JP6497157B2 - 情報管理装置、情報管理方法、情報管理プログラム、データ構造、及び、ソフトウェア資産管理システム - Google Patents

情報管理装置、情報管理方法、情報管理プログラム、データ構造、及び、ソフトウェア資産管理システム Download PDF

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本発明は、たとえば、ソフトウェアに関する情報を管理する情報管理装置等に関する。
コンピュータシステムにソフトウェア資産管理手法を導入することにより、該コンピュータシステムにおけるソフトウェアに関するライセンスを適正に管理したり、該コンピュータシステムに、適正なライセンスを導入する計画を立案したりすることができる。尚、ソフトウェア資産管理は、SAM(Software_Asset_Management)とも表される。ソフトウェア資産を管理するツール(以降、「管理ツール」と表す)が普及し、さらに、ソフトウェア資産の管理に関する国際規格の整備が進展している。たとえば、国際規格は、「ISO/IEC_19770−1」等である。尚、ISOは、International_Organization_for_Standardizationの略称である。IECは、International_Electrotechnical_Commissionの略称である。
該国際規格に従えば、ソフトウェアがコンピュータシステムに導入されるのに応じて、該ソフトウェアに関する素性が記述されたソフトウェア識別(ID)タグと呼ばれるファイルも該コンピュータシステムに導入される。該国際規格に従えば、管理ツールが、該ソフトウェア識別タグを参照することにより、コンピュータシステムに導入されたソフトウェアを簡単かつ確実に管理することができる。欧米等においては、該ソフトウェア識別タグに基づく管理ツールが普及しつつある。
たとえば、特許文献1及び特許文献2は、ソフトウェア資産を管理するシステム(装置)を開示する。
特許文献1に開示されるライセンス管理システムは、仮想計算機(VM)に関するイメージを複製する等、ソフトウェアに関するライセンスを管理可能なライセンス管理システムを開示する。該ライセンス管理システムは、VMイメージが複製されるのを検知するのに応じて、該VMイメージに関する識別子(ID)を変更する。
特許文献2に開示されるIC(integrated_circuit)カード(システム)は、オペレーティングシステム(OS)において動作している複数のVMを記憶している。さらに、ICカードは、アプリケーション識別子と、VM識別子と、該VM識別子が表すVMにて該アプリケーション識別子が表すアプリケーションを実行する優先順位とが関連付けされたテーブルを記憶している。
特開2014−056290号公報 特開2002−366914号公報
クラウドコンピューティングにおいては、仮想化された計算機資源が確保され、確保された計算機資源を用いて所望の目的を達成する仮想化環境が構築される。その後、所望の目的が達成された場合には、確保されていた計算機資源が解放される。
ところが、たとえば、上述したような仮想化環境において、ソフトウェア資産管理に関して以下に説明する問題が生じる。
仮想化環境においては、情報処理装置に関するスナップショットが作成される、または、VMに関するイメージが複製される等に伴い、VMにインストールされているソフトウェアも複製される。この場合には、ソフトウェア識別タグも複製されてしまうので、ソフトウェア識別タグに記述された素性と、複製により作成されたVMとの間には不一致が生じる。したがって、該不一致により適正にソフトウェア資産を管理することができない。
また、VMに関するイメージが削除されるのに伴い、VMにインストールされているソフトウェアも削除される。この場合にも、上述した理由と同様の理由により、適正にソフトウェア資産を管理することができない。
たとえば、特許文献1に開示されるライセンス管理システムは、VMのIDに基づいて、該不一致を検知できるが、ソフトウェア識別タグに関する不一致を解決しない。すなわち、該ライセンス管理装置によれば、「ISO/IEC_19770−1」等の国際規格を満たすことはできない。
また、特許文献2に開示されるシステムは、VMに関するイメージが複製される等に伴うソフトウェア数の増減を適正に検知することはできない。
そこで、本発明の主たる目的は、ソフトウェア識別タグを適正に管理可能な情報管理装置等を提供することである。
前述の目的を達成するために、本発明の一態様において、情報管理装置は、
記憶部を含む仮想計算機を起動する際に、前記仮想計算機を表す識別子を前記記憶部に格納する識別情報手段と、
前記仮想計算機が稼働している期間に、前記記憶部から前記識別子を読み取り、前記仮想計算機に格納されているソフトウェアに関して、読み取った前記識別子が表す前記仮想計算機に、前記ソフトウェアが導入されていることを表す導入先情報を作成し、前記記憶部の中のソフトウェア識別タグ情報が記憶されている記憶領域に、作成した前記導入先情報を格納する作成手段と
を備える。
また、本発明の他の見地として、情報管理方法は、
情報処理装置が、
記憶部を含む仮想計算機を起動する際に、前記仮想計算機を表す識別子を前記記憶部に格納し、
前記仮想計算機が稼働している期間に、前記記憶部から前記識別子を読み取り、前記仮想計算機に格納されているソフトウェアに関して、読み取った前記識別子が表す前記仮想計算機に、前記ソフトウェアが導入されていることを表す導入先情報を作成し、前記記憶部の中のソフトウェア識別タグ情報が記憶されている記憶領域に、作成した前記導入先情報を格納する。
さらに、同目的は、係る情報管理プログラム、及び、そのプログラムを記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体によっても実現される。
本発明に係る情報管理装置等によれば、適正にソフトウェア識別タグを管理することができる。
本発明の第1の実施形態に係る情報管理装置を含む情報処理システムが有する構成を示すブロック図である。 Windows_XPの場合に、ソフトウェア識別タグ情報を格納可能な所定の記憶領域の一例を概念的に表す図である。 UNIXの場合に、ソフトウェア識別タグ情報を格納する所定の記憶領域の一例を概念的に表す図である。 第1の実施形態に係るソフトウェア識別タグ情報が有する構成の一例を表すブロック図である。 第1の実施形態に係る作成部における処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る情報管理装置が有する構成を表すブロック図である。 第2の実施形態に係る作成部が有する構成を表すブロック図である。 第2の実施形態に係る資産管理装置が有する構成を表すブロック図である。 第2の実施形態に係る作成部における処理の流れを示すフローチャートである。 仮想計算機が削除される場合に、第2の実施形態に係る資産管理装置が実行する処理を表すフローチャートである。 仮想計算機(VM)を実現する処理の一例を表すフローチャートである。 イメージ情報を作成する処理の一例を表すフローチャートである。 ソフトウェア資産を管理する処理の一例を表すフローチャートである。 本発明の各実施形態に係る情報管理装置を実現可能な計算処理装置のハードウェア構成例を、概略的に示すブロック図である。
次に、本発明を実施する実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態に係る情報管理装置101を含む情報処理システム106が有する構成について、図1を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る情報管理装置101を含む情報処理システム106が有する構成を示すブロック図である。尚、図1においては、実体として情報管理装置101を実線と表す。
第1の実施形態に係る情報管理装置101は、作成部102と、識別情報部103とを有する。
情報処理システム106は、情報処理装置105と、ソフトウェア資産管理装置201とを有してもよい。以降、ソフトウェア資産管理装置を、単に、「資産管理装置」と表す。情報処理装置105は、仮想計算機(VM)104を有してもよい。また、仮想計算機104は、記憶部107を参照することができることとする。情報処理システム106は、情報管理装置101を含む。
資産管理装置201は、情報処理システム106に含まれる情報処理装置、VM等にソフトウェアがインストールされているか否か等に関するソフトウェア資産を管理する。
情報処理装置105は、物理的に存在している情報処理装置であり、仮想計算機104に関する処理を実際に実行する。また、情報処理装置105は、仮想計算機104を起動する、または、仮想計算機104を終了する等、仮想計算機104を制御する。
仮想計算機104は、仮想計算機104にインストールされているオペレーティングシステム(OS)が参照可能なファイルシステムを記憶部107として有する。
尚、情報処理システム106に含まれる情報処理装置の台数は、図1に示す台数に限定されず複数であってもよい。情報処理システム106に含まれる資産管理装置201の台数は、図1に示す台数に限定されず複数であってもよい。情報処理装置105に含まれる仮想計算機104の台数は、図1に示す台数に限定されず複数であってもよい。さらに、図1において、資産管理装置201と、情報処理装置105とは別体であるとしたが、各装置が有する機能を含む1台の情報処理装置であってもよい。
識別情報部103は、仮想計算機104が起動される場合に、仮想計算機104を識別可能な計算機識別子(以降、識別子を「ID」と表す)を、記憶部107における特定の記憶領域109に格納する。特定の記憶領域109を実現可能な一例については後述する。
計算機IDは、たとえば、仮想計算機104を識別可能なVMの名称であってもよい。あるいは、計算機IDは、仮想計算機104における処理を制御しているOSを識別可能なソフトウェアIDであってもよい。該ソフトウェアIDは、たとえば、Windows(登録商標)を表すソフトウェアIDである。あるいは、計算機IDは、該VMにおけるネットワークインターフェースカード(NIC)を識別可能なMACアドレス等であってもよい。すなわち、計算機IDは、上述した例に限定されない。尚、MACアドレスは、Media_Access_Controlアドレスの略称である
作成部102は、仮想計算機104が稼働している期間に、特定の記憶領域109から計算機IDを読み取る。作成部102は、仮想計算機104に含まれるソフトウェアに関して、読み取った計算機IDを含むソフトウェア識別タグ情報(たとえば、図4、後述)を作成する。
以降、説明の便宜上、仮想計算機104に含まれるソフトウェアを、「第1ソフトウェア」と表す。
次に、作成部102は、作成したソフトウェア識別タグ情報を所定の記憶領域(たとえば、図2または図3に概念的に例示するような記憶態様、該記憶態様の詳細は後述する)に格納する。
尚、作成部102は、第1ソフトウェアに関して、ソフトウェア識別タグ情報が所定の記憶領域に含まれる場合に、読み取った計算機IDに基づき該ソフトウェア識別タグ情報を更新してもよい。または、作成部102は、第1ソフトウェアに関して、ソフトウェア識別タグ情報が所定の記憶領域に含まれない場合に、読み取った計算機IDを含む該ソフトウェア識別タグ情報を作成してもよい。
以降、所定の記憶領域は、たとえば、国際規格に従いソフトウェア識別タグが格納される記憶領域を表すとする。また、特定の記憶領域は、記憶部107に含まれる一部の記憶領域を表すとする。尚、特定の記憶領域は、所定の記憶領域の一部であってもよい。
さらに、作成部102は、読み取った計算機IDと、第1ソフトウェアを表すソフトウェアIDとが関連付けされたソフトウェア情報を作成し、作成したソフトウェア情報を資産管理装置201に送信してもよい。
この場合に、資産管理装置201は、作成部102が送信したソフトウェア情報を受信し、受信したソフトウェア情報に基づき、VMまたは情報処理装置にインストールされているソフトウェアに関して、ソフトウェア資産を管理する。
次に、図2及び図3を参照しながら、国際規格「ISO/IEC_19770−2:2009」に従う場合に、ソフトウェア識別タグ情報を格納可能な所定の記憶領域について説明する。図2は、Windows_XP(登録商標)の場合に、ソフトウェア識別タグ情報を格納可能な所定の記憶領域の一例を概念的に表す図である。図3は、UNIX(登録商標)の場合に、ソフトウェア識別タグ情報を格納する所定の記憶領域の一例を概念的に表す図である。
国際規格「ISO/IEC_19770−2:2009」に従えば、OSに応じてソフトウェア識別タグ情報を格納する所定の記憶領域が定められている。
たとえば、OSがWindows_XPである場合(図2)に、ソフトウェア識別タグ情報は、「%AllUsersProfile%¥Application_Data¥<ソフトウェアベンダを示すID>」ディレクトリが表す所定の記憶領域に格納される。図2に例示するように、「%AllUsersProfile%」は所定の記憶領域を表す。「¥」は、記憶領域を区画する記号(符号)を表す。該記号は、バックスラッシュを用いて表されることもある。たとえば、OSがWindows_XPである場合に、あるソフトウェアに関する「ソフトウェア識別タグ情報1」は、たとえば、「%AllUsersProfile%」内の、「Application_Data」における、「ベンダ1」に含まれる。
また、たとえば、OSがUNIX(登録商標)である場合(図3)に、ソフトウェア識別タグ情報は、たとえば、「/usr/share/<ソフトウェアベンダを示すID>」ディレクトリが表す所定の記憶領域に格納される。「/」は、記憶領域を区画する記号(符号)である。
該国際規格に従えば、ソフトウェア識別タグ情報は、所定の記憶領域にソフトウェアベンダごとに格納される。したがって、特定のソフトウェアベンダが提供しているソフトウェアに関するソフトウェア識別タグ情報は、所定の記憶領域を参照することにより特定することができる。
次に、図4を参照しながら、第1の実施形態に係るソフトウェア識別タグ情報121が有する構成について説明する。図4は、第1の実施形態に係るソフトウェア識別タグ情報121が有する構成の一例を表すブロック図である。
図4に例示するデータ構造において、ソフトウェア識別タグ情報121は、プライマリタグ情報122と、サプリメンタルタグ情報123とを含む。
プライマリタグ情報122においては、タグと、該タグに関する値とが関連付けされている。たとえば、タグの一例として、あるソフトウェアを一意に識別可能なソフトウェアID等の当該ソフトウェアに関する固有の情報や、ライセンスキー等の情報がある。国際規格に従えば、プライマリタグ情報122を改変することはできない。
サプリメンタルタグ情報123においても、タグと、該タグに関する値とが関連付けされている。該国際規格に従えば、サプリメンタルタグ情報123を改変することは許可されている。したがって、あるソフトウェアに関する付加的な情報を格納する場合には、サプリメンタルタグ情報123が利用される。
図4に示す例において、プライマリタグ情報122においては、タグ「ソフトウェアID」と、値「Soft1」とが関連付けされている。これは、タグ「ソフトウェアID」に関する値が「Soft1」であることを表す。サプリメンタルタグ情報123においては、タグ「導入先」と、値「VM1」とが関連付けされている。これは、タグ「導入先」に関する値が「VM1」であることを表す。
尚、上述した例において、ソフトウェア識別タグ情報121は、プライマリタグ情報122と、サプリメンタルタグ情報123とを含むとしたが、プライマリタグ情報122と、サプリメンタルタグ情報123とは、個別のタグ情報に格納されていてもよい。
また、上述した例においては、サプリメンタルタグ情報123は、上述した計算機IDを含む。たとえば、作成部102は、導入先を表すタグと、読み取った計算機IDとが関連付けされた導入先情報を作成し、作成した導入先情報を所定の記憶領域に格納する。
次に、本発明の第1の実施形態に係る作成部102が行う処理について、図5を参照しながら詳細に説明する。図5は、第1の実施形態に係る作成部102における処理の流れを示すフローチャートである。
識別情報部103は、仮想計算機104が起動される場合に、仮想計算機104を識別可能な計算機IDを、記憶部107における特定の記憶領域109に格納しているとする。
作成部102は、仮想計算機104が稼働している期間に、特定の記憶領域109から計算機IDを読み取る(ステップS101)。作成部102は、仮想計算機104に含まれる第1ソフトウェアに関して、読み取った計算機IDを含むソフトウェア識別タグ情報(たとえば、図4)を作成する(ステップS102)。次に、作成部102は、作成したソフトウェア識別タグ情報を所定の記憶領域(たとえば、図2及び図3)に格納する。
さらに、作成部102は、読み取った計算機IDと、第1ソフトウェアを表すソフトウェアIDとが関連付けされたソフトウェア情報を作成し(ステップS103)、作成したソフトウェア情報を資産管理装置201に送信してもよいステップS104)。
次に、第1の実施形態に係る情報管理装置101に関する効果について説明する。
本実施形態に係る情報管理装置101によれば、適正にソフトウェア識別タグを管理することができる。
この理由は、作成部102が特定の記憶領域109を介して読み取った計算機IDに基づき、タグ情報108に適正な導入先を設定するからである。
後述するように、たとえば、情報処理装置に関する動作環境を表すイメージファイル(イメージ情報)を作成する場合に、ソフトウェアID等のOS固有の情報は削除される。この結果、該イメージ情報の複製により作成されるVMにおいては、たとえば、自装置を表す計算機IDを表す情報が削除されてしまう。この結果、上述したようなソフトウェア情報が適正な計算機IDを含まないので、資産管理装置201は、適正にソフトウェア資産を管理することができない。
これに対して、本実施形態に係る情報管理装置101によれば、上述したような処理を実行することにより、ソフトウェア情報は、適正に管理される。この結果、上述したような複製により作成されたVMであってもソフトウェア情報が適正な計算機IDを含むので、資産管理装置201は、適正にソフトウェア資産を管理することできる。
すなわち、本実施形態に係る情報管理装置101によれば、適正にソフトウェア識別タグを管理することができる。
<第2の実施形態>
次に、上述した第1の実施形態を基本とする本発明の第2の実施形態について説明する。
説明の便宜上、以降の説明において、VMは、異なるVMを表すスナップショットや、異なるVMに関するイメージファイル等、異なるVMを複製することにより作成されたVMであるとする。また、該VMには、該VMにインストールされているソフトウェア資産を管理する管理ツールに含まれるエージェントがインストールされているとする。該VMは、情報処理装置において起動されていないとする。該異なるVMには、ソフトウェア識別タグ情報が所定の記憶領域に格納されているとする。すなわち、複製によって作成されたVMにも、ソフトウェア識別タグ情報が所定の記憶領域に格納されているとする。
まず、イメージファイルを作成する手順、及び、作成したイメージファイルに基づくVMを起動する処理について、2つの例を用いながら説明する。
まず、第1の例は、物理的な情報処理装置(または、仮想計算機)が、該情報処理装置にインストールされているソフトウェアを監視するエージェントを含む例である。この例においては、該エージェントは、該情報処理装置にインストールされているソフトウェアに関するソフトウェア情報を、ソフトウェア資産管理装置に送信する。ソフトウェア資産管理装置は、該ソフトウェア情報に基づき、情報処理装置等にインストールされているソフトウェア資産を管理する。
説明の便宜上、情報システムは、ソフトウェア資産管理装置を含むとする。
まず、図11を参照しながら、複製元であるVMを実現する処理手順について説明する。図11は、VMを実現する処理の一例を表すフローチャートである。
Windows等のOSが、インストーラーを介してVMにインストールされる(ステップS201)。さらに、該OSがインストールされた該VMに、該ソフトウェア識別タグ情報を処理可能なエージェントがインストールされる(ステップS202)。さらに、該VMに、たとえば、第1ソフトウェアがインストールされる(ステップS203)。
次に、エージェントは、該VMが稼働している期間に、該VMに関するファイルシステムを参照することにより、VMにインストールされている第1ソフトウェアを探す。エージェントは、第1ソフトウェアを見つけた場合に、見つけた第1ソフトウェアに関するソフトウェア識別タグ情報が所定の記憶領域にあるか否かを判定する(ステップS204)。エージェントは、見つけた第1ソフトウェアに関して、ソフトウェア識別タグ情報がないと判定する場合に(ステップS204にてNO)、該第1ソフトウェアに関するプライマリタグ情報(たとえば、ソフトウェアIDを含む)を作成する(ステップS205)。エージェントは、所定の記憶領域に、作成したプライマリタグ情報を含むソフトウェア識別タグ情報を格納する。
エージェントは、さらに、VMが稼働している期間に、該VMにおいて見つけた第1ソフトウェアに関するソフトウェア情報を、ソフトウェア資産管理装置に送信してもよい(ステップS206)。ソフトウェア資産管理装置は、該第1ソフトウェアに関するソフトウェア情報に基づき、VMにインストールされているソフトウェア資産を管理する。
上述した処理によって、複製元であるVMには、OS、エージェント、及び、第1ソフトウェアがインストールされ、さらに、ソフトウェア識別タグ情報が所定の記憶領域に格納されている。
次に、図12を参照しながら、複製元であるVMから、該VMに関する動作環境に関するシステムイメージ(以降、単に、「イメージ」と表す)情報を作成する処理手順について説明する。図12は、イメージ情報を作成する処理の一例を表すフローチャートである。
VM等に関する動作環境を複製するsysprep等の命令を用いて、該VMに関する動作環境を表すイメージ情報が作成される(ステップS210)。該イメージ情報が作成される場合に、ソフトウェアID等のOS固有の情報は削除されるので、該イメージ情報は、OS固有の情報を含まない。さらに、該イメージ情報が作成される場合に、OSに関するライセンスキー等の情報も削除されるので、該イメージ情報は、該ライセンスキー等の情報を含まない。
次に、作成されたイメージ情報が複製される(ステップS211)ことにより、第2イメージ情報が作成される。第2イメージ情報は、イメージ情報が含んでいるOS、及び、イメージ情報が含んでいる第1ソフトウェアを含む。該第2イメージ情報に基づき、該イメージ情報が複製されたVMが作成される。
次に、複製されたVMが起動された場合(ステップS212)の、そのVMにおける処理について説明する。
まず、VMは、起動された場合に、ライセンスキー等に関する入力を促す。VMは、ライセンスキー等が入力された場合に、新しいソフトウェアIDを割り当てる(ステップS213)。次に、エージェントは、上述した処理と同様に、第1ソフトウェアに関して、該第1ソフトウェアに関するソフトウェア識別タグ情報があるか否かを判定する(ステップS214)。エージェントは、ソフトウェア識別タグ情報が作成されてないと判定する場合に、該第1ソフトウェアに関して、割り当てたソフトウェアIDを含むソフトウェア識別タグ情報を作成する(ステップS215)。さらに、エージェントは、該VMにおいて見つけた第1ソフトウェアに関するソフトウェア情報を、ソフトウェア資産管理装置に送信してもよい(ステップS216)。
上述した第1の例において、第2の実施形態に係る情報管理装置は、たとえば、ステップS213等に関する処理を実行する。尚、該情報管理装置が行う処理については後述する
第2の例は、物理的な情報処理装置(または、仮想計算機)が、該情報処理装置にインストールされているソフトウェアに関して、ソフトウェア資産として管理する管理機能を有する例である。この例においては、該機能を用いて、情報処理装置にインストールされているソフトウェアが、ソフトウェア資産として管理される。
図13を参照しながら、ソフトウェア資産を管理する処理について説明する。図13は、ソフトウェア資産を管理する処理の一例を表すフローチャートである。
Windows等のOSが、インストーラーを介してVMにインストールされる(ステップS221)。次に、該VMに、ソフトウェアがインストールされる(ステップS222)。該ソフトウェアが該VMにインストールされる場合に、たとえば、ソフトウェアIDを含むプライマリタグ情報が作成され、所定の記憶領域に、作成されたプライマリタグ情報を含むソフトウェア識別タグ情報が格納される。
管理機能は、たとえば、該ソフトウェア識別タグ情報に基づき、該VMにインストールされている第1ソフトウェアに関するソフトウェア資産を管理する。尚、管理機能が、ソフトウェア資産を管理する手法は、たとえば、該管理機能は、該管理機能が第1ソフトウェアを探索することにより実現されてもよいし、該管理機能が第1ソフトウェアに関するソフトウェア情報を受信することにより実現されてもよい。たとえば、該管理機能は、たとえば、WMIや、JMX等を用いて実現することができる。尚、WMIは、Windows_Management_Instrumentationの略称である。JMXは、Java(登録商標)_Management_Extensionsの略称である。
上述した処理によって、複製元であるVMには、OS等がインストールされ、さらに、ソフトウェア識別タグ情報が所定の記憶領域に格納されている。
次に、複製元であるVMから、該VMに関する動作環境に関するイメージ情報を作成する処理手順について説明する。
VMに関する動作環境を複製するsysprep等の命令を用いて、該VMに関する動作環境を表すイメージ情報が作成される(ステップS223)。該イメージ情報が作成される場合に、ソフトウェアID等を含むOS固有の情報は削除されるので、該イメージ情報は、OS固有の情報を含まない。さらに、該イメージ情報が作成される場合に、OSに関するライセンスキー等の情報も削除されるので、該イメージ情報は、該ライセンスキー等の情報を含まない。また、プライマリタグ情報を改変することができないので、該イメージ情報は、ソフトウェア識別タグ情報を含む。
次に、作成されたイメージ情報の複製により(ステップS224)、第2イメージ情報が作成される。第2イメージ情報は、イメージ情報が含んでいるOS、イメージ情報が含んでいるソフトウェア、及び、イメージ情報が含んでいるプライマリタグ情報を含む。該第2イメージ情報に基づき、該イメージ情報が複製されたVMが作成される。
次に、複製されたVMが起動された場合(ステップS225)の、そのVMにおける処理について説明する。
まず、VMは、起動された場合に、ライセンスキー等に関する入力を促す。VMは、ライセンスキー等が入力された場合に、新しいソフトウェアIDを割り当てる(ステップS226)。さらに、サプリメンタルタグ情報を作成するプロセスが起動される。尚、該プロセスは、たとえば、ソフトウェアに付属された更新プログラム、または、OSにおけるプロセスである。該プロセスは、割り当てられたソフトウェアIDに基づきサプリメンタルタグ情報を作成する(ステップS227)。管理機能は、作成したサプリメンタルタグ情報を含むソフトウェア識別タグ情報等に基づき、VMにインストールされているソフトウェア資産を管理する。
上述した第2の例において、第2の実施形態に係る情報管理装置は、たとえば、ステップS227等に示す処理を実行する。尚、該情報管理装置が行う処理については後述する
すなわち、上述したようないずれの例についても本実施形態に係る情報管理装置131を適用することができる。
図6を参照しながら、第2の実施形態に係る情報管理装置131が有する構成について説明する。図6は、本発明の第2の実施形態に係る情報管理装置131が有する構成を表すブロック図である。
本実施形態に係る情報管理装置131は、作成部132と、識別情報部133とを有する。
情報処理システム136は、大別して、情報処理装置135と、資産管理装置201とを有する。尚、情報管理装置131は、情報処理装置135に含まれる。情報処理装置135は、1つ以上の仮想計算機134と、システム変更部142と、VM管理部143とを有する。仮想計算機134は、仮想計算機134が参照することが可能なファイルシステム141と、作成部132とを有する。情報処理装置135は、資産管理装置201と情報(データ)を送受信することができる。
識別情報部133は、仮想計算機134が起動される場合に、仮想計算機134に含まれるファイルシステム141における特定の記憶領域に、仮想計算機134を表す計算機IDを格納する。特定の記憶領域は、たとえば、ファイルシステム141において、情報処理装置におけるソフトウェアのソフトウェア識別タグ情報を格納する所定の記憶領域である。
作成部132は、仮想計算機134が稼働している期間に、仮想計算機134にインストールされているソフトウェアに関して、該特定の記憶領域に格納された計算機IDに基づき、導入先情報を作成(または、更新)する。作成部132は、作成した導入先情報をソフトウェア識別タグ情報に格納する。さらに、作成部132は、仮想計算機134にインストールされているソフトウェアに関して、該計算機IDと、該ソフトウェアIDとが関連付けされたソフトウェア情報を作成してもよい。作成部132は、作成したソフトウェア情報を、資産管理装置201に送信してもよい。
ファイルシステム141は、仮想計算機134にインストールされているOSが有する機能の一つであり、たとえば、特定の記憶領域に、データ(情報)を格納する等の機能を表す。
システム変更部142は、たとえば、ファイルシステム141を変更するリクエストを受信する場合に、該リクエストに基づいてファイルシステム141を変更する。
VM管理部143は、仮想計算機134を起動(または、終了)するリクエスト(または、命令)を受信するのに応じて仮想計算機134を起動(または、終了)する。VM管理部143は、仮想計算機134を削除するリクエスト(または、命令)を受信する場合に、仮想計算機134に関するデータ(ソフトウェア情報、記憶領域を表すファイル等)を削除するリクエストを資産管理装置201に送信する。
資産管理装置201は、たとえば、情報管理装置131が送信するソフトウェア情報に基づき、仮想計算機134にインストールされているソフトウェア資産を管理する。
図7を参照しながら、第2の実施形態に係る作成部132が有する構成について説明する。図7は、第2の実施形態に係る作成部132が有する構成を表すブロック図である。
本実施形態に係る作成部132は、読み取り部151と、判定部152と、タグ設定部153と、情報作成部154と、送信部155とを有する。尚、情報管理装置131は、たとえば、ソフトウェア情報等の情報を、資産管理装置201に送信することができる。
読み取り部151は、ファイルシステム141における所定の記憶領域から、ソフトウェア識別タグ情報を読み取る。読み取り部151は、読み取ったソフトウェア識別タグ情報から、たとえば、ソフトウェアIDのタグに関連付けされた値を読み取ることにより、ソフトウェアIDを特定する。たとえば、読み取り部151は、読み取ったソフトウェア識別タグ情報から、導入先のタグに関連付けされた値を読み取ることにより、該タグと、該値とが関連付けされた導入先情報を特定する。読み取り部151は、ファイルシステム141における所定の記憶領域に格納された、計算機ID(あるいは、ソフトウェア識別タグ情報)を読み取る。
尚、読み取り部151は、所定の記憶領域に格納されている全てのソフトウェア識別タグ情報を読み取ってもよい。
判定部152は、所定の記憶領域から読み取ったソフトウェア識別タグ情報に含まれる導入先情報と、特定の記憶領域から読み取ったソフトウェア識別タグ情報に含まれる導入先情報とが一致するか否かを判定する。尚、説明の便宜上、前者を「第1識別タグ情報」と表し、後者を「第2識別タグ情報」と表すとする。
タグ設定部153は、該2つの導入先情報が一致しない場合に、第2識別タグ情報における導入先情報を、第1識別タグ情報に含まれる導入先情報に基づき設定する。または、タグ設定部153は、第2識別タグ情報が導入先情報を含んでいない場合に、第2識別タグ情報における導入先情報を、第1識別タグ情報に含まれる導入先情報に基づき設定する。タグ設定部153は、設定した導入先情報を含むソフトウェア識別タグ情報を、所定の記憶領域に格納する。
情報作成部154は、たとえば、該2つの導入先情報が一致しない場合に、第1識別タグ情報に含まれる導入先情報に基づき、第2識別タグ情報が表すソフトウェアに関するソフトウェア情報を作成する。
送信部155は、作成部132が作成したソフトウェア情報を資産管理装置201に送信する。
次に、図8を参照しながら、資産管理装置201が有する構成について説明する。図8は、第2の実施形態に係る資産管理装置201が有する構成を表すブロック図である。
資産管理装置201は、集計部202と、削除部203と、格納部204とを有する。さらに、資産管理装置201は、表示部205と、ソフトウェア情報記憶部206とを有してもよい。
ソフトウェア情報記憶部206は、計算機IDと、ソフトウェアIDとが関連付けされたソフトウェア情報を記憶することができる。尚、ソフトウェア情報記憶部206は、構成管理データベース(CMDB)とも呼ばれる。
格納部204は、たとえば、情報管理装置131が送信するソフトウェア情報を受信し、受信したソフトウェア情報をソフトウェア情報記憶部206に格納する。
集計部202は、たとえば、ソフトウェアがインストールされているVMを表示するリクエストを受信した場合に、ソフトウェア情報記憶部206から、該ソフトウェアを表すソフトウェアIDに関するソフトウェア情報を読み取る。すなわち、集計部202は、ソフトウェア情報記憶部206から、該ソフトウェアIDに関連付けされた計算機IDを読み取る。集計部202は、読み取った計算機IDを表示部205に表示する。
削除部203は、計算機IDを含むソフトウェアに関して削除するリクエストを受信した場合に、ソフトウェア情報記憶部206から、該計算機IDを含むソフトウェア情報を削除する。
次に、図9を参照しながら第2の実施形態に係る作成部132が行う処理について詳細に説明する。図9は、第2の実施形態に係る作成部132における処理の流れを示すフローチャートである。
読み取り部151は、特定の記憶領域(たとえば、作成部132に関するソフトウェア識別タグ情報が格納されている所定の記憶領域)からソフトウェア識別タグ情報(すなわち、第1識別タグ情報)を読み取る。読み取り部151は、読み取った第1識別タグ情報において、タグ「導入先」に関する導入先情報を読み取る(ステップS111)。
読み取り部151は、さらに、ソフトウェア識別タグ情報が格納された所定の記憶領域から、第1識別タグ情報とは異なるソフトウェア識別タグ情報(すなわち、第2識別タグ情報)を読み取る。読み取り部151は、読み取った第2識別タグ情報の中から、タグ「導入先」に関する導入先情報を読み取る(ステップS112)。さらに、読み取り部151は、第2識別タグ情報(たとえば、プライマリタグ情報)の中から、ソフトウェアIDを読み取る。
判定部152は、第1識別タグ情報から読み取った導入先情報と、第2識別タグ情報から読み取った導入先情報とが一致するか否かを判定する(ステップS113)。
第1識別タグ情報から読み取った導入先情報と、第2識別タグ情報から読み取った導入先情報とが一致しない場合に(ステップS113にてNO)、タグ設定部153は、第1識別タグ情報から読み取った導入先情報を、第2識別タグ情報に設定する(ステップS114)。
送信部155は、第1識別タグ情報から読み取った導入先情報に含まれる値と、読み取ったソフトウェアIDとが関連付けされたソフトウェア情報を作成し(ステップS115)、作成したソフトウェア情報を資産管理装置201に送信する(ステップS116)。
尚、ステップS113乃至ステップS116に示す処理は、仮想計算機134にインストールされているソフトウェアのうち、作成部132とは異なるすべてのソフトウェアに関して、繰り返し実行されてもよい。
仮想計算機134が起動される以前に、識別情報部133は、特定の記憶領域(この例では、第1識別タグ情報が格納されている所定の記憶領域)に、仮想計算機134を表す計算機IDを格納する。したがって、ステップS111における処理において、第1識別タグ情報から読み取られる値は、仮想計算機134を表す計算機IDである。
また、上述した処理は、VM管理部143が、識別情報部133に処理を指示する態様により実行されてもよい。この態様においては、VM管理部143は、たとえば、下記の処理1乃至処理3に示す「起動スクリプト」なる命令列に従い、上述した処理を実行してもよい。すなわち、
(処理1)識別情報部133が、仮想計算機134に関するファイルシステム141において、第1識別タグ情報が格納されている記憶領域を特定する処理、
(処理2)特定した記憶領域から第1識別タグ情報を読み取り、該第1識別タグ情報におけるサプリメンタルタグ情報に、導入先情報が含まれていない場合、及び、導入先情報が含まれているが、導入先情報の値が仮想計算機134を表す計算機IDと異なる場合に、識別情報部133が、導入先情報の値に、仮想計算機134を表す計算機IDを設定する処理、
(処理3)VM管理部143が、仮想計算機134を起動する処理。
次に、図10を参照しながら、VM管理部143が、計算機IDが表すVMに関連するイメージファイル等を削除する場合に実行される処理について説明する。図10は、仮想計算機134が削除される場合に、第2の実施形態に係る資産管理装置201が実行する処理を表すフローチャートである。
VM管理部143は、計算機IDが表すVMを削除する削除命令を受信すると(ステップS121)、計算機IDに関連付けされたソフトウェア情報を削除する要求を表すリクエストを、資産管理装置201に送信する。
資産管理装置201は、VM管理部143が送信したリクエストを受信する。削除部203は、ソフトウェア情報記憶部206において、受信したリクエストに含まれる計算機IDに関連付けされたソフトウェア情報を削除する(ステップS122)。
また、上述した処理は、VM管理部143が、資産管理装置201に処理を指示する態様により実行されてもよい。この態様においては、VM管理部143は、たとえば、下記の処理4及び処理5に示す「破棄スクリプト」なる命令列に従い、上述した処理を実行してもよい。すなわち、
(処理4)計算機IDに関連付けされたソフトウェア情報を削除するリクエストを、資産管理装置201に送信する処理、
(処理5)受信したリクエストに従い、該リクエストに関する計算機IDに関連付けされたソフトウェア情報を、資産管理装置201が削除する処理。
尚、上述した例において、特定の記憶領域は、必ずしも、作成部132を表すソフトウェア識別タグ情報である必要はなく、他のソフトウェア識別タグ情報であってもよい。他のソフトウェアは、たとえば、OSや、アプリケーションフレームワーク等である。また、必ずしも、特定の記憶領域は、ソフトウェア識別タグ情報を格納している所定の記憶領域である必要はなく、他の記憶領域であってもよい。すなわち、特定の記憶領域は、上述した例に限定されない。
次に、第2の実施形態に係る情報管理装置131に関する効果について説明する。
本実施形態に係る情報管理装置131によれば、適正にソフトウェア識別タグを更新することができる。この理由は、第2の実施形態に係る情報管理装置131が有する構成は、第1の実施形態に係る情報管理装置101が有する構成を含むからである。
本実施形態に係る情報管理装置131によれば、イメージを複製することによって作成されたVMであっても、ソフトウェア識別タグ情報に基づき、適正にソフトウェア資産を管理することができる。この理由は、情報管理装置131が、適正にソフトウェア識別タグ情報を管理するからである。
本実施形態に係る情報管理装置131によれば、イメージを複製することによって作成されたVMであっても、資産管理装置201を変更することなく、ソフトウェア資産を管理することができる。すなわち、情報管理装置131によれば、資産管理装置201に、ソフトウェア資産を管理可能なAPIを組み込むことなく、ソフトウェア識別タグ情報に基づきソフトウェア資産を適正に管理することができる。この理由は、情報管理装置131が、特定の記憶領域に格納された計算機IDに基づき、VMにインストールされているソフトウェアに関するソフトウェア情報を資産管理装置201に送信するからである。尚、APIは、Application_Programming_Interfaceの略称である。
さらに、本実施形態に係る情報管理装置131によれば、仮想計算機134に関するファイルシステム141を介して、ソフトウェア資産を適正に管理することができる。この理由は、ファイルシステム141における特定の記憶領域を介して、仮想計算機134が、自VMを表す計算機IDを検知することができるからである。
(ハードウェア構成例)
上述した本発明の各実施形態における情報管理装置を、1つの計算処理装置(情報処理装置、コンピュータ)を用いて実現するハードウェア資源の構成例について説明する。但し、係る情報管理装置は、物理的または機能的に少なくとも2つの計算処理装置を用いて実現してもよい。また、係る情報管理装置は、専用の装置として実現してもよい。
図14は、第1の実施形態及び第2の実施形態に係る情報管理装置を実現可能な計算処理装置のハードウェア構成例を概略的に示す図である。計算処理装置20は、中央処理演算装置(Central_Processing_Unit、以降「CPU」と表す)21、メモリ22、ディスク23、及び、不揮発性記録媒体24を有する。計算処理装置20は、さらに、入力装置25、出力装置26、通信インターフェース(以降、「通信IF」と表す。)27、及び、ディスプレー28を有する。計算処理装置20は、通信IF27を介して、他の計算処理装置、及び、通信装置と情報を送受信することができる。
不揮発性記録媒体24は、コンピュータが読み取り可能な、たとえば、コンパクトディスク(Compact_Disc)、デジタルバーサタイルディスク(Digital_Versatile_Disc)である。また、不揮発性記録媒体24は、ユニバーサルシリアルバスメモリ(USBメモリ)、ソリッドステートドライブ(Solid_State_Drive)等であってもよい。不揮発性記録媒体24は、電源を供給しなくても係るプログラムを保持し、持ち運びを可能にする。不揮発性記録媒体24は、上述した媒体に限定されない。また、不揮発性記録媒体24の代わりに、通信IF27及び通信ネットワークを介して、係るプログラムを持ち運びしてもよい。
すなわち、CPU21は、ディスク23が記憶するソフトウェア・プログラム(コンピュータ・プログラム:以下、単に「プログラム」と称する)を、実行する際にメモリ22にコピーし、演算処理を実行する。CPU21は、プログラム実行に必要なデータをメモリ22から読み取る。表示が必要な場合には、CPU21は、ディスプレー28に出力結果を表示する。外部への出力が必要な場合には、CPU21は、出力装置26に出力結果を出力する。外部からプログラムを入力する場合、CPU21は、入力装置25からプログラムを読み取る。CPU21は、上述した図1、図6、図7、または、図8に示す各部が表す機能(処理)に対応するところのメモリ22にある情報管理プログラム(図5、図9、または、図10)を解釈し実行する。CPU21は、上述した本発明の各実施形態において説明した処理を順次行う。
すなわち、このような場合、本発明は、係る情報管理プログラムによっても成し得ると捉えることができる。更に、係る情報管理プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な不揮発性の記録媒体によっても、本発明は成し得ると捉えることができる。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本発明を説明した。しかし、本発明は、上述した実施形態には限定されない。すなわち、本発明は、本発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
101 情報管理装置
102 作成部
103 識別情報部
104 仮想計算機
105 情報処理装置
106 情報処理システム
107 記憶部
108 タグ情報
109 特定の記憶領域
201 資産管理装置
121 ソフトウェア識別タグ情報
122 プライマリタグ情報
123 サプリメンタルタグ情報
131 情報管理装置
132 作成部
133 識別情報部
134 仮想計算機
135 情報処理装置
136 情報処理システム
141 ファイルシステム
142 システム変更部
143 VM管理部
151 読み取り部
152 判定部
153 タグ設定部
154 情報作成部
155 送信部
202 集計部
203 削除部
204 格納部
205 表示部
206 ソフトウェア情報記憶部
20 計算処理装置
21 CPU
22 メモリ
23 ディスク
24 不揮発性記録媒体
25 入力装置
26 出力装置
27 通信IF
28 ディスプレー

Claims (9)

  1. 記憶部を含む仮想計算機を起動する際に、前記仮想計算機を表す識別子を前記記憶部に格納する識別情報手段と、
    前記仮想計算機が稼働している期間に、前記記憶部から前記識別子を読み取り、前記仮想計算機に格納されているソフトウェアに関して、読み取った前記識別子が表す前記仮想計算機に、前記ソフトウェアが導入されている導入先を表すタグと、前記仮想計算機を表す前記識別子とが関連付けされた導入先情報を作成し、前記記憶部の中のソフトウェア識別タグ情報が記憶されている記憶領域に、作成した前記導入先情報を格納する作成手段と
    を備える情報管理装置。
  2. 前記作成手段は、前記タグ情報が、読み取った前記識別子を含まない場合に、読み取った前記識別子を含む導入先情報を前記記憶領域に格納する
    請求項1に記載の情報管理装置。
  3. 前記作成手段は、前記タグ情報が前記導入先情報を含み、前記タグ情報に含まれる前記導入先情報が、読み取った前記識別子を含まない場合に、読み取った前記識別子を含む導入先情報を前記記憶領域に格納する
    請求項1または請求項2に記載の情報管理装置。
  4. 読み取った前記識別子と、前記ソフトウェアを一意に識別可能なソフトウェア識別子とが関連付けされたソフトウェア情報を作成する情報管理手段と、
    ソフトウェア資産を管理するソフトウェア資産管理装置に、作成した前記ソフトウェア情報を送信する送信手段と
    をさらに備える請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の情報管理装置。
  5. 前記識別情報手段は、前記記憶部において、前記タグ情報が記憶されている第1記憶領域に前記識別子を格納し、
    前記作成手段は、前記第1記憶領域から前記識別子を読み取る
    請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の情報管理装置。
  6. 請求項4に記載の情報管理装置と、
    前記ソフトウェアを含むソフトウェア資産を管理するソフトウェア資産管理装置と
    を備えるソフトウェア資産管理システム。
  7. 情報処理装置が、
    記憶部を含む仮想計算機を起動する際に、前記仮想計算機を表す識別子を前記記憶部に格納し、
    前記仮想計算機が稼働している期間に、前記記憶部から前記識別子を読み取り、前記仮想計算機に格納されているソフトウェアに関して、読み取った前記識別子が表す前記仮想計算機に、前記ソフトウェアが導入されている導入先を表すタグと、前記仮想計算機を表す前記識別子とが関連付けされた導入先情報を作成し、前記記憶部の中のソフトウェア識別タグ情報が記憶されている記憶領域に、作成した前記導入先情報を格納する
    情報管理方法。
  8. 記憶部を含む仮想計算機を起動する際に、前記仮想計算機を表す識別子を前記記憶部に格納する識別情報機能と、
    前記仮想計算機が稼働している期間に、前記記憶部から前記識別子を読み取り、前記仮想計算機に格納されているソフトウェアに関して、読み取った前記識別子が表す前記仮想計算機に、前記ソフトウェアが導入されている導入先を表すタグと、前記仮想計算機を表す前記識別子とが関連付けされた導入先情報を作成し、前記記憶部の中のソフトウェア識別タグ情報が記憶されている記憶領域に、作成した前記導入先情報を格納する作成機能と
    をコンピュータに実現させる情報管理プログラム。
  9. 前記作成機能において、前記タグ情報が、読み取った前記識別子を含まない場合に、読み取った前記識別子を含む導入先情報を前記記憶領域に格納する
    請求項に記載の情報管理プログラム。
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