JP6506679B2 - 作業機械 - Google Patents

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本発明は、作業機械に関する。
排気ガス中の窒素酸化物(NOx)を除去する排気ガス浄化装置を備えた作業機械が知られている(特許文献1参照)。この種の排気ガス浄化装置として、エンジンの排気系に還元触媒を配置し、この還元触媒よりも上流側の排気通路内に設けた還元剤噴射装置から、還元剤を供給するものがある。排気ガス中のNOxは、還元剤に接触し、還元触媒において還元反応が促進されることによって無害成分に浄化される。
還元反応は、NOxとアンモニアとの還元反応であり、アンモニアを効率的に発生する還元剤として、たとえば、尿素水溶液(以下、単に尿素水と記す)が使用される。尿素水は、尿素水タンクに貯留され、排気温度やNOx排出量等に基づいて、必要量が尿素水タンクから尿素水ポンプにより吸い上げられ、尿素水噴射装置に供給される。
排気ガス浄化装置は、エンジンキースイッチ等の停止手段によってエンジンが停止するのに合わせて尿素水の供給を停止する。なお、尿素水噴射装置や尿素水を供給する尿素水配管(ホース)内に尿素水が残ったままであると、周囲の残熱によって水分が蒸発し、尿素が析出することに起因して、尿素水配管や尿素水噴射装置に目詰まりが発生するおそれがある。また、寒冷地では、尿素水が凍結し、膨張することに起因して、尿素水配管や尿素水噴射装置を破損させるおそれがある。そこで、エンジンを停止する際には、尿素水ポンプを逆回転させることで、尿素水配管および尿素水噴射装置内の尿素水を尿素水タンクに回収する回収動作が行われている(特許文献1参照)。
ところで、作業機械には、蓄電装置(バッテリ)と、尿素水ポンプを制御する制御装置等の負荷とを切り離すことができるように、遮断装置(ディスコネクトスイッチ)が設けられている。
特開2010−101262号公報
作業者は、バッテリ上がりを防止するために、遮断装置により蓄電装置と負荷とを切り離すことがある。しかしながら、エンジンを停止させた後、尿素水の回収動作が完了する前に、遮断装置により蓄電装置と制御装置とが切り離されてしまうと、制御装置への電力の供給が断たれ、尿素水の回収動作が中断されることになる。その結果、尿素水配管や尿素水噴射装置内に尿素水が残留してしまうおそれがある。
本発明の一態様による作業機械は、エンジンの排気ガスの排気流路中に還元剤を噴射する噴射装置、前記還元剤を貯蔵する貯蔵部、および前記貯蔵部の還元剤を還元剤配管を介して前記噴射装置に供給する還元剤供給装置を備えた作業機械であって、前記還元剤供給装置を制御する制御装置と、前記エンジンにより駆動される主発電機と、前記制御装置に電気的に接続され、前記主発電機からの電力により充電される蓄電装置と、前記蓄電装置から前記制御装置への電力の供給を遮断する遮断装置と、前記エンジンにより駆動される油圧ポンプと、前記油圧ポンプから吐出される圧油を蓄えるアキュムレータと、前記アキュムレータの圧力を保持する逆止弁と、前記アキュムレータから供給される圧油により駆動される油圧モータと、前記油圧モータにより駆動され、前記制御装置および前記還元剤供給装置の駆動電力を発生する補助発電機と、を備えている。
本発明によれば、エンジンを停止させた後、遮断装置により蓄電装置からの電力が遮断された場合であっても還元剤噴射装置および還元剤配管内の還元剤を回収することができる。
第1の実施の形態に係る油圧ショベルを示す模式図。 第1の実施の形態に係る油圧ショベルの構成を示す図。 油圧ショベルに搭載される排気ガス浄化装置の構成を示す図。 第2の実施の形態に係る油圧ショベルの構成を示す図。
−第1の実施の形態−
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は第1の実施の形態に係る作業機械の一例である油圧ショベルを示す模式図である。なお、説明の便宜上、図1に示したように前後および上下方向を規定する。
図1に示すように、油圧ショベルは、走行体3と、旋回輪7を介して走行体3上に旋回可能に搭載された旋回体4とを備える。走行体3は、左右一対のクローラ3cを走行用の油圧モータ3mによって駆動することにより走行する。
旋回体4の前部左側には運転室6が設けられ、運転室6の後部にはエンジン室が設けられている。運転室6の内部には、作業者(オペレータ)が着座する座席や、油圧ショベルの各部を操作する操作部材が設けられている。作業者は、運転室6内の操作部材を操作することで各部を駆動させ、掘削や整地等の作業を行う。運転室6内には、作業者により操作されるエンジンキースイッチ35(図2参照)が設けられている。エンジンキースイッチ35は、少なくともOFF,ON,STARTの操作位置を有している。
エンジン室には、動力源であるエンジン1やメインポンプ2等の機器が収容されている。エンジン室の後部には、作業時の機体のバランスをとるためのカウンタウエイトが取り付けられている。旋回体4の前部右側にはフロント作業装置5が設けられている。
フロント作業装置5は、複数のフロント部材、すなわちブーム8、アーム10、および、バケット12を備える。ブーム8は、基端部が旋回体4の前部において、軸14を中心として回動可能に取り付けられている。アーム10は、その一端がブーム8の先端の軸15を中心として回動可能に取り付けられている。ブーム8およびアーム10は、ブームシリンダ9およびアームシリンダ11によってそれぞれ駆動されて起伏する。バケット12は、アーム10の先端の軸16を中心として、アーム10に対して上下方向に回動可能に取り付けられ、バケットシリンダ13によって駆動される。
図2は、第1の実施の形態に係る油圧ショベルの構成を示す図である。図2では、メインポンプ2から吐出される圧油が供給される作業用油圧回路HC1と、パイロットポンプ36から吐出される圧油が供給されるパイロット油圧回路HC2と、各負荷(エンジンコントローラ28やSCRコントローラ26)と電源を構成する各機器(主発電機30や補助発電機45、蓄電装置31)とを接続する電気配線を模式的に示している。油圧ポンプであるメインポンプ2およびパイロットポンプ36は、エンジン1に接続され、エンジン1によって駆動されて圧油(作動油)を吐出する。
作業用油圧回路HC1には、メインポンプ2から吐出される圧油により駆動する各油圧アクチュエータと、メインポンプ2から各油圧アクチュエータへの圧油の流れを制御する方向制御弁(コントロールバルブユニット)50が設けられている。油圧アクチュエータとしては、上述したフロント作業装置5を駆動する作業用の油圧シリンダC(ブームシリンダ9、アームシリンダ11、およびバケットシリンダ13)や、旋回輪7を駆動する旋回用の油圧モータ(不図示)、走行体3を駆動する走行用の油圧モータ3m等がある。メインポンプ2から吐出された圧油は、方向制御弁50を介して、各油圧シリンダCや、旋回用の油圧モータ(不図示)、走行用の油圧モータ3mに供給され、フロント作業装置5、旋回体4および走行体3のそれぞれが駆動される。
パイロット油圧回路HC2には、パイロットポンプ36から吐出される圧油を蓄えるアキュムレータ39と、運転室6内に配置される操作部材である操作レバー41によって操作されるパイロット弁41aと、パイロット弁41aにパイロットポンプ36からの圧油を供給するか否かを切り換える電磁切換弁40と、パイロット油圧回路HC2の最高圧力を規定するリリーフ弁37が設けられている。
パイロット弁41aは、操作レバー41の操作に基づいて、パイロットポンプ36やアキュムレータ39から供給された圧油を減圧してパイロット圧として、方向制御弁50のパイロットポートに出力する。方向制御弁50は、パイロットポートに作用したパイロット圧に基づいて切り換えられる。電磁切換弁40とパイロットポンプ36との間には、アキュムレータ39が設けられ、アキュムレータ39の上流側には逆止弁38が設けられている。逆止弁38は、アキュムレータ39に蓄圧された圧油がパイロットポンプ36に向かって逆流することを防止して、アキュムレータ39の圧力を保持する。
なお、図示しないが、パイロット油圧回路HC2における逆止弁38の上流側には、作動油を加温する弁装置が設けられた加温油路等の油路が設けられている。しかしながら、本実施の形態では、パイロット弁41aの上流側にアキュムレータ39および逆止弁38が設けられているので、加温油路等の油路が開いて、圧油が一時的に加温油路等の油路に供給された場合であっても、アキュムレータ39の圧力は低下することがなく、パイロット弁41aにアキュムレータ39からの圧油が供給されるので、方向制御弁50の切り換えを行うことができる。
電磁切換弁40は、エンジンキースイッチ35がON位置に切り換えられている場合に、ゲートロックスイッチ42が閉路されて接続状態になると、ソレノイドが励磁されて開位置に切り換えられる。電磁切換弁40は、ゲートロックスイッチ42が開路されて非接続状態になると、ソレノイドが消磁されて閉位置に切り換えられる。また、エンジンキースイッチ35がOFF位置に切り換えられている場合にも、電磁切換弁40は閉位置に切り換えられる。ゲートロックスイッチ42は、運転室6内に設けられた不図示のゲートロックレバーの操作によって開路/閉路が切り換えられる。
ゲートロックレバーが運転室6の出入口を遮断する「ゲートロック解除位置」にあるときは、ゲートロックスイッチ42が閉路されて接続状態となる。ゲートロックスイッチ42が閉路されると、電磁切換弁40を介して、パイロットポンプ36およびアキュムレータ39からの圧油がパイロット弁41aに供給される。したがって、ゲートロックスイッチ42が接続状態のときには、操作レバー41の操作量に応じてパイロット弁41aから出力されるパイロット圧が方向制御弁50のパイロットポートに作用し、油圧シリンダCが駆動される。
ゲートロックレバーが運転室6の出入口を開放する「ゲートロック位置」にあるときは、ゲートロックスイッチ42が開路されて非接続状態となる。ゲートロックスイッチ42が開路されると、閉位置に切り換えられた電磁切換弁40により、パイロットポンプ36およびアキュムレータ39からパイロット弁41aへの圧油の供給が遮断される。したがって、この場合、操作レバー41が操作されても油圧シリンダC等の油圧アクチュエータが駆動されることはない。
図1に示すように、旋回体4には、排気ガス中の窒素酸化物(NOx)を除去する排気ガス浄化装置100が設けられている。図3は、油圧ショベルに搭載される排気ガス浄化装置100の構成を示す図である。排気ガス浄化装置100は、エンジン1の排気ガスの排気流路中に設置されたNOx浄化装置19と、尿素水タンク22と、尿素水ポンプ23と、尿素水噴射装置27と、SCRコントローラ26とを備えている。
NOx浄化装置19は、尿素水を利用して、エンジン1の排気口17から排出された排気ガス18に含まれる窒素酸化物(NOx)を還元浄化する還元触媒を備えた装置である。NOx浄化装置19は、たとえば、筒体内の上流側に選択式還元触媒である尿素SCR(Selective Catalytic Reduction)が設けられ、尿素SCRの下流側に酸化触媒が設けられた構成とされる。NOx浄化装置19には、NOxの濃度を検出するNOxセンサ48が配設されている。
尿素水噴射装置27は、尿素SCRの上流側に配置され、尿素SCRに向けて尿素水を噴射する噴射弁(インジェクタ)27aを備えている。噴射弁27aは、尿素水が流れる流路を形成する尿素水配管(ホース)29を介して、尿素水タンク22に接続されている。尿素水タンク22は、還元剤である尿素水20を貯蔵する容器(貯蔵部)である。尿素水配管29には、尿素水ポンプ23が介装されている。尿素水ポンプ23の吐出側における尿素水配管29には、尿素水ポンプ23の吐出圧Ppを検出する圧力センサ24が配設されている。SCRコントローラ26は、圧力センサ24で検出された圧力が、所定圧で一定になるように尿素水ポンプ23の回転速度を制御する。
尿素水ポンプ23は、電動式のポンプであり、エンジン1の始動に伴って、SCRコントローラ26を介して電力が供給され、駆動される。尿素水ポンプ23が正方向に回転駆動されると、尿素水タンク22内の尿素水20が、尿素水タンク22内に配置された尿素水配管29の尿素水吸込み口25から吸い上げられ、尿素水配管29を介して尿素水噴射装置27に供給され、加圧される。尿素水配管29内の尿素水は、噴射弁27aが開くことにより、エンジン1の排気流路中に噴射供給される。
噴射弁27aは、コイルに電流を流すことにより可動子とコアとを含む磁気回路に磁束を発生させ、可動子をコア側に引き付ける磁気吸引力を作用させることにより、弁体の開閉を行うものである。噴射弁27aは、周知の電磁駆動式の燃料噴射弁と同様の構成を有しているものである。
噴射弁27aは、SCRコントローラ26からの制御信号に応じて、排気流路中に尿素水を噴射する。SCRコントローラ26は、NOxセンサ48からの検出信号に基づいて、噴射弁27aの開閉を制御するための信号を生成する。尿素水が噴射されると、NOx浄化装置19の尿素SCRにより尿素水からアンモニアが生成され、アンモニアにより排気ガス中のNOxが還元反応して、水と窒素に分解される。なお、NOx浄化装置19の尿素SCRの下流側に設けられた酸化触媒により、排気ガス中のアンモニアが低減される。
図示しないが、尿素水ポンプ23と尿素水タンク22には、絞りが設けられた戻り配管が接続されており、尿素水の余剰分が戻り配管を介して尿素水タンク22に戻される。
圧力センサ24で検出された尿素水ポンプ23の吐出圧Ppは、噴射弁27aから必要な流量の尿素水を噴射できるか否かを判定するために用いられ、少なくとも吐出圧Ppが所定値以上である条件が満たされた場合に噴射弁27aが開弁される。
SCRコントローラ26には、エンジン1の制御を行うエンジンコントローラ28が接続されている。SCRコントローラ26およびエンジンコントローラ28は、CPUや記憶装置であるROMおよびRAM、その他の周辺回路などを有する演算処理装置を含んで構成されている。
尿素水タンク22内には、尿素水の濃度を検出する濃度センサ21の検知部21aが配設され、検知部21aで検出された尿素水の濃度に相当する信号がSCRコントローラ26に入力される。SCRコントローラ26は、尿素水の濃度を濃度センサ21で監視している。油圧ショベルなどの作業機械では、尿素水の濃度に異常があった場合、運転室6内の表示装置(不図示)の表示画面上に警告画像を表示したり、エンジンコントローラ28へ制御信号を送信して、エンジンコントローラ28によりエンジン1の出力を制限したりする等の対策がなされる。
図2を参照して、油圧ショベルの電源構成について説明する。エンジン1には、主発電機(オルタネータ)30が接続されている。主発電機30は、エンジン1によって駆動され、発電する。主発電機30は、主電源ライン34に接続されており、ライトや表示装置等の種々の補機に電力を供給する。主発電機30は、リレー32を介して蓄電装置31に接続されている。リレー32は、エンジンキースイッチ35がON位置にあるときは閉路され、接続状態となり、エンジンキースイッチ35がOFF位置にあるときは開路され、非接続状態となる。エンジンキースイッチ35がON位置にあるときは、主発電機30と蓄電装置31とがリレー32を介して電気的に接続されるので、主発電機30で発生した電力によって蓄電装置31が充電される。蓄電装置31は、複数のリチウムイオン電池などの二次電池を蓄電素子として備えている。
SCRコントローラ26およびエンジンコントローラ28は、それぞれ蓄電装置31のプラス側ラインを介して蓄電装置31と電気的に接続されている。蓄電装置31のマイナス側ラインには、遮断スイッチ(ディスコネクトスイッチ)33が設けられている。遮断スイッチ33は、主に蓄電装置31の保守、点検の時に電力を遮断することを目的に設けられている。遮断スイッチ33は、たとえば、蓄電装置31が収容されるバッテリボックス内に配設され、油圧ショベルの外側から操作可能とされている。
エンジンキースイッチ35がOFF位置にある場合、遮断スイッチ33が接続状態(閉路状態)となるように操作されていれば、蓄電装置31からの電力がSCRコントローラ26およびエンジンコントローラ28に供給される。一方、遮断スイッチ33が非接続状態(開路状態)となるように操作されていれば、蓄電装置31からSCRコントローラ26やエンジンコントローラ28への電力の供給は遮断される。
エンジンコントローラ28はエンジンキースイッチ35の操作位置に基づいて、エンジン1がクランキング中であるのか否か、および、エンジン1の運転が要求されているか否か、エンジン1の停止が要求されているか否かの判定を行う。
エンジンコントローラ28は、エンジンキースイッチ35がSTART位置にあることを表す信号が入力されると、エンジン1がクランキング中であると判定する。エンジンコントローラ28は、エンジンキースイッチ35がON位置にあることを表す信号が入力されると、エンジン1の運転が要求されていると判定し、その判定結果に基づいて、エンジン1の駆動制御を実行する。エンジンコントローラ28は、図示しないエンジン1の回転速度センサから検出される実回転速度が、図示しないエンジンコントロールダイヤルで指令される目標回転速度となるように、燃料噴射装置を制御する。
エンジンコントローラ28は、エンジンキースイッチ35がON位置からOFF位置に操作されたことを表す信号が入力されると、エンジン1の停止が要求されていると判定し、その判定結果に基づいて、エンジン1の停止制御を実行する。
SCRコントローラ26は、エンジンキースイッチ35の操作位置に基づいて、エンジン1の運転が要求されているか否か、および、エンジン1の停止が要求されているか否かの判定を行う。SCRコントローラ26は、エンジンキースイッチ35がON位置にあることを表す信号が入力されると、エンジン1の運転が要求されていると判定し、その判定結果に基づいて、尿素水ポンプ23および尿素水噴射装置27の制御を行う。
SCRコントローラ26は、尿素水ポンプ23の吐出圧が所定圧において一定となるように正方向に回転する尿素水ポンプ23の回転速度を制御する。SCRコントローラ26は、NOxセンサ48で検出されたNOxの濃度に基づいて、尿素水噴射装置27の噴射弁27aの開/閉の制御を行う。
SCRコントローラ26は、エンジンキースイッチ35がON位置からOFF位置に操作されたことを表す信号が入力されると、エンジン1の停止が要求されていると判定し、その判定結果に基づいて、尿素水噴射装置27の噴射弁27aを閉じるとともに、尿素水ポンプ23を逆方向に回転させる逆回転制御を予め設定された時間t1だけ実行する。尿素水ポンプ23を所定時間t1、逆回転させることで尿素水が流れる方向を逆向き、すなわち尿素水タンク22に向かう流れとし、尿素水噴射装置27および尿素水配管29内の尿素水を尿素水タンク22に回収する。本明細書では、このように、尿素水の流れを逆向きにして、尿素水噴射装置27や尿素水配管29内の尿素水を尿素水タンク22に回収する動作を回収動作と記す。時間t1は、尿素水の回収動作を開始してから完了するまでの時間を予め実験等により計測しておき、この計測結果に基づいて決定され、SCRコントローラ26の記憶装置に記憶されている。なお、尿素水の回収動作の完了とは、尿素水噴射装置27や尿素水配管29内における全ての尿素水を尿素水タンク22に回収することを意味するのではなく、尿素水の凍結による破損や、尿素の析出による目詰まりが発生しない程度の量の尿素水が、尿素水噴射装置27や尿素水配管29内に残留する場合も含む。
本実施の形態では、SCRコントローラ26から尿素水ポンプ23に電力が供給される構成であり、SCRコントローラ26には上述したように主発電機30や蓄電装置31が接続されている。さらに、本実施の形態では、SCRコントローラ26に補助発電機45が接続されており、補助発電機45で発生した電力がSCRコントローラ26および尿素水ポンプ23に供給される構成とされている。これにより、エンジンキースイッチ35がOFF位置に操作され、その後、尿素水ポンプ23の逆回転制御が完了する前、すなわち回収動作が完了する前に遮断スイッチ33が操作され、遮断スイッチ33が非接続状態(開路状態)になったとしても補助発電機45で発生した電力をSCRコントローラ26および尿素水ポンプ23に供給できる。以下、具体的に説明する。
本実施の形態に係るパイロット油圧回路HC2は、パイロットポンプ36の吐出側の油路が、アキュムレータ39の下流側で第1油路51と第2油路52とに分岐され、第2油路52に上述した電磁切換弁40およびパイロット弁41aが設けられ、第1油路51に油圧モータ44が介装されている。油圧モータ44には、補助発電機45が接続されており、補助発電機45は油圧モータ44の回転によって駆動され、電力を発生する。
第1油路51における油圧モータ44の上流側には流量制御弁43が設けられている。流量制御弁43は、SCRコントローラ26からの制御信号に基づいて、圧油が流れる開口の面積(流路断面積)が制御される。SCRコントローラ26は、たとえば、油圧モータ44の回転速度を検出し、油圧モータ44の回転速度が一定となるように流量制御弁43を制御する。換言すれば、SCRコントローラ26は、補助発電機45による発電量が一定となるように、流量制御弁43の開口面積を制御する。
油圧モータ44は、エンジンキースイッチ35がON位置からOFF位置に切り換えられ、パイロットポンプ36が停止した場合、アキュムレータ39から供給される圧油により回転駆動され、SCRコントローラ26および尿素水ポンプ23の駆動電力を発生する。
アキュムレータ39の容量は、エンジンキースイッチ35がON位置からOFF位置に切り換えられ、パイロットポンプ36が停止した場合に、少なくとも尿素水ポンプ23が逆回転を開始してから回収動作が完了するまでの時間t1(たとえば、数分程度)、油圧モータ44を回転させて補助発電機45により電力を発生し続けることのできる容量が確保されている。
本実施の形態では、主発電機30、蓄電装置31、エンジンコントローラ28、SCRコントローラ26および補助発電機45が、並列に接続されている。なお、エンジンコントローラ28とSCRコントローラ26との間にはダイオード46が設けられており、補助発電機45からエンジンコントローラ28に電流が流れることが防止されている。
本実施の形態の動作についてまとめると次のようになる。
作業者がエンジンキースイッチ35をOFF位置からSTART位置に切り換えると、スタータモータ1aによるクランキングが行われ、エンジン1が始動する。エンジン1が始動すると、作業者がエンジンキースイッチ35をON位置に切り換える。エンジン1が運転状態にあるときには、エンジンコントローラ28およびSCRコントローラ26のそれぞれに、主発電機30で発生した電力が供給される。エンジン1が運転状態になると、尿素水ポンプ23が正回転駆動され、尿素水配管29や尿素水噴射装置27に尿素水が送給される。
エンジン1が運転状態にあるときには、尿素水ポンプ23の吐出圧が一定となるように、尿素水ポンプ23の回転が制御され、尿素水配管29に送給、加圧された尿素水が、尿素水噴射装置27の噴射弁27aから噴射される。尿素水が噴射されると、NOx浄化装置19により、排気ガス中のNOxが処理されて無害化される。
作業者は、掘削作業等を行う際、予めゲートロックレバー(不図示)を「ゲートロック解除位置」に操作している。ゲートロックスイッチ42が接続状態とされているので、操作レバー41の操作量に応じてパイロット弁41aから出力されるパイロット圧が、方向制御弁50のパイロットポートに作用する。したがって、作業者が操作レバー41を操作すると、操作量に応じて、油圧シリンダC等の油圧アクチュエータが駆動し、掘削等の作業が行われる。
作業者が作業を終了し、エンジンキースイッチ35をON位置からOFF位置に切り換えると、エンジン1が停止し、主発電機30による発電動作が終了し、リレー32が開路される。エンジン1が運転状態から停止状態に移行すると、エンジンコントローラ28およびSCRコントローラ26には、蓄電装置31から電力が供給されることになる。エンジン1が停止状態に移行すると、エンジンコントローラ28は、データの更新処理などの停止制御処理を実行し、処理が完了すると電圧供給を自己遮断する。エンジン1が停止状態に移行すると、SCRコントローラ26は、尿素水ポンプ23の逆回転制御処理を実行し、処理が完了すると電圧供給を自己遮断する。なお、エンジンキースイッチ35がOFF位置にあるときには、電磁切換弁40のソレノイドは消磁されるので、電磁切換弁40はバネ力により閉位置に切り換えられる。
作業者がエンジンキースイッチ35をOFF位置に切り換えた後、遮断スイッチ33を接続状態(閉路状態)から非接続状態(開路状態)に切り換えた場合、蓄電装置31からSCRコントローラ26への電力の供給が遮断される。しかしながら、エンジンキースイッチ35がOFF位置に切り換えられた後、所定時間は、アキュムレータ39から供給される圧油により油圧モータ44が回転駆動されている。このため、補助発電機45により発生した電力が、SCRコントローラ26に供給され、さらにSCRコントローラ26を介して尿素水ポンプ23にも供給される。なお、アキュムレータ39の上流側には逆止弁38が設けられているので、パイロットポンプ36が回転を停止してもアキュムレータ39からの圧油がパイロットポンプ36側に逆流することはない。
このように、エンジンキースイッチ35をOFF位置に切り換えた後、遮断スイッチ33を非接続状態に切り換えたとしてもSCRコントローラ26に補助発電機45からの電力が供給されるので、尿素水ポンプ23による尿素水の回収動作が中断されることが防止される。その結果、尿素水噴射装置27や尿素水配管29内の尿素水を尿素水タンク22に回収することができる。
これに対して、補助発電機45を備えていない場合、尿素水の回収動作が完了する前に、遮断スイッチ33が非接続状態に切り換えられてしまうと、蓄電装置31からの電力がSCRコントローラ26や尿素水ポンプ23に供給されなくなってしまうので、尿素水ポンプ23が停止し、回収動作が中断してしまう。
上述した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)油圧ショベルは、尿素水ポンプ23を制御するSCRコントローラ26と、エンジン1により駆動される主発電機30と、SCRコントローラ26に電気的に接続され、主発電機30からの電力により充電される蓄電装置31と、蓄電装置31からSCRコントローラ26への電力の供給を遮断する遮断スイッチ33と、エンジン1により駆動されるパイロットポンプ36と、パイロットポンプ36から吐出される圧油を蓄えるアキュムレータ39と、アキュムレータ39の圧力を保持する逆止弁38と、アキュムレータ39から供給される圧油により駆動される油圧モータ44と、油圧モータ44により駆動され、SCRコントローラ26および尿素水ポンプ23の駆動電力を発生する補助発電機45と、を備えている。
このような構成とすることで、エンジン1が運転状態から停止状態に移行した場合であって、遮断スイッチ33により蓄電装置31の電力が遮断されているときであっても、アキュムレータ39から供給される圧油により油圧モータ44が駆動され、補助発電機45で発生した電力がSCRコントローラ26や尿素水ポンプ23に供給されることになる。このため、エンジン1を停止させた後、遮断スイッチ33により蓄電装置31からの電力が遮断された場合であっても、尿素水噴射装置27および尿素水配管29内の尿素水を回収する回収動作を完了することができる。尿素水配管29や尿素水噴射装置27に尿素水が残留してしまうことを防止できるので、凍結に起因した機器の破損や、尿素の析出に起因した目詰まり等の不具合の発生を防止できる。
(2)油圧ショベルは、操作レバー41の操作に基づいて、アキュムレータ39から供給される圧油を減圧してパイロット圧として出力するパイロット弁41aと、パイロット弁41aから出力されるパイロット圧に基づいて、メインポンプ2から作業用の油圧アクチュエータ(油圧シリンダC等)への圧油の流れを制御する方向制御弁50と、を備えている。このように、本実施の形態では、パイロット油圧回路HC2に設けられたアキュムレータ39を利用して、エンジン1の停止後に油圧モータ44を回転させ、補助発電機45を発電させる構成としたので、補助発電機45を駆動させるための専用のアキュムレータや油圧ポンプを設ける必要がない。その結果、部品点数の増加やコストの増加を抑制することができる。
(3)電磁切換弁40により、エンジン1が運転状態にあるときには、アキュムレータ39とパイロット弁41aとを接続する第2油路52を連通し、エンジン1が停止状態にあるときには、アキュムレータ39とパイロット弁41aとを接続する第2油路52を遮断するようにした。エンジン1が停止状態にあるときには、電磁切換弁40が閉位置に切り換えられているので、アキュムレータ39からの圧油はパイロット弁41aには供給されず、油圧モータ44のみに供給されることになる。これにより、アキュムレータ39に蓄えられた圧油のエネルギーを補助発電機45による発電のみに有効に使うことができる。
(4)補助発電機45からエンジンコントローラ28に電流が流れないようにするダイオード46を設けた。補助発電機45で発生した電力の供給範囲を、SCRコントローラ26を含む排気ガス浄化装置100に限定するようにしたので、補助発電機45で発生した電力を効率よく利用することができる。
−第2の実施の形態−
図4を参照して第2の実施の形態に係る作業機械を説明する。なお、図中、第1の実施の形態と同一もしくは相当部分には同一の参照番号を付し、相違点を主に説明する。図4は、第2の実施の形態に係る油圧ショベルの構成を示す図である。図4に示すように、第2の実施の形態に係る油圧ショベルは、第1の実施の形態に係る油圧ショベルの構成(図2参照)に加え、電磁切換弁47を備えている。電磁切換弁47は、第1油路51における流量制御弁43の上流側に設けられている。
電磁切換弁47は、エンジンキースイッチ35がON位置に切り換えられているときには、ソレノイドが励磁されて閉位置に切り換えられる。電磁切換弁47は、エンジンキースイッチ35がOFF位置に切り換えられているときには、ソレノイドが消磁されて開位置に切り換えられる。
第2の実施の形態では、エンジン1が運転状態にある場合であって、ゲートロックスイッチ42が接続状態であるときには、電磁切換弁40が開位置に切り換えられ、電磁切換弁47が閉位置に切り換えられているので、アキュムレータ39からの圧油は油圧モータ44には供給されず、パイロット弁41aのみに供給されることになる。また、エンジン1が停止状態にあるときには、電磁切換弁47が開位置に切り換えられ、電磁切換弁40が閉位置に切り換えられているので、アキュムレータ39からの圧油はパイロット弁41aには供給されず、油圧モータ44のみに供給されることになる。
このような第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の作用効果に加え、次の作用効果を得ることができる。
(5)電磁切換弁47により、エンジン1が運転状態にあるときには、アキュムレータ39と油圧モータ44とを接続する第1油路51を遮断し、エンジン1が停止状態にあるときには、アキュムレータ39と油圧モータ44とを接続する第1油路51を連通するようにした。つまり、エンジン1が運転状態にあるときには、油圧モータ44に圧油は供給されず、油圧モータ44は駆動されない。このため、エンジン1が運転状態にあるときに、圧油を不要に消費することがない。また、第2の実施の形態によれば、パイロットポンプ36から吐出される圧油およびアキュムレータ39から供給されるを圧油を有効に使うことができるので、第1の実施の形態に比べて、アキュムレータ39の容量を小さくすることができる。
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
(変形例1)
上述した実施の形態では、SCRコントローラ26が、エンジンキースイッチ35の操作位置を直接検出し、その検出結果に基づいて、尿素水ポンプ23の逆回転制御(すなわち尿素水の回収動作)を行う例について説明したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、以下で説明するように、SCRコントローラ26は、エンジンコントローラ28から出力される制御信号に基づいて、尿素水ポンプ23および尿素水噴射装置27の制御を行うようにしてもよい。
エンジンキースイッチ35がON位置に操作されると、エンジンコントローラ28はエンジン運転要求があることを表す信号(運転要求信号)をSCRコントローラ26に出力する。エンジンキースイッチ35がOFF位置に操作されると、エンジンコントローラ28からSCRコントローラ26への運転要求信号の出力がなくなる。
SCRコントローラ26は、エンジンコントローラ28から運転要求信号が入力されると、尿素水ポンプ23を正回転させ、尿素水噴射装置27に尿素水を供給し、噴射弁27aより尿素水を噴射する制御を実行する。SCRコントローラ26は、エンジンコントローラ28からの運転要求信号の出力がなくなると、尿素水噴射装置27の噴射弁27aを閉じるとともに、尿素水ポンプ23を逆回転させる制御を実行し、尿素水噴射装置27や尿素水配管29内の尿素水を回収する。
なお、本変形例では、エンジンコントローラ28からの運転要求信号の出力がなくなったときに、尿素水ポンプ23の逆回転制御を行うので、補助発電機45からエンジンコントローラ28に電流が流れないようにダイオード46などの電流防止装置を設ける必要がある。ダイオード46を設けることにより、エンジンキースイッチ35がOFF位置に操作されたときに、エンジンコントローラ28からの運転要求信号が出力されなくなるので、尿素水ポンプ23の逆回転制御を実行させることができる。
(変形例2)
排気ガス浄化装置100は、NOx浄化装置19の他に、排気ガスに含まれる一酸化窒素(NO)、一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)等を酸化して除去する酸化触媒(DOC:Diesel Oxidation Catalyst)を備えてもよい。排気ガス浄化装置100は、パーティキュレート(粒子状物質)を捕集するフィルタを備えてもよい。
(変形例3)
上述した実施の形態では、主発電機30、蓄電装置31および補助発電機45は、それぞれSCRコントローラ26に接続され、SCRコントローラ26を介して尿素水ポンプ23に電力が供給される例について説明したが、本発明はこれに限定されない。主発電機30、蓄電装置31および補助発電機45のそれぞれに尿素水ポンプ23を直接接続し、電力を供給する構成としてもよい。
(変形例4)
上述した実施の形態では、アキュムレータ39の下流側の油路を分岐してパイロット弁41aと油圧モータ44に接続しており、パイロットポンプ36およびアキュムレータ39からの圧油がパイロット弁41aおよび油圧モータ44のそれぞれに供給可能な構成とされている例について説明したが、本発明はこれに限定されない。パイロット弁41aに圧油を供給する第1パイロットポンプおよび第1アキュムレータを設けるとともに、油圧モータ44に圧油を供給する第2パイロットポンプおよび第2アキュムレータを設けるようにしてもよい。
(変形例5)
上述した実施の形態では、還元剤を供給する装置として、尿素水ポンプ23について例示したが、本発明はこれに限定されない。尿素水ポンプ23と切換弁により、還元剤供給装置を構成し、尿素水ポンプ23は正回転のままで切換弁の切り換えにより、尿素水の流れを逆方向にして尿素水を尿素水タンク22に回収する回収動作を実行できるようにしてもよい。
(変形例6)
蓄電装置31を構成する蓄電素子として、リチウムイオン電池を一例に説明したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、ニッケル水素電池などの他の二次電池や、リチウムイオンキャパシタや電解二重層コンデンサなど、種々の蓄電素子を採用してもよい。
(変形例7)
還元剤として、尿素水を採用した例について説明したが、アンモニアを効率的に発生する還元剤として、アンモニア水溶液やその他の還元剤を採用することができる。
(変形例8)
上述した実施の形態では、本発明を油圧ショベルに適用する例について説明したが、その他、ホイールショベルなどの移動式ショベルや、固定式ショベルにも適用することができる。さらに、クレーンやホイールローダ等、種々の作業機械にも本発明を同様に適用することができる。
上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
1 エンジン、2 メインポンプ、22 尿素水タンク(貯蔵部)、23 尿素水ポンプ(還元剤供給装置)、26 SCRコントローラ(制御装置)、27 尿素水噴射装置(噴射装置)、28 エンジンコントローラ(エンジン制御装置)、29 尿素水配管(還元剤配管)、30 主発電機、31 蓄電装置、33 遮断スイッチ(遮断装置)、36 パイロットポンプ(油圧ポンプ)、38 逆止弁、39 アキュムレータ、40 電磁切換弁(第1の油路遮断装置)、41 操作レバー(操作部材)、41a パイロット弁、44 油圧モータ、45 補助発電機、46 ダイオード、47 電磁切換弁(第2の油路遮断装置)、50 方向制御弁、100 排気ガス浄化装置、C 油圧シリンダ(作業用アクチュエータ)、HC1 作業用油圧回路、HC2 パイロット油圧回路

Claims (5)

  1. エンジンの排気ガスの排気流路中に還元剤を噴射する噴射装置、前記還元剤を貯蔵する貯蔵部、および前記貯蔵部の還元剤を還元剤配管を介して前記噴射装置に供給する還元剤供給装置を備えた作業機械であって、
    前記還元剤供給装置を制御する制御装置と、
    前記エンジンにより駆動される主発電機と、
    前記制御装置に電気的に接続され、前記主発電機からの電力により充電される蓄電装置と、
    前記蓄電装置から前記制御装置への電力の供給を遮断する遮断装置と、
    前記エンジンにより駆動される油圧ポンプと、
    前記油圧ポンプから吐出される圧油を蓄えるアキュムレータと、
    前記アキュムレータの圧力を保持する逆止弁と、
    前記アキュムレータから供給される圧油により駆動される油圧モータと、
    前記油圧モータにより駆動され、前記制御装置および前記還元剤供給装置の駆動電力を発生する補助発電機と、を備えていることを特徴とする作業機械。
  2. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記油圧ポンプは、前記アキュムレータが設けられたパイロット油圧回路に圧油を供給するパイロットポンプであり、
    前記エンジンにより駆動されるメインポンプと、
    前記メインポンプから吐出される圧油により駆動される作業用アクチュエータと、
    前記パイロット油圧回路に設けられ、操作部材の操作に基づいて、前記アキュムレータから供給される圧油を減圧してパイロット圧として出力するパイロット弁と、
    前記パイロット弁から出力されるパイロット圧に基づいて、前記メインポンプから前記作業用アクチュエータへの圧油の流れを制御する方向制御弁と、を備えていることを特徴とする作業機械。
  3. 請求項2に記載の作業機械において、
    前記エンジンが運転状態にあるときには、前記アキュムレータと前記パイロット弁とを接続する油路を連通し、前記エンジンが停止状態にあるときには、前記アキュムレータと前記パイロット弁とを接続する油路を遮断する第1の油路遮断装置を備えていることを特徴とする作業機械。
  4. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記エンジンが運転状態にあるときには、前記アキュムレータと前記油圧モータとを接続する油路を遮断し、前記エンジンが停止状態にあるときには、前記アキュムレータと前記油圧モータとを接続する油路を連通する第2の油路遮断装置を備えていることを特徴とする作業機械。
  5. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記エンジンを制御するエンジン制御装置と、
    前記補助発電機から前記エンジン制御装置に電流が流れないようにするダイオードと、を備えていることを特徴とする作業機械。
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