JP6518752B2 - デュアル振動パターン共振型ジャイロスコープ - Google Patents

デュアル振動パターン共振型ジャイロスコープ Download PDF

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Description

本開示は、概してセンサシステムに関し、具体的には自己較正共振型ジャイロスコープに関する。
受感(すなわち、入力)軸を中心とした回転を計算するように構成された複数の異なるタイプのジャイロスコープがある。ジャイロスコープの1つのタイプは、コリオリ振動ジャイロスコープ(Coriolis vibratory gyroscope : CVG)である。CVGの一例は、2つの質量(mass)(例えば、尖叉(tine))が駆動軸に沿って平面で振動することができる音叉型ジャイロスコープ(tuning fork gyroscope)である。音叉の尖叉に平行な入力軸を中心に付与された角速度に応じて、コリオリ力により、尖叉が(例えば、駆動軸に対して90°)感知軸に沿って平面外で振動する。開ループ器具における平面外運動の振幅、または、閉ループ器具における平面外運動を再平衡化し、かつ無効にするために必要とされる力は、入力軸を中心に付与された角速度の計測値に対応する。CVGの別例は、「ワイングラス(wine glass)」形状の共振器を基本共振周波数で振動させる共振型ジャイロスコープである。基本モードまたはN=2のモードでは、振動共振器上の複数の点の変位は、周方向に45°で離された複数の腹および複数の節(antinodes and nodes)を有する定常波(standing wave)の形態である。力再平衡化動作(force-rebalance operation)では、複数の腹のうちの一つが、駆動軸に沿って維持され得る。共振型ジャイロスコープでは、共振器の対称軸(例えば、入力軸)を中心に付与された角度回転は、定常波がハウジングに対して角変位(angular displacement)を遅らせ(lag)、受感軸を中心とした共振型ジャイロスコープの回転を示す。
米国特許第7,621,184号明細書 米国特許第7,637,157号明細書 米国特許第7,874,209号明細書 米国特許第8,205,499号明細書 米国特許第8,763,441号明細書 米国特許出願公開第2009/0158846号明細書
一例は、共振型ジャイロスコープを含む。共振型ジャイロスコープは、受感軸の周りに配置され、複数の電極に印加される複数のフォーサー信号に基づいて共振器を実質的に周期的な運動に静電的にさせるように構成された複数の電極を含むセンサシステムを含む。センサシステムは、共振型ジャイロスコープの受感軸を中心とした回転の指示を提供するように構成される。また共振型ジャイロスコープは、複数の別個の振動パターンの各々において同時に共振器の実質的に周期的な運動を提供するための複数のフォーサー信号を生成して、実質的に周期的な運動に関連付けられた複数のピックオフ信号に応じて共振型ジャイロスコープの受感軸を中心とした回転を測定するように構成されたコントローラをさらに含む。
他の例は、共振型ジャイロスコープを制御するための方法を含む。方法は、第1の周波数を有する第1の組のフォーサー信号を生成すること、第1の周波数よりも高い第2の周波数を有する第2の組のフォーサー信号を生成すること、を含む。方法は、共振型ジャイロスコープに関連付けられた複数の電極のうちの少なくとも一部分に第1および第2の組のフォーサー信号の各々を同時に供給することを含む。複数の電極は、第1の振動パターンモードおよび第2の振動パターンモードの各々で同時に共振器の実質的に周期的な運動を提供するように受感軸の周りに配置される。方法は、共振器の実質的に周期的な運動に応じて複数の電極の少なくとも一部分に関連付けられた複数のピックオフ信号を測定して、受感軸を中心とした回転を測定することをさらに含む。
他の例は、多軸ジャイロスコープシステムを含む。システムは、多軸ジャイロスコープシステムのX軸を中心とした回転を測定するように構成された第1の共振型ジャイロスコープと、多軸ジャイロスコープシステムのY軸を中心とした回転を測定するように構成された第2の共振型ジャイロスコープと、多軸ジャイロスコープシステムのZ軸を中心とした回転を測定するように構成された第3の共振型ジャイロスコープと、を含む。第1、第2、及び第3の共振型ジャイロスコープの各々は、X軸、Y軸、及びZ軸のうちの対応する軸の周りに配置され、複数の電極に供給される複数のフォーサー信号に基づいて共振器を実質的に周期的な運動に静電的にさせるように構成された複数の電極を含むセンサシステムを含む。当該センサシステムは、第1、第2、及び第3の共振型ジャイロスコープのX軸、Y軸、及びZ軸の対応する軸を中心とした回転の指示を提供するように構成される。第1、第2、及び第3の共振型ジャイロスコープの各々は、複数の別個の振動パターンの各々で同時に共振器の実質的に周期的な運動を提供するための複数のフォーサー信号を生成して、実質的に周期的な運動に関連付けられた複数のピックオフ信号に応じて第1、第2、及び第3の共振型ジャイロスコープのX軸、Y軸、及びZ軸のうちの対応する軸を中心とした回転を測定するように構成されたコントローラを含む。
共振型ジャイロスコープの一例を示す。 センサシステムの一例を示す。 センサシステムの周期的な運動の例示的な図を示す。 センサシステムの周期的な運動の別の例示的な図を示す。 多軸共振型ジャイロスコープの一例を示す。 共振型ジャイロスコープを制御する方法の一例を示す。
本開示は、概してセンサシステムに関し、具体的には自己較正共振型ジャイロスコープ(self-calibrating resonator gyroscope)に関する。共振型ジャイロスコープは、センサシステム及びコントローラを含むことができる。センサシステムは、受感軸(sensitive axis)の周りに配置された複数の電極(例えば、8つの電極)を含む。複数の電極は、複数の電極への複数のフォーサー信号(forcer signal)の供給に基づいて、共振器(例えば、半球型共振器)を実質的に周期的な運動(periodic motion)に静電的に(electrostatically)させるように構成される。複数の電極は、複数のピックオフ信号(pickoff signal)に基づいて共振型ジャイロスコープの受感軸を中心とした回転の指示を提供するように構成され得る。コントローラは、複数の別個の振動パターンモードの各々で同時に共振器の実質的に周期的な運動を提供するための複数のフォーサー信号を生成する。複数の振動パターンモードは、例えば、N=2の振動パターンモード及びN=3の振動パターンモードに対応し得る。一例として、複数のフォーサー信号は、複数のフォーサー信号及び関連付けられた複数のピックオフ信号に関する複数の振動パターンモードが互いに干渉しないように、別々の周波数を有するように生成され得る。
複数の振動パターンモードの各々で同時の共振器の実質的に周期的な運動を提供するための複数のフォーサー信号の実行に基づいて、共振型ジャイロスコープは、効率的かつ正確な動作を提供することができる。第1の例として、共振型ジャイロスコープは、第1の振動パターンモードに関連付けられた複数の第1のピックオフ信号(first pickoff signal)を用いて受感軸を中心とした共振型ジャイロスコープの回転を測定するとともに同時に、第2の振動パターンモードに関連付けられた複数の第2のピックオフ信号を用いて(例えば、較正信号(calibration signal)を用いて)較正されるように動作可能である。別例として、共振型ジャイロスコープは、第1の振動パターンモードに関連付けられた複数の第1のピックオフ信号を用いて受感軸を中心とした共振型ジャイロスコープの回転を力再平衡化方法(force-rebalance manner)で測定するとともに同時に(while concurrently measuring)、第2の振動パターンモードに関連付けられた複数の第2のピックオフ信号を用いて受感軸を中心とした共振型ジャイロスコープの回転を全角度方法(whole-angle manner)で測定するように動作可能である。さらに別の例として、共振型ジャイロスコープは、第1の振動パターンモードに関連付けられた複数の第1のピックオフ信号を用いて較正されるとともに同時に、第2の振動パターンモードに関連付けられた複数の第2のピックオフ信号を用いて較正される。したがって、共振型ジャイロスコープは、別々の振動パターンモードで同時に動作すること(operating concurrently)に基づいて様々な方法で動作することができる。
図1は、共振型ジャイロスコープ10の一例を示す。共振型ジャイロスコープ10は、コリオリ振動ジャイロスコープ(Coriolis vibratory gyroscope : CVG)などの振動運動を実現する様々な異なるタイプのジャイロスコープのいずれかに対応することができる。共振型ジャイロスコープ10は、航空宇宙および航海ナビゲーションのような受感軸を中心とした回転の精確な計測が必要とされる様々な用途のいずれかで具体化され得る。共振型ジャイロスコープ10は、センサシステム12およびコントローラ14を含む。
センサシステム12は、弾性特性(elastic property)を有する変形可能な材料として構成され且つ様々な異なる形態のうちの1つで提供される共振器16を含む。例えば、共振器16は、弾性半球型(elastic hemisphere)、弾性環状(elastic ring)、円盤状(disk)または受感軸に対して軸対称で周期的な運動を提供することができる様々な他のタイプの共振器であってもよい。センサシステム12はまた、共振器16に対して設けられた一組の電極18を含む。例えば、一組の電極18は、共振器16が複数の電極18を実質的に取り囲むように、受感軸と共振器16との間に環状配置で配置され得る。一組の電極18は、コントローラ14によって供給される複数のフォーサー信号FRCに応じて静電力(electrostatic force)を生成するように構成され、複数の振動パターンモードで同時に共振器16の周期的な運動を提供するような共振器16の変形または動作を提供する。
例えば、複数の振動パターンモードは、N=2の振動パターンおよびN=3の振動パターンを含み得る。本明細書で説明するように、用語「N」は、振動パターンモードの腹(antinode)の数の半分を示す。したがって、N=2の振動パターンモードは、実質的に等しく角度を離された4つの主軸(principle axes)に沿った共振器16の4つの腹を示す。代替的には、他の振動パターンモード(例えば、N=1,4,5,...)が具体化され得る。一例として、振動パターンモードは、複数のフォーサー信号FRCの周波数に基づいて異なる周波数の複数のフォーサー信号FRCを用いて提供され得る。一例として、複数のフォーサー信号の別個の組の各々の周波数は、共振型ジャイロスコープ10の所望の測定帯域幅よりも大きい差分を有し得る。したがって、複数の振動パターンモードのうちの1つのみのピックオフ信号に影響する摂動(perturbations)は、関連付けられた複数のピックオフ信号の周波数応答にわたって他の1または複数の振動パターンモードに関連付けられた複数のピックオフ信号に影響を与えない。
一例として、一組の電極18は、定常波の角変位(angular displacement)の共振器16への力再平衡化を提供するとともに同時に、定常波を劣化させるかまたは定常波に影響を与える可能性がある直交効果の無効化(nulling of the quadrature effects)をもたらすように具体化され得る。さらに、一組の電極18は、共振器16の運動に対応する複数のピックオフ信号P0を供給して図1の例においてROTとして例示される受感軸を中心としたセンサシステム12の回転を測定するために複数のピックオフ電極を含むおよび/または具体化され得る。したがって、第1の例として、一組の電極18は、専用の複数のフォーサー電極および複数のピックオフ電極を含むか、または第2の例として、一組の電極18は、デュアルフォーサーおよびピックオフ機能(dual forcer and pickoff functionality)を具体化することができる。
コントローラ14は、プロセッサ22および信号発生器24を含む。信号発生器24は、プロセッサ22による一組の電極18に関する共振器16の変形の容量測定のために(例えば、信号生成器24を介して)センサシステム12に供給される複数のピックオフ信号P0に基づいて、一組の電極18に供給される複数のフォーサー信号FRCを生成するように構成される。一例として、1組のフォーサー信号FRCは、その全体が参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願第15/296,774号(代理人整理番号NG(NSD)−025345)に記載されているような一組の数式に基づいて信号発生器24によって生成され得る。従って、1組のフォーサー信号FRCは、8つの電極でN=3の振動パターンモードを具体化することに基づくなど、電極18の数と振動パターンとの非整数の比(non-integer ratio)を提供するように生成され得る。さらに、コントローラ14は、較正信号CALを生成するように構成された較正コンポーネント(calibration component)26を含む。一例として、較正信号CALは、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる米国特許出願第15/256,168号(代理人整理番号NG(NSD)−025094)に記載されるようなバイアスおよび/またはスケールファクタ較正(bias and/or scale-factor calibration)、モード反転(mode-reversal)、または他のタイプの自己較正実行を実施するための複数の力再平衡化信号(force rebalance signal)FRCに注入される(injected)所定の信号など、共振型ジャイロスコープの自己較正の様々な方法のうちの任意のものに対応し得る。
一例として、コントローラ14は、力再平衡化方法および/または全角度方法で受感軸を中心とした共振型ジャイロスコープ10の回転ROTを測定するように構成され得る。例えば、複数のフォーサー信号FRCは、複数のピックオフ信号POのうちの1つ以上に応じて共振器16の周期的な運動を提供するために、一組の電極18のうちの第1の部分に供給され得る。複数のピックオフ信号P0は、一組の電極18を介して供給される対応する合成静電力(resultant electrostatic forces)の異なる位相に基づくなど、複数のフォーサー信号FRCを生成するプロセッサ22に供給され得る。したがって、複数のフォーサー信号FRCによって、静電力の振幅を制御し、(例えば、力再平衡化動作の例では)受感軸を中心としたセンサシステム12の角回転ROTの速度の測定値を提供し、また、直交効果を制御することができる。つまり、コントローラ14は、複数のピックオフ信号に基づいて出力信号ROTとしての入力軸を中心とした回転ROTの角速度の測定値を提供することができる。
共振型ジャイロスコープ10は、各振動パターンモードにおいて、同時に共振器16の実質的に周期的な運動を提供するための複数のフォーサー信号FRCの実行に基づいて、効率的かつ正確な動作を提供することができる。一例として、コントローラ14は、第2の振動パターンモード(例えば、N=3)に関連付けられた複数の第2のピックオフ信号POを用いて(例えば、様々な異なる較正方法のうちの1つを制御または指示することができる較正信号CALを用いて)較正されるとともに同時に、第1の振動パターンモード(例えば、N=2)に関連付けられた複数の第1のピックオフ信号POを用いて受感軸を中心とした共振型ジャイロスコープ10の回転ROTを測定することができる。例えば、コントローラ14は、第1の持続時間において、第1の振動パターンモードに関連付けられた複数の第1のピックオフ信号POを用いて受感軸を中心とした共振型ジャイロスコープ10の回転ROTを測定するとともに同時に、第2の振動パターンモードに関連付けられた複数の第2のピックオフ信号POを用いて共振型ジャイロスコープ10を較正するように構成され得る。したがって、コントローラ14は、第2の持続時間において、第1の振動パターンモードに関連付けられた複数の第1のピックオフ信号POを用いて共振型ジャイロスコープ10を較正するとともに同時に、第2の振動パターンモードに関連付けられた複数の第2のピックオフ信号POを用いて共振型ジャイロスコープ10の回転ROTを測定し得る。これにより、コントローラ14は、共振型ジャイロスコープ10が実質的に連続的に較正され得るように、第1の持続時間と第2の持続時間とを実質的に連続的に繰り返し、途切れることなく共振型ジャイロスコープ10の受感軸を中心とした回転ROTを測定し続けることができる。
第2の例として、コントローラ14は、第1の振動パターンモードに関連付けられた複数の第1のピックオフ信号POを用いて力再平衡化方法で共振型ジャイロスコープ10の受感軸を中心とした回転ROTの第1の測定値を取得するとともに同時に、第2の振動パターンモードに関連付けられた複数の第2のピックオフ信号POを用いて全角度方法で共振型ジャイロスコープの受感軸を中心とした回転ROTの第2の測定値を取得するように動作し得る。したがって、力再平衡化方法が、共振型ジャイロスコープ10の受感軸を中心とした回転ROTを計算する1つの方法に対応する一方、全角度方法(例えば、積分方法(integration manner))は、共振型ジャイロスコープ10の受感軸を中心とした回転ROTを計算する別の異なる方法に対応し得る。一例として、プロセッサ22は、第1の測定値と第2の測定値とを組み合わせて共振型ジャイロスコープ10の受感軸を中心とした回転ROTを測定するように構成されたアルゴリズムを実装するように構成され得る。したがって、プロセッサ22は、共振型ジャイロスコープ10の受感軸を中心とした回転ROTの第1および第2の測定値に基づいて、共振型ジャイロスコープ10の受感軸を中心とした回転ROTの単一の測定値を生成することができる。例えば、アルゴリズムは、第1および第2の測定値の積分、第1および第2の測定値の統計的分析/比較、または第1および第2の測定値を組み合わせるための他の方法を提供して、共振型ジャイロスコープ10の受感軸を中心とした回転ROTの単一の測定値を取得するように構成され得る。したがって、そのような回転ROTの冗長測定(redundant measurement)は、共振型ジャイロスコープ10の受感軸を中心とした回転ROTの測定のより正確かつ/または改善された性能を提供することができ、および/またはバイアスおよび/またはスケールファクタエラー(bias and/or scale-factor errors)に関する改善された安定性を提供することができる。
さらに別の例として、コントローラ14は、第1の振動パターンモードに関連付けられた複数の第1のピックオフ信号POを用いて共振型ジャイロスコープ10の較正を取得するとともに同時に、第2の振動パターンモードに関連付けられた複数の第2のピックオフ信号POを用いて共振型ジャイロスコープ10の較正を取得するように構成され得る。例えば、較正コンポーネント26は、(例えば、1つまたは複数の信号CALを用いて)第1および第2の振動パターンモードの各々で共振型ジャイロスコープ10を較正するために、同じかまたは異なる較正方法(例えば、自己較正、モード反転、信号注入(signal-injection)、または他の較正技術)を提供するように構成され得る。さらに、コントローラ14は、本明細書に記載された測定手順と較正手順との任意の組み合わせおよび/または繰り返しを実行するように構成され得る。例えば、コントローラ14は、第1および第2の振動パターンモードのそれぞれで共振型ジャイロスコープ10の受感軸を中心とした回転ROTを測定すること、複数の振動パターンモードのうちの一つで共振型ジャイロスコープ10の受感軸を中心とした回転ROTを測定するとともに同時に、複数の振動パターンモードのうちの他の振動パターンモードで共振型ジャイロスコープ10を較正すること、および両方の振動モードで共振型ジャイロスコープ10を較正することの任意の組み合わせを提供することができる。したがって、共振型ジャイロスコープ10は、別々の振動パターンモードで同時に動作することに基づいて様々な方法で動作することができる。
図2は、センサシステム50の一例を示す。センサシステム50は、図1の例におけるセンサシステム12に対応し得る。したがって、図2の例の以下の説明において、図1の例を参照されたい。
センサシステム50は、複数の電極を実質的に取り囲む共振器52を含む。一例として、共振器52は、弾性半球シェル(elastic hemispherical shell)として構成され得るが、他の幾何学的構成(例えば、弾性リング)を有することもできる。複数の電極は、第1の電極54、第2の電極56、第3の電極58、第4の電極60、第5の電極62、第6の電極64、第7の電極66、第8の電極68を含む。電極54,56,58,60,62,64,66,68は、図2の紙面に垂直に示された受感軸70を中心として対向して配置された対称環状配置で配置されるように例示され、したがって、振動パターンモードに関連付けられた複数の軸に垂直であり、明細書においてより詳細に説明される。しかしながら、センサシステム50は、8つの電極、または受感軸70を中心とした電極54,56,58,60,62,64,66,68の対称環状配置に限定されないことが理解されるべきである。
図2の例では、電極54,56,58,60,62,64,66,68には、フォーサー信号および/またはピックオフ信号に対応する複数の信号εが供給される。第1電極54には第1の信号εが供給され、第2電極56には第2の信号εが供給され、第3電極58には第3の信号εが供給され、第4電極60には第4の信号εが供給されることが示されている。同様に、第5の信号εが第5の電極62に供給され、第6の信号εが第6の電極64に供給され、第7の信号εが第7の電極66に供給され、第8の信号εは、第8の電極68に供給されることが示されている。図2の例は、信号εが電極54,56,58,60,62,64,66,68の各々に供給されることを示しているが、複数の信号εのうちの適切な一部分が、ピックオフ専用であるいくつかの電極54,56,58,60,62,64,66,68の例などにおいて、複数のフォーサー電圧εとして電極54,56,58,60,62,64,66,68のうちの対応する適切な一部分に供給され得ることを理解されたい。
電極54,56,58,60,62,64,66,68は、複数のフォーサー電圧として供給される複数の信号εの印加に応じて、共振器52に作用する静電力を提供し得る。それに応答して、複数のフォーサー電圧εの相対位相、つまり静電力の相対位相に基づいて、共振器52が、電極54,56,58,60,62,64,66,68に静電的に引き付けられる。複数のフォーサー電圧εは、例えば、一緒に変調され、(例えば、1桁以上にわたる)別々の周波数で印加された2つの別個の組の信号を有し、電極54,56,58,60,62,64に同時に印加される。これにより、共振器52は、2以上の振動パターンモードの各々において変形される。例えば、第1の組のフォーサー電圧εが、第1の周波数でN=2の振動パターンモードを提供し、第2の組のフォーサー電圧εが、N=3の振動パターンモードを提供し得る。複数のフォーサー電圧εの印加に応答する共振器52の状態は、図3および図4の例において示されている。
図3は、センサシステム50のN=2の周期的な運動の他の例示的な図100を示す。共振器52の弾性特性により、共振器52は、共振周波数の約半周期でリバウンド(rebound)し得る。それに応答して、共振器52は、時刻T=0に対応する第1の状態と時刻T=1/2Fに対応する第2の状態との間で振動する。ここで、Fは振動パターンの振動周波数である。図3の例において、第1の状態は102で示され、第2の状態は104で示されている。時刻T=0に対応する第1の状態102では、共振器52は、106および108として示された2つの直交軸に沿って伸長および収縮するように示され、かつ軸106および108から角度45°でオフセットされた横軸(quadrature axes)に対応する他の直交軸110および112が示される。したがって、軸106,108,110,112は、電極54,56,58,60,62,64,66,68によって定義される。図3は、N=2の振動パターンモードに対応するフォーサー信号及びピックオフ信号の動き及び印加を示す。
図4は、センサシステム50のN=3の周期的な運動の例示的な図150を示す。共振器52の弾性特性に起因して、共振器52は、共振周波数の約半周期でリバウンドし(rebound)得る。それに応答して、共振器52は、時刻T=0に対応する第1の状態と時刻T=1/2Fに対応する第2の状態との間で振動する。ここで、Fは、振動周波数Fとは異なる第2の振動パターンモードの振動周波数である。図4の例において、第1の状態は152で示され、第2の状態は154で示されている。時刻T=0に対応する第1の状態152において、共振器52は、電極54,56,58,60,62,64,66,68によって定義された軸106,108,110,112に関連する156,158,160として示された3つの120°の軸に沿って伸長および収縮するように示されている。図4では、軸156は軸108と同一線上にあるように示されている。代替的には、軸156は、軸106と同一線上にあってもよい。図4の例は、N=3の振動パターンモードに対応する第2の振動パターンモードに対応するフォーサー信号及びピックオフ信号の動き及び印加を示しており、図3の例で示されるN=2の振動パターンモードと同時に動作し得る。
図5は、本発明の一態様による3軸ジャイロスコープシステム200の例を示す。一例として、3軸ジャイロスコープシステム200は、航空機および/または宇宙船等のための様々なナビゲーション制御システム、またはヨー、ピッチ、およびロール回転運動情報(yaw, pitch, and roll rotational motion information)を監視するためのデバイスのいずれかにおいて具体化され得る。
3軸ジャイロスコープシステム200は、X軸のジャイロスコープシステム202と、Y軸のジャイロスコープシステム204と、Z軸のジャイロスコープシステム206と、を含む。一例として、X軸、Y軸、およびZ軸のジャイロスコープシステム202,204,206は、図1の例の共振型ジャイロスコープ10と実質的に同様に構成され得る。図5の例では、X軸のジャイロスコープシステム202は、X軸を中心とした受感軸を有し、Y軸のジャイロスコープシステム204は、Y軸を中心とした受感軸を有し、Z軸のジャイロスコープシステム206は、Z軸を中心とした受感軸を有し得る。各共振型ジャイロスコープ202,204,206の受感軸は、デカルト座標系(Cartesian coordinate system)208によって図5の例において示されている。
図5の例では、X軸、Y軸、およびZ軸のジャイロスコープシステム202,204,206の各々は、対応する回転測定値(rotation measurement)ROT,ROT,ROTを含む信号を運動センサ(motion sensor)210に出力するように示されている。センサ210は、3軸ジャイロスコープシステム200を含む関連する車両または装置の総合的な(aggregate)3軸回転運動を決定するように構成され得る。したがって、3軸ジャイロスコープシステム200を含む関連する車両または装置のヨー、ピッチ、およびロールが決定され得る。これにより、運動センサ210は、3軸ジャイロスコープシステム200を含む関連する車両または装置の3軸回転動作を表示、出力、および/または報告するように構成され得る。
X軸、Y軸、Z軸の共振型ジャイロスコープ202,204,206の各々は、対応するコントローラによって提供された複数のフォーサー信号(例えば、フォーサー信号FRC)に応じて静電力を生成するように構成された複数の電極を含み、複数の振動パターンモードで対応する共振器の各々の周期的な運動を同時に提供するような対応する共振器の変形または運動を提供することができる。したがって、3軸ジャイロスコープシステム200は、3つの受感軸のすべてについて回転測定値ROT,ROT,ROTを提供し、前述したのと同様に途切れることなくより正確に回転測定値ROT,ROT,ROTを提供するために実質的に同時に3つの直交軸のそれぞれで較正され得る。追加的または代替的に、X軸、Y軸、およびZ軸のジャイロスコープシステム202,204,206の各々は、X軸、Y軸、およびZ軸のジャイロスコープシステムの冗長較正(redundant calibration)または前述したのと同様に冗長的にX軸、Y軸、およびZ軸のジャイロスコープシステム202,204,206に関する回転測定値ROT,ROT,ROTを提供することができる。したがって、3軸ジャイロスコープシステム200は、3つの軸のすべてにおいて較正および測定を提供するために4つまたは6つの別個のジャイロスコープを必要とする典型的な3軸ジャイロスコープシステムの代わりに具体化され得る。
上述の構造的および機能的特徴を考慮して、本開示の様々な態様による方法は、図6を参照することにより、より良く理解されるであろう。説明の簡略化のために、図6の方法は、連続して実行されるように示され説明されているが、本開示によれば、本明細書に示され記述された態様からいくつかの態様が他の態様と異なる順序でおよび/または同時に実施されるため、例示された順序に限定されないことは明らかであり、理解されたい。さらに、本開示の一態様による方法を実施するために例示された特徴の全てが必要とされるわけではない。
図6は、共振型ジャイロスコープ(例えば、共振型ジャイロスコープ10)を制御するための方法250を示す。252において、第1の周波数を有する第1の組のフォーサー信号(例えば、複数のフォーサー信号FRC)が生成される。254において、第1の周波数よりも高い第2の周波数を有する第2の組のフォーサー信号(例えば、フォーサー信号FRC)が生成される。256において、第1および第2の組の各組のフォーサー信号は、共振型ジャイロスコープに関連付けられた複数の電極(例えば、複数の電極18)の少なくとも一部分に同時に供給される。複数の電極は、第1の振動パターンモード(例えば、N=2の振動パターンモード)及び第2の振動パターンモード(例えば、N=3の振動パターンモード)のそれぞれにおいて同時に共振器の実質的に周期的な運動を提供するように受感軸の周りに配置され得る。258において、複数の電極の少なくとも一部分に関連付けられた複数のピックオフ信号(例えば、複数のピックオフ信号PO)が、共振器の実質的に周期的な運動に応じて測定され、受感軸を中心とした回転を測定する。
上述した事項は、本開示の例である。当然のことながら、本開示を説明する目的で構成要素または方法のすべての考えられる組み合わせを説明することは不可能であるが、当業者は、本開示の多くのさらなる組み合わせおよび置換が可能であることを認識するであろう。したがって、本開示は、添付の特許請求の範囲を含む本出願の範囲内に含まれるそのような変更、修正、および変形をすべて包含することが意図されている。
以下に、上記各実施形態から把握できる技術思想を記載する。
(付記1)
共振型ジャイロスコープであって、
受感軸の周りに配置され、複数の電極に供給される複数のフォーサー信号に基づいて共振器を実質的に周期的な運動に静電的にさせるように構成された複数の電極を含むセンサシステムであって、前記共振型ジャイロスコープの受感軸を中心とした回転の指示を提供するように構成される前記センサシステムと、
別個の複数の振動パターンモードの各々で共振器の実質的に周期的な運動を提供するための複数のフォーサー信号を同時に生成して、前記実質的に周期的な運動に関連付けられた複数のピックオフ信号に応じて前記共振型ジャイロスコープの受感軸を中心とした回転を測定するように構成されたコントローラと、を備える共振型ジャイロスコープ。
(付記2)
前記共振型ジャイロスコープは、半球共振型ジャイロスコープ(HRG)として構成される、付記1に記載の共振型ジャイロスコープ。
(付記3)
多軸ジャイロスコープシステムであって、
前記多軸ジャイロスコープシステムのX軸を中心とした回転を測定するように構成された第1の共振型ジャイロスコープと、
前記多軸ジャイロスコープシステムのY軸を中心とした回転を測定するように構成された第2の共振型ジャイロスコープと、
前記多軸ジャイロスコープシステムのZ軸を中心とした回転を測定するように構成された第3の共振型ジャイロスコープと、を備え、
前記第1、第2、及び第3の共振型ジャイロスコープの各々は、
X軸、Y軸、及びZ軸のうちの対応する軸の周りに配置され、複数の電極に供給される複数のフォーサー信号に基づいて共振器を実質的に周期的な運動に静電的にさせるように構成された複数の電極を含むセンサシステムであって、前記第1、第2、及び第3の共振型ジャイロスコープのX軸、Y軸、及びZ軸のうちの対応する軸を中心とした回転の指示を提供するように構成される前記センサシステムと、
別個の複数の振動パターンモードの各々において共振器の実質的に周期的な運動を提供するための複数のフォーサー信号を同時に生成して、前記実質的に周期的な運動に関連付けられた複数のピックオフ信号に応じて前記第1、第2、及び第3の共振型ジャイロスコープのX軸、Y軸、及びZ軸のうちの対応する軸を中心とした回転を測定するように構成されたコントローラと、を含む、多軸ジャイロスコープシステム。
(付記4)
前記コントローラは、
前記複数の振動パターンモードのうちの第1の振動パターンモードでX軸、Y軸、及びZ軸のうちの対応する軸を中心とした回転を測定するとともに、前記複数の振動パターンモードのうちの第2の振動パターンモードで前記第1、第2、及び第3の共振型ジャイロスコープのうちの対応する共振型ジャイロスコープを較正すること、および
前記複数の振動パターンモードのうちの第2の振動パターンモードでX軸、Y軸、及びZ軸のうちの対応する軸を中心とした回転を測定するとともに、前記複数の振動パターンのうちの第1の振動パターンモードで前記第1、第2、及び第3の共振型ジャイロスコープのうちの対応する共振型ジャイロスコープを較正すること、を交互に実行するように構成される、付記3に記載された多軸ジャイロスコープシステム。
(付記5)
前記コントローラは、前記複数の振動パターンモードのうちの第1の振動パターンモードで力再平衡化方法により前記第1、第2、及び第3の共振型ジャイロスコープのX軸、Y軸、及びZ軸のうちの対応する軸を中心とした回転の第1の測定値を供給し、前記複数の振動パターンモードのうちの第2の振動パターンモードで全角度方法により前記第1、第2、及び第3の共振型ジャイロスコープのX軸、Y軸、及びZ軸のうちの対応する軸を中心とした回転の第2の測定値を供給するように構成され、
前記コントローラは、前記第1の測定値と前記第2の測定値とを組み合わせて前記第1、第2、及び第3の共振型ジャイロスコープのX軸、Y軸、及びZ軸のうちの対応する軸を中心とした回転を測定するためのアルゴリズムを実行するようにさらに構成される、付記3に記載された多軸ジャイロスコープシステム。
(付記6)
前記コントローラは、前記振動パターンモードのうちの第2の振動パターンモードで前記第1、第2、及び第3の共振型ジャイロスコープのうちの対応する共振型ジャイロスコープの第2の較正を提供するとともに、前記複数の振動パターンモードのうちの第1の振動パターンモードで前記第1、第2、及び第3の共振型ジャイロスコープのうちの対応する共振型ジャイロスコープの第1の較正を提供するように構成され、
前記コントローラは、前記第1および第2の較正を組み合わせて、前記第1、第2、及び第3の共振型ジャイロスコープのうちの対応する共振型ジャイロスコープを較正するためのアルゴリズムを実行するようにさらに構成される、付記3に記載された多軸ジャイロスコープシステム。

Claims (15)

  1. 共振型ジャイロスコープであって、
    受感軸の周りに配置され、複数の電極に供給される複数のフォーサー信号に基づいて共振器を実質的に周期的な運動に静電的にさせるように構成された複数の電極を含むセンサシステムであって、前記共振型ジャイロスコープの受感軸を中心とした回転の指示を提供するように構成される前記センサシステムと、
    別個の複数の振動パターンモードの各々で共振器の実質的に周期的な運動を提供するための複数のフォーサー信号を同時に生成して、前記実質的に周期的な運動に関連付けられた複数のピックオフ信号に応じて前記共振型ジャイロスコープの受感軸を中心とした回転を測定するとともに同時に、前記共振型ジャイロスコープを較正するように構成されたコントローラと、を備える共振型ジャイロスコープ。
  2. 前記複数の振動パターンモードは、第1の周波数を有する第1の振動パターンモードと、前記第1の周波数よりも高い第2の周波数を有する第2の振動パターンモードと、を含む、請求項1の共振型ジャイロスコープ。
  3. 前記複数の振動パターンモードは、N=2の振動パターンモードと、N=3の振動パターンモードと、を含む、請求項1の共振型ジャイロスコープ。
  4. 前記コントローラは、前記複数の振動パターンモードのうちの第1の振動パターンモードで前記複数のピックオフ信号に応じて前記共振型ジャイロスコープの受感軸を中心とした回転を測定するとともに同時に、前記複数の振動パターンモードのうちの第2の振動パターンモードで前記共振型ジャイロスコープを較正するように構成される、請求項1の共振型ジャイロスコープ。
  5. 前記コントローラは、
    前記振動パターンモードのうちの第1の振動パターンモードで前記共振型ジャイロスコープの受感軸を中心とした回転を測定するとともに、前記複数の振動パターンモードのうちの第2の振動パターンモードで前記共振型ジャイロスコープを較正すること、および
    前記複数の振動パターンモードのうちの第2の振動パターンモードで前記共振型ジャイロスコープの受感軸を中心とした回転を測定するとともに、前記複数の振動パターンモードのうちの第1の振動パターンモードで前記共振型ジャイロスコープを較正すること、を交互に実行するように構成される、請求項4に記載された共振型ジャイロスコープ。
  6. 前記コントローラは、前記複数の振動パターンモードのうちの第1の振動パターンモードで力再平衡化方法により前記共振型ジャイロスコープの受感軸を中心とした回転の第1の測定値を供給し、前記複数の振動パターンモードのうちの第2の振動パターンモードで全角度方法により共振型ジャイロスコープの受感軸を中心とした回転の第2の測定値を供給するように構成され、
    前記コントローラは、前記第1の測定値と前記第2の測定値とを組み合わせて前記共振型ジャイロスコープの受感軸を中心とした回転を測定するアルゴリズムを実行するようにさらに構成される、請求項1に記載された共振型ジャイロスコープ。
  7. 前記コントローラは、前記振動パターンモードのうちの第2の振動パターンモードで前記共振型ジャイロスコープの第2の較正を提供するとともに、前記複数の振動パターンモードのうちの第1の振動パターンモードで前記共振型ジャイロスコープの第1の較正を提供するように構成され、
    前記コントローラは、前記第1および第2の較正を組み合わせて前記共振型ジャイロスコープを較正するアルゴリズムを実行するようにさらに構成される、請求項1に記載された共振型ジャイロスコープ。
  8. 前記コントローラは、前記複数のフォーサー信号を生成して前記受感軸に対して軸対称で前記共振器の振動共鳴運動を提供するように構成される、請求項1に記載の共振型ジャイロスコープ。
  9. 多軸ジャイロスコープシステムのX軸を中心とした回転を測定するように構成された第1の共振型ジャイロスコープとして構成された請求項1に記載の共振型ジャイロスコープを備える多軸ジャイロスコープシステムであって、
    前記多軸ジャイロスコープシステムのY軸を中心とした回転を測定するように構成された第2の共振型ジャイロスコープと、
    前記多軸ジャイロスコープシステムのZ軸を中心とした回転を測定するように構成された第3の共振型ジャイロスコープと、を備える多軸ジャイロスコープシステム。
  10. 共振型ジャイロスコープを制御するための方法であって、
    第1の周波数を有する第1の組のフォーサー信号を生成すること、
    前記第1の周波数よりも高い第2の周波数を有する第2の組のフォーサー信号を生成すること、
    前記共振型ジャイロスコープに関連付けられた複数の電極のうちの少なくとも一部分に前記第1および第2の組のフォーサー信号の各々を同時に供給することであって、前記複数の電極は、第1の振動パターンモードおよび第2の振動パターンモードの各々で同時に共振器の実質的に周期的な動きを提供するように受感軸の周りに配置される、前記第1および第2の組のフォーサー信号の各々を供給すること、
    前記共振器の実質的に周期的な運動に応じて複数の電極の少なくとも一部分に関連付けられた複数のピックオフ信号を測定して、前記受感軸を中心とした回転を測定するとともに同時に、較正信号に応じて前記共振型ジャイロスコープを較正すること、
    を備える方法。
  11. 前記共振器の実質的に周期的な運動を提供することは、
    N=2の振動パターンモードおよびN=3の振動パターンモードの各々で同時に前記共振器の実質的に周期的な運動を提供することを含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記複数のピックオフ信号を測定することは、
    前記第1の振動パターンモードに関連付けられた第1のピックオフ信号に応じて、前記共振型ジャイロスコープの受感軸を中心とした回転を測定するとともに同時に、前記第2の振動パターンモードに関連付けられた複数の第2のピックオフ信号を測定し、前記較正信号に応じて前記共振型ジャイロスコープを較正することを含む、請求項10記載の方法。
  13. 前記複数のピックオフ信号を測定することは、
    第1の持続時間において、前記第1の振動パターンモードに関連付けられた複数の第1のピックオフ信号に応じて前記共振型ジャイロスコープの受感軸を中心とした回転を測定するとともに同時に、前記第2の振動パターンモードに関連付けられた複数の第2のピックオフ信号を測定し、前記較正信号に応じて前記共振型ジャイロスコープを較正すること、
    第2の持続時間において、前記複数の第2のピックオフ信号に応じて前記共振型ジャイロスコープの受感軸を中心とした回転を測定するとともに、前記複数の第2のピックオフ信号を測定し、前記較正信号に応じて前記共振型ジャイロスコープを較正すること、を含む、請求項10に記載の方法。
  14. 前記複数のピックオフ信号を測定することは、
    力再平衡化方法で第1の振動パターンモードに関連付けられた複数の第1のピックオフ信号に応じて共振型ジャイロスコープの受感軸を中心とした回転の第1の測定値を取得するとともに同時に、全角度方法で前記第2の振動パターンモードに関連付けられた複数の第2のピックオフ信号に応じて共振型ジャイロスコープの受感軸を中心とした回転の第2の測定値を取得すること、
    アルゴリズムを用いて前記第1の測定値および前記第2の測定値を組み合わせて前記共振型ジャイロスコープの受感軸を中心とした回転を測定すること、を含む、請求項10に記載の方法。
  15. 前記複数のピックオフ信号を測定することは、
    前記第1の振動パターンモードに関連付けられた複数の第1のピックオフ信号を測定し、第1の較正信号に応じて共振型ジャイロスコープの第1の較正を取得するとともに同時に、第2の振動パターンモードに関連付けられた複数の第2のピックオフ信号を測定し、第2の較正信号に応じて共振型ジャイロスコープの第2の較正を取得すること、
    アルゴリズムを用いて前記第1の較正および前記第2の較正を組み合わせて前記共振型ジャイロスコープの受感軸を中心とした回転を測定すること、を含む、請求項10に記載の方法。
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