図1は、本明細書において説明される現在の技法の概要として、アッセイを設計し、開発し、評価し、実行し、最適化し、分析し、および/または共有する能力をもたらすことができるネットワークアーキテクチャ例のブロック図である。システムは、ワイドエリアネットワークおよびローカルエリアネットワークを通して相互にやりとりするアプリケーションソフトウェア(110)、ライブラリサーバイントラネット(120)、メインライブラリサーバエクストラネット(130)、ユーザ(140)、管理者(150)、認証サーバ(160)、および販売業者(170)を含む。アプリケーションソフトウェア(110)は、ユーザ(140)にアッセイおよびデータを設計し、評価し、実行し、分析し、共有する能力を与える。管理者(150)は、ユーザ(140)を管理し、許可、規則を設定し、ユーザ(140)によって生成されたアッセイを検討することができる。認証(160)は、どのようにユーザ(140)が種々のネットワークや関連するサーバと相互やりとりすることができるかについて制御することができる。ライブラリサーバイントラネット(120)は、ユーザ(120)が、グループ内の他のユーザと種々のアッセイをアップロードしダウンロードすることを可能にする。メインライブラリサーバエクストラネット(130)は、ユーザが、国際社会における他のユーザと種々のアッセイをアップロードしダウンロードすることを可能にする。販売業者(170)は、ユーザ(140)が電子商取引機能を含み得る通知システムを通してアッセイまたは構成要素を要求するか購入することを望めば、通知され得るアッセイおよび構成要素の商業供給業者であり得る。
本明細書において説明される技法は、独立型のデバイスの一部分のようなソフトウェアアプリケーション(110)として実現され得、あるいは、イントラネットネットワークサーバ(120)に付属され得、また、ワールド・ワイド・ウェブ(130)に付属されてもよい。(複数の)ユーザは、それらの自身のデバイス上にあるいはネットワーク経由で遠隔的にインストールされたソフトウェアを使用することができる。これは、ユーザが、1つの位置(例えば、自宅またはオフィス)におけるデバイス上のソフトウェアを使用して、離れた位置(例えば、研究室)における別のデバイス上のソフトウェアにアクセスすることを可能にする。これはまた、ユーザが、それらのイントラネット(120)サーバ上に記憶されるアッセイ構成要素を共有すること、あるいは、メインライブラリサーバ(130)を使用してワールド・ワイド・ウェブ経由で他のユーザと世界的にそれらを共有することを可能にする。メインライブラリサーバ(130)は、協力を可能にし、また、ユーザが見たり、ダウンロードしたり、あるいは購入を要求したりすることができる商業構成要素を含有する。技術提供業者および販売業者(170)は、アッセイおよび他の構成要素をメインライブラリサーバ(130)に追加することができ、ユーザにそれらを購入させてまたは無料で利用可能にさせ得る。メインライブラリサーバ(130)はまた、ソフトウェアが紛失したか盗まれた場合には、ライセンシングシステムによってソフトウェアの無許可の使用からの保護を可能にする。管理者バージョンのソフトウェア(150)は、ユーザ、権利、およびユーザ(140)の権限を制御し、ソフトウェアが紛失したか盗まれた場合には、グループイントラネット(120)へのアクセスを許可するか禁止し、あるいは、メインサーバ管理者(130)と連絡を取ることができる。その上、メインライブラリサーバ(130)は、例えばアッセイのダウンロードおよび/または検討などの統計情報を製作者ならびに/あるいはユーザに提供し得る。さらに、アッセイの製作者は、それを検討および/またはダウンロードすることができ得る者を指定してもよい。例えば、国際社会とアッセイを共有する者は、ある特定の個人、グループ、または事業体と権限を共有することを指定することができ得る。その上、各ユーザは、検索関連性における使用のためにユーザによって指定された属性を含有するユーザプロファイルを生成し得る。
図2は、ライブラリモジュール(200)、アッセイ設計モジュール(205)、アッセイプラグインモジュール(210)、ウィザードモジュール(215)、要素モジュール(220)、操作モジュール(225)、APIモジュール(230)、データモジュール(235)、検索モジュール(240)、トランザクションログモジュール(245)、アッセイプレイヤモジュール(250)、アカウントモジュール(255)、データ分析モジュール(260)、および電子商取引モジュール(265)を含有するアプリケーションソフトウェア(110)のアーキテクチャブロック図である。アプリケーションソフトウェアモジュール(110)は、例えばイントラネットネットワークライブラリ(120)、認証(160)、およびエクストラネットメインネットワークライブラリ(130)などの遠隔コンピュータへの論理的接続を用いたネットワーク化された環境にあり得る。イントラネットネットワークライブラリ(120)は、要素ライブラリ、アッセイライブラリ、データライブラリ、およびアッセイプラグインライブラリを含有し得る。認証(160)は、ユーザ認証、権利、および権限を含む。エクストラネットメインネットワークライブラリ(130)は、要素ライブラリ、アッセイライブラリ、データライブラリ、およびアッセイプラグインライブラリを含有し得る。
アプリケーションソフトウェア(110)は、リポジトリとして機能するライブラリモジュール(200)を含むいくつかのモジュールから成る。アッセイソフトウェアテンプレート、構成要素、およびデータファイルは、ライブラリモジュール(200)内に記憶される。アッセイ構成要素は、要素、操作、プラグイン、およびデータを含む。これは、図3により詳細に示される。
アッセイ設計モジュール(205)は、ライブラリモジュール(200)から要素、操作、プラグイン、およびデータを含む構成要素をコピーしてロードすることによってアッセイ設計の生成を可能にする。あるいは、既存のアッセイが、アッセイ設計モジュール(205)にコピーされインポートされ得、新たなアッセイを開発するように修正され得る。さらに、アッセイは、設計され得、ライブラリ内に記憶され得、次いで、データファイルが追加され得る後の時間に取り出され得、行われ得る。更なる詳細が、図4に提供される。アッセイ設計モジュール(205)は、迅速なアッセイ設計を可能にするドラッグ・アンド・ドロップ・インターフェースを提供するグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を有し、そこで、ユーザは、予め定義されたパラメータを使用することができ、次いで、そのパラメータは、特定のアッセイについて更新され得る。更なる詳細が、図4に提供される。その上、アッセイ設計モジュール(205)は、プラグインの使用を可能にする。
アッセイプラグインモジュール(210)は、システムとのプラグインの相互やりとりを可能にする。プラグインは、ライブラリモジュール(200)からコピーされ、アッセイ設計モジュール(205)にロードされ、アッセイプラグインモジュール(210)によって更新される。プラグインは、限定されるものではないが、マイクロプレートテンプレート、DNAゲル電気泳動、ウェスタンブロット、測定器制御インターフェースなどを含む、さまざまなアッセイおよび構成要素(図5を参照)について生成され得る。プラグインはまた、アッセイ設計と実際に行われる実験との間の直接相互やりとりを可能にする。
ウィザードモジュール(215)は、アッセイパラメータのエラー検査を提供する。ウィザードモジュール(215)がまた、ロードされているアッセイから独立した独立型の操作のために使用され得る。例えば、ユーザは、ソフトウェアを呼び出し得、例えば、所望の濃度を実現するために溶質に追加する溶媒の量などの要求に応じた計算を行うためにウィザードインターフェースを使用し得、ある特定のアッセイを実施するための規則などを検討し得る。これは、アッセイ設計なしで行われ得る。その上、アッセイ設計の任意の時点で、ユーザは、ウィザードモジュール(215)を呼び出すことを選び得る。このモジュールは、アッセイパラメータが正しいかどうかを決定するために特定要素、操作、およびプラグイン(必要とされる場合)から属性を引き出す。例えば、10μLの量の20μM濃度の物質を含有するウェルに10μLの緩衝液を追加することは、10μMの濃度を有する20μLの最終量を結果としてもたらす(したがって、これを維持しないアッセイは、大体、1つまたは複数のエラーを含有する)。ウィザードモジュール(215)は、所望のアッセイパラメータが適合されているかを決定するために関連付けられた操作の前や後に、要素を比較する数学エンジンならびに/あるいは他の関連ソフトウェアを含有する。ウィザードモジュール(215)はまた、アッセイを確認するために、カスタムパラメータ、例えば規則などを含有し得る。例えば、ユーザは、細胞継代数が10を超える細胞がアッセイにおいて使用されることを防ぐことを選び得る。ユーザが、10を超える細胞継代数を入力する場合、ウィザードモジュール(215)は、使用される細胞継代数が限界設定を超えるという応答を表示することになる。これは、実験結果を不正確にし得る、代償の大きな計算間違いや実験的設計の悪さを回避する。ウィザードモジュールについての更なる詳細が、図6に提供される。
要素モジュール(220)は、要素名および要素属性を定義する。それはまた、特殊属性を備える新たな要素を生成し、それらをライブラリモジュール(200)に追加するために使用され得る。要素は、アッセイにおける構成要素であって、その上で操作が行われる、アッセイにおける構成要素であり得る。例えば、細胞培養フラスコは要素であり得る。この要素の属性は、例えば、フラスコ容積、製造業者、型番号などのパラメータを含むことができる。要素モジュール(220)についての更なる詳細が、図7に提供される。要素は、アッセイプロジェクトを生成するために操作、プラグイン、およびデータファイルと組み合わされ得る。
操作モジュールは、操作名および操作属性を定義する。それは、特定の属性を有する新たな操作を生成し、それらをライブラリモジュール(200)に追加するために使用され得る。操作は、例えば、液体の分配、インキュベーションなどのタスクである。操作は、要素、プラグイン、およびデータ上で行われ得る。操作は、例えば、ある特定の量の液体の分配またはある特定の温度における一定時間にわたるインキュベーションなどの特定の属性を有し得る。操作モジュール(225)についての更なる詳細が、図8に提供される。
APIモジュール(230)は、ソフトウェアが他のソフトウェアと相互やりとりすることを可能にする。コマンドを他のソフトウェアに送信するか他のソフトウェアから受信するAPI呼び出しが行われ得る。あるいは、APIモジュール(230)は、アッセイソフトウェアが他のソフトウェアから応答を受けることを可能にし得る。一例は、ソフトウェアによって決定されるように、ある特定のタスクを完了した後に応答を送信し戻す研究室において操作するデバイスであろう。APIモジュールは、他の既存のソフトウェアやデバイスとのソフトウェアの統合を可能にする。
データモジュール(235)は、ユーザが、データ、例えば中間および/または実験結果などをソフトウェアにロードすることを可能にする。データは、多くの形式であり得、ソフトウェアは、データを解析し得、それをライブラリモジュール(200)に記憶し得る。中間データ、例えばアッセイにおいて任意の時点に生成されたデータなどは、統合され得る。データモジュール(235)についてのより多くの情報は、図9に提供される。データが追加された後、それは、データ分析モジュール(260)による分析のために操作され得る。
検索モジュール(240)は、ライブラリモジュール(200)内の検索を可能にするか、あるいは、例えばイントラネットネットワークライブラリ(120)およびエクストラネットメインネットワークライブラリ(130)などのネットワーク上の外部ライブラリ内の検索を可能にし得る。検索モジュール(240)がまた、例えば、特定の要素、操作、プラグイン、またはデータを利用するアッセイの数を決定するためなどの、さまざまな目的のために管理者によって使用され得る。例えば、要素(例えば、試薬)が汚染されていることが分かった場合、検索モジュール(240)は、アッセイ、ユーザ、データ、タイムスタンプ、および特定の試薬の使用によって影響を及ぼされた可能性があるものなどのリストを提供し得る。検索モジュール(240)についての更なる情報は、図10に示される。検索モジュール(240)はまた、特定ユーザおよびアッセイ情報を提供するためにトランザクションログモジュール(245)によって生成されたトランザクションログファイルに索引を付ける。
トランザクションログモジュール(245)は、ユーザによって行われた全てのステップ、アッセイ、手順などのログを取る。ログは、(限定されるものではないが)要素、操作、属性、プラグイン、データ、および行われたデータ分析のリストを含有する。トランザクションログモジュール(245)はまた、医薬品安全性試験実施基準(GLP)およびドキュメンテーションのために重要であり得るタイムスタンプ、ユーザ署名、および立会人副署を含有する。トランザクションログモジュール(245)は図11により詳細に示され、1つの可能な例は図25に示される。
アッセイプレイヤモジュール(250)は、アッセイ設計モジュール(205)において生成されるようなアッセイ設計のステップごとの再生装置である。アッセイは、デスクで設計され得、次いで、研究室に持ち込まれ得、単一ユーザが、(例えば、ユーザが1つのステップから別のステップを一旦クリックすると)各ステップで注記やタイムスタンプ追加されて、アッセイをステップごとに行うためにアッセイプレイヤモジュール(250)を使用することができる。アッセイプレイヤモジュール(250)についての更なる詳細が、図12に示される。
アカウントモジュール(255)は、ユーザ、ライセンス、ソフトウェアバージョン、および更新についての重要な情報を記憶する。アカウントモジュール(255)は、認証、トランザクションログファイル、およびシステム更新に含めるためにこの情報を使用する。アカウントモジュール(255)についての更なる詳細が、図13に示される。
データ分析モジュール(260)は、データモジュール(235)からの生データを使用し、データ分析機能(例えば、グラフ化、プロット化など)を提供する。アッセイからの情報を使用して、データ分析モジュール(260)は、ある特定のタスク、例えば、データ点から負の対照値を減算すること、正の対照によって規定されたスケールに対する実験応答のグラフ化などを行うことができる。日常分析機能は、ライブラリに記憶され得、データ分析モジュール(260)からユーザによる分析のために呼び出され得る。データ分析モジュールについての更なる詳細が、図14に提供される。
電子商取引モジュール(265)は、ユーザが特定のアッセイ構成要素の販売業者と相互やりとりすることを可能にする。要素、操作、およびプラグインは、ワールド・ワイド・ウェブ(WWW)上の外部メインネットワークライブラリ(130)から利用可能であるので、販売業者は、ライブラリ内で彼らの製品を列挙し、それらをユーザに利用可能にさせることができ得る。ユーザが彼らのアッセイを設計する際に、彼らは、システムを通して、販売業者から構成要素を統合し、サンプルおよび購入要求を送信し、ならびに/あるいは購入を完了することができる。電子商取引モジュール(265)についての更なる情報は、図15に提供される。
図3は、ライブラリモジュール(200)のアーキテクチャブロック図であり、要素ライブラリ(300)、データライブラリ(310)、アッセイライブラリ(320)、およびアッセイプラグインライブラリ(330)を含む。ライブラリモジュール(200)はローカルデバイス上で利用可能であるが、それはまた、ネットワーク経由でイントラネットライブラリ(120)およびメインエクストラネットネットワークライブラリ(130)に接続される。各アッセイは、以下の構成要素、すなわち、要素(例えば、ハードウェア、消耗品、試薬など)、操作(例えば、吸引、分配、インキュベートなど)、プラグイン(例えば、マイクロプレートプラグイン)、データ(例えば、ASCIIファイル、写真など)を含有し得、これらの構成要素のそれぞれは、ライブラリモジュール(200)内に記憶される。これらの構成要素はまた、他の場所に記憶され得るが、ライブラリモジュール(200)の機能は、アッセイ、データ、およびデータ分析を設計し、実行し、記憶するための構成要素のリポジトリを提供することである。
ライブラリモジュール(200)は、各構成要素を種類別に記憶する。要素ライブラリ(300)は、ユーザが選択可能な要素データオブジェクトである、要素の種類のライブラリを含有する。例えば、各要素データオブジェクトは、1つまたは複数のアッセイにおいて使用され得る物理的構成要素を定義する。ハードウェアライブラリは、例えばpH計、マイクロプレートリーダー、およびピペッターなどの要素を含有し得る。消耗品ライブラリは、例えば、組織培養プレート、ピペットチップ、およびフラスコなどの要素を含有する。試薬ライブラリは、例えば、緩衝液、食塩水、および培養媒体などの要素を含有し得る。化合物ライブラリは、例えば小分子などのアッセイに使用される化合物を含有し得る。生物製剤ライブラリは、例えば、細胞株、タンパク質、および抗体などの項目を含有し得る。カスタムライブラリはまた、カスタム要素を記憶するために利用可能である。ライブラリの構造は、ユーザによって修正され得るが、しかしながら、デフォルトのセットの共通構成要素は、ユーザが共通要素を用いて迅速に始めることを可能にし得る。ライブラリモジュール(200)はまた、アッセイに必要とされる要素を検索するツールとして機能し得る。例えば、ユーザが少量の培養フラスコを必要とする場合、ユーザは、属性または他の値によってそのような要素についてライブラリを検索することができる。
その上、技術製品の販売業者がこれらのライブラリに含めるために支払い得るように、商業およびサンプル製品が、このライブラリに含まれ得る。ソフトウェア更新はまた、新たな項目を含むようにライブラリモジュール(200)を更新し得る。ライブラリモジュール(200)はまた、ユーザが、要素、データ、操作、およびアッセイプラグインを共有することを可能にする。ソフトウェアのバージョンに応じて、管理者によって設定されたユーザ許可は、イントラネットネットワークライブラリ(120)とのまたはエクストラネットメインネットワークライブラリ(130)との共有および他の機能を確認するか無効にするための許可を制御し得る。いくつかのバージョンは、これらの機能について許可制御を要求し得ない。
データライブラリ(310)は、ライブラリモジュール(200)内に記憶され得る生データファイルを含み得る。データファイル参照は、他の場所に記憶されたデータファイルへの参照情報である。データパーサーライブラリは、異なるデータ種類についての1組みのパーサーを含有する。パーサーは、データ抽出および操作のために使用され得る。データ分析ファイルは、例えば、グラフ、プロット、およびデータが情報を提供するために操作されているところなどの項目を含む。カスタムファイルはまた、ユーザがデータの記憶に柔軟性を有することを可能にするデータライブラリ(310)内に記憶され得る。カスタムファイルは、写真、画像などを含み得る。
アッセイライブラリ(320)はまた、ライブラリモジュール(200)の一部分である。アッセイライブラリ(320)は、(例えば、1つまたは複数の要素データオブジェクトについて)アッセイにおいて行われ得る1セットの操作(または活動)を定義するユーザが選択可能な操作データオブジェクトを含む操作ライブラリを含有し得る。プロトコルライブラリは、所与のアッセイにおいて使用される1セットの要素、操作、およびプラグインを含み得る。プロトコルライブラリは、ユーザが、前に行われたアッセイをロードし、新たなアッセイを生成するためにある特定の構成要素を追加、編集、または削除することを可能にする。プロトコルライブラリはまた、グループまたは組織内で共有されることになるイントラネットネットワークライブラリ(120)に、あるいは世界的に複数ユーザと共有されることになるエクストラネットメインネットワークライブラリ(130)と共有され得る。任意選択的に、フリーウェアバージョンのソフトウェアが、限定された機能である特定のファイルを見ることを可能にし得る。アッセイライブラリ(320)はまた、ユーザによって行われた所与の実験の全ての要素、操作、プラグイン、および属性を含むファイルであるトランザクションログを含有する。任意選択的に、トランザクションログは、データを含み得る。これらのファイルはまた、署名、立会人署名、タイムスタンプ情報、および他の情報を含有し得る。これらのトランザクションログファイルはまた、ある特定の要素またはある特定の操作を含有する、ユーザによって行われたある特定のアッセイを見付けるために、検索モジュール(240)あるいは管理者を使用してユーザによってクエリされ得る。
アッセイプラグインライブラリ(330)は、プラグインライブラリおよびテンプレートライブラリを含有する。プラグインライブラリは、ユーザが予め定義されたプラグインと、また、カスタムプラグインとを用いて作業することを可能にするプラグインのリポジトリである。プラグインは、例えば、システムに追加され得るカスタマイズされた要素、操作、またはデータツールであり得る。例えば、プラグインは、特定化された属性を有することができ、特別な能力もしくは特徴をシステムに与えることができ、および/またはソフトウェア内にそれらの独自のインターフェースを有することができる。プラグインは、ソフトウェアについてカスタマイズされた機能を提供する。プラグインは、例えば、測定器制御プラグイン、マイクロプレートプラグインなどに大きく異なり得、また、カスタムプラグインを生成するためにプラグインモジュール(210)によって開発され得る。プラグインの1つの例は、マイクロプレートについての特定のウェル、量、および詳細を指定するためのマイクロプレート属性インターフェースを含むマイクロプレートプラグインであろう。マイクロプレートのレイアウトもまた、アッセイが行われたときはいつでもユーザがマイクロプレートテンプレートを選択し、ユーザの時間を節約することができるように、テンプレートライブラリ内にテンプレートとして記憶され得る。その上、全ての他の構成要素と同様に、テンプレートライブラリは、グループまたは組織内で共有されることになるイントラネットネットワークライブラリ(120)によって複数ユーザと、あるいは世界的に複数ユーザと共有されることになるエクストラネットメインネットワークライブラリ(130)と、共有され得る。
アプリケーションソフトウェア(110)内の全てのモジュールは、グループまたは組織内で共有されることになるイントラネットネットワークライブラリ(120)によって、ローカルにアッセイおよびアッセイ構成要素へのアクセスをユーザに提供するためにライブラリモジュール(200)と、あるいは世界的に複数ユーザと共有されることになるエクストラネットメインネットワークライブラリ(130)と、相互やりとりすることができる。
図4は、視覚的アッセイ設計グラフィカルユーザインターフェース(488)、ドラッグ・ドロップツールバー(489)、ライブラリ構成要素コピー・インポートエンジン(490)、属性モジュール(491)、関係性結び付けエンジン(492)、ウィザード応答インターフェース(493)、プラグイン属性エンジン(494)、保存/エクスポートエンジン(495)、属性インターフェース(496)、および操作インターフェース(497)を含む、アッセイ設計モジュール(205)のアーキテクチャブロック図である。
視覚的アッセイ設計グラフィカルユーザインターフェース(488)は、ユーザが、ソフトウェアと相互やりとりし、アッセイファイルを生成し、修正し、編集し、保存することを可能にする。ドラッグ・ドロップツールバー(489)は、ユーザが、アイコンを使用して要素、操作、プラグインまたは他の構成要素を選択することを可能にする。アイコンは、ライブラリ構成要素コピー・インポートエンジン(490)を使用してライブラリからワークスペースにドラッグされ得る。要素の属性が、次いで、属性インターフェース(496)を有する属性モジュール(491)を使用して更新され得、操作属性が、操作インターフェース(497)を使用して更新され得、あるいはプラグイン属性が、プラグイン属性エンジン(494)を使用して更新され得る。要素、操作、プラグイン、およびデータは、視覚的表現で構成要素間の関係性を生成する関係性結び付けエンジン(492)を使用して結び付けられる。ウィザード応答インターフェース(493)は、ウィザードモジュール(215)からの結果のためのインターフェースを提供する。保存/エクスポートエンジン(495)は、ユーザが、アッセイの全てまたは一部分を保存し共有することを可能にする。ユーザは、データと共にあるいはデータ無しである特定の項目を共有することを望み得、保存/エクスポートエンジンは、ユーザが、他人とプロジェクトの全てまたは一部分を共有することを可能にする。図27は、アッセイ設計論理を取り巻く更なる詳細を提供する。
したがって、いくつかの例では、アッセイ設計モジュールは、ユーザが、候補アッセイ仕様(例えば、ウィザードモジュール215を使用してまだ確認されていないアッセイ)について要素、操作、およびプラグインを定義することを可能にする。定義された構成要素は、要素ライブラリ300内に記憶された1セットの要素データオブジェクトからの1セットの要素データオブジェクトと、アッセイライブラリ(320)の操作ライブラリ内に記憶された1セットの操作データオブジェクトからの1セットの操作データオブジェクトと、を含むことができる。含まれる操作データオブジェクトは、アッセイの要素データオブジェクトのうちの1つまたは複数について行うために(複数の)活動を定義することができる。候補アッセイ仕様は、ユーザから受信されたデータに基づいて生成される。
図5は、プラグイングラフィカルユーザインターフェース(500)、プラグイン属性モジュール(502)、ライブラリ構成要素コピー/インポートエンジン(504)、プラグイン生成インターフェース(506)、プラグインテンプレートインターフェース(508)、保存/エクスポートエンジン(510)、マイクロプレートモジュール(512)、DNAモジュール(514)、タンパク質モジュール(516)、薬品モジュール(518)、RNAモジュール(520)、細胞モジュール(522)、界面活性剤モジュール(524)、カスタムモジュール(526)、ウィルス学モジュール(528)、石油化学モジュール(530)、および合成モジュール(532)を含み得るアッセイプラグインモジュール(210)のアーキテクチャブロック図である。
アッセイプラグインモジュール(210)は、ユーザがソフトウェアと相互やりとりすることを可能にするプラグイングラフィカルユーザインターフェース(500)を有する。例えば、上記のように、プラグインは、特別な属性を有し、特定化された能力を提供でき、および/またはソフトウェア内に独自のインターフェースを有することができる、カスタマイズされた要素、操作、もしくはデータツールである。プラグインは、ソフトウェアにカスタマイズされた機能を提供する。プラグイン属性モジュール(502)は、ユーザが、プラグイン属性を編集し更新することを可能にする。プラグイン生成インターフェース(506)は、ユーザが、新たなプラグインを生成することを可能にする。プラグインテンプレートインターフェース(508)は、ユーザが、プラグインテンプレート(例えば、マイクロプレートテンプレート)と相互やりとりすることを可能にする。さまざまな特定のアッセイとともに使用することを可能にするためにソフトウェア内に予めロードされるさまざまな可能なプラグインがあり得る。マイクロプレートモジュール(512)は、特に、マイクロプレートを伴うアッセイのために設計される。DNAモジュール(514)は、DNAアッセイ(例えば、DNA配列決定)とともに使用するために設計される。タンパク質モジュール(516)は、タンパク質を伴うアッセイ(例えば、ウェスタンブロット)のために設計される。薬品モジュール(518)は、小分子および薬品アッセイとともに使用するために設計される。RNAモジュール(520)は、RNAを伴うアッセイとともに使用するためのものである。細胞モジュール(522)は、細胞を伴うアッセイとともに使用するためのものである。界面活性剤モジュール(524)は、界面活性剤を伴うアッセイのためのものである。ウィルス学モジュール(528)は、ウィルス学アッセイとともに使用するためのものである。石油化学モジュール(530)は、石油化学におけるアッセイとともに使用するためのものである。合成モジュール(532)は、合成におけるアッセイとともに使用するためのものである。カスタムプラグインがまた、カスタムモジュール(526)を使用して生成され得る。これらのモジュールは、例えばデバイスの操作または特別なアッセイなどの特定の目的のために開発され得る。ライブラリ構成要素コピー/インポートエンジン(504)は、ユーザが、ライブラリからアッセイプラグイン構成要素をインポートすることを可能にする。保存/エクスポートエンジン(510)は、ユーザが、アッセイプラグイン構成要素を保存し、エクスポートし、共有することを可能にする。
図6は、ウィザードグラフィカルユーザインターフェース(600)、属性エンジン(602)、ライブラリ構成要素コピー・インポートエンジン(604)、数学モジュール(606)、応答モジュール(608)、および規則モジュール(610)を含み得るウィザードモジュール(215)のアーキテクチャブロック図である。
ウィザードグラフィカルユーザインターフェース(600)は、ユーザが、必要とされたときに計算を可能にする独立型の形態でモジュールにアクセスすることを可能にする。さらに、ウィザードモジュール(215)は、アッセイ設計モジュール(205)において設計された全アッセイを評価するためにアッセイ設計モジュール(205)とインターフェースをとる。以下に更に説明されるように、ウィザードグラフィカルユーザインターフェース(600)は、特定のアッセイについての要素データオブジェクトおよび操作データオブジェクトが有効なアッセイを定義するかどうかを決定するために使用され得るアッセイのための1セットの確認規則を記憶する。
数学モジュール(606)は、数学演算を行う。数学演算は、例えば、モル濃度、重量モル濃度、体積、濃度、希釈体積、質量、密度、および細胞集計などの共通アッセイ計算を含むことができる。属性エンジン(602)は、要素、操作、およびプラグインの間の属性を比較する。規則モジュール(610)は、ユーザまたは管理者ユーザが、例えばアッセイにおける使用のための最大細胞継代数などの評価のために規則を定めることを可能にする。さらなる規則の例は、最大洗浄サイクル、最低分配高度、最高分配速度、凍結融解サイクルの数、除外するロット数、インキュベーション時間、およびユーザならびに/あるいは管理者によって設定された任意の規則を含み得る。規則は、個人またはグループによって行われるアッセイのための指針を設定するために使用され得る。応答モジュール(608)は、評価からの結果を提供する。ライブラリ構成要素コピー・インポートエンジン(604)は、システムが、ライブラリ構成要素をインポートすることを可能にする。
ウィザードモジュール(215)は、実験的パラメータを確認するために要素、操作、およびプラグインの属性を評価する。例えば、ソースウェルから10μLを含有する宛先ウェルに転移された10μLは、宛先ウェルにおいて20μLの最終量を結果としてもたらす。この例において、ユーザが宛先ウェルにおける量について異なる値、例えば22μLなどを入力している場合、ウィザードは、ユーザにエラーを警告し得る。
図7は、要素グラフィカルユーザインターフェース(700)、属性エンジン(702)、要素エンジン(704)、要素選択インターフェース(706)、ライブラリ構成要素コピー・インポートエンジン(708)、および保存/エクスポートエンジン(710)を含む要素モジュール(220)のアーキテクチャブロック図である。
要素モジュール(220)は、要素グラフィカルユーザインターフェース(700)と呼ばれる、要素を用いて作業するためのインターフェースを含有する。(例えば、要素データオブジェクトとして記憶される)要素を生成し修正する要素エンジン(704)と、属性データオブジェクトを生成し、修正し、要素データオブジェクトと関連付ける属性エンジン(702)と、がある。要素選択インターフェース(706)は、ユーザが、ライブラリ構成要素コピー・インポートエンジン(708)経由でライブラリからインターフェースにコピーされ得る要素を選択することを可能にする。要素はまた、保存/エクスポートエンジン(710)を使用して保存されエクスポートされ得る。
図8は、操作グラフィカルユーザインターフェース(800)、属性エンジン(802)、操作エンジン(804)、操作選択インターフェース(806)、ライブラリ構成要素コピー・インポートエンジン(808)、および保存/エクスポートエンジン(810)を含む操作モジュール(225)のアーキテクチャブロック図である。
操作モジュール(225)は、操作グラフィカルユーザインターフェース(800)と呼ばれる、操作を用いて作業するためのインターフェースを含有する。操作エンジン(804)は、操作を生成し修正し、属性エンジン(802)は、属性を生成し修正し、(例えば、操作データオブジェクトとして記憶される)操作と関連付ける。操作選択インターフェース(806)は、ユーザが、ライブラリ構成要素コピー・インポートエンジン(808)を介してライブラリからインターフェースにコピーされ得る操作を選択することを可能にする。操作はまた、保存/エクスポートエンジン(810)を使用して保存されエクスポートされ得る。
図9は、データグラフィカルユーザインターフェース(900)、データインポート/エクスポートエンジン(902)、パーサーモジュール(904)、データエンジン(906)、ライブラリ構成要素コピー・インポートエンジン(908)、および保存/エクスポートエンジン(910)を含むデータモジュール(235)のアーキテクチャブロック図である。
データモジュール(235)は、ユーザが、データをアッセイプロジェクトにインポートすることを可能にする。ユーザは、データグラフィカルユーザインターフェース(900)経由でデータモジュール(235)と相互やりとりする。データインポート/エクスポートエンジン(902)は、ユーザが、データをデータモジュール(235)に引き出すことを可能にする。生データファイルは、パーサーモジュール(904)によって解析され得、データエンジン(906)によって処理され得る。パーサーは、生成されたデータファイルの種類(例えば、ASCII、画像、テキストなど)およびデータを生成するデバイス(例えば、リーダーデバイス)次第で変動し得る。パーサーモジュール(904)はまた、ユーザがパーサーを生成することを可能にする。あるいは、種々のパーサーファイルは、ライブラリ構成要素コピー・インポートエンジン(908)経由でライブラリモジュールからインポートされ得る。データファイルおよびパーサーはまた、保存/エクスポートエンジン(910)経由でライブラリに戻して保存され得る。技術プロバイダはまた、それらの製品のためにパーサーを提供し得、それらをソフトウェアで使用するようにユーザに利用可能にさせ得る。
図10は、検索グラフィカルユーザインターフェース(1000)、データインポート/エクスポートエンジン(1002)、検索エンジン(1004)、および検索インデクサー(1006)を含む検索モジュール(240)のアーキテクチャブロック図である。検索グラフィカルユーザインターフェース(1000)は、ユーザが、ライブラリモジュール(200)においてアッセイ、アッセイ構成要素、およびトランザクションログファイルを含むファイルを検索することを可能にする。それはまた、認証モジュール(160)によって許可されるようなユーザの権利に従ってイントラネットライブラリネットワーク(120)の検索を可能にする。検索モジュールはまた、ユーザが、アッセイ、特定化されたプラグイン、要素、操作、および国際社会と共有されるアッセイなどの構成要素についてメインエクストラネットネットワークライブラリ(130)を検索することを可能にする。管理者は、ユーザによって行われる全てのアッセイを検索すること、あるいは、恐らく、ある特定の要素または操作が行われた全ての事例を検索することを望み得る。検索グラフィカルユーザインターフェース(1000)は、ユーザに彼らの検索クエリを入力するための検索パラメータを提供する。それはまた、クエリに基づく結果インターフェースを提供する。検索エンジン(1004)は、ユーザのクエリに基づいて検索を行う。検索インデクサー(1006)は、検索可能な記録の索引を含有する(1006)。データインポート/エクスポートエンジンは、ユーザが、検索結果をインポートし、また、報告する目的のために検索結果をエクスポートすることを可能にする(1002)。ユーザ認証次第で、ユーザによって行われる検索のトランザクションログファイルを生成することが重要であり得る。例えば、複数サイトの、複数チームレベルのアクセスを用いる管理者は、クエリを実行し得、秘密である性質の結果を生成し得る。したがって、トランザクションログモジュール(245)は、これらのクエリ、結果、ユーザ、日付、および実行される時間を記録しているトランザクションログファイルを生成し得る。
図11は、グラフィカルユーザインターフェース(1100)、ファイルインポート/エクスポートエンジン(1102)、トランザクションエンジン(1104)、署名エンジン(1106)、話者識別モジュール(1108)、音声モジュール(1110)、タッチスクリーンモジュール(1112)、および暗号化エンジン(1114)を含むトランザクションログモジュール(245)のアーキテクチャブロック図である。
トランザクションログモジュール(245)は、ユーザによって行われ得るアッセイを定義するファイルを生成する。さらに、それらは、非アッセイ活動、例えば(図10に説明されるように)ユーザによって実行された検索クエリやアッセイの結果などを記録し得る。トランザクションログモジュール(245)は、トランザクションログファイルにアクセスするためのグラフィカルユーザインターフェース(1100)を含有する。トランザクションエンジン(1104)は、要素、操作、プラグインおよびアッセイにおいて順次行われるそれぞれの属性のリスト全体を組み立てる。ファイルは、ユーザを一意的に識別する署名エンジン(1106)を使用して署名され得る。さまざまな方法が、ユーザ、例えばユーザ名やパスワード、音声の録音、話者識別、およびタッチスクリーン署名などを識別するために利用され得る。音声録音は、トランザクションファイルを用いてユーザ音声を記憶する音声モジュール(1110)によって行われ得る。話者識別モジュール(1108)は、音声によってユーザを識別し得、ユーザ署名として機能し得る。例えば、タブレットデバイス、モバイルデバイス、または周辺デバイス上などで見付けられるタッチスクリーンモジュール(1112)がまた使用され得、ユーザは、ファイルで記憶された署名を描くために彼らの指(もしくはスタイラス)を使用することになる。トランザクションログファイルはまた、暗号化エンジン(1114)経由で安全性の目的のために暗号化され得る。ファイルインポート/エクスポートエンジン(1102)は、トランザクションファイルが、ライブラリモジュール(200)に保存されること、またはユーザによって見られるように取り出されることを可能にする。トランザクションログファイルは、ユーザによって行われるアッセイおよび活動のドキュメンテーションのために価値があり得る。それらはまた、法的事柄において要求され得る。その上、ファイルは、ユーザ情報、タイムスタンプ、および署名ならびに追加情報を含有し得る。いくつかの実施形態では、トランザクションログモジュール(245)は、イントラネットネットワークライブラリ(120)、認証(160)、ならびにエクストラネットメインネットワークライブラリ(130)またはユーザおよびタイムスタンプ情報を含む固有値を生成するための他のシステムと相互やりとりし得る。
図12は、グラフィカルユーザインターフェース(1200)、アッセイプレイヤエンジン(1202)、ライブラリ構成要素コピー・インポートエンジン(1204)、および保存/エクスポートエンジン(1206)を含むアッセイプレイヤモジュール(250)のアーキテクチャブロック図である。アッセイプレイヤモジュール(250)のグラフィカルユーザインターフェース(1200)は、ユーザがアッセイにアクセスすることを可能にする。ライブラリ構成要素コピー・インポートエンジン(1204)は、記憶されたアッセイがモジュールにインポートされることを可能にする。アッセイプレイヤエンジン(1202)は、ユーザが、アッセイが行われる際に、注記を追加し、属性を更新し、データを追加することを可能にする。保存/エクスポートエンジン(1206)は、ユーザが、ファイルをライブラリモジュール(200)に戻して保存すること、あるいはイントラネットネットワークライブラリ(120)またはエクストラネットネットワークライブラリ(130)経由で共有されることを可能にする。
アッセイプレイヤモジュール(250)は、アッセイ設計モジュール(205)において設計されたアッセイが、後の時間に行われることになるかステップごとの形式で見られることになることを可能にするシステムである。各ステップは、アッセイステップについて1セットの要素データオブジェクトからの1つまたは複数の物理的構成要素、およびそのステップについて関連付けられた操作データオブジェクトからの1つまたは複数の活動を列挙する。
例えば、ユーザは、1つの位置においてアッセイを設計することを選び得、次いで、後の時間に他の場所でアッセイを行い得る。アッセイプレイヤは、所与のアッセイについて要素、操作、およびプラグインをそれらのそれぞれの属性と共にインポートすることができ、アッセイのステップ間で切り換えるように「次の」や「前の」種類のナビゲーションを用いてユーザにステップごとに促すことができる。プレイヤは、ユーザが、各項目の提案された属性をグラフィカルに見て、彼らがアッセイを行う際にそれらを更新することを可能にする。ユーザが、タブレットデバイスを持って研究室または医療設備に入り得、アッセイを行うためにアッセイプレイヤモジュールを使用し得、実際の結果、注記、データを記録し得、トランザクションファイルで記憶された署名を描くように指(もしくはスタイラス)を使用してアッセイのための署名を提供し得るように、特別バージョンのソフトウェアが、タブレットデバイスまたはモバイルデバイスのために設計されることが可能である。アッセイプレイヤモジュールは、例えば、ステップについての完了タイムスタンプ、および特定のステップ(もしくはステップの組み合わせ)についての作業に費やした時間の合計を記録することなどによって、アッセイまたは手順の各ステップ間の経過時間を記録し注記する能力を有する。
図13は、グラフィカルユーザインターフェース(1300)、アカウントエンジン(1302)、ファイルインポート/エクスポートエンジン(1304)、ライセンス有効化エンジン(1306)、更新モジュール(1308)、およびユーザ認証エンジン(1310)を含むアカウントモジュール(255)のアーキテクチャブロック図である。
アカウントモジュール(255)は、ソフトウェアおよびユーザ情報を記憶する。グラフィカルユーザインターフェース(1300)は、ユーザおよび/または管理者が、ソフトウェアバージョンを見ることおよびユーザ許可を設定することを可能にする。アカウントエンジン(1302)は、ユーザアカウントの種類を決定する。ソフトウェアの同じインストールを使用するいくつかのアカウント種類および数人のユーザが存在し得る。各ユーザは、固有のユーザアカウントを要求し得る。加えて、各ユーザは、検索関連性における使用のためにユーザによって指定された属性を含有するユーザプロファイルを生成し得る。ライセンス確認エンジン(1306)は、所与のユーザについてのソフトウェアライセンスを確認する。ユーザが彼らのデバイスを失くしたならば、システムは、認証モジュール(160)によって無許可のアクセスを防ぐために遠隔的に無効にされ得る。ユーザ認証エンジン(1310)は、ユーザ認証、権利、および権限を決定するために情報を認証モジュール(160)と交換する。さらに、ソフトウェアが、最新リリースに更新し、新たに利用可能な要素、操作、プラグイン、および他の構成要素でライブラリを更新することを可能にする更新モジュール(1308)が含まれる。いくつかの例では、新たな要素、操作、およびプラグインをライブラリに追加することを望む技術プロバイダは、そのような更新に含まれるものに代金を支払う。ファイルインポート/エクスポートエンジン(1304)は、ファイルが、ソフトウェアアプリケーションファイルおよびライブラリファイルを含むソフトウェアからインポートされたりエクスポートされたりすることを可能にする。
図14は、グラフィカルユーザインターフェース(1400)、属性モジュール(1402)、数学モジュール(1404)、グラフィカル表示エンジン(1406)、ライブラリ構成要素コピー・インポートエンジン(1408)、保存/エクスポートエンジン(1410)、および分析プラグインモジュール(1412)を含むデータ分析モジュール(260)のアーキテクチャブロック図である。
データ分析モジュール(260)は、種々のデータ分析タスクを行うために使用され得るグラフィカルユーザインターフェース(1400)を含む。属性モジュール(1402)は、データ分析モジュールが、プラグイン、要素、および操作の属性と相互やりとりすることを可能にする。ライブラリ構成要素コピー・インポートエンジン(1408)は、データ分析モジュールが、ライブラリモジュール(200)からデータならびに記憶された分析手順をインポートすることを可能にする。数学モジュール(1404)は、データを操作するための数学演算(例えば、前に説明したように、負のウェル値を減算すること)を含有する。グラフィカル表示エンジン(1406)は、グラフの生成を可能にする。データ分析出力ファイルや手順は、保存/エクスポートエンジン(1410)経由で保存され得、および/またはエクスポートされ得る。また、データ分析モジュール(260)は、分析プラグインモジュール(1412)による分析のために特定化されたプラグインとインターフェースをとり得、それは、また開発され共有され得るアッセイのための特別な分析ツールを可能にする。
データ分析モジュール(260)は、例えばグラフ、プロットなどの結果や報告を生成するためのデータの操作を可能にする。データがアッセイにおいて一旦生成されると、データモジュール(235)は、生データをインポートし、記憶し、解析することができる。データ分析モジュール(260)は、報告をレンダリングするために要素、操作、およびプラグインの属性を使用することができる。1つの例は、アッセイについて負および正の対照ウェルを指定するプレートマップを定義する属性を有するマイクロプレートプラグインを含むことになる。データ分析モジュール(260)を使用して、ユーザは、マイクロプレート上の任意のまたは全てのウェルから負の対照ウェル値を減算することによってそのアッセイについて値を正規化することができ、そのようにして、背景信号を減らす。その上、正の対照ウェルは、実験的ウェルからの応答のための相対指標として使用され得る。さらに、化合物がウェルにわたって用量依存的手法で使用された場合、個々のウェルは、使用された化合物の濃度に対してプロットされ得る。この情報は、そのアッセイにおいて使用されたプラグインモジュールの属性内に記憶されるので、情報は、アッセイプラグインモジュール(210)およびデータモジュール(235)からのデータから取り出され得、ユーザのために有用な情報をレンダリングするデータ分析モジュール(260)において操作され得る。
図15は、グラフィカルユーザインターフェース(1500)、インポート/エクスポートエンジン(1502)、電子商取引エンジン(1504)、および通知エンジン(1506)を含む電子商取引モジュール(265)のアーキテクチャブロック図である。
電子商取引モジュール(265)は、ユーザが、ソフトウェアを使用して販売業者や技術プロバイダからアッセイ、要素、操作、プラグイン、および他の構成要素を注文することを可能にする。電子商取引モジュールは、ユーザが注文することができるグラフィカルユーザインターフェース(1500)を通して見られ得るインポート/エクスポートエンジン(1502)を使用する構成要素(要素、操作、およびプラグイン)のリストを含有する。電子商取引エンジン(1504)は、商品リスト、量、および価格を集めるショッピングカートに似た作用をする。購入は、安全なトランザクションがエクストラネットネットワークライブラリ(130)上で起こり得るネットワーク経由で完了され得る。販売業者通知エンジン(1506)はまた、販売業者に注文情報を送信し得るか、あるいは、サンプルを要求するために使用され得る。販売業者通知エンジン(1506)はまた、注文確認情報をユーザに送信し戻し得、ユーザと販売業者との間の通信サービスとして使用され得る。一部のユーザは、ある特定の電子商取引機能のための承認を要求し得る。
図16Aおよび16Bは、ユーザが、ソフトウェアを使用して新たなアッセイを生成し、このアッセイをチームまたは国際社会と共有することができる処理例を例示する。論理フローは、下記のように説明される。ユーザは、ライブラリから構成要素(例えば、要素、操作、プラグイン)を選択し、それらをアッセイ設計インターフェースに追加することができる(1600)。ユーザは、アッセイに使用される各要素、操作、およびプラグインについて属性を追加し更新することができる(1602)。ユーザはまた、アッセイパラメータが有効であるかを検証するためにウィザードを走らせることができる(1604)。ユーザはまた、設計されている実験を行うためにデバイスコントローラであり得るプラグインを走らせることができる(1606)。ユーザがアッセイを手動で実施し得るので、デバイス制御プラグインが、アッセイを実施する目的のために常に要求されることはないことに注意することが重要である。ユーザはまた、そのアッセイデータをインポートすることができ(1608)、例えばアッセイの最後などの任意の時点にアッセイ設計を用いてそれを含むこと、またはアッセイの過程の間の中間結果を報告することができる。さらに、ユーザはまた、データモジュール(235)を使用してデータ分析(1610)を行うことができる。ユーザは、アッセイプロジェクトを保存することができる(1612)。保存が一旦初期化されると、ユーザは、ユーザの署名をアッセイに追加し得る(1614)。いくつかの構成では、管理者(例えば、監督者、研究室長、管理人)は、ユーザがアッセイを保存していることを通知され得、管理者が署名することを通知される(1616)。この通知は、例えば電子メールなどの種々の方法によって提供され得るが、一実施形態では、管理者バージョンのソフトウェアが、他のユーザを管理することを可能にする。管理者は、ユーザアッセイに立会人として署名することが通知される(1616)。管理者は、ユーザアッセイプロジェクトに署名することができ(1618)、処理は、ユーザトランザクションログファイル(1624)および管理者トランザクションログファイル(1620)に記録される。他の事例では、ソフトウェアは、管理者署名が必要とされないように構成され得る。アッセイプロジェクトおよびトランザクションログは、ユーザライブラリに追加される(1628)。
図16Aから図16Bに続けると、ユーザは、チームとアッセイプロジェクトを共有することができる(1630)。ユーザは、イントラネットライブラリ経由でチームと、アッセイプロジェクト全体を共有することを選択することができ、あるいは、共有するために一部分を選択することができる(1632)。図22A〜22Dは、要素、操作、プラグイン、およびデータが、どのようにグラフィカル表示からテキストをベースとしたアッセイデータファイルに変換されるかに関しての詳細を提供する。に、ソフトウェアがアッセイデータファイルをロードすると、データファイルをアッセイのグラフィカル表現に変換することができ得る。例えば、ユーザは、サブセットのアッセイ仕様だけを共有することができ、それに応答して、システムは、サブセットの候補アッセイ仕様と関連付けられたサブセットの要素データオブジェクトおよび/またはサブセットの操作データオブジェクトを含む省略されたアッセイデータファイルを生成することができる。さらに、ユーザは、メインエクストラネットWWWライブラリ経由で国際社会と、アッセイプロジェクト全体を共有する、あるいは、共有するために一部分を選択することができる(1636)。一実施形態では、管理者は、ユーザが、チームおよび/または国際社会とアッセイプロジェクト(またはそれの一部分)を共有することを選んでいることを通知される。管理者は、要求を承認することによって共有することを可能にし得(1626)、プロジェクト(またはそれの一部分)は、チームライブラリに追加される(1634)。あるいは、管理者は、ユーザソフトウェアについて許可を設定することによってチームと共有することを自動承認するためにユーザソフトウェアを設定することができる。管理者承認フローは、任意選択的な特徴であり、全ての場合において要求されなくてもよい。ユーザが、国際社会とアッセイプロジェクト(またはそれの一部分)を共有することを選んでいる場合、メインエクストラネットWWWライブラリの管理者は、含めるためのアッセイを検討し(1638)、アッセイプロジェクト(またはそれの一部分)は、メインエクストラネットWWWライブラリに追加され、国際社会と共有される(1640)。チームユーザまたは国際社会は、アッセイプロジェクトまたはアッセイの一部分をダウンロードし、それらの独自のアッセイについての情報を使用することができる。これはまた、協力的作業環境を生成し得る。アッセイのダウンロードについては図19を参照。
図17Aおよび17Bは、例となる処理を例示し、それによって、ユーザは、既存のアッセイに基づいてソフトウェアを使用して新たなアッセイを生成し、チームまたは国際社会とこれを共有することができる。論理フローは、下記のように説明される。ユーザは、アッセイライブラリから既存のアッセイを選択する(1700)。ユーザは、必要に応じて、要素、操作、およびプラグインについての属性を修正する(1702)。ユーザはまた、必要に応じて、要素、操作、およびプラグインを取り除くこともできる。ユーザは、必要に応じて、要素、操作、およびプラグインを追加することができる(1704)。ユーザはまた、アッセイ属性およびパラメータを評価するためにウィザードを走らせることもできる(1706)。ユーザは、必要とされる場合、プラグインを実行することができる(1708)。ユーザは、前(図16Aのステップ1608)に説明したように、データをインポートすることができる(1710)。ユーザは、前(図16Aのステップ1610)に説明したように、データを分析することができる(1712)。ユーザは、アッセイを保存する(1714)。ユーザ署名が追加される(1716)。いくつかの構成では、管理者(例えば、監督者、研究室長、管理人)は、ユーザがアッセイを保存していることを通知され得、管理者が署名することを通知される(1718)。この通知は、例えば電子メールなどの種々の方法によって提供され得るが、一実施形態では、管理者バージョンのソフトウェアが、他のユーザを管理することを可能にする。管理者は、立会人として署名することを通知される(1718)。管理者は、ユーザアッセイプロジェクトに署名する(1720)。管理者トランザクションログファイルは、管理者がユーザプロジェクトに署名していることを記録する(1722)。ユーザトランザクションログファイルが生成される(1724)。他の事例では、ソフトウェアは、管理者署名が必要とされないように構成され得る。アッセイプロジェクトおよびトランザクションログが、ライブラリに追加される(1726)。
図17Aから図17Bに続けると、ユーザは、チームとアッセイプロジェクトを共有することを選び得る(1728)。ユーザは、イントラネットライブラリ経由でチームと、アッセイプロジェクト全体を共有することを選択すること、あるいは、共有するために一部分を選択することができる(1730)。さらに、ユーザは、メインエクストラネットWWWライブラリ経由で国際社会と、アッセイプロジェクト全体を共有すること、あるいは、共有するために一部分を選択することができる(1736)。管理者は、ユーザが、チームおよび/または国際社会とアッセイプロジェクト(またはそれの一部分)を共有することを選んでいることを通知される。管理者は、要求を承認することによって共有することを可能にし得(1732)、アッセイプロジェクト(またはそれの一部分)がチームライブラリに追加される(1734)。あるいは、管理者は、ユーザソフトウェアについて許可を設定することによってチームと共有することを自動承認するためにユーザソフトウェアを設定することができる。管理者承認フローは、任意選択的な特徴であり、全ての場合において要求されなくてもよい。
ユーザが、国際社会とアッセイプロジェクト(またはそれの一部分)を共有することを選んでいる場合、メインエクストラネットWWWライブラリの管理者は、含めるためのアッセイを検討し(1738)、アッセイプロジェクト(またはそれの一部分)が、メインエクストラネットWWWライブラリに追加され、国際社会と共有される(1740)。チームユーザまたは国際社会は、アッセイプロジェクトまたはアッセイの一部分をダウンロードし、それらの独自のアッセイについての情報を使用することができる。これはまた、協力的作業環境を生成し得る。アッセイのダウンロードについては図19を参照。
図18Aおよび図18Bは、例となる処理を例示し、それによって、ユーザは、所与の時間にアッセイを設計し、後の時間にデータをアッセイプロジェクトに追加し、次いで、チームまたは国際社会とアッセイを共有することを選び得る。論理フローは、下記のように説明される。ユーザは、ライブラリから彼らの既存のアッセイを選択する(1800)。ユーザは、データをインポートし(1802)、データを分析し(1804)、アッセイを保存する(1806)。ユーザ署名が追加され(1808)、管理者は、立会人として署名することを通知される(1810)。いくつかの構成では、管理者(例えば、監督者、研究室長、管理人)は、ユーザがアッセイを保存していることを通知され得、管理者は、署名することを通知される(1810)。この通知は、例えば電子メールなどの種々の方法によって提供され得るが、一実施形態では、管理者バージョンのソフトウェアが、他のユーザを管理することを可能にする。管理者は、ユーザアッセイプロジェクトに署名する(1812)。管理者トランザクションログファイルは、管理者がユーザプロジェクトに署名していることを記録する(1814)。ユーザトランザクションログファイルが生成される(1816)。他の事例では、ソフトウェアは、管理者署名が必要とされないように構成され得る。アッセイプロジェクトおよびトランザクションログがライブラリに追加される(1818)。
図18Aから図18Bに続けると、ユーザは、チームとアッセイプロジェクトを共有することを選ぶ(1820)。ユーザは、イントラネットライブラリ経由でグループと、アッセイプロジェクト全体を共有することを選択することができ、あるいは、共有するために一部分を選択することができる(1822)。さらに、ユーザは、メインエクストラネットWWWライブラリ経由で国際社会と、アッセイプロジェクト全体を共有することができ、あるいは、共有するために一部分を選択することができる(1824)。管理者は、ユーザが、チームおよび/または国際社会とアッセイプロジェクト(またはそれの一部分)を共有することを選んでいることを通知される。管理者は、要求を承認することによって共有することを可能にし得(1826)、プロジェクト(またはそれの一部分)がチームライブラリに追加される(1828)。あるいは、いくつかの例では、管理者は、ユーザソフトウェアについて許可を設定することによってチームと共有することを自動承認するためにユーザソフトウェアを設定することができる。管理者承認フローは、任意選択的な特徴であり、全ての場合において要求されなくてもよい。ユーザが、国際社会とアッセイプロジェクト(またはそれの一部分)を共有することを選んでいる場合、メインエクストラネットWWWライブラリの管理者は、含めるためのアッセイを検討し(1830)、アッセイプロジェクト(またはそれの一部分)は、メインエクストラネットWWWライブラリに追加され、国際社会と共有される(1832)。チームユーザまたは国際社会は、アッセイプロジェクトまたはアッセイの一部分をダウンロードし、それらの独自のアッセイについての情報を使用することができる。これはまた、協力的作業環境を生成し得る。アッセイのダウンロードについては図19を参照。
図19Aおよび19Bは、例となる処理を例示し、それによって、ソフトウェアは、ユーザが、アッセイを設計し共有することと、メインエクストラネットWWWライブラリ(1900)によって他のユーザにアッセイプロジェクト、テンプレート、または構成要素をダウンロードする機会を作ることと、同様に共有され得る新たなアッセイを生成するためにこれらのアッセイの上に構築することとを可能にする。これはまた、協力的作業環境を生成し得る。論理フローは、下記のように説明される。ユーザは、メインエクストラネットWWWライブラリからアッセイテンプレートファイルをダウンロードする(1900)。ユーザは、次いで、必要に応じて、要素、操作、およびプラグインについての属性を修正することができる(1902)。ユーザは、新たな要素、操作、およびプラグインをアッセイテンプレートに追加することができる(1904)。さらに、ユーザは、アッセイテンプレートから要素、操作、およびプラグインを削除することができる。ユーザは、アッセイパラメータを評価するためにウィザードを走らせ(1906)、必要に応じて、プラグインを実行することができる(1908)。データが生成される場合、それはインポートされ得る(1910)。ユーザはまた、データを分析することができる(1912)。ユーザは、このアッセイを保存することができ、ユーザ署名が追加され(1916)、管理者が、立会人として署名することを通知される(1918)。いくつかの構成では、管理者(例えば、監督者、研究室長、管理人)は、ユーザがアッセイを保存していることを通知され得、管理者は署名することを通知される(1918)。この通知は、例えば電子メールなどの種々の方法によって提供され得るが、一実施形態では、管理者バージョンのソフトウェアが、他のユーザを管理することを可能にする。管理者は、ユーザアッセイプロジェクトに署名する(1920)。管理者トランザクションログファイルは、管理者がユーザプロジェクトに署名していることを記録する(1922)。他の事例では、ソフトウェアは、管理者署名が必要とされないように構成され得る。ユーザトランザクションログファイルが生成される(1924)。アッセイプロジェクトおよびトランザクションログが、ライブラリに追加される(1926)。
図19Aから図19Bに続けると、ユーザは、チームとアッセイプロジェクトを共有することを選ぶ(1928)。ユーザは、イントラネットライブラリによってグループと、アッセイプロジェクト全体を共有することを選択すること、あるいは、共有するために一部分を選択することができる(1930)。さらに、ユーザは、メインエクストラネットWWWライブラリ経由で国際社会と、アッセイプロジェクト全体を共有すること、あるいは、共有するために一部分を選択することができる(1932)。管理者は、ユーザが、チームおよび/または国際社会とアッセイプロジェクト(またはそれの一部分)を共有することを選んでいることを通知される。管理者は、要求を承認することによって共有することを可能にし得(1934)、プロジェクト(またはそれの一部分)がチームライブラリに追加される(1936)。あるいは、管理者は、ユーザソフトウェアについて許可を設定することによってチームと共有することを自動承認するためにユーザソフトウェアを設定することができる。管理者承認フローは、任意選択的な特徴であり、全ての場合において要求されなくてもよい。ユーザが、国際社会とアッセイプロジェクト(またはそれの一部分)を共有することを選んでいる場合、メインエクストラネットWWWライブラリの管理者は、含めるためのアッセイ検討し(1938)、アッセイプロジェクト(またはそれの一部分)が、メインエクストラネットWWWライブラリに追加され、国際社会と共有される(1940)。チームユーザまたは国際社会は、アッセイプロジェクトまたはアッセイの一部分をダウンロードし、それらの独自のアッセイについての情報を使用することができる。これはまた、協力的作業環境を生成し得る。
図20は、例となる処理を例示し、それによって、ソフトウェアは、関連する属性と共に、要素、操作、およびプラグインを含むプロジェクトならびに構成要素としてアッセイを記憶することができ、ユーザが、任意のクエリパラメータに基づいてアッセイ、ユーザ、および構成要素を検索することを可能にする。例えば、ユーザは、汚染されているとしてある特定の試薬を特定し得、その特定の試薬を使用した全てのアッセイであって、結果をオフセットし得る全てのアッセイについてクエリすることを望み得る。同様に、管理者は、特定の試薬の使用を利用したユーザおよびアッセイの数を理解することを望み得る。論理フローは、下記のように説明される。ユーザは、検索画面に入力する(2000)。ユーザは、検索クエリを入力し得、例えばライブラリ、トランザクションログ、要素、操作、プラグイン、データ、ユーザ、化合物などのパラメータを選択し得る(2002)。ある特定のクエリは、ユーザまたは位置のリストの取り出しなどの管理者権限を要求し得る。検索エンジンは、全てのユーザトランザクションログ(2004)およびライブラリをクエリする。結果のセットは、例えばアッセイ、ユーザ、トランザクションログなどの一致した結果のリストを供給する(2006)。ユーザは、結果を選択し、報告をエクスポートすることができる(2008)。権限に依存して、管理者はまた、十分詳細に行われたアッセイを見ることができ得る。任意選択的に、ユーザ署名がクエリ報告に追加され得(2010)、クエリのトランザクションログファイルが生成される(2018)。これは、ある特定の設定において任意選択的であり得、他で要求され得る。その上、管理者は、別のユーザに対して立会人としてクエリトランザクションログに署名する(2012)必要があり得、管理者署名がまた、追加され(2014)、管理者トランザクションファイルに記録される(2016)。検索クエリトランザクションログファイルが、トランザクションログライブラリに追加される(2020)。
図21Aおよび図21Bは、処理を例示し、それによって、サンプルの細胞をベースとしたアッセイの典型的ワークフローが、さまざまなステップを伴い得る。この図面の目的は、伝統的な細胞をベースとしたアッセイのワークフローを実演するためである。後続の図面では、このアッセイ例は、本明細書において説明されたアッセイソフトウェア技法を使用して行われるアッセイとして説明され得る。細胞培養プレートが、細胞を成長する目的のために選択される(2100)。細胞培養媒体が、食塩水、10%ウシ胎児血清、および1%ペニシリン/ストレプトマイシンを含有して準備される(2102)。細胞は、例えば、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞などのアッセイについて選択される(2104)。細胞培養媒体は、37oCに温められる(2106)。細胞は、円錐管内の細胞培養媒体に追加される(2108)。細胞集計デバイスが、単位量媒体毎の細胞の数を数えるために使用される(2110)。媒体量は、細胞を所望の細胞密度に持っていくように調整される(2112)。培養媒体内の細胞は、所望の数の細胞を各ウェルに追加するようにマイクロプレートに分配される(2114)。細胞は、37oCで夜通しインキュベーター内でインキュベートされ(2116)、ウェル底部への細胞の付着を可能にする。付着した細胞は、95%のコンフルエンスに達するように視覚的に調べられる(2118)。細胞培養媒体は、次いで、ウェルから吸引される(2120)。細胞は、適切な緩衝液を用いて2回洗浄される(2122)。
図21Aから図21Bに続けると、染料試薬を含有する緩衝液が、細胞を含有するウェルに追加され、1時間インキュベートされる(2124)。染料試薬を含有する緩衝液が、次いで、ウェルから吸引される(2126)。細胞は、緩衝液を用いてさらに2回洗浄される(2128)。アッセイ緩衝液が、マイクロプレートのウェルに追加される(2130)。薬品(例えば、小分子)を含有する第2のプレートが、所望の最終濃度の2倍で準備される(2132)。細胞を含有するプレートが、基準測定を確立するためにリーダー上で読み取られる(2134)。薬品を含有するアッセイ緩衝液は、所望の最終濃度を結果としてもたらす量で細胞培養プレートに追加される(2136)。プレートは、応答が検出されたかを決定するために(2138)薬品および染料の存在において経時的に(2140)デバイス上で再度読み取られる。経時的に動的データが記録される(2140)。データファイルがエクスポートされる(2142)。次いで、データファイルが分析され、アッセイの質が、負の対照ウェルおよび正の対照ウェルの応答を測定することによって検証される(2144)。薬品に対する細胞の応答は、例えばグラフ、プロット、信号減算などのさまざまな異なる方法を通して検討される(2146)。この高レベルのビューは、典型的な細胞をベースとしたアッセイに関係するワークフローを実演する。このアッセイは、図22に示されるように、本明細書において説明されたアッセイソフトウェア技法を使用して要素、操作、およびプラグインとしてここで見られ得る。
図22A、22B、22C、および22Dは、処理を例示し、図21Aおよび図21Bに説明されたアッセイ例におけるアッセイワークフローを描写し、どのように要素データオブジェクト、操作データオブジェクト、およびプラグインがデータファイルに符号化されるかを示す。ここで、同じアッセイが一連の要素、操作、およびプラグインとして見られ、それらのそれぞれは、ソフトウェアアプリケーションにおいてそれらの独自の属性を有する。各要素、操作、およびプラグインは、デフォルトライブラリ設定を通した種類として、またはユーザによって決定されるようなカスタム種類として分類され得る。種類によって要素、操作、およびプラグインを分類することは、ユーザが、ライブラリ内の構成要素の位置をより迅速に見つけることを可能にする。属性は、例えば、所与の要素、操作、またはプラグインについての観察、中間結果などのさまざまなユーザ入力であり得る注記を含み得る。ユーザはまた、所与の要素、操作、またはプラグインについて属性をカスタマイズし得る。彼らは、属性を追加するか取り除くこと、あるいは、カスタム属性を有する新たな要素、操作、およびプラグインを生成することを選び得る。デフォルトセットの属性が、デフォルトセットの要素、操作、およびプラグインに含まれ得る。
要素、操作、プラグイン、データ、およびそれらの関連付けられた属性は、ソフトウェアにおいてグラフィカル表現に組み立てられるので、情報は、アッセイを視覚的に表現するために組み立てられ得る。各構成要素の情報がまた、アッセイの全詳細を用いてテキストファイルを生成するために使用され得る。これは、ユーザが、(例えば、ドラッグ・アンド・ドロップによって)アッセイを視覚的に生成し、(例えば、テキストファイルによって)アッセイを効率的に文書化することを可能にする。さらに、アッセイファイルが、アッセイファイルがソフトウェアにロードされるときに、アッセイの視覚的表現をレンダリングし(例えば、または、再現し)得るこの情報を使用して生成され得る。(図23のステップ2304および2306に説明されるように)ドラッグ・アンド・ドロップインターフェースは、ユーザが、視覚的表現において要素、操作、プラグイン、およびデータ間の関係性を作り出し、それぞれに属性情報を追加することを可能にする。ソフトウェアは、各オブジェクトから情報を抽出し、ソフトウェアにロードされるときにアッセイの視覚的表現を可能にするテキストファイルまたはアッセイファイルを生成することができる。
図22Aで始めると、培養フラスコは、製造業者、モデル番号、体積容量、初期量、および注記の属性を有する消耗できる種類の要素である(2200)。培養媒体は、最終量が100mLの場合の、種々の量における、塩緩衝液、ウシ胎児血清、ペニシリン/ストレプトマイシンおよび注記を含む属性を有する試薬の種類の要素である(2202)。CHO細胞は、細胞種類、継代数、条件、および注記を含む属性を有する生物製剤の種類の要素である(2204)。媒体の温めは、温度、期間、および注記を含む属性を有する細胞培養の種類の操作である(2206)。細胞移送は、細胞量、媒体量、最終量、および注記を含む属性を有する細胞培養の種類の操作である(2208)。細胞集計は、集計器種類、モデル、試験される量、集計値、および注記を含む属性を有する細胞培養の種類の操作である(2210)。
図22Aから図22Bに続けると、細胞希釈は、初期量、初期濃度、最終量、最終濃度、および注記を含む属性を有する細胞培養の種類の操作である(2212)。細胞マイクロプレートは、プレートマップ、プレート詳細、初期ウェル量、最終ウェル量、および注記を含むさまざまな属性を有するタイプ384マイクロプレートのプラグインである(2214)。384−ウェルマイクロプレートは、16行24列の行列に配置された384個のウェルを含有する。この項目はプラグインであるので、それは、例えばウェルプレートマップおよびさまざまな詳細などの特定セットの属性を有する。384−ウェルマイクロプレートについてのプラグインの一例が、図26に詳細に説明される。インキュベートは、温度、期間、および注記を含む属性を有する細胞培養の種類の操作である(2216)。CHO細胞のコンフルエンスを検証することは、検証種類、設定、および注記を含む属性を有する細胞観察の種類の操作である(2218)。これは、アッセイにおける中間結果であり得、ユーザは、必要とされる場合、書かれた注記を含むことと、観察の写真を添付することとの両方を任意選択的に選び得る。CHO吸引は、初期量、吸引方法、最終量、および注記を含む属性を有する吸引の種類の操作である(2220)。プレート洗浄2回(2x)は、使用される緩衝液、追加量、吸引量、サイクルの数、最終量および注記を含む属性を有する細胞培養の種類の操作である(2222)。
図22Bから図22Cに続けると、染料緩衝液ABCは、緩衝液量、染料量、最終量、最終濃度、および注記を含む属性を有する試薬の種類の要素である。CHO染料露出は、分配された材料、初期量、初期濃度、最終量、最終濃度、および注記を含む属性を有する分配の種類の操作である(2226)。インキュベートは、温度、期間、および注記を含む属性を有する細胞培養の種類の操作である(2228)。CHO吸引は、初期量、吸引方法、最終量、および注記を含む属性を有する吸引の種類の操作である(2230)。プレート洗浄2回(2x)は、使用される緩衝液、追加量、吸引量、サイクルの数、最終量および注記を含む属性を有する細胞培養の種類の操作である(2232)。薬品123マイクロプレートは、プレートマップ、プレート詳細、初期ウェル体積、最終ウェル体積、および注記を含むさまざまな属性を有するタイプ384マイクロプレートのプラグインである(2234)。384−ウェルマイクロプレートは、16行24列の行列に配置された384個のウェルを含有する。この項目はプラグインであるので、それは、例えばウェルプレートマップおよびさまざまな詳細などの特定セットの属性を有する。図26は、384−ウェルマイクロプレートについての例となるプラグインを詳細に説明する。
図22Cから図22Dに続けると、リーダーABCは、デバイスのメーカー、モデル、読み取られた波長、読み取られた間隔、所望の読み取りの数、および注記を含む属性を有するハードウェアの種類の要素である(2236)。ここで、リーダーABCは、基準の、または予め追加した読み取りを行うために使用されている。薬品追加は、ソースプレート、初期量、初期濃度、宛先プレート、最終量、最終濃度、転移量、および注記を含む属性を有するプレート/プレート移送の種類の操作である(2238)。リーダーABCは、デバイスのメーカー、モデル、読み取られた波長、読み取られた間隔、所望の読み取りの数、および注記を含む属性を有するハードウェアの種類の要素である(2240)。ここで、リーダーABCは、細胞が種々の薬剤に露出された後に追加後の読み取りを行うために使用されている。CHO細胞データは、ファイル種類、使用されたパーサー、および注記を含む属性を有する生データエクスポートの種類の操作である(2242)。CHO細胞結果は、グラフ種類、および注記を含む属性を有するリーダー123プロットの種類のプラグインである(2244)。保存および署名は、アッセイ種類の保存、アッセイ共有、署名、および日付を含む属性を有するアッセイ保存の種類の最終ステップとして行われる(2246)。
図23は、本明細書において説明されたアッセイソフトウェア技法からの例となるグラフィカルユーザインターフェースを例示する。ソフトウェアは、左のツリーナビゲーション(2300)、タブによるナビゲーションパネル(2302)、要素、操作、およびプラグインの共通で使用されるアイコンの表現を有するカスタマイズされたツールバー(2304)、ワークスペース(2306)、例えば培養フラスコ要素アイコン(2308)、培養媒体要素アイコン(2310)、細胞要素アイコン(2312)、媒体温め操作アイコン(2314)、結び付け関係性(2316)などのアイコン例を含む、図22において概説したような、ユーザが要素、操作、およびプラグインを使用してアッセイを視覚的に設計することを可能にするグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を含む。
インターフェースの左のツリーナビゲーション(2300)は、ユーザが、アッセイプロジェクトにおける種々のファイルに迅速にアクセスすることを可能にする。アッセイ設計は、ユーザがパネルビュー間をクリックすることを可能にするタブによるナビゲーションパネル(2302)の一部分である。アッセイ設計パネルは、要素、操作、およびプラグインの共通で使用されるアイコンの表現を有するカスタマイズされたツールバー(2304)を含む。ユーザは、アイコンをクリックするかワークスペース(2306)までドラッグし、項目間の関係性の結び付けを生成することができる。培養フラスコ要素(図22の2200)は、培養フラスコ要素アイコン(2308)として描写される。培養媒体要素(図22の2202)は、培養媒体要素アイコン(2310)として描写される。CHO細胞要素(図22の2204)は、CHO細胞要素アイコン(2312)として描写される。媒体温め操作(図22の2206)は、媒体温め操作アイコン(2314)として描写される。アッセイ構成要素は、互いに結び付けられ得(2316)、関係性が定義され得る。アッセイステップとしての視覚的アイコンの使用は、速いアッセイ設計および実現を結果としてもたらす。例えば、ユーザは、グラフィカルインターフェースを通して要素、操作、およびプラグインを簡単に選択することができ、ソフトウェアは、選択されたオブジェクトを詳細データファイルに変換する。さらに、視覚的表現は、見る人が、アッセイに関係するステップを迅速に理解することを可能にし、情報を共有するための強力なツールとして機能する。その上、各要素、操作、およびプラグインの属性が定義され得る。図24は、属性ボックスを詳細に示す。要素、操作、プラグインを互いに結び付け、各構成要素について属性を定義することによって、ロバストなセットの情報が、視覚的インターフェースを使用して迅速に組み立てられる。
図24は、図23に説明されるようなソフトウェアの例となるグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を例示し、本明細書において説明される現在の技法のための属性インターフェース例を描写する。ソフトウェアは、アッセイ設計ワークスペース(2400)、化合物プレート要素(2402)、追加ステップ操作(2404)、宛先プレート要素(2406)、要素属性ボックス(2408)、および操作属性ボックス(2410)を含む。アッセイ設計ワークスペース(2400)は、化合物プレート要素(2402)、追加ステップ操作(2404)、および追加操作の宛先プレート(2406)を描写する。(2406)に描写された要素の属性は、要素属性ボックス(2408)に示される。属性は、ユーザによって定義され得るさまざまなデフォルトおよびカスタム属性を含み得る。属性ボックス(2408)は、プレートの色、プレートの底部、ウェル形状、ウェル底部形状、ウェルの量、コーティング、製造業者、モデル番号、カスタム属性選択肢、および注記を含む(2408)。これらの属性は、プレート種類の要素である、名前プレート♯1の要素と関連付けられている。これは、ユーザが、この情報を一旦入力し、この特定要素をライブラリから任意の時間に引き出し、情報を必ずしも再入力する必要性なしに、必要に応じて、属性を簡単に編集することを可能にする。これは、日常アッセイ構成要素をユーザに容易に利用可能にさせる。その上、ユーザは、ドラッグ/ドロップ活動でアッセイ設計を生成するために視覚的アイコンを使用し、特定要素と共に記憶される属性を自動入力し、変更のみを更新することができる。追加ステップは、要素毎に、吸引量、分配量、初期濃度、最終濃度、初期量、最終量、カスタム属性選択肢、および注記を含む固有セットの属性を用いる追加の種類の操作である(2410)。もう一度、属性は、この特定操作と関連付けられ得、ユーザによって必要に応じて更新され得る。各要素、操作、およびプラグインの属性は、(図6に説明される)ウィザードが、アッセイパラメータを評価し、パラメータが正しい値または規則基準に合わない場合にユーザに警告することを可能にする。例えば、ユーザが、10μLが、15μLを含有するウェルに追加されるときに20μLの総量を示すならば、ウィザードは、属性からこの情報を評価し、ユーザに最終量が正確ではないことを警告することができる。その上、カスタム規則が破られる場合、ウィザードは、使用された要素、操作、またはプラグインの属性に基づいてユーザに警告することができる。1つのそのような規則は、細胞種類について最大継代数を有するように設定され得る。要素属性が、使用された細胞が、最大規則値10を超える12の継代数を有することを示す場合、ウィザードはユーザに警告することができる。
図25A〜25Hは、トランザクションログファイルの例である。このファイルは、ユーザ署名やタイムスタンプと共に、実験に使用された全ての要素、操作、プラグイン、およびそれらのそれぞれの属性を順次含む。トランザクションログファイルは、図25Aに示されるように、ユーザ名、日付、およびタイムスタンプで始まり得る。トランザクションログファイルにおける第1の要素が、図22Aのステップ2200における要素と同じデータであるとして図25Aに示される。この要素は、培養フラスコの名前を有する消耗できる種類の要素であり、製造業者、モデル番号、体積容量、初期量、および注記を含む属性を有する。全属性を含む要素が、トランザクションログファイルに表示される。トランザクションログファイルにおける次の要素は、培養媒体の名前を有する試薬の種類の要素であり、89mLのHBSS量、10mLのFBS量、1mLのペニシリン/ストレプトマイシン量、100mLの最終量、および注記の属性を有する、図22Aのステップ2202に示された第2の要素に基づく。示されるように、これらの属性は、アッセイから直接的に抽出され得、トランザクションファイルに含まれ得る。トランザクションファイルは、アッセイソフトウェア(図22A〜22D)に示されるような要素、操作、プラグイン、データ、およびそれぞれの属性に順次続く。トランザクションログファイルはまた、ユーザ名、日付、タイムスタンプを含み得、外部確認キーがまた、いくつかの実施形態では第三者の確認をもたらすように追加され得、このファイルの一部分として日付、タイムスタンプ、およびユーザ情報に安全性が追加され得る。このファイルは、図3のアッセイライブラリ(320)内に記憶され得る。その上、このトランザクションログファイルは、それが管理者によってアクセスされ得るようにイントラネットネットワークライブラリ(120)にまたは他の場所に外部に記憶され得る。ファイルはまた、検索可能であり、それは、管理者が、図20に説明されるような、ユーザ、アッセイなどをクエリすることなどのタスクを行うことを可能にする。トランザクションログファイルは、行われるアッセイの証拠が要求されるときに価値のあるものであり得る。それはまた、オーディット・トレールとして機能し得る。
図26は、タイプ384プラグインの、プラグインのためのソフトウェアプラグインインターフェースの例となるグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を例示する。384ウェルプレート(2602)という名のタイプ384プラグイン(2600)のプラグインは、プレートマップまたは仮想マイクロプレート(2604)、種々のウェルマップエリアマーカー(2606)、(2618)、(2614)、新たな選択を生成するための方法(2610)、およびプレートウェルエリアのためのラベル(2608)、(2612)、(2616)を含む。
この例は、特定化された属性インターフェースを用いるプラグイン(2600)を描写する。要素および操作が属性ボックスを有する一方、プラグインは、特別な属性インターフェースの選択肢を有し得る。この例において、384ウェルプレート(2602)という名のタイプ384プラグインのプラグイン(2600)が示される。マイクロプレートは、アッセイにおいて一般的であり、さまざまな行列サイズで利用可能である。マイクロプレートにおける各ウェルは、異なる実験的パラメータをとともに異なる実験を含有し得る。プラグインにおいて、プレートマップまたはマイクロプレートが示される(2604)。マップは、マイクロプレート内の種々の領域を描写する。例えば、最初の2列(2606)は、正の対照、すなわち、正の応答を示すことが知られているものを含有し得る。正の対照ウェルはまた、色、名前、および注記によってプレートの頂部にラベル付けされ(2608)、マップ上で固有色を割り当てられる(2606)。ユーザは、プレートマップを生成するために必要なだけの数のラベルを有する必要なだけの数のウェルを割り当てることができる。対照は、ユーザが、選択に追加し、選択を取り除き、選択をクリアにし、あるいはプレート上に新たな選択を生成することを可能にする(2610)。負の対照は、アッセイにおける応答を引き起すべきではないウェルである(2612)。これらのウェルは、プレートマップの右端上に示される(2614)。実験ウェルは、頂部にラベル付けされ(2616)、色でプレートマップの中心領域に示される(2618)。特別な属性インターフェースを有するこの種類のプラグインは、ユーザが、アッセイについてプレートマップを視覚的に設計することを可能にする。その上、プレートマップは、それがライブラリ(330)内にテンプレートとして記憶され得るので、多くの実験のために使用され得る。ユーザは、属性を再入力させること無しに同じテンプレートを使用して(高スループットスクリーニングの研究室においてよく起こるように)多くのプレートを実施することができる。さらに、技術プロバイダ(例えば、アッセイキット供給業者)は、そのようなプラグインを準備することができ、ユーザが製造業者によって説明されるようにアッセイを迅速に実施し得るように、ユーザがそれらをダウンロードすることを可能にする。その上、これは、生成され得るただ1つの種類のプラグインである。特別な属性インターフェースプラグインが、図5に説明されるような、DNAアッセイ、タンパク質アッセイ、合成アッセイ、石油化学アッセイなどのために提供され得る。ユーザは、特定のまたはカスタムアッセイとともに使用するためのためにプラグインを設計するように、プラグイン生成インターフェース(506)を使用することができる。それらは、ローカルデバイスライブラリ(200)、イントラネットネットワークライブラリ(120)、または国際社会と共有されることになるエクストラネットメインネットワークライブラリ(160)ならびに他の位置に記憶され得る。
図27A、27B、27C、および27Dは、本明細書において説明されたソフトウェア技法を使用する論理的アッセイワークフローを例示する。ユーザは、ソフトウェアを開始し、ログイン(2702)処理から始める。一旦ログインされると、ナビゲーションツリーが左のパネルにロードされる(2704)。ユーザは、新たなアッセイ(2706)を生成し得るか、あるいは、既存のアッセイをロードし得る。
アッセイが既存のアッセイである場合、ユーザは、アッセイライブラリからアッセイを選択する(2708)。選択されたアッセイは、アッセイ設計パネルにロードされる(2710)。ユーザは、要素、操作、およびプラグインの属性を更新し得る(2714)。ユーザはまた、所望に応じて、要素、操作、およびプラグインを取り除くことができ、または、例えば要素、操作、およびプラグインなどの項目をアッセイに追加することができる(2714)。
27Aから27Bに続けると、ユーザが新たなアッセイを構築することを選ぶ場合、ユーザは、要素(2716)、操作(2732)、またはプラグイン(2746)を追加することを選び得る。ユーザが新たな要素を追加すること(2718)を選ぶ場合、彼らは、ライブラリに追加される要素生成インターフェース(2720)を使用して新たな要素を生成することができる。ユーザは、要素選択インターフェース(2722)を使用して新たなまたは既存の要素を選択することができ、その要素選択インターフェースは、ライブラリから要素を選択する(2724)。要素は、次いで、ワークスペースに追加され(2726)、ユーザは、要素属性を更新することができる(2728)。ユーザは、例えば要素、操作、またはプラグインなどのより多くの項目を追加することを選び得る(2730)。
ユーザが操作を追加することを選ぶ場合(2732)、ユーザは、新たな操作を追加すること(2734)と、操作生成インターフェース(2736)を使用して新たな操作を生成することとができ、その操作生成インターフェースは、新たな操作をライブラリに追加する。ユーザは、操作選択インターフェース(2738)を使用して新たなまたは既存の操作を選択することができ、その操作選択インターフェースは、ライブラリから操作を選択する(2740)。操作は、次いで、ワークスペースに追加され(2742)、ユーザは、操作属性を更新することができる(2744)。ユーザは、例えば要素、操作、またはプラグインなどのより多くの項目を追加することを選び得る(2730)。
ユーザがプラグインを追加することを選ぶ場合(2746)、ユーザは、新たなプラグインを追加すること(2748)と、プラグイン生成インターフェース(2750)を使用してプラグインを生成することとができ、そのプラグイン生成インターフェースは、新たなプラグインをライブラリに追加する。ユーザは、プラグイン選択インターフェース(2752)を使用して新たなまたは既存のプラグインを選択することができ、そのプラグイン選択インターフェースは、ライブラリからプラグインを選択する(2754)。プラグインは、次いで、ワークスペースに追加され(2756)、ユーザは、プラグイン属性を更新することができる(2758)。ユーザは、例えば要素、操作、またはプラグインなどのより多くの項目を追加することを選び得る(2730)。
27Bから27Cに続けると、ユーザが要素、操作、またはプラグインを追加しないことを選ぶ場合(2730)および(2714)、ユーザは、ウィザードを実効することを選ぶことができる(2760)。ウィザードが開始される場合、ウィザードエンジン(2762)は、アッセイにおける全ての要素、操作、およびプラグインの属性を評価することができ、ウィザード応答(2764)によってユーザに応答をもたらすことができる。次いで、ユーザはまた、データをアッセイに追加することを選び得る(2766)。
あるいは、ユーザは、ウィザードを実行しないことを選び得る。ユーザはまた、データをアッセイに追加することを選び得る(2766)。ユーザがデータを追加しないことを選ぶ場合、ユーザは、アッセイを保存し得る(2784)。ユーザがデータをアッセイに追加することを選ぶ場合、彼らは、データをインポートし得(2768)、データインポートインターフェース(2770)を使用し得、データについてパーサーを選択し得(2772)、データをライブラリに追加し得る。データは、データライブラリから選択され得(2774)、アッセイに追加され得る(2776)。
ユーザは、データ上でデータ分析を行うことを選び得る(2778)。データ分析は、データ分析エンジン(2780)を用いて行われ得、データ分析は、ライブラリに保存され得る(2782)。アッセイが保存され得る(2784)。あるいは、ユーザがデータ分析を行わないことを選ぶ場合も同様に、アッセイが保存され得る(2784)。
27Cから27Dに続けると、ユーザは、署名エンジン(2786)を使用して彼らの署名をアッセイに追加することができる。トランザクションファイルはまた、図11や図25に説明されるようにトランザクションファイルを生成するトランザクションエンジン(2788)、ユーザモジュール2790、および暗号化エンジン(2792)を使用して生成される。アッセイが、ライブラリに保存される(2794)。ユーザは、ログアウトして出ることができる(2796)。
保存されたアッセイまたは構成要素は、図16A〜16B、図17A〜17B、図18A〜18B、および図19A〜19Bに説明されるように、チームとまたは国際社会と共有され得る。
上記の技法は、デジタルおよび/またはアナログ電子回路に、あるいはコンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせで実現され得る。実現形態は、コンピュータプログラム製品、すなわち、例えばプログラム可能なプロセッサ、コンピュータ、および/または複数コンピュータなどのデータ処理装置による実行のために、あるいはデータ処理装置の操作を制御するために、マシンで読み取り可能な記憶デバイスに有形に具体化されるコンピュータプログラムとしてあり得る。コンピュータプログラムは、ソースコード、コンパイルされるコード、解釈されるコードおよび/またはマシンコードを含むコンピュータあるいはプログラミング言語の任意の形態で書かれ得、コンピュータプログラムは、独立型のプログラムとしてまたはサブルーチン、要素、もしくはコンピューティング環境における使用に適した他の単位としての形態を含む、任意の形態で展開され得る。コンピュータプログラムは、1つもしくは複数のサイトで1つのコンピュータ上でまたは複数のコンピュータ上で実行されるように展開され得る。
方法のステップは、入力データ上の操作によって、および/または出力データを生成することによって、発明の機能を果たすためにコンピュータプログラムを実行する1つあるいは複数のプロセッサによって行われ得る。方法のステップはまた、特殊用途の論理回路、例えば、FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)、FPAA(フィールド・プログラマブル・アナログ・アレイ)、CPLD(複合プログラマブル論理デバイス)、PSoC(プログラマブル・システム・オン・チップ)、ASIP(特定用途向け命令設定プロセッサ)、あるいはASIC(特定用途向け集積回路)によって行われ得、装置は、その特殊用途の論理回路として実現され得る。サブルーチンは、1つもしくは複数の機能を実現するコンピュータプログラムおよび/またはプロセッサ/特別回路の一部分のことを言い得る。
コンピュータプログラムの実行に適したプロセッサは、例として、汎用および特殊用途の両方のマイクロプロセッサ、ならびに任意の種類のデジタルもしくはアナログコンピュータの任意の1つまたは複数のプロセッサを含む。一般に、プロセッサは、読み取り専用メモリまたはランダムアクセスメモリあるいはその両方から命令およびデータを受け取る。コンピュータの本質的要素は、命令を実行するためのプロセッサと、命令および/もしくはデータを記憶するための1つまたは複数のメモリデバイスである。メモリデバイス、例えばキャッシュなどが、データを一時的に記憶するために使用され得る。メモリデバイスはまた、長期的なデータ記憶のためにも使用され得る。一般に、コンピュータはまた、データを記憶するための1つまたは複数の大容量記憶デバイス、例えば、磁気、光磁気ディスク、もしくは光ディスクを含み、あるいは、その大容量記憶デバイスからデータを受け取るために、もしくはその大容量記憶デバイスにデータを転送するために、またはその両方のために操作可能に結合される。コンピュータはまた、ネットワークから命令および/またはデータを受け取るために、ならびに/あるいはネットワークに命令および/またはデータを転送するために通信ネットワークに動作可能に結合され得る。コンピュータプログラム命令およびデータを具体化するのに適したコンピュータで読み取り可能な記憶デバイスは、揮発性および不発性メモリの全ての形態を含み、例として、半導体メモリデバイス、例えば、DRAM、SRAM、EPROM、EEPROM、およびフラッシュメモリデバイス、磁気ディスク、例えば、内部ハードディスクまたは取り外し可能ディスク、光磁気ディスク、ならびに光ディスク、例えば、CD、DVD、HD−DVD、およびブルーレイディスクを含む。プロセッサおよびメモリは、特殊用途の論理回路によって補充され得るおよび/または特殊用途の論理回路に組み込まれ得る。
ユーザとの相互やりとりをもたらすために、上記の技法は、情報をユーザに表示するための表示するために、表示デバイス、例えば、CRT(ブラウン管)、プラズマ、もしくはLCD(液晶ディスプレイ)モニタ、およびユーザが入力をコンピュータに提供することができるキーボードやポインティングデバイス、例えば、マウス、トラックボール、タッチパッド、または動きセンサと通信する(例えば、ユーザインターフェース要素と相互やりとりする)コンピュータ上に実現され得る。他の種のデバイスも同様に、ユーザとの相互やりとりを提供するために使用され得、例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、センサフィードバックの任意の形態、例えば、視覚的フィードバック、聴覚フィードバック、または触覚フィードバックであり得、ユーザからの入力は、音響、発話、および/または触覚入力を含む任意の形態で受信され得る。
上記の技法は、バックエンド構成要素を含む分散型コンピューティングシステムにおいて実現され得る。バックエンド構成要素は、例えば、データサーバ、ミドルウェア構成要素、および/またはアプリケーションサーバであり得る。上記の技法は、フロントエンド構成要素を含む分散型コンピューティングシステムにおいて実現され得る。フロントエンド構成要素は、例えば、グラフィカルユーザインターフェース、ウェブブラウザであって、そのウェブブラウザを通してユーザが実現形態例と相互やりとりすることができるウェブブラウザ、および/または送信デバイスのための他のグラフィカルユーザインターフェースを有するクライアントコンピュータであり得る。上記の技法は、そのようなバックエンド、ミドルウェア、またはフロントエンド構成要素の任意の組み合わせを含む分散型コンピューティングシステムにおいて実現され得る。
コンピューティングシステムは、クライアントおよびサーバを含むことができる。クライアントおよびサーバは、一般に、互いにリモートであり、典型的には、通信ネットワークを通して相互やりとりする。クライアントおよびサーバの関係は、それぞれのコンピュータ上で走るコンピュータプログラムであって、互いにクライアントとサーバの関係性を有するコンピュータプログラムによって生まれる。
コンピューティングシステムの構成要素は、デジタルまたはアナログデータ通信の任意の形態あるいは媒体(例えば、通信ネットワーク)によって相互接続され得る。通信ネットワークの例は、回路をベースとしたおよびパケットをベースとしたネットワークを含む。パケットをベースとしたネットワークは、例えば、インターネット、キャリアインターネットプロトコル(IP)ネットワーク(例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、キャンパスエリアネットワーク(CAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、ホームエリアネットワーク(HAN)、プライベートIPネットワーク、IP構内交換機(IPBX)、無線ネットワーク(例えば、無線アクセスネットワーク(RAN)、802.11ネットワーク、802.16ネットワーク、汎用パケット無線サービス(GPRS)ネットワーク、HiperLAN)、および/または他のパケットをベースとしたネットワークを含むことができる。回路をベースとしたネットワークは、例えば、公衆交換電話網(PSTN)、構内交換機(PBX)、無線ネットワーク(例えば、RAN、ブルートゥース、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、モバイル通信のための世界的なシステム(GSM(登録商標))ネットワーク)、および/または他の回路をベースとしたネットワークを含むことができる。
コンピューティングシステムのデバイスおよび/またはコンピューティングデバイスは、例えば、コンピュータ、ブラウザデバイスを有するコンピュータ、電話、IP電話、モバイルデバイス(例えば、携帯電話、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)デバイス、ラップトップコンピュータ、電子メールデバイス)、サーバ、1つまたは複数の処理カードを有するラック、特殊用途の回路、および/または他の通信デバイスを含むことができる。ブラウザデバイスは、例えば、ワールド・ワイド・ウェブブラウザ(例えば、マイクロソフト社から利用可能なマイクロソフト(登録商標)インターネットエクスプローラー(登録商標)、モジラ社から利用可能なモジラ(登録商標)ファイアフォックス)を用いるコンピュータ(例えば、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ)を含む。モバイルコンピューティングデバイスは、例えば、ブラックベリー(登録商標)を含む。IP電話は、例えば、Cisco System,Incから利用可能なCisco(登録商標)Unified IP Phone 7985G、および/またはCisco System,Incから利用可能なCisco(登録商標)Unified Wireless Phone 7920を含む。
当業者は、発明が、それらの趣旨または本質的特徴から逸脱すること無く、他の特殊形態に具体化され得ることに気付くであろう。前述の実施形態は、したがって、本明細書において説明された発明を限定するものではなくて、あらゆる点で例示的なものであるとされるものである。発明の範囲は、それ故、前述の説明によってではなくて、添付の特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の等価の意味および範囲内に入る全ての変更は、したがって、その中に包含されることが意図される。
前述は「発明」のことを言うが、この開示は、2つ以上の発明を含み得る。