JP6500374B2 - 画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置及び画像処理プログラムに関する。
特許文献1には、利用者が有する服飾品及び装飾品とのコーディネートを可能とし、コーディネートした全体画像を閲覧することを可能にすることを課題とし、利用者の携帯情報通信端末又は情報通信端末は、所有する服飾品や装飾品のデータを服飾メーカのDB又はサービス提供事業者のサーバシステムの個人情報DBにアップロードし、上記DBにアクセスし、所有する服飾品又は装飾品の画像を読み出し、服飾メーカ又は小売店舗又はECサイトの服飾品画像又は装飾品画像をキーワード検索により収集し、サーバシステム(マッチングソフト)は、利用者が所有する服飾品又は装飾品の画像と服飾メーカ又は小売店舗又はECサイトの服飾品画像又は装飾品画像とをコーディネートし、携帯情報通信端末又は情報通信端末にダウンロードすることが開示されている。
特許文献2には、商品を購入した利用者に対して、商品の有効な情報を簡便な方法で提供することを課題とし、商品を購入した利用者は、商品のタグに付されたURLを指定してWebアクセスを行い、当該URLは、購入した商品に特定のURLであり、このWebアクセスを受けたWeb情報サイトでは、Webページ動的生成部が利用者に専用の商品情報ページを生成し、この専用の商品情報ページは、個人情報データベースに登録された個人情報をもとに個別に生成され、商品情報ページには、購入した商品(食品)の調理方法や、購入した複数の商品(食品Aと食品B)を利用した調理方法、購入した商品(衣服)とコーディネートすることを推奨する商品(靴、コート)などの情報が含まれることが開示されている。
特許文献3には、顧客の保有するアイテムを利用しつつ、ブランドの特色に合ったコーディネート情報を提供することが可能なファッションコーディネートシステム等を提供することを課題とし、店舗端末は、見本コーディネートへの投票の入力を受け付け、サーバは、投票の情報を受信すると、見本コーディネートに含まれる各アイテムの組み合わせ方を、色及び素材等のアイテム属性の組み合わせパターンとして求め、また投票されたポイント数を組み合わせパターン毎に集計し、コーディネートDBに登録し、サーバは、顧客の保有するアイテムをワードローブDBから取得し、複数のコーディネート案を生成し、生成した複数のコーディネート案についてアイテム属性の組み合わせパターンを求め、コーディネート情報に基づいて並び替えることにより、投票の結果を反映したコーディネート案を選択し、顧客端末に表示させることが開示されている。
非特許文献1には、次のことが開示されている。
人検出とは、画像中から人が存在する位置と大きさを自動的に求める技術である。人検出は古くから取り組まれてきた顔検出の研究がベースとなっている。近年では多様な見えの変化が生じることから検出が困難とされている人画像に研究対象が遷移している。こうした中で、人検出を難しくする要因を克服するような手法が数多く提案されている。そこで、人検出を難しくする要因を整理し、この要因を克服するための特徴抽出と統計的学習手法による識別器の二つの観点から手法をサーベイする。また、人検出法を定量的に評価するために利用されている人画像データベースと統一的な評価指標についても紹介する。
非特許文献2には、次のことが開示されている。
顔画像処理技術は大きく2種類に分けることができる。まずは、顔を理解するための技術として、顔検出、顔トラッキング、個人識別、性別年齢推定、表情推定、顔の疲れや眠気の推定の技術がある。また、顔を表現する技術として、美肌補正、美白補正、赤目補正、表情合成、自動似顔絵作成、デジタル化粧などの研究開発がある。
特開2005−133228号公報 特開2003−196541号公報 特開2013−185262号公報
山内悠嗣,山下隆義,藤吉弘亘.画像からの統計的学習手法に基づく人検出.電子情報通信学会論文誌 D, Vol. J96−D,No.9,pp.2017−2040,2013. 勞世▲広▼,山口修.顔画像処理の応用事例(実利用が進む顔画像処理とその応用事例(前編)).情報処理 50(4),319−326,2009.
本発明は、対象者と同行者が来店した場合にあって、同行者の画像に類似する第1の画像に対応する第2の画像と類似する第3の画像を検索するようにした画像処理装置及び画像処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、店舗の顧客を撮影した画像から、該顧客である対象者に同行する同行者の画像を抽出する第1の抽出手段と、予め定められた画像集から、前記同行者の画像に類似する第1の画像を抽出する第2の抽出手段と、前記店舗内の商品の画像集から、前記第1の画像に対応する第2の画像と類似する第3の画像を検索する検索手段を具備し、前記第2の画像は、前記予め定められた画像集内で前記第1の画像が属しているファッション誌又はファッション系統において、前記同行者とは異なる性別の人物が撮影されている画像であることを特徴とする画像処理装置である。
請求項2の発明は、前記第3の画像を、前記対象者に対して推薦する商品として提示する提示手段をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項3の発明は、前記店舗の顧客を撮影した画像から、人物の性別を判定する判定手段をさらに具備し、前記第1の抽出手段は、前記判定手段によって判定された性別と、前記画像が撮影された場所の商品が男性用か女性用かを示す情報を比較することによって、前記同行者の画像を抽出することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置である。
請求項4の発明は、前記店舗の顧客を撮影した画像には、友連れの複数の人物が撮影されているか否かを検出する検出手段をさらに具備し、前記判定手段は、前記検出手段によって友連れの画像であると検出された画像内の人物の性別を判定することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置である。
請求項5の発明は、前記店舗の顧客を撮影した画像から人物の画像を抽出する第3の抽出手段をさらに具備し、前記検出手段は、前記第3の抽出手段によって抽出された人物が複数であって、該人物の画像間の関係が予め定められた関係にある場合は、友連れの複数の人物が撮影されていると検出することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置である。
請求項6の発明は、コンピュータを、店舗の顧客を撮影した画像から、該顧客である対象者に同行する同行者の画像を抽出する第1の抽出手段と、予め定められた画像集から、前記同行者の画像に類似する第1の画像を抽出する第2の抽出手段と、前記店舗内の商品の画像集から、前記第1の画像に対応する第2の画像と類似する第3の画像を検索する検索手段として機能させ、前記第2の画像は、前記予め定められた画像集内で前記第1の画像が属しているファッション誌又はファッション系統において、前記同行者とは異なる性別の人物が撮影されている画像である画像処理プログラムである。
請求項1の画像処理装置によれば、対象者と同行者が来店した場合にあって、同行者の画像に類似する第1の画像に対応する第2の画像と類似する第3の画像を検索することができる。
請求項2の画像処理装置によれば、第3の画像を対象者に対して推薦する商品として提示することができる。
請求項3の画像処理装置によれば、画像内の人物の性別と、その画像が撮影された場所の商品が男性用か女性用かを示す情報を比較することによって、同行者を抽出することができる。
請求項4の画像処理装置によれば、画像には友連れの複数の人物が撮影されているか否かを検出することができる。
請求項5の画像処理装置によれば、人物の画像間の関係が予め定められた関係にある場合は、友連れの複数の人物が撮影されていると検出することができる。
請求項6の画像処理プログラムによれば、対象者と同行者が来店した場合にあって、同行者の画像に類似する第1の画像に対応する第2の画像と類似する第3の画像を検索することができる。
本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 人物情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 店舗・商品エリアテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
本実施の形態である画像処理装置100は、対象者と同行者が来店した場合にあって、同行者の装いと調和するような商品を、対象者に対して推薦し得るものであって、図1の例に示すように、撮影モジュール105、友連れ検出モジュール110、性別判定モジュール115、同行者ファッション系統模範コーディネート抽出モジュール120、類似店内商品検索モジュール125、提示モジュール130を有している。
アパレルショップ等の店舗への来店客(複数人、例えば2人)に、その来店客に似合うコーディネートを推薦し得るものである。購入の意思決定に関われる人のうち本人(対象者、いわゆるターゲット客ともいわれる)だけを考慮するのではなく、客に同行者(特に異性)がいる場合は、その同行者の意思が購買の可否の決定に大きな影響を与えることが多い。そこで、画像処理装置100は、同行者を含めたトータルでのコーディネートを推薦し得るようにするものである。
同行者の好みの推定方法は以下の2つである。なお、以下は、単に理解を容易にするための例示である。
(1)異性の同行者のファッションの系統を判別する。ファッション誌の画像データベースから、同行者と類似のファッションである画像を抽出する。そのファッション誌内の画像において、対象者と同じ性別の人物が着ている服と類似する店内の商品を推薦する。1つのファッション誌内であれば、同じ系統のファッションであることが多く、同行者のファッションと調和する可能性が高い。
(2)男女がカップルで写っている画像のデータベースから、異性の同行者と類似したファッション(コーディネート)の人物(同行者と同じ性別)が写っている画像をピックアップする。そして、その画像で対象者と同じ性別の人物が着ている服と類似した店内の商品を推薦する。
撮影装置135は、画像処理装置100の撮影モジュール105と接続されている。撮影装置135は、店舗の顧客を撮影する。例えば、撮影装置135を店舗の入り口に設置してもよいし、店舗内の商品エリア等に設置してもよい。また、店舗は、アパレルショップのように男性用又は女性用の専門店であってもよい。また、両方(男性用と女性用)の商品を扱う店舗であっても、商品エリア(男性用の商品エリア、女性用の商品エリア)が異なっていればよい。また、両方の商品を扱う店舗に、男女のカップルが来店した場合、男性を対象者とした処理を行い男性客に推薦する商品をピックアップする一方、女性を対象とした処理も同様に行い、女性客に推薦する商品をピックアップしてもよい。扱う商品は、服の他に、帽子、靴、バッグ等の身につけるもの、又は、サービスとして美容院のように、髪型のセット、染髪等であってもよい。
具体的には、撮影装置135は、画像(静止画又は動画)を撮影するための2Dカメラ、3Dカメラ、ネットワークカメラ、USBカメラ等である。また、撮影装置135は、固定されたものであってもよいし、角度、位置等を変更することができるものであってもよい。
画像処理装置100は、撮影装置135から画像を受け取り、その画像に対して一連の処理を行う装置である。その中で行われる処理は以下のモジュールによって行われる。
撮影モジュール105は、友連れ検出モジュール110、撮影装置135と接続されている。撮影モジュール105は、撮影装置135が撮影した画像を受け付け、友連れ検出モジュール110に渡す。その画像には、顧客が撮影されている。なお、店員等の顧客以外の者が撮影されていてもよい。店員等については、予め撮影しておき、顔画像等の特徴抽出をしておき、人物の画像認識によって、店員等は対象としないようにしてもよい。
友連れ検出モジュール110は、撮影モジュール105、性別判定モジュール115と接続されている。友連れ検出モジュール110は、店舗の顧客を撮影した画像には、友連れの複数の人物が撮影されているか否かを検出する。具体的には、友連れ検出モジュール110は、店舗の顧客を撮影した画像から人物の画像を抽出する。そして、その抽出した人物が複数であって、その人物の画像間の関係が予め定められた関係にある場合は、友連れの複数の人物が撮影されていると検出する。友連れ検出モジュール110による処理例については、図4の例を用いて後述する。
性別判定モジュール115は、友連れ検出モジュール110、同行者ファッション系統模範コーディネート抽出モジュール120と接続されている。性別判定モジュール115は、店舗の顧客を撮影した画像から、人物の性別を判定する。性別判定モジュール115は、友連れ検出モジュール110によって友連れの画像であると検出された画像内の人物の性別を判定する。性別の判定の対象は、画像内の人物である。性別の判定方法は、既存の技術を用いて行う。
同行者ファッション系統模範コーディネート抽出モジュール120は、性別判定モジュール115、類似店内商品検索モジュール125、ファッション系統別画像DB140と接続されている。与えられた人物画像の同行者のファッション系統を判別し、そのファッション系統の模範コーディネート画像を返すための処理を行う。そのために、同行者ファッション系統模範コーディネート抽出モジュール120は、店舗の顧客を撮影した画像から、その顧客である対象者に同行する同行者の画像を抽出する。そして、予め定められた画像集であるファッション系統別画像DB140から、同行者の画像に類似する第1の画像を抽出する。ここで、第1の画像は、ファッション系統別画像DB140内にある画像であって、同行者の画像に類似する画像である。
また、同行者ファッション系統模範コーディネート抽出モジュール120は、性別判定モジュール115によって判定された性別と、画像が撮影された場所の商品が男性用か女性用かを示す情報を比較することによって、同行者の画像を抽出する。つまり、性別判定モジュール115によって判定された性別と、画像が撮影された場所の商品が男性用か女性用かを示す情報を比較することによって、同行者を特定する。ここで「画像が撮影された場所」とは、店舗であってもよいし、商品エリアであってもよい。例えば、「画像が撮影された場所」が男性用の商品を売る店舗(商品エリア)であるならば、対象者は男性、同行者は女性である。逆に、「画像が撮影された場所」が女性用の商品を売る店舗(商品エリア)であるならば、対象者は女性、同行者は男性である。そして、撮影画像から、その特定した同行者の画像を抽出する。
ファッション系統別画像DB140は、画像処理装置100の同行者ファッション系統模範コーディネート抽出モジュール120と接続されている。ファッション系統別画像DB140は、ファッションに関する画像を記憶している。例えば、ファッション誌の画像を記憶している。ファッション誌別、又はファッションの系統別(例えば、若い女性用、30代の女性用等)に画像が格納されているデータベースであってもよい。1つのファッション系統に男性画像、女性画像ともに含まれている。
類似店内商品検索モジュール125は、同行者ファッション系統模範コーディネート抽出モジュール120、提示モジュール130、自社商品画像DB145と接続されている。類似店内商品検索モジュール125は、店舗内の商品の画像集である自社商品画像DB145から、第1の画像に対応する第2の画像と類似する第3の画像を検索する。ここで、第2の画像とは、第1の画像の人物(同行者)の性別とは異なる性別の人物の画像である。「第1の画像に対応する第2の画像」とは、ファッション系統別画像DB140内でその第1の画像が属しているファッション誌又はファッション系統において、同行者とは異なる性別の人物が撮影されている画像である。第1の画像と第2の画像は、同じ画像であってもよい。つまり、その画像には、男女のカップルが撮影されている場合である。また、第1の画像と第2の画像とは、同じファッション誌又はファッション系統であればよい。具体例として、第1の画像が掲載されている同じファッション誌ではあるが、異なるページに掲載されている画像を第2の画像としてもよい。第3の画像は、自社商品画像DB145内の画像であって、顧客(対象者)に推薦する商品の画像である。画像同士(第2の画像と自社商品画像DB145内の画像(第3の画像となり得る画像))が類似するか否かの判定処理は、既存の技術を用いて行う。なお、画像が撮影された商品エリア内の商品に限定した画像の検索を行うようにしてもよい。
自社商品画像DB145は、画像処理装置100の類似店内商品検索モジュール125と接続されている。自社商品画像DB145は、店舗にある商品の画像が格納されているデータベースである。
提示モジュール130は、類似店内商品検索モジュール125、表示装置150と接続されている。提示モジュール130は、類似店内商品検索モジュール125によって検索された第3の画像を、対象者に対して推薦する商品として提示する。提示は、顧客に対して直接行うようにしてもよいし、店員に対して行い、その店員を介して推薦するようにしてもよい。また、顧客の顔の画像等と商品を合成して提示することを行ってもよいし、さらに、現在の同行者の画像と合成して提示するようにしてもよい。
表示装置150は、画像処理装置100の提示モジュール130と接続されている。表示装置150は、店員が所持しているタブレット型の携帯端末等であってもよいし、液晶ディスプレイ等の表示装置を備えたデジタルサイネージ(Digital Signage、電子看板)等であってもよい。また、顧客が所持している携帯電話(スマートフォンを含む)等の携帯端末等であってもよい。例えば、近距離通信を用いて携帯端末等に推薦する商品の画像を送信するようにしてもよい。
図2は、本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。
画像処理装置100、ファッション系統別画像DB140、A店210A、B店210B、C店210Cは、通信回線290を介してそれぞれ接続されている。通信回線290は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット等であってもよい。
例えば、A店210Aには、撮影装置135A、自社商品画像DB145A、表示装置150A1、表示装置150A2が設置されている。撮影装置135Aによって撮影された画像が、画像処理装置100に送信され、画像処理装置100でファッション系統別画像DB140、自社商品画像DB145Aを用いた処理が行われ、A店210A内に設置されているデジタルサイネージ等である表示装置150A1に推薦の商品の画像を提示したり、店員が所持しているタブレット端末である表示装置150A2に画像を提示し、その店員は、商品を推薦する等を行う。
なお、図2の例では、自社商品画像DB145は各店舗内に設置されているが、画像処理装置100内に備えさせてもよいし、ファッション系統別画像DB140と同様に通信回線290に接続させてもよい。また、ファッション系統別画像DB140を画像処理装置100内に備えさせてもよい。また、画像処理装置100を各店舗内に設置してもよい。
図3は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。ここでは、具体例として、ある男性向けアパレルショップ(B店)を仮定して説明する。自社商品画像DB145は予め用意されているものとする。
B店に、ある男性客(男性客J)が女性客Lと一緒に来店したとする。
ステップS302では、撮影装置135が、顧客を撮影する。例えば、店舗内に設置されたネットワークカメラ、USBカメラ等で店内にいる人物を撮影する。
ステップS304では、撮影モジュール105が、撮影した画像を受け付ける。
ステップS306では、友連れ検出モジュール110が、画像は友連れか否かを検出する。
友連れ検出モジュール110では、撮影モジュール105で撮影された画像から既存の手法で人物(人体)を検出する。例えば、画像からの人物の検出手法に関しては、非特許文献1等に記載されている技術を用いればよい。
そして、並んで歩いて入店した場合に、友連れと認定する。
前述の既存の手法では、人物が検出された場合、人物検出ウインドウと呼ばれる人を囲う長方形の座標が出力されるのが一般的である。画像処理装置100は、画像内に人物が複数(1つの画像内に人物検出ウインドウが複数)であって、その人物の画像間の関係が予め定められた関係にある場合は、友連れの複数の人物が撮影されていると判定する。予め定められた関係として、例えば、2つの検出ウインドウの下側のy座標がほぼ等しく(例えば、その2つのy座標の差分が予め定められた範囲内であること、例えば±5ピクセル等)かつ、これらの人物検出ウインドウの底辺の中心のx座標間の距離が予め定められた範囲内(例えば、1m以内等)にある場合、これらを友連れと判定すればよい。なお、これは例示であって、他の関係を用いてもよい。例えば、人物検出ウインドウの中心(画像を用いた重心であってもよい)間の距離が、予め定められた距離以内である等を用いてもよい。
例えば、図4の例に示すように、画像から人物検出ウインドウ410、人物検出ウインドウ420を抽出する。そして、人物検出ウインドウ410と人物検出ウインドウ420の底辺のy座標の差分(図4では、|y1−y2|)が予め定められた閾値以内であって、人物検出ウインドウ410の底辺中心415と人物検出ウインドウ420の底辺中心425間の距離が予め定められた閾値以内であるので、友連れであると判定する。
画像処理装置100内の各モジュールは、処理結果等を人物情報テーブル500に記憶する。図5は、人物情報テーブル500のデータ構造例を示す説明図である。人物情報テーブル500は、画像ID欄510、撮影場所欄512、撮影日時欄514、人物検出ウインドウA欄516、アイテム数欄530、アイテム1欄532、・・・、人物検出ウインドウB欄542、アイテム数欄556、アイテム1欄558、・・・を有している。
人物検出ウインドウA欄516は、X座標欄518、Y座標欄520、幅欄522、高さ欄524、性別欄526、ターゲット客同行者判別結果欄528を有している。アイテム数欄530内の数だけ、それ以降アイテム1欄532の欄が続く。アイテム1欄532は、X座標欄534、Y座標欄536、幅欄538、高さ欄540を有している。人物検出ウインドウB欄542は、X座標欄544、Y座標欄546、幅欄548、高さ欄550、性別欄552、ターゲット客同行者判別結果欄554を有している。アイテム数欄556内の数だけ、それ以降アイテム1欄558の欄が続く。アイテム1欄558は、X座標欄560、Y座標欄562、幅欄564、高さ欄566を有している。
画像ID欄510は、本実施の形態において、画像を一意に識別するための情報(画像ID:IDentification)を記憶している。撮影場所欄512は、その画像の撮影場所を記憶している。撮影日時欄514は、その画像の撮影日時(年、月、日、時、分、秒、秒以下、又はこれらの組み合わせであってもよい)を記憶している。人物検出ウインドウA欄516は、人物検出ウインドウAに関する情報を記憶している。X座標欄518は、人物検出ウインドウAの左上角のX座標を記憶している。Y座標欄520は、人物検出ウインドウAの左上角Y座標を記憶している。幅欄522は、人物検出ウインドウAの幅を記憶している。高さ欄524は、人物検出ウインドウAの高さを記憶している。性別欄526は、人物検出ウインドウA内の人物の性別を記憶している。ターゲット客同行者判別結果欄528は、その人物はターゲット客であるか同行者であるかの判別結果を記憶している。アイテム数欄530は、その人物が身につけているアイテム数を記憶している。アイテム1欄532は、アイテム1に関する情報を記憶している。X座標欄534は、アイテム1を囲むウインドウの左上角のX座標を記憶している。Y座標欄536は、アイテム1を囲むウインドウの左上角のY座標を記憶している。幅欄538は、アイテム1を囲むウインドウの幅を記憶している。高さ欄540は、アイテム1を囲むウインドウの高さを記憶している。人物検出ウインドウB欄542は、人物検出ウインドウBを記憶しており、人物検出ウインドウA欄516内のデータ構造は同じである。また、アイテム1欄558内のデータ構造は、アイテム1欄532内のデータ構造は同じである。なお、アイテム数欄530とアイテム1欄532(アイテム数欄556とアイテム1欄558)を有するのは、ターゲット客同行者判別結果欄528(ターゲット客同行者判別結果欄554)が同行者を示す値である場合としてもよい。
撮影モジュール105によって、画像ID欄510、撮影場所欄512、撮影日時欄514内に値が記憶される。友連れ検出モジュール110によって、友連れであると判定された画像について、人物検出ウインドウA欄516内のX座標欄518、Y座標欄520、幅欄522、高さ欄524、人物検出ウインドウB欄542内のX座標欄544、Y座標欄546、幅欄548、高さ欄550内に値が記憶される。
ステップS308では、性別判定モジュール115が、画像内の人物の性別を判定する。
性別判定モジュール115では、既存の性別判定手法を用いて、友連れ検出モジュール110で友連れと認定された画像内の人々の性別を推定する。性別判定のためには、まずは既存の手法で顔検出を行う。その後、検出された顔領域に対して性別判定を行う。性別判定手法としては、例えば、非特許文献2で開示されているように、特徴量としてGaborを用いて、サンプルの顔画像からSVMで識別器を構築すればよい。
図4の例の場合、左側の人物(人物検出ウインドウ410内の人物)が女性、右側の人物(人物検出ウインドウ420内の人物)が男性と判定される。そして、人物情報テーブル500の人物検出ウインドウA欄516内の性別欄526、人物検出ウインドウB欄542内の性別欄552に判定結果を記憶する。
ステップS310では、同行者ファッション系統模範コーディネート抽出モジュール120が、ファッション系統別画像DB140を用いて、画像内の同行者のファッション系列を判別し、ターゲット客に対して、模範コーディネート画像を抽出する。
同行者ファッション系統模範コーディネート抽出モジュール120では、同行者のファッションの系統判別を行い、そのファッション系統の模範コーディネートを抽出する。同行者のファッションの好みに注目する理由は、同行者が背中を押すことによって、購入を決めるケースが多いと考えられるためである。
B店は男性向けの店なので、男性がターゲット客となる。店舗又は商品エリアが男性向けか女性向けであるかは、例えば、店舗・商品エリアテーブル600を用いて決定する。図6は、店舗・商品エリアテーブル600のデータ構造例を示す説明図である。店舗・商品エリアテーブル600は、店舗ID欄610、男性用女性用欄612、商品エリア数欄614、商品エリアID欄616、男性用女性用欄618を有している。商品エリア数欄614内の数だけ、以降商品エリアID欄616と男性用女性用欄618の組み合わせが続く。店舗ID欄610は、本実施の形態において、店舗を一意に識別するための情報(店舗ID)を記憶している。男性用女性用欄612は、その店舗が男性向けの店舗であるか女性向けの店舗であるかを示す情報を記憶している。商品エリア数欄614は、商品エリア数を記憶している。商品エリアID欄616は、本実施の形態において、商品エリアを一意に識別するための情報(商品エリアID)を記憶している。男性用女性用欄618は、その商品エリアが男性向けの商品エリアであるか女性向けの商品エリアであるかを示す情報を記憶している。つまり、人物の性別と店舗又は商品エリアの男性向けか女性向けかを示す情報が同じである場合は、ターゲット客となり、異なれば同行者となる。この判別結果を人物情報テーブル500の人物検出ウインドウA欄516のターゲット客同行者判別結果欄528、人物検出ウインドウB欄542のターゲット客同行者判別結果欄554に記憶させる。
まず、男女各1名の組であった場合について説明する。この例の場合は、ターゲット客の同行者である女性客Lのファッション系統判別を行う。
ファッション系統判別の方法としては、ファッション誌に載っている写真を抽出し、ファッション系統別画像DB140に記憶させておく。女性客Lと類似するファッションの写真が載っている雑誌を女性客Lのファッション系統とする等の方法がある。以下、図7を用いて詳細例を述べる。
<1.画像からアイテムを抽出>
人物画像からアイテムを抽出する。ここでアイテムとは、その店舗で商品(又はサービスの対象)となり得るものである。例えば、服、帽子、靴、バッグ、頭髪等がある。
例えば、文献1(益子宗,ミャグマルスレン シルメンバータル,酒巻隆治.KiTeMiROOM:モバイル端末のためのファッションコーディネート支援システム(情報ネットワーク,<特集>システム開発論文).電子情報通信学会論文誌,D 情報・システム J96−D(10),2286−2294,2013−10−01)、文献2(田房友典,石川聖二,河口英二.ビデオ画像上の歩行者の衣服認識法(<論文小特集>セキュリティを目的とした画像技術).映像情報メディア学会誌:映像情報メディア 52(12),1856−1859,1998−12−20)等で開示されている技術を用いることにより、画像上の人物が着用している服等を抽出することができる。
この技術を用いて、同行者が着用している服等を特定する。
そして、ファッション系統別画像DB140に含まれる画像にも予め同様の処理を施しておく。
これらの結果を、図7の例を用いて説明する。図7(a)の例は、撮影装置135が撮影した同行者の人物画像を示しており、上着のアイテムウインドウ710a、スカートのアイテムウインドウ720aを抽出した結果である。図7(b)の例は、ファッション系統別画像DB140内の人物画像を示しており、シャツのアイテムウインドウ710b、パンツのアイテムウインドウ720bを抽出した結果である。
これらの結果を、人物情報テーブル500のアイテム数欄530、アイテム1欄532(又は、アイテム数欄556、アイテム1欄558)内の各欄に記憶させる。なお、ターゲット客同行者判別結果欄528(又はアイテム数欄556)が同行者を示す値に対応する欄を用いる。
<2.アイテム同士の類似度算出>
次に、両者(撮影装置135が撮影した同行者とファッション系統別画像DB140内の画像の人物)のアイテム同士の類似度を算出する。
例えば、文献3(数藤恭子,島村潤,谷口行信.衣服の形状・色・柄による類似性判定と検索への応用(テーマセッション,パターン認識によるインタフェースの未来).電子情報通信学会技術研究報告.PRMU,パターン認識・メディア理解 112(225),53−58,2012−09−27)等で開示されている技術を用いて、同行者のアイテムとファッション系統別画像DB140に含まれる画像上の人物が着用しているアイテムの類似度を算出する。この処理を、同行者のアイテムそれぞれについて行う。
<3.トータルコーディネート同士の類似度算出>
アイテム同士の類似度を合算する。必要であればアイテム数で除算するなどの正規化を行えばよい。そして、類似度の高いトータルコーディネートが属するクラス(例えば、ファッション誌)を特定する。ここでは、カジュアルな20代女性向けの女性誌Aが特定されたとする。
<4.ターゲット客における模範コーディネート画像集合の抽出>
ここまでのステップで判別された同行者のファッション系統に対応するターゲット客性別(今回の例の場合は男性)の模範コーディネート画像集合Xを生成する。
特定されたファッション系統に対応するターゲット性別の模範コーディネート画像集合を得る方法として、例えば、今回のようにカジュアルな20代女性向けの女性誌Aが特定されているので、その女性誌Aに掲載されている男性を、前述したように既存の人体検出手法、性別推定手法で抽出する。
この他に、ファッション系統に対応する性別毎の模範コーディネート画像集合を準備しておいてもよい。
ステップS312では、類似店内商品検索モジュール125が、その店内の商品で模範コーディネート画像と類似する商品を自社商品画像DB145から検索する。
類似店内商品検索モジュール125では、模範コーディネート画像集合Xの画像において、着用アイテムと店内商品の画像との類似度を計算し、その値が予め定められた閾値以上であれば、推薦すべき商品として抽出する。
例えば、図8に示す模範コーディネート画像Mの場合は、文献1、文献2等に記載の技術で、ブルゾンQである推薦アイテム画像810とパンツRである推薦アイテム画像820が抽出される。
ブルゾンQと店内のブルゾン商品画像との類似度を計算する。このとき、類似度が予め定められた閾値以上であれば、その店内のブルゾン商品を推薦商品として抽出する。
パンツRにおいても同様に、店内のパンツ商品画像との類似度を計算して、同様に処理する。
なお、事前に店内商品に対して、模範コーディネート画像との対応付けを行っておいてもよい。
ステップS314では、提示モジュール130が、ステップS312で検索された商品を表示装置150に提示する。
提示モジュール130では、類似店内商品検索モジュール125において抽出された推薦商品を何らかの形でアウトプットする。例えば、レジスタカウンターの中で待機している店員に対して、男性客Jの顔画像と模範コーディネート画像と推薦商品を提示するようにしてもよい。別の方法としては、デジタルサイネージを用いて、男性客Jがその前に来たときに、模範コーディネート画像と推薦商品を提示するようにしてもよい。
図9を参照して、本実施の形態の画像処理装置のハードウェア構成例について説明する。図9に示す構成は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)等によって構成されるものであり、スキャナ等のデータ読み取り部917と、プリンタ等のデータ出力部918を備えたハードウェア構成例を示している。
CPU(Central Processing Unit)901は、前述の実施の形態において説明した各種のモジュール、すなわち、撮影モジュール105、友連れ検出モジュール110、性別判定モジュール115、同行者ファッション系統模範コーディネート抽出モジュール120、類似店内商品検索モジュール125、提示モジュール130等の各モジュールの実行シーケンスを記述したコンピュータ・プログラムにしたがった処理を実行する制御部である。
ROM(Read Only Memory)902は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータ等を格納する。RAM(Random Access Memory)903は、CPU901の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を格納する。これらはCPUバス等から構成されるホストバス904により相互に接続されている。
ホストバス904は、ブリッジ905を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バス等の外部バス906に接続されている。
キーボード908、マウス等のポインティングデバイス909は、操作者により操作される入力デバイスである。ディスプレイ910は、液晶表示装置又はCRT(Cathode Ray Tube)等があり、各種情報をテキストやイメージ情報として表示する。
HDD(Hard Disk Drive)911は、ハードディスクを内蔵し、ハードディスクを駆動し、CPU901によって実行するプログラムや情報を記録又は再生させる。ハードディスクには、画像、各モジュールの処理結果等が格納される。さらに、その他の各種のデータ処理プログラム等、各種コンピュータ・プログラムが格納される。
ドライブ912は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体913に記録されているデータ又はプログラムを読み出して、そのデータ又はプログラムを、インタフェース907、外部バス906、ブリッジ905、及びホストバス904を介して接続されているRAM903に供給する。リムーバブル記録媒体913も、ハードディスクと同様のデータ記録領域として利用可能である。
接続ポート914は、外部接続機器915を接続するポートであり、USB、IEEE1394等の接続部を持つ。接続ポート914は、インタフェース907、及び外部バス906、ブリッジ905、ホストバス904等を介してCPU901等に接続されている。通信部916は、通信回線に接続され、外部とのデータ通信処理を実行する。データ読み取り部917は、例えばスキャナであり、ドキュメントの読み取り処理を実行する。データ出力部918は、例えばプリンタであり、ドキュメントデータの出力処理を実行する。
なお、図9に示す画像処理装置のハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図9に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図9に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)等に組み込まれていてもよい。
また、前述の実施の形態の説明において、予め定められた値との比較において、「以上」、「以下」、「より大きい」、「より小さい(未満)」としたものは、その組み合わせに矛盾が生じない限り、それぞれ「より大きい」、「より小さい(未満)」、「以上」、「以下」としてもよい。
前述の実施の形態においては、図5、図6で示したデータ構造は、これらのデータ構造に限られず、他のデータ構造であってもよい。例えば、リンク構造等であってもよい。また、データ項目は、これらに図示したものに限られず、他のデータ項目を有していてもよい。
なお、同行者ファッション系統模範コーディネート抽出モジュール120は、ファッション雑誌の画像ではなく、男女のカップルが撮影されている画像を用いてもよい。この場合、このカップルの画像を予め用意(大量が望ましい)しておき、同行者の性別(前述の例では女性)と類似したファッションの女性が撮影されているカップルの画像を抽出する。そして、その画像に撮影されているターゲット客の性別(前述の例では男性)の人物を抽出する。そして、その人物が着用している服と類似した店内の商品を特定して、ターゲット客に推薦すべき商品とすればよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
100…画像処理装置
105…撮影モジュール
110…友連れ検出モジュール
115…性別判定モジュール
120…同行者ファッション系統模範コーディネート抽出モジュール
125…類似店内商品検索モジュール
130…提示モジュール
135…撮影装置
140…ファッション系統別画像DB
145…自社商品画像DB
150…表示装置

Claims (6)

  1. 店舗の顧客を撮影した画像から、該顧客である対象者に同行する同行者の画像を抽出する第1の抽出手段と、
    予め定められた画像集から、前記同行者の画像に類似する第1の画像を抽出する第2の抽出手段と、
    前記店舗内の商品の画像集から、前記第1の画像に対応する第2の画像と類似する第3の画像を検索する検索手段
    を具備し、
    前記第2の画像は、前記予め定められた画像集内で前記第1の画像が属しているファッション誌又はファッション系統において、前記同行者とは異なる性別の人物が撮影されている画像である
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第3の画像を、前記対象者に対して推薦する商品として提示する提示手段
    をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記店舗の顧客を撮影した画像から、人物の性別を判定する判定手段
    をさらに具備し、
    前記第1の抽出手段は、前記判定手段によって判定された性別と、前記画像が撮影された場所の商品が男性用か女性用かを示す情報を比較することによって、前記同行者の画像を抽出する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記店舗の顧客を撮影した画像には、友連れの複数の人物が撮影されているか否かを検出する検出手段
    をさらに具備し、
    前記判定手段は、前記検出手段によって友連れの画像であると検出された画像内の人物の性別を判定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記店舗の顧客を撮影した画像から人物の画像を抽出する第3の抽出手段
    をさらに具備し、
    前記検出手段は、前記第3の抽出手段によって抽出された人物が複数であって、該人物の画像間の関係が予め定められた関係にある場合は、友連れの複数の人物が撮影されていると検出する
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. コンピュータを、
    店舗の顧客を撮影した画像から、該顧客である対象者に同行する同行者の画像を抽出する第1の抽出手段と、
    予め定められた画像集から、前記同行者の画像に類似する第1の画像を抽出する第2の抽出手段と、
    前記店舗内の商品の画像集から、前記第1の画像に対応する第2の画像と類似する第3の画像を検索する検索手段
    として機能させ、
    前記第2の画像は、前記予め定められた画像集内で前記第1の画像が属しているファッション誌又はファッション系統において、前記同行者とは異なる性別の人物が撮影されている画像である
    画像処理プログラム。
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