JP6493070B2 - 管の肉厚及び内外面変位測定装置 - Google Patents

管の肉厚及び内外面変位測定装置 Download PDF

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Description

本発明は、継目無管等の管の肉厚及び内外面の変位を測定する装置に関する。特に、本発明は、効率良く管の肉厚及び内外面の変位を測定可能であり、ひいては管の内外面変位の軸方向分布で表わされる内外面のうねりを評価可能な管の肉厚及び内外面変位測定装置に関する。
継目無管の製造方法としては、マンドレルミル方式、プラグミル方式、ユジーン・セジュルネ方式、エルハルト・プッシュベンチ方式など種々の方式が知られている。いずれの方式であっても、継目無管は複数の工程を経て製造されるため、各工程で生じた肉厚変動が加算されて製品に残る。
このため、製品の肉厚分布を解析し、各工程での肉厚不良の原因を特定する取り組みがなされている(例えば、特許文献1、2参照)。
ただし、特許文献1、2に記載のように、肉厚分布を解析するのに用いられるフーリエ解析等の周波数解析は、管の軸方向及び周方向に大量の測定データを必要とする。
管の肉厚を測定する方法としては、超音波を用いた方法が広く用いられている。これは、管の表面と超音波プローブとの間に水などの接触媒質を介在させ、超音波プローブから接触媒質を介して管内に超音波を入射し、そのエコーを検出することで管の肉厚を測定する方法である。超音波プローブに対して管を相対的に周方向に回転させると共に軸方向に相対的に移動させることで、管の軸方向及び周方向の肉厚分布が測定される。
しかしながら、上記の方法では、表面に形成されたスケールが除去されていない製品の測定においてノイズを含み易く、測定誤差が大きくなる。また、肉厚測定装置は、製造後の管の肉厚を速やかに測定し、測定値が許容範囲内であるか否かを速やかに判定するために、管の製造ラインと直結していることが多い。したがって、ノイズなどによる測定誤差が疑われるために再測定する必要が生じた場合であっても、上記のように製造ラインに直結した肉厚測定装置を用いて再測定することは、製造スケジュールの調整や、管を再び製造ラインに戻すための運搬の問題があり、容易ではない。
したがって、肉厚測定値に疑義が生じた場合などに肉厚を再測定するには、ハンディタイプの超音波厚み計を用いて1点ずつ肉厚を測定するか、マイクロメータを用いて肉厚を測定するが、これらの方法では大量の測定データを得ることが困難である。このため、肉厚測定の省力化と測定時間の短縮が可能な装置の開発が望まれている。
また、小型の実験ミルを用いて管の寸法精度を高める取り組みがなされる場合、小型ミルで製造した管についても同様に、管の軸方向及び周方向の肉厚測定データを解析する必要がある。
さらに、継目無管は内外面にうねり(管の軸方向に沿った内外面変位の変動)が発生し、品質不良の一因となる場合がある。このため、肉厚測定と同時にうねりを測定する必要もある。
なお、マイクロメータ等と同様に、管の肉厚を接触式で測定する装置としては、例えば、特許文献3、4に記載の装置が提案されている。
しかしながら、特許文献3、4に記載の装置は管の肉厚を測定可能であるものの、管の内外面のうねりを測定可能な構成になっていない。
特許第4232779号公報 特開昭61−135409号公報 実開平5−76610号公報 特開平8−219703号公報
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、効率良く管の肉厚及び内外面の変位を測定可能であり、ひいては管の内外面のうねりを評価可能な管の肉厚及び内外面変位測定装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、第1アーム部及び該第1アーム部に対向して平行に配置された第2アーム部を具備し、該第1アーム部及び該第2アーム部の一端側が連結されたコの字状部材と、前記コの字状部材の開放端側において、前記第2アーム部に対向するように前記第1アーム部に取り付けられた第1接触子と、前記コの字状部材の開放端側において、前記第1接触子に対向するように前記第2アーム部に取り付けられ、前記対向方向に進退動可能な軸部材及び該軸部材の先端に取り付けられた第2接触子を具備し、前記軸部材の進退動量に応じた前記第2接触子の変位を測定する接触式変位計と、前記第1アーム部が管の内側に位置し、前記第2アーム部が前記管の外側に位置し、なお且つ前記第1アーム部及び前記第2アーム部が前記管の軸方向に対して略平行となるように前記コの字状部材が配置された際に、前記第1アーム部に取り付けられた前記第1接触子が前記管の内面に接触するように、前記コの字状部材を前記第1アーム部及び前記第2アーム部の対向方向に付勢する付勢手段と、前記コの字状部材の付勢方向の変位を測定する変位計と、前記コの字状部材、前記第1接触子、前記接触式変位計、前記付勢手段及び前記変位計を前記管の軸方向に一体的に相対移動させる移動手段と、前記接触式変位計による変位測定値に基づき前記管の肉厚を算出し、前記変位計による変位測定値に基づき前記管の内面の変位を算出し、前記接触式変位計による変位測定値及び前記変位計による変位測定値に基づき前記管の外面の変位を算出する演算手段と、を備えることを特徴とする管の肉厚及び内外面変位測定装置を提供する。
本発明に係る測定装置によれば、移動手段によってコの字状部材等を管の軸方向に相対移動させ、第1アーム部が管の内側に位置し、第2アーム部が管の外側に位置し、なお且つ第1アーム部及び第2アーム部が管の軸方向に対して略平行となるように、コの字状部材の開放端からコの字状部材の内側に管の周方向の一部を挿通させた状態において、付勢手段によってコの字状部材が第1アーム部及び第2アーム部の対向方向に付勢され、第1アーム部に取り付けられた第1接触子が管の内面に接触することになる。そして、変位計によってコの字状部材の付勢方向(第1アーム部及び第2アーム部の対向方向)の変位が測定される。この変位計による変位測定値は、第1接触子が接触する管の内面の変位のみに応じて変化するため、演算手段は、変位計による変位測定値に基づき管の内面の変位を容易に算出可能である。
また、上記の状態において、接触式変位計が具備する軸部材を進退動させて第2接触子を管の外面に接触させることで、軸部材の進退動量に応じた第2接触子の変位が測定される。例えば、管の軸方向に沿って管の内面の位置のみが変化し管の肉厚が一定であるとすれば、第2接触子が接触する管の外面の位置は、内面の位置の変化量と同じ量だけ変化することになる。しかしながら、接触式変位計はコの字状部材に取り付けられているため、管の内面の位置が変化することで付勢手段によってコの字状部材が付勢されて移動することにより、接触式変位計の位置(軸部材及び第2接触子の位置)もコの字状部材の移動量(すなわち、管の内面の位置の変化量)と同じ量だけ変化することになる。このため、第2接触子が接触する管の外面の位置が変化したとしても、接触式変位計の軸部材は進退動しないため、接触式変位計による変位測定値は変化しないことになる。換言すれば、接触式変位計による変位測定値は、管の肉厚のみに応じて変化するため、演算手段は、接触式変位計による変位測定値に基づき管の肉厚を容易に算出可能である。
さらに、管の外面の変位は、管の内面の変位に管の肉厚を加算することによって算出できるため、演算手段は、接触式変位計による変位測定値及び変位計による変位測定値に基づき管の外面の変位を容易に算出可能である。
そして、移動手段によってコの字状部材等が管の軸方向に相対移動しつつ、演算手段が管の肉厚を算出することで管の肉厚の軸方向分布を評価し、演算手段が管の内外面の変位を算出することで管の内外面のうねりを評価可能である。
さらに、本発明に係る測定装置に対して管を周方向に相対回転させれば、管の全周に亘る測定も可能である。
以上のように、本発明によれば、ハンディタイプの超音波厚み計やマイクロメータを用いて肉厚を測定する場合に比べて、容易に管の肉厚を測定可能である。また、管の肉厚と同時に管の内外面の変位を測定可能であり、ひいては管の内外面のうねりを評価可能である。
また、本発明によれば、第1接触子が接触する管の内面の部位では変位が直接測定されず、管の外部に配置することが可能な変位計によって、コの字状部材の変位、ひいては管の内面の変位が測定されることになる。すなわち、第1接触子は、第2接触子のように進退動可能な軸部材に取り付けられた接触式変位計の一部を構成するものではない。このため、管の内外にそれぞれ接触式変位計を配置して管の肉厚を測定する場合に比べて、管内に挿入する部材の寸法を小さくすることができるので、内径の小さな管であっても肉厚や内外面変位を測定可能である。
なお、本発明におけるコの字状部材の付勢方向の変位を測定する「変位計」としては、第2接触子を具備する接触式変位計と同様の接触式変位計を用いることが可能である。ただし、コの字状部材は管と異なりスケール等の影響が少ないため、本発明の「変位計」は必ずしも接触式変位計に限るものではなく、レーザ変位計等の非接触式の変位計を用いることも可能である。
また、本発明におけるコの字状部材等を管の軸方向に一体的に相対移動させる「移動手段」としては、コの字状部材等に連結された一軸ステージ等を例示できる。ただし、本発明の「移動手段」は必ずしもコの字状部材等を移動させるものに限らず、水平に配置された管を下から支持すると共に管を軸方向に搬送可能な搬送ローラなど、管の方を軸方向に移動させる手段を用いることも可能である。
本発明の演算手段は、具体的には、以下のようにして、管の肉厚、管の内面の変位及び管の外面の変位を算出することが可能である。
すなわち、前記演算手段は、前記第1接触子と前記第2接触子との間に厚みAの校正材を挟んで校正した際の前記接触式変位計による変位測定値をUOとし、前記第1接触子が前記管の内面に接触し且つ前記第2接触子が前記管の外面に接触した状態での前記接触式変位計による変位測定値をUOとし、前記変位計による変位測定値をUIとしたとき、以下の式(1)〜(3)によって、前記管の肉厚、前記管の内面の変位及び前記管の外面の変位を算出することが可能である。
管の肉厚=UO−UO+A ・・・(1)
管の内面の変位=UI−B ・・・(2)
管の外面の変位=UI−B+UO−UO+A ・・・(3)
ただし、上記式(2)及び(3)におけるBは、任意の定数を意味する。また、前記接触式変位計による変位測定値は、前記第2接触子が前記第1接触子から離れる方向に変位する場合に大きくなるものとする。
本発明によれば、効率良く管の肉厚及び内外面の変位を測定可能であり、ひいては管の内外面のうねりを評価可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係る管の肉厚及び内外面変位測定装置の概略構成を模式的に示す図である。 図2は、本発明に係る管の肉厚及び内外面変位測定装置の変形例の概略構成を模式的に示す図である。 図3は、図1に示す測定装置を用いて、ユジーン・セジュルネ方式で製管した後に冷間加工された継目無管の管端部分を測定した結果の一例を示す図である。 図4は、図1に示す測定装置を用いて、ユジーン・セジュルネ方式で製管した後に冷間加工された継目無管の管端部分を測定した結果の他の例を示す図である。 図5は、図1に示す測定装置を用いて、マンネスマンピアサ実験ミルで穿孔圧延した継目無管の肉厚を測定した結果の一例を示す図である。
以下、添付図面を適宜参照しつつ、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る管の肉厚及び内外面変位測定装置(以下、単に「測定装置」という)の概略構成を模式的に示す図である。図1(a)は管Pの軸方向に対して直交する水平方向から見た正面図であり、図1(b)は平面図であり、図1(c)は図1(b)のAA矢視断面図である。図1(a)において管Pは断面図で示している。また、図1(b)において演算手段7は図示省略している。
図1に示すように、本実施形態に係る測定装置100は、コの字状部材1と、第1接触子2と、接触式変位計3と、付勢手段4と、変位計5と、移動手段6と、演算手段7とを備えている。また、本実施形態に係る測定装置100は、好ましい形態として、管Pを保持する保持手段8を備えている。
コの字状部材1は、第1アーム部11及び第1アーム部11に対向して平行に配置された第2アーム部12を具備する。図1(a)に示す例では、第2アーム部12は、第1アーム部11の上方で且つ平行に配置されている。また、本実施形態のコの字状部材1は、第1アーム部11及び第2アーム部12の一端側に配置された連結部材13を具備する。第1アーム部11及び第2アーム部12の一端側がそれぞれ連結部材13と結合されることにより、第1アーム部11及び第2アーム部12の一端側は連結されている。
第1接触子2は、コの字状部材1の開放端側(第1アーム部11及び第2アーム部12の他端側)において、第2アーム部12に対向するように第1アーム部11に取り付けられている。図1(a)に示す例では、第1接触子2は、第1アーム部11の他端側において第1アーム部11の上側に取り付けられている。
接触式変位計3は、コの字状部材1の開放端側において、第1接触子2に対向するように第2アーム部に取り付けられている。接触式変位計3は、前記対向方向(図1(a)に示す例では上下方向)に進退動可能な軸部材31と、軸部材31の先端(図1(a)に示す例では下端)に取り付けられた第2接触子32とを具備し、軸部材31の進退動量に応じた第2接触子32の変位を測定するものである。接触式変位計3としては、市販されている種々の接触式変位計を変位測定範囲に応じて選択し適用することが可能である。なお、接触式変位計3は、軸部材31を進動させる方向に付勢するバネ等から構成された付勢部材(図示せず)を具備している。
付勢手段4は、第1アーム部11(少なくとも第1アーム部11の他端側)が管Pの内側に位置し、第2アーム部12(少なくとも第2アーム部12の他端側)が管Pの外側に位置し、なお且つ第1アーム部11及び第2アーム部12が管Pの軸方向に対して略平行となるようにコの字状部材1が配置された際(図1(a)に示す状態)に、第1アーム部11に取り付けられた第1接触子2が管Pの内面に接触するように、コの字状部材1を第1アーム部11及び第2アーム部12の対向方向(図1(a)に示す例では上方向)に付勢する。具体的には、本実施形態の付勢手段4は、一端が連結部材13に結合され他端が移動部材62に結合された軸部材41と、軸部材41に巻回された弾性部材(バネ)42とを具備する。バネ42は、その一端(図1(a)に示す例では上端)が連結部材13の一端(図1(a)に示す例では下端)に当接し、その他端(図1(a)に示す例では下端)が移動部材62の上面に当接し、自然長よりも短い状態で取り付けられている。これにより、連結部材13ひいてはコの字状部材1に対して上方向の付勢力Fが作用することになる。
変位計5は、コの字状部材1の付勢方向(上下方向)の変位を測定するものである。本実施形態の変位計5は、接触式変位計3と同様の接触式変位計とされており、付勢方向に進退動可能な軸部材と、該軸部材の先端に取り付けられた接触子とを具備し、前記軸部材の進退動量に応じた前記接触子の変位を測定する。具体的には、変位計5の本体が連結部材13に取り付けられ、変位計5の接触子が移動部材62の上面に接触するように配置されることで、連結部材13ひいてはコの字状部材1の変位が測定される。なお、変位計5は必ずしも接触式変位計に限るものではなく、レーザ変位計等の非接触式の変位計を用いることも可能である。
移動手段6は、コの字状部材1、第1接触子2、接触式変位計3、付勢手段4及び変位計5を管Pの軸方向に一体的に相対移動させるものである。具体的には、本実施形態の移動手段6は、基台61と、基台61上を管Pの軸方向に移動する移動部材62とを具備する一軸ステージとされている。前述のように移動部材62には付勢手段4の軸部材41が結合されているため、移動部材62が管Pの軸方向に移動することにより、軸部材41及びバネ41を具備する付勢手段4も管Pの軸方向に移動することになる。これにより、軸部材41に結合されたコの字状部材1や、コの字状部材1に取り付けられた第1接触子2、接触式変位計3、付勢手段4及び変位計5も一体的に管Pの軸方向に移動することになる。なお、移動手段6は必ずしもコの字状部材等を移動させるものに限らず、水平に配置された管Pを下から支持すると共に管Pを軸方向に搬送可能な搬送ローラなど、管Pの方を軸方向に移動させる手段とすることも可能である。
演算手段7は、接触式変位計3による変位測定値に基づき管Pの肉厚を算出し、変位計5による変位測定値に基づき管Pの内面の変位を算出し、接触式変位計3による変位測定値及び変位計5による変位測定値に基づき管Pの外面の変位を算出するように構成されている。
具体的には、演算手段7は、第1接触子2と第2接触子32との間に厚みAの校正材を挟んで校正した際の接触式変位計3による変位測定値をUOとし、第1接触子2が管Pの内面に接触し且つ第2接触子32が管Pの外面に接触した状態(図1(a)に示す状態)での接触式変位計3による変位測定値をUOとし、変位計5による変位測定値をUIとしたとき、以下の式(1)〜(3)によって、管Pの肉厚、管Pの内面の変位及び管Pの外面の変位を算出するように構成されている。
管の肉厚=UO−UO+A ・・・(1)
管の内面の変位=UI−B ・・・(2)
管の外面の変位=UI−B+UO−UO+A ・・・(3)
ただし、上記式(2)及び(3)におけるBは、任意の定数を意味する。また、接触式変位計3による変位測定値は、第2接触子32が第1接触子2から離れる方向に変位する場合(軸部材31が退動する場合)に大きくなるものとする。
演算手段7は、例えば、接触式変位計3及び変位計5に接続され、接触式変位計3及び変位計5からそれぞれ入力された変位測定値に基づき前述の式(1)〜(3)で表される演算を行うようにプログラミングされたPLC(programmable logic controller)によって構成される。
なお、本実施形態の演算手段7は、移動手段6を駆動する制御手段としての機能も果たしている。具体的には、演算手段7は、移動手段6である一軸ステージの駆動源(図示せず)に接続され、移動手段6の移動部材62を管Pの軸方向に一定の速度で移動させる指令信号を前記駆動源に出力するようにプログラミングされている。これにより、管Pの肉厚及び管Pの内外面の変位を管Pの軸方向に連続して測定することが可能である。
保持手段8は、管Pの外面に当接して管Pを支持・位置決めする当接部材81と、移動手段6の基台61に立設され当接部材81が取り付けられた支持柱82とを備えている。本実施形態の当接部材81は上下左右に4つ設けられ、各当接部材81は支持柱82に対して水平方向に(左右に)位置調整可能に取り付けられている。測定対象である管Pの外径に応じて各当接部材81の位置を調整することで、管Pは肉厚等を測定する上で適切な位置に保持される。なお、保持手段8は、必ずしも図1に示す形態に限らず、管Pを肉厚等を測定する上で適切な位置に保持できる限りにおいて種々の形態を採用可能である。
以上に説明した構成を有する測定装置100によれば、移動手段6によってコの字状部材1等を管Pの軸方向に相対移動させ、第1アーム部11が管Pの内側に位置し、第2アーム部12が管Pの外側に位置し、なお且つ第1アーム部11及び第2アーム部12が管Pの軸方向に対して略平行となるように、コの字状部材1の開放端からコの字状部材1の内側に管Pの周方向の一部を挿通させた状態(図1(a)に示す状態)において、付勢手段4によってコの字状部材1が第1アーム部11及び第2アーム部12の対向方向に付勢され、第1アーム部11に取り付けられた第1接触子2が管Pの内面に接触することになる。そして、変位計5によってコの字状部材1の付勢方向(第1アーム部11及び第2アーム部12の対向方向)の変位が測定される。この変位計5による変位測定値は、第1接触子2が接触する管Pの内面の変位のみに応じて変化するため、演算手段7は、変位計5による変位測定値に基づき、式(2)によって管Pの内面の変位を容易に算出可能である。
また、上記の状態(図1(a)に示す状態)において、接触式変位計3が具備する軸部材31を付勢部材(図示せず)による付勢力によって進動させて又は付勢力に抗して退動させて第2接触子32を管Pの外面に接触させることで、軸部材31の進退動量に応じた第2接触子32の変位が測定される。例えば、管Pの軸方向に沿って管Pの内面の位置のみが変化し管Pの肉厚が一定であるとすれば、第2接触子32が接触する管Pの外面の位置は、内面の位置の変化量と同じ量だけ変化することになる。しかしながら、接触式変位計3はコの字状部材1に取り付けられているため、管Pの内面の位置が変化することで付勢手段4によってコの字状部材1が付勢されて移動することにより、接触式変位計3の位置(軸部材31及び第2接触子32の位置)もコの字状部材1の移動量(すなわち、管Pの内面の位置の変化量)と同じ量だけ変化することになる。このため、第2接触子32が接触する管Pの外面の位置が変化したとしても、接触式変位計3の軸部材31は進退動しないため、接触式変位計3による変位測定値は変化しないことになる。換言すれば、接触式変位計3による変位測定値は、管Pの肉厚のみに応じて変化するため、演算手段7は、接触式変位計3による変位測定値に基づき、式(1)によって管Pの肉厚を容易に算出可能である。
さらに、管Pの外面の変位は、管Pの内面の変位に管Pの肉厚を加算することによって算出できるため、演算手段7は、接触式変位計3による変位測定値及び変位計5による変位測定値に基づき、式(3)によって管Pの外面の変位を容易に算出可能である。
そして、移動手段6によってコの字状部材1等が管Pの軸方向に相対移動しつつ、演算手段7が管Pの肉厚を算出することで管Pの肉厚の軸方向分布を評価し、演算手段7が管Pの内外面の変位を算出することで管Pの内外面のうねりを評価可能である。
さらに、測定装置100に対して管Pを周方向に相対回転させれば(手動、又は、管Pを周方向に回転させる回転手段を設けてこの回転手段により回転させても良い)、管Pの全周に亘る測定も可能である。
以上のように、本実施形態に係る測定装置100によれば、ハンディタイプの超音波厚み計やマイクロメータを用いて肉厚を測定する場合に比べて、容易に管Pの肉厚を測定可能である。また、管Pの肉厚と同時に管Pの内外面の変位を測定可能であり、ひいては管Pの内外面のうねりを評価可能である。
また、本実施形態に係る測定装置100によれば、第1接触子2が接触する管Pの内面の部位では変位が直接測定されず、管Pの外部に配置することが可能な変位計5によって、コの字状部材1の変位、ひいては管Pの内面の変位が測定されることになる。すなわち、第1接触子2は、第2接触子32のように進退動可能な軸部材に取り付けられた接触式変位計の一部を構成するものではない。このため、管Pの内外にそれぞれ接触式変位計を配置して管Pの肉厚を測定する場合に比べて、管P内に挿入する部材(本実施形態の場合は、第1アーム部11及び第1接触子2)の寸法を小さくすることができるので、内径の小さな管Pであっても肉厚や内外面変位を測定可能である。
図2は、本発明に係る測定装置の変形例の概略構成を模式的に示す図である。図2(a)は第1の変形例を示す正面図であり、図2(b)は第2の変形例を示す正面図であり、図2(c)は第3の変形例を示す正面図である。なお、図2では、演算手段7は図示省略している。
図2(a)に示すように、第1の変形例に係る測定装置100Aは、図1(a)に示す測定装置100と異なり、付勢手段4が連結部材13の上側(第2アーム部12側)に設けられている。このため、付勢手段4のバネ42は自然長よりも長い状態で取り付けられている。これにより、連結部材13ひいてはコの字状部材1に対して上方向の付勢力Fが作用し、第1アーム部11に取り付けられた第1接触子2が管Pの内面に接触することになる。また、第1の変形例に係る測定装置100Aは、付勢手段4が連結部材13の上側に設けられているため、移動手段6には、付勢手段4と移動部材62とを連結する連結部材63が設けられている。これにより、移動部材62が管Pの軸方向に移動することで、コの字状部材1、第1接触子2、接触式変位計3、付勢手段4及び変位計5を管Pの軸方向に一体的に移動させることが可能である。
図2(b)に示すように、第2の変形例に係る測定装置100Bは、図1(a)に示す測定装置100と異なり、第1アーム部11及び第1接触子2が、第2アーム部12及び接触式変位計3よりも上方に設けられている。このため、付勢手段4のバネ42は自然長よりも長い状態で取り付けられている。これにより、連結部材13ひいてはコの字状部材1に対して下方向の付勢力Fが作用し、第1アーム部11に取り付けられた第1接触子2が管Pの内面に接触することになる。
図2(c)に示すように、第3の変形例に係る測定装置100Cは、図1(a)に示す測定装置100と異なり、第1アーム部11及び第1接触子2が、第2アーム部12及び接触式変位計3よりも上方に設けられている。また、第3の変形例に係る測定装置100Cは、図1(a)に示す測定装置100と異なり、付勢手段4が連結部材13の上側に設けられている。付勢手段4のバネ42は、図1(a)に示す測定装置100と同様に、自然長よりも短い状態で取り付けられている。これにより、連結部材13ひいてはコの字状部材1に対して下方向の付勢力Fが作用し、第1アーム部11に取り付けられた第1接触子2が管Pの内面に接触することになる。また、第3の変形例に係る測定装置100Cは、付勢手段4が連結部材13の上側に設けられているため、移動手段6には、付勢手段4と移動部材62とを連結する連結部材63が設けられている。これにより、移動部材62が管Pの軸方向に移動することで、コの字状部材1、第1接触子2、接触式変位計3、付勢手段4及び変位計5を管Pの軸方向に一体的に移動させることが可能である。
以上に説明した第1の変形例に係る測定装置100A、第2の変形例に係る測定装置100B、及び第3の変形例に係る測定装置100Cによっても、図1(a)に示す測定装置100と同様に、効率良く管Pの肉厚及び内外面の変位を測定可能であり、ひいては管Pの内外面のうねりを評価可能であるという作用効果を奏する。
図3は、図1に示す測定装置100を用いて、ユジーン・セジュルネ方式で製管した後に冷間加工された外径110mm、肉厚10mmの継目無管の管端部分を測定した結果の一例を示す図である。図4は、同仕様である別の継目無管の管端部分を測定した結果の一例を示す図である。なお、図3(a)及び(b)並びに図4(a)及び(b)の縦軸に示す外面変位及び内面変位は、測定開始点(横軸の原点)の変位がそれぞれ0mmとなるように、式(2)及び(3)に示す定数Bを決定したときの値を示す。
図3及び図4に示すように、本実施形態に係る測定装置100によれば、継目無管の肉厚及び内外面のうねりを評価可能である。
図5は、図1に示す測定装置100を用いて、小型の実験ミルで製造した外径73mm、肉厚6.6mmの継目無管の肉厚を測定した結果の一例を示す図である。具体的には、図5は、製管された継目無管を軸方向の適宜の箇所で切断し、切断された継目無管毎に、軸方向5mmピッチで測定した肉厚を繋ぎ合わせて図示したものである。図5(a)〜図5(h)は、それぞれ継目無管の周方向に等間隔を隔てた異なる8箇所の部位について肉厚を測定した結果を示す。
図5に示すように、本実施形態に係る測定装置100によれば、継目無管の表面にスケールが形成された状態であっても、管の軸方向及び周方向に正確な肉厚データを容易に且つ大量に測定可能であるため、容易にフーリエ解析等の周波数解析を実行可能である。また、本実施形態に係る測定装置100は、管内に挿入する部材(第1アーム部11、第1接触子2)が単純化されているため、小型の実験ミルで製造した内径の小さな管であっても、肉厚及び内外面変位を測定可能である。
1・・・コの字状部材
2・・・第1接触子
3・・・接触式変位計
4・・・付勢手段
5・・・変位計
6・・・移動手段
7・・・演算手段
8・・・保持手段
11・・・第1アーム部
12・・・第2アーム部
13・・・連結部材
31・・・軸部材
32・・・第2接触子
100・・・管の肉厚及び内外面変位測定装置(測定装置)
P・・・管

Claims (2)

  1. 第1アーム部及び該第1アーム部に対向して平行に配置された第2アーム部を具備し、該第1アーム部及び該第2アーム部の一端側が連結されたコの字状部材と、
    前記コの字状部材の開放端側において、前記第2アーム部に対向するように前記第1アーム部に取り付けられた第1接触子と、
    前記コの字状部材の開放端側において、前記第1接触子に対向するように前記第2アーム部に取り付けられ、前記対向方向に進退動可能な軸部材及び該軸部材の先端に取り付けられた第2接触子を具備し、前記軸部材の進退動量に応じた前記第2接触子の変位を測定する接触式変位計と、
    前記第1アーム部が管の内側に位置し、前記第2アーム部が前記管の外側に位置し、なお且つ前記第1アーム部及び前記第2アーム部が前記管の軸方向に対して略平行となるように前記コの字状部材が配置された際に、前記第1アーム部に取り付けられた前記第1接触子が前記管の内面に接触するように、前記コの字状部材を前記第1アーム部及び前記第2アーム部の対向方向に付勢する付勢手段と、
    前記コの字状部材の付勢方向の変位を測定する変位計と、
    前記コの字状部材、前記第1接触子、前記接触式変位計、前記付勢手段及び前記変位計を前記管の軸方向に一体的に相対移動させる移動手段と、
    前記接触式変位計による変位測定値に基づき前記管の肉厚を算出し、前記変位計による変位測定値に基づき前記管の内面の変位を算出し、前記接触式変位計による変位測定値及び前記変位計による変位測定値に基づき前記管の外面の変位を算出する演算手段と、
    を備えることを特徴とする管の肉厚及び内外面変位測定装置。
  2. 前記演算手段は、前記第1接触子と前記第2接触子との間に厚みAの校正材を挟んで校正した際の前記接触式変位計による変位測定値をUOとし、前記第1接触子が前記管の内面に接触し且つ前記第2接触子が前記管の外面に接触した状態での前記接触式変位計による変位測定値をUOとし、前記変位計による変位測定値をUIとしたとき、以下の式(1)〜(3)によって、前記管の肉厚、前記管の内面の変位及び前記管の外面の変位を算出することを特徴とする請求項1に記載の管の肉厚及び内外面変位測定装置。
    管の肉厚=UO−UO+A ・・・(1)
    管の内面の変位=UI−B ・・・(2)
    管の外面の変位=UI−B+UO−UO+A ・・・(3)
    ただし、上記式(2)及び(3)におけるBは、任意の定数を意味する。また、前記接触式変位計による変位測定値は、前記第2接触子が前記第1接触子から離れる方向に変位する場合に大きくなるものとする。
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