以下に、本願に係る決定装置、決定方法、及び決定プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る決定装置、決定方法、及び決定プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(実施形態)
〔1.決定処理〕
図1を用いて、実施形態に係る決定処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る決定処理の一例を示す図である。図1は、決定装置100(図3参照)が所定の対象に対する質問を取得し、取得した各質問に対するシェアに関する情報に基づいて、所定の回答者に回答させる質問を決定する場合を示す。具体的には、図1の例では、決定装置100は、所定の対象である回答者に対する質問を取得し、取得した各質問に対するシェアに関する情報に基づいて、その回答者に回答させる質問を決定する。
なお、ここでいう質問に対するシェア(以下、単に「シェア」ともいう)とは、インターネット上において、質問に関する情報をユーザが他のユーザに公開する種々の態様を含むものとする。例えば、シェアには、インターネット上における、質問が掲載された場所、例えばURL(Uniform Resource Locator)等を示す情報を他のユーザに公開することが含まれてもよい。例えば、シェアには、ソーシャルネットワーキングサービス(以下、「SNS」と記載する場合がある)において、ユーザが他のユーザに質問に関する情報を公開する態様が含まれてもよい。例えば、Twitter(登録商標)やFacebook(登録商標)等、SNSサービスにおいて、ユーザが他のユーザに質問に関する情報を公開する態様が含まれてもよい。また、シェアには、ブログやLINE(登録商標)等のメッセージサービス等において質問に関する情報を公開する態様が含まれてもよい。
例えば、シェアには、TwitterやFacebook等においてユーザが質問に関して投稿した投稿情報を対象としてもよい。例えば、決定装置100は、ユーザがTwitterやFacebook等の種々のSNSにおいて投稿した文章(文字情報)に質問が掲載された場所を特定するURL等の所定の文字列が含まれる場合、ユーザがその質問をシェアしたとしてもよい。このように、ここでいうシェアは、インターネット上において、あるユーザが他のユーザに質問に関する情報を公開する態様であり、決定装置100がそのシェアに関する情報を取得可能であれば、どのような態様であってもよい。
なお、図1の例では、説明を簡単にするために、ユーザがTwitterにおいて、質問に関してツイートしたり、質問に関する他のユーザのツイートに関してリツイートしたりすることによる質問のシェアを対象にするものとする。
また、図1の例では、質問への回答者であるユーザが世間に名が知られている人(以下、「著名人」とする)であり、その著名人に質問するユーザ(以下、「質問者」ともいう)が、著名人以外の一般的なユーザである場合を示す。また、図1の例では、著名人への質問をシェアしたりするユーザ(以下、「シェアユーザ」ともいう)が、著名人以外の一般的なユーザである場合を示す。なお、回答者は著名人に限らず、第3者がそのユーザに質問することを希望すれば、どのようなユーザが回答者となってもよく、著名人が質問を行ってもよい。すなわち、決定システム1(図2参照)を利用可能な全ユーザは、回答者、質問者、及びシェアユーザのいずれにもなることができる。
〔決定システムの構成〕
まず、図1の説明に先立って、図2に示す決定システム1について説明する。図2に示すように、決定システム1は、端末装置10と、端末装置20と、決定装置100とが含まれる。端末装置10と、端末装置20と、決定装置100とは所定のネットワークNを介して、有線または無線により通信可能に接続される。図2は、実施形態に係る決定システムの構成例を示す図である。なお、図2に示した決定システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の端末装置20や複数台の決定装置100が含まれてもよい。
端末装置10は、図2においてはユーザ端末とも図示され、ユーザによって利用される情報処理装置である。端末装置10は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。なお、以下では、端末装置10をユーザと表記する場合がある。すなわち、以下では、ユーザを端末装置10と読み替えることもできる。また、以下では、ユーザID「U1」により識別されるユーザを「ユーザU1」とする場合がある。このように、以下では、「ユーザU*(*は任意の数値)」と記載した場合、そのユーザはユーザID「U*」により識別されるユーザであることを示す。例えば、「ユーザU51」と記載した場合、そのユーザはユーザID「U51」により識別されるユーザである。
端末装置20は、図2においては著名人端末とも図示され、著名人によって利用される情報処理装置である。端末装置20は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PCや、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA等により実現される。なお、以下では、端末装置20を著名人と表記する場合がある。すなわち、以下では、著名人を端末装置20と読み替えることもできる。また、以下では、著名人ID「C1」により識別される著名人を「著名人C1」とする場合がある。このように、以下では、「著名人C*(*は任意の数値)」と記載した場合、その著名人は著名人ID「C*」により識別される著名人であることを示す。例えば、「著名人C2」と記載した場合、その著名人は著名人ID「C2」により識別される著名人(ユーザ)である。
なお、上述した、端末装置10と端末装置20との区別は、利用するユーザがいわゆる著名人であるか否かに応じた分類であり、上述のように、端末装置10と端末装置20とは、スマートフォンやノート型PCのように、同様のデバイスであってもよい。例えば、決定システム1において、ユーザを著名人か否かの区別なく取り扱う場合は、決定システム1には、端末装置20が含まれなくてもよい。
決定装置100は、所定の回答者に対する各質問のうち、各質問に対するシェアに関する情報に応じて所定の回答者に回答させる一の質問を決定する情報処理装置である。例えば、決定装置100は、Twitterに関するサービスを提供するサービス提供装置(図示省略)から、Twitterにおけるシェアに関する情報を取得可能であるものとする。なお、決定装置100は、Twitterからシェアに関する情報を取得できない場合、他のサービスにおける各質問に対するシェアに関する情報に応じて、所定の回答者に回答させる一の質問を決定してもよい。
なお、図1の例では、決定装置100は、各質問のうち、シェア数が最大の質問を回答者に回答させる質問(以下、「要回答質問」ともいう)を決定する場合を示す。すなわち、図1の例では、決定装置100は、所定の回答者について取得した複数の質問のうち、要回答質問とするものを1つに限定する。また、決定装置100は、シェア数が最大の質問を多くのユーザが最も回答者に回答させることを所望している質問であるとして、その質問を要回答質問に決定する。なお、決定装置100は、複数の質問を要回答質問として決定してもよいし、シェア数が最大の質問に限らず、種々の情報を適宜用いて要回答質問を決定してもよい。
ここから、図1に戻って、決定システム1における決定処理について説明する。まず、図1中の左側に示す回答前、すなわち質問を受け付ける期間(以下、「受付期間」ともいう)について説明する。決定装置100は、著名人C1を回答者とする登録情報を設定する(ステップS11)。図1の例では、決定装置100は、名称「XXX」である著名人C1を回答者とし、受付期間を受付期間TM11とする登録情報RG11を設定する。例えば、決定装置100は、著名人C1を回答者とし、受付期間を受付期間TM11とする登録情報RG11を登録情報記憶部123(図6参照)に記憶する。なお、決定装置100は、著名人C1から登録情報RG11を取得し、登録情報RG11を登録してもよい。また、決定装置100は、著名人C1の許諾の基、決定装置100が自動で登録情報RG11を登録したり、決定装置100の管理者等が入力したりすることにより、登録情報RG11を登録してもよい。
そして、決定装置100は、受付期間TM11内において複数のユーザから質問を受け付ける。図1の例では、決定装置100は、ユーザU1から著名人C1への質問Q1を取得する(ステップS12−1)。例えば、決定装置100は、ユーザU1から「休業はいつまで?」という質問内容の質問Q1を取得する。また、決定装置100は、ユーザU1から取得した質問Q1を登録情報RG11に対応する情報として、登録情報記憶部123に記憶する。
なお、上述のように、「質問Q*(*は任意の数値)」と記載した場合、その質問は質問ID「Q*」により識別される質問であることを示す。例えば、「質問Q1」と記載した場合、その質問は質問ID「Q1」により識別される質問である。なお、以下では、「質問Q*(*は任意の数値)の質問内容」を「質問Q*(*は任意の数値)」と表記する場合がある。例えば、以下では、質問Q1を質問Q1の質問内容と読み替えることもできる。
また、図1の例では、決定装置100は、ユーザU2から著名人C1への質問Q2を取得する(ステップS12−2)。例えば、決定装置100は、ユーザU2から「引退するという噂は本当?」という質問内容の質問Q2を取得する。また、決定装置100は、ユーザU2から取得した質問Q2を登録情報RG11に対応する情報として、登録情報記憶部123に記憶する。
また、図1の例では、決定装置100は、ユーザU3から著名人C1への質問Q3を取得する(ステップS12−3)。例えば、決定装置100は、ユーザU3から「俳優YYYとの関係は?」という質問内容の質問Q3を取得する。また、決定装置100は、ユーザU3から取得した質問Q3を登録情報RG11に対応する情報として、登録情報記憶部123に記憶する。
以下、ステップS12−1〜S12−3を区別せずに説明する場合、ステップS12と総称する。また、ステップS12−1〜S12−3に限らず、多数の質問を各ユーザから取得してもよい。
そして、決定装置100は、複数のユーザが各質問について行ったシェアに関する情報を取得する。図1の例では、決定装置100は、シェア情報SN1に示すように、質問Q1についてユーザU51を含む1000人のユーザがシェアを行ったことを示す情報を取得する(ステップS13−1)。例えば、決定装置100は、ユーザU51が質問Q1についてツイートしたことを示す情報などをサービス提供装置から取得する。また、決定装置100は、ユーザU51を含む1000人のユーザを質問Q1のシェアユーザとして、質問Q1に対応付けて登録情報記憶部123に記憶する。
また、図1の例では、決定装置100は、シェア情報SN2に示すように、質問Q2についてユーザU61やユーザU75を含む2000人のユーザがシェアを行ったことを示す情報を取得する(ステップS13−2)。例えば、決定装置100は、ユーザU61が質問Q2についてツイートしたことを示す情報やユーザU75がユーザU61のツイートに関してリツイートしたことを示す情報などをサービス提供装置から取得する。また、決定装置100は、ユーザU61やユーザU75を含む2000人のユーザを質問Q2のシェアユーザとして登録情報記憶部123に記憶する。
また、図1の例では、決定装置100は、シェア情報SN3に示すように、質問Q3についてユーザU101やユーザU102やユーザU202を含む3000人のユーザがシェアを行ったことを示す情報を取得する(ステップS13−3)。例えば、決定装置100は、ユーザU101が質問Q3についてツイートしたことを示す情報やユーザU102やユーザU202がユーザU101のツイートに関してリツイートしたことを示す情報などをサービス提供装置から取得する。また、決定装置100は、ユーザU101やユーザU102やユーザU202を含む3000人のユーザを質問Q3のシェアユーザとして登録情報記憶部123に記憶する。
以下、ステップS13−1〜S13−3を区別せずに説明する場合、ステップS13と総称する。また、ステップS13−1〜S13−3に限らず、多数のシェアを各ユーザから取得してもよい。また、各ユーザは複数の質問にシェアを行ってもよい。
また、ステップS12において対応する質問が登録された後であれば、ステップS13がステップS12よりも先に行われてもよい。例えば、ステップS12−1において質問Q1が登録された後に、ステップS12−2において質問Q2が登録される前に、ステップS13−1の質問Q1へのシェアが行われてもよい。決定装置100は、受付期間TM11が終了するまで、取得した情報に応じて、ステップS12〜S13の処理を繰り返す。
次に、図1中の右側に示す受付期間TM11経過後について説明する。まず、決定装置100は、シェア数が最大の質問を要回答質問に決定する(ステップS15)。図1の例では、決定装置100は、シェア数が最大の「3000」である質問Q3を要回答質問に決定する。
そして、決定装置100は、著名人C1に質問Q3が要回答質問に決定したことを示す情報を通知し、著名人C1に質問Q3に対して回答を要求する。これにより、著名人C1は、質問Q3に対して回答する(ステップS16)。図1の例では、著名人C1は、質問Q3に対して回答A1を音声情報として入力する。例えば、決定装置100は、著名人C1から音声情報である回答A1を取得し、回答情報記憶部124(図7参照)へ記憶する。図1に示す、回答A1は、著名人C1から取得した音声情報を示すものとする。また、例えば、決定装置100は、著名人C1からの回答A1を質問者であるユーザU3へ提供する。具体的には、決定装置100は、著名人C1からの回答A1をユーザU3の端末装置10において再生させる。これにより、ユーザU3は、著名人C1からの回答A1を確認することができる。
また、決定装置100は、質問者であるユーザU3以外のユーザから回答A1の再生要求があった場合、そのユーザが回答A1の再生に関する課金額を払うことを条件に、回答A1をユーザの端末装置10において再生させるサービスを提供する。例えば、決定装置100は、質問者であるユーザU3以外のユーザから回答A1の再生要求があった場合、要求元のユーザの種別に応じて課金額を変動させて、回答A1を再生させるサービスを提供する。図1の例では、決定装置100は、回答A1の提供を質問者であるユーザU3以外の第三者である他のユーザが受ける場合に要求する課金額を決定する。図1の例では、決定装置100は、回答A1の提供を質問者であるユーザU3以外のユーザU51やユーザU102が受ける場合に要求する課金額を決定する。
ここで、質問者であるユーザU3以外のユーザは、質問Q3に対するシェアの有無に応じて、2つのグループに分類される。図1の例では、質問Q3に対するシェアを行っているユーザU101やユーザU102やユーザU202を含む3000人のユーザは、Q3シェアユーザ群SG1に含まれる。一方、質問Q3に対するシェアを行っていないユーザU1やユーザU2やユーザU51やユーザU61やユーザU75を含む多数のユーザは、Q3非シェアユーザ群NG1に含まれる。
そのため、決定装置100は、Q3シェアユーザ群SG1とQ3非シェアユーザ群NG1とに応じて、回答A1の再生を要求したユーザへの課金額を変動させる。具体的には、決定装置100は、Q3シェアユーザ群SG1に属するユーザが回答A1の再生を要求した場合、第1課金額である「5(円)」を課金する。また、決定装置100は、Q3非シェアユーザ群NG1に属するユーザが回答A1の再生を要求した場合、第2課金額である「10(円)」を課金する。
図1の例では、Q3非シェアユーザ群NG1に属するユーザU51が回答A1の再生を要求する(ステップS17)。この場合、決定装置100は、著名人C1からの回答A1をユーザU51の端末装置10において再生させる。そして、決定装置100は、Q3非シェアユーザ群NG1に属するユーザU51には、第2課金額である「10(円)」を課金する(ステップS18)。
また、図1の例では、Q3シェアユーザ群SG1に属するユーザU102が回答A1の再生を要求する(ステップS19)。この場合、決定装置100は、著名人C1からの回答A1をユーザU102の端末装置10において再生させる。そして、決定装置100は、Q3シェアユーザ群SG1に属するユーザU102には、第1課金額である「5(円)」を課金する(ステップS20)。
そして、決定装置100は、著名人C1と質問者であるユーザU3との間で課金額の分配額を決定し、分配する。例えば、決定装置100は、回答Aを再生したユーザから取得した課金額の7割を著名人C1に分配し、残りの3割を質問者であるユーザU3に分配すると決定する。
このように、決定装置100は、所定の対象に対する各質問に対するシェアに関する情報に応じて所定の回答者に回答させる一の質問を決定することにより、所定の回答者に回答させる質問を適切に決定する。例えば、決定装置100は、所定の回答者に対する各質問のうち、シェア数が最大の質問に対して所定の回答者に回答させることにより、多くのユーザが所定の回答者について興味関心のある質問に回答させることができるため、多くのユーザが所望するコンテンツ(回答)を生成することができる。決定装置100は、回答を音声情報として提供することにより、回答に関する情報の複製がされにくい態様で回答をユーザに提供することができる。
〔1−1.ユーザへの動機づけ〕
また、上述したように、決定装置100は、ユーザが回答の再生を希望する場合、ユーザがその回答に対する質問のシェアを行ったかどうかに応じて、課金額を変動させることにより、多くのユーザに質問のシェアを行わせる動機づけを与えることができる。具体的には、回答に対する質問のシェアを行ったユーザが回答を再生する場合に、回答に対する質問のシェアを行っていないユーザが回答を再生する場合に比べて、課金額を安くすることにより、多くのユーザに質問のシェアを行わせる動機づけを与えることができる。例えば、決定装置100は、多くのユーザに質問のシェアを行わせることにより、質問に関する情報をネットワーク上において流布させること、いわゆる拡散させることができる。これにより、決定装置100は、質問に関する情報をネットワーク上における通信料を増大させることができる。
また、決定装置100は、多くのユーザについて収集されたシェアに関する情報に基づいて、所定の回答者に回答させる質問を決定することができるため、より適切な質問を要回答質問として決定することができる。例えば、決定装置100は、最大数のユーザがシェアを行った質問を、所定の回答者に回答させる質問として決定することができるため、世間一般が最も興味関心を有する質問を要回答質問として決定することができる。
〔1−2.重みに応じたスコア〕
上述した例においては、決定装置100は、所定の対象に対する各質問のうち、シェア数が最大の質問を所定の回答者に回答させる要回答質問として決定する場合を示したが、決定装置100は、種々の情報を適宜用いて、要回答質問を決定してもよい。例えば、決定装置100は、各質問のシェア数と各シェアがそのサービスにおいてなされたかに応じて決定されるスコアに応じて、要回答質問を決定してもよい。例えば、決定装置100は、各サービスにおいて質問のシェアを行ったユーザ数と、各サービスに割り当てられる重みとを乗算した値を合算することにより、各質問のスコアを決定してもよい。この場合、決定装置100は、所定の対象に対する各質問のうち、スコアが最大の質問を所定の回答者に回答させる要回答質問として決定してもよい。なお、上記は一例であり、決定装置100は、種々の情報を適宜用いて、要回答質問を決定してもよい。
〔1−3.ユーザとの親和性に応じたスコア〕
また、例えば、決定装置100は、所定の回答者(著名人)と質問のシェアを行うユーザ属性との親和性(相性)に基づいて、各ユーザのシェアの重みを変動させて、各質問のスコアを算出してもよい。例えば、決定装置100は、回答する著名人が20代女性に人気が高い著名人である場合、20代女性のユーザの質問に対するシェアの重みを他の属性のユーザの重みよりも重くしてもよい。例えば、決定装置100は、回答する著名人が20代女性に人気が高い著名人である場合、20代女性以外のユーザの方が少数派で価値が高いとして、20代女性以外のユーザの質問に対するシェアの重みを20代女性以外のユーザの重みよりも重くしてもよい。
〔1−4.回答者について〕
また、上述した例では、回答者が1人の著名人、すなわち一個人である場合を示したが、回答者は、複数人が属するグループ(集合)であってもよい。例えば、決定装置100は、複数のアイドルが属するアイドルグループを所定の回答者として、アイドルグループに対する各質問を取得し、各質問に対するシェアに関する情報に応じてアイドルグループに回答させる質問を決定してもよい。
また、例えば、決定装置100は、複数人が属するグループを所定の回答者として質問を受け付けた場合、各質問について回答して欲しい個人(メンバー)を特定する情報を受け付けてもよい。例えば、決定装置100は、各質問についてユーザがシェアする場合に、回答して欲しいメンバーを特定する情報を受け付けてもよい。例えば、決定装置100は、回答させる質問を決定する際に、グループのメンバーのうち、その質問について最も回答を希望されたメンバーに回答を行わせてもよい。
また、例えば、決定装置100は、回答させる質問を決定する際に、グループのメンバーのうち、その質問について回答を希望された数が多い方から所定数(例えば、上位10%や上位5人等)のメンバーに回答を行わせてもよい。この場合、決定装置100は、回答が再生された際の課金額の分配において、質問に回答したメンバーへの分配額の割合が他のメンバーよりも多くなるように分配額を決定してもよい。
また、上述した例では、所定の回答者(著名人C1)を所定の対象として、各質問を取得する場合を示したが、決定装置100は、所定のテーマを所定の対象として質問を取得してもよい。例えば、決定装置100は、「芸能界について」や「××事件について」等の所定のテーマに対する質問を取得してもよい。例えば、決定装置100は、所定のテーマごとにページ(以下、「テーマページ」ともいう)を設けて、テーマページにより対応するテーマの質問を取得してもよい。また、この場合、決定装置100は、所定のテーマについて回答する一の質問(要回答質問)を決定した後、要回答質問に回答させる回答者を決定してもよい。
例えば、決定装置100は、要回答質問を決定した後、予め各テーマに紐付けられた所定の回答者に要回答質問について回答させてもよい。また、例えば、決定装置100は、要回答質問を決定した後、予め各テーマに紐付けられた複数の回答者候補から、所定の基準に基づいて要回答質問について回答させる回答者を決定してもよい。また、例えば、決定装置100は、要回答質問を決定した後、予め各テーマページに設定された複数の回答者候補から、所定の基準に基づいて要回答質問について回答させる回答者を決定してもよい。また、例えば、決定装置100は、複数の回答者候補にうち、いずれの回答者候補を回答者とするかを入札形式により決定してもよい。例えば、決定装置100は、各回答者候補に対する多数のユーザからの金額の入札を受け付け、その合計が最も高い金額となった回答者候補を回答者と決定してもよい。また、例えば、決定装置100は、複数の回答者に要回答質問について回答させてもよい。この場合、決定装置100は、各回答に対するユーザのシェアを取得し、各回答のうちシェア数に応じて最良の回答(ベスト回答)を決定し、ベスト回答を行った回答者に優先的に課金額の分配を行ってもよい。
〔2.決定装置の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る決定装置100の構成について説明する。図3は、実施形態に係る決定装置の構成例を示す図である。図3に示すように、決定装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、決定装置100は、決定装置100の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークと有線または無線で接続され、例えば決定システム1に含まれる端末装置10や端末装置20との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。実施形態に係る記憶部120は、図3に示すように、著名人情報記憶部121と、ユーザ情報記憶部122と、登録情報記憶部123と、回答情報記憶部124とを有する。
(著名人情報記憶部121)
実施形態に係る著名人情報記憶部121は、商品に関する各種情報を記憶する。図4は、実施形態に係る著名人情報記憶部の一例を示す図である。図4に示す著名人情報記憶部121は、「著名人ID」、「名称」といった項目が含まれる。
「著名人ID」は、著名人を識別するための識別情報を示す。例えば、著名人ID「C1」により識別される著名人は、図1の例に示した著名人C1に対応する。「名称」は、著名人の名前または呼称等の著名人に対応付けられる文字列を示す。
例えば、図4の例では、著名人ID「C1」により識別される著名人の名称は、「XXX」であることを示す。また、例えば、図4の例では、著名人ID「C2」により識別される著名人の名称は、「YYY」であることを示す。
なお、著名人情報記憶部121は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、著名人情報記憶部121は、著名人として、一個人ではなく、グループを記憶してもよい。また、例えば、著名人情報記憶部121には、グループを著名人として記憶する場合、そのグループに属するメンバーをグループに対応付けて記憶してもよい。
(ユーザ情報記憶部122)
実施形態に係るユーザ情報記憶部122は、ユーザに関する各種情報を記憶する。例えば、ユーザ情報記憶部122は、ユーザ情報を記憶する。図5は、実施形態に係るユーザ情報記憶部の一例を示す図である。図5に示すユーザ情報記憶部122は、「ユーザID」、「年齢」、「性別」といった項目が含まれる。
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。例えば、ユーザID「U1」により識別されるユーザは、図1の例に示したユーザU1に対応する。「年齢」は、端末装置10を利用するユーザの年齢を示す。なお、「年齢」は、例えば35歳など、ユーザIDにより識別されるユーザの具体的な年齢であってもよい。「性別」は、端末装置10を利用するユーザの性別を示す。
例えば、図5の例では、ユーザID「U1」により識別されるユーザの年齢は、「20代」であり、ユーザの性別は、「男性」であることを示す。また、例えば、図5の例では、ユーザID「U2」により識別されるユーザの年齢は、「20代」であり、ユーザの性別は、「女性」であることを示す。
なお、ユーザ情報記憶部122は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部122は、ユーザのデモグラフィック属性に関する情報やサイコグラフィック属性に関する情報を記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部122は、氏名、家族構成、収入、興味、ライフスタイル等の情報を記憶してもよい。
(登録情報記憶部123)
実施形態に係る登録情報記憶部123は、質問への回答者等について登録された各種情報を記憶する。図6は、実施形態に係る登録情報記憶部の一例を示す図である。例えば、登録情報記憶部123は、各ユーザの端末装置10を用いて行った検索等を含む種々の行動情報を記憶する。図6に示す登録情報記憶部123には、「登録ID」、「回答者ID」、「受付期間」、「質問情報」といった項目を有する。「質問情報」は、「質問者ID」、「質問ID」、「シェア数」、「シェアユーザ」といった項目を有する。
「登録ID」は、質問を受け付ける対象として登録される情報を識別するための識別情報を示す。「回答者ID」は、質問に回答する回答者、すなわち質問を受ける対象を識別するための情報を示す。なお、「回答者ID」には、回答者を特定可能であればどのような情報が用いられてもよい。図6の例では、著名人IDやユーザIDが用いられるものとする。また、「受付期間」は、対応する回答者に対する質問を受け付ける期間を示す。図6の例では、「受付期間」は、「TM11」といった抽象的な符号を図示するが、具体的な期間、例えば「2017年2月10日12時から2月12日12時まで」等であってもよい。
「質問情報」中の「質問者ID」は、質問を行った主体、すなわち質問を登録したユーザを識別するための情報を示す。なお、「質問者ID」には、質問者を特定可能であればどのような情報が用いられてもよい。図6の例では、著名人IDやユーザIDが用いられるものとする。また、「質問情報」中の「質問ID」は、登録された質問を識別するための情報を示す。また、図示することは省略するが、登録情報記憶部123において、「質問ID」には、「質問内容」として、登録された質問の具体的な内容、すなわち文章が対応付けられて記憶される。例えば、「質問内容」は、「S社のスクープ記事は本当ですか?」等の具体的な意味を有する文字列情報であってもよい。また、例えば、「質問内容」は、質問の意味が把握可能であれば、音声情報等の種々の形態の情報であってもよい。また、「質問内容」には、質問の内容を示す文字情報や文字情報と画像との組合せ、または、これらの格納場所を示すファイルパス名などが格納されてもよい。
「質問情報」中の「シェア数」は、対応する質問に対してシェアを行ったユーザの数を示す。「質問情報」中の「シェアユーザ」は、対応する質問に対してシェアを行ったユーザを識別するための情報を示す。
図6の例では、登録ID「RG11」に対応付けられた回答者は、回答者ID「C1」により識別される回答者であることを示す。具体的には、登録ID「RG11」に対応付けられた回答者は、著名人C1であることを示す。図6の例では、登録ID「RG11」に対応付けられた受付期間は、期間TM11であることを示す。
図6の例では、登録ID「RG11」に対応付けられた質問者には、質問者ID「U1」により識別される質問者が含まれることを示す。具体的には、登録ID「RG11」に対応付けられた質問者には、ユーザU1が含まれることを示す。また、図6の例では、ユーザU1が著名人C1に行った質問が質問ID「Q1」により識別される質問(質問Q1)であることを示す。また、図6の例では、ユーザU1が著名人C1に行った質問Q1をシェアしたユーザの数が「1000」人であることを示す。
また、図6の例では、登録ID「RG11」に対応付けられた質問者には、質問者ID「U2」により識別される質問者が含まれることを示す。具体的には、登録ID「RG11」に対応付けられた質問者には、ユーザU2が含まれることを示す。また、図6の例では、ユーザU2が著名人C1に行った質問が質問ID「Q2」により識別される質問(質問Q2)であることを示す。また、図6の例では、ユーザU2が著名人C1に行った質問Q2をシェアしたユーザの数が「2000」人であることを示す。
また、図6の例では、登録ID「RG11」に対応付けられた質問者には、質問者ID「U3」により識別される質問者が含まれることを示す。具体的には、登録ID「RG11」に対応付けられた質問者には、ユーザU3が含まれることを示す。また、図6の例では、ユーザU3が著名人C1に行った質問が質問ID「Q3」により識別される質問(質問Q3)であることを示す。また、図6の例では、ユーザU3が著名人C1に行った質問Q3をシェアしたユーザの数が「3000」人であることを示す。また、図6の例では、質問Q3をシェアしたユーザには、ユーザU101やユーザU102等が含まれることを示す。
なお、登録情報記憶部123は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、登録情報記憶部123は、「質問情報」として、各質問が行われた日時に関する情報や、各シェアが行われた日時に関する情報を記憶してもよい。
(回答情報記憶部124)
実施形態に係る回答情報記憶部124は、索引に関する各種情報を記憶する。図7は、実施形態に係る回答情報記憶部の一例を示す図である。図7に示す回答情報記憶部124は、「登録ID」、「回答者ID」、「質問ID」、「回答情報(音声情報)」、「課金種別(円)」といった項目を有する。「課金種別(円)」は、「シェアユーザ(第1課金額)」、「非シェアユーザ(第2課金額)」といった項目を有する。
「登録ID」は、質問を受け付ける対象として登録される情報を識別するための識別情報を示す。「回答者ID」は、質問に回答する回答者、すなわち質問を受ける対象を識別するための情報を示す。なお、「回答者ID」には、回答者を特定可能であればどのような情報が用いられてもよい。図7の例では、著名人IDやユーザIDが用いられるものとする。「質問ID」は、登録された質問を識別するための情報を示す。また、「回答情報(音声情報)」は、回答者が行った回答に関する情報を示す。図7では「回答情報(音声情報)」に「A1」等といった抽象的(概念的)な情報が格納される例を示したが、実際には、回答者から取得した音声情報、または、これらの格納場所を示すファイルパス名などが格納される。
「課金種別(円)」中の「シェアユーザ(第1課金額)」は、質問IDにより識別される質問をシェアしたユーザ、すなわちシェアユーザが回答を再生した場合に課金される課金額を示す。また、「課金種別(円)」中の「非シェアユーザ(第2課金額)」は、質問IDにより識別される質問をシェアしていないユーザ、すなわち非シェアユーザが回答を再生した場合に課金される課金額を示す。
図7の例では、登録ID「RG11」に対応付けられた回答者は、回答者ID「C1」により識別される回答者であることを示す。具体的には、登録ID「RG11」に対応付けられた回答者は、著名人C1であることを示す。図7の例では、著名人C1が回答した質問が、質問ID「Q3」により識別される質問(質問Q3)であることを示す。
図7の例では、登録ID「RG11」に対応付けられた回答A1をシェアユーザが再生する場合、課金額は第1課金額「5(円)」であることを示す。また、図7の例では、登録ID「RG11」に対応付けられた回答A1を非シェアユーザが再生する場合、課金額は第2課金額「10(円)」であることを示す。
なお、回答情報記憶部124は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、回答情報記憶部124は、回答を識別する情報を記憶してもよい。
(制御部130)
図3の説明に戻って、制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、決定装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(決定プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部130は、取得部131と、決定部132と、生成部133と、提供部134とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
(取得部131)
取得部131は、各種情報を取得する。例えば、取得部131は、著名人情報記憶部121やユーザ情報記憶部122や登録情報記憶部123や回答情報記憶部124から各種情報を取得する。例えば、取得部131は、外部の情報処理装置から種々の情報を取得する。例えば、取得部131は、端末装置10、20から種々の情報を取得する。
例えば、取得部131は、著名人が利用する端末装置20から、登録情報を取得する。例えば、取得部131は、端末装置20から、回答者や受付期間に関する登録情報を取得する。例えば、取得部131は、端末装置20から質問に対する回答を取得する。
例えば、取得部131は、ユーザが利用する端末装置10から、著名人に対する質問を取得する。例えば、取得部131は、端末装置10から、質問に対するシェアに関する情報を取得する。
例えば、取得部131は、所定の対象に対する各質問を取得する。例えば、取得部131は、各質問の各々が所定の回答者に回答された場合に、回答された質問の質問者が支払う料金に関する情報を取得する。例えば、取得部131は、所定の回答者を所定の対象として、各質問を取得する。
図1の例では、取得部131は、ユーザU1から著名人C1への質問Q1を取得する。例えば、取得部131は、ユーザU1から「休業はいつまで?」という質問内容の質問Q1を取得する。図1の例では、取得部131は、ユーザU2から著名人C1への質問Q2を取得する。例えば、取得部131は、ユーザU2から「引退するという噂は本当?」という質問内容の質問Q2を取得する。図1の例では、取得部131は、ユーザU3から著名人C1への質問Q3を取得する。例えば、取得部131は、ユーザU3から「俳優YYYとの関係は?」という質問内容の質問Q3を取得する。
図1の例では、取得部131は、複数のユーザが各質問について行ったシェアに関する情報を取得する。図1の例では、取得部131は、シェア情報SN1に示すように、質問Q1についてユーザU51を含む1000人のユーザがシェアを行ったことを示す情報を取得する。例えば、取得部131は、ユーザU51が質問Q1についてツイートしたことを示す情報などをサービス提供装置から取得する。
図1の例では、取得部131は、シェア情報SN2に示すように、質問Q2についてユーザU61やユーザU75を含む2000人のユーザがシェアを行ったことを示す情報を取得する。例えば、取得部131は、ユーザU61が質問Q2についてツイートしたことを示す情報やユーザU75がユーザU61のツイートに関してリツイートしたことを示す情報などをサービス提供装置から取得する。
図1の例では、取得部131は、シェア情報SN3に示すように、質問Q3についてユーザU101やユーザU102やユーザU202を含む3000人のユーザがシェアを行ったことを示す情報を取得する。例えば、取得部131は、ユーザU101が質問Q3についてツイートしたことを示す情報やユーザU102やユーザU202がユーザU101のツイートに関してリツイートしたことを示す情報などをサービス提供装置から取得する。
(決定部132)
決定部132は、種々の情報を決定する。例えば、決定部132は、取得部131により取得された各質問のうち、各質問に対するシェアに関する情報に応じて所定の回答者に回答させる一の質問を決定する。
例えば、決定部132は、所定の回答者による一の質問に対する回答に関する情報の提供を第三者が受ける場合に要求する課金額を決定する。例えば、決定部132は、一の質問に対する回答に関する情報の提供を第三者が受ける場合に要求する課金額を、当該第三者が一の質問をシェアしているかどうかに応じて変動させる。例えば、決定部132は、第三者が一の質問をシェアしている場合、第1課金額により課金すると決定し、第三者が一の質問をシェアしていない場合、第1課金額よりも高い第2課金額により課金すると決定する。
例えば、決定部132は、料金に関する情報に応じて所定の回答者に回答させる質問を決定する。例えば、決定部132は、一の質問に対する回答に関する情報の提供を第三者が受ける場合、当該第三者に広告を視聴することを要求すると決定する。例えば、決定部132は、一の質問に対する回答に関する情報の提供を第三者が受ける場合、当該第三者に一の質問をシェアすることを要求すると決定する。例えば、決定部132は、一の質問を決定した後、一の質問に回答させる所定の回答者を決定する。
図1の例では、決定部132は、シェア数が最大の質問を要回答質問に決定する。図1の例では、決定部132は、シェア数が最大の「3000」である質問Q3を要回答質問に決定する。図1の例では、決定部132は、回答A1の提供を質問者であるユーザU3以外の第三者である他のユーザが受ける場合に要求する課金額を決定する。図1の例では、決定部132は、回答A1の提供を質問者であるユーザU3以外のユーザU51やユーザU102が受ける場合に要求する課金額を決定する。
図1の例では、決定部132は、Q3シェアユーザ群SG1とQ3非シェアユーザ群NG1とに応じて、回答A1の再生を要求したユーザへの課金額を変動させる。例えば、決定部132は、Q3シェアユーザ群SG1に属するユーザが回答A1の再生を要求した場合、第1課金額である「5(円)」を課金する。また、例えば、決定部132は、Q3非シェアユーザ群NG1に属するユーザが回答A1の再生を要求した場合、第2課金額である「10(円)」を課金する。
図1の例では、決定部132は、著名人C1からの回答A1をユーザU51の端末装置10において再生させる。例えば、決定部132は、Q3非シェアユーザ群NG1に属するユーザU51には、第2課金額である「10(円)」を課金する。
また、図1の例では、決定部132は、著名人C1からの回答A1をユーザU102の端末装置10において再生させる。例えば、決定部132は、Q3シェアユーザ群SG1に属するユーザU102には、第1課金額である「5(円)」を課金する。
例えば、決定部132は、著名人C1と質問者であるユーザU3との間で課金額の分配額を決定する。例えば、決定部132は、回答Aを再生したユーザから取得した課金額の7割を著名人C1に分配し、残りの3割を質問者であるユーザU3に分配すると決定する。
(生成部133)
生成部133は、種々の情報を生成する。例えば、生成部133は、回答を要求するユーザに提供する音声情報である回答A1を生成する。
図1の例では、生成部133は、著名人C1から音声情報である回答A1を再生するページを生成する。例えば、生成部133は、ユーザからの要求に応じて、回答A1をページ上で再生し、ユーザの端末装置10への音声情報をダウンロード不可にしたページを生成する。なお、決定装置100が回答者から取得した音声情報をそのまま提供する場合、生成部133を有しなくてもよい。
(提供部134)
提供部134は、外部の情報処理装置へ各種情報を提供する。例えば、提供部134は、端末装置10、20に対して各種情報を提供する。例えば、提供部134は、著名人が利用する端末装置20に回答者に関する登録情報を入力するページを提供する。例えば、提供部134は、端末装置20に回答者を識別する情報や質問の受付期間に関する登録情報を入力するページを提供してもよい。
例えば、提供部134は、一の質問に対する回答に関する情報を音声情報として出力するサービスを、第三者に提供する。例えば、提供部134は、回答の要求元であるユーザが利用する端末装置10において回答を音声として出力するサービスを提供してもよい。
図1の例では、提供部134は、著名人C1からの回答A1を質問者であるユーザU3へ提供する。また、図1の例では、提供部134は、質問者であるユーザU3以外のユーザから回答A1の再生要求があった場合、そのユーザが回答A1の再生に関する課金額を払うことを条件に、回答A1をユーザの端末装置10において再生させるサービスを提供する。図1の例では、提供部134は、質問者であるユーザU3以外のユーザから回答A1の再生要求があった場合、要求元のユーザの種別に応じて課金額を変動させて、回答A1を再生させるサービスを提供する。
〔3.決定処理のフロー〕
ここで、図8を用いて、実施形態に係る決定装置100による決定処理の手順について説明する。図8は、実施形態に係る決定処理の一例を示すフローチャートである。
図8に示すように、決定装置100は、回答者に関する登録情報を取得する(ステップS101)。例えば、決定装置100は、回答者に関する情報や質問を受け付ける期間に関する登録情報を取得する。例えば、決定装置100は、著名人C1が利用する端末装置20から登録情報を取得する。また、例えば、決定装置100は、登録情報記憶部123から登録情報を取得してもよい。
また、決定装置100は、質問を取得した場合(ステップS102:Yes)、質問を登録する(ステップS103)。例えば、決定装置100は、所定のユーザが利用する端末装置10から一の回答者に対する質問を取得した場合、その質問を一の回答者への質問として登録情報記憶部123に登録する。図1の例では、決定装置100は、ユーザU1から著名人C1への質問Q1を取得した場合、質問Q1を著名人C1への質問として登録情報記憶部123に登録する。また、決定装置100は、質問を取得しなかった場合(ステップS102:No)、ステップS104の処理を行う。
また、決定装置100は、質問のシェアを取得した場合(ステップS104:Yes)、質問に対応付けてシェアを登録する(ステップS105)。例えば、決定装置100は、所定のユーザが利用する端末装置10から一の質問に対するシェアを取得した場合、そのシェアを質問に対応付けて登録情報記憶部123に登録する。図1の例では、決定装置100は、ユーザU51から著名人C1への質問Q1に対するシェアを取得した場合、ユーザU51を識別する情報を質問Q1に対応付けて登録情報記憶部123に登録する。また、決定装置100は、質問のシェアを取得しなかった場合(ステップS104:No)、ステップS106の処理を行う。例えば、決定装置100は、受付期間を終了していない場合(ステップS106:No)、ステップS102に戻って処理を繰り返す。
また、決定装置100は、受付期間を終了した場合(ステップS106:Yes)、各質問へのシェア数に基づいて回答させる質問を決定する(ステップS107)。図1の例では、決定装置100は、シェア数が最大の「3000」である質問Q3を著名人C1に回答させる質問として決定する。そして、決定装置100は、決定した質問に対する回答者の回答を取得する(ステップS108)。例えば、決定装置100は、回答者へ質問を送信することにより、回答者へ質問に対する回答を要求することにより、回答者から回答を取得する。図1の例では、決定装置100は、著名人C1から質問Q3に対する回答A1を取得する。例えば、定装置100は、著名人C1から質問Q3に対する回答A1を音声情報(音声データ)として取得する。
〔4.課金額の処理のフロー〕
ここで、図9を用いて、実施形態に係る決定装置100による回答再生時の課金額の決定の処理の手順について説明する。図9は、実施形態に係る回答再生時の課金額の決定の一例を示すフローチャートである。
図9に示すように、決定装置100は、回答の再生要求を取得する(ステップS201)。例えば、決定装置100は、一のユーザが利用する端末装置10から著名人C1の質問Q3に対する回答A1の再生要求を取得する。図1の例では、決定装置100は、質問Q3のシェアユーザU102から回答A1の再生要求を取得する。また、図1の例では、決定装置100は、質問Q3の非シェアユーザU51から回答A1の再生要求を取得する。
また、決定装置100は、要求元が質問のシェアユーザかどうかを判定する(ステップS202)。要求元が質問のシェアユーザである場合(ステップS202:Yes)、決定装置100は、第1課金額で要求元に課金する(ステップS203)。図1の例では、決定装置100は、回答A1の要求元が質問Q3のシェアユーザU102であるため、第1課金額「5円」でシェアユーザU102に課金する。
一方、要求元が質問のシェアユーザではない、すなわち非シェアユーザである場合(ステップS202:No)、決定装置100は、第2課金額で要求元に課金する(ステップS204)。図1の例では、決定装置100は、回答A1の要求元が質問Q3の非シェアユーザU51であるため、第2課金額「10円」で非シェアユーザU51に課金する。
そして、決定装置100は、回答者と質問者とで課金額の分配額を決定する(ステップS205)。例えば、決定装置100は、回答Aの要求元から取得した課金額の7割を著名人C1に分配し、残りの3割を質問者であるユーザU3に分配すると決定する。
〔5.変形例〕
上述した実施形態に係る決定システム1は、上記実施形態以外にも様々な異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、上記の決定システム1の他の実施形態について説明する。
上述した例では、各質問へのシェアに関する情報に基づいて、回答者に回答させる要回答質問を決定する場合を示したが、決定システム1は、各質問へのシェアに関する情報以外の種々の情報を適宜用いて、要回答質問を決定してもよい。
以下では、変形例に係る決定装置100Aが各質問に対応する入札額に応じて、要回答質問を決定する場合について、図10〜図15を用いて説明する。なお、実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。例えば、変形例に係る決定システムは、決定システム1における決定装置100が決定装置100Aに置き換えられたシステムであってもよい。
〔5−1.決定処理〕
まず、図10を用いて、変形例に係る決定システムにおける決定処理について説明する。まず、図10中の左側に示す回答前、すなわち受付期間について説明する。決定装置100Aは、著名人C1を回答者とする登録情報を設定する(ステップS21)。図10の例では、決定装置100A(図11参照)は、名称「XXX」である著名人C1を回答者とし、受付期間を受付期間TM11とする登録情報RG11を設定する。
そして、決定装置100Aは、受付期間TM11内において複数のユーザから質問を受け付ける。図10の例では、決定装置100Aは、ユーザU1から著名人C1への質問Q1を取得する(ステップS22−1)。そして、決定装置100Aは、ユーザU1から質問Q1に対応する入札額を取得する。図10の例では、決定装置100Aは、ユーザU1から質問Q1に対応する入札額「1万(円)」を取得する。また、決定装置100Aは、ユーザU1から取得した質問Q1及び入札額を登録情報RG11に対応する情報として、登録情報記憶部123Aに記憶する。
また、図10の例では、決定装置100Aは、ユーザU2から著名人C1への質問Q2を取得する(ステップS22−2)。そして、決定装置100Aは、ユーザU2から質問Q2に対応する入札額を取得する。図10の例では、決定装置100Aは、ユーザU2から質問Q2に対応する入札額「5千(円)」を取得する。また、決定装置100Aは、ユーザU2から取得した質問Q2及び入札額を登録情報RG11に対応する情報として、登録情報記憶部123Aに記憶する。
また、図10の例では、決定装置100Aは、ユーザU3から著名人C1への質問Q3を取得する(ステップS22−3)。そして、決定装置100Aは、ユーザU3から質問Q3に対応する入札額を取得する。図10の例では、決定装置100Aは、ユーザU3から質問Q3に対応する入札額「2万(円)」を取得する。また、決定装置100Aは、ユーザU3から取得した質問Q3を登録情報RG11に対応する情報として、登録情報記憶部123Aに記憶する。
以下、ステップS22−1〜S22−3を区別せずに説明する場合、ステップS22と総称する。また、ステップS22−1〜S22−3に限らず、多数の質問を各ユーザから取得してもよい。
次に、図10中の右側に示す受付期間TM11経過後について説明する。まず、決定装置100Aは、入札額が最大の質問を要回答質問に決定する(ステップS25)。図10の例では、決定装置100Aは、入札額が最大の「2万(円)」である質問Q3を要回答質問に決定する。この場合、決定装置100Aは、質問Q3の入札額「2万(円)」のうち、所定の割合を回答者である著名人C1に提供する。
そして、決定装置100Aは、著名人C1に質問Q3が要回答質問に決定したことを示す情報を通知し、著名人C1に質問Q3に対して回答を要求する。これにより、著名人C1は、質問Q3に対して回答する(ステップS26)。図10の例では、著名人C1は、質問Q3に対して回答A1を音声情報として入力する。例えば、決定装置100Aは、著名人C1から音声情報である回答A1を取得し、回答情報記憶部124Aへ記憶する。図10に示す、回答A1は、著名人C1から取得した音声情報を示すものとする。また、例えば、決定装置100Aは、著名人C1からの回答A1を質問者であるユーザU3へ提供する。具体的には、決定装置100Aは、著名人C1からの回答A1をユーザU3の端末装置10において再生させる。これにより、ユーザU3は、著名人C1からの回答A1を確認することができる。
また、決定装置100Aは、質問者であるユーザU3以外のユーザから回答A1の再生要求があった場合、そのユーザに所定の行動を行うことを条件に、回答A1をユーザの端末装置10において再生させるサービスを提供する。例えば、決定装置100Aは、質問者であるユーザU3以外のユーザから回答A1の再生要求があった場合、要求元のユーザに広告を視聴することや質問Q3をシェアすることを条件に、回答A1をユーザの端末装置10において再生させるサービスを提供する。
図10の例では、質問Q3の質問者ではないユーザU51が回答A1の再生を要求する(ステップS27)。この場合、決定装置100Aは、ユーザU51には、広告の視聴や質問Q3のシェアを要求する(ステップS28)。
そのため、ユーザU51は、決定装置100Aに要求された広告の視聴を行う(ステップS29)。図10の例では、ユーザU51は、決定装置100Aに要求された動画広告AC1の視聴を行う。また、ユーザU51は、決定装置100Aに要求されたシェアを行う(ステップS30)。図10の例では、ユーザU51は、決定装置100Aに要求された質問Q3のシェアを行う。
上記のように、ユーザU51が動画広告AC1の視聴及び、質問Q3のシェアを行った場合、決定装置100Aは、著名人C1からの回答A1をユーザU51の端末装置10において再生させる。なお、決定装置100Aは、ユーザU51には、広告の視聴か質問Q3のシェアのいずれかを行うことを条件として、回答A1をユーザU51の端末装置10において再生させてもよい。
そして、決定装置100Aは、著名人C1と質問者であるユーザU3との間で広告収入の分配額を決定し、分配する。例えば、決定装置100Aは、回答A1の再生に関する広告収入の7割を著名人C1に分配し、残りの3割を質問者であるユーザU3に分配すると決定する。
このように、決定装置100Aは、所定の対象に対する各質問に対応する入札額に応じて所定の回答者に回答させる一の質問を決定することにより、所定の回答者に回答させる質問を適切に決定することができる。また、決定装置100Aは、入札額が大きい室温に対して所定の回答者に回答させることにより、質問への回答の時点における収益を最大化することができる。
〔5−1−1.ユーザへの動機づけ〕
また、決定装置100Aは、ユーザが回答の再生を希望する場合、課金ではなく、広告視聴や所定の対象へのシェア等を要求することにより、課金される場合に比べて、ユーザが回答の再生を希望する意欲を増大させることができる。例えば、決定装置100Aは、ユーザが回答の再生を希望する場合、課金ではなく、質問へのシェア等を要求することにより、多くのユーザに質問のシェアを行わせることができるため、質問に関する情報をネットワーク上において流布させること、いわゆる拡散させることができる。これにより、決定装置100は、質問に関する情報をネットワーク上における通信料を増大させることができる。
〔5−1−2.収益〕
また、例えば、決定装置100Aは、ユーザが回答の再生時における広告収入を回答者と質問者とで分配することにより、回答者と質問者との両方の収益性を向上させることができる。例えば、決定装置100Aは、広告収入を回答者に分配することにより、回答者は入札額以外にも収益を上げることができる可能性が生じるため、話題の著名人等に回答者になる動機づけを与えることができる。また、例えば、決定装置100Aは、広告収入を回答者に分配することにより、回答者は自身がより世間の注目を集めるような良質な回答をすることにより、より多くの収益を上げることができる可能性が生じるため、回答者により良い回答を行う動機づけを与えることができる。これにより、決定装置100Aは、提供するサービスの質の向上を図ることができる。
また、例えば、決定装置100Aは、広告収入を質問者に分配することにより、質問者についても入札額よりも大きな分配額を得られれば、質問により収益を上げることができる可能性が生じるため、ユーザに入札して質問を行う動機づけを与えることができる。また、例えば、決定装置100Aは、広告収入を質問者に分配することにより、質問により収益を上げることができる可能性が生じるため、ユーザがより世間の注目を集めるような良質な質問を考えて、入札する動機づけを与えることができる。これにより、決定装置100Aは、提供するサービスの質の向上を図ることができる。
〔6.決定装置の構成〕
次に、図11を用いて、変形例に係る決定装置100Aの構成について説明する。図11は、変形例に係る決定装置の構成例を示す図である。図11に示すように、決定装置100Aは、通信部110と、記憶部120Aと、制御部130Aとを有する。なお、決定装置100Aは、決定装置100Aの管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(記憶部120A)
記憶部120Aは、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。変形例に係る記憶部120Aは、図11に示すように、著名人情報記憶部121と、ユーザ情報記憶部122と、登録情報記憶部123Aと、回答情報記憶部124Aとを有する。
(登録情報記憶部123A)
変形例に係る登録情報記憶部123Aは、質問への回答者等について登録された各種情報を記憶する。図12は、変形例に係る登録情報記憶部の一例を示す図である。例えば、登録情報記憶部123Aは、各ユーザの端末装置10を用いて行った検索等を含む種々の行動情報を記憶する。図12に示す登録情報記憶部123Aには、「登録ID」、「回答者ID」、「受付期間」、「質問情報」といった項目を有する。「質問情報」は、「質問者ID」、「質問ID」、「入札額(円)」、「シェア数」、「シェアユーザ」といった項目を有する。このように、変形例に係る登録情報記憶部123Aは、「質問情報」中に「入札額(円)」の項目を有する点以外は、登録情報記憶部123と同様の構成である。
「質問情報」中の「入札額(円)」は、登録された質問に対応する入札額を示す。例えば、「入札額(円)」は、対応する質問が回答者に回答された場合に質問者に請求される額であってもよい。
図12の例では、質問Q1の質問者はユーザU1であり、質問Q1に対応付けられた入札額は「1万(円)」であることを示す。図12の例では、質問Q2の質問者はユーザU2であり、質問Q2に対応付けられた入札額は「5千(円)」であることを示す。図12の例では、質問Q3の質問者はユーザU3であり、質問Q3に対応付けられた入札額は「2万(円)」であることを示す。
なお、登録情報記憶部123Aは、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。
(回答情報記憶部124A)
変形例に係る回答情報記憶部124Aは、索引に関する各種情報を記憶する。図13は、変形例に係る回答情報記憶部の一例を示す図である。図13に示す回答情報記憶部124Aは、「登録ID」、「回答者ID」、「質問ID」、「回答情報(音声情報)」、「要求情報」といった項目を有する。このように、変形例に係る回答情報記憶部124Aは、「課金種別(円)」の項目に替えて「要求情報」の項目を有する点以外は、回答情報記憶部124と同様の構成である。図13の例では、「要求内容」は、「視聴広告」、「シェア対象」といった項目を有する。
「要求内容」中の「視聴広告」は、ユーザが回答の再生を要求した場合に、ユーザに視聴を要求する広告を示す。また、「要求内容」中の「シェア対象」は、ユーザが回答の再生を要求した場合に、ユーザにシェアを要求する対象を示す。
図13の例では、登録ID「RG11」に対応付けられた回答A1の再生をユーザが要求する場合、ユーザは、動画広告AC1の視聴と、質問Q3のシェアが要求される。また、図13の例では、登録ID「RG12」に対応付けられた回答A2の再生をユーザが要求する場合、ユーザは、広告AC2の視聴と、質問Q55のシェアが要求される。
なお、回答情報記憶部124Aは、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。
(制御部130A)
図11の説明に戻って、制御部130Aは、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、決定装置100A内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(決定プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130Aは、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図11に示すように、制御部130Aは、取得部131Aと、決定部132Aと、生成部133と、提供部134Aとを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
(取得部131A)
取得部131Aは、各種情報を取得する。取得部131Aは、取得部131と同様の処理を行う。例えば、取得部131Aは、著名人情報記憶部121やユーザ情報記憶部122や登録情報記憶部123Aや回答情報記憶部124Aから各種情報を取得する。例えば、取得部131Aは、外部の情報処理装置から種々の情報を取得する。例えば、取得部131Aは、端末装置10、20から種々の情報を取得する。例えば、取得部131Aは、ユーザが利用する端末装置10から、著名人に対する質問に対応する入札額に関する情報を取得する。
図10の例では、取得部131Aは、ユーザU1から質問Q1に対応する入札額を取得する。図10の例では、取得部131Aは、ユーザU1から質問Q1に対応する入札額「1万(円)」を取得する。図10の例では、取得部131Aは、ユーザU2から質問Q2に対応する入札額を取得する。図10の例では、取得部131Aは、ユーザU2から質問Q2に対応する入札額「5千(円)」を取得する。図10の例では、取得部131Aは、ユーザU3から質問Q3に対応する入札額を取得する。図10の例では、取得部131Aは、ユーザU3から質問Q3に対応する入札額「2万(円)」を取得する。
(決定部132A)
決定部132Aは、種々の情報を決定する。決定部132Aは、決定部132と同様の処理を行う。例えば、決定部132Aは、取得部131Aにより取得された各質問のうち、各質問の入札額に応じて所定の回答者に回答させる一の質問を決定する。
図10の例では、決定部132Aは、入札額が最大の質問を要回答質問に決定する。図10の例では、決定部132Aは、入札額が最大の「2万(円)」である質問Q3を要回答質問に決定する。また、決定部132Aは、著名人C1と質問者であるユーザU3との間で広告収入の分配額を決定する。例えば、決定部132Aは、回答Aの再生に関する広告収入の7割を著名人C1に分配し、残りの3割を質問者であるユーザU3に分配すると決定する。
(提供部134A)
提供部134Aは、外部の情報処理装置へ各種情報を提供する。提供部134Aは、提供部134と同様の処理を行う。例えば、提供部134Aは、回答の再生を要求した端末装置10に、回答の再生のために視聴を必要とする広告を提供する。例えば、提供部134Aは、回答の再生を要求した端末装置10に、回答の再生のためにシェアすることを要求する対象を示す情報を提供する。
図10の例では、提供部134Aは、質問Q3の入札額「2万(円)」のうち、所定の割合を回答者である著名人C1に提供する。また、図10の例では、提供部134Aは、著名人C1からの回答A1を質問者であるユーザU3へ提供する。また、図10の例では、提供部134Aは、質問者であるユーザU3以外のユーザから回答A1の再生要求があった場合、そのユーザに所定の行動を行うことを条件に、回答A1をユーザの端末装置10において再生させるサービスを提供する。図10の例では、提供部134Aは、質問者であるユーザU3以外のユーザから回答A1の再生要求があった場合、要求元のユーザに広告を視聴することや質問Q3をシェアすることを条件に、回答A1をユーザの端末装置10において再生させるサービスを提供する。
〔7.決定処理のフロー〕
ここで、図14を用いて、変形例に係る決定装置100Aによる決定処理の手順について説明する。図14は、変形例に係る決定処理の一例を示すフローチャートである。
図14に示すように、決定装置100Aは、回答者に関する登録情報を取得する(ステップS301)。例えば、決定装置100Aは、回答者に関する情報や質問を受け付ける期間に関する登録情報を取得する。例えば、決定装置100Aは、著名人C1が利用する端末装置20から登録情報を取得する。また、例えば、決定装置100Aは、登録情報記憶部123Aから登録情報を取得してもよい。
また、決定装置100Aは、質問を取得した場合(ステップS302:Yes)、質問及びその入札額を登録する(ステップS303)。例えば、決定装置100Aは、所定のユーザが利用する端末装置10から一の回答者に対する質問及び入札額を取得した場合、その質問を一の回答者への質問として登録情報記憶部123Aに登録する。例えば、決定装置100Aは、質問に対応付けて入札額を登録情報記憶部123Aに登録する。図10の例では、決定装置100Aは、ユーザU1から著名人C1への質問Q1を取得した場合、質問Q1を著名人C1への質問として登録情報記憶部123Aに登録する。また、図10の例では、決定装置100Aは、ユーザU1から質問Q1の入札額「1万(円)」を取得した場合、質問Q1に対応付けて入札額「1万(円)」を登録情報記憶部123Aに登録する。また、決定装置100Aは、質問を取得しなかった場合(ステップS302:No)、ステップS304の処理を行う。例えば、決定装置100は、受付期間を終了していない場合(ステップS304:No)、ステップS302に戻って処理を繰り返す。
また、決定装置100Aは、受付期間を終了した場合(ステップS304:Yes)、各質問の入札額に基づいて回答させる質問を決定する(ステップS305)。図10の例では、決定装置100Aは、入札額が最大の「2万(円)」である質問Q3を著名人C1に回答させる質問として決定する。そして、決定装置100Aは、決定した質問に対する回答者の回答を取得する(ステップS306)。例えば、決定装置100Aは、回答者へ質問を送信することにより、回答者へ質問に対する回答を要求することにより、回答者から回答を取得する。図10の例では、決定装置100Aは、著名人C1から質問Q3に対する回答A1を取得する。例えば、定装置100は、著名人C1から質問Q3に対する回答A1を音声情報(音声データ)として取得する。
〔8.再生処理のフロー〕
ここで、図15を用いて、変形例に係る決定装置100Aによる回答再生時の処理の手順について説明する。図15は、変形例に係る回答再生時の処理の一例を示すフローチャートである。
図15に示すように、決定装置100Aは、回答の再生要求を取得する(ステップS401)。例えば、決定装置100Aは、一のユーザが利用する端末装置10から著名人C1の質問Q3に対する回答A1の再生要求を取得する。図10の例では、決定装置100Aは、ユーザU51から回答A1の再生要求を取得する。
そして、決定装置100Aは、要求元のユーザに広告視聴を要求する(ステップS402)。図10の例では、決定装置100Aは、ユーザU51には、動画広告AC1の視聴を要求する。また、決定装置100Aは、要求元のユーザに質問のシェアを要求する(ステップS403)。図10の例では、決定装置100Aは、ユーザU51に、質問Q3のシェアを要求する。
そして、決定装置100Aは、回答者と質問者とで広告収入の分配額を決定する(ステップS404)。例えば、決定装置100Aは、回答Aの再生に関する広告収入の7割を著名人C1に分配し、残りの3割を質問者であるユーザU3に分配すると決定する。
〔9.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る決定装置100及び変形例に係る決定装置100Aは、取得部131、131Aと、決定部132、132Aとを有する。取得部131、131Aは、所定の対象に対する各質問を取得する。決定部132、132Aは、取得部131、131Aにより取得された各質問のうち、各質問に対するシェアに関する情報に応じて所定の回答者に回答させる一の質問を決定する。
これにより、実施形態に係る決定装置100及び変形例に係る決定装置100Aは、各質問のうち、各質問に対するシェアに関する情報に応じて所定の回答者に回答させる一の質問を決定することにより、所定の回答者に回答させる質問を適切に決定することができる。
また、実施形態に係る決定装置100及び変形例に係る決定装置100Aにおいて、決定部132、132Aは、所定の回答者による一の質問に対する回答に関する情報の提供を第三者が受ける場合に要求する課金額を決定する。
これにより、実施形態に係る決定装置100及び変形例に係る決定装置100Aは、所定の回答者による一の質問に対する回答に関する情報の提供を第三者が受ける場合に要求する課金額を決定することにより、第三者が質問に対するシェアを行う動機づけを与えることにより、多数の第三者からのシェアを収集可能となり、所定の回答者に回答させる質問を適切に決定することができる。
また、実施形態に係る決定装置100及び変形例に係る決定装置100Aにおいて、決定部132、132Aは、一の質問に対する回答に関する情報の提供を第三者が受ける場合に要求する課金額を、当該第三者が一の質問をシェアしているかどうかに応じて変動させる。
これにより、実施形態に係る決定装置100及び変形例に係る決定装置100Aは、一の質問に対する回答に関する情報の提供を第三者が受ける場合に要求する課金額を、当該第三者が一の質問をシェアしているかどうかに応じて変動させることにより、第三者が質問に対するシェアを行う動機づけを与えることにより、多数の第三者からのシェアを収集可能となり、所定の回答者に回答させる質問を適切に決定することができる。
また、実施形態に係る決定装置100及び変形例に係る決定装置100Aにおいて、決定部132、132Aは、第三者が一の質問をシェアしている場合、第1課金額により課金すると決定し、第三者が一の質問をシェアしていない場合、第1課金額よりも高い第2課金額により課金すると決定する。
これにより、実施形態に係る決定装置100及び変形例に係る決定装置100Aは、第三者が一の質問をシェアしている場合、第1課金額により課金すると決定し、第三者が一の質問をシェアしていない場合、第1課金額よりも高い第2課金額により課金すると決定することにより、多数の第三者からのシェアを収集可能となり、所定の回答者に回答させる質問を適切に決定することができる。
また、実施形態に係る決定装置100及び変形例に係る決定装置100Aにおいて、取得部131、131Aは、各質問の各々が所定の回答者に回答された場合に、回答された質問の質問者が支払う料金に関する情報を取得する。また、決定部132、132Aは、料金に関する情報に応じて所定の回答者に回答させる質問を決定する。
これにより、実施形態に係る決定装置100及び変形例に係る決定装置100Aは、料金に関する情報に応じて所定の回答者に回答させる質問を決定することにより、所定の回答者に回答させる質問を適切に決定することができる。
また、実施形態に係る決定装置100及び変形例に係る決定装置100Aにおいて、決定部132、132Aは、一の質問に対する回答に関する情報の提供を第三者が受ける場合、当該第三者に広告を視聴することを要求すると決定する。
これにより、実施形態に係る決定装置100及び変形例に係る決定装置100Aは、一の質問に対する回答に関する情報の提供を第三者が受ける場合、当該第三者に広告を視聴することを要求することにより、第三者に課金することなく、第三者に回答を視聴させることができる。
また、実施形態に係る決定装置100及び変形例に係る決定装置100Aにおいて、決定部132、132Aは、一の質問に対する回答に関する情報の提供を第三者が受ける場合、当該第三者に一の質問をシェアすることを要求すると決定する。
これにより、実施形態に係る決定装置100及び変形例に係る決定装置100Aは、一の質問に対する回答に関する情報の提供を第三者が受ける場合、当該第三者に一の質問をシェアすることを要求することにより、第三者に課金することなく、第三者に回答を視聴させることができる。
また、実施形態に係る決定装置100及び変形例に係る決定装置100Aは、提供部134、134Aを有する。提供部134、134Aは、一の質問に対する回答に関する情報を音声情報として出力するサービスを、第三者に提供する。
これにより、実施形態に係る決定装置100及び変形例に係る決定装置100Aは、一の質問に対する回答に関する情報を音声情報として出力するサービスを、第三者に提供することにより、第三者に適切に回答を提供することができる。
また、実施形態に係る決定装置100及び変形例に係る決定装置100Aにおいて、取得部131、131Aは、所定の回答者を所定の対象として、各質問を取得する。
これにより、実施形態に係る決定装置100及び変形例に係る決定装置100Aは、所定の回答者を所定の対象として、各質問を取得することにより、質問を行う質問者に対して予め誰が質問に回答するかを知らせることができるため、質問者からより具体的な質問を取得することが可能となるため、所定の回答者に回答させる質問を適切に決定することができる。
また、実施形態に係る決定装置100及び変形例に係る決定装置100Aにおいて、決定部132、132Aは、一の質問を決定した後、一の質問に回答させる所定の回答者を決定する。
これにより、実施形態に係る決定装置100及び変形例に係る決定装置100Aは、一の質問を決定した後、一の質問に回答させる所定の回答者を決定することにより、質問の内容に応じて適切な回答者を決定することができ、質問の内容に応じた柔軟な回答者の決定を行うことができるため、所定の回答者に回答させる質問を適切に決定することができる。
〔10.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る決定装置100及び変形例に係る決定装置100Aは、例えば図16に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図16は、決定装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータをネットワークNを介して他の機器へ提供する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る決定装置100及び変形例に係る決定装置100Aとして機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130、130Aの機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の行に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
〔11.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に生成することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた実施形態に記載された各処理は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。