JP6519199B2 - ロボットおよびロボットシステム - Google Patents

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Description

本発明は、ロボットおよびロボットシステムに関する。特に、生物型ロボットに関する。
近年のロボット工学・機械工学やロボット部品の製作技術・加工技術の進歩・発達により、多種多様なロボットが開発され、使用されるロボットの用途も多岐にわたっている。
その中で、生物的な動作、構造を有する生物型ロボットの分野がある。生物の動きを模し、人間とのコミュニケーションをはかることを目的とするロボット全般を生物型ロボットというものとする。形状は動物を模しても良いし、球形や箱型など幾何学的な形状でも良い。ただし生物形状をしていても工業用ロボットは含まない。このような生物型ロボットはコミュニケーションロボット、ペットロボット、ホビーロボット等と呼ばれることもある。
この種の生物型ロボットは工場等で使用される工業用ロボット、産業用ロボットと異なり、福祉や娯楽あるいは各種イベント等の目的のために、家庭内や公共の場所など実際の人間の生活環境の中で利用されることになるので、高い人間親和性や、個性が要求される。
従来から顔面の表情、特に目を上下、左右に動かしたり、目を閉じたりすることで静止した顔面に表情を加えるようにしたロボットが知られている。また口を閉じたり開いたりする動作と一緒に目もパチパチと開閉するものも存在する(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1記載の発明は、筒体を顔前面から後頭部へ横置して構成した眼球部と、眼球部の上下に隣接して配置され、かつそれぞれ一端で支持されて横方向にのびる眼瞼部と、上下に変形可能な眉毛部と、眼球部材を上下、左右に偏倚させる眼球部駆動機構と、眼瞼部を瞬き動作および上下方向動作させる眼瞼部駆動機構と、眉毛部を線状部材を介して上下に変形させる眉毛部駆動機構とを有し、眼球部駆動機構は左右共通の無端伸長伝動手段によってピッチ軸まわりの駆動を行い、眼瞼部駆動機構は眼球ピッチ軸まわりに眼球が動くにつれて左右の上側眼瞼部材も追従して動くように眼球ピッチ軸と左右の上側眼瞼部材が協調して駆動するようになっており、眉毛部駆動機構は線状部材の引張りによる上下双方向変形駆動機構としたものである。
これにより、例えば、幸福時の表情、嫌悪、驚き、悲しみ、怒り、恐れ、その他の表情の創出が可能となる。図1は、特許文献1における表情の例を引用して示すものである。
他方、ロボット工学の分野で、遺伝的アルゴリズムにおける交叉という概念がある。遺伝的アルゴリズム(Genetic Algorithms)とは,生物が環境に適応して進化していく過程を工学的に模倣した学習的アルゴリズムである。自然界における生物の進化過程では、ある世代を形成している個体の集合の中で環境に適応した個体が高い確率で生き残り,次の世代に子を残す.このメカニズムをモデル化し,環境に対して最もよく適応した個体、すなわち目的関数に対して最適値を与えるような解を求めようというのが遺伝的アルゴリズムの概念である。交叉(組み換え)は生物が交配によって子孫を残すことをモデル化したもので、個体の遺伝子の一部を入れ換える操作である。子孫に対して最適な個性を選ぶ(淘汰させる)ための操作といえる。
代表的な交叉のアルゴリズムには一点交叉と二点交叉がある。例として次の二つの個体を交叉する。
個体Aの遺伝子を「0100111010」、個体Bの遺伝子を「1010101011」とする。
一点交叉は遺伝子が交叉する場所(交叉点)をランダムで一つ選び、その場所より後ろを入れ換える方式である。
個体A:01001|11010 → 01001 01011
個体B:10101|01011 → 10101 11010
二点交叉は、交叉点をランダムで二つ選び、二つの交叉点に挟まれている部分を入れ換える方式である。
個体A:010 | 01110 | 10 → 010 01010 10
個体B:101 | 01010 | 11 → 101 01110 11
(出典:Wikipedia)
すなわち、親に相当する複数の固体の遺伝子情報から、子に相当する固体の遺伝子情報を得るものであり、この交叉を利用して遺伝的に機能を継承するロボットが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2記載の発明は、一般生態系のように遺伝的に機能を継承させることができ、また必要に応じて機能を更新することができる情報通信ロボットを提案するもので、ロボットは、他のロボットとの間で基本情報の送信または受信を行う通信データ生成/解析部と、送信または受信された基本情報の解析を行うDNAデータ生成/解析部と、他のロボットとの間における互いの基本情報のうちから選択された所定基本情報を遺伝子情報として記憶する着脱可能なDNA板状メモリと、を備え、DNA板状メモリの遺伝子情報を更に他のロボットの基本板状メモリにおける基本情報として用いるものである。
これにより、オス型ロボットまたはメス型ロボットそれぞれに伝達させる学習データおよび行動パターンデータ等の基本情報を任意またはランダムに選択することにより、一般生態系のDNAのように子型ロボットに特徴を継承させることにより、学習効果が固体の領域内に留まらないので、複数のロボットの優勢遺伝的成果が効率よく子々孫々に至るまでの他のロボットに伝達することができ、一般生態系におけるDNAのように用いることができ、また、遺伝子効果を利用したエンタテイメントロボットとして、性格や学習能力が似ている同族のロボットファミリーの形成を実現させることができる。
以上説明した特許文献1、2記載の発明では、ロボットの個性という考え方が導入されていない。しかしてロボットの行動等に個性を出すためにパラメータを設定しているものがある(例えば、特許文献3参照)。
特許文献3記載の発明は、個性パラメータによりロボットが個性的に振る舞うことを実現するものである。
すなわち、ロボットに人間と同様に個性的に振る舞わせるためには、ロボットの機体ごとに、動作を少しずつ異ならせたモーションデータを作成する。そして、それぞれのロボットが、自身に対応したモーションデータを再生することにより、少しずつ異なる動作を行い、これにより個性的な振る舞いを実現することができる。このようなロボットの機体ごとにモーションデータを作成して準備することは煩雑となり、ロボットの数が増大すれば、膨大な数のモーションデータが必要となるという課題を解決するために、単一のモーションデータを用いて簡易にロボットが個性的に振る舞うことを実現することができるようにしたものである。
特開2003−265869号公報 特開2001−142862号公報 特開2014−069257号公報
しかしながら、特許文献3記載の発明では、遺伝的な考慮による多様性については、考えられていなかった。また、特許文献3記載の発明では、個性はパラメータにより決定され、そこには他の個体の個性との関係性が考慮されていなかった。
本発明は上記事情に鑑みて成されたもので、多様性のある個性を持った新個体のロボットを作成することを目的とする。
本発明の第1の観点は、複数の要素を含む遺伝情報を有するロボットであって、複数のロボットの遺伝情報から、前記複数の要素をランダムに選択して新しい遺伝情報を作成する遺伝情報作成手段を有し、前記遺伝情報作成手段は、前記複数のロボットのうちの第1のロボットの遺伝情報を記憶する第1レジスタと、前記複数のロボットのうちの第2のロボットの遺伝情報を記憶する第2レジスタと、第1の乱数を記憶する第3レジスタと、第2の乱数を記憶する第4レジスタと、前記第1レジスタと前記第3のレジスタの対応関係から前記第1のロボットの遺伝情報を選択し、前記第2レジスタと前記第4のレジスタの対応関係から前記第2のロボットの遺伝情報を選択し、該選択した第1のロボットの遺伝情報と第2のロボットの遺伝情報を組み合わせて前記新しい遺伝情報を作成する遺伝情報テーブルとを含むことを特徴とするロボットを提供するものである。
本発明の第2の観点は、複数の要素を含む遺伝情報を有するロボットであって、複数のロボットの遺伝情報から、前記複数の要素をランダムに選択して新しい遺伝情報を作成する遺伝情報作成手段を有し、前記遺伝情報作成手段は、前記複数のロボットのうちのロボット(A)の遺伝情報と前記複数のロボットのうちのロボット(B)の遺伝情報とから、複数の要素をランダムに選択して混ぜるとともに、前記ロボット(A)の遺伝情報と前記ロボット(B)の遺伝情報の同じ要素を選択する際、前記ロボット(A)の遺伝情報と前記ロボット(B)の遺伝情報に対して重み付け係数により重み付けを付けて合成することを特徴とするロボットを提供するものである。
発明の第の観点は、複数の要素(PA)を含む遺伝情報(GA)を有するロボット(A)と、複数の要素(PB)を含む遺伝情報(G)を有するロボット(B)と、ロボット(A)およびロボット(B)と接続可能でロボット(A)の遺伝情報(GA)とロボット(B)の遺伝情報(GB)を記憶する遺伝情報データベースと、前記遺伝情報データベースに記憶されたロボット(A)およびロボット(B)の遺伝情報(GA)、(GB)の前記複数の要素(PA)および(PB)からランダムに要素を選択して新しい遺伝情報(GC)を作成する遺伝情報作成部と、前記遺伝情報作成部が作成した新しい遺伝情報(GC)を有するロボット(C)と、を含み、前記遺伝情報作成部は、前記ロボット(A)の遺伝情報(GA)が書き込まれる第1レジスタと、前記ロボット(B)の遺伝情報(GB)が書き込まれる第2レジスタと、第1の乱数を記憶する第3レジスタと、第2の乱数を記憶する第4レジスタと、前記第1レジスタと前記第3のレジスタの対応関係から前記ロボット(A)の遺伝情報(GA)を選択し、前記第2レジスタと前記第4のレジスタの対応関係から前記ロボット(B)の遺伝情報(GB)を選択し、該選択したロボット(A)の遺伝情報(GA)とロボット(B)の遺伝情報(GB)を組み合わせて前記新しい遺伝情報(GC)を作成する遺伝情報テーブルとを含むことを特徴とするロボットシステムを提供するものである。
本発明の第4の観点は、複数の要素(PA)を含む遺伝情報(GA)を有するロボット(A)と、複数の要素(PB)を含む遺伝情報(GB)を有するロボット(B)と、前記ロボット(A)およびロボット(B)と接続可能で、前記ロボット(A)の遺伝情報(GA)と前記ロボット(B)の遺伝情報(GB)を記憶する遺伝情報データベースと、前記遺伝情報データベースに記憶された前記ロボット(A)およびロボット(B)の遺伝情報(GA)、(GB)の前記複数の要素(PA)および(PB)からランダムに要素を選択して新しい遺伝情報(GC)を作成する遺伝情報作成部と、前記遺伝情報作成部が作成した新しい遺伝情報(GC)を有するロボット(C)と、を含み、前記遺伝情報作成部は、前記ロボット(A)の遺伝情報(GA)と前記ロボット(B)の遺伝情報(GB)とから、複数の要素をランダムに選択して混ぜるとともに、前記ロボット(A)の遺伝情報と前記ロボット(B)の遺伝情報の同じ要素を選択する際、前記ロボット(A)の遺伝情報(GA)と前記ロボット(B)の遺伝情報(GB)に対して重み付け係数により重み付けを付けて合成することを特徴とするロボットシステムを提供するものである。
本発明によれば、複数の遺伝情報から新しい遺伝情報を作る遺伝情報作成器を有することにより、親の遺伝情報を引き継いで個性のある新個体のロボットを作成することが可能になる。
従来のロボットの表情の例を示すものである。 本発明の実施の形態におけるロボットの個体の構成を説明するための図である。 同実施の形態における遺伝情報の作成を説明するための図である。 同実施の形態の動作を説明するためのフローチャートである。 同実施の形態の新しい遺伝情報の作成を説明するための図である。 同実施の形態の新しい遺伝情報の作成を説明する変形例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
<構成>
図2は、本実施の形態におけるロボットの個体の構成を説明するための図である。
10はロボットであり、人間を模した外形形状をしている。内部にCPU1を有し、CPU1はロボット10の動作を制御する。
ロボット10の内部には、前記CPU1と接続される瞼駆動回路2、眼球駆動回路3、首駆動回路4を有する。瞼駆動回路2はロボット10の瞼11、11を動かす制御を行い、眼球駆動回路3はロボット10の眼球12、12を動かす制御を行い、首駆動回路4はロボット10の首13を動かす制御を行う。
なお、瞼、眼球、首を動かす機構的な仕組みは、特許文献1に開示された技術を応用することができ、本発明の趣旨と直接は関係しないので説明は省略する。
8は乱数発生器である。CPU1の制御により第1の乱数R1と第2の乱数R2を発生する。更に、後述する変形例では乱数R3を発生する機能を有する。なお、真の乱数を作成することは困難であると言われるが、本実施の形態では簡単な擬似乱数でよい。
5は、遺伝情報Gを記憶する遺伝情報メモリである。遺伝情報Gは多数の要素を含み、その中に前記瞼駆動回路2、眼球駆動回路3、首駆動回路4をどのように動かすかを指示するパラメータが含まれる。
人間に例えると、イメージとしては遺伝情報が染色体に相当し、要素がDNA(デオキシリボ核酸)に相当し、要素を構成するデータが遺伝子に相当する。ロボットの個体は染色体によって特徴づけられた自律的な個に相当するが、あくまでイメージであって限定解釈されるものではない。
遺伝情報Gの要素(1)は、瞼駆動回路2が瞼11の動きを制御する際に、まばたきが多いか少ないかを指示するパラメータであり、P1とする。
遺伝情報Gの要素(2)は、瞼駆動回路2が瞼11の動きを制御する際に、まばたきが速いか遅いかを指示するパラメータであり、P2とする。
遺伝情報Gの要素(3)は、眼球駆動回路3が眼球12の動きを制御する際に、視線移動が多いか少ないかを指示するパラメータであり、P3とする。
遺伝情報Gの要素(4)は、眼球駆動回路3が眼球12の動きを制御する際に、視線移動が速いか遅いかを指示するパラメータであり、P4とする。
遺伝情報Gの要素(5)は、首駆動回路4が首13の動きを制御する際に、うなずきが多いか少ないかを指示するパラメータであり、P5とする。
遺伝情報Gの要素(6)は、首駆動回路4が首13の動きを制御する際に、うなずきが速いか遅いかを指示するパラメータであり、P6とする。
各パラメータは2値であれば「速い」「遅い」の区別であるが、多値であれば「すごく速い」「速い」「やや速い」「標準」「やや遅い」「遅い」「すごく遅い」のようにきめ細かく表現することができる。
図3は本実施の形態における遺伝情報の作成を説明するための図である。
7は遺伝情報データベースで、図2に代表で示したロボット10の各個体1、個体2、・・・個体A、個体Bの遺伝情報G1、G2、・・・GA、GB、・・・を集約して記憶している。この遺伝情報データベース7はロボット10の各個体内に埋め込まれていても良いし、サーバーや全体システムのステーションに用意してあってもよい。または、スマートフォンに記憶させることも可能である。ここではロボット10とは別体のサーバー20に用意されているものとする。
ここで、個体1の遺伝情報G1の要素P1、P2、P3、P4、P5、P6をP11、P21、P31、P41、P51、P61とする。
個体2の遺伝情報G2の要素P1、P2、P3、P4、P5、P6をP12、P22、P32、P42、P52、P62とする。
個体Aの遺伝情報GAの要素P1、P2、P3、P4、P5、P6をP1A、P2A、P3A、P4A、P5A、P6Aとする。
個体Bの遺伝情報GBの要素P1、P2、P3、P4、P5、P6をP1B、P2B、P3B、P4B、P5B、P6Bとする。
6は遺伝情報作成器であり、遺伝情報データベース7から遺伝情報を得て、その要素をランダムに選択して合成することにより新個体の遺伝情報を作成する。
新個体を得たい時、例えばユーザーは所有する個体A、個体Bからその特徴を引き継いだ個体Cを欲しい時に、この遺伝情報作成器6は、個体A、個体Bの遺伝情報GA、GBから個体Cの遺伝情報GCを作り、個体A、個体Bの個性を持った個体Cを所有することを可能とする。個体A、Bが親に相当し、個体Cが子に相当する。
例えば、個体Cの遺伝情報GCの要素P1、P2、P3、P4、P5、P6をP1C、P2C、P3C、P4C、P5C、P6Cとする。このうち、交叉により個体AからP1とP3を取得し、個体BからP2とP5を取得したとすると、個体Cの遺伝情報GCの要素は、P1A、P2B、P3A、P4C、P5B、P6Cとなる。
この遺伝情報作成器5の構成を、図5を参照して説明する。61は個体Aの遺伝情報GAが書き込まれるレジスタ、62は個体Bの遺伝情報GBが書き込まれるレジスタである。
63は乱数発生器8で発生される乱数R1が書き込まれるレジスタであり、64は乱数発生器8で発生される乱数R2が書き込まれるレジスタである。
65は2次元遺伝情報テーブルであり、一方向の遺伝情報(個体Bの遺伝情報GB)と他方向の遺伝情報(個体Aの遺伝情報GA)を交叉する。個体Aの遺伝情報GAは、レジスタ63に書き込まれた乱数R1で1が立っている要素を選択する。個体Bの遺伝情報GBは、レジスタ64に書き込まれた乱数R2で1が立っている要素を選択する。そしてその交叉方向66の要素を新個体Cの遺伝情報GCとするものである。
これにより、まばたきが多いか少ないかを指示するパラメータP1は個体Aの特徴を受け継ぎ、まばたきが速いか遅いかを指示するパラメータP2は個体Bの特徴を受け継ぎ、視線移動が多いか少ないかを指示するパラメータP3は個体Aの特徴を受け継ぎ、うなずきが多いか少ないかを指示するパラメータP5は個体Bの特徴を受け継ぐ。
親からの受け継ぎがない視線移動が速いか遅いかを指示するパラメータP4と、うなずきが速いか遅いかを指示するパラメータP6は、個体Cが元々保有していたパラメータP4C、P6Cとする。
遺伝情報作成器6において、個体Aと個体Bからどの要素(パラメータ)をいくつ受け継ぐかは、前記乱数発生器8の発生した乱数を用いてランダムに決定する。
同じパラメータを両者から受け継いだ場合は、両者を平均化する。例えば、まばたきが多いか少ないかを指示するパラメータP1について、個体Aはまばたきが多く、個体Bはまばたきが遅かった場合、両者を受け継いだ個体Cのまばたきの数は平均的となる。
上記実施の形態では遺伝情報の要素の数を6として説明したが、実際はもっと大量の要素を含むものである。
<動作>
次に、本実施の形態の動作について図4のフローチャートを参照して説明する。
遺伝情報データベース7は、所定のサーバー20に備えられているものとする。また遺伝情報作成器6は、ロボット10に備えられ、ロボット10内のCPU1に接続されているものとする。
ユーザーが新個体Cを作成したい時、遺伝情報データベース7の中から特徴を取り入れたい親に相当する個体を2つ選ぶ。なお2以上の複数であっても可能である。
ユーザーは、新個体Cとなるロボット10をサーバー20に接続する。サーバー20は現在保持している遺伝情報の個体1、2、・・・A、Bをユーザーに知らせるので、ユーザーは例えば個体Aと個体Bを選択する。サーバー20のCPUが自動的に又は所定のルールに則って選択するようにしても良い。
ロボット10をサーバー20に接続することにより、遺伝情報作成器6が遺伝情報データベース7と接続される。遺伝情報作成器6がCPUを内蔵していて交叉処理を実行し得られた遺伝情報を個体Cであるロボット10の遺伝情報メモリ5に送り込んでも良いし、ロボット10のCPU1が交叉処理を実行しても良い。なお、本実施の形態で便宜上交叉と表現しているもので、遺伝的アルゴリズムにおける交叉とは同一でない。
図4は、個体Cであるロボット10のCPU1の動作を示すフローチャートである。
まず、遺伝情報データベース7から、個体Aの遺伝情報GAを取り込み、遺伝情報作成器6のレジスタ61に取り込む(ステップS1)。続いて、同じく遺伝情報データベース7から、個体Bの遺伝情報GBを遺伝情報作成器6のレジスタ62に取り込む(ステップS2)。
次に、乱数発生器8に乱数R1を発生させて(ステップS3)、レジスタ63に書き込む(ステップS4)。これは、個体Aの遺伝情報GAを構成する要素のうち、どの要素を抽出するかを無作為に決定するためである。この実施の形態では乱数は「101000」であるので、対応するパラメータP1とP3を選択する。実際には要素の数は多数あるので同じ要素の組み合わせが選択される確率はきわめて低く、多様性が期待できる。
ステップS5では同様に個体Bのための乱数2を乱数発生器8に発生させ、レジスタ64に書き込む(ステップS6)。乱数は「010010」であるので、対応するパラメータP2とP5を選択する。
2次元遺伝情報テーブル65の交叉部分66から抽出した遺伝情報の要素を個体Cの遺伝情報に取り込んで(ステップS7)、遺伝情報メモリ5に組み込んで遺伝情報GCとする(ステップS8)。上述した例では遺伝情報GCの要素はP1A、P2B、P3A、P4C、P5B、P6Cとなる。
交叉処理の結果、個体Cの遺伝情報メモリ5に得られた遺伝情報GCに従って、個体Cのロボットは動作制御される(ステップS9)。すなわち、個体Aと個体Bの特徴を混ぜ込んだ個性で、CPU1および瞼駆動回路2、眼球駆動回路3、首駆動回路4がまばたきの数、まばたきの速さ、視線移動の量、視線移動の速さ、うなずきの量、うなずきの速さを制御するものである。
<変形例>
図6は、同じパラメータについて個体Aと個体Bが衝突した場合を示す。すなわち、乱数1は「101000」であり、乱数2は「011010」であるとすると、パラメータP3について、レジスタ61の3ビット目とレジスタ63の64の3ビット目の両方に「1」が立っている。そこで、2次元遺伝情報テーブル65の交叉するエリア6533では、パラメータP3AとP3Bを平均化する処理を行う。勿論、単純平均でなく何らかの重み付け係数により重み付けをしてもよい。
例えば、上記例では選択されたパラメータについて(P3A+P3B)/2としたが、重み付け係数をKA、KBとし、(P3A*KA+P3B*KB)/(KA+KB)としてもよい。
更に、重み付け係数KA、KBを乱数としてもよい。そうすることによって、一層の多様性が得られる。しかも、あくまで個体Aと個体Bの遺伝情報GA、GBの中から選択しているので個体Aと個体Bの個性は引継ぎ、突然変異のようなまったく関係ない個性が生まれるわけではない。乱数はR3として乱数発生器8に発生させる。
更に、乱数R1、R2を、各1ビットの6桁の数値としたが、各桁を多値とすれば、重み付け係数を導入するのと類似した効果を得ることができる。
一般的な遺伝的アルゴリズムに従った交叉処理では最適化処理(淘汰処理)が成されるため多様性が乏しくなってしまうが、本実施の形態によれば、個体Aと個体Bの遺伝情報からどの要素を取得するかはランダムであるので、同じ作業を繰り返しても同一の個性が生まれる確率はきわめて低い。従って、多様性に富んだ個性のある新たな個体を得ることができる。
これにより、簡単な構成で親個体の遺伝情報をランダムに取り込んだ子個体の遺伝情報を作成することができる。
前記実施の形態では人間形ロボットについて説明したが、本発明は人間形にのみ限定されるものではなく、動物形ロボットその他一般の各種ロボットにも同様に適用されることは勿論である。
また、遺伝情報データベース7はサーバー20にあるとして説明したが、個体Cがサーバー20を経由せずに直接個体Aの遺伝情報と個体Bの遺伝情報を取得しても良い。
また、個性としてまばたきが多いか少ない、まばたきが速いか遅い、視線移動が多いか少ない、視線移動が速いか遅い、うなずきが多いか少ない、うなずきが速いか遅い、を例にとって説明したが、これはあくまでも一例であって、その他腕や足の動き、口の開閉、等の動作、音声を出力できるロボットであれば声質、声の大きさ、発声速度、単語の選び方等、ディスプレイを備えたロボットであればディスプレイの表示状態等でも個性を発揮することが可能である。
また、前記実施の形態では6種類の要素から2又は3の要素を選択したがこれはあくまでも一例であって、要素の数や選択数は任意である。すべての要素を選択しても良い。
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願出願時の特許請求の範囲を付記する。
<付記>
[請求項1]
複数の要素を含む遺伝情報を有するロボットであって、
複数のロボットの遺伝情報から、前記複数の要素をランダムに選択して新しい遺伝情報を作成する遺伝情報作成手段を有するロボット。
[請求項2]
前記複数のロボットの遺伝情報は、1つのデータベースに格納されていることを特徴とする請求項1記載のロボット。
[請求項3]
前記遺伝情報の要素は、ロボットの部位の動作を指示するパラメータであることを特徴とする請求項1または2記載のロボット。
[請求項4]
前記遺伝情報の要素である動作を指示するパラメータは、以下のいずれかを指示することを特徴とする請求項3記載のロボット。
要素(1) まばたきが多いか少ない
要素(2) まばたきが速いか遅い
要素(3) 視線移動が多いか少ない
要素(4) 視線移動が速いか遅い
要素(5) うなずきが多いか少ない
要素(6) うなずきが速いか遅い
[請求項5]
前記遺伝情報作成手段は、第1のロボットの遺伝情報を記憶する第1レジスタと、第2のロボットの遺伝情報を記憶する第2レジスタと、第1の乱数を記憶する第3レジスタと、第2の乱数を記憶する第4レジスタと、前記第1レジスタと第3のレジスタの対応関係から前記第1のロボットの遺伝情報を選択し、前記第2レジスタと第4のレジスタの対応関係から前記第2のロボットの遺伝情報を選択し、該選択した第1のロボットの遺伝情報と第2のロボットの遺伝情報を組み合わせて前記新しい遺伝情報を作成する遺伝情報テーブルとを含むことを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載のロボット。
[請求項6]
前記遺伝情報作成手段は、ロボット(A)の遺伝情報とロボット(B)の遺伝情報とから、複数の要素をランダムに選択して混ぜるとともに、前記ロボット(A)の遺伝情報とロボット(B)の遺伝情報の同じ要素を選択する際、前記ロボット(A)の遺伝情報とロボット(B)の遺伝情報に対して重み付け係数により重み付けを付けて合成することを特徴とする請求項1ないし5いずれか記載のロボット。
[請求項7]
前記重み付け係数は、乱数であることを特徴とする請求項6記載のロボット。
[請求項8]
複数の要素(PA)を含む遺伝情報(GA)を有するロボット(A)と、複数の要素(PB)を含む遺伝情報(GC)を有するロボット(B)と、ロボット(A)およびロボット(B)と接続可能でロボット(A)の遺伝情報(GA)とロボット(B)の遺伝情報(GB)を記憶する遺伝情報データベースと、前記遺伝情報データベースに記憶されたロボット(A)およびロボット(B)の遺伝情報(GA)、(GB)の前記複数の要素(PA)および(PB)からランダムに要素を選択して新しい遺伝情報(GC)を作成する遺伝情報作成部と、前記遺伝情報作成部が作成した新しい遺伝情報(GC)を有するロボット(C)と、を含むロボットシステム。
1 CPU
2 瞼駆動回路
3 眼球駆動回路
4 首駆動回路
5 遺伝情報メモリ
6 遺伝情報作成器
7 遺伝情報データベース
8 乱数発生器
10 ロボット
11 瞼
12 眼球
13 首
20 サーバー
61、62、63、94 レジスタ
65 2次元遺伝情報テーブル

Claims (8)

  1. 複数の要素を含む遺伝情報を有するロボットであって、
    複数のロボットの遺伝情報から、前記複数の要素をランダムに選択して新しい遺伝情報を作成する遺伝情報作成手段を有し、
    前記遺伝情報作成手段は、前記複数のロボットのうちの第1のロボットの遺伝情報を記憶する第1レジスタと、前記複数のロボットのうちの第2のロボットの遺伝情報を記憶する第2レジスタと、第1の乱数を記憶する第3レジスタと、第2の乱数を記憶する第4レジスタと、前記第1レジスタと前記第3のレジスタの対応関係から前記第1のロボットの遺伝情報を選択し、前記第2レジスタと前記第4のレジスタの対応関係から前記第2のロボットの遺伝情報を選択し、該選択した第1のロボットの遺伝情報と第2のロボットの遺伝情報を組み合わせて前記新しい遺伝情報を作成する遺伝情報テーブルとを含むことを特徴とするロボット。
  2. 複数の要素を含む遺伝情報を有するロボットであって、
    複数のロボットの遺伝情報から、前記複数の要素をランダムに選択して新しい遺伝情報を作成する遺伝情報作成手段を有し、
    前記遺伝情報作成手段は、前記複数のロボットのうちのロボット(A)の遺伝情報と前記複数のロボットのうちのロボット(B)の遺伝情報とから、複数の要素をランダムに選択して混ぜるとともに、前記ロボット(A)の遺伝情報と前記ロボット(B)の遺伝情報の同じ要素を選択する際、前記ロボット(A)の遺伝情報と前記ロボット(B)の遺伝情報に対して重み付け係数により重み付けを付けて合成することを特徴とするロボット。
  3. 前記重み付け係数は、乱数であることを特徴とする請求項記載のロボット。
  4. 前記複数のロボットの遺伝情報は、1つのデータベースに格納されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載のロボット。
  5. 前記遺伝情報の要素は、ロボットの部位の動作を指示するパラメータであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載のロボット。
  6. 前記遺伝情報の要素である動作を指示するパラメータは、以下のいずれかを指示することを特徴とする請求項記載のロボット。
    要素(1) まばたきが多いか少ない
    要素(2) まばたきが速いか遅い
    要素(3) 視線移動が多いか少ない
    要素(4) 視線移動が速いか遅い
    要素(5) うなずきが多いか少ない
    要素(6) うなずきが速いか遅い
  7. 複数の要素(PA)を含む遺伝情報(GA)を有するロボット(A)と、
    数の要素(PB)を含む遺伝情報(G)を有するロボット(B)と、
    前記ロボット(A)およびロボット(B)と接続可能で、前記ロボット(A)の遺伝情報(GA)と前記ロボット(B)の遺伝情報(GB)を記憶する遺伝情報データベースと、
    記遺伝情報データベースに記憶された前記ロボット(A)およびロボット(B)の遺伝情報(GA)、(GB)の前記複数の要素(PA)および(PB)からランダムに要素を選択して新しい遺伝情報(GC)を作成する遺伝情報作成部と、
    記遺伝情報作成部が作成した新しい遺伝情報(GC)を有するロボット(C)と、を含み、
    前記遺伝情報作成部は、
    前記ロボット(A)の遺伝情報(GA)が書き込まれる第1レジスタと、前記ロボット(B)の遺伝情報(GB)が書き込まれる第2レジスタと、第1の乱数を記憶する第3レジスタと、第2の乱数を記憶する第4レジスタと、前記第1レジスタと前記第3のレジスタの対応関係から前記ロボット(A)の遺伝情報(GA)を選択し、前記第2レジスタと前記第4のレジスタの対応関係から前記ロボット(B)の遺伝情報(GB)を選択し、該選択したロボット(A)の遺伝情報(GA)とロボット(B)の遺伝情報(GB)を組み合わせて前記新しい遺伝情報(GC)を作成する遺伝情報テーブルとを含むことを特徴とするロボットシステム。
  8. 複数の要素(PA)を含む遺伝情報(GA)を有するロボット(A)と、
    複数の要素(PB)を含む遺伝情報(GB)を有するロボット(B)と、
    前記ロボット(A)およびロボット(B)と接続可能で、前記ロボット(A)の遺伝情報(GA)と前記ロボット(B)の遺伝情報(GB)を記憶する遺伝情報データベースと、
    前記遺伝情報データベースに記憶された前記ロボット(A)およびロボット(B)の遺伝情報(GA)、(GB)の前記複数の要素(PA)および(PB)からランダムに要素を選択して新しい遺伝情報(GC)を作成する遺伝情報作成部と、
    前記遺伝情報作成部が作成した新しい遺伝情報(GC)を有するロボット(C)と、を含み、
    前記遺伝情報作成部は、前記ロボット(A)の遺伝情報(GA)と前記ロボット(B)の遺伝情報(GB)とから、複数の要素をランダムに選択して混ぜるとともに、前記ロボット(A)の遺伝情報と前記ロボット(B)の遺伝情報の同じ要素を選択する際、前記ロボット(A)の遺伝情報(GA)と前記ロボット(B)の遺伝情報(GB)に対して重み付け係数により重み付けを付けて合成することを特徴とするロボットシステム。
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