JP6501566B2 - 電磁波模擬装置 - Google Patents

電磁波模擬装置

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本開示は、ワイヤレス電力伝送システムから漏えいする電磁波を模擬して発生する電磁波模擬装置に関する。
近年、ワイヤレス電力伝送システムの分野において電力伝送技術が注目されている。実用化が予定されているワイヤレス電力伝送システムとして、電気自動車用の数kWの大電力を伝送するものや、家電機器用の数100Wの中電力を伝送するものなど、多種多様な方式の開発が進められ、実用化が開始されている。
図2は、電磁誘導方式を用いたワイヤレス電力伝送システムの一般的な構成の例を示す図である。電力伝送の高周波信号を発生する信号発生手段1003と送電コイル1004を備えた電力送信装置1001と、受電コイル1005と負荷部1006を備えた電力受信装置1002とで構成される。電力送信装置1001に入力された入力電力は信号発生手段1003により電力伝送用の高周波信号に変換される。変換された高周波信号は送電コイル1004に入力される。高周波信号が送電コイル1004に作用することで磁界が発生する。送電コイル1004と受電コイル1005は誘導結合した状態にある。送電コイル1004が発生した磁界により受電コイル1005には電流が発生する。受電コイル1005が発生させた電流により負荷部1006に電力が供給される。これにより、電力送信装置1001から電力受信装置1002へケーブルやコネクタなどの接触部が無くても、電力を伝送することができる。負荷部1006は、電力を蓄積する電池や、電気自動車や家電装置のモータなどである。負荷部1006の用途に応じてその電力を蓄積または直接利用することが可能となる。図2では、電磁誘導方式を用いたワイヤレス電力伝送システムの構成で説明したが、送電コイル、受電コイルを共振回路構成にした磁界共鳴方式や、放射部間の誘導結合を電極間の電界結合にした電界結合方式などについても実用化が進められており、同様の効果が得られる。
この様なワイヤレス電力伝送システムを実現することによって、ケーブルの接続なしに簡単に電子機器や電気自動車などに電力を伝送することができ、より便利にこれらの機器を使用することが可能になる。
しかし、ワイヤレス電力伝送システムは空間に放射する磁界や電界を利用して電力を伝送するため、このシステムから近接した空間に漏えい電磁波が発生する。
図3は、図2に示すワイヤレス電力伝送システムにおける漏えい磁界の距離に対する減衰特性の例を示す図である。図4は、図2に示すワイヤレス電力伝送システムにおける漏えい磁界のスペクトラムの例を示す図である。図3に示す様に、ワイヤレス電力伝送システムからの漏えい磁界は、距離に従って減衰する。図4に示す様に、そのスペクトラムは電力伝送に用いる高周波信号の基本波及び、その高調波成分が空間に漏えいする。図3及び図4は漏えいする磁界強度を示しているが、電界強度においても同様に漏えいが生じる。この漏えい電磁波が、ワイヤレス電力伝送システムに近接して使用する放送受信機や無線機などの電子機器への干渉となり、その品質を劣化させる課題がある。
従来、ワイヤレス電力伝送システムを含み、電子・電気機器の漏えい電磁波の評価は専用の電波暗室やオープンサイトに被評価装置を設置して、その漏えい電磁波の評価を行っている。特に、漏えい電磁波の放射源からの放射強度を正確に把握するため、金属壁内で電力を測定するようにした放射電力測定装置が提案されている(特許文献1)。
また、実際の被評価装置を用いずに電磁波の分布や強度を正確に把握する方法として、電磁界シミュレーションを用いた電磁ノイズ評価システムが提案されている(特許文献2)。
国際公開第2009/041513号 特開2012−103045号公報
このように電子・電気機器から漏えいする電磁波の特性を評価する技術が知られており、このような技術を用いることで、ワイヤレス電力伝送システムから漏えいする電磁波の特性を評価することができるが、ワイヤレス電力伝送システムから漏えいする電磁波が、放送受信機などの電子機器に及ぼす影響を実機を用いて検証することも必要であり、このとき、ワイヤレス電力伝送システムから漏えいする電磁波を模擬して発生する電磁波模擬装置を用いることで、漏えい電磁波の電子機器に及ぼす影響の検証を、ワイヤレス電力伝送システムを用いずに行うことができるようにすることが望まれる。
そこで、本開示は、簡単な構成でワイヤレス電力伝送システムから漏えいする電磁波を模擬して発生する電磁波模擬装置を提供することを目的とする。
また、本開示における電磁波模擬装置は、ワイヤレス電力伝送システムから漏えいする電磁波を模擬して発生する電磁波模擬装置であって、ワイヤレス電力伝送システムで用いられる高周波信号に対応する周波数の第1の高周波信号を発生する第1の信号発生手段と、第1の信号発生手段の出力する第1の高周波信号を増幅する第1の増幅器と、第1の高周波信号を基本波としてその高調波に対応する第2の高周波信号を発生する第2の信号発生手段と、第2の信号発生手段の出力する第2の高周波信号を増幅する第2の増幅器と、第1の増幅器および第2の増幅器からそれぞれ出力された信号を合成して第3の高周波信号を生成する合成部と、合成部から出力された第3の高周波信号を電磁波として空間に放射する放射部とを備える。
本開示における電磁波模擬装置は、簡単な構成でワイヤレス電力伝送システムから漏えいする電磁波を模擬して発生するのに有効である。
実施の形態1における電磁波模擬装置を示す図 電磁誘導方式を用いたワイヤレス電力伝送システムの一般的な構成の例を示す図 図2に示すワイヤレス電力伝送システムにおけるにおける漏えい磁界の距離に対する減衰特性の例を示す図 図2に示すワイヤレス電力伝送システムにおける漏えい磁界のスペクトラムの例を示す図 実施の形態1におけるスイッチングアンプの出力電力のスペクトラムを示す図 図2に示すワイヤレス電力電送システムの一般的な構成を一部詳細に記載した図 図6に示すワイヤレス電力伝送システムの漏えい磁界強度を示す図 実施の形態2における電磁波模擬装置を示す図 実施の形態2における周波数特性可変型フィルタの通過特性の一例を示す図 他の例のワイヤレス電力伝送システムにおける漏えい磁界のスペクトラムの例を示す図 実施の形態3における電磁波模擬装置を示す図 他の実施の形態における電磁波模擬装置の外観を示す図 他の実施の形態における電磁波模擬装置の外観を示す図 他の実施の形態における電磁波模擬装置の外観を示す図 他の実施の形態における電磁波模擬装置の外観を示す図 他の実施の形態における電磁波模擬装置の外観を示す図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
(実施の形態1)
以下、図1〜7を用いて、実施の形態1を説明する。
[1−1.構成]
図1は、実施の形態1における電磁波模擬装置を示す図である。
電磁波模擬装置100は、信号発生手段101、スイッチングアンプ102、整合回路103、放射部104、制御部105を有する。
信号発生手段101は、任意の周波数を発生する発振回路を備えた信号発生器やディジタル信号により任意の信号を発生する信号発生器である。信号発生手段101は、ワイヤレス電力伝送システムで用いられる高周波信号に対応する周波数の高周波信号を出力する。
スイッチングアンプ102は、入力した信号をトランジスタ等のスイッチング動作を用いて増幅する増幅器である。スイッチングアンプ102は信号発生手段101の出力した高周波信号を増幅する。更にスイッチングアンプ102は信号発生手段101の出力する高周波信号を基本波としてその高調波成分に対応する信号を自己のスイッチング動作による歪みによって発生させる。スイッチングアンプ102は増幅した高周波信号に、発生した高調波成分を加えて出力する。なお、スイッチングアンプ102は一般に知られている増幅器を用いて構成しても良い。本実施の形態で示すように増幅器としてスイッチングアンプ102を用いた場合には、単に高周波信号を増幅するだけでなく、入力された基本波としての高周波信号の高調波成分をも模擬できるという利点がある。
整合回路103はスイッチングアンプ102と放射部104とをインピーダンス整合する整合回路である。整合回路103は、インピーダンス整合を行うことでスイッチングアンプ102の出力における反射による損失を小さくする。整合回路103がインピーダンス調整を行うことでスイッチングアンプ102の出力は、放射部104へ効率よく出力される。
放射部104は、入力した電気信号を電磁波として空間に放射する放射素子である。放射部104は、整合回路103から伝達される高周波信号を電磁波として空間に放射する。
制御部105は、信号処理回路や電源回路を備えた制御回路である。制御部105は出力制御信号を出力して、スイッチングアンプ102の電源電圧を制御する。制御部105がスイッチングアンプ102の電源電圧を制御することで、スイッチングアンプ102の出力レベルが制御される。制御部105の出力する出力制御信号によって、放射部104から放射される電磁波の出力レベルが制御される。
信号発生手段101が発生する信号の周波数や、制御部105が出力して設定する出力レベルは、任意の値を設定することが可能である。これらの値は例えば、電磁波模擬装置100に備えられたキーボード(図示しない)を介して使用者から入力されてもよい。また、これらの値は例えば制御部105に備えられたメモリ(図示しない)に書き込まれた値であってもよい。
[1−2.動作]
以上のように開示した電磁波模擬装置100の動作を説明する。
まず、信号発生手段101は任意の周波数の正弦波信号を発生させる。
スイッチングアンプ102は信号発生手段101の正弦波を、略方形波形状に増幅させる。
図5は、実施の形態1におけるスイッチングアンプ102の出力電力のスペクトラムを示す図である。
図5に示されるように、スイッチングアンプ102の出力には増幅した高周波の成分と、自己のスイッチング動作による歪みによって発生する高調波成分とが含まれる。このように出力された信号が整合回路103を介して放射部104から放射される。
[1−3.効果等]
以上のように本実施の形態において、電磁波模擬装置100は高周波信号を発生する信号発生手段101と、信号発生手段101の出力する高周波信号を増幅する増幅器と、増幅された高周波信号を電磁波として空間に放射する放射部104と、を備える。
このようにすると、ワイヤレス電力伝送システムから漏えいする電磁波と同様の電磁波を放射部104から放射することができる。また、このように構成された電磁波模擬装置100は実際のワイヤレス電力伝送システムよりも小型で簡易な構成である。
本開示の電磁波模擬装置が実際のワイヤレス電力伝送システムよりも小型で簡易な構成であることを図6および図7を用いて説明する。
図6は、図2に示すワイヤレス電力電送システムの一般的な構成を一部詳細に記載した図である。
図7は、図6に示すワイヤレス電力伝送システムの漏えい磁界強度を示す図である。
図6において、図2で説明した部分についてはその説明を省略する。図6では図2における信号発生手段1003の内容を詳細に記載している。
信号発生手段1003は信号発生器1007と整合回路1008を有する。
信号発生器1007はワイヤレス電力伝送に用いる高周波信号を発生する。
整合回路1008は、信号発生器1007と送電コイル1004とをインピーダンス整合する。
図6に示したワイヤレス電力伝送システムでは、送電コイル1004と受電コイル1005の放射部間ギャップdgによって、送電コイル1004の入力インピーダンスが変化する。これは、送電コイル1004と受電コイル1005の結合度が変化するためであるが、この詳細な説明は省略する。また、放射部間ギャップdgの変化に伴い、ワイヤレス電力伝送システムから漏えいする磁界強度も変化する。
図7の実線は、放射部間ギャップdg=0.1mの時に、整合回路1008の整合条件を最適化し、この状態においてdgを変化させた時の漏えい磁界強度を示す。放射部間ギャップdg=0.1mの時に、整合回路1008の整合条件を最適化するとは、ワイヤレス電力伝送システムにおいて、dg=0.1mで、効率良く電力を伝送するように整合回路を調整することである。一般的なワイヤレス電力伝送システムではこのようにdg=0.1m程度の一定のdgを想定して整合条件を最適化することが多い。この時の漏えい磁界強度はdgを大きくすると大きくなり、0.5m程度で、概ねそのレベルが飽和していることがわかる。
図7の点線は、放射部間ギャップdgを変化させた際、各ギャップにおいて整合回路1008の整合条件を最適化した場合の漏えい磁界強度を示す。
図7の破線は、受電コイルが無く、送電コイルのみの状態で整合をとって一次側のみで整合して電力を送信した場合の漏えい磁界強度のレベルを示す(破線においてはdgが定義できないため、グラフ上での値は一定である)。dg=1mにおいて整合回路1008の整合条件を最適化した場合と送電コイルのみの状態で整合をとった場合とで、漏えい磁界強度は概ね一致している。
図7から、ワイヤレス電力電送システムの漏えい磁界強度は、整合回路の状態や送電コイルと受電コイルの位置によって変化することが分かる。更に、図7から実際にワイヤレス電力伝送システムとして使用される実線で示した強度より、一次側のみで整合して出力した場合の方が、漏えい磁界強度が大きくなることが分かる。例えば、dg=0.1mの条件で整合して受電コイルに1Wの電力を出力した状態の漏えい磁界強度(約−59dBA/m)は、一次側のみの状態で1W電力を供給した場合の漏えい磁界強度(約−40dBA/m)より、約19dB程度小さくなることがわかる。これは、ワイヤレス電力伝送システムから漏えいする磁界強度のレベルが、一次側を開放した際に漏えいする磁界強度の100分の1程度であることを示す。
以上の事実から、本実施の形態における電磁波模擬装置100を構成するのに必要な構成は、一般的なワイヤレス電力伝送システムの1次側よりも小型で簡易な構成で足りることが分かる。なぜなら電磁波模擬装置100が備えるべき漏えい磁界性能は一般的なワイヤレス電力伝送システムの1次側のおよそ100分の1で足りるからである。
よって、本実施の形態における電磁波模擬装置100は簡単な構成でワイヤレス電力伝送システムから漏えいする電磁波を模擬して発生する。
また、本実施の形態において、増幅器は、入力された高周波信号を基本波としてその高調波成分に対応する信号を自己のスイッチング動作による歪みによって発生させ、入力された高周波信号に加えて出力するスイッチングアンプ102である。
これにより、基本波としての高周波信号の高調波成分をも模擬できるので、電磁波模擬装置100の模擬精度が向上する。
また、本実施の形態においては図5に示すように、放射部104から放射される電磁波における高調波の強度は基本波の強度よりも低い。
これにより、実際のワイヤレス電力伝送システムから漏えいする電磁波により近似した電磁波を電磁波模擬装置100が出力することができる。
(実施の形態2)
以下、図8〜10を用いて、実施の形態2を説明する。
[2−1.構成]
本実施の形態において、実施の形態1と実質的に同等の作用機能を有する要素については同一の符号を付けることでその説明を省略する場合がある。しかし、本実施の形態において、実施の形態1と同一の符号を付けた場合であってもその要素が実施の形態1とは異なる動作を行う場合があることを妨げる趣旨ではない。
図8は、実施の形態2における電磁波模擬装置を示す図である。
本実施の形態における電磁波模擬装置200は実施の形態1に示す電磁波模擬装置100に比べてスイッチングアンプ102の後段に周波数特性可変型フィルタ106を備える点が主として異なる。
周波数特性可変型フィルタ106はスイッチングアンプ102が出力する信号の帯域を制限するフィルタである。周波数特性可変型フィルタ106は制御信号を用いてその特性を変化させることができる。周波数特性可変型フィルタ106はインダクタやコンデンサなどの回路素子と、可変容量やダイオードなどの回路素子からなる。可変容量やダイオードの回路定数は外部からの制御信号で制御することができる。回路定数が制御信号によって制御されることで、周波数特性可変型フィルタ106の信号通過帯域/特性が変化する。当該制御信号は制御部105から周波数特性可変型フィルタ106に対して出力される。
図9は実施の形態2における周波数特性可変型フィルタの通過特性の一例を示す図である。周波数特性可変型フィルタ106は制御信号によって例えば(a)(b)(c)のようにその特性が制御される。図9において実線で示す(a)の状態において、周波数特性可変型フィルタ106は低域の周波数帯の信号をより通過させる特性をもつ。図9において破線で示す(b)の状態において、周波数特性可変型フィルタ106は、中域の周波数帯の信号を低周波および高周波の周波数帯の信号に比べて阻止する特性をもつ。図9において点線で示す(c)の状態において、周波数特性可変型フィルタ106は(a)の状態に比して高域の周波数帯の信号をより通過させる特性をもつ。
[2−2.動作]
以上のように開示した電磁波模擬装置200の動作を説明する。
図10は、他の例のワイヤレス電力伝送システムにおける漏えい磁界のスペクトラムの例を示す図である。図10に示すワイヤレス電力伝送システムは図4に示したものとは異なる。図10に示すワイヤレス電力伝送システムの漏えい磁界スペクトルは図4に示すワイヤレス電力伝送システムの漏えい磁界スペクトルに比べて500kHz〜800kHz周辺に現れる高調波の磁界強度が小さい。
図10に示すように特定の帯域の高調波において漏えいする電磁波の強度が小さい場合は、本実施の形態に示す電磁波模擬装置200を用いると、より好適にワイヤレス電力伝送システムの漏えいを模擬することができる。すなわち実施の形態1に示したようなスイッチングアンプ102を用いた電磁波模擬装置においては、高調波を模擬することはできても、高調波の強度を調整することが困難である。そこで、図9で説明したような周波数特性可変型フィルタ106をスイッチングアンプ102の後段に配置することで、周波数特性可変型フィルタ106の出力する高調波成分の強度を調整することができる。例えば図10に示すような漏えい特性を模擬したい場合は、図9における(b)のような状態に周波数特性可変型フィルタ106を制御すればよい。これにより、スイッチングアンプ102から出力される500kHz〜800kHの高調波成分が減衰するので、図10に示す漏えい特性をより正確に模擬することができる。
なお、実施の形態2に示す電磁波模擬装置200は実施の形態1で説明した整合回路103を備えていないが、整合回路103を放射部104の入力側に備えても良い。また、周波数特性可変型フィルタ106の制御特性を整合回路103の機能を実現するように制御信号で制御してもよい。
[2−3.効果等]
以上のように、本実施の形態において電磁波模擬装置200は、スイッチングアンプ102の後段に周波数特性可変型フィルタ106を備える。
これにより、高調波成分の強度に偏りが存在する場合でもあっても、周波数特性可変型フィルタ106の通過特性を当該偏りに合わせて調整することで、高調波成分の偏りを再現することができる。結果として、実施の形態2に開示する電磁波模擬装置200は精度よく漏えい特性を模擬することができる。
(実施の形態3)
以下、図11を用いて、実施の形態3を説明する。
[3−1.構成]
本実施の形態において、実施の形態1と実質的に同等の作用機能を有する要素については同一の符号を付けることでその説明を省略する場合がある。しかし、本実施の形態において、実施の形態1と同一の符号を付けた場合であってもその要素が実施の形態1とは異なる動作を行う場合があることを妨げる趣旨ではない。
図11は、実施の形態3における電磁波模擬装置を示す図である。
電磁波模擬装置300は実施の形態1に示す電磁波模擬装置100に比べて、リニアアンプ(第1の増幅器)109、第2の信号発生手段108、広帯域アンプ(第2の増幅器)110、および合成器(合成部)111を備える点が主として異なる。
第1の信号発生手段107は、ワイヤレス電力伝送システムで用いられる高周波信号に対応する周波数の高周波信号(第1の高周波信号)を出力する。
第2の信号発生手段108は、ワイヤレス電力伝送システムで用いられる高周波信号を基本波としてその高調波成分に対応する周波数の高周波信号(第2の高周波信号)を出力する。
リニアアンプ109は、第1の信号発生手段107の出力した高周波信号を線形増幅して出力する。本実施の形態では、後述する広帯域アンプ110において高調波成分の増幅が行われるため、高周波信号を高精度で増幅することができるリニアアンプを増幅器として採用した。
広帯域アンプ110は、第2の信号発生手段108の出力した高周波信号を増幅して出力する。本実施の形態においては、第2の信号発生手段108の出力した高周波信号(第1の信号発生手段107で出力した高周波信号の高調波成分に対応するもの)が広い帯域に亘ることから、広帯域アンプを増幅器として採用した。
合成器111は、複数の高周波信号を合成して1系統にして出力する。合成器111は例えばトランス回路により構成される。本実施の形態において合成器111はリニアアンプ109と広帯域アンプ110が出力した高周波信号を合成して第3の高周波信号を生成し、この第3の高周波信号を放射部104に出力する。
[3−2.動作]
以上のように開示した電磁波模擬装置300の動作を説明する。
本項では一例として、電磁波模擬装置300は100kHzの高周波信号を用いてワイヤレス電力伝送を行うワイヤレス電力伝送システムを模擬するものとする。そして、模擬の目的は1MHzの放送波を受信するラジオ受信機がワイヤレス電力伝送システムの近傍において受ける干渉の影響を評価するものであるとする。このような場合、ワイヤレス電力伝送システムの発する100kHzの高周波信号によって引き起こされる高調波のうち、特に1MHzの高調波がラジオ受信機の受ける放送波と干渉することが想定される。よって、電磁波模擬装置300は100kHzの高周波信号に加えて1MHzの高調波信号をも任意の強度で放射することが求められる。以下に動作手順を示す。
まず、第1の信号発生手段107において100kHzの高周波信号を発生させる。
次いで、第2の信号発生手段108において1MHzの高周波信号を発生させる。この1MHzの高周波信号は100kHzの高周波信号の高調波成分に対応する。
リニアアンプ109は第1の信号発生手段107で発生した100kHzの高周波信号(第1の高周波信号)を増幅する。
広帯域アンプ110は第2の信号発生手段108で発生した1MHzの高周波信号(第2の高周波信号)を増幅する。
合成器111はリニアアンプ109及び広帯域アンプ110で増幅された高周波信号を合成する。
放射部104は合成器111によって合成された高周波信号(第3の高周波信号)を電磁波として空間に放射する。
このようにして、電磁波模擬装置300は、100kHzの高周波信号と、1MHzの高調波信号を模擬して放射することができる。
なお、以上に述べた例ではラジオ受信機が1MHzの放送波を受信する例について述べたが、ラジオ受信機が他の周波数(例えば500kHz)帯の放送波を受信する際の干渉の影響を評価したい場合は第2の信号発生手段において発生させる高周波信号を500kHzにすればよい。
[3−3.効果等]
以上述べたように、本実施の形態において電磁波模擬装置300は、第1の高周波信号を発生する第1の信号発生手段107と、第1の信号発生手段の出力する第1の高周波信号を増幅するリニアアンプ(第1の増幅器)109と、第1の高周波信号の高調波に対応する第2の高周波信号を発生する第2の信号発生手段108と、第2の信号発生手段108の出力する第2の高周波信号を増幅する広帯域アンプ(第2の増幅器)110と、リニアアンプ109および広帯域アンプ110で増幅された各々の高周波信号を合成して第3の高周波信号を生成する合成器111と、第3の高周波信号を電磁波として空間に放射する放射部104と、を備える。
このようにすると、複数の信号発生手段の信号を個別に増幅した後、合成して放射部に出力することができるので、ワイヤレス電力伝送システムから漏えいする基本波(第1の高周波信号に対応)と特定の周波数の高調波成分(第2の高周波信号に対応)を、より精度良く模擬することができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1〜3を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態1〜3で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
実施の形態1〜3では、電磁波模擬装置の構成について説明した。以下においては電磁波模擬装置が筐体の内部に備えられる際の実施の形態について述べる。
図12は他の実施の形態における電磁波模擬装置の外観を示す図である。
図12に示す電磁波模擬装置400は、放射部104と、筐体112と、回路部113とを含む。回路部113は、前記の実施の形態1〜3で示した信号発生手段101、スイッチングアンプ102、整合回路103、制御部105、周波数特性可変型フィルタ106、第1の信号発生手段107、第2の信号発生手段108、リニアアンプ109、広帯域アンプ110、および合成器111などで構成される。
筐体112は放射部104と、回路部113とを内包する筐体である。
回路部113は実施の形態1における電磁波模擬装置100から放射部104をのぞいた要素である。
ここで、筐体112において少なくとも放射部104が電磁波を放射する面104aに対向する面(放射面)112aは樹脂等の非金属物質で形成されている。
このようにすると、放射部104から放射する電磁波に対して筐体112が影響を与えるおそれが軽減されるので、電磁波模擬装置400はより精度良くワイヤレス電力伝送システムを模擬することができる。
図13は他の実施の形態における電磁波模擬装置の外観を示す図である。
図13に示す電磁波模擬装置500は、電磁波模擬装置400に比べて、筐体112において放射部104を内包する部分が支持部114によって空間的に離隔されている点が異なる。
支持部114は、筐体112において回路部113を内包する部分と放射部104を内包する部分とを接続する棒状の中空体である。支持部114は樹脂等の非金属物質で形成されている。支持部114の内部には回路部113と放射部104とを電気的に接続して高周波信号を伝達するための同軸ケーブルが内包されている。
このようにすると、放射部104と回路部113との距離を離して配置することができるので、放射部104から放射する電磁波に対する回路部113の影響を小さくすることができる。結果として電磁波模擬装置500はより精度よくワイヤレス電力伝送システムを模擬することができる。
図14は他の実施の形態における電磁波模擬装置の外観を示す図である。
図14に示す電磁波模擬装置600は、電磁波模擬装置500に比べて支持部114そのものを同軸ケーブル115で形成した点が異なる。
このようにすると、放射部104を設置する場所を移動させることが容易になるので、電磁波模擬装置600を使用する際の利便性が向上する。
図15は他の実施の形態における電磁波模擬装置の外観を示す図である。
図15に示す電磁波模擬装置700は、電磁波模擬装置500に比べて、回路部113を第2の回路部116と第3の回路部117とに分割した点が異なる。
第2の回路部116は、少なくとも、前記の実施の形態1〜3で示したスイッチングアンプ102、整合回路103、周波数特性可変型フィルタ106、リニアアンプ109、広帯域アンプ110、および合成器111などで構成される。第2の回路部116は支持部114によって筐体112と空間的に離隔した箇所に配置される。
第3の回路部117は、少なくとも、前記の実施の形態1〜3で示した信号発生手段101で構成される。第3の回路部117は筐体112の内部に配置される。
制御部105は、第2の回路部116または第3の回路部117の何れかに備えられるよう構成される。
このようにすると、スイッチングアンプ102またはリニアアンプ109や広帯域アンプ110で増幅される前のレベルの小さな信号が支持部114の内部に存在する同軸ケーブルを通過する。よって、同軸ケーブルからの意図しない電磁波の漏洩を抑制することができる。結果として電磁波模擬装置700はより一層精度よくワイヤレス電力伝送システムを模擬することができる。
図16は他の実施の形態における電磁波模擬装置の外観を示す図である。
図16に示す電磁波模擬装置800は、電磁波模擬装置700に比べて支持部114そのものを同軸ケーブル115で形成した点が異なる。
このようにすると、電磁波模擬装置700と同様に、同軸ケーブルからの意図しない電磁波の漏洩を抑制することができる。また更にこのようにすると、放射部104を設置する場所を移動させることが容易になる。結果として、電磁波模擬装置800の模擬精度の向上と使用する際の利便性の向上をともに図ることができる。
以上に述べた実施の形態において、放射部104は所望の電磁波を空間へ放射することができるものであれば良い。例えば、コイル、ループアンテナ、モノポールアンテナ、電界アンテナなどを使用することができる。
また、以上に述べた実施の形態においては電磁波模擬装置を駆動するための電源については図示および説明を省略した。なお、当業者に明らかなように、電磁波模擬装置を駆動するための電源としては、交流商用電源や電池等を用いることができる。
また、本開示の電磁波模擬装置は第2の回路部116を駆動するための電源と、第3の回路部117を駆動するための電源を、それぞれ別に備えてもよい。特に第2の回路部116を駆動するための電源としては、電池を用いることが、放射部104の設置性の観点から、より好ましい。
電池には1次電池や2次電池、燃料電池や生物電池などを使用することができる。中でも、平易に充電ができる再利用性の観点から、リチウムイオン電池などの2次電池を用いることが好ましい。
以上に述べた実施の形態において、同軸ケーブル115は高周波信号を伝達するケーブルとして説明したが、同軸ケーブルの機能はこれに限定されない。同軸ケーブル115は電磁波模擬装置を駆動するための電源を供給することもできる。制御部105が第3の回路部117に備えられる場合には、同軸ケーブル115を用いて、制御部105から第3の回路部117に制御信号を送るようにしてもよい。上記の各同軸ケーブルは、信号と電源が重畳される形で構成される形態でも、機能ごとに別の同軸ケーブルが複数本用いられる形で構成される形態でも、本開示の電磁波模擬装置に適用可能である。
本開示は、ワイヤレス電力伝送システムから漏えいする電磁波を模倣する装置に適用可能である。
100 電磁波模擬装置
101 信号発生手段
102 スイッチングアンプ
103 整合回路
104 放射部
105 制御部
106 周波数特性可変型フィルタ
107 第1の信号発生手段
108 第2の信号発生手段
109 リニアアンプ
110 広帯域アンプ
111 合成器
112 筐体
113 回路部
114 支持部
115 同軸ケーブル
116 第2の回路部
117 第3の回路部
200 電磁波模擬装置
300 電磁波模擬装置
400 電磁波模擬装置
500 電磁波模擬装置
600 電磁波模擬装置
700 電磁波模擬装置
800 電磁波模擬装置
1001 電力送信装置
1002 電力受信装置
1003 信号発生手段
1004 送電コイル
1005 受電コイル
1006 負荷部
1007 信号発生器
1008 整合回路

Claims (3)

  1. ワイヤレス電力伝送システムから漏えいする電磁波を模擬して発生する電磁波模擬装置であって、
    前記ワイヤレス電力伝送システムで用いられる高周波信号に対応する周波数の第1の高周波信号を発生する第1の信号発生手段と、
    前記第1の信号発生手段の出力する前記第1の高周波信号を増幅する第1の増幅器と、
    前記第1の高周波信号を基本波としてその高調波に対応する第2の高周波信号を発生する第2の信号発生手段と、
    前記第2の信号発生手段の出力する前記第2の高周波信号を増幅する第2の増幅器と、
    前記第1の増幅器および前記第2の増幅器からそれぞれ出力された信号を合成して第3の高周波信号を生成する合成部と、
    前記合成部から出力された前記第3の高周波信号を電磁波として空間に放射する放射部と、を備える電磁波模擬装置。
  2. 前記第1の増幅器は入力した信号を略線形に増幅するリニアアンプである、請求項1に記載の電磁波模擬装置。
  3. 前記放射部を内包する筐体を更に有する電磁波模擬装置であって、
    前記筐体において前記放射部が電磁波を放射する面に対向する面は非金属で構成されている、請求項1または請求項2の何れか一項に記載の電磁波模擬装置。
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