JP6505837B2 - 流体の構成成分を分離するための自己血輸血システム、及び、それを組み立てる方法 - Google Patents

流体の構成成分を分離するための自己血輸血システム、及び、それを組み立てる方法 Download PDF

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Description

[0001]一部の医療処置において、手術時の自己血輸血として知られる特定のプロセスにおいて、患者が失った血液を収集または回収してそれを患者への返血に利用できるようにする。返血の前に、収集された血液は、患者にとってより安全なものにするために、洗浄され濃縮される。典型的には、例えば脂肪、活性化凝固タンパク質、抗凝固因子、活性化血小板、凝固副産物、細胞残屑および遊離ヘモグロビンなどの望ましくない成分を含む血漿から赤血球が分離される。
[0002]一部の自己血輸血システムにおいて、血液の成分は、遠心ボウルを利用して分離される。回収された血液は遠心ボウルに入れられ、自己血輸血プロセスが血液の成分を分離することで、望ましくない成分を廃棄することができると共に、望ましい成分を保持し、患者に返血することができる。使用後、遠心ボウルは廃棄される。
[0003]既存の自己血輸血システムは比較的高価であり、かなり複雑である。複雑なシステムは、長い設置時間を必要とし、正しく組み立てられない場合もある。さらに様々な医療処置は、より大量の血液が失われる結果になり、それ故に様々な流体容積を有する遠心ボウルを必要とする。
[0004]一部の態様は、遠心筐体を含む、流体の構成成分を分離するための自己血輸血システムに関し、このシステムは、各々が異なるボウルの高さを有する複数の遠心ボウルを含む。回転可能な駆動部材が、遠心筐体の中に設置され、複数の遠心ボウルのうちのいずれか1つをその中に受け入れ、それと回転式に係合するように構成される。回転可能な駆動部材は受け入れ面を有し、複数の遠心ボウルの各々は、回転可能な駆動部材に嵌合するように大きさ及び形状が決められた外側形状を有し、複数の遠心ボウルの各々の外側形状は、ボウルの高さに関係なく、回転可能な駆動部材の受け入れ面の少なくとも一部に係合するように適合されることで、回転可能な駆動部材からの回転力を遠心ボウルに伝達する。
[0005]一部の態様は、自己血輸血処理のための筐体を含む、流体の流体構成成分を分離するための自己血輸血システムに関し、該自己血輸血システムはさらに、複数の様々に外側が整形された遠心ボウルのうちのいずれか1つを受け入れるように構成された受け入れ面を含む回転可能な駆動部材と、回転可能な駆動部材に嵌合するように適合された外側形状を備える遠心ボウルであって、遠心ボウルの外側形状の少なくとも一部は、回転可能な駆動部材の受け入れ面の少なくとも一部に係合するように適合されており、それにより遠心ボウルが回転可能な駆動部材に挿入され、回転式にそれに結合され得る、遠心ボウルと、遠心ボウルに動作可能に結合し、かつ筐体に取り外し可能に結合するように適合された使い捨ての流体分離オーガナイザであって、遠心ボウルからの1種または複数種の流体の送達および取り出しを促進するように構成された複数の流体ラインを含む、使い捨ての流体分離オーガナイザとを含む。
[0006]一部の態様は自己血輸血システムを動作させる方法に関し、方法は、筐体カバーを遠心ボウルに取り外し可能に結合するステップと、筐体カバーと遠心筐体が結合されていない状態であり、かつ遠心筐体の中の遠心ボウルと回転可能な駆動部材が結合されていない状態であるように、筐体カバーを遠心筐体に挿入するステップと、筐体カバーが遠心筐体に動作可能に結合され、かつ遠心ボウルが回転可能な駆動部材に動作可能に結合されるように、筐体カバーを係合位置まで移動させるステップとを含み、筐体カバーを係合位置まで移動させるステップが、自己血輸血システムの回転軸を中心に筐体カバーを回転させることなく、筐体カバーを遠心筐体の中で移動させるステップを含む方法。
[0007]複数の実施形態が開示されるが、本発明の例示の実施形態を示し記載する以下の詳細な記載から当業者に本発明のさらに他の実施形態も明らかになるであろう。したがって図面および詳細な記載は、本質的に例示とみなすべきであり、限定とみなすべきではない。
[0008]本開示に記載される一部の実施形態による自己血輸血システムを示す斜視図である。 [0009]本開示に記載される一部の実施形態による一体式の遠心ボウルおよび流体ラインオーガナイザを示す斜視図である。 [0010]本開示に記載される一部の実施形態による遠心ボウルを示す側部断面図である。 [0011]本開示に記載される一部の実施形態による、筐体カバーと回転可能な駆動部材に関連する、複数の様々な遠心ボウルの配置を示す側部断面図である。 [0012]本開示に記載される一部の実施形態による、係合解除状態にある遠心ボウル、筐体カバー、遠心筐体および回転可能な駆動部材の配置を示す側部断面図である。 [0013]本開示に記載される一部の実施形態による、係合状態にある遠心ボウル、筐体カバー、遠心筐体および回転可能な駆動部材の配置を示す側部断面図である。 [0014]図7Aは、図6の遠心ボウル、筐体カバー、遠心筐体および回転可能な駆動部材を示す露呈部分を含む上面図である。 [0015]図7Bは、本開示に記載される一部の実施形態による、係合解除位置まで回転させた後の、図6の遠心ボウル、筐体カバー、遠心筐体および回転可能な駆動部材を示す露呈部分を含む上面図である。 [0016]図7Bに示される遠心ボウル、筐体カバー、遠心筐体および回転可能な駆動部材の側部断面図である。 [0017]図9Aは、本開示に記載される一部の実施形態による、係合した動作状態における自己血輸血システムの例示の図である。 図9Bは、本開示に記載される一部の実施形態による、係合した動作状態における自己血輸血システムの例示の図である。 [0018]本開示に記載される一部の実施形態による、流体オーガナイザおよび遠心筐体の接触部分を示す詳細な図である。 本開示に記載される一部の実施形態による、流体オーガナイザおよび遠心筐体の接触部分を示す詳細な図である。 [0019]図12Aは、本開示に記載される一部の実施形態による、係合解除された非動作状態おける自己血輸血システムの例示の図である。 図12Bは、本開示に記載される一部の実施形態による、係合解除された非動作状態おける自己血輸血システムの例示の図である。 図12Cは、本開示に記載される一部の実施形態による、係合解除された非動作状態おける自己血輸血システムの例示の図である。
[0020]本発明は、種々の変更形態および代替形態を受け入れるが、特有の実施形態が図面において一例として示されており、以下で詳細に記載される。しかしながらその意図は、本発明を記載される特定の実施形態に限定するものではない。反対に本発明は、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲内にある全ての変更形態、均等物および代替形態を網羅することが意図されている。
[0021]図1は、本明細書に開示される一部の実施形態による自己血輸血システム10を示している。自己血輸血システム10は、少なくとも1つの遠心筐体20と、ポンプ30とを含む。いくつかの実施形態において、ポンプ30は、ポンプ駆動装置30Aと、ポンプラインガイド30Bとを含む。いくつかの実施形態において、遠心ボウル40が遠心筐体20に配置される。いくつかの実施形態において、遠心ボウル40は、流体ラインオーガナイザ50に動作可能に結合され、追加または代替としてシステム流体ライン60に流体結合される。いくつかの実施形態において、制御装置が、ポンプ30および遠心ボウル40を含めた遠心筐体20に動作可能に結合され、自己血輸血システム10の動作を制御するように動作可能である。種々の実施形態によると、遠心ボウル40(および追加または代替として自己血輸血システム10の構成要素)は米国特許第5,387,174号に記載されるようなものであり、この特許の全体の内容は、参照により本明細書に組み込まれている。
[0022]図2に示されるようにいくつかの実施形態において、流体ラインオーガナイザ50は、遠心ボウル40に動作可能に結合される。いくつかの実施形態において、流体ラインオーガナイザ50と遠心ボウル40は、単一の一体式の(例えば一体型)ユニットである。これらの実施形態において、自己血輸血システム10の操作者は、この一体式ユニットを遠心筐体20の中に容易にかつたやすく挿入することができ、また同様に遠心筐体20から容易にかつたやすく取り外すことができる。そのような一体式ユニットは、自己血輸血システム10の操作者に対して有意な動作効率および利点を与えることができる。
[0023]任意選択でいくつかの他の実施形態において、自己血輸血システム10が遠心ボウル40に結合された流体ラインオーガナイザ50と共にまたはそれなしで動作可能であるように、流体ラインオーガナイザ50は遠心ボウル40に取り外し可能に結合される。そのようないくつかの実施形態において、流体ラインオーガナイザ50は、遠心ボウル40の入口管106(図3)を受け入れるように構成された遠心ボウル結合器70を含む。
[0024]いくつかの実施形態において、流体ラインオーガナイザ50は、複数の流体ライン68(例えば流体ライン68A、68Bおよび68C)と接触するように構成されたフレーム52を含む。いくつかの実施形態において、フレーム52は、複数の流体ライン68の適切な編成を実現する。いくつかの実施形態において、流体ライン68の適切な編成は、複数の入口54(例えば入口54A、54Bおよび54C)によって促進される。いくつかのそのような実施形態において、複数の入口54は、そこを通して複数の流体ライン68を受け入れるように構成される。具体的には図2に示されるように、流体ライン68A、68Bおよび68Cは、入口54A、54Bおよび54Cをそれぞれ通るように延出する。
[0025]いくつかの実施形態において、フレーム52はさらに、単一のシステム流体ライン60への移行を実現するマニフォルド56も含む。例えばいくつかの実施形態において、マニフォルド56に入り込む複数の流体ライン68は、単一のシステム流体ライン60へと移行する。これによりいくつかの実施形態において、フレーム52は、システム流体ライン60と複数の流体ライン68の各々の流体ラインの間の流体接続を容易にする。いくつかの実施形態において、流体ラインオーガナイザ50、システム流体ライン60および複数の流体ライン68が1つの一体式の使い捨てユニットを形成するように、製造時にシステム流体ライン60および複数の流体ライン68が流体ラインオーガナイザ50に組み込まれる。いくつかの他の実施形態において、システム流体ライン60および複数の流体ライン68は、流体ラインオーガナイザ50に取り外し可能に接続され、かつ挿入され取り外すこともできるように、流体ラインオーガナイザ50に挿入可能である。
[0026]図2にさらに示されるようにいくつかの実施形態において、フレーム52の複数の入口54とマニフォルド56の間に流体ラインアクセスセクション58が据えられる。いくつかの実施形態において、流体ラインアクセスセクション58は、フレーム52内を通過する複数の流体ライン68の1つまたは複数の一部分に到達する方法を提供する(またはそうでなければそれを露出させる)。したがって1つまたは複数の流体ライン68に到達する方法を提供することによって、流体ラインアクセスセクション58は、1つまたは複数の流体ライン68を機械的に締め付け固定する(例えば図1に示されるような締め付け要素22を介して)ための特定の領域を提供する。1つまたは複数の複数の流体ライン68を締め付け固定することによって、自己血輸血プロセスにおいて(例えば以下で考察する自己血輸血プロセスの充填段階および/または洗浄段階など)流体がシステムライン60を通過し、その後遠心ボウル40に進入するのを阻止することができる。追加または代替として、1つまたは複数の流体ライン68を締め付け固定することによって、自己血輸血プロセスにおいて(例えば以下で考察する自己血輸血プロセスの中身を空にする段階など)流体が1つまたは複数の流体ライン68を通過するのを阻止することができる。
[0027]いくつかの実施形態において、システム流体ライン60は、複数の流体ライン68を遠心ボウル40の入口に流体接続する。いくつかの実施形態において、システム流体ライン60は、マニフォルドライン部分62、ポンプライン部分64および/または遠心ボウル入口部分66を含む。マニフォルドライン部分62は、複数の流体ライン68の各々に流体接続する。いくつかの実施形態において、フレーム52はそのような接続を容易にする。例えばマニフォルドライン部分62および流体ライン68は、フレーム52の流体ライン合流セクション56に流体接続される。遠心ボウル入口部分66は、システムライン60を通るように汲み上げられた1種または複数種の流体(例えば患者の血液)が流体分離のために遠心ボウル40に進入することができるように(および追加または代替として流体分離後遠心ボウル40を出て行くことができるように)、遠心ボウル40の入口に流体接続される。ポンプライン部分64は、遠心筐体20(図1)のポンプ30(例えば図1に示されるような容積式ポンプまたは蠕動ポンプ30など)と機械的に接触(interface)する。いくつかの実施形態において、ポンプライン部分64は全体的に湾曲させ、自己血輸血システム10のポンプ30に隣接するように据えられる(図9Aおよび図9B)。他の実施形態においてポンプライン部分64は直線である(湾曲させない)。流体ライン68を通り遠心ボウル40の中へと(またはそこから外に)流体を汲み上げるための任意の好適なシステムまたは要素が想定され、本明細書に開示される実施形態の範囲から逸脱することなく実装することができる。
[0028]図3に示されるように、いくつかの実施形態によると、遠心ボウル40は、外側の壁102(内側面102Aと、外側面102Bとを含む)、分離チャンバ104、入口管106、収集器108および排出管110を含む。いくつかの実施形態において、遠心ボウル40の外側の壁102は、上部114と、下部116とを含む。いくつかの実施形態において、上部114が遠心ボウル40の頂部に向かって上向きに延びるにつれて、遠心ボウルの外側の壁102の外側面の外周が大きくなるように、上部114はテーパ状にされる。いくつかの実施形態において、遠心ボウル40は、エラストマー材料から作成され、押し出しの吹出し成形によって製造され、遠心ボウルの高さ118(例えば以下で特定する遠心ボウルの高さ)を有する。
[0029]いくつかの実施形態において、流体(例えば患者の血液など)が入口管106を通って分離チャンバ104に入り込む。進入する流体は、入口管106を通って進み、入口管106を出て、遠心ボウル40の底部付近で分離チャンバ104に入る。遠心ボウル40を回転させる際、この回転によって、成分の濃度に基づいて分離チャンバ104内の流体を別々の部分(または成分)に分離させる遠心力が生じる。
[0030]例えば遠心ボウル40の回転によって生じる遠心力は、当業者によって理解されるように、患者の血液の構成部分(例えば赤血球、白血球、血小板および血漿)を、それらの構成部分の相対的な濃度に応じて分離させる。具体的には図3の図示される例において、遠心ボウルが回転する際、血液のより高濃度の成分である赤血球112が、遠心ボウル40の外側の壁102の内側面102Aに当たるように外向きに推し進められる。中程度の濃度の血液成分(図示せず)、例えば白血球および血小板も同様に外向きに推し進められ、また赤血球112に対するその低い濃度のために、濃縮した多量の赤血球112に直接隣接して位置するバフィーコートとして知られる薄層をなして配置される。望ましくない要素、例えば脂肪などを含有する血漿などのより濃度の低い成分(図示せず)も同様に外向きに推し進められ、バフィーコートに直接隣接するように位置する層をなして配置される。
[0031]いくつかの実施形態では、流体分離において、より濃度の低い成分は、遠心ボウル40の頂部へと進み、収集され、収集器108および排出管110を介して分離チャンバ104から排出される。いくつかの実施形態において、流体分離プロセスの終わりに、遠心ボウル40の分離チャンバ104内に残っている流体は、入口管106を通って遠心ボウル40の外へと圧送される(例えば図1に示されるようなポンプ30を介して)。例えば処理済みの血液は、ポンプ30(図1)によって遠心ボウル40からシステムライン60(図2)内に圧送され、当業者に理解されるようにその後患者への返血用に貯蔵される。
[0032]いくつかの実施形態において、自己血輸血システム10(図1)は、複数の異なるサイズの遠心ボウル40のいずれかと共に動作可能である。すなわち自己血輸血システム10は、単一のボウルサイズ(すなわち流体容積および/または外側の要素)に基づいて動作するように限定されない。例えば自己血輸血システム10は、第1の流体容積を有する第1の遠心ボウルと、第2の流体容積を有する第2の遠心ボウルとを含むことが可能であり、この場合第2の流体容積は第1の流体容積と異なる。自己血輸血システム10は、第1の遠心ボウルおよび第2の遠心ボウルの両方と共に動作するように構成される。具体的にはいくつかの実施形態において、自己血輸血システム10の回転可能な駆動部材は、複数の異なるサイズの遠心ボウルのうちのいずれか1つと共に個別に動作するように構成される。
[0033]例えば図4に示されるように、自己血輸血システム10(図1)の遠心筐体20(図1)は、回転可能な駆動部材120を含む。いくつかの実施形態において、回転可能な駆動部材120は、遠心筐体20(図1)の筐体くぼみ150の中に保持される。いくつかの実施形態において、回転可能な駆動部材120は一般に、内側面122と、底面124とを含む。いくつかの実施形態において、回転可能な駆動部材120は、全体として円錐形を形成するテーパ上部126を含む。このテーパ状の部分が回転可能な駆動部材120の底面124から離れるように上方へ延びるにつれて内側面122の一部の外周が大きくなるように、テーパ上部126はテーパ状にされる。
[0034]いくつかの実施形態において、遠心ボウル40は、回転可能な駆動部材120に挿入されるように動作可能である。いくつかの実施形態において、回転可能な駆動部材120は円筒形であり、複数の異なるサイズの遠心ボウル40(以下で考察する)を受け入れるように構成される。いくつかの実施形態において、遠心ボウル40は、回転可能な駆動部材120の中に摩擦によって保持され、回転可能な駆動部材120によって駆動させる。いくつかの実施形態において、回転可能な駆動部材120は、遠心筐体20(図1)の中に据えられた駆動モータなどの駆動用部材(図示せず)によって駆動させる。一部のそのような実施形態では、回転可能な駆動部材120は、駆動用部材に取り外し可能に結合される。一部の他の実施形態では、回転可能な駆動部材120は、駆動用部材に取り外し可能に結合される。
[0035]いくつかの実施形態において、自己血輸血プロセスにおいて、遠心ボウル40は、時計回りの方向で遠心ボウル40の長手方向軸を中心に駆動させる。別の実施形態では、遠心ボウル40は代替として、反時計回りの方向で遠心ボウル40の長手方向軸を中心に駆動させる。さらに一部の他の実施形態では、遠心ボウル40は、時計回りと反時計回りの両方で、遠心ボウル40の長手方向軸を中心に駆動させる。遠心ボウル40は、例えば自己血輸血プロセスの第1の部分において、第1の方向で遠心ボウル40の長手方向軸を中心に駆動させ(例えば時計回りに)、自己血輸血プロセスの第2の部分では、第2の異なる方向で遠心ボウル40の長手方向軸を中心に駆動させる(例えば反時計回りに)。
[0036]いくつかの実施形態において、複数の様々に外側のサイズが決められた遠心ボウルのうちのいずれか1つを回転可能な駆動部材120の中に受け入れることができるように、(またはそうでなければその中に挿入することができるように)回転可能な駆動部材120の頂部は開放され、回転可能な駆動部材120の内側面122を露出させている。図4に図示される例は、70ccの流体容積を有する第1の遠心ボウルと、100ccの流体容積を有する第2の遠心ボウルと、135ccの流体容積を有する第3の遠心ボウルとを描いている。図4に示される複数の遠心ボウルは、互いの上に重ね合わされ、回転可能な駆動部材120の中に同時に受け入れられるように見えるが、回転可能な駆動部材120は、遠心ボウルを個別に受け入れるように構成されている。すなわち1つの遠心ボウル40のみが、所与の自己血輸血プロセスに関連して回転可能な駆動部材120に受け入れられる。例えば回転可能な駆動部材120は、第1の自己血輸血プロセスのために第1の流体容積を有する第1の遠心ボウルを受け入れ、第2の自己血輸血プロセスのために第2の(おそらくは、異なる)流体容積を有する第2の遠心ボウルを別個にかつ独立して受け入れる。同じように回転可能な駆動部材120は、第3の自己血輸血プロセスのために第3の流体容積を有する第3の遠心ボウルを受け入れ、以下同様である。よって回転可能な駆動部材120は複数の様々にサイズが決められた遠心ボウルを受け入れるように構成されるが、回転可能な駆動部材120は、そのような様々にサイズが決められた遠心ボウルを個別に受け入れるように構成される。
[0037]いくつかの実施形態において、回転可能な駆動部材120の内側面122は、遠心ボウル40の外側の壁102(図3)の外側面102B(図3)に適合するように構成される。いくつかの実施形態において、遠心ボウル40の外側面102Bの一部が回転可能な駆動部材120の内側面122の一部に物理的に接触するように、回転可能な駆動部材120は遠心ボウル40を受け入れる(例えば遠心ボウル40は、回転可能な駆動部材120の中に挿入される)。具体的には、図4に描かれる70ccの容積の遠心ボウルを参照すると、遠心ボウル40の外側の壁102の上部のテーパ部分114(図3)の外側面102Bは、回転可能な駆動部材120の内側面122の上部126の一部と物理的に接触する。これに加えて遠心ボウル40の外側の壁102の下部116(図3)の外側面102Bは、回転可能な駆動部材120の内側面122の下部128の一部と接触する。いくつかの実施形態において、挿入後の遠心ボウル40は、回転可能な駆動部材120の底面124に接触する部分は全くない。一部の他の実施形態(図示せず)では、挿入後の遠心ボウル40の一部が回転可能な駆動部材120の底面124と接触する。
[0038]いくつかの実施形態において、遠心ボウル40のサイズは、分離チャンバ104(図3)のサイズ(または流体容積)の関数である。いくつかの実施形態において、分離チャンバ104のサイズ(または流体容積)は、遠心ボウル40の外側の壁102(図3)の内側面102A(図3)の直径φ60の関数である。一部の他の実施形態において、分離チャンバ104のサイズ(または流体容積)は、追加または代替として遠心ボウルの高さ118の関数である(例えば遠心ボウルの分離チャンバの頂部と底部の間で測定した距離−図3)。例えば第1の流体容積を有する第1の遠心ボウルは第1の高さを有し、第2の異なる流体容積を有する第2の遠心ボウルは第2の異なる高さを有する。
[0039]一部の測定値は、遠心ボウルの高さ118の関数である分離チャンバ40のサイズの一例として以下で本明細書に報告される。
Figure 0006505837
[0040]いくつかの実施形態において、遠心ボウルの高さ118(図3)を変えることは、外側の壁102(図3)の下部116の長さ(遠心ボウル40の底部と、遠心ボウル40の上部のテーパ部分114の間で測定される−図3)を拡大することによって達成することができる。例えば再び図4を参照すると、下部116の外径(および形状)は、70cc、100ccおよび135ccの流体容積の遠心ボウルの各々に関して同一であるが、70ccの流体容積の遠心ボウルの外側の壁102の下部116の長さは、100ccおよび135ccの流体容積の遠心ボウルの外側の壁102の下部116の長さとは異なる。この例において、100ccおよび135ccの流体容積の遠心ボウルは各々、70ccの流体容積の遠心ボウルより大きな流体容積を有する。70cc、100ccおよび135ccの流体容積の遠心ボウルの下部116のそれぞれの長さは異なるが、70cc、100ccおよび135ccの流体容積の遠心ボウルは各々、回転可能な駆動部材120と適切に接触する。換言すると複数の異なるサイズの遠心ボウル40に関連して同一の回転可能な駆動部材120が利用される。
[0041]いくつかの実施形態において、自己血輸血システム10(図1)は、遠心ボウル40に結合されるように構成された筐体カバー130を含む。いくつかの実施形態において、筐体カバー130を複数の異なる自己血輸血プロセスおよび複数の異なる遠心ボウル40に関連して利用することができるように、筐体カバー130は遠心ボウル40に取り外し可能に結合される。いくつかの実施形態において、筐体カバー130および遠心ボウル40は合わさって1つの一体式の使い捨てユニットを形成する。
[0042]図5に示されるようにいくつかの実施形態において、筐体カバー130は、頂部132と、側部134とを含む。いくつかの実施形態において、筐体カバー130、頂部132および側部134は概ね円筒形である。種々の実施形態において、筐体カバー130が遠心ボウル40(例えば回転するシール)および遠心筐体20に適切に結合され、自己血輸血システム10(図1)の動作を可能にすることができる場合には、筐体カバー130、頂部132および側部134は任意の好適な形状であってよい。いくつかの実施形態において、筐体カバーは、当業者に理解されるように遠心ボウル40が回転可能な駆動部材120によって回転することを許しつつ、遠心ボウル40と筐体カバー130の間のシールを可能にするように構成されたインターフェースシール136を含む。
[0043]いくつかの実施形態において、筐体カバー130は、遠心ボウル40を遠心筐体20に固定する。例えば図5に示されるように筐体カバー130は、傾斜付きのくさび要素142とフランジ144とを含む筐体係合要素140を含む。いくつかの実施形態において、傾斜付きのくさび要素142、フランジ144および側部134は合わさって結合座部146を形成する。いくつかの実施形態において、結合座部146は、遠心筐体20の係合ピン152を受け入れる(およびこれにより保持する)ように構成される。
[0044]いくつかの実施形態において、遠心筐体20は、筐体くぼみ150を含む。図面に示される筐体くぼみ150は概ね円筒形であるが、筐体くぼみ150は任意の好適な形状であってよい。いくつかの実施形態において、係合ピン152が、筐体くぼみ150の側壁の中に据えられる。係合ピンは、係合ピン筐体154の中に保持され、近位端と遠位端を含んでおり、近位端は遠位端より筐体くぼみ150の長手方向軸X1に近接している。いくつかの実施形態において、係合ピン筐体154は、係合ピン152が係合ピン筐体154の長手方向軸X2に沿って並進することを許す。いくつかの実施形態において、長手方向軸X2は、長手方向軸X1に直交する。いくつかの実施形態において、係合ピン筐体154は、係合ピン152の変位を実現する変位座部156を含む(以下でより詳細に考察される)。
[0045]いくつかの実施形態において、係合ピン筐体154はさらに、係合ピンばね158(または他の弾性構成要素)を含む。係合ピンばね158は、長手方向軸X1に向かうように係合ピンに働きかけるように構成される。例えば係合ピン152を変位させた場合、係合ピンばね158は、係合ピン152に働きかけてその変位していない状態に戻るようにする。いくつかの実施形態において、係合ピン筐体154はさらに、係合ピン筐体154から係合ピン152が外れるのを阻止するように構成された1つまたは複数の係合ピン保持要素162を含む。
[0046]いくつかの実施形態において、筐体カバー130は、筐体くぼみ150に挿入される際、係合ピン152によって保持されるように動作可能である。例えば係合ピン152の近位端は、筐体カバー130の筐体係合要素140と適切に接触するように構成された1つまたは複数の保持要素を含む。例えばいくつかの実施形態において、係合ピン152の近位端は、筐体カバー130の結合座部146と接触する(またはそうでなければこれによって保持される)ように構成された筐体カバー保持要素160を含む。いくつかの実施形態において、筐体カバー130を筐体くぼみ150の中に保持することによって、遠心ボウル40が回転可能な駆動部材120の中に保持される(および動作可能にそこに結合される)。
[0047]図5は、回転可能な駆動部材120に挿入される際の遠心ボウル40の位置(筐体カバー130を含む)を示す。挿入する際、遠心ボウル40の長手方向軸は、長手方向軸X1(これは回転可能な駆動部材120の長手方向軸とさらに整列させる)と整列させる。整列させると、遠心ボウル40を回転可能な駆動部材120に挿入する前は、係合ピン152は筐体くぼみ150の内側の壁を越えて延出している。遠心ボウル40が回転可能な駆動部材120に結合される(例えば挿入される)際、筐体係合要素140が係合ピン152に係合する。いくつかの実施形態において、係合要素140が係合ピン152(例えば保持要素160を介して)に係合する際、係合ピン152が長手方向軸X1から離れるように長手方向軸X2に沿って並進するように、くさび要素142が係合ピン152を変位させる。換言すると、筐体カバー130のくさび要素142は、係合ピン152を変位座部156の中に入るように変位する。係合ピン152を変位座部156の中に入るように変位させた状態で、遠心ボウル40を回転可能な駆動部材120の中に完全に挿入する(およびそれに結合させる)ことができる。
[0048]示されるように遠心ボウル40を回転可能な駆動部材120へと挿入する作業は、遠心ボウル40および筐体カバー130の簡素な「上から下への」並進を必要とする。具体的には、遠心ボウル40および筐体カバー130を筐体くぼみ150と適切に整列させた状態で、ユーザが筐体カバーの頂部を押し下げるだけで、回転可能な駆動部材120と遠心ボウル40の間ならびに筐体カバー130の係合要素140と係合ピン152の間に適切な係合を生じさせるのに十分な距離だけ遠心ボウル40を長手方向軸X1に沿って移動させるのに十分な下方の圧力が加わる。
[0049]筐体カバー130を長手方向軸X1に沿って十分に移動させると、係合ピン152は自由になり、その変位していない位置へと戻る。したがって筐体カバー保持要素160が筐体係合要素140と適切に係合するように、係合ピンばね158は、係合ピン152が長手方向軸X1に向かって並進するように働きかける。筐体係合要素140と筐体カバー保持要素160が適切に係合すると、筐体カバー130および遠心ボウル40は、自己血輸血システム10(図1)に動作可能に結合され、筐体くぼみ150から引き出されないようになる。
[0050]具体的には、筐体カバー130を長手方向軸X1に沿って十分に移動させると(例えばおおよそ15mmの距離)、筐体係合要素140のフランジ144は、係合ピン152がその変位していない位置に戻るのを邪魔しないように十分に移動する。したがって係合ピン152がその変位していない位置に配置された状態で、係合ピン152の近位端は、筐体くぼみ150の中に位置しており、筐体係合要素140より上に位置決めされる。したがって筐体カバー保持要素160が係合座部146に係合することによって、筐体カバー130を筐体くぼみ150の中に保持し、その結果、遠心ボウル40を回転可能な駆動部材120の中に保持する(および動作可能にそこに結合する)。
[0051]図6は、遠心ボウル40が回転可能な駆動部材120の中に完全に挿入された状態の筐体係合要素140と筐体カバー保持要素160との結合状態を示す。示されるように筐体カバー保持要素160が結合座部146(図5)と接触して筐体カバー130を筐体くぼみ150の中に保持する。筐体カバー130および遠心ボウル40が自己血輸血システム10(図1)に動作可能に結合された状態で、自己血輸血システム10は、自己血輸血プロセス(例えば上記で考察した自己血輸血プロセス)を開始することができる。
[0052]自己血輸血プロセスにおいて、筐体カバー130は、係合ピン152と係合した状態を保つ。すなわち遠心ボウル40は、自己血輸血プロセスにおいて回転可能な駆動部材120によって長手方向軸X1を中心に自由に回転するが、筐体カバー130は、回転軸X1を中心に回転しない。具体的には遠心ボウル40は、インターフェースシール136を介して、筐体カバー130から独立して回転軸X1を中心に自由に回転する。
[0053]自己血輸血プロセスが終結した後、遠心ボウル40および筐体カバー130は、回転可能な駆動部材120および筐体くぼみ150(回転可能な駆動部材120を含め)から取り外される。遠心ボウル40および筐体カバー130の取り外しは、回転軸X1を中心に指定された度数(α)にわたって筐体カバー130を回転させることを必要とする。筐体カバー130を指定された度数だけ回転させることによって、筐体カバーは、上記に考察した係合位置または状態から係合解除位置または状態へと移行する。いくつかの実施形態において、筐体カバー130は、20から40度(例えば30度)回転させる。しかしながら種々の実施形態において、本明細書に開示される実施形態の範囲から逸脱することなく、筐体カバー130を遠心筐体20から分離するのにあらゆる指定の回転角度が利用されてよい(例えば360を超える、または360未満)。
[0054]図7Aは、係合ピン152、側部134および筐体係合要素140を見せるために、筐体カバー130の頂部132の特定の部分および遠心筐体20の特定の部分(図6)が除去された、上記で考察した係合位置の上面図を示す。筐体カバー130を係合位置から係合解除位置に回転させる際、筐体係合要素140は筐体カバー保持要素160から切り離され、係合ピン152は、変位座部156(図5)に向かって長手方向軸X1から離れるように変位させられる。
[0055]いくつかの実施形態において、側部134の第1のセクションは、筐体カバー130の長手方向軸からの第1の半径方向の距離であり、側部134の第2のセクションは、筐体カバー130の長手方向軸からの第2の異なる半径方向の距離である。言い換えるなら、筐体カバー130の連続的な側部134は、筐体カバーの長手方向軸からの半径方向の距離が変化する複数のセクションを含む(図7Aおよび図7Bを参照)。一部のこのような実施形態では、筐体カバー130を係合位置から係合解除位置に回転させる際、側部134は係合ピン152の近位端部分に接触し、係合ピン152を変位座部156(図5)の中に入るように変位させる。例えば筐体カバーの回転度が増大するにつれて、筐体カバーの側部の半径方向の距離も増大する。このような半径方向の距離の増大は、係合ピン152の変位座部156の中への変位を促進する。筐体カバー130を係合解除位置まで指定された度数だけ回転させた状態で、筐体カバー130を筐体くぼみ150から取り外すことができる(および遠心ボウル40を取り外すことができる、またはそうでなければ回転可能な駆動部材120から切り離すことができる−図5)ように、係合ピン152は変位座部156の中に完全に変位させる。
[0056]図7Bは、係合ピン152、側部134および筐体係合要素140を見せるために、筐体カバー130の頂部132の特定の部分および遠心筐体20の特定の部分(図6)が除去された、上記で考察した係合解除位置の上面図を示す。示されるように筐体カバー130を係合解除位置に回転させた状態で、筐体係合要素140が筐体カバー保持要素160から切り離されるように係合ピン152を変位座部156(図5)の中に完全に変位させる。
[0057]図8は、係合解除位置まで回転させた筐体カバー130および筐体カバー保持要素160から切り離された筐体係合要素140(図7B)の側部断面図である。したがって、筐体カバー130および遠心ボウル40を筐体くぼみ150から持ち上げることによって、筐体カバー130および遠心ボウル40を筐体くぼみ150および回転可能な駆動部材120から容易に取り外すことができる。
[0058]いくつかの実施形態において、筐体カバー130を係合位置から係合解除位置に回転させる際、自己血輸血プロセスにおいて、筐体カバー130は、回転可能な駆動部材120および遠心ボウル40によって利用される回転方向と同様の回転方向に回転させる(例えば時計回りまたは反時計回り)。一部の他の実施形態において、筐体カバー130を係合位置から係合解除位置に回転させる際、自己血輸血プロセスにおいて、筐体カバー130は、回転可能な駆動部材120および遠心ボウル40によって利用される回転方向と異なる(または反対の)回転方向に回転させる。筐体カバー130を、回転可能な駆動部材120の回転の方向と反対の方向に回転させることを必要とするようにすることによって、自己血輸血システムは、筐体係合要素140および筐体カバー保持要素160が、自己血輸血プロセス中に偶発的に切り離されることを回避することができる。
[0059]上記で考察した例は、筐体係合要素140と筐体カバー保持要素160の間の係合位置を描いており、この場合係合ピン152の筐体カバー保持要素160は、筐体カバー130の筐体係合要素140より上に位置決めされるが、一部の代替の実施形態では、自己血輸血システム10は追加または代替として、係合ピン152の筐体カバー保持要素160が筐体カバー130の筐体係合要素140に隣接して(その下および/またはその側面を含める)位置決めされ得るようにも構成されることを理解されたい。
[0060]次に図5に戻って参照すると、いくつかの実施形態において、遠心筐体20は整列ピン164をさらに含む。いくつかの実施形態において、整列ピン164の一部が整列ピン座部166から(および遠心筐体20の頂部面20Aより上に)延出するように、整列ピン164は、遠心筐体20の中の整列ピン座部166に着座している。いくつかの実施形態において、整列ピンばね168が整列ピン座部166の中に据えられ、整列ピン164に対して特定の力を及ぼすように動作可能であり、これにより整列ピン164が整列ピン座部166から離れるように働きかける。いくつかの実施形態において、整列ピン164の整列ピン座部166内への何らかの変位に応じて(以下で考察される)、整列ピンばね168が、非変位位置に戻るように整列ピン164に働きかける。
[0061]いくつかの実施形態において、筐体カバー130および遠心ボウル40を筐体くぼみ150に挿入する際、筐体カバー130の頂部132の特定の部分が、整列ピン164に接触する。例えば次に図6を参照すると、筐体カバー130と係合ピン152の係合に関連して、筐体カバー130の頂部132のセクション132Aが整列ピン164と接触する(およびそれを変位させる)。遠心ボウル40が完全に回転可能な駆動部材120に挿入された(またはそうでなければ動作可能にそれに結合された)後、かつ筐体カバー130が係合ピン152によって適切に保持された(またはそうでなければそれと係合された)後、整列ピン164が筐体カバー130の頂部132のセクション132Aに対して特定の力を及ぼすことにより、遠心ボウル40に対して適切に整列するように筐体カバー130に働きかける。遠心ボウル40と筐体カバー130の間の適切な整列が、自己血輸血プロセスにおいてインターフェースシール136が適切に機能することを保証する。換言するとインターフェースシール136が適切に機能し、遠心ボウル40が適切に整列した状態で、遠心ボウル40は自己血輸血プロセスにおいて筐体カバー130に対して効果的かつ効率的に回転することができる。
[0062]図9Aおよび図9Bは、一部の実施形態による、動作構成または状態にある自己血輸血システム10を示す。上記で考察したように、いくつかの実施形態において、自己血輸血システムは、遠心ボウル40に結合された流体ラインオーガナイザ50を含む。いくつかの実施形態において、流体ラインオーガナイザ50は、遠心ボウル40を回転可能な駆動部材120に挿入し、かつ筐体カバー130を筐体くぼみ150に挿入することに関連して遠心筐体20に動作可能に結合される。いくつかの実施形態において、流体ラインオーガナイザ50を遠心筐体20に結合する際、システム流体ライン60がポンプ30に動作可能に結合される。例えば図9Bに示されるようにシステム流体ライン60のポンプライン部分64が、ポンプ30のポンプ駆動装置30Aとポンプラインガイド30Bの間に挿入される(またはそうでなければその間に位置決めされる)。いくつかの実施形態において、ポンプラインガイド30Bは、ポンプ駆動装置30Aによって動作するように構成された全体的に硬質の部材である。ポンプの動作中、ポンプ駆動装置30Aおよびポンプラインガイド30Bは、システムライン60(ならびに流体ライン68−図2)を通って引き寄せられる流体を提供する。いくつかの実施形態において、ポンプ30は、蠕動ポンプである(上記で考察したように)。しかしながら添付の図面に描かれているポンプ30は単なる例示の目的であって、限定することは意図していないことを理解されたい。したがって、流体を遠心ボウル40に送達するために任意の好適なシステムが想定され、本明細書に開示される実施形態の範囲から逸脱することなく実装され得ることを理解されたい。
[0063]いくつかの実施形態において、筐体カバー130(および遠心ボウル40)は筐体くぼみ150の中に保持され、流体ラインオーガナイザ50は遠心ボウル40に結合され、さらに遠心筐体20およびポンプ30に取り外し可能に結合される。いくつかの実施形態において、流体ラインオーガナイザ50は、遠心筐体20の頂部面20Bに取り外し可能に結合される。いくつかの実施形態において、筐体カバー130(および遠心ボウル40)が筐体くぼみ150内に保持された状態で、流体を遠心ボウル40の中におよびそこから汲み出すことができるように、システム流体ライン60のポンプライン部分64は、ポンプ駆動装置30Aとポンプラインガイド30Bの間に位置決めされる。
[0064]いくつかの実施形態において、遠心筐体は、流体ラインオーガナイザ50の1つまたは複数の表面51と接触するように構成された1つまたは複数の流体ラインオーガナイザタブ21を含む。例えば図10および図11に示されるように(これらは図9Bからの詳細な図C−CおよびD−Dにそれぞれ対応する)、遠心筐体20の流体ラインオーガナイザタブ21Aは、流体ラインオーガナイザ50の表面51Aと接触するように構成される(図10)。同様に遠心筐体20の流体ラインオーガナイザタブ21Bは、流体ラインオーガナイザ50の表面51Bと接触するように構成される(図11)。流体ラインオーガナイザ50と遠心筐体20の間に1つまたは複数の界接面を含むことによって、自己血輸血システムは、遠心筐体20に対する流体ラインオーガナイザ50の適切な支持および整列を実現することを理解されたい。いくつかの実施形態において、1つまたは複数の流体ラインオーガナイザタブ21および1つまたは複数の表面51は、傾斜付きの面を含む(図10および図11)。いくつかの実施形態において、1つまたは複数の流体ラインオーガナイザタブ21および1つまたは複数の表面51上に傾斜付きの面を含むことによって、自己血輸血システム10は、遠心筐体20からの流体ラインオーガナイザ50の容易な取り外しを実現する。
[0065]いくつかの実施形態において、自己血輸血プロセスが完了した後、システム流体ライン60および流体ライン68を含めた流体ラインオーガナイザ50が遠心筐体20から取り外される。いくつかの実施形態において、本明細書に開示されるように、取り外す際、筐体カバー130を回転させて遠心筐体20から外す。いくつかの実施形態において、筐体カバー130の回転に先立って、システム流体ライン60がポンプ30から切り離される。いくつかの実施形態において、ポンプライン部分64をポンプ駆動装置30Aとポンプラインガイド30Bの間のその動作位置から取り外すことによって、システム流体ライン60はポンプ30から切り離される。いくつかの実施形態において、ポンプ30からシステム流体ライン60を取り外した後、筐体カバー130は係合位置から係合解除位置へと自由に回転させる。しかしながら一部の実施形態では、システム流体ライン60をポンプ30から取り外す前に、筐体カバー130を係合位置から係合解除位置に回転させる場合もあることを理解されたい。例えば上記で考察したようにいくつかの実施形態において、流体ラインオーガナイザは、遠心ボウル40から筐体カバー130に対して自由に回転させる(または代替として脱着式にする)。したがって遠心筐体20からの筐体カバー130の切り離しとは独立して(および故にその前、その間またはその後に)ポンプ30からのシステム流体ライン60の切り離しを行うことができる。
[0066]図12Aから図12Cは、一部の実施形態による非動作構成または状態にある自己血輸血システム10を示す。いくつかの実施形態において、筐体カバー130を係合位置または状態から係合解除位置または状態に回転させる際、流体ラインオーガナイザ50も同様に回転させる。すなわちいくつかの実施形態において、流体ラインオーガナイザ50は、筐体カバー130の回転とロックステップ(lock-step)で(またはほぼロックステップで)回転する。いくつかの実施形態において、流体ラインオーガナイザ50は、筐体カバー130から独立して(またはほぼ独立して)自由に回転する。したがってこれらの実施形態では、筐体カバー130を遠心筐体20から外す前に(または代替としてその間またはその後に)流体ラインオーガナイザ50が取り外される場合もある。
[0067]いくつかの実施形態において、流体ラインオーガナイザは、複数の異なるセクション(例えば50Aおよび50B)で構成される。いくつかの実施形態において、複数のセクションの各々は硬質の、たわまないセクション(例えば硬質エラストマー材料で形成された)である。一部の他の実施形態において、それらが流体ラインオーガナイザ50の1つまたは複数の部分(マニフォルド部分52など−図2)が遠心筐体20に対してたわむ(またはそうでなければ向きを変える)ことを許すように動作可能であるように、1つまたは複数のセクションは指定の柔軟度を維持する。一部のそのような実施形態では、筐体カバー130を係合位置から係合解除位置に回転させる際、流体ラインオーガナイザ50は補助的に遠心筐体20の頂部面20Bから離れるように変位させる。図12Aから図12Cに示されるように、流体ラインオーガナイザの部分50Aが遠心筐体20の頂部面20Bから離れるように変位し得るように、流体ラインオーガナイザ50は、変位部分50Bにおいて屈曲するように構成される。
[0068]本発明の範囲から逸脱することなく、考察される例示の実施形態に対して種々の変更および追加を行うことができる。例えば上記に記載されている実施形態は特定の要素を参照しているが、本発明の範囲はまた、要素の異なる組合せを有する実施形態および記載される要素の全てを含むわけではない実施形態も含んでいる。したがって本発明の範囲は、特許請求の範囲内にあるそのような全ての代替形態、変更形態および変形形態を、その全ての均等物と併せて包含することが意図されている。
〔態様1〕
遠心筐体を含む、流体の構成成分を分離するための自己血輸血システムであって、
各々が異なるボウルの高さを有する複数の遠心ボウルと、
前記遠心筐体の中に設置され、前記複数の遠心ボウルのうちのいずれか1つをその中に受け入れ、それと回転式に係合するように構成された回転可能な駆動部材とを備え、
前記回転可能な駆動部材が受け入れ面を有し、前記複数の遠心ボウルの各々が、前記回転可能な駆動部材に嵌合するように大きさ及び形状が決められた外側形状を有し、前記複数の遠心ボウルの各々の前記外側形状は、前記ボウルの高さに関係なく、前記回転可能な駆動部材の前記受け入れ面の少なくとも一部に係合するように適合されることで、前記回転可能な駆動部材からの回転力を前記遠心ボウルに伝達する、自己血輸血システム。
〔態様2〕
前記複数の遠心ボウルのうちのいずれか1つに取り外し可能に結合されるように構成された筐体カバーをさらに含み、前記筐体カバーが、前記遠心ボウルを前記回転可能な駆動部材の中に保持するように前記遠心筐体に動作可能に結合されるように構成される、態様1に記載の自己血輸血システム。
〔態様3〕
前記遠心筐体が筐体カバー係合要素を含み、前記筐体カバーが遠心筐体係合要素を含み、前記遠心筐体の前記筐体カバー係合要素が、前記筐体カバーの前記遠心筐体係合要素と接触することで、前記筐体カバーが前記遠心筐体の中で係合位置に保持されるように動作可能である、態様2に記載の自己血輸血システム。
〔態様4〕
前記遠心筐体の前記筐体カバー係合要素が、変位座部内に配置された変位可能ピンを含み、前記筐体カバーの前記遠心筐体係合要素が、少なくとも変位要素と保持座部要素とを含み、前記変位要素が、前記変位可能ピンを前記変位座部の中に変位させるように構成されており、前記保持座部要素が前記変位ピンと接触するように構成されることで、前記筐体カバーが前記変位ピンによって前記遠心筐体の中に保持される、態様3に記載の自己血輸血システム。
〔態様5〕
前記変位ピンが前記変位ピンの長手方向軸に沿って変位可能であり、前記変位ピンの前記長手方向軸が、前記回転可能な駆動部材の長手方向の回転軸に直交する、態様4に記載の自己血輸血システム。
〔態様6〕
前記複数の遠心ボウルのいずれかに動作可能に結合することができ、かつ前記遠心筐体に取り外し可能に結合可能である流体ラインオーガナイザをさらに備え、前記流体ラインオーガナイザが、前記流体ラインオーガナイザに結合された前記複数の遠心ボウルのいずれかからの1種または複数種の流体の送達および取り出しを促進するように構成された複数の流体ラインを含む、態様1に記載の自己血輸血システム。
〔態様7〕
前記流体ラインオーガナイザが前記複数の遠心ボウルのうちの1つに結合されて、前記流体ラインオーガナイザと、結合された前記遠心ボウルとが共に単一の一体式ユニットを形成する、態様6に記載の自己血輸血システム。
〔態様8〕
前記複数の遠心ボウルが異なる流体容積を有する、態様1に記載の自己血輸血システム。
〔態様9〕
前記複数の遠心ボウルのうちの少なくとも1つが、前記複数の遠心ボウルのうちの他の遠心ボウルに対して、前記回転可能な駆動部材の前記受け入れ面のより広い部分と係合する、態様1に記載の自己血輸血システム。
〔態様10〕
前記自己血輸血システムが、複数の独立した流体分離プロセスのために動作可能であり、独立した流体構成成分分離プロセスのために前記複数の遠心ボウルから選択され且つ単一の前記独立した流体構成成分分離プロセスのために前記回転可能な駆動部材に動作可能に結合される単一の独立した遠心ボウルを含む、態様1に記載の自己血輸血システム。
〔態様11〕
自己血輸血処理のための筐体を含む、流体の流体構成成分を分離するための自己血輸血システムであって、
複数の様々に外側形状が決められた遠心ボウルのうちのいずれか1つを受け入れるように構成された受け入れ面を含む回転可能な駆動部材と、
前記回転可能な駆動部材に嵌合するように適合された外側形状を備える遠心ボウルであって、前記遠心ボウルの前記外側形状の少なくとも一部は、前記回転可能な駆動部材の前記受け入れ面の一部に係合するように適合されており、それにより前記遠心ボウルが前記回転可能な駆動部材に挿入され、回転式にそれに結合され得る、遠心ボウルと、
前記遠心ボウルに動作可能に結合し、かつ前記筐体に取り外し可能に結合するように適合された使い捨ての流体分離オーガナイザであって、前記遠心ボウルからの1種または複数種の流体の送達および取り出しを促進するように構成された複数の流体ラインを含む、使い捨ての流体分離オーガナイザとを備える、自己血輸血システム。
〔態様12〕
前記流体ラインオーガナイザと前記遠心ボウルとが共に単一の一体式ユニットを形成する、態様11に記載の自己血輸血システム。
〔態様13〕
前記複数の様々に外側形状が決められた遠心ボウルが、第1の高さを有する第1の遠心ボウルと、第2の高さを有する第2の遠心ボウルとを含むことが可能であり、前記第1および第2の遠心ボウルの前記外側形状が、前記回転可能な駆動部材と嵌合するように大きさ及び形状が決められており、前記第1および第2の遠心ボウルの前記外側形状が、前記回転可能な駆動部材から前記遠心ボウルへの回転力の伝達を促進する、態様11に記載の自己血輸血システム。
〔態様14〕
前記複数の様々に外側形状が決められた遠心ボウルのうちの任意の遠心ボウルに取り外し可能に結合されるように構成された筐体カバーをさらに含み、前記筐体カバーが、前記回転可能な駆動部材の中に前記遠心ボウルを保持するように前記遠心筐体に動作可能に結合されるように構成される、態様11に記載の自己血輸血システム。
〔態様15〕
自己血輸血システムを動作させる方法であって、
筐体カバーを遠心ボウルに取り外し可能に結合するステップと、
前記筐体カバーと遠心筐体とが結合されていない状態であり、かつ前記遠心筐体の中で前記遠心ボウルと回転可能な駆動部材が結合されていない状態で、前記筐体カバーを前記遠心筐体に挿入するステップと、
前記筐体カバーが前記遠心筐体に動作可能に結合され、かつ前記遠心ボウルが前記回転可能な駆動部材に動作可能に結合されるように、前記筐体カバーを係合位置まで移動させるステップとを含み、前記筐体カバーを係合位置まで移動させる前記ステップが、前記自己血輸血システムの回転軸を中心に前記筐体カバーを回転させることなく、前記筐体カバーを前記遠心筐体の中で移動させるステップを含む、方法。
〔態様16〕
前記筐体カバーを前記自己血輸血システムの前記回転軸を中心に前記係合位置から係合解除位置まで回転させるステップであって、指定された角度にわたって前記筐体カバーを回転させることを含むステップと、
前記筐体カバーを前記係合解除位置まで回転させた後、前記遠心ボウルを前記遠心筐体から取り外すステップと、
前記遠心ボウルを前記遠心筐体から取り外した後、前記筐体カバーを前記遠心ボウルから取り外すステップとをさらに含む、態様15に記載の方法。
〔態様17〕
回転の前記指定された角度が、20度〜40度である、態様16に記載の方法。
〔態様18〕
前記遠心筐体の中で前記筐体カバーを移動させたとき、前記筐体カバーの遠心筐体係合要素が、前記遠心筐体の筐体カバー係合要素に係合し、これにより、前記係合位置に位置決めされた前記筐体カバーが、前記遠心筐体から取り外すことができないようにする、態様16に記載の方法。
〔態様19〕
前記筐体カバーを前記自己血輸血システムの前記回転軸を中心に前記係合位置から前記係合解除位置まで回転させる際、前記筐体カバーの一部によって、前記筐体カバー係合要素が前記筐体カバーの前記遠心筐体係合要素から外れるようにされ、これにより、係合解除状態になった後、前記筐体カバーおよび前記遠心ボウルが各々前記遠心筐体から自由に取り外される、態様18に記載の方法。
〔態様20〕
前記筐体カバー係合要素が、変位座部内に配置された変位可能な係合ピンであり、前記遠心筐体係合要素が、第1の変位部分と、第2の異なる変位部分とを含み、これにより、前記筐体カバーを前記遠心筐体に挿入する間、前記筐体カバーの前記第1の変位部分が、前記変位可能な係合ピンを前記変位座部の中へと変位させて前記筐体カバーを前記遠心筐体に挿入することができるようにすると共に、係合の後かつ係合解除の前に、前記変位可能な係合ピンが、前記筐体カバーの前記遠心筐体係合要素に係合して前記筐体カバーが前記遠心筐体から外れないようにし、かつ前記筐体カバーを前記係合解除位置まで回転させる間、前記筐体カバーの前記第2の異なる変位部分が前記変位可能な係合ピンを前記変位座部の中に変位させることで、前記筐体カバーおよび遠心ボウルを前記遠心筐体から取り外すことができる、態様19に記載の方法。

Claims (20)

  1. 遠心筐体を含む、流体の構成成分を分離するための自己血輸血システムであって、
    各々が異なるボウルの高さを有する複数の遠心ボウルと、
    前記遠心筐体の中に設置され、前記複数の遠心ボウルのうちのいずれか1つを個別にだけその中に受け入れ、それと回転式に係合するように構成された回転可能な駆動部材とを備え、
    前記回転可能な駆動部材が受け入れ面を有し、前記複数の遠心ボウルの各々が、前記回転可能な駆動部材に嵌合するように大きさ及び形状が決められた外側形状を有し、前記複数の遠心ボウルの各々の前記外側形状は、前記ボウルの高さに関係なく、前記回転可能な駆動部材の前記受け入れ面の少なくとも一部に係合するように適合されることで、前記回転可能な駆動部材からの回転力を前記遠心ボウルに伝達する、自己血輸血システム。
  2. 前記複数の遠心ボウルのうちのいずれか1つに取り外し可能に結合されるように構成された筐体カバーをさらに含み、前記筐体カバーが、前記遠心ボウルを前記回転可能な駆動部材の中に保持するように前記遠心筐体に動作可能に結合されるように構成され、前記回転可能な駆動部材に結合している前記個々の遠心ボウルは、当該個々の遠心ボウル及び前記筐体カバーの回転可能な駆動部材の長手方向軸に沿った並進によって結合される、請求項1に記載の自己血輸血システム。
  3. 前記遠心筐体が筐体カバー係合要素を含み、前記筐体カバーが遠心筐体係合要素を含み、前記遠心筐体の前記筐体カバー係合要素が、前記筐体カバーの前記遠心筐体係合要素と接触することで、前記筐体カバーが前記遠心筐体の中で係合位置に保持されるように動作可能である、請求項2に記載の自己血輸血システム。
  4. 前記遠心筐体の前記筐体カバー係合要素が、変位座部内に配置された変位可能ピンを含み、前記筐体カバーの前記遠心筐体係合要素が、少なくとも変位要素と保持座部要素とを含み、前記変位要素が、前記変位可能ピンを前記変位座部の中に変位させるように構成されており、前記保持座部要素が前記変位ピンと接触するように構成されることで、前記筐体カバーが前記変位ピンによって前記遠心筐体の中に保持される、請求項3に記載の自己血輸血システム。
  5. 前記変位ピンが前記変位ピンの長手方向軸に沿って変位可能であり、前記変位ピンの前記長手方向軸が、前記回転可能な駆動部材の長手方向の回転軸に直交する、請求項4に記載の自己血輸血システム。
  6. 前記複数の遠心ボウルのいずれかに動作可能に結合することができ、かつ前記遠心筐体に取り外し可能に結合可能である流体ラインオーガナイザをさらに備え、前記流体ラインオーガナイザが、前記流体ラインオーガナイザに結合された前記複数の遠心ボウルのいずれかからの1種または複数種の流体の送達および取り出しを促進するように構成された複数の流体ラインを含む、請求項1に記載の自己血輸血システム。
  7. 前記流体ラインオーガナイザが前記複数の遠心ボウルのうちの1つに結合されて、前記流体ラインオーガナイザと、結合された前記遠心ボウルとが共に単一の一体式ユニットを形成する、請求項6に記載の自己血輸血システム。
  8. 前記複数の遠心ボウルが異なる流体容積を有する、請求項1に記載の自己血輸血システム。
  9. 前記複数の遠心ボウルのうちの少なくとも1つが、前記複数の遠心ボウルのうちの他の遠心ボウルに対して、前記回転可能な駆動部材の前記受け入れ面のより広い部分と係合する、請求項1に記載の自己血輸血システム。
  10. 前記自己血輸血システムが、複数の独立した流体分離プロセスのために動作可能であり、独立した流体構成成分分離プロセスのために前記複数の遠心ボウルから選択され且つ単一の前記独立した流体構成成分分離プロセスのために前記回転可能な駆動部材に動作可能に結合される単一の独立した遠心ボウルを含む、請求項1に記載の自己血輸血システム。
  11. 自己血輸血処理のための筐体を含む、流体の流体構成成分を分離するための自己血輸血システムであって、
    複数の様々に外側形状が決められた遠心ボウルのうちの任意の遠心ボウルを受け入れるように構成された受け入れ面を含む回転可能な駆動部材と、
    筐体カバーと、
    前記筐体カバーに結合し前記回転可能な駆動部材に嵌合するように適合された外側形状を備える遠心ボウルであって、当該遠心ボウルの当該外側形状の少なくとも一部は、ボウルの高さに関係なく、当該回転可能な駆動部材の長手方向軸に沿って並進させることで当該回転可能な駆動部材の前記受け入れ面の一部に係合するように適合されており、それにより当該回転可能な駆動部材に挿入されて回転式にそれに結合され得、当該長手方向軸を中心に当該筐体カバーを回転させ当該長手方向軸に沿って並進させることで当該回転可能な駆動部材との係合が解除される、遠心ボウルと、
    前記遠心ボウルに動作可能に結合し、かつ前記筐体に取り外し可能に結合するように適合された使い捨ての流体分離オーガナイザであって、当該遠心ボウルからの1種または複数種の流体の送達および取り出しを促進するように構成された複数の流体ラインを含む、使い捨ての流体分離オーガナイザと、
    を備える、自己血輸血システム。
  12. 前記流体ラインオーガナイザと前記遠心ボウルとが共に単一の一体式ユニットを形成する、請求項11に記載の自己血輸血システム。
  13. 第1の高さを有する第1の遠心ボウルと、第2の高さを有する第2の遠心ボウルとを含む様々に外側形状が決められた複数の遠心ボウルを更に備え、前記第1および第2の遠心ボウルの前記外側形状が、前記回転可能な駆動部材と嵌合するように大きさ及び形状が決められており、前記第1および第2の遠心ボウルの前記外側形状が、前記回転可能な駆動部材から前記遠心ボウルへの回転力の伝達を促進する、請求項11に記載の自己血輸血システム。
  14. 前記複数の様々に外側形状が決められた遠心ボウルのうちの任意の遠心ボウルに取り外し可能に結合されるように構成された筐体カバーをさらに含み、前記筐体カバーが、前記回転可能な駆動部材の中に前記遠心ボウルを保持するように前記遠心筐体に動作可能に結合されるように構成される、請求項11に記載の自己血輸血システム。
  15. 自己血輸血システムを組み立てる方法であって、
    様々に外側形状が決められた複数の遠心ボウルの1つを選択するステップと、
    筐体カバーを前記選択された遠心ボウルに取り外し可能に結合するステップと、
    前記筐体カバーと遠心筐体とが結合されていない状態であり、かつ前記遠心筐体の中で前記遠心ボウルと回転可能な駆動部材が結合されていない状態で、前記筐体カバーを前記遠心筐体に挿入するステップと、
    前記筐体カバーが前記遠心筐体に動作可能に結合され、かつ、前記遠心ボウルが前記回転可能な駆動部材に動作可能に結合されるように、前記筐体カバーを係合位置まで移動させるステップと、
    を含み、
    前記筐体カバーを係合位置まで移動させる前記ステップが、前記自己血輸血システムの回転軸を中心に前記筐体カバーを回転させることなく、前記筐体カバーを前記遠心筐体の中で移動させるステップを含み、
    前記回転可能な駆動部材は、ボウルの高さに関係なく、前記様々に外側形状が決められた複数の遠心ボウルの各々に動作可能に結合されるように適合される、方法。
  16. 前記筐体カバーを前記自己血輸血システムの前記回転軸を中心に前記係合位置から係合解除位置まで回転させるステップであって、指定された角度にわたって前記筐体カバーを回転させることを含むステップと、
    前記筐体カバーを前記係合解除位置まで回転させた後、前記遠心ボウルを前記遠心筐体から取り外すステップと、
    前記遠心ボウルを前記遠心筐体から取り外した後、前記筐体カバーを前記遠心ボウルから取り外すステップと、をさらに含む、請求項15に記載の自己血輸血システムを組み立てる方法を含む自己血輸血システムを組み立て且つ分解する方法
  17. 回転の前記指定された角度が、20度〜40度である、請求項16に記載の方法。
  18. 前記遠心筐体の中で前記筐体カバーを移動させたとき、前記筐体カバーの遠心筐体係合要素が、前記遠心筐体の筐体カバー係合要素に係合し、これにより、前記係合位置に位置決めされた前記筐体カバーが、前記遠心筐体から取り外すことができないようにする、請求項16に記載の方法。
  19. 前記筐体カバーを前記自己血輸血システムの前記回転軸を中心に前記係合位置から前記係合解除位置まで回転させる際、前記筐体カバーの一部によって、前記筐体カバー係合要素が前記筐体カバーの前記遠心筐体係合要素から外れるようにされ、これにより、係合解除状態になった後、前記筐体カバーおよび前記遠心ボウルが各々前記遠心筐体から自由に取り外される、請求項18に記載の方法。
  20. 前記筐体カバー係合要素が、変位座部内に配置された変位可能な係合ピンであり、前記遠心筐体係合要素が、第1の変位部分と、第2の異なる変位部分とを含み、これにより、前記筐体カバーを前記遠心筐体に挿入する間、前記筐体カバーの前記第1の変位部分が、前記変位可能な係合ピンを前記変位座部の中へと変位させて前記筐体カバーを前記遠心筐体に挿入することができるようにすると共に、係合の後かつ係合解除の前に、前記変位可能な係合ピンが、前記筐体カバーの前記遠心筐体係合要素に係合して前記筐体カバーが前記遠心筐体から外れないようにし、かつ前記筐体カバーを前記係合解除位置まで回転させる間、前記筐体カバーの前記第2の異なる変位部分が前記変位可能な係合ピンを前記変位座部の中に変位させることで、前記筐体カバーおよび遠心ボウルを前記遠心筐体から取り外すことができる、請求項19に記載の方法。
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