JP6506919B2 - マルチホップネットワークにおける干渉制御方法、及び該干渉制御方法を用いたリレーノード - Google Patents

マルチホップネットワークにおける干渉制御方法、及び該干渉制御方法を用いたリレーノード Download PDF

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Description

下記の実施形態は、マルチホップネットワークにおける干渉制御方法に係り、特にMIMOシステム基盤のマルチホップネットワークにおける、リレーノード及びノードペアの干渉制御方法、並びに、前記干渉制御方法を用いたリレーノードに関する。
最近まで通信システムは、主に人と人のみを繋げる手段として用いられてきた。そのため今の地球上に存在する機器のうち少数の機器のみがネットワークに互いに接続して用いられている。しかし、通信技術の発達と機器統合による単一化の傾向によってスマートフォン、センサ機器、その他の通信機能を備えた様々な機器が巨大なネットワークを構成している。それだけではなく、多くの通信端末のユーザは機器間の直接接続によってコンテンツ共有、同期化、出力及びゲームなどの様々なアプリケーションをより容易に活用している。このような市場の変化する要求に対応するため、既存のインフラストラクチャー(infra−structure)を用いたセルラー通信を越える機器間直接接続(Device−to−Device、D2D通信)を支援する無線接続技術の開発が必要になる。
初期のD2D通信の形態は単一ホップを仮定した送信方式であったが、今後のD2D通信はマルチホップを活用するものと見られる。また、現在までの中継技術は、主にソースノードが1つであり目的地ノードが1つの場合を仮定してダイバシティ利得(diversity gain)でも多重化利得(multiplexing gain)を取得するために複数のリレーノードを用いてきた。今後のマルチプルユニキャストマルチホップ(multiple unicast multi−hop)ネットワークにおいては、複数のノードペア(node pair)が同時に信号を送信する場合が頻繁に発生するものと予想される。そのため、複数のノードペア及び複数のリレーノード間の干渉を制御するための研究が行われているが、従来技術では該干渉を必ずしも効率的に除去できなかった。
本発明に係るマルチホップネットワークにおける干渉制御方法の目的は、リレーノードのチャネル係数を調整することにより、より効率よくノードペアの内部干渉信号とノードペア間の干渉信号とを除去することにある。
一実施形態に係るマルチホップネットワークにおけるリレーノード及びノードペアの干渉制御方法は、前記ノードペアのうちの1つのソースノードから受信した信号を前記ソースノードとペアをなす目的地ノードに中継するステップと、前記リレーノードのチャネル係数を調整して前記ノードペア間の干渉信号の一部を除去するステップと、を含み、前記目的地ノードは、前記目的地ノードによって受信された信号を用いて前記干渉信号のうち残余干渉信号を除去し、前記干渉信号の一部を除去するステップは、前記ソースノードと前記目的地ノードとの間の干渉チャネルマトリクスに基づいて前記干渉信号の一部に対応する有効干渉チャネルマトリクスを生成するステップと、前記チャネル係数を調整して前記有効干渉チャネルマトリクスの零空間(null space)を示す基準マトリクスを生成するステップと、前記有効干渉チャネルマトリクスと前記基準マトリクスとから、ビームフォーミングマトリクスを算出し、前記チャネル係数を調整して前記リレーノードのビームフォーミングマトリクスを生成するステップと、前記リレーノードのビームフォーミングマトリクスを用いて前記干渉信号の一部を除去するステップと、を含み、前記有効干渉チャネルマトリクスを生成するステップは、前記ソースノードと前記リレーノードとの間の第1干渉信号の一部に対応する第1チャネルマトリクス、及び前記リレーノードと前記目的地ノードとの間の第2干渉信号の一部に対応する第2チャネルマトリクスを取得するステップと、前記第1チャネルマトリクスをトランスポーズするステップと、前記第2チャネルマトリクスと前記トランスポーズされた前記第1チャネルマトリクスのクロネッカー積を演算するステップと、を含むことを特徴とする。
前記基準マトリクスは、前記有効干渉チャネルマトリクスの前記零空間に含まれ、ゼロベクトルを除いた零空間ベクトルを含んでもよい。
前記リレーノードの数は、前記干渉信号全体を除去できるように設計されたリレーノードの数よりも小さくてもよい。
前記中継するステップ及び前記除去するステップは、前記リレーノードと前記ノードペアとの間の信号送信の過程で実行され、前記信号送信の過程は、時分割方式及び周波数分割方式のうち少なくとも1つを用いて行われてもよい。
前記ソースノード及び/又は前記目的地ノードは多重入出力(Multiple Input Multiple Output、MIMO)方式に従って動作し、前記ノードペア各々に含まれたアンテナの間の内部干渉信号を除去するステップをさらに含んでもよい。
前記内部干渉信号を除去するステップは、前記ソースノードと前記目的地ノードとの間のチャネル状態情報が存在する(Full−Channel State Information at Transmitter(Full−CSIT))環境にある場合、ゼロフォーシング・ビームフォーミング(Zero−Forcing Beam Forming、ZFBF)方式を用いて前記ノードペアの内部干渉信号を除去するステップを含んでもよい。
前記内部干渉信号を除去するステップは、前記ソースノードと前記目的地ノードとの間のチャネル状態情報が存在しない(No−Channel State Information at Transmitter(No−CSIT))環境にある場合、前記目的地ノードが受信した信号の一部に基づいて、直列干渉除去(Successive Interference Cancellation、SIC)方式を用いて前記内部干渉信号を除去するステップを含んでもよい。
前記目的地ノードは、前記リレーノードと前記ノードペアとの間における他の信号送信の過程で、前記目的地ノードが受信した信号の一部に基づいて前記残余干渉信号を除去してもよい。
前記リレーノードと前記ノードペアとの間の信号送信の過程の数は、前記信号の数以上であってもよい。
前記リレーノードが2個である場合、前記中継するステップ及び前記除去するステップは、前記リレーノードと前記ノードペアとの間の第1信号送信の過程乃至第3信号送信の過程で行われてもよい。
前記干渉信号の一部を除去するステップは、前記第1信号送信の過程で、前記ノードペア間の干渉信号のうち第1ソースノードに含まれたアンテナから第2目的地ノードに含まれたアンテナに送信される残余干渉信号を除いた残りの干渉信号を除去するステップと、前記第2信号送信の過程で、前記ノードペア間の干渉信号のうち前記第2ソースノードに含まれたアンテナから前記第1目的地ノードに含まれたアンテナに送信される残余干渉信号を除いた残りの干渉信号を除去するステップと、前記第3信号送信の過程で、前記ノードペア間の干渉信号のうち前記第1ソースノードに含まれたアンテナから前記第2目的地ノードに含まれたアンテナに送信される残余干渉信号、及び前記第2ソースノードに含まれたアンテナから前記第1目的地ノードに含まれたアンテナに送信される残余干渉信号を除いた残りの干渉信号を除去するステップと、を含んでもよい。
前記第3信号送信の過程で、前記残りの干渉信号を除去するステップは、前記第1信号送信の過程で、前記第1ソースノードに含まれたアンテナから第2目的地ノードに含まれたアンテナに送信される前記残余干渉信号と同一の信号を前記第1ソースノードから受信するステップと、前記第2信号送信の過程で、前記第2ソースノードに含まれたアンテナから第1目的地ノードに含まれたアンテナに送信される前記残余干渉信号と同一の信号を前記第2ソースノードから受信するステップと、を含んでもよい。
前記目的地ノードは、前記第1送信過程及び第2送信過程で、前記目的地ノードが受信した信号の一部に基づいて前記第3送信過程における残余干渉信号を除去してもよい。
一実施形態に係るマルチホップネットワークにおけるリレーノード及びノードペアの干渉制御方法は、前記ノードペアのうちの1つのソースノードから受信した信号を前記ソースノードとペアをなす目的地ノードに中継するステップと、前記リレーノードのチャネル係数を調整してノードペア間の干渉信号の一部を除去するステップと、を含み、前記目的地ノードは、前記目的地ノードによって受信された実数成分信号及び虚数成分信号のうち少なくとも1つを用いて前記干渉信号のうち残余干渉信号を除去し、前記干渉信号の一部を除去するステップは、前記ソースノードと前記目的地ノードとの間の干渉チャネルマトリクスに基づいて前記干渉信号の一部に対応する有効干渉チャネルマトリクスを生成するステップと、前記チャネル係数を調整して前記有効干渉チャネルマトリクスの零空間(null space)を示す基準マトリクスを生成するステップと、前記有効干渉チャネルマトリクスと前記基準マトリクスとから、ビームフォーミングマトリクスを算出し、前記チャネル係数を調整して前記リレーノードのビームフォーミングマトリクスを生成するステップと、前記リレーノードのビームフォーミングマトリクスを用いて前記干渉信号の一部を除去するステップと、を含み、前記有効干渉チャネルマトリクスを生成するステップは、前記ソースノードと前記リレーノードとの間の第1干渉信号の一部に対応する第1チャネルマトリクス、及び前記リレーノードと前記目的地ノードとの間の第2干渉信号の一部に対応する第2チャネルマトリクスを取得するステップと、前記第1チャネルマトリクスをトランスポーズするステップと、前記第2チャネルマトリクスと前記トランスポーズされた前記第1チャネルマトリクスのクロネッカー積を演算するステップと、を含むことを特徴とする。
一実施形態に係るマルチホップネットワークにおけるリレーノードの干渉制御方法は、ノードペアのうちの1つのソースノードから受信した信号を前記ソースノードとペアをなす目的地ノードに中継するステップと、前記リレーノードのチャネル係数を調整して前記ノードペア間の干渉信号の一部を除去するステップと、を含み、前記干渉信号の一部を除去するステップは、前記ソースノードと前記目的地ノードとの間の干渉チャネルマトリクスに基づいて前記干渉信号の一部に対応する有効干渉チャネルマトリクスを生成するステップと、前記チャネル係数を調整して前記有効干渉チャネルマトリクスの零空間(null space)を示す基準マトリクスを生成するステップと、前記有効干渉チャネルマトリクスと前記基準マトリクスとから、ビームフォーミングマトリクスを算出し、前記チャネル係数を調整して前記リレーノードのビームフォーミングマトリクスを生成するステップと、前記リレーノードのビームフォーミングマトリクスを用いて前記干渉信号の一部を除去するステップと、を含み、前記有効干渉チャネルマトリクスを生成するステップは、前記ソースノードと前記リレーノードとの間の第1干渉信号の一部に対応する第1チャネルマトリクス、及び前記リレーノードと前記目的地ノードとの間の第2干渉信号の一部に対応する第2チャネルマトリクスを取得するステップと、前記第1チャネルマトリクスをトランスポーズするステップと、前記第2チャネルマトリクスと前記トランスポーズされた前記第1チャネルマトリクスのクロネッカー積を演算するステップと、を含むことを特徴とする。
一実施形態に係るマルチホップネットワークにおけるリレーノードは、ノードペアのうちの1つのソースノードから受信した信号を前記ソースノードとペアをなす目的地ノードに中継する中継部と、前記リレーノードのチャネル係数を調整して前記1つのノードペアと他のノードペアとの間の干渉信号の一部を除去する干渉信号除去部と、を含み、前記干渉信号除去部は、前記ソースノードと前記目的地ノードとの間の干渉チャネルマトリクスに基づいて前記干渉信号の一部に対応する有効干渉チャネルマトリクスを生成し、前記チャネル係数を調整して前記有効干渉チャネルマトリクスの零空間(null space)を示す基準マトリクスを生成し、前記有効干渉チャネルマトリクスと前記基準マトリクスとから、ビームフォーミングマトリクスを算出し、前記チャネル係数を調整して前記リレーノードのビームフォーミングマトリクスを生成し、前記リレーノードのビームフォーミングマトリクスを用いて前記干渉信号の一部を除去することを特徴とする。

前記中継部及び前記干渉信号除去部は、前記リレーノードと前記ノードペアとの間の信号送信の過程で実行されてもよい。
一実施形態に係るマルチホップネットワークにおける干渉制御方法は、リレーノードのチャネル係数を調整し、より効率よくノードペア内部の干渉信号とノードペアとの間の干渉を除去することができる。
一実施形態に係るマルチホップネットワーク及び交互トポロジを説明するための図である。 一実施形態に係るMIMOシステム基盤のマルチホップネットワークを説明するための図である。 一実施形態に係るノードペア間の干渉信号のうち少なくとも一部の干渉信号の除去を説明するための図である。 一実施形態に係る送信チャネル情報が存在しない場合、ノードペア間の干渉信号のうち残余干渉信号の除去を説明するための図である。 一実施形態に係る送信チャネル情報が存在しない場合、ノードペア間の干渉信号のうち残余干渉信号の除去を説明するための図である。 一実施形態に係る全体送信チャネル情報が存在する場合、ノードペア間の干渉信号のうち残余干渉信号の除去を説明するための図である。 一実施形態に係るSISOシステムでのマルチホップネットワークにおける干渉制御方法を説明するための図である。 一実施形態に係るマルチホップネットワークにおける干渉制御方法を示した動作フローチャートである。 一実施形態に係るSISOシステムでのマルチホップネットワークにおける干渉制御方法を示した動作フローチャートである。 一実施形態に係るノードペア及びリレーノードを示すブロック図である。
以下、実施形態を添付する図面を参照しながら詳細に説明する。しかし、本発明はこれらの実施形態によって制限又は限定されない。また、各図面に提示された同一の参照符号は同一の部材を示す。
図1は、一実施形態に係るマルチホップネットワーク及び交互トポロジ(alternating topology)を説明するための図である。
図1を参照すると、マルチホップネットワーク110は、2以上のソースノードs、s、2以上のリレーノードu、v、及び2以上の目的地ノードd、dを含む。例えば、マルチホップネットワークはK個のソースノード、K個のリレーノード、及びK個の目的地ノードを含む。マルチホップネットワーク110で、ソースノードは、リレーノードを介して目的地ノードに信号を送信できる。マルチホップネットワーク110の一例として、セルラーシステムに属する多重ユーザが複数のリレーを介して複数の基地局にデータを送信する場合が挙げられる。複数のノードペアが同時に信号を送信するときには互いに異なるノードペア間の信号(又は、ストリーム)がマルチホップ過程で混ざることにより、ストリーム間干渉(inter−stream interference)が発生することがある。従って、下記では本発明による、リレーノードとノードペアとの間の協力を用いてマルチホップネットワークで干渉を制御できる方式を提示する。
具体的に、マルチホップネットワーク110で、s及びsは各ソースノードを示し、u及びvはリレーノードを示し、d及びdは目的地ノードを示す。ここで、ソースノードsが目的地ノードdに信号を送信しようとする場合、ソースノードsと目的地ノードdはペア(pair)をなす。各ソースノードsはペアをなす各目的地ノードd(i∈{1,2})に送信するための各信号を送出する。ソースノードとリレーノードとの間のチャネルマトリクスは、Hといい、
Figure 0006506919
のように表示される。また、リレーノードと目的地ノードとの間のチャネルをHといい、
Figure 0006506919
のように表示される。また、一実施形態において、チャネルゲイン(Channel gain)は実数であり、連続分布(continuous distribution)によって導き出される。ノードペア及びリレーノードが通信する間のチャネルマトリクスは固定され、チャネルマトリクスは全てのノードに報らされる。
タイムスロットkでソースノードsの送信信号は、Xi,k ∈ Rとして定義され、リレーノードrでの送信信号は、Xr,k ∈ Rとして定義される。タイムスロットkでリレーノードrでの受信信号、Yr,kは下記の数式(1)のように示され、タイムスロットkで目的地ノードdでの受信信号Yi,kは下記の数式(2)のように示される。
[数1]

r,k = hs1,r1,k+hs2,r2,k+Zr,k
r ∈ {u,v}, k ∈ N (1)

[数2]

i,k = hu,diu,k+hv,div,k+Zdi,k
i ∈ {1,2}, k ∈ N (2)
数式(1)及び数式(2)で、Zr,k及びZdi,kは各々リレーノードでのi.i.d(independently and identically distributed)ノイズ、及び目的地ノードでのi.i.dノイズを示し、標準正規分布“N”(0,1)の分布によるものである。Xはランダム列ベクトル[X・・・Xを定義するために示してもよく、
Sが{1,2,・・・,n}の部分集合であるとき、Xは、{X|k ∈ S}として定義される。
一実施形態に係るマルチホップネットワークにおける干渉制御方式は、リレーノードとノードペアとの間の協力を用いてマルチホップネットワークにおける干渉を制御する。リレーノードは、チャネル係数(Channel Coefficient)を調整して干渉リンクを除去することで、トポロジ120乃至トポロジ150のような交互トポロジを生成する。ここで、交互トポロジは、干渉リンクの接続性が時間又は周波数によって変わることで、等価的に示し得るソースノードと目的地ノードとの間のネットワークを意味する。ノードペアは、交互トポロジを用いて信号を送受信する。例えば、K個のノードペアが同時にN個の信号を送信する場合、K個のソースノードはM(≧N)個の送信ステップを経てN個の信号をリレーノードに送信する。ここで、送信ステップごとにリレーノードのチャネル係数が互いに異なるように調整することで、送信ステップごとにK個の目的地ノードがペアではないソースノードから受ける干渉信号の程度が変更される。これは、送信ステップごとに複数のソースノードから複数の目的地ノードへの干渉リンクが変更されることを意味する。
例えば、トポロジ120で、ソースノードsから目的地ノードdへの干渉リンク及びソースノードsから目的地ノードdへの干渉リンクは全て存在する。トポロジ130で、ソースノードsから目的地ノードdへの干渉リンクは存在するものの、ソースノードsから目的地ノードdへの干渉リンクは存在せず、トポロジ140で、ソースノードsから目的地ノードdへの干渉リンクは存在するものの、ソースノードsから目的地ノードdへの干渉リンクは存在しない。トポロジ150で、ソースノードsから目的地ノードdへの干渉リンク、及びソースノードsから目的地ノードdへの干渉リンクは全て存在しない。
図2は、一実施形態に係るMIMOシステム基盤のマルチホップネットワークを説明するための図である。
図2を参照すると、一実施形態に係るMIMOシステム基盤のマルチホップネットワークは、2以上のソースノード、2以上のリレーノード、及び2以上の目的地ノードを含む。例えば、ネットワークは、K個のソースノード、L個のリレーノード、及びK個の目的地ノードを含み得る。
以下、説明の便宜のためにKは2であり、Lは2である場合を仮定する。ここで、ソースノードは同一の周波数を用いる同時送信ノードを含み、リレーノードはハーフデュプレックス(half−duplex)として動作する協力リレーノードを含む。
ソースノード及び目的地ノードは、各々少なくとも2つのアンテナを含み、リレーノードは各々少なくとも1つのアンテナを含む。例えば、ソース端末と目的地端末は全てM個のアンテナを含み、第iリレー端末はN個のアンテナを含む。
ソースノードは、目的地ノードとノードペアを組む。以下、第1ソースノードSは第1目的地ノードDにデータを送信しようとし、第2ソースノードSは第2目的地ノードDにデータを送信しようとする場合を仮定する。この場合、第1ソースノードSと第1目的地ノードDがペアをなし、第2ソースノードSと第2目的地ノードDはペアをなす。
第1ソースノードSは2つのリレーノードを介して第1目的地ノードDにデータを送信する。第2ソースノードSは2つのリレーノードを介して第2目的地ノードDにデータを送信する。
ソースノード各々に含まれた複数のアンテナ及びリレーノード各々に含まれた少なくとも1つのアンテナの間のチャネルは、第1ホップチャネル(first−hop channel)として、次の第1チャネルマトリクスHのように表わされる。例えば、数式(3)を参照すると、第1チャネルマトリクスHは、
Figure 0006506919
の大きさのマトリクスである。
Figure 0006506919
第1ホップチャネルを介して第iリレーノードによって受信される受信信号ベクトルは数式(4)の通りである。
Figure 0006506919
数式(4)で、

[R], l ∈ {1,2,・・・,L}

はNl×1の大きさのチャネル出力ベクトルであり、Hl、iは第iソースノードから第lリレーノードへのNl×Mの大きさのチャネルマトリクスであり、上記数式(3)におけるサブ行列 hl,i と同一である。zは第lリレーノードで受信されるノイズベクトルである。
第iリレーノードは受信されたy [R]に基づいて新しい送信信号x [R]を生成する。第iリレーノードによって生成される新しい送信信号x [R]は数式(5)の通りである。
[数5]

[R] = W・y [R] (5)
数式(5)で、Wは第lリレーノードのための、N×N の大きさのリレービームフォーミングマトリクスである。
一方、リレーノード各々に含まれた少なくとも1つのアンテナ及び目的地ノード各々に含まれた複数のアンテナの間のチャネルは、第2ホップチャネル(second−hop channel)として、次の第2チャネルマトリクスGのように表わされる。例えば、数式(6)を参照すると、第2チャネルマトリクスGは、
Figure 0006506919
の大きさのマトリクスである。
Figure 0006506919
第2ホップチャネルを介して第j目的地ノードによって受信される受信信号ベクトルは数式(7)の通りである。
Figure 0006506919
数式(7)で、Gj,lは第lリレーノードから第j目的地ノードへのM×Nの大きさのチャネルマトリクスであり、上記数式(6)におけるサブ行列 gj,l と同一である。また、nは第j目的地ノードで受信されるノイズベクトルである。
以下、一実施形態に係るMIMO基盤のマルチホップネットワークにおけるノードペア間干渉(inter−user interference)除去方式及び内部干渉(intra−user interference)除去方式について詳細に説明する。
図3は、一実施形態に係るノードペア間の干渉信号のうち少なくとも一部の干渉信号の除去を説明するための図である。
例えば図3(a)(b)(c)の各々において、左側の2つのブロックは各々M個のアンテナを有するソースノードを表わし、右側の2つのブロックは各々該ソースノードとペアを成す目的地ノードを表わす。
図3を参照すると、リレーノードは複数(図3では2個)のノードペアのうちの1つのノードペアに属するソースノードから受信した信号を該ソースノードとペアをなす目的地ノードに中継する。ここで、リレーノードは、チャネル係数を調整して干渉中和(interference neutralization)方式によって2以上のノードペア間の干渉信号のうち少なくとも一部の干渉を除去する。
一実施形態で、リレーノードは、第1ホップチャネルと第2ホップチャネルが同時に考慮されたリレービームフォーミングマトリクスを用いることによって、目的地ノードが当該目的地ノードとペアをなすソースノード以外の残りのソースノードから送信された信号から干渉を受けないようにする。この場合、リレーノードは、リニアビームフォーミング(linear beamforming)を行う。
リレーノードの数に応じて、ノードペア間の干渉信号は全体が除去されるか、又は、少なくとも一部が除去される。リレーノードの数はノードペア間の干渉信号の全体を除去できるように設計されたリレーノードの数よりも小さい場合がある。干渉中和方式で、ノードペア間の干渉信号の全体を除去できるリレーノードの数Lは、L≧K(K−1)+1 と示され、ノードペア間の干渉信号の少なくとも一部を除去できるリレーノードの数Lは、L<K(K−1)+1 と示される。ここで、Lはリレーノードの数を示し、Kはノードペアの数、即ちソースノード及び目的地ノードの各々の数を示す(図3ではK=2)。一実施形態で、リレーノードは、ノードペアの数及びリレーノードの数を考慮してノードペア間の干渉信号の全体を除去するか、又はノードペア間の干渉信号の少なくとも一部を除去するか否かを決定する。
(1)リレーノードの数Lが、L≧K(K−1)+1 である場合
リレーノードの数LがL≧K(K−1)+1 である場合、リレーノードはノードペア間の干渉信号の全体を除去できる。ここで、具体例として、ノードペアの数K=2、リレーノードの数L=3の場合、目的地ノードによって受信される受信信号は数式(8)のように示される。
Figure 0006506919
数式(8)で、xはi番目のソースノードによって送信されるシンボル(信号)である。また、hijはj番目のソースノードからi番目のリレーノードへのMIMOチャネルであり、gijはj番目のリレー端末からi番目の目的地端末へのMIMOチャネルである。wはi番目のリレー端末のビームフォーミングマトリクスであり、チャネル係数を調整して生成される。
数式(8)で、行列
Figure 0006506919
は全体有効チャネル行列であり、そのオフ対角ブロックマトリクス(off−diagonal block matrix)の要素が0であることは特定目的地ノードとペアをなしていない異なるソースノードによる干渉が除去されたことを意味する。
この場合、wの他は全て与えられた環境値である。例えば、リレーノードは基地局などからフィードバックされることによって、w以外の値を予め知っている。従って、第i番目のリレーノードのビームフォーミングマトリクスwを構成するチャネル係数は、上記全体有効チャネル行列がブロック対角行列(block diagonal matrix)になるように調整できる。
一方、ノードペア間の干渉を除去するための条件は、数式(9)のように示される。
[数9]

1112+g1221+g1332=0MxM
2111+g2221+g2331=0MxM (9)
数式(10)は、クロネッカー積(Kronecker product)
Figure 0006506919
を用いた、列ベクトルスタッキング(column vector stacking)演算を表わす式である。
Figure 0006506919
数式(10)で、vec(X)はXという行列をベクトル化する演算である。例えば、行列Xの大きさがm×nであれば、ベクトルvec(X)の大きさはmn×1である。数式(9)は数式(10)によって数式(11)のように変形される。
Figure 0006506919
数式(11)で、vec(W)は、リレービームフォーミングマトリクスWを列ベクトルスタッキング演算して生成されたベクトル表現(vector representation)である。
数式(11)に含まれた複数のリニア方程式は、数式(12)のようにマトリクス形態で示される。
Figure 0006506919
数式(12)で、数式(12)を満足する解は数式(13)に示される。行列Tが正方形(square)行列ではないから、基準チャネルマトリクスW−barは常に存在する。一実施形態に係る中継方法は、数式(12)を用いて行列T、即ち、有効干渉チャネルマトリクスを生成する。
[数13]

W−bar = null(T) (13)
数式(13)において、null(A)は行列Aの零空間(null space)である。マトリクスAの零空間はAy=0を満足させる全てのベクトルyのセットである。従って、リレーノードは数式(12)によって算出されたW−barに含まれたvec(w)ベクトルを行列化させることで、複数のリレー端末のためのビームフォーミングマトリクスを求める。
(2)リレーノードの数Lが、L<K(K−1)+1 である場合
リレーノードの数Lが、L<K(K−1)+1 である場合、リレーノードはノードペア間の干渉信号のうち少なくとも一部の干渉信号を除去できる。例えば、ノードペアの数Kが2で、リレーノードの数Lが2である。この場合、目的地ノードによって受信される受信信号は数式(14)のように示される。
Figure 0006506919
数式(14)で、xはi番目のソースノードによって送信されるシンボル(信号)である。また、hijはj番目のソースノードからi番目のリレーノードへのMIMOチャネルであり、gijはj番目のリレー端末からi番目の目的地端末へのMIMOチャネルである。wはi番目のリレー端末のビームフォーミングマトリクスであり、チャネル係数を調整して生成される。
ノードペア間の干渉を除去するための条件は数式(15)のように示され、数式(15)はクロネッカー積演算を用いて数式(16)のように変形される。
[数15]

1112+g1221=0MxM
2111+g2221=0MxM (15)
Figure 0006506919
数式(16)において、vec(W)はリレービームフォーミングマトリクスWを列ベクトルスタッキング演算して生成されたベクトル表現である。
数式(16)に含まれた複数のリニア方程式は数式(17)のようにマトリクス形態で示される。
Figure 0006506919
この場合、有効干渉チャネルマトリクスTは正方形行列であるから、基準マトリクスW−barは存在しない。それ故、リレーノードは、チャネル係数を調整してリレー端末のビームフォーミングマトリクスを生成することによって、ノードペア間の干渉信号の一部の干渉信号のみを除去する。ここで、基準マトリクスは有効干渉チャネルマトリクスの零空間に含まれ、ゼロベクトル(zero vector)を除いた複数の零空間ベクトルを含む。
一実施形態において、ノードペア及びリレーノードは第1送信ステップ乃至第3送信ステップにわたって信号を送信することで、ノードペア間の干渉信号及び内部干渉信号を除去できる。図3の(a)、(b)、(c)はノードペア間の干渉信号のうち少なくとも一部の干渉信号を除去するための干渉除去方式の一例を示したものである。ソースノードに含まれたソースアンテナ及び目的地ノードに含まれた目的地アンテナの個数はM個である。第1ノードペアに含まれたアンテナはアンテナ(1)乃至アンテナ(M)と表示され、第2ノードペアに含まれたアンテナはアンテナ(M+1)乃至アンテナ(2M)と表示される。
(a)は第1ソースノードに含まれたアンテナ(1)から第2目的地ノードに含まれたアンテナ(M+1)への干渉信号(左上から右下への破線で示す)のみを許容し、残りの干渉信号を除去するステップ(第1送信ステップ)を示し、(b)は第2ソースノードに含まれたアンテナ(M+1)から第1目的地ノードに含まれたアンテナ(1)への干渉信号(左下から右上への破線で示す)のみを許容し、残りの干渉信号を除去するステップ(第2送信ステップ)を示し、(c)は第1ソースノードに含まれたアンテナ(1)から第2目的地ノードに含まれたアンテナ(M+1)への干渉信号(左上から右下への破線で示す)及び第2ソースノードに含まれたアンテナ(M+1)から第1目的地ノードに含まれたアンテナ(1)への干渉信号(左下から右上への破線で示す)のみを許容して残りの干渉信号は除去するステップ(第3送信ステップ)を示す。
第1送信ステップ乃至第3送信ステップは、時分割方式又は周波数分割方式の何れか1つを用いる。第1送信ステップ乃至第3送信ステップが時分割方式を用いて行われる場合、各送信ステップは各タイムスロット(time slot)に対応する。第1送信ステップ乃至第3送信ステップが周波数分割方式を用いて行われる場合、各送信ステップは各周波数帯域(frequency band)に対応する。一実施形態において、送信ステップの数はソースノードがソースノードとペアをなす目的地ノードに送信する信号の数以上であってもよい。
(a)は第1送信ステップを示す。第1ソースノードの各アンテナは信号a乃至aを送信し、第2ソースノードの各アンテナは信号b乃至bを送信する。ノードペア間の干渉信号のうち少なくとも一部の干渉信号を除去するために、リレーノードは、第1ソースノードに含まれたアンテナ(1)から第2目的地ノードに含まれたアンテナ(M+1)への干渉信号(左上から右下への破線で示す)のみを許容し、残りの干渉信号は除去する。この場合、第1ソースノードに含まれたアンテナ(1)から第2目的地ノードに含まれたアンテナ(M+1)への干渉信号(左上から右下への破線で示す)を除いた残りの干渉信号を除去するための条件は数式(18)のように示される。
Figure 0006506919
数式(18)で、hi,jはソースノードに含まれたj番目のアンテナからi番目のリレーノードへのMIMOチャネルであり、ソースノードとリレーノードとの間の干渉信号のうち少なくとも一部の干渉信号に対応する第1チャネルマトリクスを示す。数式(18)内で示した hi,j は、トランスポーズ(transpose、転置)された第1チャネルマトリクスhi,jを意味する。gi,jはj番目のリレー端末から目的地ノードに含まれたi番目のアンテナへのMIMOチャネルであって、リレーノードと目的地ノードとの間の干渉信号のうち少なくとも一部の干渉信号に対応する第2チャネルマトリクスを意味する。Wはi番目のリレー端末のビームフォーミングマトリクスであり、チャネル係数を調整して生成される。
(a)において、第1ソースノードに含まれたアンテナ(1)から第2目的地ノードに含まれたアンテナ(M+1)への干渉信号(左上から右下への破線で示す)のみが許容されるように、
第1ソースノードのアンテナ1から第1リレーノードを経て第2目的地ノードのアンテナ(M+1)に送信される干渉信号に対応する成分である
Figure 0006506919
と、第1ソースノードのアンテナ1から第2リレーノードを経て第2目的地ノードのアンテナ(M+1)に送信される干渉信号に対応する成分である
Figure 0006506919
とは、数式(18)の有効チャネルマトリクスから除外される。従って、有効チャネルマトリクスにおけるリニア方程式の個数は、(2M−1) であり、有効チャネルマトリクスの大きさは (2M−1)×(2M)となる。基準マトリクス W−bar の大きさは、(2M×1)となる。リレーノードは数式(18)を満足するようにチャネル係数を調整することによって、第1ソースノードに含まれたアンテナ(1)から第2目的地ノードに含まれたアンテナ(M+1)への干渉信号を除いた残りの干渉信号を除去する。
(b)は第2送信ステップを示す。第1ソースノードの各アンテナは信号aM+1乃至a2Mを送信し、第2ソースノードの各アンテナは信号bM+1乃至b2Mを送信する。ノードペア間の干渉信号のうち少なくとも一部の干渉信号を除去するために、リレーノードは、第2ソースノードに含まれたアンテナ(M+1)から第1目的地ノードに含まれたアンテナ(1)への干渉信号(左下から右上への破線で示す)のみを許容し、残りの干渉信号は除去する。この場合、第2ソースノードに含まれたアンテナ(M+1)から第1目的地ノードに含まれたアンテナ(1)への干渉信号(左下から右上への破線で示す)を除いた残りの干渉信号を除去するための条件は数式(19)に示される。
Figure 0006506919
(b)において、第2ソースノードに含まれたアンテナ(M+1)から第1目的地ノードに含まれたアンテナ(1)への干渉信号のみが許容されるように、
第2ソースノードのアンテナ(M+1)から第1リレーノードを経て第1目的地ノードのアンテナ(1)に送信される干渉信号に対応する成分である
Figure 0006506919
と、第2ソースノードのアンテナM+1から第2リレーノードを経て第1目的地ノードのアンテナ1に送信される干渉信号に対応する成分である
Figure 0006506919
とは、数式(19)の有効チャネルマトリクスから除外される。従って、有効チャネルマトリクスにおけるリニア方程式の個数は、(2M−1) であり、有効チャネルマトリクスの大きさは (2M−1)×(2M)となる。基準マトリクス W−bar の大きさは、(2M×1)となる。リレーノードは数式(19)を満足するようにチャネル係数を調整することによって、第2ソースノードに含まれたアンテナ(M+1)から第1目的地ノードに含まれたアンテナ(1)への干渉信号を除いた残りの干渉信号を除去する。
(c)は第3送信ステップを示す。第1ソースノードの各アンテナは信号a、a2M+1乃至a3M−1を送信し、第2ソースノードの各アンテナは信号bM+1、b2M+1乃至b3M−1を送信する。ノードペア間の干渉信号のうち少なくとも一部の干渉信号を除去するために、リレーノードは第1ソースノードに含まれたアンテナ(1)から第2目的地ノードに含まれたアンテナ(M+1)への干渉信号(左上から右下への破線で示す)、及び第2ソースノードに含まれたアンテナ(M+1)から第1目的地ノードに含まれたアンテナ(1)への干渉信号(左下から右上への破線で示す)のみを許容し、残りの干渉信号は除去する。この場合、第1ソースノードに含まれたアンテナ(1)から第2目的地ノードに含まれたアンテナ(M+1)への干渉信号(左上から右下への破線で示す)、及び第2ソースノードに含まれたアンテナ(M+1)から第1目的地ノードに含まれたアンテナ(1)への干渉信号(左下から右上への破線で示す)を除いた残りの干渉信号を除去するための条件は数式(20)のように示される。
Figure 0006506919
(c)の第3送信ステップにおいて、リレーノードは第1送信ステップで第1ソースノードに含まれた何れか1つのアンテナから第2目的地ノードに含まれた何れか1つのアンテナに送信される干渉信号(例えば、a)と同一の信号を第1ソースノードから受信し、第2送信ステップで第2ソースノードに含まれた何れか1つのアンテナから第1目的地ノードに含まれた何れか1つのアンテナに送信される干渉信号(例えば、bM+1)と同一の信号を第2ソースノードから受信する。
第1ソースノードに含まれたアンテナ(1)から第2目的地ノードに含まれたアンテナ(M+1)への干渉信号(左上から右下への破線で示す)、及び第2ソースノードに含まれたアンテナ(M+1)から第1目的地ノードに含まれたアンテナ(1)への干渉信号(左下から右上への破線で示す)のみが許容されるように、
第1ソースノードのアンテナ(1)から第1リレーノードを経て第2目的地ノードのアンテナ(M+1)に送信される干渉信号に対応する成分である
Figure 0006506919

第1ソースノードのアンテナ(1)から第2リレーノードを経て第2目的地ノードのアンテナ(M+1)に送信される干渉信号に対応する成分である
Figure 0006506919

第2ソースノードのアンテナ(M+1)から第1リレーノードを経て第1目的地ノードのアンテナ(1)に送信される干渉信号に対応する成分である
Figure 0006506919

及び、第2ソースノードのアンテナ(M+1)から第2リレーノードを経て第1目的地ノードのアンテナ(1)に送信される干渉信号に対応する成分である
Figure 0006506919
は、数式(20)の有効チャネルマトリクスから除外される。従って、有効チャネルマトリクスにおけるリニア方程式の個数は、(2M−2) であり、有効チャネルマトリクスの大きさは (2M−2)×(2M)となる。基準マトリクス W−bar の大きさは、(2M×1)となる。リレーノードは数式(20)を満足するようにチャネル係数を調整することによって、第1ソースノードに含まれたアンテナ(1)から第2目的地ノードに含まれたアンテナ(M+1)への干渉信号(左上から右下への破線で示す)、及び第2ソースノードに含まれたアンテナ(M+1)から第1目的地ノードに含まれたアンテナ(1)への干渉信号(左下から右上への破線で示す)を除いた残りの干渉信号を除去する。
図4及び図5は、一実施形態に係る送信チャネル情報が存在しない(No−CSIT(Channel State Information at Transmitter))環境にある場合に、ノードペア間の干渉信号のうち残余干渉信号の除去を説明するための図である。
図4を参照すると、No−CSIT環境において、ノードペアの内部干渉は、目的地ノードに直列干渉除去(Successive Interference Cancellation、SIC)方式を適用して除去する。直列干渉除去方式は、適用対象の変数の個数と方程式の個数とが同一でなければ適用できないので、図4及び図5の例で、直列干渉除去方式は、目的地ノードの各アンテナで受信する信号の個数と目的地ノードのアンテナの個数とが同一でなければ適用できない。
図4において、(a)は図3に示す第1送信ステップにおけるノードペアの内部干渉とノードペア間の残余干渉との除去方式を示す。(a)で、第1目的地ノードのM個のアンテナは各々、第1ソースノードのM個のアンテナから(M−1)個の干渉信号を含むM個の信号(例えば、信号a乃至信号a)を受信する。第1目的地ノードには直列干渉除去方式が適用され、第1目的地ノードは信号a乃至信号aを抽出する。その結果、第1目的地ノードにおけるノードペア間の内部干渉が除去される。
第2目的地ノードのアンテナ(M+1)乃至アンテナ(2M)の各々は、第2ソースノードのM個のアンテナから(M−1)個の干渉信号を含むM個の信号を受信する。第2目的地ノードのアンテナ(M+1)は、第2ソースノードのM個のアンテナからM個の信号(例えば、信号b乃至信号b)を受信し、第1ソースノードのアンテナ1から1つの干渉信号(例えば、信号a)を受信する。第2目的地ノードが(M+1)個の信号を受信することによって、第2目的地ノードの各アンテナで受信する信号の個数と第2目的地ノードのアンテナの個数とは異なる。従って、その場合、(a)の第2目的地ノードには直列干渉除去方式が適用できない。
(b)は図3に示す第2送信ステップにおけるノードペアの内部干渉とノードペア間の残余干渉との除去方式を示す。(b)で、第1目的地ノードのアンテナ(2)乃至アンテナ(M)は各々、第1ソースノードのM個のアンテナから(M−1)個の干渉信号を含むM個の信号を受信する。第1目的地ノードのアンテナ(1)は、第1ソースノードのM個のアンテナからM個の信号(例えば、信号aM+1乃至信号a2M)を受信し、第2ソースノードのアンテナ(M+1)から1つの干渉信号(例えば、信号bM+1)を受信する。第1目的地ノードが(M+1)個の信号を受信することによって、第1目的地ノードの各アンテナで受信する信号の個数と第1目的地ノードのアンテナの個数とは異なる。従って、(b)の第1目的地ノードには直列干渉除去方式が適用できない。
第2目的地ノードのM個のアンテナ各々は、第2ソースノードのM個のアンテナから(M−1)個の干渉信号を含むM個の信号(例えば、信号bM+1乃至信号b2M)を受信してもよい。従って、その場合、第2目的地ノードには直列干渉除去方式が適用され、第2目的地ノードは信号bm+1乃至信号b2Mを抽出できる。しかし、第1目的地ノードにおけるノードペアの内部干渉は除去できない。
(c)は図3に示す第3送信ステップにおけるノードペアの内部干渉とノードペア間の残余干渉との除去方式を示す。(c)で、第1目的地ノードのアンテナ(1)は、第1ソースノードのM個のアンテナからM個の信号(例えば、信号a、a2M+1乃至信号a3M−1)を受信し、第2ソースノードの(M+1)アンテナから1つの干渉信号(例えば、信号bM+1)を受信する。第2目的地ノードの(M+1)個のアンテナは、第2ソースノードのM個のアンテナからM個の信号(例えば、信号bM+1、b2M+1乃至信号b3M−1)を受信し、第1ソースノードのアンテナ(1)から1つの干渉信号(例えば、信号a)を受信する。第1目的地ノード及び第2目的地ノードが(M+1)個の信号を受信することによって、第1目的地ノード及び第2目的地ノードのアンテナで受信する信号の個数と第1目的地ノード及び第2目的地ノードのアンテナの個数とは異なる。そのため、(c)の第1目的地ノード及び第2目的地ノードには直列干渉除去方式が適用できない。
(c)の第1目的地ノード及び第2目的地ノードに直列干渉除去方式を適用するために、第1目的地ノードは(a)の第1送信ステップで抽出された信号aを直列干渉除去方式の適用対象から除外し、第2目的地ノードは(b)の第2送信ステップで抽出された信号bM+1を直列干渉除去方式の適用対象から除外する。例えば、第1目的地ノード及び第2目的地ノードは各々信号aと信号bM+1を予め抽出して、信号aと信号bM+1を定数と見なし、信号aと信号bM+1を直列干渉除去方式の適用対象から除外する。信号aと信号bM+1が適用対象から除外されることによって、直列干渉除去方式の適用対象の変数の個数と方程式の個数とが同一になる。
このようにして、第1目的地ノード及び第2目的地ノードに直列干渉除去方式が適用され、第1目的地ノードは信号L(a、bM+1)、信号a2M+1乃至信号a3M−1を抽出し、第2目的地ノードは信号L(a、bM+1)、信号b2M+1乃至信号b3M−1を抽出する。ここで、信号L(a、bM+1)及び信号L(a、bM+1)は信号a及び信号bM+1の線形結合である。第1目的地ノード及び第2目的地ノードに直列干渉除去方式が適用されることによって、第1目的地ノード及び第2目的地ノードにおけるノードペアの内部干渉は除去される。
第1目的地ノードは(a)の第1送信ステップで抽出された信号aを信号L(a、bM+1)に適用することによって信号bM+1を抽出する。第2目的地ノードは(b)の第2送信ステップで抽出されたbM+1を信号L(a、bM+1)に適用することによって信号aを抽出する。第1目的地ノードのアンテナ(1)が受信した干渉信号bM+1と第2目的地ノードのアンテナ(M+1)が受信した干渉信号aが抽出されることによって、第3送信ステップでノードペア間の残余干渉が全て除去される。
図5を参照すると、(d)は図4に示す第2送信ステップにおける第1ノードペアの残余干渉除去方式を示す。(d)で、第1目的地ノードのアンテナ(1)は、第1ソースノードのM個のアンテナからM個の信号(例えば、信号aM+1乃至信号a2M)を受信し、第2ソースノードのアンテナ(M+1)から1つの干渉信号(例えば、信号bM+1)を受信する。第1目的地ノードが(M+1)個の信号を受信することによって、第1目的地ノードの各アンテナで受信する信号の個数と第1目的地ノードのアンテナの個数とは互いに異なるため、(d)の第1目的地ノードには直列干渉除去方式が適用できない。(d)の第1目的地ノードに直列干渉除去方式を適用するために、第1目的地ノードは(c)の第3送信ステップで抽出された信号bM+1を直列干渉除去方式の適用対象から除外する。信号bM+1が適用対象から除外されることによって、直列干渉除去方式の適用対象の変数の個数と方程式の個数とが同一になる。
従って、第1目的地ノードに直列干渉除去方式が適用でき、第1目的地ノードは信号L(aM+1、bM+1)、信号aM+2乃至信号a2Mを抽出できる。ここで、信号L(aM+1、bM+1)は信号aM+1及び信号bM+1の線形結合である。第1目的地ノードに直列干渉除去方式が適用されることによって、第1目的地ノードを含むノードペアの内部干渉は除去される。第1目的地ノードは(c)の第3送信ステップで抽出された信号bM+1を信号L(aM+1、bM+1)に適用することによって、信号aM+1を抽出する。第1目的地ノードのアンテナ(1)が受信した信号aM+1及び干渉信号bM+1が抽出されることによって、第2送信ステップでノードペア間の残余干渉が除去できる。
図5(e)は図4に示す第1送信ステップにおける第2ノードペアの残余干渉除去方式を示す。(e)で、第2目的地ノードのアンテナ(M+1)は第2ソースノードのM個のアンテナからM個の信号(例えば、信号b乃至信号b)を受信し、第1ソースノードのアンテナ(1)から1つの干渉信号(例えば、信号a)を受信する。第2目的地ノードが(M+1)個の信号を受信することによって、第2目的地ノードの各アンテナで受信する信号の個数と第2目的地ノードのアンテナの個数とは互いに異なるため、(e)の第2目的地ノードには直列干渉除去方式が適用できない。(e)の第2目的地ノードに直列干渉除去方式を適用するために、第2目的地ノードは(c)の第3送信ステップで抽出された信号aを直列干渉除去方式の適用対象から除外する。信号aが適用対象から除外されることによって、直列干渉除去方式の適用対象の変数の個数と方程式の個数とが同一になる。
従って、第2目的地ノードに直列干渉除去方式が適用でき、第2目的地ノードは信号L(a、b)、信号b乃至信号bを抽出できる。ここで、信号L4(a、b)は信号a及び信号bの線形結合である。第2目的地ノードに直列干渉除去方式が適用されることによって、第2目的地ノードを含むノードペアの内部干渉は除去される。第2目的地ノードは(c)の第3送信ステップで抽出された信号aを信号L(a、b)に適用することによって信号bを抽出する。第2目的地ノードのアンテナ(M+1)が受信した信号b及び干渉信号aが抽出されることによって、第1送信ステップでノードペア間の残余干渉が除去できる。
変形実施形態によれば、第1送信ステップ及び第2送信ステップで、第1ソースノード及び第2ソースノードは各々、干渉信号ではない信号をM個送信し、第3送信ステップで、第1ソースノード及び第2ソースノードは各々、干渉信号ではない信号を(M−1)個送信する。第1送信ステップ乃至第3送信ステップで第1目的地モード及び第2目的地ノードは各々、1つの干渉信号を含む3M個の信号を受信し、3M−1個の信号を抽出する。第1乃至第3の送信ステップごとに、各ノードは (M−(1/3)) のDoF(Degrees of Freedom)を取得し、各ノードペアは (2M−(2/3)) の合計DoFを取得する。これは、アンテナ数の増加と共に、時分割多重方式(Time Division Multiplexing、TDM)の場合よりも最大2倍のDoFが取得されることを意味する。
図6は、一実施形態に係る全体送信チャネル情報が存在する場合(Full−CSIT環境)、ノードペア間の干渉信号のうちの残余干渉信号の除去を説明するための図である。
図6を参照すると、Full−CSIT環境で、ノードペアの内部干渉は、ソースノードにゼロフォーシング・ビームフォーミング(Zero−Forcing Beam Forming、ZFBF)方式を適用して除去できる。
(a)及び(b)は図3に示す第1送信ステップにおけるノードペアの内部干渉とノードペア間の残余干渉との除去方式を示す。(a)で、第1ソースノードのM個のアンテナは各々、第1目的地ノードのM個のアンテナに(M−1)個の干渉信号を含むM個の信号(例えば、信号a乃至信号a)を送信する。ここで、第1ソースノードのアンテナ(1)は、第2目的地ノードのアンテナ(M+1)に1つの干渉信号(例えば、信号a)を送信する。第2ソースノードのM個のアンテナは各々、第2目的地ノードのM個のアンテナにM−1個の干渉信号を含むM個の信号(例えば、信号b乃至信号b)を送信する。ゼロフォーシング・ビームフォーミング方式が第1ソースノード及び第2ソースノードに適用され、(b)のように第1目的地ノード及び第2目的地ノードにおけるノードペアの内部干渉が除去される。ノードペアの内部干渉が除去されることによって、第1目的地ノードは信号a乃至信号aを抽出でき、第2目的地ノードはL(a、b)、信号b乃至信号bを抽出できる。ここで、L(a、b)は信号a及び信号bの線形結合である。
(c)及び(d)は図3に示す第2送信ステップにおけるノードペアの内部干渉とノードペア間の残余干渉との除去方式を示す。(c)で、第1ソースノードのM個のアンテナは各々、第1目的地ノードのM個のアンテナに(M−1)個の干渉信号を含むM個の信号(例えば、信号aM+1乃至信号a2M)を送信する。ここで、第2ソースノードのM個のアンテナは各々、第2目的地ノードのM個のアンテナに(M−1)個の干渉信号を含むM個の信号(例えば、信号bM+1乃至信号b2M)を送信する。一方、第2ソースノードのアンテナ(M+1)は、第1目的地ノードのアンテナ(1)に1つの干渉信号(例えば、信号bM+1)を送信する。第1ソースノード及び第2ソースノードにはゼロフォーシング・ビームフォーミング方式が適用され、(d)のように、第1目的地ノード及び第2目的地ノードにおけるノードペアの内部干渉が除去される。ノードペアの内部干渉が除去されることによって、第1目的地ノードは信号L(aM+1、bM+1)、aM+2乃至信号a2Mを抽出でき、第2目的地ノードは信号bM+1乃至信号b2Mを抽出できる。
(e)及び(f)は図3に示す第3送信ステップにおけるノードペアの内部干渉とノードペア間の残余干渉との除去方式を示す。(e)で、第1ソースノードのM個のアンテナは各々、第1目的地ノードのM個のアンテナに(M−1)個の干渉信号を含むM個の信号(例えば、信号a、a2M+1乃至信号a3M−1)を送信し、第1ソースノードのアンテナ(1)は第2目的地ノードのアンテナ(M+1)に1つの干渉信号(例えば、信号a)を送信する。第2ソースノードのM個のアンテナは各々、第2目的地ノードのM個のアンテナに(M−1)個の干渉信号を含むM個の信号(例えば、信号bM+1、b2M+1乃至信号b3M−1)を送信し、第2ソースノードのアンテナ(M+1)は第1目的地ノードのアンテナ1に1つの干渉信号(例えば、信号bM+1)を送信する。第1ソースノード及び第2ソースノードにゼロフォーシング・ビームフォーミング方式が適用され、(f)のように、第1目的地ノード及び第2目的地ノードにおけるノードペアの内部干渉は除去される。ノードペアの内部干渉が除去されることによって、第1目的地ノードは信号L(a、bM+1)、a2M+2乃至信号a3M−1を抽出でき、第2目的地ノードは信号L(a、bM+1)、b2M+1乃至信号b3M−1を抽出できる。
第1目的地ノードは第1送信ステップで抽出された信号aを信号L(a、bM+1)に適用することによって信号bM+1を抽出する。第2目的地ノードは、第2送信ステップで抽出されたbM+1を信号L(a、bM+1)に適用することによって信号aを抽出する。第1目的地ノードのアンテナ(1)が受信した干渉信号bM+1と第2目的地ノードのアンテナ(M+1)が受信した干渉信号aが抽出されることによって、第3送信ステップでノードペア間の残余干渉が全て除去される。
第1送信ステップで、第2目的地ノードは、第3送信ステップで抽出した干渉信号aを第1送信ステップの信号L(a、b)に適用することによって信号bを抽出できる。第2目的地ノードのアンテナ(M+1)が受信した信号b及び干渉信号aが抽出されることによって、第1送信ステップでノードペア間の残余干渉が除去される。
第2送信ステップで、第1目的地ノードは、第3送信ステップで抽出した干渉信号aM+1を第2送信ステップの信号L(aM+1、bM+1)に適用することによって信号bM+1を抽出できる。第1目的地ノードのアンテナ(1)が受信した信号aM+1及び干渉信号bM+1が抽出されることによって、第2送信ステップでノードペア間の残余干渉が除去される。
本実施形態によれば、送信ステップごとに、各ノードは、 (M−(1/3)) のDoF(Degrees of Freedom)を取得し、各ノードペアは (2M−(2/3)) の合計DoFを取得してもよい。これは、アンテナ数の増加と共に時分割多重方式(Time Division Multiplexing、TDM)よりも最大2倍のDoFが取得されることを意味する。
上述したマルチホップネットワークにおける干渉制御方式では説明の便宜のためにノードペアの個数が2であり、リレーノードの個数が2である場合を仮定したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ノードペアの個数が3個であり、リレーノードの個数が6個である場合についてもマルチホップネットワークにおける干渉制御方式が同様に可能である。
図7は、一実施形態に係るSISOシステムでのマルチホップネットワークにおける干渉制御方法を説明するための図である。
図7を参照すると、SISO(Single Input Single Output)システムで、リレーノードは、ノードペアのうちソースノードから受信した信号をソースノードとペアをなす目的地ノードに中継する。その際、ソースノードは、信号を実数成分信号及び虚数成分信号に分離してソースノードとペアをなす目的地ノードに送信する。リレーノードは、実数成分信号及び虚数成分信号をソースノードとペアをなす目的地ノードに中継する。一実施形態において、ソースノードからリレーノードへのチャネルマトリクスは
Figure 0006506919
のように示され、これはMIMOシステムにおいてアンテナ数が2個であるソースノードからリレーノードへのチャネルマトリクスに対応する。従って、SISOシステムで信号を実数成分信号及び虚数成分信号に分離して送信する場合、上述したマルチホップネットワークにおける、ノードペア間の干渉除去技術、ノードペアの内部干渉除去、及びノードペア間の残余干渉除去方式がSISOシステムに適用できる。
一実施形態において、ノードペアの個数が2個であり、リレーノードの個数が2個である場合、リレーノードはチャネル係数を調整してノードペア間の干渉信号のうち少なくとも一部の干渉信号を除去する。目的地ノードは、リレーノードの中継によって受信された実数成分信号及び虚数成分信号のうち少なくとも1つを用いて2以上のノードペア間の干渉信号のうち残余干渉信号を除去する。そのために例えば、ノードペア及びリレーノードは、第1送信ステップ乃至第3送信ステップを経て信号を送信する。
(a)は第1送信ステップを示す。第1送信ステップで、第1ソースノードは実数成分信号aR1及び虚数成分信号aI1を送信し、第2ソースノードは実数成分信号bR1及び虚数成分信号bI1を送信する。ノードペア間の干渉信号のうち少なくとも一部の干渉信号を除去するため、リレーノードはチャネル係数を調整して第1ソースノードの実数成分信号aR1の第2目的地ノードへの送信のみを許容し、残りの干渉信号は除去する。
(b)は第2送信ステップを示す。第2送信ステップで、第1ソースノードは実数成分信号aR2及び虚数成分信号aI2を送信し、第2ソースノードは実数成分信号bR2及び虚数成分信号bI2を送信する。ノードペア間の干渉信号のうち少なくとも一部の干渉信号を除去するため、リレーノードはチャネル係数を調整して第2ソースノードの実数成分信号bR2の第1目的地ノードへの送信のみを許容し、残りの干渉信号は除去する。
(c)は第3送信ステップを示す。第3送信ステップで、第1ソースノードは実数成分信号aR1及び虚数成分信号aI3を送信し、第2ソースノードは実数成分信号bR2及び虚数成分信号bI3を送信する。ノードペア間の干渉信号のうち少なくとも一部の干渉信号を除去するため、リレーノードはチャネル係数を調整して第1ソースノードの実数成分信号aR1の第2目的地ノードへの送信及び第2ソースノードの実数成分信号bR2の第1目的地ノードへの送信のみを許容し、残りの干渉信号は除去する。
No−CSIT環境である場合、ノードペアの内部干渉は目的地ノードに直列干渉除去方式を適用して除去できる。
即ち、第1送信ステップで、第1目的地ノードは、直列干渉除去方式を用いて第1ノードペアの内部干渉を除去することによって実数成分信号aR1及び虚数成分信号aI1を抽出する。
第2送信ステップで、第2目的地ノードは、直列干渉除去方式を用いて第2ノードペア間の内部干渉を除去することによって実数成分信号bR2及び虚数成分信号bI2を抽出する。
第3送信ステップで、第1目的地ノードは、第1送信ステップで抽出した実数成分信号aR1を直列干渉除去方式の適用対象から除外して信号L(aR1、bR2)及び虚数成分信号aI3を抽出し、第2目的地ノードは、第2送信ステップで抽出した実数成分信号bR2を直列干渉除去方式の適用対象から除外して信号L(aR1、bR2)及び虚数成分信号bI3を抽出する。第1目的地ノード及び第2目的地ノードに直列干渉除去方式が適用されることで、第1目的地ノード及び第2目的地ノードでのノードペアの内部干渉が除去される。第1目的地ノードは、第1送信ステップで抽出された実数成分信号aR1を信号L(aR1、bR2)に適用することによって実数成分信号bR2を抽出する。第2目的地ノードは、第2送信ステップで抽出された実数成分信号bR2を信号L(aR1、bR2)に適用することによって実数成分信号aR1を抽出する。第1目的地ノードが受信した干渉信号bR2と第2目的地ノードが受信した干渉信号aR1が抽出されることによって、第3送信ステップでノードペア間の残余干渉信号が除去できる。
第2送信ステップで、第1目的地ノードは、第3送信ステップで抽出された実数成分信号bR2を直列干渉除去方式の適用対象から除外して第1ノードペアの内部干渉を除去することで、信号L(aR2、bR2)及び虚数成分信号aI2を抽出する。第1目的地ノードは、第3送信ステップで抽出された実数成分信号bR2を信号L(aR2、bR2)に適用して信号aR2を抽出する。第1目的地ノードが受信した信号aR2及び干渉信号bR2が抽出されることによって、第2送信ステップでノードペア間の残余干渉が除去できる。
第1送信ステップで、第2目的地ノードは、第3送信ステップで抽出された実数成分信号aR1を直列干渉除去方式の適用対象から除外して第2ノードペアの内部干渉を除去することによって、信号L(aR1、bR1)及び虚数成分信号bI1を抽出する。第2目的地ノードは、第3送信ステップで抽出された実数成分信号aR1を信号L(aR1、bR1)に適用して信号bR1を抽出する。第2目的地ノードが受信した信号bR1及び干渉信号aR1が抽出されることによって、第1送信ステップでノードペア間の残余干渉が除去できる。
Full−CSIT環境である場合、ノードペアの内部干渉は、ソースノードにゼロフォーシング・ビームフォーミング方式を用いて除去できる。第1送信ステップで、第1ソースノード及び第2ソースノードにゼロフォーシング・ビームフォーミング方式が適用され、ノードペア間の内部干渉が除去される。ノードペアの内部干渉が除去されることで、第1目的地ノードは信号aR1及び信号aI1を抽出でき、第2目的地ノードはL(aR1、bR1)、信号bI1を抽出できる。
第2送信ステップで、第1ソースノード及び第2ソースノードにゼロフォーシング・ビームフォーミング方式が適用されてノードペアの内部干渉が除去されることで、第1目的地ノードは信号L(aR2、bR2)及び信号aI2を抽出でき、第2目的地ノードは信号bR2及び信号bI2を抽出できる。
第3送信ステップで、第1ソースノード及び第2ソースノードにゼロフォーシング・ビームフォーミング方式が適用されてノードペアの内部干渉が除去されることで、第1目的地ノードは信号L(aR1、bR2)及び信号aI3を抽出でき、第2目的地ノードはL(aR1、bR2)及び信号bI3を抽出できる。第1目的地ノードは、第1送信ステップで抽出された実数成分信号aR1を信号L(aR1、bR2)に適用することによって実数成分信号bR2を抽出する。第2目的地ノードは、第2送信ステップで抽出された実数成分信号bR2を信号L(aR1、bR2)に適用することで実数成分信号aR1を抽出する。第1目的地ノードが受信した干渉信号bR2と第2目的地ノードが受信した干渉信号aR1が抽出されることによって、第3送信ステップでノードペア間の残余干渉信号が除去できる。
第2送信ステップで、第1目的地ノードは、第3送信ステップで抽出された実数成分信号bR2を信号L(aR2、bR2)に適用して信号aR2を抽出する。第1目的地ノードが受信した信号aR2及び干渉信号bR2が抽出されることによって、第2送信ステップでノードペア間の残余干渉が除去される。
第1送信ステップで、第2目的地ノードは、第3送信ステップで抽出された実数成分信号aR1を信号L(aR1、bR1)に適用して信号bR1を抽出してもよい。第2目的地ノードが受信した信号bR1及び干渉信号aR1が抽出されることによって、第1送信ステップでノードペア間の残余干渉が除去できる。
No−CSIT環境及びFull−CSIT環境で、第1送信ステップ乃至第3送信ステップによって第1目的地ノード及び第2目的地ノードは、(5/3)のDoF((2M−(2/3))/2、M=2)を取得できる。
図8は、一実施形態に係るマルチホップネットワークにおける干渉制御方法を示した動作フローチャートである。
図8を参照すると、ステップS710で、リレーノードは、少なくとも2つのノードペアのうち、ソースノードから受信した信号を該ソースノードとペアをなす目的地ノードに中継する。リレーノードは、リレーノードのチャネル係数を調整してノードペア間の干渉信号のうち少なくとも一部の干渉信号を除去する。
また、ステップS720で、ノードペア(例えば、目的地ノード)は、目的地ノードで受信された信号を用いて少なくとも2つのノードペア間の干渉信号のうち残余干渉信号を除去する。ステップS710乃至ステップS720は、リレーノードとノードペアとの間の信号送信の過程で行われ得る。
図9は、一実施形態に係るSISOシステムにおけるマルチホップネットワークで干渉制御方法を示した動作フローチャートである。
図9を参照すると、ステップS810で、リレーノードは、少なくとも2つのノードペアのうち、ソースノードから受信した実数成分信号及び虚数成分信号を該ソースノードとペアをなす目的地ノードに中継し、その際、リレーノードのチャネル係数を調整して少なくとも2つのノードペア間の干渉信号のうち少なくとも一部の干渉信号を除去する。
また、ステップS820で、ノードペア(例えば、目的地ノード)は、目的地ノードで受信された実数成分信号及び虚数成分信号のうち少なくとも1つを用いて少なくとも2つのノードペア間の干渉信号のうち残余干渉信号を除去する。ステップS810乃至ステップS820はリレーノードとノードペアとの間の信号送信の過程で行われ得る。
図8に示された一実施形態に係るマルチホップネットワークにおける干渉制御方法、及び図9に示された一実施形態に係るSISOシステムにおけるマルチホップネットワークで干渉制御方法は、図1乃至図7を参照して説明した内容がそのまま適用され得るので、より詳細な説明は省略する。
図10は、一実施形態に係るノードペア及びリレーノードを示すブロック図である。
図10を参照すると、ノードペアはソースノード910及び目的地ノード930を含み、ソースノード910はリレーノード920を介してノードペアのうち目的地ノード930に信号を送信する。一実施形態で、ソースノード910、リレーノード920、及び目的地ノード930はマルチ−入力マルチ出力(MIMO)方式に従って動作する。
ソースノード910は送信部911を含む。送信部911は信号をリレーノード920に送信する。一実施形態で、信号は実数成分信号及び虚数成分信号を含む。
リレーノード920は、中継部921及び干渉信号除去部922を含む。中継部921は、ソースノード910から受信した信号をソースノード910とペアの目的地ノード930に中継する。
干渉信号除去部922は、リレーノード920のチャネル係数を調整して1つのノードペアと相異なるノードペアとの間の干渉信号の一部を除去する。
一実施形態で、干渉信号除去部922は、ソースノード910と目的地ノード930との間の干渉チャネルマトリクスに基づいて干渉信号の一部に対応する有効干渉チャネルマトリクスを生成する。干渉信号除去部922は、ソースノード910とリレーノード920との間の第1干渉信号の一部に対応する第1チャネルマトリクス、及びリレーノード920と目的地ノード930との間の第2干渉信号の一部に対応する第2チャネルマトリクスを取得し、第1チャネルマトリクスと第2チャネルマトリクスに基づいて有効干渉チャネルマトリクスを生成する。干渉信号除去部922は、第1チャネルマトリクスをトランスポーズ(transpose)し、第2チャネルマトリクス及びトランスポーズされた第1チャネルマトリクスのクロネッカー積(Kronecker product)を演算して有効干渉チェノルマトリクスを生成する。干渉信号除去部922は、チャネル係数を調整して有効干渉チャネルマトリクスの零空間(null space)を示す基準マトリクスを生成する。基準マトリクスは有効干渉チャネルマトリクスの零空間に含まれ、ゼロベクトル(zero vector)を除いた零空間ベクトルを含む。干渉信号除去部922は、有効干渉チャネルマトリクス及び基準マトリクスを用いて干渉信号の一部を除去する。
一実施形態で、中継部921及び干渉信号除去部922はリレーノード920及びノードペア間の信号送信の過程で実行され、信号送信の過程は時分割方式又は周波数分割方式のうち少なくとも1つを用いて行われる。信号送信の過程の数はリレーノード920が中継する信号の数以上であり得る。
目的地ノード930は、受信部931、残余干渉信号除去部932、及び内部干渉信号除去部933を備える。
受信部931は、リレーノード920を介してソースノード910から信号を受信する。
残余干渉信号除去部932は、受信された信号を用いて1つのノードペアと相異なるノードペアとの間の干渉信号のうちの残余干渉信号を除去する。
受信部931、残余干渉信号除去部932、及び内部干渉信号除去部933は、リレーノード920とノードペアとの間の信号送信の過程で実行され得る。一実施形態で、残余干渉信号除去部932は、リレーノード920とノードペアとの間における他の信号送信の過程で受信した信号の一部に基づいて残余干渉信号を除去する。
内部干渉信号除去部933は、ノードペア各々に含まれたアンテナの間の内部干渉信号を除去する。一実施形態で、内部干渉信号除去部933は、ソースノード910及び目的地ノード930の間のチャネル状態情報が存在する(Full−Channel State Information at transmitter(Full−CSIT))環境にある場合、ゼロフォーシング・ビームフォーミング(Zero−Forcing Beam Forming、ZFBF)方式を用いてノードペアの内部干渉信号を除去する。また、内部干渉信号除去部933は、ソースノード910と目的地ノード930との間の送信チャネル情報が存在しない(No−Channel State Information at transmitter(No−CSIT))環境にある場合、目的地ノード930が受信した信号の一部に基づいて直列干渉除去(Successive Interference Cancellation、SIC)方式を用いて内部干渉信号を除去する。
図10に示された一実施形態に係るノードペア及びリレーノードは、図1乃至図9を参照して説明した内容がそのまま適用され得るため、より詳細な説明は省略する。
本発明の上記各実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段を介して様々な処理を実行できるプログラム命令の形態で実現され、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録され得る。コンピュータ読取可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などのうち1つ又はその組合せを含む。媒体に記録されるプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計されて構成されたものであるか、又は、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知、且つ使用可能なものである。コンピュータ読取可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープなどの磁気媒体、CD−ROM、DVDなどの光記録媒体、光ディスクなどの光磁気媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令の例には、コンパイラによって作られるような機械語コードだけでなく、インタープリタなどを用いてコンピュータによって実行できる高級言語コードが含まれる。前記したハードウェア装置は、本発明の動作を行うために1つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成されてもよく、その逆も同様である。
上述したように、本発明を限定された実施形態と図面によって説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されず、本発明が属する分野における通常の知識を有する者であれば、このような実施形態から多様な修正及び変形が可能であろう。
従って、本発明の範囲は、開示された実施形態に限定されず、特許請求の範囲だけではなく特許請求の範囲と均等なものによって定められる。
110 マルチホップネットワーク
120、130、140、150 トポロジ
910、920、930 ソースノード、リレーノード、目的地ノード
911、921、931 送信部、中継部、受信部
922 干渉信号除去部
932、933 残余干渉信号除去部、内部干渉信号除去部

Claims (17)

  1. マルチホップネットワークにおけるリレーノード及びノードペアの干渉制御方法において、
    前記ノードペアのうちの1つのソースノードから受信した信号を前記ソースノードとペアをなす目的地ノードに中継するステップと、
    前記リレーノードのチャネル係数を調整して前記ノードペア間の干渉信号の一部を除去するステップと、を含み、
    前記目的地ノードは、前記目的地ノードによって受信された信号を用いて前記干渉信号のうち残余干渉信号を除去し、
    前記干渉信号の一部を除去するステップは、
    前記ソースノードと前記目的地ノードとの間の干渉チャネルマトリクスに基づいて前記干渉信号の一部に対応する有効干渉チャネルマトリクスを生成するステップと、
    前記チャネル係数を調整して前記有効干渉チャネルマトリクスの零空間(null space)を示す基準マトリクスを生成するステップと、
    前記有効干渉チャネルマトリクスと前記基準マトリクスとから、ビームフォーミングマトリクスを算出し、前記チャネル係数を調整して前記リレーノードのビームフォーミングマトリクスを生成するステップと、
    前記リレーノードのビームフォーミングマトリクスを用いて前記干渉信号の一部を除去するステップと、を含み、
    前記有効干渉チャネルマトリクスを生成するステップは、前記ソースノードと前記リレーノードとの間の第1干渉信号の一部に対応する第1チャネルマトリクス、及び前記リレーノードと前記目的地ノードとの間の第2干渉信号の一部に対応する第2チャネルマトリクスを取得するステップと、
    前記第1チャネルマトリクスをトランスポーズするステップと、
    前記第2チャネルマトリクスと前記トランスポーズされた前記第1チャネルマトリクスのクロネッカー積を演算するステップと、を含むことを特徴とするマルチホップネットワークにおける干渉制御方法。
  2. 前記基準マトリクスは、前記有効干渉チャネルマトリクスの前記零空間に含まれ、ゼロベクトルを除いた零空間ベクトルを含むことを特徴とする請求項1に記載のマルチホップネットワークにおける干渉制御方法。
  3. 前記リレーノードの数は、前記干渉信号全体を除去できるように設計されたリレーノードの数よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のマルチホップネットワークにおける干渉制御方法。
  4. 前記中継するステップ及び前記除去するステップは、前記リレーノードと前記ノードペアとの間の信号送信の過程で実行され、
    前記信号送信の過程は、時分割方式及び周波数分割方式のうち少なくとも1つを用いて行われることを特徴とする請求項1に記載のマルチホップネットワークにおける干渉制御方法。
  5. 前記ソースノード及び/又は前記目的地ノードは多重入出力(Multiple Input Multiple Output、MIMO)方式に従って動作し、
    前記ノードペア各々に含まれたアンテナの間の内部干渉信号を除去するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のマルチホップネットワークにおける干渉制御方法。
  6. 前記内部干渉信号を除去するステップは、前記ソースノードと前記目的地ノードとの間のチャネル状態情報が存在する(Full−Channel State Information at Transmitter(Full−CSIT))環境にある場合、ゼロフォーシング・ビームフォーミング(Zero−Forcing Beam Forming、ZFBF)方式を用いて前記ノードペアの内部干渉信号を除去するステップを含むことを特徴とする請求項5に記載のマルチホップネットワークにおける干渉制御方法。
  7. 前記内部干渉信号を除去するステップは、前記ソースノードと前記目的地ノードとの間のチャネル状態情報が存在しない(No−Channel State Information at Transmitter(No−CSIT))環境にある場合、前記目的地ノードが受信した信号の一部に基づいて、直列干渉除去(Successive Interference Cancellation、SIC)方式を用いて前記内部干渉信号を除去するステップを含むことを特徴とする請求項5に記載のマルチホップネットワークにおける干渉制御方法。
  8. 前記目的地ノードは、前記リレーノードと前記ノードペアとの間における他の信号送信の過程で、前記目的地ノードが受信した信号の一部に基づいて前記残余干渉信号を除去することを特徴とする請求項1に記載のマルチホップネットワークにおける干渉制御方法。
  9. 前記リレーノードと前記ノードペアとの間の信号送信の過程の数は、前記信号の数以上であることを特徴とする請求項1に記載のマルチホップネットワークにおける干渉制御方法。
  10. 前記リレーノードが2個である場合、前記中継するステップ及び前記除去するステップは、前記リレーノードと前記ノードペアとの間の第1信号送信の過程乃至第3信号送信の過程で行われることを特徴とする請求項1に記載のマルチホップネットワークにおける干渉制御方法。
  11. 前記干渉信号の一部を除去するステップは、
    前記第1信号送信の過程で、前記ノードペア間の干渉信号のうち第1ソースノードに含まれたアンテナから第2目的地ノードに含まれたアンテナに送信される残余干渉信号を除いた残りの干渉信号を除去するステップと、
    前記第2信号送信の過程で、前記ノードペア間の干渉信号のうち第2ソースノードに含まれたアンテナから第1目的地ノードに含まれたアンテナに送信される残余干渉信号を除いた残りの干渉信号を除去するステップと、
    前記第3信号送信の過程で、前記ノードペア間の干渉信号のうち前記第1ソースノードに含まれたアンテナから前記第2目的地ノードに含まれたアンテナに送信される残余干渉信号、及び前記第2ソースノードに含まれたアンテナから前記第1目的地ノードに含まれたアンテナに送信される残余干渉信号を除いた残りの干渉信号を除去するステップと、を含むことを特徴とする請求項10に記載のマルチホップネットワークにおける干渉制御方法。
  12. 前記第3信号送信の過程で、前記残りの干渉信号を除去するステップは、
    前記第1信号送信の過程で、前記第1ソースノードに含まれたアンテナから前記第2目的地ノードに含まれたアンテナに送信される前記残余干渉信号と同一の信号を前記第1ソースノードから受信するステップと、
    前記第2信号送信の過程で、前記第2ソースノードに含まれたアンテナから前記第1目的地ノードに含まれたアンテナに送信される前記残余干渉信号と同一の信号を前記第2ソースノードから受信するステップと、を含むことを特徴とする請求項11に記載のマルチホップネットワークにおける干渉制御方法。
  13. 前記目的地ノードは、前記第1送信過程及び第2送信過程で、前記目的地ノードが受信した信号の一部に基づいて前記第3送信過程における残余干渉信号を除去することを特徴とする請求項10に記載のマルチホップネットワークにおける干渉制御方法。
  14. マルチホップネットワークにおけるリレーノード及びノードペアの干渉制御方法において、
    前記ノードペアのうちの1つのソースノードから受信した信号を前記ソースノードとペアをなす目的地ノードに中継するステップと、
    前記リレーノードのチャネル係数を調整してノードペア間の干渉信号の一部を除去するステップと、を含み、
    前記目的地ノードは、前記目的地ノードによって受信された実数成分信号及び虚数成分信号のうち少なくとも1つを用いて前記干渉信号のうち残余干渉信号を除去し、
    前記干渉信号の一部を除去するステップは、
    前記ソースノードと前記目的地ノードとの間の干渉チャネルマトリクスに基づいて前記干渉信号の一部に対応する有効干渉チャネルマトリクスを生成するステップと、
    前記チャネル係数を調整して前記有効干渉チャネルマトリクスの零空間(null space)を示す基準マトリクスを生成するステップと、
    前記有効干渉チャネルマトリクスと前記基準マトリクスとから、ビームフォーミングマトリクスを算出し、前記チャネル係数を調整して前記リレーノードのビームフォーミングマトリクスを生成するステップと、
    前記リレーノードのビームフォーミングマトリクスを用いて前記干渉信号の一部を除去するステップと、を含み、
    前記有効干渉チャネルマトリクスを生成するステップは、前記ソースノードと前記リレーノードとの間の第1干渉信号の一部に対応する第1チャネルマトリクス、及び前記リレーノードと前記目的地ノードとの間の第2干渉信号の一部に対応する第2チャネルマトリクスを取得するステップと、
    前記第1チャネルマトリクスをトランスポーズするステップと、
    前記第2チャネルマトリクスと前記トランスポーズされた前記第1チャネルマトリクスのクロネッカー積を演算するステップと、を含むことを特徴とするマルチホップネットワークにおける干渉制御方法。
  15. マルチホップネットワークにおけるリレーノードの干渉制御方法において、
    ノードペアのうちの1つのソースノードから受信した信号を前記ソースノードとペアをなす目的地ノードに中継するステップと、
    前記リレーノードのチャネル係数を調整して前記ノードペア間の干渉信号の一部を除去するステップと、を含み、
    前記干渉信号の一部を除去するステップは、
    前記ソースノードと前記目的地ノードとの間の干渉チャネルマトリクスに基づいて前記干渉信号の一部に対応する有効干渉チャネルマトリクスを生成するステップと、
    前記チャネル係数を調整して前記有効干渉チャネルマトリクスの零空間(null space)を示す基準マトリクスを生成するステップと、
    前記有効干渉チャネルマトリクスと前記基準マトリクスとから、ビームフォーミングマトリクスを算出し、前記チャネル係数を調整して前記リレーノードのビームフォーミングマトリクスを生成するステップと、
    前記リレーノードのビームフォーミングマトリクスを用いて前記干渉信号の一部を除去するステップと、を含み、
    前記有効干渉チャネルマトリクスを生成するステップは、前記ソースノードと前記リレーノードとの間の第1干渉信号の一部に対応する第1チャネルマトリクス、及び前記リレーノードと前記目的地ノードとの間の第2干渉信号の一部に対応する第2チャネルマトリクスを取得するステップと、
    前記第1チャネルマトリクスをトランスポーズするステップと、
    前記第2チャネルマトリクスと前記トランスポーズされた前記第1チャネルマトリクスのクロネッカー積を演算するステップと、を含むことを特徴とするリレーノードの干渉制御方法。
  16. マルチホップネットワークにおけるリレーノードにおいて、
    ノードペアのうちの1つのソースノードから受信した信号を前記ソースノードとペアをなす目的地ノードに中継する中継部と、
    前記リレーノードのチャネル係数を調整して前記1つのノードペアと他のノードペアとの間の干渉信号の一部を除去する干渉信号除去部と、を含み、
    前記干渉信号除去部は、前記ソースノードと前記目的地ノードとの間の干渉チャネルマトリクスに基づいて前記干渉信号の一部に対応する有効干渉チャネルマトリクスを生成し、
    前記チャネル係数を調整して前記有効干渉チャネルマトリクスの零空間(null space)を示す基準マトリクスを生成し、
    前記有効干渉チャネルマトリクスと前記基準マトリクスとから、ビームフォーミングマトリクスを算出し、前記チャネル係数を調整して前記リレーノードのビームフォーミングマトリクスを生成し、
    前記リレーノードのビームフォーミングマトリクスを用いて前記干渉信号の一部を除去することを特徴とするリレーノード。
  17. 前記中継部及び前記干渉信号除去部は、前記リレーノードと前記ノードペアとの間の信号送信の過程に介在することを特徴とする請求項16に記載のリレーノード。
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