JP6498561B2 - マイナンバー利用支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、マイナンバー制度で用いられるマイナンバー(登録商標)を、より安全に利用することができるマイナンバー利用支援システムに関する。
ユーザに割り付けられたローカルユーザIDを用いてローカルサービスを利用する例として、病院が発行した診察カード(ローカルユーザIDが記録されている)を用いて、診察の予約や薬の処方(受け渡し)や検査等のローカルサービスの利用がある。例えば病院には、ユーザが操作する(再来)受付端末装置と、ローカルユーザIDに対応させてユーザに関する情報(ユーザの氏名や電話番号等の個人情報や、診察に関する情報や、処方された薬の情報や検査の情報等を含む)が記憶された記憶装置が設けられている。ユーザは、(再来)受付端末装置のカード読取手段に診察カードを接触させて(再来)受付端末装置を操作することで、診察の予約や薬の処方(受け渡し)や検査等のローカルサービスを利用することができる。
ここで、マイナンバーが記憶された個人番号カードを診察カードの代用として使えるようにしたいという要望がある。この要望に対して、病院の前記記憶装置に、ローカルユーザIDにマイナンバーを対応させて記憶し、診察カード(ローカルユーザID)でも個人番号カード(マイナンバー)でも、上記のローカルサービスを利用できるようにすることは、技術的には可能である。しかし、マイナンバーを記憶した施設では、マイナンバーが悪用されないように、マイナンバーに対応付けられた個人情報の漏洩を防止するための強固なセキュリティが必須とされている。この強固なセキュリティの実現には、多大な費用と多大な時間を必要とする。なお個人番号カードとは、マイナンバー制度によって政府から個人または法人に割当てられた所定桁数の数字等からなるマイナンバーを記憶した各個人または各法人用のカードである。
情報の漏洩に対してセキュリティを向上させる例として、例えば、特許文献1には、ユーザに関する複数の情報を分割して複数の部分情報DBに格納し、部分情報DB間の情報の関連を、対応関係記憶制御手段に格納し、これら部分情報DB及び対応関係記憶制御手段が設けられた情報管理装置が記載されている。例えばユーザに関する情報として、ユーザの氏名、電話番号、カード番号があり、氏名、電話番号、カード番号、を別々の部分情報DBに、順序をランダムに入れ替えて格納している。例えばユーザAの氏名は、(氏名用)部分情報DB#1の1行目に記憶され、ユーザAの電話番号は(電話番号用)部分情報DB#2の2行目に記憶され、ユーザAのカード番号は(カード番号用)部分情報DB#3の3行目に記憶されている。そして対応関係記憶制御手段には、部分情報DB#1の1行目と部分情報DB#2の2行目とが対応関係であることを示す対応関係情報が記憶され、部分情報DB#1の1行目と部分情報DB#3の3行目とが対応関係であることを示す対応関係情報が記憶されている。つまり、一部の部分情報DBまたは全部の部分情報DBから情報が漏洩しても、対応関係記憶制御手段から対応関係情報が漏洩しなければ、上記の例のユーザAに関する情報が特定されないので、悪用されることを回避できる。
特許第5456726号公報
特許文献1に記載された情報管理装置では、いったん情報管理装置内に不正アクセスされると、分割して記憶された部分情報DBだけでなく、対応関係記憶制御手段に格納された対応関係情報まで漏洩してしまう可能性がある。この場合、上記の例のユーザAに関する情報が特定されて悪用される可能性がある。従って、特許文献1に記載の情報管理装置にマイナンバーを記憶した部分情報DBを追加した場合、情報が漏洩した際は、マイナンバーと個人情報とが特定されて悪用される可能性が考えられる。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、既存のローカルユーザIDを用いて利用可能なローカルサービスを、マイナンバーを用いても利用可能とするとともに、万が一情報が漏洩する事態が発生しても、マイナンバーと個人情報とが対応付けられて漏洩することがなく、セキュリティ上より安全なマイナンバー利用支援システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るマイナンバー利用支援システムは次の手段をとる。まず、本発明の第1の発明は、ユーザに割付けられたローカルユーザIDを用いて利用されるローカルサービスを提供するローカルサービスシステムに対して、前記ユーザに割付けられたマイナンバーであっても前記ローカルサービスシステムを含む前記ローカルサービスを利用可能とするマイナンバー利用支援システムである。前記ローカルサービスは、所定の施設または所定の店舗を含むローカルエリアで提供されている。前記ローカルサービスシステムは、前記ローカルユーザIDに前記ユーザに関する情報が対応付けられたローカルユーザ情報が記憶されているとともに前記ローカルエリアに敷設された第1構内通信回線に接続された第1記憶装置と、入力された前記ローカルユーザIDと、前記第1記憶装置に記憶されている前記ローカルユーザ情報と、に基づいて前記ローカルサービスを利用可能とするとともに前記第1構内通信回線に接続された第1端末装置と、を有している。また、前記マイナンバー利用支援システムは、前記第1構内通信回線に接続された第2端末装置と、前記第1構内通信回線とは異なる第2構内通信回線に接続された変換用記憶装置及び変換用端末装置と、により構成されており、前記第2端末装置は、前記マイナンバーを入力するための入力手段を備え、前記変換用記憶装置には、前記マイナンバーに前記ローカルユーザIDが対応付けられた変換情報が記憶されており、前記第1構内通信回線と前記第2構内通信回線は、直接接続されることなく広域通信回線を介して接続されている。そして、前記第2端末装置は、前記マイナンバーが入力されると、入力された前記マイナンバーを含む変換要求情報を前記広域通信回線を介して前記変換用端末装置に送信し、前記変換用端末装置は、前記広域通信回線を介して前記変換要求情報を受信すると、受信した前記変換要求情報に含まれている前記マイナンバーと、前記変換用記憶装置に記憶されている前記変換情報と、に基づいて、前記マイナンバーに対応する前記ローカルユーザIDを抽出し、抽出した前記ローカルユーザIDを含む変換結果情報を、前記広域通信回線を介して前記第2端末装置に送信し、前記第2端末装置は、前記広域通信回線を介して前記変換結果情報を受信すると、受信した前記変換結果情報に含まれている前記ローカルユーザIDと、前記第1記憶装置に記憶されている前記ローカルユーザ情報と、に基づいて、前記ローカルサービスを利用可能とする、マイナンバー利用支援システムである。
この第1の発明によれば、マイナンバーとローカルユーザIDとの対応に関する変換情報を記憶している変換用記憶手段が接続されている第2構内通信回線と、ローカルユーザIDに対応するローカルユーザ情報(個人情報)を記憶している第1記憶手段が接続されている第1構内通信回線とが、直接接続されることなく広域通信回線を介して接続されている。よって、広域通信回線を介して一方の構内通信回線に不正アクセスがされても、マイナンバーとローカルユーザ情報(個人情報)の両方ともが盗み取られることを防止することが可能であり、セキュリティ上安全にマイナンバーを管理できる。また、第1端末装置と第1記憶装置とを有する既存のローカルサービスシステムを変更することなく、第2端末装置と変換用端末装置と変換用記憶装置とを追加するだけで良いので、ローカルユーザIDの代わりにマイナンバーであってもローカルサービスの提供を受けられるマイナンバー利用支援システムを比較的容易に実現できる。
次に、本発明の第2の発明は、上記第1の発明に係るマイナンバー利用支援システムであって、前記マイナンバー利用支援システムは、前記第1構内通信回線に接続された第2記憶装置を有しており、前記第2記憶装置には、前記ローカルサービスシステムまたは前記施設または前記店舗を特定可能なシステムIDが記憶されており、前記変換用記憶装置に記憶されている前記変換情報は、前記システムID及び前記マイナンバーに前記ローカルユーザIDが対応付けられている。そして、前記第2端末装置から送信される前記変換要求情報には、前記マイナンバーに加えて前記システムIDが含まれており、前記変換用端末装置は、前記広域通信回線を介して前記変換要求情報を受信すると、受信した前記変換要求情報に含まれている前記システムID及び前記マイナンバーと、前記変換用記憶装置に記憶されている前記変換情報と、に基づいて、前記システムID及び前記マイナンバーに対応する前記ローカルユーザIDを抽出し、抽出した前記ローカルユーザIDを含む変換結果情報を、前記広域通信回線を介して前記第2端末装置に送信する、マイナンバー利用支援システムである。
この第2の発明によれば、システムIDを用いることで、変換用端末装置及び変換用記憶装置に対して、変換要求情報を送信してくるローカルサービスシステムまたは施設または店舗が複数であっても、ローカルサービスシステムまたは施設または店舗を適切に特定することができるので便利である。
次に、本発明の第3の発明は、上記第2の発明に係るマイナンバー利用支援システムであって、前記第1記憶装置と前記第2記憶装置は、別々に構成されることなく兼用の記憶装置として構成されている、マイナンバー利用支援システムである。
この第3の発明によれば、第1記憶装置と第2記憶装置を兼用とする。例えば第1記憶装置にシステムIDの記憶を追加することで、第2記憶装置を設ける必要がなくなり、低コスト、省スペース等の利点が発生する。
次に、本発明の第4の発明は、上記第1の発明〜第3の発明のいずれか1つに係るマイナンバー利用支援システムであって、前記マイナンバー利用支援システムは、前記第1構内通信回線に接続されて前記第2端末装置の送受信を中継する第1中継装置と、前記第2構内通信回線に接続されて前記変換用端末装置の送受信を中継する第2中継装置と、の少なくとも一方を有しており、前記第1中継装置を有して前記第2中継装置を有していない場合、前記第2端末装置は、前記第1中継装置を介して前記変換用端末装置と送受信を行い、前記第2中継装置を有して前記第1中継装置を有していない場合、前記変換用端末装置は、前記第2中継装置を介して前記第2端末装置と送受信を行い、前記第1中継装置と前記第2中継装置を有している場合、前記第2端末装置は、前記第1中継装置と前記第2中継装置を介して前記変換用端末装置と送受信を行い、前記変換用端末装置は、前記第2中継装置と前記第1中継装置を介して前記第2端末装置と送受信を行う、マイナンバー利用支援システムである。
この第4の発明によれば、第2端末装置の送受信を中継する第1中継装置と、変換用端末装置の送受信を中継する第2中継装置と、の少なくとも一方を有する。これにより、第2端末装置と変換用端末装置のセキュリティレベルを、さらに向上させることができる。また、例えば第2端末装置が複数ある場合では、各第2端末装置のセキュリティレベルを高くするよりも、第1中継装置のセキュリティレベルを高くするほうが、低コストで情報漏えいに対するセキュリティレベルを向上させることができる。
次に、本発明の第5の発明は、上記第1の発明〜第4の発明のいずれか1つに係るマイナンバー利用支援システムであって、少なくとも、前記第2端末装置からの前記変換要求情報の送信及び前記変換用端末装置による前記変換要求情報の受信と、前記変換用端末装置からの前記変換結果情報の送信及び前記第2端末装置による前記変換結果情報の受信とを、前記第2端末装置と前記変換用端末装置とを接続する通信経路を仮想専用ネットワークに設定した状態で行う、マイナンバー利用支援システムである。
この第5の発明によれば、第2端末装置と変換用端末装置とを接続する通信経路を、セキュリティの高い専用線にできない場合であっても、当該通信経路を仮想専用ネットワーク(いわゆるVPN:Virtual Private Network)に設定することにより、機密性を保って、より安全に情報のやり取りをすることができる。
次に、本発明の第6の発明は、上記第1の発明〜第5の発明のいずれか1つに係るマイナンバー利用支援システムであって、前記第1端末装置と前記第2端末装置は、別々に構成されることなく兼用の端末装置として構成されている。
この第6の発明によれば、第1端末装置と第2端末装置を兼用とする。例えば第1端末装置に第2端末装置の機能を追加し、ローカルユーザIDもマイナンバーも利用可能とすることで、第2端末装置を設ける必要がなくなり、低コスト、省スペース等の利点が発生する。
次に、本発明の第7の発明は、上記第1の発明〜第6の発明のいずれか1つに係るマイナンバー利用支援システムであって、前記所定の施設は、病院であり、前記ローカルサービスは、診察の予約と薬の処方と検査との少なくとも1つを含むサービスであり、前記第1端末装置は、第1受付端末装置であり、前記第2端末装置は、第2受付端末装置であり、前記ローカルユーザIDは、前記病院から割付けられた識別情報であり、前記マイナンバーは、前記ユーザに対して発行された個人番号カードに記憶されており、前記第2端末装置への前記マイナンバーの入力は、前記個人番号カードを介して入力される。
この第7の発明によれば、病院において、ユーザが(再来)受付端末装置を操作して来院した受付処理をすることで、診察の予約や薬の処方や検査を受ける等のサービスを、従来の診察カードを用いて受けられることに加えて、個人番号カードを用いても受けられるようになるので、便利である。
(既存の)ローカルサービスシステム、及びマイナンバー利用支援システムの全体構成を説明する図である。 第1端末装置、第2端末装置の外観及び構成の例を説明する図である。 マイナンバー利用支援システムを構成している第2端末装置と変換用端末装置の処理手順の例を説明するフローチャートである。 ローカルユーザ情報の例を説明する図である。 変換情報の例を説明する図である。 複数の施設や店舗等にマイナンバー利用支援システムを適用した例を説明する図である。
以下に本発明を実施するための形態を図面を用いて説明する。
●[ローカルサービスシステム2とマイナンバー利用支援システム1の全体構成(図1)]
図1は、(既存の)ローカルサービスシステム2と、本発明のマイナンバー利用支援システム1の全体構成の例を示している。以下、本実施の形態の説明では、地域Bの病院10に対して、病院10に設けられたローカルサービスシステム2に、マイナンバー利用支援システム1(地域Aの変換サービスセンタ30を含む)を追加した例を説明する。また、病院10を例とした場合、ローカルサービスの例としては診察の予約や薬の処方(受け渡し)や検査等がある。ローカルサービスは、所定の施設である病院10を含むローカルエリアで提供されており、この場合のローカルエリアは病院10内である。
ローカルサービスシステム2は、病院10内に敷設された第1構内通信回線18に接続されてローカルエリア(この場合、病院10)内に設けられた第1端末装置11、第1記憶装置12、施設内端末装置13等を有している。また第1構内通信回線18は、回線接続装置17と通信回線41を介して広域通信回線40に接続されている。例えば通信回線41は光ファイバを用いた光回線であり、回線接続装置17は光回線用モデム(ONU等)であり、第1構内通信回線18はLANであり、広域通信回線40はインターネットである。また第1構内通信回線18にはルータやハブ等が接続されているが、ルータやハブ等については図示省略する。また例えば第1端末装置11は、ユーザが病院10の診察カードを用いて診察の予約や薬の処方(受け渡し)や検査等のローカルサービスの提供の依頼をするために来院した受付処理をするための(再来)受付端末装置であり、第1記憶装置12は、病院内DB(データベース)等であり、施設内端末装置13は、例えばパーソナルコンピュータであり、各診察室や各窓口に設けられた端末装置である。
マイナンバー利用支援システム1は、ローカルエリア(この場合、病院10)内に設けられて第1構内通信回線18に接続された第1マイナンバー利用支援システム1Aと、ローカルエリアとは異なる場所である変換サービスエリア(この場合、地域Aの変換サービスセンタ30)内に設けられて第2構内通信回線38に接続された第2マイナンバー利用支援システム1Bと、にて構成されている。
第1マイナンバー利用支援システム1Aは、病院10内に敷設された第1構内通信回線18に接続されてローカルエリア(この場合、病院10)内に設けられた第2端末装置21、第2記憶装置22等を有している。例えば第2端末装置21は、ユーザが個人番号カードを用いて診察の予約や薬の処方(受け渡し)や検査等のローカルサービスの提供の依頼をするために来院した受付処理をするための(再来)受付端末装置であり、第2記憶装置22は、第2端末装置21に内蔵または外付けされた(設けられた)記憶装置(Hard Disk Drive等)や病院内DB(データベース)等である。
第2マイナンバー利用支援システム1Bは、地域Bの病院10とは異なる場所である地域Aの変換サービスセンタ30内の第2構内通信回線38に接続されて変換サービスエリア(この場合、変換サービスセンタ30)内に設けられた変換用端末装置31、変換用記憶装置32等を有している。また第2構内通信回線38は、回線接続装置37と通信回線42を介して広域通信回線40に接続されている。例えば通信回線42は光ファイバを用いた光回線であり、回線接続装置37は光回線用モデム(ONU等)であり、第2構内通信回線38はLANである。また第2構内通信回線38にはルータやハブ等が接続されているが、ルータやハブ等については図示省略する。また例えば変換用端末装置31は、いわゆるサーバであり、変換用記憶装置32は、変換用端末装置31に内蔵または外付けされた(設けられた)記憶装置(Hard Disk Drive等)やセンタ内DB(データベース)等である。
なお、図1の例では、第1構内通信回線18に接続された第2端末装置21及び第2記憶装置22(第1マイナンバー利用支援システム1A)と、第2構内通信回線38に接続された変換用端末装置31及び変換用記憶装置32(第2マイナンバー利用支援システム1B)と、を異なる場所とした例を示している。しかし、第1構内通信回線18と第2構内通信回線38とが、直接接続されることなく広域通信回線40を介して接続されていれば、第2マイナンバー利用支援システム1Bを、病院10内に配置してもよい。つまり、第2構内通信回線38は、変換サービスセンタ30内に敷設されていなくてもよく、第1構内通信回線18と第2構内通信回線38とが、直接接続されることなく広域通信回線40を介して接続されていれば、第2構内通信回線38の場所は、どこであってもよい。
●[第1端末装置11、第2端末装置21、変換用端末装置31等の外観と構成(図2)]
第1端末装置11は、図2に示すように、表示手段11A、カード読取手段11B、印刷手段11C等を備えている。表示手段11Aは、タッチパネルとなっており、画面表示用の出力手段として機能するだけでなくユーザが手で画面に触れることにより、種々の情報を入力することができる入力手段としても機能する。カード読取手段11Bは、例えばICカードである診察カード80が接触等されると、診察カード80に記憶されているローカルユーザIDを読み出す。印刷手段11Cは、ローカルサービスの提供を所望するユーザが、第1端末装置11を用いて入力した情報に基づいて、当該ユーザに提供するローカルサービスに関する情報を印刷して出力する。なおローカルユーザIDは、病院10にてユーザ毎に割付けられた識別情報であり、診察カード80にはローカルユーザIDが記憶されている。また第1端末装置11は、第1構内通信回線18を介して他の機器と種々の情報を送受信するための通信手段を備えている。
第1記憶装置12は、磁気、電磁気、電気、光、光磁気等を利用した記憶媒体を用いた記憶装置である。第1記憶装置12には、図4に示すローカルユーザ情報50が記憶されている。図4に示すように、ローカルユーザ情報50には、ローカルユーザIDと、当該ローカルユーザIDに対応するユーザに関する情報が対応付けられている。ユーザに関する情報は、例えば、ユーザの氏名、生年月日、電話番号、保険証種類、保険証番号、診断情報、処方情報等がある。例えば診断情報は、当該ユーザを診断した結果のカルテやレントゲン映像等のファイルに関する情報であり、処方情報は、処方された薬の名称や薬の識別情報等である。なおローカルユーザ情報50は、図4に示す例に限定されるものではなく、ユーザに関する種々の情報(例えば、検査に関する情報等)が記憶されている。
例えば、第1端末装置11は、ユーザによって診察カード80がカード読取手段11Bに接触等されると、カード読取手段11Bが診察カード80に記憶されているローカルユーザIDを読み取り、表示手段11Aに「来院を受け付けました」等の表示を行い、当該ユーザが来院したことを示す受付処理を行い、受付番号やユーザの氏名等が印字された受付票を印刷手段11Cから出力する。また受付処理では、例えば、読み取ったローカルユーザIDや受付番号や受付時刻等が来院情報として第1記憶装置に記憶される。そして病院内のスタッフは、施設内端末装置13を用いて来院情報を確認し、受付番号に応じてユーザを順番に診察室に案内することや、診察を終えたユーザへの薬の処方や、予約された検査を実施するための検査室への案内等を行う。
第2端末装置21は、図2に示すように、第1端末装置11と同様に、表示手段21A、カード読取手段21B(マイナンバー(登録商標)を入力するための入力手段に相当)、印刷手段21C等を備えている。表示手段21Aは、表示手段11Aと同様、タッチパネルとなっており、画面表示用の出力手段として機能するだけでなくユーザが手で画面に触れることにより、種々の情報を入力することができる入力手段としても機能する。カード読取手段21Bは、例えばICカードである個人番号カード90が接触等されると、個人番号カード90に記憶されているマイナンバーを読み出す。印刷手段21Cは、印刷手段11Cと同様、ローカルサービスの提供を所望するユーザが、第2端末装置21を用いて入力した情報に基づいて、当該ユーザに提供するローカルサービスに関する情報を印刷して出力する。なお個人番号カードとは、マイナンバー制度によって政府から個人または法人に割当てられた所定桁数の数字等からなるマイナンバーを記憶した各個人または各法人用のカードである。なお第2端末装置21の動作の詳細については、図3に示すフローチャートを用いて後述する。なお、ユーザが個人番号カード90をカード読取手段21Bに接触等させて個人番号カード90に記憶されているマイナンバーをカード読取手段21Bに読み取らせる操作(個人番号カードを介して入力する操作)も、ユーザがキーボードやタッチパネル等からマイナンバーを入力する操作も、「マイナンバーの入力」に相当する。また第2端末装置21は、第1構内通信回線18を介して他の機器と種々の情報を送受信するための通信手段を備えている。
第2記憶装置22は、第1記憶装置12と同様、磁気、電磁気、電気、光、光磁気等を利用した記憶媒体を用いた記憶装置である。第2記憶装置22には、病院10のローカルサービスシステム2を特定可能なシステムIDが記憶されている。例えば病院10のローカルサービスシステム2にシステムID「00001」が割付けられている場合、第2記憶装置22には、システムID「00001」が記憶されている。
変換用端末装置31は、一般的なサーバであるため、外観についての説明は省略する。また、変換用端末装置31の動作の詳細については、図3に示すフローチャートを用いて後述する。
変換用記憶装置32は、第1記憶装置12と同様、磁気、電磁気、電気、光、光磁気等を利用した記憶媒体を用いた記憶装置である。変換用記憶装置32には、図5に示す変換情報60が記憶されている。図5に示すように、変換情報60には、システムID及びマイナンバーに、ローカルユーザIDが対応付けられている。
●[マイナンバー利用支援システム1の第2端末装置21と変換用端末装置31の処理手順(図3)]
次に図3に示すフローチャートを用いて、第2端末装置21と変換用端末装置31の処理手順について説明する。
ステップS10にて第2端末装置21は、マイナンバーの入力の有無を判定し、マイナンバーの入力があった場合(Yes)はステップS15に進み、マイナンバーの入力が無い場合(No)はステップS10に戻ってマイナンバーの入力を待つ。例えばユーザが、図2に示す第2端末装置21のカード読取手段21Bに個人番号カード90を接触等させると、カード読取手段がマイナンバーを読み出し、第2端末装置21は、マイナンバーの入力があったと判定してステップS15に進む。
ステップS15にて第2端末装置21は、第2記憶装置22からシステムIDを読み出し、読み出したシステムIDと、ステップS10にて入力されたマイナンバーと、を含む変換要求情報を作成してステップS20に進む。
ステップS20にて第2端末装置21は、第2端末装置21と変換用端末装置31とを接続する通信経路を仮想専用ネットワーク(VPN)に設定するためのVPN経路設定要求情報を変換用端末装置31に向けて送信し、ステップS25に進む。
ステップS120にて変換用端末装置31は、第2端末装置21からのVPN経路設定要求情報を受信したか否かを判定し、VPN経路設定要求情報を受信した場合(Yes)はステップS125に進み、VPN経路設定要求情報を受信していない場合(No)はステップS120に戻ってVPN経路設定要求情報を待つ。
ステップS25にて第2端末装置21は、変換用端末装置31との間の通信経路を仮想専用ネットワークに設定するための種々の送受信を変換用端末装置31と行って、変換用端末装置31との間の通信経路を仮想専用ネットワークに設定し、ステップS30に進む。
またステップS125にて変換用端末装置31は、第2端末装置21との間の通信経路を仮想専用ネットワークに設定するための種々の送受信を第2端末装置21と行って、第2端末装置21との間の通信経路を仮想専用ネットワークに設定し、ステップS130に進む。なお、仮想専用ネットワークの設定については、既存の方法を用いており、詳細については説明を省略する。
ステップS30にて第2端末装置21は、ステップS15にて作成した変換要求情報を変換用端末装置31に向けて送信してステップS40に進む。なお第2端末装置21は、変換要求情報を送信した後は、マイナンバーを使用する機会がないので、マイナンバーを含んでいる変換要求情報や、マイナンバーを破棄して、ローカルエリア内(この場合、病院10内)にマイナンバーを残さないようにすることが好ましい。
ステップS130にて変換用端末装置31は、第2端末装置21から変換要求情報を受信したか否かを判定する。変換要求情報を受信した場合(Yes)はステップS135に進み、変換要求情報を受信していない場合(No)はステップS130に戻って変換要求情報を待つ。
ステップS135にて変換用端末装置31は、受信した変換要求情報に含まれているシステムID及びマイナンバーと、変換用記憶装置32に記憶されている変換情報60(図5参照)と、に基づいて、変換情報60の中から、システムID及びマイナンバーに対応するローカルユーザIDを抽出する。そして変換用端末装置31は、抽出したローカルユーザIDを含む変換結果情報を作成してステップS140に進む。
ステップS140にて変換用端末装置31は、ステップS135にて作成した変換結果情報を第2端末装置21に向けて送信してステップS145に進む。
ステップS40にて第2端末装置21は、変換用端末装置31から変換結果情報を受信したか否かを判定する。変換結果情報を受信した場合(Yes)はステップS45に進み、変換結果情報を受信していない場合(No)はステップS40に戻って変換結果情報を待つ。
ステップS45にて第2端末装置21は、第2端末装置21と変換用端末装置31とを接続している通信経路を仮想専用ネットワークに設定している状態の解除を要求するVPN経路解除要求情報を変換用端末装置31に向けて送信し、ステップS50に進む。
ステップS145にて変換用端末装置31は、第2端末装置21からのVPN経路解除要求情報を受信したか否かを判定し、VPN経路解除要求情報を受信した場合(Yes)はステップS150に進み、VPN経路解除要求情報を受信していない場合(No)はステップS145に戻ってVPN経路解除要求情報を待つ。
ステップS50にて第2端末装置21は、変換用端末装置31との間の通信経路を仮想専用ネットワークに設定している状態を解除するための種々の送受信を変換用端末装置31と行って、変換用端末装置31との間の通信経路を仮想専用ネットワークに設定している状態を解除して、一般的な通信経路に戻し、ステップS55に進む。
またステップS150にて変換用端末装置31は、第2端末装置21との間の通信経路を仮想専用ネットワークに設定している状態を解除するための種々の送受信を第2端末装置21と行って、第2端末装置21との間の通信経路を仮想専用ネットワークに設定している状態を解除して、一般的な通信経路に戻し、ステップS120に戻る。なお、仮想専用ネットワークの解除については、既存の方法を用いており、詳細については説明を省略する。
ステップS55にて第2端末装置21は、受信した変換結果情報に含まれているローカルユーザIDと、第1記憶装置12に記憶されているローカルユーザ情報50(図4参照)と、に基づいて、ローカルサービスを提供して処理を終了する。
例えば第2端末装置21は、ステップS55にて、第1端末装置11の動作と同様に、表示手段21Aに「来院を受け付けました」等の表示を行い、当該ユーザが来院したことを示す受付処理を行い、受付番号やユーザの氏名等が印字された受付票を印刷手段21Cから出力する。また受付処理では、例えば、受信した変換結果情報に含まれているローカルユーザIDや受付番号や受付時刻等が来院情報として第1記憶装置に記憶される。そして病院内のスタッフは、施設内端末装置13を用いて来院情報を確認し、受付番号に応じてユーザを順番に診察室に案内することや、診察を終えたユーザへの薬の処方や、予約された検査を実施するための検査室への案内等を行う。
上記の説明のとおり、ユーザは、診察カードを用いて第1端末装置を操作することで受けられるローカルサービスと同じローカルサービスを、個人番号カードを用いて第2端末装置を操作することでも受けることができる。
また、図1におけるローカルサービスシステム2(または施設または店舗)と、変換用端末装置31及び変換用記憶装置32と、が1対1に対応している場合では、システムIDを省略してもよい。システムIDを省略した場合、図1から第2記憶装置22が省略され、図5に示す変換情報60からシステムIDが省略される。またステップS15にて第2端末装置が作成する変換要求情報には、システムIDが含まれておらずマイナンバーが含まれている。またステップS135にて変換用端末装置がローカルユーザIDを抽出する際、変換用端末装置は、受信した変換要求情報に含まれているマイナンバーと、変換用記憶装置に記憶されている変換情報(システムIDが省略されている)と、に基づいて、変換情報の中から、マイナンバーに対応するローカルユーザIDを抽出する。
また、図1及び図3に示す例では、第2端末装置と変換用端末装置との間で直接的に通信を行う構成の例を説明したが、第1構内通信回線に接続されて第2端末装置の送受信を中継する第1中継装置と、第2構内通信回線に接続されて変換用端末装置の送受信を中継する第2中継装置と、の少なくとも一方を有するようにしてもよい。第1中継装置を有して第2中継装置を有していない場合では、第2端末装置は、第1中継装置を介して変換用端末装置と送受信を行う。また、第2中継装置を有して第1中継装置を有していない場合では、変換用端末装置は、第2中継装置を介して第2端末装置と送受信を行う。また、第1中継装置と第2中継装置を有している場合では、第2端末装置は、第1中継装置と第2中継装置を介して変換用端末装置と送受信を行い、変換用端末装置は、第2中継装置と第1中継装置を介して第2端末装置と送受信を行う。これにより、第2端末装置と変換用端末装置のセキュリティレベル(不正アクセスに対するセキュリティレベル等)を、さらに向上させることができる。また、例えば第2端末装置が複数ある場合では、各第2端末装置のセキュリティレベルを高くするよりも、第1中継装置のセキュリティレベルを高くするほうが、低コストで情報漏えいに対するセキュリティレベルを向上させることができる。
●[マイナンバー利用支援システムの、複数の施設や店舗への適用(図6)]
以上の説明では、病院10にマイナンバー利用支援システム1を適用した例を説明したが、複数の施設や店舗へもマイナンバー利用支援システム1を適用することができる。例えば図6の例に示すように、図1に示した広域通信回線40と地域Bの病院10と地域Aの変換サービスセンタ30に、地域Cの店舗10C(所定の店舗に相当)と、地域Dの施設10D(所定の施設に相当)等を追加するようにしてもよい。
店舗10Cは、例えばCDやDVD等の貸し出しを行うレンタル店舗であり、店舗10C(店舗10Cを含むローカルエリア)内に第2端末装置と第2記憶装置を有している。また第2記憶装置には、店舗10CのシステムID「00002」が記憶されている。そして変換サービスセンタ30内の変換用記憶装置の変換情報には、図5の例におけるシステムID「00002」の欄のように、システムID「00002」及びマイナンバーに、(店舗10Cの)ローカルユーザIDが対応付けられている。ユーザは、当該店舗10Cの会員カードの代わりに個人番号カードを用いることで、CDやDVDの貸し出し等のローカルサービスの提供を受けることができる。
施設10Dは、例えば会員制のスポーツ施設であり、施設10D(施設10Dを含むローカルエリア)内に第2端末装置と第2記憶装置を有している。また第2記憶装置には、施設10DのシステムID「00003」が記憶されている。そして変換サービスセンタ30内の変換用記憶装置の変換情報には、図5の例におけるシステムID「00003」の欄のように、システムID「00003」及びマイナンバーに、(施設10Dの)ローカルユーザIDが対応付けられている。ユーザは、当該施設10Dの会員カードの代わりに個人番号カードを用いることで、スポーツ施設の利用予約や利用の実施等のローカルサービスの提供を受けることができる。
本発明のマイナンバー利用支援システムによれば、例えばローカルエリアが病院の場合、ユーザは、当該病院から割付けられたローカルユーザIDが記憶された診察カードを用いてローカルサービスの提供を受けられることに加えて、診察カードの代わりに個人番号カードを用いても、同じローカルサービスの提供を受けることができる。従って、病院毎に診察カードを持つ必要がないので便利である。また病院だけでなく、種々の施設や店舗を利用するための各カードを個人番号カードに統一することができるので、診察カードや会員カード等を施設や店舗毎に持つ必要がなくなり、非常に便利である。
また施設や店舗等は、診察カードや会員カード等を新たに発行する必要がなくなる。また施設や店舗等は、既存のローカルサービスシステムを変更や改造等する必要がなく、第2端末装置と第2記憶装置を追加するだけでよいので、マイナンバー利用支援システムを容易に導入することができる。また変換用端末装置と変換用記憶装置を異なる場所(地域A)に設けた場合では、施設や店舗等ではマイナンバーを記憶する必要がないので、マイナンバーの漏洩に対するセキュリティ上の心配をする必要がなくなり、安心してマイナンバー利用支援システムを導入することができる。
また、変換サービスセンタの変換用記憶装置に記憶されている変換情報は、システムIDとマイナンバーとローカルユーザIDの3種類だけである。従って、万が一、広域通信回線から第2構内通信回線に不正アクセスされて、変換サービスセンタから変換情報が漏洩する事態が発生しても、マイナンバーに対応するユーザの氏名や電話番号等の個人情報が漏洩することがないので、より安全にマイナンバーを管理できる。また、万が一、広域通信回線から第1構内通信回線に不正アクセスされてローカルサービスを提供している施設や店舗等からローカルユーザ情報が漏洩する事態が発生しても、ローカルユーザ情報の個人情報に対応付けられたマイナンバーを施設や店舗(第1構内通信回線に接続された機器)では記憶していないので、マイナンバーと個人情報とが対応付けられて漏洩する事態を回避することができる。
また、本実施の形態にて説明した第1端末装置と第2端末装置とを別々に構成することなく兼用としてもよい。すなわち、第2端末装置を追加することなく既存の第1端末装置に第2端末装置の機能(マイナンバーの読み取りと変換用端末装置との通信)を備えさせてもよいし、追加した第2端末装置や既存の第1端末装置に、第1端末装置の機能と第2端末装置の機能とを備えさせてもよい。
また、本実施の形態にて説明した第1記憶装置と第2記憶装置とを別々に構成することなく兼用としてもよい。すなわち、第2記憶装置を追加することなく既存の第1記憶装置にシステムIDを記憶させてもよい。
本実施の形態における処理手順の例では、第2端末装置からの変換要求情報の送信と変換用端末装置による変換要求情報の受信、及び、変換用端末装置からの変換結果情報の送信と第2端末装置による変換結果情報の受信、の間の送受信期間において、第2端末装置と変換用端末装置との通信経路を仮想専用ネットワークに設定し、送受信期間以外では仮想専用ネットワークを解除た例を説明した。しかし、第1構内通信回線18と第2構内通信回線38と、の間の通信経路を、常に仮想専用ネットワークに設定(仮想専用ネットワークに設定した状態をずっと維持)しておいてもよい。この場合は、ステップS20、S120、S25、S125、S45、S145、S50、S150の処理を省略することができる。つまり、少なくとも、第2端末装置からの変換要求情報の送信及び変換用端末装置による変換要求情報の受信と、変換用端末装置からの変換結果情報の送信及び第2端末装置による変換結果情報の受信とを、第2端末装置と変換用端末装置とを接続する通信経路を仮想専用ネットワークに設定した状態で行う。またフローチャートにおけるステップS20、S120、S25、S125、S45、S145、S50、S150の、仮想専用ネットワーク(VPN)の設定と解除を省略してもよいし、常時仮想専用ネットワークに設定することを省略してもよい(つまり、仮想専用ネットワークそのものの利用をしないようにしてもよい)。あるいは、仮想専用ネットワーク(VPN)とは別の方法で第2端末装置と変換用端末装置との間の通信の機密性を向上させるようにしてもよい。
本発明のマイナンバー利用支援システムは、本実施の形態で説明した外観、構成、処理手順等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えばローカルユーザ情報は、本実施の形態にて説明したものに限定されるものではなく、ローカルサービスの内容に応じて施設や店舗等にて独自のローカルユーザ情報が設定されている。
また第1端末装置や第2端末装置のカード読取手段は、本実施の形態にて説明したものに限定されず、挿入口から挿入されたカードから情報を読み取る方式のカード読取手段等、種々の読取方式のカード読取手段とすることができる。
1 マイナンバー利用支援システム
1A 第1マイナンバー利用支援システム
1B 第2ナイナンバー利用支援システム
2 (既存の)ローカルサービスシステム
10 病院(所定の施設)
11 第1端末装置
11A、21A 表示手段
11B、21B カード読取手段
11C、21C 印刷手段
12 第1記憶装置
13 施設内端末装置
17 回線接続装置
18 第1構内通信回線
21 第2端末装置
22 第2記憶装置
30 変換サービスセンタ
31 変換用端末装置
32 変換用記憶装置
37 回線接続装置
38 第2構内通信回線
40 広域通信回線
41 通信回線
42 通信回線
50 ローカルユーザ情報
60 変換情報
80 診察カード
90 個人番号カード
A、B、C、D 地域

Claims (7)

  1. ユーザに割付けられたローカルユーザIDを用いて利用されるローカルサービスを提供するローカルサービスシステムに対して、前記ユーザに割付けられたマイナンバーであっても前記ローカルサービスシステムを含む前記ローカルサービスを利用可能とするマイナンバー利用支援システムであって、
    前記ローカルサービスは、
    所定の施設または所定の店舗を含むローカルエリアで提供されており、
    前記ローカルサービスシステムは、
    前記ユーザの氏名を含むが前記ユーザの前記マイナンバーと前記ローカルユーザIDを含まない個人情報が前記ユーザの前記ローカルユーザIDに対応付けられたローカルユーザ情報が記憶されているとともに前記ローカルエリアに敷設された第1構内通信回線に接続された第1記憶装置と、
    入力された前記ローカルユーザIDと、前記第1記憶装置に記憶されている前記ローカルユーザ情報と、に基づいて前記ローカルサービスを利用可能とするとともに前記第1構内通信回線に接続された第1端末装置と、を有しており、
    前記マイナンバー利用支援システムは、
    前記第1構内通信回線に接続された第2端末装置と、
    前記第1構内通信回線とは異なる第2構内通信回線に接続された変換用記憶装置及び変換用端末装置と、により構成されており、
    前記第2端末装置は、前記マイナンバーを入力するための入力手段を備え、
    前記変換用記憶装置には、前記マイナンバーに前記ローカルユーザIDが対応付けられた変換情報が記憶されており、
    前記第1構内通信回線と前記第2構内通信回線は、直接接続されることなく広域通信回線を介して接続されており、
    前記第2端末装置は、前記マイナンバーが入力されると、入力された前記マイナンバーを含む変換要求情報を前記広域通信回線を介して前記変換用端末装置に送信し、
    前記変換用端末装置は、前記広域通信回線を介して前記変換要求情報を受信すると、受信した前記変換要求情報に含まれている前記マイナンバーと、前記変換用記憶装置に記憶されている前記変換情報と、に基づいて、前記マイナンバーに対応する前記ローカルユーザIDを抽出し、抽出した前記ローカルユーザIDを含む変換結果情報を、前記広域通信回線を介して前記第2端末装置に送信し、
    前記第2端末装置は、前記広域通信回線を介して前記変換結果情報を受信すると、受信した前記変換結果情報に含まれている前記ローカルユーザIDと、前記第1記憶装置に記憶されている前記ローカルユーザ情報と、に基づいて、前記ローカルサービスを利用可能としており、
    前記第1記憶装置に記憶されている前記ローカルユーザ情報には、前記個人情報と前記ローカルユーザIDが含まれているが、前記マイナンバーは含まれておらず、
    前記変換用記憶装置に記憶されている前記変換情報には、前記マイナンバーと前記ローカルユーザIDが含まれているが、前記個人情報は含まれていない、
    マイナンバー利用支援システム。
  2. 請求項1に記載のマイナンバー利用支援システムであって、
    前記マイナンバー利用支援システムは、前記第1構内通信回線に接続された第2記憶装置を有しており、
    前記第2記憶装置には、前記ローカルサービスシステムまたは前記施設または前記店舗を特定可能なシステムIDが記憶されており、
    前記変換用記憶装置に記憶されている前記変換情報は、前記システムID及び前記マイナンバーに前記ローカルユーザIDが対応付けられており、
    前記第2端末装置から送信される前記変換要求情報には、前記マイナンバーに加えて前記システムIDが含まれており、
    前記変換用端末装置は、前記広域通信回線を介して前記変換要求情報を受信すると、受信した前記変換要求情報に含まれている前記システムID及び前記マイナンバーと、前記変換用記憶装置に記憶されている前記変換情報と、に基づいて、前記システムID及び前記マイナンバーに対応する前記ローカルユーザIDを抽出し、抽出した前記ローカルユーザIDを含む変換結果情報を、前記広域通信回線を介して前記第2端末装置に送信する、
    マイナンバー利用支援システム。
  3. 請求項2に記載のマイナンバー利用支援システムであって、
    前記第1記憶装置と前記第2記憶装置は、別々に構成されることなく兼用の記憶装置として構成されている、
    マイナンバー利用支援システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のマイナンバー利用支援システムであって、
    前記マイナンバー利用支援システムは、前記第1構内通信回線に接続されて前記第2端末装置の送受信を中継する第1中継装置と、前記第2構内通信回線に接続されて前記変換用端末装置の送受信を中継する第2中継装置と、の少なくとも一方を有しており、
    前記第1中継装置を有して前記第2中継装置を有していない場合、前記第2端末装置は、前記第1中継装置を介して前記変換用端末装置と送受信を行い、
    前記第2中継装置を有して前記第1中継装置を有していない場合、前記変換用端末装置は、前記第2中継装置を介して前記第2端末装置と送受信を行い、
    前記第1中継装置と前記第2中継装置を有している場合、前記第2端末装置は、前記第1中継装置と前記第2中継装置を介して前記変換用端末装置と送受信を行い、前記変換用端末装置は、前記第2中継装置と前記第1中継装置を介して前記第2端末装置と送受信を行う、
    マイナンバー利用支援システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のマイナンバー利用支援システムであって、
    少なくとも、
    前記第2端末装置からの前記変換要求情報の送信及び前記変換用端末装置による前記変換要求情報の受信と、
    前記変換用端末装置からの前記変換結果情報の送信及び前記第2端末装置による前記変換結果情報の受信とを、
    前記第2端末装置と前記変換用端末装置とを接続する通信経路を仮想専用ネットワークに設定した状態で行う、
    マイナンバー利用支援システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のマイナンバー利用支援システムであって、
    前記第1端末装置と前記第2端末装置は、別々に構成されることなく兼用の端末装置として構成されている、
    マイナンバー利用支援システム。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のマイナンバー利用支援システムであって、
    前記所定の施設は、病院であり、
    前記ローカルサービスは、診察の予約と薬の処方と検査との少なくとも1つを含むサービスであり、
    前記第1端末装置は、第1受付端末装置であり、
    前記第2端末装置は、第2受付端末装置であり、
    前記ローカルユーザIDは、前記病院から割付けられた識別情報であり、
    前記マイナンバーは、前記ユーザに対して発行された個人番号カードに記憶されており、前記第2端末装置への前記マイナンバーの入力は、前記個人番号カードを介して入力される、
    マイナンバー利用支援システム。

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