JP6510049B2 - 送信電力決定方法および装置 - Google Patents

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Description

[関連出願への相互参照]
本出願は、2014年11月27日に中国特許庁に提出され、「送信電力決定方法および装置」という名称の中国特許出願第CN201410714139.2号に対する優先権を主張し、その全体を参照により援用する。
[技術分野]
本開示は、通信技術の分野に関し、特に、送信電力決定方法および装置に関する。
無線通信技術の継続的な発展により、ワイヤレスフィデリティ(Wireless Fidelity、WiFi)は、インテリジェントデバイスによって広く使用される無線通信手段となっている。ユーザは、例えば無線ルータやモバイル電話のようなWiFiデバイスを使用することによって3Gデータを共有するために、内蔵WiFi機能を有するインテリジェントデバイス、すなわち、WiFiデバイスをホットスポット(softAP)として使用することができる。WiFiデバイスとインターネットとの間の相互接続を実現するために、例えば旅行中または移動中の作業中に、ユーザがモバイル環境でWiFiデバイスを使用することは便利である。
現在、データを送信するためのホットスポットとして機能するとき、WiFiデバイスは、一般的に、固定の最大送信電力を使用する。しかし、実際の用途では、ホットスポットとステーション(STA)との間のチャネルの状態は固定されていない。例えば、ホットスポットとSTAとの間の距離が比較的短い場合、ホットスポットはデータを送信するときに最大送信電力を使用する必要はない。ホットスポットが依然として最大送信電力を使用する場合、不要な電力オーバーヘッドおよびエネルギーの浪費が生じる。
本開示の実施形態は、現在のチャネル状態情報に従って送信電力を調整し、電力オーバーヘッドを低減するための送信電力決定方法および装置を開示する。
本開示の実施形態の第1の態様は、送信電力決定方法であって、
無線アクセスポイントデバイスによって、特定の時間範囲内の無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルのチャネル状態情報を計算するステップであり、チャネル状態情報は、特定の時間範囲内のチャネル上のデータ送信のフレーム誤り率を示すために使用されるステップと、
無線アクセスポイントデバイスによって、チャネル状態情報と予め取得された基準チャネル状態情報とを比較し、比較の結果に従って、無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力を調整するステップと、
無線アクセスポイントデバイスによって、調整後の送信電力を使用することによって、データを搬送するメッセージをステーションデバイスに送信するステップと、を含む送信電力決定方法を開示する。
第1の態様を参照して、第1の可能な実現方式では、無線アクセスポイントデバイスによって、特定の時間範囲内の無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルのチャネル状態情報を計算するステップは、
無線アクセスポイントデバイスによって、チャネル上で無線アクセスポイントデバイスによって送信されたメッセージフレームに応答してステーションデバイスによって返信された肯定応答ACKフレームを受信するステップと、
無線アクセスポイントデバイスによって、特定の時間範囲内にチャネル上で無線アクセスポイントデバイスによってステーションデバイスに送信されたメッセージフレームの量と、特定の時間範囲内に受信された肯定応答ACKフレームの量とに従って、特定の時間範囲内のチャネルのフレーム誤り率を計算するステップと、
無線アクセスポイントデバイスによって、チャネルのチャネル状態情報としてフレーム誤り率を使用するステップとを含む。
第1の態様または第1の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第2の可能な実現方式では、無線アクセスポイントデバイスによって、比較の結果に従って、現在使用されている送信電力を調整するステップは、
無線アクセスポイントデバイスによって、予め取得された調整マッピング関係に従って、無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力において、比較の結果に対応する調整動作を実行するステップであり、調整マッピング関係は、比較結果と調整動作との間の予め取得されたマッピング関係であるステップを含む。
第1の態様の第2の可能な実現方式を参照して、第3の可能な実現方式では、予め取得された基準チャネル状態情報は、フレーム誤り率閾値を含み、無線アクセスポイントデバイスによって、予め取得された調整マッピング関係に従って、無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力において、比較の結果に対応する調整動作を実行するステップは、
比較の結果が、フレーム誤り率がフレーム誤り率閾値よりも小さいものである場合、無線アクセスポイントデバイスによって、データを搬送するメッセージをステーションデバイスに送信するための送信電力を、予め設定された電力値だけ現在使用されている送信電力よりも小さい送信電力に調整するステップを含む。
第1の態様の第2の可能な実現方式を参照して、第4の可能な実現方式では、予め取得された基準チャネル状態情報は、フレーム誤り率閾値を含み、無線アクセスポイントデバイスによって、予め取得された調整マッピング関係に従って、無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力において、比較の結果に対応する調整動作を実行するステップは、
比較の結果が、フレーム誤り率がフレーム誤り率閾値よりも大きいものである場合、無線アクセスポイントデバイスによって、データを搬送するメッセージをステーションデバイスに送信するための送信電力を、予め設定された電力値だけ現在使用されている送信電力よりも大きい送信電力に調整するステップを含む。
本開示の第2の態様は、送信電力調整装置であって、
特定の時間範囲内の無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルのチャネル状態情報を計算するように構成された情報取得モジュールあり、チャネル状態情報は、特定の時間範囲内のチャネル上のデータ送信のフレーム誤り率を示すために使用される情報取得モジュールと、
情報取得モジュールによって取得されたチャネル状態情報と予め取得された基準チャネル状態情報とを比較し、比較の結果に従って、無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力を調整するように構成された電力調整モジュールと、
電力調整モジュールによる調整後の送信電力を使用することによって、データを搬送するメッセージをステーションデバイスに送信するように構成されたメッセージ送信モジュールと、を含む送信電力調整装置を開示する。
第2の態様を参照して、第1の可能な実現方式では、情報取得モジュールは、
チャネル上で無線アクセスポイントデバイスによって送信されたメッセージフレームに応答してステーションデバイスによって返信された肯定応答ACKフレームを受信するように構成された受信ユニットと、
特定の時間範囲内にチャネル上で無線アクセスポイントデバイスによってステーションデバイスに送信されたメッセージフレームの量と、特定の時間範囲内に受信ユニットによって受信された肯定応答ACKフレームの量とに従って、特定の時間範囲内のチャネルのフレーム誤り率を計算するように構成された計算ユニットと、
チャネルのチャネル状態情報としてフレーム誤り率を使用するように構成された情報決定ユニットと、を含む。
第2の態様または第2の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第2の可能な実現方式では、電力調整モジュールは、
情報取得モジュールによって取得されたチャネル状態情報と予め取得された基準チャネル状態情報とを比較するように構成された比較ユニットと、
予め取得された調整マッピング関係に従って、無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力において、比較の結果に対応する調整動作を実行するように構成された調整ユニットであり、調整マッピング関係は、比較結果と調整動作との間の予め取得されたマッピング関係である調整ユニットと、を含む。
第2の態様の第2の可能な実現方式を参照して、第3の可能な実現方式では、予め取得された基準チャネル状態情報は、フレーム誤り率閾値を含み、調整ユニットは、具体的には、
比較の結果が、フレーム誤り率がフレーム誤り率閾値よりも小さいものである場合、データを搬送するメッセージをステーションデバイスに送信するための送信電力を、予め設定された電力値だけ現在使用されている送信電力よりも小さい送信電力に調整するように構成される。
第2の態様の第2の可能な実現方式を参照して、第4の可能な実現方式では、予め取得された基準チャネル状態情報は、フレーム誤り率閾値を含み、調整ユニットは、具体的には、
比較の結果が、フレーム誤り率がフレーム誤り率閾値よりも大きいものである場合、データを搬送するメッセージをステーションデバイスに送信するための送信電力を、予め設定された電力値だけ現在使用されている送信電力よりも大きい送信電力に調整するように構成される。
従来技術と比較して、本開示の実施形態は以下の有利な効果を有する。
本開示の実施形態によれば、無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルの状態情報が取得されてもよく、チャネル状態情報が予め取得された基準チャネル状態情報と比較される。したがって、無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力が比較の結果に従って調整され、チャネル状態情報に対応する送信電力が決定され、メッセージが調整後の送信電力に基づいてステーションデバイスに送信される。このように、メッセージを送信するための送信電力は、無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルの状態に従って調整され得る。したがって、不要な電力オーバーヘッドおよびエネルギーの浪費が回避される。
本開示の実施形態における技術的解決策をより明確に説明するために、以下に、実施形態を説明するために必要な添付図面を簡単に説明する。明らかに、以下の説明における添付図面は、単に本開示のいくつかの実施形態を示しているに過ぎず、当業者は創造的な努力なしに依然としてこれらの添付図面から他の図面を導き得る。
本開示の実施形態による送信電力決定方法の概略フローチャートである。 本発明の実施形態による他の送信電力決定方法の概略フローチャートである。 本開示の実施形態による送信電力決定装置の概略構成図である。 本開示の実施形態による他の送信電力決定装置の概略構成図である。 本開示の実施形態による無線アクセスポイントデバイスの概略構成図である。
以下、本開示の実施形態における添付図面を参照して、本開示の実施形態における技術的解決策を明確に説明する。明らかに、記載される実施形態は、本開示の実施形態のすべてではなく単なる一部に過ぎない。創作的な努力なしに本開示の実施形態に基づいて当業者によって得られる他のすべての実施形態は、本開示の保護範囲内に入るものとする。
本開示の実施形態は、無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルに対応するチャネル状態に従って、無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力を調整することができ、これによって、不要な電力オーバーヘッドおよびエネルギーの浪費を回避する送信電力決定方法および装置ならびに無線アクセスポイントデバイスを開示する。詳細な説明は以下に別々に記載される。
図1を参照すると、図1は、本開示の実施形態による送信電力決定方法の概略フローチャートである。本開示のこの実施形態における方法は、具体的には無線アクセスポイントデバイスに適用されることができる。図1に示す送信電力決定方法は、以下のステップを含んでもよい。
S101:無線アクセスポイントデバイスは、特定の時間範囲内の無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルのチャネル状態情報を計算する。
無線アクセスポイントデバイスは、モバイル電話、タブレットコンピュータ、または無線ルータのようなホットスポットとして機能することができるデバイスを含むが、これらに限定されないことに留意するべきである。チャネル状態情報は、特定の時間範囲内のチャネル上のデータ送信のフレーム誤り率を示すために使用される。
S102:無線アクセスポイントデバイスは、チャネル状態情報と予め取得された基準チャネル状態情報とを比較し、比較の結果に従って、無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力を調整する。
任意選択の実施形態では、ホットスポットとして機能するとき、無線アクセスポイントデバイス、例えばモバイル電話は、特定の時間範囲内の無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルのチャネル状態情報を計算することができ、例えば、無線アクセスポイントデバイスに対応するダウンリンクの状態に対応する特定の時間範囲内のフレーム誤り率を計算し、データをステーションデバイスに送信するための送信電力を調整することができる。フレーム誤り率は、無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のデータ送信の過程でデータを送信できない確率を示すために使用されるパラメータであり、ステーションデバイスは、モバイル電話またはタブレットコンピュータのような端末デバイスでもよい。
具体的には、無線アクセスポイントデバイスが計算により取得されたチャネル状態情報と予め取得された基準チャネル状態情報とを比較し、比較の結果に従って、現在使用されている送信電力を調整するときに、チャネル状態情報が基準チャネル状態情報よりも優れており、チャネル状態が比較的良好な場合、すなわち、計算により取得されたフレーム誤り率が比較的低い場合に、無線アクセスポイントデバイスは、無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力を低減してもよく、チャネル状態情報が基準チャネル状態情報よりも優れておらず、チャネル状態が比較的悪い、すなわち、取得されたフレーム誤り率が比較的高い場合、無線アクセスポイントデバイスは、現在使用されている送信電力を増加させ、これによって、無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルの状態に従ってデータ送信電力に対するリアルタイム調整を実現し、不要な電力オーバーヘッドを低減する。
S103:無線アクセスポイントデバイスは、調整後の送信電力を使用することによって、データを搬送するメッセージをステーションデバイスに送信する。
具体的には、計算により取得されたチャネル状態情報に従って現在使用されている送信電力を調整した後、無線アクセスポイントデバイスは、調整によって決定された送信電力に従ってデータを搬送するメッセージをステーションデバイスに送信してもよい。
本開示のこの実施形態の実現の間に、無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルの状態情報が取得されてもよく、チャネル状態情報が予め取得された基準チャネル状態情報と比較される。したがって、無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力が比較の結果に従って調整され、チャネル状態情報に対応する送信電力が決定され、メッセージが調整後の送信電力に基づいてステーションデバイスに送信される。このように、メッセージを送信するための送信電力は、無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルの状態に従って調整され得る。したがって、不要な電力オーバーヘッドおよびエネルギーの浪費が回避される。
図2を参照すると、図2は、本開示の実施形態による他の送信電力決定方法の概略フローチャートである。具体的には、図2に示す送信電力決定方法は、以下のステップを含んでもよい。
S201:無線アクセスポイントデバイスは、チャネル上で無線アクセスポイントデバイスによって送信されたメッセージフレームに応答してステーションデバイスによって返信された肯定応答ACKフレームを受信する。
データが無線媒体上で送信されるときにエラーが容易に発生するので、データ/ACK(肯定応答)フレーム交換メカニズムは、電気電子技術者協会(Institute of Electrical and Electronics Engineers、IEEE)802.11プロトコルスイートで定義されている。ステーションデバイスが無線アクセスポイントデバイスによって送信されたメッセージフレームを正しく受信したとき、ステーションデバイスは、肯定応答ACK送信フレームをデータ送信側、すなわち、無線アクセスポイントデバイスに送信し、メッセージフレームが正しく受信されたことを無線アクセスポイントデバイスに通知する必要があることがIEEE802.11プロトコルスイートで指定されている。無線アクセスポイントデバイスが対応するACKフレームを受信しない場合、これは、メッセージフレームの送信が失敗したことを示してもよい。メッセージフレームは、具体的には、データを搬送するデータフレームでもよい。
任意選択の実施形態では、メッセージフレームをステーションデバイスに送信した後、無線アクセスポイントデバイスは、ステーションデバイスの応答状態を監視し、ステーションデバイスによって返信された肯定応答ACKフレームに関する情報を受信してもよく、これによって、無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間の現在のチャネルの状態情報は、ACKフレームに関する情報に従って決定される。
S202:無線アクセスポイントデバイスは、特定の時間範囲内にチャネル上で無線アクセスポイントデバイスによってステーションデバイスに送信されたメッセージフレームの量と、特定の時間範囲内に受信された肯定応答ACKフレームの量とに従って、特定の時間範囲内のチャネルのフレーム誤り率を計算する。
S203:無線アクセスポイントデバイスは、チャネルのチャネル状態情報としてフレーム誤り率を使用する。
ACKフレームメカニズムに基づいて、無線アクセスポイントデバイスは、受信されたACKフレームに関する情報に従った統計収集によって、無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のデータ送信の過程でデータを送信できない確率を記録するために使用されるフレーム誤り率を取得し、フレーム誤り率に従って無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルの状態情報を決定し、チャネル状態情報に従ってデータ送信電力を更に決定してもよい。具体的には、メッセージフレームをステーションデバイスに送信するとき、無線アクセスポイントデバイスは、メッセージフレームに関する送信情報、例えば、送信されたメッセージフレームの量を記録し、メッセージフレームに応答してステーションデバイスによってフィードバックされたACKフレームを受信してもよく、特定の時間範囲、例えば5分内に送信されたメッセージフレームの量と、無線アクセスポイントデバイスによって受信されたACKフレームの量とに従って、無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルに対応するフレーム誤り率を取得し、フレーム誤り率をチャネル状態情報として決定する。任意選択で、無線アクセスポイントデバイスは、メッセージフレームに応答してステーションデバイスによってフィードバックされた否定応答NACKフレームを更に受信し、特定の時間範囲内に無線アクセスポイントデバイスによって受信されたNACKフレームの量およびACKフレームの量に従って、特定の時間範囲内のチャネルのフレーム誤り率に関する統計を収集してもよい。
S204:無線アクセスポイントデバイスは、チャネル状態情報と予め取得された基準チャネル状態情報とを比較し、予め取得された調整マッピング関係に従って、無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力において、比較の結果に対応する調整動作を実行する。
調整マッピング関係は、比較結果と調整動作との間の予め取得されたマッピング関係である。
さらに、予め取得された基準チャネル状態情報は、フレーム誤り率閾値を含んでもよく、この場合、無線アクセスポイントデバイスは、計算により取得されたフレーム誤り率とフレーム誤り率閾値とを比較し、予め取得された調整マッピング関係に従って、無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力において、比較の結果に対応する調整動作を実行してもよい。
任意選択で、無線アクセスポイントデバイスが、予め取得された調整マッピング関係に従って、無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力において、比較の結果に対応する調整動作を実行するとき、フレーム誤り率とフレーム誤り率閾値との間の比較の結果が、フレーム誤り率がフレーム誤り率閾値よりも小さいものである場合、無線アクセスポイントデバイスは、データを搬送するメッセージをステーションデバイスに送信するための送信電力を、予め設定された電力値だけ現在使用されている送信電力よりも小さい送信電力に調整してもよい。
任意選択で、無線アクセスポイントデバイスが、予め取得された調整マッピング関係に従って、無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力において、比較の結果に対応する調整動作を実行するとき、フレーム誤り率とフレーム誤り率閾値との間の比較の結果が、フレーム誤り率がフレーム誤り率閾値よりも大きいものである場合、無線アクセスポイントデバイスは、データを搬送するメッセージをステーションデバイスに送信するための送信電力を、予め設定された電力値だけ現在使用されている送信電力よりも大きい送信電力に調整してもよい。
具体的な実施形態では、計算により取得されたフレーム誤り率がフレーム誤り率閾値よりも小さいか或いは大きい場合、すなわち、無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力が調整される必要がある場合、データが成功して送信されたことをステーションデバイスが確認したときに返信されるACKフレームが受信されるまで、送信電力を増加または減少させるために、予め設定された電力値は、現在使用されている送信電力に連続的に加算されてもよく、或いはそれから減算されてもよい。例えば、無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルのフレーム誤り率がフレーム誤り率閾値よりも大きい場合、すなわち、無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルの状態が比較的悪い場合、データをステーションデバイスに送信するための送信電力は、予め設定された電力値に従って調整されてもよい。例えば、送信電力は、まず1つの予め設定された電力値だけ増加し、メッセージは、調整後の送信電力に従って送信され、送信されたメッセージに応答してステーションデバイスによって返信されるACKフレームが受信されたか否かが検出される。ACKフレームが受信されなかった場合、すなわち、データの送信に失敗した場合、送信電力が1つの予め設定された電力値だけ増加した後にデータが送信されてもよく、ステーションデバイスによって返信されたACKフレームが受信されたか否かが検出される。このステップは、ステーションデバイスによって返信されたACKフレームが受信されるまで、すなわち、データが成功して送信されるまで繰り返される。現在使用されている送信電力は、具体的には予め設定された固定の送信電力値でもよく、無線アクセスポイントの送信電力が調整されるたびに、予め設定された電力値は、固定の送信電力値に連続的に加算されてもよく、或いはそれから減算されてもよく、或いは、現在使用されている送信電力は、無線アクセスポイントデバイスが前のメッセージを送信したときに使用された送信電力であり、現在使用されている送信電力が調整される場合、予め設定された電力値は、前のメッセージを送信するために使用された送信電力に加算されてもよく、或いはそれから減算されてもよい。
さらに、送信電力が制限されるという問題を考慮して、無線アクセスポイントデバイスのために最大送信電力および最小送信電力が更に設定されてもよい。無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力が調整されるとき、調整後の送信電力が最大送信電力よりも大きい場合、最大送信電力は、データをステーションデバイスに送信するための送信電力として決定されるか、或いは、調整後の送信電力が最小送信電力よりも小さい場合、最小送信電力は、データをステーションデバイスに送信するための送信電力として決定され、これによって、無線アクセスポイントデバイスの送信電力は、常に最大送信電力と最小送信電力との間に入る。固定の送信電力値は、最大送信電力と最小送信電力との間の中間値、または最大送信電力と最小送信電力との間の任意の値でもよく、本開示のこの実施形態では限定されない。
S205:無線アクセスポイントデバイスは、調整後の送信電力を使用することによって、データを搬送するメッセージをステーションデバイスに送信する。
例えば、フレーム誤り率閾値がTであり、電力調整のための最小尺度、すなわち、予め設定された電力値がdであり、無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力値がPであることを仮定する。無線アクセスポイントデバイスによる統計収集によって取得されたフレーム誤り率mがTよりも小さい場合、これは、無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルに対応する現在のチャネル状態が比較的良好であることを示してもよい。この場合、メッセージをステーションデバイスに送信するための送信電力Pは、PTx1=P-2dに調整されてもよく、無線アクセスポイントデバイスは、調整後の送信電力PTx1を使用することによってメッセージをステーションデバイスに送信し、チャネル状態を監視し、無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルのフレーム誤り率を取得する。m<Tであることが検出された場合、無線アクセスポイントデバイスは、調整後の送信電力PTx1を使用することによってメッセージをステーションデバイスに送信し続ける。m>Tであることが検出された場合、これは、現在のチャネル状態が比較的悪いことを示してもよい。この場合、メッセージをステーションデバイスに送信するための送信電力Pは、PTx2=P+dに調整されてもよく、無線アクセスポイントデバイスは、調整後の送信電力PTx2を使用することによってメッセージをステーションデバイスに送信し、チャネルの状態を監視する。
対応して、無線アクセスポイントデバイスによる統計収集によって取得されたフレーム誤り率mがTよりも大きい場合、これは、無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルに対応する現在のチャネル状態比較的悪いことを示してもよい。この場合、メッセージをステーションデバイスに送信するための送信電力Pは、PTx3=P+2dに調整されてもよく、無線アクセスポイントデバイスは、調整後の送信電力PTx3を使用することによってメッセージをステーションデバイスに送信し、チャネル状態を監視し、無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルのフレーム誤り率を取得する。m>Tであることが検出された場合、無線アクセスポイントデバイスは、調整後の送信電力PTx3を使用することによってデータメッセージをステーションデバイスに送信し続ける。m<Tであることが検出された場合、これは、現在のチャネル状態が比較的良好であることを示してもよい。この場合、メッセージをステーションデバイスに送信するための送信電力Pは、PTx4=P-dに調整されてもよく、無線アクセスポイントデバイスは、調整後の送信電力PTx4を使用することによってデータメッセージをステーションデバイスに送信し、チャネル状態を監視する。すなわち、無線アクセスポイントデバイスの送信電力が調整されるとき、送信電力の急激な調整は、予め設定された電力値を送信電力に加算するか、或いはそれから減算する代わりに、送信電力を複数の予め設定された電力値で毎回調整することによって更に実現されてもよい。
本開示のこの実施形態は、ビーコンフレームまたはACKフレームのような制御フレームが送信され、制御フレームを送信するとき、無線アクセスポイントデバイスが現在の送信電力を調整せずに、依然として既存の送信メカニズムを使用し得るシナリオを除いて、無線アクセスポイントデバイスがデータを搬送するメッセージを送信するシナリオに具体的に適用されてもよいことに留意するべきである。
さらに、複数のステーションデバイスが同時に存在する場合、複数のステーションデバイスと通信するとき、無線アクセスポイントデバイスは、ステーションデバイスに対応する媒体アクセス制御(Media Access Control、MAC)アドレスに従って複数のステーションデバイスを区別し、これによって、取得されたチャネル状態情報に従って、異なるステーションデバイスに異なる送信電力を使用してもよい。具体的には、無線アクセスポイントデバイスが複数のステーションデバイスと接続を確立する場合、無線アクセスポイントデバイスは、複数のステーションデバイスのMACアドレスを取得し、これによって、無線アクセスポイントデバイスは、MACアドレスに従って異なるステーションデバイスを区別することができ、複数のステーションデバイスへのチャネルに対応するフレーム誤り率を別々に取得し、フレーム誤り率に従ってメッセージを複数のステーションデバイスに送信するための送信電力を別々に調整してもよい。
さらに、任意選択で、無線アクセスポイントデバイスは、無線アクセスポイントデバイスと複数のステーションデバイスとの間のチャネルの中で、無線アクセスポイントデバイスへのチャネルが最も高いフレーム誤り率を有するステーションデバイス、すなわち、最も悪いチャネル状態を有するステーションデバイスに対応する送信電力を更に決定し、決定された送信電力を常に無線アクセスポイントデバイスにより使用される送信電力として使用してもよい(すなわち、メッセージをすべてのステーションデバイスに送信するとき、無線アクセスポイントデバイスは、最も悪いチャネル状態を有するステーションデバイスに対応する送信電力を使用する)。
本開示のこの実施形態の実現の間に、無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のダウンリンクの状態に対応するフレーム誤り率が取得されてもよく、メッセージをステーションデバイスに送信するための送信電力は、フレーム誤り率が比較的高い場合に増加し、メッセージをステーションデバイスに送信するための送信電力は、フレーム誤り率が比較的低い場合に減少し、これによって、無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力を調整し、調整後の送信電力に基づいてメッセージをステーションデバイスに送信し、これによって、無線アクセスポイントデバイスは、無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルの状態に従ってリアルタイムにメッセージ送信電力を調整することができ、不要な電力オーバーヘッドおよびエネルギーの浪費を回避する。
図3を参照すると、図3は、本開示の実施形態による送信電力決定装置の概略構成図である。本開示のこの実施形態における装置は、無線アクセスポイントデバイスに具体的に配置されてもよい。具体的には、装置は、情報取得モジュール11と、電力調整モジュール12と、メッセージ送信モジュール13とを含んでもよい。
情報取得モジュール11は、特定の時間範囲内の無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルのチャネル状態情報を計算するように構成される。
チャネル状態情報は、特定の時間範囲内のチャネル上のデータ送信のフレーム誤り率を示すために使用される。
無線アクセスポイントデバイスは、モバイル電話、タブレットコンピュータ、または無線ルータのようなホットスポットとして機能することができるデバイスを含むが、これらに限定されないことに留意するべきである。
電力調整モジュール12は、情報取得モジュール11によって取得されたチャネル状態情報と予め取得された基準チャネル状態情報とを比較し、比較の結果に従って、無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力を調整するように構成される。
任意選択の実施形態では、無線アクセスポイントデバイス、例えばモバイル電話がホットスポットとして機能するとき、情報取得モジュール11は、特定の時間範囲内の無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルのチャネル状態情報を取得し、例えば、無線アクセスポイントデバイスに対応するダウンリンクの状態に対応するフレーム誤り率を計算してもよく、電力決定モジュール12は、情報取得モジュール11によって取得されたチャネル状態情報と予め取得された基準チャネル状態情報とを比較し、これによって、無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力は、比較の結果に従って調整され、データをステーションデバイスに送信するための送信電力が決定される。フレーム誤り率は、無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のデータ送信の過程でデータを送信できない確率を示すために使用されるパラメータであり、ステーションデバイスは、モバイル電話またはタブレットコンピュータのような端末デバイスでもよい。
具体的には、電力調整モジュール12が計算により取得されたチャネル状態情報と予め取得された基準チャネル状態情報とを比較し、比較の結果に従って、現在使用されている送信電力を調整するときに、チャネル状態情報が基準チャネル状態情報よりも優れており、チャネル状態が比較的良好な場合、すなわち、取得されたフレーム誤り率が比較的低い場合に、電力調整モジュール12は、無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力を低減してもよく、チャネル状態情報が基準チャネル状態情報よりも優れておらず、チャネル状態が比較的悪い、すなわち、取得されたフレーム誤り率が比較的高い場合、電力調整モジュール12は、現在使用されている送信電力を増加させ、これによって、無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルの状態に従ってデータ送信電力に対するリアルタイム調整を実現し、不要な電力オーバーヘッドを低減する。
メッセージ送信モジュール13は、電力調整モジュール12による調整後の送信電力を使用することによって、データを搬送するメッセージをステーションデバイスに送信するように構成される。
具体的には、電力調整モジュール12が取得されたチャネル状態情報に従って現在使用されている送信電力を調整した後、メッセージ送信モジュール13は、調整によって決定された送信電力に従ってメッセージをステーションデバイスに送信してもよい。
本開示のこの実施形態の実現の間に、無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルの状態情報が取得されてもよく、チャネル状態情報が予め取得された基準チャネル状態情報と比較される。したがって、無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力が比較の結果に従って調整され、チャネル状態情報に対応する送信電力が決定され、メッセージが調整後の送信電力に基づいてステーションデバイスに送信される。このように、メッセージを送信するための送信電力は、無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルの状態に従って調整され得る。したがって、不要な電力オーバーヘッドおよびエネルギーの浪費が回避される。
図4を参照すると、図4は、本開示の実施形態による他の送信電力決定装置の概略構成図である。具体的には、装置は、情報取得モジュール11と、電力調整モジュール12と、メッセージ送信モジュール13とを含んでもよい。
情報取得モジュール11は、特定の時間範囲内の無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルのチャネル状態情報を計算するように構成される。
チャネル状態情報は、特定の時間範囲内のチャネル上のデータ送信のフレーム誤り率を示すために使用される。
無線アクセスポイントデバイスは、モバイル電話、タブレットコンピュータ、または無線ルータのようなホットスポットとして機能することができるデバイスを含むが、これらに限定されないことに留意するべきである。
電力調整モジュール12は、情報取得モジュール11によって取得されたチャネル状態情報と予め取得された基準チャネル状態情報とを比較し、比較の結果に従って、無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力を調整するように構成される。
任意選択の実施形態では、無線アクセスポイントデバイス、例えばモバイル電話がホットスポットとして機能するとき、情報取得モジュール11は、特定の時間範囲内の無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルのチャネル状態情報を取得し、例えば、無線アクセスポイントデバイスに対応するダウンリンクの状態に対応するフレーム誤り率を計算してもよく、電力決定モジュール12は、情報取得モジュール11によって取得されたチャネル状態情報と予め取得された基準チャネル状態情報とを比較し、これによって、無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力は、比較の結果に従って調整され、データをステーションデバイスに送信するための送信電力が決定される。フレーム誤り率は、無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のデータ送信の過程でデータを送信できない確率を示すために使用されるパラメータであり、ステーションデバイスは、モバイル電話またはタブレットコンピュータのような端末デバイスでもよい。
具体的には、電力調整モジュール12が計算により取得されたチャネル状態情報と予め取得された基準チャネル状態情報とを比較し、比較の結果に従って、現在使用されている送信電力を調整するときに、チャネル状態情報が基準チャネル状態情報よりも優れており、チャネル状態が比較的良好な場合、すなわち、取得されたフレーム誤り率が比較的低い場合に、電力調整モジュール12は、無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力を低減してもよく、チャネル状態情報が基準チャネル状態情報よりも優れておらず、チャネル状態が比較的悪い、すなわち、取得されたフレーム誤り率が比較的高い場合、電力調整モジュール12は、現在使用されている送信電力を増加させ、これによって、無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルの状態に従ってデータ送信電力に対するリアルタイム調整を実現し、不要な電力オーバーヘッドを低減する。
メッセージ送信モジュール13は、電力調整モジュール12による調整後の送信電力を使用することによって、データを搬送するメッセージをステーションデバイスに送信するように構成される。
具体的には、電力調整モジュール12が取得されたチャネル状態情報に従って現在使用されている送信電力を調整した後、メッセージ送信モジュール13は、調整によって決定された送信電力に従ってメッセージをステーションデバイスに送信してもよい。
さらに、任意の実施形態では、情報取得モジュール11は、
チャネル上で無線アクセスポイントデバイスによって送信されたメッセージフレームに応答してステーションデバイスによって返信された肯定応答ACKフレームを受信するように構成された受信ユニット111であり、
任意選択の実施形態では、メッセージフレームをステーションデバイスに送信した後、受信ユニット111は、メッセージフレームについてのステーションの応答状態を監視し、メッセージフレームに応答して返信された肯定応答ACKフレームに関する情報を受信してもよい受信ユニット111と、
特定の時間範囲内にチャネル上で無線アクセスポイントデバイスによってステーションデバイスに送信されたメッセージフレームの量と、特定の時間範囲内に受信ユニット111によって受信された肯定応答ACKフレームの量とに従って、特定の時間範囲内のチャネルのフレーム誤り率を計算するように構成された計算ユニット112と、
チャネルのチャネル状態情報としてフレーム誤り率を使用するように構成された情報決定ユニット113と、を含む。
具体的には、計算ユニット112は、受信されたACKフレームに関する情報に従った統計収集によって、無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のデータ送信の過程でデータを送信できない確率を記録するために使用されるフレーム誤り率を取得してもよく、情報決定ユニット113は、フレーム誤り率に従って無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルの状態情報を決定し、チャネル状態情報に従ってデータ送信電力を更に決定してもよい。具体的には、メッセージフレームをステーションデバイスに送信するとき、受信ユニット111は、メッセージフレームに関する送信情報、例えば、送信されたメッセージフレームの量を記録し、メッセージフレームに応答してステーションデバイスによってフィードバックされたACKフレームを受信してもよく、計算ユニット112は、特定の時間範囲、例えば5分内に送信されたメッセージフレームの量と、無線アクセスポイントデバイスによって受信されたACKフレームの量とに従って、無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルに対応するフレーム誤り率を取得し、情報決定ユニット113は、フレーム誤り率をチャネル状態情報として決定してもよい。
任意の実施形態では、電力調整モジュール12は、具体的には、
情報取得モジュール11によって取得されたチャネル状態情報と予め取得された基準チャネル状態情報とを比較するように構成された比較ユニットと、
予め取得された調整マッピング関係に従って、無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力において、比較の結果に対応する調整動作を実行するように構成された調整ユニット122と、を含んでもよい。
調整マッピング関係は、比較結果と調整動作との間の予め取得されたマッピング関係である。
さらに、任意選択で、予め取得された基準チャネル状態情報は、フレーム誤り率閾値を含み、調整ユニット122は、具体的には、
比較の結果が、フレーム誤り率がフレーム誤り率閾値よりも小さいものである場合、データを搬送するメッセージをステーションデバイスに送信するための送信電力を、予め設定された電力値だけ現在使用されている送信電力よりも小さい送信電力に調整するように構成される。
さらに、任意選択で、調整ユニット122は、さらに、
比較の結果が、フレーム誤り率がフレーム誤り率閾値よりも大きいものである場合、データを搬送するメッセージをステーションデバイスに送信するための送信電力を、予め設定された電力値だけ現在使用されている送信電力よりも大きい送信電力に調整するように構成されてもよい。
さらに、電力調整モジュール12は、フレーム誤り率がフレーム誤り率閾値と等しい場合、無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力を、メッセージをステーションデバイスに送信するための送信電力として決定するように更に構成される。
具体的な実施形態では、電力調整のための最小尺度、すなわち予め設定された電力値は予め設定されてもよい。情報取得モジュール11が計算によりフレーム誤り率を取得し、電力調整モジュール12が、フレーム誤り率がフレーム誤り率閾値よりも小さいか或いは大きいことを検出した場合、すなわち、無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力が調整される必要がある場合、メッセージ送信モジュール13がメッセージを成功して送信するまで、例えば、メッセージが成功して送信されたことをステーションデバイスが確認したときに返信されるACKフレームが受信されるまで、送信電力を増加または減少させるために、予め設定された電力値は、現在の送信電力に連続的に加算されてもよく、或いはそれから減算されてもよい。例えば、情報取得モジュール11によって取得されたフレーム誤り率が予め設定されたフレーム誤り率閾値よりも高い場合、すなわち、無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルの状態が比較的悪い場合、電力決定モジュール12は、予め設定された電力値に従ってメッセージをステーションデバイスに送信するための送信電力を調整してもよい。例えば、送信電力は、まず1つの予め設定された電力値だけ増加し、メッセージ送信モジュール13は、調整後の送信電力を使用することによってメッセージを送信し、メッセージに応答してステーションデバイスによって返信されるACKフレームが受信されない場合、すなわち、データの送信が失敗した場合、電力決定モジュール12は、メッセージが成功して送信されるまで、メッセージが送信される前に1つの予め設定された電力値だけ送信電力を更に増加させる。
さらに、無線アクセスポイントデバイスのために最大送信電力および最小送信電力が更に設定されてもよい。電力決定モジュール12が無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力を調整するとき、調整後の送信電力が最大送信電力よりも大きい場合、電力決定モジュール12は、データをステーションデバイスに送信するための送信電力として最大送信電力を決定してもよく、或いは、調整後の送信電力が最小送信電力よりも小さい場合、電力決定モジュール12は、データをステーションデバイスに送信するための送信電力として最小送信電力を決定してもよく、これによって、電力決定モジュール12によって決定される送信電力は、常に最大送信電力と最小送信電力との間に入る。固定の送信電力値は、最大送信電力と最小送信電力との間の中間値、または最大送信電力と最小送信電力との間の任意の値でもよく、本開示のこの実施形態では限定されない。
本開示のこの実施形態の実現の間に、無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のダウンリンクの状態に対応するフレーム誤り率が取得されてもよく、フレーム誤り率が比較的高い場合、データをステーションデバイスに送信するための送信電力が増加し、フレーム誤り率が比較的低い場合、データをステーションデバイスに送信するための送信電力が減少し、これによって、無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力を調整し、調整後の送信電力に基づいてデータをステーションデバイスに送信し、これによって、無線アクセスポイントデバイスは、無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルの状態に従ってリアルタイムにデータ送信電力を調整することができ、不要な電力オーバーヘッドおよびエネルギーの浪費を回避する。
さらに、図5を参照すると、図5は、本開示の実施形態による無線アクセスポイントデバイスの概略構成図である。本開示のこの実施形態における無線アクセスポイントデバイスは、受信機300と、送信機400と、メモリ200と、プロセッサ100とを含む。メモリ200は、高速RAMメモリでもよく、或いは少なくとも1つの磁気ディスク記憶装置のような不揮発性メモリでもよい。メモリ200は、コンピュータ記憶媒体として、対応するアプリケーションプログラム等を記憶する。データ接続は、受信機300、送信機400、メモリ200、およびプロセッサ100の間で、バスを使用して、或いは他の方式で実行されてもよい。この実施形態では、バス接続を使用することによって説明が提供される。具体的には、本開示のこの実施形態における無線アクセスポイントデバイスについて、図4および図5に対応する実施形態における送信電力決定装置の関係する説明を参照する。
プロセッサ100は、以下のステップ、すなわち、
特定の時間範囲内のステーションデバイスへのチャネルのチャネル状態情報を計算するステップであり、チャネル状態情報は、特定の時間範囲内のチャネル上のデータ送信のフレーム誤り率を示すために使用されるステップと、
チャネル状態情報と予め取得された基準チャネル状態情報とを比較し、比較の結果に従って、現在使用されている送信電力を調整するステップと、
調整後の送信電力を使用することによって、送信機400に基づいて、データを搬送するメッセージをステーションデバイスに送信するステップと、を実行する。
任意選択の実施形態において、特定の時間範囲内のステーションデバイスへのチャネルのチャネル状態情報を計算するステップを実行する場合、プロセッサ100は、具体的には以下のステップ、すなわち、
受信機300を使用することによって、チャネル上で送信されたメッセージフレームに応答してステーションデバイスによって返信された肯定応答ACKフレームを受信するステップと、
特定の時間範囲内にチャネル上でステーションデバイスに送信されたメッセージフレームの量と、特定の時間範囲内に受信された肯定応答ACKフレームの量とに従って、特定の時間範囲内のチャネルのフレーム誤り率を計算するステップと、
チャネルのチャネル状態情報としてフレーム誤り率を使用するステップと、を実行する。
任意の実施形態では、比較の結果に従って現在使用されている送信電力を調整するステップを実行する場合、プロセッサ100は、具体的には以下のステップ、すなわち、
予め取得された調整マッピング関係に従って、現在使用されている送信電力において、比較の結果に対応する調整動作を実行するステップであり、調整マッピング関係は、比較結果と調整動作との間の予め取得されたマッピング関係であるステップを実行する。
任意の実施形態では、予め取得された基準チャネル状態情報は、フレーム誤り率閾値を含み、予め取得された調整マッピング関係に従って、現在使用されている送信電力において、比較の結果に対応する調整動作を実行するステップを実行する場合、プロセッサ100は、具体的には以下のステップ、すなわち、
比較の結果が、フレーム誤り率がフレーム誤り率閾値よりも小さいものである場合、データを搬送するメッセージをステーションデバイスに送信するための送信電力を、予め設定された電力値だけ現在使用されている送信電力よりも小さい送信電力に調整するステップを実行する。
任意の実施形態では、予め取得された基準チャネル状態情報は、フレーム誤り率閾値を含み、予め取得された調整マッピング関係に従って、現在使用されている送信電力において、比較の結果に対応する調整動作を実行するステップを実行する場合、プロセッサ100は、具体的には以下のステップ、すなわち、
比較の結果が、フレーム誤り率がフレーム誤り率閾値よりも小さいものである場合、データを搬送するメッセージをステーションデバイスに送信するための送信電力を、予め設定された電力値だけ現在使用されている送信電力よりも小さい送信電力に調整するステップを実行する。
本開示のこの実施形態の実現の間に、無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルの状態情報が取得されてもよく、チャネル状態情報が予め取得された基準チャネル状態情報と比較される。したがって、無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力が比較の結果に従って調整され、チャネル状態情報に対応する送信電力が決定され、メッセージが調整後の送信電力に基づいてステーションデバイスに送信される。このように、メッセージを送信するための送信電力は、無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルの状態に従って調整され得る。したがって、不要な電力オーバーヘッドおよびエネルギーの浪費が回避される。
上述の実施形態では、各実施形態の説明がそれぞれの焦点を有する。実施形態において詳細に記載されていない部分については、他の実施形態における関係する説明に参照が行われてもよい。
本開示で提供されるいくつかの実施形態において、開示される装置および方法は、他の方式で実現され得ることが理解されるべきである。例えば、記載の装置の実施形態は単なる例示である。例えば、ユニット分割は単に論理的な機能分割であり、実際の実現では他の分割でもよい。例えば、複数のユニットまたは構成要素は、他のシステムに結合または統合されてもよく、或いはいくつかの機能は無視されてもよく、或いは実行されなくてもよい。さらに、表示されたまたは議論された相互結合もしくは直接結合または通信接続は、いくつかのインターフェースを使用することによって実現されてもよい。装置またはユニットの間の間接結合または通信接続は、電子的、機械的または他の形式で実現されてもよい。
別々の部分として記載されたユニットは、物理的に分離していても或いは分離していなくてもよく、ユニットとして表示された部分は、物理ユニットでもよく物理ユニットでなくてもよく、1つの位置にあってもよく、或いは複数のネットワークユニットに分散されてもよい。ユニットの一部または全部は、実施形態の解決策の目的を達成するために実際のニーズに応じて選択されてもよい。
さらに、本開示の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、或いはユニットのそれぞれが物理的に単独で存在してもよく、或いは2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。統合されたユニットは、ハードウェアの形式で実現されてもよく、或いはソフトウェア機能ユニットに加えてハードウェアの形式で実現されてもよい。
前述の統合されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形式で実現される場合、統合されたユニットはコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。ソフトウェア機能ユニットは、記憶媒体に記憶され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイスなどでもよい)またはプロセッサに、本開示の実施形態に記載の方法のステップのいくつかを実行するように命令するための複数の命令を含む。上記の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、取り外し可能ハードディスク、リードオンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク、光ディスクのようなプログラムコードを記憶することができるいずれかの媒体を含む。
便利かつ簡単な説明の目的で、前述の機能モジュールの分割は例示のための例として受け取られることは、当業者によって明確に理解され得る。実際の用途では、前述の機能は異なる機能モジュールに割り当てられ、要件に従って実現されることができ、すなわち、装置の内部構造は、前述の機能の全部または一部を実現するために異なる機能モジュールに分割される。前述の装置の詳細な動作処理については、前述の方法の実施形態における対応する処理に参照が行われてもよく、詳細はここで再び説明されない。
最後に、前述の実施形態は、単に本開示の技術的解決策を説明することを意図するものに過ぎず、本開示を限定することを意図するものではないことに留意すべきである。本開示は、前述の実施形態を参照して詳細に説明されているが、当業者は、本開示の実施形態の技術的解決策の範囲から逸脱することなく、前述の実施形態に記載された技術的解決策を依然として変更してもよく、或いはその技術的特徴の一部または全部に等価置換を行ってもよいことを理解するべきである。

Claims (15)

  1. 送信電力調整方法であって、
    ホットスポットとして機能することができる無線アクセスポイントデバイスによって、特定の時間範囲内の前記無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルのチャネル状態情報を計算するステップであり、前記チャネル状態情報は、前記特定の時間範囲内の前記チャネル上のデータ送信のフレーム誤り率を示すために使用されるステップと、
    前記無線アクセスポイントデバイスによって、前記無線アクセスポイントデバイスと最も悪いチャネル状態を有する前記ステーションデバイスとの間の前記チャネルの前記チャネル状態情報と予め取得された基準チャネル状態情報とを比較し、前記比較の結果に従って、前記無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力を調整するステップと、
    前記無線アクセスポイントデバイスによって、前記調整後の送信電力を使用することによって、データを搬送するメッセージを前記ステーションデバイスに送信するステップと、を含む方法。
  2. 前記無線アクセスポイントデバイスによって、特定の時間範囲内の前記無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルのチャネル状態情報を計算するステップは、
    前記無線アクセスポイントデバイスによって、前記チャネル上で前記無線アクセスポイントデバイスによって送信されたメッセージフレームに応答して前記ステーションデバイスによって返信された肯定応答(ACK)フレームを受信するステップと、
    前記無線アクセスポイントデバイスによって、前記特定の時間範囲内に前記チャネル上で前記無線アクセスポイントデバイスによって前記ステーションデバイスに送信されたメッセージフレームの量と、前記特定の時間範囲内に受信された肯定応答ACKフレームの量とに従って、前記特定の時間範囲内の前記チャネルの前記フレーム誤り率を計算するステップと、
    前記無線アクセスポイントデバイスによって、前記チャネルの前記チャネル状態情報として前記フレーム誤り率を使用するステップとを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記無線アクセスポイントデバイスによって、前記比較の結果に従って、前記無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力を調整するステップは、
    前記無線アクセスポイントデバイスによって、予め取得された調整マッピング関係に従って、前記無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている前記送信電力において、前記比較の前記結果に対応する調整動作を実行するステップであり、前記調整マッピング関係は、比較結果と調整動作との間の予め取得されたマッピング関係であるステップを含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記予め取得された基準チャネル状態情報は、フレーム誤り率閾値を含み、前記無線アクセスポイントデバイスによって、予め取得された調整マッピング関係に従って、前記無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている前記送信電力において、前記比較の前記結果に対応する調整動作を実行するステップは、
    前記比較の前記結果が、前記フレーム誤り率が前記フレーム誤り率閾値よりも小さいものである場合、前記無線アクセスポイントデバイスによって、データを搬送する前記メッセージを前記ステーションデバイスに送信するための前記送信電力を、予め設定された電力値だけ前記現在使用されている送信電力よりも小さい送信電力に調整するステップを含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記予め取得された基準チャネル状態情報は、フレーム誤り率閾値を含み、前記無線アクセスポイントデバイスによって、予め取得された調整マッピング関係に従って、前記無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている前記送信電力において、前記比較の前記結果に対応する調整動作を実行するステップは、
    前記比較の前記結果が、前記フレーム誤り率が前記フレーム誤り率閾値よりも大きいものである場合、前記無線アクセスポイントデバイスによって、データを搬送する前記メッセージを前記ステーションデバイスに送信するための前記送信電力を、予め設定された電力値だけ前記現在使用されている送信電力よりも大きい送信電力に調整するステップを含む、請求項3に記載の方法。
  6. 送信電力決定装置であり、ホットスポットとして機能することができる無線アクセスポイントデバイスに配置される装置であって、
    特定の時間範囲内の前記無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルのチャネル状態情報を計算するように構成された情報取得モジュールあり、前記チャネル状態情報は、前記特定の時間範囲内の前記チャネル上のデータ送信のフレーム誤り率を示すために使用される情報取得モジュールと、
    前記情報取得モジュールによって取得された、前記無線アクセスポイントデバイスと最も悪いチャネル状態を有する前記ステーションデバイスとの間の前記チャネルの前記チャネル状態情報と予め取得された基準チャネル状態情報とを比較し、前記比較の結果に従って、前記無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力を調整するように構成された電力調整モジュールと、
    前記電力調整モジュールによる前記調整後の送信電力を使用することによって、データを搬送するメッセージを前記ステーションデバイスに送信するように構成されたメッセージ送信モジュールと、を含む装置。
  7. 前記情報取得モジュールは、
    前記チャネル上で前記無線アクセスポイントデバイスによって送信されたメッセージフレームに応答して前記ステーションデバイスによって返信された肯定応答ACKフレームを受信するように構成された受信ユニットと、
    前記特定の時間範囲内に前記チャネル上で前記無線アクセスポイントデバイスによって前記ステーションデバイスに送信されたメッセージフレームの量と、前記特定の時間範囲内に前記受信ユニットによって受信された肯定応答(ACK)フレームの量とに従って、前記特定の時間範囲内の前記チャネルの前記フレーム誤り率を計算するように構成された計算ユニットと、
    前記チャネルの前記チャネル状態情報として前記フレーム誤り率を使用するように構成された情報決定ユニットと、を含む、請求項6に記載の装置。
  8. 前記電力調整モジュールは、
    前記情報取得モジュールによって取得された前記チャネル状態情報と前記予め取得された基準チャネル状態情報とを比較するように構成された比較ユニットと、
    予め取得された調整マッピング関係に従って、前記無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている前記送信電力において、前記比較の前記結果に対応する調整動作を実行するように構成された調整ユニットであり、前記調整マッピング関係は、比較結果と調整動作との間の予め取得されたマッピング関係である調整ユニットと、を含む、請求項6または7に記載の装置。
  9. 前記予め取得された基準チャネル状態情報は、フレーム誤り率閾値を含み、前記調整ユニットは、
    前記比較の前記結果が、前記フレーム誤り率が前記フレーム誤り率閾値よりも小さいものである場合、データを搬送する前記メッセージを前記ステーションデバイスに送信するための前記送信電力を、予め設定された電力値だけ前記現在使用されている送信電力よりも小さい送信電力に調整するように構成される、請求項8に記載の装置。
  10. 前記予め取得された基準チャネル状態情報は、フレーム誤り率閾値を含み、前記調整ユニットは、
    前記比較の前記結果が、前記フレーム誤り率が前記フレーム誤り率閾値よりも大きいものである場合、データを搬送する前記メッセージを前記ステーションデバイスに送信するための前記送信電力を、予め設定された電力値だけ前記現在使用されている送信電力よりも大きい送信電力に調整するように構成される、請求項8に記載の装置。
  11. 受信機と、送信機と、プロセッサとを含む、ホットスポットとして機能することができる無線アクセスポイントデバイスであって、
    前記プロセッサは、
    特定の時間範囲内の前記無線アクセスポイントデバイスとステーションデバイスとの間のチャネルのチャネル状態情報を計算し、前記チャネル状態情報は、前記特定の時間範囲内の前記チャネル上のデータ送信のフレーム誤り率を示すために使用され、
    前記無線アクセスポイントデバイスと最も悪いチャネル状態を有する前記ステーションデバイスとの間の前記チャネルの前記チャネル状態情報と予め取得された基準チャネル状態情報とを比較し、前記比較の結果に従って、前記無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている送信電力を調整するように構成され、
    前記送信機は、
    前記調整後の送信電力を使用することによって、データを搬送するメッセージを前記ステーションデバイスに送信するように構成される無線アクセスポイントデバイス。
  12. 前記受信機は、
    前記チャネル上で前記無線アクセスポイントデバイスによって送信されたメッセージフレームに応答して前記ステーションデバイスによって返信された肯定応答(ACK)フレームを受信するように構成され、
    前記プロセッサは、
    前記特定の時間範囲内に前記チャネル上で前記無線アクセスポイントデバイスによって前記ステーションデバイスに送信されたメッセージフレームの量と、前記特定の時間範囲内に前記受信機によって受信された肯定応答ACKフレームの量とに従って、前記特定の時間範囲内の前記チャネルの前記フレーム誤り率を計算し、
    前記チャネルの前記チャネル状態情報として前記フレーム誤り率を使用するように構成される、請求項11に記載の無線アクセスポイントデバイス。
  13. 前記プロセッサは、
    前記チャネル状態情報と前記予め取得された基準チャネル状態情報とを比較し、
    予め取得された調整マッピング関係に従って、前記無線アクセスポイントデバイスによって現在使用されている前記送信電力において、前記比較の前記結果に対応する調整動作を実行するように構成され、前記調整マッピング関係は、比較結果と調整動作との間の予め取得されたマッピング関係である、請求項11に記載の無線アクセスポイントデバイス。
  14. 前記予め取得された基準チャネル状態情報は、フレーム誤り率閾値を含み、前記プロセッサは、
    前記比較の前記結果が、前記フレーム誤り率が前記フレーム誤り率閾値よりも小さいものである場合、データを搬送する前記メッセージを前記ステーションデバイスに送信するための前記送信電力を、予め設定された電力値だけ前記現在使用されている送信電力よりも小さい送信電力に調整するように構成される、請求項13に記載の無線アクセスポイントデバイス。
  15. 前記予め取得された基準チャネル状態情報は、フレーム誤り率閾値を含み、前記プロセッサは、
    前記比較の前記結果が、前記フレーム誤り率が前記フレーム誤り率閾値よりも大きいものである場合、データを搬送する前記メッセージを前記ステーションデバイスに送信するための前記送信電力を、予め設定された電力値だけ前記現在使用されている送信電力よりも大きい送信電力に調整するように構成される、請求項13に記載の無線アクセスポイントデバイス。
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