JP6489815B2 - 光経路切替装置及びマルチコアファイバネットワークシステム - Google Patents

光経路切替装置及びマルチコアファイバネットワークシステム Download PDF

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Description

本発明は、一本のファイバに複数のコアを有するマルチコアファイバを用いて構築されるネットワークシステム及び当該システムに対応した光経路切替装置に関する。
今日、光ファイバ通信によるアプリケーションサービスのブロードバンド化が進んでいる。その結果、2年で約2倍の高いレートでインターネットのトラフィック量が増加しており、この傾向は今後も続くと予想されている。また、今後、光ファイバ通信は、基幹系、メトロ系、アクセス系等の数km以上の比較的長い距離のネットワークに加え、データセンタ等に設置されるサーバ等の情報通信技術(ICT: Information and Communication Technology)機器間(数m〜数百m)及び装置内(数cm〜数十cm)の極めて近距離の通信にも適用されると考えられている。光ファイバ通信は、電気配線に比べ、高速化ならびに低消費電力化に優れるからである。
これまで、通信容量の増大は、波長多重技術と多値変復調技術の組み合わせにより実現されてきたが、更なる大容量化には限界が見え始めている(非特許文献1)。その限界を打破する技術として、マルチコアファイバ(MCF: Multi-Core Fiber)を伝送路に用いる光通信技術が期待されている。従来のファイバは、一本のファイバ中に一つのコアしか持たない(以下、このファイバを「シングルコアファイバ」という。)。一方、マルチコアファイバは、一本のファイバ中に複数のコアを有する。このため、マルチコアファイバは、大容量かつ高密度伝送が可能な伝送媒体として関心を集めている。現在、基幹系から短距離系のネットワークにマルチコアファイバを適用する研究が、各機関で盛んに行われている(非特許文献1、2)。
一方で、大容量かつ高密度の伝送網においては、災害や断線により伝送路に障害が生じた場合の被害は計り知れず、より信頼化を高めるための手段が必要とされる。そこで、マルチコアファイバを伝送路に使用する光ネットワークの信頼性を高める光経路切替装置として、以下に示す光経路切替装置の開発が進められている(特許文献1、非特許文献3)。
図1を用い、提案されているマルチコアファイバネットワーク対応の光経路切替装置を説明する(非特許文献3)。この光経路切替装置1は、マルチコアファイバ2とシングルコアファイバ3を接続するファンイン/ファンアウトデバイス4、シングルコアファイバ対応の入出力ポートを有する光スイッチモジュール5、光経路切替制御回路6、通信障害判定回路10(タップフォトダイオード7と、電流/電圧変換回路8と、アナログ/デジタル変換回路9とからなる)、光スイッチモジュール用駆動制御回路11、光切替制御信号用光源12から構成される。
光経路切替制御回路6は、通信障害判定回路10から入力される信号に基づいて通信障害の有無を判定し、その判定結果に従って光経路切替制御信号を他の光経路切替装置に送る。この際、必要に応じて、他の光経路切替装置1と同期を取りながら、光経路の切り替えを行う。この従来の光経路切替装置1は、装置内でマルチコアファイバ2を伝播する光信号を複数のシングルコアファイバ3に分岐し、光スイッチモジュール5の各ポートに接続する。このため、異なるマルチコアファイバのコア間における光経路の切り替えに加え、同じマルチコアファイバ内のコア間でも光経路を切り替えることができる。
特開2014−165595号公報
盛岡ら:"将来の革新的光トランスポートネットワーク技術",NTT技術ジャーナル(2011.3)p.32. Benjamin G. Lee, et. al., "End-to-End Multicore Multimode Fiber Optic Link Operating up to 120 Gb/s", JOURNAL OF LIGHTWAVE TECHNOLOGY, VOL. 30, NO. 6, P. 886, MARCH 15, 2012 Yong. Lee, et. al., "Experimental Demonstration of a Highly Reliable Multicore-Fiber-Based Optical Network", IEEE PHOTONICS TECHNOLOGY LETTERS, VOL. 26, NO. 6, P.538, MARCH 15, 2014.
しかし、従来の光経路切替装置1は、伝送容量が増大した場合に、光スイッチモジュール5のポート数の増加、ファンイン/ファンアウトデバイス4の増加、タップフォトダイオード数の増加による通信障害判定回路10の大型化に加え、シングルコアファイバ3の光経路切替装置1内への収容も困難になる。これらの技術上の課題は、光経路切替装置1の高価格化や大型化に繋がる。従って、伝送容量が増加しても、マルチコアファイバネットワークに対応する安価で小型な光経路切替装置の実用化が望まれる。
上記課題を解決するために、本発明の代表的な光経路切替装置では、複数のマルチコアファイバの間で光経路を直接スイッチングする光スイッチモジュールと、現用系のマルチコアファイバの1つのコアを伝播する現用光信号のレベル及び/又は予備系のマルチコアファイバの1つのコアを伝播するモニター光信号のレベルを検出するマルチコアファイバ対応通信障害監視回路と、光経路切替制御信号を発生する光経路切替制御信号用光源と、前記マルチコアファイバ対応通信障害監視回路の検出信号を監視し、通信障害の検出時、前記光スイッチモジュールに対して前記光経路切替制御信号を与えて、光経路を前記現用系のマルチコアファイバから前記予備系のマルチコアファイバに切り替える光経路切替制御回路とを設ける。
本発明によれば、伝送容量が増加しても小型で製造コストも小さく済むマルチファイバネットワーク対応の光経路切替装置を実用化することができる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
マルチコアファイバネットワーク対応の光経路切替装の従来構成を説明する図。 第1の実施例に係るマルチコアファイバネットワーク対応の光経路切替装置の構成を示す図。 現用系に用いて好適なマルチコアファイバ対応通信障害監視回路の構成例を示す図。 光バンドパスフィルターの反射率特性を説明する図。 予備系に用いて好適なマルチコアファイバ対応通信障害監視回路の構成例を示す図。 予備系に用いて好適なマルチコアファイバ対応通信障害監視回路の構成例を示す図。 光バンドパスフィルターの反射率特性を説明する図。 第1の実施例に係る光スイッチモジュールの構成を示す図。 通信障害発生時における光経路の切り替え動作を説明する図。 現用系のマルチコアファイバにおいて、制御信号の伝播に用いるコア、現用光信号の伝播に用いるコア、障害監視用のコアの位置関係を説明する図。 予備系のマルチコアファイバにおいて、制御信号の伝播に用いるコア、モニター光信号が伝播するコアの位置関係を説明する図。 経路切替後の現用系のマルチコアファイバにおいて、制御信号の伝播に用いるコア、現用光信号の伝播に用いるコア、障害監視用のコアの位置関係を説明する図。 第2の実施例に係るマルチコアファイバネットワーク対応の光経路切替装置の構成を示す図。 第2の実施例に係るマルチコアファイバ伝送用通信障害監視回路を内蔵する光スイッチモジュールの構成を示す図。 P2P型マルチコアファイバネットワークシステムを説明する図。 リング型マルチコアファイバネットワークシステムを説明する図。 メッシュ型マルチコアファイバネットワークシステムを説明する図。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明の実施の態様は、後述する形態例に限定されるものではなく、その技術思想の範囲において、種々の変形が可能である。
[実施例1]
図2に、マルチコアファイバネットワークに対応した本実施例に係る光経路切替装置13の構成を示す。光経路切替装置13は、マルチコアファイバ2、マルチコアファイバアダプター16、マルチコアファイバ対応の入出力ポートを有する光スイッチモジュール14、光経路切替制御回路6、マルチコアファイバ対応通信障害監視回路15、光スイッチモジュール用駆動制御回路11、光経路切替制御信号用光源12から構成される。
図3に、マルチコアファイバ対応通信障害監視回路15の構成例を示す。以下単に「監視回路」という。現用光信号用(以下「現用系」ともいう。)のマルチコアファイバに対応する監視回路は、マルチコアファイバ2、マルチコアファイバアダプター16、コリメートレンズ17、光バンドパスフィルター18、光路変換プリズム19、フォトダイオード20、電流/電圧変換回路8、アナログ/デジタル変換回路9、シングルコアファイバアダプター21から構成される。マルチコアファイバ2には複数のコアが内蔵されている。本実施例の場合、複数のコアのうち一つのコアを伝播する現用光信号22(波長をλ2と仮定)の一部分23を、光バンドパスフィルター18により通信障害の監視用に抜き出している。
光バンドパスフィルター18は、現用光信号22の一部分23の光路を、現用光信号22の伝播方向に対して90度変換する。その後、現用光信号22の一部分23は、光路変換プリズム19を通過してフォトダイオード20に入射される。フォトダイオード20は、現用光信号22の一部分23の受光レベル(光パワー)を電流の大きさに変換し、電流/電圧変換回路8に出力する。電流/電圧変換回路8は入力された電流の大きさに応じた電圧を出力する。この電圧は、アナログ/デジタル変換回路9によりデジタル信号に変換される。このデジタル信号は、現用光信号22のレベルを表す情報として、光経路切替制御回路6に出力される。
複数の光経路切替装置13間における光経路切替制御信号の送受信は、マルチコアファイバ2の少なくとも1つのコアを通じて行われる。光経路切替制御回路6から与えられる光経路切替制御信号は、光切替制御信号用光源12において電気信号から光信号に変換された後、コリメートレンズ17を通じて光バンドパスフィルター18に出力される。光バンドパスフィルター18は、光信号の形態で入力される光経路切替制御信号24(波長をλ1と仮定)の光路を90度変換し、マルチコアファイバ2の複数のコアのうち予め決められた一つのコアに向けて出力する。
例えば複数のコアを同心円状に配置する構造のマルチコアファイバの場合、光経路切替制御信号24の伝播には、クロストークが比較的大きい中心位置のコアを使用する。図4に、本実施例で使用する光バンドパスフィルター18の反射率特性を示す。光バンドパスフィルター18の反射率特性は、現用光信号22(λ2)に対して低反射率(すなわち透過)に選択される一方で、光経路切替制御信号24(λ1)に対して高反射率に選択される。このような特性を有する光バンドパスフィルター18は、例えば二酸化チタン(TiO2)と二酸化シリコン(SiO2)の層を交互に積層した構造からなる誘電体多層膜フィルター、又は、ガリウム砒素(GaAs)とアルミガリウム砒素(AlGaAs)の層を交互に積層した構造からなる半導体多層膜フィルターにより実現できる。
予備(以下「予備系」ともいう。)のマルチコアファイバに対応する監視回路の構成は、図2において光スイッチモジュール14の右側に配置される場合と左側に配置される場合で異なっている。
図5Aに、前者の監視回路の構成を示す。この監視回路は、マルチコアファイバ2、マルチコアファイバアダプター16、コリメートレンズ17、光バンドパスフィルター18、光バンドパスフィルター32、光経路切替制御信号用光源12、シングルコアファイバアダプター21、モニター光信号用光源34(波長をλ3と仮定)から構成される。
図5Bに、後者の監視回路の構成を示す。この監視回路は、マルチコアファイバ2、マルチコアファイバアダプター16、コリメートレンズ17、光バンドパスフィルター18、光路変換プリズム19、フォトダイオード20、電流/電圧変換回路8、アナログ/デジタル変換回路9、光経路切替制御信号用光源12、シングルコアファイバアダプター21から構成される。
図5A及び図5Bには、図3と対応する部材に同一の符号を付して示している。従って、図5Aに特有の部材は、光バンドパスフィルター32とモニター光信号用光源34である。図6に、光バンドパスフィルター32の反射特性を示す。ここで、λ1、λ2、λ3は、それぞれ光経路切替制御信号24、現用光信号22、モニター光信号33の波長である。図6に示すように、光バンドパスフィルター32の反射率特性は、モニター光信号33に対してのみ高反射率に選択され、光経路切替制御信号24と現用光信号22に対しては低反射率に選択される。このため、光バンドパスフィルター32は光経路切替制御信号24と現用光信号22の大部分を通過し、モニター光信号33を反射する。
図5Bに示す監視回路の構成は、基本的に図3に示した監視回路と同じである。ただし、ここでの光バンドパスフィルター18の反射率特性は、モニター光信号33(λ3)の一部分35を取り出す一方、光経路切替制御信号24(λ1)を反射するように選択される。なお、図5Bに示す監視回路は、監視対象とするマルチコアファイバ2が予備系から現用系に切り替わった後は、現用光信号22(λ2)の監視に使用される。従って、当該光バンドパスフィルター18は、現用光信号22(λ2)に対して図4に示す反射率特性を示す。
図2の説明に戻る。光経路切替制御回路6は、現用光信号22又はモニター光信号33の一部分22、35の受光レベルが設定された通信障害レベルを下回った場合、光経路切替制御信号を発生する。光経路切替制御信号24は、光スイッチモジュール用駆動制御回路11に与えられる。光スイッチモジュール用駆動制御回路11は、光経路切替制御信号24に基づき、光スイッチモジュール14を駆動し、通信が回復できるよう光経路の切り替えを行う。具体的には、現用系のマルチコアファイバ2によって伝播されている現用光信号22の光経路を予備系のマルチコアファイバ2に切り替える。
図7に、光スイッチモジュール14の構成例を示す。光スイッチモジュール14には、3次元MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)光スイッチを適用する。光スイッチモジュール14は、各ポートに1つずつ複数のマルチコアファイバ2が接続されるマルチコアファイバアレイ25、各ポートに対応してマイクロレンズが配置されているマイクロレンズアレイ26、各ポートに対応する光信号の光経路を個別に切り替えることが可能なマイクロレンズの集合体であるMEMSチルトミラーアレイ27から構成される。入力ポート側の一本のマルチコアファイバ2から出射した光ビーム28は、マイクロレンズアレイ26でコリメート光ビームに変換され、その後、MEMSチルトミラーアレイ27で反射され、所望の出力ポート側のマルチコアファイバ2に入射される。MEMSチルトミラーアレイ27の各マイクロミラーの傾きは、光スイッチモジュール用駆動制御回路11から与えられる電圧により個別に制御される。各マイクロミラーの傾きの制御により、光経路の切替え(入力ポートに接続される出力ポートの組み換え)が実行される。
以下、図8A〜図8Dを用い、現用系のマルチコアファイバ2によって伝播される現用光信号22(λ2)及び光経路切替制御信号24(λ1)と各コアとの関係、予備系のマルチコアファイバ2によって伝播される光経路切替制御信号24(λ1)及びモニター光信号33(λ3)と各コアとの関係を説明する。図8Aは、光経路切替装置38及び39により、通信障害が発生した現用系のマルチコアファイバ40から予備系のマルチコアファイバ41に光経路が切り替わる様子を模式的に表している。
図8B〜図8Dに示すように、本実施例における現用系のマルチコアファイバ40と予備系のマルチコアファイバ41は、いずれも中心に1コア、その周辺に6コアを有している。図8Bは、光経路の切り替え前における、現用系のマルチコアファイバ40の各コアと光信号の位置関係を示している。本実施例の場合、中心コア42には光経路切替制御信号24(λ1)が伝播され、周辺の6コアには現用光信号22(λ2)が伝播している。現用光信号22が伝播する6コアのうちの一つであるコア43が、現用系のマルチコアファイバ40の障害監視用に用いられる。もっとも、コア43以外の位置のコアを監視対象としても良い。
図8Cは、光経路の切替前における、予備系のマルチコアファイバ41の各コアと光信号との位置関係を示している。本実施例の場合、中心コア44には光経路切替制御信号24(λ1)が伝播され、周辺6コアのうちの一つであるコア45にはモニター光信号33(λ3)が伝播されている。このコア45が、予備系のマルチコアファイバ41の障害監視用に用いられる。もっとも、コア45以外の位置のコアを監視対象としても良い。
例えば現用系のマルチコアファイバ40に通信障害が生じた場合、光経路切替装置38及び39は光経路切替制御信号24(λ1)を送信し、光経路の切り替えを実行する。光経路の切り替えにより、入力信号36は、予備系のマルチコアファイバ41を伝播し、出力信号37が回復する。経路の切り替えの後、切り替え前に予備系であったマルチコアファイバ41の周辺コアを用いて現用光信号22(λ2)が伝播され、中心コア46を用いて光経路切替制御信号24(λ1)が伝播される。その結果、光経路の切り替え前にモニター光信号33(λ3)が伝播されていたコア45に対応するコア47が、通信障害の監視用に用いられる。現用系のマルチコアファイバ40の障害監視に用いるコア43の位置と予備系のマルチコアファイバ41の障害監視に用いるコア45(47)の位置は任意に選択することができる。すなわち、コア43とコア45(47)は同じ位置でも良いし、異なっていても良い。
以上説明したように、本実施例に係る光経路切替装置13を用いれば、マルチコアファイバ内を伝播する複数の光信号を別のマルチコアファイバに直接切り替えることができる。このため、従来装置では必須であった、ファンイン/ファンアウトデバイス4やシングルコアファイバ3を不要にできる。
また、本実施例に係る光経路切替装置13は、現用系及び予備系のマルチコアファイバの通信障害の発生の監視をそれぞれ1つのコアを伝播する光信号の監視により実現する。このため、伝送容量が増加しても、本実施例に係る光経路切替装置13では、信号レベルのモニター用の素子数の増大、光スイッチモジュールのポート数の増大、シングルコアファイバの配線数の増大等がない。従って、マルチコアファイバネットワーク対応の安価で小型な光経路切替装置13を実現できる。
[実施例2]
図9に、本実施例に係るマルチコアファイバネットワークに対応した光経路切替装置29の構成を示す。図9には、図2との対応部分に同一符号を付して示している。光経路切替装置29は、マルチコアファイバ2、マルチコアファイバアダプター16、マルチコアファイバ対応の入出力ポートを有し、かつ、マルチコアファイバ対応通信障害監視回路を内蔵する光スイッチモジュール30、光経路切替制御回路6、光スイッチモジュール用駆動制御回路11、光切替制御信号用光源12から構成される。
図10に、通信障害監視回路を内蔵する光スイッチモジュール30の構成例を示す。図10には、図7との対応部分に同一符号を付して示している。光スイッチモジュール30は、マルチコアファイバ2、マルチコアファイバアレイ25、マイクロレンズアレイ26、MEMSチルトミラーアレイ27、コリメートレンズ17、光バンドパスフィルター18、光路変換プリズム19、フォトダイオード20、電流/電圧変換回路8、アナログ/デジタル変換回路9、シングルコアファイバアダプター21から構成される。光バンドパスフィルター18の反射特性は、実施例1で述べた特性と同等の特性を有している。
本実施例の場合、現用系のマルチコアファイバ2を伝播する現用光信号22(λ2)の監視に用いる光学系と、予備系のマルチコアファイバ2を伝播するモニター光信号33(λ3)の監視に用いる光学系とを同じ光学系で共用する。また、現用系のマルチコアファイバに光経路切替制御信号24(λ1)を導入するための光学系と、予備系のマルチコアファイバに光経路切替制御信号24(λ1)を導入するための光学系とを同じ光学系で共用する。このため、実施例1に比して、装置構成が一段と小型の光経路切替装置29を実現することができる。
[実施例3]
図11A〜11Cに、前述の実施例に係る光経路切替装置31(すなわち光経路切替装置13及び/又は光経路切替装置29)をノードに用いて構築されるマルチコアファイバネットワークシステムの形態例を示す。図11Aは、マルチコアファイバにより2つの光経路切替装置31をP2P型ネットワークで接続したシステムを示している。図11Bは、マルチコアファイバにより4つの光経路切替装置31をリング型ネットワークで接続したシステムを示している。図11Cは、マルチコアファイバ2により4つの光経路切替装置31をメッシュ型ネットワークで接続したシステムを示している。前述の各実施例に係る光経路切替装置31を用いてマルチコアファイバネットワークシステムを構築することにより、ネットワークシステムの高信頼化が実現される。
[他の実施例]
本発明は、上述した実施例に限定されるものでなく、様々な変形例を含んでいる。例えば、本発明は、前述の実施例で説明した全ての構成を備える必要はない。また、ある実施例の一部を他の実施例の構成に置き換えることができる。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることもできる。また、各実施例の構成の一部について、他の実施例の構成の一部を追加、削除又は置換することもできる。
1 光経路切替装置(従来)
2 マルチコアファイバ
3 シングルコアファイバ
4 ファンイン/ファンアウトデバイス
5 光スイッチモジュール
6 光経路切替制御回路
7 タップフォトダイオード
8 電流/電圧変換回路
9 アナログ/デジタル変換回路
10 通信障害判定回路
11 光スイッチモジュール用駆動制御回路
12 光切替制御信号用光源
13 光経路切替装置(実施例1)
14 光スイッチモジュール
15 マルチコアファイバ対応通信障害監視回路
16 マルチコアファイバアダプター
17 コリメートレンズ
18 光バンドパスフィルター
19 光路変換プリズム
20 フォトダイオード
21 シングルコアファイバアダプター
22 現用光信号
23 現用光信号の一部分
24 光経路切替制御信号
25 マルチコアファイバアレイ
26 マイクロレンズアレイ
27 MEMSチルトミラーアレイ
28 光ビーム
29 光経路切替装置
30 光スイッチモジュール(マルチコアファイバ対応通信障害監視回路内蔵)
31 光経路切替装置
32 光バンドパスフィルター
33 モニター光信号
34 モニター光信号用光源
35 モニター光信号の一部分
36 入力信号
37 出力信号
38 光経路切替装置
39 光経路切替装置
40 現用系のマルチコアファイバ
41 予備系のマルチコアファイバ
42 光経路切替制御信号が伝播するコア(中心コア)
43 監視対象とする現用光信号が伝播するコア(周辺コア)
44 光経路切替制御信号が伝播するコア(中心コア)
45 光経路の切り替え前にモニター光信号が伝播するコア(周辺コア)
46 光経路切替制御信号が伝播するコア(中心コア)
47 光経路の切り替え後に監視対象とする現用光信号が伝播するコア

Claims (6)

  1. 複数のマルチコアファイバの間で光経路を直接スイッチングする光スイッチモジュールと、
    現用系のマルチコアファイバの1つのコアを伝播する現用光信号のレベル及び/又は予備系のマルチコアファイバの1つのコアを伝播するモニター光信号のレベルを検出するマルチコアファイバ対応通信障害監視回路と、
    光経路切替制御信号を発生する光経路切替制御信号用光源と、
    前記マルチコアファイバ対応通信障害監視回路の検出信号を監視し、通信障害の検出時、前記光スイッチモジュールに対して前記光経路切替制御信号を与えて、光経路を前記現用系のマルチコアファイバからの複数の信号を前記予備系のマルチコアファイバに直接空間で切り替える光経路切替制御回路と
    を有する光経路切替装置。
  2. 請求項1に記載の光経路切替装置において、
    前記光スイッチモジュールは、
    それぞれに1つの前記マルチコアファイバが接続される複数のポートを有する複数のマルチコアファイバアレイと、
    各ポートに対応する複数のマイクロミラーで構成され、各ポートに対応する光信号の光経路を個別に切り替える複数のマイクロレンズアレイと
    を更に有する、請求項1記載の光経路切替装置。
  3. 請求項1に記載の光経路切替装置において、
    前記マルチコアファイバ対応通信障害監視回路は、前記光スイッチモジュールと前記光経路切替装置の入力ポートの間に位置し、
    前記マルチコアファイバ対応通信障害監視回路は、
    前記入力ポートの側で、第1のマルチコアファイバと接続される第1のアダプターと、
    前記光スイッチモジュールの側で、第2のマルチコアファイバと接続される第2のアダプターと、
    前記第1のアダプターと前記第2のアダプターの間の空間に位置し、前記空間を前記第1のアダプターから前記第2のアダプターの方向に伝播する前記現用光信号を第1の光量を有する通過光と第2の光量(<前記第1の光量)を有する反射光に分離すると共に、前記光経路切替制御信号用光源から入力された前記光経路切替制御信号を反射して前記第1のアダプターの方向に伝播させる光バンドパスフィルターと、
    前記光バンドパスフィルターで反射された前記現用光信号のレベルを検出するフォトダイオードと、
    前記フォトダイオードから出力されるアナログ電流信号をアナログ電圧信号に変換する電流/電圧変換素子と、
    前記アナログ電圧信号をデジタル電圧信号に変換し、前記光経路切替制御回路に出力するアナログ/デジタル変換素子と、
    を更に有する、光経路切替装置。
  4. 請求項1に記載の光経路切替装置において、
    前記モニター光信号を発生するモニター光信号用光源を更に有し、
    前記マルチコアファイバ対応通信障害監視回路は、第1の監視回路と第2の監視回路を有し、
    前記第1の監視回路は、前記光スイッチモジュールと前記光経路切替装置の入力ポートの間に位置し、
    前記第1の監視回路は、
    前記入力ポートの側で、第1のマルチコアファイバと接続される第1のアダプターと、
    前記光スイッチモジュールの側で、第2のマルチコアファイバと接続される第2のアダプターと、
    前記第1のアダプターと前記第2のアダプターの間の空間に位置し、前記第2のアダプターから前記第1のアダプターの方向に伝播する光信号を通過すると共に、前記モニター光信号用光源から入力された前記モニター光信号を反射して前記第1のアダプターの方向に伝播させる第1の光バンドパスフィルターと、
    前記第1のアダプターと前記第2のアダプターの間の空間に位置し、前記第2のアダプターから前記第1のアダプターの方向に伝播する光信号を通過すると共に、前記光経路切替制御信号用光源から入力された前記光経路切替制御信号を反射して前記第1のアダプターの方向に伝播させる第2の光バンドパスフィルターと、
    を更に有し、
    前記第2の監視回路は、
    前記入力ポートの側で、第3のマルチコアファイバと接続される第3のアダプターと、
    前記光スイッチモジュールの側で、第4のマルチコアファイバと接続される第4のアダプターと、
    前記第3のアダプターから前記第4のアダプターの間の空間に位置し、前記空間を前記第3のアダプターから前記第4のアダプターの方向に伝播する前記モニター光信号を第1の光量を有する通過光と第2の光量(<前記第1の光量)を有する反射光に分離すると共に、前記光経路切替制御信号用光源から入力された前記光経路切替制御信号を反射して前記第3のアダプターの方向に伝播させる第3の光バンドパスフィルターと、
    前記第3の光バンドパスフィルターで反射された前記モニター光信号のレベルを検出するフォトダイオードと、
    前記フォトダイオードから出力されるアナログ電流信号をアナログ電圧信号に変換する電流/電圧変換素子と、
    前記アナログ電圧信号をデジタル電圧信号に変換し、前記光経路切替制御回路に出力するアナログ/デジタル変換素子と
    を更に有する、光経路切替装置。
  5. 請求項1に記載の光経路切替装置において、
    前記モニター光信号を発生するモニター光信号用光源を更に有し、
    前記マルチコアファイバ対応通信障害監視回路を内蔵する前記光スイッチモジュールは、
    第1のポートの側で、複数のマルチコアファイバを終端する第1のマルチコアファイバアレイと、
    第2のポートの側で、複数のマルチコアファイバを終端する第2のマルチコアファイバアレイと、
    前記第1のマルチコアファイバアレイと前記第2のマルチコアファイバアレイの間で光信号を反射し、マルチコアファイバ単位で前記光信号の経路をスイッチングする一組のチルトミラーアレイと、
    前記一組のチルトミラーアレイのうちの1つと前記第1又は前記第2のマルチコアファイバアレイの間の空間に位置し、前記空間を前記第1又は前記第2のマルチコアファイバアレイから他方のマルチコアファイバアレイの方向に伝播する前記現用光信号を第1の光量を有する通過光と第2の光量(<前記第1の光量)を有する反射光に分離すると共に、前記モニター光信号用光源から入力された前記モニター光信号を反射して前記他方のマルチコアファイバアレイの方向に伝播させる第1の光バンドパスフィルターと、
    前記一組のチルトミラーアレイのうちの1つと前記第1又は前記第2のマルチコアファイバアレイの間の空間に位置し、前記空間を前記第1又は前記第2のマルチコアファイバアレイから前記他方のマルチコアファイバアレイの方向に伝播する前記現用光信号又は前記モニター光信号を第3の光量を有する通過光と第4の光量(<前記第3の光量)を有する反射光に分離すると共に、前記光経路切替制御信号用光源から入力された前記光経路切替制御信号を反射して前記他方のマルチコアファイバアレイの方向に伝播させる第2の光バンドパスフィルターと、
    前記第2の光バンドパスフィルターで反射された前記現用光信号又は前記モニター光信号のレベルを検出するフォトダイオードと、
    前記フォトダイオードから出力されるアナログ電流信号をアナログ電圧信号に変換する電流/電圧変換素子と、
    前記アナログ電圧信号をデジタル電圧信号に変換し、前記光経路切替制御回路に出力するアナログ/デジタル変換素子と、
    を有する光経路切替装置。
  6. 請求項1に記載の光経路切替装置を含む複数のノードと、
    前記複数のノードをマルチコアファイバにより接続するP2P型、リング型、又は、メッシュ型の光ネットワークと
    を有する光ネットワークシステム。
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