JP6513049B2 - 呼びボタン装置、無線通信装置、及びエレベーターのリニューアル方法 - Google Patents

呼びボタン装置、無線通信装置、及びエレベーターのリニューアル方法 Download PDF

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Description

本発明は、エレベーターを操作するための呼びボタン装置、無線通信装置、及びエレベーターのリニューアル方法に関する。
エレベーターの各階の乗り場には、呼びボタンが設けられており、利用者が呼びボタンを押下することで、利用者がいる階に乗りかごを呼ぶことができる。近年、複数台のエレベーターが設置されるビル等の建物では、ホール等に設けられた呼びボタンを利用者が押下することで、エレベーターの運行状態に応じた最適な乗りかごが呼ばれるようになっている。
建物に設置された複数台のエレベーターのリニューアル工事(エレベーター制御盤の取り替え等)では、工事対象のエレベーターが一台ずつ選択される。このため、残りのエレベーターにより利用者に提供するサービスを維持することが可能である。以下の説明でエレベーターの利用者には、エレベーターのリニューアル工事を行う工事作業者と、工事作業者以外の乗客とが含まれるものとする。
リニューアル工事の最中には、乗客が誤ってリニューアル工事中のエレベーターを呼んだり、工事作業者が誤って一般利用可能なエレベーターを呼んだりすることを避ける必要がある。このため、従来は、リニューアル対象となるエレベーターに専用の呼びボタン装置を設けておき、工事作業者のみが専用の呼びボタン装置を操作可能としていた。専用の呼びボタン装置は、リニューアル工事が終わると取り外され、隣接するエレベーターのリニューアル工事時には改めて取り付けられる。このため、リニューアル工事の作業コストが増加し、リニューアル工事期間も増加していた。
リニューアル工事を効率的に行うために、特許文献1には、呼びボタンに、コネクタにより既設のエレベーター制御盤とリニューアルのエレベーター制御盤をそれぞれ接続し、リニューアル工事の作業中のみコネクタの接点を切り替える技術が開示されている。この技術により、リニューアル対象のエレベーターに専用の呼びボタンを設けることなく、既設の呼びボタンで作業することが可能となる。
特開2004−107071号公報
ところで、特許文献1に開示された方法では、リニューアル工事の作業中のみコネクタの接点を切り替えることで、専用の呼びボタンを不要とするものであった。しかし、接点切り替え中は乗客が利用するエレベーターの接点が切り離される。このため、工事作業者が長時間に渡り接点をリニューアルエレベーターに切り替えざるを得ない場合や、誤って接点を切り替えたままにした場合は、乗客はエレベーターを利用できなくなる。また、建物により乗客が休み無く頻繁に利用するエレベーターもあり、工事作業者は接点の切り替えができない場合がある。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、エレベーターのリニューアル工事に際して、乗客の利便性を確保することを目的とする。
本発明に係る呼びボタン装置は、無線通信装置と、利用者の呼び操作が行われる呼びボタンとを備える。
無線通信装置は、無線通信部、利用者情報記録部、照合部、エレベーター呼び部を備える。無線通信部は、無線子機と無線通信を行い、無線子機からエレベーターの呼び操作情報を含む通信情報を受信する。利用者情報記録部は、無線子機の利用者の利用者情報を記録する。照合部は、通信情報と利用者情報とを照合して、無線子機の利用者を特定する。エレベーター呼び部は、特定された利用者による無線子機からの呼び操作では、特定のエレベーターの呼び登録を行い、呼びボタンからの呼び操作では、特定のエレベーター以外のエレベーターの呼び登録を行う。エレベーターは、利用者としての作業者によって作業が行われている間、特定のエレベーターとして用いられる。エレベーター呼び部は、全てのエレベーターに対する作業が完了した後に、作業者以外の乗客が使用する無線子機からの通信に基づいて、エレベーターに対する呼び登録を行う。
本発明によれば、例えば、特定のエレベーターにリニューアル工事が行われていた場合であっても、一般の乗客は、他のエレベーターを利用することが可能であるため、乗客の利便性が向上する。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態例の説明により明らかにされる。
本発明の一実施の形態例に係る呼びボタン装置の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態例に係る計算機のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態例に係るB号機のエレベーターをリニューアル工事する際における、呼びボタン装置の接続構成図である。 本発明の一実施の形態例に係る呼びボタン装置の動作例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態例に係るA号機のエレベーターをリニューアル工事する際における、呼びボタン装置の接続構成図である。 本発明の一実施の形態例に係るエレベーターをリニューアルする手順について示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態例について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の部又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
図1は、呼びボタン装置10の内部構成例を示す部ブロック図である。
呼びボタン装置10は、エレベーターの各階に設けられており、利用者がエレベーターの乗りかごを呼ぶために用いられる。呼びボタン装置10は、無線通信装置1と、呼びボタン11とを備える。
無線通信装置1は、無線通信部2、利用者情報記録部3、利用者情報照合部4、工事設定記録部5、エレベーター呼び部6、乗客設定記録部7、制御盤接続インタフェース8、呼びボタン接続インタフェース9を備える。
無線通信部2は、エレベーターの利用者としての工事作業者が持つスマートフォン等の無線子機20と無線通信することが可能である。無線通信の方式には、例えば、Bluetooth(登録商標)、WiFi(登録商標)等の近距離無線通信規格が用いられている。この無線子機20には、エレベーターの呼び操作を行うためのアプリケーションプログラムが実装される。そして、無線子機20は、呼び操作情報を含む通信情報を無線送信し、無線通信部2は、無線子機20から通信情報を受信する。
利用者情報記録部3は、無線子機20の利用者の利用者情報を記録する。利用者情報には、工事作業者が利用する無線子機20のマシンID、MAC(Media Access Control)アドレス等が含まれる。
利用者情報照合部4は、利用者情報記録部3に記録された利用者情報を参照し、無線通信部2が無線子機20から取得した通信情報と、利用者情報とを照合して、無線子機20の利用者を特定する。これにより、無線通信部2の通信相手が工事作業者であるか否かが判明する。
工事設定記録部5は、工事作業者によって作業が行われている間、リニューアル中のエレベーター(特定のエレベーターの一例)の設定を記録する。通常は、エレベーターが1基ずつリニューアル対象として設定される。
エレベーター呼び部6は、工事作業者による無線子機20からの呼び操作では、工事設定記録部5を参照し、リニューアル中のエレベーターの呼び登録を行う。工事設定記録部5に設定されたリニューアル中のエレベーターに対し、制御盤接続インタフェース8を介して乗りかごを呼ぶ。
乗客設定記録部7は、リニューアル前、又はリニューアル済みのエレベーター(特定のエレベーター以外のエレベーターの一例)を利用する利用者として、エレベーターの乗客の設定を記録する。
そして、エレベーター呼び部6は、乗客による呼びボタン11からの呼び操作では、リニューアル前、又はリニューアル済みのエレベーターの呼び登録を行う。
制御盤接続インタフェース8は、エレベーター呼び部6と、リニューアル中のエレベーター制御盤13,14のいずれかの間に設けられる。つまり、エレベーター呼び部6は、制御盤接続インタフェース8を通じてリニューアル中のエレベーター制御盤13,14のいずれかと接続される。例えば、エレベーター制御盤13は、A号機のエレベーターの制御を行い、エレベーター制御盤14は、B号機のエレベーターの制御を行う。
呼びボタン接続インタフェース9は、エレベーター呼び部6と、乗客の呼び操作が行われる呼びボタン11に接続される。つまり、エレベーター呼び部6は、呼びボタン接続インタフェース9を通じて呼びボタン11と接続される。なお、エレベーターのリニューアル前には、図中に破線矢印で示すように呼びボタン11がエレベーター制御盤13、14に接続されている。この呼びボタン11は、後述する図3に示す上呼びボタン11aと下呼びボタン11bを備えており、リニューアル前、又はリニューアル済みのエレベーターの呼び登録を行うことが可能である。ただし、呼びボタン11は、上呼びボタン11a又は下呼びボタン11bのいずれかを備える構成であってもよい。
なお、呼びボタン装置10は、全てのエレベーターがリニューアル済み、すなわち作業が完了した後、無線子機20の呼び操作を工事作業者以外の乗客に対しても開放する。このため、エレベーター呼び部6は、乗客が使用する無線子機20からの通信に基づいて、エレベーターに対する呼び登録を行う。そして、無線子機20による呼び操作を行うことが可能な乗客を限定することができる。このとき、エレベーター呼び部6は、利用者情報照合部4によって特定された無線子機20を使用する乗客の利用者情報が、乗客設定記録部7に記録される乗客情報に該当する場合には、この乗客が行う特定の呼び操作を有効にすることが可能である。
次に、無線通信装置1を構成する計算機Cのハードウェア構成を説明する。
図2は、計算機Cのハードウェア構成例を示すブロック図である。
計算機Cは、いわゆるコンピュータとして用いられるハードウェアである。計算機Cは、バスC4にそれぞれ接続されたCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)C1、ROM(Read Only Memory)C2、RAM(Random Access Memory)C3を備える。さらに、計算機Cは、不揮発性ストレージC5、ネットワークインタフェースC6とを備える。
CPU C1は、本実施の形態例に係る各機能を実現するソフトウェアのプログラムコードをROM C2から読み出して実行する。RAM C3には、演算処理の途中に発生した変数やパラメータ等が一時的に書き込まれる。利用者情報照合部4、エレベーター呼び部6は、無線通信装置1内のCPU C1がROM C2に記憶されているプログラムを読出して実行することにより、各機能が実現される。
不揮発性ストレージC5としては、例えば、HDD(Hard disk drive)、SSD(Solid State Drive)、不揮発性のメモリ等が用いられる。この不揮発性ストレージC5には、OS(Operating System)、各種のパラメータの他に、計算機Cを機能させるためのプログラムが記録されている。利用者情報記録部3、工事設定記録部5、乗客設定記録部7は、不揮発性ストレージC5に設けられている。ネットワークインタフェースC6には、例えば、NIC(Network Interface Card)等が用いられ、端子が接続されたLAN(Local Area Network)、専用線等を介して各種のデータを送受信することが可能である。無線通信部2、制御盤接続インタフェース8、呼びボタン接続インタフェース9は、ネットワークインタフェースC6により各機能が実現される。
図3は、B号機のエレベーターをリニューアル工事する際における、呼びボタン装置10の接続構成図である。無線通信装置1、呼びボタン装置10、コネクタ12a,12bは各階の乗り場に設置してある。
A、B号機のエレベーターをリニューアル工事する前は、エレベーター制御盤13がコネクタ12aを通じて呼びボタン11に接続され、エレベーター制御盤14がコネクタ12bを通じて呼びボタン11に接続されている。ここで、工事作業者が呼びボタン11に無線通信装置1を取り付けて、B号機のエレベーター(特定のエレベーターの一例)をリニューアル工事するための準備を行う。
先にB号機のエレベーターをリニューアル工事する際には、無線通信装置1がエレベーター制御盤14を制御可能とする必要がある。このため、無線通信装置1は、制御盤接続インタフェース8及びコネクタ12bを通じてエレベーター制御盤14に接続される。このため、工事作業者がB号機のエレベーターを利用可能となる。
また、無線通信装置1は、呼びボタン接続インタフェース9を通じて、呼びボタン11に接続される(図中では、接続状態を分かりやすくするため、呼びボタン11とコネクタ12aが接続されているように表現する)。そして、無線通信装置1は、制御盤接続インタフェース8及びコネクタ12aを通じてエレベーター制御盤13に接続される。このため、乗客がA号機のエレベーター(特定のエレベーター以外のエレベーターの一例)を利用可能となる。
ここで、B号機のエレベーターをリニューアル工事する際における呼びボタン装置10の動作例について、図4を参照して説明する。
図4は、呼びボタン装置10の動作例を示すフローチャートである。
始めに、無線通信部2は、工事作業者が無線子機20を用いて、無線通信装置1に対してリニューアル中のエレベーターを呼ぶための無線通信を開始すると、無線通信部2が無線子機20からの通信電波を受信し、無線子機20と無線通信を行う(S1)。この通信電波には、無線子機20のマシンID、MACアドレス等の通信情報が含まれており、無線通信部2は、通信電波から通信情報を取得する。
次に、利用者情報照合部4は、利用者情報記録部3を参照し、通信情報と利用者情報を照合することで(S2)、無線通信部2の通信相手である無線子機20の利用者を確認し、無線子機20の利用者が工事作業者であるか否かを判定する(S3)。
無線子機20の利用者が工事作業者であると判定された場合(S3のYES)、エレベーター呼び部6は、リニューアル中のエレベーターの呼び登録を行う。このため、エレベーター呼び部6は、制御盤接続インタフェース8を介して、コネクタ12bに接続されたエレベーター制御盤14に対し、無線子機20から指示されたエレベーターの呼び登録を行う(S4)。これにより、工事作業者は確実にリニューアル中のエレベーターを呼ぶことができる。
一方、無線子機20の利用者が工事作業者以外、すなわち乗客であると判定された場合(S3のNO)、乗客は、呼びボタン11をこれまで通り操作することにより、リニューアル前のエレベーターの呼び登録を行うことができる(S5)。
続いて、A号機のエレベーターをリニューアル工事する際における呼びボタン装置10の接続構成について説明する。
図5は、A号機のエレベーターをリニューアル工事する際における、呼びボタン装置10の接続構成図である。B号機のエレベーターは、既にリニューアル工事が完了している。
二台目以降のエレベーターをリニューアル工事する際、工事作業者は、工事設定記録部5に設定されるエレベーターを、B号機からA号機に設定変更する。その後、工事作業者は、コネクタ12aを呼びボタン11から無線通信装置1に接続し直す。
このようにA号機のエレベーター(特定のエレベーターの一例)をリニューアル工事するために、工事作業者は、無線通信装置1を制御盤接続インタフェース8及びコネクタ12aに接続することで、エレベーター制御盤13に指示が行えるようにしている。一方、リニューアル済みのB号機のエレベーター(特定のエレベーター以外のエレベーターの一例)が備えるエレベーター制御盤14は、制御盤接続インタフェース8及びコネクタ12bを通じて無線通信装置1に接続されたままとなる。
その後、工事作業者は、B号機のエレベーター制御盤14に行った操作と同様に、無線子機20により、無線通信装置1と無線通信を行い、A号機のエレベーター制御盤13を操作する。このとき、エレベーター呼び部6は、工事設定記録部5に設定されているA号機のエレベーターに対して制御盤接続インタフェース8を介し、コネクタ12aに接続されたリニューアル中のエレベーター制御盤13に対して呼び登録を行う。このため、工事作業者は、リニューアル中のエレベーターを確実に呼ぶことができる。
一方、乗客は、呼びボタン装置10に搭載された上呼びボタン11a、又は下呼びボタン11bを従来通り操作することで、工事設定記録部5に設定されていないリニューアル済みのエレベーターを操作可能となる。このとき、エレベーター呼び部6は、制御盤接続インタフェース8を介し、コネクタ12bに接続されたリニューアル済みのエレベーター制御盤14に対して呼び登録を行う。このため、乗客は確実にリニューアル済みのエレベーターを呼ぶことができる。
図6は、エレベーターをリニューアルする手順について示すフローチャートである。
始めに、工事作業者は、リニューアル対象となるエレベーターのエレベーター制御盤13、14のいずれかに呼びボタン装置10を接続する(S11)。そして、工事作業者は、リニューアル対象のエレベーターのリニューアル工事を実施する(S12)。
次に、エレベーター呼び部6は、全てのエレベーターをリニューアルしたか否かを判定する(S13)。このとき、エレベーター呼び部6は、工事設定記録部5から読出した工事情報に基づいて、どの号機のエレベーターがリニューアル済みであるか判定する。
全てのエレベーターのリニューアルが完了していれば(S13のYES)、エレベーター呼び部6は、全てのエレベーターに対して、乗客による呼び登録を開放する(S14)。この結果、乗客は、呼びボタン11又は無線子機20を使って呼び登録を行うことが可能となる。
一方、リニューアル前のエレベーターが残っていれば(S13のNO)、工事作業者は、リニューアル対象のエレベーターを切替え(S15)、ステップS11に戻って再び作業を継続する。
このように全てのエレベーターのリニューアルが完了した後、乗客に対しても、工事作業者と同様にスマートフォン等の無線子機20を用いた無線通信によるエレベーターの呼び操作を開放することが可能となる。このため、エレベーターが全てリニューアルされた後には、乗客が行う呼びボタン11による操作と、無線子機20を用いた無線通信による操作のいずれも可能となる。
以上説明した一実施の形態例に係る呼びボタン装置10を用いることにより、工事作業者はエレベーターの呼び操作を無線子機20にて操作し、リニューアル中のエレベーターの呼び操作を確実に行うことができる。一方、乗客は呼びボタン11を操作することで、リニューアル前、又はリニューアル済みのエレベーターの呼び操作を確実に行うことができる。このため、乗客と工事作業者が異なる号機のエレベーターを同時に呼ぶことが可能であるため、リニューアル中に呼びボタン11が接続されている全てのエレベーターを乗客が使用できなくなるという不便さを解消することが可能である。
また、エレベーターをリニューアルした後は、乗客に対して無線通信装置1によるエレベーターの無線呼びサービスを開放することができる。これにより、乗客は、例えば、呼びボタン11まで近づかなくても離れた位置からエレベーターを呼び操作することが可能である。また、乗客の両手が荷物で塞がっている場合には、無線子機20で稼働するアプリケーションにより自動でエレベーターを呼び操作するといった乗客向けサービスを提供することで、乗客に対するサービス性を向上すること可能となる。
なお、利用者情報記録部3に特定の乗客が用いる無線子機20の情報を登録することで、特定の乗客に対してのみ、無線通信を開放するVIP呼びを行ってもよい。また、乗客設定記録部7に設定されたエレベーターを限定することで、特定のエレベーターに対してのみ無線通信を開放してもよい。また、特定の乗客に対し、特定のエレベーターを特殊呼び、例えば一般の乗客による呼び操作から特定のエレベーターを切り離し、特定の乗客が行先登録した階床以外に乗りかごを停車させない専用運転による呼び操作も可能である。
また、本実施の形態例では、図3、図5に示したように二台のエレベーターの構成としているが、三台以上のエレベーターでも同様に構成することが可能である。
また、本実施の形態例では、無線通信装置1と呼びボタン11を分けた構成としている。しかし、呼びボタン装置10として、無線通信装置1と呼びボタン11を一体構成とすることで、二台目以降のエレベーターをリニューアル工事する際にはコネクタ12a、12bを再接続しなくて済むようにしてもよい。
なお、本発明は上述した実施の形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施の形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置の構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、ここで説明した実施の形態例の構成の一部を他の実施の形態例の構成に置き換えることは可能であり、さらにはある実施の形態例の構成に他の実施の形態例の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…無線通信装置、2…無線通信部、3…利用者情報記録部、4…利用者情報照合部、5…工事設定記録部、6…エレベーター呼び部、7…乗客設定記録部、8…制御盤接続インタフェース、9…呼びボタン接続インタフェース、10…呼びボタン装置、11…呼びボタン、20…無線子機

Claims (7)

  1. 無線子機と無線通信を行い、前記無線子機からエレベーターの呼び操作情報を含む通信情報を受信する無線通信部と、
    前記無線子機の利用者の利用者情報を記録する利用者情報記録部と、
    前記通信情報と前記利用者情報とを照合して、前記無線子機の前記利用者を特定する照合部と、
    前記利用者の呼び操作が行われる呼びボタンと、
    特定された前記利用者による前記無線子機からの呼び操作では、特定のエレベーターの呼び登録を行い、前記呼びボタンからの呼び操作では、前記特定のエレベーター以外の前記エレベーターの呼び登録を行うエレベーター呼び部と、を備え
    前記エレベーターは、前記利用者としての作業者によって作業が行われている間、前記特定のエレベーターとして用いられ、
    前記エレベーター呼び部は、全ての前記エレベーターに対する作業が完了した後に、前記作業者以外の乗客が使用する前記無線子機からの通信に基づいて、前記エレベーターに対する呼び登録を行う
    呼びボタン装置。
  2. さらに、前記エレベーター呼び部と、前記特定のエレベーターの制御盤との間に設けられる制御盤接続インタフェースと、
    前記エレベーター呼び部と、前記特定のエレベーター以外の前記エレベーターの呼び登録が行われる前記呼びボタンとの間に設けられる呼びボタン接続インタフェースと、を備え、
    前記エレベーター呼び部は、前記特定のエレベーターの制御盤とは前記制御盤接続インタフェースを通じて接続され、前記呼びボタンとは前記呼びボタン接続インタフェースを通じて接続される
    請求項1に記載の呼びボタン装置。
  3. さらに、前記利用者として設定される前記エレベーターの乗客の乗客情報を記録する乗客設定記録部を備え、
    前記エレベーター呼び部は、前記照合部によって特定された前記無線子機を使用する前記利用者の前記利用者情報が、前記乗客設定記録部に記録される前記乗客情報に該当する場合には、前記乗客が行う特定の呼び操作を有効にする
    請求項1又は2に記載の呼びボタン装置。
  4. 前記特定の呼び操作は、前記乗客が行先登録した階床以外に乗りかごを停車させない特殊呼びである
    請求項に記載の呼びボタン装置。
  5. 無線子機と無線通信を行い、前記無線子機からエレベーターの呼び操作情報を含む通信情報を受信する無線通信部と、
    前記無線子機の利用者の利用者情報を記録する利用者情報記録部と、
    前記通信情報と前記利用者情報とを照合して、無線子機の利用者を特定する照合部と、
    特定された前記利用者による前記無線子機からの呼び操作では、特定のエレベーターの呼び登録を行い、前記利用者の呼び操作が行われる呼びボタンからの呼び操作では、前記特定のエレベーター以外の前記エレベーターの呼び登録を行うエレベーター呼び部と、を備え、
    前記エレベーターは、前記利用者としての作業者によって作業が行われている間、前記特定のエレベーターとして用いられ、
    前記エレベーター呼び部は、全ての前記エレベーターに対する作業が完了した後に、前記作業者以外の乗客が使用する前記無線子機からの通信に基づいて、前記エレベーターに対する呼び登録を行う
    無線通信装置。
  6. 無線子機と無線通信を行い、前記無線子機からエレベーターの呼び操作情報を含む通信情報を受信する無線通信部と、
    前記無線子機の利用者の利用者情報を記録する利用者情報記録部と、
    前記通信情報と前記利用者情報とを照合して、前記無線子機の前記利用者を特定する照合部と、
    前記利用者の呼び操作が行われる呼びボタンと、
    特定された前記利用者による前記無線子機からの呼び操作では、特定のエレベーターの呼び登録を行い、前記呼びボタンからの呼び操作では、前記特定のエレベーター以外の前記エレベーターの呼び登録を行うエレベーター呼び部と、を備えるエレベーターのリニューアル方法であって、
    前記特定のエレベーターの制御盤に対して前記エレベーター呼び部を接続するステップと、
    前記特定のエレベーター以外の前記エレベーターの制御盤に対して、前記呼びボタンを接続するステップと、を含む
    エレベーターのリニューアル方法。
  7. 前記エレベーターは、前記利用者としての作業者によって作業が行われている間、前記特定のエレベーターとして用いられ、
    前記エレベーター呼び部は、全ての前記エレベーターに対する作業が完了した後に、前記作業者以外の乗客が使用する前記無線子機からの通信に基づいて、前記エレベーターに対する呼び登録を行う
    請求項6に記載のエレベーターのリニューアル方法。
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