JP2001034765A - 物体認識装置および情報処理装置 - Google Patents

物体認識装置および情報処理装置

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JP2001034765A
JP2001034765A JP2000166588A JP2000166588A JP2001034765A JP 2001034765 A JP2001034765 A JP 2001034765A JP 2000166588 A JP2000166588 A JP 2000166588A JP 2000166588 A JP2000166588 A JP 2000166588A JP 2001034765 A JP2001034765 A JP 2001034765A
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JP2000166588A
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Manabu Hashimoto
橋本  学
Kazuhiko Washimi
和彦 鷲見
Miwako Hirooka
美和子 広岡
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 認識すべき対象画像の特徴の信頼性が低いも
のは認識にはほとんど使用されず、シーン全体として合
理的な解釈を求める場合には不向きであった。 【解決手段】 画像入力手段100,物体候補抽出手段
101,ビット列定義手段102,初期ビット列生成手
段103,適応度計算手段105,およびビット列操作
手段104を有し、画像の解釈をビットの列で表現し、
予め設定した手順で複数のビット列を発生させて、各ビ
ット列の適応度を算出して、適応度の高いビット列から
新たなビット列を生成したり、予め設定された割合でビ
ット列の変換を行う操作を繰り返し、より適応度の高い
ビット列を得ることで画像の解釈を行う。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】
【0001】この発明は、ロボット装置におけるワーク
の認識などのための物体認識装置および情報処理装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術1.図17は例えば「ロボッ
トビジョン」(著;谷内田 正彦 発行;1990年1
0月30日 昭晃堂)の第195〜197頁に示され
た、従来の物体認識装置における3次元認識処理の流れ
を示すフローチャートである。物体を認識するために、
まずシーンから特徴の抽出を行う(ステップST5
1)。この場合には、生成した距離画像の2次微分を行
ってゼロ交叉点を求め、同一平面上にのっているものに
グループ化して直線や円弧にて記述する。この特徴量と
して、ここではエッジの長さや形、さらにはそれを構成
する両隣の面の形などが使用される。次に、シーンの解
釈のために重要そうな特徴の選択が行われる(ステップ
ST52)。即ち、認識を行うのに重要そうな特徴から
順にモデルとの照合を行ってゆく。この重要そうな特徴
とモデルとの照合によって解釈の候補を求める(ステッ
プST53)。解釈の候補が得られたならば、モデルを
当てはめることによって解釈の正しさを検証する(ステ
ップST54)。検証の結果、正しい解釈であると確認
されると、シーン内の全ての特徴に対して解釈が終了し
たか否かを判定し(ステップST55)、終了していな
ければ上記の処理を繰り返す。シーン内の全ての特徴が
解釈されたことが検出されると、一連の処理を終了す
る。
【0003】従来の技術2.図18は例えば「パート5
遺伝的アルゴリズム 最適化問題を繰り返し操作で解
く」(松原 仁 日経バイト 1992年6月号 第2
64〜267頁)に示された、従来の情報処理装置の遺
伝的アルゴリズムにおける遺伝子の集団を示す説明図、
図19はその遺伝子の交叉を示す説明図であり、図20
はその処理の流れを示すフローチャートである。まず最
初に、図18に示すように解くべき問題を1次元の遺伝
子に割り付けて遺伝子の集団を決定する。なお、この集
団の遺伝子の数nや各遺伝子のビット数kをどれくらい
にするかは問題によって異なるものである。次に、集団
の各遺伝子の適合度関数の値を計算する(ステップST
61)。そして、得られた適合度に応じて、高い適合度
をもつ遺伝子ほど高い期待値となるように、遺伝子の複
製を行う(ステップST62)。次に、その複製された
遺伝子集合に対して、予め定められているある確率に従
って遺伝子の交叉を行わせる(ステップST63)。こ
の遺伝子の交叉は図19に示すように、2つの遺伝子の
同じ位置、例えば図19に1点鎖線で示した位置におい
て切断し、それぞれを入れ替えるという操作によって実
現される。次に、その遺伝子にさらにある確率で突然変
異を起こさせる(ステップST64)。この突然変異に
は、遺伝子の適当な位置のビットの“1”と“0”とを
反転させる「反転」の他にも、「削除」や「挿入」など
のバリエーションが上記文献中にもいくつか例示されて
いる。得られた遺伝子による新しい世代をもとに、前述
のステップST61〜ST64の処理を繰り返す。その
結果、徐々に適合度の高い遺伝子が出現して集団の中で
増殖してゆく。この適合度の高い遺伝子こそが求める遺
伝子、即ち情報である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術1に示され
た物体認識装置は、前述のように3次元的認識処理を行
っているので認識すべき対象画像の特徴量は重要な順に
認識に用いられ、特徴の信頼性が低いものは認識にはほ
とんど使用されず、シーン全体として合理的な解釈を求
めることが必要な場合には不向きであるという問題点が
あった。
【0005】また、従来の技術2に示された情報処理装
置は、前述のように遺伝的アルゴリズムを用いて処理し
ているので、適合度というひとつの指標のみによって世
代交代のもととなる親の複製を生成しているため、あっ
てはいけない遺伝子の形、即ち致死遺伝子を表現するこ
とが困難であり、また、世代交代の途中で現れて淘汰さ
れていった遺伝子を解とすることが困難であるなどの問
題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、シーン全体の合理的な解釈にも
適した物体認識装置を得ることを目的とする。
【0007】また、この発明は、致死遺伝子などの表
現、さらには淘汰されてしまった遺伝子の表現も容易な
情報処理装置、あるいは物体認識装置を得ることを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る物体認識
装置は、画像入力手段、物体候補抽出手段、ビット列定
義手段、初期ビット列生成手段、適応度計算手段、およ
びビット列操作手段を有し、画像の解釈をビットの列で
表現し、予め設定した手順で複数のビット列を発生させ
て、各ビット列の適応度を算出して、適応度の高いビッ
ト列から新たなビット列を生成したり、予め設定された
割合でビット列の変換を行う操作を繰り返し、より適応
度の高いビット列を得ることで画像の解釈を行うもので
ある。
【0009】この発明に係る物体認識装置は、上記ビッ
ト列の配列を全て2次元配列としたものである。
【0010】この発明に係る物体認識装置は、最大適応
度ビット列計算手段と結果ビット列格納手段を付加し、
最大適応度をもつビット列が一定時間以上不変であった
場合にその当該ビット列を随時付加保存し、最終的に保
存された複数のビット列に対応する複数の画像解釈結果
をもって当該物体認識装置の出力とするものである。
【0011】この発明に係る情報処理装置は、初期ビッ
ト列生成手段、適応度計算手段、不適応度計算手段、ビ
ット列選択手段、新ビット列生成手段、ビット列操作手
段、ビット列格納手段、およびビット列削除手段を有
し、各々のビット列について適応度と不適応度を算出
し、不適応度が一定値以上の場合にはそのビット列を削
除し、高い適応度を持つビット列ほど選択確率が高くな
るように設定して選択した複数のビット列より新しいビ
ット列を生成し、そのビット列に対して交叉や突然変異
などのビット操作を行い、その適応度と不適応度を計算
し、算出された不適応度が一定値以上ならそのビット列
を削除し、一定値以下ならビット列群に追加して適応度
の低いビット列をそのビット列群より削除し、この一連
の動作の繰り返しによって、より適応度の高いビット列
を生成するものである。
【0012】(作用)この発明における物体認識装置
は、撮像された原画像から抽出された複数の物体候補の
画像上での、存在有無を1ビットの情報(有=1、無=
0など)で表現したビット列を生成し、初期ビット列と
して複数のビット列群を生成して、それぞれのビット列
に対して正しいシーン解釈である可能性を示す適応度の
計算を行い、その適応度をもとに適応度の高いビット列
ほど高い確率で選択するように前記ビット列群の中から
複数のビット列を選択し、さらに予め設定した割合で一
定の手順によるビット列操作を行い、結果として発生し
た新しいビット列を前記ビット列群に加えるとともに、
適応度の低いビット列を削除することで前記ビット列群
の更新を行い、この適応度計算からビット列群更新まで
の処理を繰り返すことにより、より適応度の高いビット
列を生成するように作用する。
【0013】この発明における物体認識装置は、撮像さ
れた原画像から抽出された複数の物体候補の画像上で
の、存在有無を1ビットの情報(有=1、無=0など)
で表現した2次元のビット列を、2次元の原画像中の物
体候補の位置に対応させて生成し、初期ビット列として
複数の2次元ビット列群を生成して、それぞれのビット
列に対して正しいシーン解釈である可能性を示す適応度
の計算を行い、その適応度をもとに適応度の高いビット
列ほど高い確率で選択するように前記ビット列群の中か
ら複数のビット列を選択し、さらに予め設定した割合で
一定の手順によるビット列操作を行い、結果として発生
した新しいビット列を前記ビット列群に加えるととも
に、適応度の低いビット列を削除することで前記ビット
列群の更新を行い、この適応度計算からビット列群更新
までの処理を繰り返すことにより、より適応度の高い2
次元ビット列を生成するように作用する。
【0014】この発明における物体認識装置は、請求項
1に記載した発明における適応度計算からビット列群更
新までの処理を繰り返す過程において、各段階でのビッ
ト列群における最大適応度をもつビット列の番号を記憶
し、そのビット列が一定時間以上不変であった場合に、
当該ビット列を結果ビット列格納手段に随時付加保存
し、最終的に結果ビット列保存手段に格納された複数の
ビット列に対応する画像の解釈をもって出力結果とする
ように作用する。
【0015】この発明における情報処理装置は、最適化
問題をコーディングした初期ビット列群に属する各々の
ビット列について、ビット列が最適である可能性として
の度合いを示す適応度と、最適でない度合いを示す不適
応度を算出し、その不適応度を検査してそれが一定以上
であった場合にはそのビット列の削除を行い、次に前記
適応度に基づいて、高い適応度を持つビット列ほど選択
される確率が高くなるように複数のビット列の選択を行
って、交叉および突然変異の操作を行い、新しく生成し
た前記ビット列の適応度と不適応度を計算して、不適応
度が一定以上ならそのビット列を削除し、一定以下なら
それをビット列群に加えて、適応度の低いビット列の削
除を行い、この一連の操作を繰り返すことにより、より
適応度の高いビット列を生成するように作用する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態に
ついて説明する。 実施の形態1.この発明の実施の形態1を図について説
明する。図1はこの発明の実施の形態1による物体認識
装置を示す構成図である。図において、100は認識対
象物体の画像を入力する画像入力手段としてのテレビカ
メラであり、101はこのテレビカメラ100より入力
された原画像より認識対象の物体候補を抽出する物体候
補抽出手段である。102は原画像中の物体候補の存在
の有無を1ビットの情報で表現して、原画像の解釈をそ
のビットの列で表現したビット列を定義するビット列定
義手段であり、103は予め設定した手順で初期値たる
複数のビット列を生成する初期ビット列生成手段であ
る。104は初期ビット列生成手段103にて生成され
たビット列が格納されるビット列格納手段であり、10
5は各々のビット列についてそれが正しい解釈である可
能性を示す指標である適応度を算出する適応度計算手段
である。106,107は適応度計算手段105で算出
された適応度の高いビット列から新たなビット列を生成
したり、予め設定された割合でビット列を変換するなど
のビット列操作を行うビット列操作手段で、106は2
つのビット列を同じビット位置で切断して交叉させる交
叉操作手段、107はビット列中の適当なビットについ
て、その“1”と“0”とを反転させる突然変異手段で
ある。108はこれらビット列操作手段としての交叉操
作手段106および突然変異操作手段107の動作を規
定するための乱数を発生する乱数発生手段である。
【0017】次に動作について説明する。ここで、図2
はこのように構成された物体認識装置の動作の流れを示
すフローチャートである。処理の最初の段階で、テレビ
カメラ100により認識対象物体の画像が入力される
(ステップST210)。図3(a)はこの入力された
画像を模式的に示したものである。この場合、認識対象
物体は段ボール箱であり、その中央部分には梱包のため
のテープが貼付されていて、物体#1および物体#2が
それ以外の物体の上に積載されている。この実施の形態
1では積載された複数の物体中の最上段に置かれたもの
の認識を課題としているので、この物体#1と物体#2
の認識を目的としている。また、同図で物体#1と物体
#2の濃度がそれ以外の物体のものと異なるのは、説明
を容易にするためであって、物体としては同一種類のも
のである。
【0018】次に、入力された原画像から物体候補抽出
手段101によって、認識対象の物体候補が抽出される
(ステップST211)。図3(b)には抽出された1
2の物体候補が示されている。図から容易にわかるとお
り、物体#1は候補#6に相当し、物体#2は候補#1
2に相当する。なお、候補#2,候補#4,候補#8,
候補#10は全て、実際の物体とは対応しない誤った候
補である。
【0019】次に、物体候補リストCL〔n〕が生成さ
れる(ステップST212)。この候補リストの一例を
次の表1に示す。当該候補リストには候補番号をインデ
ックスとして、前記物体候補抽出手段101によって認
識された各物体候補の2次元的位置と姿勢(向き)が格
納されている。
【0020】
【表1】
【0021】次に、ビット列定義手段102によって、
画像中の各物体候補の存在有無をそれぞれ1ビットの情
報で表現したビット列が定義される(ステップST21
3)。図3(c)は定義されたビット列の一例を示すも
ので、12ビットからなるビット列の各ビットは、それ
ぞれに対応する物体候補の存在有無が、存在する場合は
“1”、存在しない場合は“0”として表現されてい
る。図3(c)の例では、左から第1,第3,第6,第
7,第10,第11の各ビットが“1”になっておりそ
れ以外は“0”である。従って、候補#1,候補#3,
候補#6,候補#7,候補#10,候補#11が画像中
に存在し、候補#2,候補#4,候補#5,候補#8,
候補#9,候補#12は画像中には存在しないような画
像を意味している。また、図3(d)は同様に候補#
6,候補#12に対応するビットのみ1になっており、
この実施の形態1で求めたい結果に相当する。
【0022】次に、初期ビット列生成手段103によっ
て複数の初期ビット列群が生成され、それがビット列格
納手段104に格納される(ステップST214)。こ
の実施の形態1では、初期ビット列として100個のビ
ット列を乱数発生手段108の発生するランダムなデー
タに基づいてランダムに生成する。
【0023】続いて、適応度計算手段105によってこ
の初期ビット列生成手段103の生成した各ビット列の
適応度が計算され、ビット列格納手段104にそのデー
タが格納される(ステップST215)。第n番目のビ
ット列に対応する適応度F〔n〕は次の式(1)で計算
される。
【0024】
【数1】
【0025】ここで、Fc〔m〕は候補#mの信頼度、
Fh〔m〕は候補#mの高さ信頼度であり、L〔n〕
〔m〕は第n番目のビット列の第m番目のビットを表
す。高さ信頼度は、当該物体候補が高い位置であると判
定されているほど高い信頼度をもつように値が決められ
ている。適応度を高速に計算するために、この実施の形
態1では次の表2に示したようなテーブルを使用する。
この表2に示すように、各物体候補をインデックスとし
て信頼度と高さ信頼度が格納されており、適応度計算時
には本テーブルを参照することで計算を高速に実行しう
る。
【0026】
【表2】
【0027】続く処理では、ビット列格納手段104に
格納された100個のビット列の中から適応度に応じ
て、適応度が高いほど選択される確率が高くなるように
2つの親ビット列を選択する(ステップST216)。
さらに、その選択されたそれぞれの親ビット列と同一の
ビット列として、2つの子ビット列を生成する(ステッ
プST217)。
【0028】ここで、乱数発生手段108により決めら
れた範囲の乱数を発生させ、発生した乱数を予め設定し
たしきい値th cと比較する(ステップST21
8)。そして、しきい値th cより大きな乱数が発生
した場合には交叉操作手段106によって交叉操作を行
なう。この実施の形態1では、発生する乱数値の範囲を
0から1までとし、しきい値th cとしては0.6を
用いた。しかし、確率的に交叉操作を行なう同等の手段
であれば同等の作用を得ることはいうまでもない。
【0029】以下にこの交叉操作手段162により実行
される交叉操作について説明する。図4に交叉操作の様
子を模式的に示す。交叉操作は2つの子ビット列P1お
よびP2に対してまず、交叉位置を決定し(ステップS
T219)、この交叉位置において子ビット列P1とP
2を交叉させる(ステップST220)。図4に示した
ビット列C1は交叉位置より左のP1と交叉位置より右
のP2をビット列として接続して生成し、ビット列C2
は交叉位置より左のP2と交叉位置より右のP1をビッ
ト列として接続して生成したものである。なお、交叉位
置は乱数発生手段によって発生された乱数に基づいて確
率的に決定する。このような操作は、ビット列を遺伝子
にたとえると、ちょうど生物学における遺伝子の交叉現
象に類似しているために交叉操作と呼ばれる。
【0030】図5は交叉操作の別の一例を示す説明図で
あり、この実施の形態1では用いなかったが、上述の方
法に代えて用いても同様の効果がある。この図5に示し
た交叉操作では、ビット列P1およびP2に対してマス
クビット列をランダムに発生する。ビット列C1はマス
クビット列の値1の位置に対応するP1のビットと、同
じく値0の位置に対応するP2のビットとの組み合わせ
で生成する。ビット列C2はマスクビット列の値1の位
置に対応するP2のビットと、同じく値0の位置に対応
するP1のビットとの組み合わせで生成する。
【0031】この交叉操作が終了した場合、あるいは発
生した乱数の値がしきい値th cより小さかった場合
には、さらに乱数発生手段108によって突然変異操作
のための乱数を発生させ、その乱数値としきい値th
mの大小関係を判定する(ステップST221)。そし
て、発生した乱数の値がしきい値th mより大きけれ
ば突然変異操作手段107による突然変異操作を行な
う。この突然変異操作について図6を使って以下に説明
する。まず、図6(a)では反転型の突然変異操作を説
明する。操作対象のビット列Aに対して、突然変異位置
を乱数発生手段108により発生させた乱数値に基づい
てランダムに決定し(ステップST222)、その突然
変異位置に対応するビットを反転させることによってビ
ット列Bを得る(ステップST223)。また、図6
(b)は2点置換型の突然変異操作を示す説明図であ
り、操作対象のビット列Aに対して2ヵ所の突然変異位
置を、乱数発生手段108によって発生させた乱数値に
基づいてランダムに決定し(ステップST222)、当
該位置のビットを置換(交換)することによってビット
列Bに変化させる(ステップST223)。この実施の
形態1では、前記反転型突然変異操作を行い、さらに2
点置換型突然変異操作を行なう。この操作も、ビット列
を遺伝子による突然変異現象のアナロジーとして捉え、
突然変異操作と呼んでいる。
【0032】次に、ビット列格納手段104に格納され
た100個のビット列それぞれの適応度を調べ、もっと
も低い適応度を持つ2つのビット列を削除する(ステッ
プST224)。そして、代わりに上述の一連の処理で
生成された2つの新しいビット列を新たにビット列格納
手段104に追加登録する(ステップST225)。
【0033】以降、以上説明した適応度計算(ステップ
ST215)から新ビット列追加登録(ステップST2
25)までの処理を、終了条件が満足されるまで繰り返
す(ステップST226)。なお、この実施の形態1で
はその終了条件として、100個のビット列群の中の最
大適応度を持つビット列パターンの変化がない状態が継
続する時間を用いている。即ち、前記継続時間が一定し
きい値以上になった時に、ビット列群の動きが止まった
として一連の処理を終了させる。処理終了時点で、ビッ
ト列格納手段104に格納されているビット列の中で最
大適応度をもつビット列が最終結果として出力され、前
記物体候補リストCLと組み合わせることで、最終的な
物体認識結果が出力される。
【0034】なお、上記実施の形態1では、交叉操作の
あとに突然変異操作を行うものを示したが、どちらか一
方だけを実行するようにしてもよく、また突然変異操作
に関しては、反転型と2点置換型の2種類とも行うこと
としたが、ランダムに発生した値に基づいてどちらか片
方だけ実行するようにしても、あるいは両方とも実行し
なくてもよく、その効果が変わることはない。
【0035】また、上記実施の形態1では、終了条件と
して最大適応度をもつビット列に変化のない継続時間を
もとにしているが、予め設定した繰り返し回数の処理後
に終了するようにしても良く、その効果は上記実施の形
態の場合と同等である。
【0036】また、上記実施の形態1では、適応度を計
算するのに物体の信頼度と高さ信頼度をもとに計算する
場合について説明したが、それ以外に画像の解釈に使用
可能な情報をもとに計算するようにしても差し支えない
ことはいうまでもない。
【0037】また、上記実施の形態1では、ビット列格
納手段104に格納されるビット列の数を100個に固
定し、常に一定としたが、ビット列の数はいくらでもよ
く、また常に不変にする必要もない。これらの制約はこ
の実施の形態の効果に特に本質的な影響を与えるもので
はない。
【0038】また、上記実施の形態1では、乱数発生手
段108によってその都度乱数を発生させるものを示し
たが、予め乱数テーブルを用意してメモリ等に格納して
おき、随時その乱数テーブルを参照してランダムな振る
舞いをさせるようにしても良く、その効果は上記実施の
形態の場合と同様の効果を奏する。
【0039】実施の形態2.次に、この発明の実施の形
態2を図について説明する。図7はこの発明の実施の形
態2による物体認識装置を示す構成図であり、各部には
図1に示した実施の形態1の相当部分と同一の符号を付
しているが、ビット列定義手段102で定義されるビッ
ト列、初期ビット列生成手段103で生成されるビット
列、ビット列格納手段104に格納されるビット列、適
応度計算手段105、あるいは交叉操作手段106や突
然変異操作手段107などで処理されるビット列の並び
が2次元配列である点で、実施の形態1とは異なってい
る。
【0040】次に動作について説明する。ここで、図8
はこのように構成された画像認識装置の動作の流れを示
すフローチャートである。処理の最初の段階で、テレビ
カメラ100によって認識対象物体の画像が入力され
(ステップST230)、物体候補抽出手段101によ
って認識対象の物体候補が抽出される(ステップST2
31)。なお、認識対象は図3(a)に示すような積載
された段ボール箱であり、最終的に認識したい物体は実
施の形態1の場合と同様に、図3(b)に示した候補#
6および候補#12である。また、候補#2,#4,#
8,#10は誤った認識であり、候補#1,#3,#
5,#7,#11は正しい認識ではあるがこの実施の形
態2においては認識目標ではない。次に、物体候補リス
トCLが生成される(ステップST232)。この物体
候補リストCLは、候補番号をインデックスとして各候
補の2次元的位置と姿勢(向き)が格納された、前記表
1に示した実施の形態1と同様のものである。
【0041】次に、ビット列定義手段102により2次
元配列のビット列が定義される(ステップST23
3)。即ち、前記図3(b)に示された各物体候補#1
〜#12の、画像中の存在有無をそれぞれ1ビットで表
現し、図9に示すような2次元のビット列を用いてこれ
を表現する。この図9では縦5、横3の合計15個のビ
ットからなるビット集合(ビット列)が描かれている
が、12個の物体候補をそれぞれのビットに割り付け、
存在するなら“1”、存在しないなら“0”、もともと
空のビットなら“−1”を与える。言い換えれば、前記
ビット列は画像の解釈を表現しており、画像中に、
“1”になっているビットに対応する物体候補は存在
し、“0”になっているビットに対応する物体候補は存
在しないことを意味する。なお、“−1”のビットに対
応する候補はもともと定義していない。各ビットは1ビ
ットであるので、“1”か“0”のみを取りうるもので
あり、この実施の形態2では説明が容易なように“−
1”も取りうるとしているが、実際には“−1”が格納
されているビット自体が存在していない。
【0042】次に、初期ビット列生成手段103によっ
て2次元の初期ビット列が生成され、それがビット列格
納手段104に格納される(ステップST234)。こ
のとき、乱数発生手段108によって発生されたランダ
ムなデータに基づいて、ランダムに初期ビット列を発生
させる。この実施の形態2においても発生させるビット
列の個数は100である。
【0043】次に、適応度計算手段105によって、こ
の初期ビット列生成手段103の生成した各ビット列の
適応度が計算され、ビット列格納手段104にそのデー
タが格納される(ステップST235)。第n番目のビ
ット列に対応する適応度F〔n〕は実施の形態1に記載
の方法で、前記式(1)によって計算される。なお、高
さ信頼度は当該物体候補が高い位置であると判定されて
いるほど高い信頼度をもつように値が決められており、
この適応度を高速に計算するため、この実施の形態2に
おいても実施の形態1と同様に、表2に示したテーブル
を使用している。
【0044】続く処理では、ビット列格納手段104に
格納された100個の2次元ビット列の中から適応度に
応じて、適応度が高いほど選択される確率が高くなるよ
うに2つの親ビット列が選択される(ステップST23
6)。さらに、その選択されたそれぞれの親ビット列と
同一のビット列として、2次元の子ビット列を2つ生成
する(ステップST237)。
【0045】次に、乱数発生手段108により決められ
た範囲の乱数を発生させて予め設定したしきい値th
cと比較し(ステップST238)、それより大きけれ
ば交叉操作手段106によって交叉操作を行なう。この
実施の形態2でも、発生する乱数値の範囲を0から1ま
でとし、しきい値th cとしては0.6を用いた。し
かし、確率的に交叉操作を行なう同等の手段であれば同
等の作用を得ることは実施の形態1の場合と同様であ
る。
【0046】なお、この交叉操作は図10に示すように
して実行される。即ち、2つのビット列P1とP2に対
して交叉領域の位置と形状、サイズがランダムに決定さ
れる(ステップST239)。図中の×印は図9におけ
る−1のビットを意味し、操作にはいっさい関与しな
い。前記交叉領域の内容について、ビット列P1および
P2で置換をおこない、得られた2つの2次元のビット
列をC1,C2とする(ステップST240)。このよ
うな操作は、ビット列を遺伝子にたとえると、ちょうど
生物学における遺伝子の交叉現象に類似しているために
交叉操作と呼ばれる。
【0047】次に、さらに乱数発生手段108によって
突然変異操作のための乱数を発生させ、その乱数値とし
きい値th_mの大小関係に基づいて、突然変異手段1
07による突然変異操作を行なうかどうかを決定する
(ステップST241)。以下にこの突然変異操作につ
いて図11を使って説明する。図11(a)は反転型の
突然変異操作を説明するもので、操作対象のビット列A
に対して、突然変異領域の位置とサイズを乱数発生手段
108により発生させた乱数値に基づいてランダムに決
定し(ステップST242)、その位置に対応するビッ
トを反転させることによって、ビット列Bに変化させる
(ステップST243)。また、図11(b)は置換型
の突然変異操作を説明するものであり、操作対象のビッ
ト列Aに対して2ヵ所の突然変異領域の位置とサイズ
を、乱数発生手段108によって発生させた乱数値に基
づいてランダムに決定し(ステップST242)、当該
位置のビットを置換(交換)することによってビット列
Bに変化させる(ステップST243)。このとき、2
ヵ所の突然変異領域のサイズは一致している必要があ
る。この実施の形態2では、前記反転型突然変異操作を
行い、さらに置換型突然変異操作を行なう。この操作
も、ビット列を遺伝子による突然変異現象のアナロジー
として捉え、突然変異操作と呼んでいる。
【0048】次に、ビット列格納手段104に格納され
た100個のビット列それぞれの適応度を調べ、もっと
も低い適応度を持つ2つの2次元のビット列を削除する
(ステップST244)。そして、代わりに上述の一連
の処理で生成された2つの新しい2次元のビット列を新
たにビット列格納手段104に追加登録する(ステップ
ST245)。
【0049】上記の適応度計算(ステップST235)
から、新ビット列追加(ステップST245)までの処
理を、終了条件が満足されるまで繰り返す(ステップS
T246)。なお、この実施の形態2ではその終了条件
として、100個のビット列群の中の最大適応度を持つ
ビット列パターンの変化がない状態が継続する時間を用
いる。即ち、前記継続時間が一定しきい値以上になった
時に、ビット列群の動きが止まったとして一連の処理を
終了させる。処理終了時点で、ビット列格納手段104
に格納されている2次元のビット列の中で最大適応度を
もつビット列が最終結果として出力され、前記物体候補
リストCLと組み合わせることで、最終的な物体認識結
果が出力される。
【0050】なお、上記実施の形態2では、交叉操作の
あとに突然変異操作を行うものを示したが、どちらか一
方だけを実行するようにしてもよく、また突然変異操作
に関しては、反転型と置換型の2種類とも行うこととし
たが、ランダムに発生した値に基づいてどちらか片方だ
け実行するようにしても、あるいは両方とも実行しなく
てもよく、その効果が変わることはない。
【0051】また、上記実施の形態2では、交叉操作や
突然変異操作における交叉領域、または突然変異領域の
形状を、矩形領域としたが、必ずしも矩形でなくてもよ
く、円形や十字型などの任意の形状を用いてもよく、そ
の効果はなんら変わることはない。
【0052】また、上記実施の形態2では、終了条件と
して最大適応度をもつビット列に変化のない継続時間を
もとにしているが、予め設定した繰り返し回数の処理後
に終了するようにしても良く、その効果は上記実施の形
態と同様の効果を奏する。
【0053】また、上記実施の形態2では、ビット列格
納手段104に格納されるビット列の数を100個に固
定し、常に一定としたが、ビット列の数はいくらでもよ
く、また常に不変にする必要もない。これらの制約はこ
の実施の形態の効果に特に本質的な影響を与えるもので
はない。
【0054】また、上記実施の形態2では、適応度を計
算するのに物体の信頼度と高さ信頼度をもとに計算する
場合について説明したが、それ以外に画像の解釈に使用
可能な情報をもとに計算するようにしても差し支えない
ことはいうまでもない。
【0055】また、上記実施の形態2では、乱数発生手
段108によってその都度乱数を発生させるものを示し
たが、予め乱数テーブルを用意してメモリ等に格納して
おき、随時その乱数テーブルを参照してランダムな振る
舞いをさせるようにしても良く、上記実施の形態と同様
の効果を奏する。
【0056】実施の形態3.次に、この発明の実施の形
態3を図について説明する。図12はこの発明の実施の
形態3による物体認識装置を示す構成図で、相当部分に
は図1と同一符号を付してその説明を省略する。図にお
いて、109は図1に示した交叉操作手段106や突然
変異操作手段107などによるビット列操作手段であ
る。110はそれぞれの適応度が大きいほど高い確率で
選択されるように、ビット列格納手段104に格納され
ているビット列の選択を行うビット列選択手段である。
111はビット列格納手段104に格納されているビッ
ト列の中で最も適応度の高いビット列を算出する最大適
応度ビット列計算手段であり、112は最大適応度をも
つビット列が一定時間以上不変であった場合に、そのビ
ット列を随時付加保存する結果ビット列格納手段であ
る。
【0057】次に動作について説明する。ここで、図1
3はこのように構成された物体認識装置の動作の流れを
示すフローチャートである。なお、この実施の形態3で
は最適化問題をあつかう。まず、最適化したい問題をも
とに、解を複数のビットからなるビット列として表現す
る。ここでは、図3(a)に示した段ボール箱を認識す
る場合に、それより抽出された同図(b)に示す12の
物体候補について、実施の形態1に記載されているよう
な方式で、同図(c)に示されているビット列を得る。
処理の最初の段階では、初期ビット列生成手段103に
よって初期ビット列群がランダムに生成される(ステッ
プST250)。なお、この実施の形態3ではビット列
は100個生成される。このビット列の生成には乱数を
発生させ、ビット列の“1”の値を取る位置をランダム
に決定する。生成されたビット列は全てビット列格納手
段104に格納される。
【0058】次に、ビット列格納手段104に格納され
た100個のビット列それぞれの適応度Fを、適応度計
算手段105によって計算し(ステップST251)、
ビット列格納手段104にそのデータを格納する。この
適応度Fは前記実施の形態1に記載したものと同様のも
のを用いる。続く処理では、この適応度が大きいほど選
択される確率が高くなるように、ビット列選択手段11
0によってビット列が選択され(ステップST25
2)、さらに、新ビット列が前記選択されたビット列の
コピーとして生成される(ステップST253)。
【0059】次に、ビット列操作手段109では実施の
形態1の場合と同様に2種類のビット列の操作が行なわ
れる(ステップST254)。即ち、乱数発生手段10
8により発生された乱数と、あらかじめ設定されたしき
い値th cとを比較して子ビット列に対して交叉位置
を決定し、交叉操作を施したり、また同じく乱数としき
い値th mとの比較により突然変異位置を決定して子
ビット列の突然変異操作を行なうものである。ここで、
乱数を発生させたのは、子ビット列に対してかかるビッ
ト列操作を行なうかどうか、また行なうとして交叉の位
置や突然変異の位置をビット列のどの部分に対して行な
うかを、ランダムに決定するためである。従って、この
実施の形態3ではその都度乱数を発生させたが、あらか
じめ乱数テーブルを作成してメモリ等に格納しておき、
随時その乱数テーブルを参照する方式でも差し支えな
い。
【0060】このビット例操作の結果得られたビット列
はビット列格納手段104に格納され、同時にこのビッ
ト列格納手段104に格納された全てのビット列の中で
最も適応度の低い2つのビット列が削除される。さら
に、最大適応度ビット列計算手段111により、このビ
ット列格納手段104に格納されているビット列の中で
最も適応度の高いビット列Sが算出され(ステップST
255)、最大適応度ビット列としてその番号が記憶さ
れる。また、このビット列Sがどのくらいの時間、最大
適応度ビット列として継続的に記憶されているかを示す
継続時間tも併せて計算され(ステップST256)、
その継続時間tが予め設定されたしきい値thされて
(ステップST257)、しきい値thよりも大ならば
そのビット列Sを結果ビット列格納手段112に格納す
る(ステップST258)。一方、しきい値thより大
でないなら結果ビット列格納手段112へのビット列S
の保存は行わない。
【0061】図14は、時間とともに前記最大適応度の
ビット列Sの持つ適応度がどのように変化するかの一例
を示す説明図である。なお、横軸は時間であるが、遺伝
子による世代交代とのアナロジーからこの実施の形態3
では世代と呼んでいる。図において、世代0における適
応度はF1である。世代G1までの過程で徐々に適応度
は増加し、世代G1においては適応度はF2に急激に変
化している。これは交叉操作や突然変異操作の結果とし
て適応度が高いビット列が新たに生成され、全ビット列
群のなかでの最大適応度ビット列に変化が生じたからで
ある。さらに、世代G2までの期間で、適応度はF2の
まま不変である。即ち最大適応度ビット列Sが(G2−
G1)の時間だけ不変であるということであるから、前
記時間がしきい値thより大ならば、この適応度F2を
持つビット列Sは結果ビット列格納手段112に追加登
録されることになる。一方、同図において、世代G2か
らG3までは適応度F3で一定であるが、時間(G3−
G2)がしきい値thより大でなければ、結果ビット列
格納手段112に格納されることはない。
【0062】図13のフローチャートにおいて、適応度
算出(ステップST251)から、最大適応度ビット列
Sの継続時間tとしきい値thとの比較(ステップST
257)あるいはビット列Sの保存(ステップST25
8)での各処理は、予め定義された終了条件が満足され
るまで繰り返される(ステップST259)。なお、こ
の実施の形態3では終了条件として、前記継続時間tが
一定しきい値th t以上になった時に、ビット列群の
動きが完全に止まったとして一連の処理を終了させ、こ
の実施の形態3における動作は完了する。
【0063】なお、上記実施の形態3では、終了条件と
して最大適応度をもつビット列に変化のない継続時間を
もとにしているが、予め設定した繰り返し回数の処理後
に終了するようにしても良く、上記実施の形態と同等の
効果を期待することができる。
【0064】また、上記実施の形態3では、ビット列格
納手段104に格納されるビット列の数を100個に固
定し、常に一定としたが、ビット数はいくらでもよく、
また常に不変にする必要もない。これらの制約はこの実
施の形態の効果に特に本質的な影響を与えるものではな
い。
【0065】実施の形態4.次に、この発明の実施の形
態4を図について説明する。図15はこの発明の実施の
形態4による情報処理装置を示す構成図である。図にお
いて、120は複数のビット列を予め設定した方法で生
成する初期ビット列生成手段であり、121は生成され
たビット列の情報としての適応の度合いを表現した適応
度を計算する適応度計算手段である。122はその適応
度の高いビット列より複数のビット列の選択を行うビッ
ト列選択手段であり、123はこのビット列選択手段1
22にて選択されたビット列から新しいビット列を生成
する新ビット列生成手段である。124はこの新ビット
列生成手段123によって生成されたビット列に対し
て、予め設定されているビット列の交叉操作や突然変異
操作などのビット列操作を行うビット列操作手段であ
り、125はこれらビット列を全て格納できるビット列
格納手段である。126はビット列の情報としての不適
応の度合いを表現した不適応度を計算する不適応度計算
手段であり、127はこの不適応度計算手段126の計
算した不適応度を検査する不適応度検査手段、128は
不適応度検査手段127の検査結果に基づいてビット列
格納手段125に格納されているビット列の削除を行う
ビット列削除手段である。
【0066】次に動作について説明する。ここで、図1
6はこのように構成された情報処理装置の動作の流れを
示すフローチャートである。なお、この実施の形態4で
は実施の形態3の場合と同様に最適化問題をあつかう。
まず、最適化したい問題をもとに、解を複数のビットか
らなるビット列として表現する。ここでも、図3(a)
に示した段ボール箱を認識する場合に、それより抽出さ
れた同図(b)に示す12の物体候補について、実施の
形態1に記載されているような方式で、同図(c)に示
されているビット列を得る。処理の最初の段階では、こ
のビット列を複数個、この実施の形態4では100個、
初期ビット列生成手段120によって生成する(ステッ
プST260)。生成には乱数を発生させ、ビット列の
“1”の値を取る位置をランダムに決定する。生成され
たビット列は全てビット列格納手段125に格納され
る。
【0067】次に、格納された100個のビット列それ
ぞれの適応度Fを適応度計算手段121によって計算し
(ステップST261)、ビット列格納手段125にそ
のデータを格納する。この適応度Fは前記実施の形態1
に記載したものと同様のものを用いる。さらに、不適応
度計算手段126により、各ビット列について不適応度
Gが計算される(ステップST262)。ビット列nに
対応する不適応度G〔n〕は、以下の式(2)によって
計算される。
【0068】
【数2】
【0069】ここで、I〔n〕〔m〕は物体候補#nと
物体候補#mとの干渉度合いを表しており、1を最大と
して、重なり度合いが大きいほど値は大きくなり、物体
候補#nと#mが完全に位置的に離れている場合は0に
なる。この干渉の度合いIの一例は次の表3に示されて
いる。なお、この表3ではIの値を干渉あり(I=1)
と干渉なし(I=0)に2値化して示している。
【0070】
【表3】
【0071】次に、ビット列格納手段125に格納され
ている全ビット列を検査し(ステップST263)、こ
の不適応度が予め設定された値より大きければ、再び初
期ビット列生成処理(ステップST260)からやり直
す。不適応度検査が“OK”となければ、ビット列群は
ビット列格納手段125に登録される(ステップST2
64)。
【0072】続く処理では、ビット列格納手段125に
格納されている各ビット列の適応度が計算され(ステッ
プST265)、適応度が大きいほど選択される確率が
高くなるように、ビット列選択手段122によって親ビ
ット列が選択される(ステップST266)。子ビット
列は、新ビット列生成手段123によって、前記選択さ
れた親ビット列のコピーとして生成される(ステップS
T267)。
【0073】ビット列操作手段124では、実施の形態
1において説明したビット列の操作が行なわれる。即
ち、乱数発生手段(図示省略)により発生された乱数
と、あらかじめ設定されたしきい値th cとを比較し
て(ステップST268)子ビット列に対して交叉位置
を決定し(ステップST269)、交叉操作を施したり
(ステップST270)、また乱数としきい値th m
との比較により(ステップST271)突然変異位置を
決定して(ステップST272)子ビット列の突然変異
操作を行なう(ステップST273)ものである。ここ
で、乱数を発生させたのは、子ビット列に対して、かか
るビット列操作を行なうかどうか、また行なうとして交
叉の位置や突然変異の位置をビット列のどの部分に対し
て行なうかを、ランダムに決定するためである。従っ
て、この実施の形態4ではその都度乱数を発生させた
が、あらかじめ乱数テーブルを作成してメモリ等に格納
しておき、随時その計数テーブルを参照する方式でも差
し支えない。
【0074】このビット列操作が施されたビット列は一
旦ビット列格納手段125に格納され、さらに、不適応
度計算手段126によって、すでに説明した方法による
当該子ビット列の不適応度が計算される(ステップST
274)。次に、その不適応度が不適応度検査手段12
7によって予め設定されたしきい値th xと比較され
(ステップST275)、不適応度がしきい値th x
より大きければ、当該子ビット列はいわゆる致死遺伝子
となり集団中では生存できないほど適応度が低いビット
列であると判定され、前記ビット列格納手段125から
ビット列削除手段128によって削除される(ステップ
ST276)。不適応度がしきい値thxより小さけれ
ばその子ビット列はそのままビット列格納手段125に
残され、かわりにビット列格納手段125に格納されて
いる全てのビット列の中で最も適応度の低い2つのビッ
ト列がビット列削除手段128によって削除される(ス
テップST277)。この処理によって子ビット列が前
記ビット列格納手段125に追加登録されたことになる
(ステップST278)。
【0075】上記の各ビット列の適応度計算(ステップ
ST265)から子ビット列追加(ステップST27
8)までの処理を、終了条件が満足されるまで繰り返す
(ステップST279)。なお、この実施の形態4では
その終了条件として、100個のビット列群の中の最大
適応度を持つビット列パターンの変化がない状態が継続
する時間を用いている。即ち、前記継続時間が一定しき
い値以上になった時に、ビット列群の動きが止まったと
して一連の処理を終了させる。処理終了時点で、ビット
列格納手段125に格納されているビット列の中で最大
適応度をもつビット列が最終結果として出力され、最適
化されたビット列が出力されることになる。
【0076】なお、上記実施の形態4では、不適応度を
定義するのに2つの物体候補の2次元的干渉度合いをも
とに算出するように定義したが、別の手法として別途計
測された各物体候補の高さ情報をも利用して干渉度合い
を決定するようにしてもよい。
【0077】また、上記実施の形態4では、終了条件と
して最大適応度をもつビット列に変化のない継続時間を
もとにしているが、予め設定した繰り返し回数の処理後
に終了するようにしても良く、上記実施の形態と同様の
効果を奏する。
【0078】また、上記実施の形態4では、ビット列格
納手段125に格納されるビット列の数を100個に固
定し、常に一定としたが、ビット列の数はいくらでもよ
く、また常に不変にする必要もない。これらの制約はこ
の実施の形態の効果に特に本質的な影響を与えるもので
はない。
【0079】また、上記実施の形態4では、乱数発生手
段108によってその都度乱数を発生させるものとして
説明したが、予め乱数テーブルを用意してメモリ等に格
納しておき、随時その乱数テーブルを参照してランダム
な振る舞いをさせるようにしても良く、上記実施の形態
と同様の効果を奏する。
【0080】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、予め
設定した手順で複数のビット列を発生させて各ビット列
の適応度を算出し、適応度の高いビット列から新たなビ
ット列を生成したり、予め設定された割合でビット列の
変換を行うビット列操作を繰り返して、より適応度の高
いビット列を得ることによって画像の解釈を行うように
構成したので、画像から抽出した複数の物体パターンの
組み合わせで画像を認識する場合に、信頼度の高い画像
認識を高速に行うことができる物体認識装置が得られる
効果がある。
【0081】また、この発明によれば、上記ビット列の
全てを2次元配列とするように構成したので、画像認識
をさらに高速かつ高信頼度で行うことができる効果があ
る。
【0082】また、この発明によれば、最大適応度をも
つビット列が一定時間以上不変であった場合にその当該
ビット列を随時付加保存し、最終的に保存された複数の
ビット列に対応する複数の画像解釈結果をもって当該物
体認識装置の出力とするように構成したので、繰り返し
行われる世代交代において、各世代で最も適応度の高い
遺伝子を保存し、対応する局所的最適解を適宜追加登録
することで、複数の画像解釈が可能な画像解釈問題にお
いて複数の解を出力することができる、いわゆる遺伝的
アルゴリズムを利用した物体認識装置が得られる効果が
ある。
【0083】また、この発明によれば、各ビット列につ
いて適応度と不適応度を算出し、不適応度が一定値以上
の場合にはそのビット列削除し、高い適応度を持つビッ
ト列ほど選択確率が高くなるように設定して選択した複
数のビット列より新しいビット列を生成し、そのビット
列に対して交叉や突然変異などのビット操作を行い、そ
の適応度と不適応度を計算し、算出された不適応度が一
定値以上ならそのビット列を削除し、一定値以下ならビ
ット列群に追加して適応度の低いビット列をそのビット
列群より削除し、この一連の動作の繰り返しによってよ
り適応度の高いビット列を生成するように構成したの
で、遺伝子としての生存が非常に困難な固体を早い段階
で削除できて無駄な処理時間が節約でき、高速処理が可
能な、いわゆる遺伝的アルゴリズムを利用した情報処理
装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による物体認識装置
を示す構成図である。
【図2】 上記実施の形態1の動作の流れを示すフロー
チャートである。
【図3】 上記実施の形態1における認識対象とビット
列の一例を示す説明図である。
【図4】 上記実施の形態1におけるビット列の交叉操
作の一例を示す説明図である。
【図5】 上記実施の形態1におけるビット列の交叉操
作の他の例を示す説明図である。
【図6】 上記実施の形態1におけるビット列の突然変
異操作の一例を示す説明図である。
【図7】 この発明の実施の形態2による物体認識装置
を示す構成図である。
【図8】 上記実施の形態2の動作の流れを示すフロー
チャートである。
【図9】 上記実施の形態2におけるビット列の一例を
示す説明図である。
【図10】 上記実施の形態2におけるビット列の交叉
操作の一例を示す説明図である。
【図11】 上記実施の形態2におけるビット列の突然
変異操作の一例を示す説明図である。
【図12】 この発明の実施の形態3による物体認識装
置を示す構成図である。
【図13】 上記実施の形態3の動作の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図14】 上記実施の形態3における世代と適応度の
関係を示す説明図である。
【図15】 この発明の実施の形態4による情報処理装
置を示す構成図である。
【図16】 上記実施の形態4の動作の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図17】 従来の技術1による物体認識装置における
動作の流れを示すフローチャートである。
【図18】 従来の技術2による情報処理装置の遺伝的
アルゴリズムにおける遺伝子集団を示す説明図である。
【図19】 上記遺伝子アルゴリズムにおける遺伝子の
交叉を示す説明図である。
【図20】 その動作の流れを示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
100 画像入力手段(テレビカメラ)、 101 物
体候補抽出手段、 102 ビット列定義手段、 10
3 初期ビット列生成手段、 105 適応度計算手
段、 106 ビット列操作手段(交叉操作手段)、
107 ビット列操作手段(突然変異操作手段)、 1
09 ビット列操作手段、 111 最大適応度ビット
列計算手段、 112 結果ビット列格納手段、 12
0 初期ビット列生成手段、 121 適応度計算手
段、 122 ビット列選択手段、123 新ビット列
生成手段、 124 ビット列操作手段、 125 ビ
ット列格納手段、 126 不適応度計算手段、 12
7 不適応度検査手段、 128 ビット列削除手段。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 認識対象物体の画像を入力する画像入力
    手段と、前記画像入力手段より入力された原画像より認
    識対象の物体候補を抽出する物体候補抽出手段と、前記
    原画像中の前記物体候補の存在の有無を1ビットの情報
    で表現して、前記原画像の解釈をそのビットの列で表現
    したビット列を定義するビット列定義手段と、予め設定
    した手順で初期値たる複数のビット列を生成する初期ビ
    ット列生成手段と、前記初期ビット列生成手段にて生成
    された各々のビット列について、それが正しい解釈であ
    る可能性を示す指標である適応度を算出する適応度計算
    手段と、前記適応度計算手段で算出された適応度の高い
    前記ビット列から新たなビット列を生成したり、予め設
    定された割合で前記ビット列を変換するなどのビット列
    操作を行うビット列操作手段とを備えた物体認識装置。
  2. 【請求項2】 前記ビット列が全て2次元に配列されて
    いることを特徴とする請求項1記載の物体認識装置。
  3. 【請求項3】 前記ビット列格納手段に格納されている
    ビット列の中で最も適応度の高いビット列を算出する最
    大適応度ビット列計算手段と、前記最大適応度ビット列
    計算手段で算出された最大適応度をもつビット列が一定
    時間以上不変であった場合に、当該ビット列を随時付加
    保存する結果ビット列格納手段とを付加したことを特徴
    とする請求項1記載の物体認識装置。
  4. 【請求項4】 情報を表現したビット列を予め設定した
    方法で複数生成する初期ビット列生成手段と、前記初期
    ビット列生成手段で生成されたビット列の情報としての
    適応の度合いを表現した適応度を計算する適応度計算手
    段と、前記適応度の高いビット列から複数のビット列を
    選択するビット列選択手段と、前記ビット列選択手段に
    よって選択されたビット列から新しいビット列を生成す
    る新ビット列生成手段と、前記新ビット列生成手段の生
    成したビット列に対して、予め設定されている方法でビ
    ット列操作を行うビット列操作手段と、前記ビット列を
    全て格納可能なビット列格納手段と、前記ビット列の情
    報としての不適応の度合いを表現した不適応度を計算す
    る不適応度計算手段と、前記不適応度計算手段の計算し
    た不適応度の検査を行う不適応度検査手段と、前記不適
    応度検査手段の検査結果に基づいて前記ビット列を前記
    ビット列格納手段より削除するビット列削除手段とを備
    えた情報処理装置。
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