JP6517632B2 - アンテナ電磁放射ステアリングシステム - Google Patents

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Description

本開示は、一般的にレドーム(レーダードーム)に係り、特に所定の周波数帯内の電波に対して透明な窓を有する可動レドームに関する。
航空機、船舶、車両、宇宙船等の乗り物は、典型的に長距離通信用の長波長の全方向性アンテナを使用する。こうした全方向性アンテナは低利得なので、こうしたアンテナによって送信される電波(例えば、電波信号)は、電波の無差別放射パターンによって容易に検出及び/又は傍受され得る。従って、長距離通信用の高指向性アンテナが望まれ得る。
高利得アンテナ指向性は多様な方法によって達成可能であり、例えば、フェーズドアレイアンテナを利用したり、ディッシュアンテナやホーンアンテナを利用したり、大開口指向性アンテナを利用したりする。しかしながら、従来のアレイ、ディッシュ、開口方式を用いては、より長波長での指向性アンテナを実現することは難しい。
アンテナビームステアリングは、一般的に、フェーズドアレイアンテナのアンテナ素子の電子的重み付けや、機械的アンテナステアリングによって達成され、例えば、ジンバルを用いて、所望の方位角及び仰角に電波ビームを提供する。しかしながら、こうした大開口アンテナや付随する電子機器及び/又は機械的ジンバルの使用は、サイズ及び重量のため、航空宇宙機(例えば、航空機)での使用はできない。
また、アンテナは、周囲環境条件に晒されると損傷し得るデリケートな部品を含むため、物理的物体、例えばデブリ、降水、移動空気等がアンテナ部品に直接接触することを防止するレドームにアンテナが収容されることが多い。このように、レドームは、損傷を与え得る物体に対する物理的障壁として機能する一方、保護されたアンテナに対する電磁放射、特に電波の伝播を可能にする。アンテナ及び電子部品の空気抵抗及び環境感度のため、レドームは航空機にとって特に重要である。
従って、高利得指向性アンテナ及びレドームの分野における研究開発を当業者は続けている。
一実施形態では、本アンテナ電磁放射ステアリングシステムは、電磁放射を放出するためのアンテナと、アンテナに隣接して配置され且つアンテナを少なくとも部分的に囲むレドームとを含み得て、レドームは、アンテナからレドームの外に電磁放射を通過させる窓を含み、電磁放射は、アンテナに対する相対的な窓の位置に基づいて方向決めされる。
他の実施形態では、電磁放射を放出するアンテナを少なくとも部分的に囲むための本レドームは、アンテナからレドームの外に電磁放射を通過させる窓と、少なくとも一つの回転軸周りにレドームを回転させるレドーム駆動機構とを含み得る。
更に他の実施形態では、全方向性アンテナから放出された電磁放射の方向を制御するための本方法は、(1)アンテナからレドームの外に電磁放射を通過させる窓であって、レドームに形成された開口、レドームに形成された電磁的透明材料、及びレドームに形成された電磁的透明部のうち少なくとも一つを含む窓を含むレドーム内にアンテナを囲むステップと、(2)窓から離れる方向の電磁放射を窓に向けて反射させて戻し、窓を通過する電磁放射の利得を増大させるステップと、(3)少なくとも一つの回転軸周りにレドームを回転させて、アンテナに対して窓を位置決めして、電磁放射を方向決めするステップとを含み得る。
本システム及び方法の他の実施形態は以下の詳細な説明、添付図面及び添付の特許請求の範囲から明らかになるものである。
本アンテナ電磁放射ステアリングシステムの一実施形態の概略的ブロック図である。 図1のアンテナ電磁放射ステアリングシステムの一実施形態の概略的断面図である。 第一の位置における図2のアンテナ電磁放射ステアリングシステムの概略的平面図である。 第二の位置における図2のアンテナ電磁放射ステアリングシステムの概略的平面図である。 図2のアンテナ電磁放射ステアリングシステムの他の概略的平面図である。 図1のアンテナ電磁放射ステアリングシステムの他の実施形態の概略的斜視図である。 図1のアンテナ電磁放射ステアリングシステムの他の実施形態の概略的斜視図である。 図1のアンテナ電磁放射ステアリングシステムの他の実施形態の概略的斜視図である。 図1のアンテナ電磁放射ステアリングシステムの他の実施形態の概略的斜視図である。 図1のアンテナ電磁放射ステアリングシステムの他の実施形態の概略的斜視図である。 図1のアンテナ電磁放射ステアリングシステムの他の実施形態の概略的斜視図である。 図1のアンテナ電磁放射ステアリングシステムの他の実施形態の概略的斜視図である。 図1のアンテナ電磁放射ステアリングシステムの他の実施形態の概略的斜視図である。 図1のアンテナ電磁放射ステアリングシステムの他の実施形態の概略的斜視図である。 図1のアンテナ電磁放射ステアリングシステムの他の実施形態の概略的斜視図である。 図1のアンテナ電磁放射ステアリングシステムの他の実施形態の概略的斜視図である。 図1のアンテナ電磁放射ステアリングシステムの他の実施形態の概略的斜視図である。 図1のアンテナ電磁放射ステアリングシステムの他の実施形態の概略的立面図である。 図1の電磁的透明特徴部の二次元形状の概略図である。 図1の電磁的透明特徴部の二次元形状の概略図である。 図1の電磁的透明特徴部の二次元形状の概略図である。 図1の電磁的透明特徴部の二次元形状の概略図である。 図1の電磁的透明特徴部の二次元形状の概略図である。 図1の電磁的透明特徴部の二次元形状の概略図である。 図1の電磁的透明特徴部の二次元形状の概略図である。 図1の電磁的透明特徴部の二次元形状の概略図である。 図1の電磁的透明特徴部の二次元形状の概略図である。 図1の電磁的透明特徴部の二次元形状の概略図である。 図1の電磁的透明特徴部の二次元形状の概略図である。 図1のアンテナ電磁放射ステアリングシステムの他の実施形態の概略的斜視図である。 図20のアンテナ電磁放射ステアリングシステムのリターンロス対周波数のグラフである。 図20のアンテナ電磁放射ステアリングシステムの一実施形態に係る方位角極放射パターンのグラフである。 図20のアンテナ電磁放射ステアリングシステムの一実施形態に係る仰角極放射パターンのグラフである。 図20のアンテナ電磁放射ステアリングシステムの他の実施形態に係る方位角極放射パターンのグラフである。 図20のアンテナ電磁放射ステアリングシステムの他の実施形態に係る仰角極放射パターンのグラフである。 図20のアンテナ電磁放射ステアリングシステムの他の実施形態に係る方位角極放射パターンのグラフである。 図20のアンテナ電磁放射ステアリングシステムの他の実施形態に係る仰角極放射パターンのグラフである。 図1のアンテナ電磁放射ステアリングシステムの他の実施形態の概略的斜視図である。 図28のアンテナ電磁放射ステアリングシステムのリターンロス対周波数のグラフである。 図28のアンテナ電磁放射ステアリングシステムの一実施形態に係る方位角極放射パターンのグラフである。 図28のアンテナ電磁放射ステアリングシステムの一実施形態に係る仰角極放射パターンのグラフである。 図28のアンテナ電磁放射ステアリングシステムの他の実施形態に係る方位角極放射パターンのグラフである。 図28のアンテナ電磁放射ステアリングシステムの他の実施形態に係る仰角極放射パターンのグラフである。 全方位性アンテナから放出された電磁放射の方法を制御するための本方法の一実施形態の流れ図である。
以下の詳細な説明では、本開示の具体的な実施形態を例示する添付図面を参照する。異なる構造及び動作を有する他の実施形態は、本開示の範囲から逸脱するものではない。同様の参照番号は、異なる図面において同じ要素又は部品を指称し得る。
図1及び図2を参照すると、本アンテナ電磁放射ステアリングシステムの一実施形態が、概して参照番号100で指称され、アンテナ102と、レドーム(レーダードーム)106とを含み得る。アンテナは、電磁放射104(本願では、一般的に、電波、電波ビームとも称される)を放出し得る。一例として、電磁放射104は、電磁スペクトルのあらゆる部分を含み得る。他の例では、電磁放射104は、略3Hzから略3000GHz(つまり3THz)までの電磁スペクトルの部分内の電磁放射を含み得る。他の例では、電磁放射104は、略3Hzから略300GHzまでの電磁スペクトルの部分内の電磁放射を含み得る。他の例では、電磁放射104は、略3Hzから略300MHzまでの電磁スペクトルの部分内の電磁放射を含み得る。更に他の例では、電磁放射104は、略3Hzから略300kHzまでの電磁スペクトルの部分内の電磁放射を含み得る。
本願において、当業者は、開示される周波数が、略10パーセントから略15パーセントで開示される限界周辺で異なり得ることを理解されたい。例えば、略3000GHzは、略2550GHzから2700GHzの間となり得る。
アンテナ102は、図2に最もよく示されるように、電磁放射104を送信(矢印A)、受信(矢印B)又は送受信(矢印A及びB)する装置又はシステムであり得る。一般的で非限定的な一例では、アンテナ102は電波アンテナであり得る。一般的で非限定的な他の例では、アンテナ102はマイクロ波アンテナであり得る。一般的で非限定的な更に他の例では、アンテナ102はレーダーアンテナであり得る。特定の非限定的な一例では、アンテナ102は全方向性アンテナであり得る。特定の非限定的な他の例では、アンテナ102はダイポールアンテナであり得る。特定の非限定的な他の例では、アンテナ102は半波長ダイポールアンテナ(例えば、同軸アンテナ)であり得る。特定の非限定的な他の例では、アンテナ102はダイポールアンテナアレイ(例えば、コーリニアアンテナアレイ)であり得る。特定の非限定的な更に他の例では、アンテナ102はモノポールアンテナであり得る。他のタイプのアンテナも制限なく想定される。
レドーム106は、アンテナ102に隣接して配置され、且つアンテナ102を少なくとも部分的に囲み得る。例えば、図2に最もよく示されるように、レドーム106は、囲まれた内部空間110を画定し得て、レドーム106の囲まれた内部空間110内にアンテナ102が収容され得る。非限定的な例では、内部空間110の形状は、シリンダー状、球状、半球状、円錐状、又はピラミッド状であり得る。レドーム106は、環境条件、例えば、雨、みぞれ、雪、ほこり、風、雷等からアンテナ102を保護し得る。レドーム106は、アンテナ利得を高め(例えば、集束された狭い電波ビーム幅の成形)、望まない方向に放出される電磁放射104を防止し、選択された方向に放出された電磁放射104をステアリング(操縦)する(例えば、成形された電波ビームの方向の強制)ように構成され得る。
例示的な一構成では、レドーム106は、金属材料で構成され得る。一例では、レドーム106は固体金属レドームであり得る。他の例では、レドーム106は、少なくとも90パーセントの金属を含み得る。例示的な他の構成では、レドーム106は、誘電体で構成され得る(例えば、誘電体レドーム)。例示的な更に他の構成では、レドーム106は、金属材料及び誘電体で構成され得る(例えば、金属‐誘電体レドーム)。レドーム106は、セラミック材料(これに限定されるものではない)等の他のタイプの材料や、複数種の材料の組み合わせで構成され得る(例えば、セラミックレドーム)。
本開示では、高速で全天候の応用(例えば、航空機応用)における従来の誘電体又はセラミックのレドームの機械的及び電気的制限を克服することにより、金属レドームが特に有用であると認識している。例えば、金属レドームは、より高い全体的な機械的強度、環境ストレス(例えば、雨、あられ、ほこり、雷等によって生じる)に対する耐性の増強、静電放電性能の改善の可能性を与え得る。
レドーム106は、アンテナ102に対して相対的に可動し得る。例示的な一実施形態では、レドーム106は、規則的な回転でアンテナ102に対して相対的に移動し得る。例示的な他の実施形態では、レドーム106は、不規則な回転でアンテナ102に対して相対的に移動し得る。例示的な他の実施形態では、レドーム106は、規則的な振動でアンテナ102に対して相対的に移動し得る。例示的な他の実施形態では、レドーム106は、不規則な振動でアンテナ102に対して相対的に移動し得る。
一例では、アンテナ102が静止していて、レドーム106が、アンテナ102に対して相対的に回転軸X周りで回転し得る。特定の非限定的な一例では、レドーム106は、アンテナ102に対して相対的に回転軸X周りで少なくとも45度回転し得る。特定の非限定的な他の例では、レドーム106は、アンテナ102に対して相対的に回転軸X周りで少なくとも90度回転し得る。特定の非限定的な他の例では、レドーム106は、アンテナ102に対して相対的に回転軸X周りで少なくとも180度回転し得る。特定の非限定的な他の例では、レドーム106は、アンテナ102に対して相対的に回転軸X周りで少なくとも270度回転し得る。特定の非限定的な更に他の例では、レドーム106は、アンテナ102に対して相対的に回転軸X周りで少なくとも360度回転し得る。
回転軸Xは図2において実質的に垂直軸として示されているが、回転軸Xは、実質的に水平軸や、水平軸又は垂直軸に対して任意の角度の他の軸でもあり得る。例えば、図2に最もよく示されているように、回転軸Xは、アンテナ102を通り抜け得る(例えば、アンテナ102と実質的に同軸上(同一直線上)にある)。
例示的な一実施形態では、レドーム駆動機構116は、静止アンテナ102に対して相対的にレドーム106を移動させる(例えば、回転軸X周りに回転させる)ようにレドーム106に動作可能に結合され得る。一例では、レドーム駆動機構116は、レドーム106から放射する電磁放射104の方位角を制御するために、レドーム106の部分的な回転又は完全な回転を複数の等しいステップに分割するステッパーモータを含み得る。他の例では、レドーム駆動機構116は、レドーム106から放射する電磁放射104の仰角(例えば、姿勢)を制御するジンバルを含み得る。更に他の例では、レドーム駆動機構116は、レドーム106から放射する電磁放射104の方位角及び仰角を制御するモーター及びジンバルを含み得る。
例示的な一実施形態では、レドーム106は窓108を含み得る。窓108は電磁的に透明であり得る。また、窓108は、アンテナ102によって放出された電磁放射104を、アンテナ102からレドーム106の外に(例えば、窓108を通して)通過させることができる。電磁放射104は、アンテナ102に対する相対的な窓108の位置に基づいて、方向決めされ得る。例えば、図2に最もよく示されているように、レドーム106から放射する電磁放射104は、窓108を通過する方向(矢印112)に方向決めされて制限され得る。アンテナ102に対する相対的な窓108の位置は、アンテナ102に対する相対的なレドーム106の回転位置に基づいたものとなり得る。
窓108は、レドーム106の壁118に形成(例えば、製造)され得る。例示的な一実施形態では、窓108は、レドーム106の壁118に形成された開口120(例えば、材料が存在しない)であり得る。例示的な他の実施形態では、窓108は、レドーム106の壁118に設けられた電磁的透明材料122(例えば、誘電体や、電磁的透明スクリーン)から形成され得る。
例示的な一実施形態では、窓108は、あらゆる動作波長を有する電磁放射104に対し電磁的に透明であり得る。例えば、オープンエア(開放)窓(例えば、開口120)は、あらゆる波長を有する電磁放射104が窓108を通過することを可能にする。例示的な他の実施形態では、窓108は、所定の波長を有する電磁放射104に対して電磁的に透明であり得る。例えば、窓108を形成する電磁的透明材料122は、所定の波長を有する電磁放射104(例えば、所望の動作帯)のみが窓108を通過することを可能にして、所定の波長を有さない電磁放射(例えば、非動作帯)が窓108を通過することを防止するように選択され得る。
レドーム106の壁118は、電磁的に反射性であり得る。例えば、レドーム106の壁118の少なくとも内部表面124が電磁的に反射性であり得る。一例では、レドーム106の壁118が、電磁的反射材料126から形成され得る。他の例では、レドーム106の壁118の内部表面124が、電磁的反射材料126で形成され、覆われ、又はコーティングされ得る。
例示的な一実施形態では、壁118(又は、壁118の少なくとも内部表面124)が、あらゆる動作波長を有する電磁放射104に対して電磁的に反射性であり得る。例えば、壁の内部表面124が、あらゆる波長を有する電磁放射104を反射し得る。例示的な他の実施形態では、壁118(又は、壁118の少なくとも内部表面124)が、所定の波長を有する電磁放射104に対して電磁的に反射性であり得る。例えば、電磁的反射材料126は、窓108を通過させたい所定の波長を有する電磁放射104(例えば、所望の動作帯)のみを反射して、所定の波長を有さない電磁放射104(例えば、非動作帯)を吸収するように選択され得る。
図2〜図4を参照すると、レドーム106(例えば、金属レドーム)に窓108を形成することが、レドーム106から放射する電磁放射104を窓108を通過する電磁放射の一部に制限することによって、レドーム106内に囲まれたアンテナ102が放出する電磁放射104の指向性に影響を与え得る。従って、レドーム106の移動(例えば、レドーム106の回転)が、アンテナ102に対する相対的な窓108の位置を変更し得て(例えば、アンテナ102に対して相対的に窓108を移動させる)、これが、図3及び図4に最もよく示されているように、窓108の位置に基づいてアンテナ102が放出する電磁放射104を所定の方向に方向決めすること(例えば、電波ビームステアリング性能)を生じさせ得る。
図2及び図5を参照すると、レドーム106の電磁的に反射性の内部表面124(例えば、レドーム106の壁118)は、壁118の方向に放射された全方向性電磁放射104を窓108の方向に反射させて戻し得る。例えば、電磁放射の一部104aは、アンテナ102から、窓108の位置に実質的に整列し窓108を通過する方向に放射し得る。電磁放射の一部104b、104c、104d、104e等はアンテナ102から他の方向に放射して、レドーム106によって、窓108の位置の方向に反射されて戻され、窓108を通過し得る。従って、このような電磁的反射は、窓108を通過する電磁放射104を増やし、及び/又は、窓108を通過する電磁放射104を集束し(例えば、電磁放射104を一方向にまとめる)、これが、利得を増大させ得る(例えば、より高いアンテナ利得が、電波を集中させることによって得られ得る)。
アンテナ102に対する相対的な回転軸X周りのレドーム106の回転は、アンテナ102に対して相対的に回転軸X周りに窓108を回転させることによって、回転軸X周りに電磁放射104の方向を実質的に回転させ得る。
図2に最もよく示されるように、レドーム106及び付随するアンテナ102は、支持構造114に取り付け又は固定され得る。一例では、支持構造114は、乗り物であり得て、地球上の乗り物(例えば、航空機、ボート/船、地上車両)や、宇宙の乗り物(例えば、宇宙船、人工衛星)であり得る。他の例では、支持構造114は、地面、建物、又は他の構造等であり得る。
図2〜図5に最もよく示されているように、一般的で非限定的な例示的一実施形態では、アンテナ102は全方向性の垂直配向ダイポールアンテナであり得る(例えば、電磁放射104が、アンテナ102から、アンテナ102に垂直な平面内の全方向に放射する)。
図6〜図13を参照すると、レドーム106は、多様なサイズ及び幾何学的形状を有し得る。レドーム106のサイズ及び/又は形状は、アンテナ102のサイズ、形状及び/又は種類によって決定され得る。一般的に、レドーム106のサイズ及び/又は形状は、アンテナ102を完全に囲むのに十分なものとなり得る。
非限定的な一例では、図6及び図7に示されるように、レドーム106はシリンダー形状を有し得る。回転軸Xは、シリンダー状レドーム106の中心を通って延伸し、アンテナ102と同軸で(同一直線上に)あり、レドーム106、つまりは窓108がアンテナ102に対して相対的に回転軸X周りに回転し得る。一例では、図6に示されるように、回転軸Xは実質的に垂直軸であり得て、レドーム106の回転が、利得の増強した電磁放射104の方位角を方向制御(例えば、ステアリング)するように窓108を位置決めし得る。他の例では、図7に示されるように、回転軸Xは実質的に水平軸であり得て、レドーム106の回転が、利得の増強した電磁放射104の仰角(例えば、姿勢)を方向制御(例えば、ステアリング)するように窓108を位置決めし得る。
非限定的な他の例では、図8及び図9に示されるように、レドーム106は球形状を有し得る。回転軸Xは、球状レドーム106の中心を通って延伸し、アンテナ102と同軸であり、レドーム106、つまりは窓108がアンテナ102に対して相対的に回転軸X周りに回転し得る。一例では、図8に示されるように、回転軸Xは実質的に垂直軸であり得て、レドーム106の回転が、利得の増強した電磁放射104の方位角を方向制御(例えば、ステアリング)するように窓108を位置決めし得る。他の例では、図9に示されるように、回転軸Xは実質的に水平軸であり得て、レドーム106の回転が、利得の増強した電磁放射104の仰角(例えば、姿勢)を方向制御(例えば、ステアリング)するように窓108を位置決めし得る。
非限定的な他の例では、図10に示されるように、レドーム106は、直方体形状(例えば、立方体、直方体)を有し得る。回転軸Xは、直方体状レドーム106の中心を通って延伸し、アンテナ102(図10に示さず)と同軸であり、レドーム106、つまりは窓108がアンテナ102に対して相対的に回転軸X周りに回転し得る。一例では、図10に示されるように、回転軸Xは実質的に垂直軸であり、レドーム106の回転が、利得の増強した電磁放射104の方位角を方向制御(例えば、ステアリング)するように窓108を位置決めし得る。他の例(図示せず)では、回転軸Xは実質的に水平軸であり得て、レドーム106の回転が、利得の増強した電磁放射104の仰角(例えば、姿勢)を方向制御(例えば、ステアリング)するように窓108を位置決めし得る。
非限定的な他の例では、図11に示されるように、レドーム106は、半球形状(例えば、半球)を有し得る。回転軸Xは、半球状レドーム106の中心を通って延伸し、アンテナ102と同軸であり、レドーム106、つまりは窓108がアンテナ102に対して相対的に回転軸X周りに回転し得る。一例では、回転軸Xは実質的に垂直軸であり、レドーム106の回転が、利得の増強した電磁放射104の方位角を方向制御(例えば、ステアリング)するように窓108を位置決めし得る。
非限定的な他の例では、図12に示されるように、レドーム106は円錐形状を有し得る。回転軸Xは、円錐状レドーム106の中心を通って延伸し、アンテナ102と同軸であり、レドーム106、つまりは窓108がアンテナ102に対して相対的に回転軸X周りに回転し得る。一例では、回転軸Xは実質的に垂直軸であり、レドーム106の回転が、利得の増強した電磁放射104の方位角を方向制御(例えば、ステアリング)するように窓108を位置決めし得る。
非限定的な更に他の例では、図13に示されるように、レドーム106はピラミッド形状を有し得る。回転軸Xは、ピラミッド状レドーム106の中心を通って延伸し、アンテナ(図12に示さず)と同軸であり、レドーム106、つまりは窓108がアンテナ102に対して相対的に回転軸X周りに回転し得る。一例では、回転軸Xは実質的に垂直軸であり、レドーム106の回転が、利得の増強した電磁放射104の方位角を方向制御(例えば、ステアリング)するように窓108を位置決めし得る。
図6〜図13、特に図6を参照すると、窓108は、レドーム106内に囲まれたアンテナ102が放出する電磁放射104の所定の(例えば、所望の)動作周波数に従ったサイズにされ得る。窓108は幅W及び長さL1を有し得る。
例示的な一実施形態では、窓108は、レドーム106の第一の端部132近く(例えば、端部そのもの、又はその近く)から、レドーム106の第二の端部134近くに延伸し得る(上下、又は左右に)。例示的な一構成では、図6に最もよく示されるように、窓108の長さL1は、レドーム106の長さL2に実質的に等しくなり得る。
窓108の幅Wは、所定の動作周波数においてアンテナ102によって放出される電磁放射104の波長によって決められる(例えば、比例する)。一例では、窓108の幅W対電磁放射104の波長(又は周波数)(例えば、電磁放射104の動作波長又は周波数)の比は、所定の比に基づき得る。例示的な一実施形態では、窓108の幅Wは、所定の動作周波数の電磁放射104の波長の略1/8から1/2の間となり得る。例示的な他の実施形態では、窓108の幅Wは、所定の動作周波数の電磁放射104の波長の略1/8であり得る。例示的な他の実施形態では、窓108の幅Wは、所定の動作周波数の電磁放射104の波長の略1/6であり得る。例示的な他の実施形態では、窓108の幅Wは、所定の動作周波数の電磁放射104の波長の略1/4であり得る。例示的な更に他の実施形態では、窓108の幅Wは、所定の動作周波数の電磁放射104の波長の略1/2であり得る。
上述し、また図6〜図13に示されるレドームの形状及び上述の窓のサイズが多様なレドーム106の形状及び窓108の幅Wの一部の例に過ぎないことを当業者は認識されたい。他の形状及びサイズも想定される。レドーム106の具体的なサイズ及び/若しくは形状、並びに/又は、窓108のサイズは、使用されるアンテナ102のサイズ及び/若しくは種類、並びに/又は、電磁放射104に望まれる動作周波数によって決められ得る。
また、レドーム106の形状、窓108のサイズ、及び/又は、レドーム106内部で使用されるアンテナ102の種類が、窓108を通る電磁放射104の最適な集束(例えば、最適な電波ビームの集束)を達成するのに重要な検討事項であることも認識されたい。一例では、小さ過ぎる窓108(例えば、効果的ではなく小さな幅Wを有する窓108)では、アンテナ102によって放出される電磁放射104の抵抗が、ゼロ近くに減少し得る。他の例では、大き過ぎる窓108(例えば、効果的ではなく大きな幅Wを有する窓108)は、電磁放射104の利得を低減し得る(例えば、電波ビームの幅を増大させる)。
一例では、レドーム106のサイズ及び/若しくは形状、並びに/又は、窓108のサイズは、電磁放射104の動作波長及び/又は周波数に基づいたコンピューターモデル及び/又はパラメータ解析を用いて、決定され得る。本アンテナ電磁放射ステアリングシステム100の全体構造(例えば、レドーム106、窓108、アンテナ102)は、電磁放射104の動作周波数をシフトさせる因子によってスケールアップ又はスケールダウンされ得る。
図6〜図13に示されるいずれの例でも、レドーム106は、複数のコーナー反射体(図示せず)を含み得て、コーナー反射体は、レドーム106の内部空間110内に、アンテナ102に近接して配置されて、窓108を通る方向に電磁放射104を更に方向決め及び/又は集束(例えば、成形)し得る。
図14〜図17を参照すると、例示的な一実施形態では、レドーム106は、複数の独立可動の部分128(例えば、図14〜図17において部分128a及び部分128bとして別々に識別されている二つ以上の独立可動部分)及び窓130(例えば、図14〜図17において窓130a及び窓130bとして別々に識別されている二つ以上の窓)を含み得る。一例では、各窓130a、130bが、レドーム106のそれぞれの部分128a、128bに形成され得る(例えば、部分128a、128bを画定するレドーム106の壁118に形成され得る)。
上述して、図2〜図5に示したように、レドーム106の部分128を画定する壁118の内部表面124は、電磁的に反射性であり得る。例えば、部分128の内部表面124は、電磁的反射材料126で形成され又は覆われ得る。窓130は、上述して図2〜図5に示した窓108と実質的に同一である。例えば、窓130は電磁的に透明であり得る。一例では、各窓130a、130bは開口120であり得る(例えば、レドーム106の壁118に設けられる材料が存在しない)。他の例では、各窓130、130bは、レドーム106の壁118に設けられる電磁的透明材料122であり得る。更に他の例では、窓130aが開口120であり、窓130bが電磁的透明材料122であり得る。
各部分128(例えば、部分128a、128b)は、レドーム106内に囲まれたアンテナ102に対して相対的に回転軸X周りに独立的に回転することができる。一例では、図15及び図17に示されるように、部分128a及び部分128bは、実質的に垂直な回転軸X周りに独立的に回転し得て、各部分128a、128bが、増強した利得を有する電磁放射104を異なる方位角において同時に方向制御(例えば、ステアリング)するように(例えば、複数の電波ビームを形成するように)各窓130a、130bを位置決めし得る。他の例では、図16及び図18に示されるように、部分128a及び部分128bが、実質的に水平な回転軸X周りに独立的に回転し得て、各部分128a、128bが、増強した利得を有する電磁放射を異なる仰角(例えば、姿勢)において同時に方向制御(例えば、ステアリング)するように(例えば、複数の電波ビームを形成するように)各窓130a、130bを位置決めし得る。
シリンダー状レドーム及び球形レドームのみが図14〜図17には示されているが、任意の形状を有するレドーム106が複数の部分128及び窓130を含み得ることを当業者は理解されたい。
レドーム106に形成された窓130が多くなるほど(例えば、独立的に回転可能な部分128が多くなるほど)、複数の窓が同軸上に整列している場合よりも、又は、レドーム106が単一の大きな窓108を含む場合よりも低く増強された利得(例えば、電波ビーム当たりの低い利得)を有して各窓130a、130bを通過する電磁放射104が得られ得ることが当業者には理解される。
図18を参照すると、例示的な一実施形態では、レドーム106に(例えば、レドーム106の壁118に)形成された電磁的透明パターン136によって、窓108が画定され得る。パターン136は、複数の電磁的特徴部138(例えば、特徴部138のアレイ)を含み得る。複数の特徴部138は、窓108の長さL1及び幅Wにわたって広がる。例示的な一構成では、パターン136を画定する複数の特徴部138は、互いに等間隔にされ得る。例示的な他の構成では、パターン136を画定する複数の特徴部138は互いに等間隔には配置されないものとなり得る。例示的な他の構成では、パターン136を画定する複数の特徴部138は、水平軸及び垂直軸のうち少なくとも一方に沿って互いに同軸上に整列され得る。例示的な更に他の構成では、パターン136を画定する複数の特徴部138は、水平軸及び垂直軸のうち少なくとも一方に沿ってずらされ得る(例えば、ジクザグにされる)。
各特徴部138は、レドーム106に(例えば、レドーム106の壁118)に形成(例えば、製造)され得る。例示的な一実施形態では、各特徴部138は、レドーム106の(例えば、レドーム106の壁118の)開口120(例えば、材料が存在しない)であり得る。例示的な他の実施形態では、各特徴部138は、レドーム106に(例えば、レドーム106の壁118に)設けられた電磁的透明材料122(例えば、誘電体や、電磁的透明スクリーン)から形成され得る。
例示的な一実施形態では、特徴部138のパターン136は、あらゆる動作波長を有する電磁放射104に対して電磁的に透明であり得る。例えば、オープンエア(開放)窓の特徴部138(例えば、各特徴部が開口120を形成する)は、あらゆる波長を有する電磁放射104が特徴部138(例えば、電磁的透明窓108を画定する特徴部138のパターン136)を通過することを可能にする。例示的な他の実施形態では、特徴部138は、所定の波長を有する電磁放射104に対して電磁的に透明であり得る。例えば、特徴部138を形成する電磁的透明材料122は、所定の波長を有する電磁放射104(例えば、所望の動作帯)のみが特徴部138(例えば、電磁的透明窓108を画定する特徴部138のパターン136)を通過することを可能にして、所定の波長を有さない電磁放射(例えば、非動作帯)が特徴部138を通過することを防止するように選択され得る。
図19A〜図19Kを参照すると、各特徴部138は、二次元形状140(例えば、二次元の幾何学的形状)を有し得る。特定の非限定的な一例の構成では、特徴部138の形状140は、図19Aに示されるようなスロット形状を有し得る。特定の非限定的な他の例の構成では、特徴部138の形状140は、図19Bに示されるようなプラス記号形状を有し得る。特定の非限定的な他の例の構成では、特徴部138の形状140は、図19Cに示されるような円形状を有し得る。特定の非限定的な他の例の構成では、特徴部138の形状140は、図19Dに示されるような楕円形状を有し得る。特定の非限定的な他の例の構成では、特徴部138の形状140は、図19Eに示されるような矩形形状(例えば、正方形、長方形)を有し得る。特定の非限定的な他の例の構成では、特徴部138の形状140は、図19Fに示されるような三角形形状を有し得る。特定の非限定的な他の例の構成では、特徴部138の形状140は、図19Gに示されるようなオジーブ形状(例えば、少なくとも一つの丸くテーパ状の端部を有するもの)を有し得る。特定の非限定的な他の例の構成では、特徴部138の形状140は、図19Hに示されるような十字架形状を有し得る。特定の非限定的な他の例の構成では、特徴部138の形状140は、図19Iに示されるような鶏の足形状を有し得る。特定の非限定的な他の例の構成では、特徴部138の形状140は、図19Jに示されるようなX字形状を有し得る。特定の非限定的な他の例の構成では、特徴部138の形状140は、図19Kに示されるような多角形形状(例えば、六角形)を有し得る。このように、形状(例えば、二次元の幾何学的形状)は、スロット、プラス記号、円、楕円、矩形、三角形、オジーブ、十字架、鶏の足、X字、多角形のうち一つから選択され得る。パターンを画定する特徴部138の他の形状140も想定される。
例示的な他の実施形態では、電磁的透明特徴部138のパターン136から形成される窓108は、レドーム106の所望の周波数選択性に応じて、ムンク(Munk)の周波数選択性二次元形状を用い得る。
例示的な他の実施形態では、システム100は、(例えば、第一の)周波数F1を有する電磁放射104を受信して、(例えば、第二の)周波数F2を有する電磁放射を送信するように構成され得る。従って、システム100は、トランスポンダーシステムとなり得る。このような例示的実施形態では、アンテナ102は、あらゆる方向において周波数F1を有する電磁放射104を受信するが、アンテナ102に対する相対的な窓108の位置によって決められる選択方向に周波数F2を有する電磁放射104を送信し得る。
例示的な一構成では、アンテナ102は、周波数F1及び周波数F2で動作するように設計されたマルチバンドアンテナであり得る。特定の非限定的な一例では、アンテナ102は、年輪状のマルチバンドアンテナであり得る。例示的な一実施形態では、アンテナ102は、周波数F2を有する電磁放射104を周期的に送信し、周波数F1を有する電磁放射104を連続的に受信し得る。
レドーム106(例えば、レドーム106の壁118)は、周波数F1を有する電磁放射104に対しては電磁的に透明であるが(例えば、電磁的透明材料122から形成される)、周波数F2を有する電磁放射104に対しては電磁的に不透明又は反射性である(例えば、電磁的反射性材料126で形成又は覆われる)周波数選択性材料で構成され得る。
従って、レドーム106の窓108は、上述の方法と実質的に同様に、レドーム106から放射する周波数F2を有する電磁放射104を、窓108を通過するその電磁放射104の一部に制限することによって、レドーム106内部に囲まれたアンテナ102によって放出される周波数F2を有する電磁放射104の指向性に影響を与え得る。あらゆる方向からの周波数F1を有する電磁放射104は、レドーム106を通り抜けて、アンテナ102によって受信され得る。
例示的な他の実施形態では、システム100は、異なる複数の周波数(例えば、周波数F2及び周波数F3)を有する電磁放射104を送信するように構成され得る。例示的な一構成では、複数の窓130(例えば、図14〜図17に最もよく示されるような窓130a及び窓130b)を有するレドーム106は、アンテナ102に対する相対的な窓130の位置に基づいて(例えば、レドーム106の部分128a、128bの回転位置に基づいて)、異なる周波数を有する電磁放射104を異なる方向に送信するように構成され得る。例示的な一構成では、窓130aが、周波数F2を有する電磁放射104に対して電磁的に透明な周波数選択性材料で形成され得て、窓130bが、周波数F3を有する電磁放射104に対して電磁的に透明な周波数選択性材料で形成され得る。
レドーム106及び/又は窓130を形成する周波数選択性材料は、落雷対策の機能も果たし得る。例示的な一構成では、レドーム106(例えば、レドーム106の壁118)が、外部表面及び内部表面を有する層状構造(図示せず)として構成され得る。例えば、層状構造の外部構造層が外部表面に近接して配置され得て、層状構造の内部構造層が内部表面に近接して配置されて、層状構造のコア層が、外部構造層と内部構造層との間に配置され得る。外部構造層及び内部構造がレドーム106の物理的構造を形成する一方、コア層は、ファラデーケージ層及び/又は人工誘電層を含み得る。層状構造の一般的な構成(例えば、外部構造層‐コア層‐内部構造層)に対して多様な変更が為され得ることが当業者には理解されるものである。
一例では、実効キャパシタンスを有する人工誘電体を形成するために利用可能な方法を用いて、人工誘電層が形成され得る。人工誘電層の実効キャパシタンスが、特定の周波数帯(例えば、周波数F1)に対してレドーム106を調整する研究開発段階において変更され得るパラメータであり得ることは当業者には理解されるものである。
一例では、ファラデーケージ層が、耐雷性のファラデーケージ材料から形成され得て、ファラデーケージ層が実効インダクタンスを有するようになる。ファラデーケージ層の実効インダクタンスは、特定の周波数帯に対してレドーム106を調整する研究開発段階において選択され得る(例えば、適切な材料の選択や設計によって)パラメータであり得ることは当業者には理解されるものである。連続的な直流経路の導電体のネットワークが、ファラデーケージ材料を適切に形成し得る。ファラデーケージ材料が高導電性材料(例えば、銅、銀、アルミニウム)から形成される場合、ファラデーケージ材料の基本重量及び断面厚さは十分な大きさのものであり、ファラデーケージ材料が耐雷性になることによって、その材料を、レドーム106のファラデーケージ層での使用に適したものにする。耐雷性のファラデーケージ材料は、特に、雷が当たった位置から離れた位置において、材料を顕著に焼失させることなく、雷が誘起する(EMPが誘起する)電流を、その材料に沿って流すことを可能にし得る。
[例1:シリンダー状レドーム]
図20を参照すると、特定の非限定的な一例の本システム100は、シリンダー状レドーム106内に囲まれ実質的に垂直な向きの標準的な半波長ダイポールアンテナ102を含み得る。本願において、“半波長”とは、ダイポールアンテナの長さが、動作周波数においてアンテナ102から放出される電磁放射(例えば、電波)の半波長に実質的に等しいことを意味する。アンテナ102は、シリンダー状レドーム106の実質的に中心に配置され得る。
アンテナ102の長さL3(例えば、垂直高さ)は、所定の(例えば、所望の)動作周波数における電磁放射104の半波長に(例えば、等しくなるように)設定され得る。この特定の非限定的な例では、アンテナ102の長さL3は、略3.9インチであり得て、動作周波数(例えば、システム100の)は、略1515MHz(又は1.5GHz)であり得る。
シリンダー状レドーム106の長さL2(例えば、垂直高さ)は、アンテナ102の長さL3よりも略10パーセント大きくなり得る。この特定の非限定的な例では、シリンダー状レドーム106の長さL2は、略4.3インチであり得る。
例示的な一構成では、シリンダー状レドーム106の直径Dは、1波長よりも大きくなり得る。例示的な他の構成では、シリンダー状レドーム106の直径Dは、3波長よりも大きくなり得る。例示的な更に他の構成では、シリンダー状レドーム106の直径Dは、10波長よりも大きくなり得る。この特定の非限定的な例では、シリンダー状レドーム106の直径Dは略6.6インチであり得て、シリンダー状レドーム106の円周は略18インチであり得る。
窓108の幅Wは、アンテナ102によって放出される電磁放射104の波長に比例し得る。この特定の非限定的な例では、窓108の幅Wは1/6波長であり得る。
本願においては、当業者に理解されるように、本システム100の例示的な構成のおおよその寸法(例えば、窓の長さL1、窓の幅W、レドームの長さL2、アンテナ102の長さL3、及び/又は、レドーム106の直径D)は、製造公差内で変化し得る。
本願においては、当業者に理解されるように、本システム100の例示的な実施形態のおおよその動作周波数は、略10パーセントから15パーセントで変化し得る。例えば、略1515GHzは、略1280GHzと略1360GHzとの間となり得る。
図21は、この特定の非限定的な例のシステム100のリターンロス対周波数のシミュレーション図を示す。システム100は、略1600MHzから2150MHz(又は、1.6GHzから2.1GHz)の範囲内の放射に対して有用な反射係数を有し得る。
図22は、この特定の非限定的な例のシステム100の方位角極放射パターンの一シミュレーションを示す。図23は、この特定の非限定的な例のシステム100の仰角極放射パターンの一シミュレーションを示す。システム100の動作周波数は略1000MHz(つまり、1GHz)である。システム100は略10dBの前後利得比(例えば、指向性アンテナの前後のパワー利得の比)を有する。
図24は、この特定の非限定的な例のシステム100の方位角極放射パターンの他のシミュレーションを示す。図25は、この特定の非限定的な例のシステム100の仰角極放射パターンの他のシミュレーションを示す。システム100の動作周波数は略1500MHz(つまり、1.5GHz)である。システム100は、略10dBの前後利得比を有する。
図26は、この特定の非限定的な例のシステム100の方位角極放射パターンの他のシミュレーションを示す。図27は、この特定の非限定的な例のシステム100の仰角極放射パターンの他のシミュレーションを示す。システム100の動作周波数は略2000MHz(つまり、2GHz)である。システム100は、略15dBの前後利得比を有する。
[例2:円錐状レドーム]
図28を参照すると、特定の非限定的な他の例の本システム100は、円錐状レドーム106内に囲まれた実質的に垂直向きの標準的な半波長ダイポールアンテナ102を含み得る。アンテナ102は、円錐状レドーム106の実質的に中心に配置され得る。
アンテナ102の長さL3(例えば、垂直高さ)は、所定の(例えば、所望の)動作周波数における電磁放射104の半波長に(例えば、等しくなるように)設定され得る。この特定の非限定的な例では、アンテナ102の長さL3は、略3.9インチであり得て、動作周波数は略1515MHz(又は1.5GHz)であり得る。
円錐状レドーム106の長さL2(例えば、垂直高さ)は、アンテナ102の長さL3よりも略10パーセント大きくなり得る。この特定の非限定的な例では、円錐状レドーム106の長さL2は略4.3インチであり得る。
例示的な一構成では、円錐状レドーム106の直径(例えば底面の直径)は1波長よりも大きくなり得る。例示的な他の構成では、円錐状レドーム106の直径は3波長よりも大きくなり得る。例示的な更に他の構成では、円錐状レドーム106の直径は10波長よりも大きくなり得る。この特定の非限定的な例では、円錐状レドーム106の直径は略6.6インチであり得て、円錐状レドーム106の円周は略18インチとなり得る。
窓108の幅W(例えば、底面における幅)は、アンテナ102によって放出される電磁放射104の波長に比例し得る。この特定の非限定的な例では、窓108の幅Wは1/8波長であり得る。例えば、窓108は、円錐状レドーム106の(例えば、レドーム106の壁118の)略45度のセクター(扇形部分)を形成し得る。
図29は、この特定の非限定的な例のシステム100のリターンロス対周波数のシミュレーション図を示す。システム100は、略1650MHzから1850MHz(又は、1.6GHzから1.8GHz)の範囲内の放射に対して有用な反射係数を有し得る。
図30は、この特定の非限定的な例のシステム100の方位角極放射パターンの一シミュレーションを示す。図31は、この特定の非限定的な例のシステム100の仰角極放射パターンの一シミュレーションを示す。システム100の動作周波数は略1500MHz(つまり、1.5GHz)である。システム100は略12dBの前後利得比を有する。
図32は、この特定の非限定的な例のシステム100の方位角極放射パターンの他のシミュレーションを示す。図33は、この特定の非限定的な例のシステム100の仰角極放射パターンの他のシミュレーションを示す。システム100の動作周波数は略2000MHz(つまり、2GHz)である。システム100は略10dBの前後利得比を有する。
図34を参照すると、アンテナから放出される電磁放射(例えば、電波)の方向を制御するための本方法の一実施形態が、概して参照番号200で指称され、レドーム内にアンテナを囲むことから開始し得る。レドームは、アンテナからレドームの外に電磁放射を通過させる窓を含み得る。ブロック202に示されるように、窓は、レドームに設けられた開口(材料が存在しない)、レドームに設けられた電磁的透明材料、及び、レドームに設けられた電磁的透明特徴部(それぞれ二次元形状を有する開口及び電磁的透明材料)のうち少なくとも一つを含み得る。
ブロック204に示されるように、窓から離れる方向の電磁放射は、レドーム(例えば、レドームの電磁的反射性内部表面)によって窓に向けて反射されて戻されて、窓を通過する電磁放射の利得を増大させ得る。
ブロック206に示されるように、レドームは、少なくとも一つの回転軸周りに回転して、アンテナに対して相対的に窓を位置決めして、電磁放射を方向決めし得る。
更に、本開示は、以下の項に係る実施形態を有する。
項1
アンテナ電磁放射ステアリングシステムであって、電磁放射を放出するためのアンテナと、アンテナに隣接して配置され且つアンテナを少なくとも部分的に囲むレドームとを備え、レドームが、アンテナからレドームの外に電磁放射を通過させる窓を備え、電磁放射が、アンテナに対する相対的な窓の位置に基づいて方向決めされる、システム。
項2
レドームが少なくとも一つの回転軸周りに回転可能である、項1に記載のシステム。
項3
窓が、レドームの開口を備える、項1に記載のシステム。
項4
窓が、レドームに設けられた電磁的透明材料を備える、項1に記載のシステム。
項5
窓が、電磁的透明特徴部のパターンを備える、項1に記載のシステム。
項6
電磁的透明特徴部が二次元形状を有する、項5に記載のシステム。
項7
二次元形状が、スロット、プラス記号、円、楕円、矩形、三角形、オジーブ、十字架、鶏の足、X字、及び多角形のうち一つから選択されている、項6に記載のシステム。
項8
電磁的透明特徴部の各々が、レドームの開口、及び、レドームに設けられた電磁的透明材料のうち一方を備える、項5に記載のシステム。
項9
レドームが、第一の周波数を有する電磁放射に対して電磁的に透明であり、窓が、第二の周波数を有する電磁放射に対して電磁的に透明である、項1に記載のシステム。
項10
窓が幅を有し、窓の幅が、電磁放射の周波数に比例している、項1に記載のシステム。
項11
窓の幅が、電磁放射の周波数における波長の1/8から1/2の間である、項10に記載のシステム。
項12
レドームが長さを有し、アンテナが長さを有し、レドームの長さがアンテナの長さよりも10パーセント大きい、項1に記載のシステム。
項13
窓が長さを有し、窓の長さが、レドームの長さに略等しい、項12に記載のシステム。
項14
レドームが少なくとも二つの部分を備え、各部分が、アンテナからレドームの外に電磁放射を通過させる窓を備え、電磁放射が、アンテナに対する相対的な部分の窓の位置に基づいて方向決めされる、項1に記載のシステム。
項15
各部分が回転軸周りに独立的に回転可能である、項14に記載のシステム。
項16
電磁放射を放出するアンテナを少なくとも部分的に囲むためのレドームであって、アンテナからレドームの外に電磁放射を通過させる窓と、少なくとも一つの回転軸周りにレドームを回転させるレドーム駆動機構とを備えたレドーム。
項17
窓が、レドームに設けられた開口、レドームに設けられた電磁的透明材料、及び、レドームに設けられた電磁的透明特徴部のパターンのうち少なくとも一つを備える、項16に記載のレドーム。
項18
窓が幅を有し、窓の幅が、電磁放射の動作周波数における波長の1/8から1/2の間である、項16に記載のレドーム。
項19
レドームが、アンテナを囲むのに十分な内部空間を画定する形状を有し、内部空間の形状が、シリンダー、球、半球、円錐、及びピラミッドのうち一つから選択されている、項16に記載のレドーム。
項20
全方向性のアンテナから放出された電磁放射の方向を制御するための方法であって、アンテナからレドームの外に電磁放射を通過させる窓を備えたレドーム内にアンテナを囲むステップであって、窓が、レドームに設けられた開口、レドームに設けられた電磁的透明材料、及び、レドームに設けられた電磁的透明特徴部のパターンのうち少なくとも一つを備える、ステップと、窓から離れる方向の電磁放射を窓に向けて反射させて戻し、窓を通過する電磁放射の利得を増大させるステップと、少なくとも一つの回転軸周りにレドームを回転させて、アンテナに対して相対的に窓を位置決めして、電磁放射を方向決めするステップとを備えた方法。
以上のように、本システム及び方法は、電磁的に透明な窓を有するレドーム内に囲まれた全方向性アンテナを含み得て、アンテナに対して相対的な窓の位置に基づいて、アンテナが所定の方向に電磁放射を放射することができるようにし得る。電磁的に透明な窓を有するレドームは、レドーム内に囲まれたアンテナの利得を増強させ得る。従って、本システム及び方法は、非指向性アンテナを指向性アンテナに変換し得る。
本システム及び方法の多様な実施形態を示して説明してきたが、当業者には、本明細書を読むと、修正が思いつくものである。本願は、そのような修正も含むものであり、特許請求の範囲のみによって定められるものである。
100 アンテナ電磁放射ステアリングシステム
102 アンテナ
104 電磁放射
106 レドーム
108 窓
110 内部空間
114 支持構造
116 レドーム駆動機構
118 壁
120 開口
122 電磁的透明材料
124 内部表面
126 電磁的反射材料
136 パターン
138 電磁的透明特徴部

Claims (17)

  1. アンテナ電磁放射ステアリングシステムであって、
    電磁放射を放出するための全方向性のアンテナと、
    前記アンテナに隣接して配置され且つ前記アンテナを少なくとも部分的に囲むレドームとを備え、
    前記レドームが前記電磁放射に対して電磁的に不透明であり、
    前記レドームが、前記アンテナから前記レドームの外に前記電磁放射を通過させる窓を備え、
    前記アンテナが定位置に静止していて、
    前記レドームが、前記アンテナに対する相対的な少なくとも一つの回転軸周りに回転可能であり、
    前記電磁放射が、前記アンテナに対する相対的な前記窓の回転位置に基づいて方向決めされ、
    前記窓が、前記電磁放射の波長の1/8から1/2の間の幅を有する、システム。
  2. 前記窓が、前記レドームの開口を備える、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記窓が、前記レドームに設けられた電磁的透明材料を備える、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記窓が、電磁的透明特徴部のパターンを備える、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記電磁的透明特徴部が二次元形状を有する、請求項4に記載のシステム。
  6. 前記二次元形状が、スロット、プラス記号、円、楕円、矩形、三角形、オジーブ、十字架、鶏の足、X字、及び、多角形のうち一つから選択されている、請求項5に記載のシステム。
  7. 前記電磁的透明特徴部の各々が、前記レドームの開口と、前記レドームに設けられた電磁的透明材料とのうち少なくとも一方を備える、請求項4に記載のシステム。
  8. 前記電磁放射が、第一の周波数を有する第一の電磁放射であり、
    前記窓が、前記第一の周波数を有する第一の電磁放射に対して電磁的に透明であり、
    前記レドームが、前記第一の周波数とは異なる第二の周波数を有する第二の電磁放射に対して電磁的に透明である、請求項1に記載のシステム。
  9. 前記レドームが長さを有し、前記アンテナが長さを有し、前記レドームの長さが、前記アンテナの長さよりも10パーセント大きい、請求項1に記載のシステム。
  10. 前記窓が長さを有し、前記窓の長さが前記レドームの長さに略等しい、請求項9に記載のシステム。
  11. 前記レドームが少なくとも二つの部分を備え、前記部分の各々が、前記アンテナから前記レドームの外に前記電磁放射を通過させる窓を備え、前記電磁放射が、前記アンテナに対する前記部分の窓の位置に基づいて、方向決めされる、請求項1に記載のシステム。
  12. 前記部分の各々が回転軸周りに独立的に回転可能である、請求項11に記載のシステム。
  13. 前記レドームの内部表面が前記電磁放射に対して電磁的に反射性である、請求項1に記載のシステム。
  14. レドームであって、
    静止した全方向性のアンテナを少なくとも部分的に囲むレドーム壁であって、電磁放射が前記レドーム壁を通過することを防止するように電磁的に不透明であるレドーム壁と、
    前記レドーム壁に設けられた窓であって、前記電磁放射が前記レドームを通過するように電磁的に透明である窓と、
    前記アンテナに対する相対的な少なくとも一つの回転軸周りに前記レドーム壁を回転させるレドーム駆動機構とを備え、
    前記電磁放射が、前記アンテナに対する相対的な前記窓の回転位置に基づいて方向決めされ、
    前記窓が幅を有し、前記窓の幅が、前記電磁放射の動作周波数における波長の1/8から1/2の間である、レドーム。
  15. 前記窓が、前記レドーム壁に設けられた開口と、前記レドーム壁に設けられた電磁的透明材料と、前記レドーム壁に設けられた電磁的透明特徴部のパターンとのうち少なくとも一つを備える、請求項14に記載のレドーム。
  16. 前記レドーム壁が、前記アンテナを囲むのに十分な内部空間を画定する形状を有し、前記内部空間の形状が、シリンダー、球、半球、円錐、及びピラミッドのうち一つから選択されている、請求項14に記載のレドーム。
  17. 全方向性のアンテナから放出された電磁放射の方向を制御するための方法であって、
    前記アンテナを静止位置に置くステップと、
    電磁的に不透明なレドーム内に前記アンテナを囲むステップであって、前記レドームが、前記アンテナから前記レドームの外に前記電磁放射を通過させる電磁的に透明な窓を備え、前記窓が、前記レドームに設けられた開口と、前記レドームに設けられた電磁的透明材料と、前記レドームに設けられた電磁的透明特徴部のパターンとのうち少なくとも一つを備える、ステップと、
    前記窓から離れる方向の電磁放射を前記窓に向けて反射させて、前記窓を通過する電磁放射の利得を増大させるステップと、
    前記アンテナに対して相対的に前記窓を位置決めするように少なくとも一つの回転軸周りに前記レドームを回転させるステップと、
    前記アンテナに対する相対的な前記窓の回転位置に基づいて、前記電磁放射を方向決めするステップとを備え、
    前記窓が幅を有し、前記窓の幅が、前記電磁放射の動作周波数における波長の1/8から1/2の間である、方法。
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