JP6519405B2 - モータ制御装置 - Google Patents
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Description
ΔMVn = Kp(en-en-1) + Ki en + Kd[(en-en-1) - (en-1-en-2)] …式(B)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るモータ制御装置の一例を示す図である。
図1のモータ制御装置1は、速度検出部11、PID演算部12、第1固定出力部13、第2固定出力部14、PWM変換部15、出力選択部16を有する。このモータ制御装置1は、該装置1が搭載される本体装置のCPU(Central Processing Unit)2による制御を受けて、制御対象であるモータ3を制御する。
また、モータ制御装置1は、FPGA(Field Programmable Gate Array)やCPLD(Complex Programmable Logic)等のハードウェアで構成することができ、また、ソフトウェアで構成することもできる。
切替速度は、モータ3の制御をいずれかの固定出力部13,14からの出力による固定値制御からPID演算部12からの出力によるフィードバック制御に切り替えるタイミングを決定するために定められたものであり、モータ3の目標速度に応じて予め定められ、例えば、モータ3の目標速度の95%である。
フィードバック制御への切り替え前のPID演算は、例えば、PWM変換部15への入力を第1固定出力部13から第2固定出力部14へ切り替えるとき、すなわち、モータの速度が所定の速度となったときに開始されており、フィードバック制御への切り替えが行われる時点においては、目標速度Stに応じた値を出力可能となっている。
さらに、このような構成とすることで、構成が簡単すなわちRTL(Register Transfer Level)記述またはC言語記述が簡単となる。
本実施形態のモータ制御装置は、目標速度対応値を取得するイニシャルモードを有する。目標速度対応値とは、フィードバック制御への切り替え直後にPID演算部が出力する目標速度Stに応じた値であり、イニシャルモードでは、実際に当該モータ制御装置によりフィードバック制御させた際に目標速度Stで静定したときのPID演算部での演算結果を取得/記憶する。
次いで、目標速度が「B」と設定されると、同様に目標速度Bに対する目標速度対応値を記憶する。以下、使用する全目標速度に対して同様の処理を行うことで、マシン毎のバラツキを考慮した目標速度対応値を取得することができる。
第1の実施形態に係るモータ制御装置は、第1固定出力部と第2固定出力部を備えており、言い換えると、互いに異なる固定値を出力する固定出力部を2つ有する構成であった。
それに対し、第3の実施形態に係るモータ制御装置は、単一の固定出力部を有する。
なお、第1の実施形態のように固定出力部を2段構成としておくことで、モータの動き出し時の電流を抑えることができる。
第2の実施形態では、目標速度対応値は実際にモータ制御装置をPID制御して動作させ取得している。これに代えて、第3の実施形態に係るモータ制御装置は、モータの負荷によって目標速度対応値が異なることに対応するため、モータの負荷の情報が入力される構成を有し、また、モータの負荷と目標速度との組み合わせと、上記目標速度に対する目標速度対応値とを対応付けたテーブルを有しており、モータの負荷の情報と目標速度の情報に基づき、上記テーブルから該当する目標速度対応値を抽出する。
Claims (5)
- モータの速度を検出する速度検出部と、
前記モータの目標速度と前記速度検出部により検出された速度との偏差を用いて、PID演算を行うPID演算部と、
固定値を出力する固定出力部と、
前記固定出力部または前記PID演算部からの入力を前記モータの制御信号または駆動電流に変換して出力する変換部と、
前記PID演算部からの出力と前記固定出力部からの出力のいずれか一方を前記変換部に入力するかを選択する出力選択部と、を備え、
該出力選択部は、前記モータの速度が目標速度に応じて予め定められた切替速度になるまで前記固定出力部からの出力を前記変換部に入力し、前記モータの速度が前記切替速度となった後に前記PID演算部からの出力を前記変換部に入力するよう切り替えを行い、
前記PID演算部は、前記切り替え前から前記PID演算を行うものであり、前記切り替え前の前記PID演算では、偏差を零とし且つ演算結果を前記目標速度に応じた値で固定し、前記切り替え後の前記PID演算では、偏差として実際の偏差を用いることを特徴とするモータ制御装置。 - 前記目標速度に応じた値は、予め当該モータ制御装置を動作させた際に当該目標速度で静定したときの前記PID演算部での実際の演算結果であることを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
- 前記固定出力部は、それぞれ異なる固定値を出力する第1の固定出力部と第2の固定出力部を有し、
前記第1の固定出力部からの出力は前記第2の固定出力部からの出力より小さく、
前記固定出力部は、前記モータの速度が前記切替速度より低い所定の速度になるまで、前記第1の固定出力部からの出力を出力し、前記所定の速度となった後から前記第2の固定出力部を出力することを特徴とする請求項1または2に記載のモータ制御装置。 - 前記モータはインナーブラシレスモータであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
- 前記制御信号はPWM(Pulse Width Modulation)方式の信号であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
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JP2017046378A JP2017046378A (ja) | 2017-03-02 |
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JP2015164823A Active JP6519405B2 (ja) | 2015-08-24 | 2015-08-24 | モータ制御装置 |
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2015
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