JP6494274B2 - 放射線撮影装置、放射線撮影システム、撮影制御装置、撮影制御方法およびプログラム - Google Patents

放射線撮影装置、放射線撮影システム、撮影制御装置、撮影制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、放射線撮影装置、放射線撮影システム、放射線検出装置、撮影制御装置、撮影制御方法およびプログラムに関する。
近年、医療診断を目的とする放射線撮影においては、光電変換素子を用いた撮影部により撮影を行うデジタル放射線撮影装置が普及してきている。デジタル放射線撮影装置は、フィルム等を現像することなく放射線透過画像を得ることができるため、即時性があり、画像処理ができる等優れた点がある。
デジタル放射線撮影装置においても、人体への被曝を極力小さくして且つ撮影装置が必要な放射線量を適切に照射する目的でAEC検出器を含む、自動曝射制御部が備えられている。自動曝射制御部はフォトタイマと呼ばれることがある。特許文献1には、フォトタイマを使用しないで光電変換素子に入射した放射線を非破壊で読み出して放射線量を把握して放射線量を制御する技術が開示されている。また、特許文献2には、グリッドに応じて線量把握用の光電変換素子の出力を較正する技術が開示されている。
特開2002− 45354号公報 特開2004−166724号公報
従来の装置では、線量把握用の画素は画像撮影用の画素と比べて異なる仕様履歴となり、長年使用される場合の経時変化の影響、放射線撮影装置の設置時や定期的な保守時など、画像撮影用の画素に比べて、より高頻度で出力値の較正を行うことが必要となる。較正の頻度を高くする場合に、ユーザから見てより簡素に線量把握用の画素の出力値の較正を行えることが必要となる。
また、散乱放射線を除去するグリッドを使用する場合に、グリッドのピッチと画素ピッチとの相対的な位置関係に応じて画素毎に出力される出力信号の特性が異なる。このため、従来の装置構成では、放射線撮影置の使用状況に応じて線量把握用の画素の出力値の較正を、出力信号を用いて簡素に行うことは困難であった。
本発明は、上記課題を鑑み、放射線撮影置の使用状況に応じた画像取得用画素および線量把握用画素の出力値を用いて線量把握用画素の較正を行うことが可能な放射線撮影技術を提供する。
上記目的を達成するために、本発明の一つの態様に係る放射線撮影装置は、
放射線画像を取得するための画像取得用画素と、放射線の線量を取得するための線量取得用画素とを有する放射線検出手段と、
前記画像取得用画素の出力値から取得した指標情報と、前記線量取得用画素の出力値から取得した指標情報比較して前記画像取得用画素の出力値に基づく指標情報と前記線量取得用画素の出力値に基づく指標情報とが等しくなるように較正データを生成する生成手段と、
前記較正データを用いて前記線量取得用画素の出力値を較正する較正手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、放射線撮影置の使用状況に応じた画像取得用画素および線量把握用画素の出力値を用いて線量把握用画素の較正を行うことが可能になる。
第1実施形態にかかる放射線撮影装置の構成を説明する図。 第1実施形態にかかる放射線撮影装置の動作の流れを説明する図。 (a)は比較例の構成を説明する図であり、(b)は第1実施形態の放射線撮影装置の構成を説明する図。 第2実施形態にかかる放射線撮影装置の動作の流れを説明する図。 第2実施形態にかかる放射線撮影装置の構成を説明する図。 第3実施形態にかかる放射線撮影装置の動作の流れを説明する図。 第4実施形態にかかる放射線撮影装置の動作の流れを説明する図。 第5実施形態にかかる放射線撮影装置の較正データを生成する処理の流れを説明する図。 実施形態にかかる較正データの生成処理の具体例を示す図。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る放射線撮影装置(放射線撮影システム)の概略構成を示したブロック図である。図1において、放射線発生部101は放射線を発生する。102は被写体である。放射線検出部105(放射線検出装置)は放射線を検出する検出部である。放射線発生部101で発生した放射線103(X線)は、散乱放射線除去グリッド(以下、単にグリッドともいう)104を介して放射線検出部105で検出される。放射線検出部105(二次元放射線センサ)は放射線画像の撮影用の画素(画像取得用画素)と自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)とを有する。放射線検出部105は、画像取得用画素および線量取得用画素が二次元に配置されている二次元放射線センサとして構成することが可能であり、二次元の画素配置において、画像取得用画素は線量取得用画素の周辺に複数配置されている。放射線撮影装置は、自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)の出力信号に基づいて、自動曝射制御(Automatic Exposure Control: AEC)を実行することが可能である。
検出制御部107は放射線検出部105を制御するために駆動信号を与える。また、検出制御部107はこの駆動信号に対する放射線検出部105の応答信号をモニターすることにより、検出制御部107は放射線検出部105が正常に動作しているか否かを判定することが可能である。
第1の指標生成部108は自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)の出力値(出力信号)から指標値(指標情報)を生成する。第2の指標生成部109は画像取得用画素の出力値(出力信号)から指標値(指標情報)を生成する。指標値(指標情報)には、出力値(出力信号)を統計処理統計処理した結果に基づく統計値から取得した情報、例えば、正規分布の情報として、平均値や標準偏差値や分散値が含まれる。
較正データ生成部110は、第1の指標生成部108で生成された指標値(指標情報)および第2の指標生成部109で生成された指標値(指標情報)の比較に基づいて、較正データを生成する。本実施形態では、線量取得用画素の出力信号から作られる指標値(指標情報)を、線量取得用画素以外の放射線画像の撮影用の画素(画像取得用画素)の出力信号から生成される指標情報を元に、較正データを生成する。較正データの生成については後に詳細に説明する。
較正データ記憶部111は較正データ生成部110で生成された較正データを記憶する。較正制御部112は、較正データ記憶部111に記憶されている較正データに基づいて、自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)の出力値(出力信号)を較正する。報知部113はキャリブレーション結果をユーザに報知するための警告を表示部117に表示させる。
画像処理部114は、放射線画像の撮影用の画素(画像取得用画素)から出力された出力値(出力信号)に基づいて放射線画像を生成する。操作部116は放射線撮影装置の操作に関するユーザインタフェースとして機能する。表示部117は放射線画像や自動曝射制御用画素のキャリブレーション結果や警告等を表示する。記憶部115は放射線撮影装置の各種設定および放射線画像などを保存する。バス118は放射線撮影装置を構成する各部を結合する。バス118を介して放射線撮影装置の各部はデータの送受信が可能である。
図1の構成において、破線119で示す各部は放射線検出部105を制御する撮影制御装置として機能する。
(放射線撮影装置の動作の流れ)
図2は、第1実施形態にかかる放射線撮影装置の動作の流れを説明する図である。ステップS201で、放射線検出部105は放射線画像を取得する。放射線発生部101から照射された放射線103は放射線検出部105に到達し、放射線検出部105は放射線画像を取得すると共に自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)から出力信号が出力される。この放射線画像は、サービスマン等が放射線撮影装置の設置前あるいは設置時に行うテスト画像(較正用画像)としての撮影や、被写体のある撮影画像としての撮影で取得することが可能である。
ステップS202では、先のステップS201で放射線画像が撮影されると、第1の指標生成部108は自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)の出力信号から指標情報を生成する。較正データ記憶部111は自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)から出力された出力信号および第1の指標生成部108で生成された指標情報を記憶する。
また、ステップS203において、第2の指標生成部109は画像取得用画素の出力信号から指標情報を生成する。ここで、画像取得用画素は自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)の周辺に配置されている複数画素である。較正データ記憶部111は、画像取得用画素から出力された出力信号および第2の指標生成部109で生成された指標情報を記憶する。
ステップS204で、較正データ生成部110はステップS202およびステップS203において得られた、第1の指標生成部108で生成された指標情報(第1の指標情報)と第2の指標生成部109で生成された指標情報(第2の指標情報)とを比較する。較正データ生成部110は比較の結果に基づいて、線量取得用画素の線量出力を推定して、線量取得用画素の線量出力が画像取得用画素の出力と同等となるように較正データを生成し、生成した較正データを較正データ記憶部111に記憶する。例えば、較正データ生成部110は線量取得用画素の出力値に基づく指標情報と線量取得用画素の周辺に配置されている複数の画素(画像取得用画素)の出力値に基づく指標情報とを比較する。そして、線量取得用画素の出力値に基づく指標情報が、画像取得用画素の出力値に基づく指標情報よりも低い場合に、両方の指標情報が同等となるように、較正データ生成部110は線量取得用画素の出力値を較正するための較正データを生成する。較正データに基づいて、線量取得用画素の出力値は較正され、次回以降の放射線撮影に反映される。尚、本処理では指標情報の比較結果に基づいて、較正データを生成する処理を説明したが、本発明の趣旨はこの例に限定されない。例えば、較正データ生成部110は、線量取得用画素の出力値および画像取得用画素の出力値の比較により、線量取得用画素の出力値を較正するための較正データを生成することも可能である。
ステップS205で、較正制御部112は、較正データ生成部110により生成された較正データを自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)の出力値に反映し、線量取得用画素の出力値を較正する(較正処理)。ステップS204で生成された較正データおよびステップS205における自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)の出力値(出力信号)の較正の結果は表示部117に表示される。
通常は放射線発生部101から発生される放射線は量子ノイズが含まれることが多いため、入力する放射線量がばらつくことがある。この放射線量のばらつきを減らすために複数枚撮影することが望ましく、撮影枚数が基準枚数(例えば、4〜16枚)に満たない時には(S206−No)、放射線画像取得のため、処理はステップS201に戻され、同様の処理が繰り返される。
撮影枚数が基準枚数に達した場合(S206−Yes)、処理はステップS207に進められる。尚、ステップS206の判定は、撮影枚数と基準枚数との比較に限定されるものではない。例えば、ユーザが、表示部117に表示されている較正の結果から出力値のばらつきが無くなっていると判断する場合、ユーザの判断に基づいて、処理をステップS207に進めることが可能である。
ステップS207の放射線撮影において、自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)は、検出制御部107の制御の下に実時間検出を行い、較正された正しい出力値(出力信号)を検出制御部107に対して出力する。検出制御部107は出力値(出力信号)を積分し、較正された出力値(出力信号)の積算値が予め定められた線量に到達したことを示す所定の閾値を超える場合、検出制御部107は放射線発生部101に放射線曝射終了信号を出力する。放射線発生部101は放射線曝射終了信号を受けると放射線の発生を停止させる。
尚、ユーザは、後の放射線撮影に対して、先に撮影した前画像の自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)の較正結果を使用するか否かを選択することができる。例えば、撮影条件の相違等により、先に撮影した画像の線量取得用画素の較正結果を使用することができない場合に、表示部117の画面に表示されているGUIからの操作入力によりユーザは先のキャリブレーション結果を使用しないように選択可能である。
また、前画像とは一枚だけでなく、複数画像でも良いことは言うまでもない。複数画像を用いる際には、直前画像の重みづけを強くする(重みづけ係数を大きくする)設定による較正結果に基づいて、自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)は、較正された信号を出力することが可能である。
(放射線撮影装置の構成)
図3は、放射線撮影装置の構成を説明する図である。図3(a)は比較例の構成を示し、図3(b)は本実施形態の放射線撮影装置の構成を示している。比較例の構成(図3(a))では、放射線発生部から照射された放射線は被写体を透過した後、AECセンサに到達する。AECセンサ内の所定のセンサエリア301に到達した放射線量が、あらかじめ設定された閾値を超えると、AECセンサは放射線照射を止めるように放射線発生部に信号を出力する。
本実施形態の構成(図3(b))では、放射線発生部101から照射された放射線は被写体102を透過した後、画像を撮影する放射線検出部105(二次元放射線センサ)に直接到達する。放射線撮影装置は、比較例で示したAECセンサを用いることなく、自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)の出力信号に基づいて、自動曝射制御(AEC)を実行することが可能である。放射線検出部105(二次元放射線センサ)の画素の配列には、放射線画像を撮影するための画素(画像取得用画素)と自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)とが含まれている。自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)は、放射線の到達量を検出して、画像撮影終了よりも早い時間で、到達放射線量を出力する。この点において、自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)と画像取得用画素とでは、画素値絶対値に対する出力特性が異なる。自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)を、放射線画像撮影用として用いる場合、出力特性の相違により、画素値の分布が不均一となる点が生じ得る。例えば、自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)の配置数を増やしたり、複数の自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)を隣り合わせるように配置すると、画像領域において欠損領域が生じ得る。そのため、線量の早期把握および、必要な照射領域における線量把握という目的を損なわない限り、自動曝射制御用画素の数は少ないほうが望ましい。本実施形態では、放射線の線量の早期把握および、必要な照射領域における線量把握を行うことができるように必要最小限の自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)の配置数を設定して、放射線検出部105を構成するものとする。
一方、自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)の配置数が少ない場合、放射線発生部101で発生する放射線に含まれる量子ノイズの影響により、検出精度にばらつきが生じ得る。本実施形態では、自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)の周辺に配置されている放射線画像撮影用として使う画素(画像取得用画素)の出力値を用いて線量取得用画素の出力値を較正することで、放射線量の検出精度の向上を図っている。この検出精度の向上を図るために、画像毎、装置の設置毎に較正処理を行うことが可能である。特に、グリッド104が用いられる場合には検出精度にばらつきを効果的に較正することができる。グリッド104を使用した場合の自動曝射制御用画素のキャリブレーション方法の具体的な内容については、第2実施形態で説明する。
(較正データ生成の具体例)
図9は、複数枚の放射線画像を用いて、自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)のキャリブレーションを行う処理を例示的に示す図である。
まず、較正データ生成部110は複数枚の放射線画像を記憶部115から読み出す(901)。次に、較正データ生成部110は、複数枚の放射線画像から、対象画素として、画像取得用画素の出力値を取得する(902)。較正データ生成部110は各放射線撮影時における線量取得用画素の出力値を画像撮影時の放射線画像から取得する(903)。散乱放射線を除去するグリッドを使用する場合に、グリッドのピッチと画素ピッチとの相対的な位置関係に応じて画素毎に出力される出力信号の特性が異なる。このため、グリッドの影響を低減して線量取得用画素を較正するために、較正データ生成部110は、画像取得用画素として、線量取得用画素の近辺の複数画素の出力値を取得する。較正データ生成部110は、例えば、線量取得用画素の近辺の25×25画素の統計値または平均値を用いて、線量取得用画素が通常の画像取得用画素であった時に出力結果を推測する。ここで、放射線撮影画像を取得する際に対象となる放射線撮影画像は、被写体がない較正用画像であっても、被写体のある複数枚の放射線撮影画像であってもよい。被写体がない較正用画像である場合、放射線量子ノイズや周辺環境の変化が表れないように、較正データ生成部110は、複数の較正用画像から線量取得用画素の出力値を取得して処理を行う。
第2の指標生成部109は、複数枚の放射線撮影画像に適用された画像取得用画素の出力値を統計処理し、統計処理の結果に基づく統計値から指標値(指標情報)を取得する(904)。また、第1の指標生成部108は、線量取得用画素の出力値を統計処理し、統計処理の結果に基づく統計値から指標値(指標情報)を取得する(905)。指標値(指標情報)には、例えば、正規分布の情報として、平均値や標準偏差値や分散値が含まれる。較正データ生成部110は、平均値と標準偏差値と分散値が一致するように較正データを生成する。較正制御部112は、生成された較正データを用いて線量取得用画素をキャリブレーションすることで、線量取得用画素の出力値および画像取得用画素の出力値は同等となり、放射線撮影画像に入るノイズ等をキャンセルすることが可能になる。
較正データ生成部110は、線量取得用画素の近辺の25×25画素(画像取得用画素)の指標値(指標情報)である平均値や標準偏差値や分散値と、線量取得用画素の指標値(指標情報)である平均値や標準偏差値や分散値と、を比較する。そして、較正データ生成部110は画像取得用画素の指標値(指標情報)と線量取得用画素の指標値(指標情報)とが一致するように、両者の差分をゼロにする値を、線量取得用画素の出力値を較正するための較正データとして生成する。較正データ生成部110は生成した較正データを較正データ記憶部111に記憶する。そして、較正制御部112は較正データ記憶部111から較正データを取得して、線量取得用画素の出力値を較正する。例えば、図9のグラフ906は、較正前の線量取得用画素の指標値と較正後の線量取得用画素の指標値との対応関係を示すグラフである。横軸が較正前の線量取得用画素の指標値であり、縦軸が較正後の線量取得用画素の指標値を示している。図9のグラフ906では、較正前の線量取得用画素の平均値mは較正後の線量取得用画素の平均値m’に対応付けられている。較正前の線量取得用画素の標準偏差±σは、較正後の線量取得用画素の標準偏差±σ’に対応付けられている。同様に±2σ、±3σ等を較正前と較正後とで対応付けることで、線量取得用画素のキャリブレーションテーブルを作成することができる。
本実施形態によれば、放射線撮影置の使用状況に応じて線量把握用の画素の出力値の較正を簡素に行うことが可能になる。線量把握用の画素の出力値の較正により、正確な放射線入射量を推定して自動曝射制御を実行することが可能となる。また、放射線画像の撮影中において、線量取得用画素の出力値の構成を行うことが可能になり、放射線撮影装置のスループットを向上させることが可能になる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、グリッド104を使用した場合の自動曝射制御用画素106のキャリブレーション方法を説明する。図4は、第2実施形態にかかる放射線撮影装置の動作の流れを説明する図であり、図5は第2実施形態にかかる放射線撮影装置の構成を説明する図である。
まず図1のグリッド104を概説する。グリッド104は、鉛板とアルミニウム板を交互に積層した積層物を、積層方向と直角に薄く切り出した板状部材であり、それぞれほぼ平行に並ぶ鉛板を1次放射線進行方向と一致させて配置することで被写体102から発生する不要な散乱放射線を除去する。
グリッド104は、例えば、52本/cmの仕様のものは、グリッドピッチ190μmに対して、鉛板は40μm程度であり、アルミニウム板は150μm程度となる。また、例えば、40本/cmの仕様のものは、グリッドピッチ250μmに対して、鉛板は50μm程度であり、アルミニウム板は200μm程度となる。実際は、グリッド104の放射線透過率と相関のあるグリッド比として仕様に示される。放射線検出部105の各画素の画素ピッチは、例えば、100μm〜200μmの範囲であるため、グリッド104のグリッドピッチと画素ピッチとは非常に近い。このため、グリッド104の位置が、数μmずれただけで、自動曝射制御用画素106における出力値(画素値)が大きく変わり得る。
図5は、本実施形態にかかる放射線撮影装置の放射線検出部105の構成を説明する図である。図5(a)は、グリッド104が有る場合の平面図である。図5(a)の平面図は、グリッド104側から見た図であり、グリッドの裏面側に放射線検出部105が配置されている。図5(a)において、グリッド構成要素[AL]はグリッド104を構成している部材がアルミニウムである部分を示し、グリッド構成要素[Pb]はグリッド104を構成している部材が鉛である部分を示している。図5(a)において、グリッド構成要素[AL]とグリッド構成要素[Pb]は、放射線検出部105の画素の配置ピッチ(画素ピッチ)に近いピッチで構成されている。
図5(b)は、グリッド104が無い場合の放射線検出部105の画素の配置例を示す平面図である。図5(a)においても図5(b)で示すように放射線検出部105の各画素が配置されているものとする。放射線検出部105の画素の配置には、放射線画像撮影用として使う画像取得用画素と、画像撮影より前に到達線量を出力するための、自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)とが含まれる。各画素(画像取得用画素および線量取得用画素)には信号線(Sig線)が接続されており、信号線(Sig線)から各画素の信号が出力される。また、自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)には、信号線(Sig線)の他に検知線が接続されていて、自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)は、検出制御部107の制御の下に検知線を通して、到達放射線量を示す情報(出力信号)を出力する。
画像取得用画素に到達した放射線103は、光電変換素子において電気信号に変換される。検出制御部107によって制御されるTFT等の駆動により、各画素(画像取得用画素)から出力される出力信号は信号線(Sig線)を通って、画像処理部114において、各画素値が並べ替えられた放射線画像となる。
一方、自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)は、信号線(Sig線)によって読みだされるよりも前に、検出制御部107によって制御される検知線を通して、到達放射線量を示す情報を出力する。出力された到達放射線量を示す情報は、較正データ記憶部111において記憶されている較正データを元に較正制御部112で較正される。自動曝射制御用画素106は、検出制御部107の制御の下に実時間検出を行い、較正された正しい出力値(出力信号)を検出制御部107に対して出力する。検出制御部107は出力値(出力信号)を積算し、積算した出力値(出力信号)が予め定められた線量に到達したことを示す所定の閾値を超える場合、検出制御部107は放射線発生部101に放射線曝射終了信号を出力する。放射線発生部101は放射線曝射終了信号を受けると放射線103の発生を停止させる。
図5(c)は、図5(a)のAA断面を示す図であり、グリッドおよび放射線検出部の断面構成を例示的に示している。図5(c)において、グリッド構成要素[AL]は200μmであり、グリッド構成要素[Pb]は50μmであり、画素(画像取得用画素、線量取得用画素)は160μmである。図5(d)は図5(b)のBB断面を示す図であり、画素のサイズは図5(c)の画素と同様160μmである。
図5(e)、(f)は、放射線画像撮影用として使う画像取得用画素から出力される出力値を、画素の配置位置に対応づけて二次元的に示す図である。図5(e)、(f)において、線量取得用画素の出力値は画像取得に使用しないため、ブランクになっている。画像取得用画素は、線量取得用画素を中心として、25画素×25画素が配置されている。画像取得用画素の配置は例示的なものであり、較正データ生成部110は、較正データの生成において種々の画像取得用画素の配置を選択することが可能である。
グリッドの無い各画素の出力例(図5(f))では、線量取得用画素を除く各画素の出力値は「10」を示しており、出力値の分布は均一となる。一方、グリッドの有る場合の各画素の出力例(図5(e))では、グリッドの影響を受けて線量取得用画素の周辺に配置されている画素は、1画素分ずれただけで、出力値にばらつきが生じる。例えば、出力値「10」を示す画素が存在する共に、出力値「5」を示す画素も存在し、出力値が半分の値を示す画素も存在する。グリッド104は放射線検出部105に対して微小な移動がされることもあるため、設置状況におけるグリッド配置を知ることは重要である。
線量取得用画素を、放射線画像を撮影するために用いる場合、例えば上述のように周辺の画素との間における出力値の差分により欠損領域が生じ得る。一方、周辺の画素との間で出力値が同等となれば、線量取得用画素を画像取得のために用いることが可能である。
しかし、線量取得用画素として機能させるには、画素の出力値の絶対値を較正する必要がある。放射線検出部105およびグリッド104の幾何学的な配置関係が変わると線量取得用画素の出力値が変化する可能性がある。本実施形態の構成によれば、軽量化された放射線検出部105に対して、幾何学的なグリッド104の配置関係が変わるような回診車で放射線撮影を行う場合でも、以下の較正データの生成および較正処理を行うことで、自動曝射制御を実行することができる。本実施形態では、このようなグリッドにまつわる自動曝射制御用画素の出力値を適正に較正するためのキャリブレーション方法を以下に説明する。放射線撮影装置の構成は、図1で説明した構成と同様の構成であり、図1の各部の構成により本実施形態の処理は実行される。
グリッド104を使用した場合の自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)のキャリブレーション方法を、図4を用いて具体的に説明する。まず、ステップS401において、グリッド104と放射線検出部105の幾何学的な位置関係が変えられる。次に、ステップS402において、放射線検出部105は、画像取得用画素の出力値に基づいて較正データ生成用の放射線画像を取得する。放射線発生部101から照射された放射線103は、グリッド104を透過して、放射線検出部105に到達し、放射線検出部105は放射線画像を取得すると共に自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)から出力信号が出力される。
ステップS403では、先のステップS402で較正データ生成用の放射線画像が取得されると、較正データ記憶部111は、グリッド104を透過した、自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)の出力信号を記憶する。また、較正データ記憶部111は、グリッド104を透過した、画像取得用画素の出力信号を記憶する。そして、第1の指標生成部108は線量取得用画素の出力信号から指標情報を生成する。較正データ記憶部111は線量取得用画素から出力された出力信号および第1の指標生成部108で生成された指標情報を記憶する。
ステップS404で、第2の指標生成部109は画像取得用画素の出力信号から指標情報を生成する。画像取得用画素は線量取得用画素の周辺に配置されている複数画素であり、較正データ記憶部111は、画像取得用画素から出力された出力信号および第2の指標生成部109で生成された指標情報を記憶する。
ステップS405において、較正データ生成部110は、ステップS403及びステップS404で得られた、第1の指標生成部108で生成された指標情報(第1の指標情報)と第2の指標生成部109で生成された指標情報(第2の指標情報)とを比較する。較正データ生成部110は比較の結果に基づいて、線量取得用画素の線量出力を推定して、線量取得用画素の線量出力が画像取得用画素の出力と同等となるように較正データを生成し、生成した較正データを較正データ記憶部111に記憶する。
ステップS406で、較正制御部112は、較正データ生成部110により生成された較正データを自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)の出力値に反映し、線量取得用画素の出力値を較正する(較正処理)。
ステップS407で、較正制御部112は、グリッド104を含めた、自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)および周辺の複数の画素(画像撮影用画素)の出力値(画素特性)が同等であるか否かを判定する。例えば、出力値(画素特性)の差分が所定の閾値より大きければ、較正制御部112は、出力値(画素特性)が変わっていると判定し(S407−No)、処理はステップS408に進められる。
ステップS408で、報知部113は、線量取得用画素および周辺の複数の画素(画像撮影用画素)の出力値(画素特性)が変わっていることをユーザに報知する警告を表示部117に表示して、処理はステップS402に戻される。そして、ステップS402以降、同様の処理を繰り返す。
一方、ステップS407の判定で、出力値(画素特性)の差分が所定の閾値以下であれば、較正制御部112は、出力値(画素特性)は同等であると判定し(S407−Yes)、処理はステップS409に進められる。ステップS409で、次の放射線撮影に遷移する。線量取得用画素の較正を行うことにより、次の放射線撮影では、線量取得用画素および周辺の複数の画素(画像撮影用画素)の出力値(画素特性)が変わっていない状態で放射線撮影を行うことができる。
本実施形態によれば、散乱放射線を除去するグリッドを使用する場合においても、画像取得用画素の出力信号を用いて線量把握用の画素の出力値を較正することが可能になる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)の出力値に経時的な変化がある場合の処理について説明する。放射線撮影装置の構成は、図1で説明した構成と同様の構成であり、図1の各部の構成により本実施形態の処理は実行される。
図6は、第3実施形態にかかる放射線撮影装置の動作の流れを説明する図である。ステップS601で、放射線撮影装置に対して工場出荷時の設定が行われる。ステップS602で、放射線撮影装置の設置が行われる。そして、ステップS603で、放射線撮影装置の検出制御部107は、放射線撮影装置が設置された環境において、画素毎の感度のばらつきを取得する。例えば、サービスマン等が放射線撮影装置の設置時に行うテスト画像の撮影により、検出制御部107は画素毎の感度のばらつき結果を取得することが可能である。
ステップS604において、検出制御部107は、経時変化の有無を判定するための基準となる基準出力値と、自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)の出力値とを比較する。経時変化の有無を判定するための基準となる基準出力値は、例えば、較正データ記憶部111に、放射線撮影装置の設置時を起算点とし、時系列に対応した複数の基準出力値が記憶されているものとする。検出制御部107は、設置時からの経過(例えば、年、月、日、時間など)に応じて対応する基準出力値を選択し、検出制御部107は、選択した基準出力値と、自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)の出力値とを比較する。
ステップS605において、検出制御部107は、先のステップS604の比較結果に基づいて、線量取得用画素の出力値が基準出力値以上となる場合(S605−Yes)、検出制御部107は経時変化が想定範囲内(予め定めた範囲内)であると判定する。
ステップS610において、較正データ生成部110は較正データの更新を行う。較正データの更新に用いる更新情報は、較正データ記憶部111に、例えば、放射線撮影装置の設置時を起算点とし、時系列(例えば、年、月、日)に対応した複数の更新情報が記憶されているものとする。較正データ生成部110は、設置時からの経過や放射線検出部105の使用期間に応じて対応する更新情報を選択し、較正データを更新する。較正制御部112は、較正データ生成部110により選択された更新情報に基づいて、自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)の出力値を較正する。
ステップS611で、放射線撮影を行う。自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)は、検出制御部107の制御の下に実時間検出を行い、較正された正しい出力値(出力信号)を検出制御部107に対して出力する。検出制御部107は、積算された出力値(出力信号)が予め定められた線量に到達したことを示す所定の閾値を超える場合、検出制御部107は放射線発生部101に放射線曝射終了信号を出力する。放射線発生部101は放射線曝射終了信号を受けると放射線の発生を停止させる。これにより放射線撮影が終了する。
一方、ステップS605において、検出制御部107は、先のステップS604の比較結果に基づいて、線量取得用画素の出力値が基準出力値未満となる場合、検出制御部107は想定範囲(予め定めた範囲)を超える経時変化が発生していると判定する。ステップS606で、報知部113は、検出制御部107の判定結果に基づいて、想定範囲を超える経時変化が発生していることをユーザに報知するための警告を表示部117に表示する。
ステップS607で、報知部113は、較正データの更新を行うか否かの判断をユーザに求めるGUIを表示部117に表示させる。較正データの更新を行う旨の操作入力がGUIを介して入力された場合(S607−Yes)、処理はステップS610に進められる。ステップS610では、先に説明したとおりの処理により較正データの更新処理が行われる。この場合、想定範囲を超える経時変化の影響が生じている自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)の出力値は、更新された較正データに基づいて較正される。
一方、ステップS607で、較正データの更新を行わない旨の操作入力がGUIを介して入力された場合(S607−No)、処理はステップS608に進められる。ステップS608では、故障か否かの判定が行われる。故障か否かの判定は、例えば、検出制御部107は放射線検出部105に駆動信号を与え、駆動信号に対する放射線検出部105の応答信号をモニターすることにより、検出制御部107は放射線検出部105の各画素が正常に動作しているか否かを判定する。あるいは、ユーザが放射線撮影装置の各部をチェックし、故障発生の有無を判定することも可能である。
ステップS608において、故障でないと判定される場合(S608−No)、処理は終了する。一方、ステップS608の判定により正常に動作していない画素がある(故障)と判定された場合(S608−Yes)、処理はステップS609に進められる。
ステップS609において、較正データ生成部110は、故障の対象となる画素(対象画素)を欠陥画素として画像取得用画素から除外して、線量取得用画素の出力値を較正するために対象画素の画素値を用いずに較正データを更新する。複数の画像取得用画素に対して重みづけがされている場合、較正データ生成部110は、対象画素の影響を小さくするために、重み付け係数をゼロ、または、現在の重み付け係数の設定値に比べてより小さい重み付け係数に設定変更して、較正データを更新する。較正制御部112は、較正データ生成部110により更新された較正データに基づいて、自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)の出力値を較正する。
そして、ステップS610で、放射線撮影を行う。自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)は、検出制御部107の制御の下に実時間検出を行い、較正された正しい出力値(出力信号)を検出制御部107に対して出力する。検出制御部107は出力値(出力信号)を積算し、積算した出力値(出力信号)が予め定められた線量に到達したことを示す所定の閾値を超える場合、検出制御部107は放射線発生部101に放射線曝射終了信号を出力する。放射線発生部101は放射線曝射終了信号を受けると放射線の発生を停止させる。これにより放射線撮影が終了する。
本実施形態の構成によれば、線量取得用画素の出力信号に経時的な変化が生じている場合や、画像取得用画素に故障がある場合に応じて、較正データを更新し、更新した較正データに基づいて線量取得用画素の出力値を較正することが可能になる。
(第4実施形態)
第4実施形態では、複数の線量取得用画素の出力値の分布傾向および過去のキャリブレーション結果との比較に基づいて較正データを生成する構成について説明する。図7は、第4実施形態にかかる放射線撮影装置の動作の流れを説明する図である。放射線撮影装置の構成は、図1で説明した構成と同様の構成であり、図1の各部の構成により本実施形態の処理は実行される。ステップS701で、放射線検出部105は放射線画像を取得する。放射線発生部101から照射された放射線103は放射線検出部105に到達し、放射線検出部105は放射線画像を取得すると共に自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)から出力信号が出力される。
ステップS702で、検出制御部107は、自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)のそれぞれの出力値(線量出力)を取得して、線量取得用画素の配置位置に対応づけるマップ化処理を行い、出力値の分布を二次元的に示す情報を生成する。表示部117はマップ化処理の結果を表示することが可能である。この表示に基づいて、ユーザは、出力値(線量出力)の値の分布の傾向を把握することができる。また、検出制御部107は分布の傾向を判定可能である。例えば、(a)線量取得用画素の出力値(線量出力)が全体的に同様の傾向で低下し、所定の閾値(第1閾値)以下となっている場合、検出制御部107は、経時的な要因による分布傾向であると判定することができる。また、(b)線量取得用画素の出力値(線量出力)が部分的に低下し、一部の検知画素の出力値が所定の閾値(第2閾値)以下となっている場合、検出制御部107は、グリッドの配置に起因する分布傾向であると判定することができる。また、(c)出力値が全体的に同一傾向で低下して第1閾値以下となり、かつ、一部の線量取得用画素の出力値が更に低下して第2閾値以下となっている場合、検出制御部107は経時的な要因およびグリッドの配置による要因による分布傾向であると判定する。
ステップS703で、較正データ生成部110は、撮影した放射線画像の画素値から線量取得用画素の出力値(線量出力)を推定して、較正データを生成する。ステップS704で、較正データ生成部110は、生成した較正データと過去の校正処理の較正データとを比較をする。生成した較正データが過去の校正処理の較正データと異なった場合、線量出力の変化の原因としては、散乱放射線除去用グリッドの配置位置の変化、自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)の経時的な変化などが候補として挙げられる。例えば、(a)変化の要因が線量取得用画素の経時的な変化の影響である場合、較正データ生成部110は第3実施形態で説明した処理により較正データを生成することが可能である。また、(b)変化の要因がグリッドの配置の影響である場合、較正データ生成部110は第2実施形態で説明した処理により較正データを生成することが可能である。また、(c)変化の要因が経時的な要因およびグリッドの配置による要因である場合、較正データ生成部110は第2実施形態および第3実施形態で説明した処理による較正データを組み合せた較正データを生成することが可能である。
ステップS705において、較正制御部112は、先のステップS704で生成された較正データに基づいて、線量取得用画素の出力値を較正する。出力値が所定の閾値を超えて変更された場合や、ある特定の線量取得用画素のみについて出力値が所定の閾値を超えて変更された場合、報知部113は表示部117にその旨をユーザに報知する警告を表示し、過去の較正データの履歴を表示することが可能である。
ステップS706において 、放射線撮影装置の使用管理者または 販売サービス者は、較正データを反映した線量取得用画素の出力値(出力信号)で良いか否かを判定する。例えば、較正用に取得した放射線画像が実撮影と異なる条件で取得された場合など、放射線画像を取得するための撮影条件を変更する場合等に(S706−No)、処理はステップS701に戻され、同様の処理を繰り返す。一方、ステップS706の判定で、OKの場合(S706−Yes)、処理はステップS707に進められる。
ステップS707の放射線撮影において、自動曝射制御用画素106(線量取得用画素)は、検出制御部107の制御の下に実時間検出を行い、較正された正しい出力値(出力信号)を検出制御部107に対して出力する。検出制御部107は出力値(出力信号)を積算し、積算した出力値(出力信号)が予め定められた線量に到達したことを示す所定の閾値を超える場合、検出制御部107は放射線発生部101に放射線曝射終了信号を出力する。放射線発生部101は放射線曝射終了信号を受けると放射線の発生を停止させる。これにより放射線撮影が終了する。
(第5実施形態)
第5実施形態では、グリッドに対する放射線発生部101の焦点距離が異なる場合の処理について説明する。図8は第5実施形態にかかる放射線撮影装置の較正データを生成する処理の流れを説明する図である。放射線撮影装置の構成は、図1で説明した構成と同様の構成であり、図1の各部の構成により本実施形態の処理は実行される。
図8(a)は、放射線発生部101が第一の焦点距離801に配置された状態と、第二の焦点距離802に配置された状態とを示している。104はグリッドを示し、105は放射線検出部を示している。 グリッド104を使用した放射線撮影を行う際に、グリッド104に対する放射線発生部101の位置が異なることで、線量取得用画素の出力値を較正するための較正データは異なる。これは、放射線発生部101の位置が、散乱放射線除去グリッド104の焦点距離と一致している時と異なる時とで、透過分布が異なるためである。このグリッドの透過分布は、グリッドのカットオフと呼ばれることがある。
放射線検出部105で取得される放射線画像において、放射線画像のグリッド縞と垂直方向に対する画像値の分布プロファイルを取得すると、例えば、図8(b)、(c)に示すような分布プロファイルを取得することができる。
図8(b)は、放射線発生部101の位置とグリッド104に対する焦点位置とが一致している場合における画素値と、放射線画像のグリッド縞に対して垂直方向における位置との関係を示す図である。図8(b)に示す関係は、放射線発生部101が第一の焦点距離801に配置された状態に対応する。
また、図8(c)は、放射線発生部101の位置とグリッド104に対する焦点位置とが一致していない場合の画素値と、放射線画像のグリッド縞に対して垂直方向における位置との関係を示す図である。図8(c)に示す関係は、放射線発生部101が第二の焦点距離802に配置された状態に対応する。図8(c)に示す破線は、図8(b)の画素値の分布を比較のために示す線である。
理想的な画像値の分布プロファイルは図8(b)に示すように画素値の分布が均一となるプロファイルである。しかし、放射線発生部101の位置がグリッド104に対する焦点位置と異なる場合は、図8(c)のように画素値の分布は不均一となる。すなわち、グリッド104の中心部に位置する線量取得用画素806への放射線入射量は、焦点位置の違いに左右されない。しかし、グリッド104の端部(紙面の左右方向)側に近づくにつれて、放射線検出部105の端部側に配置されている線量取得用画素807への放射線入射量は焦点位置の違いによって、到達する放射線量は低下する。このため、グリッドのカットオフを較正するには線量取得用画素および線量取得用画素の出力値の他に、放射線発生部101とグリッド104との間の距離(焦点距離)の影響を考慮する必要がある。すなわち、グリッド104の配置と放射線検出部105との位置関係と、放射線発生部101とグリッド104との間の距離(焦点距離)の関係とを較正データの生成で考慮することで、グリッドのカットオフの影響を低減した較正データの生成が可能になる。
例えば、図8(c)に示すように、放射線発生部101の位置とグリッド104に対する焦点位置とが一致していない場合、検出制御部107は、線量取得用画素の周辺画素の統計値または平均値を用いて、既知の到達線量の分布傾向を判定する。到達線量の分布傾向が、例えば、図8(b)のような分布傾向となる場合、検出制御部107は、放射線発生部101の位置とグリッド104に対する焦点位置とが一致していると判定する。また、到達線量の分布傾向が、例えば、図8(c)のような分布傾向となる場合、検出制御部107は、放射線発生部101の位置とグリッド104に対する焦点位置とが一致していないと判定する。報知部113は、検出制御部107の判定結果に基づいて、使用する線量取得用画素の選択によっては、線量取得用画素から出力される出力値(出力信号)に誤差が生じることをユーザに報知するための警告を表示部117に表示させる。本実施形態では、焦点位置が、グリッド縞に対して垂直方向に移動した場合におけるグリッドのカットオフについても同様である。
較正データ生成部110は、図8(c)の分布プロファイルを図8(b)の分布プロファイルに較正するための較正データを生成する。例えば、図8(c)において、放射線発生部101とグリッド104との間の光軸上の位置(グリッド104の中央部)に対応する線量取得用画素806への放射線入射量は、焦点位置の違いに左右されない。検出制御部107は、グリッドを用いて撮影を行う場合に、線量取得用画素の周辺に配置されている画像取得用画素から出力されている出力値の分布傾向を判定する。較正データ生成部110は、出力値の分布が不均一となる場合、放射線発生部101とグリッド104との間の光軸上の位置(グリッドの中央部)に対応する線量取得用画素の出力値を基準として、出力値の分布傾向が均一となるように較正データを生成する。較正制御部112は、較正データ生成部110で生成された較正データに基づいて、線量取得用画素の出力値を較正する。グリッド104の使用における較正データの生成は第2実施形態で説明したとおりである。較正制御部112は、較正データに基づいて、放射線発生部101とグリッド104との間の焦点距離の変化、および、グリッド104と放射線発生部101との相対的な位置の変化、に対応した線量取得用画素の出力値の変化を較正する。
本実施形態によれば、グリッド104の配置と放射線検出部105との位置関係と、放射線発生部101と散乱放射線除去グリッド104との間の距離(焦点距離)の関係とを考慮した較正データを生成し、線量取得用画素の較正を行うことが可能になる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
105 放射線検出部、106 自動曝射制御用画素、
107 較正データ生成部

Claims (19)

  1. 放射線画像を取得するための画像取得用画素と、放射線の線量を取得するための線量取得用画素とを有する放射線検出手段と、
    前記画像取得用画素の出力値から取得した指標情報と、前記線量取得用画素の出力値から取得した指標情報比較して前記画像取得用画素の出力値に基づく指標情報と前記線量取得用画素の出力値に基づく指標情報とが等しくなるように較正データを生成する生成手段と、
    前記較正データを用いて前記線量取得用画素の出力値を較正する較正手段と、
    を備えることを特徴とする放射線撮影装置。
  2. 前記生成手段は、
    前記画像取得用画素の出力値の統計処理により前記指標情報を取得し、前記線量取得用画素の出力値の統計処理により前記指標情報を得することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
  3. 前記生成手段は、
    グリッドを透過した放射線に対応した前記画像取得用画素の出力値に基づく前記指標情報と、前記グリッドを透過した放射線に対応した前記線量取得用画素の出力値に基づく前記指標情報とを比較して、
    前記画像取得用画素の出力値に基づく指標情報と前記線量取得用画素の出力値に基づく指標情報とが等しくなるように前記較正データを生成する
    ことを特徴とする請求項に記載の放射線撮影装置。
  4. 前記較正手段は、前記較正データに基づいて、前記グリッドおよび前記放射線検出手段の相対的な位置の変化に対応した前記線量取得用画素の出力値の変化を較正することを特徴とする請求項に記載の放射線撮影装置。
  5. 前記線量取得用画素の経時変化が予め定めた範囲内であるか否かを判定するための基準出力値と、前記線量取得用画素の出力値とを比較する比較手段を更に備え、
    前記生成手段は、前記比較の結果により前記経時変化が予め定めた範囲内である場合、前記放射線検出手段の使用期間に応じた更新情報により前記較正データを更新することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
  6. 前記放射線検出手段の動作を制御する制御手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記放射線検出手段に入力した駆動信号に対する前記放射線検出手段の応答信号により、前記放射線検出手段の各画素が正常に動作しているか否かを判定することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
  7. 前記生成手段は、前記制御手段により前記放射線検出手段は正常に動作していない画素があると判定され場合、前記正常に動作していない画素を除いて前記較正データを生成することを特徴する請求項に記載の放射線撮影装置。
  8. 前記制御手段は、前記較正された前記線量取得用画素の出力値の積算値が予め定めた放射線量に到達した場合に、前記放射線を発生する放射線発生手段に対して放射線曝射終了信号を出力し、
    前記放射線発生手段は、前記放射線曝射終了信号により、前記放射線の発生を停止することを特徴とする請求項または請求項に記載の放射線撮影装置。
  9. 前記比較の結果により前記線量取得用画素の経時変化が予め定めた範囲を超える場合、前記予め定めた範囲を超える経時変化の発生を報知する報知手段を更に備えることを特徴とする請求項に記載の放射線撮影装置。
  10. 前記経時変化の発生が報知された場合に、前記生成手段は、操作入力に基づいて、前記放射線検出手段の使用期間に応じた更新情報により前記較正データを更新することを特徴とする請求項に記載の放射線撮影装置。
  11. 前記制御手段は、
    複数の線量取得用画素の出力値を前記線量取得用画素の配置位置に対応づけた出力値の分布を示す情報を生成する手段と、
    前記出力値の分布を示す情報と閾値との比較により前記出力値の分布の傾向を判定する手段と、を有し
    前記生成手段は、
    前記生成した較正データと過去の校正処理の較正データとが異なる場合、前記判定された分布の傾向に応じた較正データを生成する
    ことを特徴とする請求項乃至請求項のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
  12. 前記制御手段は、グリッドを用いて撮影を行う場合に、前記線量取得用画素の周辺に配置されている画像取得用画素の出力値の分布を判定し、
    前記生成手段は、前記出力値の分布傾向が不均一となる場合、放射線発生手段と前記グリッドとの間の光軸上の位置に対応する線量取得用画素の出力値を基準として、前記出力値の分布が均一となるように較正データを生成する
    ことを特徴とする請求項乃至請求項のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
  13. 前記較正手段は、前記較正データに基づいて、前記放射線発生手段と前記グリッドとの間の焦点距離の変化、および、前記グリッドと前記放射線検出手段との相対的な位置の変化、に対応した前記線量取得用画素の出力値の変化を較正することを特徴とする請求項12に記載の放射線撮影装置。
  14. 前記放射線検出手段は、前記画像取得用画素および前記線量取得用画素が二次元に配置されている二次元放射線センサであり、
    前記画像取得用画素は前記線量取得用画素の周辺に複数配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
  15. 放射線を発生する放射線発生手段と、
    前記放射線に基づく放射線画像を取得するための画像取得用画素と、前記放射線の線量を取得するための線量取得用画素とを有する放射線検出手段と、
    前記画像取得用画素の出力値から取得した指標情報と、前記線量取得用画素の出力値から取得した指標情報比較して前記画像取得用画素の出力値に基づく指標情報と前記線量取得用画素の出力値に基づく指標情報とが等しくなるように較正データを生成する生成手段と、
    前記較正データを用いて前記線量取得用画素の出力値を較正する較正手段と、
    を備えることを特徴とする放射線撮影システム。
  16. 放射線画像を取得するための画像取得用画素と、放射線の線量を取得するための線量取得用画素とを有する放射線検出手段を制御する撮影制御装置であって、
    前記画像取得用画素の出力値から取得した指標情報と、前記線量取得用画素の出力値から取得した指標情報比較して前記画像取得用画素の出力値に基づく指標情報と前記線量取得用画素の出力値に基づく指標情報とが等しくなるように較正データを生成する生成手段と、
    前記較正データを用いて前記線量取得用画素の出力値を較正する較正手段と、
    を備えることを特徴とする撮影制御装置。
  17. 放射線画像を取得するための画像取得用画素と、放射線の線量を取得するための線量取得用画素とを有する放射線検出手段を用いて放射線を検出する工程と、
    前記画像取得用画素の出力値から取得した指標情報と、前記線量取得用画素の出力値から取得した指標情報比較して前記画像取得用画素の出力値に基づく指標情報と前記線量取得用画素の出力値に基づく指標情報とが等しくなるように較正データを生成する工程と、
    前記較正データを用いて前記線量取得用画素の出力値を較正する工程と、
    を有することを特徴とする放射線撮影装置の撮影制御方法。
  18. コンピュータを、請求項1乃至請求項14のいずれか1項に記載の放射線撮影装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  19. コンピュータを、請求項16に記載の撮影制御装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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