JP6514834B2 - 配信装置、配信方法、プログラム、及び、非一時的なコンピュータ読取可能な情報記録媒体 - Google Patents

配信装置、配信方法、プログラム、及び、非一時的なコンピュータ読取可能な情報記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、配信装置、配信方法、プログラム、及び、非一時的なコンピュータ読取可能な情報記録媒体に関し、特に、ニュースレターの配信対象の選定に関するものである。
インターネットを利用して、企業や個人が、顧客や会員に様々な情報を電子メールで配信する行為は広く行われている。このような電子メールは、ニュースレター又はメールマガジンと呼ばれ、広告や勧誘などの目的で送信されることが多い。ニュースレターの発行元からは、ニュースレターの訴求力を高めたいと言う要望が多く、このため様々な工夫が行われている。例えば、特許文献1では、顧客の居住地域ごとに、居住地域特有の有益な情報を含むメールを配信する技術が開示されている。
特開2003−295804号公報
しかしながら、特許文献1のように、配信先の属性に合わせて配信内容を変更するのは手間がかかるという問題がある。また、ニュースレターの発行元では、配信したい内容は決まっている場合があり、この内容が有効な配信先に配信したいという要望がある。
本発明は、上記のような課題を解決するもので、ニュースレターに含まれる記事の内容に応じて配信先を適切に選定することができる配信装置、配信方法、プログラム、及び、非一時的なコンピュータ読取可能な情報記録媒体を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係る配信装置は、
ショップが発行するニュースレターをサブスクライブしているサブスクライバの前記ショップに対する常連度を、前記ショップ及び前記ショップと競合する他のショップが商品を販売する電子市場における前記サブスクライバの行動に基づいて算定する常連度算定部と、
前記ショップが前記サブスクライバに配信すべき記事に記載された商品情報を抽出する抽出部と、
前記記事の競合度を、前記抽出された商品情報に係る商品を前記電子市場において前記他のショップが販売する販売条件に基づいて算定する競合度算定部と、
前記算定された常連度が、前記算定された競合度に対して非流出条件を満たすサブスクライバに、前記記事を含む前記ニュースレターを配信する配信部と、
を備えることを特徴とする。
また、上記観点に係る配信装置において、
前記ニュースレターが配信された前記サブスクライバの、前記ニュースレターに含まれる記事に記載された商品情報に係る商品に対する反応を取得する取得部と、
前記取得された反応に基づいて、前記サブスクライバが前記他のショップで購入した割合を示す流出度を算定する流出度算定部と、
前記サブスクライバの前記常連度と、前記ニュースレターに含まれる記事の前記競合度と、前記流出度と、に基づいて、前記非流出条件を調節する調節部と、
をさらに備えることを特徴とする。
また、上記観点に係る配信装置において、
前記記事の草稿を受け付ける受付部と、
前記草稿が受け付けられると、前記草稿に係る記事に記載された商品情報に係る商品の前記競合度、又は、前記非流出条件を満たす前記サブスクライバの数を提示する提示部と、
をさらに備えることを特徴とする。
また、上記観点に係る配信装置において、
前記記事には、複数の商品についての商品情報が記載され、
前記競合度算定部は、前記複数の商品のうち、所定の商品属性を有する商品について、前記競合度を算定し、
前記配信部は、前記常連度が、前記競合度に対して前記非流出条件を満たすサブスクライバに前記ニュースレターを配信する
ことを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る配信方法は、
配信装置が実行する配信方法であって、
前記配信装置が、ショップが発行するニュースレターをサブスクライブしているサブスクライバの前記ショップに対する常連度を、前記ショップ及び前記ショップと競合する他のショップが商品を販売する電子市場における前記サブスクライバの行動に基づいて算定する常連度算定工程と、
前記配信装置が、前記ショップが前記サブスクライバに配信すべき記事に記載された商品情報を抽出する抽出工程と、
前記配信装置が、前記記事の競合度を、前記抽出された商品情報に係る商品を前記電子市場において前記他のショップが販売する販売条件に基づいて算定する競合度算定工程と、
前記配信装置が、前記算定された常連度が、前記算定された競合度に対して非流出条件を満たすサブスクライバに、前記記事を含む前記ニュースレターを配信する配信工程と、
を備えることを特徴とする。
本発明の第3の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
ショップが発行するニュースレターをサブスクライブしているサブスクライバの前記ショップに対する常連度を、前記ショップ及び前記ショップと競合する他のショップが商品を販売する電子市場における前記サブスクライバの行動に基づいて算定する常連度算定部、
前記ショップが前記サブスクライバに配信すべき記事に記載された商品情報を抽出する抽出部、
前記記事の競合度を、前記抽出された商品情報に係る商品を前記電子市場において前記他のショップが販売する販売条件に基づいて算定する競合度算定部、
前記算定された常連度が、前記算定された競合度に対して非流出条件を満たすサブスクライバに、前記記事を含む前記ニュースレターを配信する配信部、
として機能させることを特徴とする。
本発明の第4の観点に係る非一時的なコンピュータ読取可能な情報記録媒体は、
コンピュータを、
ショップが発行するニュースレターをサブスクライブしているサブスクライバの前記ショップに対する常連度を、前記ショップ及び前記ショップと競合する他のショップが商品を販売する電子市場における前記サブスクライバの行動に基づいて算定する常連度算定部、
前記ショップが前記サブスクライバに配信すべき記事に記載された商品情報を抽出する抽出部、
前記記事の競合度を、前記抽出された商品情報に係る商品を前記電子市場において前記他のショップが販売する販売条件に基づいて算定する競合度算定部、
前記算定された常連度が、前記算定された競合度に対して非流出条件を満たすサブスクライバに、前記記事を含む前記ニュースレターを配信する配信部、
として機能させることを特徴とするプログラムを記録する。
上記非一時的なコンピュータ読取可能な情報記録媒体は、コンピュータとは独立して配布・販売することができる。ここで、非一時的な(non-transitory)情報記録媒体とは、有形な(tangible)情報記録媒体をいう。非一時的な情報記録媒体は、例えば、コンパクトディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、ディジタルビデオディスク、磁気テープ、半導体メモリ等である。また、一時的な(transitory)情報記録媒体とは、伝送媒体(伝搬信号)それ自体を示す。一時的な情報記録媒体は、例えば、電気信号、光信号、電磁波等である。なお、一時的な(temporary)記憶領域とは、データやプログラムを一時的に記憶するための領域であり、例えば、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリである。
本発明によれば、ニュースレターに含まれる記事の内容に応じて配信先を適切に選定することができる配信装置、配信方法、プログラム、及び、非一時的なコンピュータ読取可能な情報記録媒体を提供することができる。
本発明の実施形態に係る配信装置、サブスクライバ端末、ショップ端末及びショッピングサーバの関係を示す図である。 本発明の実施形態に係る配信装置、サブスクライバ端末、ショップ端末及びショッピングサーバの間で行われる通信の一例を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る配信装置が実現される典型的な情報処理装置の概要構成を示す図である。 実施形態に係る配信装置の概要構成を示す図である。 ニュースレターを説明するための図である。 常連度テーブルを説明するための図である。 反応履歴テーブルを説明するための図である。 流出度テーブルを説明するための図である。 ショップに提示されるメッセージを説明するための図である。 実施形態に係る配信装置が行う配信処理を説明するためのフローチャートである。
(1.全体構成)
本発明の実施形態に係る配信装置100は、図1に示すように、インターネット500に接続される。インターネット500には、配信装置100の他に、複数のサブスクライバ端末200と、複数のショップ端末300と、ショッピングサーバ400と、が接続されている。
配信装置100は、電子市場で商品を販売するショップが発行するニュースレターをサブスクライブ(講読登録)しているサブスクライバに、当該ニュースレターを配信する装置である。
サブスクライバ端末200は、サブスクライバが使用する端末である。
ショップ端末300は、電子市場で商品を販売するショップが使用する端末である。ショップは、配信装置100を介して、サブスクライバに当該ショップが作成したニュースレターを送る。
ショッピングサーバ400は、電子市場を管理するサーバである。
図2に、配信装置100、サブスクライバ端末200、ショップ端末300及びショッピングサーバ400の間で行われる通信の一例を示す。
ショップ端末300は、ショップが作成したニュースレターを配信装置100に送信する(1)。
配信装置100は、ニュースレターを送信したショップのニュースレターをサブスクライブしているサブスクライバの電子市場における行動を送信するよう求める送信要求を、ショッピングサーバ400へ送信する(2)。
ショッピングサーバ400は、送信要求に応じて、該当するサブスクライバの行動を、配信装置100に送信する(3)。
配信装置100は、受信した行動に基づいてサブスクライバの常連度を算定する(4)。
また、配信装置100は、受信したニュースレターに含まれる記事に記載された商品情報を抽出する(5)。
配信装置100は、抽出した商品情報に係る商品について、ニュースレターを作成したショップと競合する他のショップにおける販売条件を送信するよう求める送信要求を、ショッピングサーバ400へ送信する(6)。
ショッピングサーバ400は、送信要求に応じて、抽出された商品情報に係る商品について、競合する他のショップにおける販売条件を、配信装置100に送信する(7)。
配信装置100は、受信した販売条件に基づいて、ニュースレターに含まれる記事の競合度を算定する(8)。
配信装置100は、サブスクライバの常連度が、記事の競合度に対して、非流出条件を満たすか否か判定する(9)。
配信装置100は、常連度が非流出条件を満たすサブスクライバ端末200にニュースレターを配信する(10)。
なお、配信装置100、サブスクライバ端末200、ショップ端末300及びショッピングサーバ400の間で行われる通信は上記に限らない。例えば、上記(2)〜(4)の通信の前に、上記(6)〜(8)の通信が行われてもよい。
(2.情報処理装置の概要構成)
本発明の実施形態に係る配信装置100が実現される典型的な情報処理装置600の概要構成について説明する。
情報処理装置600は、図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)601と、ROM(Read Only Memory)602と、RAM 603と、記憶装置604と、NIC(Network Interface Card)605と、画像処理部606と、音声処理部607と、ディスプレイ608と、スピーカ609と、コントローラ610と、を備える。
CPU 601は、情報処理装置600全体の動作を制御し、各構成要素と接続され、制御信号やデータをやりとりする。
ROM 602には、情報処理装置600全体の動作制御に必要なオペレーティングシステムのプログラムや各種のデータが記録される。
RAM 603は、データやプログラムを一時的に記憶するためのもので、記憶装置604から読み出したプログラムやデータ、その他、通信に必要なデータ等が保持される。
記憶装置604は、ハードディスクやフラッシュメモリ等から構成され、情報処理装置600で処理するデータを記憶する。また、記憶装置604は、CD(Compact Disc)等の非一時的なコンピュータ読取可能な情報記録媒体からデータを読み出すデバイス等を備えるように構成されてもよい。
NIC 605は、情報処理装置600をインターネット等のコンピュータ通信網に接続するためのものであり、NIC 605を介して他の情報処理装置等とやりとりをする。
画像処理部606は、記憶装置604等から読み出されたデータをCPU 601や画像処理部606が備える画像演算プロセッサによって加工処理し、画像処理部606が備えるフレームメモリに記録する。フレームメモリに記録された画像情報は、所定の同期タイミングでビデオ信号に変換され、ディスプレイ608に出力される。
音声処理部607は、記憶装置604等から読み出されたデータをアナログ音声信号に変換し、スピーカ609から出力させる。
コントローラ610は、ユーザからの指示入力を受け付ける。
以下、上記情報処理装置600において実現される配信装置100について、図1乃至図10を参照して説明する。情報処理装置600に電源が投入されると、実施形態に係る配信装置100として機能させるプログラムが実行され、実施形態に係る配信装置100が実現される。
(3.実施形態の配信装置の概要構成)
実施形態の配信装置100は、図4に示すように、常連度算定部101と、抽出部102と、競合度算定部103と、配信部104と、取得部105と、流出度算定部106と、調節部107と、受付部108と、提示部109と、から構成される。なお、取得部105、流出度算定部106、調節部107、受付部108及び提示部109は、省略することもできる。
本実施形態において、CPU 601及びNIC 605が協働して、常連度算定部101、抽出部102、競合度算定部103、配信部104、取得部105、受付部108及び提示部109として機能する。また、CPU 601が流出度算定部106及び調節部107として機能する。
常連度算定部101は、ショップが発行するニュースレターをサブスクライブしているサブスクライバのショップに対する常連度を、ショップ及びショップと競合する他のショップが商品を販売する電子市場におけるサブスクライバの行動に基づいて算定する。
ニュースレターとは、電子市場で商品を販売しているショップが作成・発行する電子メールである。例えば、電子市場で商品を販売しているショップx1が、図5のニュースレター800を作成したとする。ニュースレター800には、記事810が含まれ、記事810には、商品説明のテキストや商品の販売ページのURL(Uniform Resource Locator)811が含まれる。以下、記事810は、商品Aを広告宣伝するための記事であるとする。
サブスクライバとは、電子市場で商品を販売しているショップが発行するニュースレターをサブスクライブしている者である。例えば、ショップx1のニュースレターをサブスクライバx1−1〜x1−m(mは任意の自然数)がサブスクライブしているとする。
常連度とは、サブスクライバが電子市場の特定のショップを訪れたり、商品を購入したりするなど、サブスクライバが電子市場の特定のショップを利用する度合いを示すものである。例えば、常連度は“1”〜“5”の値をとるものとし、値が大きいほど常連度が高いことを示す。
他のショップとは、ニュースレターを発行したショップと競合するショップであり、同種の商品を販売したり、同じ層の消費者をターゲットとしているショップである。例えば、電子市場において、ショップx1と競合する他のショップは、ショップx2〜xn(nは任意の自然数)であるとする。
電子市場におけるサブスクライバの行動とは、サブスクライバによる特定のショップの利用度合いを推測することができる行動である。例えば、電子市場のショップ及び競合する他のショップでの商品購入や、競合する他のショップのニュースレターをサブスクライブすることである。
例えば、常連度算定部101は、サブスクライバx1−1〜x1−mのショップx1に対する常連度を、ショップx1及びショップx1と競合する他のショップx2〜xnにおいて各サブスクライバのそれぞれが商品を購入した購入履歴に基づいて算定する。
例えば、サブスクライバx1−1の常連度は、サブスクライバx1−1によるショップx1での購入回数を、サブスクライバx1−1によるショップx1及び他のショップx2〜xnでの総購入回数で割った値が大きい程、ショップx1に対する常連度が高くなるように設定する。
例えば、「(ショップx1での購入回数)/(ショップx1及び他のショップx2〜xnでの総購入回数)」の値が「0以上0.1未満」、「0.1以上0.2未満」、「0.2以上0.3未満」、「0.3以上0.4未満」及び「0.4以上」の場合は、それぞれ、常連度“1”、“2”、“3”、“4”及び“5”と設定する。
なお、常連度を算定する際に利用する購入履歴は、購入回数に限らず、購入金額に基づいて、常連度を算定するようにしてもよい。例えば、「(ショップx1での平均購入価格)/(ショップx1及び他のショップx2〜xnでの平均購入価格)」の値が大きい程、ショップx1に対する常連度が高くなるように設定するようにしてもよい。
あるいは、常連度算定部101は、サブスクライバx1−1のショップx1に対する常連度を、ショップx1と競合する他のショップx2〜xnのニュースレターをサブスクライブしている数に基づいて算定する。例えば、他のショップのニュースレターをサブスクライブしている数が少ない程、常連度が高くなるよう設定する。
例えば、「(ショップx1のニュースレターをサブスクライブしている数)/(ショップx1及び他のショップx2〜xnのニュースレターをサブスクライブしている数)」の値が「0以上0.1未満」、「0.1以上0.2未満」、「0.2以上0.3未満」、「0.3以上0.4未満」及び「0.4以上」の場合は、それぞれ、常連度“1”、“2”、“3”、“4”及び“5”と設定する。
また、常連度算定部101は、サブスクライバの常連度を、購入履歴及び他のショップのニュースレターをサブスクライブしている数の両方に基づいて算定してもよい。例えば、購入回数から求めた常連度と、サブスクライブしている数から求めた常連度との平均を、そのサブスクライバの最終的な常連度としてもよい。
常連度算定部101は常連度を算定すると、例えば、図6の常連度テーブル700aに登録する。常連度テーブル700aは、配信装置100に格納されていてもよいし、外部の装置に格納されていてもよい。
常連度テーブル700aは、ショップID 700a1と、サブスクライバID 700a2と、常連度700a3と、が対応付けて登録されている。例えば、図6の常連度テーブル700aの1行目は、ショップx1(ショップID 700a1が“x1”)のニュースレターをサブスクライブしているサブスクライバx1−1(サブスクライバID 700a2が“x1−1”)は、ショップx1に対する常連度700a3が“5”であることを示す。
抽出部102は、ショップがサブスクライバに配信すべき記事に記載された商品情報を抽出する。
例えば、ショップx1が図5のニュースレター800を作成したとする。抽出部102は、ショップx1が作成したニュースレターに含まれる記事810を取得し、取得した記事に記載された商品販売ページのURL 811を抽出する。
競合度算定部103は、記事の競合度を、抽出された商品情報に係る商品を電子市場において他のショップが販売する販売条件に基づいて算定する。
競合度とは、記事を読んだサブスクライバがより良い販売条件を探して、他のショップが販売する商品を購入する可能性を示すものである。以下、他のショップが販売する商品を購入することを「流出する」という。競合度は、例えば、“1”〜“5”の値をとり、値が大きいほど、流出する可能性が高いことを示す。
他のショップが販売する販売条件とは、例えば、(a)他のショップが抽出された商品情報に係る商品を販売しているか否か、(b)他のショップの販売価格がニュースレターを作成したショップの販売価格より安いか否か、(c)他のショップの還元ポイント率が、ニュースレターを作成したショップの還元ポイント率よりも高いか否か、(d)他のショップにおいて抽出された商品情報に係る商品が、注目商品として広告されているか否か、(e)他のショップの送料がニュースレターを作成したショップの送料より安いか否か、(f)他のショップにおける送料が無料になるための購入金額がニュースレターを作成したショップにおける送料が無料になるための購入金額より安いか否か、である。
ここで、還元ポイント率とは、現金の代わりに支払いに用いることができるポイントの販売価格に対する付与率である。また、注目商品とは、各ショップが定めた、客を引き寄せるための特売品や、売り込みの中心に据えている商品等である。
例えば、販売条件(a)に基づき、ショップx1が作成したニュースレター800の記事810の競合度を算定する場合、競合度算定部103は、ショップx1の商品販売ページに記載された商品Aを他のショップx2〜xnが販売しているか否かをショッピングサーバ400に問合せ、他のショップx2〜xnのうち商品Aを販売しているショップの数が多いほど、競合度を高く設定する。
例えば、「(商品Aを販売している他のショップの数)/(他のショップx2〜xnの数(=n−1))」の値が「0以上0.2未満」、「0.2以上0.4未満」、「0.4以上0.6未満」、「0.6以上0.8未満」及び「0.8以上」の場合は、それぞれ、競合度“1”、“2”、“3”、“4”及び“5”と設定する。
また、例えば、販売条件(b)に基づき、ショップx1が作成したニュースレター800の記事810の競合度を算定する場合、競合度算定部103は、ショップx1及び他のショップx2〜xnにおけるショップx1の商品販売ページに記載された商品Aの販売価格をショッピングサーバ400に問合せ、他のショップx2〜xnのうち商品Aの販売価格がショップx1の販売価格より安い他のショップが多いほど、競合度を高く設定する。
例えば、「(ニュースレターを作成したショップより販売価格が安い他のショップの数)/(他のショップx2〜xnの数)」の値が「0以上0.2未満」、「0.2以上0.4未満」、「0.4以上0.6未満」、「0.6以上0.8未満」及び「0.8以上」の場合は、それぞれ、競合度“1”、“2”、“3”、“4”及び“5”と設定する。
また、例えば、販売条件(c)に基づき、ショップx1が作成したニュースレター800の記事810の競合度を算定する場合、競合度算定部103は、ショップx1及び他のショップx2〜xnにおけるショップx1の商品販売ページに記載された商品Aの還元ポイント率をショッピングサーバ400に問合せ、他のショップx2〜xnのうち商品Aの還元ポイント率がショップx1の還元ポイント率より高い他のショップが多いほど、競合度を高く設定する。
例えば、「(ニュースレターを作成したショップより還元ポイント率が高い他のショップの数)/(他のショップx2〜xnの数)」の値が「0以上0.2未満」、「0.2以上0.4未満」、「0.4以上0.6未満」、「0.6以上0.8未満」及び「0.8以上」の場合は、それぞれ、競合度“1”、“2”、“3”、“4”及び“5”と設定する。
また、例えば、販売条件(d)に基づき、ショップx1が作成したニュースレター800の記事810の競合度を算定する場合、競合度算定部103は、ショップx1の商品販売ページに記載された商品Aを他のショップx2〜xnが注目商品として販売しているか否かをショッピングサーバ400に問合せ、他のショップx2〜xnのうち商品Aを注目商品として販売しているショップの数が多いほど、競合度を高く設定する。
例えば、「(商品Aを注目商品として販売している他のショップの数)/(他のショップx2〜xnの数)」の値が「0以上0.2未満」、「0.2以上0.4未満」、「0.4以上0.6未満」、「0.6以上0.8未満」及び「0.8以上」の場合は、それぞれ、競合度“1”、“2”、“3”、“4”及び“5”と設定する。
また、例えば、販売条件(e)に基づき、ショップx1が作成したニュースレター800の記事810の競合度を算定する場合、競合度算定部103は、ショップx1及び他のショップx2〜xnにおけるショップx1の商品販売ページに記載された商品Aの送料をショッピングサーバ400に問合せ、他のショップx2〜xnのうち商品Aの送料がショップx1の送料より安い他のショップが多いほど、競合度を高く設定する。あるいは、ショップx1の商品Aの送料が有料の場合、他のショップx2〜xnのうち、商品Aの送料を無料としているショップが多いほど、競合度を高く設定してもよい。
例えば、「(ニュースレターを作成したショップより送料が安い他のショップの数)/(他のショップx2〜xnの数)」の値が「0以上0.2未満」、「0.2以上0.4未満」、「0.4以上0.6未満」、「0.6以上0.8未満」及び「0.8以上」の場合は、それぞれ、競合度“1”、“2”、“3”、“4”及び“5”と設定する。
また、例えば、販売条件(f)に基づき、ショップx1が作成したニュースレター800の記事810の競合度を算定する場合、競合度算定部103は、ショップx及び他のショップx2〜xnにおける送料が無料になるための購入金額をショッピングサーバ400に問合せ、他のショップx2〜xnのうち送料が無料になるための購入金額がショップx1より安い他のショップが多いほど、競合度を高く設定する。
例えば、「(ニュースレターを作成したショップより送料が無料になるための購入金額が安い他のショップの数)/(他のショップx2〜xnの数)」の値が「0以上0.2未満」、「0.2以上0.4未満」、「0.4以上0.6未満」、「0.6以上0.8未満」及び「0.8以上」の場合は、それぞれ、競合度“1”、“2”、“3”、“4”及び“5”と設定する。
なお、競合度算定部103は、販売条件(a)〜(f)のうち複数の販売条件に基づいて、記事の競合度を算定するようにしてもよい。例えば、上記のように販売条件(a)〜(f)のそれぞれに基づいて競合度を算定し、それらの平均を、記事の最終的な競合度としてもよい。
また、販売条件(b)、(c)に関して、他のショップx2〜xnの販売価格/還元ポイント率からショップx1の販売価格/還元ポイント率を引いた差分を求め、この差分が大きい程、競合度を高く設定するようにしてもよい。
また、販売条件(a)〜(f)に関して、上記のように割合に基づいて競合度を算定するのではなく、ショップの数そのものが多い程、競合度を高く設定するようにしてもよい。
また、販売条件(a)〜(f)の他に、(g)他のショップが過去に配信したニュースレターに、抽出された商品情報に係る商品に関する記事が記載されていたか否か、を販売条件としてもよい。
通常、電子市場において、他のショップが配信したニュースレターをショップが入手するのは困難であり、電子市場が発行元のショップの許可無くニュースレターの内容を提供することはできない。よって、他のショップのニュースレターに抽出された商品情報に係る商品に関する記事が記載されていたか否かは、ショップに提供せず、ショップに知得されないようにする。したがって、販売条件(g)を競合度の算定に用いる場合は、他の販売条件(a)〜(f)と組み合わせて、算定に用いることとする。
配信部104は、算定された常連度が、算定された競合度に対して非流出条件を満たすサブスクライバに、記事を含むニュースレターを配信する。
非流出条件とは、この条件を満たすと、ショップが作成した記事を見たサブスクライバが他のショップへ流出しないと考えられる条件であり、競合度に対する常連度の値で表される。ショップが作成した記事の競合度が低い場合、その記事を読んだサブスクライバが、他のショップへ流出する可能性は低いので、記事を作成したショップに対する常連度の低いサブスクライバに当該記事が含まれるニュースレターを配信しても、サブスクライバは他のショップに流出する可能性は低い。一方、ショップが作成した記事の競合度が高い場合は、その記事を読んだサブスクライバが、他のショップへ流出する可能性は高いので、常連度の高いサブスクライバでなければ、他のショップに流出してしまう恐れがある。
例えば、非流出条件は、競合度が“1”の場合は常連度が“1以上”、競合度が“2”の場合は常連度が“2以上”、競合度が“3”の場合は常連度が“3以上”、競合度が“4”の場合は常連度が“4以上”、競合度が“5”の場合は常連度が“5”とする。
例えば、ショップx1が作成したニュースレター800の記事810の競合度が“3”と算定されたとする。配信部104は、図6の常連度テーブル700aを参照して、ショップx1のニュースレターをサブスクライブしているサブスクライバx1−1〜x1−mのうち、常連度が“3以上”のサブスクライバを特定し、特定されたサブスクライバにニュースレター800を配信する。
本実施形態によれば、ニュースレターに含まれる記事の内容に応じて、他のショップに流出しにくいサブスクライバにニュースレターを配信することができるので、ニュースレターを作成するショップは配信先を適切に選定することができる。また、ショップには他のショップのニュースレターの内容を開示すること無く、他のショップの販売状況を考慮して、ショップが作成したニュースレターが有効なサブスクライバに配信することができる。
取得部105は、ニュースレターが配信されたサブスクライバの、ニュースレターに含まれる記事に記載された商品情報に係る商品に対する反応を取得する。
商品に対する反応とは、ニュースレターに記載された商品情報に係る商品を、配信を受けたサブスクライバが購入することである。
例えば、取得部105は、ニュースレターが配信された後、一定期間経過してから、ショッピングサーバ400に、ニュースレターを配信したサブスクライバがニュースレターに含まれた記事に係る商品を、購入したか否か、購入した場合どのショップから購入したかを問い合わせる。そして、取得部105は、取得した反応を、記事の競合度及びサブスクライバの常連度と対応付けて、図7の反応履歴テーブル700bに登録する。
反応履歴テーブル700bは、ニュースレターを発行したショップのショップID 700b1と、ニュースレターに含まれる記事の記事ID 700b2と、記事の競合度700b3と、ニュースレターが配信されたサブスクライバのサブスクライバID 700b4と、サブスクライバの常連度700b5と、記事に係る商品に対するサブスクライバの反応700b6と、が対応付けて登録されている。例えば、図7の反応履歴テーブル700bの1行目は、ショップx1(ショップID 700b1が“x1”)が発行したニュースレターに含まれる記事810(記事ID 700b2が“810”)の競合度700b3は“3”であり、ニュースレターの配信を受けたサブスクライバx1−1(サブスクライバID 700b4が“x1−1”)のショップx1に対する常連度700b5は“5”であり、サブスクライバx1−1は記事810に係る商品をショップx1から購入したこと(反応700b6が“x1から購入”)を示す。
流出度算定部106は、取得された反応に基づいて、サブスクライバが他のショップで購入した割合を示す流出度を算定する。
流出度とは、ニュースレターの配信を受けたサブスクライバが、ニュースレターに含まれる記事に係る商品を、ニュースレターを発行したショップから購入せず、他のショップから購入した割合である。
例えば、流出度算定部106は、図7の反応履歴テーブル700bを参照して、記事の競合度及びサブスクライバの常連度の組み合わせ毎に流出度を求める。流出度算定部106は、図8の流出度テーブル700cに求めた流出度を登録する。
流出度テーブル700cは、ニュースレターに含まれる記事の競合度700c1と、ニュースレターが配信されたサブスクライバの常連度700c2と、流出度700c3と、が対応付けて登録されている。例えば、図8の流出度テーブル700cの1行目は、競合度700c1が“1”の記事に係る商品は、常連度700c2が“1”のサブスクライバによって、“0.6”の割合で(流出度700c3が“0.6”)、ニュースレターを発行したショップではなく他のショップから購入されたことを示す。
調節部107は、サブスクライバの常連度と、ニュースレターに含まれる記事の競合度と、流出度と、に基づいて、非流出条件を調節する。
例えば、調節部107は、図8の流出度テーブル700cを参照して、競合度に対して、流出度が0.5以下になる常連度を非流出条件とするよう調節する。例えば、「競合度が“1”の場合、常連度が“1以上”」と定めていた非流出条件を、「競合度が“1”の場合、常連度が“2以上”」と変更する。
そして、次回以降、配信部104は、競合度が“1”と算定された記事を含むニュースレターを、常連度が“2以上”のサブスクライバに配信する。
このように、ショップが発行したニュースレターに含まれる記事に係る商品を、配信を受けたサブスクライバが他のショップで購入した割合に基づいて、配信先を選定することにより、他のショップに流出する可能性の高いサブスクライバにはニュースレターを配信しないよう調節することができる。
受付部108は、記事の草稿を受け付ける。
例えば、受付部108は、ショップx1からニュースレター800の記事810の草稿を受け付ける。
提示部109は、草稿が受け付けられると、草稿に係る記事に記載された商品情報に係る商品の競合度、又は、非流出条件を満たすサブスクライバの数を提示する。
例えば、ショップx1から記事810の草稿が受け付けられると、抽出部102は、記事810の商品情報を抽出し、競合度算定部103は、記事の競合度を算定する。そして、提示部109は、算定された競合度を、ショップx1に提示する。あるいは、ショップx1から記事810の草稿が受け付けられると、常連度算定部101は、ショップx1のサブスクライバx1−1〜x1−mの常連度を算定し、抽出部102は、記事810の商品情報を抽出し、競合度算定部103は、記事の競合度を算定する。そして、配信部104が、非流出条件を満たすサブスクライバを特定すると、提示部109は、特定されたサブスクライバの数をショップx1に提示する。
例えば、図9に示すような、メッセージ900をショップx1のショップ端末300に送信する。
なお、各サブスクライバの常連度も、サブスクライブされているショップに提示してもよいが、他のショップのニュースレターをサブスクライブしているか否かに基づいて常連度を算定した場合、他のショップのニュースレターのサブスクライブ状況に関する情報は提示しない。
また、提示部109は、記事の草稿に複数の商品に関する商品情報が含まれている場合は、それぞれの商品情報から求めた競合度をそれぞれ提示してもよい。また、それぞれの商品について、非流出条件を満たすサブスクライバの数を提示してもよい。
このような構成により、ニュースレターに含む記事の作成に際し、ショップにとって有益な情報を提供することができる。また、他のショップのサブスクライブ状況はショップに提示しないので、他のショップの開示されていない情報を秘匿にしつつ、有益な情報を提供することができる。
また、記事には、複数の商品についての商品情報が記載され、競合度算定部103は、複数の商品のうち所定の商品属性を有する商品について競合度を算定し、配信部104は、常連度が、競合度に対して非流出条件を満たすサブスクライバにニュースレターを配信するようにしてもよい。
所定の商品属性とは、例えば、その商品が注目商品であるか否か、注目商品と一緒に購入されることを狙った商品(付随商品)であるか否か等、ショップの販売方針に基づく属性である。所定の商品属性は、配信装置100の使用者/管理者が適宜設定することができる。
例えば、ショップx1が作成した記事には複数の商品A、B、Cについての情報が記載され、商品Aが注目商品であり、商品B、Cは付随商品であるとする。ショップx1は、商品Aが注目商品であることを指定して、ニュースレターを配信装置100に送信する。競合度算定部103は、注目商品である商品Aについて競合度を算定し、配信部104は、商品Aの競合度に対して、サブスクライバx1−1〜x1−mのうち常連度が非流出条件を満たすサブスクライバに、商品A、B、Cに関する記事が含まれるニュースレターを配信する。
このような構成により、ショップの販売方針を考慮した配信先の選定をおこなうことができる。
(4.実施形態の配信装置の動作)
本実施形態の配信装置100の動作について説明する。配信装置100は、例えば、電源が投入されると、図10に示す配信処理を開始する。
受付部108は、ショップからニュースレターの草稿を受け付けたか否かを判断する(ステップS101)。受付部108が、ニュースレターの草稿を受け付けたと判断すると(ステップS101;Yes)、常連度算定部101は、当該ショップのニュースレターをサブスクライブしているサブスクライバの行動を取得する(ステップS102)。一方、受付部108が、ニュースレターの草稿を受け付けていないと判断すると(ステップS101;No)、そのまま待機する。
例えば、受付部108が、ショップx1からニュースレター800の記事810の草稿を受け付けると、常連度算定部101は、ショップx1のニュースレターをサブスクライブしているサブスクライバx1−1〜x1−mについて、ショップx1及びショップx1と競合する他のショップx2〜xnにおける購入履歴を取得する。一方、電子市場で商品を販売するいずれのショップからも草案を受け付けない場合は、そのまま待機する。
常連度算定部101は、サブスクライバのショップに対する常連度を、取得した行動に基づいて算定する(ステップS103)。
例えば、常連度算定部101は、サブスクライバx1−1の常連度を、「(サブスクライバx1−1によるショップx1での購入回数)/(サブスクライバx1−1によるショップx1及び他のショップx2〜xnでの総購入回数)」の値が大きい程、ショップx1に対する常連度が高くなるように設定する。常連度算定部101は、サブスクライバx1−2〜x1−mの常連度についても同様に設定する。
抽出部102は、ショップがサブスクライバに配信すべき記事に記載された商品情報を抽出する(ステップS104)。
例えば、抽出部102は、ショップx1が作成したニュースレター800に含まれる記事810に記載された商品販売ページのURL 811を抽出する。
競合度算定部103は、電子市場において抽出された商品情報に係る商品を他のショップが販売する販売条件を取得する(ステップS105)。
例えば、競合度算定部103は、他のショップx2〜xnが、商品販売ページのURL 811に記載された商品Aを販売しているか否かを示す販売状況に関する情報を取得する。
競合度算定部103は、記事の競合度を、販売条件に基づいて算定する(ステップS106)。
例えば、競合度算定部103は、「(商品Aを販売している他のショップの数)/(他のショップx2〜xnの数)」の値が大きい程、競合度を高く設定する。
配信部104は、算定された常連度が、算定された競合度に対して非流出条件を満たすか否か判定する(ステップS107)。
例えば、ショップx1が作成した記事810の競合度が“3”と算定され、非流出条件が競合度“3”の場合は常連度“3以上”と定められている場合、配信部104は、図6の常連度テーブル700aを参照して、ショップx1のニュースレターをサブスクライブしているサブスクライバx1−1〜x1−mのうち、常連度が“3以上”のサブスクライバを特定する。
提示部109は、草稿に係る記事に記載された商品情報に係る商品の競合度、又は、非流出条件を満たすサブスクライバの数を提示する(ステップS108)。
例えば、提示部109は、図9に示すように、記事810の競合度及び非流出条件を満たすサブスクライバの数が記されたメッセージ900をショップx1のショップ端末300に送信する。
配信部104は、草稿を作成したショップからニュースレターの配信の指示を受け付けたか否か、判断する(ステップS109)。配信部104は、草稿を作成したショップからニュースレターの配信の指示を受け付けたと判断すると、ステップS107で特定されたサブスクライバに当該ニュースレターを配信する(ステップS110)。一方、配信部104は、草稿を作成したショップからニュースレターの配信の指示を受け付けていないと判断すると(ステップS109;No)、ステップS101に戻る。
例えば、ショップx1に記事810の競合度及び非流出条件を満たすサブスクライバの数を提示した後、ショップx1から記事810を含むニュースレター800の配信の指示を受け付けると、配信部104は、ショップx1のニュースレターをサブスクライブしているサブスクライバx1−1〜x1−mのうち非流出条件を満たすサブスクライバにニュースレター800を配信する。一方、ショップx1からニュースレター800の配信の指示を受け付けない場合は、ステップS101に戻る。
なお、配信処理は上記に限らず、例えば、ステップS107において、取得部105が、過去に配信装置100よりニュースレターが配信されたサブスクライバの当該ニュースレターに記載された商品に対する反応を取得し、流出度算定部106が、流出度を算定し、調節部107が、サブスクライバの常連度と、ニュースレターに含まれる記事の競合度と、流出度と、に基づいて、非流出条件を調節するようにしてもよい。そして、調節された非流出条件に基づいて、配信部104は、非流出条件を満たすか否か判定する。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
100 配信装置
101 常連度算定部
102 抽出部
103 競合度算定部
104 配信部
105 取得部
106 流出度算定部
107 調節部
108 受付部
109 提示部
200 サブスクライバ端末
300 ショップ端末
400 ショッピングサーバ
500 インターネット
600 情報処理装置
601 CPU
602 ROM
603 RAM
604 記憶装置
605 NIC
606 画像処理部
607 音声処理部
608 ディスプレイ
609 スピーカ
610 コントローラ
800 ニュースレター
810 記事
811 URL
900 メッセージ

Claims (7)

  1. ショップが発行するニュースレターをサブスクライブしているサブスクライバの前記ショップに対する常連度を、前記ショップ及び前記ショップと競合する他のショップが商品を販売する電子市場における前記サブスクライバの行動に基づいて算定する常連度算定部と、
    前記ショップが前記サブスクライバに配信すべき記事に記載された商品情報を抽出する抽出部と、
    前記記事の競合度を、前記抽出された商品情報に係る商品を前記電子市場において前記他のショップが販売する販売条件に基づいて算定する競合度算定部と、
    前記算定された常連度が、前記算定された競合度に対して非流出条件を満たすサブスクライバに、前記記事を含む前記ニュースレターを配信する配信部と、
    を備え
    前記常連度は、前記他のショップが発行する他のニュースレターを前記サブスクライバがサブスクライブしているか否か、に基づいて算定され、
    前記競合度は、前記他のニュースレターに含まれていた他の記事に前記抽出された商品情報に係る商品が記載されていたか否か、に基づいて算定され、
    前記配信部は、前記ニュースレターを前記他のショップへ配信しない
    ことを特徴とする配信装置。
  2. 前記ニュースレターが配信された前記サブスクライバの、前記ニュースレターに含まれる記事に記載された商品情報に係る商品に対する反応を取得する取得部と、
    前記取得された反応に基づいて、前記サブスクライバが前記他のショップで購入した割合を示す流出度を算定する流出度算定部と、
    前記サブスクライバの前記常連度と、前記ニュースレターに含まれる記事の前記競合度と、前記流出度と、に基づいて、前記非流出条件を調節する調節部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の配信装置。
  3. 前記記事の草稿を受け付ける受付部と、
    前記草稿が受け付けられると、前記草稿に係る記事に記載された商品情報に係る商品の前記競合度、又は、前記非流出条件を満たす前記サブスクライバの数を提示する提示部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の配信装置。
  4. 前記記事には、複数の商品についての商品情報が記載され、
    前記競合度算定部は、前記複数の商品のうち、所定の商品属性を有する商品について、前記競合度を算定し、
    前記配信部は、前記常連度が、前記競合度に対して前記非流出条件を満たすサブスクライバに前記ニュースレターを配信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の配信装置。
  5. 配信装置が実行する配信方法であって、
    前記配信装置が、ショップが発行するニュースレターをサブスクライブしているサブスクライバの前記ショップに対する常連度を、前記ショップ及び前記ショップと競合する他のショップが商品を販売する電子市場における前記サブスクライバの行動に基づいて算定する常連度算定工程と、
    前記配信装置が、前記ショップが前記サブスクライバに配信すべき記事に記載された商品情報を抽出する抽出工程と、
    前記配信装置が、前記記事の競合度を、前記抽出された商品情報に係る商品を前記電子市場において前記他のショップが販売する販売条件に基づいて算定する競合度算定工程と、
    前記配信装置が、前記算定された常連度が、前記算定された競合度に対して非流出条件を満たすサブスクライバに、前記記事を含む前記ニュースレターを配信する配信工程と、
    を備え
    前記常連度は、前記他のショップが発行する他のニュースレターを前記サブスクライバがサブスクライブしているか否か、に基づいて算定され、
    前記競合度は、前記他のニュースレターに含まれていた他の記事に前記抽出された商品情報に係る商品が記載されていたか否か、に基づいて算定され、
    前記配信工程では、前記ニュースレターを前記他のショップへ配信しない
    ことを特徴とする配信方法。
  6. コンピュータを、
    ショップが発行するニュースレターをサブスクライブしているサブスクライバの前記ショップに対する常連度を、前記ショップ及び前記ショップと競合する他のショップが商品を販売する電子市場における前記サブスクライバの行動に基づいて算定する常連度算定部、
    前記ショップが前記サブスクライバに配信すべき記事に記載された商品情報を抽出する抽出部、
    前記記事の競合度を、前記抽出された商品情報に係る商品を前記電子市場において前記他のショップが販売する販売条件に基づいて算定する競合度算定部、
    前記算定された常連度が、前記算定された競合度に対して非流出条件を満たすサブスクライバに、前記記事を含む前記ニュースレターを配信する配信部、
    として機能させ
    前記常連度は、前記他のショップが発行する他のニュースレターを前記サブスクライバがサブスクライブしているか否か、に基づいて算定され、
    前記競合度は、前記他のニュースレターに含まれていた他の記事に前記抽出された商品情報に係る商品が記載されていたか否か、に基づいて算定され、
    前記配信部は、前記ニュースレターを前記他のショップへ配信しない
    ことを特徴とするプログラム。
  7. コンピュータを、
    ショップが発行するニュースレターをサブスクライブしているサブスクライバの前記ショップに対する常連度を、前記ショップ及び前記ショップと競合する他のショップが商品を販売する電子市場における前記サブスクライバの行動に基づいて算定する常連度算定部、
    前記ショップが前記サブスクライバに配信すべき記事に記載された商品情報を抽出する抽出部、
    前記記事の競合度を、前記抽出された商品情報に係る商品を前記電子市場において前記他のショップが販売する販売条件に基づいて算定する競合度算定部、
    前記算定された常連度が、前記算定された競合度に対して非流出条件を満たすサブスクライバに、前記記事を含む前記ニュースレターを配信する配信部、
    として機能させ
    前記常連度は、前記他のショップが発行する他のニュースレターを前記サブスクライバがサブスクライブしているか否か、に基づいて算定され、
    前記競合度は、前記他のニュースレターに含まれていた他の記事に前記抽出された商品情報に係る商品が記載されていたか否か、に基づいて算定され、
    前記配信部は、前記ニュースレターを前記他のショップへ配信しない
    ことを特徴とするプログラムを記録した非一時的なコンピュータ読取可能な情報記録媒体。
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