[0006] 本開示は、ワイヤレス通信の1つまたは複数の技法に関し、より詳細には、ワイヤレス通信システムにおけるコアネットワークのアクセスノードおよび/またはノードによるトラフィックボリューム決定および報告に関する。第1のセルと第2のセルとを使って、UEと、1つまたは複数のワイヤレス接続が確立され得る。たとえば、第1のセルおよび第2のセルは、異なる無線アクセス技術(RAT:radio access technology)を使って動作し得る。別の例では、第1のセルは、ライセンススペクトルを使って動作することができ、第2のセルは、非ライセンススペクトルを使って動作することができる。他の例では、第1のセルは、ライセンススペクトルを使って動作することができ、第2のセルは、認可共有アクセス(ASA:authorized shared access)スペクトルを使って動作することができる。
[0007] UE向けの第1のトラフィックボリュームは、第1のセルを介してサービスされるトラフィックに基づいて決定される場合があり、UE向けの第2のトラフィックボリュームは、第2のセルを介してサービスされるトラフィックに基づいて決定される場合がある。第1のセルおよび第2のセルは、eノードBなどの同じアクセスノードに、または異なるアクセスノードに関連付けられ得る。第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームの一方または両方が、サービングゲートウェイ(S−GW:serving gateway)またはパケットデータネットワークゲートウェイ(P−GW:packet data network gateway)など、別のノードに報告され得る。第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームは、トラフィックのストリーム(stream)の異なる部分が、第1のセルおよび第2のセルを介してサービスされるトラフィックの同じストリームに関連付けられ得る。別の例では、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームは、トラフィックの第1のストリームが第1のセルを介してサービスされ得るとともに、トラフィックの第2のストリームが第2のセルを介してサービスされ得る、トラフィックの異なるストリームに関連付けられ得る。第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームに基づいて、課金データ記録(charging data record)が生成され得る。第1のセルを介してサービスされるトラフィックは次いで、第2のセルを介してサービスされるトラフィックとは異なるレートで課金(charge)され得る。
[0008] いくつかの例では、ワイヤレス通信ネットワークにおけるネットワーク要素は、UE向けの第1のトラフィックボリュームと第2のトラフィックボリュームとを受信し、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームに基づいて、課金データ記録(CDR:charging data record)を生成することができる。第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームは、たとえば、第1のセルとUEとの間の第1のワイヤレス接続と、第2のセルとUEとの間の第2のワイヤレス接続の両方にサービスするアクセスノードから受信され得る。第1のトラフィックボリュームは、第1のワイヤレス接続を介してサービスされるトラフィックの量を示すことができ、第2のトラフィックボリュームは、第2のワイヤレス接続を介してサービスされるトラフィックの量を示すことができる。ある例では、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームは、同じアクセスノードまたは異なるアクセスノードから受信されてよく、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームは、トラフィックの同じストリームに関連付けられる。別の例では、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームは、同じアクセスノードまたは異なるアクセスノードによってサービスされるトラフィックの異なるストリームに関連付けられ得る。
[0009] 例示的な例の第1のセットによると、ワイヤレス通信ネットワークにおけるワイヤレス通信ための方法が、第1のセルとユーザ機器(UE)との間でサービスされる第1のトラフィックボリュームを決定することと、第2のセルとUEとの間でサービスされる第2のトラフィックボリュームを決定することと、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームのうちの少なくとも1つをワイヤレス通信ネットワークのノードに報告することとを含み得る。いくつかの例において、第1のトラフィックボリュームおよび/または第2のトラフィックボリュームは、トラフィックの同じストリームに関連付けられ得る。いくつかの例において、第1のトラフィックボリュームおよび/または第2のトラフィックボリュームは、アクセスポイント名(APN:Access Point Name)、デフォルトのデータベアラ、専用データベアラ、IPフロー、またはTCP接続のうちの1つまたは複数に関連付けられたトラフィックを含み得る。第1のトラフィックボリュームは、たとえば、第2のトラフィックボリュームとは異なるように課金され得る。
[0010] いくつかの例において、第1のセルはライセンス無線周波数スペクトル帯域(licensed radio frequency spectrum band)を使用することができ、第2のセルは非ライセンス無線周波数スペクトル帯域(unlicensed radio frequency spectrum band)を使用することができる。追加または代替として、第1のセルおよび第2のセルは、異なる無線アクセス技術(RAT:radio access technology)を利用し得る。第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームの報告は、いくつかの例において、新たな無線ベアラのアクティブ化、既存の無線ベアラの変更、既存の無線ベアラの非アクティブ化、UEについてのモビリティイベント、または第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームのうちの少なくとも1つが閾を超えることのうちの1つまたは複数に少なくとも部分的に基づいて実施され得る。他の例では、第1のトラフィックボリュームと第2のトラフィックボリュームとを報告することは、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームの指示、第1のトラフィックボリュームと第2のトラフィックボリュームとをサービスするのに使われる無線アクセス技術(RAT)の指示、第1のセルもしくは第2のセルの各々が、ライセンス無線周波数スペクトル帯域もしくは非ライセンス無線周波数スペクトル帯域を使うかの指示、第1のセルおよび第2のセルのアイデンティティ、タイムスタンプ、または第1のセルおよび第2のセルによって使われる各無線ベアラについての無線ベアラ特性のうちの1つまたは複数を報告することを含み得る。
[0011] いくつかの例において、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームは、ダウンリンクトラフィックボリュームおよび/またはアップリンクトラフィックボリュームについて決定され得る。いくつかの例では、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームは、データトラフィックボリュームを含み得る。追加または代替として、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームは、無線リソース制御(RRC:radio resource control)トラフィックボリューム、ネットワークアクセス層(NAS:network access stratum)シグナリングトラフィックボリューム、または制御チャネル物理シグナリングトラフィックボリューム(control channel physical signaling traffic volume)のうちの1つまたは複数を含み得るシグナリングトラフィックボリューム(signaling traffic volume)を含み得る。いくつかの例における第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームは、第1のセルおよび第2のセルによってサービスされる各無線ベアラ向けのトラフィックボリュームを含んでよく、ならびに/または第1のセルおよび第2のセルによって提供される各サービスデータフロー(SDF:service data flow)向けのトラフィックボリュームを含んでよい。
[0012] いくつかの例によると、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームは、S1−Uインターフェースを介して報告され得る。たとえば、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームは、GTP−Uヘッダ()の一部として報告され、S1−MMEインターフェースを介して報告され得る。第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームは、いくつかの例によると、課金データ機能(CDF:Charging Data Function)に報告され得る。いくつかの例において、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームの報告は、定期的に(periodically)実施され得る。
[0013] 例示的な例の第2のセットによると、ワイヤレス通信ネットワークにおけるアクセスノードによるワイヤレス通信のための方法は、第1のトラフィックボリュームを通信するために、第1のセルとユーザ機器(UE)との間の第1のワイヤレス接続をサービスすることと、第2のトラフィックボリュームを通信するために、第2のセルとUEとの間の第2のワイヤレス接続をサービスすることと、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームのうちの少なくとも1つを決定することと、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームのうちの少なくとも1つを、アクセスノードから別のノードに報告することとを含み得る。いくつかの例において、第1のトラフィックボリュームおよび/または第2のトラフィックボリュームは、トラフィックの同じストリームに関連付けられ得る。いくつかの例において、第1のトラフィックボリュームおよび/または第2のトラフィックボリュームは、アクセスポイント名(APN: Access Point Name)、デフォルトのデータベアラ(default data bearer)、専用データベアラ(dedicated data bearer)、IPフロー、またはTCP接続のうちの1つまたは複数に関連付けられたトラフィックを含み得る。第1のトラフィックボリュームは、たとえば、第2のトラフィックボリュームとは異なるように課金され得る。
[0014] いくつかの例において、第1のセルはライセンス無線周波数スペクトル帯域を使用することができ、第2のセルは非ライセンス無線周波数スペクトル帯域を使用することができる。追加または代替として、第1のセルおよび第2のセルは、異なる無線アクセス技術(RAT)を利用し得る。第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームの報告は、いくつかの例において、新たな無線ベアラのアクティブ化、既存の無線ベアラの変更、既存の無線ベアラの非アクティブ化、UEについてのモビリティイベント(mobility event)、または第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームのうちの少なくとも1つが閾(threshold)を超えることのうちの1つまたは複数に少なくとも部分的に基づいて実施され得る。他の例では、第1のトラフィックボリュームと第2のトラフィックボリュームとを報告することは、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームの指示、第1のトラフィックボリュームと第2のトラフィックボリュームとをサービスするのに使われる無線アクセス技術(RAT)の指示、第1のセルもしくは第2のセルの各々が、ライセンス無線周波数スペクトル帯域もしくは非ライセンス無線周波数スペクトル帯域を使うかの指示、第1のセルおよび第2のセルのアイデンティティ(identity)、タイムスタンプ、または第1のセルおよび第2のセルによって使われる各無線ベアラについての無線ベアラ特性のうちの1つまたは複数を報告することを含み得る。
[0015] いくつかの例において、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームは、ダウンリンクトラフィックボリュームおよび/またはアップリンクトラフィックボリュームについて決定され得る。いくつかの例では、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームは、データトラフィックボリュームを含み得る。追加または代替として、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームは、無線リソース制御(RRC:radio resource control)トラフィックボリューム、ネットワークアクセス層(NAS:network access stratum)シグナリングトラフィックボリューム、または制御チャネル物理シグナリングトラフィックボリュームのうちの1つまたは複数を含み得るシグナリングトラフィックボリュームを含み得る。いくつかの例における第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームは、第1のセルおよび第2のセルによってサービスされる各無線ベアラ向けのトラフィックボリュームを含んでよく、ならびに/または第1のセルおよび第2のセルによって提供される各サービスデータフロー(SDF)向けのトラフィックボリュームを含んでよい。
[0016] いくつかの例によると、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームは、S1−Uインターフェースを介して報告され得る。たとえば、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームは、GTP−Uヘッダの一部として報告され、S1−MMEインターフェースを介して報告され得る。第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームは、いくつかの例によると、課金データ機能(CDF:Charging Data Function)に報告され得る。いくつかの例において、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームの報告は、定期的に実施され得る。
[0017] 例示的な例の第3のセットによると、ワイヤレス通信ネットワークにおける第1のネットワーク要素によって、ユーザ機器(UE)課金情報を決定するための方法は、UE向けの少なくとも第1のトラフィックボリュームと第2のトラフィックボリュームとを受信することと、第1のトラフィックボリュームは、UEと第1のセルとの間でサービスされるトラフィックの量を示すことができ、第2のトラフィックボリュームは、UEと第2のセルとの間でサービスされるトラフィックの量を示すことができる、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームに基づいて課金データ記録を生成することとを含み得る。いくつかの例では、第1および第2のトラフィックボリュームは、UEに与えられるトラフィックの同じストリームに関連付けられ得る。方法は、たとえば、受信された第1のトラフィックボリュームと第2のトラフィックボリュームとを第2のネットワーク要素にフォワードすることも含み得る。いくつかの例において、第1のネットワーク要素はモビリティ管理エンティティ(MME:mobility management entity)を含んでよく、第2のネットワーク要素は、サービングゲートウェイまたはパケットデータネットワークゲートウェイのうちの1つまたは複数を含んでよい。他の例では、第1のネットワーク要素はサービングゲートウェイを含んでよく、第2のネットワーク要素はパケットデータネットワークゲートウェイを含んでよい。
[0018] いくつかの例において、課金データ記録を生成することは、第1の課金レートに基づいて、第1のトラフィックボリュームについての課金を算出することと、第1の課金レートとは異なる第2の課金レートに基づいて、第2のトラフィックボリュームについての課金を算出することとを含み得る。第2のセルとUEとの間の第2のワイヤレス接続は、いくつかの例では、非ライセンス無線周波数スペクトル帯域を使って確立され得る。いくつかの例において、第2のワイヤレス接続と第1のワイヤレス接続は異なる無線アクセス技術(RAT)を利用し得る。
[0019] 例示的な例の第4のセットにおいて、ワイヤレス通信ネットワークにおける第1のネットワーク要素によって、ユーザ機器(UE)課金情報を決定するための方法は、第1のセルとUEとの間の第1のワイヤレス接続と、第2のセルとUEとの間の第2のワイヤレス接続とをサービスするアクセスノードから、UE向けの少なくとも第1のトラフィックボリュームと第2のトラフィックボリュームとを受信することと、第1のトラフィックボリュームは、第1のワイヤレス接続を介してサービスされるトラフィックの量を示すことができ、第2のトラフィックボリュームは、第2のワイヤレス接続を介してサービスされるトラフィックの量を示すことができる、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームに基づいて課金データ記録を生成することとを含み得る。いくつかの例では、第1および第2のトラフィックボリュームは、UEに与えられるトラフィックの同じストリームに関連付けられ得る。方法は、たとえば、受信された第1のトラフィックボリュームと第2のトラフィックボリュームとを第2のネットワーク要素にフォワードすることも含み得る。いくつかの例において、第1のネットワーク要素はモビリティ管理エンティティ(MME:mobility management entity)を含んでよく、第2のネットワーク要素は、サービングゲートウェイまたはパケットデータネットワークゲートウェイのうちの1つまたは複数を含んでよい。他の例では、第1のネットワーク要素はサービングゲートウェイを含んでよく、第2のネットワーク要素はパケットデータネットワークゲートウェイを含んでよい。
[0020] いくつかの例において、課金データ記録を生成することは、第1の課金レートに基づいて、第1のトラフィックボリュームについての課金を算出することと、第1の課金レートとは異なる第2の課金レートに基づいて、第2のトラフィックボリュームについての課金を算出することとを含み得る。第2のセルとUEとの間の第2のワイヤレス接続は、いくつかの例では、非ライセンス無線周波数スペクトル帯域を使って確立され得る。いくつかの例において、第2のワイヤレス接続と第1のワイヤレス接続は異なる無線アクセス技術(RAT)を利用し得る。
[0021] 例示的な例の第5のセットにおいて、ワイヤレス通信ネットワークにおけるワイヤレス通信のための装置は、第1のセルとユーザ機器(UE)との間でサービスされる第1のトラフィックボリュームを決定するための手段と、第2のセルとUEとの間でサービスされる第2のトラフィックボリュームを決定するための手段と、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームのうちの少なくとも1つを、ワイヤレス通信ネットワークのノードに報告するための手段とを含み得る。
[0022] いくつかの例では、本装置は、上記で説明した例示的な例の第1のセットの1つまたは複数の態様を実装するための手段を含み得る。
[0023] 例示的な例の第6のセットにおいて、ワイヤレス通信ネットワークにおけるアクセスノードによるワイヤレス通信のための装置は、第1のトラフィックボリュームを通信するために、第1のセルとユーザ機器(UE)との間の第1のワイヤレス接続をサービスするための手段と、第2のトラフィックボリュームを通信するために、第2のセルとUEとの間の第2のワイヤレス接続をサービスするための手段と、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームのうちの少なくとも1つを決定するための手段と、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームのうちの少なくとも1つを、アクセスノードから別のノードに報告するための手段とを含み得る。
[0024] いくつかの例では、本装置は、上記で説明した例示的な例の第2のセットの1つまたは複数の態様を実装するための手段を含み得る。
[0025] 例示的な例の第7のセットにおいて、ワイヤレス通信ネットワークにおける第1のネットワーク要素によって、ユーザ機器(UE)課金情報を決定するための装置は、UE向けの少なくとも第1のトラフィックボリュームと第2のトラフィックボリュームとを受信するための手段と、第1のトラフィックボリュームは、UEと第1のセルとの間でサービスされるトラフィックの量を示すことができ、第2のトラフィックボリュームは、UEと第2のセルとの間でサービスされるトラフィックの量を示すことができる、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームに基づいて課金データ記録を生成するための手段とを含み得る。
[0026] いくつかの例では、本装置は、上記で説明した例示的な例の第3のセットの1つまたは複数の態様を実装するための手段を含み得る。
[0027] 例示的な例の第8のセットにおいて、ワイヤレス通信ネットワークにおける第1のネットワーク要素によって、ユーザ機器(UE)課金情報を決定するための装置は、第1のセルとUEとの間の第1のワイヤレス接続と、第2のセルとUEとの間の第2のワイヤレス接続とをサービスするアクセスノードから、UE向けの少なくとも第1のトラフィックボリュームと第2のトラフィックボリュームとを受信するための手段と、第1のトラフィックボリュームは、第1のワイヤレス接続を介してサービスされるトラフィックの量を示すことができ、第2のトラフィックボリュームは、第2のワイヤレス接続を介してサービスされるトラフィックの量を示すことができる、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームに基づいて課金データ記録を生成するための手段とを含み得る。
[0028] いくつかの例では、本装置は、上記で説明した例示的な例の第4のセットの1つまたは複数の態様を実装するための手段を含み得る。例示的な例の第9のセットにおいて、ワイヤレス通信のための装置は、プロセッサと、プロセッサと電気的に通信しているメモリとを含み得る。メモリ中に記憶された命令は、装置に、第1のセルとユーザ機器(UE)との間でサービスされる第1のトラフィックボリュームを決定させ、第2のセルとUEとの間でサービスされる第2のトラフィックボリュームを決定させ、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームのうちの少なくとも1つをワイヤレス通信ネットワークのノードに報告させるように、プロセッサによって実行可能であり得る。
[0029] いくつかの例では、少なくとも1つのプロセッサは、上記で説明した例示的な例の第1のセットの1つまたは複数の態様を実装するための、メモリに記憶されたコードを実行するように構成され得る。
[0030] 例示的な例の第10のセットにおいて、ワイヤレス通信ネットワークのアクセスノードによるワイヤレス通信のための装置は、プロセッサと、プロセッサと電気的に通信しているメモリとを含み得る。メモリ中に記憶された命令は、装置に、第1のトラフィックボリュームを通信するために、第1のセルとユーザ機器(UE)との間の第1のワイヤレス接続をサービスさせ、第2のトラフィックボリュームを通信するために、第2のセルとUEとの間の第2のワイヤレス接続をサービスさせ、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームのうちの少なくとも1つを決定させ、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームのうちの少なくとも1つを、アクセスノードから別のノードに報告させるように、プロセッサによって実行可能であり得る。
[0031] いくつかの例では、少なくとも1つのプロセッサは、上記で説明した例示的な例の第2のセットの1つまたは複数の態様を実装するための、メモリに記憶されたコードを実行するように構成され得る。
[0032] 例示的な例の第11のセットにおいて、ワイヤレス通信ネットワーク中の第1のネットワーク要素によってユーザ機器(UE)課金情報を決定するための装置は、プロセッサと、プロセッサと電気的に通信しているメモリとを含み得る。メモリ中に記憶された命令は、装置に、UE向けの少なくとも第1のトラフィックボリュームと第2のトラフィックボリュームとを受信させ、第1のトラフィックボリュームは、UEと第1のセルとの間でサービスされるトラフィックの量を示すことができ、第2のトラフィックボリュームは、UEと第2のセルとの間でサービスされるトラフィックの量を示すことができる、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームに基づいて課金データ記録を生成させるように、プロセッサによって実行可能であり得る。
[0033] いくつかの例では、少なくとも1つのプロセッサは、上記で説明した例示的な例の第3のセットの1つまたは複数の態様を実装するための、メモリに記憶されたコードを実行するように構成され得る。
[0034] 例示的な例の第12のセットにおいて、ワイヤレス通信ネットワーク中の第1のネットワーク要素によってユーザ機器(UE)課金情報を決定するための装置は、プロセッサと、プロセッサと電気的に通信しているメモリとを含み得る。メモリ中に記憶された命令は、装置に、第1のセルとUEとの間の第1のワイヤレス接続と、第2のセルとUEとの間の第2のワイヤレス接続とをサービスするアクセスノードから、UE向けの少なくとも第1のトラフィックボリュームと第2のトラフィックボリュームとを受信させ、第1のトラフィックボリュームは、第1のワイヤレス接続を介してサービスされるトラフィックの量を示すことができ、第2のトラフィックボリュームは、第2のワイヤレス接続を介してサービスされるトラフィックの量を示すことができる、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームに基づいて課金データ記録を生成させるように、プロセッサによって実行可能であり得る。
[0035] いくつかの例では、少なくとも1つのプロセッサは、上記で説明した例示的な例の第4のセットの1つまたは複数の態様を実装するための、メモリに記憶されたコードを実行するように構成され得る。
[0036] 例示的な例の第13のセットにおいて、ワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品は、プロセッサによって実行可能な命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。命令は、ワイヤレス通信装置に、第1のセルとユーザ機器(UE)との間でサービスされる第1のトラフィックボリュームを決定させ、第2のセルとUEとの間でサービスされる第2のトラフィックボリュームを決定させ、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームのうちの少なくとも1つをワイヤレス通信ネットワークのノードに報告させるように、プロセッサによって実行可能であり得る。
[0037] いくつかの例では、コンピュータ可読媒体は、プロセッサに、上記で説明した例示的な例の第1のセットの1つまたは複数の態様を実装させるように構成された命令を記憶し得る。
[0038] 例示的な例の第14のセットにおいて、ワイヤレス通信ネットワークのアクセスノードによるワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品は、プロセッサによって実行可能な命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。命令は、アクセスノードに、第1のトラフィックボリュームを通信するために、第1のセルとユーザ機器(UE)との間の第1のワイヤレス接続をサービスさせ、第2のトラフィックボリュームを通信するために、第2のセルとUEとの間の第2のワイヤレス接続をサービスさせ、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームのうちの少なくとも1つを決定させ、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームのうちの少なくとも1つを、アクセスノードから別のノードに報告させるように、プロセッサによって実行可能であり得る。
[0039] いくつかの例では、コンピュータ可読媒体は、プロセッサに、上記で説明した例示的な例の第2のセットの1つまたは複数の態様を実装させるように構成された命令を記憶し得る。
[0040] 例示的な例の第14のセットにおいて、ワイヤレス通信ネットワーク中の第1のネットワーク要素によってユーザ機器(UE)課金情報を決定するためのコンピュータプログラム製品は、プロセッサによって実行可能な命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。命令は、ワイヤレス通信装置に、UE向けの少なくとも第1のトラフィックボリュームと第2のトラフィックボリュームとを受信させ、第1のトラフィックボリュームは、UEと第1のセルとの間でサービスされるトラフィックの量を示すことができ、第2のトラフィックボリュームは、UEと第2のセルとの間でサービスされるトラフィックの量を示すことができる、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームに基づいて課金データ記録を生成させるように、プロセッサによって実行可能であり得る。
[0041] いくつかの例では、コンピュータ可読媒体は、プロセッサに、上記で説明した例示的な例の第3のセットの1つまたは複数の態様を実装させるように構成された命令を記憶し得る。
[0042] 例示的な例の第14のセットにおいて、ワイヤレス通信ネットワーク中の第1のネットワーク要素によってユーザ機器(UE)課金情報を決定するためのコンピュータプログラム製品は、プロセッサによって実行可能な命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。命令は、ワイヤレス通信装置に、第1のセルとUEとの間の第1のワイヤレス接続と、第2のセルとUEとの間の第2のワイヤレス接続とをサービスするアクセスノードから、UE向けの少なくとも第1のトラフィックボリュームと第2のトラフィックボリュームとを受信させ、第1のトラフィックボリュームは、第1のワイヤレス接続を介してサービスされるトラフィックの量を示すことができ、第2のトラフィックボリュームは、第2のワイヤレス接続を介してサービスされるトラフィックの量を示すことができる、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームに基づいて課金データ記録を生成させるように、プロセッサによって実行可能であり得る。
[0043] いくつかの例では、コンピュータ可読媒体は、プロセッサに、上記で説明した例示的な例の第4のセットの1つまたは複数の態様を実装させるように構成された命令を記憶し得る。
[0044] 説明される技法の適用性のさらなる範囲は、以下の発明を実施するための形態、特許請求の範囲、および図面から明らかになろう。発明を実施するための形態の趣旨および範囲内の様々な変更および改変が当業者には明らかになるので、発明を実施するための形態および特定の例は、例示として与えられるにすぎない。
[0045] 以下の図面を参照することにより、本発明の性質および利点のさらなる理解が得られ得る。添付の図では、同様の構成要素または特徴は同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、同様の構成要素の間を区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが本明細書において使用される場合、その説明は、第2の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のうちのいずれにも適用可能である。
[0059] ユーザ機器(UE)との通信において異なるセルが使われ得る技法について記載される。たとえば、ライセンス、非ライセンスおよび認可共有アクセス(ASA:authorized shared access)無線周波数スペクトル帯域が、UEとのWWAN通信(たとえば、ロングタームエボリューション(LTE)通信)用に使われ得る。認可共有アクセス(ASA)無線周波数スペクトル帯域を介したLTE通信は、本明細書ではLTE認可共有アクセス(LTE−A)通信と呼ばれ得る。
[0060] WWANにおけるデータトラフィックの増加に伴い、少なくともいくつかのデータトラフィックを非ライセンススペクトルにオフロードすることにより、拡張されたデータ伝送容量の機会がWWAN事業者に提供され得る。本開示の様々な態様によると、事業者によってネットワークアクセスを与えられたUEは、ライセンス、非ライセンスまたは認可共有スペクトルを使って動作することができる1つまたは複数のセルによってサービスされ得る。異なるセルまたは異なるRATによってサービスされるトラフィックは、事業者によって異なるように課金され得る。たとえば、非ライセンススペクトルを介してサービスされるトラフィックは、ライセンススペクトルを介してサービスされるトラフィックよりも低いレートで課金され得る。別の例では、認可共有スペクトルを介してサービスされるトラフィックは、ライセンススペクトルを介してサービスされるトラフィックよりも低いレートで課金され得る。開示される態様によると、異なるセルまたはRAT向けのトラフィックボリュームは、コアネットワークのアクセスノードおよび/またはノードによって決定され、報告され得る。
[0061] たとえば、異なるセル特性を有し得る第1のセルと第2のセルとを使って、UEと、1つまたは複数のワイヤレス接続が確立され得る。たとえば、第1のセルは、ライセンススペクトルを使って動作することができ、第2のセルは、非ライセンスまたは認可共有スペクトルを使って動作することができる。別の例では、第1のセルは、WWAN(たとえば、LTE)RATを使って動作することができ、第2のセルは、WLAN(たとえば、Wi−Fi)RATを使って動作することができる。第1および第2のセルのセル特性は、それらに限定されるわけではなく、1次/2次セルもしくはセルの1次/2次セット、異なるセルが動作する周波数帯、ライセンス/非ライセンススペクトルを使って動作するセル、ライセンス/認可共有スペクトルを使って動作するセル、のうちの1つか、もしくはそれらのうちの複数からなる組合せ、またはセルによって使用されるRAT(たとえば、E−UTRAN、WLAN、GERAN.UTRANなど)であり得る。
[0062] UE向けの第1のトラフィックボリュームは、第1のセルを介してサービスされるトラフィックに基づいて決定される場合があり、UE向けの第2のトラフィックボリュームは、第2のセルを介してサービスされるトラフィックに基づいて決定される場合がある。第1のセルおよび第2のセルは、eノードBなどの同じアクセスノードに、またはeノードBおよびアクセスポイント(AP)などの異なるアクセスノードに関連付けられ得る。第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームの一方または両方が、サービングゲートウェイ(S−GW)またはパケットデータネットワークゲートウェイ(P−GW)など、別のノードに報告され得る。第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームは、トラフィックのストリームの異なる部分が、第1のセルおよび第2のセルを介してサービスされるトラフィックの同じストリームに関連付けられ得る。別の例では、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームは、トラフィックの第1のストリームが第1のセルを介してサービスされ得るとともに、トラフィックの第2のストリームが第2のセルを介してサービスされ得る、トラフィックの異なるストリームに関連付けられ得る。第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームに基づいて、課金データ記録(CDR)が生成され得る。第1のセルを介してサービスされるトラフィックは、次いで、第2のセルを介してサービスされるトラフィックとは異なるレートで課金され得る。
[0063] いくつかの例では、ワイヤレス通信ネットワークにおけるネットワーク要素は、UE向けの第1のトラフィックボリュームと第2のトラフィックボリュームとを受信し、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームに基づいて、課金データ記録を生成することができる。第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームは、たとえば、第1のセルとUEとの間の第1のワイヤレス接続と、第2のセルとUEとの間の第2のワイヤレス接続の両方にサービスするアクセスノードから受信され得る。第1のトラフィックボリュームは、第1のワイヤレス接続を介してサービスされるトラフィックの量を示すことができ、第2のトラフィックボリュームは、第2のワイヤレス接続を介してサービスされるトラフィックの量を示すことができる。ある例では、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームは、同じアクセスノードまたは異なるアクセスノードから受信されてよく、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームは、トラフィックの同じストリームに関連付けられる。別の例では、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームは、同じアクセスノードまたは異なるアクセスノードによってサービスされるトラフィックの異なるストリームに関連付けられ得る。
[0064] 本明細書で説明する技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAおよび他のシステムなどの様々なワイヤレス通信システムに使用され得る。「システム」と「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装し得る。CDMA2000は、IS−2000、IS−95およびIS−856規格をカバーする。IS−2000リリース0およびAは、一般的に、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれる。IS−856(TIA−856)は、通常、CDMA2000 1xEV−DO、高速パケットデータ(HRPD)などと呼ばれる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))とCDMAの他の変形態とを含む。TDMAシステムは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))などの無線技術を実装し得る。OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E−UTRA)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash−OFDMなどの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部である。3GPP(登録商標)のロングタームエボリューション(LTE)およびLTEアドバンスト(LTE−A)は、E−UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−AおよびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と称する団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する団体からの文書に記載されている。本明細書で説明される技法は、上で言及されたシステムおよび無線技術、ならびに他のシステムおよび無線技術に使用され得る。しかしながら、以下の説明は、例としてLTEシステムを記載し、以下の説明の大部分においてLTE用語が使用されるが、本技法はLTE用途以外に適用可能である。
[0065] したがって、以下の説明は例を与えるものであり、特許請求の範囲に記載の範囲、適用性、または構成の限定ではない。本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、説明する要素の機能および構成において変更が行われ得る。様々な例は、適宜に様々な手順または構成要素を省略、置換、または追加し得る。たとえば、説明される方法は、説明されるのとは異なる順序で実施され得、様々なステップが追加、省略、または組み合わされ得る。また、いくつかの例に関して説明する特徴は、他の例において組み合わせられ得る。
[0066] 本明細書および添付の特許請求の範囲において使われるように、「ワイヤレスワイドエリアネットワーク」または「WWAN」という用語は、セルラーワイヤレスネットワークを指す。WWANの例には、たとえば、LTEネットワーク、UMTSネットワーク、CDMA2000ネットワーク、GSM/EDGEネットワーク、1x/EV−DOネットワークなどがある。いくつかの例において、WWANは「無線アクセスネットワーク」と呼ばれる場合がある。
[0067] 本明細書および添付の特許請求の範囲において使われるように、「ワイヤレスローカルエリアネットワーク」または「WLAN」という用語は、非セルラーワイヤレスネットワークを指す。WLANの例としては、たとえば、非ライセンススペクトルへのアクセスについての確立された規則に従って5GHz帯域中の非ライセンススペクトルを使用して送信し得るIEEE802.11(「Wi−Fi」)規格ファミリーに準拠するワイヤレスネットワークがある。
[0068] 最初に図1を参照すると、図は、本開示の態様によるワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、複数のアクセスポイント(たとえば、基地局、eNB、またはWLANアクセスポイント)105と、いくつかのユーザ機器(UE)115と、コアネットワーク130とを含む。アクセスポイント105は、本明細書で使われるように、アクセスノード、セル、基地局、および/またはeNBとも呼ばれ得る。アクセスポイント105のうちのいくつかは、様々な例ではコアネットワーク130またはいくつかのアクセスポイント105(たとえば、基地局もしくはeNB)の一部であり得る、基地局コントローラ(図示せず)の制御下でUE115と通信し得る。アクセスポイント105は、バックホールリンク132を通じてコアネットワーク130(発展型パケットコア(EPC)とも呼ばれる)と制御情報および/またはユーザデータを通信し得る。いくつかの例では、アクセスポイント105は、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクであり得るバックホールリンク134を介して互いと直接または間接的に通信し得る。ワイヤレス通信システム100は、複数のキャリア(様々な周波数の波形信号)上での動作をサポートすることができる。マルチキャリア送信機は、複数のキャリア上で同時に被変調信号を送信することができる。たとえば、各通信リンク125は、上述された様々な無線技術に従って変調されたマルチキャリア信号であり得る。各被変調信号は、異なるキャリア上で送られる場合があり、制御情報(たとえば、基準信号、制御チャンネルなど)、オーバーヘッド情報、データなどを搬送することができる。
[0069] アクセスポイント105は、1つまたは複数のアクセスポイントアンテナを介してUE115とワイヤレス通信し得る。アクセスポイント105のサイトの各々は、通信カバレージをそれぞれのカバレージエリア110に与え得る。いくつかの例では、アクセスポイント105は、トランシーバ基地局、無線基地局、無線トランシーバ、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、ノードB、eノードB、ホームノードB、ホームeノードB、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることがある。基地局のためのカバレージエリア110は、カバレージエリアの一部分のみを構成するセクタに分割される場合がある(図示せず)。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプのアクセスポイント105(たとえば、マクロ基地局、マイクロ基地局、および/またはピコ基地局)を含み得る。アクセスポイント105はまた、セルラーおよび/またはWLAN無線アクセス技術のような、異なる無線技術を利用することができる。アクセスポイント105は、同じまたは異なるアクセスネットワークまたは事業者展開と関連付けられ得る。同じもしくは異なるタイプのアクセスポイント105のカバレージエリアを含み、同じもしくは異なる無線技術を利用し、および/または同じもしくは異なるアクセスネットワークに属する、異なるアクセスポイント105のカバレージエリアは重複し得る。
[0070] いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、非ライセンススペクトルを介した1つまたは複数の動作モードまたは展開シナリオをサポートするLTE/LTE−A通信システム(またはネットワーク)であり、アクセスポイント105およびUE115の間で協調型競合ベースのチャネルアクセス手順を利用することができる。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、非ライセンススペクトルと、LTE/LTE−Aとは異なるアクセス技術とを使うワイヤレス通信をサポートすることができる。LTE/LTE−Aネットワーク通信システムでは、発展型ノードB(eノードB)という用語は、アクセスポイント105を記述するために使用され得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプのアクセスポイントが様々な地理的領域にカバレージを提供する、異種LTE/LTE−Aネットワークであり得る。たとえば、各アクセスポイント105は、通信カバレージを、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルに提供し得る。ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルなどのスモールセルは、低電力ノードすなわちLPNを含み得る。マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115による無制限アクセスを可能にし得る。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーすることができ、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115による無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルも、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーすることができ、無制限のアクセスに加えて、フェムトセルとの関連を有するUE115(たとえば、限定加入者グループ(CSG:closed subscriber group)中のUE、自宅内のユーザのためのUEなど)による制限アクセスも与え得る。マクロセル用のeNBは、マクロeNBと呼ばれる場合がある。ピコセル用のeNBは、ピコeNBと呼ばれる場合がある。また、フェムトセル用のeNBは、フェムトeNBまたはホームeNBと呼ばれる場合がある。eNBは、1つまたは複数(たとえば、2つ、3つ、4つなど)のセルをサポートすることができる。
[0071] コアネットワーク130は、バックホールリンク132(たとえば、S1インターフェースなど)を介してeノードBまたは他のアクセスポイント105と通信し得る。アクセスポイント105はまた、たとえば、バックホールリンク134(たとえば、X2インターフェースなど)を介しておよび/またはバックホールリンク132を介して(たとえば、コアネットワーク130を通して)直接または間接的に、互いに通信し得る。ワイヤレス通信システム100は同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、eノードBは同様のフレームタイミングを有し得、異なるeノードBからの送信は近似的に時間的に整合され得る。非同期動作の場合、eノードBは異なるフレームタイミングを有し得、異なるeノードBからの送信は時間的に整合されないことがある。本明細書で説明する技法は、同期動作または非同期動作のいずれかのために使用され得る。
[0072] UE115はワイヤレス通信システム100全体にわたって分散され、各UE115は固定またはモバイルであり得る。UE115はまた、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることがある。UE115は、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、時計または眼鏡などのウェアラブルアイテム、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであり得る。UE115は、マクロeノードB、ピコeノードB、フェムトeノードB、リレーなどと通信することが可能であり得る。UE115は、セルラーもしくは他のWWANアクセスネットワーク、またはWLANアクセスネットワークなどの異なるアクセスネットワークを介して通信することも可能であり得る。
[0073] ワイヤレス通信システム100に示された通信リンク125は、UE115からアクセスポイント105へのアップリンク(UL)送信、および/またはアクセスポイント105からUE115へのダウンリンク(DL)送信を含み得る。ダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることもあり、一方アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもある。ダウンリンク送信は、ライセンススペクトル、非ライセンススペクトル、認可共有スペクトル、またはそれらの組合せを使用して行われ得る。同様に、アップリンク送信は、ライセンススペクトル、非ライセンススペクトル、認可共有スペクトル、またはそれらの組合せを使用して行われ得る。
[0074] ワイヤレス通信システム100のいくつかの例では、ライセンススペクトルにおけるLTEダウンリンク容量が非ライセンススペクトルにオフロードされ得る補助ダウンリンクモードと、LTEのダウンリンク容量とアップリンク容量の両方がライセンススペクトルから非ライセンススペクトルにオフロードされ得るキャリアアグリゲーションモードと、基地局(たとえば、eNB)とUEとの間のLTEのダウンリンク通信およびアップリンク通信が非ライセンススペクトルにおいて行われ得るスタンドアロンモードとを含む、非ライセンススペクトルを使う様々な展開シナリオがサポートされる場合がある。異なるモードの各々は、周波数分割複信(FDD)または時分割複信(TDD)に従って動作し得る。OFDMA通信信号は、非ライセンスおよび/またはライセンススペクトルにおけるLTEダウンリンク送信のために通信リンク125の中で使用され得るが、SC−FDMA通信信号は、非ライセンスおよび/またはライセンススペクトルにおけるLTEアップリンク送信のために通信リンク125の中で使用され得る。非ライセンススペクトルを使用する送信は、周波数帯域における1つまたは複数のキャリア周波数を使用して搬送され得る。周波数帯域は、たとえば、複数のキャリア周波数に分割され得、各キャリア周波数は、同じ帯域幅または異なる帯域幅を有し得る。たとえば、各キャリア周波数は、5GHz周波数帯域のうちの20MHzを占有し得る。
[0075] 多くの展開では、上述したように、ライセンスおよび/もしくは非ライセンススペクトルを使って、ならびに/または異なる無線アクセス技術(たとえば、LTEおよびWLAN)を使って送信することを求める事業者は、UE115にトラフィックをサービスするのに使われるスペクトルまたは技術に基づいて、異なるようにユーザに課金し得る。いくつかの展開において、UE115は、1次セルおよび2次セルなど、2つの異なるセルに一度にアクセスするように構成されてよく、異なるセルによってサービスされるトラフィックは、異なる課金レートを有する。様々な例によると、異なるセル向けのトラフィックボリュームは、アクセスポイント105によって決定され、報告され、適切な課金を決定するのに使われ得る。異なるセルのセル特性は、それらに限定されるわけではなく、1次/2次セルもしくはセルの1次/2次セット、異なるセルが動作する周波数帯、ライセンス/非ライセンススペクトルを使って動作するセル、ライセンス/認可共有スペクトルを使って動作するセルのうちの1つもしくはそれらの組合せ、またはセルが使用するRAT(たとえば、E−UTRAN、WLAN、GERAN、UTRANなど)であり得る。
[0076] 図2は、本開示の態様による、異なるセルを介してサービスされるトラフィックボリュームを決定し得るLTE/LTE−A/WLANネットワークアーキテクチャ200を示す図を示す。LTE/LTE−A/WLANネットワークアーキテクチャ200は、1つまたは複数のUE215と、発展型UMTS地上波無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)210と、発展型パケットコア(EPC)230と、ホーム加入者サーバ(HSS)220と、事業者のIPサービス222とを含み得る。ネットワークアーキテクチャ200は他のアクセスネットワークと相互接続し得るが、簡単のために、それらのエンティティ/インターフェースは図示されていない。図示のように、ネットワークアーキテクチャ200はパケット交換サービスを提供するが、当業者なら容易に諒解するように、本開示全体にわたって提示する様々な概念は、回線交換サービスを提供するネットワークに拡張され得る。
[0077] E−UTRAN210は、第1のセル205−aと第2のセル205−bとを含み得る。いくつかの例では、第1のセル205−aおよび第2のセル205−bの各々は、X2インターフェースによって接続されたeノードBアクセスポイントであり得る。他の例では、第1のセル205−aおよび第2のセル205−bは、単一のeノードBアクセスポイントによって操作される異なるセルであり得る。またさらなる例において、第1のセル205−aおよび第2のセル205−bは、異なるRATに従って動作し、同じ物理的場所に共同配置されるか、または異なる場所に非共同配置され得る。UE215は、第1のセル205−aおよび第2のセル205−bへのアクセスのために構成され得る。いくつかの例では、第1のセル205−aおよび第2のセル205−bは、eNBの所に共同配置されてよく、第1のセル205−aは、ライセンス済みを使ってアクセスを与えることができ、第2のセル205−bは、非ライセンススペクトルを使ってアクセスを与えることができる。他の例では、第1のセル205−aはWWAN RATアクセスを与えることができ、第2のセルはWLAN RATアクセスを与えることができる。さらなる例において、第1のセル205−aはLTEアクセスを与えることができ、第2のセル205−bはLTE認可共有アクセス(ASA)を与えることができる。いくつかの例において使われるLTE ASAは、異なる事業者が、現行スペクトル保有主と干渉することなく、共有ベースで遊休スペクトルにアクセスできるようにし得る。いくつかの具体例がここで列挙されるが、異なるセル205が動作する周波数帯、ライセンス/非ライセンス/認可共有スペクトルを使って動作するセル205、またはセル205によって使用されるRAT(たとえば、E−UTRAN、WLAN、GERAN.UTRANなど)、のような、他のセル特性が、様々な例において使われ得ることが、容易に理解されよう。
[0078] 上述したように、いくつかの例において、事業者は、第1のセル205−aおよび第2のセル205−bにおいてUE215にサービスするための異なる課金モデルを有することを欲する場合がある。いくつかの例によると、および以下でより詳細に説明するように、第1のセル205−aは、第1のセル205−aおよび第2のセル205−bを介して送信されるパケットの数に対してアカウンティングすることができる。そのようなアカウンティングは、いくつかの例では、ダウンリンクとアップリンクの両方に対して別個に実施され得る。いくつかの例では、第2のセル205−bの存在はEPC230にとって透過である場合があり、第1のセル205−aおよび第2のセル205−bによってサービスされるあらゆるトラフィックが、たとえば、EPC230との、S1−Uインターフェースなど、単一の接続255上で交換され得る。
[0079] 第1のセル205−aは、UE215に対してユーザおよび制御プレーンプロトコル終了を与え得る。第1のセル205−aは、EPC230へのアクセスポイントをUE215に与えることができ、UE215との第1のワイヤレス接続240を提供することができる。第1のセル205−aは、S1−MMEインターフェース250によって、EPC230の1つまたは複数のモビリティ管理エンティティ(MME)232に接続され得る。追加または代替として、第1のセル205−aは、S1−Uインターフェース255によって、EPC230の1つまたは複数のサービングゲートウェイ234に接続され得る。MME232は、S11インターフェースであってよいインターフェース265によりS−GW234と結合され得る。S−GW234は、S5インターフェースであり得るインターフェース270により1つまたは複数のパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P−GW)236と結合され得る。MME232は、他の機能の中でも、ベアラおよび接続管理を提供することができ、S6aインターフェースであり得るインターフェース260により、HSS220を用いてUE215証明書を検証することができる。P−GW236はUEのIPアドレス割振りならびに他の機能を提供し得る。P−GW236は、SGiインターフェースであり得るインターフェース275により事業者のIPサービス222に接続され得る。事業者のIPサービス222は、たとえば、インターネットと、イントラネットと、IPマルチメディアサブシステム(IMS)と、パケット交換(PS)ストリーミングサービス(PSS)とを含み得る。
[0080] 上で示したように、いくつかの例において、事業者は、第1のセル205−aおよび第2のセル205−bにおいてUE215にサービスするための異なる課金モデルを有することを欲する場合がある。いくつかの例によると、課金用のアカウンティング機構は、EPC230中で実施され得る。たとえば、いくつかの例では、S−GW234とP−GW236の両方が、各セル205用の各UE215についてのアカウンティング情報を収集し、報告することが可能な場合がある。そのようなアカウンティング情報は、たとえば、PDN接続ごとにUEごとのサービス品質(QoS)クラス識別子(QCI)と割振りおよび保持優先度(ARP:allocation and retention priority)ペアとを使用してカテゴリー分類された、アップリンク方向とダウンリンク方向とに送信されるデータの量を含み得る。いくつかの例では、アカウンティング情報は、ベアラごとに収集され、報告され得る。
[0081] 上述したようなアカウンティング情報が、課金データ記録(CDR)を作成することによって報告されてよく、S−GW234および/またはP−GW236によって与えられるデータは、P−GW236によってUE215に割り当てられる課金IDにより、課金ゲートウェイ機能(CGF:Charging Gateway Function)において相関され得る。P−GW236は、同じ情報を収集し、ポリシーおよび課金規則機能(PCRF:Policy and Charging Rules Function)からの命令に基づいて、ポリシーおよび課金強制機能(PCEF:Policy and Charging Enforcement Function)機能性の追加によって、サービスデータフロー(SDF:Service Data Flow)ごとにアクションをとることができる。CDRは、いくつかの例では、セル、時間、および/またはユーザロケーション情報ごとのデータボリュームを含み得る。S−GW234がCDRを提供する例において、データボリュームは、IP接続性アクセスネットワーク(IP−CAN)ベアラごとなど、セルおよび/またはベアラ単位で与えられ得る。P−GW236がCDRを提供する例において、データボリュームは、セル、ベアラおよび/またはSDF単位で与えられ得る。いくつかの例では、ユーザロケーション情報は、セル205および/またはMME232がこの情報を提供することが可能である場合、CDR中で提供され得る。
[0082] 上述したように、S−GW234によってCDRが作成され、修正され、および/または閉じられ得る。S−GW234のCDRは、UE215について、ベアラ単位で課金情報を収集するのに使われ得る。S−GW234 CDRは、たとえば、ベアラ、およびベアラ固有コンテナについての使用および認可QCI/ARPを報告するベアラ固有コンテナを含み得る。ある例では、S−GW234 CDRは、IP−CANベアラのアクティブ化時に作成されてよく、IP−CANベアラ固有コンテナは、課金条件に少なくとも部分的に基づいて生成されてよい。課金条件の変更が起こると、S−GW234によってトラフィックボリュームカウントがCDRに追加されてよく、および/または新たなカウントがスタートされてよい。SGW324 CDRは、いくつか例を挙げると、記録タイプ、被サービスIMSI、および/またはシーケンス番号などの詳細を含み得る。収集されるべき課金情報のすべてが静的なわけではなく、他の課金情報が、動的パケット交換サービス使用に直接依存してよい。テーブル1および2は、様々な例による、CGFへの生成のために、S−GW234 CDRに情報を追加し、閉じるための条件を識別する。
[0083] 上でも述べたように、P−GW236によってもCDRが作成され、修正され、および/または閉じられ得る。P−GW236 CDRは、P−GW236中で、UE215について、セル205ごとのIP−CANベアラデータ情報に関連した課金情報を収集するのに使われてよく、ここで、各P−GW236 CDR内のデータボリューム、経過時間、および/またはイベントの数は、レーティンググループごと、またはレーティンググループとサービスIDの組合せごとに別個にカウントされ得る。いくつかの例によると、IP−CANベアラごとの複数のサービスデータフロー(SDF)コンテナは、P−GW236 CDR中で同時にアクティブであり得る。サービスデータフローコンテナは、トラフィックが検出され、一致するアクティブなサービスデータフローコンテナが識別されないとき、アクティブ化されてよく、サービスデータフローコンテナは、サービスデータフローコンテナに一致する最後のサービスデータフローの終了がP−GW236によって検出されたとき、閉じられてよい。イベントベースの課金が該当するとき、サービスデータフローテンプレートに一致するイベントの最初の出現は、サービスデータフロースタートを含意し得る。
[0084] 課金特性プロファイルに従って、P−GW236においてCDR生成がアクティブ化された場合、IP−CANベアラアクティブ化時にPGW−CDRが開かれてよく、トラフィックボリューム(セルごとに、アップリンクおよびダウンリンク方向において別個に)、経過時間ならびに/またはイベントの数がカウントされ得る。課金条件の変化が起きたとき、コンテナがPGW−CDRに追加される。PGW−CDRは、記録タイプ、被サービスIMSI、シーケンス番号など、およびFBC固有課金データなどの詳細を含み得る。やはり、収集されるべき課金情報のすべてが静的なわけではなく、他の課金情報が、動的パケット交換サービス使用に直接依存してよい。テーブル3および4は、様々な例による、CGFへの生成のために、P−GW236 CDRに情報を追加し、閉じるための条件を識別する。
[0085] 図3は、本開示の態様による、非ライセンススペクトルにおいてLTEを使用するための展開シナリオの例を概念的に示すブロック図である。ワイヤレス通信システム300は、非ライセンススペクトルをサポートするLTEネットワークにおけるeNB305とUE315との間のための、補助ダウンリンクモードと、キャリアアグリゲーションモードと、スタンドアロンモードとの例を示している。ワイヤレス通信システム300は、図1および/または図2を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100および/またはネットワークアーキテクチャ200の部分の一例であり得る。その上、eNB305は、図1および/または図2のアクセスポイントおよび/またはセル105のうちの1つの一例であり得、UE315は、図1および/または図2に関して説明したUE115および/または215の例であり得る。
[0086] ワイヤレス通信システム300における補助ダウンリンク(SDL:supplemental downlink)モードの例では、第1のセルを使ってeNB305は、双方向リンク325を使用してOFDMA通信信号をUE315に送信し得、双方向リンク325を使用してSC−FDMA通信信号をそのUE315から受信し得る。双方向リンク325は、ライセンススペクトル内の周波数に関連付けられる場合がある。同時に、eNB305は、eNB305の第2のセルから、ダウンリンク320を使って、UE315にOFDMA通信信号を送信することができる。図3の例では、ダウンリンク320は、非ライセンススペクトルにおける周波数に関連付けられてもよい。非ライセンススペクトル中のダウンリンク320およびライセンススペクトル中の双方向リンク325は、同時に動作することができる。ダウンリンク320は、ダウンリンク容量のオフロードをeNB305に提供し得る。いくつかの例では、ダウンリンク320は、(たとえば、1つのUEに宛てられた)ユニキャストサービスのために、または(たとえば、いくつかのUEに宛てられた)マルチキャストサービスのために使用され得る。このシナリオは、ライセンススペクトルを使用し、トラフィックおよび/またはシグナリングの輻輳の一部を緩和する必要がある、任意のサービスプロバイダ(たとえば、従来のモバイルネットワーク事業者(mobile network operator)すなわちMNO)に関して生じ得る。上述したように、サービスプロバイダは、ダウンリンク320および双方向リンク325を使って送信されるトラフィックに対して、異なるように課金し得る。
[0087] ワイヤレス通信システム300におけるキャリアアグリゲーション(CA:carrier aggregation)モードの一例では、eNB305に関連付けられた第1のセルは、双方向リンク335を使用してOFDMA通信信号をUE315−aに送信し得、双方向リンク335を使用してSC−FDMA通信信号を同じUE315−aから受信し得る。双方向リンク335は、ライセンススペクトル内の周波数に関連付けられる場合がある。同時に、eNB305に関連付けられた第2のセルは、双方向リンク330を使用してOFDMA通信信号をUE315−aに送信し得、双方向リンク330を使用してSC−FDMA通信信号を同じUE315−aから受信し得る。図3の例では、双方向リンク330は、非ライセンススペクトルにおける周波数に関連付けられてもよい。双方向リンク330は、ダウンリンク容量およびアップリンク容量のオフロードをeNB305に提供し得る。上で説明された補助ダウンリンクのように、このシナリオは、トラフィックおよび/またはシグナリング輻輳の一部を軽減する必要があるライセンススペクトルを使用する、あらゆるサービスプロバイダ(たとえば、モバイルネットワーク事業者(MNO))に対して発生し得る。上述したように、サービスプロバイダは、双方向リンク330および双方向リンク335を使って送信されるトラフィックに対して、異なるように課金し得る。
[0088] ワイヤレス通信システム300におけるスタンドアロン(SA)モードの一例では、eNB305は、双方向リンク340を使用してOFDMA通信信号をUE315−bに送信し得、非ライセンススペクトル中の周波数に関連付けられ得る双方向リンク340を使用してSC−FDMA通信信号を同じUE315−bから受信し得る。双方向リンク340は、ダウンリンク容量およびアップリンク容量のオフロードをeNB305に提供し得る。この例および上記で提供した例は、説明のために提示され、容量のオフロードのためにライセンススペクトルと非ライセンススペクトルとを組み合わせる他の同様の動作モードまたは展開シナリオが存在し得る。サービスプロバイダは、双方向リンク340を使って送信されるトラフィックに対して、別のRATを使って送信されるトラフィックまたはライセンススペクトルを使って送信されるデータに対するのとは異なるように課金し得る。
[0089] 上で説明されたように、非ライセンススペクトル(たとえば、非ライセンス帯域におけるLTE通信)を使用することによって提供される容量オフロードから恩恵を受け得るサービスプロバイダは、ライセンススペクトルを用いる従来のMNOであり得る。これらのサービスプロバイダの場合、動作例は、ライセンススペクトル上の1次コンポーネントキャリア(PCC:primary component carrier)と非ライセンススペクトル上の2次コンポーネントキャリア(SCC:secondary component carrier)とを使用するブートストラップモード(たとえば、補足ダウンリンク、キャリアアグリゲーション)を含み得る。
[0090] SDLモードでは、非ライセンススペクトルのための制御は、ライセンススペクトル中でLTEアップリンク(たとえば、双方向リンク325のアップリンク部分)を介してトランスポートされ得る。ダウンリンク容量オフロードを与える理由の1つは、データ需要が大部分はダウンリンク消費によって引き起こされ得るからである。その上、このモードでは、UE315が非ライセンススペクトル中で送信していないので、規制上の影響が小さいことがある。いくつかの例によると、信号データのボリューム(たとえば、無線リソース制御(RRC)トラフィックボリューム、ネットワークアクセス層(NAS)シグナリングトラフィックボリューム、および制御チャネル物理シグナリングトラフィックボリューム)が課金機能に与えられてよく、サービスプロバイダは、双方向リンク340を使って送信されるシグナリングトラフィックボリュームおよびデータトラフィックボリュームに対しては異なるように課金してよい。
[0091] CAモードでは、データおよび信号データ(たとえば、RRCデータ、NAS信号データ、および制御チャネル物理シグナリングトラフィック)が、ライセンススペクトルを使ってLTE(たとえば、双方向リンク335)において伝達されてよく、データが、非ライセンススペクトルを使って伝達されてよい(たとえば、双方向リンク330)。いくつかの例によると、双方向リンク335に関連付けられたデータおよび信号データのボリュームが課金機能に与えられてよく、双方向リンク330に関連付けられたデータのボリュームが課金機能に与えられてよい。非ライセンススペクトルを使用するときにサポートされるキャリアアグリゲーション機構は、ハイブリッド周波数分割複信−時分割複信(FDD−TDD)キャリアアグリゲーション、またはコンポーネントキャリアにわたって異なる対称性を伴うTDD−TDDキャリアアグリゲーションの範疇に入り得る。
[0092] 上で論じたように、事業者は、ワイヤレス通信システム中の異なるセルによってサービスされるトラフィック向けに異なるレートを課金し得る。図4は、本開示の態様による、非ライセンススペクトルにおいてLTEを使用するための展開シナリオの例を概念的に示すブロック図である。方法400は、図1、図2および/または図3を参照して記載された、アクセスポイント105、セル205および/もしくはeNB305、ならびに/またはコアネットワーク130、230の態様(たとえば、S−GW234および/もしくはP−GW236)の各々を参照して記載される。いくつかの例では、アクセスノードまたはコアネットワーク要素は、以下で説明する機能を実施するためにデバイスの機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。最初に、ブロック405において示されるように、UEと、1つまたは複数のワイヤレス接続が始動される。ワイヤレス接続は、この始動に応答して、たとえば、UEとeNBとの間の1つまたは複数のエアインターフェースを確立することによって確立され得る。ブロック410において、2つ以上のセルが、UEにトラフィックをサービスするのに使われているかどうか決定される。2つ以上のセルが、UEにサービスするのに使われているわけではない場合、ブロック415において記されるように、異なるセルに関連付けられたトラフィックボリュームの監視は実施されなくてよい。そのようなケースでは、S−GWおよび/またはP−GWによって生成されたCDRは、異なるセルを使ってサービスされるトラフィックのボリュームに関連した情報なしで、サービスされるトラフィックに対して適正に課金するために必要とされる情報を捕捉することができる。
[0093] ブロック410において、2つ以上のセルが、UEにサービスするのに使われていると決定された場合、ブロック420において示されるように、2つ以上のセルのうちの少なくとも1つを介してサービスされるトラフィックボリュームの決定が行われる。様々な例によると、アップリンクとダウンリンクの両方に対して異なるセルを介するトラフィックボリュームのアカウンティングは、少なくとも無線ベアラごと(すなわち、GTPトンネルごと)にサポートされ得る。SDFごとの課金がP−GWにおいて実施される例において、アクセスノードは、SDFごとにトラフィックボリュームをアカウンティングすることができ、そのような例において、アクセスノードは、SDFごとにデータボリュームのアカウントを提供するために、SDFの情報を受信することができる。そのようなSDF情報は、たとえば、ベアラがセットアップされたとき、直接構成を介して提供され得る。そのような例において、ベアラに関連付けられたSDF情報は、MMEによってフォワードされるベアラセットアップメッセージ中に含められ得る。他の例では、SDF情報は、P−GWにおいて実施されるユーザプレーンパケットマーキングにより提供され得る。そのような例では、ダウンリンクにおいて、P−GWは、各パケットヘッダー中に、トラフィックフローの特定の識別子を含むことができ、アクセスノードは、この識別子をアカウンティングテーブルに追加することができる。アップリンクにおいて、アクセスノードは、ソース/宛先IPアドレスとトランスポートレイヤポート(5タプル(5-tuple))とをダウンリンクパケットに入れ、データフロー識別子(たとえば、5よりも大きいタプル)をもつテーブルを作成し、アップリンクパケットを、正しいデータフロー識別子を識別するために5タプルのうちの1つと突き合わせればよく、またはアクセスノードは、異なるセルの各々を介して送信されたバイトで、アップリンクパケットをマーキングすればよい。アップリンク用の、SDFベースごとのアカウンティングが次いで、P−GWにおいて実施されてよく、アクセスノードは依然として、無線ベアラごとにダウンリンクにおいてアカウンティングを実施することになる。
[0094] トラフィックボリュームのアカウンティングは、いくつかの例によると、UEについてのモビリティイベント時に、既存の無線ベアラが非アクティブ化されると、UE用に新たな無線ベアラまたはRRC接続が確立され、既存の無線ベアラの変更が起こるとき、またはトラフィックボリュームが閾を超えるときのうちの1つまたは複数に基づいて始動され得る。そのような始動は、サービス要求手順、アタッチ手順、および/または追跡エリア更新手順など、たとえば、RRC−IDLEからRRC−CONNECTEDへの移行によってトリガされ得る。始動は、たとえば、ハンドオーバ手順によってもトリガされ得る。トラフィックボリュームのアカウンティングの始動に続いて、アクセスノードは、たとえば、新たな無線ベアラがアクティブ化され、無線ベアラが修正され(たとえば、ベアラのQoSが修正され)、新たなSDFが与えられ(SDFベースのアカウンティングが該当する場合)、および/または新たな2次セルがアクティブ化もしくは非アクティブ化されると常に、トラフィックボリューム記録中にエントリを追加することができる。さらに、アクセスポイントは、上述したように、制御プレーンを介したシグナリングボリュームのアカウンティングを実施することもできる。いくつかの例によると、報告されるトラフィックボリュームのうちの1つまたは複数は、アクセスポイント名(APN)、デフォルトのデータベアラ、専用データベアラ、IPフロー、またはTCP接続のうちの1つまたは複数に関連付けられたトラフィックボリュームを含み得る。トラフィックボリュームは、たとえば、データトラフィックボリュームまたはシグナリングトラフィックボリュームを含み得る。シグナリングトラフィックボリュームは、たとえば、無線リソース制御(RRC)トラフィックボリューム、ネットワークアクセス層(NAS)シグナリングトラフィックボリューム、および制御チャネル物理シグナリングトラフィックボリュームを含み得る。
[0095] ブロック425において、2つ以上のセルのうちの少なくとも1つのためのトラフィックボリュームが、コアネットワークにおける課金機能において使用するために報告される。たとえば、eNBは、トラフィックボリュームをMME、P−GW、および/またはS−GWに報告することができ、これらは、CDRを作成するのに使われ得る。様々な例によると、S−GW CDRとP−GW CDRの両方が、データトラフィックおよび/またはシグナリングトラフィックボリュームをサービスするのに使われる異なるセルを介するデータボリュームについての明示的アカウントを含むように拡張され得る。いくつかの例では、アクセスポイント105などのアクセスポイントが、異なるセルを介して送信されるデータボリュームの別個のアカウンティングを提供するための機能性をサポートし得る。そのようなデータボリュームは、IPレイヤパケットを含んでよく、たとえば、順序配信と、フラグメント化と、再アセンブリとを可能にするために、メディアアクセス制御(MAC)レイヤによって追加されるRLCまたはPDCPヘッダを含まなくてよい。いくつかの例では、シグナリングトラフィックボリュームデータは第1または1次セルによって与えられてよく、データトラフィックボリュームは、第1のセルおよび/または1つもしくは複数の他のセルによって与えられてよい。
[0096] アクセスノードは、いくつかの異なる報告機構のうちの1つを含み得る。たとえば、アクセスノードは、第1および第2のセルを経由してサービスされるトラフィックボリュームを、MMEを経由して、制御プレーンシグナリングを介してS−GWに報告することができる。S−GWは次いで、いくつかの例によると、この情報をP−GWに中継すればよい。S−GW CDRおよびP−GW CDRは、異なるセルを介するトラフィックボリュームについての明示的アカウントを含み得る。他の例では、アクセスノードは、異なるセルを介してサービスされるトラフィックボリュームを、S1−Uインターフェースを直接介して、S−GWに報告し得る。たとえば、アクセスノードは、GTP−Uトンネル中のデータボリュームを、ベアラ向けの1つもしくは複数のヘッダ拡張のうちの一部として、または別個のGTP−Cメッセージ中で報告し得る。S−GWは、この情報をP−GWに中継すればよく、S−GW CDRおよびP−GW CDRは、第1および第2のセルを介するデータボリュームについての明示的アカウントを含めればよい。さらなる例において、アクセスノードは、アクセスノードCDR(たとえば、eNB CDR)の作成により、課金ゲートウェイ機能(CGF)に直接、またはアクセスノード中でCGFが作成されない場合、課金データ機能(CDF)に、異なるセルのデータボリュームを報告することができる。コアネットワークのCGF、または他のどの料金請求エンティティも次いで、S−GW CDR、P−GW CDRおよび/またはeNB CDRを相関させ得る。
[0097] 上述したように、いくつかの例によると、データボリュームの報告は、MMEを介してS−GWに与えられ得る。上述したように、S−GW/P−GWは、UEのULI変化およびQoS変化に基づく新たな記録の追加のためのトリガをサポートすることができ、ベアラ非アクティブ化に基づいて記録を閉じればよい。いくつかの例では、トラフィックボリューム情報の報告は、ハンドオーバ手順中、およびベアラ変更手順中に、UEがRRC−IDLEに移ると、提供され得る。オンライン課金と動的規制(policying)とを使い得る例など、他の例では、そのような情報は、S−GW/P−GWに定期的に提供され得る。
[0098] 図5は、本開示の態様による、トラフィックボリューム情報を送信するための例示的な動作を示す流れ図500である。いくつかの例におけるトラフィックボリュームは、流れ図500に従って、S1解放中に報告され得る。S1解放手順は、UEを、RRC接続済み状態からRRCアイドル状態に解放し得る。この例では、UE515は、RRC接続解放メッセージ520をeNB505から受信し得る。UE515は、たとえば、図1、図2、および/または図3のUE115、215、および/または315の一例であり得る。eNB505は、たとえば、図1、図2、および/または図3のアクセスポイント105、セル205、および/またはeNB305の一例であり得る。eNB505は次いで、MME532にS1コンテキスト解放要求525を(S1インターフェースを介して)送信すればよい。MME532は、たとえば、図2のMME232の一例であり得る。いくつかの例によると、S1コンテキスト解放メッセージは、S1 UEコンテキスト解放要求メッセージ中に「トラフィックボリューム記録」情報要素を含み得る。トラフィックボリューム記録は、たとえば、異なるセルを介してサービスされるトラフィックのトラフィックボリューム、各セルに関連付けられたRAT、各セルがライセンス、非ライセンスもしくは認可共有スペクトルを使うかの指示、各セルのアイデンティティ、報告のタイムスタンプ、および/またはセルに関連付けられた各無線ベアラについての無線ベアラ特性を含み得る。
[0099] MME532は次いで、S−GW534にアクセスベアラ解放要求530を送信することができる。S−GWは、たとえば、図2のS−GW234の一例であり得る。いくつかの例によると、アクセスベアラ解放要求530は、MME532がeNB505から受信したデータボリューム記録情報要素も含み得る。S−GW534は、受信した情報を、S−GW524 CDRを修正するのに使い、いくつかの例では、同じデータボリューム記録情報要素を、P−GW(図2のP−GW236など)へのアクセスベアラ解放要求メッセージ中に含めればよい。この情報は、適宜に、P−GWにおいて、PGW CDRを修正するのに使われ得る。S1解放の残りのステップは、535において示されており、UE515、eNB505、MME532、およびS−GW534の間で転送される確立済みS1解放メッセージに対応する。
[0100] 図6Aおよび図6Bは、本開示の態様による、トラフィックボリューム情報を送信するための例示的な動作を示す別の流れ図600を示す。図6Aおよび図6Bに示したような例におけるトラフィックボリュームが、流れ図600に従って、S1ベースのハンドオーバ動作中に報告され得る。S1ベースのハンドオーバ動作は、UE615への接続を、ソースeNB605−aからターゲットeNB605−bにハンドオーバし得る。この例では、UE615は、P−GW636から、ソースS−GW634−aおよびソースeNB605−aを介して、ダウンリンクユーザプレーンデータ610を受信し得る。UE615は、たとえば、図1、図2、図3、および/または図5のUE115、215、315、および/または515の一例であり得る。ソースeNB605−aおよびターゲットeNB605−bは、たとえば、図1、図2、図3、および/または図5のアクセスポイント105、セル205、ならびに/またはeNB305および/もしくは505の例であり得る。ブロック625において、ソースeNB605−aおよびターゲットeNB605−bは、S1によりUE615の再配置をトリガするという決定を行う。ソースeNB605−aは次いで、ハンドオーバ必要メッセージ630をソースMME632−aに送る。いくつかの例によると、ハンドオーバ必要メッセージは、図5を参照して上述したトラフィックボリューム記録と同様の「トラフィックボリューム記録」情報要素を含み得る。トラフィックボリューム記録は、ソースMME632−aに与えられ、たとえば、異なるセルを介してサービスされるトラフィックのボリューム、各セルに関連付けられたRAT、各セルがライセンス、非ライセンスもしくは認可共有スペクトルを使うかの指示、各セルのアイデンティティ、報告のタイムスタンプ、および/またはセルに関連付けられた各無線ベアラについての無線ベアラ特性を含み得る。
[0101] ハンドオーバ必要メッセージ630に続いて、図6AのS1ベースのハンドオーバ動作の残りのステップは、635において示されており、UE615、ソースeNB605−a、ターゲットeNB605−b、ソースMME632−a、ターゲットMME632−b、ソースS−GW634−a、ターゲットS−GW634−b、P−GW636、およびHSS620のうちの1つまたは複数の間で転送される確立済みS1ベースのハンドオーバメッセージに対応する。S1ベースのハンドオーバ動作は図6Bにおいて続き、UE615が、640において示されるように、ソースeNB605−aの古いセルから分離し、ターゲットeNB605−bにおける新たなセルと同期する。動作640に続いて、645において示される、図6BのS1ベースのハンドオーバ動作のステップは、UE615、ソースeNB605−a、ターゲットeNB605−b、ソースMME632−a、ターゲットMME632−b、ソースS−GW634−a、ターゲットS−GW634−b、P−GW636、およびHSS620のうちの1つまたは複数の間で転送される確立済みS1ベースのハンドオーバメッセージに対応する。動作650において、ソースMME632−aは、ソースS−GW634−aにセッション消去要求を送る。
[0102] いくつかの例によると、セッション消去要求650は、図5を参照して上述したトラフィックボリューム記録と同様のトラフィックボリューム記録情報要素を含む。トラフィックボリューム記録は、ソースS−GW634−aに与えられ、たとえば、異なるセルを介してサービスされるトラフィックのボリューム、各セルに関連付けられたRAT、各セルがライセンス、非ライセンスもしくは認可共有スペクトルを使うかの指示、各セルのアイデンティティ、報告のタイムスタンプ、および/またはセルに関連付けられた各無線ベアラについての無線ベアラ特性を含み得る。セッション消去要求650に続いて、図6BのS1ベースのハンドオーバ動作の残りのステップは、655において示されており、UE515、ソースeNB605−a、ターゲットeNB605−b、ソースMME632−a、ターゲットMME632−b、ソースS−GW634−a、ターゲットS−GW634−b、P−GW636、およびHSS620の間で転送される確立済みS1ベースのハンドオーバメッセージに対応する。
[0103] またさらなる例では、eNBが、X2ベースのハンドオーバ動作中に、セル向けのトラフィックボリュームについて報告し得る。いくつかのそのような例において、図1〜図3および/または図5〜図6のアクセスポイント105、セル205、ならびに/またはeNB305、505、および/もしくは605などのターゲットeNBが、図1および/もしくは図2のコアネットワーク130もしくは230、または図5および/もしくは図6のネットワーク要素など、コアネットワークのネットワーク要素にハンドオーバを報告する。いくつかの例では、ソースeNBは、ハンドオーバ手順中に、トラフィックボリューム記録情報要素を(図5および/または図6を参照して上述したのと同様に)ターゲットeNBに提供し得る。ターゲットeNBは次いで、トラフィックボリューム記録をMME(たとえば、図2、図5、および/または図6のMME232、532、および/または632)にフォワードすればよく、MMEは、トラフィックボリューム記録を、ベアラ修正要求メッセージ中でソースS−GW(たとえば、図2、図5、および/または図6のS−GW234、534、および/または634−a)にフォワードすればよい。S−GWは次いで、トラフィックボリューム記録を、ベアラ修正要求メッセージ中でソースP−GW(たとえば、図2、図5、および/または図6のP−GW236、536、および/または636−a)にフォワードすればよい。ソースP−GWは、上述したのと同様にCDRを生成し得る。
[0104] いくつかの例では、トラフィックボリュームの報告は、1つまたは複数のイベントによってトリガされ得る。たとえば、トラフィックボリュームの報告は、ベアラ変更および/または非アクティブ化中に与えられ得る。そのような例において、ベアラが修正または非アクティブ化されると、eNB(たとえば、図1、図2、図3、図5、および/または図6のアクセスポイント105、セル205、ならびに/またはeNB305、505、および/もしくは605)は、トラフィックボリュームを、S1−MMEシグナリングとともにMME(たとえば、図2、図5、および/または図6のMME232、532、および/または632)に報告することができる。MMEは次いで、この情報を、CDRの生成のために、上述したのと同様に、S−GW(たとえば、図2、図5、および/または図6のS−GW234、534、および/または634−a)にフォワードすればよい。
[0105] さらなる例において、トラフィックボリュームは、S1−Uインターフェースを介してS−GW(たとえば、図2、図5、および/または図6のS−GW234、534、および/または634−a)に報告され得る。そのような例において、eNB(たとえば、図1、図2、図3、図5、および/または図6のアクセスポイント105、セル205、ならびに/またはeNB305、505、および/もしくは605)が、ユーザプレーンデータボリューム(および可能性としてはシグナリングボリューム)を、GTP−Cシグナリングを使って、S1−Uインターフェースにより、異なるセルを介してS−GWに報告する。そのような報告は、トリガ駆動および/または定期的であってよい。そのような報告がトリガ駆動である例において、トリガは、たとえば、無線ベアラ変更、アクティブ化、および/もしくは非アクティブ化、RRC接続解放、モビリティイベント、またはトラフィックボリュームの量が(たとえば、MBごとの)トラフィックボリュームの1つもしくは複数の閾量を超えることのうちの1つまたは複数を含み得る。S−GWは、この情報を、S−GW CDRを修正するのに使い、セル固有トラフィックボリュームを含み得る。いくつかの例におけるS−GWはまた、P−GW CDRの作成のために、情報をP−GWにフォワードし得る。
[0106] さらなる例において、トラフィックボリュームは、eNB(たとえば、図1、図2、図3、図5、および/または図6のアクセスポイント105、セル205、ならびに/またはeNB305、505、および/もしくは605)によって、CGFおよび/またはCDFに直接報告され得る。そのような例において、eNBは、トラフィックボリューム、および可能性としてはシグナリングを報告することができ、ボリュームは、異なるセルを介して、CGFに、またはCDF機能性がアクセスノードの外にある場合はCDFに、直接送信される。CGF、または他のどの料金請求エンティティも、1つまたは複数のS−GW CDR、P−GW CDR、およびeNB CDRから受信された情報を相関させ得る。
[0107] 図7Aおよび図7Bは、本開示の態様による、トラフィックボリューム決定において使用するための、eNBまたはコアネットワーク要素などのデバイスを概念的に示すブロック図である。最初に図7Aを参照すると、ブロック図700は、様々な例によるトラフィックボリューム決定において使用するためのデバイス705を示す。いくつかの例では、デバイス705は、図1、図2、図3、図5、および/または図6を参照して記載されたアクセスポイント105、セル205、ならびに/またはeNB305、505、および/もしくは605、MME232、532、および/もしくは632、S−GW234、534、および/もしくは634、ならびに/またはP−GW236および/もしくは636の1つまたは複数の態様の例であり得る。デバイス705は、プロセッサでもあり得る。デバイス705は、受信機モジュール710、トラフィックボリューム決定モジュール720、および/または送信機モジュール730を含み得る。これらの構成要素の各々は互いと通信している場合がある。
[0108] デバイス705の構成要素は、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部または全部を実施するように適応された1つまたは複数の特定用途向け集積回路ASICとともに、個々にまたはまとめて実装され得る。代替として、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実施される場合がある。他の例では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的または部分的に、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリに組み込まれた命令を用いて実装され得る。
[0109] いくつかの例では、デバイス705はアクセスノードの例であってよく、受信機モジュール710は、ライセンススペクトルおよび/または非ライセンススペクトルの中で伝送を受信するように動作可能なRF受信機などの無線周波数(RF)受信機であるか、またはそれを含み得る。受信機モジュール710は、図1、図2、および/または図3を参照しながら説明した1つまたは複数の通信リンク125、240、245、および/または320〜340など、ライセンスおよび非ライセンススペクトルを含むワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、送信)を受信するために使用され得る。いくつかの例では、デバイス705は、コアネットワークのネットワーク要素の例であってよく、受信機モジュール710は、ワイヤードネットワークインターフェースを介してネットワーク通信を受信することができるネットワーク通信構成要素であるか、またはそれを含み得る。
[0110] いくつかの例では、デバイス705はアクセスノードの例であってよく、送信機モジュール730は、ライセンススペクトルおよび/または非ライセンススペクトルの中で送信するように動作可能なRF送信機などのRF送信機であるか、またはそれを含み得る。送信機モジュール730は、図1、図2、および/または図3を参照しながら説明した1つまたは複数の通信リンク125、240、245、および/または320〜340など、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、送信)を送信するために使用され得る。いくつかの例では、デバイス705は、コアネットワークのネットワーク要素の例であってよく、送信機モジュール730は、ワイヤードネットワークインターフェースを介してネットワーク通信を受信することができるネットワーク通信構成要素であるか、またはそれを含み得る。
[0111] いくつかの例では、トラフィックボリューム決定モジュール720は、たとえば、図1〜図6を参照して上述したような、アクセスポイントに関連付けられた1つまたは複数の異なるセルを介してサービスされるトラフィックボリュームの決定を含むトラフィックボリューム決定手順を構成および/または実施し得る。
[0112] ここで図7Bを参照すると、ブロック図750は、様々な例による、ワイヤレス通信において使用するためのデバイス755を示す。いくつかの例では、デバイス755は、図1、図2、図3、図5、および/または図6を参照して記載されたアクセスポイント105、セル205、ならびに/またはeNB305、505、および/もしくは605、MME232、532、および/もしくは632、S−GW234、534、および/もしくは634、ならびに/またはP−GW236および/もしくは636の1つまたは複数の態様の例であり得る。デバイス705は、プロセッサでもあり得る。デバイス755は、受信機モジュール712、トラフィックボリューム決定モジュール720−a、および/または送信機モジュール732を含み得る。これらの構成要素の各々は互いと通信している場合がある。
[0113] デバイス755の構成要素は、適用可能な機能の一部または全部をハードウェアで実施するように適応された1つまたは複数のASICを用いて、個々にまたはまとめて実装され得る。代替として、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実施される場合がある。他の例では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的または部分的に、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリに組み込まれた命令を用いて実装され得る。
[0114] いくつかの例では、受信機モジュール712は、図7Aの受信機モジュール710の一例であり得る。デバイス755がアクセスノードに含まれる例では、受信機モジュール712は、ライセンススペクトルおよび/または非ライセンススペクトルの中で送信を受信するように動作可能なRF受信機などの無線周波数(RF)受信機であるか、またはそれを含み得る。RF受信機は、ライセンススペクトルおよび非ライセンススペクトルのための別個の受信機を含み得る。いくつかの場合、別個の受信機は、ライセンススペクトルモジュール714および非ライセンススペクトルモジュール716という形態をとり得る。ライセンススペクトルモジュール714および非ライセンススペクトルモジュール716を含む受信機モジュール712は、図1、図2、および/または図3を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100および/もしくは300ならびに/またはネットワークアーキテクチャ200の1つまたは複数の通信リンクなど、ライセンスおよび非ライセンススペクトルを含むワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、送信)を受信するために使用され得る。
[0115] いくつかの例では、送信機モジュール732は、図7Aの送信機モジュール730の一例であり得る。デバイス755がアクセスノードに含まれる例では、送信機モジュール732は、ライセンススペクトルおよび/または非ライセンススペクトルの中で送信するように動作可能なRF送信機などのRF送信機であるか、またはそれを含み得る。RF送信機は、ライセンススペクトルおよび非ライセンススペクトルのための別個の送信機を含み得る。いくつかの場合、別個の送信機は、ライセンススペクトルモジュール734および非ライセンススペクトルモジュール736という形態をとり得る。送信機モジュール732は、図1、図2、および/または図3を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100および/もしくは300ならびに/またはネットワークアーキテクチャ200の1つまたは複数の通信リンクなど、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、送信)を送信するために使用され得る。
[0116] トラフィックボリューム決定モジュール720−aは、図7Aを参照して記載されたトラフィックボリューム決定モジュール720の例であってよく、第1のセルトラフィック決定モジュール765、第2のセルトラフィック決定モジュール775、ならびに/または第1および第2のセル識別モジュール780を含み得る。これらの構成要素の各々は互いと通信している場合がある。
[0117] いくつかの例では、第1のセルトラフィック決定モジュール765は、第1のセルを使ってサービスされるトラフィックについてのトラフィックボリュームを決定することができる。第2のセルトラフィック決定モジュール775は、第2のセルを使ってサービスされるトラフィックについてのトラフィックボリュームを決定することができる。いくつかの例では、第1のセルおよび第2のセルによってサービスされるトラフィック向けのレートは異なり得る。第1のセルおよび第2のセル識別モジュール780は、第1のセルおよび第2のセルの一方または両方に関連した識別および/または他の情報を提供することができ、情報は、特定のセル向けの適切な課金レートを決定するのに使われ得る。トラフィックボリューム決定モジュール720−aは、単独で、または受信機モジュール712および送信機モジュール732とともに、たとえば、図1〜図6を参照して上述したような、アクセスポイントに関連付けられた1つまたは複数の異なるセルを介してサービスされるトラフィックボリュームの決定を含むトラフィックボリューム決定手順の構成および/または実施に関連した機能を実施することができる。
[0118] 図8は、本開示の態様による、基地局の設計を概念的に示すブロック図800である。いくつかの例では、基地局805は、図1、図2、図3、図5、図6、図7A、および/または図7Bに関して説明したアクセスポイント、セル、eNB、またはデバイス105、205、305、505、605、705、および/もしくは755の1つまたは複数の態様の一例であり得る。基地局805は、図1、図2、図3、図4、図5、図6A、図6B、図7A、および/または図7Bを参照して記載された、1つまたは複数の異なるセルによってUEに与えられるトラフィックボリュームを報告する動作のための特徴および機能のうちの少なくともいくつかを実装するように構成され得る。基地局805は、プロセッサモジュール810、メモリモジュール820、(トランシーバモジュール855によって表される)少なくとも1つのトランシーバモジュール、(アンテナ860によって表される)少なくとも1つのアンテナ、および/またはeNBセル管理モジュール870を含み得る。基地局805はまた、基地局通信モジュール830およびネットワーク通信モジュール840のうちの一方または両方を含み得る。これらの構成要素の各々は、1つまたは複数のバス835を介して、直接的または間接的に互いに通信していることがある。
[0119] メモリモジュール820は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および/または読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。メモリモジュール820は、実行されると、1つまたは複数のセルについてのトラフィックボリュームの報告のための、本明細書で説明する様々な機能をプロセッサモジュール810に実施させるように構成された命令を含んでいるコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア(SW)コード825を記憶し得る。代替的に、ソフトウェアコード825は、プロセッサモジュール810によって直接実行可能でないことがあるが、たとえば、コンパイルされ実行されると、基地局805に本明細書で説明される機能のうちのいくつかを実施させるように構成され得る。
[0120] プロセッサモジュール810は、インテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、ASICなどを含み得る。プロセッサモジュール810は、トランシーバモジュール855、基地局通信モジュール830、および/またはネットワーク通信モジュール840を通して受信された情報を処理し得る。プロセッサモジュール810はまた、アンテナ860を通じた送信のためにトランシーバモジュール855に送られるべき情報、1つもしくは複数の他の基地局805−aおよび805−bへの送信のために基地局通信モジュール830に送られるべき情報、ならびに/あるいは図1および/もしくは図2を参照して説明されたコアネットワーク130および/もしくは230ならびに/または図5および/もしくは図6を参照して説明されたコアネットワークの他のネットワーク要素の態様の例であり得るコアネットワーク845への送信のためにネットワーク通信モジュール840に送られるべき情報を処理し得る。プロセッサモジュール810は、単独で、またはeNBセル管理モジュール870とともに、上述したように、1つまたは複数のUEとのワイヤレス通信用に2つ以上のセルを使う様々な態様を扱うことができる。
[0121] トランシーバモジュール855は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナ860に与え、アンテナ860から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。トランシーバモジュール855は、1つまたは複数の送信機モジュールおよび1つまたは複数の別個の受信機モジュールとして実装され得る。トランシーバモジュール855は、たとえば、少なくとも1つのライセンススペクトルにおける、および少なくとも1つの非ライセンススペクトルにおける通信など、1つまたは複数のRATを使う通信をサポートし得る。トランシーバモジュール855は、たとえば、図1、図2、図3、図5、および/または図6に関して説明したUEまたはデバイス115、215、315、515、および/もしくは615のうちの1つまたは複数と、アンテナ860を介して、双方向に通信するように構成され得る。基地局805は、複数のアンテナ860(たとえば、アンテナアレイ)を含み得る。基地局805は、ネットワーク通信モジュール840を通してコアネットワーク845と通信し得る。基地局805は、基地局通信モジュール830を使用して、基地局805−aおよび805−bなどの他の基地局または基地局と通信し得る。
[0122] 図8のアーキテクチャによると、基地局805は、通信管理モジュール850をさらに含み得る。通信管理モジュール850は、他の基地局、基地局、および/またはデバイスとの通信を管理し得る。通信管理モジュール850は、1つまたは複数のバス835を介して、基地局805の他の構成要素の一部または全部と通信し得る。代替として、通信管理モジュール850の機能性は、トランシーバモジュール855の構成要素として、コンピュータプログラム製品として、および/またはプロセッサモジュール810の1つもしくは複数のコントローラ要素として実装され得る。
[0123] eNBセル管理モジュール870は、図1、図2、図3、図4、図5、図6A、図6B、図7A、および/または図7Bを参照して記載されたトラフィックボリューム決定および報告機能または態様の一部または全部を実施および/または制御するように構成され得る。eNBセル管理モジュール870は、ライセンススペクトルにおけるLTE通信を扱うように構成されたライセンスLTEモジュール875、非ライセンススペクトルにおけるLTE通信を扱うように構成された非ライセンスLTEモジュール880、および/または非ライセンススペクトルにおける他の通信(たとえば、WLANにおけるWi−Fi通信)を扱うように構成された非ライセンスモジュール885を含み得る。eNBセル管理モジュール870は、たとえば、図1、図2、図3、図4、図5、図6A、図6B、図7A、および/または図7Bを参照して記載されたトラフィックボリューム決定および報告手順および機能をサポートするように構成されたもののうちのいずれをも与えるように構成されたトラフィックボリュームモジュール890も含み得る。トラフィックボリュームモジュール890は、図7Aおよび/または図7Bを参照しながら説明した同様のモジュール(たとえば、トラフィックボリューム決定モジュール720および/または720−a)の一例であり得る。eNBセル管理モジュール870、またはその一部は、プロセッサを含んでよく、ならびに/または、eNBセル管理モジュール870の機能性のいくつかもしくはすべては、プロセッサモジュール810によって、および/もしくはプロセッサモジュール810に関連して実施され得る。
[0124] 図9は、本開示の態様による、コアネットワーク中のノードの設計を概念的に示すブロック図900である。ノード902は、本開示の態様による、MME232、532、632、S−GW234、534、634、またはP−GW236、636の例であり得る。ノード902は、図1、図2、図3、図4、図5、図6A、図6B、図7A、7B、および/または図8を参照して記載された、1つまたは複数の異なるセルによってUEに与えられるトラフィックボリュームに関連した動作のための特徴および機能のうちの少なくともいくつかを実装するように構成され得る。ノード902は、図1、図2、図3、図5、図6、図7A、図7B、および/または図8に関して説明したアクセスポイント、セル、eNBまたはデバイス105、205、305、505、605、705、755、および/もしくは805のうちの1つまたは複数と通信するように構成され得る。
[0125] ノード902は、プロセッサモジュール910と、メモリモジュール920と、通信管理モジュール930と、トラフィックボリュームモジュール940と、ネットワーク通信モジュール970とを含み得る。これらの構成要素の各々は、1つまたは複数のバス935を介して、直接または間接的に互いに通信していることがある。
[0126] メモリモジュール920は、RAMおよび/またはROMを含み得る。メモリモジュール920は、実行されると、1つまたは複数の異なるセルによってUEに与えられるトラフィックボリュームに関連した、本明細書で説明する様々な機能をプロセッサモジュール910に実施させるように構成された命令を含んでいるコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア(SW)コード925を記憶し得る。代替的に、ソフトウェアコード925は、プロセッサモジュール910によって直接実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたとき)UE915に、本明細書で説明されるノード902の様々な機能を実施させるように構成され得る。
[0127] プロセッサモジュール910は、インテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、CPU、マイクロコントローラ、ASICなどを含む場合がある。プロセッサモジュール910は、ネットワーク通信モジュール970を通して受信された情報ならびに/またはeNB905、MME932、S−GW934、および/もしくはP−GW936など、他のネットワーク要素への情報を処理することができる。プロセッサモジュール910は、単独で、またはトラフィックボリュームモジュール940とともに、トラフィックボリューム決定および報告機能に関連した動作の様々な態様または図1、図2、図3、図4、図5、図6A、図6B、図7A、図7B、および/もしくは図8を参照して記載された態様を扱うことができる。
[0128] 通信管理モジュール930は、eNB905、MME932、S−GW934、および/またはP−GW936など、他のネットワーク要素との通信を管理し得る。通信管理モジュール930は、バス935を介してノード902の他の構成要素の一部または全部と通信し得る。代替的に、通信管理モジュール930の機能性は、ネットワーク通信モジュール970の構成要素として、コンピュータプログラム製品として、および/またはプロセッサモジュール910の1つもしくは複数のコントローラ要素として実装され得る。
[0129] トラフィックボリュームモジュール940は、1つまたは複数の異なるセルによって課金機能のためにUEにサービスされるトラフィックボリュームを使うことに関連した、図1、図2、図3、図4、図5、図6A、図6B、図7A、図7B、および/または図8において記載されたトラフィックボリューム機能または態様の一部または全部を実施および/または制御するように構成され得る。たとえば、トラフィックボリュームモジュール940は、トラフィックボリューム情報を受信し、トラフィックボリューム情報に基づいてCDRを生成するように構成され得る。トラフィックボリュームモジュール940は、図7Aおよび/または図7Bを参照しながら説明した同様のモジュール(たとえば、トラフィックボリューム決定モジュール720および/または720−a)の一例であり得る。トラフィックボリュームモジュール940もしくはその部分は、プロセッサを含んでよく、ならびに/またはトラフィックボリュームモジュール940の機能性の一部もしくは全部は、プロセッサモジュール910によって、および/もしくはプロセッサモジュール910に関連して実施され得る。
[0130] 図10は、本開示の態様による、ワイヤレス通信の方法の一例を概念的に示すフローチャート1000である。明快のために、方法1000について、図1、図2、図3、図5、図6、図7A、図7B、および/または図8に関して説明したアクセスポイント、セル、eNBまたはデバイス105、205、305、505、605、705、755および/または805の各々を参照しながら以下で説明する。一例では、アクセスノードまたはデバイスは、以下で説明する機能を実施するためにアクセスノードまたはデバイスの機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
[0131] ブロック1005において、第1のセルとUEとの間でサービスされる第1のトラフィックボリュームが決定される。ブロック1005における動作は、いくつかのケースでは、トラフィックボリューム決定モジュール720を、図7Aを参照して記載された他の構成要素とともに、第1のセルトラフィック決定モジュール765を、図7Bを参照して記載された他の構成要素とともに、および/またはeNBセル管理モジュール870を、図8を参照して記載された他の構成要素とともに使って実施され得る。
[0132] ブロック1010において、第2のセルとUEとの間でサービスされる第2のトラフィックボリュームが決定される。ブロック1010における動作は、いくつかのケースでは、トラフィックボリューム決定モジュール720を、図7Aを参照して記載された他の構成要素とともに、第2のセルトラフィック決定モジュール775を、図7Bを参照して記載された他の構成要素とともに、および/またはeNBセル管理モジュール870を、図8を参照して記載された他の構成要素とともに使って実施され得る。
[0133] ブロック1015において、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームのうちの少なくとも1つが、ワイヤレス通信ネットワークのノードに報告され、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームは、トラフィックの同じストリームに関連付けられる。ブロック1015における動作は、いくつかのケースでは、トラフィックボリューム決定モジュール720および/もしくは720−aを、図7Aおよび/もしくは図7Bを参照して記載された他の構成要素とともに、ならびに/またはeNBセル管理モジュール870を、図8を参照して記載された他の構成要素とともに使って実施され得る。
[0134] したがって、方法1000は、たとえば、異なるセルによってサービスされるトラフィックボリュームに関連付けられた異なる課金を可能にするために、異なるセルに関連付けられたトラフィックボリュームが与えられ得るワイヤレス通信を提供することができる。方法1000は一実装形態にすぎず、方法1000の動作は、他の実装形態が可能であるように並べ替えられ、または場合によっては修正され得ることに留意されたい。
[0135] 図11は、本開示の態様による、ワイヤレス通信の方法の一例を概念的に示すフローチャート1100である。明快のために、方法1100について、図1、図2、図3、図5、図6、図7A、図7B、および/または図8に関して説明したアクセスポイント、セル、eNBまたはデバイス105、205、305、505、605、705、755および/または805の各々を参照しながら以下で説明する。一例では、アクセスノードまたはデバイスは、以下で説明する機能を実施するためにアクセスノードまたはデバイスの機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
[0136] ブロック1105において、第1のトラフィックボリュームを通信するために、第1のセルとUEとの間で、第1のワイヤレス接続がサービスされる。ブロック1105における動作は、いくつかのケースでは、受信機モジュール710および送信機モジュール730を、図7Aを参照して記載された他の構成要素とともに、受信機モジュール712および送信機モジュール732を、図7Bを参照して記載された他の構成要素とともに、ならびに/またはトランシーバモジュール855およびアンテナ860を、図8を参照して記載された他の構成要素とともに使って実施され得る。
[0137] ブロック1110において、第2のトラフィックボリュームを通信するために、第2のセルとUEとの間で、第2のワイヤレス接続がサービスされる。ブロック1110における動作は、いくつかのケースでは、受信機モジュール710および送信機モジュール730を、図7Aを参照して記載された他の構成要素とともに、受信機モジュール712および送信機モジュール732を、図7Bを参照して記載された他の構成要素とともに、ならびに/またはトランシーバモジュール855およびアンテナ860を、図8を参照して記載された他の構成要素とともに使って実施され得る。
[0138] ブロック1115において、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームのうちの少なくとも1つが決定される。ブロック1115における動作は、いくつかのケースでは、トラフィックボリューム決定モジュール720を、図7Aを参照して記載された他の構成要素とともに、第1のセルトラフィック決定モジュール765および/もしくは第2のセルトラフィック決定モジュール775を、図7Bを参照して記載された他の構成要素とともに、ならびに/またはeNBセル管理モジュール870を、図8を参照して記載された他の構成要素とともに使って実施され得る。
[0139] ブロック1120において、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームのうちの少なくとも1つが、アクセスノードから別のノードに報告される。ブロック1120における動作は、いくつかのケースでは、トラフィックボリューム決定モジュール720および/もしくは720−aを、図7Aおよび/もしくは図7Bを参照して記載された他の構成要素とともに、ならびに/またはeNBセル管理モジュール870を、図8を参照して記載された他の構成要素とともに使って実施され得る。
[0140] したがって、方法1100は、たとえば、異なるセルによってサービスされるトラフィックボリュームに関連付けられた異なる課金を可能にするために、異なるセルに関連付けられたトラフィックボリュームが与えられ得るワイヤレス通信を提供することができる。方法1100は一実装形態にすぎず、方法1100の動作は、他の実装形態が可能であるように並べ替えられ、または場合によっては修正され得ることに留意されたい。
[0141] 図12は、本開示の態様による、ワイヤレス通信の方法の一例を概念的に示すフローチャート1200である。明快のために、方法1200について、図2、図5、図6、図7A、図7B、および/または図9を参照しながら説明したネットワーク要素またはデバイス232、234、236、532、534、632、634、636、705、755、および/または902のうちの各々を参照しながら以下で説明する。一例では、ネットワーク要素またはデバイスは、以下で説明する機能を実施するためにネットワーク要素またはデバイスの機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
[0142] ブロック1205において、少なくとも第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームがUE向けに受信され、第1のトラフィックボリュームは、UEと第1のセルとの間の第1のワイヤレス接続を介してサービスされるトラフィックの量を示し、第2のトラフィックボリュームは、UEと第2のセルとの間の第2のワイヤレス接続を介してサービスされるトラフィックの量を示す。ブロック1205における動作は、いくつかのケースでは、トラフィックボリューム決定モジュール720および/もしくは720−aを、図7Aおよび/もしくは図7Bを参照して記載された他の構成要素とともに、ならびに/またはトラフィックボリュームモジュール940を、図9を参照して記載された他の構成要素とともに使って実施され得る。
[0143] ブロック1210において、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームに基づいて、課金データ記録が生成される。ブロック1210における動作は、いくつかのケースでは、トラフィックボリューム決定モジュール720および/もしくは720−aを、図7Aおよび/もしくは図7Bを参照して記載された他の構成要素とともに、ならびに/またはトラフィックボリュームモジュール940を、図9を参照して記載された他の構成要素とともに使って実施され得る。
[0144] したがって、方法1200は、たとえば、異なるセルによってサービスされるトラフィックに関連付けられた異なる課金を可能にするために、異なるセルに関連付けられたトラフィックボリュームが与えられ得るワイヤレス通信を提供することができる。方法1200は一実装形態にすぎず、方法1200の動作は、他の実装形態が可能であるように並べ替えられ、または場合によっては修正され得ることに留意されたい。
[0145] 図13は、本開示の態様による、ワイヤレス通信の方法の一例を概念的に示すフローチャート1300である。明快のために、方法1300について、図2、図5、図6、図7A、図7B、および/または図9を参照しながら説明したネットワーク要素またはデバイス232、234、236、532、534、632、634、636、705、755、および/または902のうちの各々を参照しながら以下で説明する。一例では、ネットワーク要素またはデバイスは、以下で説明する機能を実施するためにネットワーク要素またはデバイスの機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
[0146] ブロック1305において、第1のセルとUEとの間の第1のワイヤレス接続と、第2のセルとUEとの間の第2のワイヤレス接続とをサービスするアクセスノードから、UE向けの少なくとも第1のトラフィックボリュームと第2のトラフィックボリュームとを受信し、第1のトラフィックボリュームは、第1のワイヤレス接続を介してサービスされるトラフィックの量を示し、第2のトラフィックボリュームは、第2のワイヤレス接続を介してサービスされるトラフィックの量を示す。ブロック1305における動作は、いくつかのケースでは、トラフィックボリューム決定モジュール720および/もしくは720−aを、図7Aおよび/もしくは図7Bを参照して記載された他の構成要素とともに、ならびに/またはトラフィックボリュームモジュール940を、図9を参照して記載された他の構成要素とともに使って実施され得る。
[0147] ブロック1310において、第1のトラフィックボリュームおよび第2のトラフィックボリュームに基づいて、課金データ記録が生成される。ブロック1310における動作は、いくつかのケースでは、トラフィックボリューム決定モジュール720および/もしくは720−aを、図7Aおよび/もしくは図7Bを参照して記載された他の構成要素とともに、ならびに/またはトラフィックボリュームモジュール940を、図9を参照して記載された他の構成要素とともに使って実施され得る。
[0148] したがって、方法1300は、たとえば、異なるセルによってサービスされるトラフィックに関連付けられた異なる課金を可能にするために、異なるセルに関連付けられたトラフィックボリュームが与えられ得るワイヤレス通信を提供することができる。方法1300は一実装形態にすぎず、方法1300の動作は、他の実装形態が可能であるように並べ替えられ、または場合によっては修正され得ることに留意されたい。
[0149] 添付の図面に関して上記に記載された発明を実施するための形態は、例示的な実施形態について説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲内に入る実施形態のみを表すものではない。この説明全体にわたって使用される「例示的」という用語は、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。発明を実施するための形態は、説明された技法の理解を与えるために、具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの特定の詳細なしに実践される場合がある。いくつかの事例では、説明した実施形態の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造およびデバイスがブロック図の形式で示されている。
[0150] 情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表される場合がある。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[0151] 本明細書の開示に関して記載された様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書に記載された機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実施される場合がある。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成としても実装される場合がある。いくつかの場合、プロセッサは、メモリと電子的に通信していてもよく、メモリは、プロセッサによって実行可能な命令を記憶する。
[0152] 本明細書で説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実現され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶され、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態が、本開示および添付の特許請求の範囲および趣旨内にある。たとえば、ソフトウェアの性質により、上で説明された機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、配線、またはこれらのうちのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の一部が異なる物理的位置において実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。また、特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、「のうちの少なくとも1つ」で終わる項目の列挙中で使用される「または」は、たとえば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」の列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような選言的列挙を示す。
[0153] コンピュータプログラム製品またはコンピュータ可読媒体はいずれも、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、コンピュータ可読記憶媒体と通信媒体とを含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の媒体であり得る。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のコンピュータ可読プログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータまたは汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、任意の接続がコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびblu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
[0154] 本開示の前の説明は、当業者が本開示を作製または使用することを可能にするために提供される。本開示への様々な変更は当業者には容易に明らかであり、本明細書において定義された一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用される場合がある。本開示全体にわたって、「例」または「例示的」という用語は、一例または一事例を示すものであり、言及された例についての選好を暗示せず、または要求しない。したがって、本開示は、本明細書で説明される例および設計に限定されるべきでなく、本明細書で開示される原理および新規の特徴に一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1] ワイヤレス通信ネットワークにおけるワイヤレス通信のための方法であって、
第1のセルとユーザ機器(UE)との間でサービスされる第1のトラフィックボリュームを決定することと、
第2のセルと前記UEとの間でサービスされる第2のトラフィックボリュームを決定することと、
前記第1のトラフィックボリュームおよび前記第2のトラフィックボリュームのうちの少なくとも1つを前記ワイヤレス通信ネットワークのノードに報告することと
を備える方法。
[C2] 前記第1のトラフィックボリュームおよび前記第2のトラフィックボリュームは、トラフィックの同じストリームに関連付けられる、C1に記載の方法。
[C3] 前記第1のトラフィックボリュームまたは前記第2のトラフィックボリュームのうちの1つまたは複数は、アクセスポイント名(APN)、デフォルトのデータベアラ、専用データベアラ、IPフロー、またはTCP接続のうちの1つまたは複数に関連付けられたトラフィックを備える、C1に記載の方法。
[C4] 前記第1のトラフィックボリュームは、前記第2のトラフィックボリュームとは異なるように課金される、C1に記載の方法。
[C5] 前記第1のセルはライセンス無線周波数スペクトル帯域を使用し、前記第2のセルは非ライセンス無線周波数スペクトル帯域を使用する、C1に記載の方法。
[C6] 前記第1のセルと前記第2のセルは異なる無線アクセス技術(RAT)を使用する、C1に記載の方法。
[C7] 前記第1のトラフィックボリュームおよび前記第2のトラフィックボリュームは、ダウンリンクトラフィックボリュームまたはアップリンクトラフィックボリュームのうちの1つまたは複数について決定される、C1に記載の方法。
[C8] 前記第1のトラフィックボリュームおよび前記第2のトラフィックボリュームはデータトラフィックボリュームを備える、C1に記載の方法。
[C9] 前記第1のトラフィックボリュームおよび前記第2のトラフィックボリュームは、無線リソース制御(RRC)シグナリングトラフィックボリューム、ネットワークアクセス層(NAS)シグナリングトラフィックボリューム、および制御チャネル物理シグナリングトラフィックボリュームのうちの少なくとも1つを備える、C1に記載の方法。
[C10] 前記第1のトラフィックボリュームおよび前記第2のトラフィックボリュームは、前記第1のセルおよび前記第2のセルによってサービスされる各無線ベアラ向けのトラフィックボリュームを備える、C1に記載の方法。
[C11] 前記第1のトラフィックボリュームおよび前記第2のトラフィックボリュームのうちの1つまたは複数は、前記第1のセルおよび前記第2のセルによって提供される各サービスデータフロー(SDF)向けのトラフィックボリュームを備える、C1に記載の方法。
[C12] 前記第1のトラフィックボリュームおよび前記第2のトラフィックボリュームは、S1−Uインターフェース、GTP−Uヘッダ、S1−MMEインターフェース、または課金データ機能(CDF)のうちの1つまたは複数を使って報告される、C1に記載の方法。
[C13] 前記第1のトラフィックボリュームおよび前記第2のトラフィックボリュームの前記報告は定期的に実施される、C1に記載の方法。
[C14] ワイヤレス通信ネットワークにおける第1のネットワーク要素によって、ユーザ機器(UE)課金情報を決定するための方法であって、
前記UEについての少なくとも第1のトラフィックボリュームと第2のトラフィックボリュームとを受信することと、ここにおいて、前記第1のトラフィックボリュームは、前記UEと第1のセルとの間でサービスされるトラフィックの量を示し、前記第2のトラフィックボリュームは、前記UEと第2のセルとの間でサービスされるトラフィックの量を示す、
前記第1のトラフィックボリュームおよび前記第2のトラフィックボリュームに基づいて課金データ記録を生成することと
を備える方法。
[C15] 前記第1および第2のトラフィックボリュームは、前記UEに与えられるトラフィックの同じストリームに関連付けられる、C14に記載の方法。
[C16] 前記受信された第1のトラフィックボリュームと前記第2のトラフィックボリュームとを第2のネットワーク要素にフォワードすることをさらに備え、ここにおいて、前記第1のネットワーク要素は、モビリティ管理エンティティ(MME)またはサービングゲートウェイのうちの1つまたは複数を備え、前記第2のネットワーク要素は、サービングゲートウェイまたはパケットデータネットワークゲートウェイのうちの1つまたは複数を備える、C14に記載の方法。
[C17] 前記課金データ記録を生成することは、
第1の課金レートに基づいて、前記第1のトラフィックボリュームについての課金を算出することと、
前記第1の課金レートとは異なる第2の課金レートに基づいて、前記第2のトラフィックボリュームについての課金を算出することとを備える、C14に記載の方法。
[C18] 前記第2のセルと前記UEとの間の第2のワイヤレス接続は、非ライセンス無線周波数スペクトル帯域を使って確立される、C14に記載の方法。
[C19] 第2のワイヤレス接続と第1のワイヤレス接続は、異なる無線アクセス技術(RAT)を使用する、C14に記載の方法。
[C20] ワイヤレス通信ネットワークにおけるワイヤレス通信のための装置であって、
第1のセルとユーザ機器(UE)との間でサービスされる第1のトラフィックボリュームを決定するための第1のトラフィック決定モジュールと、
第2のセルと前記UEとの間でサービスされる第2のトラフィックボリュームを決定するための第2のトラフィック決定モジュールと、
前記第1のトラフィックボリュームおよび前記第2のトラフィックボリュームのうちの少なくとも1つを前記ワイヤレス通信ネットワークのノードに報告するためのセル管理モジュールと
を備える装置。
[C21] 前記第1のトラフィックボリュームおよび前記第2のトラフィックボリュームは、トラフィックの同じストリームに関連付けられる、C20に記載の装置。
[C22] 前記第1のトラフィックボリュームは、前記第2のトラフィックボリュームとは異なるように課金される、C20に記載の方法。
[C23] 前記第1のセルはライセンス無線周波数スペクトル帯域を使用し、前記第2のセルは非ライセンス無線周波数スペクトル帯域を使用する、C20に記載の装置。
[C24] 前記第1のセルと前記第2のセルは異なる無線アクセス技術(RAT)を使用する、C20に記載の装置。
[C25] 前記第1のトラフィックボリュームおよび前記第2のトラフィックボリュームは、S1−Uインターフェース、GTP−Uヘッダ、S1−MMEインターフェース、または課金データ機能(CDF)のうちの1つまたは複数を使って報告される、C20に記載の装置。
[C26] ワイヤレス通信ネットワークにおける第1のネットワーク要素によって、ユーザ機器(UE)課金情報を決定するための装置であって、
前記UE向けの少なくとも第1のトラフィックボリュームと第2のトラフィックボリュームとを受信するためのトラフィックボリュームモジュールと、ここにおいて、前記第1のトラフィックボリュームは、前記UEと第1のセルとの間でサービスされるトラフィックの量を示し、前記第2のトラフィックボリュームは、前記UEと第2のセルとの間でサービスされるトラフィックの量を示す、
前記第1のトラフィックボリュームおよび前記第2のトラフィックボリュームに基づいて課金データ記録を生成するための識別モジュールと
を備える装置。
[C27] 前記第1および第2のトラフィックボリュームは、前記UEに与えられるトラフィックの同じストリームに関連付けられる、C26に記載の装置。
[C28] 前記受信された第1のトラフィックボリュームと前記第2のトラフィックボリュームとを第2のネットワーク要素にフォワードするための通信管理モジュールをさらに備え、ここにおいて、前記第1のネットワーク要素は、モビリティ管理エンティティ(MME)またはサービングゲートウェイのうちの1つまたは複数を備え、前記第2のネットワーク要素は、サービングゲートウェイまたはパケットデータネットワークゲートウェイのうちの1つまたは複数を備える、C26に記載の装置。
[C29] 前記第2のセルと前記UEとの間の第2のワイヤレス接続は、非ライセンス無線周波数スペクトル帯域を使って確立される、C26に記載の装置。
[C30] 第2のワイヤレス接続と第1のワイヤレス接続は異なる無線アクセス技術(RAT)を使用する、C26に記載の装置。