JP6504217B2 - 電子機器、プログラム及び選択許否決定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器、プログラム及び選択許否決定方法に関する。
特許文献1には、蓄電池を内蔵した投影装置が開示されている。この投影装置はスライドショーを投影するものである。スライドショーの投影所要時間がその蓄電池の電圧から推定された投影装置の投影可能時間よりも長くなると、投影装置の光源の消費電流が制御回路によって自動的に減じられて、その光源の輝度が制御回路によって自動的に低下する。
特開2007−78807号公報
特許文献1には、蓄電池の蓄電残量が少なくなった場合のユーザー設定について開示されていない。ユーザー設定とは、ユーザーの好みに合わせてカスタマイズすることができる機器の各種設定である。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、蓄電池の蓄電残量の多少に応じてユーザー設定の選択肢を制限・制限緩和できるようにすることである。
以上の課題を解決するために、本発明に係る電子機器は、蓄電池と、前記蓄電池の蓄電残量を検出する残量検出部と、電子機器の設定条件としての選択肢を複数有し、前記残量検出部によって検出された前記蓄電残量に基づいて複数の前記選択肢の選択の許否が決定されたユーザー設定の設定を行う設定手段と、映像を投影する投影装置本体部と、を備え、前記ユーザー設定の前記選択肢毎に、それぞれ異なる前記投影装置本体部の出力輝度が設定されている。
また、本発明に係る電子機器は、蓄電池と、前記蓄電池の蓄電残量を検出する残量検出部と、電子機器の設定条件としての選択肢を複数有し、前記残量検出部によって検出された前記蓄電残量に基づいて複数の前記選択肢の選択の許否が決定されたユーザー設定の設定を行う設定手段と、を備え、前記ユーザー設定の前記選択肢毎にそれぞれ異なる計時時間が設定されている。
本発明に係るプログラムは、コンピュータと蓄電池と前記蓄電池の残量を検出する残量検出部とを有する電子機器の前記コンピュータに、前記電子機器の設定条件としての選択肢を複数有し、前記残量検出部によって検出された前記蓄電残量に基づいて複数の前記選択肢の選択の許否が決定されたユーザー設定の設定を行う設定工程を実行させ、映像を投影する投影装置本体部を備え、前記ユーザー設定の前記選択肢毎に、それぞれ異なる前記投影装置本体部の出力輝度が設定されている。
また、本発明に係るプログラムは、コンピュータと蓄電池と前記蓄電池の残量を検出する残量検出部とを有する電子機器の前記コンピュータに、前記電子機器の設定条件としての選択肢を複数有し、前記残量検出部によって検出された前記蓄電残量に基づいて複数の前記選択肢の選択の許否が決定されたユーザー設定の設定を行う設定工程を実行させ、前記ユーザー設定の前記選択肢毎にそれぞれ異なる計時時間が設定されている。
本発明に係る選択許否決定方法は、電子機器に備わる残量検出部によって前記電子機器に備わる蓄電池の残量を検出する検出工程と、前記電子機器の設定条件としての選択肢を複数有し、前記残量検出部によって検出された前記蓄電残量に基づいて複数の前記選択肢の選択の許否が決定されたユーザー設定の設定を行うことを前記電子機器のコンピュータに実行させる設定程を含み、映像を投影する投影装置本体部を備え、前記ユーザー設定の前記選択肢毎に、それぞれ異なる前記投影装置本体部の出力輝度が設定されている。
また、本発明に係る選択許否決定方法は、電子機器に備わる残量検出部によって前記電子機器に備わる蓄電池の残量を検出する検出工程と、前記電子機器の設定条件としての選択肢を複数有し、前記残量検出部によって検出された前記蓄電残量に基づいて複数の前記選択肢の選択の許否が決定されたユーザー設定の設定を行うことを前記電子機器のコンピュータに実行させる設定程を含み、前記ユーザー設定の前記選択肢毎にそれぞれ異なる計時時間が設定されている。
本発明によれば、蓄電池の蓄電残量の多少に応じてユーザー設定の選択肢を制限・制限緩和することができる。
本発明の第1実施形態に係る電子機器の使用状態を示す斜視図である。 同電子機器のブロック図である。 同電子機器に備わるコンピュータが実行する処理の流れを説明するためのフロー図である。 本発明の第2実施形態、及び第3実施形態に係る電子機器の使用状態を示す斜視図である。 同電子機器によって表示されるユーザー設定表示領域を示す図面である。 同電子機器に備わるコンピュータが実行する処理の流れを説明するためのフロー図である。 同電子機器によって表示されるユーザー設定表示領域を示す図面である。 同電子機器に備わるコンピュータが実行する処理の流れを説明するためのフロー図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されている。そのため、本発明の技術的範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
〔第1の実施の形態〕
図1は投影装置1の使用状態を示す斜視図である。
この投影装置1は電子機器である。外部機器99が投影装置1に接続されている。外部機器99によって生成された映像が映像信号として外部機器99から投影装置1へ転送され、その映像信号に基づいた映像98が投影装置1によってスクリーンに投影される。投影装置1によって映像98の投影光96の輝度(明るさ)は調整することができる。つまり、ユーザー90が投影装置1の操作部6を操作して、投影光96の輝度を増減することができる。
ユーザー90が投影装置1の操作部6の操作によって投影光96の輝度を段階的に調整することができ、投影光96の輝度に関するユーザー設定の選択肢が複数ある。すなわち、投影装置1の動作の設定条件としての選択肢が複数ある。具体的には、投影光96の輝度を2段階に調整することができ、投影光96の輝度に関するユーザー設定の選択肢として高輝度設定(第1選択肢)及び低輝度設定(第2選択肢)がある。ユーザー90が操作部6を操作することによってユーザー設定を高輝度設定(高輝度モード)に設定した場合には、高輝度の投影光96が投影装置1によって投影される。一方、ユーザー90が操作部6を操作することによってユーザー設定を低輝度設定(低輝度モード)に設定した場合には、低輝度の投影光96が投影装置1によって投影される。高輝度設定における投影光96は低輝度設定における投影光96よりも輝度が高い。なお、本発明は、投影光96の輝度に関するユーザー設定の段階数を2段階に限定するものではない。
高輝度設定は高消費電力設定であり、低輝度設定は低消費電力設定である。つまり、投影光96の輝度に関するユーザー設定が高輝度設定に選択された場合の投影装置1の消費電力は、投影光96の輝度に関するユーザー設定が低輝度設定に選択された場合の投影装置1の消費電力よりも高い。
投影装置1には蓄電池(二次電池)7が内蔵され、この蓄電池7に充電することができる。この投影装置1は蓄電池7の電力を利用して動作する。外部電源(例えば、電力会社又は送電会社等から供給される商用電源)91が投影装置1に接続されると、その外部電源91から電力が投影装置1に供給され、投影装置1の蓄電池7が充電されつつ、投影装置1が外部電源91の電力を利用して動作する。
蓄電池7に蓄電された残量が多いと、投影光96の輝度に関するユーザー設定の選択肢が制限されない。つまり、投影光96の輝度に関するユーザー設定において高輝度設定の選択及び低輝度設定の選択が許可される。よって、ユーザーが操作部6を操作することによって、投影光96の輝度に関するユーザー設定に高輝度設定と低輝度設定のどちらかを選択することができる。
一方、蓄電池7に蓄電された残量が少ないと、投影光96の輝度に関するユーザー設定の選択肢が制限される。つまり、投影光96の輝度に関するユーザー設定において低輝度設定の選択が許可されるが、高輝度設定の選択が禁止される。よって、ユーザーが操作部6を操作することによって、投影光96の輝度に関するユーザー設定に低輝度設定を選択することができるが、高輝度設定を選択することができない。
蓄電池7の蓄電残量(充電残量)が多いか少ないかは、所定の閾値を基準として判断される。つまり、蓄電池7に蓄電された残量が所定の閾値を超えれば、投影光96の輝度に関するユーザー設定において高輝度設定及び低輝度設定の選択が許可される。一方、蓄電池7に蓄電された残量が所定の閾値以下であれば、投影光96の輝度に関するユーザー設定において低輝度設定の選択が許可されるが、高輝度設定の選択が禁止される。つまり、所定の閾値は、選択肢の選択可否の判断基準であって、選択肢を区別するためのものである。高輝度設定は、所定閾値を超えたものに対応し、低輝度設定は、所定閾値以下であるものに対応する。なお、蓄電池7に蓄電された残量はその蓄電残量で投影装置1が動作することができる残り時間に換算することができるので、その蓄電残量がその残り時間に相当し、閾値が時間を単位とする閾値に換算される。
投影装置1の動作中に投影光96の輝度のユーザー設定が高輝度設定に選択されている状態で蓄電池7の蓄電残量が所定の閾値以下になった場合には、投影装置1が次の(1)又は(2)のどちらかのように動作する。
(1) 投影光96の輝度に関するユーザー設定が自動的に低輝度設定に変更され、投影光96の輝度が低下する。その後、蓄電池7の蓄電残量が所定の閾値を超えない限り、高輝度設定を選択することが禁止される。
(2) 投影光96の輝度に関するユーザー設定が高輝度設定に維持され、投影光96の輝度が高輝度に維持される。そして、ユーザー90が操作部6を操作して低輝度設定を選択すると、その後、蓄電池7の蓄電残量が所定の閾値を超えない限り、高輝度設定を選択することが禁止される。
投影光96の輝度の調整の際には、ユーザー設定表示領域97が映像98の中に表示される。ユーザー設定表示領域97は投影装置1によって生成されたものである。つまり、ユーザー設定表示領域97を表示するための信号が映像信号に重畳されることによって、ユーザー設定表示領域97が映像98の中に表示される。
ユーザー設定表示領域97には、投影光96の輝度に関するユーザー設定の複数の選択肢(高輝度設定及び低輝度設定)が表示される。それら選択肢のうち現在選択された選択肢と選択されていない選択肢とが識別して表示される。具体的には、選択された選択肢の背景に白以外の色又は模様が付され、選択されていない選択肢の背景に白色が付されている。
ユーザー設定表示領域97に表示された選択肢のうち選択が許可された選択肢と選択が禁止された選択肢とが識別して表示される。例えば、選択が許可された選択肢を表す文字が黒色で表示され、選択が禁止された選択肢を表す文字が灰色又は半透明で表示される。
よって、ユーザー90がユーザー設定表示領域97を見ながら操作部6を操作することによって投影光96の輝度を調整することができる。なお、ユーザー設定表示領域97の表示内容が、投影装置1に設けられた表示装置(例えば、液晶ディスプレイ)又は信号灯(例えば、表示内容に応じて点滅、点灯又は消灯をする発光ダイオード)に表示されてもよい。
投影装置1は映像98の画調(画質)を調整することができるものである。ユーザー90が投影装置1の操作部6を操作して、映像98の画調を調整することができる。設定可能な画調は、シネマ調、スポーツ観戦調、フォト調、ゲーム調、コンピューターグラフィック調等である。つまり、画調に関するユーザー設定の選択肢として、シネマ調、スポーツ観戦調、フォト調、ゲーム調及びコンピューターグラフィック調がある。
図2は、投影装置1のブロック図である。
投影装置1は、投影装置本体部2、システムコントローラ3、プログラムメモリ4、操作部6、蓄電池7、充電制御部8及び電源装置9等を備える。
蓄電池7は例えば鉛蓄電池、リチウムイオン二次電池、リチウムイオンポリマー二次電池、ニッケル・水素蓄電池、ニッケル・カドミウム蓄電池、ニッケル・鉄蓄電池、ニッケル・亜鉛蓄電池又は酸化銀・亜鉛蓄電池である。
電源装置9は、直流の出力電圧を一定に保つ安定化電源である。つまり、電源装置9は、外部電源91から入力した交流電力の電圧を低下させ、その交流電力を一定電圧の直流電力に変換し、その直流電力を充電制御部8に出力する。電源装置9は、投影装置1の筐体内に設けられていてもよいし、その筐体の外に設けられてもよい。電源装置9が投影装置1の外に設けられている場合には、配線によって電源装置9が充電制御部8に接続される。電源装置9が外部電源91に接続されていない場合には、電源装置9から充電制御部8に直流電力が供給されない。
充電制御部8は、蓄電池7の充電・放電を制御する回路である。つまり、充電制御部8は、電源装置9から供給された直流電力の一部を投影装置1の各部(システムコントローラ3、プログラムメモリ4、操作部6及び投影装置本体部2等)に供給するとともに、電源装置9から供給された直流電力の一部を蓄電池7に充電する。電源装置9から充電制御部8に直流電力が供給されない場合には、充電制御部8が蓄電池7に充電された電力を投影装置1の各部(システムコントローラ3、プログラムメモリ4、操作部6及び投影装置本体部2等)に供給する。
充電制御部8は蓄電池7の蓄電残量を検出し、その蓄電残量を表す信号(以下、残量信号という。)をシステムコントローラ3に出力する。つまり、充電制御部8は蓄電残量検出部である。
また、充電制御部8は、電源装置9から直流電力が供給されているか否かを表す信号(つまり、充電中であるか否かを表す信号である。以下、充電有無信号という。)をシステムコントローラ3に出力する。電源装置9から充電制御部8に直流電力が供給されている場合には、充電有無信号が「1(充電中)」を示し、電源装置9から充電制御部8に直流電力が供給されていない場合には、充電有無信号が「ゼロ(充電中でない)」を示す。
操作部6は、ユーザー90により入力を受け付ける入力装置であり、例えば複数のスイッチ(押しボタン)若しくはダイヤル等からなる。ユーザー90が操作部6を操作すると、操作部6が操作内容に応じた信号を無線又は有線によりシステムコントローラ3に出力する。操作部6が投影装置1の筐体に設けられているか、その筐体に対して別体に設けられている。
投影装置本体部2は、外部機器99によって出力された映像信号を入力し、その映像信号に基づいた映像をスクリーンに投影する。この投影装置本体部2は、映像入力端子21、映像信号変換部22、映像信号処理部(スケーラ)23、表示コントローラ24、表示素子25、光源制御部26、光源装置27及び投影レンズ28等を有する。
投影装置本体部2はDMD型投影装置本体部、LCD型投影装置本体部又はLCOS(エルコス:Liquid crystal on silicon:LCoSは商標)型投影装置本体部である。DMD型投影装置本体部とは、表示素子25にDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)を利用したものである。LCD型投影装置本体部とは、表示素子25に透過型LCDパネル(液晶表示素子パネル)を利用したものである。LCOS型投影装置本体部とは、表示素子25に反射型LCDパネルを利用したものである。
映像入力端子21が投影装置1の筐体に設けられている。外部機器99の映像出力端子が映像信号ケーブル99a(図1参照)を介して映像入力端子21に接続されて、外部機器99によって出力された映像信号が映像入力端子21に入力される。
映像信号変換部22、映像信号処理部23、表示コントローラ24、表示素子25、光源制御部26及び光源装置27は、投影装置1の筐体内に設けられている。映像信号変換部22は、映像入力端子21によって入力されたアナログ映像信号をデジタル映像信号に変換するとともに、そのデジタル映像信号或いは映像入力端子21に入力されたデジタル映像信号を所定のフォーマットに変換する。
映像信号処理部23は、映像信号変換部22によって出力された映像信号に対して各種の信号処理を行う。例えば、映像信号処理部23は、ユーザー設定表示領域97(図1参照)を表示する信号(この信号はシステムコントローラ3によって生成される)をシステムコントローラ3から入力して、その信号を映像信号変換部22から入力した映像信号に重畳して、ユーザー設定表示領域97を映像98に合成する。また、映像信号処理部23は、映像信号変換部22から入力した映像信号のスケーリングを行って、映像信号の画素数(解像度)を増減する。また、映像信号処理部23は、スケーリングされた映像信号に基づく映像の座標変換(例えば、射影変換)を行うことによって、キーストーン補正若しくはフィッティング補正又はこれらの両方を行う。映像信号処理部23によって信号処理された映像信号は表示コントローラ24に転送される。
表示素子25は空間光変調素子であり、より具体的にはDMD、透過型LCDパネル又は反射型LCDパネルである。表示素子25は二次元アレイ状に配列された複数の画素などを有する。表示素子25がDMDである場合には、表示素子25の画素が可動マイクロミラーであり、表示素子25が透過型LCDパネル又は反射型LCDパネルである場合には、表示素子25の画素が液晶素子である。
表示コントローラ24は、映像信号処理部23から入力した映像信号に基づいて表示素子25を駆動する。例えば表示コントローラ24が映像信号処理部23から入力した映像信号に従って表示素子25の画素毎にPWM制御又はPNM制御等をすることで、表示素子25に照射される光が画素によって画素毎に変調される。これにより、表示素子25によって映像が形成される。
表示素子25の数は一又は複数(例えば3)である。
光源装置27が表示素子25に向けて可視光を照射するものである。具体的には、光源装置27は時分割方式又は色分離方式のものである。
光源装置27が色分離方式である場合、光源装置27が白色光源及び色分離器等を有し、白色光源から発した白色光が色分離器によって複数色(例えば、赤色、緑色、青色)の光に分離される。この場合、表示素子25の数が複数であり、これら表示素子25が各色の映像をそれぞれ生成し、各色の光が表示素子25にそれぞれ照射され、表示素子25をそれぞれ透過又は反射した各色の光が合成される。その合成された投影光96が投影レンズ28によってスクリーンに投影されることによって、カラーの映像98がそのスクリーンに映る。
光源装置27が時分割方式である場合、光源装置27が互いに異なる色の可視光(例えば、赤色光、緑色光、青色光)を順次繰り返して表示素子25に照射し、その繰り返しの1周期は表示素子25によって1フレームのカラー映像が生成される期間に相当する。この場合、表示素子25の数が一であり、表示素子25が互いに異なる色の映像を順次繰り返して生成する。より具体的には、表示素子25は、光源装置27によって出射される光の色と同じ色の映像をその光の出射タイミングに同期させて生成する。表示素子25を透過又は反射した各色の光が時間で合成され、その合成された投影光96が投影レンズ28によってスクリーンに投影されることによって、カラーの映像98がスクリーンに映る。
光源装置27が時分割方式である場合、光源装置27がカラーフィルタ方式又はカラー光源方式のものとなる。光源装置27がカラーフィルタ方式である場合、光源装置27がカラーフィルタ、スピンドルモータ及び白色光源等を有し、カラーフィルタがスピンドルモータによって回転され、白色光源から発した白色光が回転中のカラーフィルタを通過することによって、白色光が各色(赤色、緑色、青色)に順次繰り替えし変換される。光源装置27がカラー光源方式である場合、光源装置27が互いに異なる色の複数の光源(例えば、赤色光源、緑色光源、青色光源)を有し、これらの光源が順次繰り返し点灯する。
光源装置27に利用される光源は、半導体発光素子(例えば、レーザーダイオード、発光ダイオード)又はランプ(例えば、ハロゲンランプ、キセノンランプ、メタルハライド、水銀ランプ、放電灯)であるか、半導体発光素子又はランプに蛍光体を組み合わせたものをいう。
光源制御部26は光源装置27の輝度を制御する。つまり、システムコントローラ3が輝度を表す調光信号を光源制御部26に出力し、光源制御部26がシステムコントローラ3から入力した調光信号に応じた輝度で光源装置27を発光させる。
また、光源装置27が時分割方式である場合には、光源制御部26が表示コントローラ24から入力したタイミング信号に基づき光源装置27の各色光の出射タイミングを制御する。これにより、光源装置27によって出射される光は、それと同じ色の映像が表示素子25によって生成されるタイミングに同期する。
投影レンズ28は、フォーカシングの調整が可能であるともに、焦点距離の調整が可能である。
システムコントローラ3はCPU及び記憶装置等を有する演算処理装置(コンピュータ)である。
プログラムメモリ4は不揮発性の半導体メモリー又は磁気記憶装置である。プログラムメモリ4にはプログラム5が格納されている。
システムコントローラ3がプログラムメモリ4にアクセすることによってプログラム5を読み取る。システムコントローラ3がプログラムメモリ4に従った処理を実行する。これにより、システムコントローラ3が映像信号処理部23、表示コントローラ24及び光源制御部26を統合的に制御する。
続いて、プログラム5に基づいてシステムコントローラ3が実行する処理について説明する。
図3は許否決定処理のフローチャートである。まず、システムコントローラ3が、充電制御部8から入力した充電有無信号に基づいて充電の有無判断する(ステップS1)。この際、電源装置9から充電制御部8に電力が供給されている場合には(ステップS1:YES)、システムコントローラ3が選択肢のうち高輝度設定及び低輝度設定の選択を許可するとともに(ステップS3)、高輝度設定及び低輝度設定の選択を許可したことを記憶する。その後、システムコントローラ3の処理がステップS1に戻る。
一方、電源装置9から充電制御部8に電力が供給されていない場合には(ステップS1:NO)、システムコントローラ3が、充電制御部8によって検出された蓄電残量に基づいて、投影装置本体部2(特に光源装置27)の出力輝度に関するユーザー設定の選択肢(高輝度設定及び低輝度設定)の選択の許否を決定する(ステップS3〜ステップS5参照)。
すなわち、まず、システムコントローラ3が、充電制御部8によって検出された蓄電残量を所定閾値と比較する(ステップS3)。つまり、システムコントローラ3は、充電制御部8によって出力された残量信号のレベルを所定閾値と比較する。
比較の結果、蓄電残量が所定閾値を超える旨がシステムコントローラ3によって判断されると(ステップS3:YES)、システムコントローラ3が選択肢のうち高輝度設定及び低輝度設定の選択を許可する(ステップS4)。そして、システムコントローラ3は、高輝度設定及び低輝度設定の選択を許可したことを記憶する。その後、システムコントローラ3の処理がステップS1に戻る。
一方、比較の結果、蓄電残量が所定閾値以下である旨がシステムコントローラ3によって判断されると(ステップS3:NO)、システムコントローラ3が選択肢のうち低輝度設定の選択を許可し、高輝度設定の選択を禁止する(ステップS5)。そして、システムコントローラ3は、低輝度設定の選択を許可し且つ高輝度設定の選択を禁止したことを記憶する。その後、システムコントローラ3の処理がステップS1に戻る。
システムコントローラ3は図3に示す許否決定処理を繰り返し実行する。
電源装置9から充電制御部8に電力が供給されているか否かに関わらず、ユーザー90が操作部6の操作によりユーザー設定モードのコマンドを入力すると、システムコントローラ3がユーザー設定処理を実行する。ユーザー設定処理は、図3に示す処理が1回以上行われた後に行われる。但し、許否決定処理が繰り返し行われているので、ユーザー設定処理は許否決定処理と並行して行われることもある。なお、図3のステップS2,S4,S5に続いて、ユーザー設定処理が行われてもよい。
ユーザー設定処理は、投影装置本体部2(特に、光源装置27)の出力輝度に関するユーザー設定の選択肢の中から1つを選択するための処理である。以下、ユーザー設定処理について具体的に説明する。
まず、システムコントローラ3がユーザー設定表示領域97の表示信号を生成し、その表示信号を映像信号処理部23に出力する。これにより、ユーザー設定表示領域97の表示信号が映像信号処理部23によって映像信号に重畳され、投影される映像98にユーザー設定表示領域97が合成される。
この際、システムコントローラ3は、図3に示す許否決定処理による記憶結果に基づいて複数の選択肢(高輝度設定及び低輝度設定)の表示態様を決めて、その表示態様に従ったユーザー設定表示領域97の表示信号を生成する。具体的には、選択が許可された選択肢(ステップS2又はステップS4の場合には高輝度設定及び低輝度設定であり、ステップS5の場合には低輝度設定である)と、選択が禁止された選択肢(ステップS2又はステップS4の場合には禁止された選択肢がなく、ステップS5の場合には高輝度設定である)とが識別可能な表示態様となるような表示信号をシステムコントローラ3が生成し、その表示信号を映像信号処理部23に出力する。すなわち、前記許否決定手段で選択を禁止した選択肢と選択を許可した選択肢とをそれぞれ識別できるように報知する。なお、選択が許可された選択肢がユーザー設定表示領域97に表示され、選択が禁止された選択肢がユーザー設定表示領域97に表示されないという表示態様であってもよい。
その後、ユーザー90が操作部6を操作することによって、何れか1つの選択肢(高輝度設定と低輝度設定のどちらか1つ)を選択する。つまり、ユーザー90が操作部6を操作することによって操作内容に応じた信号がシステムコントローラ3に出力され、システムコントローラ3がその信号に基づき何れか1つの選択肢を選択する。この際、システムコントローラ3は、図3に示す許否決定処理の結果により禁止された選択肢を選択することを受け付けず、図3に示す許否決定処理の結果により許可された選択肢を選択することを受け付ける。
そして、システムコントローラ3が、選択された選択肢に従った輝度を表す調光信号を光源制御部26に出力する。そうすると、光源制御部26がシステムコントローラ3から入力した調光信号に応じた輝度で光源装置27を発光させる。つまり、投影装置本体部2の出力輝度に関するユーザー設定がユーザー90による操作部6の操作によって高輝度設定に設定された場合には、光源装置27が高輝度で発光し、高輝度の投影光96が投影される。また、投影装置本体部2の出力輝度に関するユーザー設定がユーザー90による操作部6の操作によって低輝度設定に設定された場合には、光源装置27が低輝度で発光し、低輝度の投影光96が投影される。なお、ユーザー設定がユーザー90による操作部6の操作によって高輝度設定と低輝度設定のどちらに設定された場合でも、システムコントローラ3がユーザー設定の内容を記憶する。
本実施形態によれば以下のような効果が生じる。
(a) 蓄電池7の蓄電残量が少なければ、ユーザー設定において高輝度設定の選択が禁止されるので、投影装置1の利用可能時間を延ばすことができる。
(b) 蓄電池7の蓄電残量が多ければ、ユーザー設定において高輝度設定の選択が許可されるので、投影光96を明るくして投影装置1を快適に利用することができる。
(c) 蓄電池7の蓄電残量の多少に応じてカスタマイズのバリエーションを変更することができる。つまり、蓄電池7の蓄電残量が多ければ、ユーザー設定において高輝度設定及び低輝度設定の選択が許可され、蓄電池7の蓄電残量が少なければ、ユーザー設定において高輝度設定の選択が禁止され、且つ低輝度設定の選択が許可されるので、蓄電池7の蓄電残量が多い場合における輝度に関するカスタマイズのバリエーションと、蓄電池7の蓄電残量が少ない場合における輝度に関するカスタマイズのバリエーションとを異ならせることができる。
〔変形例1〕
上述の実施の形態では、投影光96の輝度を2段階に調整可能であったが、3段階以上に調整可能であってもよい。つまり、投影装置本体部2の出力輝度に関するユーザー設定の選択肢の数が2であったが、3以上であってもよい。この場合、蓄電残量と比較される閾値の数が選択肢の数に1を減じて得られた値であり、これら閾値が段階的に準備されている。
例えば、投影光96の輝度を3段階に調整可能である場合には、投影装置本体部2の出力輝度に関するユーザー設定の選択肢として高輝度設定、中輝度設定及び低輝度設定があり、検出された蓄電残量がシステムコントローラ3によって高閾値及び低閾値(高閾値>低閾値)と比較される。そして、検出された蓄電残量が高閾値を超える場合には、ユーザー設定において高輝度設定、中輝度設定及び低輝度設定の選択が許可され、検出された蓄電残量が低閾値を超え且つ高閾値以下である場合には、ユーザー設定において中輝度設定及び低輝度設定の選択が許可され且つ高輝度設定の選択が禁止され、検出された蓄電残量が低閾値以下である場合には、ユーザー設定において低輝度設定の選択が許可され且つ高輝度設定及び中期度設定の選択が禁止される。
〔変形例2〕
システムコントローラ3が、充電制御部8によって検出された蓄電残量に基づいて、ロムアップデート(システムプログラムのアップデート)の実行に関するユーザー設定の選択肢(例えば、第1選択肢:ロムアップデートの自動実行、第2選択肢:ロムアップデートの手動実行、第3選択肢:ロムアップデートの実行禁止)の選択の許否を決定してもよい。例えば、充電制御部8によって検出された蓄電残量が高閾値を超えていれば、ユーザー設定で第1選択肢〜第3選択肢を選択することが許可される。充電制御部8によって検出された蓄電残量が高閾値以下且つ低閾値(但し、高閾値>低閾値)を超えていれば、ユーザー設定で第2選択肢及び第3選択肢の選択をすることが許可され、ユーザー設定で第1選択肢の選択をすることが禁止される。充電制御部8によって検出された蓄電残量が低閾値以下であれば、ユーザー設定で第3選択肢の選択をすることが許可され、ユーザー設定で第1選択肢及び第2選択肢の選択をすることが禁止される。
〔変形例3〕
システムコントローラ3が、充電制御部8によって検出された蓄電残量に基づいて、ジェスチャーセンサーのオン・オフ設定に関するユーザー設定の選択肢(例えば、第1選択肢:ジェスチャーセンサーをオン設定、第2選択肢:ジェスチャーセンサーをオフ設定)の選択の許否を決定してもよい。例えば、充電制御部8によって検出された蓄電残量が閾値を超えていれば、ユーザー設定で第1選択肢及び第2選択肢を選択することが許可され、充電制御部8によって検出された蓄電残量が閾値以下であれば、ユーザー設定で第2選択肢を選択することが許容され、第1選択肢を選択することが禁止される。
〔第2の実施の形態〕
第2実施形態と第1実施形態との間で互いに対応するものに同一の符号を付す。
第2実施形態に係る投影装置1は、第1実施形態に係る投影装置1と同様に構成されている(図2参照)。但し、第2実施形態に係るプログラムメモリ4に格納されたプログラム5と、第1実施形態に係るプログラムメモリ4に格納されたプログラム5が相違する。また、第2実施形態においてプログラム5に従ってシステムコントローラ3が実行する処理は、第1実施形態においてプログラム5に従ってシステムコントローラ3が実行する処理と相違する。
第1実施形態では、ユーザー設定が投影装置本体部2(特に光源装置27)の出力輝度に関するものであり、ユーザー設定の選択肢の許否が蓄電池7の蓄電残量に基づいて決定された。それに対して、第2実施形態では、ユーザー設定が計時時間(設定時間)に関するものであり、ユーザー設定の選択肢の許否が蓄電池7の蓄電残量に基づいて決定される。
図4は、第2実施形態に係る投影装置1の使用状態を示す斜視図である。
ユーザー90が投影装置1によって投影される映像98を用いて投影を行う。映像98には計時中の表示時間95が表示されている。表示時間95が投影装置1によって表示されたものである。つまり、表示時間95を表示するための信号が投影装置1によって映像信号に重畳されることによって、表示時間95が映像98の中に表示される。計時機能が投影装置1に搭載され、表示時間95が投影装置1によって計時された時間を表す。表示時間95の数値が時間経過に伴って刻々変化する。
計時がカウントアップ式の計時であれば、表示時間95が計時開始時刻(特に、講演開始時刻)から現在時刻までの時間を表し、計時がカウントダウン式の計時であれば、表示時間95が現在時刻から計時終了時刻(特に講演終了予定時刻)までの時間を表す。よって、ユーザー90が表示時間95を目視で確認することによって、講演開始からの時間及び講演の残り時間を認識しながら講演をすることができる。
ユーザーが計時開始前に投影装置1の操作部6を操作することによって計時時間(設定時間)を段階的に増減することができ、計時時間に関するユーザー設定の選択肢が複数ある。具体的には、計時時間を4段階に増減することができ、計時時間に関するユーザー設定の選択肢として第1設定時間(第1選択肢)、第2設定時間(第2選択肢)、第3設定時間(第3選択肢)及び第4設定時間(第4選択肢)がある。第1設定時間、第2設定時間、第3設定時間及び第4設定時間の値は互いに異なり、「第1設定時間>第2設定時間>第3設定時間>第4設定時間」を満たす。例えば、第1設定時間、第2設定時間、第3設定時間及び第4設定時間がそれぞれ100分、80分、60分及び40分である。ユーザー90が操作部6を操作することによってユーザー設定に第1設定時間を設定した場合には、その第1設定時間の計時が投影装置1によって行われ、計時中の表示時間95が映像98に表示される。第2設定時間、第3設定時間又は第4設定時間についても同様である。但し、本発明は、計時時間に関するユーザー設定の段階数を4段階に限定するものではない。
なお、設定時間が長くなればなるほど投影装置1が駆動していなくてはならない時間が長くなり消費電力値は大きくなる。すなわち、各設定時間が選択されることによる消費電力値の大小は、第1設定時間>第2設定時間>第3設定時間>第4設定時間となる。
蓄電池7の蓄電残量の多少が所定の閾値を基準として判断され、選択肢の選択の許否が蓄電池7の蓄電残量と所定の閾値との比較に基づいて決定される(下記表参照)。
上記の表1に示すように、蓄電池7に蓄電された残量が第1閾値を超えれば、計時時間に関するユーザー設定において第1設定時間、第2設定時間、第3設定時間及び第4設定時間の選択が許可される。
また、蓄電池7に蓄電された残量が第1閾値以下且つ第2閾値(但し、第1閾値>第2閾値)を超えれば、計時時間に関するユーザー設定において第2設定時間、第3設定時間及び第4設定時間の選択が許可されるが、第1設定時間の選択が禁止される。
また、蓄電池7に蓄電された残量が第2閾値以下且つ第3閾値(但し、第2閾値>第3閾値)を超えれば、計時時間に関するユーザー設定において第3設定時間及び第4設定時間の選択が許可されるが、第1設定時間及び第2設定時間の選択が禁止される。
また、蓄電池7に蓄電された残量が第3閾値以下且つ第4閾値(但し、第3閾値>第4閾値)を超えれば、計時時間に関するユーザー設定の選択において第4設定時間の選択が許可されるが、第1設定時間、第2設定時間及び第3設定時間の選択が禁止される。
また、蓄電池7に蓄電された残量が第4閾値以下であれば、計時時間に関するユーザー設定において第1設定時間、第2設定時間、第3設定時間及び第4設定時間の選択が禁止される。
蓄電池7に蓄電された残量はその蓄電残量で投影装置1が動作することができる残り時間に換算することができるので、その蓄電残量がその残り時間に相当する。また、充電制御部8が蓄電池7に蓄電された残量を検出するので、充電制御部8はその検出残量から投影装置1の動作可能な残り時間に換算する換算部(換算手段)に相当する。
ここで、第1閾値の蓄電残量で投影装置1が動作可能な残り時間に第1閾値を換算すると、その換算値は第1設定時間に等しい。つまり、蓄電池7に蓄電された残量が第1閾値を超えることは、投影装置1の動作可能な残り時間が第1設定時間を超えることに相当し、蓄電池7に蓄電された残量が第1閾値以下であることは、投影装置1の動作可能な残り時間が第1設定時間以下であることに相当する。同様に、第2閾値を残り時間に換算すると、その換算値は第2設定時間に等しい。第3閾値を残り時間に換算すると、その換算値は第3設定時間に等しい。第4閾値を残り時間に換算すると、その換算値は第4設定時間に等しい。
第1閾値、第2閾値、第3閾値、第4閾値、第1設定時間、第2設定時間、第3設定時間及び第4設定時間の関係について以下の表にまとめる。
上述したように、投影装置1の動作可能な残り時間が第1設定時間を超える場合(蓄電池7に蓄電された残量が第1閾値を超える場合)には、計時時間に関するユーザー設定において第1設定時間の選択が許可される。よって、ユーザー設定が第1設定時間に設定され、更にその第1設定時間の計時が開始した場合でも、蓄電池7に蓄電された残量が無くなる前にその計時が終了する。つまり、第1設定時間の計時が終了する前に投影装置1の充電切れが発生することを防止することができる。投影装置1の動作可能な残り時間が第2設定時間、第3設定時間又は第4設定時間を超える場合も同様である。
計時時間(設定時間)を増減する際には、図5に示すようなユーザー設定表示領域97が投影装置1によって映像98に合成される。ユーザー設定表示領域97には、計時時間に関するユーザー設定の複数の選択肢(第1設定時間、第2設定時間、第3設定時間及び第4設定時間)が表示される(図5に示す「タイマー設定時間」の行を参照)。それら選択肢のうち現在選択された選択肢と選択されていない選択肢とが識別して表示される。具体的には、選択された選択肢の背景に白以外の色又は模様が付され、選択されていない選択肢の背景に白色が付されている。
ユーザー設定表示領域94に表示された選択肢のうち選択が許可された選択肢と選択が禁止された選択肢とが識別して表示される。例えば、選択が許可された選択肢を表す文字が黒色で表示され、選択が禁止された選択肢を表す文字が灰色又は半透明で表示される。
ユーザー90がユーザー設定表示領域97を見ながら操作部6を操作することによって計時時間を増減することができる。
ユーザー設定表示領域97には、タイマー開始アイコン及びタイマーリセットアイコンが表示されている。ユーザー90が操作部6を操作することによってタイマー開始アイコン又はタイマーリセットアイコンを選択すると、選択された選択肢(第1〜第4の設定時間の何れか)の計時が開始されるまたは計時がリセットされる。
また、ユーザー設定表示領域97には、表示時間95(図4参照)の表示位置に関する選択肢(「左上」、「左下」、「右上」、「右下」)が表示されている。ユーザー90がユーザー設定表示領域97を見ながら操作部6を操作することによって何れかの選択肢に選択すると、選択された選択肢の位置に表示時間95が表示される。
続いて、プログラム5に基づいてシステムコントローラ3が実行する処理について説明する。図6は、システムコントローラ3によって実行される判定処理のメインルーチンのフローチャートである。
図6に示すように、システムコントローラ3が、充電制御部8から入力した充電有無信号に基づいて充電の有無判断する(ステップS101)。この際、電源装置9から充電制御部8に電力が供給されている場合に(ステップS101:YES)、システムコントローラ3が第1〜第4の設定時間の選択を許可して、第1〜第4の設定時間の選択を許可したことを記憶する(ステップS102)。その後、システムコントローラ3の処理がステップS101に戻る。
一方、電源装置9から充電制御部8に電力が供給されていない場合に(ステップS101:NO)、システムコントローラ3が図6の許否決定処理を実行し(ステップS100、これらの処理が終了したら、システムコントローラ3の処理がステップS101に戻る。
よって、システムコントローラ3は図6に示す許否決定処理を繰り返し実行する。
続いて許否決定処理について説明する。なお、蓄電残量と第1閾値との比較(S101A〜S103A)、蓄電残量と第2閾値との比較(S101B〜S103B)、蓄電残量と第3閾値との比較(S101C〜S103C)、蓄電残量と第4閾値との比較(S101D〜S103D)の処理が本実施形態とは異なる所定の順序で逐次実行されてもよいし、蓄電残量と第1閾値との比較(S101A〜S103A)、蓄電残量と第2閾値との比較(S101B〜S103B)、蓄電残量と第3閾値との比較(S101C〜S103C)、蓄電残量と第4閾値との比較(S101D〜S103D)の処理が夫々並行してシステムコントローラ3によって実行されてもよい。
図6に示すように、システムコントローラ3が、充電制御部8によって検出された蓄電残量に基づいて、計時時間に関するユーザー設定の選択肢(第1設定時間、第2設定時間、第3設定時間及び第4設定時間)の選択の許否を決定する(ステップS101A〜ステップS103A、ステップS101B〜ステップS103B、ステップS101C〜ステップS103C、ステップS101D〜ステップS103D参照)。
図7を参照して、選択肢としての第1設定時間の選択の許否の決定処理について詳細に説明する。第1設定時間の選択の許否の決定に際しては第1閾値が利用される。つまり、システムコントローラ3が、充電制御部8によって検出された蓄電残量を第1閾値と比較する(ステップS101A)。
比較の結果、蓄電残量が第1閾値を超える旨がシステムコントローラ3によって判断されると(ステップS101A:YES)、システムコントローラ3が第1設定時間の選択を許可する(ステップS102A)。そして、システムコントローラ3は、第1設定時間の選択を許可したことを記憶する。そして、充電制御部8によって検出された蓄電残量を第2閾値と比較するステップ(S101B)に進む。
一方、比較の結果、蓄電残量が第1閾値以下である旨がシステムコントローラ3によって判断されると(ステップS101A:NO)、システムコントローラ3が第1設定時間の選択を禁止する(ステップS103A)。そして、システムコントローラ3は、第1設定時間の選択を禁止したことを記憶する。そして、充電制御部8によって検出された蓄電残量を第2閾値と比較するステップ(S101B)に進む。
第2設定時間の選択の許否の決定に際しては第2閾値が利用され、第3設定時間の選択の許否の決定に際しては第3閾値が利用され、第4設定時間の選択の許否の決定に際しては第4閾値が利用される。図6に示すように、システムコントローラ3が充電制御部8によって検出された蓄電残量を第2閾値、第3閾値及び第4閾値と順に比較することによって第2設定時間、第3設定時間及び第4設定時間の選択の許否を決定する処理は、システムコントローラ3が充電制御部8によって検出された蓄電残量を第1閾値と比較することによって第1設定時間の選択の許否を決定する処理と同じである。つまり、ステップS101B〜ステップS103B、ステップS101C〜ステップS103C、ステップS101D〜ステップS103Dは、ステップS101A〜ステップS103Aにそれぞれ対応する
電源装置9から充電制御部8に電力が供給されているか否かに関わらず、ユーザー90が操作部6の操作によりユーザー設定モードのコマンドを入力すると、システムコントローラ3がユーザー設定処理を実行する。ユーザー設定処理は、図6に示す処理が1回以上行われた後に行われる。但し、図6に示す処理が繰り返し行われているので、ユーザー設定処理は許否決定処理(ステップS100)と並行して行われることもある。なお、図6のステップS102,S102D,S103Dに続いて、ユーザー設定処理が行われてもよい。
ユーザー設定処理は、計時時間に関するユーザー設定の選択肢(第1設定時間、第2設定時間、第3設定時間及び第4設定時間)の中から1つを選択するための処理である。以下、ユーザー設定処理について具体的に説明する。
まず、システムコントローラ3がユーザー設定表示領域94の表示信号を生成し、その表示信号を映像信号処理部23に出力する。これにより、ユーザー設定表示領域94の表示信号が映像信号処理部23によって映像信号に重畳され、投影される映像98にユーザー設定表示領域94が合成される。
この際、システムコントローラ3は、図6に示す処理による記憶結果(ステップS102、ステップ102A,S103A,S102B,S103B,S102C,S103C,S102D,S103D参照)に基づいて複数の選択肢(第1設定時間、第2設定時間、第3設定時間及び第4設定時間)の表示態様を決めて、その表示態様に従ったユーザー設定表示領域94の表示信号を生成する。具体的には、選択が許可された選択肢と、選択が禁止された選択肢とが識別可能な表示態様となるような表示信号をシステムコントローラ3が生成し、その表示信号を映像信号処理部23に出力する。すなわち、前記許否決定手段で選択を禁止した選択肢と選択を許可した選択肢とをそれぞれ識別できるように報知する。なお、選択が許可された選択肢がユーザー設定表示領域94に表示され、選択が禁止された選択肢がユーザー設定表示領域94に表示されないという表示態様であってもよい。
その後、ユーザー90が操作部6を操作することによって、何れかの1つの選択肢を選択する。つまり、ユーザー90が操作部6を操作することによって操作内容に応じた信号がシステムコントローラ3に出力され、システムコントローラ3がその信号に基づき何れか1つの選択肢を選択する。この際、システムコントローラ3は、図6に示す許否決定処理の結果により禁止された選択肢に選択することを受け付けず、図6に示す許否決定処理の結果により許可された選択肢に選択することを受け付ける。
そして、ユーザー90が操作部6を操作することによってタイマー開始アイコンを選択すると、システムコントローラ3が選択された選択肢(第1設定時間、第2設定時間、第3設定時間又は第4設定時間の何れか)の計時を開始する。計時中は、システムコントローラ3が表示時間95を表示するための表示信号を生成して、その表示信号を映像信号処理部23に出力する。そうすると、表示時間95の表示信号が映像信号処理部23によって映像信号に重畳され、投影される映像98に表示時間95が合成される。
本実施形態によれば以下のような効果が生じる。
(a) 蓄電池7の蓄電残量が多くなるほど、計時時間を長くすることができる。蓄電池7の蓄電残量が少なくなるほど、計時時間を短くすることができる。よって、蓄電池7の蓄電残量の多少に応じて、計時に関するカスタマイズのバリエーションを変更することができる。
(b) 投影装置1の動作可能な残り時間が第1設定時間以下になると、計時時間に関するユーザー設定において第1設定時間の選択が禁止されるので、計時途中で投影装置1の充電切れが発生することを防止することができる。投影装置1の動作可能な残り時間が第2設定時間、第3設定時間又は第4設定時間以下になる場合でも同様である。
〔第3の実施の形態〕
第3実施形態と第1実施形態との間で互いに対応するものに同一の符号を付す。
第3実施形態に係る投影装置1は、第1実施形態に係る投影装置1と同様に構成されている(図2参照)。但し、第3実施形態に係るプログラムメモリ4に格納されたプログラム5と、第1実施形態に係るプログラムメモリ4に格納されたプログラム5が相違する。また、第3実施形態においてプログラム5に従ってシステムコントローラ3が実行する処理は、第1実施形態においてプログラム5に従ってシステムコントローラ3が実行する処理と相違する。
第1実施形態では、ユーザー設定が投影装置本体部2(特に光源装置27)の出力輝度に関するものであり、ユーザー設定の選択肢の許否が蓄電池7の蓄電残量に基づいて決定された。それに対して、第3実施形態では、ユーザー設定が計時時間(設定時間)に関するものであり、ユーザー設定の選択肢の許否が蓄電池7の蓄電残量に基づいて決定される。
第3実施形態に係る投影装置1の使用状態を示す斜視図を図4に示す。
投影装置本体部2(特に光源装置27)の出力輝度を2段階に調整可能なものである。つまり、ユーザー90が投影装置1の操作部6を操作することによって、投影装置本体部2の出力輝度を高輝度設定と低輝度設定の何れかに選択することができる。投影装置本体部2の出力輝度の設定が高輝度設定である場合の投影光96の輝度は、投影装置本体部2の出力輝度の設定が低輝度設定である場合の投影光96の輝度よりも高い。高輝度設定は高消費電力設定であり、低輝度設定は低消費電力設定である。なお、投影装置本体部2の出力輝度に関するユーザー設定が高輝度設定と低輝度設定のどちらに設定された場合でも、システムコントローラ3がユーザー設定の内容を記憶する。
ユーザー90が投影装置1によって投影される映像98を用いて投影を行う。映像98には計時中の表示時間95が表示されている。表示時間95が投影装置1によって表示されたものである。つまり、表示時間95を表示するための信号が投影装置1に入力された映像信号に重畳されることによって、表示時間95が映像98に合成される。計時機能が投影装置1に搭載され、表示時間95が投影装置1によって計時された時間を表す。表示時間95の数値が時間経過に伴って刻々変化する。計時がカウントアップ式又はカウントダウン式である。よって、ユーザー90が表示時間95を目視で確認することによって、講演開始からの時間及び講演の残り時間を認識しながら講演をすることができる。
ユーザーが計時開始前に投影装置1の操作部6を操作することによって計時時間(設定時間)を段階的に増減することができ、計時時間に関するユーザー設定の選択肢が複数ある。具体的には、計時時間を4段階に増減することができ、計時時間についてのユーザー設定の選択肢として第1設定時間、第2設定時間、第3設定時間及び第4設定時間がある。これらの計時時間は、第2の実施形態と同様のものであり、説明は省略する。
投影装置本体部2の出力輝度設定が低輝度設定である場合、計時時間に関するユーザー設定の選択肢の許否は第2実施形態の場合と同様に決定される。
つまり、蓄電池7に蓄電された残量が低輝度設定用第1閾値を超えれば、計時時間に関するユーザー設定において第1設定時間、第2設定時間、第3設定時間及び第4設定時間の選択が許可される。
また、蓄電池7に蓄電された残量が低輝度設定用第1閾値以下且つ低輝度設定用第2閾値(但し、低輝度設定用第1閾値>低輝度設定用第2閾値)を超えれば、計時時間に関するユーザー設定において第2設定時間、第3設定時間及び第4設定時間の選択が許可されるが、第1設定時間の選択が禁止される。
また、蓄電池7に蓄電された残量が低輝度設定用第2閾値以下且つ低輝度設定用第3閾値(但し、低輝度設定用第2閾値>低輝度設定用第3閾値)を超えれば、計時時間に関するユーザー設定において第3設定時間及び第4設定時間の選択が許可されるが、第1設定時間及び第2設定時間の選択が禁止される。
また、蓄電池7に蓄電された残量が低輝度設定用第3閾値以下且つ低輝度設定用第4閾値(但し、低輝度設定用第3閾値>低輝度設定用第4閾値)を超えれば、計時時間に関するユーザー設定において第4設定時間の選択が許可されるが、第1設定時間、第2設定時間及び第3設定時間の選択が禁止される。
蓄電池7に蓄電された残量が低輝度第4閾値以下であれば、計時時間に関するユーザー設定において第1設定時間、第2設定時間、第3設定時間及び第4設定時間の選択が禁止される。
投影装置本体部2の出力輝度設定が高輝度設定に選択されている場合、計時時間に関するユーザー設定の選択肢の許否は以下の(1)〜(4)ように決定される(下記の表3参照)。
(1)第1設定時間の選択の許否について
蓄電池7に蓄電された残量が高輝度設定用第1閾値(高輝度設定用第1閾値>低輝度設定用第1閾値)を超えれば、計時時間に関するユーザー設定において第1設定時間の選択が許可される。
蓄電池7に蓄電された残量が高輝度設定用第1閾値以下且つ低輝度設定用第1閾値超えれば、計時時間に関するユーザー設定において第1設定時間の選択が条件付きで許可される。条件とは、投影装置本体部2の出力輝度の設定が高輝度設定から低輝度設定に変更されることである(以下の(2)〜(4)の場合に挙げる条件も同様である)。
蓄電池7に蓄電された残量が低輝度設定用第1閾値以下であれば、計時時間に関するユーザー設定において第1設定時間の選択が禁止される。
ここで、高輝度設定用第1閾値が高閾値であり、低輝度設定用第1閾値が低閾値である。
(2)第2設定時間の選択の許否について
蓄電池7に蓄電された残量が高輝度設定用第2閾値(高輝度設定用第2閾値>低輝度設定用第2閾値、高輝度設定用第2閾値<高輝度設定用第1閾値)を超えれば、計時時間に関するユーザー設定において第2設定時間の選択が許可される。
蓄電池7に蓄電された残量が高輝度設定用第2閾値以下且つ低輝度設定用第2閾値を超えれば、計時時間に関するユーザー設定において第2設定時間の選択が条件付きで許可される。
蓄電池7に蓄電された残量が低輝度設定用第2閾値以下であれば、計時時間に関するユーザー設定において第2設定時間の選択が禁止される。
ここで、高輝度設定用第2閾値が高閾値であり、低輝度設定用第2閾値が低閾値である。
(3)第3設定時間の選択の許否について
蓄電池7に蓄電された残量が高輝度設定用第3閾値(高輝度設定用第3閾値>低輝度設定用第3閾値、高輝度設定用第3閾値<高輝度設定用第2閾値)を超えれば、計時時間に関するユーザー設定において第3設定時間の選択が許可される。
蓄電池7に蓄電された残量が高輝度設定用第3閾値以下且つ低輝度設定用第3閾値を超えれば、計時時間に関するユーザー設定において第3設定時間の選択が条件付きで許可される。
蓄電池7に蓄電された残量が低輝度設定用第3閾値以下であれば、計時時間に関するユーザー設定において第3設定時間の選択が禁止される。
ここで、高輝度設定用第3閾値が高閾値であり、低輝度設定用第3閾値が低閾値である。
(4)第4設定時間の選択の許否について
蓄電池7に蓄電された残量が高輝度設定用第4閾値(高輝度設定用第4閾値>低輝度設定用第4閾値、高輝度設定用第4閾値<高輝度設定用第3閾値)を超えれば、計時時間に関するユーザー設定において第4設定時間の選択が許可される。
蓄電池7に蓄電された残量が高輝度設定用第4閾値以下且つ低輝度設定用第4閾値を超えれば、計時時間に関するユーザー設定において第4設定時間の選択が条件付きで許可される。
蓄電池7に蓄電された残量が低輝度設定用第4閾値以下であれば、計時時間に関するユーザー設定において第4設定時間の選択が禁止される。
ここで、高輝度設定用第4閾値が高閾値であり、低輝度設定用第4閾値が低閾値である。
蓄電池7に蓄電された残量が高輝度設定残り時間及び低輝度設定残り時間に換算することができるので、その蓄電残量が高輝度設定残り時間及び低輝度設定残り時間に相当する。高輝度設定残り時間とは、投影装置本体部2(特に、光源装置27)の輝度設定が高輝度設定である場合に投影装置1が蓄電池7の蓄電残量で動作することができる時間である。低輝度設定残り時間とは、投影装置本体部2(特に、光源装置27)の輝度設定が低輝度設定である場合に投影装置1が蓄電池7の蓄電残量で動作することができる時間である。高輝度設定残り時間から換算される蓄電残量と低輝度設定残り時間から換算される蓄電残量とが互いに等しければ、その高輝度設定残り時間がその低輝度設定残り時間よりも短い。
充電制御部8が蓄電池7に蓄電された残量を検出するので、充電制御部8はその検出残量から投影装置1の動作可能な高輝度設定残り時間及び低輝度設定残り時間に換算する換算部(換算手段)に相当する。
ここで、高輝度設定用第1閾値の蓄電残量で投影装置1が動作可能な高輝度設定残り時間に高輝度設定用第1閾値を換算すると、その換算値は第1設定時間に等しい。つまり、蓄電池7に蓄電された残量が高輝度設定用第1閾値を超えることは、投影装置1の動作可能な高輝度設定残り時間が第1設定時間を超えることに相当し、蓄電池7に蓄電された残量が高輝度設定用第1閾値以下であることは、投影装置1の動作可能な高輝度設定残り時間が第1設定時間以下であることに相当する。同様に、高輝度設定用第2閾値を高輝度設定残り時間に換算すると、その換算値は第2設定時間に等しい。高輝度第3閾値を高輝度設定残り時間に換算すると、その換算値は第3設定時間に等しい。高輝度設定用第4閾値を高輝度設定残り時間に換算すると、その換算値は第4設定時間に等しい。
また、低輝度設定用第1閾値の蓄電残量で投影装置1が動作可能な低輝度設定残り時間に低輝度設定用第1閾値を換算すると、その換算値は第1設定時間に等しい。つまり、蓄電池7に蓄電された残量が低輝度設定用第1閾値を超えるであることは、投影装置1の動作可能な低輝度設定残り時間が第1設定時間を超えることに相当し、蓄電池7に蓄電された残量が低輝度設定用第1閾値以下であることは、投影装置1の動作可能な低輝度設定残り時間が第1設定時間以下であることに相当する。同様に、低輝度設定用第2閾値を低輝度設定残り時間に換算すると、その換算値は第2設定時間に等しい。低輝度設定用第3閾値を低輝度設定残り時間に換算すると、その換算値は第3設定時間に等しい。低輝度設定用第4閾値を低輝度残り時間に換算すると、その換算値は第4設定時間に等しい。
高輝度設定用第1閾値、高輝度設定用第2閾値、高輝度設定用第3閾値、高輝度設定用第4閾値、低輝度設定用第1閾値、低輝度設定用第2閾値、低輝度設定用第3閾値、低輝度設定用第4閾値、第1設定時間、第2設定時間、第3設定時間及び第4設定時間の関係について以下の表にまとめる。
上述したように、投影光96の輝度が高輝度に設定された投影装置1の動作可能な残り時間が第1設定時間を超える場合、又は、投影光96の輝度が低輝度に設定された投影装置1の動作可能な残り時間が第1設定時間を越える場合(蓄電池7に蓄電された残量が高輝度設定用第1閾値を超える場合、又は、蓄電池7に蓄電された残量が低輝度設定用第1閾値を超える場合)、計時時間に関するユーザー設定において第1設定時間の選択が許可される。そのため、第1設定時間の計時が終了する前に投影装置1の充電切れが発生することを防止することができる。第2設定時間、第3設定時間又は第4設定時間の選択が許可される場合についても同様である。
計時時間(設定時間)を増減する際には、図7に示すようなユーザー設定表示領域93が投影装置1によって映像98に合成される。ユーザー設定表示領域93には、計時時間に関するユーザー設定の複数の選択肢が表示される。それら選択肢のうち現在選択された選択肢と選択されていない選択肢とが識別して表示される。ユーザー90がユーザー設定表示領域93を見ながら操作部6を操作することによって計時時間を増減することができる。
また、ユーザー設定表示領域93に表示された選択肢のうち選択が許可された選択肢と、条件付きで選択が許可された選択肢と、選択が禁止された選択肢とが識別して表示される。例えば、選択が許可された選択肢に丸印が付され、条件付きで選択が許可された選択肢に三角印が付され、選択が禁止された選択肢にバツ印が付される。また、選択が禁止された選択肢を表す文字が黒色で表示され、選択が禁止された選択肢を表す文字が灰色又は半透明で表示される。
また、ユーザー90が操作部6を操作することによってユーザー設定表示領域93中のタイマー開始アイコンを選択すると、選択された選択肢(第1〜第4の設定時間の何れか)の計時が開始される。一方、計時中にユーザー90が操作部6を操作することによってユーザー設定表示領域93中のタイマーリセットアイコンを選択すると、計時がリセットされる。また、ユーザー設定表示領域93には、表示時間95の表示位置に関する選択肢が表示され、ユーザー90が操作部6を操作することによって何れかの選択肢に選択すると、選択された選択肢の位置に表示時間95が表示される。
続いて、プログラム5に基づいてシステムコントローラ3が実行する処理について説明する。図8は、システムコントローラ3によって実行される判定処理のメインルーチンのフローチャートである。
図8に示すように、システムコントローラ3が、充電制御部8から入力した充電有無信号に基づいて充電の有無判断する(ステップS201)。この際、電源装置9から充電制御部8に電力が供給されている場合に(ステップS201:YES)、システムコントローラ3が第1〜第4の設定時間の選択を許可して、第1〜第4の設定時間の選択を許可したことを記憶する(ステップS202)。その後、システムコントローラ3の処理がステップS201に戻る。
一方、電源装置9から充電制御部8に電力が供給されていない場合には(ステップS201:NO)、システムコントローラ3は、投影装置本体部2(特に光源装置27)の輝度に関するユーザー設定が低輝度設定と高輝度設定のどちらであるかを判定する(ステップS203)。この判定は、システムコントローラ3に記憶された内容に基づいて行われるか、システムコントローラ3から光源制御部26へ出力される調光信号に基づいて行われる。
投影装置本体部2(特に光源装置27)の輝度設定が低輝度設定である場合には(ステップS203:YES)、第2実施形態における許否決定処理(図6のS100参照)が、システムコントローラ3によって実行される(ステップS204)。この場合、第2実施形態において図6を参照した許否決定処理の説明中、「第1閾値」とあるのは「低輝度設定用第1閾値」と、「第2閾値」とあるのは「低輝度設定用第2閾値」と、「第3閾値」とあるのは「低輝度設定用第3閾値」と、「第4閾値」とあるのは「低輝度設定用第4閾値」と読み替える。図6に示す許否決定処理が終了したら、システムコントローラ3の処理がステップS201に戻る。
投影装置本体部2(特に光源装置27)の輝度設定が高輝度設定である場合には(ステップS203:NO)、図8に示す許否決定処理S200がシステムコントローラ3によって実行される。図6に示す許否決定処理が終了したら、システムコントローラ3の処理がステップS201に戻る。
続いて、図8に示すフローチャートを参照して、これらの許否決定処理について説明する。図8に示すように、システムコントローラ3が、充電制御部8によって検出された蓄電残量に基づいて、計時時間に関するユーザー設定の選択肢(第1設定時間、第2設定時間、第3設定時間及び第4設定時間)の選択の許否を決定する(ステップS201A〜ステップS204A、ステップS201B〜ステップS204B、ステップS201C〜ステップS204C、ステップS201D〜ステップS204D参照)。
図8を参照して、選択肢としての第1設定時間の選択の許否の決定処理について説明する。第1設定時間の選択の許否の決定に際しては高輝度設定用第1閾値及び低輝度設定用第1閾値が利用される。つまり、システムコントローラ3が、充電制御部8によって検出された蓄電残量を高輝度設定用第1閾値及び低輝度設定用第1閾値と比較する(ステップS201A、S202A)。
比較の結果、蓄電残量が高輝度設定用第1閾値を超える旨がシステムコントローラ3によって判断されると(ステップS201A:YES)、システムコントローラ3が第1設定時間の選択を許可する(ステップS203A)。そして、システムコントローラ3は、第1設定時間の選択を許可したことを記憶する。その後、第2設定時間の選択の許否の決定処理に進む。
比較の結果、蓄電残量が高輝度設定用第1閾値以下且つ低輝度設定用第1閾値を超える旨がシステムコントローラ3によって判断されると(ステップS201A:NO、ステップS202A:YES)、システムコントローラ3が第1設定時間の選択を条件付きで許可する(ステップS204A)。そして、システムコントローラ3は、第1設定時間の選択を条件付きで許可したことを記憶する。その後、第2設定時間の選択の許否の決定処理に進む。
比較の結果、蓄電残量が低輝度設定用第1閾値以下である旨がシステムコントローラ3によって判断されると(ステップS202A:NO)、システムコントローラ3が第1設定時間の選択を禁止する(ステップS205A)。そして、システムコントローラ3は、第1設定時間の選択を禁止したことを記憶する。その後、第2設定時間の選択の許否の決定処理に進む。
そして、図8に示すように、第2設定時間の選択の許否の決定がなされ、次いで、第2設定時間の選択の許否の決定がなされ、次いで、第3設定時間の選択の許否の決定がなされ、次いで、第4設定時間の選択の許否の決定がなされる。第2設定時間、第3設定時間、そして第4設定時間の選択の許否の決定に際しては夫々高輝度設定用第2閾値及び低輝度設定用第2閾値、高輝度設定用第3閾値及び低輝度設定用第3閾値、高輝度設定用第4閾値及び低輝度設定用第4閾値が利用される。システムコントローラ3が充電制御部8によって検出された蓄電残量を高輝度設定用第2閾値及び低輝度設定用第2閾値、高輝度設定用第3閾値及び低輝度設定用第3閾値、高輝度設定用第4閾値及び低輝度設定用第4閾値と比較することによって第2設定時間、第3設定時間及び第4設定時間の選択の許否を決定する処理は、システムコントローラ3が充電制御部8によって検出された蓄電残量を高輝度設定用第1閾値及び低輝度設定用第1閾値と比較することによって第1設定時間の選択の許否を決定する処理と同じである。ステップS201B〜ステップS205B、ステップS201C〜ステップS205C、S201D〜ステップS205Dは、ステップS201A〜ステップS205Aにそれぞれ対応する
電源装置9から充電制御部8に電力が供給されているか否かに関わらず、更に投影装置本体部2(特に光源装置27)の輝度設定が低輝度設定と高輝度設定のどちらであっても、ユーザー90が操作部6の操作によりユーザー設定モードのコマンドを入力すると、システムコントローラ3がユーザー設定処理を実行する。ユーザー設定処理は、図8に示す処理が1回以上行われた後に行われる。但し、図8に示す処理が繰り返し行われているので、ユーザー設定処理は許否決定処理(ステップS100,S200)と並行して行われることもある。なお、図8のステップS202,S204,203D〜S205Dに続いて、ユーザー設定処理が行われてもよい。
ユーザー設定処理は、計時時間についてのユーザー設定の選択肢(第1設定時間、第2設定時間、第3設定時間及び第4設定時間)の中から1つを選択するための処理である。以下、ユーザー設定処理について具体的に説明する。
まず、システムコントローラ3がユーザー設定表示領域93の表示信号を生成し、その表示信号を映像信号処理部23に出力する。これにより、ユーザー設定表示領域93の表示信号が映像信号処理部23によって映像信号に重畳され、投影される映像98にユーザー設定表示領域93が合成される。
この際、システムコントローラ3は、図6及び図8に示す許否決定処理(S100,S200)による記憶結果(ステップ102A,S103A,S102B,S103B,S102C,S103C,S102D,S103D,S202,S203A〜S205A,S203B〜S205B,S203C〜S205C,S203D〜S205D参照)に基づいて複数の選択肢(第1設定時間、第2設定時間、第3設定時間及び第4設定時間)の表示態様を決めて、その表示態様に従ったユーザー設定表示領域93の表示信号を生成する。具体的には、選択が許可された選択肢と、条件付きで選択が許可された選択肢と、選択が禁止された選択肢とが識別可能な表示態様となるような表示信号をシステムコントローラ3が生成し、その表示信号を映像信号処理部23に出力する。すなわち、許否決定手段で選択を禁止した選択肢と選択を許可した選択肢と、条件付きで選択を許可された選択肢とをそれぞれ識別できるように報知する。
その後、ユーザー90が操作部6を操作することによって、何れかの1つの選択肢を選択する。つまり、ユーザー90が操作部6を操作することによって操作内容に応じた信号がシステムコントローラ3に出力され、システムコントローラ3がその信号に基づき何れか1つの選択肢を選択する。
この際、システムコントローラ3は、図6に示す許否決定処理(S100)又は図8に示す許否決定処理(S200)の結果により禁止された選択肢に選択することを受け付けない。
また、システムコントローラ3は、図6に示す許否決定処理(S100)又は図8に示す許否決定処理(S200)の結果により許可された選択肢に選択することを受け付ける。
また、システムコントローラ3は、図6に示す許否決定処理(S100)又は図8に示す許否決定処理(S200)の結果により条件付きで許可された選択肢に選択することを受け付ける。その場合、システムコントローラ3が低輝度を表す調光信号を光源制御部26に出力し、光源制御部26が光源装置27を低輝度で発光させる。
そして、ユーザー90が操作部6を操作することによってタイマー開始アイコンを選択すると、システムコントローラ3が選択された選択肢(第1設定時間、第2設定時間、第3設定時間又は第4設定時間の何れか)の計時を開始する。計時中は、システムコントローラ3が表示時間95を表示するための表示信号を生成して、その表示信号を映像信号処理部23に出力する。そうすると、表示時間95の表示信号が映像信号処理部23によって映像信号に重畳され、投影される映像98に表示時間95が合成される。
本実施形態によれば以下のような効果が生じる。
(a) 蓄電池7の蓄電残量が多くなるほど、計時時間を長くすることができる。蓄電池7の蓄電残量が少なくなるほど、計時時間を短くすることができる。投影装置本体部2の輝度設定が低輝度設定である場合に選択することができる選択肢の数は、投影装置本体部2の輝度設定が高輝度設定である場合に選択することができる選択肢の数よりも多くなる傾向にある。よって、蓄電池7の蓄電残量の多少に応じて、計時に関するカスタマイズのバリエーションを変更することができる。
(b) 投影装置本体部2の輝度設定が低輝度設定である場合、投影装置1の動作可能な低輝度設定残り時間が第1設定時間以下になると、計時時間に関するユーザー設定において第1設定時間の選択が禁止されるので、計時途中で投影装置1の充電切れが発生することを防止することができる。投影装置1の動作可能な低輝度設定残り時間が第2設定時間、第3設定時間又は第4設定時間以下になる場合でも同様である。
(c) 投影装置本体部2の輝度設定が高輝度設定である場合、投影装置1の動作可能な高輝度設定残り時間が第1設定時間以下になると、計時時間に関するユーザー設定において第1設定時間の選択が条件付きで許可されるか、禁止されるので、計時途中で投影装置1の充電切れが発生することを防止することができる。投影装置1の動作可能な高輝度設定残り時間が第2設定時間、第3設定時間又は第4設定時間以下になる場合でも同様である。
(d) 投影装置本体部2の輝度設定が高輝度設定である場合、投影装置1の動作可能な高輝度設定残り時間が第1設定時間以下であっても、投影装置1の動作可能な低輝度設定残り時間が第1設定時間を超えれば、計時時間に関するユーザー設定において第1設定時間の選択が条件付きで許可される。そのため、上記(c)のように第1設定時間の選択が原則出来ないものとしても、ユーザーがどうしても第1設定時間の計時を欲する場合には、第1設定時間の計時を行うことができる。第1設定時間の計時を行っても、投影装置本体部2の輝度設定が高輝度設定から低輝度設定に変更される。そのため、計時途中で投影装置1の充電切れが発生することを防止することができる。投影装置1の動作可能な高輝度設定残り時間が第2設定時間、第3設定時間又は第4設定時間以下になる場合でも同様である。
〔変形例〕
上述の第1〜第3の実施形態の機能が投影装置1に併せて組み込まれ、システムコントローラ3が第1〜第3の実施形態の処理を行ってもよい。例えば、モード設定によって第一モードが設定された場合には、コントローラ3が第1実施形態の処理を実行し、モード設定によって第二モードが設定された場合には、コントローラ3が第2実施形態の処理を実行し、モード設定によって第三モードが設定された場合には、コントローラ3が第3実施形態の処理を実行する。モード設定は、ユーザー90が投影装置1の操作部6を操作することによって第一モード、第二モード又は第三モードの何れかを選択することができるようにしたものである。
また、上述した第1〜第3の実施形態では、システムコントローラ3が、まず、投影装置1の充電の有無判断を行い、充電中の場合、ユーザー設定の選択肢の全てを選択可能とする構成であるので、充電中で外部電源により投影装置1が動いている状態であって蓄電池の蓄電残量が少ない場合に、ユーザー設定の選択が非許可になってしまうことを防ぐことができる。
以上に本発明の実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載に基づいて定められる。更に、特許請求の範囲に記載から本発明の本質とは関係のない変更を加えた均等な範囲も本発明の技術的範囲に含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
電子機器において、
蓄電池と、
前記蓄電池の蓄電残量を検出する残量検出部と、
前記電子機器の設定条件としての選択肢を複数有するユーザー設定の設定を行う設定手段と、
前記残量検出部によって検出された蓄電残量に基づいて、前記設定手段で設定される前記ユーザー設定に対応付けられている前記複数の選択肢の選択の許否を決定する許否決定手段と、
前記許否決定手段で選択を禁止した選択肢と選択を許可した選択肢とをそれぞれ識別できるように報知する報知手段と、
を備える、
ことを特徴とする電子機器。
<請求項2>
前記ユーザー設定の前記選択肢毎に、それぞれ異なる消費電力が設定されている
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
<請求項3>
前記残量検出手段により検出された蓄電残量と、前記選択肢を区別するための所定の閾値とを比較し、前記残量検出部によって検出された蓄電残量が前記閾値を超えると判断した場合は前記選択肢のうち前記閾値を超えたものに対応する選択肢を許可し、前記残量検出部によって検出された蓄電残量が前記閾値以下であると判断した場合に前記選択肢のうち前記閾値を超えたものに対応する選択肢の選択を禁止することを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
<請求項4>
前記選択肢として高消費電力設定及び低消費電力設定があり、
前記許否決定手段は、前記残量検出部によって検出された蓄電残量を前記所定の閾値と比較して、前記残量検出部によって検出された蓄電残量が前記閾値を超えると判断した場合に前記高消費電力設定及び前記低消費電量設定の選択を許可し、前記残量検出部によって検出された蓄電残量が前記閾値以下であると判断した場合に前記低消費電力設定の選択を許可するとともに前記高消費電力設定の選択を禁止することを特徴とする請求項2または3に記載の電子機器。
<請求項5>
映像を投影する投影装置本体部を更に備え、
前記ユーザー設定の前記選択肢毎に、それぞれ異なる前記投影装置本体部の出力輝度が設定されている
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項6>
前記選択肢として高輝度設定及び低輝度設定があり、
前記許否決定手段は、前記残量検出部によって検出された蓄電残量を所定の閾値と比較して、前記残量検出部によって検出された蓄電残量が前記閾値を超えると判断した場合に前記高輝度設定及び前記低輝度設定の選択を許可し、前記残量検出部によって検出された蓄電残量が前記閾値以下であると判断した場合に前記低輝度設定の選択を許可するとともに前記高輝度設定の選択を禁止することを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
<請求項7>
前記ユーザー設定の前記選択肢毎にそれぞれ異なる計時時間が設定されている
ことを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の電子機器。
<請求項8>
前記選択肢として所定の設定時間があり、
前記許否決定手段は、前記残量検出部によって検出された蓄電残量を所定の閾値と比較して、前記残量検出部によって検出された蓄電残量が前記閾値を超えると判断した場合に前記設定時間の選択を許可し、前記残量検出部によって検出された蓄電残量が前記閾値以下であると判断した場合に前記設定時間の選択を禁止する
ことを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
<請求項9>
前記閾値により表される前記蓄電池の蓄電残量で前記電子機器の動作可能な残り時間に前記閾値を換算した場合にその換算値と前記設定時間が等しい
ことを特徴とする請求項8に記載の電子機器。
<請求項10>
前記選択肢としての前記設定時間の数が複数であり、前記閾値の数が複数であり、複数の前記設定時間と複数の前記閾値とが互いに1対1で対応し、
前記許否決定手段は、前記残量検出部によって検出された蓄電残量と複数の前記閾値との比較の結果に基づき、複数の前記閾値にそれぞれ対応する複数の前記設定時間の選択の許否を決める
ことを特徴とする請求項8又は9に記載の電子機器。
<請求項11>
前記選択肢として設定時間があり、
前記許否決定手段は、前記残量検出部によって検出された蓄電残量を所定の低閾値及びそれよりも高い高閾値と比較して、前記残量検出部によって検出された蓄電残量が前記高閾値を超えると判断した場合に前記設定時間の選択を許可し、前記残量検出部によって検出された蓄電残量が前記高閾値以下且つ前記低閾値を超えると判断した場合に前記設定時間の選択を条件付きで許可し、前記残量検出部によって検出された蓄電残量が前記低閾値以下である判断した場合に前記設定時間の選択を禁止し、
前記報知手段は、前記許否決定手段で選択を条件付きで許可した選択肢を識別できるように報知することを特徴とする請求項7から10の何れか一項に記載の電子機器。
<請求項12>
映像を投影する投影装置本体部を更に備え、
前記投影装置本体部の出力輝度の設定を高輝度設定にした状態の前記電子機器が前記高閾値により表される前記蓄電池の蓄電残量で動作可能な残り時間に前記高閾値を換算した場合にその換算値と前記設定時間が等しく、
前記投影装置本体部の出力輝度の設定を低輝度設定にした状態の前記電子機器が前記低閾値により表される前記蓄電池の蓄電残量で動作可能な残り時間に前記低閾値を換算した場合にその換算値と前記設定時間が等しい
ことを特徴とする請求項11に記載の電子機器。
<請求項13>
前記条件は、前記投影装置本体部の出力輝度の設定が高輝度設定から低輝度設定に変更されることである、ことを特徴とする請求項11又は12に記載の電子機器。
<請求項14>
前記選択肢としての前記設定時間の数が複数であり、前記高閾値の数が複数であり、前記低閾値の数が複数であり、複数の前記設定時間と複数の前記高閾値と複数の前記低閾値がそれぞれ1対1対1で対応し、
前記許否決定手段は、前記残量検出部によって検出された蓄電残量と複数の前記高閾値及び前記低閾値との比較の結果に基づき、複数の前記高閾値にそれぞれ対応する複数の前記設定時間の選択の許否を決める
ことを特徴とする請求項11から13の何れか一項に記載の電子機器。
<請求項15>
前記電子機器が前記蓄電池の電力で動作している場合に、前記許否決定手段が、前記残量検出部によって検出された蓄電残量に基づいて前記ユーザー設定の選択肢の選択の許否を決定し、前記報知手段が前記許否決定手段で選択を禁止した選択肢と選択を許可した選択肢とをそれぞれ識別できるように報知することを特徴とする請求項1から14の何れか一項に記載の電子機器。
<請求項16>
コンピュータと蓄電池と前記蓄電池の残量を検出する残量検出部とを有する電子機器の前記コンピュータに、
前記電子機器の設定条件としての選択肢を複数有するユーザー設定の設定を行う設定工程と、
前記残量検出部によって検出された蓄電残量に基づいて、前記設定工程で設定される前記ユーザー設定に対応付けられている前記複数の選択肢の選択の許否を決定する許否決定工程と、
前記許否決定工程で選択を禁止した選択肢と選択を許可した選択肢とをそれぞれ識別できるように報知する報知工程と、
を実行させるためのプログラム。
<請求項17>
電子機器に備わる残量検出部によって前記電子機器に備わる蓄電池の残量を検出する工程と、
前記電子機器の設定条件としての選択肢を複数有するユーザー設定の設定を行うことを前記電子機器のコンピュータに実行させる工程と、
前記残量検出部によって検出された蓄電残量に基づいて、前記設定工程で設定される前記ユーザー設定に対応付けられている前記複数の選択肢の選択の許否を決定することを前記コンピュータに実行させる工程と、
前記許否決定工程で選択を禁止した選択肢と選択を許可した選択肢とをそれぞれ識別できるように報知することを前記コンピュータに実行させる報知工程と、を含むことを特徴とする選択許否決定方法。
1 投影装置(電子機器)
2 投影装置本体部
3 システムコントローラ(許否決定手段)(報知手段)(設定手段)
4 プログラムメモリ
5 プログラム
6 操作部
7 蓄電池
8 充電制御部(残量検出部)

Claims (18)

  1. 蓄電池と、
    前記蓄電池の蓄電残量を検出する残量検出部と、
    電子機器の設定条件としての選択肢を複数有し、前記残量検出部によって検出された前記蓄電残量に基づいて複数の前記選択肢の選択の許否が決定されたユーザー設定の設定を行う設定手段と、
    映像を投影する投影装置本体部と、
    を備え、
    前記ユーザー設定の前記選択肢毎に、それぞれ異なる前記投影装置本体部の出力輝度が設定されていることを特徴とする電子機器。
  2. 蓄電池と、
    前記蓄電池の蓄電残量を検出する残量検出部と、
    電子機器の設定条件としての選択肢を複数有し、前記残量検出部によって検出された前記蓄電残量に基づいて複数の前記選択肢の選択の許否が決定されたユーザー設定の設定を行う設定手段と、を備え、
    前記ユーザー設定の前記選択肢毎に、それぞれ異なる計時時間が設定されていることを特徴とする電子機器。
  3. 前記ユーザー設定の前記選択肢毎に、それぞれ異なる消費電力が設定されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記残量検出部により検出された蓄電残量と、前記選択肢を区別するための所定の閾値とを比較し、前記残量検出部によって検出された蓄電残量が前記閾値を超えると判断した場合は前記選択肢のうち前記閾値を超えたものに対応する選択肢を許可し、前記残量検出部によって検出された蓄電残量が前記閾値以下であると判断した場合に前記選択肢のうち前記閾値を超えたものに対応する選択肢の選択を禁止することを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記残量検出部によって検出された蓄電残量に基づいて、前記設定手段で設定される前記ユーザー設定に対応付けられている前記複数の選択肢の選択の許否を決定する許否決定手段を備え、
    前記選択肢として高消費電力設定及び低消費電力設定があり、
    前記許否決定手段は、前記残量検出部によって検出された蓄電残量を前記所定の閾値と比較して、前記残量検出部によって検出された蓄電残量が前記閾値を超えると判断した場合に前記高消費電力設定及び前記低消費電力設定の選択を許可し、前記残量検出部によって検出された蓄電残量が前記閾値以下であると判断した場合に前記低消費電力設定の選択を許可するとともに前記高消費電力設定の選択を禁止することを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記残量検出部によって検出された蓄電残量に基づいて、前記設定手段で設定される前記ユーザー設定に対応付けられている前記複数の選択肢の選択の許否を決定する許否決定手段を備え、
    前記選択肢として高輝度設定及び低輝度設定があり、
    前記許否決定手段は、前記残量検出部によって検出された蓄電残量を所定の閾値と比較して、前記残量検出部によって検出された蓄電残量が前記閾値を超えると判断した場合に前記高輝度設定及び前記低輝度設定の選択を許可し、前記残量検出部によって検出された蓄電残量が前記閾値以下であると判断した場合に前記低輝度設定の選択を許可するとともに前記高輝度設定の選択を禁止することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  7. 前記残量検出部によって検出された蓄電残量に基づいて、前記設定手段で設定される前記ユーザー設定に対応付けられている前記複数の選択肢の選択の許否を決定する許否決定手段と、
    を備え、
    前記選択肢として所定の設定時間があり、
    前記許否決定手段は、前記残量検出部によって検出された蓄電残量を所定の閾値と比較
    して、前記残量検出部によって検出された蓄電残量が前記閾値を超えると判断した場合に
    前記設定時間の選択を許可し、前記残量検出部によって検出された蓄電残量が前記閾値以
    下であると判断した場合に前記設定時間の選択を禁止する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  8. 前記閾値により表される前記蓄電池の蓄電残量で前記電子機器の動作可能な残り時間に
    前記閾値を換算した場合にその換算値と前記設定時間が等しい
    ことを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
  9. 前記選択肢としての前記設定時間の数が複数であり、前記閾値の数が複数であり、複数
    の前記設定時間と複数の前記閾値とが互いに1対1で対応し、
    前記許否決定手段は、前記残量検出部によって検出された蓄電残量と複数の前記閾値と
    の比較の結果に基づき、複数の前記閾値にそれぞれ対応する複数の前記設定時間の選択の
    許否を決める
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の電子機器。
  10. 前記許否決定手段で選択を禁止した選択肢と選択を許可した選択肢とをそれぞれ識別できるように報知する報知手段を備え、
    前記選択肢として設定時間があり、
    前記許否決定手段は、前記残量検出部によって検出された蓄電残量を所定の低閾値及びそれよりも高い高閾値と比較して、前記残量検出部によって検出された蓄電残量が前記高閾値を超えると判断した場合に前記設定時間の選択を許可し、前記残量検出部によって検出された蓄電残量が前記高閾値以下且つ前記低閾値を超えると判断した場合に前記設定時間の選択を条件付きで許可し、前記残量検出部によって検出された蓄電残量が前記低閾値以下である判断した場合に前記設定時間の選択を禁止し、
    前記報知手段は、前記許否決定手段で選択を条件付きで許可した選択肢を識別できるように報知することを特徴とする請求項7から9の何れか一項に記載の電子機器。
  11. 映像を投影する投影装置本体部を更に備え、
    前記投影装置本体部の出力輝度の設定を高輝度設定にした状態の前記電子機器が前記高閾値により表される前記蓄電池の蓄電残量で動作可能な残り時間に前記高閾値を換算した場合にその換算値と前記設定時間が等しく、
    前記投影装置本体部の出力輝度の設定を低輝度設定にした状態の前記電子機器が前記低閾値により表される前記蓄電池の蓄電残量で動作可能な残り時間に前記低閾値を換算した場合にその換算値と前記設定時間が等しい
    ことを特徴とする請求項10に記載の電子機器。
  12. 前記条件付きとは、前記投影装置本体部の出力輝度の設定が高輝度設定から低輝度設定に変更されることである、
    ことを特徴とする請求項11に記載の電子機器。
  13. 前記選択肢としての前記設定時間の数が複数であり、前記高閾値の数が複数であり、前記低閾値の数が複数であり、複数の前記設定時間と複数の前記高閾値と複数の前記低閾値がそれぞれ1対1対1で対応し、
    前記許否決定手段は、前記残量検出部によって検出された蓄電残量と複数の前記高閾値及び前記低閾値との比較の結果に基づき、複数の前記高閾値にそれぞれ対応する複数の前記設定時間の選択の許否を決める
    ことを特徴とする請求項10から12の何れか一項に記載の電子機器。
  14. 前記許否決定手段で選択を禁止した選択肢と選択を許可した選択肢とをそれぞれ識別できるように報知する報知手段を備え、
    前記電子機器が前記蓄電池の電力で動作している場合に、前記許否決定手段が、前記残量検出部によって検出された蓄電残量に基づいて前記ユーザー設定の選択肢の選択の許否を決定し、前記報知手段が前記許否決定手段で選択を禁止した選択肢と選択を許可した選択肢とをそれぞれ識別できるように報知することを特徴とする請求項から13の何れか一項に記載の電子機器。
  15. コンピュータと蓄電池と前記蓄電池の蓄電残量を検出する残量検出部と映像を投影する投影装置本体部とを有する電子機器の前記コンピュータに、
    前記電子機器の設定条件としての選択肢を複数有し、前記残量検出部によって検出された前記蓄電残量に基づいて複数の前記選択肢の選択の許否が決定されたユーザー設定の設定を行う設定工程を実行させ
    記ユーザー設定の前記選択肢毎に、それぞれ異なる前記投影装置本体部の出力輝度が設定されている、
    プログラム。
  16. コンピュータと蓄電池と前記蓄電池の蓄電残量を検出する残量検出部とを有する電子機器の前記コンピュータに、
    前記電子機器の設定条件としての選択肢を複数有し、前記残量検出部によって検出された前記蓄電残量に基づいて複数の前記選択肢の選択の許否が決定されたユーザー設定の設定を行う設定工程を実行させ、
    前記ユーザー設定の前記選択肢毎に、それぞれ異なる計時時間が設定されている、
    プログラム。
  17. 映像を投影する投影装置本体部を備える電子機器に備わる残量検出部によって前記電子機器に備わる蓄電池の蓄電残量を検出する検出工程と、
    前記電子機器の設定条件としての選択肢を複数有し、前記残量検出部によって検出された前記蓄電残量に基づいて複数の前記選択肢の選択の許否が決定されたユーザー設定の設定を行うことを前記電子機器のコンピュータに実行させる設定工程を含み
    記ユーザー設定の前記選択肢毎に、それぞれ異なる前記投影装置本体部の出力輝度が設定されていることを特徴とする選択許否決定方法。
  18. 電子機器に備わる残量検出部によって前記電子機器に備わる蓄電池の蓄電残量を検出する検出工程と、
    前記電子機器の設定条件としての選択肢を複数有し、前記残量検出部によって検出された前記蓄電残量に基づいて複数の前記選択肢の選択の許否が決定されたユーザー設定の設定を行うことを前記電子機器のコンピュータに実行させる設定工程を含み、
    前記ユーザー設定の前記選択肢毎に、それぞれ異なる計時時間が設定されていることを特徴とする選択許否決定方法。
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