JP6507904B2 - ケーブル配線プログラム、ケーブル配線方法、および情報処理装置 - Google Patents

ケーブル配線プログラム、ケーブル配線方法、および情報処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、ケーブル配線プログラム、ケーブル配線方法、および情報処理装置に関する。
従来、ラックにサーバを搭載する際には、長さが3[m]などのように予め決められたケーブルによってサーバのコネクタ間を接続する。近年、ケーブルの長さなどは利用者によって指定可能となったため、例えば、利用者がケーブルやケーブルの長さを選定する。従来、例えば、利用者は、2次元のシミュレーション空間によって模擬されたラックに設けられるサーバなどの製品間の距離を指標としてケーブルの長さを決定する。また、3次元のシミュレーション空間によって模擬する場合、利用者が、CAD(Computer Aided Design)を用いて手作業によりケーブルのルートを作成する。
また、従来、例えば、配置物などが多い化学プラントや発電プラントに敷設されるケーブルの最適ルートを設計し、ケーブル長を算出する技術が公知である(例えば、以下特許文献1参照。)。発電プラントは、例えば、火力、原子力、水力などが挙げられる。
また、従来、例えば、プリント板などのハーネス設計において、配線経路として設定できない箇所を避けて、2つの端点間のハーネス配線経路や長さを自動的に生成する技術が公知である(例えば、以下特許文献2参照。)。
特開2007−52495号公報 特開2009−176616号公報
しかしながら、利用者が、CADを用いて手作業により3次元のシミュレーション空間において入力コネクタから出力コネクタまでのケーブルの経路を作成する場合、経験や習熟度などによって作業に手間や時間がかかる。そのため、経験や習熟度の低い利用者が、3次元によってケーブルの経路を確認することができないという問題点がある。
1つの側面では、本発明は、入力コネクタから出力コネクタまでのケーブルの経路を3次元で表示できるケーブル配線プログラム、ケーブル配線方法、および情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面によれば、互いに直交する3軸の座標系が定義されたシミュレーション空間において、模擬されたラックが有し前記3軸のうちの高さ方向の軸に平行な複数の支柱によって囲まれた領域に設けられる第1製品の入力コネクタと、前記領域に設けられる第2製品の出力コネクタと、を接続するケーブルの経路を決定する場合に、前記ケーブルを配置可能な経路であり、前記複数の支柱のいずれかの支柱に隣接して平行な経路と、前記入力コネクタの前記高さ方向の軸の座標を含み、前記3軸のうちの奥行き方向の軸および横方向の軸の平面に平行な平面と、の交点に第1仮点を生成し、生成した前記第1仮点から前記領域内のうちの前記横方向の軸において前記ケーブルの所定の曲げ半径分離れた位置と、前記入力コネクタの前記横方向の軸の座標によって特定される位置と、の間のいずれかの位置に第1点を生成し、生成した前記第1仮点から前記所定の曲げ半径分離れた前記ケーブルを配置可能な経路上の位置と、前記出力コネクタの前記奥行き方向の軸の座標によって特定される前記ケーブルを配置可能な経路上の位置と、の間のいずれかの位置に第2点を生成するケーブル配線プログラム、ケーブル配線方法、および情報処理装置が提案される。
本発明の一態様によれば、入力コネクタから出力コネクタまでのケーブルの経路を3次元で表示できる。
図1は、本発明にかかる情報処理装置による一動作例を示す説明図である。 図2は、2次元における電源ケーブル接続例を示す説明図である。 図3は、情報処理装置のハードウェア構成例を示す説明図である。 図4は、情報処理装置の機能的構成例を示すブロック図である。 図5は、入力側製品のライブラリ情報における入力コネクタの定義内容例を示す説明図である。 図6は、出力側製品のライブラリ情報における出力コネクタの定義内容例を示す説明図である。 図7は、CMAへの中継点の設定例を示す説明図である。 図8は、CMAの中継点ライブラリ情報例および中継点の定義内容例を示す説明図である。 図9は、ケーブルバスの定義内容およびケーブルバス定義情報例を示す説明図である。 図10は、電源ケーブル情報例を示す説明図である。 図11は、基本ルート例を示す説明図である。 図12は、始点および終点例を示す説明図である。 図13は、第1通過点例を示す説明図である。 図14は、第1仮点例を示す説明図である。 図15は、第2通過点と第3通過点例を示す説明図である。 図16は、6つの通過点とケーブル例を示す説明図である。 図17は、第3通過点と第4通過点とを補正する例を示す説明図である。 図18は、第2通過点の補正例を示す説明図である。 図19は、3次元表示例を示す説明図である。 図20は、情報処理装置によるケーブル配線処理手順例を示すフローチャートである。 図21は、図20で示した始点側の通過点の生成処理(ステップS2004)の詳細な説明を示すフローチャートである。 図22は、図20で示した終点側の通過点の生成処理(ステップS2006)の詳細な説明を示すフローチャートである。 図23は、図20で示したルートの補正処理(ステップS2007)の詳細な説明を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかるケーブル配線プログラム、ケーブル配線方法、および情報処理装置の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明にかかる情報処理装置による一動作例を示す説明図である。情報処理装置100は、ラックraに載せられた第1製品mg1の第1コネクタと、ラックraに載せられた第2製品mg2の第2コネクタと、を接続するケーブルcaの経路を決定し、決定したケーブルcaの経路を3次元によって表示するコンピュータである。ラックra、第1製品mg1、第2製品mg2などは、例えば、互いに直交する3軸の座標系が定義されたシミュレーション空間において模擬される。3軸は、奥行き方向のx軸と、横方向のy軸と、高さ方向のz軸と、である。本実施の形態では、第1製品mg1の第1コネクタとは、例えば、入力コネクタとも称し、第2製品mg2の第2コネクタとは、例えば、出力コネクタとも称する。
シミュレーション空間とは、コンピュータ上でシミュレーションされる仮想的な3次元空間である。具体的には、例えば、シミュレーション空間は、3次元CADによって情報処理装置100内に仮想的に設定された空間である。
第1製品mg1と第2製品mg2とは、例えば、異なる製品である。第1製品mg1は、ラックraが有する複数の支柱st1〜st4であって、z軸に平行な複数の支柱によって囲まれた領域arに設けられる。第2製品mg2は、領域arに、第1製品mg1と異なる位置に設けられる。図1の例では、複数の支柱st1〜st4は、4本である。3次元CADが、第1製品mg1、第2製品mg2、ラックraの各々についての各頂点、長さ、面、色などを示す情報を読み込むことによってシミュレーション空間上に配置することができる。
従来、ラックraに搭載することを前提とした製品の電源のケーブル長は3[m]などのように固定となっている場合が多かったが、近年ではケーブル長は選択できる。しかし、選定者が、ケーブルcaの配線作業などに詳しくない場合、適切なケーブル長を選定することは困難である。また、選定者は、手配の容易化のためやケーブル長にマージンを持たせるために、線長の長いケーブルcaを手配する可能性が高いため、実際のラックraの背面は、ケーブルcaの余長処理が行われるため、高密度に配線された状態となる可能性が高い。
また、ラックraの構築設計における機器間の接続図作成においては後述する図2に示すように線画で作成される。実際には、製品の奥行きにおける位置などによってケーブル長は変わるため、線画においてケーブル長は考慮されない。
また、従来、利用者が、CADを用いて手作業により3次元のシミュレーション空間において入力コネクタから出力コネクタまでのケーブルcaのルートを作成する場合、経験や習熟度などによって作業に手間や時間がかかる。そのため、経験や習熟度の低い利用者が3次元においてケーブルcaの経路を確認することができない。また、経験や習熟度を有する熟練者であっても、ケーブルの条件などを考慮して手作業によって行うのは、作業に時間がかかる。
本実施の形態では、情報処理装置100は、製品を載せるラックの支柱における該製品のコネクタの高さに生成した仮点から、ラック内側および支柱における所定の曲げ半径以上離れた位置にそれぞれケーブルcaの通過点を生成する。これにより、入力コネクタから出力コネクタまでの電源のケーブルcaの経路を3次元で表示できる。また、ケーブルcaを曲げた場合のケーブルcaの形状がケーブルcaの最小曲げ半径の条件を満たしつつ、ケーブルcaのルートの決定にかかる時間の短縮化を図ることができる。したがって、ケーブル長の選定を精度よく行うことができる。
まず、ケーブルcaの経路は、入力コネクタから出力コネクタまでのケーブルcaの経路であるため、情報処理装置100は、入力コネクタの位置に始点sを生成し、かつ出力コネクタの位置に終点eを生成する。
つぎに、情報処理装置100は、ケーブルcaを配置可能な経路rtと、入力コネクタのz軸の座標を含み、x軸およびy軸の平面に平行な平面と、の交点に第1仮点t1を生成する。ケーブルcaを配置可能な経路rtは、複数の支柱のいずれかの支柱に隣接して平行な経路である。経路rtは、例えば、ケーブルバスとも称する。
情報処理装置100は、第1仮点t1から、領域arのうちのy軸においてケーブルcaの所定の曲げ半径r分離れた位置と、入力コネクタのy軸の座標によって特定される位置との間のいずれかの位置に第1点を生成する。所定の曲げ半径rは、例えば、ケーブルcaの最小曲げ半径に基づく値であったり、推奨許容曲げ半径に基づく値である。最小曲げ半径は、ケーブルcaを曲げて使用する際に曲げても損傷しにくいケーブルcaの最小の半径であり、ケーブルcaの中心軸までの距離である。最小曲げ半径は、ケーブルcaの製造元などによって予め決められた値である。ケーブルcaの形状が最小曲げ半径よりも小さい半径となるようにケーブルcaを曲げて使用すると、ケーブルcaの寿命に影響し、比較的短時間でケーブルcaの破壊等の異常が発生する可能性が高い。そのため、曲げた際のケーブルcaの形状が最小曲げ半径を満たすことにより長期的にケーブルcaを使用することが可能となる。
ケーブルcaの形状が最小曲げ半径以上の半径となるようにケーブルを曲げた場合について、ケーブルcaの形状が最小曲げ半径を満たすとも称する。ケーブルcaの形状が最小曲げ半径よりも小さい半径となるようにケーブルを曲げた場合、ケーブルcaの形状が最小曲げ半径を満たさないとも称する。
推奨許容曲げ半径は、最小曲げ半径よりも条件を厳しくした値である。本実施の形態では、所定の曲げ半径rは、例えば、最小曲げ半径そのものとする。第1点は、例えば、ケーブルcaが通過する点であるため、第2通過点eg2とも称する。図1の例においては、y軸において所定の曲げ半径r分離れた位置は、第1仮点t1から、y軸のマイナス方向にケーブルcaの所定の曲げ半径r分離れた位置である。
情報処理装置100は、生成した第1仮点t1から、所定の曲げ半径r分離れた経路rt上の位置と、出力コネクタのx軸の座標によって特定される経路rt上の位置との間のいずれかの位置に第2点を生成する。第2点は、例えば、ケーブルcaが通過する点であるため、第3通過点eg3とも称する。
ケーブルcaが第1仮点t1を通過すると、曲げた際のケーブルcaの形状が最小曲げ半径を満たすことができない。そのため、上述したように、情報処理装置100が、第1仮点t1を基準にして、最小曲げ半径を満たすことができる位置に通過点を生成することによって、最小曲げ半径を満たすことができるようにケーブルcaのルートを決定することができる。第2通過点eg2と第3通過点eg3をケーブルcaが通過しても、第2通過点eg2と第3通過点eg3による円の半径は、最小曲げ半径となる。
これにより、入力コネクタから出力コネクタまでのケーブルcaのルートの作成の容易化を図ることができる。入力コネクタから出力コネクタまでのケーブルcaのルートを3次元で簡単に表示できる。そのため、利用者が直感的または視覚的にケーブルcaのルートを認識することができる。また、予め通過点の数を定めておくことにより、簡単にケーブルcaのルートを決定することができ、ケーブルcaのルートの決定にかかる時間の短縮化を図ることができる。また、ケーブルcaのルートを決定することによって、ケーブルcaの選定者は、より精度よくケーブル長を選定することができる。
図2は、2次元における電源ケーブル接続例を示す説明図である。2次元によって電源ケーブルcaの接続を表す場合、直線によってケーブルcaの接続が表示される。図2の左側の例では、1〜8と記載された各部が製品を示し、製品間に記載された線がケーブルを表す。1〜3と記載された部分が入力側の製品を示し、4〜8と記載された部分が出力側の製品を示す。このため、利用者は、例えば、2次元によってケーブルの接続を表す場合、ケーブルの接続関係を確認することができる。
また、利用者は、2次元によって電源のケーブルcaの接続を確認しつつ、ケーブルcaの種別などの電源ケーブル情報を確認することができる。ここでのケーブル長は、例えば、物理的な線長である。接続必要長は、例えば、最短のケーブルの長さである。引出必要長は、サーバをラックの外に引き出す場合のケーブルの長さである。
図2に示すように、2次元による入力コネクタから出力コネクタまでの線の長さは直線であるため、実際の線長を把握するのは困難である。本実施の形態により3次元によって表示することが可能となるため、3次元におけるケーブルのルートの線長を容易に得ることができる。
(情報処理装置100のハードウェア構成例)
図3は、情報処理装置のハードウェア構成例を示す説明図である。情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)301と、ROM(Read Only Memory)302と、を有する。情報処理装置100は、RAM(Random Access Memory)303と、ディスクドライブ304と、ディスク305と、を有する。情報処理装置100は、I/F(Inter/Face)306と、キーボード307と、マウス308と、ディスプレイ309と、を有する。また、CPU301と、ROM302と、RAM303と、ディスクドライブ304と、I/F306と、キーボード307と、マウス308と、ディスプレイ309とは、バス300によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU301は、情報処理装置100の全体の制御を司る。ROM302は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶する。RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される。ディスクドライブ304は、CPU301の制御にしたがってディスク305に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク305は、ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータを記憶する。ディスク305としては、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。
I/F306は、通信回線を通じてLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどのネットワーク310に接続され、このネットワーク310を介して他の装置に接続される。そして、I/F306は、ネットワーク310と内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F306には、例えばモデムやLANアダプタなどを採用することができる。
キーボード307やマウス308は、利用者の操作により、各種データの入力を行うインターフェースである。ディスプレイ309は、CPU301の指示により、データを出力するインターフェースである。
また、図示を省略するが、情報処理装置100には、カメラから画像や動画を取り込む入力装置やマイクから音声を取り込む入力装置が設けられてもよい。また、図示を省略するが、情報処理装置100には、プリンタなどの出力装置が設けられてもよい。
また、本実施の形態では、情報処理装置100のハードウェア構成として、パーソナル・コンピュータを例に挙げているが、これに限らず、サーバなどであってもよい。情報処理装置100がサーバである場合、情報処理装置100と利用者の操作可能な装置やディスプレイ309などがネットワーク310を介して接続されてもよい。
(情報処理装置100の機能的構成例)
図4は、情報処理装置の機能的構成例を示すブロック図である。情報処理装置100は、選択部401と、第1生成部402と、第2生成部403と、第3生成部404と、第4生成部405と、第5生成部406と、第1補正部407と、第2補正部408と、表示部409と、記憶部410と、を有する。選択部401から第2補正部408までの制御部の処理は、例えば、図3に示すCPU301がアクセス可能なROM302、RAM303、ディスク305などの記憶部410に記憶されたプログラムにコーディングされる。そして、CPU301が記憶部410から該プログラムを読み出して、プログラムにコーディングされる処理を実行する。これにより、制御部の処理が実現される。また、制御部の処理結果は、例えば、記憶部410に記憶される。
本実施の形態では、図1に示したように、x軸は奥行き方向の軸であり、y軸は横方向の軸であり、z軸は高さ方向の軸である。
図4に示す記憶部410は、例えば、入力側製品のライブラリ情報411と、出力側製品のライブラリ情報412と、を有する。また、記憶部410は、CMA(Cable Management Arm)の中継点ライブラリ情報413と、ケーブルバス定義情報414と、電源ケーブル情報415と、を有する。また、図示省略するが、記憶部410は、例えば、ラックraのサイズやラックraの位置などを示すラック情報なども有する。各情報は、ネットワーク310を介して情報処理装置100が取得してもよい。
図5は、入力側製品のライブラリ情報における入力コネクタの定義内容例を示す説明図である。入力側製品とは、例えば、第1製品mg1である。第1製品mg1の入力コネクタについてのライブラリ情報411は、例えば、コネクタ名、x座標、y座標、z座標、ベクトル、ケーブルバス1、ケーブルバス2、接続優先順のフィールドを有する。
コネクタ名のフィールドには、コネクタの識別名が設定される。x座標のフィールドには、製品原点からのx座標の値が設定される。製品原点は、例えば、シミュレーション空間に設定されたグローバルな原点であり、相対座標における原点である。
y座標のフィールドには、製品原点からのy座標の値が設定される。製品原点は、例えば、シミュレーション空間に設定されたグローバルな原点であり、相対座標における原点である。z座標のフィールドには、製品原点からのz座標の値が設定される。製品原点は、例えば、シミュレーション空間に設定されたグローバルな原点であり、相対座標における原点である。
ベクトルのフィールドには、ケーブルcaの向かう方向が設定される。ケーブルバス1のフィールドには、ラックraのサイドのz方向のケーブルcaのルートが設定される。具体的に、ケーブルバス1のフィールドには、例えば、「左」または「右」が設定される。ケーブルバス2のフィールドには、CMAがありの場合のラックraのサイドのz方向のケーブルcaのルートが設定される。CMAはオプションであって、CMAが「あり」または「なし」を利用者は選択可能である。具体的に、ケーブルバス2のフィールドには、例えば、「左」または「右」が設定される。接続優先順のフィールドには、製品内のコネクタ数が複数の場合、接続順が設定される。
図6は、出力側製品のライブラリ情報における出力コネクタの定義内容例を示す説明図である。出力側製品とは、例えば、第2製品mg2である。第2製品mg2の出力コネクタについてのライブラリ情報412は、例えば、コネクタ名、x座標、y座標、z座標、ベクトル、接続優先順のフィールドを有する。
コネクタ名のフィールドには、コネクタの識別名が設定される。x座標のフィールドには、製品原点からのx座標の値が設定される。製品原点は、例えば、シミュレーション空間に設定されたグローバルな原点であり、相対座標における原点である。
y座標のフィールドには、製品原点からのy座標の値が設定される。z座標のフィールドには、製品原点からのz座標の値が設定される。ベクトルのフィールドには、ケーブルの向かう方向が設定される。接続優先順のフィールドには、製品内のコネクタ数が複数の場合、接続順が設定される。
図7は、CMAへの中継点の設定例を示す説明図である。CMA700は、例えば、サーバの背面のケーブルcaを束ねる。中継点は、例えば、CMA700においてケーブルcaを中継させる点である。図7の例では、CMA700は、丸印で表した中継点1〜中継点7を有する。中継点7が、最終中継点である。CMA700を使用する場合、最終中継点が後述する第1通過点となる。
図8は、CMAの中継点ライブラリ情報例および中継点の定義内容例を示す説明図である。中継点ライブラリ情報413は、図7に示したような中継点を示す。中継点ライブラリ情報413は、x座標、y座標、z座標、ベクトル方向、接続順指定のフィールドを有する。
x座標のフィールドには、シミュレーション空間におけるCMA700に設定する中継点のx座標が設定される。x座標は、例えば、CMA原点からのx座標の値である。CMA原点とは、上述した相対座標系とは異なり、CMA700に定義された絶対座標系における原点である。
y座標のフィールドには、CMA700に設定する中継点のy座標の値が設定される。y座標の値は、例えば、CMA原点からのy座標の値である。z座標のフィールドには、CMAに設定する中継点のz座標の値が設定される。z座標の値は、例えば、CMA原点からのz座標の値である。ベクトル方向のフィールドには、CMA700を通るケーブルcaの向かう方向が設定される。接続順指定のフィールドには、各中継点の接続順が設定される。接続順の最終番号が付された中継点が最終通過点である。
中継点ライブラリ情報413は、各フィールドに情報が設定されることにより、レコード(例えば、800−1,800−2など)として記憶される。レコード800−1を例に挙げると、x座標が「−55」であり、y座標が「50」であり、z座標が「22.5」であり、ベクトル方向は「0,−1,0」であり、接続順指定は「1」である。中継点ライブラリ情報413例では、接続順が1〜7までであるため、接続順が7であるレコード800−7が示す中継点が最終通過点である。
図9は、ケーブルバスの定義内容およびケーブルバス定義情報例を示す説明図である。ケーブルバス定義情報414は、例えば、ラックraに含まれる支柱のいずれかに隣接するケーブルcaを配置可能な経路rtを含み、入力コネクタから出力コネクタまでの簡易な経路を示す情報である。経路rtは、上述したようにケーブルバスとも称する。
x座標のフィールドには、ラック原点からのx座標が設定される。ラック原点とは、上述した相対座標系とは異なり、ラックraに定義された絶対座標系における原点である。ラック原点の例は、後述する図12に示す。y座標のフィールドには、ラック原点からのy座標の値が設定される。
z座標のフィールドには、ラック原点からのz座標の値が設定される。z座標については、搭載された製品の位置や任意に設定された製品側の中継点により値が変動する。製品中継点ありの場合、z座標のフィールドには、製品中継点の最終中継点のz座標が設定される。CMA700ありの場合、z座標のフィールドには、CMA700の最終中継点のz座標の値が設定される。製品中継点およびCMA最終中継点のいずれも存在しない場合、z座標のフィールドには、製品内コネクタ単位のz座標の値が設定される。
ベクトルのフィールドは、ケーブルcaの経路においてケーブルcaの向かう方向である。例えば、2点間のz座標の値のうち入力コネクタがある方のz座標の値が大きい方のベクトルは、−z方向であり、小さい方のベクトルはz方向である。
情報処理装置100は、ラック原点からの座標値と、シミュレーション空間におけるラックraの位置と、によってシミュレーション空間におけるケーブルバスの座標を特定可能である。
図10は、電源ケーブル情報例を示す説明図である。電源ケーブル情報415は、例えば、プラグ形状、線径、立ち上がり距離、最小曲げ半径のフィールドを有する。各フィールドに情報が設定されることによってレコード(例えば、1000−1,1000−2など)として記憶される。
プラグ形状のフィールドには、プラグの形状を一意に特定可能な識別情報が設定される。線径のフィールドには、ケーブルcaの断面の長さが設定される。線径の単位は、例えば、[mm]である。
立ち上がり距離のフィールドには、ケーブルcaをコネクタに挿入した場合においてケーブルcaの選択からケーブルcaを曲げることが可能となるまでの長さが設定される。立ち上がり距離の単位は[mm]である。最小曲げ半径のフィールドには、ケーブルcaを曲げて使用する際に曲げても損傷しにくいケーブルcaの最小の半径が設定される。最小曲げ半径の単位は[mm]である。例えば、最小曲げ半径を超える負荷をかけ続けると、ケーブルcaに傷が付いたり、ケーブルcaの被膜に亀裂が生じる場合がある。また、上述したように本実施の形態では所定の曲げ半径rとして最小曲げ半径を利用するが、例えば許容曲げ半径を利用してもよい。許容曲げ半径は、最小曲げ半径よりも条件を厳しくした値である。そのため、最小曲げ半径よりも許容曲げ半径によってケーブルcaを利用した場合の方が、経年劣化は小さくなる。
図10では、レコード1000−1とレコード1000−2のように、形状は異なるが、線径、立ち上がり距離、最小曲げ半径はそれぞれ同じ場合もある。レコード1000−1を例に挙げると、プラグ形状は「NEMA 5−15P」であり、線径は「8.5」であり、立ち上がり距離は「45」であり、最小曲げ半径は「40」である。
選択部401は、ラックraの後面から見た場合における左側のルートをケーブルバスルートとして選択する。また、選択部401は、電源ユニットが2系統対応であり、かつ電源ユニットが水平方向に並列搭載可能な製品である場合に、左側のルートと右側のルートとの両方をケーブルバスルートとして選択する。また、選択部401は、電源ユニットが2系統対応であり、かつ電源ユニットが垂直方向に並列搭載される製品はコネクタ位置に応じて左側ルートまたは右側ルートの少なくともいずれかを選択する。
図11は、基本ルート例を示す説明図である。ラックraには、ケーブルcaを設置することが可能な複数のケーブルバスのルートがある。ラックraには、例えば、ラックraにおいて右側のルートと、ラックraにおいて左側のルートとがある。基本のルートは、左側のルートである。ここでは、選択部401は、例えば、左側のルートを選択する。
<始点と終点の生成>
第1生成部402は、入力側製品のライブラリ情報411に基づいて、入力コネクタの位置に基づいて始点sを生成する。また、第1生成部402は、出力コネクタの位置に基づいて終点eを生成する。始点sは、入力コネクタの位置であり、終点eは、例えば、出力コネクタの位置である。
図12は、始点および終点例を示す説明図である。図12の例では、ラックraは、支柱st1〜st4を有する。4本の支柱st1〜st4によって囲まれた領域arに第1製品mg1と第2製品mg2とが設けられる。始点sは、入力コネクタの位置である。終点eは、出力コネクタの位置である。例えば、第2製品mg2の製品原点はmapである。例えば、ラックraのラック原点はrapである。図示省略するが、シミュレーション空間においては第1製品mg1についての製品原点も設定される。
本実施の形態では、ケーブルcaを配置可能な経路rtは、複数の支柱st1〜st4のうちの支柱st1に隣接して平行な経路である。上述したように経路rtはケーブルバスとも称する。
<第1通過点から第3通過点の生成>
図4に示す第2生成部403は、始点sから、特定の方向にケーブルcaの両端の特定の長さ分離れた位置に、第3点を生成する。第3点は、例えば、第1通過点とも称する。特定の方向は、入力コネクタについてのライブラリ情報411に含まれるベクトルの方向である。また、特定の方向は、例えば、奥行き方向であって、ラックraの後面に向かう方向であってもよい。ケーブルの両端の特定の長さは、ケーブルcaの種別に応じた立ち上がり距離である。具体的に、第2生成部403は、例えば、電源の種別に応じてケーブルcaの種類を特定する。そして、第2生成部403は、ケーブルcaの種別に基づいて電源ケーブル情報415からケーブルcaの種別に応じたレコード1000に含まれる立ち上がり距離を取得する。つぎに、第2生成部403は、始点sから、入力コネクタについてのライブラリ情報411に含まれるベクトルの方向に向かって、取得した立ち上がり距離分離れた位置に第1通過点を生成する。
つぎに、第2生成部403は、第1通過点についてのベクトル向きを選択部401によって選択されたルートに基づいて決定する。選択されたルートが左のルートの場合、第2生成部403は、第1通過点についてのベクトル向きを「y方向」に決定する。「y方向」はy軸のプラス方向である。一方、選択されたルートが右のルートの場合、第2生成部403は、第1通過点についてのベクトル向きを「−y方向」に決定する。「−y方向」はy軸のマイナス方向である。
図13は、第1通過点例を示す説明図である。図13に示すように、第1通過点eg1は、始点sから立ち上がり距離d分離れた位置にある。
また、CMA700を使用する場合には、第2生成部403は、CMA700の最終中継点に第1通過点eg1を生成する。
つぎに、図4に示す第3生成部404は、経路rtと、入力コネクタのz軸の座標を含み、x軸およびy軸の平面に平行な平面pと、の交点に第1仮点t1を生成する。
図14は、第1仮点例を示す説明図である。平面pは、入力コネクタのz軸の座標を含む平面であり、x軸およびy軸の平面に平行である。入力コネクタのz軸の座標を含む平面とは、入力コネクタのz軸の座標の値と同じ座標の値の平面である。そして、第1仮点t1は、平面pと、経路rtと、の交点である。
つぎに、図4に示す第4生成部405は、第1仮点t1から、領域arのうちのy軸においてケーブルcaの所定の曲げ半径r分離れた位置と、入力コネクタのy軸の座標によって特定される位置との間のいずれかの位置に第1点を生成する。ここで、第1点は、上述したように第2通過点eg2とも称する。入力コネクタのy軸の座標によって特定される位置とは、例えば、始点sのy軸の座標よりもラックraの内側にならないような位置である。
また、図4に示す第4生成部405は、第1仮点t1から、領域arのうちy軸においてケーブルcaの所定の曲げ半径r分離れた位置に、第2通過点eg2を生成してもよい。第2通過点eg2を所定の曲げ半径r分離れた位置に限定することによって、例えば製品がサーバであれば、サーバの後面をケーブルcaによって塞がれることを抑制できる。したがって、サーバの保守やサーバの構築などの作業の容易化を図ることができる。また、サーバの後面をケーブルcaによって塞がれることを抑制できるため、サーバからの排気経路を確保できる。
そして、図4に示す第5生成部406は、第1仮点t1から、所定の曲げ半径r分離れたケーブルcaを経路rt上の位置と、出力コネクタのx軸の座標によって特定される経路rt上の位置との間のいずれかの位置に第2点を生成する。ここで、第2点は、上述したように第3通過点eg3とも称する。
また、第5生成部406は、第1仮点t1から、z軸において経路rt上に所定の曲げ半径r分離れた位置に第3通過点eg3を生成してもよい。第3通過点eg3を所定の曲げ半径r分離れた位置に限定することによって、例えば製品がサーバであれば、サーバの後面をケーブルcaによって塞がれることを抑制できる。したがって、サーバの保守やサーバの構築などの作業の容易化を図ることができる。また、サーバの後面をケーブルcaによって塞がれることを抑制できるため、サーバからの排気経路を確保できる。
図15は、第2通過点と第3通過点例を示す説明図である。図15の左側に示すように、第1仮点t1をケーブルcaが通過するようにケーブルcaの経路を決定した場合、第1仮点t1におけるベクトルの方向を保持するために、ケーブルcaがz軸の方向に曲がってしまう。ベクトルの方向は、第1製品mg1と第2製品mg2との位置関係および選択された左側ルートに基づいて定まる。第1仮点t1の位置から、y軸方向において最小曲げ半径までの位置に、通過点がある場合も第1仮点t1を通過する場合と同様にケーブルcaが上方向に曲がってしまう。
このため、図15の左側のようにケーブルcaを曲げないようにするために、図15の右側に示すように、第4生成部405は、第1仮点t1から、y軸方向にケーブルcaの最小曲げ半径離れた位置に第2通過点eg2を生成する。また、図15の右側に示すように、第5生成部406は、第1仮点t1から、z軸においてケーブルバス上に最小曲げ半径分離れた位置に第3通過点eg3を生成する。
図15の右側に示すように、第2通過点eg2と第3通過点eg3とをケーブルcaが通過した場合にケーブルcaの曲がった部分を半径として円を描くと、当該半径が最小曲げ半径となる。
<第4通過点から第6通過点の生成>
つぎに、終点e側の第4通過点から第6通過点の生成について説明する。まず、第2生成部403は、終点eから、特定の方向にケーブルcaの両端の特定の長さ分離れた位置に、第6点を生成する。第6点は、例えば、第6通過点とも称する。特定の方向は、出力コネクタについてのライブラリ情報412に含まれるベクトルの方向である。また、特定の方向は、例えば、奥行き方向であって、ラックraの後面に向かう方向であってもよい。ケーブルcaの両端の特定の長さは、ケーブルcaの種別に応じた立ち上がり距離である。
具体的に、第2生成部403は、例えば、電源の種別に応じてケーブルcaの種類を特定する。そして、第2生成部403は、ケーブルcaの種別に基づいて電源ケーブル情報415からケーブルcaの種別に応じたレコード1000に含まれる立ち上がり距離を取得する。つぎに、第2生成部403は、例えば、始点sから、出力コネクタについてのライブラリ情報411に含まれるベクトルの方向に向かって、取得した立ち上がり距離分離れた位置に第6通過点を生成する。
つぎに、図4に示す第3生成部404は、ケーブルバスと、出力コネクタのz軸の座標を含み、x軸およびy軸の平面に平行な平面と、の交点に第2仮点を生成する。
そして、図4に示す第4生成部405は、第2仮点から、z軸においてケーブルバス上に所定の曲げ半径r分離れた位置から出力コネクタのx軸の座標によって特定される位置までの間のいずれかの位置に第4点を生成する。ここで、第4点は、第4通過点とも称する。また、第4生成部405は、第2仮点から、z軸において経路rt上に所定の曲げ半径r分離れた位置に第4通過点を生成してもよい。第4通過点を所定の曲げ半径r分離れた位置に限定することによって、例えば製品がサーバであれば、サーバの後面をケーブルcaによって塞がれることを抑制することができる。したがって、サーバの保守やサーバの構築などの作業の容易化を図ることができる。また、サーバの後面をケーブルcaによって塞がれることを抑制できるため、サーバからの排気経路を確保できる。
つぎに、図4に示す第5生成部406は、生成した第2仮点から、領域arのうちy軸においてケーブルcaの所定の曲げ半径r分離れた位置から入力コネクタのy軸の座標によって特定される位置までの間のいずれかの位置に第5点を生成する。ここで、第5点は、第5通過点とも称する。所定の曲げ半径rは、例えば、最小曲げ半径である。
また、第5生成部406は、生成した第2仮点から、領域arのうちのy軸においてケーブルcaの所定の曲げ半径r分離れた位置に、第5通過点を生成してもよい。第5通過点を最小曲げ半径分離れた位置に限定することによって、例えば製品がサーバであれば、サーバの後面をケーブルcaによって塞がれることを抑制することができる。したがって、サーバの保守やサーバの構築などの作業の容易化を図ることができる。また、サーバの後面をケーブルcaによって塞がれることを抑制できるため、サーバからの排気経路を確保できる。
図16は、6つの通過点とケーブル例を示す説明図である。図16に示すように、第1通過点eg1から第6通過点eg6までが生成される。第1通過点eg1〜第3通過点eg3は、入力コネクタ側の通過点である。第1仮点t1は、第2通過点eg2と第3通過点eg3とを生成するための点である。
第4通過点eg4〜第6通過点eg6は、出力コネクタ側の通過点である。第2仮点t2は、第4通過点eg4と第5通過点eg5とを生成するための点である。ケーブルcaは、始点sから終点eまでの間を第1通過点eg1から第6通過点eg6までを通過する。
<通過点の補正>
図17は、第3通過点と第4通過点とを補正する例を示す説明図である。第1製品mg1と第2製品mg2との高さ方向の位置関係がつぎの関係式を満たす場合に、図17の左側に示すように、第3通過点eg3と第4通過点eg4とがz軸において交差する場合がある。
第1製品の始点sの高さ−第2製品の終点eの高さ<2×所定の曲げ半径r
そこで、図4に示す第1補正部407は、上記関係式を満たし、高さ方向において第3通過点eg3が第4通過点eg4よりも低くなる場合に、第7点を生成する。そして、第1補正部407は、第3通過点eg3と第4通過点eg4とを削除する。ここで、第7点は、例えば、第7通過点eg7とも称する。具体的に、図17の右側に示すように、第1補正部407は、例えば、z軸における第3通過点eg3と第4通過点eg4との中間の位置に第7通過点eg7を生成する。
図4に示す第2補正部408は、第1通過点eg1と、第1仮点t1と、の横方向における距離が所定の曲げ半径r未満である場合に、第2通過点eg2を削除する。また、第2補正部408は、第1通過点eg1と、第1仮点t1と、の横方向における距離が所定の曲げ半径r未満でない場合に、第2通過点eg2を削除しない。
ここでは、第2補正部408によって第2通過点eg2を削除する補正を行う例について説明したが、これに限るものではない。第4生成部405は、例えば、第1通過点eg1と、第1仮点t1と、の間の横方向における長さが最小曲げ半径未満である場合、第2通過点eg2を生成しないようにしてもよい。
また、第2補正部408は、第6通過点eg6と、第2仮点t2と、の間の横方向における長さが所定の曲げ半径r未満である場合に、第5通過点eg5を削除する。第2補正部408は、第6通過点eg6と、第2仮点t2と、の間の横方向における長さが所定の曲げ半径r未満でない場合に、第5通過点eg5を削除しない。
ここでは、第2補正部408によって第5通過点eg5を削除する補正を行う例について説明したが、これに限るものではない。第4生成部405は、例えば、第6通過点eg6と、第2仮点t2と、の間の横方向における長さが最小曲げ半径未満である場合、第5通過点eg5を生成しないようにしてもよい。
図18は、第2通過点の補正例を示す説明図である。図18に示すように、例えば、入力コネクタからケーブルバスまでの距離が近いと、第1通過点eg1とケーブルバスとの間の距離が最小曲げ半径未満となる場合がある。この場合、第2通過点eg2を設けなくても、第1通過点eg1を通過すれば、第1仮点t1を通過することなくケーブルcaを曲げることができるため、第2補正部408は、第2通過点eg2を削除する。また、図示省略するが、第5通過点eg5についても同様である。
また、情報処理装置100は、例えば、搭載位置情報、通過点の位置情報、コネクタ位置情報などが記載されたXML(Extensible Markup Language)ファイルを既存の3次元のビューワーに入力する。これにより、情報処理装置100は、3次元によって電源のケーブルcaのルートを作成可能である。そのため、表示部409は、作成されたケーブルcaのルートをディスプレイ309などに表示すればよい。
図19は、3次元表示例を示す説明図である。図19の上側に示すように、表示部409は、ラックraにサーバが搭載される3次元の画像の画面1900をディスプレイ309などに表示することができる。さらに、図19の下側に示すように、表示部409は、生成した通過点に基づいてケーブルcaを描画した情報を生成し、生成した情報に基づいてケーブルcaが結線された3次元の画像の画面1901をディスプレイ309に表示することができる。
(情報処理装置100によるケーブル配線処理手順例)
図20は、情報処理装置によるケーブル配線処理手順例を示すフローチャートである。ここでは、z軸方向において入力コネクタが出力コネクタよりも大きい場合を例に挙げて説明する。情報処理装置100は、入力側製品のライブラリ情報と出力側製品のライブラリ情報を取得する(ステップS2001)。情報処理装置100は、ケーブルバスルートを選定する(ステップS2002)。ここでの二重線は並列処理であることを示す。特に順番が関係ないため、並列処理として表したが、情報処理装置100は、入力コネクタ側の通過点を生成した後に、出力コネクタ側の通過点を生成するなどの処理の順番を定めてもよい。
ステップS2002のつぎに、情報処理装置100は、始点sを作成する(ステップS2003)。情報処理装置100は、始点s側の通過点の生成処理を行い(ステップS2004)、ステップS2007へ移行する。
また、ステップS2002のつぎに、情報処理装置100は、終点eを作成する(ステップS2005)。そして、情報処理装置100は、終点e側の通過点の生成処理を行い(ステップS2006)、ステップS2007へ移行する。
ステップS2004とステップS2006のつぎに、情報処理装置100は、ルートの補正処理を行い(ステップS2007)。情報処理装置100は、通過点を確定して出力し(ステップS2008)、一連の処理を終了する。
図21は、図20で示した始点側の通過点の生成処理(ステップS2004)の詳細な説明を示すフローチャートである。情報処理装置100は、CMA700があるか否かを判断する(ステップS2101)。
CMA700がないと判断された場合(ステップS2101:No)、情報処理装置100は、電源ケーブル情報415に含まれる立ち上がり距離を取得する(ステップS2102)。そして、情報処理装置100は、立ち上がり距離に基づき第1通過点eg1を生成し(ステップS2103)、ステップS2106へ移行する。
一方、CMA700があると判断された場合(ステップS2101:Yes)、情報処理装置100は、中継点ライブラリ情報413に含まれる最終通過点の座標の値を取得する(ステップS2104)。そして、情報処理装置100は、最終通過点の座標の値に基づき第1通過点eg1を生成し(ステップS2105)、ステップS2106へ移行する。
情報処理装置100は、ケーブルバスの座標の値を取得する(ステップS2106)。そして、情報処理装置100は、ケーブルバスと、入力コネクタのz座標を含み、x軸とy軸に平行な平面pとの交点に第1仮点t1を生成する(ステップS2107)。情報処理装置100は、第1仮点t1からケーブルcaの最小曲げ半径分−y方向に離れた位置に第2通過点eg2を生成する(ステップS2108)。つぎに、情報処理装置100は、第1仮点t1からケーブルcaの最小曲げ半径分−z方向に離れた位置に第3通過点eg3を生成し(ステップS2109)、一連の処理を終了する。ステップS2108とステップS2109の順は逆であってもよい。
図22は、図20で示した終点側の通過点の生成処理(ステップS2006)の詳細な説明を示すフローチャートである。まず、情報処理装置100は、電源ケーブル情報415に含まれる立ち上がり距離を取得する(ステップS2201)。そして、情報処理装置100は、立ち上がり距離に基づき第6通過点eg6を生成する(ステップS2202)。つぎに、情報処理装置100は、ケーブルバスの座標の値を取得する(ステップS2203)。
つづいて、情報処理装置100は、ケーブルバスと、出力コネクタのz座標を含み、x軸とy軸に平行な平面pとの交点に第2仮点t2を生成する(ステップS2204)。情報処理装置100は、第2仮点t2からケーブルcaの最小曲げ半径分−y方向に離れた位置に第5通過点eg5を生成する(ステップS2205)。そして、情報処理装置100は、第2仮点t2からケーブルcaの最小曲げ半径分+z方向に離れた位置に第4通過点eg4を生成し(ステップS2206)、一連の処理を終了する。ステップS2205とステップS2206との順は逆であってもよく、特に限定しない。
図23は、図20で示したルートの補正処理(ステップS2007)の詳細な説明を示すフローチャートである。情報処理装置100は、第3通過点eg3と第4通過点eg4とが交差しているか否かを判断する(ステップS2301)。交差していないと判断された場合(ステップS2301:No)、情報処理装置100は、ステップS2304へ移行する。
交差していると判断された場合(ステップS2301:Yes)、情報処理装置100は、第3通過点eg3と第4通過点eg4とのz軸における中間の位置に第7通過点eg7を生成する(ステップS2302)。そして、情報処理装置100は、第3通過点eg3と第4通過点eg4を削除する(ステップS2303)。
つぎに、情報処理装置100は、第1仮点t1と第2通過点eg2との間のy軸上の距離が最小曲げ半径未満であるか否かを判断する(ステップS2304)。最小曲げ半径未満でないと判断された場合(ステップS2304:No)、情報処理装置100は、ステップS2306へ移行する。
最小曲げ半径未満であると判断された場合(ステップS2304:Yes)、情報処理装置100は、第2通過点eg2を削除する(ステップS2305)。情報処理装置100は、第2仮点t2と第5通過点eg5との間のy軸上の距離が最小曲げ半径未満であるか否かを判断する(ステップS2306)。最小曲げ半径未満でないと判断された場合(ステップS2306:No)、情報処理装置100は、一連の処理を終了する。
最小曲げ半径未満であると判断された場合(ステップS2306:Yes)、情報処理装置100は、第5通過点eg5を削除し(ステップS2307)、一連の処理を終了する。
以上説明したように、情報処理装置100は、ラックの支柱における搭載製品のコネクタの高さに生成した仮点から、ラック内側および支柱における所定の曲げ半径分離れた位置にそれぞれケーブルの通過点を生成する。これにより、入力コネクタから出力コネクタまでのケーブルの経路を3次元で表示できる。また、ケーブルcaを曲げた場合のケーブルcaの形状がケーブルcaの最小曲げ半径の条件を満たしつつ、手作業などと比較してケーブルcaのルートの決定にかかる時間の短縮化を図ることができる。
また、所定の曲げ半径は、ケーブルの最小曲げ半径に基づく値である。このように、ケーブルcaの破壊等の異常の発生する可能性が低いケーブルcaの曲げ半径の条件の中で、ケーブルcaを最も曲げることが可能な条件によってケーブルのルートを設定することができる。このため、サーバの後面をケーブルによって塞がれることを抑制できる。
また、情報処理装置100は、第1仮点から、領域内のうちの横方向の軸において最小曲げ半径分離れた位置に第1点を生成する。例えば、製品がサーバであれば、サーバの後面をケーブルによって塞がれることを抑制できる。したがって、サーバの保守やサーバの構築などの作業の容易化を図ることができる。
また、情報処理装置100は、入力コネクタの位置から、特定の方向にケーブルの両端の特定の長さ分離れた位置に、第3点を生成し、生成した第3点と、生成した第1仮点と、の距離が所定の曲げ半径以下である場合に、第1点を生成しない。これにより、通過点が削減でき、曲げ半径の条件により近くなるようにケーブルの経路を作成できる。
また、情報処理装置100は、生成した第1仮点から最小曲げ半径分離れたケーブルを配置可能な経路上の位置に第2点を生成する。例えば、製品がサーバであれば、サーバの後面をケーブルによって塞がれることを抑制できる。したがって、サーバの保守やサーバの構築などの作業の容易化を図ることができる。
また、情報処理装置100は、出力コネクタ側について、ケーブルの経路に含むと所定の曲げ半径を満たせない位置に仮点を生成し、仮点から所定の曲げ半径以上離れた支柱上の位置とラック内側の位置にケーブルの通過点を生成する。これにより、ケーブルの経路を3次元で表示できる。
また、所定の曲げ半径は、ケーブルの最小曲げ半径に基づく値である。ケーブルcaの破壊等の異常が発生する可能性が低いケーブルcaの曲げ半径の条件の中で、ケーブルcaを最も曲げることが可能な条件によってケーブルのルートを設定することができる。このため、サーバの後面をケーブルによって塞がれることを抑制できる。
また、情報処理装置100は、生成した第2仮点から、最小曲げ半径分離れたケーブルを配置可能な経路上の位置に第4点を生成する。例えば、製品がサーバであれば、サーバの後面をケーブルによって塞がれることを抑制できる。したがって、サーバの保守やサーバの構築などの作業の容易化を図ることができる。
また、情報処理装置100は、生成した第2仮点から、領域内のうちの横方向の軸において最小曲げ半径分離れた位置に第5点を生成する。例えば、製品がサーバであれば、サーバの後面をケーブルによって塞がれることを抑制できる。したがって、サーバの保守やサーバの構築などの作業の容易化を図ることができる。
また、情報処理装置100は、出力コネクタの位置から、特定の方向にケーブルの両端の特定の長さ分離れた位置に生成した第6点と、生成した第2仮点と、の距離が、所定の曲げ半径以下である場合に、第5点を生成する処理を行わない。これにより、通過点が削減でき、曲げ半径の条件により近くなるようにケーブルの経路を作成できる。
また、情報処理装置100は、高さ方向の軸における第2点と第4点との位置関係が、高さ方向の軸における第1製品と第2製品との位置関係と異なる場合に、第2点と第4点との位置関係に基づく第7点を生成し、第2点と第4点とを削除する。これにより、通過点が削減でき、曲げ半径の条件により近いケーブルの経路を作成できる。
また、情報処理装置100は、高さ方向において第1製品が第2製品よりも高い場合に高さ方向において第2点が第4点よりも低いと、第7点を生成する。一方、情報処理装置100は、高さ方向において第1製品が第2製品よりも低い場合に、高さ方向において第4点が第2点よりも低いと、第7点を生成する。これにより、通過点が削減でき、曲げ半径の条件により近くなるようにケーブルの経路を作成できる。
なお、本実施の形態で説明したケーブル配線方法は、予め用意されたケーブル配線プログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本ケーブル配線プログラムは、磁気ディスク、光ディスク、USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録される。そして、本ケーブル配線プログラムは、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、ケーブル配線プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)コンピュータに、
互いに直交する3軸の座標系が定義されたシミュレーション空間において、模擬されたラックが有し前記3軸のうちの高さ方向の軸に平行な複数の支柱によって囲まれた領域に設けられる第1製品の第1コネクタと、前記領域に設けられる第2製品の第2コネクタと、を接続するケーブルの経路を決定する場合に、
前記ケーブルを配置可能な経路であって、前記複数の支柱のいずれかの支柱に隣接し平行な経路と、前記第1コネクタの前記高さ方向の軸の座標を含み、前記3軸のうちの奥行き方向の軸および横方向の軸の平面に平行な平面と、の交点に第1仮点を生成し、
生成した前記第1仮点から前記領域内のうちの前記横方向の軸において前記ケーブルの所定の曲げ半径分離れた位置と、前記第1コネクタの前記横方向の軸の座標によって特定される位置と、の間のいずれかの位置に第1点を生成し、
生成した前記第1仮点から前記所定の曲げ半径分離れた前記ケーブルを配置可能な経路上の位置と、前記第2コネクタの前記奥行き方向の軸の座標によって特定される前記ケーブルを配置可能な経路上の位置と、の間のいずれかの位置に第2点を生成する、
処理を実行させることを特徴とするケーブル配線プログラム。
(付記2)前記第1点を生成する処理では、
生成した前記第1仮点から、前記領域内のうちの前記横方向の軸において前記所定の曲げ半径分離れた位置に前記第1点を生成することを特徴とする付記1に記載のケーブル配線プログラム。
(付記3)前記コンピュータに、
前記第1コネクタの位置から、特定の方向に前記ケーブルの両端の特定の長さ分離れた位置に、第3点を生成し、
生成した前記第3点と、生成した前記第1仮点と、の距離が前記所定の曲げ半径未満である場合に、前記第1点を削除することを特徴とする付記2に記載のケーブル配線プログラム。
(付記4)前記第2点を生成する処理では、
生成した前記第1仮点から前記所定の曲げ半径分離れた前記ケーブルを配置可能な経路上の位置に前記第2点を生成することを特徴とする付記2または3に記載のケーブル配線プログラム。
(付記5)前記コンピュータに、
前記ケーブルを配置可能な経路と、前記第2コネクタの前記高さ方向の軸の座標を含み、前記奥行き方向の軸および前記横方向の軸の平面に平行な平面と、の交点に第2仮点を生成し、
生成した前記第2仮点から、前記所定の曲げ半径分離れた前記ケーブルを配置可能な経路上の位置と、前記第2コネクタの前記奥行き方向の軸の座標によって特定される前記ケーブルを配置可能な経路上の位置との間のいずれかの位置に第4点を生成し、
生成した前記第2仮点から、前記領域内のうちの前記横方向の軸において前記所定の曲げ半径分離れた位置と、前記第2コネクタの前記横方向の軸の座標によって特定される位置との間のいずれかの位置に第5点を生成する、
ことを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載のケーブル配線プログラム。
(付記6)前記第4点を生成する処理では、
生成した前記第2仮点から、前記所定の曲げ半径分離れた前記ケーブルを配置可能な経路上の位置に前記第4点を生成することを特徴とする付記5に記載のケーブル配線プログラム。
(付記7)前記第5点を生成する処理では、
生成した前記第2仮点から、前記領域内のうちの前記横方向の軸において前記所定の曲げ半径分離れた位置に前記第5点を生成することを特徴とする付記5または6に記載のケーブル配線プログラム。
(付記8)前記コンピュータに、
前記第2コネクタの位置から、特定の方向に前記ケーブルの両端の特定の長さ分離れた位置に、第6点を生成し、
生成した前記第6点と、生成した前記第2仮点と、の距離が、前記所定の曲げ半径未満である場合に、前記第5点を削除する処理を実行させることを特徴とする付記7に記載のケーブル配線プログラム。
(付記9)前記第2点は、生成した前記第1仮点から前記所定の曲げ半径分離れた前記ケーブルを配置可能な経路上の位置であり、
前記第4点は、生成した前記第2仮点から前記所定の曲げ半径分離れた前記ケーブルを配置可能な経路上の位置であり、
前記コンピュータに、
前記高さ方向の軸における前記第2点の高さが前記第4点の高さより低い場合に、第7点を生成し、前記第2点と前記第4点とを削除する、
処理を実行させることを特徴とする付記5に記載のケーブル配線プログラム。
(付記10)前記所定の曲げ半径は、前記ケーブルの最小曲げ半径に基づく値であることを特徴とする付記1〜9のいずれか一つに記載のケーブル配線プログラム。
(付記11)コンピュータが、
互いに直交する3軸の座標系が定義されたシミュレーション空間において、模擬されたラックが有し前記3軸のうちの高さ方向の軸に平行な複数の支柱によって囲まれた領域に設けられる第1製品の第1コネクタと、前記領域に設けられる第2製品の第2コネクタと、を接続するケーブルの経路を決定する場合に、
前記ケーブルを配置可能な経路であり、前記複数の支柱のいずれかの支柱に隣接して平行な経路と、前記第1コネクタの前記高さ方向の軸の座標を含み、前記3軸のうちの奥行き方向の軸および横方向の軸の平面に平行な平面と、の交点に第1仮点を生成し、
生成した前記第1仮点から前記領域内のうちの前記横方向の軸において前記ケーブルの所定の曲げ半径分離れた位置と、前記第1コネクタの前記横方向の軸の座標によって特定される位置と、の間のいずれかの位置に第1点を生成し、
生成した前記第1仮点から前記所定の曲げ半径分離れた前記ケーブルを配置可能な経路上の位置と、前記第2コネクタの前記奥行き方向の軸の座標によって特定される前記ケーブルを配置可能な経路上の位置と、の間のいずれかの位置に第2点を生成する、
処理を実行することを特徴とするケーブル配線方法。
(付記12)互いに直交する3軸の座標系が定義されたシミュレーション空間において、模擬されたラックが有し前記3軸のうちの高さ方向の軸に平行な複数の支柱によって囲まれた領域に設けられる第1製品の第1コネクタと、前記領域に設けられる第2製品の第2コネクタと、を接続するケーブルの経路を決定する場合に、前記ケーブルを配置可能な経路であり、前記複数の支柱のいずれかの支柱に隣接して平行な経路と、前記第1コネクタの前記高さ方向の軸の座標を含み、前記3軸のうちの奥行き方向の軸および横方向の軸の平面に平行な平面と、の交点に第1仮点を生成し、生成した前記第1仮点から前記領域内のうちの前記横方向の軸において前記ケーブルの所定の曲げ半径分離れた位置と、前記第1コネクタの前記横方向の軸の座標によって特定される位置と、の間のいずれかの位置に第1点を生成し、生成した前記第1仮点から、前記所定の曲げ半径分離れた前記ケーブルを配置可能な経路上の位置と、前記第2コネクタの前記奥行き方向の軸の座標によって特定される前記ケーブルを配置可能な経路上の位置と、の間のいずれかの位置に第2点を生成する、
制御部を有することを特徴とする情報処理装置。
100 情報処理装置
401 選択部
402 第1生成部
403 第2生成部
404 第3生成部
405 第4生成部
406 第5生成部
407 第1補正部
408 第2補正部
409 表示部
410 記憶部
411,412 ライブラリ情報
413 中継点ライブラリ情報
414 ケーブルバス定義情報
415 電源ケーブル情報
700 CMA
ar 領域
d 特定の長さ
e 終点
eg1 第1通過点
eg2 第2通過点
eg3 第3通過点
eg4 第4通過点
eg5 第5通過点
eg6 第6通過点
eg7 第7通過点
mg1 第1製品
mg2 第2製品
map 製品原点
p 平面
r 所定の曲げ半径
ra ラック
rap ラック原点
rt 経路
s 始点
st1〜st4 支柱
t1 第1仮点
t2 第2仮点

Claims (12)

  1. コンピュータに、
    互いに直交する3軸の座標系が定義されたシミュレーション空間において、模擬されたラックが有し前記3軸のうちの高さ方向の軸に平行な複数の支柱によって囲まれた領域に設けられる第1製品の第1コネクタと、前記領域に設けられる第2製品の第2コネクタと、を接続するケーブルの経路を決定する場合に、
    前記ケーブルを配置可能な経路であり、前記複数の支柱のいずれかの支柱に隣接して平行な経路と、前記第1コネクタの前記高さ方向の軸の座標を含み、前記3軸のうちの奥行き方向の軸および横方向の軸の平面に平行な平面と、の交点に第1仮点を生成し、
    生成した前記第1仮点から前記領域内のうちの前記横方向の軸において前記ケーブルの所定の曲げ半径分離れた位置と、前記第1コネクタの前記横方向の軸の座標によって特定される位置と、の間のいずれかの位置に第1点を生成し、
    生成した前記第1仮点から前記所定の曲げ半径分離れた前記ケーブルを配置可能な経路上の位置と、前記第2コネクタの前記奥行き方向の軸の座標によって特定される前記ケーブルを配置可能な経路上の位置と、の間のいずれかの位置に第2点を生成する、
    処理を実行させることを特徴とするケーブル配線プログラム。
  2. 前記第1点を生成する処理では、
    生成した前記第1仮点から、前記領域内のうちの前記横方向の軸において前記所定の曲げ半径分離れた位置に前記第1点を生成することを特徴とする請求項1に記載のケーブル配線プログラム。
  3. 前記コンピュータに、
    前記第1コネクタの位置から、特定の方向に前記ケーブルの両端の特定の長さ分離れた位置に、第3点を生成し、
    生成した前記第3点と、生成した前記第1仮点と、の距離が前記所定の曲げ半径未満である場合に、前記第1点を削除することを特徴とする請求項2に記載のケーブル配線プログラム。
  4. 前記第2点を生成する処理では、
    生成した前記第1仮点から前記所定の曲げ半径分離れた前記ケーブルを配置可能な経路上の位置に前記第2点を生成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のケーブル配線プログラム。
  5. 前記コンピュータに、
    前記ケーブルを配置可能な経路と、前記第2コネクタの前記高さ方向の軸の座標を含み、前記奥行き方向の軸および前記横方向の軸の平面に平行な平面と、の交点に第2仮点を生成し、
    生成した前記第2仮点から前記所定の曲げ半径分離れた前記ケーブルを配置可能な経路上の位置と、前記第2コネクタの前記奥行き方向の軸の座標によって特定される前記ケーブルを配置可能な経路上の位置と、の間のいずれかの位置に第4点を生成し、
    生成した前記第2仮点から前記領域内のうちの前記横方向の軸において前記所定の曲げ半径分離れた位置と、前記第2コネクタの前記横方向の軸の座標によって特定される位置と、の間のいずれかの位置に第5点を生成する、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のケーブル配線プログラム。
  6. 前記第4点を生成する処理では、
    生成した前記第2仮点から、前記所定の曲げ半径分離れた前記ケーブルを配置可能な経路上の位置に前記第4点を生成することを特徴とする請求項5に記載のケーブル配線プログラム。
  7. 前記第5点を生成する処理では、
    生成した前記第2仮点から、前記領域内のうちの前記横方向の軸において前記所定の曲げ半径分離れた位置に前記第5点を生成することを特徴とする請求項5または6に記載のケーブル配線プログラム。
  8. 前記コンピュータに、
    前記第2コネクタの位置から、特定の方向に前記ケーブルの両端の特定の長さ分離れた位置に、第6点を生成し、
    生成した前記第6点と、生成した前記第2仮点と、の距離が、前記所定の曲げ半径未満である場合に、前記第5点を削除する処理を実行させることを特徴とする請求項7に記載のケーブル配線プログラム。
  9. 前記第2点は、生成した前記第1仮点から前記所定の曲げ半径分離れた前記ケーブルを配置可能な経路上の位置であり、
    前記第4点は、生成した前記第2仮点から前記所定の曲げ半径分離れた前記ケーブルを配置可能な経路上の位置であり、
    前記コンピュータに、
    前記高さ方向の軸における前記第2点と前記第4点との位置関係が、前記高さ方向の軸における前記第1製品と前記第2製品との位置関係と異なる場合に、前記第2点と前記第4点との位置関係に基づく第7点を生成し、前記第2点と前記第4点とを削除する、
    処理を実行させることを特徴とする請求項5に記載のケーブル配線プログラム。
  10. 前記所定の曲げ半径は、前記ケーブルの最小曲げ半径に基づく値であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載のケーブル配線プログラム。
  11. コンピュータが、
    互いに直交する3軸の座標系が定義されたシミュレーション空間において、模擬されたラックが有し前記3軸のうちの高さ方向の軸に平行な複数の支柱によって囲まれた領域に設けられる第1製品の第1コネクタと、前記領域に設けられる第2製品の第2コネクタと、を接続するケーブルの経路を決定する場合に、
    前記ケーブルを配置可能な経路であり、前記複数の支柱のいずれかの支柱に隣接して平行な経路と、前記第1コネクタの前記高さ方向の軸の座標を含み、前記3軸のうちの奥行き方向の軸および横方向の軸の平面に平行な平面と、の交点に第1仮点を生成し、
    生成した前記第1仮点から前記領域内のうちの前記横方向の軸において前記ケーブルの所定の曲げ半径分離れた位置と、前記第1コネクタの前記横方向の軸の座標によって特定される位置と、の間のいずれかの位置に第1点を生成し、
    生成した前記第1仮点から前記所定の曲げ半径分離れた前記ケーブルを配置可能な経路上の位置と、前記第2コネクタの前記奥行き方向の軸の座標によって特定される前記ケーブルを配置可能な経路上の位置と、の間のいずれかの位置に第2点を生成する、
    処理を実行することを特徴とするケーブル配線方法。
  12. 互いに直交する3軸の座標系が定義されたシミュレーション空間において、模擬されたラックが有し前記3軸のうちの高さ方向の軸に平行な複数の支柱によって囲まれた領域に設けられる第1製品の第1コネクタと、前記領域に設けられる第2製品の第2コネクタと、を接続するケーブルの経路を決定する場合に、前記ケーブルを配置可能な経路であり、前記複数の支柱のいずれかの支柱に隣接して平行な経路と、前記第1コネクタの前記高さ方向の軸の座標を含み、前記3軸のうちの奥行き方向の軸および横方向の軸の平面に平行な平面と、の交点に第1仮点を生成し、生成した前記第1仮点から前記領域内のうちの前記横方向の軸において前記ケーブルの所定の曲げ半径分離れた位置と、前記第1コネクタの前記横方向の軸の座標によって特定される位置と、の間のいずれかの位置に第1点を生成し、生成した前記第1仮点から前記所定の曲げ半径分離れた前記ケーブルを配置可能な経路上の位置と、前記第2コネクタの前記奥行き方向の軸の座標によって特定される前記ケーブルを配置可能な経路上の位置と、の間のいずれかの位置に第2点を生成する、
    制御部を有することを特徴とする情報処理装置。
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