JP6508841B2 - 形状記憶型ヘアトリートメント方法 - Google Patents

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本発明は理美容院で使用するストレートヘアや、ボリュームアップアンドダウン形状を長時間維持させることが可能な形状記憶型ヘアトリートメント方法に関する。
従来、毛髪をストレートヘアに維持する手段としては、特表2011−518636号公報(特許文献1参照)に記載されたようなL−システイン及びL−アセチルシステインから構成される還元剤を使用することが一般的であり、毛髪剤の粘度調節のために少量のグアーガム或いはセルロースがさらに含まれている。
しかしながら、チオグリコール酸アンモニウムや前記L−システイン及びL−アセチルシステイン等の還元剤は髪に与えるダメージが非常に大きく、そのため還元採用の弱い材料を使用するとパーマ作用が弱くなってしまうという欠点があった。
特表2011−518636号公報
本発明者はチオグリコール酸アンモニウムや前記L−システイン及びL−アセチルシステイン等の還元剤を使用しないようにして髪に与えるダメージが少なく、かつしっかりしたパーマ作用を得ることができる素材について鋭意研究した。その結果、セルロースをミネラルを豊富に含む水と混合した分散液を用いて髪を処理することにより、髪に与えるダメージが少なく、かつしっかりしたパーマ作用を得ることができることを見出したのである。
そこで使用される覚醒ミネラルとは、自然の力だけで時間をかけ熟成し規則的に動き、活動力・結合力が強いミネラルである。
この覚醒ミネラルを含む水溶液とは、高エネルギーを保持できるため、弱った生体(・細胞など)に働きかけ元気にしてい力を持っていると推定されている。
以上のようにこの発明は、セルロースをミネラルを豊富に含む水と混合した分散液を用いて髪を処理することにより、髪に与えるダメージが少なく、かつしっかりしたパーマ作用を得ることができるようにした形状記憶型ヘアトリートメント方法を提供することを目的とする。
すなわちこの発明の形状記憶型ヘアトリートメント方法は、セルロースと覚醒ミネラルを豊富に含む水とを混合した分散液を用いて髪を処理し、完全乾燥した髪に180℃から220℃のアイロンを20分以内で当てるようにしたことを特徴とするものである。
この発明の形状記憶型ヘアトリートメント方法において、前記セルロースが、天然セルロースであることをも特徴とするものである。
この発明の形状記憶型ヘアトリートメント方法において、前記覚醒ミネラルを豊富に含む水が、pH7.0〜7.8の弱アルカリ性であり、水平板の上に広げた状態で加熱した場合に細かい滴状に分散する性質を備えるものであることをも特徴とするものである。
本発明者は従来例の前記欠点を解消し、チオグリコール酸アンモニウムや前記L−システイン及びL−アセチルシステイン等の還元剤を使用した場合には髪に与えるダメージが非常に大きいため、前記還元剤を使用しないでしっかりしたパーマ作用を得ることができる素材について鋭意研究してきた。
その結果、セルロースをミネラルを豊富に含む水と混合した分散液を用いて髪を処理し、完全乾燥した髪に180℃から220℃のアイロンを20分以内の時間で当てることにより、髪に与えるダメージが少なく、かつしっかりしたパーマ作用を得ることができる形状記憶型ヘアトリートメント方法を提供することが可能となった。
特に、セルロースをミネラルを豊富に含む水と混合した分散液に配合して加熱することによりセルロースを分解し、そのセルロースによってラッピング効果が発揮され、不純物・汚れをシャットアウトすることができる。
また、分解したセルロースが毛髪の表面を網状に被覆するため有刺鉄線のように芯ができ、やせた毛髪が自立して増毛したようなボリュームアップ効果がある。特にくせ毛にセルロースコートすることにより、まっすぐの状態が維持されて張りがあり、縮毛矯正が不要で長期間にわたって形態を維持できる、いわゆる形状記憶作用を期待することができる。
本発明における形状記憶型ヘアトリートメント方法のフローチャートである。 本発明の形状記憶型ヘアトリートメント方法のメカニズムを示す概略図である。 本発明の形状記憶型ヘアトリートメント方法による分解されたセルロースで被覆された毛髪を示す概略図である。 (a)は従来のヘアトリートメントにおける毛髪の挙動を示す概略図、(b)は本発明の形状記憶型ヘアトリートメント方法を適用した毛髪の状況を示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明における形状記憶型ヘアトリートメント方法のフローチャートである。
すなわちこの発明の形状記憶型ヘアトリートメント方法においては、あらかじめセルロースとミネラルを豊富に含む水とを準備する。
前記セルロースとしては、天然セルロースを好適に使用することができる。このセルロース(cellulose)とは、多数のβ−グルコース分子がグリコシド結合により直鎖状に重合した天然の高分子化合物の一種で、植物の細胞壁及び繊維の主成分である。植物はすべてセルロースを主構成成分として含んでおり、地球上でもっとも多く存在する炭水化物であり、天然の高分子物質で、水や熱水に溶けず、人間は消化分解することができない。
次に、前記ミネラルを豊富に含む水としては、pH7.0〜7.8の弱アルカリ性であり、水平板の上に広げた状態で加熱した場合に細かい滴状に分散する性質を備えるものを使用する。
ちなみに、pH7.0〜7.8の弱アルカリ性であり、水平板の上に広げた状態で加熱した場合に細かい滴状に分散する性質を備える前記ミネラルを豊富に含む水としては、QCP水(QCPは本件出願人の登録商標である)を挙げることができる
そして、前記セルロースとミネラルを豊富に含む水とを混合した分散液を用いて髪を処理し、完全乾燥した髪に180℃から220℃のアイロンを20分以内で当てて熱処理すると、図2に示すようにセルロース11はQCP12の存在と熱処理によって細分化される。
このように細分化されたセルロース11aは図3に示すようにキューティクル21の内部に浸透して、細かい金網状の繊維シールドブロック22を形成する。
その上で、図4(a)に示すように細毛や薄毛で毛根31や頭皮の地肌32も弱り、ペシャンコだった状態の毛髪が、図4(b)に示すようにセルロースコート33でキューティクル21の内側、外側から毛髪34を支えることになり、毛髪34や頭皮の地肌32が生き生きとしてくるのが分かるのである。
この発明の形状記憶型ヘアトリートメント方法においては、前記天然セルロースと、前記pH7.0〜7.8の弱アルカリ性であり、水平板の上に広げた状態で加熱した場合に細かい滴状に分散する性質を備えたミネラルを豊富に含む水とを混合した分散液を用いて髪に塗布ないし浸漬処理する。もちろん塗布による処理は、ブラシによる塗布やスプレイ式等の手段で行うことができる。
次に、前記天然セルロースと前記pH7.0〜7.8の弱アルカリ性であり、水平板の上に広げた状態で加熱した場合に細かい滴状に分散する性質を備えたミネラルを豊富に含む水とを混合した分散液を塗布ないし浸漬処理した髪に約200℃のアイロンを押し当て、約5〜20分間アイロン掛けする。
こうすることによって、縮毛を確実にストレートヘアにかえるようパーマ処理することができ、そのストレートヘアは前記細分化された天然セルロースによって確実に固定される。
以上のように前記分散液を塗布あるいは浸漬処理したのちアイロン掛けによって熱処理された髪を、毎日行っている通りにドライヤで熱処理すれば、ストレートヘアへのトリートメントがより強く固定される。
このような毎日のドライヤによる髪の熱処理のみによって、ストレートヘアへのトリートメントがより強く固定されるという点がこの発明の形状記憶型ヘアトリートメント方法の非常に有意義なメリットである。
[実施例]
実施例1,2、比較例1の混合液の処方、アイロンならびにドライヤによる処理による効果は次の表1の通りである。

Figure 0006508841
本発明の形状記憶型ヘアトリートメント方法は、特にセルロースをミネラルを豊富に含む水と混合した分散液に配合してセルロースを分解し、そのセルロースによってラッピング効果が発揮され、不純物・汚れをシャットアウトすることができようにしたものである。
また、分解したセルロースが毛髪の表面を網状に被覆するため有刺鉄線のように芯ができ、やせた毛髪が自立して増毛したようなボリュームアップ効果がある。特にくせ毛にセルロースコートすることにより、まっすぐの状態が維持されて張りがあり、植毛矯正が不要で長期間にわたって形態を維持できる、いわゆる形状記憶作用を期待することができる。
もちろん、傷んだキューティクルの補修やその他の用途に使用することができるのは言うまでもない。
11 セルロース
11a 細分化されたセルロース
12 QCP
21 キューティクル
22 繊維シールドブロック
31 毛根
32 地肌
33 セルロースコート
34 毛髪

Claims (2)

  1. 天然セルロース(セルロース誘導体を含まない)とミネラルを豊富に含む水とを混合した分散液を用いて髪を処理し、完全乾燥した髪に180℃から220℃のアイロンを20分以内で当てるようにしたことを特徴とする形状記憶型ヘアトリートメント方法であって、
    前記ミネラルを豊富に含む水は、前記ヘアトリートメント方法により、前記天然セルロースを細分化するものである、前記形状記憶型ヘアトリートメント方法。
  2. 前記ミネラルを豊富に含む水が、pH7.0〜7.8の弱アルカリ性であり、水平板の上に広げた状態で加熱した場合に細かい滴状に分散する性質を備えるものであることを特徴とする請求項1に記載の形状記憶型ヘアトリートメント方法。
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