JP6503614B2 - 段付き焼結部品用粉末成形金型 - Google Patents

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本発明は、外径や内径を変化させる段部が内周面や外周面にあり、その段部と当該段部を間に挟む領域の成形が段部のある成形面を備えたコアロッドやダイによってなされる段付き焼結部品を成形するための粉末成形金型に関する。
粉末冶金法で製造される段付き焼結部品の一例を図3及び図4に示す。図3の段付き焼結部品20は、中心の穴21(内周面)の上側領域と下側領域に径差を生じさせる段部22を有している。
図示の焼結部品の段部22は、中心の穴21の全周に径差を生じさせるものであるが、中心の穴21の周方向の一部分に径差を生じさせるものも考えられる。
一方、図4の段付き焼結部品30は、外周に、外周面の上側領域と下側領域に外径差(これも全周である必要はない)を生じさせる段部32を有している。中心の穴31は、部品の形状によっては、段付き穴に置き換えられたり、省かれたりする。
このような焼結部品の圧粉工程における段部の成形は、独立したパンチで行うのが一般的であるが、段部の寸法が小さいとか、段部がテーパであるなどの理由によりパンチの強度が確保できず、そのために独立したパンチの使用が許容されない場合には、段部のある成形面を有する段付きコアロッドや段付きダイを用いて前記段部とその段部を間に挟む領域を一括して成形する方法を採らざるを得ない。
以下に、図3の段付き焼結部品20の成形を段付きコアロッドを有する粉末成形金型を用いて行うケースを例に挙げ、その成形において部品の各部の強度ばらつきを小さくする(成形体の成形密度を均一化する)ために従来採られている方法を説明する。
図3の段付き焼結部品20の圧粉工程での成形は、図7に示した粉末成形金型、即ち、ダイ1、下パンチ3、コアロッド4及び上パンチ5を備える金型を用いて行われる。
図7は、その粉末成形金型のキャビティに対する粉末Pの充填状態を示している。この図7において、コアロッド4と上パンチ5とによって圧縮される領域Aと、下パンチ3と上パンチ5とによって圧縮される領域Bにおける粉末の圧縮比は、得られる粉末の成形体の各部の密度を均一化するためにそれぞれに調整する必要がある。
その調整に関し、領域Bの圧縮比は、下パンチ3の待機位置を変えることで適正化することができる。これに対し領域Aの圧縮比は、基本的には、コアロッド4の段部成形部4cから先端(上端)までの長さLによって決まる。
その長さLを領域Aの目標圧縮比に対応した長さにするために、従来は、以下の方法を採っていた。
その方法とは、長さLの異なるコアロッドを何本も用意し、その中のどれかのコアロッドを用いて成形試験を実施し、得られた成形体の領域A、Bの密度差を調べて長さLの過不足を確認する。
そして、長さLが長すぎると判断したときには成形試験に利用したコアロッドよりも前記長さLの短いコアロッドに、また、長さLが短すぎると判断したときには成形試験に利用したコアロッドよりも前記長さLの長いコアロッドに差し換えて再度成形試験を実施し、得られる成形体の領域A、Bの密度が均一になるまで、その作業を繰り返すものである。
なお、下記特許文献1には、段付きコアロッドを使用する粉末成形方法が記載されている。その特許文献1の段付きコアロッドは、段部の設置点で上側部分(先端側)と下側部分が分割され、その上側部分と下側部分が機械的に締結もしくは接着されたものになっている。
特開2008−272795号公報
成形試験の結果に基づき、コアロッドを長さの異なる予備品と交換してそのコアロッドの段部から先端までの長さ適正化する従来の方法では、コアロッドの取り外し、再装着のためにダイセットとして組み立てられている粉末成形金型の各成形要素(ダイ、パンチ、コアロッド)を全て取り外して再度組み直す必要があり、その組み替えの作業に多くの手間と時間を費やす不具合があった。
コアロッドの交換には、通常2〜3時間を要し、その間は成形作業も停止することから、その問題の解決策が望まれている。
上側領域と下側領域との間に径差を生じさせる段部が外周面にある焼結部品の前記段部を、段部のある成形面を有するダイで成形する場合にも、ダイセットから一旦ダイを取り外して、成形面の段部から上端までの寸法が異なるダイに差し替える必要があり、このケースでも、組み替えの作業時間が長くなることが問題視されている。
なお、前記特許文献1は、長手方向に分割されて上側部分が取り外せるコアロッドを備えているが、この特許文献1は、上記の問題に対応できるものではなく、後述する本願の技術思想を示唆するところも見受けられない。
本発明は、段付き焼結部品の段部をコアロッドやダイによって成形する粉末成形金型について、原料粉末がコアロッドと上パンチ又はダイと上パンチによって圧縮される領域の成形密度の調整をダイセットの分解、再組み立てを不要にして短時間で行えるようにすることを目的とする。
上記の課題の解決策として提供する本発明の一態様にかかる粉末成形金型を以下に記す。
下記1)の粉末成形金型は、段付き焼結部品の製造において、内周に内径を変化させる段部を有する焼結部品の粉末の成形体を作成するものである。また、下記2)の粉末成形金型は、外周に外径を変化させる段部を有する焼結部品の粉末の成形体を作成するものである。どちらの金型も、ダイ、下パンチ、コアロッド及び上パンチを具備する。
1)前記成形体の段部を含めた内周面を成形する前記コアロッドが、前記段部を成形する段部成形部を備えた本体部と、その本体部に着脱自在に連結される複数個の先端ピースとで構成され、前記複数個の先端ピースは各々の長さが異なり、その複数個の先端ピースのどれかが前記本体部の上端に選択的に連結されて前記段部成形部から先端ピースの上端までの長さが調整される粉末成形金型。
2)前記成形体の前記段部を含めた外周面を成形する前記ダイが、前記段部を成形する段部成形部を備えた本体部と、その本体部に着脱自在に連結される複数枚の分割プレートとで構成され、前記複数枚の分割プレートは各々の厚みが異なり、その複数枚の分割プレートのどれかが前記本体部の上面に選択的に載置、連結されて前記段部成形部から分割プレートの上面までの長さが調整される粉末成形金型。
この発明の粉末成形金型によれば、コアロッド又はダイの段部成形部によって原料粉末が加圧される領域の成形密度を、ダイセットの分解、再組み立てを行わずに短時間で目標値に調整することができる。
この発明の粉末成形金型の一例を示す断面図である。 この発明の粉末成形金型の他の例を示す断面図である。 この発明の粉末成形金型で成形して製造される段付き焼結部品の一例を示す断面図である。 この発明の粉末成形金型で成形して製造される段付き焼結部品の他の例を示す断面図である。 図3の段付き焼結部品用の粉末成形体を示す断面図である。 図4の段付き焼結部品用の粉末成形体を示す断面図である。 図3の段付き焼結部品を成形する従来の粉末成形金型の断面図である。 粉末成形金型の試作品の寸法諸元を示す断面図である。
[本発明の実施形態の説明]
本発明の一態様にかかる段付き焼結部品用粉末成形金型は、内周に段部を有する成形体を成形する。その粉末成形金型については、コアロッドの先端側がそのコアロッドの本体部に対して着脱自在の先端ピースで構成される。
その先端ピースは、長さの異なるものを複数備え、その中のひとつが選ばれてコアロッドの本体部の上端に着脱自在に連結される。そして、その長さの異なる先端ピースを付け替えることでコアロッドの前記本体部に形成される段部成形部から前記先端ピースの上端までの長さを変動させるようにしている。
なお、コアロッドの本体部と先端ピースの連結点は、圧粉完了点での上パンチの下端(下死点にある上パンチの下端)よりも上側に設定するのがよい。
その条件を満たすものは、本体部と先端ピースの継ぎ目が成形体に転写されず、成形の品質低下を招かない。
外周に段部が設けられる成形体を成形するもうひとつの態様の粉末成形金型は、ダイの先端側が本体部に対して着脱自在の分割プレートで構成される。
その分割プレートとして厚みの異なるものが複数枚準備され、その中のひとつが選ばれてダイの本体部の上に載置、連結される。そして、その厚みの異なる分割プレートの付け替えにより、ダイの前記本体部に形成される段部成形部から分割プレートの上面までの長さを変動させるようにしている。
この金型も、上記と同一の理由により、ダイの本体部と分割プレートの連結点は、金型による圧粉完了点での成形体の上端位置よりも上側に設定するのがよい。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明の一態様にかかる粉末成形金型の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれ等の例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図1に示した粉末成形金型は、内周に段部が設けられる図4の段付き焼結部品20用の粉末の成形体(図5の20A)を成形するものである。
この粉末成形金型は、成形体20Aの外周を成形するダイ1と、成形体20Aの片方の端面を成形する下パンチ3と、成形体20Aの内周を成形するコアロッド4と、成形体20Aの他方の端面を成形する上パンチ5とを組み合わせたものになっている。
コアロッド4は、成形体20Aの内周に形成される段部22を成形する段部成形部4cを外周に有する。このコアロッド4は、本体部4aの先端に、分割された先端ピース4bを着脱自在に装着して構成されている。
図示のコアロッド4は、本体部4aの先端に凹部(インロー)6を有する。また、先端ピース4bの本体部4aに対する突き合わせ面(底面)に、前記凹部6に対して適合して嵌る凸部7を有する。
その凹部6と凸部7とによって本体部4aに対する先端ピース4bの位置決めが行われる。
先端ピース4bは、本体部4aの上端から上方に延びる柱体である。この先端ピース4bは、座溝の付いた取り付け孔8を中心部に有する。また、本体部4aの段差成形部4よりも上側の部分の外周面と同一形状の外周面を有する。これにより、先端ピース4bと本体部4aの継ぎ目位置に段差ができないものになっている。ここに言う「段差ができない」とは、幾何学的に厳密な意味での段差ができないことを要求するものではなく、例えば、製造交差による10μmにも満たないような微小な段差を許容するものである。
また、本体部4aは、上面にねじ孔9を有する。この本体部4aに対して先端ピース4bが取り付け8に通した締結ねじ10を用いて連結される。締結ねじ10は、取り付け孔8の座溝に頭部を沈み込ませてねじ孔9にねじ込まれる。
この図1の粉末成形金型によれば、コアロッドの先端ピース4bを付け替えることでコアロッド4に設けられる段部成形部4cから先端ピース4bの上端までの長さを適正化して、コアロッドの段部成形部4cと上パンチ5とによって成形される成形体の領域Aと下パンチ3と上パンチ5とによって成形される領域Bの成形密度差を無くしたり、小さくしたりすることができる。
かかる金型を用いれば、コアロッド4の先端ピース4bを長さの異なるものと交換するだけでよいので、ダイセットを分解する必要がなく(そのために再組み立ても不要)、先端ピースの付け替え(領域Aの成形密度の調整)を僅か数分で行うことができる。
なお、内周に段部がある成形体を成形する金型は、成形体の片方の端面(成形時に下になる面)の内径側に形成される段部もコアロッドで成形することができる。
図3に鎖線で示したように、前記端面の内径側に形成される段部23が内周面に対して鈍角に交わるテーパ面であったり、径方向寸法の小さい段部であったりすると、分割された下パンチの使用はパンチの強度確保の面から許容されないが、コアロッドによる成形であれば、上記端面のテーパ面の段部の成形も、そのコアロッドに第2段部成形部を設けて支障なく行うことができる。
図1の粉末成形金型は、コアロッド4の本体部4aと先端ピース4bの連結点Cpが金型による圧粉完了点での成形体の上端位置よりも上側に設定されている。そのため、本体部4aと先端ピース4bの継ぎ目に起因した成形の質の低下(継ぎ目の転写)も起こらない。
図2に示した段付き焼結部品30用の粉末成形金型1は、段部32が外周に設けられる図6の成形体30Aを成形するものである。
この粉末成形金型は、成形体30Aの段部32を含む外周を成形するダイ1と、成形体30Aの片方の端面を成形する下パンチ3と、成形体30Aの内周を成形するコアロッド4と、成形体30Aの他方の端面を成形する上パンチ5とを組み合わせている。
ダイ1は、成形体30Aの外周の段部32を成形する段部成形部1cを内周に有する。このダイ1は、本体部1aの先端に、分割プレート1bを着脱自在に装着して構成されている。
分割プレート1bは、厚みを異ならせたものが複数枚準備されており、その複数枚の分割プレートの中の任意の1枚がダイの本体部1aの上面に選択的に載置、連結されて前記段部成形部1cから分割プレート1bの上面までの長さが調整される。
その分割プレート1bに設けられる粉末投入口となる孔2aは、取り出し時の成形体のスプリングバックによる拡径量(片側で2/100〜5/100mm程度)を考慮して、本体部1aに設けられる成形孔2の大径部孔径よりも内径を大(好ましくは前記拡径量相当量分大)に設定するのがよく、こうすることで成形体を金型から健全に取り出すことができる。
この図2の粉末成形金型における分割プレート1bの本体部1aに対する連結は、締結ボルト(図示せず)を用いて行われている。本体部1aに対する分割プレート1bの位置決めは、ダイプレート(図示せず)に設けられるダイ組み付け穴を利用して行うことができ、本体部1aと分割プレート1bに位置決め用の凹凸を設けて行うこともできる。
この金型も、ダイの本体部1aと分割プレート1bの連結点Cpが金型による圧粉完了点での成形体の上端位置よりも上側に設定されている。
この図2の粉末成形金型は、ダイの分割プレート1bを厚みの異なるものと差し換えることでダイ1に形成された段部成形部1cからダイ1の上面までの長さを最適化して、成形体の各部の成形密度差を無くしたり、小さくしたりすることができる。
この金型もダイの分割プレート1bを付け替えるだけであるので、その付け替えの作業を僅か数分で行うことができる。
なお、この発明の粉末成形金型は、上パンチによる加圧の初期に領域A(図2の金型による成形での領域Aは、粉末Pがダイ1と上パンチ5によって加圧される領域)の余剰粉末をキャビティ外に逃がす粉末逃がし部を併設したものであってもよい。
図1の金型については、コアロッドの先端ピース4bの外周に溝などを設けて先端ピース4bの外周と上パンチ5の内周面との間に隙間を生じさせると、その隙間が粉末逃がし部となって領域Aの粉末の一部を加圧の初期に上パンチ5の内部に逃がすことができる。
また、図8に示すように、ダイの成形孔2の上端部の内面に、上パンチ5の外周とダイ1との間に隙間を生じさせる溝や凹部を設ける構造でも、その隙間が粉末逃がし部11となって領域Aの粉末の一部を加圧初期にダイの外部に逃がすことができる。
図8の粉末成形金型を試作した。この試作金型は、ダイ1の内径D=36mm、コアロッド4は、本体部4aの大径部外径d1=30mm、本体部4aの先端側小径部外径と先端ピース4bの外径d2=20mm、コアロッドの段部成形部4cからダイ1の上面(=コアロッド先端)までの距離L=25mmである。
コアロッド4の先端ピース4bは、1mm単位で長さを異ならせたものを5種類(長さl=23mm〜27mm)用意した。
ダイ1の成形孔2の入り口には、成形孔の孔面の周方向の一部をダイ1の上面から15mm下がった位置まで凹ませる粉末逃がし部11を設けた。
かかる試作金型を使用して鉄系合金粉末の成形体を成形した。その成形体は、各部の成形密度の目標値を6.8g/cmとした。
この試作金型は、コアロッド4の先端ピース4bの交換を1回行った段階で粉末がコアロッドと上パンチとによって圧縮される領域(図1の領域A)の成形密度をその他の領域(図1の領域B)の成形密度に近似させることができた。
このときの先端ピースの入れ替えに要した時間はほぼ1分であり、従来、2〜3時間を要した作業時間を大幅に短縮することができた。
1 ダイ
1a 本体部
1b 分割プレート
1c 段部成形部
2 成形孔
2a 粉末投入口となる孔
3 下パンチ
4 コアロッド
4a 本体部
4b 先端ピース
4c 段部成形部
Cp コアロッドの本体部と先端ピースの連結点
5 上パンチ
6 凹部
7 凸部
8 取り付け孔
9 ねじ孔
10 締結ねじ
11 粉末逃がし部
20,30 段付き焼結部品
20A,30A 成形体
21,31 中心の穴
22,23,32 段部
P 粉末
A キャビティ内粉末のコアロッドと上パンチとによって圧縮される領域
B キャビティ内粉末の下パンチと上パンチとによって圧縮される領域
L コアロッドの段部成形部から先端までの長さ

Claims (8)

  1. 内周に内径を変化させる段部を有する焼結部品の粉末の成形体を作成する金型であって、ダイ、下パンチ、コアロッド及び上パンチを具備し、
    前記成形体の段部を含めた内周面を成形する前記コアロッドが、前記段部を成形する段部成形部を備えた本体部と、その本体部に着脱自在に連結される複数個の先端ピースとで構成され、前記複数個の先端ピースは各々の長さが異なり、その複数個の先端ピースのどれかが前記本体部の上端に選択的に連結されて前記段部成形部から先端ピースの上端までの長さが調整される粉末成形金型。
  2. 前記コアロッドの本体部と先端ピースの連結点が、圧粉完了点での上パンチの下端よりも上側に設定された請求項1に記載の粉末成形金型。
  3. 前記コアロッドが、前記成形体の内径大側の端面の内径側にさらに段部を形成する第2段部成形部を備える請求項1又は請求項2に記載の粉末成形金型。
  4. 前記コアロッドが、前記先端ピースの外周に上パンチによる加圧の初期にキャビティ内の余剰粉末を上パンチの内部に逃がす粉末逃がし部を備える請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の粉末成形金型。
  5. 外周に外径を変化させる段部を有する焼結部品の粉末の成形体を作成する金型であって、ダイ、下パンチ、コアロッド及び上パンチを具備し、
    前記成形体の前記段部を含めた外周面を成形する前記ダイが、前記段部を成形する段部成形部を備えた本体部と、その本体部に着脱自在に連結される複数枚の分割プレートとで構成され、前記複数枚の分割プレートは各々の厚みが異なり、その複数枚の分割プレートのどれかが前記本体部の上面に選択的に載置、連結されて前記段部成形部から分割プレートの上面までの長さが調整される粉末成形金型。
  6. 前記ダイの本体部と分割プレートの連結点が、圧粉完了点での上パンチの下端よりも上側に設定された請求項5に記載の粉末成形金型。
  7. 前記分割プレートに設けられるキャビティへの粉末投入口となる孔の内径がダイの本体部に設けられる成形孔の内径よりも大に設定された請求項5又は請求項6に記載の粉末成形金型。
  8. ダイの成形孔への粉末投入口となる孔の入口部に、上パンチによる加圧の初期にキャビティ内の余剰粉末をキャビティ外に逃がす粉末逃がし部を備える請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載の粉末成形金型。
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