効性を示し、例えば、化合物は、(上記試験後の)生存%で測定される特性を示し得る。
本発明は以下の態様を包含し得る。
[1]
式(I)
Xは炭素または窒素を表し、Xが窒素を表す場合、
Z 1 はCHまたはNを表し;
R 1 は水素、C 1〜4 アルキルまたはハロであり;
R 2 は水素、C 1〜4 アルキルまたはハロであり;
R 3 は水素、C 1〜6 アルキル、ヒドロキシまたはハロであり;
R 4 は水素、C 1〜6 アルキル、ハロ、アリール、ヘテロアリール、アリールで置換されたC 1〜6 アルキル、またはヘテロアリールで置換されたC 1〜6 アルキルであり;
前記置換基R 3 とR 4 が隣接する位置にある場合、前記R 3 とR 4 は一緒に式=CH−CH=CH−CH=の基を形成してもよいが、但し、Xは炭素を表し、前記2つの
アリールは、フェニル;ハロ、ヒドロキシ、C 1〜4 アルキル、ポリハロC 1〜4 アルキル、C 1〜4 アルキルオキシ、ポリハロC 1〜4 アルキルオキシ、シアノ、ニトロ、およびアミノからそれぞれ個々に選択される1個、2個または3個の置換基で置換されたフェニルであり;
ヘテロアリールは、フラニル、チオフェニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、オキサジアゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ベンゾ[1,3]ジオキソリル、ベンゾフラニル、ベンゾチアゾリル、インドリル、2,3−ジヒドロ−1H−インドリル、テトラヒドロチオフェニル、またはキノリニルであり;
各ヘテロアリールは、ハロ、シアノ、C 1〜4 アルキル、C 1〜4 アルキルオキシ、C 1〜4 アルキルカルボニル、またはフェニルからそれぞれ独立して選択される1個または2個の置換基で置換されていてもよい}
の化合物、またはその薬学的に許容される酸付加塩。
[2] XがCを表し、前記2つの
XがNを表す(この場合、前記
上記[1]に記載の化合物。
[3] 前記X含有環が:
[4] Z 1 がCHを表し;
R 1 が水素またはC 1〜4 アルキルであり;
R 2 が水素またはC 1〜4 アルキルである;
上記[1]〜[3]のいずれか一項に記載の化合物。
[5]
Xは炭素または窒素を表し、Xが窒素を表す場合、
R 1 は水素であり;
R 2 は水素であり;
R 3 は水素、C 1〜6 アルキル、またはハロであり;
R 4 はハロ、アリール、ヘテロアリール、またはアリールで置換されたC 1〜6 アルキルであり;
前記置換基R 3 とR 4 が隣接する位置にある場合、前記R 3 とR 4 は一緒に式=CH−CH=CH−CH=の基を形成してもよいが、但し、Xは炭素を表し、前記2つの
アリールは、フェニル;ハロ、C 1〜4 アルキル、ポリハロC 1〜4 アルキル、C 1〜4 アルキルオキシ、およびポリハロC 1〜4 アルキルオキシからそれぞれ個々に選択される1個または2個の置換基で置換されたフェニルであり;
ヘテロアリールはチオフェニル、ピロリル、チアゾリル、またはトリアゾリルである;
上記[1]もしくは上記[4](もしくは、適切な場合、上記[2]もしくは上記[3])に記載の化合物、またはその薬学的に許容される酸付加塩。
[6] R 1 が水素であり、R 2 が水素である、上記[1]〜[5]のいずれか一項に記載の化合物。
[7] R 3 が水素を表す、上記[1]〜[6]のいずれか一項に記載の化合物。
[8] R 3 がC 1〜4 アルキルまたはハロを表す、上記[1]〜[6]のいずれか一項に記載の化合物。
[9] R 4 がアリールである、上記[1]〜[8]のいずれか一項に記載の化合物。
[10] R 4 がヘテロアリールである、上記[1]〜[8]のいずれか一項に記載の化合物。
[11] R 4 が、アリールで置換されたC 1〜6 アルキルである、上記[1]〜[8]のいずれか一項に記載の化合物。
[12] Xが炭素を表し、前記2つの
[13] 薬学的に許容される担体、および治療活性量の上記[1]〜[12]のいずれか一項に記載の化合物を含む医薬組成物。
[14] 治療活性量の上記[1]〜[12]のいずれか一項に記載の化合物を薬学的に許容される担体と均質混合する、上記[13]に記載の医薬組成物の製造方法。
[15] 医薬として使用される、上記[1]〜[12]のいずれか一項に記載の式(I)の化合物。
[16] 細菌感染症の治療に使用される、上記[1]〜[12]のいずれか一項に記載の式(I)の化合物。
[17] 前記細菌感染症がFabI酵素を発現する細菌によって引き起こされる、上記[16]に記載の化合物。
[18] (i)式(II)の中間体を式(III)の中間体と反応させることにより、
;または;必要に応じて;式(I)の化合物を薬学的に許容される酸付加塩に変換する、もしくは逆に式(I)の化合物の酸付加塩をアルカリで遊離塩基に変換する、
上記[1]に記載の式(I)の化合物の製造方法。
Claims (24)
- 式(I)
XがCHを表し、前記2つの
XがNHを表す(この場合、前記
前記X含有環はR3およびR4で置換されており;
Z1はCHまたはNを表し;
R1は水素、C1〜4アルキルまたはハロであり;
R2は水素、C1〜4アルキルまたはハロであり;
R3は水素、C1〜6アルキル、ヒドロキシまたはハロであり;
R4は水素、C1〜6アルキル、ハロ、アリール、ヘテロアリール、アリールで置換されたC1〜6アルキル、またはヘテロアリールで置換されたC1〜6アルキルであり;
前記置換基R3とR4が隣接する位置にある場合、前記R3とR4は一緒に式=CH−CH=CH−CH=の基を形成してもよいが、但し、XはCH2を表し、前記2つの
アリールは、フェニル;ハロ、ヒドロキシ、C1〜4アルキル、ポリハロC1〜4アルキル、C1〜4アルキルオキシ、ポリハロC1〜4アルキルオキシ、シアノ、ニトロ、およびアミノからそれぞれ個々に選択される1個、2個または3個の置換基で置換されたフェニルであり;
ヘテロアリールは、フラニル、チオフェニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、オキサジアゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ベンゾ[1,3]ジオキソリル、ベンゾフラニル、ベンゾチアゾリル、インドリル、2,3−ジヒドロ−1H−インドリル、テトラヒドロチオフェニル、またはキノリニルであり;
各ヘテロアリールは、ハロ、シアノ、C1〜4アルキル、C1〜4アルキルオキシ、C1〜4アルキルカルボニル、またはフェニルからそれぞれ独立して選択される1個または2個の置換基で置換されていてもよい}
の化合物、またはその薬学的に許容される酸付加塩(ただし、以下の化合物
- 前記X含有環が:
- Z1がCHを表し;
R1が水素またはC1〜4アルキルであり;
R2が水素またはC1〜4アルキルである;
請求項1または請求項2に記載の化合物、またはその薬学的に許容される酸付加塩。 - XがCHを表し、前記2つの
XがNHを表す(この場合、前記
前記X含有環はR3およびR4で置換されており;
R1は水素であり;
R2は水素であり;
R3は水素、C1〜6アルキル、またはハロであり;
R4はハロ、アリール、ヘテロアリール、またはアリールで置換されたC1〜6アルキルであり;
前記置換基R3とR4が隣接する位置にある場合、前記R3とR4は一緒に式=CH−CH=CH−CH=の基を形成してもよいが、但し、XはCH2を表し、前記2つの
アリールは、フェニル;ハロ、C1〜4アルキル、ポリハロC1〜4アルキル、C1〜4アルキルオキシ、およびポリハロC1〜4アルキルオキシからそれぞれ個々に選択される1個または2個の置換基で置換されたフェニルであり;
ヘテロアリールはチオフェニル、ピロリル、チアゾリル、またはトリアゾリルである;
請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される酸付加塩。 - R1が水素であり、R2が水素である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される酸付加塩。
- R3が水素を表す、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される酸付加塩。
- R3がC1〜4アルキルまたはハロを表す、請求項1、および3〜5のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される酸付加塩。
- R4がアリールである、請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される酸付加塩。
- R4がヘテロアリールである、請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される酸付加塩。
- R4が、アリールで置換されたC1〜6アルキルである、請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される酸付加塩。
- XがCH2を表し、前記2つの
- 以下から選択される化合物:
- 薬学的に許容される担体、および治療活性量の請求項1〜12のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される酸付加塩を含む医薬組成物。
- 細菌感染症の治療に使用される、請求項13に記載の医薬組成物。
- 前記細菌感染症がFabI酵素を発現する細菌によって引き起こされる、請求項14に記載の医薬組成物。
- 治療活性量の請求項1〜12のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される酸付加塩を薬学的に許容される担体と均質混合する、請求項14に記載の医薬組成物の製造方法。
- 請求項1〜12のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される酸付加塩を含む医薬組成物。
- 細菌感染症の治療に使用される、請求項17に記載の医薬組成物。
- 前記細菌感染症がFabI酵素を発現する細菌によって引き起こされる、請求項18に記載の医薬組成物。
- 医薬組成物の製造のための請求項1〜12のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される酸付加塩の使用。
- 前記医薬組成物が細菌感染症の治療に使用される、請求項20に記載の使用。
- 前記細菌感染症がFabI酵素を発現する細菌によって引き起こされる、請求項21に記載の使用。
- 請求項1に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される酸付加塩の製造方法であって、
式(II)の中間体を式(III)の中間体と反応させることにより式(I)の化合物またはその薬学的に許容される酸付加塩を製造すること、
;および;必要に応じて;式(I)の化合物を薬学的に許容される酸付加塩に変換することにより式(I)の化合物の薬学的に許容される酸付加塩を製造すること、もしくは逆に式(I)の化合物の酸付加塩をアルカリで遊離塩基形態に変換することにより式(I)の化合物を製造することを含む、方法。 - 請求項1に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される酸付加塩の製造方法であって、
式(V)の中間体を式(VI)の中間体と反応させることにより式(I)の化合物またはその薬学的に許容される酸付加塩を製造すること、
;および;必要に応じて;式(I)の化合物を薬学的に許容される酸付加塩に変換することにより式(I)の化合物の薬学的に許容される酸付加塩を製造すること、もしくは逆に式(I)の化合物の酸付加塩をアルカリで遊離塩基形態に変換することにより式(I)の化合物を製造することを含む、方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP11177115 | 2011-08-10 | ||
EP11177115.0 | 2011-08-10 | ||
PCT/EP2012/065729 WO2013021051A1 (en) | 2011-08-10 | 2012-08-10 | Antibacterial homopiperidinyl substituted 3,4 dihydro 1h [1,8]naphthyridinones |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017112304A Division JP2017222646A (ja) | 2011-08-10 | 2017-06-07 | 抗菌性ホモピペリジニル置換3,4−ジヒドロ−1h−[1,8]−ナフチリジノン類 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014531403A JP2014531403A (ja) | 2014-11-27 |
JP6521631B2 true JP6521631B2 (ja) | 2019-05-29 |
Family
ID=46639542
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014524408A Active JP6521631B2 (ja) | 2011-08-10 | 2012-08-10 | 抗菌性ホモピペリジニル置換3,4−ジヒドロ−1h−[1,8]−ナフチリジノン類 |
JP2017112304A Withdrawn JP2017222646A (ja) | 2011-08-10 | 2017-06-07 | 抗菌性ホモピペリジニル置換3,4−ジヒドロ−1h−[1,8]−ナフチリジノン類 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017112304A Withdrawn JP2017222646A (ja) | 2011-08-10 | 2017-06-07 | 抗菌性ホモピペリジニル置換3,4−ジヒドロ−1h−[1,8]−ナフチリジノン類 |
Country Status (13)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9394295B2 (ja) |
EP (1) | EP2742044B1 (ja) |
JP (2) | JP6521631B2 (ja) |
KR (1) | KR101996866B1 (ja) |
CN (2) | CN104039782A (ja) |
AU (1) | AU2012293618B2 (ja) |
BR (1) | BR112014003146B1 (ja) |
CA (1) | CA2842526C (ja) |
EA (1) | EA038317B1 (ja) |
ES (1) | ES2776145T3 (ja) |
HK (2) | HK1200445A1 (ja) |
MX (1) | MX360856B (ja) |
WO (1) | WO2013021051A1 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2842526C (en) * | 2011-08-10 | 2019-07-23 | Janssen R&D Ireland | Antibacterial homopiperidinyl substituted 3,4-dihydro-1h-[1,8]naphthyridinones |
JO3611B1 (ar) | 2011-08-10 | 2020-08-27 | Janssen Sciences Ireland Uc | سايكلو بنتا (سي (بيرول 4,3 ثاني هيدرو 1 hمستبدله [8,1] نافثيريدينونات مضادة للجراثيم |
SG11201402409UA (en) | 2011-12-02 | 2014-10-30 | Aurigene Discovery Tech Ltd | Substituted pyridine derivatives as fabi inhibitors |
US9062075B2 (en) | 2011-12-02 | 2015-06-23 | Aurigene Discovery Technologies Limited | Tetrahydropyridine derivatives as FabI inhibitors |
WO2014072930A2 (en) * | 2012-11-09 | 2014-05-15 | Aurigene Discovery Technologies Limited | Fused pyridine derivatives as antibacterial agents |
WO2014195844A1 (en) | 2013-06-04 | 2014-12-11 | Aurigene Discovery Technologies Limited | TETRAHYDROPYRIDINE DERIVATIVES AS FabI INHIBITORS |
WO2015071780A1 (en) * | 2013-11-12 | 2015-05-21 | Aurigene Discovery Technologies Limited | Alkylidine substituted heterocyclyl derivatives as anti-bacterial agents |
WO2020191151A1 (en) * | 2019-03-19 | 2020-09-24 | Oncovalent Therapeutics Inc. | Sumo inhibitor compounds and uses thereof |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4215123A (en) | 1979-05-07 | 1980-07-29 | American Home Products Corporation | Antisecretory 4-oxy-3-carboxy or cyano-1,2-dihydro-2-oxo-1,8-naphthyridine derivatives |
ATE285821T1 (de) | 1999-10-08 | 2005-01-15 | Affinium Pharm Inc | Fab i inhibitoren |
ATE294578T1 (de) | 1999-10-08 | 2005-05-15 | Affinium Pharm Inc | Fab i hemmer |
ATE332130T1 (de) | 1999-10-08 | 2006-07-15 | Affinium Pharm Inc | Fab-i-hemmer |
WO2003088897A2 (en) | 2001-04-06 | 2003-10-30 | Affinium Pharmaceuticals, Inc. | Fab i inhibitors |
EP1828167B1 (en) * | 2004-06-04 | 2014-08-06 | Debiopharm International SA | Acrylamide derivatives as antibiotic agents |
US7973060B2 (en) | 2005-10-13 | 2011-07-05 | Crystalgenomics, Inc. | Fab I inhibitor and process for preparing same |
US8318720B2 (en) * | 2006-07-20 | 2012-11-27 | Affinium Pharmaceuticals, Inc. | Acrylamide derivatives as Fab I inhibitors |
WO2008098374A1 (en) | 2007-02-16 | 2008-08-21 | Affinium Pharmaceuticals, Inc. | Salts, prodrugs and polymorphs of fab i inhibitors |
DK2501693T3 (en) * | 2009-11-18 | 2014-12-08 | Fab Pharma Sas | Aza-heterocyclic acrylamides and their use as bactericides |
CA2842526C (en) * | 2011-08-10 | 2019-07-23 | Janssen R&D Ireland | Antibacterial homopiperidinyl substituted 3,4-dihydro-1h-[1,8]naphthyridinones |
-
2012
- 2012-08-10 CA CA2842526A patent/CA2842526C/en active Active
- 2012-08-10 CN CN201280038607.8A patent/CN104039782A/zh active Pending
- 2012-08-10 BR BR112014003146-0A patent/BR112014003146B1/pt active IP Right Grant
- 2012-08-10 EP EP12744016.2A patent/EP2742044B1/en active Active
- 2012-08-10 US US14/237,841 patent/US9394295B2/en active Active
- 2012-08-10 CN CN201711445665.3A patent/CN108003155A/zh active Pending
- 2012-08-10 EA EA201490436A patent/EA038317B1/ru not_active IP Right Cessation
- 2012-08-10 AU AU2012293618A patent/AU2012293618B2/en not_active Ceased
- 2012-08-10 MX MX2014001598A patent/MX360856B/es active IP Right Grant
- 2012-08-10 JP JP2014524408A patent/JP6521631B2/ja active Active
- 2012-08-10 ES ES12744016T patent/ES2776145T3/es active Active
- 2012-08-10 KR KR1020147004303A patent/KR101996866B1/ko active IP Right Grant
- 2012-08-10 WO PCT/EP2012/065729 patent/WO2013021051A1/en active Application Filing
-
2015
- 2015-01-23 HK HK15100736.2A patent/HK1200445A1/xx unknown
-
2017
- 2017-06-07 JP JP2017112304A patent/JP2017222646A/ja not_active Withdrawn
-
2018
- 2018-10-22 HK HK18113482.8A patent/HK1254403A1/zh unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR20140072025A (ko) | 2014-06-12 |
HK1254403A1 (zh) | 2019-07-19 |
CA2842526A1 (en) | 2013-02-14 |
AU2012293618A1 (en) | 2014-02-06 |
BR112014003146A2 (pt) | 2021-01-26 |
EA201490436A1 (ru) | 2014-07-30 |
KR101996866B1 (ko) | 2019-07-05 |
CN108003155A (zh) | 2018-05-08 |
US20140171418A1 (en) | 2014-06-19 |
EP2742044A1 (en) | 2014-06-18 |
CA2842526C (en) | 2019-07-23 |
EA038317B1 (ru) | 2021-08-09 |
JP2014531403A (ja) | 2014-11-27 |
MX360856B (es) | 2018-11-20 |
HK1200445A1 (en) | 2015-08-07 |
CN104039782A (zh) | 2014-09-10 |
ES2776145T3 (es) | 2020-07-29 |
WO2013021051A1 (en) | 2013-02-14 |
US9394295B2 (en) | 2016-07-19 |
EP2742044B1 (en) | 2019-12-04 |
MX2014001598A (es) | 2014-04-25 |
BR112014003146B1 (pt) | 2022-03-15 |
JP2017222646A (ja) | 2017-12-21 |
AU2012293618B2 (en) | 2017-04-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6552550B2 (ja) | 抗菌性ピペリジニル置換3,4−ジヒドロ−1h−[1,8]−ナフチリジノン類 | |
JP6521631B2 (ja) | 抗菌性ホモピペリジニル置換3,4−ジヒドロ−1h−[1,8]−ナフチリジノン類 | |
US10526331B2 (en) | Antibacterial cyclopenta[C]pyrrole substituted 3,4-dihydro-1H-[1,8]naphthyridinones |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150803 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20150814 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160225 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160315 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20160614 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20160810 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160915 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20170207 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170607 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20170627 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20170728 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20180329 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20180508 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20180608 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180703 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20181019 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190206 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190423 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6521631 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |